- 1二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:19:34
真っ暗な、いえ真っ暗じゃないですね。所々キラキラしてる…あぁ、そうです、宇宙みたいな空間で。
いつもその人は泣いてるんです。必死に私の名前を呼んで泣いてるんです。
私、いつもその人に返事をしたいなって思ってるんですけど、喉がすっごく焼けるように痛くて、いつも何も言えないんです。笑って大丈夫ですよって言いたいに表情のひとつも動かせなくて。
その人、私をギューって抱きしめてくれるんです。私もぎゅーって抱き締め返してあげたいけど、腕も全然動かなくて。体がこう、硬直してるみたいに動かないんです。
その時、あ、私死ぬんだなって確信したんです。
不思議ですよね、私こんなに色んなこと考えれるのに、この人が泣いて、必死に私の名前を呼ぶ姿を見て、私死ぬんだなぁって。
寂しいなとか、色々思ったんですけどね、でも死ぬのに後悔はなくて。変ですよね、死ぬのにちょっと満足してたんです。その人の泣いてる姿を見れて、何だか満たされちゃってたんです。私のために涙を流してくれるその人がとても綺麗で、死ぬ前にそれが見れて、とても満足しちゃって。
でも、この先この人と同じ世界は見れないんだなって思うと、やっぱり寂しいなって思いました。この人の隣で、この人が生きていく世界を一緒に見れないんだなって。
それが唯一の心残りだったんです。
だから、死ぬ前に、この人の顔をしっかり見ようって、この人の涙を忘れないようにって、必死に目を開けるんですけど、どんどん視界が霞んできて。
だから、痛くて痛くて苦しいけど、その人の名前を呼んで、腕を伸ばしたんです、けど。
「いーーつもそこで目が覚めちゃうんですよね。これってどういうことですかねグエルさん」
「知らないし俺の唐揚げを勝手に食うな、お前の弁当にも同じの入れてやってんだろ」
「他人の唐揚げって美味しそうに見えますよね!」
「やめろ俺の昼飯が減る!」
「減りません!」
「現在進行形で減ってんだよ、俺より多めに入れてやってんだから食べんな!!」 - 2二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:25:44
グエスレなの?スレミオなの?
- 3二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:36:46
「夢の話なんて深く考えたら負けだろ、負け」
「グエルさんのお弁当の唐揚げが減るのも深く考えたら負けですよ」
「それは考えるだろ」
「というか、グエルさんは変な夢とか見ます?」
「……見るっちゃみるな」
「どんな夢ですか?」
「……お前と似たような夢だよ。俺の場合は知らない奴に殺される夢。お前と同じ、なんか殺されてほっとしたんだよな。あぁもう俺は必要ないんだな、良かったって。そいつ必死に俺になんか言ってんだけど…俺、そのまま爆発するんだよ」
「爆発?!」
「俺が爆発するんじゃねえぞ。でっけえロボットみたいなやつの中に入ってて、そのロボットが爆発するんだよな。どちゅーんって」
「なんですかそれ…」
「知らん。あぁでも面白いのは、そいつ俺の事兄さんって呼んでたんだよな。面白いよな、俺兄弟いねえのに。弟?が必死にさ、兄さん逃げろって言うんだよな。どこにって感じだろ?」
「あの世に逃げるとか?」
「あの世には逃げねえよ」
「というか、グエルさん弟欲しいんですか?」
「いやいらねえかなぁ。家族なんて面倒だろ」
「おお、リアリスト!」
「何がだよ、意味わかってんのかお前」 - 4二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:39:36
本編で死にかけた場面で、本当に死んじゃったifの更に転生後的なアレかな?
- 5二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:40:15
もしかしてミオリネとラウダが存在しない世界線?
- 6二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:48:00
記憶喪失になってMSが存在しない日常系の他の世界に転移した可能性もあるな、これ。
- 7二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:50:58
期待していいの?
- 8二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:54:58
ちくしょう、こんな夜更けに気になるもの見ちまったぜ
- 9二次元好きの匿名さん23/12/19(火) 23:59:12
「でも夢ってその人の願望ですよね?」
「いやそうとは言いきれんだろ…」
「つまりグエルさんは弟が欲しい、そして弟に殺されたい!」
「いや待てよ、怖いこと言うなよ」
「そして私は…大切な人の傷になりたい!」
「やべえ願望だな」
えへへ、と笑ったスレッタに呆れながら、こいつが食い切ってしまった弁当をしまう。幼馴染だからって好き勝手しすぎじゃねえかこいつ。
俺とスレッタは、家が隣同士だ。
姉と母と3人暮らしのスレッタと、母親と二人暮しの俺たちはお互いの母親が仲が良かった、というより謎の意気投合をした結果、幼少期から定期的に一緒に飯を食ったり、なんだかんだ一緒に遊んだり、お泊まり会をしたり……巷では結構有名な仲良しコンビである。いや、悪ガキとして名が知れてるほうが正しいかもしれない。
「大体弟に殺されたいってなんだよ、それに俺、家族面倒っていっただろ」
「嘘ですよ!グエルさん家族大好きですもん!こないだエリクトお姉ちゃんのためにケーキ作ったの知ってるんですからね!」
「頼まれたから作ったんだよ!お前も手伝っただろ!」
「はい!生クリーム美味しかったです!」
「そうか、よかったな!」
こいつのペースに乗ると本当に疲れる。頭が痛くなる。ズキズキする
。でもこいつのこのお気楽な性格?マイペース?のお陰で色んなことを考えずに済むんだから、スレッタ様々なんだと思う。
「でもグエルさんに本当に弟がいたらどうします?」
「どうするも何もない。俺の家族はもう居ないし、兄弟もいないから」
「夢がないです!」
「じゃあお前はどうすんだよ、夢に出てきたその人が出てきたら」
スレッタが目を見開く。
そして、目尻を緩ませる。花がふわりと綻ぶ様な、優しい笑みだった。
「今度こそ、ちゃんと抱き締めます。抱き締めて、愛してますって言います」 - 10二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:05:54
微笑ましい兄妹みたいなグエルとスレッタだなと思ったら幼馴染設定かなるほど
夢の中の人は同じ世界線にいるのかな - 11二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:15:21
あまりのストレートな物言いに、唖然とした後に顔が赤くなった。俺が言われたわけじゃねえのに、心の中の乙女がキャー!と悲鳴をあげた。
「はっっっずかしい!」
「は、恥ずかしくないですよ!!夢の中でずっとあってる人ですもん!これは運命です!運命の人に愛してるって言って何が悪いんですかー!」
「いや、恥ずいって!恥ずかしいって!もうスレッタさんったらやーねー!」
「あーー!バカにしてますね?!バカにしてますねぇ!!?」
明日のお弁当唐揚げ倍増させますよ?!とポカポカ俺を叩くスレッタにわざとらしくキャーキャーしていれば、ジリリリリ!と昼休みの終わりを告げるベルが鳴り響いた。
「あ、昼終わり」
「次移動です!どこでしたっけ?」
「4階の視聴覚室…戦争モノの映画観るんだっけ」
「映画?!寝ます!!」
「寝るのかよ」
「寝ます!お腹いっぱいの後に見る映画なんておやすみ時間です!きっとソフィ先生も許してくれます」
「そうかな、そうかも…?」
弁当を仕舞い、筆箱とノートを取り出しては教室から出ていく。5限目の始まりまで残り5分、俺とスレッタの足なら5分もかからずに教室に着くだろう。
(…もし、俺に弟が本当にいたら)
階段を一段飛ばししながら考える。どうするだろう。もし、弟がいたら、自分は。
「嬉しくねえな、弟いても」
だって、殺しにくるし、俺死にたくねえし。まぁ、別に死んでもいいのだが。
「弟を人殺しにはしたくねえしな…」
ぼそりと呟いた己の言葉に、なぜかズキンと頭が痛くなった。 - 12二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:20:28
まさかのソフィが先生
ソフィも記憶?あるのかな……そしてこのパターンだと、ソフィがいるならノレアはいなさそうだな…… - 13二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:41:34
シャディクやエランはもちろん他のキャラも別ポジでいるんかね?
