- 1122/01/08(土) 20:43:44
タマモ「ウチだってトレーナーの期待に応えたいとは思っとるんやけど、流石にいくらなんでも短距離は無理やで…」
トレーナー「なにぃ…?」
タマモ「!」ビクッ
トレーナー「…」
タマモ「…だってな、ウチの適正Gなんやで!?もうかれこれ10回近く短距離CのままURAを終わっとるしな…」
トレーナー「タマモのやる気が足りないんじゃないか?」
タマモ「そんなこと…」
トレーナー「クリークは既に出走登録したらしいぞ」
タマモ「!」
トレーナー「短距離S、一陣、スプリントターボ、登山家も習得しているらしいし、今回の優勝候補ってもっぱらの噂だ」
タマモ「…」
トレーナー「オグリも、シチーも、あのゴルシや他のウマ娘たちもぞくぞくとカプリコーン杯出走に名乗りをあげている。それなのにタマモだけ諦めるのか?」
タマモ「…ごめんけど…もう…もう無理や…ウチには…!」 - 2二次元好きの匿名さん22/01/08(土) 20:45:04
短距離Sより芝Sのほうが優先度高いぞ
- 3二次元好きの匿名さん22/01/08(土) 20:46:24
短距離Gを改造するなら芝よりSになりやすいから
- 4二次元好きの匿名さん22/01/08(土) 20:47:27
芝もSになるまでやるよな?
- 5122/01/08(土) 20:48:44
- 6122/01/08(土) 20:49:52
トレーナー「はっ!…夢か…」
トレーナー「…はー、今日も頑張るか…」 - 7二次元好きの匿名さん22/01/08(土) 20:55:56
- 8122/01/08(土) 20:58:16
タマモ「ぜえ…ぜえ…くそ、また短距離Cで終わってしもーたわ」
トレーナー「…なあ、タマモ。もう諦めていいんじゃないか?」
タマモ「何がや?」
トレーナー「俺だってタマモの気持ちに応えたいけど、流石にいくらなんでも短距離は無理があると思う」
タマモ「何やてぇ…?」
トレーナー「タマモの短距離適性はGだ。それをA以上にして、なおかつ勝ち取れるステータスに出来るのはほんの数%にも満たないと思う。最近は10回近くURAを短距離Cのまま終わってるんだから、自分でもわかってるはずだろう?」
タマモ「ウチのやる気が足りないからや…」
トレーナー「そんなことは…」
タマモ「クリークはもう出走登録したらしいで」
トレーナー「!」
タマモ「短距離S、一陣、スプリントターボ、登山家も習得してるらしいし、今回の優勝候補やってみんな言っとる」
トレーナー「…」
タマモ「オグリも、シチーも、あのゴルシや他のウマ娘たちもぞくぞくと出走するって名乗りをあげとる。なのにウチだけ諦めるんか?」
トレーナー「…そうだ…!」 - 9122/01/08(土) 21:14:21
タマモ「!…もうええ!それなら、もう1人でやったるわ!!ライバルがその数%のために必死こいて頑張っとったのに、ウチだけ諦めるわけにはいかんのや!!」
トレーナーに背を向けて走り出そうとするタマモクロス。しかし、彼女の目尻が夕陽を反射したのをトレーナーは見逃さなかった。
トレーナー「タマモ!!」
トレーナーはタマモクロスが駆け出すよりも速く、彼女を後ろから力強く抱きしめた。(抱きしめる瞬間はスローでお願いします)
タマモ「あっ…」(BGM:トレンディーなミュージック)
トレーナー「ごめんな…お前の気持ちを踏み躙って…」
タマモ「トレーナー…すまんな…ウチも熱くなっとって、トレーナーがウチのことを大事に考えてくれてることに気づけんやった…」
トレーナー「いいんだ、そんなこと…」
タマモ「そんなことって…」
それからしばらく、2人はそのままの体勢でじっとしていた。まだ他のウマ娘たちもトレーニングをしている。中には、2人を怪訝な視線を向けながら通り過ぎる者もいた。
※夕陽をバックに2人を遠目に撮影する。
※エキストラの皆さんは「トレセーン!ファイ、オー!」掛け声をしながらランニングをお願いします。 - 10122/01/08(土) 21:32:14
どれくらいの時間そうしていただろうか。やっと、タマモクロスが気恥ずかしそうにトレーナーの腕の中でもぞもぞと動き出した。
タマモ「もうええやろ?みんな見とんで…?」
トレーナー「あっ、スマン」
トレーナーが慌ててタマモクロスから離れる。しかし、彼女は名残惜しそうにトレーナーを見つめていた。
トレーナー「カプリコーン杯、精一杯頑張ろうな。だけど、もし無理してると判断したら、その時は絶対に止める。トレーナーとして」
タマモ「…うん」
トレーナー「絶対無理はしないと約束してくれ」
タマモ「わかった。だから、トレーナーも信じてな?ウチが優勝することを」
トレーナー「…信じる」
それから2人はしばらく見つめ合った。お互いの気持ちを確かめるように。これからの成果を信じるように。 - 11122/01/08(土) 21:37:47
タマモ「トレーナー…」
おもむろにタマモクロスはつぶやくと、まぶたを閉じた。その表情は、まるで何かを期待するかのようだった。
トレーナー「タ、タマモ…?」
タマモ「もうええやんか。さっきトレーナーがずっと抱きしめてたとこ見られてんねんで?今さら隠す必要もないやろ?」
トレーナー「だ、だけど…」
タマモ「それに…」
トレーナー「それに…?」
タマモ「今、ちゅーしてくれたら、ウチもっと頑張れるから…」
トレーナー「!…タマモ…!」
トレーナーを意を決したかのように、ぐっとタマモクロスに近づいた。
タマモクロスは目を開かない。トレーナーは彼女の小さな唇から目を逸らさない。もう、2人には何の音も届かなかった。夕陽で光る白銀のターフで、彼らは2人だけの世界にいた。
そして、トレーナーもまた瞳を閉じて、2人の唇はゆっくりと… - 12122/01/08(土) 21:40:49
- 13122/01/08(土) 21:44:17
さーて、休日出勤のストレスも発散したし!短距離タマモの育成を再開するとしますか!!!!!
- 14122/01/08(土) 21:53:52
- 15二次元好きの匿名さん22/01/08(土) 21:56:50
ところどころで茶々いれんじゃねえ