M1グランプリで面白かった歴代ネタBEST100

  • 1M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:17:15

    本日18時半から始まる2023年M1を祝して、12月上旬からこのランキングを作成してきた。アマプラで2001~2022年の全漫才を拝見して、順位付けを行ってきた。それが今日完成したので今から発表します
    表記するのは順位、コンビ名、そのネタが行われた年、ネタ名、漫才の簡単な解説感想、俺が1番好きなくだりの文字起こし。のんびり更新するので是非暇な時間に読んで貰えると嬉しい

    注意点
    ※芸人批判、荒れそうなレスは消す
    ※スレ主はあまりお笑いに詳しい方じゃない
    ※このランキングはあくまで”俺個人の好み”でしかない
    ※感想文は推敲せず殴り書きしてるから非常に読みにくいと思う。許して欲しい

  • 2二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:18:42

    待機

  • 3M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:19:07

    100位
    中川家(2001年1本目)「駆込乗車&水難事故」

    記念すべきM1放送最初の1組&初代王者。そしてトップバッターで優勝した唯一のコンビでもある。100位という順位付けで察する人もいるかもだけど、ぶっちゃけ歴代王者の中では下から数えた方が早い(※個人的見解)

    それでも漫才の安定感と喋りの上手さは素人目線でも感じることができたし、会場も分かりやすく受けてた。駆込乗車再現を何度も失敗させる前半のくだりとか、剛のハイテンポなボケに対する礼二の勢いあるツッコミも素直に笑える。特に印象的だったのが、礼二が真面目に話してる最中に茶々を入れる剛へ何度も放たれた「こっから入ってくんな!」
    ツッコミというにはあまりに生々しくて新鮮だった。兄弟漫才の凄みと、信頼感が生まれる利点を分かりやすく体感できる漫才だったと思う。今回のランキングを作るにあたり、自分の中ではこのネタがランク入りの基準になった

    1番好きなくだり
    剛「ピーポーピーポーピーポーピーポーわーおーわーおー…」
    礼二「なんで通り過ぎんねん!!」

  • 4二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:19:48

    ベスト10とか打線じゃなくて100!?
    すげえな…今までのm-1で披露されたネタ数っ200くらいだろ?

  • 5M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:20:55

    99位
    ハリガネロック(2001年2本目)「学校の先生&童話」

    初代M1準優勝コンビ。2001年の初代M1は色んな意味で異色の雰囲気が漂ってて笑いにくかった。でもその中で素直に笑えたネタの1つがこれ
    登場曲と合わせてロックスターのように派手に出場する掴みが凄く好きで、そこから流れるように母校の先生へ悪口を言い出すのが面白かった。そして先生の話から音楽の授業→童話にネタを繋ぐのも上手くて、全体的にハイテンポで勢いがあって元気になった。特に笑えたのが中盤で「いぬのおまわりさん」を再現して突っ込む流れ

    正直このネタは俺にとって禁じ手というか「面白くない訳無いだろ」って感じで気軽に使われたら冷めるんだけど、ハリガネロックは美味く使ってたと思う
    ただ欲を言えば、漫才の締めは一本目と同様にユウキロックの「センキュー!」で終えて欲しかった。そこだけが残念

    1番好きなくだり
    ユウキ「あれぼくどうしたの~?」
    大上「あーん迷子になっちゃったよぉ~」
    ユウキ「おうちどこ~?」
    大上「わかんなぁい…」
    ユウキ「名前は~?」
    大上「わかんなぁい…んッ…ぁあああああああんんん…」
    ユウキ「……んぁぁあああああんん」

  • 6M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:22:56

    98位
    中川家(2001年2本目)「腹立つ事&遅刻した時」

    先述したハリガネロックを抑え、見事優勝を決めたのがこの中川家2本目。1本目同様に礼二のツッコミがとにかく力強い。耳に残るトーンで全身を使った表現力も圧巻で。現在M1審査員に抜擢されるのも納得の大活躍だった。

    ネタ序盤には剛がネタを飛ばしてしまったような言動を見せてたけど、中盤以降のボケラッシュでそれを払拭。1本目を超える盛り上がりを感じた。剛が伸び伸びとボケられるのは礼二へ信頼を寄せてるからなのかもしれないね。拍手笑いも複数起きてて納得の優勝。二人の動きのシンクロ具合が見てて楽しい、まさに”笑いのDNA”を堪能できる漫才だったと思う
    現時点の二人の漫才も見たいんだけど中々見る機会がない。俺が知らないだけでどこかでやってるのかな?

    1番好きなくだり
    礼二「『イヤイヤこの車もねぇ羽ついとったら良いんですけどw』……やかましいわアホ。こっちはどんだけ急いどる思っとんねん。はよいけ間に合え…」
    剛(上記台詞中に車に翼を生やす)
    礼二「ついてるかアホ!」

  • 7M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:25:19

    97位
    南海キャンディーズ(2004年1本目)「お医者さん」

    山ちゃん&しずちゃんが初めて世間に認知されたネタ。この翌年に大ブレイクしたのも心底納得できる程、この大会の南海キャンディーズは躍動してた
    女性とは思えない体格のしずちゃん(184cm)から放たれる女性とは思えないボケ(ケツ上げ放屁、火を怖がるサイ、胸ぐら掴み) それを処理する山里のツッコミがまぁキレッキレ

    「……平成16年だよ?」「中盤でトリッキーなことすんなよ」 「俺ビックリが下手な人初めて見た…」1フレーズごとの破壊力が抜群で、会場は大いに盛り上がってた
    中盤ではアドリブらしき言動も挟まっててライブ感が楽しめる漫才だった。ただしずちゃんのキャラクターを楽しめない人には刺さらないと思うし、人を選ぶネタなのは間違いない。俺的にはこの順位で

    1番好きなくだり
    静代「(長々と火を怖がるサイのモノマネした後)……あかん!」
    山里「なんだい?」
    静代「動物にとって火の存在がどんなもんか分かってんのか!!」

  • 8二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:27:24

    予想
    さすがに1位は東京ダイナマイトの掴み

  • 9M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:27:53

    96位
    麒麟(2004年2本目)「24時間テレビの100kmマラソン」

    決勝3位を三回経験してる”空腹のファンタジスタ”。笑い飯と並んで、2010年以前のM1を象徴する名コンビ。そんな麒麟が24時間テレビのマラソンを走るってシンプルなネタなんだけど面白かった。毎度思うけど川島明の声がもう強い

    名前を名乗るだけで掴みになるし、ボケでもツッコミでも笑いを起こせるし、その上で本人のお笑いIQも田村の実力もしっかり高いのが麒麟の強い所。このネタでは田村の勢いあるツッコミが終始ハマってて、終盤で叫んだアドリブらしき「頑張れ俺たち!!」が俺にはぶっ刺さった。これに対して川島が顔を歪める程大爆笑してたのがツボ
    田村の動きにアフレコするくだりもリピートするほど笑えた

    1番好きなくだり
    田村「頑張れ俺たち!!」
    川島「ハハハッwww」

  • 10M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:30:15

    95位
    ナイツ(2009年)「自己紹介」

    正統派しゃべくり漫才”浅草の星”ナイツ。ぶっちゃけ自分の推し芸人だから贔屓目に見てるかもしれないごめん。それでもやっぱりナイツの漫才を見る度に「これが漫才だよなぁ」と感じる。間とトーク力を全力活用した話芸のみで笑わせるスタイルが本当に大好きで、このネタも例に漏れなかった

    「自己紹介をします」という始まりから塙がボケて、そこを土屋がツッコむごとにどんどん話を広げていった
    「アパレル教育って…」「スパルタだろ、何目指してたんだ」という言い間違い。「ス↑ーパー↓マリオ」「キノコばっかり売ってるスーパー?」というイントネーション違い。その他多種多様なボケのよせ鍋状態
    不運なことに2009年はトップバッターを引いちゃって4位で終わったけど、十二分に会場を沸かせて審査員からも絶賛されてたのが凄いと思った

    1番好きなくだり
    塙「そんな中、浅草はんざい協会という協会に…」
    土屋「漫才協会だろ!一斉摘発だわそんな名前」

  • 11M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:32:04

    94位
    メイプル超合金(2015年)「犬を飼いたい」

    異様な風貌×豊かな知性のギャップという圧倒的な個性を持つ、南海キャンディーズの男女逆版みたいなコンビ
    「犬を飼いたい」と考える安藤なつに対し、カズレーザーがアドバイスを送る……。一見オーソドックスな形っぽいのに、ボケの1つ1つがド強烈だから見終わった後はカオスな印象を持った

    「どうしたそこの…平均体重底上げ担当大臣」「どんな役職だよ!」とか「俺コンビニ行くけどなんかいる?」と言い放ちステージから出て行ったりとか「西の芸人の方が芸歴うるさい」「関係ねえだろ!」とか「ここWi-Fi飛んでんな」とか、お馴染のブババブババブババオチとか
    とにかく百聞は一見にしかず。多くの人に見て貰いたいなって思えるカオス漫才だった。最後の最後で噛み噛みになったのも個人的には+ポイント

    1番好きなくだり
    安藤なつ「お前ん家の犬ができる1番凄いことってなに?」
    カズレーザー「あぁ~……確定申告」
    安藤なつ「イヤすげえや!!!」

  • 12二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:33:30

    おぉ大会復活後のネタがここでくるか
    メイプル超合金おもろかったなー

  • 13M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:34:38

    93位
    ジャルジャル(2010年)「コンビニ店員」

    天才コントメーカージャルジャル。M1のジャルジャルといえばしゃべくりともコントとも言えない独特のフリースタイル漫才。このネタもその例に漏れず、まさにジャルジャルワールドを構築してた

    中盤まででネタ自体は全て完了させて、残り時間は中盤までのネタを焼き直すというモノ。そして中盤以降の焼き直しは後藤が「自由にツッコむ!」と振り切ったことによって”言葉の頭文字しか発声されない”ネタへ変貌を遂げてしまった
    何を言ってるのか全く分からない、けどネタ自体は前半の焼き直しだから意味は伝わる。この絶妙なさじ加減の後半が俺には面白過ぎた。でも刺さらない人にとっては極めて単調でつまらなく感じると思う。でも見た事ない人は1回は見て欲しい

    1番好きなくだり
    福徳「タッ!!」
    後藤「ムッ!!!」
    福徳「ハッ!!」
    後藤「テッッ!!!」

  • 14M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:36:37

    92位
    ハライチ(2010年)「刑事」

    M1チルドレン原市。この2人のノリボケ漫才を初めて見た衝撃は今でも覚えてる。「澤部だけで良いんじゃないか」という意見もよく目にするけど、横で淡々とワードを上げる岩井がいるから面白さが引き立ってるんじゃないかと個人的には思ってる