- 14二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:42:36
じりり、6限目の終わりを告げるベルが鳴る。タイミングよく映画も終わり、全員がはぁーと深いため息を吐いていた。
「いやー!やはりよいですなロボット戦は!」
「わかりますぞ!」
「何がいいのよあれ、てかなんで戦ってんの?」
「なんの逆襲なのかわかんないよね」
「声優ってあの人たちだよねー?」
「そうそう」
わいわいがやがや。全員が好きかって何かを話してる中、ソフィ先生が「感想文は来週提出だよー」と言う
のを聞きながら、俺は体を小さく伸ばした。
「面白かったですか、コレ」
隣に座ってたスレッタが、ムスッとした顔をしながら言う。珍しい、めちゃくちゃ不機嫌だ。俺はポケットに入れていた、今朝コンビニで買ったラムネをスレッタに1粒やる。すると1粒じゃ足りないんですが?と言わんばかりの顔で見られたので、5粒ほど追加すればスレッタはラムネを口の中に放り込み、ばりぼりと音を立てながら噛み砕いた。ラムネさん可哀想。
「なんというか、みんな自分勝手な映画です!」
「まぁ、昔の映画なんてそんなもんだろ」
「あの赤いロボットに乗ってた人、凄く嫌です!」
「嫌って言うな」
スレッタの中であの赤いやつは敵認定されたらしい。俺な人間臭くて好きだけどな、白いロボットに乗ってた人も好きだけど。こういうことを言うとスレッタは余計面倒くさくなるので言わないでおく。
「でも最後みんなででっけえ隕石?惑星?落とすのみんなで止めるシーンは好きだったなぁ」
「まぁそこは、よかったです、はい」
「というか見てたんだ、ちゃんと」
俺の言葉にスレッタはバツが悪そうに目を逸らした。
「なんか、目が離せなかったんです、あの映画」
「目が?」
「なんというか、懐かしい、気持ちにさせる、ような?」
「ふうん」
まぁ、スレッタの言わんとしてることは、何となくわかる。俺はラムネを2つ程手のひらに出しては同じように口の中に入れ、がり、と噛み砕いた。しゅわしゅわと口の中で溶けていくラムネはとても甘くて、疲れた頭を癒してくれる。ブドウ糖は最高だな、とぼんやり思った。
「俺も、懐かしい気がする」
「マジですか?」
「マジ」
いつも俺を乗せて爆発するロボットは、彼らの乗っていたロボットによく似ていたから。そのことは言わずに、俺は席から立ち上がった。 - 15二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 00:49:41
ちょwww学校の授業で逆襲のシャアwwwww
- 16二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 04:59:58
保守。
- 17二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 08:56:42
続きが楽しみ!
- 18二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 11:09:13
ここのスレッタとグエルは同級生なのかな?
- 19二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 15:17:55
さすがにグエルがなんらかの理由で留年しててスレッタと同じクラスになったということはないと思う。
- 20二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 19:49:07
「あ、いいんちょーこのプリント教室持ってって」
視聴覚室を出ようとした所をソフィ先生に呼び止められ、俺は心底嫌そうな顔をした。ソフィ先生はそんな俺の顔を気にせず、机に置かれた束のプリントをパンパンと叩く。
「嫌です」
「学級委員長のくせに断るじゃん」
「学級委員長じゃないです。皆が勝手にそう呼んでるだけです」
「まぁまぁ教室戻るついでなんだしさ、持ってってよ。飴あげるから」
「なんの飴ですか?!」
「スレッタ」
「いちごミルク」
「グエルさんプリント持って行ってください!」
お前なぁ!と俺が吠えるがいつの間にか飴を受けとっていたスレッタは既に敵だった。生徒を買収するな、と思うも飴如きに釣られるスレッタもスレッタだと思う。もう既に飴を貰って口の中でコロコロ転がしているスレッタを見ながら、俺はため息を吐いた。それはもう分かりやすく。
「…わかりました、持っていきます。先生の机に置いとけばいいんですよね?」
「うん、よろしく!いい子ないいんちょーにはサイダーの飴を上げよう」
「わーい!」
「お前のじゃないからな」
ソフィ先生はけらけら笑いながら飴をスレッタに渡した。俺のじゃないのかよ。サイダーの飴俺のだろ、なんでお前が貰ってんだよ。再びため息を吐きながら、俺は机に置かれたプリントを手に取った。けっこう重い。プリントって重いんだよな…
「あ!そうだ」
ソフィ先生が思い出したかのように声を上げる。俺とスレッタはなんだ?と首を傾げた。
「最近ここら辺で不審者が多発してるから、2人とも気をつけなよ」 - 21二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:18:55
なんか不穏な言葉がでてきたような・・・?
- 22二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 20:55:51
謎の夢を見る2人が気になって読み進めてたらソフィ先生が出てきて目が離せなくなった…
- 23二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:25:15
死者の箱庭の夢か、泡沫の夢か
- 24二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 21:37:05
死者の世界からサルベージしようとする不審者(生者)かも?
- 25二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:05:56
「不審者?」
「そ、今日保護者宛に連絡いくと思うけど、ついでだしね。スレッタもいいんちょーもお人好しだから危ない人にはついてっちゃダメだよー?」
不審者が多発するなんて、どんだけ治安わるいんだよと思う。でもこの辺りで犯罪やらなんやらで騒がしくなったことなんてあんまりない気がする。じゃあ治安が悪いわけじゃなか?
「…ちなみに、不審者ってどんな人なんですか?変な感じなんですか?」
何となく気になって聞いてみた。
俺のイメージ的に、不審者と言えば黒ずくめで、大きな帽子被って、全身覆うコート着てて、前を拡げたら全裸とかそんなイメージしかなかったから、そのイメージがあっているのか確認したかった
「んー、私があったのはねぇ、女の人だったな」
「え?」
「ん?」
俺とスレッタは顔を合わせる。ソフィ先生はこてりと首を傾げた。
「…あ、の…ソフィ先生不審者に会ったんですか?」
「ん?会ったよー!いきなり女の人に腕掴まれたんだよね!面白くない?」
面白くねえよ。そう言いそうになるのを飲み込む。不審者に腕掴まれてなんでそんなに平然としてるんだよ。よく無事だったなこの人
「その、車とかに引きずり込まれそうになったりとか、しなかったんですか?」
「しなかったよ、なんかずっと叫んでたけど」
「叫んでた?」
ソフィ先生はうんと頷きながら笑う。笑い事では無いと思う。本当に。
「でもさ、何叫んでるかなーんにもわかんないんだよね」
「わかんない?」
「同じ言葉なはずなんだけど全然伝わらないというか?ぐちゃぐちゃになっててなんも聞こえないみたいな」
もう怪異の類じゃないのか、それ。不審者の部類が違いすぎて戸惑ってしまう。
「なんかさ、顔も思い出せないんだよね。なんかモヤがかかったみたいに」
「えぇ、こわ」
「それでもさぁ」
ソフィ先生が、いつも隣に置いているぬいぐるみをするりと撫でる。そして、どこか優しそうな笑みを浮かべては俺たちを見た。
「なんか、すっごい懐かしい気持ちになったんだよね」
だから、ソレは不審者じゃないかも。
その笑顔はどこか、スレッタの笑顔に似てるような気がした。 - 26二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:07:53
ソフィが懐かしく思う女の人……やっぱり、こっちの世界に相棒は……
- 27二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 22:23:32
もしかしてグエルとスレッタ、なんらかの理由で昏睡状態になっているんじゃ?
不審者=なんとか覚醒させようと必死になっているミオリネたちとか? - 28二次元好きの匿名さん23/12/20(水) 23:26:02
つまりノレアは死んでないってこと?
