トレーナーの私物を壊してしまうウマ娘

トレぴが大切にしていた何かを勢い余ってうっかり壊してしまったヘリオス
「うわ！？トレぴマジごめぴ～～！！」と涙目になりながら全力で平謝り
そんな姿を見て、ヘリオスが目の前で悲しそうにしてることの方が辛くてたまらなくなって、本心から、彼女を泣き止ませていつもどおり笑わせてあげるにはどうすればいいかしか考えないトレぴ

27二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 20:25:02

>>24

>>25

こんな感じかい？

「それ、祖母の形見なんだ。」

トレーナー室で見せて貰った古めかしい手鏡。

「代々受け継いだものだから大事にしなさいってくれたんだ。」

明治の頃の物でしょうか……素朴ながら品の良い品。ですが、何か妙な気配を感じる鏡……。

まじまじと見ていると、お友だちも何か感じ取ったのでしょう。私の手から手鏡を叩き落してしまった。

音を立てて割れる鏡。散らばる硝子。ああ、なんてことを……。

「カフェ！怪我無いか！？」

「私は……大丈夫です。ですが、ああ……アナタ、ごめんなさい……手が、滑ってしまって……。」

「気にしなくていい。怪我が無いならそれでいいさ。」

やさしくも落胆を隠せないアナタに、私は……何も声をかけられない……。

散らばったカケラを集めようとしていると……どうやら、潜んでいたモノが解き放たれたようです。

部屋の電灯は全て消え、耳を劈く声にならない絶叫と共に"それ"は姿を表しました。月の無い宵闇より暗い、質量を持った影が。

「我、……戸……ノ……命……ナリ！我、ソノ者喰ラウ……ナリ！憎ラシヤ！恨メシヤ！！」

「カ、カフェ！これは一体……！？」「アナタは私が守ります。私から……離れないで！」

確かにアナタは怪異に好かれやすい……ですが、どうやら……原因は……この手鏡にも有ったようです……。

元は神だったのでしょう……。しかし、いつしか零落し……。怪異に成り果てた……まつろわぬもの……。

かなり高位の存在だったのでしょう……今の私では、彼を守ることが精一杯……活路を見つけねば……。

硝子を割る音……どうやら、お友だちがカケラを細かく砕いているようです……。

「ガアァ！ヤ……メロ！我ガ、依代！我ガ、ワレデナクナル！アア！！アアアアア！！ニクラシヤ！！」

怪異がそう叫ぶと、影は霧散しいつものトレーナー室へと戻っていた。なるほど……鏡を依代にしていた……ということでしょうか。

お友だちには……改めて感謝しなければなりませんね……。

「アナタ、もう、これで大丈夫……！？」「カフェ！ありがとう！流石、俺の愛バだ！」

私を抱きしめ、頭を撫でてくれるアナタ……お友だちに背中を叩かれても、今は気にならないようです……。

怪我の功名……とでも言うべきでしょうか……。

今は、アナタの温もりだけを……堪能することにします……。

>>28

28二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 21:01:34

>>27

爆速で良質なSSをお出ししてくるとんでもない神様がここにいる

29二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 22:00:23

ドトウがいつも壊してすいませんって謝るけどトレーナーは「いいよいいよ」ってニコニコ顔だけど
よりによって遺品を壊してしまいいつも通り謝ろうとするドトウだがトレーナーの顔が能面になっているのに気が付き
「ヒッ…」ってなるけどすぐにトレーナーがいつものように「ドトウはドジだなあ」って笑顔なんだけど
目が全然笑ってないとかあり？

>>30

30二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 22:06:39

>>29

有り

それ以後は笑顔が張り付いた作り笑いにしか見えなくなるとなお良し

31二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 23:33:53

>>2

プラモ探しにシャカールとデジタルに協力を仰ぐがシャカールに「受注生産だから諦めろ」と言われる一方で「フルスクラッチなるものがあるにはありますが…」と言い淀むデジタルに内容を確認し実行するエアグルーヴ

後日虚ろな瞳でフルスクラッチデンドロビウムを持って来たエアグルーヴ

>>39

32二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 23:36:36

いいよ、うん…もう良いよ

>>35

33二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 23:52:29

「あれ、なんだろう・・・紙に包まれた、お守りか何かかな？」
セイウンスカイは興味本位でトレーナーの机の引き出しにあった数センチ四方の紙包みを取り出した。
おみくじやお守りかと思ったけれど、しっかりとした中身が入っている。
いけないことだとはわかっている。
それでもセイウンスカイはその包みを開けてしまった。
「ひっ」
紙包みからはみ出したのは——わずかな毛の束。
思わず包みを取り落とす。

