- 1二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 19:51:46
- 2二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 19:52:48
女性陣めっちゃ推すダイス
婆だから女の子にしてあげたんだね、優しい…? - 3二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 19:53:05
一人選出にかぶりが出たので振り直し
1.ルフィ2.ゾロ3ウソップ4.サンジ5.チョッパー6.フランキー7.ブルック8.ジンベエ
dice1d10=3 (3)
- 4二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 19:53:49
ダッシュババアでダンダダンのターボババア思い浮かべちゃった
そういや、真弓さんと中井さん出ますね - 5二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 19:54:28
ウソップか!また頑張ってくれ!
- 6二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 19:55:32
新作待ってました!
ここのウソップ来たなら勝てる - 7二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:05:05
12月17日
天気は快晴、波は穏やか
麦わらの一味の愛船サウザンド・サニー号は大海原をゆったりと航海していた
皆それぞれ思い思いの時を思い思いの場所で過ごしている…
丁度その時間、甲板の芝生の上に居たのはナミ・ウソップ・ロビンの三人
ナミとロビンはサンジが用意したおやつに舌鼓を打ちながら芝生でのんびりと過ごし、ウソップは暇つぶしに釣りをしていた
穏やかで何一つ不穏なことなどない
そんな日常を過ごしている…はずだった
最初に異変に気が付いたのはウソップだった
海に釣り糸を垂らし、ぼんやりと魚がかかるのを待ちながら海を眺めていると、ふとバシャバシャと激しく波が立っているのを遠くで見かける
何かと思い、愛用のゴーグルを目にかけじっと目を凝らしてみると……
なんと老婆が全速力で海の上を走っている……!!
ダッシュババアの外見
1和服の婆
2洋服の婆
3水着の婆
dice1d3=2 (2)
- 8二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:13:26
3(水着)じゃなくて助かった……
- 9二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:22:09
その老婆は自分の村でもよく見かけるようなワンピースにエプロン、そしてナイトキャップのような帽子をかぶっていた。
何処にでもいそうな婆さんが海の上を乗り物も無しに走っている
明らかに舵輪船サニー号の速度と変わらずと並走している
その光景にウソップは目を疑った!
ウ「えぇえええっ!?」
驚きの悲鳴を上げるウソップにすぐ傍に居たナミとロビンが駆けつける
ナ「ちょっと、ウソップ!どうしたのよ、急に叫んだりして!」
ロ「何かあったの?」
ウ「あ、あれ、あれあれ!!」
ウソップは大慌てで海の方向を指さす
そしてナミとロビンの目にも、海上を全速力で走る老婆の姿が入り、二人は愕然とする!!
ナ「な、な、なにあれぇ!?」
ロ「お婆さんが海の上を走ってるわね……」
ウ「だよな!?お前らにも見えるよなぁ!?」
ワイワイと騒ぐ三人。
その時、ふと老婆がこちらを見た。
どうやら、三人が老婆を見つけた事にあちらも気づいたようだ…
ダッシュババアの反応
1.こちらに向かってくる
2.逃げるように速度を上げて走り去る
3ウインクして投げキッスした後走り去る
dice1d3=3 (3)
- 10二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:30:16
ウ「うわっ目があった!」
ナ「えっ!?」
ロ「結構距離があるはずなのに…私達の声が聞こえたのかしら…?」
驚く三人だったが老婆を注視していると……
バチコーンッ☆チュッ♡
老婆はこちら向かってウインクと投げキッスをしてきた
三人は老婆の思いもよらないサービスにぽかんと呆けてしまった
老婆はその間に更にスピードを上げて走り出し、気が付いた時には遥か前方の海の遥か彼方まで消え去ってしまった… - 11二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:35:18
チョ「おーい、三人ともそんなところで何してるんだ?」
背後から可愛い船医に呼び掛けられ、三人は我に返る
ウ「ば、ババアが海を走って投げキッスしてきた!!」
ナ「何あの人!?怪異!?それともグランドライン特有の変な老人!?」
ロ「ウソップ、ウインクもしていたわ…!」
チョ「お前ら、いったい何言ってんだ…?」
突然わけのわからないことを言い出した三人に困惑するチョッパーなのであった……
1日目~ダッシュババア~
完
2日目に続く… - 12二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:36:14
無害なばあ様だったな
- 13123/12/17(日) 20:42:28
皆いつも見に来てくれてありがとう
これから一週間ほど麦わらの一味は色んな老人の怪異的な存在と出会う事になる
一日一回爺婆と出会う予定のため申し訳ないが今作は一日の更新量が短く少ない
明日はどんな爺婆に出会うか楽しみに待っていてくれると嬉しい
じゃあまた明日会おう! - 14123/12/17(日) 20:43:40
- 15123/12/17(日) 20:44:27
- 16123/12/17(日) 20:45:04
有志の方が作ってくださった
一味霊力・オカルト知識数値まとめテレグラフ2
各自見やすい方を使ってほしい
一味の霊力、知識その他etcメモ 霊力 知識 合計ウソップ 98 80 178
ブルック 85 62 147
ルフィ★ 100 37 137
チョッパー 90 37 127
ジンベエ 53 56 109
ナミ 99 7 106
フランキー 31 67 96
ゾロ★ 1 84 85
ロビン 12 27 39
サンジ 17 2 19
【★の部分について少し詳細】
・ゾロは霊感として扱うためゾロ側からも怪異側からも攻撃がほぼ無効
・ルフィは下級霊なら会った瞬間祓えるし
上級霊でも攻略法さえ分かればある程度は倒せる。霊感が強い為怪異からの攻撃がほぼ通らない可能性アリ
【合計値について】
怪異に対する抵抗力は霊力とオカルト知識
の合計値が重要だろう。しかし怪異との相性、本人の状態、知識の方向性、専門分野の違い、そしてダイス運を考慮すると状況によってかなり変動する為単純な数値による怪異抵抗力ランキングは付けられないと思われる。telegra.ph - 17123/12/17(日) 20:45:36
- 18二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 20:53:50
颯爽と去っていったな草
- 19二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 22:39:06
ヴぇいいいいいいいい!!!新作キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ホワァアアアアア!! タピオカパン☆
いつも楽しませて貰ってます! - 20二次元好きの匿名さん23/12/17(日) 22:42:24
老人の怪異ってダッシュババア以外に何があったっけ……?
楽しみ - 21二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 09:05:44
結構老人の怪異って危険な奴いるけど大丈夫かな…
- 22二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 13:55:02
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 15:12:58
陽気なババアだな…まぁここまではあのグランドラインならありえるか()
- 24二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 17:02:10
- 25二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 17:40:49
- 26二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 18:17:17
- 27二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:12:12
- 28二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:18:46
ワンピース世界のジジイとババア下手なホラーや怪異より強いの多過ぎ問題
- 29二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:25:52
ワンピ世界超人過ぎるジジババが多すぎる件
待たせたね!再開だよ!
2日目~砂かけ婆~
今日は誰が?(三人選出)
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.チョッパー7.ロビン8.フランキー9.ブルック10.ジンベエ
dice3d10=9 3 2 (14)
- 30二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:26:55
またナミさんが……
- 31二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:27:59
ナミさん霊的存在に大人気すぎる
ウソップブルックも人気なイメージあるけど - 32二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:36:11
12月18日
先日海上で謎の走る老婆と遭遇した麦わらの一味
彼等は新しい島へと到着していた
島の散策の為、ゾロ、ナミ、ブルックの三人が島内へと降り立った
ゾ「それで?婆が高速移動しながら投げキッスしてきたって?」
ナ「そう!確かにこの目で見たのよ!!ロビンとウソップも見たんだから!間違いないわよ!!」
ブ「海の上を走り渡るとは……なんだかちょっと親近感がわきますねぇ!ヨホホホホッ!」
ゾ「ウソップはなんて言ってんだ?あいつならどういう怪異かくらい、自分で判断できるだろ?」
ナ「ウソップが言うには…
ウソップのオカルト知識:92
車がない世界に出没したダッシュババアへの知識判定の為-10の補正
92以下でダッシュババアについての知識あり
dice1d100=59 (59)
- 33二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:40:07
流石ウソップ
- 34二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:54:01
どうやら突然出会った老婆の怪異に驚いていたウソップも、事が過ぎれば冷静に知識を思い出すことができたようだ
ナ「ウソップが言うには比較的新しい怪異じゃないかって…確か…ダッシュババア?」
ゾ「ダッシュババアか…確か乗り物に乗っている時に出会う婆さんの怪異だったな。他にもいろいろ通名があるが…その名の通りスゲェ速度で追いついて来て脅かしてくる奴だ。中には襲ってくる奴もいるって説もあったが…」
ブ「ナミさん達が出会ったのは随分フレンドリーな方だったようで、よかったですねぇ」
ナ「そ、そうね…襲われなくてよかったわ…」
ダッシュババアの投げキッスを思い出したナミは苦笑いを浮かべる
さてどうやらこの島は無人島のようだ
浜辺からすぐ森が広がっており、人が住んでいる様子は現状では見られない
ナ「物資の補充は望めなそうだけど…どうしようかしら…?」
ブ「森で食べられそうな木の実や真水が湧いているところを探してみましょうか?」
ゾ「獣が居りゃ狩れるだろ。行ってみようぜ」
いつも食料の事での悩みが尽きない麦わらの一味
何か食べられる者はないだろうかと三人は森の中へと進んでいった…
暫く森を進むと日が陰り鬱蒼とした木々が三人の視界を狭める
歩きにくいけもの道を草木を掻き分けながら進んでいると…
パラッ…バラバラバラッ
頭上から何か細かい粒子が降ってきた
最初に気付いた者は?
1ナミ
2ゾロ
3ブルック
dice1d3=1 (1)
- 35二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 21:07:27
やはり一番霊感が高いからだろうか?
ナミはパラパラと落ちてくるそれに気が付き、おもむろに頭上を見上げた
ナ「きゃっ!?」
短い悲鳴を上げたナミに、ゾロとブルックが反応する
ゾ「どうした!?」
ブ「どうしました!?」
すると再びパラパラと何かが落ちてきて、今度は二人も気が付いた
ゾ「こりゃあ…砂か?」
ブ「ゾ、ゾロさん!!あの木の上です!!見えませんか!?」
ブルックに言われて頭上を見上げたゾロだが、彼の目には何も映らない
ゾ「チッ、俺にはわからん!!何が見える!?」
ナ「え、えっと、お、お婆さんが木の上に…!!」
ナミの言う通り彼等の頭上、太い木の枝の上に一人の老婆が腰かけていた
老婆は手から砂を三人に目掛けて降りかけている…
ブ「ゾロさんが見えていないという事は…あの方怪異ですね!!無人島ですもんね!!」
ナ「ヒェッ!!か、怪異ぃ!?」
ゾ「砂と婆さん…?どっかで聞いたような…?」
ゾロのオカルト知識:96
96以下で砂かけ婆についての知識あり
dice1d100=45 (45)
- 36二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 21:17:17
ゾロは頼りになるなあ
- 37二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 21:19:23
ゾ「ありゃ砂かけ婆だ。ワノ国辺りで有名だが…単に砂をぶっかけて脅かしてくるババアだな」
ナ「それって無害って事?」
ブ「いえいえ。そうとも言い切れませんよ。砂が目に入ったら痛いですし失明の恐れもあるでしょう。まあ私目無いんですけど~~!!」
ヨホホと笑う骸骨紳士をよそに、ゾロは考える
ゾ「人を脅かすのを生業としている怪異が、なんだってこんな無人島に…?昨日のダッシュババアの件といい…また妙な事に巻き込まれたか…?)
一方砂かけ婆だがその外見はワノ国辺りで有名というだけあり和服で小柄な印象だ
そんな婆は三人を前にして…
1じっと何かを見極めるように見つめてくる
2話しかけてくる
3大量の砂をまき散らしてくる
dice1d3=3 (3)
- 38二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 21:43:21
なんとバッサバッサと大量の砂を三人に目掛けてまき散らしてきた!!