- 29二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 04:06:38
ソフィちゃんが平和な世界で学校の先生やってるってだけで、もう、胸がいっぱい、嬉しい、良いね
- 30二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 14:18:03
続きが気になる保守
- 31二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 19:00:39
俺の夢の話?いい話じゃないんだけど…そんな聞きたいのか?まぁいいけどさ。
気づいたらさ、なんか突き刺てんだよ、体に。
多分致命傷。ジリジリと体の半分が熱く、まるで炎に炙られてる肉の気分。痛えなぁって泣き叫びたいけどそんなことしてる暇はないってのはわかるんだよな。なんでかわかんねえけど、俺はもう逃げない!てかっこよく言ってんだよ。逃げる以前にもう死ぬのにさ。
レバーみたいな何かを、ゆっくり動かすんだよ。頭を撫でるみたいに…こう、アーム?みたいなのを伸ばしてさ。何かを壊したことだけはしっかり分かった。バキンって音がすんの。うん、よかった。今度はちゃんと助けれたって。何がって思うけど、そんときはそう思ったんだよ。
どっかから声がするんだ。なにしてるの、逃げて、ごめんなさいって。でも謝られる理由もないし…寧ろ迷惑かけてごめんな、不甲斐ない兄でごめんなって、思ったんだよな。だからもう逃げないって、お前から逃げないからって笑うんだよ。何笑ってんだって感じだよな。
…本当はさ…抱きしめてやりたかったんだよ。今すぐに飛び出して、ごめんなって、ありがとうって。こんな俺の弟でいてくれてありがとうって。でもそれ以上に…あぁ、やっと罰せられたって。ほっとしちゃったんだ。もう俺が居なくても大丈夫なんだって、寧ろ俺が居ない方があいつにとってもよかったんだって。
最低だよな夢の俺、仮にも兄さんって慕ってくれてる弟?に人殺しさせるとかさ。でも夢の俺はそれで満足だったみたい。
爆発、うん。しそうになるからさ。そいつから離れたんだよ。夢の中だけど一応ロボットに乗ってたからさ、俺とその弟(仮)。だからさ、あ、爆発するなって。だから弟を突き飛ばす?違うな、なんかこう、手のひらでこう押してさ、俺から離れたの。弟から。
そんでそのまま爆発するの。最後にさ、弟の名前、呼ぼうと思ったんだよ。でももうロボットも限界だったみたいで、離れたと同時に爆発しちゃって。
夢の中の俺、弟の名前呼べたのかもわかんないままいっつも目が覚めるんだよな。
「弟さんの名前思い出せないんですか?」
「全く思い出せないんだよな」
「というかグエルさんの夢、ちょっとSFチックですね!」
「お前の夢もSFチックだろ。人の夢にケチつけんな明日の唐揚げ減らすからな」
「つけてません!!だから唐揚げ倍増お願いします!!」
「食い意地すごいなお前」 - 32二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 19:04:32
会話はほっこりできるけど画像がほっこりできねえ・・・
この世界にフェ……後輩ちゃんは存在しているのかしら? - 33二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 21:49:19
「わかりました」
「何が?」
「グエルさんの夢の意味!」
はぁ?と俺は首を傾げる。特売の鶏肉をカゴに入れながら「何の話だ?」と言えば勝手にどっかから持ってきたポテトチップスをカゴに入れたスレッタはピースをしながら万遍の笑みを浮かべていた。
「グエルさんは弟に殺されたいんじゃなくて、弟の名前を呼びたいんですよ!」
「一応聞くけど、なんでそう思った?」
「だって、名前を呼ぶ前にグエルさんは爆散しちゃったんですよね?」
私も死ぬ前にその人のこと抱きしめたかったけど死んじゃったじゃないですか!と言うスレッタの言葉に買い物をしていたマダムたちが一斉にこっちを見る。見ないで欲しいと願いながら俺はため息を吐いた。今日だけでたくさんの幸せが逃げたような気がする。
「名前を呼んで抱き締めてあげたいんですよ、グエルさんも」
スレッタが嬉しそうな顔で言う。呆れそうになりながらも、あまりにも嬉しそうに言うものだから、俺もつい笑みがこぼれた。
「そうだな、俺ももしかしたらそうなのかもな。ポテチは戻してこい」
「えぇー!?!!」 - 34二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 22:44:27
この子達もしかして毎日唐揚げ食べてる?
どんだけ好きなの~~~wwww
…って思って笑っていたんだが、まさかこれも何かの伏線??
こう、構築された世界の綻び的な…。 - 35二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 22:49:37
「あんまり大きな声で死んだとか死ぬとか言わない方がいいよ」
後ろから聞こえた言葉に俺とスレッタは振り返った。
背の高い男が、俺たちが見慣れないカードを持って、勝手に会計を済ませている。
不審者が多発している。ソフィ先生の言葉が脳を過ぎる。勝手に会計を済ませて、勝手に変な忠告をしてくるこいつは確かに不審者だ。
俺が思い描いてた不審者とは全く違うし、ソフィ先生の言っていた女とも違う。
ぐちゃぐちゃの、沢山黒いマーカーで塗りつぶされたような顔の男が、俺たちの前にいる。
「…な、」
「俺はさ、ふたりがどう見られようがどうだっていいけど、ああいう話はこっそりするものだと思う」
「だ、れで」
「あぁ、会計は一括で、袋入らないよね。いつもエコバック持ってるもんな。お前のそう言うマメなとこ、好きだけど嫌いだったなぁ」
男はケラケラ笑う。声もどこか機械を通したような声で、所々ノイズが入ったように聞づらいのに、周りの人は何も気にせずに男と俺たちをそのままにしている。まるで俺たち空間が歪んでいて、周りだけは正常な状況に、頭が痛くなる。レジのおばさんは不思議そうな顔をしながらも、特に気にもせずに商品を俺の渡した買い物かごの中にしまって行った。また来てねと笑うおばさんにスレッタはいつもの調子で「うん」と笑う。本当に、俺だけが変な世界に、いるみたいだった。
荷物を受け取ると同時に、スレッタが俺の手首を掴んで走り出だす。顔がよく分からない男が「走ると危ないよ」と言っていたが、俺たちは振り向かずにお互いに走っていた。
「…さようなら、グエル、水星ちゃん」
寂しそうな男の声が、何故かはっきり聞こえた気がした。 - 36二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 22:54:41
ぎゃー怖い怖い((((;゚Д゚))))
一気にホラーになってきた!? - 37二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 22:56:13
不審者組はやっぱり本編時空由来っぽいよな……でも(推定)ノレアが成長した姿っぽいのもなんか気になるけど……(女の子、じゃなくて女の人表記だし)
- 38二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 23:07:22
昏睡状態にある二人を引き戻すために外からアクセス、それこそパーメットを介した接触みたいなことしてる…?
- 39二次元好きの匿名さん23/12/21(木) 23:22:22
平行世界的とか?シャディクは接触否定派かな
- 40二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 02:38:54
走って走って、できるだけ遠くまで来て俺たちは漸く足を止めた。膝に手を置き、ぜー、ぜーと肩で息をしながらお互いを見合う。今日は1番冷え込んでいる日だと言うのに、俺とスレッタはお互い汗だくだった。息を飲み、呼吸を整える。
「あ、あれ、だれです、かっ!」
初めに口をひらいたのは、スレッタだった。青ざめた顔で俺を見るスレッタに、俺はふるふると首を振った。知らない、あんなやつ知らない。スレッタの知り合いじゃないのか?と言えば「あんな顔がぐちゃぐちゃな人会ったことないですよ!!」とキレられた。
「じゃ、あ、…誰だよ、あいつ…」
「しらない、ですっ…!で、でも、嫌な人じゃないと思います!」
何言ってんだ、お前。何言ってんだよ、あの男どう考えてもヤバいやつだっただろ!?口をぽかりと開けたまま、言葉を紡げない俺にスレッタはうーんと首を傾げた。
「なんでしょう、悪い人じゃなかった、と思うんです…!かと言っていい人でも無いような…でも怖いとかヤバいとか、そういうのはなかったような…!」
「でもお前が俺を掴んで逃げたんだろ」
「そうなんですけど!!その!」
なんでしょうこれ!とスレッタが吠える。
スレッタは直感が割といい方だ。野生の勘が鋭いというか。だから、スレッタがそう感じたのならそうなのだろうと思う。でも俺は、どうしてもあの男が苦手だった。気持ちが悪いとか、気味が悪いとかそういうのでは無い。ただ、とても苦手だと思った。
「…兎に角、不審者に出くわしたこと、誰かに言わないと」
「た、たしかにっ!ででで、でも、その、なんて言えばいいんでしょう…?」
再び俺は言葉に詰まる。確かに、なんと言えばいいのだろうか。勝手に自分たちが買っていた商品を買われて、なんか変なこと言われて逃げてきた、はなんか、むしろ俺たちの方が不親切というか、せめてお礼ぐらい言うべきだったろうか。なんかもしかして俺たちちょっと悪いことしたのでは…?そんな不安が脳裏をよぎる。でも相手不審者だし、俺たちちゃんとお金払おうと思ったし…とぐるぐる色んなことを考えては、お互いにあの不審者が悪い、と結論をつけた。お前が悪いんだからな不審者め。
「とりあえず誰かに言おう」
「そう、ですね!じゃあ……dice1d2=2 (2) に言いましょう!」
スレッタの提案に、俺もそれがいいと頷いた。
1 エリクトおねえちゃん
2 エランせんぱい
- 41二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 02:59:41
エランいるのか…
四号かな?
むしろエリクトいるんだ - 42二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 06:05:29
- 43二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 08:56:03
考察捗るね!
他のキャラクターが昏睡状態の二人を連れ戻そうとしてる説出てるけど、逆に目が覚めたら二人だけしか生き残ってない展開も頭を過った😱 - 44二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 09:01:19
現状、こっちの世界にいるのは本編で死にかけたor死んだキャラだから、そうなるとここのエランは4号の可能性が高そうだけど……でもそうなると4号の夢の対象者はスレッタになりそうだから、こっちの世界にスレッタがいるのは矛盾してるし……ううむ……ワンチャン、20話でノレアじゃなくて5号が死んだifか?