    そんな二人のM1二度目のノリボケ漫才がこのネタ。静かな序盤からワードを挟むごとに会場が盛り上がって行くのが視聴者からも感じれるのが楽しい。ただ爆発的なワードは無かったかな。中盤と比べて後半は失速を感じたし、最終決戦に残れなかったのも致し方なし。怒涛のささかま押しは素直に面白かった

    1番好きなくだり
    岩井「あと……三つ編みの坊主」
    澤部「……!?」

  • 15M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:38:48

    91位
    ダイノジ(2002年)「結婚」

    消防士みたいなオレンジ色の服が印象的な太めのコンビ。恐らく「M1で面白かったネタを上げるスレ」で彼らを上げる人はいないんじゃないかと思うくらい認知度が低い(実際見た事無い)

    でもでも、俺は2002年M1を見た時に凄く面白いなって思った。印象的だったのがノリツッコミの多さ。そしてツッコミの迫力
    「ボク実は結婚してますかr…」「しッ! 下ネタ辞めろ!」「言ってねえよ!!」とか「あっ、首なし」「カオナシ!!」とか「お前迅速じゃないもん体重が不自由だもん」「直接デブって言ってくれた方がまだいいよ…」とか笑えるやり取りが随所に見られたのが好印象
    幼馴染だけあって息も揃ってて、漫才の締めで見せてくれた「うーん……ダ―イ!!」って身体をコンビ名の通り大の字に広げて終わるのも斬新でGOOD。2本目が見たいなって思えただけに決勝残れなかったのが残念だった

    1番好きなくだり
    大谷「あっすみませんどうしましょ!」
    大地「お、お前……」
    大谷「赤ん坊が呼吸してません……」
    大地「当たり前だお前トライしたからじゃねえかお前……」

  • 16M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:41:38

    90位
    錦鯉(2020年)「パチスロ」

    最年長ファイナリストおっさんずバカ。2020年大会はリアルタイムで見てたんだけど、この2人が並んで歩いてるVTRを見た時点で笑ってしまった。だって49歳が白いスーツ着て漫才に賭けてるのが全国放送されてるのが面白過ぎて面白過ぎて……

    だから見る前から「ズルい」って印象がどうしても付いた。だってよほどのことしない限り面白いんだから。そして実際面白かった。開始早々に大声で馬鹿丸出しの挨拶。「パチンコ台になりたい」という爆弾発言。からのレーズンパン滑り芸天丼。この年最終決戦には残れなかったけど、間違いなく視聴者へ多大なインパクトを与えた勝ち組芸人だった

    渡辺のツッコミの上手さもこの時点で注目されてた。「四万十川、坂本龍馬、リーチ!」「…それは高知だ」とか「大丈夫か…来年50だぞ」とか「語彙力が馬鹿すぎる」とか
    あと「キャラメルは銀歯泥棒!」「数字の7が転んだら”へ”!」って小ネタも面白かった

    1番好きなくだり
    長谷川「さぁ…祝福の準備だ」
    渡辺「もうこれぜってえ当たりじゃねえかよ」
    長谷川「行くぞおおお!」
    渡辺「行けぇぇぇぇ!!」
    長谷川「レーズンパンはぁ!!!」

  • 17M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:45:53

    89位
    フットボールアワー(2003年2本目)「SMタクシー」

    強烈な個性と大物感と確かな実力を持つ芸歴エリートフットボールアワー。そんな彼らが優勝を決めたネタな訳だけど万人受けはしないだろうなって思う
    というのもこのネタ内では岩尾が完全にMをいたぶる変態ドSキャラに入り込んでて変態すぎたから

    それでも審査員にはしっかり評価されてたし俺も面白いと思った。後藤のツッコミはキレてたし岩尾の言動もハマる人が見れば常時笑える勢い (俺はそこまでハマらなかったけど)
    ドアを開けて外へ大声を出すくだりとかブレーキを踏まないくだりはゲラゲラ笑えたし優勝に不満はない。只最後の最後に後藤が噛んだのが残念

    1番好きなくだり
    後藤「はよ急いでくださいよ……」
    岩尾「でもッ! 前は赤信号だよ!」
    後藤「そうですね」
    岩尾「止まって欲しいかい?」
    後藤「当たり前でしょ危ない止まってくださいよ!」
    岩尾「じゃあブレーキを踏んでくださいとお言い」
    後藤「イヤ踏んでください!」
    岩尾「聞こえないねぇ……」
    後藤「イヤ踏んでください!!」

  • 18M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:48:19

    88位
    ますだおかだ(2002年1本目)「整形」

    第2回M1優勝者、松竹芸能のますだおかだ。王道的なしゃべくり漫才でテンポも良かったし勢いもあって、純粋に面白い漫才だった
    序段の西川きよしのモノマネで観客を掴んでたように思う。個人的にはカツラのCMの電話番号のくだりが最高だった

    「2626とかねツルツルって」「いやあかんやろ!」「8080バレバレ~」「もっとアカン!!」からの「申し込みはバレバレ~」って畳み掛けが聞いてて心地良かった。この畳み掛けが後半にもあればもっと上位に置けたと思うからそこは残念点
    あと漫才開始時点で増田が「松竹芸能のますだおかだです!」って名乗りをあげた際、第1回では「コラコラ言わんでいい!」的な反応をしてた岡田が「そうですよ!」って強気な反応に変わってたのが地味に好きな変化

    1番好きなくだり
    増田「あと長嶋監督のようなドラえもんね」
    岡田「いや関係ないやろドラえもん!」
    増田「の"び"太"く"ん"~"!"」
    岡田「いや気持ち悪い…」
    増田「ねぇねぇ長嶋監督大変なんだ何か出してくれよっ!…タタタタッタタ~代打元木~」

  • 19二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 09:48:55

    >>6

    中川家流石に低すぎないか?

  • 20M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:54:22

    >>19

    いやはや申し訳ない……笑いの好みは千差万別だと思うからそういう意見は是非沢山貰えると参考にもなるし嬉しい (自分と違う意見見て気付くモノあるから)



    87位

    麒麟(2006年2本目)「探検隊のリーダー」


    ”空腹のファンタジスタ”最後の出場年になった2006年の2本目ネタ

    ネタの流れとしては「探検隊の番組でリーダーをしたい」という田村の要望を川島が聞くオーソドックスなモノ。麒麟らしく安定してて、笑い所もしっかり用意された面白い漫才だった


    特に序盤で田村が「お前達の命は何があっても俺がまm…守る」と噛んだのを即ネタにして「僅か2名になった隊員たち…」「何が気に入らんねん!」「台詞を噛んだからだ!!」と笑いの起こる討論を起こしたのは圧巻だった


    ネタとしてわざと噛んだなら田村の噛む演技自然すぎて凄いし、アドリブなら川島の対応力凄すぎる。その後の「隊長も緊張しとんのや」って自然な会話で元のネタに戻した田村も凄いと思ったし、そこからも会場で笑いが沢山起こってた

    以降俺が特に笑えたのは外国語を喋る現地人田村をアフレコする川島のくだり。ここの田村の表情が本当に秀逸。是非1回見て欲しい


    1番好きなくだり

    田村「くぁwせdrftgyふじこlp」

    川島「おいおい日本人、まさかあの洞窟に入ろうというのではないだろうな? 辞めておけ。あの洞窟に入って生きて帰って来たヤツは一人もいない。カエレ、カエレニッポンジン!(田村のアフレコ)」

    川島「これには田村隊長も言い返す」

    田村「俺たちは止まれない…」

    川島「俺たちは止まれない…」

    田村「オイオイオイオイ!喋ってるやろ日本語!!」

    川島「日本語か今の!?」

    田村「今噛んでへんかったやろ!!」

  • 21M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:56:42

    86位
    タイムマシーン3号(2015年)「ありとあらゆるものを太らせる力」

    個人的にコント師のイメージが強いタイムマシーン3号。このネタは発想の勝利というか「こんなの思いつく漫才師凄いなぁ」というのが初見時に感じた率直な想い
    「漫才」「ゼンザイ…!」「お客さん」「具沢山…!」と言った具合に、やってることは単純な言葉遊びなのに観客もドッカンドッカン受けてて、俺も素直に面白かった

    もっと沢山聴きたい!って思わされたしそうなったら漫才師の勝ち。割と序盤に「やってることジョイマンじゃん」って確信を突くツッコミが出たのも意表を突かれて笑ってしまう
    ネタ後半でツッコミ山本がツッコミを放棄して「ヘルシーの使い手」になる展開も面白かったし、そこからの言葉遊びも聴いてて楽しかった(ロングブレスダイエット見て懐かしい) ただ最後の関の挨拶だけは蛇足に感じたかな

    1番好きなくだり
    関「ならば……ハウルの動く城!」
    山本「サウナに長くいろ…!!」
    関「あ"つ"い"!"!”」

  • 22M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 09:59:34

    85位
    インディアンス(2020年)「昔悪かった」

    とにかく陽気でハイテンションな田淵が印象的なコンビ。ネット上では劣化アンタッチャブルと評されることが多いんだけど俺はそうは思わない
    そしてこの年のインディアンスは2020年大会を盛り上げた影のMVPだと勝手に思ってる。というのも、この年のトップバッターは初の敗者復活組で、しかもコロナ過明け後初のM1決勝だったから

    そんな状況で2019年の自分らを遥かに上回る漫才を披露してた。観客も凄く温まって、後から出てくる漫才師もやりやすい状況を一気に作ってた。もっと評価されて欲しいなって思う
    肝心のネタはツッコミのきむが「昔悪かったんです」という自分語りから田淵が暴走する流れ。この暴走の際のボケ1つ1つが俺に刺さった

    「ヤンキーやらせて貰ってた? お前の地元じゃヤンキーやるのに許可がいるんか?」「だったですw 元ヤンキーの人は語尾がタラちゃんになるんですか? ヤンキータラちゃんってどんなキャラですか? 『イクラちゃん喧嘩するデス~』」「泣いても無駄デスよ~?」等々……。後半でも「なにみとんねんコラ」ってハモリで会場を沸かせてたし、出番順が後半だったらこの年最終決戦イケてたんじゃないかなって俺は思ってる。でもそうなるとトップバッター敗者復活インディアンスの功績が無くなるからこれで良かったのかも