ナ「ちょっ、いたた!!砂とはいえ思い切りぶつけられたら痛いわよ!!」
ゾ「おい!!悪戯が過ぎるぞババア!!」
ブ「ご婦人!いったんそれ止めましょう!?話し合いませんか!?」
全身に降りかかる砂。砂。砂。
砂かけ婆がようやく手を止めた時には、三人は全身砂まみれにされてしまっていた…
ナ「ゲホッゲホッ、もうっ、なんだってのよ!砂っぽいったらないわ!!」
ゾ「ブルック、見えてんなら斬っちまえよ!こりゃ明らかに敵対行動だろ!」
ブ「それは些か乱暴すぎる気がしますよ!?私が説得して…ってあれ…?」
三人がワイワイ文句を言っている間に、木の上に婆の姿はなく…
この場に残されたのは砂まみれの自分達だけだった…
三人はトボトボとサニー号に戻った
ナ「まずはシャワー!!それから着替え!!」
ナミは肩を怒らせながら浴室へと向かった
船医のチョッパーが三人の状態を確認し安どのため息をつく
チョ「三人とも細かいかすり傷はあるけど大した事なさそうでよかったよ」
ゾ「まあ砂ぶっかけられただけだからな…」
ブ「ですが一体何が起きているのでしょう?ゾロさん、何かお気づきですか?」
ゾ「はあ、まだわからん。何かに巻き込まれてんのは確かだろうが…共通点がババアじゃわけわかんねぇよ」
ブ「ですよね~」
困惑する麦わらの一味
だが…彼等が出会う老人はまだまだいるという事を、今の彼等はまだ知らないのである…
2日目~砂かけ婆~
完
3日目に続く… - 39123/12/18(月) 21:47:02
2日目も見てくれてありがとう
お気づきだろうが今回は一日おきに怪異に遭遇するメンバーが代わるよ
誰に当たるか楽しみだね
怪異がどんな風に接触してくるかはダイス次第
友好的なのか、それとも敵対的なのか…
古今東西様々な老人の怪異がいるけれど一応日本に限らず世界中から選んで登場させるつもりです
というか老人の怪異(広義)なので思ってたのと違っても許してね…
それではまた明日会おう!! - 40二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 03:51:24
延命
- 41二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 11:30:34
大量の砂かけられたら確かに擦り傷だらけにはなりそう…砂って意外と痛いんだよね
- 42二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:00:42
3日目~バーバ・ヤガー~
今日は誰が?(三人選出)
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.チョッパー7.ロビン8.フランキー9.ブルック10.ジンベエ
dice3d10=10 5 3 (18)
- 43二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:05:47
ナミさん災難過ぎません?
というかバーバ・ヤガーis誰? - 44二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:15:45
ロ、シアの人食い魔女じゃなかったっけ
- 45二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:25:54
12月19日
先日砂かけ婆と遭遇し無人島の探索も碌にできぬまま一夜を明かした麦わらの一味
また怪異に出会うのではないかと彼等は警戒していたが、それはともかくもう少し島を探索したい
という事で今日はメンバーを変えて探索を再開した
サ「任せてナミさん!マリモより役に立ってみせるからね!!」
ナ「はいはい、ありがと!」
ジ(怪異とやり合うならばわし等でない方がいいと思うが…怪異以外の脅威も考えられる。此処は気を引き締めねばな…)
三人は周囲を警戒しつつも先日の探索地点までやって来る
鬱蒼と生い茂る木々は相変わらず日光を遮り、周囲は薄暗い…
ナ「砂かけ婆にあったのはこの辺りなんだけど…今日は何の気配もないわね…」
サ「昨日の悪戯で満足したって事か?」
ジ「それならばよいが…油断せず奥へ進んでみよう。怪異がその老婆だけとは限らんからのう」
不思議な事に砂かけ婆は昨日とは打って変わって現れる気配がなかった
三人は探索を邪魔される事なく森の奥へと進むことができた… - 46二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:29:44
けもの道を抜け森の奥深くまで進むと、突然木々が開けた場所に辿り着いた
そして三人は奇妙なものを発見する
森が広がり人気のないこの島は無人島だろうと想定していた
しかし、目の前には一軒の小さな家が建っていた
それはそれは奇妙な家だった
家の周囲を囲む塀は大小さまざまな骨でできており、塀の上には人間のものと思われる頭蓋骨が飾られている
ナミはその頭蓋骨と目が合った気がして、小さく悲鳴を上げた
ナ「な、何、此処……?」
ジ「この門柱を見るんじゃ、人の足の骨でできておる。閂は腕の骨じゃな…」
サ「つまりなんだ!?この家に住んでる奴は人間を殺して家の材料にしてるって事か!?」
ナ「に、逃げましょ!!今すぐ!!」
三人が慌てて道を引き返そうとしたその時…
骨の塀に囲まれた家の扉がギィと軋んだ音を立て開いた
扉の奥から現れたのは随分と痩せ細った老婆だった
髪は白くドアノブを持つ手は異常に爪が長い
老婆は三人の姿を見止めると…
1にっこりと微笑み手招きしてきた
2突然襲い掛かってきた
3ジロジロと観察するように見つめた後扉を閉めた
dice1d3=2 (2)
- 47二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:45:02
バンッと勢いよく扉を開き飛び出してきた老婆の出で立ちは、家よりもさらに奇妙であった!
まずその細身では考えられないスピードで飛び掛かってきた老婆は、細長い臼に乗っていた!
更に右手に杵を左手には箒を持っており、三人に向かって攻撃を仕掛けてくる!!
ナ「きゃあああっ!!」
ジ「いかん!来るぞサンジ!!」
サ「…くっ、ナミさんこっちへ!!ジンベエ、悪いが俺は女は蹴れん!!逃げよう!!」
ジ「仕方ないのう!!走るんじゃ!!」
三人の逃走開始
老婆は器用に杵で臼を叩きながら地面スレスレを飛んで三人を追って来るぞ!!
三人の逃亡判定
バーバ・ヤガーより出目が高ければ逃げられるぞ!
追いつかれると臼と箒で攻撃されるぞ!!
ナミ
dice1d100=27 (27)
サンジ
dice1d100=37 (37)
ジンベエ
dice1d100=46 (46)
バーバ・ヤガー
dice1d100=57 (57)
- 48二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:45:45
うわこのババア強い
- 49二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:52:02
なんという事だろう!
老婆はその臼を恐ろしいスピードで操り、三人に追いついてしまった!!
ナ「ひいいいぃっ!?追いつかれちゃった~~~!?」
サ「なんつー素早い婆だ!!つーかなんで箒持ってんのに乗ってんのは臼なんだよ!?」
ジ「いかん!来るぞ!!」
老婆は杵と箒を振り上げ一人に狙いを定める!!
攻撃対象
1ナミ
2サンジ
3ジンベエ
dice1d3=2 (2)
- 50二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:55:45
サンジの回避判定
ダイスで勝てば攻撃を避けられるぞ!
サンジの耐久力物理攻撃の為補正+10
dice1d100=89 (89)
バーバ・ヤガーの攻撃力
dice1d100=94 (94)
- 51二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 20:57:21
強すぎィ!
- 52二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:01:06
+10無かったらサンジ食らってたな……
ババア強すぎ! - 53二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:05:25
老婆の細腕からは想像もできない剛力でサンジに振り降ろされた杵と箒!
しかしサンジはすんでのところでそれを躱しきった!!
ドォン!!ミシミシッ!!地面が抉れひび割れる!!
サ「うおおおっ!?あぶねぇ!?」
ナ「サンジ君、無事!?」
サ「は~い♡ナミさん♡」
ジ「くっ、追いつかれては仕方ない!反撃するぞ!!」
ジンベエ・ナミによる反撃
霊力を使って攻撃する
どちらか一人でもバーバ・ヤガーの耐久力を上回れば一時足止めできる
ナミ霊力:99
dice1d99=6 (6)
ジンベエ霊力:53
dice1d53=32 (32)
バーバヤガーの耐久力
dice1d100=52 (52)
- 54二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:07:04
露の人食い婆強すぎんだろ!!!
- 55二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:12:53
恐ろしい老婆はニンマリと笑いながら二人分の霊力攻撃をかわし、再び襲い掛かって来る!!
ナ「嘘でしょ!?」
ジ「ナミ!動揺してはいかん!集中するんじゃ!!」
サ「大丈夫だ!ナミさんへの攻撃は俺が通さねぇ!!」
攻撃対象
1ナミ
2サンジ
3ジンベエ
dice1d3=2 (2)
※サンジが庇うを宣言したためナミに当たった場合サンジが庇う判定をする
- 56二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:15:38
老婆の怪異は先ほど躱されたサンジに懲りず攻撃を仕掛けてくる!!
サ「よし…!こっちに来たな…!!」
サンジは身構え防御態勢に入った!
サンジの回避判定
ダイスで勝てば攻撃を避けられるぞ!
サンジの耐久力物理攻撃の為補正+10
dice1d100=81 (81)
バーバ・ヤガーの攻撃力
dice1d100=85 (85)
- 57二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:20:06
サンジィ~!
- 58二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:22:28
ババアがことごとく高い目出してるけど、こっちも高い目出してるから大丈夫……?
- 59二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:22:47
サンジは再びすんでのところで攻撃を躱す
サ「ふう…なんつー速さと腕力だ…レディとはいえ本物の怪異だな…」
ナ「二人とも、どうしよう!?私の力でも敵うかどうか…」
ジ「いや…ナミ、もう一度やってみるんじゃ!!お前さんならあの婆さんにだって負けんはずじゃ!!」
サ「そうだ!!ナミさんの力を俺達は信じてる!!」
ナ「も、もう!そこまで言うならもう一回!!これでダメだったら全力で逃げるわよ!!」
ジ「その意気じゃ!わしももう一度手伝おう!!」
ジンベエ・ナミによる反撃
霊力を使って攻撃する
どちらか一人でもバーバ・ヤガーの耐久力を上回れば一時足止めできる
ナミ霊力:99
dice1d99=11 (11)
ジンベエ霊力:53
dice1d53=15 (15)
バーバヤガーの耐久力
dice1d100=22 (22)
- 60二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:44:38
ナ「だめだあああああ!!逃げるわよおおおおおお!!」
ジ「なんちゅう恐ろしい婆じゃ!!こりゃ敵わん!!」
サ「このままただ逃げても追いつかれかねねぇ…!一体どうすりゃ…!!」
三人はこの老婆の怪異には敵わないと判断し、再度逃亡する
しかし老婆は臼に乗り再び迫って来る、とその時である…
パラッ、パラパラパラッ!!
背後から砂の落ちる音がした事に気が付きナミは振り返った
なんと臼に乗った老婆に向けて、砂かけ婆が砂を振りまいているのを目撃する!
ナ「えっ!?砂かけ婆…!?」
驚いて足が止まるナミに他の二人も気が付く。
サ「ナミさん、急いで…って、ありゃあ…」
ジ「何事じゃ?婆が二人おる」
唖然としているうちに臼に乗った老婆は砂まみれになりながらもこっちに向かって来ようとフラフラ飛んでくるが…
更なる追撃がやって来た!!
どどどどっ!!どどどどどどどっ!!
何処からともなく森の中を全速力で走って来る婆が一人…
ダッシュババアのお出ましだ!!
ダッシュババアはその全力ダッシュの勢いのまま杵に乗った老婆に飛び掛かり、地面へと押さえつける!!
そして三人の方へと振り向くとバチンとウインクした!
まるで早く行けと言わんばかりの彼女の行動に、三人は走り出す!!
森を全力で駆け抜け、浜辺へと出た三人は、慌ててサニー号に乗船し、船は恐ろしい老婆の棲み処から逃げるように出航した… - 61二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:48:30
ナ「いったい何だったの…なんでお婆さんばかりに出会うの…?」
サ「婆が婆を襲ってた…」
ジ「どちらかというとわしらを助けてくれたんじゃないか?」
ウ「あのダッシュババアが助けてくれたんだろ?やっぱあの婆さん、悪い奴じゃなかったのか」
ブ「砂かけ婆さんもその恐ろしいお婆さんの気を引いてくださったんですよね…?不思議ですねぇ、昨日は私達も砂をぶっかけられましたのに…」
チョ「でも三人とも怪我がなくてよかったぞ…そんなに怖い婆ちゃんがいるなんて…ドクトリーヌより怖いのかな?」
ナ「ていうか…あのお婆さん達全員に会ってるの私だけ!?何それ怖い!!」
ナミの悲鳴が海に響く中、サニー号は海へと旅立った
3日目~バーバ・ヤガー~
完
4日目に続く… - 62123/12/19(火) 21:57:17
3日目も見てくれてありがとう
いや~…まさかこんなに強いとは…バーバ・ヤガー…怖すぎ…危うくグダるところだったので先日に出ていた婆たちに助けてもらいました…
バーバ・ヤガーはちょっとマイナーだったかもしれないですが、ロ.シアのスラブ民話に伝わる人食いの魔女ですね
杵と箒で攻撃してくるのはスレ主の捏造ですが、臼で地面スレスレを飛ぶのは本当みたいです
子供を攫う怖い魔女だったり人に助言するいい魔女だったりと二面性があるようですね
残念ながら今回はいきなり襲ってくるタイプだったようですが…
さて少しずつ何かが起こり始めているようですが、次回はどうなるんでしょうかね…?