- 45二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 16:38:43
続きが気になるので保守
- 46二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 16:42:32
- 47二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 16:48:15
現状わかってるのは、夢を見ている側の世界にいるのがスレッタ(24話で死亡if)・グエル(23話で死亡if)・ソフィ(14話で死亡)・エラン(どのエランか未定なので詳細不明)
スレッタたちの世界には本来いない人扱いなのがミオリネ・ラウダ・ノレア(推定)・シャディクで、ノレア以外は本編では死ななかったキャラだから、ノレアもなんらかのアレで死ななかったifなのかな、と個人的に考えてたわ
うーん、ノレア(推定)の存在がやっぱりまだよくわかんないんだよな…… - 48二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:11:02
エランせんぱいは、危ない人だ。
エリクト姉さんの友人で、よく一緒に遊びに行く人で、俺たちにもよくしてくれる人だが、なんというか、とっても性格が悪い。いつもにやにやした顔で人をからかっては、その反応を楽しんでる節がある。エリクト姉さんが「あいつはいい性格してるよ」と笑っていたのを思い出しながら、俺たちはエランせんぱいに電話をかけた。エランせんぱいは俺たちの話を一通り聞いたあと、すごく静かな声で『すぐに迎えに行くからそこで待っていろ』とだけ言って電話を切ってしまった。
「なんか、すごいせんぱい怒ってました?」
「わからん…」
スマホをポケットに仕舞っては、俺たちはとりあえずその場で待つことにした。下手に動けないし、動いたらせんぱいに迷惑をかけるかもしれない。
しかし、鶏肉は大丈夫だろうか。今日は寒いとはいえ、これは生物だし、出来れば直ぐに冷蔵庫にいれたい。だって痛むかもしれないし。
「エランせんぱい、まだかなぁ」
スレッタの言葉に「気が早いな」と思いながらもそうだな、と返事をする。今日は一段と冷えるせいか、少し息をするだけで周りが真っ白になって、スレッタは楽しそうに「息白いです!」とはーはーと息を吐いていた。
「今日は、本当に冷えるな」
「今年1番の寒さだそうですよ?」
「へぇ…」
だから、今にも雪が降りそうなのか。曇天色の曇り空を見上げる。周りはしんっと静まり返っていて、まるで俺とスレッタだけの世界になったようだった。
「あ、グエルさん!雪です!雪降ってきましたよ!」
「うわ、ほんとだ」
『縺斐a繧薙↑縺輔>』
「エランせんぱいまだですかね!ほんと寒い…!」
「せんぱいにもっかいれんらくしてみるか?」
「おねがいします!」
『縺斐a繧薙↑縺輔>』
「あした、つもるかなぁ」
「つもったら、ゆきがっせんしましょうね」
「そうだな、つもったら」
つもったら、ゆきがっせんしよう
- 49二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:15:01
急に怖いよお!!!
とりあえずこっちのエランは様っぽい?少なくとも4号ではないのは確定だけど…… - 50二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:18:08
うわあああ!?なんかやべえことに!?
- 51二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:23:15
化けた文字を復元すると……これは何を意味しているのか
- 52二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:25:46
も、もしかして昏睡しているのはグエルだけでスレッタはもうすでに・・・・・・!?(滝汗
- 53二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:31:37
ごめんね、ごめんね
でもこれが、きみたちをしあわせにできるゆいいつのほうほうだから。
だいじょうぶ、だいじょうぶ。
ゆっくりめをあけて。
きょうもとてもいいてんき。おひさまはぽかぽか、さむさなんてかんじない。
さぁ、おはようのじかんだよ。 - 54二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:43:35
これは……スレッタたちがいる世界より外側の世界があるのは確定かな……?
- 55二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 18:52:07
目が覚めた今も僕らはまだ夢を見ている
- 56二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:00:40
怖いぞー続き期待
- 57二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 19:35:31
外側の世界がビルドシリーズの世界だったらいいな。イイナ(白目
水星世界はまっこと地獄よ・・・・・。 - 58二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:00:47
- 59二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 02:12:40
「いいかげん起きろ」
声がする。目を開ける。何度か瞬きをする。体を起こせば、ずるりと何かが落ちた、それが毛布だと気付くのに少し時間がかかってしまった。顔をあげれば呆れた顔をした男がこちらを見ている。
「急に遊びに来たと思ったらゲームだけして騒いで騒いで突然寝るなんてさ、どんだけ元気なんだよ。俺じゃなかったら追い出してた所だったよ」
「…?」
首を傾げる。彼の言ってる意味がよく分からずにいれば、彼はため息を吐きながら「今日はもう遅いから泊まってけ」と笑った。
「あ、言っとっけど飯には期待すんなよ?急に来たお前らに出せるのはチャーハンぐらいだからな」
「ちゃーはん」
「あと起きたなら『妹』も起こせよ、『お姉ちゃん』なら、出来るだろ」
いもうと。口を動かす。その横にいるやつだよ、と指をさされ、視線をそちらに向ける。すやすやと気持ちよさそうに眠る赤毛の子供が、もぞりと体を動かした。
「あの」
「んだよ」
「あなたは、誰ですか」
「まーた寝ぼけてんのかお前。俺はエランで、お前ら三姉妹の従兄弟だよ、忘れたのか?」
ーちがう!ちがうよ!誰かの声がする。違うのだろうか。そうだっただろうか。そうだった気がする。頭が痛い。ズキズキして、胃の中がぐちゃぐちゃ、むかむかする。
「いいや、違わない」
そいつの話を聞くな!誰かの声がそう言う。
「何も気にしなくていい。ここは楽園、ここは世界。ここにいれば誰もお前たちを傷つけない。お前たちを救わない奴らはここにはいない」
にいさん、と誰かが言う。どこかで聞いた声だ。余りにも悲痛な声が、呼んでいる。抱き締めないと、もう大丈夫だぞって、抱き締めてやらないと。だって、あいつは、俺の、おれの。おれの?なん、だっけ?
「今日もうるさいな、あいつらは」
ぱちん、と男が掌を叩いた。 - 60二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 02:28:24
「スレッタ、ごめんなさい、いやだおいていかないでよ、お願い目を開けて!」
こえがする、ごめんなさい。私、死んじゃうみたいです。手を伸ばそうとしても、やっぱり体がとても痛い。泣かせちゃったな、泣かせないって決めたのに。ごめんなさい、でも、最後にあなたの声が聞けて、私は、幸せ者です。
あぁでも、あなたとのみらいをすすめないのは、とてもかなしいな。
『スレッタ、おねがい、おきて、起きて』
名前を呼ばれて、私は目を開ける。
ううーーんと、私は体を伸ばしながら首を傾げた。
「あ、漸く起きたな寝坊助。今日はもう遅いからエラン兄さんが止まってけだってさ」
隣に座ってた姉は、のんびりと難しそうな本パラパラ捲っている。
「ねぇ、誰かが今、私の事、呼んでたんだけ、ど。グエルお姉ちゃん、呼んだ?」
「は?呼んでないけど」
グエルお姉ちゃんが訝しげな顔をした。そうだお姉ちゃんの声とは全く違うかった。でも、とても優しい人の声で、同時に悲痛な声でもあった、ような。
「うーーん…」
「どうしたスレッタ?」
「なんか、変な夢、見たんだよ」
「変な夢?どんな?」
「どんな、て……」
私は首を傾げる。確かに、どんな夢だっただろうか。私はどんな夢を見てただろうか。分からないけど。
「…誰かが、私に起きてって、いう夢…」
「寝てるのに起こしてくる夢って迷惑だな」
「確かに迷惑…!」
「おらお前らチャーハンできたぞ、皿運べ」
「あ、はーい。いこうか、スレッタ」
「うん」
立ち上がる。誰かが私の手を握った気がしたけど、私は気にせずに従兄弟と姉が待つキッチンへと向かった。
明日は、今年で一番暑い日になるらしい。 - 61二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 02:42:59
世界改変でエリクト・スレッタ姉妹の三姉妹扱いされた次女?グエル♀と従兄弟のエラン様(一人称俺)
季節も冬から夏へ半年ズレてるよな - 62二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 02:55:54
ほんとにこれでいいの?
ほんとにこのせかいはしあわせなの?
みんなが問う。
幸せか幸せじゃないか、そんなの決まってる。
この世界は幸せだ。
スレッタはキャリバーンで命を散らさず、スレッタを守るために共に戦っていたグエルは弟に殺されない。誰も不幸じゃない。
この世界は、幸せに満ちている。
だから、この子達を不幸にするやつはいらない。いらない、いらない、いらない。
この箱庭でずっと生きよう、この箱庭で、ずっと笑い合おう。君が望む世界を、君が望む笑顔を。君だけの世界を。
『失敗した。また冬までは彼らに接触はできないよ』
『夏に戻されたってこと?!』
『そんな……どうして、兄さん…僕らの元に、戻りたくないのか?』
『さぁ?でも分かることはあるよ』
『なによ…!』
『俺たちは随分と歓迎されてないってこと』
体を起き上がらせる。ベッドの上で静かに眠っている2人を眺めながら、シャディクは小さくため息を吐いた - 63二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 02:59:11
グエルとスレッタの本体は昏睡状態か何かなのか
それで恐らくミオリネとラウダとシャディクは囚われてるグエルとスレッタの意識体みたいなのを救出したい
エランはもう一つの世界っぽいところで何か計画してる という感じかな?