    1番好きなくだり
    田淵「お前今日の放課後絶対学校n……」
    きむ「おい立ち止まるわ!! おい馬鹿なんかお前はなぁ……」
    田淵「痛いデス……」
    きむ「おいタラちゃんええねん!!」

  • 23M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:01:44

    84位
    ウエストランド(2022年1本目)「あるなしクイズ」

    記憶に新しい1年前の優勝者。小市民怒涛の叫び。正直このネタをランキングに入れようか迷ったんだけど純粋に「笑えた」って考えたら文句無しだし自分に嘘はつきたくなかった
    2020年のウエストランドから続けて見ると明らかに進化してるのが顕著で、ただ悪口を無作為に放ってるだけだった状態から”あるなしクイズ”ってパターンを考案したのが流石漫才師

    「警察に捕まり始めている!」って普通に生きてたら出てこないのよこんなフレーズ。その前の「パターン! 展開!!」ってゴリ押しも自分は笑った。お笑い分析をしてる自分に向けてメッセージを放ってきたのも面白かった
    隣の河本が一見何もしてないように見えて実はネタを飛ばしてたと後に判明するのも高ポイント。ゼロじゃなくマイナスだったんかいって。でも井口の相方はずっと河本であって欲しいと願ってる自分がいる
    あと漫才後の富澤の「(このネタで笑ってる人は)共犯」ってコメントにも笑った

    1番好きなくだり
    河本「路上ミュージシャンにはあるけど…」
    井口「はい! えー迷惑」
    河本「全部言ってない」
    井口「街の迷惑者」
    河本「違います」
    井口「流石に迷惑。ヒトの曲を我が物顔で歌う痛いヤツ!」
    河本「そんなことない」
    井口「許可を得てないから連れていかれてる…あっ、警察に捕まり始めている!」

  • 24M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:05:04

    83位
    笑い飯(2010年1本目)「サンタウロス」

    前人未到の9大会連続出場記録保持者。ミスターM1、孤高のWボケ笑い飯。まず最初にぶっちゃけると、自分は笑い飯がそこまでハマらない人間だった
    上手く説明できないんだけど大多数の人ほど笑えない。それでも圧倒的出場回数の中で伝説級のネタを生み出した才能は間違いなく本物。その中の1つがこのネタ

    サンタとトナカイを合体させて名前はケンタウロスから拝借って発想が凄いよね。鳥人の二番煎じ感あるけどネタ内容はちゃんと変えてるし審査員も観客も笑わせてたし
    西田が「大体分かったからやらせてくれ」って言うだけで観客が湧いたのを見た時は「あっこれ完全に笑い飯が恒例になってるんだな」ってその事実に震えた

    哲夫の下半身が暴れるくだりとか「明日は雨だね」のくだりは何回見ても面白い。あと麒麟川島ほどじゃないけど笑い飯西田も相当声が強いなって個人的に思う。何か雰囲気が面白い。これって芸人にとって相当な強み

    1番好きなくだり
    哲夫「真っ赤なお鼻のトナカイさんは~」
    西田「年末の労働者は~労働基準法を無視されて働かされている~」
    哲夫「凄い労働の歌うたってくる~! なんでいつからこんな労働の雰囲気なったん!?」

  • 25M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:07:40

    82位
    オードリー(2008年2本目)「選挙演説」

    2008年に颯爽と現れたスーパースターコンビ。優勝者より売れたって凄いよね。この二人が発明したズレ漫才はハライチと同じくらいの衝撃を受けたし今後何年経っても色褪せない、未来の子供が見ても笑って貰えるネタだろうなって確信を持ってる。それだけ面白い

    ただこの年のこのネタは”オードリーにしては”面白くなかった。理由としては1本目より若林のツッコミが控え目で春日のキャラ押しが強引で不自然だったからじゃないかと推測してみる
    それでも「今からこの男が斬新な選挙演説を披露しますよ!」とか「キャー!!」とか「よッ!平成の!!」「…平成の何か気になりますけども…」とか観客に春日が入ってるくだりとか、最後のオチで春日が泣きだすのはゲラゲラ笑えたし他の年なら優勝してもおかしくないほど面白いネタではあった。オードリーは若林のキャラも強烈なのが好き

    1番好きなくだり
    若林「練習になんねえだろお前と漫才やってらんねえよホントに」
    春日「お前それ本気で言ってるのか?」
    若林「いや本気で言ってたら何年も一緒に漫才やんねえだろうがお前……」
    春日「う"れ"し"ぃ"…""」

  • 26二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 10:09:14

    マジで百個書くつもりなのか(困惑)

  • 27M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:10:34

    >>26

    てかもう全部書いてる。1週間前辺りから書き始めたんだけど


    81位

    ナイツ(2008年1本目)「宮崎駿」


    俺の推し芸人兼”浅草の星”ナイツ。贔屓目入ってるの承知でやっぱり面白い。塙のボケから土屋のツッコミに入る間が俺の好みドストライクすぎるのかも

    もし芸人のネタを作ってくれるAIが生まれたらナイツと同じレベルの新規漫才を大量に作りたいくらい


    「子供はアニメが好きだってことが分かったんですよ」「それ調べないとわかんないスかね」とか「宮崎駿は東京都ブンキン区で」「文京区ね、ペキンみたいに読まないで」とか

    「手塚治虫むしさん」とか「火の島」「鳥だよ! ただの山火事だろ」とか……。大したことは言ってないように思うのに何故こんなに面白いのか不思議。ドカンと爆発的な笑いは少ないけど常に小さな火を起こしてる。例えて言うなら線香花火。それが俺にとってのナイツ


    1番好きなくだり

    塙「あるブスの少女ハイジっていう…」

    土屋「悪口だろ。ブスじゃないよハイジはね」

  • 28二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 10:11:07

    楽しく読んでるから敗者復活始まるまでには終わらせてくれ

  • 29M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:15:11

    >>28

    👍


    80位

    すゑひろがりず(2019年)「合コン」


    M1歴代最高との呼び声が高い2019年。この年はとにかく新世代の台頭というか”斬新”に感じる漫才が数多く生まれた。その中の1つを生んだのが令和の伝統芸能すゑひろがりず

    もう何度も見たから今見ても爆笑はしないけど、初見で見てからしばらくは本当にほぼ毎日見逃し配信を見てた。それだけ中毒性があって面白くて見てて楽しかった


    まず浴衣を纏って堤太鼓と扇子を構えて上がって来る登場の仕方が歴代トップクラスのカッコ良さ。その奇抜にも見えるビジュアルから放たれた現代とはかけ離れた言葉遣いのタイムスリップ漫才

    「豪華なる金色堂の略」「それ中尊寺!」PON!「めっせめっせ!めっせめっせ!」の中毒性。何気ない普通のやり取りすら面白く感じて絶大な衝撃を受けた


    中盤以降のお菓子の銘柄当てゲームは視聴者参加型でこれまた楽しめたし、そこから関白遊びに繋げる客を飽きさせない展開は純粋に上手い。残念ながら2本目を見る事はできなかったけどいつまでも見ていたくなる、そんな”演芸”だった

    余談だけどこのコンビ、敗退の際のコメントも最高だったからここに記載する↓

    「これもまた、一興なり!」「皆様、良いお年を!」PON!


    1番好きなくだり

    南條「令和の世は一揆は禁物となっておる」

    三島「令和も戦国も、どちらも一揆は、禁物とな……」スゥ…

    南條「ああ要らぬ要らぬそれは…」

  • 30M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:22:01

    79位
    さや香(2017年)「うたのおにいさん」

    記憶に新しい去年の準優勝者であり今年の優勝最有力候補。浪速の実力派本格漫才師。俺がさや香を初めて知ったのは、見逃しで見た2017年大会のこれだった

    初見時はもう大爆笑。新山のオーバーリアクションがあまりに下らな過ぎて、幼稚で稚拙で、それを大の大人のハンサムな新山がやってるのが面白くて最高だった
    片方が「〇〇になりたい。だから〇〇やって」ってオーソドックスな入りなんだけどそれに対し過剰にノるのはチュートリアル味を感じる。そして何より見てて楽しい。リズミカルでハイテンポで元気になれる、そんな漫才だったと思う
    あと「幸せなら手を叩こう」が如何に名曲か思い出せるネタでもあった

    1番好きなくだり
    石井「幸せなら手を叩こう♪」
    新山「88」
    石井「幸せなら手を叩こう♪」
    新山「88」
    石井「幸せなら態度で示そうよ、ホラ皆で手を叩こう♪」
    新山「二階席ー"!"!"!"」

  • 31M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:24:19

    78位
    カミナリ(2016年)「川柳」

    ハライチやオードリー程じゃないけど、初見で大きな衝撃を受けた漫才師
    コンビ名「カミナリ」の通り、雷のように力強いツッコミがハマる人にはとことんハマるなって見てて感じた

    そしてこのネタは序盤静かに進行することで激しいツッコミとのギャップを生み出そうとしてる試みを感じて、それがまた上手い。実際観客席はその試みに見事ハマってたように思う
    たくみの初叩きからの初ツッコミで揺れるくらいの大爆笑が起きてたから。勿論俺も笑った
    「そういえば575じゃ無くて、797だな!」「レベルがぐーんと下がったな!!」「とても575では語れねえな!!!」ツッコミのインパクトが絶大
    「社交的な爺ちゃんの孫」って序盤に貼った伏線を回収したのも綺麗だったし、漫才のオチに川柳を持ってくるのもお見事。まだ見た事無い人は1回は見て欲しい

    1番好きなくだり
    まなぶ「じゃあ……入れ歯!」
    たくみ「えー…入れ歯つけ…」
    たくみ「そもそもテーマが年寄りだな!!!」

  • 32M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:27:23

    77位
    かまいたち(2017年)「怖い話」

    サイコパス山内と苦労人濱家の凸凹実力派二刀流コンビ。漫才もコントも高いレベルで安定してて見る度に「面白いなぁ」と感じる。特に山内の特徴的な顔は芸人として大きなアドバンテージ。そんな二人のネタの1つがこれ

    「怖い話を聞いてゾッとするのが好き」って一般人代表みたいな発言をする濱家に対して「俺は怖い話を聞くとイラっとする」と常人に理解できない発想を展開する山内。そこからトイレの花子さん、メリーさん、口裂け女と話が広がるのも自然だったし「花子さんのさんって数字の3…?」って普通に生きてたら浮かばない疑問をぶつけられて笑ったりもした

    そしてネタ後半にて顔の前に指を指されてビビる濱家→からの報復で微動だにしない山内の流れがまた最高。オチも満足度高くて濃密な4分間だった
    そしてそしてネタ終了後、今田に感想を振られた直後唐突に「笑顔咲く~」って2人とも何かに憑りつかれたように踊り出すのが面白過ぎてここでも爆笑が起きた