ではまた明日お会いしましょう! - 63二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 02:26:09
この後どうなるか楽しみ
- 64二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 10:32:40
ちょい昔に「黒まじょさんが通る」シリーズで一回見かけたことあるなバーバ・ヤガー
その時は確かゲーム好きだったからサイコロゲーム(出目が大きい方が勝ち)で勝負してたな
ところで関係ない話題なんだけど↑の黒まじょの部分「魔女」て打とうとしたら女とさんの部分NGワード食らったんだけど何で? - 65二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:06:23
4日目~子泣き爺~
今日は誰が?(三人選出)
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.チョッパー7.ロビン8.フランキー9.ブルック10.ジンベエ
dice3d10=10 5 7 (22)
- 66二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:10:51
始める前に先日のバーバ・ヤガーについて
参加者で一番オカルト知識があるジンベエが判定する
ジンベエのオカルト知識:69
ダイス69以下で知識あり
dice1d100=53 (53)
- 67二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:25:46
12月20日
ロ「バーバ・ヤガー?」
夜の見張りの直前、食堂にて本日の見張り番であるロビンと遭遇者であるサンジそしてジンベエが、先日の老婆の怪異について話し合っていた
ジ「そうじゃ。北の海の辺りに伝わる古い伝承でな。森に住む人食いの魔女なんだそうじゃ。サンジは北の海出身だろう?聞いたことはないか?」
サ「うーん…あるような無いような…ガキの頃の俺はそういう怖い話は聞きたがらなかったからなぁ…」
ロ「興味がない分野だと地元でも判らない事ってあるわよね。でもなんでそのバーバ・ヤガーが、無人島に…?人を食べるならもっと人間が住みそうな土地に居そうだけど…」
ジ「よくわからんがゾロは何かおかしなことが起きていると警戒しておる。わしらも用心せねばなるまい…」
サ「マリモのくせにこっちの知識だけは豊富な野郎だからなぁ…ロビンちゃん、見張り替わろうか?」
ロ「心配してくれるのは嬉しいけれど、昨日は大変だったんだからサンジもジンベエもちゃんと休まなくては駄目よ」
そう言ってロビンは立ち上がる。
ロ「大丈夫、いざとなったらみんなを呼ぶわ」
ジ「うむ、気を付けてな」
サ「これ、夜食のサンドイッチとホットコーヒー。何かあったらすぐ駆けつけるからね!」
二人に見送られ、ロビンは見張り台へと向かった… - 68二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:40:19
冬の季節の夜の海は暗く寒々しい
冷たい潮風に身震いしながらもロビンは帆柱の梯子に足を掛けた…その時である
おぎゃあ……おぎゃあ……
それは乳飲み子の泣き声に似た音であった
はて?この海賊船サニー号は海上にある
少し前まで子供が乗っていた事はあれど赤ん坊が居た事はない
ではこの泣き声のようなものは一体?
おぎゃあ…おぎゃあ…おぎゃあ…!
規則的な感覚で聞こえてくるそれにロビンは空耳ではない事を確信する
恐る恐る声のする方に歩み寄ると、船首の辺りに何かがいるのを発見する!
それは……恐らくだが人の形をしていた
それも高齢の男…老爺である…
老爺が薄暗い船の上で蹲り、赤ん坊のような声で泣いているのだ…!!
ロビンは悲鳴を上げそうになるのをぐっと堪え、物陰に身を隠すとハナハナの実の能力を使い、先ほど別れたばかりのサンジとジンベエに呼び掛けた
ロ『二人とも…!すぐに来てちょうだい…!恐らくだけど…怪異か…あるいは変態がいるわ…!』 - 69二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:52:00
ロビンの声を聞きつけた二人は大慌てで甲板にやって来た
サ「ロビンちゃ~~ん!!無事かい!?」
ロ「シーッ!サンジ、声を潜めて!見つかってしまうわ!」
ジ「それで…怪異か変態かわからん何かが居ると?」
ロ「ええ、あそこよ…」
とロビンが指さす方を見るが、そこには何もいなかった…
ロ「あ、あら?」
キョトンとしたロビンに二人は顔を見合わせる
サ「見間違いじゃないんだね?」
ロ「え、ええ…確かに変な声で泣いていて…」
ジ「変な声?」
ロ「ええ…なんていうか…赤ちゃんみたいな…」
おぎゃあっ!おぎゃあっ!
ロビンが言いかけた矢先に、当の声が三人の真後ろから聞こえてきた
慌てて振り返る三人!
そこには件の怪しい老爺が赤ん坊のような声で泣きながらこちらを見ていた!
そして老爺は…
1突然飛びついてきた!
2突然話しかけてきた!
3仰向けに倒れ手足をばたつかせている!
dice1d3=1 (1)
- 70二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:54:05
おぎゃあ!おぎゃあ!
老爺は三人が自分に注目したた途端、年寄りとは思えぬ身体能力で飛びついてきた!!
誰に向かって飛びついてきた?
1ロビン
2サンジ
3ジンベエ
dice1d3=1 (1)
- 71二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:56:31
ジジイテメエ! サンジ蹴れ!
- 72二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:07:54
サ「ロビンちゃん!!あぶねぇ!!」
サンジによる防衛
霊力+オカルト知識合計値より低い数値を出せば老爺を蹴り飛ばせるぞ!
サンジの霊力+オカルト知識:34
dice1d100=93 (93)
- 73二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:08:27
厳しいなあ
- 74二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:09:58
ジジイに抱きつかれるロビンちゃん、うらやま……けしからん! サンジには蹴り飛ばしてほしかったなあ
- 75二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:17:24
それはあまりにも突然だった!
老爺はサンジの蹴りを空中一回転し躱すと目の前にいたロビンに飛びつき、主に胸のあたりに抱き着いてきた!
ロ「きゃあっ!?」
サ「爺テメェ!!」
サンジが慌てて引き剥がそうとする!
しかし…老爺はロビンにしがみ付いたままびくともしない!しかもなんだか幸せそうに二やついている!!
ジ「ええい!離さんか!!婦女子に許可なく抱きつくとは、無礼にもほどがあるぞ!!」
ジンベエも手を貸し老爺を引き剥がそうとするが、老爺は石のように硬く動こうとしない!
おぎゃあ!おぎゃあ!
老爺は再び赤ん坊のように泣き始めた!
すると不思議な事に老爺の身体はどんどんと重くなり、ロビンはその場にへたり込んでしまう!
ロ「うっ……重い……!一体どうなっているの……!!」
サ「じ、ジンベエ!こいつが何なのかわからないのか!?」
ジ「そ、そうじゃった…!この中ではわしが一番詳しいじゃった…!!」
子泣き爺についてオカルト知識判定
ジンベエのオカルト知識:69
ダイス69以下で知識あり
dice1d100=46 (46)
- 76二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:33:48
ジ「こやつは子泣き爺!!赤ん坊の泣き声で人をおびき寄せ抱き着き、石のように重くなり潰してしまうという恐ろしい妖じゃ!!」
サ「なっ、なんだって!?このままじゃロビンちゃんが潰されちまう!!何か弱点はないのか!?」
ジ「……ない!!ゆえにサンジ!!わし等の霊力でどうにかするしかないぞ!!」
サ「……そ、そんな!?おれ達の霊力で!?」
ジンベエの霊力:53
サンジの霊力:17
サ「くっ…できるのか?おれに…」
ロ「さ、サンジ!悩んでる暇はないわ…!貴方とジンベエが今は頼りよ…!」
ロビンの身体はどんどん重くなる老爺に押し倒され、今にも潰されそうである
サ「ロビンちゃん!!そうだ!!おれって奴はレディのピンチだってのに何やってんだ!!今助けるぜ!!」
ジ「その意気じゃ!!サンジ!!わし等の力を合わせるんじゃ!!」
サンジとジンベエの霊力合計値:70
dice1d70=23 (23)
子泣き爺の耐久力
dice1d100=43 (43)
二人の攻撃が子泣き爺の耐久力を上回れば子泣き爺を吹っ飛ばせるぞ!
- 77二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:42:21
サンジとジンベエが力を合わせて放った霊力攻撃は、残念ながら子泣き爺には効果がなかったようだ!!
ロ「お、重い…もう駄目…」
ロビンの身体がミシミシとしなり、ダメージが入る!
ロビンの体力:100
ダメージ数dice1d10=1 (1)
サ「そ、そんな…!ロビンちゃん!!」
ジ「何か手立ては…!?」
1仲間を呼ぶ
2もう一度霊力で攻撃
3助けて!!ダッシュババア!!
dice1d3=3 (3)
- 78二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:55:50
二人があたふたとしている間に子泣き爺は更に重さを増す
ロ「っ…!」
ミシリとロビンの身体が軋み、彼女の顔が苦しげに歪む
サ「うおおおおっ!!おれはなんて役立たずなんだ!!」
ジ「お、落ち着かんかサンジ!!」
己の無力さに膝をつくサンジ!
そんなサンジを励まそうとするジンベエ!
夜のサニー号に混乱が広がり始めた次の瞬間…事態は急変する!!
バシャバシャバシャバシャッ!!
激しい水しぶきの音を立てながら、彼女はサニー号へとやって来た!!
ワンピースにエプロン、そしてナイトキャップのような帽子
何処にでもいそうな出で立ちでありながら、人知を越えたスピードで海を渡り歩く老婆の怪異、ダッシュババアのお出ましだ!!
彼女は甲板へと飛び上がると、ロビンにしがみ付いている子泣き爺に向かって…
1怒鳴り始めた
2しばき倒した
3蹴り飛ばした
dice1d3=3 (3)
- 79二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:06:34
ダッシュババア格好良い
- 80二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:07:17
それライダーキックになってないか?ダッシュババアさん
- 81二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:26:06
『おぎゃああああっ…!?』
なんという事だろう!!ダッシュババアはその健脚を駆使し、子泣き爺を蹴り飛ばした!!
あんなに硬くロビンにしがみ付いていた子泣き爺は、勢いよく引き剥がされ海の向こうへと吹っ飛ばされていく……
解放されたロビンにサンジとジンベエが駆け寄ると、ダッシュババアは三人に向かってバチンッとウインクをし、再び海の向こうへと走り去っていった…
ロ「何だったのかしら…今の…」
ジ「わからん…ダッシュババアに助けられた事しか何もわからん…」
サ「は、ははは……おれはもう駄目だ…蹴り技さえ婆さんにも敵わねぇ…」
ロ「さ、サンジ!気をしっかり!!」
ジ「ロビンも身体を痛めただろう!チョッパーを起こしてくるわい!!」
子泣き爺の強襲はダッシュババアの助っ人によりどうにか終了したが…
ロビンを助けられなかったサンジは心に深い傷を負った… - 82二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:26:19
麦わらの一味一同は騒ぎを聞きつけ集合する
チョ「とりあえずロビンは大丈夫。骨に異常はないしすぐに良くなるよ」
サ「そうか…よかった…」
ロ「心配かけてごめんなさいね。もっと用心するべきだったわ」
ジ「何を言う!わし等が助けられんかったのが悪いわい!」
サ「そうだ…おれが役に立たないせいで…」
落ち込むサンジにウソップがペシンと頭をはたく
ウ「馬鹿!誰にだって得意不得意はあるだろうが!だいたい襲ってきた方が悪いんだよ!!」
ナ「そうよ!それに昨日は私がサンジ君に散々守ってもらってるんだから!役立たずだなんて思わないで!」
サ「ウソップ…!ナミさん‥‥!」
ゾ「今度は子泣き爺か…婆の軍団かと思ったが状況が変わったな…」
ル「婆の軍団ってなんだ?」
ゾ「知らん」
ブ「なんでしょう?怪異の老人会にでも目を付けられたのでしょうか?」
フ「怪異の老人会ィ?そんなけったいなもんあってたまっかよぉ!」
ゾ「ただ一枚岩というわけでもないようだ。少なくともダッシュババアは俺達に味方しているようだしな」
ブ「もしかしたら一昨日の砂かけ婆さんも私達をバーバ・ヤガーさんのところに行かせないように警告していただけかもしれません」
ナ「なんだかわけがわからないけど、また厄介事に巻き込まれちゃったのね…私達…」
ル「うーん…今度会ったら何がしてぇのか聞いてみっか!その方が早えぇだろ!」
ルフィの言葉に一同は顔を見合わせる
ジ「単純じゃが、それが一番かもしれんのう」
ウ「でも誰がいつ会うかわからねぇぞ?ちゃんと会話できるかもわからねぇし…」
ゾ「おれは無理だな…一人で接触する可能性を避けるために、なるべく複数人で行動するぞ。一応話し合いはするが…いざとなったら戦う覚悟はしておけよ」
ゾロの提案に一同は頷いた
4日目~子泣き爺~
完
5日目に続く… - 83二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:30:21
ダッシュババア!かっけーぜ!!