続きが気になってワクワクする! - 64二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 08:38:12
グエルとスレッタの関係が性別さえもまたいで変わるのね。
じゃ、どこかのターンでは恋人同士とかもあり得るってコト!?!?良かったじゃん、グエ上!
でもあれか。今のグエル、「家族なんてもうこりごり」状態だから「恋なんてもうこりごり」状態の可能性もあんのか。あ"あ"ーーーー……。
この「家族なんて面倒」発言も、有名な「私は貝になりたい」と同じニュアンスを感じてしまって悲しいよね。家族のことは間違いなく愛していたけど、それゆえに家族のために心を痛めるのも痛めさせるのももうこりごりっていう。 - 65二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 17:32:14
- 66二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 17:34:11
- 67二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 17:35:41
とりあえずグエルとスレッタの現状は判明したけど、どうしてこうなってしまったのか、エラン(おそらく様のほう)は一体何をしようとしているのか、まだまだわからないことがあるなあ。
いくつかのターンで、親子になってた場合もありそう。母親スレ子グエとか父親グエ子スレとか - 68二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 18:13:55
スレッタの家族に姉が固定でいる辺り、エリクトががっつり絡んでるのは間違いなさそう。
- 69二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 18:24:41
- 70二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 18:28:05
- 71二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:24:37
グエルは面白い子だった。
スレッタに連れられ僕らの元へ来た彼は、初めて出会った頃の棘も落ち、どこか異様なまでに落ち着いた、物静かな子供だった。
「エリクトは初めてだよね!この人はグエルさん、決闘とっても強かった人!」
「…はじめまして、エリクトさん。グエル・ジェタークだ…今日から地球寮の一員になることになった、宜しく頼む」
僕に頭を下げる彼が、家族によって寮を追い出されたと聞いた時僕は唖然とした。悲しくないのかと問えば彼は悲しいけど自分のせいで家族が辛い目にあってる、自分がいなくなって平和になるのであれば平気だと笑った。
「父さんとラウダが幸せならそれでいい」
彼は、家族をとても愛しているのだと思った。酷く深い愛は、お母さんが僕とルブリスを繋ぎ、生きながらえさそうとした時と同じぐらい、深い愛なのだろう。
彼が地球寮に来て数ヶ月。いつの間にか地球から新たに入学してきた少女、ソフィが加わり、いつもスレッタと2人きりだった僕のドックは賑やかになっていた。
「じゃあスレッタはエリクトお姉ちゃんを治してあげたいんだ」
「うん、エリクトの体を治すために、このガンダムエアリアルを使ってGANDの技術を高めてるんだよ」
「へぇ!すっごいねぇ!」
「エリクトはずっと水星で眠ってるのか?」
『そうだよ、僕は元々病弱でね…水星での生活に体が耐えれなかったんだ。だから治療の為に体を冷凍睡眠状態にして、僕の脳波をパーメット経由でガンダムエアリアルに繋ぎ君たちと話してるんだ』
嘘。僕の肉体は既にない。僕は亡者だ。亡霊だ。こうして嘘をついて僕はスレッタと、その友達達を騙してる。だってそれがお母さんの望みだから。
「じゃあじゃあエリクトお姉ちゃんの体が治ったら、私がお姉ちゃんのこと1番初めにハグしてあげるね!」
「えっ?!だ、だめです!エリクトと初めにギューってするのは私です!!」
「えぇー!いいじゃんスレッタはいつもエリクトと一緒なんだから私に譲ってよー!」
「譲れません!それだけは絶対譲りません!」
くす、とグエルが笑う。ソフィとスレッタはそれが気に食わなかったのかグエルに突っかかってはグエルは困ったように2人を宥めている。
あぁ、そんな未来を、望んでもいいのだろうか。
僕も、そのあたたかな未来を、一緒に望んでいいのだろうか?
もしそれが、許されるなら、僕は、僕は。 - 72二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:28:32
そもそもが本編とはかなり違うルートなのか……グエルが地球寮入りしてるし……ドックに入っているのはソフィだけど、ノレアも入学はしてるのかな?
そんでもって、スレッタ・グエル・ソフィがこの後……って感じなのかな - 73二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:32:35
本編じゃなくグエルがボブらずに地球寮ルートか…
つまりこっちのルートでもディランザでシュゼルバッテ相手にして、フェルシーちゃんMVPせずにやられるのか - 74二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:40:20
おはよう、愛しい子達。今日は暑い日だ。
「スレッタ、カルピス飲む?」
「のむ!」
「グエルは?」
「ソーダで割ってくれる?」
「勿論、ソーダとってきな?」
「私も!私もソーダ!エリクトお姉ちゃん、カルピス沢山入れてよ!」
「はいはい、スレッタはコップ持ってきて?」
「エリクト、ソフィがもうすぐこっち来るって」
「汗だくでこっち来そうだなぁ、エランはタオル持ってきてくれる?」
「やっほー!エリクト遊びに来たよ!」
「早いし汗だくだよやっぱり」
僕の日常、僕の愛しい箱庭。
君は誰にも傷つけさせない。
「いつまでこんなこと続けるんだ」
「この世界が、僕らを認めるまで」
「そうか」
エランはどこか寂しそうに笑いながら、妹たちと親友の元に行く。その背を眺めながら、未だ僕らを観測してるだろう彼らを睨みつけた。
「だからもう、諦めなよ」 - 75二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:46:49
伸ばした手を取って欲しいのも、ただ幸せになって欲しいのもわかってしまう
さびしいなあ - 76二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:52:12
OPの祝福ルートだとエリクトってかエアリアル植物人間よなあれ
- 77二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 23:54:06
エリクトの作った楽園、もしくは箱庭の中ってことか……
ミオリネたちが呼びかけてるからスレッタたちの肉体はあるんだよな、植物状態? - 78二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 08:52:35
死んではいない…のかな。
グエルが地球寮に拾われたっぽいから、シャディクがテロリストとして逮捕される展開でなくなっていたにしても、彼がスレッタ&グエルのために動いてる理由が謎ではあるが(ミオリネが泣きついた…ところで言うことをきいてくれるほど甘い奴ではなさそうなんだよな)
- 79二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:00:22
ラウダ…正当防衛で仕方なしにとはいえ、父親殺しでPTSD抱いてメンタルズタボロになってるグエルにむかって「父さんみたいに殺して止めろ」って言ったの、忘れたか?