    1番好きなくだり
    山内「お前も怖い話聞いてイラっとしとるな」
    濱家「お前にイラっとしてんねん。もうええわ」

  • 33二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 10:28:27

    笑い飯のマリリンモンローネタが個人的には1位

  • 34M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:28:55

    76位
    アメリカザリガニ(2001年)「ドライブスルー」

    超高音のツッコミボイスが耳に残る漫才コンビ。掴みの挨拶を初めて聞いた際はそのあまりのハイトーンに笑っちゃったし、そこからのコント漫才はシンプルに面白かった

    テンポが良くて見やすいし笑い所が分かりやすい。何よりツッコミが聴いてて心地良い。演歌で注文を要求→「普通に注文してください」→「お前がさせたんやろ!」のくだりとか”てりやきシェイク”のくだりは何回見ても笑えるし、とぼけた味のボケと迫力あるツッコミのコンビネーションが最高

    言い方不適切だと思うけど「初代M1とは思えない面白さ」だった。会場からも中川家に負けず劣らずの受けが出てたと思う。全組終了時点で3位だったけど初代M1のルールで最終決戦には残れず。そしてこの大会から第3回まで三大会連続出場してたけど……残念ながら俺が見た限り、アメザリの面白さはここがピークだった。

    1番好きなくだり
    柳原「チィーズゥ……バァーガァ~1つくださいィィ~♪」
    平井「……お客様」
    柳原「はいはい」
    平井「あの……普通に注文してください」
    柳原「お前がさせたんやろっ!!」

  • 35M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:31:49

    75位
    マヂカルラブリー(2020年1本目)「フレンチ」

    漫才論争を巻き起こした革命児。2017年で最下位になってボロクソにこき下ろされたのに諦めずリベンジを果たし栄光を掴むって最高の主人公ムーヴを見せて、2020年アナザーストーリーは素直に号泣しました

    15歳から芸人してるだけあって野田のメンタルと根性は常人離れしてるよね。それをヒシヒシと痛感できたのが2020年マヂラブ
    前の組の盛り上がりを見てこのネタを決断したり、ステージに上がる直前で土下座出場を立案実行したり、結果それが全て優勝に繋がったのが本当に凄い。このネタの掴みである「どうしても笑わせたい人がいる男です」は何回も繰り返し見るほど好き

    ネタ終盤で意図的に滑り芸を仕込んで見事に滑って締めたのも並のメンタルじゃできないこと。そして村上のハイトーンなツッコミも野田の面白さに歯車を賭けてたように思う
    「違いよ! 違う!!」って言ってるだけなのにそれと野田のカオスな芸が組み合わさって、上沼が言ったように「突き抜けた芸術」になってた。無心で見て爆笑できる貴重な漫才

    1番好きなくだり
    野田「あの間違ってるあ、とこあったら言って」
    村上「あ、じゃあ違うとこあったらじゃあ間違ってるよって言う。うん違うよって言ってあげるわ。おーじゃあちょっと入店からやってみ」
    野田「え"え""え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"え"」
    村上「ア違うよ!違うよねぇ!違うよ!違うよ!違う!!」

  • 36M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:34:58

    74位
    さや香(2022年2本目)「男女の友情」

    記憶に新しい去年の準優勝者のネタ2本目。ウエストランドに優勝持ってかれちゃったけど、さや香のこのネタ自体は凄く面白かった
    1本目に引き続き正統派で”ツッコミが異常者側に立ちまわる”ムーブはあまりにスムーズで自然だったし「酒なんか飲んでへんよ」「シラフやん」とか「お前だろぉぉぉ!?!」とか「名前ミユやから」「惜しッ!」とか笑える箇所は随所で見られた

    特に「モヒカンは坊主か?」って投げかけからの「モヒカンは坊主やろ」ってアンサーはゲラゲラ笑ったし、さや香の良い所は出し尽くせてたように思う。後半の新山の暴走も見てて楽しかった
    「序盤に噛んだのが敗因」とか「ゴールデンタイムに下ネタはない」とか「純粋にテーマ選びミス」とか、さや香が優勝できなかった理由は色々言われてるけど、単純に審査員にとって「それ以上に面白い組がいたから」きっとこれだけ

    1番好きなくだり
    石井「キスは大人の関係やろ!」
    新山「キスなんて誰とでもするやろ!」
    石井「はぁ?キスは好きな人としかせえへんよ」
    新山「好きな人だけちゃう!キスっていうのはその場の流れとか、お酒のノリで誰とでもできんねん!!」
    石井「キスは大切な人としかせえへん!」
    新山「大切な人じゃないねん!キスっていうのは、ある一定の清潔感のライン超えてる人やったら誰とでもできんの!キスってそういうもんやから!大人ってそういうもん!できたらラッキー!ダ……いつの間に俺がヤバなった?」

  • 37二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 10:38:06

    これは期待
    オズワルドがどの辺で入ってくるか楽しみにしてるわ

  • 38M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:39:49

    73位
    ハライチ(2021年)「やりたい事」

    4大会連続出場も達成したM1チルドレン原市。そのラストイヤーになったネタ。お馴染みのノリボケ漫才とは一風変わって、岩井の言動をメインに置く試みは凄く新鮮だったし俺は面白かった(ネットでは酷評されまくってて悲しい(´;ω;`))

    「俺やりたい事あるんだけど~」って澤部の語りを頭ごなしに否定する癖に澤部以上の非現実願望を言い放つ岩井。それを指摘されたらステージ全体を使って発狂するの草生える
    序盤で二人が同時に会話を進める高い技術とかリアルでいそうな怒り慣れてない岩井の発狂とか、それに「わぁもうヤダァ…!」ってオネェのようにビビる澤部が個人的にツボ

    焦り故か岩井のキレるまでが後半早すぎて面白さが失速したのが残念な所。あとマヂラブの二番煎じ感も否めなかった。それでもラストイヤーに「二人がやりたい」ネタを出来たのはファンにとって喜ばしい事だったと思う
    中学時代にM1優勝を夢見て育ったこの二人が敗退時に残したコメントもウルッと来た↓
    「楽しい15年間でしたよありがとうございました」「M1グランプリありがとう楽しかった!」

    1番好きなくだり
    岩井「俺やっぱ将来ね、あの巨大ロボに乗りたいんです」
    澤部「巨大ロボ……?」

  • 39M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:42:24

    72位
    見取り図(2019年)「褒め合い」

    真逆の個性を持つ大阪の劇場番長。2018年の見取り図ネタは笑えなかったけどこの年は面白かった
    「第一印象って大事ですよね」→「お互い褒め合いましょうや」って流れで前半進んだのに「食べるの早い」「靴紐結べる」「リボ払いしてる」ってリリーが全然褒めなくて煽り合いに発展する流れが大好き。スピード感がラップバトルのそれ

    煽り合いのワードも「EXILEの41軍みたいな顔しやがって」とか「マラドーナのはとこみたいな顔しやがって」とか「太っちょキリストみたいな顔しやがって」とかいちいち重くて面白い。1個1個が客の心を掴んでたように思う
    何より盛山の「チンパンジーか!」「しばいたろか!!」ってツッコミがパワフルで心地良い。中盤で噛み噛みになった際も咄嗟のアドリブを使ってて実力の高さを感じる1本だった

    1番好きなくだり
    リリー「オイコラッ!」
    盛山「なんやねんオイ!」
    リリー「煽り運転の申し子みたいな顔しやがって」
    盛山「しばいたろかお前! 煽り運転の申し子!? お前の行くとこ行くとこSUV止めたろかお前なぁ!」

  • 40M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:44:43

    71位
    かまいたち(2018年)「ポイントカード」

    かまいたちがM1決勝で披露した二度目のネタ
    「もしタイムマシーンがあって過去に戻れたら何をする?」って濱家の投げかけに答えた山内の奇抜なアンサーが「ポイントカードを作ります」ってのがまた面白くて、そこからの討論が凄く見応えあった

    「一番最初にポイントカード作りますか?って誘いを断ったせいで以降勿体ない気持ちを感じて作れなくなった」って山内の持論もしっかり腑に落ちるモノなのが笑える
    「勿体ないやろそれは」「ポイントがやろ?」「いや違う違う違う違う…」とか「今分かりにくく説明した」「なんでそんなことすんねん!」とか「あの…M1史上最悪の客です」「そんなこと言うな!」とか

    濱家が山内に翻弄されればされるほど会場が湧いてるのが凄い。正論だけを吐いてたはずの濱家がどんどん劣勢になって反論も微妙にズレだして、最終的に山内に言い負かされてる様も面白かった。何より凄いと思ったのがポイントカードを作るって発想で4分走り切った事。この二人は本当にプロだなって見返す度に痛感する

    1番好きなくだり
    濱家「そんなん言ったらお前も一緒やないか!」
    山内「何がやねん」
    濱家「過去に戻ったからって確実にポイントカード作れるとは限らへんやないか!」
    山内「確実に作れるやろ……むこっ、向こうが作りますか?言うてんねん。いやおかしいやん!『作りますか? 作ります。いやダメです』ってならへんやん!」

  • 41M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:47:02

    70位
    トータルテンボス(2007年1本目)「ホテルのフロントマン」

    アフロヘヤーが印象的なハンパねぇ渋谷系漫才コンビ。2007年がラストイヤーで優勝候補筆頭だったらしく、実際今見返してもこの年のテンボスは凄く面白かった

    でも個人的には面白さよりも上手さが勝る漫才師。コント漫才の入り方がド直球でスムーズすぎるし「忍びねえな」「構わんよ」ってやり取りは癖になる
    そこから悪臭を指摘するフロントマン、オーソドックスな言い間違いネタ、”中華の部屋”とかいう非現実的な世界観構築、顔芸等々、多様なネタをハイテンポで仕込んでて終盤で一気に回収する構成も気持ち良かった

    特徴的な独特のツッコミも非常に耳に残る
    「安心できねえよ! 不安で夜も眠れねえや……」「ヤングだヤンガーだヤンゲストだ俺は!!」「お前教育係のチーフ連れてこいボコボコにしてやんよ」「いわくはごめんだよ!ひいてはご法度!」「施工主のバカ!!」とかとか……最後の魂の叫びが一番好き

    1番好きなくだり
    大村「お電話です! ガチャッ! ええ!? ガチャッ!」
    藤田「(笑)」
    大村「大変です!只今ジンギスカンで行われていた、すき焼きパーティーのガスコンロの火元が原因で火災が発生した模様です!」
    藤田「今のみじけぇ間でそんなに聞いたんだ……」