ありがとう!! - 84二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:32:33
4日目も見てくれてありがとう
こんなにもダッシュババアが活躍する予定ではなかったんだがダイス神が導いた結果だから仕方ないね…
子泣き爺って面白妖怪枠に見えて弱点ないし圧死させて来るしで結構怖い妖怪なんですよ…
普通に女子を狙ってくるからやっぱ変たゲフンゲフン…
想定より会話してくる怪異が居なくて困ったよ!これじゃあ何のヒントも出せないよ!!
皆まだどうなるかわからないよね…?
スレ主もどうなるかわからない…
ではまた明日お会いしましょう! - 85二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:35:21
これだから安価・ダイスはやめられない
- 86二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 07:42:14
なるほど何が起きてるか知れるのもダイス次第か
- 87二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 16:14:34
子泣き爺とか鬼太郎のイメージが強いから、こんなに怖い妖怪とは思わなかったな
弱点ないとか強すぎ - 88二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 16:57:38
老人会は草
ダッシュババアは声が同じ奴が船内にいるから味方だと思われ - 89二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:00:33
5日目~ぬらりひょん~
今日は誰が?(三人選出)
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.チョッパー7.ロビン8.フランキー9.ブルック10.ジンベエ
dice3d10=10 9 10 (29)
- 90二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:01:25
一名ダブりの為振り直し
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.チョッパー7.ロビン8.フランキー
dice1d8=5 (5)
- 91二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:05:55
ゲゲゲの印象が強いけど、本当は家に上がってお茶飲んで帰るだけの妖怪だっけ?
- 92二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:15:09
ぬ~べ~の方だと神様って設定だったな
- 93二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:16:00
ぬら孫ドストライク世代のワイ、ぬらりひょんが仲良くなってくれるか気になります
- 94二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:18:04
12月21日
連日老人の怪異に遭遇している麦わらの一味
襲われたケースが多く、厄介なことに巻き込まれているのではないかと危惧しているが、本日は至って平和だった
海も穏やか、船内に不審な者が入り込んだわけでもない
先日の無人島以来島も見えず、とりあえずの危険はないだろうと一同はほっとする
それでもいつ怪異に会っても対処できるようにと、常に複数人で行動する事は継続している
食堂にはサンジの他にブルックとジンベエが食後のお茶を味わっていた…
ブ「サンジさん、紅茶のおかわりを淹れてもいいですか?」
サ「おう、おれが淹れてやるよ。ちょっと待ってな」
ジ「サンジ、すまんがわしにも緑茶をくれんか?」
サ「はいはい、了解」
『ではわしはほうじ茶がいいのう』
サ「お前ら、バラバラに注文すんなよ…別にいいけどよ」
サンジは文句を言いつつも三種類のお茶を手際よく淹れ、テーブルの上に乗せていく
サ「ほら、紅茶に緑茶にほうじ茶…っと」
ブ「ヨホッ、ありがとうございます!」
ジ「うむ、すまんのうサンジ。ありがとう」
『ほうほう、よい香りじゃ…腕がいいのうお若いの。礼を言うぞ』
サ「やれやれ…俺も一息つくかな…」
とサンジも紅茶を淹れ、席に着いた…
ここで違和感に気付けるか霊感判定
霊感以下の数値を出せば一人多い事に気が付ける
サンジ:17
dice1d100=89 (89)
ブルック:85
dice1d100=27 (27)
ジンベエ:53
dice1d100=88 (88)
- 95二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:20:08
流石はブルック
- 96二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:26:36
ブ「……ヨホッ?」
ブルックははたと気が付く
サンジ、ジンベエ、そして自分
……このほうじ茶を飲んでいる老人は誰だ?
後頭部が異様に大きい剥げ頭に上質で品のいい着物を着た老爺が、自分達と同じ食卓を囲み茶を飲んでいた
ブルックは慌てて仲間二人に視線を送るが、彼等が気が付いている様子はない
どうやら人に紛れるのが上手い怪異のようだ
ブルックは…
1オカルト知識を使って怪異の正体を調べる
2二人に声をかけ警戒する
3様子を見る
4老爺に話しかける
dice1d4=4 (4)
- 97二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:37:13
い、いつの間に……!?
- 98二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:42:59
ブルックは突如現れたこの老爺の目的を探ろうと声をかけてみた
ブ「あの、失礼ですがどちらさまでしょうか?」
『ん?ああ…おぬしは気が付いたか。やはり一度死んだ者は力が強いのう』
サ「どうした?ブルック?」
ジ「この爺様がどうかしたか?」
ブ「……一応確認しますが、敵意はないと判断しても?」
『ほっほっほっ、なに、儂はただの通りすがりの爺じゃよ。気にせんでおくれ』
のらりくらりとブルックの探りをかわす老爺
ブルックはサンジとジンベエが未だ気付いていない様子から、この老爺が強い力を持つ怪異であると判断し警戒する
ブ「では世間話でも致しましょうか。実のところ数日前から老人の姿をとる怪異と連続で遭遇しておりまして…貴方は何かご存じではありませんか?」
『ふうむ、知っていると言えば知っておる。が、儂には荷が重いのう』
ブ「どういう意味でしょうか?」
『そうじゃのう、儂はワノ国辺りに住んでおるから、他の地域の事にあまり詳しいわけではないのじゃ。故に全てを説明できるほどわかっとるわけではないんじゃ』
ブ「ですが貴方が此処にいるのは、その事について関係があるのですね?」
『まあ焦るでない。まずは若い料理人が淹れた茶を楽しんでからにせんかね?』
そう言って老爺はほうじ茶を啜った
ここで残り二人が違和感に気付けたかダイス
霊感以下の数値を出せば一人多い事に気が付ける
ブルックが会話したことで違和感が倍増している
-10の補正を与える
サンジ:17
dice1d100=33 (33)
ジンベエ:53
dice1d100=17 (17)
- 99二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:45:13
ジンベエは気付いてサンジは気付かなかったか
- 100二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 20:56:46
『うーむ、美味い!やはり若いのに腕がよい。よほど良い師が居たのだろうな?』
サ「いやいやそんな!いたのは頑固なジジイくらいさ!……まあ、色々教わることは多かったかもしれねぇけどな」
老爺に褒められサンジは頬を赤らめながら、己の養父を思い返している…
一方ジンベエはバッと、老爺の方を見て目を丸くする!
ジ「……!誰じゃおぬしは!?」
ブ「ああ、よかった…味方が増えてホッとしました…」
『おっと…長居しすぎてしまったかのう』
ジ「いつの間に入り込みおった!此処を麦わらの一味の船と知っての狼藉か!?」
『知っておるとも。近頃わしらの間でも名を轟かせておるまっこと痛快な海賊団よのぉ』
ほっほっほっと老爺は笑いながら茶を啜る
ブ「それはそれは…私達も有名になったもので…」
ジ「しかし不思議じゃ…全く気付かんかった…サンジは今も気づいておらんのか?」
サ「いやだから何がだよ…?」
『まあまあ、儂はそういう存在じゃからのう、むしろ気付いたお前さん方に感心するわい』
ここでブルック・ジンベエのオカルト知識判定
ぬらりひょんについて知っているか知識以下を出せば成功とする
ブルック:80
dice1d100=48 (48)
ジンベエ:69
dice1d100=68 (68)
- 101二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 21:08:24
子泣き爺知ってたしぬらりひょんも流石に知ってたか
- 102二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 21:19:47
ブ「そういう存在…ああ、わかりました。貴方、ぬらりひょんですね」
ジ「そうじゃ!勝手に人の家に上がり込んで気ままに過ごすというよくわからん爺の妖じゃ!」
『ご名答…若干失礼じゃったがのう』
そう言って老爺は…ぬらりひょんは立ち上がった
『さて名も言い当てられたし、美味い茶の礼もせねばならんし…少しばかりヒントをやろうかの』
ブ「ヒント?」
『あと三日じゃ。あと三日おぬしらに会いに来る者達が居る…いや、最後はおぬし等が出向くことになるかもしれんがの」
ブ「それは…あと三日で私達に危機が訪れるという事ですか?」
『危機かどうかはおぬし等次第じゃが…まあそう警戒せんでよい』
ジ「そうは言っても、わしらはこの五日間で二回も命の危機があったんじゃがのう」
『そう言われても、他の爺婆がやったことじゃもの。儂は知らんよ。まあ奴らも怪異として譲れんところがあったというか、性質に抗えんかったというか…』
ブ「えーと…つまりバーバ・ヤガーさんも子泣き爺さんも、我々を襲う事が目的ではなかったのですか?」
『一応な…じゃが儂らと方針の違いがあってのう…』
ジ「目的は同じじゃが方針の違いで襲ってくる者とこうして友好的に接してくる者が居ると?」
『まあそうじゃな。今後は襲われるという事はないじゃろうが…ちょっと儂より気位が高い者が来る予定じゃから、無礼な真似をせんようにな…怒らせたら怖いぞい』
ブ「ええぇ…そっちから勝手に訊ねてきておいてそんな面倒な…」
『まあ頑張れ。それじゃあ儂は帰ろうかの、お茶をありがとう、お若いの』
ここでサンジが違和感に気付けたかダイス
霊感以下の数値を出せば一人多い事に気が付ける
二人が会話したことで違和感が倍増している
-20の補正を与える
サンジ:17
dice1d100=68 (68)
- 103123/12/21(木) 21:20:35
ごめんあとちょっとで終わりなんだけど、風呂入らないといけないからいってくる!!
小一時間ほど待ってて!! - 104二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 21:27:09
風呂は大事だから入って
- 105二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 22:45:31
再開するよ!
礼を言い扉に向かおうとする老爺を、サンジは笑顔で見送る
サ「ああ、気を付けてな爺さん」
『うむ、おぬし等も達者でな』
そして老爺はゆっくりと食堂から出て行った…
ブ「結局サンジさんは最後まで気が付きませんでしたね…(小声)」
ジ「普通はあれが正しいのじゃろう、そういう怪異なんじゃからな…(小声)」
ブルックとジンベエは老爺の後を追うように食堂から出たが、既に老爺の姿はなく…
足元に緑の葉に赤い実を付けたヒイラギの枝が落ちているのを発見する。
ブ「これは…ヒイラギ…?」
ジ「何かの先触れじゃろうか?」
ブ「ヒイラギは魔除けの木と言われていますが…これから起こることに何か関係があるのでしょうか…?」
サ「二人ともさっきから何を……?ん?あれ?なんか今、誰かいたような…」
チョ「三人とも食堂の入り口に集まって何してんだ~?」
ブ「ええと、そうですね…ちょっと皆さんにお話があります。集合してもらいましょうか…」 - 106二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 23:01:16
数分後、麦わらの一味一同は食堂へと集合する…
サ「ぜんっぜん気が付かなかった…てか、何も覚えてねぇ……」
チョ「げ、元気出せサンジ!おれもきっと気付かなかったと思うぞ!!」
ル「おれもそんな堂々とされちゃ、きっと知らない爺ちゃんが居てもきっと気づかねぇ!お前だけじゃないって!!」
愕然とするサンジを宥めつつ、一味はテーブルの上に置かれたヒイラギの葉を見つめる。
ゾ「ぬらりひょんに魔除けの木…共通点がねぇな」
ナ「しいて言うならまたお年寄りの怪異なのよね」
ウ「だとしたら次に来るのも爺さんか婆さんって事か?マジであるんじゃねぇの?怪異の老人会」
フ「アウッ!冗談じゃねぇ!!俺たちゃ海賊であって公民館じゃねぇんだぞ!?」
ロ「次に来るのは気位の高い者…まさか神格かしら…?」
ブ「それもあと三日続くそうですので…皆さん気を付けましょう!!」
ジ「せめて穏便に済めばいいんじゃが…」
ぬらりひょんにより一気に情報が手に入ったものの、今だ老人たちの真の目的は見えてこない
明日やって来る者は…いったいどんな怪異なのだろうか…?
5日目~ぬらりひょん~
完
6日目に続く… - 107二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 23:06:38
5日目も見てくれてありがとう
ぬらりひょんのヒントは果たしてヒントになっているのだろうか?
もしかしたらもうとっくに気付いてる人も、今回で分かった人もいるかもしれないね
残り三日間の爺婆騒動をどうか見守っていてほしい
それではまた明日会おう!! - 108二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 08:26:20
ぬらりひょん編面白かったです
穏やかなお爺ちゃんで微笑ましい - 109二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 15:22:55
実は割と最初の方から最後に誰が会いに来るかは予想がついたけど、言わないでおく(ぬらりひょんの件で確信した)
こうしてみると、案外老人の怪異って多いのね - 110二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 15:42:12
あと三日…ヒイラギ…ははあ
それにしてもぬらりひょんに真っ先に気づいた上に情報もゲットするブルックも油断ならない爺さんだわ - 111二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 16:28:09
何となく分かったぞ…誰とは言わんが最終日に居てほしいメンバーが居るな
- 112二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:27:43
伊達にあの世は見てねえぜ! ってか?