誰よりも家族を愛し愛されたいと願っていたグエルにそれを言ったんだぞ。
また辛い(でも真実だとグエルには受け取れてしまう)言葉を投げつけられたらという気持ちになって当然だろ。
エリクトはその気持ちもわかってしまったんだと思うよ。弟妹が思ってるほど、兄姉は強くない、ってのはよくある話だしな。
- 80二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 10:33:52
何となくだけどCP?注意のCPの中にラウグエが入ってる気がする
- 81二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:35:43
普段ならCP名も表記しといてよ(>.<)って言いたくなるとこなんだけど、なんかもうこのスレはそれさえもうちらに推理させるミステリーなのかなって気もする。
- 82二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:44:28
自分もラウグエとスレミオかなって思ってる
グエルの女体化さらっと書く人大体グエル受けの人だし - 83二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:45:45
注意書きをどうするかはスレ主さんの自由だから何か察して合わないなら静かに去って欲しいな
カプは明言されてないから色々可能性が見えるね - 84二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:49:04
○○かな?って予想してるだけなのに、去ってほしいとか言わんでよくないか…
間違ってたら申し訳ないけど、この方例のシリーズやってるスレ主さんな気が…?(違ってたらほんとごめん)
ならラウグエとスレミオかなって - 85二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:58:12
言葉キツかったならごめんね
普段はカプ名書いて欲しいって言うところだったてご意見あったからそれはスレ主さんの自由なのになと思ってしまったのと
以前カプ名表記なしのスレでカプ名表記しろ云々のゴタゴタがあったのを思い出してしまったんだ…
どんなカプなのか予想するのはスレ主さんが止めない限りいいと思う
- 86二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:00:49
そうね。「合わない」って意思表明までしてる人は、まだいないように思うよ。
いろいろ考える余地のあるお話(スレ)だあ…。 - 87二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:01:02
・グエル女体化
・ラウダがブラコン
ときて自分もラウグエと予想するわ
ラウダを未だにブラコンに描いてるのって兄弟推しの腐が多い - 88二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:12:44
こんなに気になる謎がゴロゴロしてるスレでもカプがどうこう言われるの根深さを感じるな…
- 89二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:21:05
とにかく謎が気になるよ
CP?はスレ主が明かすのも隠しておくのもご自由に - 90二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:22:45
それ多分、一瞬の出来事だった。
その日地球ではとても雪が降っていた。
寒くて、確かそう、今年1番寒い日だったんだ。
「このまま雪が積もったらみんなで雪合戦できますよ!」
「ゆきがっせん…?」
「グエル先輩は知らないですよね、今降ってる冷たいものを固めて投げ合う遊びです!」
「なんだそれ」
ペトラの様子と見に来るのも兼ねて地球に視察にきた兄さんは、ペトラとスレッタと話しながらもフロントでは見ることの無い景色に少し目を輝かせているようだった。
「ペトラ、そろそろ中に入ろう」
「あ、はい!スレッタは?」
「ミオリネさんが帰ってくるまで、もう少し外にいます!グエルさんも外にいますよね?」
「まぁな、もう少しゆきってのを見てたいし」
「そっか。じゃあグエル先輩、さようなら」
「さようなら、またなペトラ、ラウダ」
兄さんは、ペトラに手を振る。僕にも手を振っていたのだろう。僕はそれを無視して、ペトラと共に家の中に入った。寒いんだから無理をしないで、脚だってまだ本調子じゃないんだからとちょっと怒る僕にペトラは寧ろ「いつまで喧嘩してるんですか?」と逆にムスッとした顔で言う。
「グエル先輩、私の様子を見に来たって言ってましたけど絶対違いますよ。どう見てもラウダ先輩の様子見に来てましたよ?」
「…そ、」
僕はまだ、お互いに顔を合わせられるほど、許されるような存在ではない。あんなことをした僕を許し、ペトラのそばに居るために出ていった僕を「頑張れ」と背中を押した兄を、僕は未だ疎ましいと思ってしまっている。何処まで善性なのだ、傲慢で高潔なのだ、そんなどろどろとした気持ちのまま、兄と顔を合わせるのは、自分が惨めだと知らしめられるようで。
「それはない、よ。それに、僕も兄さんもお互いに心配し合うような仲じゃないんだから」
「スレッタ?!?グエル?!?」
ミオリネの声がする。立ち上がろうとするペトラを「僕が行くから」と言い、僕はドアを開けた。
「ラウダ!救急車を呼んで!!スレッタとグエルが、2人が!!」
僕に気づいたミオリネがそう叫ぶ。積もりきった雪に濡れるのも気にせず、必死に何かを揺さぶっている。
「いや、なんで、なんでよ、なんで!?」
「そ、んな」
「ラウダ!早く!!」
ミオリネが揺さぶるそれが、兄とスレッタだと気付いた時、僕たただ呆然と立ち尽くすことしか出来なかった。 - 91二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:25:14
え? 一体何があった!?
- 92二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:25:27
何があったんだ……!?
- 93二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:26:32
違う世界の話?急展開でびっくりした…
- 94二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:44:43
あれ?そもそも現実か否かもわからないけど…。
もしかして、フェルシーたんによるグエル救出MVPは成立してたのか?
そしてラウダお前なに言ってんのさ…
>それに、僕も兄さんもお互いに心配し合うような仲じゃないんだから」
ちゃんとグエルのことをわかってあげてほしいよ。たとえ一生かかったとしても。
- 95二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:48:40
それは、データストーム汚染によく似た現象だった。
身体中に痣が浮かび、一時は命の危険があるのではと慌ただしい医者たちの言葉を、ただどこか他人事のように聞いていたと思う。
でも2人は、ただ昏睡しているだけだった。
夢を見ているようだと医者が言っていた。
「どうして、こんな、だって、あいつ、動くようになってきたって、」
ミオリネが泣く。
「兄は、データストームに触れていないはずです。ガンダムに乗ってない、ガンドもつけていない、なぜ兄がそれに汚染されるのですか」
医者は首を傾げる。分からない、これがデータストーム汚染なのかもはっきりしないと、中途半端なことばかり言う。腹が立って胸ぐらをつかもうとすれば『そこまでだよ』と何かが言った。
『1度家に戻ろう。今の君たちじゃ、きっと何も解決しない』
その人形は、静かに、でもどこか怒りを孕んだ声でそう言った。
『並行世界ってわかる?』
ミオリネが首を傾げる。
僕はただ何も言わずに人形を睨みつける。
「オカルトの話がしたいなら別のところでやれ」
『存在がオカルトな僕によく言うね、そんなのだから兄と喧嘩するんだよ』
人形、エリクトにそう言われ、僕はそれをもう一度睨んだ、人形のくせに、兄さんと僕の何がわかるんだ。
「ねぇ、その並行世界って、なに」
『パラレルワールドの1種だと思ってくれていい。僕らと同じ世界だけど、どこか違う世界』
「それがどうした」
『スレッタとグエルは、その並行世界に干渉されたんだと思う』
「「はぁ?」」
『違うな、干渉されたんだ』
何を言ってるのか分からない。頭が混乱してくる。
「なんでそんなこと、言い切れるの」
ミオリネは俯きながらも、何とかエリクトの話を聞こうとしている。オカルト関連に関してはまだ彼女の方が強いようだ。さっきまでベラベラ喋ってたくせに、エリクトは少しだけ黙ったあと、ゆっくりと言葉を紡いだ。
『僕が、あの二人を迎えに来ていたから』 - 96二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:57:27
- 97二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 14:04:41
「まだラウダさんと喧嘩してるんですか?」
「仲直りはできたと思うんだけどなぁ」
困ったように笑うグエルは、とても寂しそうだった。
「そうですか、実は私も、ミオリネさんとちょっと喧嘩してるんです」
「そうなのか?」
「はい、ミオリネさんが私の体を心配してくれてるのは、とても分かるんですけど…その、ちょっと、いえ結構過保護気味で」
「あー…わからんでもないな」
「私ももう大人です。やりたい事ややれないことの区別はついてます。でもミオリネさんは、ずっと私の事、子供みたいに思ってるみたいで」
スレッタが指輪に触れる。雪のせいで冷たくなった指輪を温めるように。
「これでも、対等なパートナー、のつもりなんです、けど」
「そっか……家族って難しいよな」
「ふふ、難しいです」
「ままならないよな、家族って」
「ならないです、ね」
グエルとスレッタは顔を合わせて、ふふ、と笑いあっている。あぁ、君たちも幸せじゃないんだ。同じ世界を過ごした君たちは、生きているのに、幸せではないんだ。
じゃあ、いいよね。アイツらより僕の世界に帰ろうよ。だって、それの方が幸せだよ。
『明日は、雪が積もるかもね』
「えっ?」
『雪が積もったら、みんなで雪合戦をしよう』
「…お前、誰だ?」
『大丈夫、僕が今度は』
君を幸せにするから。
眠る2人の頭を愛おしく撫でながら、目を閉じた - 98二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 16:27:01
「夏に戻るのはいいことなんだよね」
『そうだよ、夏に戻るのはいい事だ』
「なぜ?同じ時間を繰り返させることの何がいいことなんだい?」
『冬を越せば2人は確実に戻れない』
何回も何回も繰り返すうちに、分かったことがある。スレッタとグエルは冬になると別の自分たちの記憶を思い出す傾向があるのだ。彼らが倒れた冬の日がトリガーなのだろう、あの冬の日にデータストームに呑まれた2人は、別の世界の自分たちの記憶を無理やりに植え付けられた上で、あの夢のような世界で生きている。故に世界がそれを修復しようとしているのだ。
だって彼らは、あの世界では異物でしかないのだから
『冬を越せれば春が来る、彼女にとっての祝福が来てしまう』
「春がいい事なのかな」
『少なくとも、あちらの僕はそう考えてるみたいだよ』
「そうなんだ」
よくわかんないなぁと笑うシャディクに僕はそうだねと同意する。
『よく分からないから、君が必要なんだよシャディク。』
「わかってるよ、俺はあの並行世界では存在していないんだろ?」
シャディク・ゼネリ…いや、イエル・オグルはどうやらあちらの世界には存在していないらしい。
ミオリネやラウダ、他の人間は弾かれたのに、彼だけがあの世界から弾かれないのはそれが理由なのだろう。
「そういえば、今回は変わったことがあったね」
『あぁ、ソフィにノレアが接触したこと?』
「あれは何?」
『エランが呼んだんだと思う』
「彼が?」
『仮定だけどね。多分彼は、あの世界をよく思ってないんだろう』
彼がどうしてあの僕に協力しているのか、あの世界を彼はどうしたいのか。繰り返してもその答えは出ない。だけど、彼にとってあの世界はあまりにも彼の望んでいる世界とは遠い世界なのだろう。仲間割れをしているのなら、今だ。そう思う。
スレッタもグエルも、すでにデータストーム汚染に耐えきれない所まで来ている。夢から覚まさなければ、永遠にこの子達は夢の中で生き続けてしまう。
そんなの、絶対に許さない。スレッタは僕の妹だ、僕の大切な妹だ、そしてグエルは、そんな妹を大切に思ってくれた子だ。そんな2人を自分のエゴで楽園の中に囲っているのなら、僕はそれを許さない。
『次こそ、連れ戻してみせるよ』
例え僕が、消えたとしても。僕の宝物を返してもらう。 - 99二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 00:20:05
それが理由で干渉できるとはいえ並行世界側ではシャディクがいない存在ってのも辛いな…
- 100二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 01:10:55
平行世界のほうのエリクトがミオリネとラウダを嫌っているってことはわかった。
- 101二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 08:01:49
なんだかそこも謎だよね。ミオリネは分かるけどラウダってエリクトに嫌われる程接点あったっけ?