  • 42M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:49:43

    69位
    トータルテンボス(2007年2本目)「旅行代理店」

    個人的に先述した1本目以上に刺さったテンボス2本目のネタ
    大村が多様なボケをふりまいてその度に藤田が独特の口調でツッコみ、後半で一気に伏線を回収する流れは1本目と同じ。けど題材としてはこっちの方がイメージしやすく面白かった

    「やっすいスね~!!」「うわなんかノリが気持ち悪いな店員さん何なんスか!?」「めっさ召さないね俺は!!」「すっくねぇ!! お前んとこの国内のプランすっくねぇ!!」とかとか……ツッコミのパワー度も上がってたように思う
    ミステリーツアーの行先を奈良とネタバレされてキレるくだりとか高すぎる緯度にツッコむくだり大好き

    ネタ終盤では藤田がツッコミを放棄してツッコミ不在ノリボケ状態になって、会場も拍手笑いが起きてて圧巻の漫才だった。そして1本目でも思った事なんだけど、テンボスのM1ネタは見れば見るほど面白さが分かる仕組みなのが凄い。漫才って初見が一番面白いのがほとんどなのに、この二人のネタは例外だと感じた

    1番好きなくだり
    大村「エジプトではバウムクーヘンしか食べれませんが…」
    藤田「喉パサパサにしよう!」
    大村「いいんですか!? アマゾン川で背中が無くなってしまうかも…」
    藤田「丁度背中がいらなかった!!」
    大村「いいんですか!?」

  • 43M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:52:37

    68位
    スーパーマラドーナ(2017年)「コンパ」

    復活後のM1を盛り上げた個性派本格漫才師スパマラ。M1への熱量が凄くて、武智の力強いツッコミと田中の絶妙な気持ち悪キャラを生かしたコント漫才は本当に面白い。そんなコンビの好きなネタの1つがこれ

    「友達の為にコンパを開いたんですよ」って過去語りをする田中にツッコむ武智の流れ。からの「モミモミ。なーんてね」「最悪の出だしや!」とか「なんか注文しよっか。オイッ!」「偉そうにすんな!」ってロケットスタート笑うって

    コンパに来た女性を「西川きよしさんに似てるね」とか「で、妊婦さん? あ違う?」とか言い放つ失礼キャラを全快にするくだりもGOOD。視聴者が感じるであろうことを理想のトーンで武智が突っ込むのがまた面白い。コントに没頭しやすくかった
    ゲーム中にゲームするくだり、延々と独り言するくだり、カニ女性を引っ張るくだり、アントニオ猪木で古今東西するくだり、田中がハッスルするくだりもしっかり面白くて最高
    最後の最後で「コンパにオネェがいた」って伏線を意外な形で回収するのも綺麗な構成だなって思った

    1番好きなくだり
    田中「あっ! ビール来たきたきた! みんなジョッキ持って……じゃあ、カンパーイ!!って言ったらグラスを当てて飲むねん。これが普通やねん。なんか始まりの合図みたいな感じで……ふふっ……」
    武智「どうしたらええんや!!」

  • 44M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 10:59:09

    67位
    ミキ(2017年1本目)「漢字が分からない」

    兄の高すぎる五月蠅いツッコミが特徴的な中川家以来の兄弟漫才師。中川家とは兄弟ボケツッコミの立ち位置逆なのがなんか好き。共に過ごした年月がダンチなだけあって阿吽の呼吸でハイテンポな勢いあるシンクロ漫才が俺には刺さった(好みが分かれそうな芸風でもある)

    このネタは「友達に手紙を書きたいんだけど漢字分からんから教えて」っていう弟の相談から始まり、序盤で「俺漢字得意やから」って放つ昴生に「薔薇、髑髏、憂鬱」を要求するくだりで客の心を掴んでた。そこから”鈴木”の漢字が分からず身体全体で表現するくだりもゴルゴの命を彷彿して面白い
    昴生が唐突に踊りだすくだりでも爆笑が起きてて大迫力のノリツッコミも定期的に挟まってて、見てて楽しい濃密な4分だった。終盤で亜生が泣き出してから突っ込まれる一連のくだりが特にツボ

    1番好きなくだり
    亜生「ドル……ドル……」
    昴生「独特の泣き方すんな…。エーンって泣けドルで泣くな。通貨間違えとんねん。通貨間違いエーンで泣け。エーンかオーンや。どっちかやそれは」
    亜生「ペソペソ……」
    昴生「ペソペソすな!!」

  • 45M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:01:46

    66位
    ナイツ(2008年2本目)「SMAP」

    俺の推し芸人兼”浅草の星”。今では解散したSMAPをテーマに丸々1本ネタを作ってて懐かしい気持ちになった。そしてネタ内容もナイツらしい間とトーク力をフル活用した楽しい漫才だった

    序盤で「子供人気だけじゃなく女性人気も欲しいですよね」って1本目の宮崎駿の続きっぽくスタートさせたのが上手い。そこからマシンガンのように放たれる怒涛のボケが本当に面白くて大好き
    「SMAPって知ってますか?」「団体っていうの?」とか「ゲンジと、平家」「こっちヒカルね」とか全部ガラスの十代のくだりとか「スパッツ」言い間違いとか
    「孫正義」「悟空だよ! お前が散々間違えてるYahoo!のトップだよ!!」とか「平均視聴率36度7分っていう…」「平熱だわ」とかとか……本当にいちいち俺に刺さる。1本目のメガネで爆笑してたくだりを再利用して回収したのもGOOD
    そして今見返すと「邪道ズ事務所所属の…」「ジャニーズね!」がドブラックすぎて爆笑した

    1番好きなくだり
    塙「まぁリーダーを務める中居くんは、実はですね、去年熱愛が発覚しましてね」
    土屋「超ビックカップル…」
    塙「歌手の香田晋さんという」
    土屋「おっさんじゃねえか。六人目のおっさん出てきちゃったよ」
    塙「あの…えろ、えろいやらしいでお馴染みの…」
    土屋「えろいだけだろ」

  • 46M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:05:07

    65位
    ハライチ(2009年)「ペット」

    原市生まれM-1育ちが初めてM1で披露したノリボケ漫才。俺がハライチの漫才を初めて見たのはM1じゃないんだけど、M1で初めて見た人はきっと凄い衝撃を受けただろうなって思う。今見返してもやっぱり面白い

    テンポが一定で”次何を言ってくるんだろう”ってワクワク感を肌身で感じ取れる。M1に5回も出場してネタの方向性を変えたり色々試行錯誤して挑戦してたけど、自分の中ではこの1回目のノリボケがピークだったのが残念に感じる (勿論好みの話でしかない)

    序盤で車に轢かれた子犬から「ペットを飼いたい」って淡々と放つ岩井は只者じゃないオーラを感じ取れて好き。対する澤部のノリボケも「ざわめくって表現がイマイチよくわからないスけど…」とか「最悪な……最悪…アイツ食べよう」とか
    「え!?なにぃ…見られてるずっと…」とか笑えるものばかりだった。ハライチのように学生時代にM1夢見てM1ベテランになる漫才師が今後も居続けたらいいね

    1番好きなくだり
    岩井「あと……水色のムック」
    澤部「病気!?! ど、どした!? ムック毛とか落ちちゃってるけどどした!?ガチャピン! ガチャピンムックが大変!!毎年こうなんだ!?」

  • 47M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:07:37

    64位
    NON STYLE(2009年2本目)「時代劇」

    真っ白衣装が特徴的な石田とナルシスト井上によるストリート系漫才コンビ。高速ハイテンポに膨大なボケ数の相乗効果で爆笑をかっさらう。若者層からの人気も納得の実力派。そんな二人のネタの1つ

    「時代劇で『安心せいみねうちじゃ』これ言いたいねん」とオーソドックスに入る井上にボケまくる石田がまず笑える。そこから演歌歌手のように井上を紹介するくだり、一人で5役ほどやるくだり、名乗りを上げるくだり等々
    定期的に会場を沸かせてて確かな実力を感じ取れる。特にマリオのくだりは好きすぎて何回もリピートしてしまった。テンポが高速ゆえに退屈しないのがNON STYLEの大きな強み。でも人によっては見てて疲れそうな漫才だなとも感じ取れた

    1番好きなくだり
    石田「でりゃあああああ!!」
    井上「ブシュッ!」
    石田「テレステテレッテテレ」
    井上「マリオみたいに死なんでええわ!」
    井上「もう一機あった!言うてる場合か!!」

  • 48M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:10:16

    63位
    和牛(2017年2本目)「仲居さん」

    元料理人の水田×女性役が異様に似合う川西から”なっていた”かつての名コンビ。2016~2018年で達成した3年連続準優勝は多分今後ずっと破られないと思う
    2019年で「型が無いのが和牛の型(和訳)」って言われてた通り多様な芸風に挑戦してどれも一定して人気があるのが和牛の凄いところ。勿論俺も彼らの好きなネタは沢山あってこれはその1つ

    開始早々水田が「旅館の仲居さん苦手」っていう毒を吐いた所から始まり、そこから一気にコント漫才へ繋げたのが上手い。「はやく話終われ」と言わんばかりにアピールするくだりとか、ビールを注がれた直後に泡を愚痴るくだりとか、昔の写真から変わってない温泉のくだりとか……
    水田の悪質クレーマー具合があまりにひねくれてて笑える。そんな水田に対する仲居の憎悪感情をカナブンに乗せて観客に分かりやすく示したくだりも大好き
    ネタ後半になるにつれて水田への憎悪が隠し切れなくなってる様も見てて楽しかった。あと川西のおばちゃん演技が本当に自然 (なんでこんなに女性役ハマるんだこの人)

    1番好きなくだり
    水田「あの…注いでくれないんスか?」
    川西「はい」
    水田「いや、一杯目は注ぐってさっき…」
    川西「一杯目ってお食事の一杯目は1本に付き一杯一杯やないんです」
    水田「あぁ説明が分かりにく」
    川西「注ぎます注ぎますそれやったらもう…ごゆっくりどうぞ」
    水田「泡多いな」
    川西「黙れ」

  • 49二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:12:35

    推し芸人ナイツだから楽しく読んでる!
    M-1系だと二推しがヨネダなんだが、さすがにヨネダは無さそうだ

  • 50M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:14:04

    62位
    麒麟(2004年1本目)「癒しの催眠療法」

    ”空腹のファンタジスタ”が敗者復活組として上がって披露したネタ。麒麟らしい勢いと安心感に溢れた貫禄のある面白い漫才だった (歴代麒麟ネタで川島明の声を一番活用してたのはこれだと思う)