- 113二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:35:23
まだ分からない自分
ワクワクしながら待機ですわ - 114二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:43:21
6日目~ノーデンス~
今日は誰が?(三人選出)
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.チョッパー7.ロビン8.フランキー9.ブルック10.ジンベエ
dice3d10=3 8 9 (20)
- 115二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:45:22
ここまでルフィとチョッパー無しか……
やっぱり霊力高い人には近づけないのかな? - 116二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:06:15
12月22日
ぬらりひょんの助言により残り三日間来訪者がある事を知った麦わらの一味
彼等の目的はまだ見えてこないが来ると解っている以上、少数で対応するのは危険かもしれない
そう思った一味はその来訪者を全員で待つことを決意した
だが…本日の来訪者は次元が違った…
その日の夜、ナミ・フランキー・ブルックの三人は自分たち以外誰もサニー号に乗っていない事に気が付いた
ナ「ルフィ!!ゾロ!!みんな…いないの!?」
フ「どの部屋にもおれ達以外見当たらねえ!どうなってやがる…!」
ブ「皆さんが連れ去らわれたのか…それとも私達が分断されたのか…わかりませんが、お二人とも警戒してください!これはただ事ではありませんよ…!」
甲板に集まり不安げに周囲を警戒する三人。何処から怪異が現れるかと、緊張した面持ちで待っていると…海の向こうからそれは現れた… - 117二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:06:40
それはあまりにも神々しい気配を漂わせていた
己は神であると主張せんばかりの霊圧に三人は圧倒される
それは長い白髪を後ろに撫でつけた老爺であった
同色の髭を伸ばし、片手には木製の杖を持ち威厳のある佇まいをしている
それは奇妙な乗り物に乗っていた
貝殻の形をしたチャリオットを二頭のイルカが引いている
三人は無意識に理解する
それは旧き神の一柱であると…
三人がノーデンスに崇拝せずにいられるか判定
霊感+オカルト知識合計値より低い数値を出せば成功とする
失敗した場合ノーデンスに対して一時的な崇拝状態となる
ナミ:霊力99+オカルト知識16=115
dice1d200=133 (133)
フランキー:霊力31+オカルト知識82=113
dice1d200=175 (175)
ブルック:霊力85+オカルト知識80=165
dice1d200=30 (30)
- 118二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:08:53
ブルック~! さすが本編でもオカルト担当~!
- 119二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:09:03
さ…流石ブルック強い
ナミさぁーん!フランキー! - 120二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:23:00
とんでもない御方来ちゃった…
- 121二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:37:22
『お初にお目にかかる。麦わらの一味』
その老爺の姿をした神はチャリオットからふわりと浮き上がり、サニー号の甲板の上へと降り立った
ナ「あ…ああ……偉大なる夢の世界の支配者……旧き神の御方…ようこそいらっしゃいました…」
ブ「ナミさん!?」
フ「俺の作った船に降り立っていただき光栄だぜ……」
ブ「フランキーさん!?」
『歓迎感謝する。そこの骨の者は強き心を持っておられるな。我が姿を目にして正気を保っていられる者はあまり多くない』
ブ「あの、これ元に戻りますよね!?流石にこのままずっとではないですよね!?」
『我としてはどちらでもよいが…まあここは夢の中。目が覚めれば忘れておるだろう』
ブ「あっ、夢なんですね!道理で他の皆さんが消えてしまったわけです!でもどうして私達三人だけが…?」
『我と波長の合うものが汝らであっただけの事。できれば長である者とも話したかったのだが…仕方あるまい』
そんな事を話している間にフランキーがノースディンにお手製の椅子を用意し、ナミが紅茶を淹れてきた
フ「立ちっぱなしじゃなんでしょうから座ってくだせぇ、我が神」
ナ「お茶を用意しました。お口に合えばいいんですけど」
『おお、気の利く崇拝者達だ』
老爺は嬉しそうに微笑み椅子に座って紅茶を飲み始める
ブ「……それで、貴方はどなたなんです?」
『わからぬか?いや、まだ汝も人の世に生きる者。わからぬ方がよいのかもしれんな』
ブ「人知を越えた存在なのでしょうね。知りすぎてはいけないのならばご忠告に従いましょう。では質問を変えます。私達に何の用です?」
ブルックの凛とした佇まいに旧き神の老爺は眉を上げ、そして再び微笑んだ
『聡明な男じゃな。よろしい。我も単刀直入に言おう』
そして老爺は立ち上がり、三人に告げる
『汝らの仲間のトナカイが欲しい』 - 122二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:40:06
ここでチョッパー!?
- 123二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:52:42
ブ「な、なんですって…!?」
ナ「……」
フ「……」
驚愕するブルックに反し、ナミとフランキーは虚ろな目でその場に跪く
『できれば我も穏便に事を済ませたいのだが…汝のように心強き者は、そう簡単にはいかぬであろうな?』
老爺は少し困ったような微笑みを携えたまま、ブルックへと歩み寄る
ブ「当然です!!チョッパーさんを名も知らぬ貴方に譲るなど…第一彼は私達の大切な仲間!麦わらの一味の船医です!!どういうつもりで欲しがっているかは存じませんが、断じて許しませんよ…!!」
ブルックが怒りの表情で身構えると、老爺は深い溜息をつく
『そうか…やはり我に立ちはだかるか…仕方あるまい』
そう言うと老爺は杖を掲げた……
ノーデンスの精神攻撃!!
これに耐えられない場合、ブルックは一時的に正気を失うぞ!!
ノーデンスの攻撃力に勝れば理性を保っていられるぞ!!
ブルック:霊力85+オカルト知識80=165
dice1d165=107 (107)
ノーデンスの攻撃力
dice1d200=35 (35)
- 124二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:54:03
柊…トナカイ…最終日の日付…あっ(ここで察した)
関係ないけど唐突に吸血鬼出てきて草 - 125二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 20:58:12
仲間は……たとえ何があろうとやれねェなあ……!
- 126二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 21:11:32
杖から光が現れた途端、ブルックの視界には無数の亡者とボロボロとなったサニー号の姿…そして聞こえてくる仲間達の悲鳴……ブルックは心が張り裂けそうなほどの光景を目の当たりにするが…ぐっと堪え老爺に向かって抜刀する!!
ブ「敵う相手ではない事は承知の上で申し上げます!今すぐ立ち去りなさい!!私の仲間には指一本触れさせません…!!」
ブルックの必死の形相に老爺は目を丸くし、そしてとうとう声を上げて笑い始めた
『……ホッホッホッ!これはなんと強き者よ!失礼仕った。そこまで耐えられては、我も引くほかあるまい』
老爺は杖を降ろし、ブルックに背を向けた
『我は人の子への説得が下手なようじゃ。後は明日の者に任せるとしよう』
そう言い残し老爺はチャリオットに飛び乗ると、イルカに引かれて去って行った…
ブルックは老爺が去ったことに安堵し、その場にへたり込む
ブ「はあ~……襲われることはないだろうって言ってませんでしたっけ?ぬらりひょんさん…」
視界が歪む
意識が遠のく
どうやら夢は終わりらしい
ブ「お二人とチョッパーさんが、無事であればよいのですが……」
そうしてブルックの意識は暗転した… - 127二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 21:19:47
- 128二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 21:36:26
ハッピーになるか、それとも不幸か……
- 129二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 21:57:46
「…ルック!ブルック!」
名を呼ぶ声にブルックは目を覚ました
そこには麦わらの一味の仲間達が勢ぞろいでブルックを見下ろしていた
ブ「皆さん‥‥‥!ご無事ですか!?」
チョ「気が付いたらナミさんとフランキーとブルックが倒れてて…二人はすぐ目を覚ましたのにお前だけ全然起きねぇから…!!」
ナ「ねえブルックは何があったか覚えてる!?私達、寝た記憶が全然なくて…」
フ「何か来たのは確かなんだろうが…おれらは思い出せねぇ。お前はどうだ?」
ナミとフランキーに問われたブルックは、チョッパーがいる事に改めて安堵した。
ブ「ご心配おかけしてすみません。すぐ説明しますから、聞いてください」
そしてブルックは先ほど夢であった出来事を離し始める… - 130二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 21:58:03
ゾ「夢に介入してきた神らしき爺…とんでもねぇのが来たな」
ナ「私達、何にも覚えてないんだけど…」
フ「そいつの力にあてられて崇拝者になってたぁ?そりゃ悪夢だぜ」
チョ「お、おれが欲しいっていってたのか!?なんで!?」
ロ「可愛いからかしら?」
サ「ジビエにでもしてぇのか?」
ウ「いや、七段変形トナカイなんて珍獣他に居ねぇしコレクションにしたいとか…」
チョ「うえええぇ!?いやだ~!!」
ル「そうだ!!おれの仲間だぞ!!誰がやるかよ!!」
ジ「ぬらりひょんが置いて行ったヒイラギの枝は結局なんじゃったんじゃ?」
ブ「何でしょう……我々何か重要な事を忘れているような…見逃しているような…」
ゾ「明日また別の奴が来るんだろう?今度こそ全員で会うぞ」
ナ「そんなのできる?今回だって夢の中で三人しか会えなかったのよ?」
ゾ「全員で同じ夢を見ることくらい、やろうと思えばできる」
サ「マジか!?」
ウ「おう、手を繋いで寝て、全員の波長を合わせりゃいい……んだけど、普通この人数で出来る事じゃねぇぞ?」
ゾ「幸いこの船にゃ力が強ぇ奴が多い。何とかなるさ」
ル「よし!チョッパーはおれ達が守るぞ!」
「「「「「おう!!」」」」
老人の怪異たちの目的はどうやらチョッパーにあるようだ
麦わらの一味はチョッパーを守るため、結束を深めるのだった…
6日目~ノーデンス~
完
7日目に続く… - 131二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 22:04:05
6日目も見てくれてありがとう
流石にもうみんな分かったかな?
残り二日。どうにかいい方向に話が進めばいいなと思うスレ主です
ノーデンスはケルト神話が元ですが、クトゥルフ神話に登場する神です
人間に対しては比較的友好的だけど、怖い時も結構ある
そんな旧神の爺ちゃんです
ブルックの精神力に救われたね…
それではまた明日会おう! - 132二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 22:14:50
この安価スレ……ここからが正念場……!
ハッピーエンド、絵に描いた餅か、それとも具現し、実りをつかめるか……!? - 133二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 22:27:20
ここまでヒント出したらもうカンの良い人はわかるだろう
チョッパーが狙われているんだからな - 134二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 08:29:49
新作来てたのか~!相変わらずキャラエミュがうまい!
ノーデンスに相対するブルックめちゃかっこよかったな
最後の老人怪異といい関係が築けますように - 135二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 11:09:25
なるほどな〜やっと分かった!
