カンパニー「どうすりゃいいんだ…」

  • 1二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 23:21:53

    東京競馬場、秋の天皇賞で迎えた最終直線
     10何度目かのG1挑戦は、後方のウオッカが馬群を抜け出し敗色濃厚だった
    スタジアムに響くファンのため息、どこからか聞こえる「次走に期待だな」の声
    無言で結末を見守るファン達の中、昨年の同レース4着のカンパニーは独りターフで泣いていた
    前走毎日王冠で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる末脚・・・
    それを今のポジションで発揮することは殆ど不可能と言ってよかった
    「どうすりゃいいんだ・・・」カンパニーは悔し涙を流し続けた
    どれくらい経ったろうか、カンパニーははっと正気に戻った
    どうやら走りながら気を失っていたようだ、熱狂するターフの感覚が現実に引き戻した
    「やれやれ、マイルチャンピオンシップの作戦考えないとな」カンパニーは苦笑しながら呟いた
    ゴールを目指し気合を入れ直した時、カンパニーはふと気付いた

    「あれ・・・?脚が残ってる・・・?」
    カンパニーがスパートをかけながら感じていたのは、確かな脚の手応え
    千切れそうなほどに大地を蹴り、地鳴りのように蹄の音が響かせていた
    どういうことか分からずに呆然とするカンパニーの背中から、聞き覚えのある声が聞こえてきた
    「カンパニー、踏ん張りどころだ、早く行くぞ」声の方の優しさと力強さに耳を疑った
    「よ・・・横山さん?」 「なんだオッサン、もう諦めちまったのか?」
    「福永調教師・・・?」 「「「なんだカンパニー、かってに福永さんを引退させやがって」」」
    「厩舎の皆さん・・・」  カンパニーは半分パニックになりながら過去を振り返った
    1番:デルタブルース 2番:アサクサデンエン 3番:ブリッシュラック 4番:ディープインパクト 5番:ダイワメジャー 6番:内川サムソン 7番:ダイワメジャー 8番:エイシンデピュティ 9番:ウオッカ 10番:ブルーメンブラット 11番:ウオッカ 12番:ドリームジャーニー 
    暫時、唖然としていたカンパニーだったが、全てを理解し覚悟した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
    「勝つんだ・・・絶対に勝つんだ!」
    典弘から鞭を受け、ゴール目掛けて全力疾走するカンパニー、その目に光る涙は諦めとは無縁のものだった・・・

    翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

  • 2二次元好きの匿名さん23/12/22(金) 23:22:57

    内川サムソンは流石に草

  • 3二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:05:04

    内川が冷たくなって吉村と村田が息を引き取っている
    +939698000点

  • 4二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:07:09

    レギュレーション遵守+93969点

  • 5二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:13:32

    ダイワメジャー分裂してんじゃねぇよ!

  • 6二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:21:20

    >>5

    ウオッカも定期

  • 7二次元好きの匿名さん23/12/23(土) 00:27:34

    カンパニーこの後マイルCSで発見されたんだよね

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