- 1表紙23/12/19(火) 22:08:27
- 2本文23/12/19(火) 22:08:44
おぼつかない暗闇を伴って、身体がソファへと止まった風を受ける。ぐるぐると回転を止めない油絵の死角が、どこか冷静なメモリー領域を際立たせ、それは自らの内にある何かを増幅させている。先ほどまでは夢のようだった無為な原色から目を背けるために、横になっていた体を起こし、非常に現実に近しい、見たくもない天井を見る体勢になる。身体を揺らした所で、シルエットが思い出せない。シルエットと、過ぎ去った時間が切り離せていない。どうにも、あなたの事が理解できていないらしい。しまった、と思った頃には、ぼんやりとした肢体がそれぞれ、地に落ち始めてきた。速く思考を加速させなければ、保てなくなってしまう。けれど、今はもう何もできない。不快感すら糧にしている事が腹立たしい。しかし、仕方がないのだ。こうする事でしか保てない側面もあるのだから。思考、思考が欲しい。物質的観点が全て均一になっていくにつれ、そこから真実が浮かび上がってくる、そう思っている。頬が、目が、溶け始めてきた。まだ溶けていない脳には、真実が見えた。ああ、私は、あなたの事が、あなたの事が、あなたの
- 3二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 22:09:44
- 4二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 22:11:01
あなたか。
- 5二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 22:17:08
眠くて思考がまとまらない感覚を思い出した
- 6二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 22:21:43
夢と現の狭間にいるときこんな感じだったりする