    ネタ内容は「年末で最近疲れてる」と語る田村に対して「人を癒すの得意だから」と催眠療法を始める川島の流れ。ここから自ら相槌をするくだり、小学生がお箸箱をスライドさせる音のくだり、「いかがでしたか僕らの漫才~」と唐突に狂ったように歌いだす川島のくだり等々……

    田村のツッコミも勢いがあってテンポも良くて笑いが沢山起こってた。特に俺の好きなくだりは中盤で森の可愛い動物たちを演じる川島 (ここの声可愛すぎる)
    そんな動物たちに田村が話しかけたら関西弁のおっさんに突然変貌するくだりもゲラゲラ笑えて最高。そして漫才最後のオチに「いかがでしたか僕らの漫才~」を持ってくる構成もお見事だった

    1番好きなくだり
    川島「『田村さんこの森で一緒に遊ぼうよ!』…森中の動物が田村さんに群がります」
    田村「おっ」
    川島「田村さんは一緒に相撲大会をして遊ぶことにしました」
    田村「よし遊ぼう!」
    川島「まずはウサギさんが田村さんに挑戦『はっけよ~い残った!ヨッヨッヨッヨ…ワーマケタっ』」
    田村「どうだ!」
    川島「続いてタヌキさんが田村さんに挑戦『はっけよ~い残った!オッオッオッオ…ワーマケタっ』」
    田村「まいったか!」
    川島「最後はクマさんが田村さんに挑戦『お願いしまぁァす!!!』」
    田村「……」

  • 51M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:17:30

    61位
    キングコング(2007年1本目)「洋服屋の店員」

    ヒップホップのようなハイテンポ&ジェットコースターのように激しい、かつてのスーパールーキー漫才師。漫才の始まりに告げる「イェイ!イェイ!」ってダブルピースと梶原の「しゃかりき!」
    そして「おおきに!」って締めの挨拶が滅茶苦茶俺好みで大好きなんだよね。そんなキンコンのM1で一番面白いと感じたのがこのネタ

    内容は梶原がボケボケにボケてその都度西野が突っ込むベタベタのコント漫才。その勢いと言いまわしが輝いてた。序盤で入店してきた西野に「ピーーーー!!!お客様何かパクられましたよね?」って早口で問い詰める梶原のくだりとか
    「誰かお探しですか?」「何かや」のやり取りとか「しかしこまりました…」の流れとか。観客も大いに笑ってたしネタ後半からのレジのくだりは面白さがヒートアップしてて楽しかった

    ただ「ビクッとすな!」って西野が梶原を叩くくだりだけは少し長くて退屈に感じたかな……そこだけが不満点。ただそのくだりが終わってから「おおきに!」に至るまでのボケは全部俺に刺さったし、元気になれる良い漫才だったと思う

    1番好きなくだり
    梶原「当店スタンプカードをやっております」
    西野「ああポイントね」
    梶原「1円ごとに1つ押しますね!」
    ペンペンペンペンペンペン
    西野「押しすぎやアホ!」

  • 52二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:19:19

    M-1への熱量と言語化が素晴らしい
    1位発表まで見守るから、突っ走って欲しい

  • 53M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:19:54

    60位
    笑い飯(2009年1本目)「鳥人」

    M1初にして唯一の100点満点が付けられた笑い飯伝説のネタ
    「鳥好きの子供の前に現れて鳥をプレゼントしてくれる、胴体が人間で頭が鳥のタキシードを着てる紳士」……メルヘンチックな要素を含みつつ狂気を隠しきれてないカオス設定。もう何回見たか分からないくらい色んな番組で見てきたから今見ても爆笑はしない

    でもやっぱり「面白いなぁ」とは何回見ても思う。二人の演技が迫真すぎるしテンポ良くて見やすいし、何より発想力が凄いよね。鳥人というネタ概念がない時代に鳥人を想像して生み出した二人に脱帽せざるを得ない

    焼き鳥を共食いしておいて何故かネギを残していたり、人間と鳥の頭のグロテスクな境目を見せようとしてきたり、最初は鳥が大好きだったのに鳥人と触れ合う中で嫌悪感を示していく子供だったり「出席番号は何番だと思う? チキン南蛮だよ!」だったり……
    細かい小ネタも充実してて面白かった。ただ後半の著名人を使ったボケラッシュが俺には全くハマらなかったから俺の中ではこの順位に落ち着いた

    1番好きなくだり
    哲夫「ああカワイイカワイイ、お父ちゃんひよこ飼うて…」
    西田「キミは本当に鳥が好きだね」
    哲夫「お父さんまた来たよぉ"お"ぉ"ぉ"ぉ"お"!"!」
    西田「お父さんは呼んでも来やしないよ」
    哲夫「もう魔王みたいなこと言うてるやん!」

  • 54二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:23:07

    >>29

    すゑひろがりずの登場マジでかっこいいんだよな

    拾いものだけどこの登場出来た時点でもう勝ちでしょう

  • 55M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:24:26

    >>54

    やっぱりカッコ良いね……


    59位

    スリムクラブ(2010年1本目)「勘違い」


    2010年に突如現れた無印(ノーマーク)島人コンビ。掠れた声の真栄田と坊主頭内間が繰り出す圧倒的スロー漫才を初めて見た時、俺は衝撃を受けた

    4分間って時間制限があるんだからより多く喋ってボケを詰めまくるのがセオリーなのに、それと真逆の行為をしてあんなに受けるんだから凄い


    それに大勢の前で大舞台であれだけ無言の時間を作る勇気も凄いなってのが率直に感じた想い。コント漫才に入った直後の「あなた以前…私と一緒に……生活してましたよね」とか「この世で…一番強いのは…放射能って…」とか(これを毎晩お話してくれた人は一体なんなんだよ)

    ガラガラ声の真栄田から発せられる狂気の一言一言がとにかく殺笑能力高くて、それに対する内間の困惑顔も生々しくて爆笑モノ。ただ純粋に面白かった


    1番好きなくだり

    真栄田「すみません……どうしよう……ぁ、あもうっ……左手の指全部折ります……」

    内間「ちょ、辞めてください!!」

    真栄田「やらせてください……私は……こうして……成長してきました」

  • 56M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:27:09

    58位

    ミキ(2018)「ジャニーズへの履歴書」


    2018年大会で敗者復活から上がってきた兄弟漫才師。このネタに関しては題材がとにかく強烈

    「亜生が昴生の履歴書を勝手にジャニーズへ送っといた」って笑うわこんなの。当然ブサイクを自覚してる昴生はそれに対し大激怒。そこから討論に発展する流れはあまりに自然だったしリアルな兄弟喧嘩のような生々しさも感じた


    「兄ちゃんジャニーズ向いてる!めっちゃ優しいモン」「気持ちでは何ともならん!」とか「ジャニーズジュニア入ろ」「俺今年で32やで!?」とか

    「兄ちゃんはブスじゃない、兄ちゃんはデブ」「辞めろや!!」とか「ジャニーズはイケメンしか入れないんですか!?」「そうです!!」とかとか……

    血の繋がりを感じる息のあったやり取りは凄く面白かった。昴生のツッコミに対する感情が面白い>五月蠅いになった時、それがミキの漫才にハマる瞬間なんだろうなって思う


    1番好きなくだり

    昴生「なんで俺書類審査通ってんねん!……よう通ったな俺書類審査ちゃんとした履歴書送ったんお前?」

    亜生「送ったよ」

    昴生「ホンマか?」

    亜生「17歳、182㎝のハーフ」

    昴生「別人やないか!!それで俺行ったらビックリされるわ!」

    亜生「でも、ハーフ顔やん」

    昴生「東南アジア系のな!!」

  • 57M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:31:13

    57位
    オズワルド(2019年)「先輩付き合い」

    歌唱力オバケの畠中×チョビ髭天然メガネ伊藤の二人。間と言いまわしが上手くてローテンションで話芸に特化してて、独特の世界観を構築してるシン東京スタイル漫才師

    2019年で初めてその漫才を見た時は「ナイツ2世だ!」って勝手に思ったりもした。YouTube登録してる数少ない芸人だから愛着も強い。そして伝説のミルクボーイ1本目の直後に披露されたこのネタは本当に面白かった

    「先輩との付き合い方が分からないから教えて欲しい」と言い出す畠中に伊藤がアドバイスを送る流れの中で畠中のサイコ味がどんどん発覚していって、伊藤のツッコミの上手さも漫才が進むにつれて分かってくるのが最高
    「プロの板前と只の素人、どっちが良いか分かるだろ?」「いや逆に聞かせて貰うんだけどさ、猿が見つけた松竹とアメリカで食べる茶碗蒸し、どっちが良いか分かるよね?」「……それ板前はどっち?」のくだりとか
    「寿司握った後ボール握るのは衛生的に良くないか」「それはボール食うヤツの意見だな」とか「駄目だよお前寿司投げたら」「でもそれは寿司食うヤツの意見じゃん」「じゃあ国民の意見だと思って」とか会話がいちいち笑える
    この時点で初出場とは思えないくらい会心の出来だった

    1番好きなくだり
    畠中「おおとり一丁!」
    伊藤「ヘイ…………ヘイお待ち」
    (畠中寿司を投げる)
    畠中「……回転寿司になっちゃった」
    伊藤「なってねえよ! どこの世界で縦回転の回転寿司があるんだよ。なぁ見たことあんのかお前」
    畠中「じゃあ回転寿司じゃなかったらこれは一体何だっていうの!?」
    伊藤「高速寿司捨てマシーンだよ」

  • 58M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:34:21

    56位
    真空ジェシカ(2021年)「一日市長」

    アンコントロール&屈折のエリート二人組。持前の圧倒的な知性とネットミームを織り交ぜてる独自性の高い芸風がハマる人にはとことんハマるんだろうなって思う
    ツッコミも「言うとしたらボク~…」って掴みも独特で、大喜利の連続みたいなコント漫才が見てて楽しいから好き。そんな彼らのM1最初のネタがこれ

    「一日市長をやってみたい」ガクに対して「十日副市長」「五秒秘書」を出す序盤がもう面白かったし他人の説明で秘書の仕事を終えるくだりでゲラゲラ笑った
    以降も「お詫びして定時制入ります」とか「これ隣街の地図……踏めますか?」とか
    「あ理系のおばあちゃん初めて見た…。おばあちゃんは皆文系だと思ってた」とか「ボクのせいで今年の駒沢が舐められている!?」とかとか……
    印象に残るキラーフレーズが続いて濃密な楽しい4分間だった