ルフィとチョッパーがここまで怪異に合わなかったのも何か運命的なものを感じる…続きが楽しみです! - 136二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 19:00:53
この時期特有のご老人だな
- 137二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 20:17:00
7日目~寿老人・福禄寿~
参加者:全員
遭遇状況ダイス
1現実
2夢
dice1d2=1 (1)
- 138二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:16:55
すまんエニワンで推し見てたら遅くなった
12月23日
先日のノースディンとの遭遇により、老人の怪異達の目的がチョッパーだという事を知った麦わらの一味
理由はわからないが仲間が狙われているとあっては黙っているわけにはいかない
彼等は次に来るであろう老人達を全員で迎えるべく、準備を進めていた…
ウ「とりあえず枕は全員分並べたぜ」
ナ「夢見の波長を合わせるってどうやるの?霊力もルフィとゾロだけでもかなり差があるのよ?」
ゾ「体の一部を接触させ呼吸を合わせてトランス状態に……って聞いたがよくわかんねえから寝て見りゃできるだろ。たぶん」
チョ「たぶんなのか!?」
などと夢で接触された場合の対策を進めていたが…それは意外と早くやって来た
『いや~明けましておめでと~!』
『何言うとる!まだ大晦日も迎えとらんわ!』
サニー号に突如現れたのは二人の長い禿げ頭と長い耳たぶの老人
一人は鹿に跨りもう一人は鶴に跨っている
サ「おいマリモ。なんかもう来たぞ……とびっきり変なジジイが二人……」
ゾ「……寝る手間は省けたな」
ル「おい、お前ら!チョッパーはやらねぇぞ!」
ルフィが前に躍り出て老人達に宣言すると、彼等は顔を見合わせる
『やらんと言われてもわし等が必要としとるわけじゃないしのう』
『じゃから儂の鹿を貸せばよいと言うたんじゃ、まったくあっちの地域のもんはこだわりが強くていかんわい』
ブ「あの、なんか芳ばしくなってきたので話を切らせてもらいますが、とりあえず何が目的でチョッパーさんを求めているか教えてもらっていいいですか?」
『ん?なんじゃなんも聞いておらんのか?』
『ええ…わし等が説明してやらなきゃならんの?今までの爺婆どもは何やっとったの?』
『よさんか、怪異には怪異の事情もあるんじゃ…そうじゃのう、まずは名乗っておこうかの』
『儂は寿老人』
『儂は福禄寿』
『『二人合わせて南極老人』』 - 139二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:47:39
フ「漫才コンビかなにかか?」
ロ「確か……七福神っていう夢に見るといい事があるって言う神様のうちのお二人だったかしら?」
ル「おもしれ~爺さん達だなぁ!」
ウ「感心しとる場合か!また神じゃねぇか!!それもいっぺんに二人も!?」
『いやいや儂らお互いの境目が曖昧じゃから実質一人みたいなもんじゃ』
『何言うとる!わしゃお前みたいな適当な奴と一緒にされるのは嫌じゃぞ!』
ブ「あの、ホントにそういうセンシティブなお話を今されても困るので…こちらの話を先に進めてもらえませんか?」
『おお、そうじゃった。実はのう、儂らの知り合いが困っとってのう、サンちゃんというんじゃが』
『サンちゃんはのう、トナカイを飼っておるんじゃが一匹病気になってしもうてのう。代わりに仕事ができるトナカイを探しておったんじゃ』
『その時怪異の中で麦わらの一味が話題になっとっての。手配書を見て丁度いいのが居るという話になったんじゃ』
『ダッシュババアおったじゃろ?あの娘は儂らの中じゃ若くて足が速いからのう、おぬしらが何処にいるのか探してもらったんじゃよ』
『まま、別に一生返さんわけじゃないんじゃよ、明日一日貸してもらえばよいんじゃ』
『一応儂は反対したんじゃぞ?相手は海賊じゃし、人の世に生きるもんに頼って良いのかとな。じゃから儂の鹿でよければ貸すとサンちゃんに言ったんじゃが…』
『気持ちは嬉しいがやっぱり子供の夢を守るにはトナカイじゃないといかんと言われてのう』
『そういうわけじゃから、おぬしらのトナカイ借りても良いかの?』 - 140二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:48:00
七福神まで出てきただと!?
比較的温厚そうだけどどうなんだろ - 141二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:48:04
この老人二人のぐだぐだ話を聞いた麦わらの一味が話を理解できたかオカルト知識ダイス
出目がオカルト知識より低ければ理解したとする
ゾロ:96
dice1d100=60 (60)
ウソップ:92
dice1d100=62 (62)
フランキー:82
dice1d100=64 (64)
ブルック:80
dice1d100=20 (20)
ジンベエ:69
dice1d100=47 (47)
ルフィ:67
dice1d100=18 (18)
チョッパー:43
dice1d100=24 (24)
ロビン:34
dice1d100=14 (14)
サンジ:17
dice1d100=71 (71)
ナミ:16
dice1d100=48 (48)
- 142二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 21:53:22
サンジとナミさん以外はみんなわかったか!
- 143二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:18:01
ナ「あの…話が見えてこないんだけど…?」
サ「サンちゃんサンちゃんって…誰だよそいつは!?」
ゾ「テメェじゃねぇのは確かだ、クソコック」
サ「あ゛ぁ!?」
ロ「話を纏めると、貴方達の知り合いであるサンちゃんという人はトナカイを飼っていて、そのトナカイは仕事で必要だけど一匹病気になってしまった。代わりのトナカイを探すために貴方達老人の怪異が協力しており、私達を手配書で知り、ヒトヒトの実を食べたトナカイであるチョッパーを見つけた。サンちゃんという人はこだわりが強く、トナカイ…それも特別なトナカイでなければいけないと考えている。理由は子供の夢を守るため…そして必要な日は明日一日。その日だけチョッパーを借りたいという事なのね…?」
フ「明日一日借りるだけだぁ!?ブルックがノーデンスに聞いた時は『欲しい』って言ってきたんだぞ!?随分話が違うじゃねぇか!!」
『あ~あの男はなんちゅうか、神意識が高いっちゅうか…』
『むやみやたらに人間を傷つけたりはせんのじゃが、別に人間の味方でもないからのう。まあ、言い方が悪かったって事にしておくれ』
『悪い男ではないんじゃ。現に困っとったサンちゃんの為に動いてくれたしのう』
チョ「な、なあ……そのサンちゃんってやつ、怖いのか?」
『いやいや!怖くない怖くない!むしろ儂らの中では一番人に優しいまであるぞい!』
『優しすぎて反対属性の怪異が居るくらいじゃから!』
ル「なあ、おれサンちゃんって奴、知ってる気がすんだけど…」
ジ「そうじゃな…魚人島では縁遠いがわしも名前くらいは知っておる」
ブ「ナミさんも、サンジさんもご存じのはずですよ。明日の日付にトナカイを使って仕事をするサンが付くなのご老人を…」
ナ「えっ」
サ「あっ」
麦わらの一味一同はチョッパーが必要な老人の怪異が誰かわかった様子
じゃあみんなにも答えてもらおうか
問:その名は?
- 144二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:19:45
サンタクロース
- 145二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:22:13
サタンクロースやんかい
- 146二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:23:13
サンタさん!
- 147二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:24:58
なるほどな!
サンタや - 148二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:26:12
サンタクロースや!
- 149二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:27:51
ぴかぴかの赤鼻…じゃなくて青鼻だけど活躍出来そうだなチョッパー
- 150二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:29:20
ウォークポイント、ジャンピングポイント、アームポイントとか役に立ちそう
- 151二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:49:37
なんか違うの混ざってたけどご名答!!
ナ「サンタクロース!?」
サ「マジかよ!!実在したのか!?」
ゾ「まあ…神だのなんだのがうようよしてりゃ、そりゃ居るわな…」
チョ「さ、さ、サンタさん~~!!会いてぇ~~~!」
ロ「チョッパー、駄目よ。本当に一日で返してくれるんか、わからないんだから…」
ル「おれ、プレゼントは肉がいい!!」
ウ「おい、どうしてくれんだ!うちの船長と船医が乗り気になっちまったじゃねぇか!!」
フ「アウッ!しょうがねぇガキどもだぜ!」
ブ「お二人とも無邪気ですからねぇ」
ジ「しかし、それならそうと何故もっと早く言わんのじゃ!この七日間ようわからん事ばかりされておったぞ!!」
『なんちゅうか直接人間に頼み事するのが嫌じゃったんじゃないかのう?』
『別に言わんでも奪えばええという奴もおったしの』
ナ「はた迷惑!」
『ホントじゃの、おかげで儂らが全部言うしかなかったじゃろがい』
『歳喰っとる血の気が多いんじゃよ、妖よりの奴は…』
ブ「神よりの方は穏便と言いながら有無を言わさない感じですね。貴方方はどうなんですか?断ったらどうなるんです?」
『儂ら?儂らは健康長寿の神じゃもの、別になんもせんよ』
『ただクネヒト君が怒りに来るかもしれんの。君ら海賊じゃし』
『悪い子にはお仕置きするからの。クネヒト君』
クネヒト君について知っているか、一番オカルト知識の高いゾロが判定
ゾロ:96
dice1d100=70 (70)
- 152二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:52:59
下なのかわからんけど……一応これは知っている?
- 153二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 22:57:27
あぁアレかクネヒト・ループレヒトいわゆるブラックサンタ
- 154二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:22:59
すまん下であってるよ
ゾ「クネヒト・ループレヒトか」
『おっ、知っとる?クネヒト君』
『流石知識力高いのう!数々の武勇伝があるわけじゃわい!』
ナ「クネヒト…何?なんかヤバい奴なの?」
ゾ「サンタクロースの伝承の一つに、悪い子供に罰を与える黒いサンタの伝説がある。説明すると長げぇから、とりあえず悪い子認定されるとまずいって事だけ覚えとけ」
ブ「はあ、いやですねぇ。要するに断れる選択肢ないってことじゃないですか…」
『すまんの、そういうわけじゃから』
フ「そういうわけでうちの船医を持ってかれちゃ困るぜおい!」
ワイワイと言い合う一味と老人達。その時、ルフィが動いた
ル「ならよぉ、おれ等も行けばいい!会いに行こうぜ!!サンタクロース!!」
ニッカリと笑いながらそう言い切ったルフィに、真っ先に賛同したのはチョッパーだった
チョ「おう!行こう!サンタさんが困ってるなら、おれ、助けてぇ!!」
キラキラと目を輝かせるチョッパーの様子に、他の仲間達は顔を見合わせて苦笑した
ウ「はあ、一度言い出したら聞かないぜ、あいつら」
ゾ「まあ、いいんじゃねぇの?一人で連れ去らわれるよりゃマシだ」
ブ「ぬらりひょんさんが言っていた、こちらから出向くことになるかもとは、こういう事だったんですねぇ」
サ「あの爺さん、絶対全部知ってただろ!だからヒイラギなんて置いてったんだ!!」
ジ「まあまあ、他に比べたら色々教えてくれた方じゃわい」
ロ「私、サンタさんに会うのは初めてだわ」
フ「誰だってそうじゃねぇのか?大抵のガキは寝てるだろうしな」
ナ「ねえ、まさかチョッパーにタダ働きさせないわよね?ちゃんと謝礼はでるんでしょうね?」
『いや…それはサンちゃんに直接聞いてもらわんと…』
『がめつい娘じゃの。年寄りは大切にするもんじゃぞ』
ナ「は?」
『よさんか!この娘は怒らせると怖いタイプじゃぞ!!』
『おお怖いのう!ではわしらは用が済んだでの!』
ナミの冷たい視線に、寿老人と福禄寿は逃げるように消えてしまった…
- 155二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:30:50
二人の老人が消えた後に残ったのは、一つのエターナルポース
側面には文字が刻まれていた
『Santa Claus』
ナ「もう!失礼なジジイ達なんだから!」
ナミはエターナルポースを拾い上げると、仲間に振り向く
ナ「これを辿ればサンタクロースの居場所まで行けるんだと思うわ。本気で行くの?ルフィ」
ル「ああ、行こう!行かなくても向こうからまたなんか来るんだろ?だったら行ったほうがいい!」
ルフィの直感的な言葉にナミは一つ溜息をつき頷いた。
ナ「OK、アンタがそういうなら、行きましょう!みんなもそれでいいわね!?」
「「「「おう!!!」」」」
こうして麦わらの一味は、サンタクロースがいるであろう島へと、船の航路を変えるのだった…
7日目~寿老人・福禄寿~
完
最終日に続く… - 156二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:36:14
南極老人コンビ笑った
チョッパーかわいいな!!!活躍できるといいな! - 157二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:39:02
7日目も見てくれてありがとう
今日はちょっとのんびりしすぎてしまってごめんね
さて寿老人と福禄寿。二人は中国の道教の仙人が元だけど、日本だと七福神で有名だね
南極老人はこの二人のモデルとなった中国の神様みたいだね
彼等は同一視されることが多いみたいだから、結構境が曖昧なんじゃないかなとスレ主は思ったよ
そしてとうとう名前が出たね
そうだよ、サンタクロースだよ
最初にダッシュババアのネタを思いついて
ジジババ怪異をやりたいな
でももうすぐクリスマスだしそっちのネタもやりたいな
そういやサンタクロースってお爺さんだったな
というわけで今回のお話が出来たよ
明日はどんな結末を迎えるんだろうね?
ではまた明日会おう!! - 158二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 01:00:54
ナミさんの「は?」威圧力高すぎて草
クライマックス楽しみー! - 159二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 08:26:37
皆で行けば怖くない!
- 160二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 17:31:12
サンタさんに会えるなんて、夢みたいな話じゃないか
- 161二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 20:20:57
最終日~サンタクロース~
参加者:全員
天候
1快晴
2雪
3吹雪
dice1d3=3 (3)
- 162二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 20:25:04
よりにもよってこんな時に……!
- 163二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 20:36:38
ナミさんこの船の航海士なんですから吹雪の中でも進めるようにしてください
ルフィとチョッパーがどうしてもって言うんです - 164二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 20:47:07
12月24日
麦わらの一味はとうとうここ一週間余りの異変の原因を知った
それは一匹のトナカイの病により困っていたサンタクロースを助けんとする老人の怪異達が起こした騒動であった
麦わらの一味はチョッパーの希望とルフィの意向によりサンタクロースを手助けすべく、エターナルポースが指し示す針路へと向かう事となった…
サンタクロースの住処に近づくにつれ、天候は急速に荒れ始め、島が見え始めた頃には猛吹雪となっていた…!