- 102二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 11:12:38
ガンダムで家族を殺すのは合せ技でまぁまぁ地雷そうだけど、弱いよな
- 103二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 20:26:07
とりま保守
- 104二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 21:34:32
複雑な話だね…とりあえずエリクトVSエリクトになってることまではわかったけど。読み返して頭整理しないとな~。
エリクトお姉さま、グエル評が高いんだね。よく見て下さってる、そこは救い…。 - 105二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 04:12:23
ほむまどが他人事じゃないタイプのエリクトちゃんか
続き期待 - 106二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 12:33:43
しかしまあ、これ書いている人、文章力というか話の構成とか言い回しとかがうまいなあと思う。
- 107二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 22:10:51
保
- 108二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 05:24:20
保守
- 109二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 15:05:23
残り100未満のレスで着地出来るかな…?
- 110二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 18:15:16
えー面白い!!
- 111二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 01:44:00
このスレに気がついてなかったのは不覚
面白いし続きが気になりすぎる - 112二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 10:52:59
保守
- 113二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 20:03:31
続きがはげしく気になる・・・
- 114二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 04:51:27
保守☆
- 115二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 15:25:27
保守
- 116二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 18:00:08
朝から体調が悪かった。
頭が痛くて、吐き気がして、暑いのに寒くて、だるい。姉さんにそう言えば「今日はゆっくり休みな?」と頭を撫でられた。体温計で熱を測るとどうやら熱があったらしい。お薬買ってくるからね、と言う姉さんに行かないでと言いたかったけど、困らせるだけだと分かってたから、掠れた声で「気をつけて」と言った。妹と姉が玄関から出ていくの音をぼんやりと聞きながら、妹が置いていってくれた水に手を伸ばす。ペットボトルの蓋は固くて開けることが出来なくて、悔しさのあまりぼろぼろと涙が溢れ、結局水を飲まないまま布団の中に潜り込んでは体を丸めた。
(しんどい…)
手足が冷たい。
息が上がる。
喉が焼けそうなぐらい痛い。
頭が割れそうなぐらい痛い。
(さむ、い)
ああ、そういえば、あの時もこんなに寒かったっけ。
『』は俺を恨んでた。憎しみで溢れていた。
俺がいなければこんなことにはならなかった。俺さえ『』の言うことを聞いておけば、誰も傷つくことは無かった。俺の罪で、俺の罰で、俺だけのせいだ。
『僕が、『──────』が!』
あぁ、だからもういいんだと思った。俺が居なくてももういいんだって、大丈夫なんだって。
だから、死んだってよかった。お前がそれで救われるなら、お前をそれで救えるのなら、それで良かった。よかったんだ。
抱きしめる。ぐしゃりと額についたそれを壊して、ほっとした。
頭が、ずきずきする。燃えてるような、焼けるような。それでも、痛みより安堵の方が勝った。アドレナリンがどばどばでてる。
視界がばちばち、ちかちかしてて
『にげて、にいさ、』
『おれはもう、にげない』
違う、逃げる気力がないだけだ。
『父さんからも、お前からも』
違う、疲れただけだ。一生許されないのだとわかったから、もうどうでもよくなったんだ。
だって、俺がいなかったらこんなことにはならなかった。みんなそう言ってた。俺が父さんの言うことを聞いて、父さんの子会社に行ってればよかった。俺がいなければよかったんだって、みんな言ってたから。
俺が、みんなから、逃げたから。
お前たちが幸せならと、逃げたから。
だからもう逃げない、今度はちゃんと償うから。
だって、お前だってずっとそれを望んでるんだろ、なぁ、『』? - 117二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 18:28:36
ぷしゅり、と何かが開く音がした。ゆっくりと目を開けながら起き上がれば、げほげほと咳が出た。誰かがどうぞと言いながら俺に何かを手渡すので、俺はそれを受け取った。
「水だよ、ゆっくり飲んで」
誰かが言う。信用していいのだろうと脳が指示をする。何故とは思うが、なんとなくだった。渡されたそれがペットボトルだと気づいてはゆっくりと口をつけては飲み干していく。少しぬるい水が、痛い喉を通ってはからからの体に染み渡っていくようで、飲み干し終えたあと、俺ははぁ、と息を吐いた。ぱちぱちと、何かが弾けたような気がした。
「随分といい飲みっぷりだね。喉乾いてた?」
問いかけに、こくりと頷く。
すごく喉が乾いてた。カラカラで、痛くて、しんどくて。顔を上げながら小さく吐息を吐く。
「お前なにしに来たんだよ」
「…?」
ソイツは首を傾げた。何を言ってるんだこいつという顔だった。こっちのセリフなんだがとソイツを見ればソイツは「俺の事わかるの?」と問うてくる。当たり前のことを聞いて欲しくない。顔を顰めながら「熱が出ててもそれぐらいは分かる」と言った。
「いや、そうじゃなく、て」
「あーもううるせぇ、頭痛いから、話しかけんな」
「理不尽…!」
「どうせならあと下着持ってきてくれ…タオルも…」
「した…?!」
驚いた声に首を傾げる。何驚いてんだよとそいつをればソイツはそれこそ本当に困った顔で勘弁してくれ…と頭を抱えていた。
「女の子だって自覚ある…?」
「はぁ?」
今度は俺が驚いた声を上げる番だった。
「何言ってんだお前、俺が女に見えるのか?」
「え、」
「ついに目がやられたか?女遊びばっかしてっからそーなるんだよ」
少しずつだが、頭の痛みも取れてきた気がする。寝てばっかで少しばきぼきと音のなる体を伸ばしていれば、そいつは俺の顔をじっと覗き込んできた。なんだよ、と問えば「お前、俺の事誰かわかってる?」と聞いてくる。
「誰って、シャディクだろ。同じ学校で、同じクラスで、友達の」
そういやぁ、こいついつから友達だったっけ。
まだ熱でぼんやりとする頭の片隅で、俺はそんなことを考えていた。 - 118二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 19:29:24
また冬が来たか...
- 119二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 19:38:24
シャディクって認識してる!