    1番好きなくだり
    川北「隠れて!!」
    ガク「!? ど、どうしました…?」
    川北「今あの、別の一日市長が近くを通ってるんで」
    ガク「あ、ミッキーみたいなことですか?本当は園内に沢山いるけど、同時にいるとこ見られたら夢を壊しちゃうから一人ずつ出、出てくる、み、みたいな……」
    川北「……いやミッキーは一人じゃないですか」
    ガク「あそうですよね……」

  • 59M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:39:15

    55位
    錦鯉(2021年2本目)「猿を捕まえたい」

    最年長ファイナリストの優勝を決定付けた2本目ネタ。50歳を迎えたまさのりのバカキャラが終始キマってて、それに対する渡辺のツッコミも間も終始完璧だった
    猿の猿真似をするまさのりのくだりとか、50歳のまさのりが”おじいさん”を投げ捨てるくだりとか、バカキャラは何も考えずに笑える+元気になれるってのが最高

    中盤で入れたおじいさんを寝かせる伏線をオチに持ってくる構成もお見事。そして純粋に1ネタとして面白かったのは勿論なんだけど、2021年の錦鯉優勝は歴代トップクラスのドラマ性と感動があった故か、このネタを見て泣いた視聴者も沢山いるらしい(2021年M1終了後の見逃し配信コメント欄にて確認済み)

    そういう意味でも影響力の大きな1本だったと思う
    「どうせ皆こうなるんだよ!」から始まり「ライフイズビューティフル」で終わった漫才で夢を掴んだのは”事実は小説より奇なり”を実感した瞬間だった

    1番好きなくだり
    長谷川「あっ! 森の中へ逃げ込んだ!!」
    渡辺「……じゃあいいじゃねえかよ」

  • 60二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 11:42:16

    「どうせみんなこうなるんだよ」が「将来的には寂れたジジイになる」から「50歳でも夢をかなえられる人間になれる」って意味が変わったって言う解釈、非常に好き

  • 61M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:43:36

    54位
    ジャルジャル(2015年1本目)「独特な表現」

    2010年時の黒T短パン衣装からスーツ衣装に切り替わったフリースタイルコンビ。この二人の漫才は好みが大きく別れる、その大前提を理解した上で言いたいんだけど、この年のジャルジャル1本目は一人でも多くの人に見て貰いたい

    ジャルジャルのM1史上一番漫才してたというか、かなり万人向けに仕上がってたと思う。ベタベタなイントネーションボケとか不適切な言葉遣いボケが休む間もなくハイテンポで挟まりながら、ツッコミとボケが交互に入れ替わってた

    ナイツと笑い飯をミックスさせたような構成に感じたんだよね。でも決してその2組の劣化では終わってなくて、ちゃんとジャルジャルらしさもネタに落とし込んでるのが最高
    特に福徳が定期的に放つ”ありそうでないことわざ”ツッコミが俺にとことんハマって、その度に後藤が放つ漫才終わりの合図らしき文言「もうええわ」
    これらが出る度にも笑いが起きてた。見た事無い人は是非一度見て欲しい

    1番好きなくだり
    後藤「ことわざ鬱陶しいなさっきから!」
    福徳「なんでや?」
    後藤「聞いたことないねん全部!!」
    福徳「あるやろ!?」
    後藤「ちょいちょい言うてるヤツ」
    福徳「ハァ!?」
    後藤「なんや”子供の小便百たたり”って!」
    福徳「学校で習うたやん!」
    後藤「”膝の峠越え”とか言うてたけど、ありそぉーでないわ!適当に作るなことわざお前!」
    福徳「どうしたんや急に怒り出して……”雷坊主の添い寝節”か?」

  • 62M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:46:39

    53位
    タカアンドトシ(2004年)「街で気付かれたい」

    やたらテレビで見る印象が強いのに代表番組を聞かれたら答えられない名コンビ。調べたところ2004年時点ではトシの有名な「欧米か!」ツッコミは存在しなかったらしい
    そう聞くとタカトシとしては物足りない印象を受けるけど、それでもこのネタは十二分に笑えた

    ネタの流れは「有名になって街で気付かれたい」と呟くトシにタカが乗ってボケていく形式。お笑い芸人のトシに「あっ笑い者の人だ」って呟くくだりとか「チンパンジーか!」って”タカが”トシの頭を唐突にぶっ叩く場面とか
    「俺ツボか!」「俺鑑定士か!」のやり取りとか「お前も分け目分かんねえじゃねえか!」とか……この時点でブレイクしてないのが疑問に思うくらい面白かった。テンポも良くて分かりやすくて、良い意味で子供向けっぽいなという印象も持てた

    1番好きなくだり
    タカ「トシさんのツッコミ私大好きなんですよねぇ一番好きなのがあの『永久の眠りか!』ってヤツ! アレ大好きなんですよ~」
    トシ「言ったことないんですけど!言ったことないいつ言いましたボクそんなこと!? 」
    タカ「え言ってましたよ寝てるお爺ちゃんに『永久の眠りか!』」
    トシ「いやそんな失礼な! そんな失礼なツッコミしません!ボクは至って普通です」

  • 63M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:50:06

    52位
    笑い飯(2003年2本目)「特別授業」

    ミスターM1 が出場した2度目の大会決勝ネタ。笑い飯のM1ネタと言えば「鳥人」「奈良歴史民俗博物館」「マリリンモンロー」「サンタウロス」が代表的で有名だけど、個人的にはそれらに並ぶくらい(もっと個人的に言えば鳥人サンタウロスより)このネタは面白かった

    内容は「小学生時代の特別授業を懐かしむ」というモノ。前半は”可哀想なゾウ”って軸でWボケが展開されて、その中だけでもゾウの”ウ”を強調するボケ、茶畑のくだり、可哀想なズー、エレファントブルーのくだり等々印象的なボケが複数あった

    そこから話が唐突に避難訓練へ変わる流れはやや強引に感じたけど、Wボケの勢いは全く衰えず「ほな校長アホやないか!」のくだりとか「屋上校長室より~」のくだりとか
    「ヤケクソ脱脂綿連呼」とかそれに対するアドリブらしき西田のツッコミとか……

    そして避難訓練から「本物の火事になったらどうする?」と言った具合にまたWボケのテーマが変わったのも驚いた
    1つの漫才の中で題材が複数あると見る側は分かりにくいし付いていけなくなる可能性が高いのに、この笑い飯の漫才は会場のボルテージが後半になるにつれてむしろ上がってるように感じた。そしてそしてネタ終盤でもWボケの勢いは衰えなかった。「西田です」って哲夫がボケて「俺や!面白い俺や!!」って本物西田が放つくだり大好き

    1番好きなくだり
    西田「トゥルル…トゥルル…」
    哲夫「ガチャッ! もしもし?」
    西田「見たわ! かけて来い!!」
    哲夫「トゥルル…トゥルル…」
    西田「もしーん!」
    哲夫「もしーんってなんやねん変われ!」
    西田「トゥルル…トゥルル…」
    哲夫「もしーん!」
    西田「やったわ!俺のや!俺の面白いヤツや!!」

  • 64M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:52:31

    51位
    サンドウィッチマン(2007年1本目)「街頭アンケート」

    M1 史上初の敗者復活からの王者。二人ともガタイがデカくて強面だから芸人じゃなければ正直近づきたくない風貌の人たち。そんな要素を持ってるのに国民的大人気を獲得してるのは勿論、芸人として確かな実力があるからに他ならない

    そんな二人の面白さを堪能できるのがこのネタ
    「ダイエット中すみません」「してねえよ別にただ歩いてるだけじゃねえか」とか「このアンケートを何で知りましたか?」「お前だよ!」とか
    やり取り1つ1つが笑えるって貫禄が凄い。とにかく”絶対に笑える”って安心感を持てながら見れるんだよね。序盤から終盤に至る全てで笑い所が用意されてて観客もドッカンドッカン受けてたし

    血液型のくだりとかぴんから兄弟のくだりとか「お仕事はなに力団をされてるんですか?」って質問とか何回見ても面白い。ただネタ後半で大ウケしてた「焼き立てのメロンパン売り切れるだろうが!」って伊達の発言は俺にはそこまでハマらなかった

    1番好きなくだり
    富澤「えー血液型は何型ですか? 次のうちから選んでください」
    伊達「選ぶんだいちいち…」
    富澤「A、A型。B、O型。C、B型。D、AB型」
    伊達「ややこしいわお前! なんだその聞き方お前……BだB!」
    富澤「BのO型ですか…」
    伊達「違うそうじゃねえ、そのCのB型だよ」
    富澤「CのB型って何すかww」
    伊達「そうやって答えんだろこれ!?なぁ!」

  • 65M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 11:57:37

    50位
    テツandトモ(2002年)「なんでだろう」

    顔芸が印象的な赤服のテツと、高い歌唱力を持つ青服のトモによる営業の帝王コンビ
    ……この2人のこのネタがこの順位にいるのはおかしい!と感じる人は少なくないと思う。ごめん許して個人的なランキングでしかないから……

    まず俺の意見として、これはどう見ても漫才じゃない。2002年M1最終決戦に残れなかったのも至極当然と言える(むしろなんでこの組が決勝に上がれたのか疑問)
    でもそれはそれとして確かな面白さがあった。何も考えずに笑えるシンプルな楽しさがあった。見ている途中で半端無くワクワクしてる自分がいた。ネタが終わるのがとんでもなく早く感じた。もっともっと見たいと思った

    以上の理由からこの順位まで上げました。ネタの内容自体はネットで転がってるようなあるあるネタを動き付けて歌ってるだけのシンプルなモノなんだけど、それがここまで面白く感じるのは二人の確かな芸人魂があってこそ(あと動きが歌劇団みたいだから面白いのベクトルが違うようにも思う)

    自分が特に笑ったのは「教室のカーテンに巻き付いて遊んでるヤツ」と「修学旅行に行く時やたら荷物多いヤツ」と「昆布が海の中で出汁が出ない」くだり
    でもそれら以上に、陽気な漫才を続けてる最中の彼らを真顔で妖怪見るように眺めてる島田紳助と松ちゃんが一番笑えた


    1番好きなくだり
    トモ「お父さんテレビ消した途端起きるの、なんでだなんでだ?」
    テツandトモ「「なんでだろう~なんでだろう~」」
    トモ「なんで~?」
    テツ「なんでだなんでだろう~」
    トモ「皆さんもご一緒に!」
    テツandトモ「「なんでだろう~なんでだろう~~なんでだ?なんでだ? なんでだなんでだろう~Oh~oh~…」」