ル「さ、さみぃ~~~っ!!」
ナ「冬島の上に天候は大荒れ……しかもこの感じじゃ朝まで止みそうにないわね……」
ジ「海も荒れてきておる!早いとこ島に上陸せんとな!」
ウ「なぁ…サンタのトナカイって空を飛ぶんだよな…?チョッパーがその手伝いをするって事はこの天気の中世界中飛び回るって事になるのか?大丈夫かよ、それ……」
チョ「えぇっ!?お、おれ、空を飛ぶのか!?」
サ「いや、気づいてなかったのかよ」
ゾ「気合だ、気合!現地のトナカイ連中に負けんなよ!」
チョ「ええ~~~っ!?」
ロ「大丈夫かしら、チョッパー…他のトナカイの子達に虐められないといいのだけど…」
フ「なぁに、アイツも男だ!やるときゃやるだろ!」
ブ「どんな方なんですかねぇ、サンタさん……子供の時分なんてもう何十年も前ですから、ちょっとワクワクしてしまいます!ヨホホホホッ」
吹雪と荒波の中、サニー号は賑やかにサンタクロースの住む島に到着する…
そこで待っていたものは…
1色鮮やかな飾り付けがされた大きなモミの木のお家
2メチャクチャ広いおもちゃ工場
3獣臭いトナカイ舎がある小さな丸太小屋
dice1d3=3 (3)
- 165二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 20:54:17
夢が…夢が無い…!
1番現実味ある感じになっちゃった - 166二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 21:10:55
吹雪の中上陸した麦わらの一味
島は本当に小さく、なんと獣臭い家畜舎とその数分の一程度の大きさしかない小さな丸太小屋しかなかった
チョ「この匂い…トナカイだ。俺と同じトナカイの匂いだ!」
ナ「な、なんか思ってたよりこぢんまりとしてるわね…」
ロ「こっちの小さな小屋がサンタさんのお家だとすると…トナカイさんのお家の方が広々としてるわね」
フ「こんな狭ぇ場所でよく世界中のガキの為の玩具が作れるな?」
ル「おーい!サンタのおっさん!いるなら出てこい!」
あっけにとられている仲間をよそに、ルフィは小屋の扉をドンドンと叩いて声をかけた
ウ「お、おいルフィ!そんな態度で大丈夫かよ!?」
ル「だって来て欲しがったのはあっちの方だぞ?」
ウ「そうだけど、あんまり無礼だと悪い子だと思わるかも…!」
ゾ「……海賊なんだからもう悪いんじゃねぇのか?」
サ「珍しく意見があったが、まあウソップの心の平穏の為だ、黙っていよう」
ブ「ヨホホホホッ、サンタさんに何かあっては子供が悲しみますし、此処は穏便にいきましょうかね」
ジ「……で、肝心のサンタクロースは出てこんのか?」
ルフィがノックしている間、誰かが小屋から出てくる様子はない…
もしや何かあったのだろうかと一味は顔を見合わせる…
チョ「そういえば病気のトナカイがいるんだよな!?もしかしてトナカイ舎のほうかも!!」
そう言ってチョッパーはトナカイ舎の方へと駆け出した…
チョッパーを追いかける者と追いかけない者で別れよう!
誰が追いかける?(4人選出)
1.ルフィ2.ゾロ3.ナミ4.ウソップ5.サンジ6.ロビン7.フランキー8.ブルック9.ジンベエ
dice4d9=1 1 3 5 (10)
- 167二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 21:12:07
一人ダブりの為振り直す
1.ゾロ2.ウソップ3.ロビン4.フランキー5.ブルック6.ジンベエ
dice1d6=6 (6)
- 168二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 21:28:02
追いかける者
ルフィ、ナミ、サンジ、ジンベエ
残る者
ゾロ、ウソップ、ロビン、フランキー、ブルック
ル「あっ、おい待てよチョッパー!!」
ナ「ちょ、ルフィ…!!ど、どうしよ…」
ゾ「ナミ、一緒に行ってやれ。あと二人…誰か行ったほうがいいな」
サ「俺が行く。ナミさんは俺が守る。ロビンちゃんに何かあったら承知しねぇぞ!」
ジ「わしも行こう。力がある者は分散させた方がよかろう」
ゾ「頼んだ。おれ達はここで誰かでてこねぇか待機だ」
チョッパーの後を追い、四名が小屋の前からトナカイ舎へと走り出す…
残った者達は…
ロ「できれば早めに帰って来てくれるとありがたいわね。寒さで凍え死んでしまいそう」
フ「焚火でもするか?」
ウ「でも薪になるものがねぇぞ」
ブ「丸太なら丁度そこにありますよ」
ゾ「よし、斬るか」
ウ「人んち壊してまで暖とろうとすんな!」
吹雪の中ワイワイと待機するのだった… - 169二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:27:19
さてサンタクロースを探しにトナカイ舎にやって来たチョッパー他四名
トナカイ舎の中には七頭の大きなトナカイが居り、チョッパーをジロジロと見下ろしている…
チョ「あ、あの……」
その目線に圧倒されるチョッパーにルフィが声をかけた
ル「おい、チョッパー!サンタはいねぇのか?」
チョ「そ、そうだ!えっと、あの…おれ達、サンタさんを手伝いに来たんだ…!何処にいるか知らないか…!?」
チョッパーはどぎまぎしながらも勇気を振り絞ってトナカイたちに訊ねた!
するとトナカイたちは鼻先をトナカイ舎の奥へと向けて応えた
『向こうで私達の仲間を診ている。手伝い感謝する、小さな同胞』
トナカイしかわからないその言葉に、チョッパーは顔を赤らめた
「あ、ありがとう!!」
お礼を言い走り出すチョッパーに、仲間達は笑みを零し後を追った… - 170二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:30:10
トナカイ舎の奥、隔離された一頭のトナカイと共に彼はいた
白いひげを生やした老人、だが服装はあの真っ赤な衣装ではなく、農業用のオーバーオール姿
だがその優しげな顔立ちに憂いの表情を浮かべたその人こそが、サンタクロースなのだとチョッパーは一目で理解した
チョ「サンタさん!!」
チョッパーが老人の元へ駆け寄ると、老人は突然の来訪者、それもトナカイの角を持った小さな怪物に目を丸くした…
『君は…トニー・トニー・チョッパーくんじゃな?ようこそ、そしてよく来てくれた』
チョ「おれの事知ってるのか!?」
『知っておるとも、プレゼントを届けた事もある。すまんのう、巻き込んでしまって……』
老人は顎髭を撫で一つ溜息をついた
そこへルフィ達が一斉に口を開いた
ル「おい、おっさん!アンタがサンタなんだな!?おれ、一言文句言わねぇと気がすまねぇぞ!」
ナ「そうよそうよ!うちのチョッパーにタダ働きなんてさせないんだからね!!」
サ「うちのを借りたかったならアンタが直接来い!!おかげでこっちは死にかけたんだぞ!!」
ジ「見たところおぬしが望んで仕組んだ騒動ではないようじゃが、どういうことか説明してもらえんか?」
迫る海賊たちに老人はたじろぐが、チョッパーが間に入って止める
チョ「待って待って!その前に、この子を診てやらねぇと!」
チョッパーが目線を向けたのは老人の傍に居た一頭のトナカイ
藁のベッドの中で蹲り、呼吸が荒く具合が悪そうだ
チョ「サンタさん、おれにその子を診せてくれないか!」
『それは…願ってもない事じゃが…いいのかね?』
チョッパーの申し出にサンタはチラリとルフィ達を見る
ル「チョッパーがそうしたいならいいぞ」
ナ「もう…しょうがないわね、トナカイに罪はないわ!」
サ「まあ、こうなるだろうとは思ってた」
ジ「ではわしらは小屋の方で話を伺っても?」
『うむ…すまんがその子を頼むぞ、チョッパーくん』
チョ「う、うん!」
小さなトナカイの船医を残し、一同は小さな丸太小屋へと引き上げていく
そしてチョッパーは病に伏せる同胞へと振り返った…
チョ「大丈夫だ!おれが絶対助けてやるからな!」 - 171二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:31:05
チョッパーの治療判定
チョッパーは船医でありトナカイである
病のトナカイへの治療はダイス30以上で成功とする
万が一30以下が出た場合、この病のトナカイは今日中には治らないとする
dice1d100=31 (31)
- 172二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:33:06
ギリギリセーフ!良かった!
- 173二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:33:15
ギ…ギリギリだけど良かったぁ
- 174二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:34:00
ギリギリだったということは、チョッパー頑張ったんだな……
- 175二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:40:31
ほらな、折れねェ
- 176二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:53:00
一方その頃待機組は…
何と謎の黒いローブを纏った老人に絡まれていた
『おうおう!儂の家の前でなにしとるんじゃ!小童ども!!』
ブ「え~ッ!どちら様~!?」
ゾ「なんだ、誰かいるのか?」
フ「なんか黒くて口の悪い爺さんが来やがった。もしかしてあれがクネヒトか?」
ゾ「そうか…なら十中八九そうだろう。ってかサンタと一緒に住んでんのかよ…」
ロ「へぇ…仲がいいのねぇ」
ウ「呑気にしてる場合かよ!!あ、あの~おれ達怪しい者ではなくてですね~…」
『ああん!?自分から怪しくねえって言ってる奴は大抵怪しいわい!年寄りを舐めとると痛い目あわすぞ!!』
ウ「ひぃっ、このジジイこえぇよ!!」
どうやらクネヒト・ループレヒトは機嫌が悪い様子
サンタ組が戻ってくるまで宥められるかな?
クネヒトお爺ちゃんお怒りゲージ50以下だったら戦闘にならないぞ!
50以上だったら1ターンだけ戦闘になるぞ!