冬に記憶を取り戻すだけじゃなくなって何か綻びが出始めてるってこと? - 120二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 00:50:59
なんも分からんけど面白いことは分かる
- 121二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 00:56:30
熱で実際にあったリアルな記憶と箱庭記憶が混濁したか
- 122二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 12:23:12
綻びが出始めているのかエランが何か暗躍を始めたのか、これが吉と出るか凶と出るか…
- 123二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 12:23:15
保守
なんか妙な展開になってきたなあ。 - 124二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 16:15:01
保守
- 125二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:41:29
───俺を認識した瞬間、さっきまで可愛らしい部屋だったそこは、ガサツな男の部屋へと変化していた。目の前にいた『スレッタ・マーキュリー』によく似た少女は、肌をぽろぽろと崩しながら、俺のよく知る『グエル・ジェターク』へと変わっていく。
あぁ、違う、戻っていくんだ。
テクスチャが、剥がれ落ちていく。
俺のよく知る、真っ直ぐな男の目が俺を捉え、「シャディク」と名を呼んだ。
「嬉しいな、俺の事友達って言ってくれるんだ」
まだ熱があるのだろう、ぼんやりとしたグエルは当たり前だろ、と笑っている。ぐったりしながらも、「お前はいけ好かないし、信用出来ない、けどな」と言いながら、ゆっくりとベッドに沈んでいく。余っ程辛いのか、息がずっと上がっている。身体中からぶわりと汗が吹き出し、時々咳き込むのを見下ろしていれば「というか、なんで、おまえ、地球寮にいるんだ」と問われ俺は首を傾げた。
「地球寮?」
「そ、うだよ、ちきゅうりょう、ここ、ちきゅうりょうで」
なぜ、グエルの口から地球寮という言葉が出てくるのか。俺の知っているグエルは、地球寮とはほぼ縁がなかったはずだ。ミオリネと業務提携してるとはいえ、彼らとの関わりはスレッタやミオリネとしかほぼないはずなのに。
あぁ、もしかして。それがあの世界の、『もう1人のエリクト』の世界なのか。
グエルは地球寮に居たのか。その世界では、あいつはジェタークに居なかったのか。それとも追い出されたのか。どちらにせよ、スレッタ・マーキュリーだけでなくグエル・ジェタークさえもこの夢の世界に囲った意味は少しだけ理解した。
大切なものは箱庭に。大切なものは宝箱の中に。
この世界のエリクトにとって、グエル・ジェタークもスレッタ・マーキュリーも同じものだったのか。
「グエル、もう少しだけお話出来る?」
目を閉じかけているグエルの肩を揺らし、問う。グエルはゆっくりと目を開けては「もうしんどい」とだけ呟いた。
「あとひとつ、一つだけ聞きたいんだ。その後はゆっくり寝てもいいから」
「…ひとつ、だけ、だぞ」
グエルの優しさに感謝しながら、俺はできるだけ優しく問いかける
dice1d2=1 (1)
1 「君はどうして地球寮にいるの?」
2 「今日は地球寮には君だけなの?」
- 126二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:02:27
「どうして、て…」
何を当たり前なことを。グエルはそう言いたげに俺を見ていた。
「けっとうで、まけたから」
「スレッタ・マーキュリーに?」
「そ、う…らうだ、にも、まけたんだ」
さんかいまけた。グエルはそう笑う
「らうだとの、けっとう、まけたら、りょうをでていくって、はなしだったんだ」
「…それで?」
「らうだに、まけて…ひとりで、いるところを…スレッタに、たすけてもらって、うちにきてくださいって、それで、ちきゅうりょうに、いったんだ、みてた、だろ?おまえも」
虚ろな目が寂しそうに笑う。この男が弟に負けるわけが無い。そんなわけが無いのに、弟に負けたのか、あのグエル・ジェタークが。
「どうして、決闘なんか」
「どうしてって…」
グエルが笑う。おかしそうに。当たり前なことを聞くなと笑いながら、俺を見る。
けれどもその顔は、一切笑ってはいなかった。
先程まで苦しそうだった顔が、グエルの顔が、認識できない。ひゅ、と息を飲んだ。
「俺が要らなかったからだよシャディク」
お前だってそうだろう?
聞いた事のないような声で、グエルが笑っていた。 - 127二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:07:41
ラウダに負けた?!また父さんの命令なのか、グエル…😢
- 128二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 23:35:03
- 129二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 04:14:15
辛い🥲
- 130二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 04:28:46
>>128によって呪いがかけられた
もう><にしか見えない
- 131二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 12:36:47
ほしゅ
- 132二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 21:44:23
.>< 保守
- 133二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 22:20:41
勝手な予想だけど、
こちらの世界は本編時空で、こちらの世界のスレッタとグエルが並行世界のエリクトに連れていかれてる もしかしたらソフィも?
並行世界ではグエルがラウダに負けてスレッタに誘われて地球寮に入ることになった? ソフィも一緒にいて、仲の良い三人組だった この世界の三人の顛末は不明、だけどエリクトの様子からあまり良い感じではなさそう? この世界にシャディクはいない
現在並行世界(エリクトの箱庭)には本編時空のスレッタとグエルがいる グエルの追い出される経緯とその後の動向的についての話的に(並行世界にいないはずのシャディクの記憶、ラウダとの決闘)、記憶や意識が二世界分混ざってるかもしれない?
わからんなりの勝手な想像で長文スマソ
スレ主さん続き楽しみにしてます! - 134二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 22:53:01
本編軸でのグエル敗北3回目ってエラン戦だったよね?
それがラウダと戦ってるって何かありそう…
てか、それでもラウダとグエルならグエル勝ちそうな気がするけど。
万全な機体状態なら - 135二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 23:41:44
崖から子を落とすエアプライオンになりきれずにただ溺愛してる本物ライオンになってたせいで攻撃できなかったとか
- 136二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 10:49:19
★
- 137二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 12:20:08
あけおめ支援保守
- 138二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 16:05:58
ちゃんと黒子ついてる!こまけえ~。
- 139二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 00:53:18
保守
- 140二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 11:08:24
保守ー
- 141二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 20:45:04
.>< 小さいヴァージョンも作ってみた保守
- 142二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 04:28:07
保守
- 143二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 14:33:22
保守保守
- 144二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 23:11:50
保守
- 145二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 09:31:20
☆
- 146二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 10:29:18
保守
- 147二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 20:51:51
.>< 保守
- 148二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 03:34:08
保守
- 149二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 12:28:48
☆
- 150二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 13:19:12
保守
- 151二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 22:00:53
何もかも面倒になった。
俺がスレッタに2回負けて、父さんは俺を既に見限っていた。
そんな俺を助けるために、ラウダは俺と決闘した。俺がまだまだ強いんだ、ジェタークの役に立つんだと見せつけるために。
俺が与えられたのはデミトレーナー、父さんが弟に与えたのはダリルバルデ。それだけで、全部わかってしまった。
負けて、ダリルバルデの実力を見せろということだったのだろう。
だから、俺のためじゃないんだ。笑うことも出来なかった。泣くことも出来なかった。
ただ、ラウダは俺を助けたいと言いながらも父さん側なんだと理解した。だってダリルバルデは、俺が動かしてた時よりも精密に、繊細に動いていた。きっと全部AIに任せてないのだろう。ずるいな、ずるいな。ラウダは、いいな。
だけど、それでも、俺は父さんもラウダも大切で。父さんとラウダが手を取り合ってくれるのであれば、俺はそれでよかった。
それでよかったんだよ。俺なんかほっといてくれたらよかったんだ。
負けて、俺はいらないものになって。それで父さんとラウダが上手くいくのであれば、俺は悪者にだってなる。出来損ないの兄のレッテルも貼られてやる。それでよかったんだよ。
いらないと言われても、邪魔だと言われても、俺は、それでも、ふたりが大好きだったんだ。だって、家族だから。俺にとって、大切な。
「お前だって俺が邪魔だったんだろ?」
息を飲む。
グエルの顔からぼたりぼたりと落ちる液体が、地面にあたる度にじじ、と歪む。
「もう疲れたんだ、誰かに恨まれ続けるなんて、真っ平御免だ」
「グエルは、そんなことを言わない」
無意識に出た言葉に酷くエフェクトがかかった笑い声が響く。
「そうだなぁ、グエルジェタークはこんなこと言わないもんなぁ。じゃあ、こんなこと言う俺はグエルジェタークじゃないのかもなぁ」
「グエル」
名前を呼んでしまう。
あれをグエルだと認めたくないのに、あれはグエルだと脳が叫ぶ。
「グエル、お前は」
何を言われたって折れないやつだった。嫌なぐらい真っ直ぐで、嫌なぐらい芯の通った男だった。どんなことをしても曲がらないお前が眩しくて嫌いだった。羨ましかった。どんなことにでも、真っ直ぐに生きれるお前が、疎ましくて、嫌いで、それでいて、好ましかったんだ
「そんなやつじゃ、なかったはずだ」
真っ赤に染ったグエルが、どこか笑った気がした - 152二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 04:24:43
更新ありがとうございます!!
- 153二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 08:19:40
グエルとて人間だというのに
- 154二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 18:11:37
保守
- 155二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 23:31:25
なんかマトリックス感もある
- 156二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 23:49:06
ノエイン感もある
- 157二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 08:59:19
保守
- 158二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 13:42:40
古い小説だが、岡嶋二人の「クラインの壺」思い出した。
- 159二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 23:40:09
保守☆
- 160二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 09:20:30
☆
- 161二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 20:08:38
保守
- 162二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 04:41:56
保守
- 163二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 09:30:49
ほ
- 164二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:15:01
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- 165二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:15:11
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- 166二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:15:23
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- 167二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:15:53
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- 168二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:16:13
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- 169二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:16:26
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- 170二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:16:37
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- 171二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:16:49
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- 172二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:17:04
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- 173二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:17:17
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- 174二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:17:36
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- 175二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:17:50
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- 176二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:18:01
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- 177二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:18:26
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- 178二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:18:39
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- 179二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:18:51
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- 180二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:19:09
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- 181二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:19:27
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- 182二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:19:39
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- 183二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:19:50
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- 184二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:20:04
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- 185二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:20:20
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- 186二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:20:33
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- 187二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:20:52
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- 188二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:21:09
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- 189二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:21:23
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- 190二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:21:40
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- 191二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:21:55
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- 192二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:22:08
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- 193二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:22:32
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- 194二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:22:46
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- 195二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:23:01
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- 196二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:23:12
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- 197二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:23:35
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- 198二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:23:49
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- 199二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:24:00
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- 200二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:24:12
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