トレーナーが戻ってきたのはほぼ同時だった。
それがかつてトレーナーがドバイのレースで亡くしたホクトベガの遺髪だったことを聞かされ、セイウンスカイはひどく後悔した。

34二次元好きの匿名さん23/12/18(月) 23:53:52

シチーさが癇癪でうっかりトレーナーの大事なものを壊してしまうべ、それ以降トレーナーは練習やレースの指示ばかりでプライベートで一切シチーさと絡まなくなったべ、シチーさが謝っても「怒ってないよ」とシチーさのトレーナーさんはいつも通りで接しているべ…「アタシなんてことを…」って頭を抱えて落ち込んでいるシチーさ、素晴らしいべあれほどの芸術品は見たことないべ

35二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 06:51:43

>>32

失望されたと勘違いしそうだな

36二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 07:15:11

ついうっかり…をやってしまったとして
かつて母親に同じことして怒られたことがあって、過剰に反応するキングはありそう

>>38

37二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 07:28:29

それよりもキミに怪我がなくて良かったよ

>>38

38二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 07:36:42

>>36

割れ物だったら>>37のセリフの後、拙い修復をして、「これでキングとの思い出の品にもなったな」とかキントレが言って、今度はこっちの顔しそう

39二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 16:37:30

>>31

流石のたわけもドン引きしてそう

40二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 16:44:31

>>15

なぜかグラトレとグラスで再生された

41二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 18:47:58

哀しさを担当に悟られないように目力を強めた結果、今にも人を殺しそうな眼にしか見えず担当を怖がらせてしまうトレーナー

>>58

42二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 21:27:57

ギムレットは…まああれは結構空気読むからやらかしななさそうだな

43二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 22:13:38

トレーナーの後生大事にしていたマグカップを壊してしまった後で「マグカップは壊れてしまったけど想い出は無くならないよ」と言われた殿下

>>46

44二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:40:31

>>7

割ってしまった花瓶と寸分違わない花瓶を作り、誠心誠意謝罪するが「シンボリ家のウマ娘にセンスのない花瓶を作らせて悪かったな」と悪態を付かれるが自分が原因なので何も言えないシリウス

45二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 01:11:17

マルゼンスキー「ごっごめんなさい…」
トレーナー「あんまり落ち込まないでよ、形あるもの云々って言うじゃないか」
マルゼンスキー「でもそのマフラー、お母様が手編みで作ってくださったんでしょ…？」
トレーナー「もう繊維も傷んでたしなぁ…だから君の手が引っかかったくらいで破けちゃったんだし」
マルゼンスキー「そうは言っても…本当にごめんなさい…」
トレーナー「うーんそうだなぁ…あ、確かに首周りが寒くなってきちゃったね」
トレーナー「エアコン、つけられる？(タッちゃんを指差し)」
マルゼンスキー「…！」
トレーナー「代わりのマフラー買いに行こ？お詫びに君が選んでよ」
マルゼンスキー「も、もちろんよ！！早速いきましょ！！」

買い物が終わり　イルミネーション輝く夜の街を駐車場へ歩く二人
トレーナー「見てよマルゼンスキー、とっても綺麗だね」
マルゼンスキー「なんだかロマンチックね〜」
トレーナー「君が選んでくれたこのマフラーとっても暖かいよ、コートいらないかも」
マルゼンスキー「うふふ、嬉しいけど風邪ひいちゃやあよ？」

マルゼンスキー(ごめんなさい、今私こう思っちゃった)
マルゼンスキー(アナタに似合うのは使い古された脆いマフラーじゃなくて…)
マルゼンスキー(…シミのない真っ赤なマフラーだって)

マルゼンスキー「…ごめんなさい(小声)」
トレーナー「え？何か言った？」
マルゼンスキー「ううん！何も言ってないわよ〜！い、イルミネーション本当に綺麗でチョベリグね〜！！」
トレーナー「そうだね〜」
マルゼンスキー(トレーナーくん、罪な私を許してネ？)

それでは聞いてください
テレサ・テンで『償い』