dice1d100=44 (44)
- 177二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 22:53:42
こっちも良かった
- 178二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:05:56
ウ「ままま、待ってくれ!おれ達、寿老人と福禄寿に言われてここに来たんだ!」
ブ「うちの船医さんを借りたいと言われたので連れてきただけです!怒られる謂れはありませんよ!」
事情を説明した一味に対し、クネヒトはスンっと静かになる
『なんじゃそうか。そんならいいわい。そんなとこに居ったら風邪ひくじゃろ、中に入れ』
そう言ってクネヒトは小屋の扉の鍵を開け、手招きしてくる
ロ「あら、あっさり」
フ「意外と物分かりがよくて助かったぜ」
ゾ「……小屋はおれにも見えてるし、入っても大丈夫だよな……?」
ウ「獣臭ぇけど、嫌な空気じゃねぇし大丈夫だと思うぜ、てか寒いから早く入ろう!」
ブ「ヨホッ、骨まで凍っちゃいそうですよ~!!」
待機組はクネヒトに導かれ小屋の中に入る…
その小屋は…
1普通の小屋
2謎の力で広くなってる小屋
3異界へと通じてる小屋
dice1d3=3 (3)
- 179二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:24:12
待機組が入った小屋の中には、異様な空間が広がっていた
まず明らかに小さな丸太小屋とは呼べぬほど広い
壁や床は赤や緑などのクリスマスカラーで彩られており部屋が何部屋も続いている
そして背の低い三角帽子をかぶった者達が慌ただしくおもちゃを運んでいる姿があちらこちらに見えていた
ロ「こ、此処は…!?」
フ「異界だ!!小屋ん中が異界に繋がってたのか!!」
ブ「あちゃ~…ゾロさん、大丈夫です?何も見えてませんよね?」
ゾ「……まあ、ウソップが大丈夫と判断したなら、別にどうって事ねぇよ」
ウ「ええ~~!!おれを指標にすんのやめてくれよぉ!!責任取れねぇって!!」
『騒いどらんでさっさとこっち来い。まったく近頃の若いもんは…』
と言いながらクネヒトは近くの部屋に五人を通し、自分にだけ茶を淹れる
『その辺に座って待っとれ!!茶は出さんぞ!!うちで雇われたいなら別じゃがな!!』
ウ(ヨモツヘグイからしっかり守ってくれるあたり、悪い人じゃねぇんだろうな…)
そんなわけで、待機組の五人はツンデレ爺さんクネヒトと共に小屋の中の異界でサンタと仲間達を待つのだった… - 180二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:28:03
怪異が見えないゾロほんと怪異リトマス紙として便利だなー
- 181二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:29:58
クネヒトはツンデレじいちゃんだしサンタクロースも質素ながら思いやりありそうないいじいちゃんで良かった…
- 182二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:37:51
ノーデンスさんも言い方とやり方が悪かっただけでそこまで悪さしてないもんな(当社比)
とりあえずバーバ・ヤガーと子泣き爺はダッシュババアと南極老人ズに正座で説教受けてくれ - 183二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 00:01:18
さてあまり時間がないので少し巻いていこう
サンタと共に小屋の中にやって来たルフィ達四人は、色鮮やかな異界の姿に目を丸くする
ル「すっげ~!!此処異界か~!?」
ナ「小屋の外観と内装の広さが全然違う!!なんか小さい人達がたくさんいる!!完全に異界!!」
サ「すげぇな、小さい小屋でどうやっておもちゃを大量に用意するのかと思ったら、こういうカラクリがあったわけか…」
ジ「じゃがなぜわざわざあのような小さな小屋の外観を?」
『あまり目立ちすぎると良くない者に狙われるのでのう、クネヒトもおるし異界に入ってこられる者はあまりおらんが念のためじゃ』
ジ「なるほどのう、サンタクロースも苦労しとるんじゃな」
ル「そのクネヒトって奴、強ぇのか!?」
『そ、そうじゃのう、たぶん強いんじゃないかのう?悪い子に仕置きをするのが彼の役割じゃから…』
ル「へ~!!黒サンタすげぇ~!!」
とかなんとか言っている間に彼等は、先にクネヒトと待機していた五人と合流する
『来たか、ニコラウス。トナカイはどうした?』
『チョッパーくんが診てくれとるよ。さて、麦わらの一味の方々、この度はわしの友人がご迷惑をおかけして申し訳ない。わしがサンタクロースと呼ばれる存在。こちらはクネヒト・ループレヒト』
『よろしくせんでもええぞ、わしは海賊は好かんからな』
ル「おう、よろしく!」
ナ(クネヒトって人、凄い顔してる…)
サ(ルフィの奴、良くも悪くも人の話聞かねぇからな…)
ジ(流石ルフィ、自由じゃのう) - 184二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 00:30:07
『ふんっ!もうええわい!もう儂の仕事はなさそうじゃからのう!』
クネヒトは顔を顰めたまま部屋を出て行ってしまった
『すまんの、クネヒトは少し気難しいが悪い奴ではないんじゃよ』
ル「ん?いや、おれ達が海賊なのは本当だし、別に気にしてねぇよ」
『そうか…それでは、なぜ今回君らの元にわしの友人らが来訪したのかを説明せねばなるまいな。大体の話は聞いておると思うが、うちのトナカイの一頭が病に伏せってのう。クリスマスも近い時期じゃというのに、このままでは空を飛ぶことが出来ん。わしのトナカイはいわば聖獣じゃから、他のトナカイで代用するのも難しい。そこでわしは世界中に居る友人に助けを求めた。何か良い手立てはないかとな。最初は寿老人が己の鹿を貸そうと言ってくれたんじゃが…その、わしはサンタクロース。世界中の子供の夢じゃ。トナカイの引いたそりで空を飛ばねばイメージが崩れ存在が危うくなる。なのでそれは丁重に断らせていただいた。そして次に出た案が、君達の大切な船医、チョッパーくんの力を借りることじゃった。麦わらの一味の名は、今や怪異や神の間でも知れ渡っとる。チョッパーくんの霊力が普通のトナカイよりも格段に高く、何より医者もしておる。病のトナカイの代わりに飛んでもらうか、病を治してもらえたらと思っておったんじゃ』
ル「そんで俺達のところに爺さん婆さんが来たのか」
『うむ、わしは病のあの子の傍についていてやらねばならんかったので、チョッパーくんへの依頼を友人たちに任せたのじゃが…その…聞いた話では大分荒事になったそうじゃな…』
ロ「そうね、幸い大した傷は負わなかったけど、運が悪ければ死者が出ていたかも」
『そうか……』
ロビンの言葉にサンタはしょんぼりと落ち込んでしまう
『改めて言うが迷惑をかけて申し訳なかった。詫びと来てくれた礼をせねばなるまいな』
ル「いや、別にいいよ、チョッパーが自分から来たいって言ったんだし」
ナ「ちょ、ルフィ!?」
ゾ「なんだ、どうした?」
ウ「ルフィの奴、サンタが詫びと礼をしたいって言ったのを断ったんだ」
サ「まあそうするよな、ルフィなら…」
ル「だって此処異界だろ!此処の飯貰っても食えねぇじゃねぇか!!」
ナ「……確かに!!異界って事は、通貨がベリーじゃない可能性があるわ!!」
ウ「いやそこかよ!!」 - 185二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:10:46
ブ「そういう事らしいので、今回の事はチョッパーさんの気持ちを汲んで我々のボランティアという事にします」
フ「まっ、どうしても気がすまねぇってなら、おれ等の代わりにアンタのダチに文句言っといてくれや」
ジ「ケジメをつけようにも、怪異相手では簡単にいかんしのう」
『そ、そうか…なんだか本当に申し訳ないのう』
と、此処で小さな船医の悲鳴が異界に響いた!
チョ「ギャアァァァッ!なんだここ!?小屋じゃねぇぇぇっ!?」
ル「おっ、チョッパーの奴、終わったのか?」
ロ「そういえばあの子だけ何にも知らないわ」
ナ「しょうがない、迎えに行きましょ」
ずっとトナカイの治療をして何も知らされていなかったチョッパーは、治療を終えた後皆が待っているであろう小屋の中へと一人で入り…クリスマスカラーの異界でお怒り気味のクネヒトお爺ちゃんと鉢合わせしていた
『やかましいぞ、トナカイ小僧!!仕事は済んだんじゃろうな!?』
チョ「ぎゃああああっ!?なんだこの爺ちゃん!?顔が怖えええっ!?」 - 186二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:11:00
ル「おーいチョッパー!そんなとこで何やってんだ~!」
チョ「る、るふぃ~!!みんな~!!」
半泣きだったチョッパーは自身の仲間の姿を見た瞬間、号泣しその輪に飛び込んだ
チョ「小屋に入ったはずなのに小屋じゃねぇし、怖ぇ爺ちゃんはいるし、もうダメかと思った~!!」
『重ね重ねすまんのう、チョッパーくん。うちの子はどんな具合じゃったかの』
サンタが話しかけるとチョッパーはハッとして顔をあげた
チョ「そうだった!あのな!結構症状が重かったから時間かかったけど、もう大丈夫!!あの子も飛べるって言ってた!」
『そ、そうか!!ああ、よかった……!!』
ル「そっか!よかったなぁ、サンタのおっさん!」
『ああ、本当にありがとう。さて、急いで出発の準備をせんと…!』
ロ「そうね、もう24日から日付も代わってるわ。夜明けまでに子供達にプレゼントを渡さないといけないのね」
チョ「た、大変だ!大丈夫なのか!?」
ナ「外は吹雪よ。病み上がりの子を連れ出して平気なの?」
『うむ、聖獣じゃから具合が悪化する事はないと思うが、少しスピードが落ちるかもしれん』
チョ「あの…!おれもついてっちゃ駄目か!?そりなら引けるぞ!!」
ル「いいなそれ!サンタのおっさん、チョッパーが行きたいって言うなら一晩連れてってやってくれ!」
『なんと!そこまで世話になっていいのか!?』
ナ「子供達の為だもん!もうしょうがないわ!!」
ウ「急げ急げ!おれ達も何か手伝えるか!?」
ウソップの言葉に今度はクネヒトが答える
『だったら梱包とそりへの運搬を手伝え!!男手が多いから助かるわい!』
ル「よーし!みんな!!絶対朝までに間に合わせるぞ!!」
「「「「おう!!」」」」
というわけで皆でサンタの手伝いだ!! - 187二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:27:42
そこからはもうてんやわんやの大騒ぎ!!
プレゼントの梱包に運搬を三角帽子の作業員達と共に延々と続け、終わった頃にはもう日が昇るまでわずかしか残っていなかった!
チョッパーは吹雪の中、病み上がりのトナカイと残り七匹と共に九番目のトナカイとしてそりを引く大役を貰い、全霊力をかけて空を駆け、世界中の子供達にプレゼントを配り渡った!!
チョッパーの霊力:90
90以上の数字を出すと霊力の使い過ぎで仕事が終わったと同時に気絶するぞ!
dice1d100=15 (15)
- 188二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:29:46
よかった、クリスマスを一緒に祝えそうで良かった!
- 189二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:33:58
チョッパーお疲れ様でした!
- 190二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:41:54
チョッパーサンタとか想像だけで尊い
あ違う、てぇてぇ - 191二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:54:23
チョッパーを含めたサンタのそりの速度は光の如く!!
なんとか朝までにプレゼントを配り終える事に成功し、サンタクロースは無事に己の仕事を全うする事が出来た
『本当になんと礼を言っていいやら…いや、本当に本当に、何もいらんのか?』
チョ「うん!むしろサンタさんと一緒に空を飛べただけで、幸せだったぞ!!」
ル「ふへぇ…おれ達はメチャクチャ疲れたぞ~」
ナ「しばらくプレゼント包装紙見たくないわ…」
ロ「でも残念ね、せっかく仕事が終わったのに、理が違うせいで一緒にクリスマスをお祝いできないなんて…」
ウ「一応おれ達も人間だからな。(怪しいのもいるけど)お互いの為にも適切な距離感ってもんを守った方がいいんだよ」
ゾ「見えねぇおれにとっては距離もくそもねぇ。見えねぇ聞こえねぇ触れねぇ相手と親しくなれる方法なんてあるのかねぇ」
ブ「ヨホッ、探せばあるかもしれませんよ。世の中まだまだ知らない事ばかりですからね!」
サ「そーだな、実際サンタクロースが実在したのも昨日知ったばかりだしな」
フ「おれ達もまだまだ経験不足ってことかぁ!」
ジ「ワッハッハッ!怪異の世界とは、海より広そうじゃのう!」
こうしてサンタクロースと別れた麦わらの一味は、グランドラインの旅を続ける…
と、その前に…
『おい小童ども、コイツを喰らえ!』
クネヒト・ループレヒトが十人に向かって何かを放り投げてきた
チョ「わっ、こ、これ何?」
ロ「これは…石炭?」
ゾ「クネヒト・ループレヒトは…悪い子供にプレゼント代わりに石炭の塊やらなんやら子供が喜ばねぇもんを渡すんだったか?」
『海賊の小童どもにはお似合いだろ!もってけ!せいぜい燃料にでも使うんだな!!』
ル「おう!ありがとう!!」
『喜ぶな馬鹿たれ!はよ帰れ!!』
クネヒトお爺ちゃんの怒鳴り声が空に響き、サニー号は逃げるように海へと繰り出すのだった…
おしまい - 192二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:59:19
最終話まで見てくれてありがとう
そして日付が変わってしまってすまない!!
チョッパーの誕生日ネタも入れる余裕がなくてすまない!!
クネヒトお爺ちゃんの方が目立ってしまってすまない!!
誤字脱字台詞間違い等ミスがあったぞすまない!!
謝りっぱなしもなんだから、次回の話をしよう
次回はたぶん来年になる
今年のお話はこれでお終い
皆メリークリスマス!よいお年をお迎えください!!
もう夜遅すぎるのでここまで!!じゃあまた次のお話で!! - 193二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 02:17:35
まだ寝てないからクリスマス・イブ!!
今回も凄く楽しかった次回も楽しみにしてる
メリクリ&良いお年を〜 - 194二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 02:27:16
こういうシーズンに合った怪異を登場させるのディ・モールト・ベネ(とても良き)
ベーシックサンタの陰に隠れがちのクネヒトじいちゃんが個性たっぷりで面白かったです。
来年は正月や成人式に因んだ怪異や、”鬼”がテーマとなる節分の怪異が登場するかもしれないと思うと凄く楽しみです
メリークリスマス&ハッピーニューイヤー!! - 195二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 02:37:40
いいオチだ
今回も面白かった! - 196二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 09:34:46
今回も面白かったー
スレ主さんも良いお年を! - 197二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 15:09:31
老害怪異パレードがこんな結末に繋がるとは誰が想像しただろうか
- 198二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 01:36:01
『子供が喜ばない物を渡す』性質を守りながらお礼を渡すクネヒト爺のツンデレも面白かった!
スレ主さんも皆様も良いお年を! - 199二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 02:46:37
よくよく考えたら”子供は”喜ばないけど大人にとっては喉から手が出る程欲しいんだよなぁ
それ考えたらクネヒト爺さんは「子供にお仕置きをする」だけではなく「子供の悪戯で困らせられる大人を気遣う」事が両立出来るプレゼントを渡してるってことか
という事はクネヒト爺ちゃんは大人にとってのベーシックサンタやんか - 200二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 13:09:18
200じゃなくても皆さん良い年を
メリークリスマス