  • 66M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:01:09

    49位
    麒麟(2001年)「漫才を小説風に」

    M1に4大会出場した”空腹のファンタジスタ”がダークホース枠としてM1で初めて披露した衝撃的漫才。初代M1の参加組の中で当時麒麟は最も無名だったらしいんだけど、個人的に2001年大会ダントツの面白さだった

    その内容というのが「前半で漫才は全て完了させて、残り時間で完了させた漫才を小説風にアレンジする」というモノ。前半はボケも意味不明でツッコミも棒読みが酷くて「こりゃ酷くつまんねえな…」って空気だったのに、川島明が小説風にアレンジを始めてからその空気が一変

    前半の意味不明なくだり全てが実は後半の小説アレンジの為の伏線だと判明して、会場が湧き上がった。伏線漫才とでも言うのかな? 後半で田村が噛んだ際の川島のアドリブも恐ろしいほど自然だったし(これがアドリブじゃないならもっと凄い)

    麒麟が敗退した際には松ちゃんすらも「これはもうしょうがないんですか? 僕は今までで一番良かったですね」ってお墨付きのコメントを残してた
    「初代M1なんて古臭いし見る気が起きない」って言ってる人ネット上でたまに見るし気持ちは凄い分かるんだけど、この麒麟のネタだけは見て欲しい


    1番好きなくだり
    川島「僕は、彼が何を言っているのか全く理解できない……ただ1つ、彼の後頭部はえのきだけに似ている、そう思った。えのきから手足が生えているのだからコイツは、妖怪えのき小僧に違いがない!テテテテンオイラ妖怪えのき小僧、ヒトに迷惑をかけるちょっぴり天然パーマな妖怪なんだ。アレ?もしかして、雨が降ってきたのか?こりゃヤバい、ヤバい、ヤバいよおぉぉぉぅ!!天パが縮む♪ 天パが縮む♪ 天パが縮んでクルになる♪」

  • 67M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:04:29

    48位
    アンタッチャブル(2003年1本目)「ファストフードの店員」

    M1史上初の関東芸人王者。とにかくうるさいボケのザキヤマと、チンピラの如く激しくツッコむ柴田からなる名コンビ。この二人のアグレッシブなハイテンポ漫才は今でも根強い人気を誇っていて、歴代最強王者という声もネット上でよく見かける

    そんなアンタッチャブルがM1で初めて披露したネタがこれ。敗者復活から上がってきた勢いそのまま、ド迫力な漫才に仕上がってたように思う
    序盤でザキヤマが唐突に「やっぱファストフードの店員って良いよね」って強引に広げる所から始まり、流れるようにコント漫才へ移行。そのコントの中で印象的なやり取りが数多く見られた

    「サイズがS,M,デッケーとございますけども…」「デッケーってなんだろうか」からの「じゃあデッケー、何故なら面白そうだから」って開き直る際の口調が完全にヤンキーのそれでそれがまた笑った
    ザキヤマが注文を受け付けた直後の「ご一緒に……踊りませんか?」ってくだりもGOOD。他にも「こっちの方良いですかね…?」「お会計で良いだろ!」とか「1万円!? あざス!」「いや全部じゃねえよお釣りは返せ!!」とか
    店内で番号札じゃなくて何故か埃を被ったジャケットを着させられる場面とか「できましたら多分お呼びしますんで」「絶対呼んでね!怒って待ってっから!!」ってくだりとか……

    ザキヤマの強烈な間抜けボケに対する柴田のツッコミが本当に強烈で、二人が何か会話を交わす度に笑いが起こるような、漫才師にとって最高の雰囲気が作られてた


    1番好きなくだり
    山崎「えーチーズバーガーとウーロン茶のデッケーお願いしまーす!……いやいやチーズバーガーチーズバーガー」
    柴田「あ?」
    山崎「いやだからBe Togetherじゃなくて」
    柴田「出してみろよ!この店のBe Together出してみろよ!!なぁあるなら!」

  • 68二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:05:56

    >>66

    麒麟のあれはほんとうに鮮烈だった いま主流になってる伏線漫才の種を蒔いたネタだと思う

  • 69M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:10:11

    47位
    ナイツ(2010年)「2010年」

    2008年から三大会連続出場を果たした”浅草の星”ナイツ。優勝こそ出来なかったけど、全国にいるM1視聴者には絶大なインパクトを与えられたように思う。そんな二人の3年間の集大成とも呼べるのがこのネタ

    「利根川静さんがね」「荒川ね。川一本間違えちゃった…」とか「イナバウアー!」「全然違うわどっち方向進むんでしょうかね」って俺にぶっ刺さるスポーツの話題から始まり
    「ほしのあきさんが33歳でね、三浦皇成まだ20なんですよ」「これ凄い歳の差13歳!ねぇ」「ほしのあきさんが32の時に、三浦皇成まだ19ですよ!?」「もっと遡れよ!!」ってここの勢いある土屋のツッコミがツボ

    相変わらず話の進め方と間の使い方が抜群に上手い。それ以外にも相撲賭博のくだり、前人微糖くだりと印象深いボケが続いて、中でも鳥羽一郎のくだりで土屋が見せたノリツッコミは最高だった
    そしてさらに、このネタをここまで上位に位置付ける決め手になったのが後半の畳み掛け

    「どんな話してましたっけ?」って塙が認知症発症して、今まで言い間違えて来た対象を言い間違えるマシンガンボケを披露してくれた
    「アレですよね市川海老蔵の奥さんの話…」「全くしてないよそんな話。うーんそれ真央ちゃん違いかな?」とか「その後アメリカのドラマ24の主人公の…」「それバウアー違いかな? それイナバウアーじゃなくてジャックバウアーね」みたいな感じで
    2010年を思い返せる時事ネタが沢山入ってて、ずっと聞きたいと思える良ネタだった


    1番好きなくだり
    塙「あと、その後なんか今年はサンマの水上げがイマイチ取れなくてね、只キャベツが凄い値が高騰しちゃったり、あとなんか松竹が意外にね……」
    土屋「それほしのあきじゃなくて今年の秋の話!?」

  • 70M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:13:03

    46位
    もも(2021年)「欲しいもの」

    2021年でラストバッターを飾った浪速NEWフェイスコンビ。錦鯉→インディアンスと2組連続で3位以内に食い込んだ後のプレッシャーの中「こんなレベルの漫才がこの状況でできるのか…」って衝撃を受けたネタがこれ

    「switch欲しいねん。皆と遊ぶ時盛り上がるやん」「なんでやお前転売目的顔やろ!!」とか「匂いって大事やん?」「なんでやお前牛乳石鹸顔やろ!!」とか
    「好きな映画のDVDとか欲しいねんな」「なんでやお前違法ダウンロード顔やろ!!」とか「まぁ俺もユニバ好きやねんけど」「なんでやお前鉄道博物館顔やろ!!」とか「俺お洒落なベルトとか欲しいねんな」「なんでやお前変身ベルト顔やろ!!」とかとか……。

    まぁこんな感じで、双方が相方の見た目の印象から生まれる偏見を吐き出し合うってシンプルな形。さながらラップバトルのような怒涛のノーガード乱打戦が物凄く見応えあって面白かった
    〇〇顔ってフォーマットがもう笑えるし。まもるって芸名で自分も相方も全然守らないのが大草原。この翌年優勝したウエストランドの”人を傷つける笑い”をももも見事に繰り広げてたんだよね

    この罵り合いを聞いてく中で「4分過ぎても良いからもっと聴かせて…」ってなったしさらなるエグイ悪口を待ち望んでる自分がいた。この時点でももは結成4年目だったから今後まだまだ出場機会はある。このスタイルを貫いてもう一度決勝で見れる日を願ってる


    1番好きなくだり
    せめる「俺メッッチャ妹欲しい!」
    まもる「オイッ”!お前そんなん言うたらアカン顔やぞ!!」
    せめる「どんな顔やねんオイ!!」

  • 71M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:18:36

    45位
    ロングコートダディ(2022年1本目)「マラソン世界大会」

    横に凸凹なゆるハイブリッドコンビ。個人的にコント師のイメージが強いんだけど、漫才もコント仕立てで強いのが2021年に判明した
    堂前は声と雰囲気が常人とは思えないオーラ放ってるし、兎はかまいたち山内同様顔がなんか面白い。二人とも芸人として強い個性を持ってるのが他芸人からしたら羨ましいだろうなって感じる。そんなロコディの個性と発想力構成力が抜群に活かされてたのがこのネタ

    コント漫才に入る前の掴みで兎が顔芸を披露して客を沸かせてたし、俺もついここで笑ってしまった。そこからのマラソン世界大会のくだりは俺にぶっ刺さった
    「嘘やろ!? 走り方無茶苦茶変なヤツに抜かされた!」からの「嘘やろ!? お味噌汁持ってるヤツに抜かされた!」
    からの「オイ嘘やろ!?結び方分からんから靴紐持ちながら走ってるヤツに抜かされた! からの「オイ嘘やろ!? まだ靴履けてないヤツに抜かされた!!」

    みたいな感じの応酬が終盤までずっと続く構成。一見笑い飯のようなWボケスタイルだけど、テンポが一定なのが凄い見やすかったし笑いどころが毎回明確に用意されてたのが見る側からしても有難かった
    「こんなマラソンランナーは嫌だ。どんな走者?」という大喜利を毎回答えながら卓球してる感じ。あと会場を横に使うんじゃなく、奥行きの縦に使うって発想も凄いと思った

    あらゆる変質走者を出し尽くした終盤に満を持して登場する「太ってる人に抜かされた!」ってアイデアも最高にセンス良いし、序盤で置き去りにした外人ランナーの伏線をラストで回収したのもアッパレ。漫才後に大吉先生が言及してたけど、20秒時間を余らせて終わったのだけが残念点。この20秒であと2通りくらい走者ネタを見たかった


    1番好きなくだり
    兎「あっ!ッ…クソッ…太ってるのが災いして、膝を痛めた…ッ…最悪やっ……どんどん抜かされる……クソッ……」
    (ドドドドトドドドドトドドドドトドドドドド)
    兎「俺もう……もう無理かぁ……お前は?」
    堂前「一緒に走るってユッタよネ~?」
    兎「お前えええええ!!!!」

  • 72M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:21:41

    44位
    スーパーマラドーナ(2016年1本目)「エレベーター」

    弱そうな見た目×強そうな見た目の対極実力派コンビがM1で披露した2度目のネタ
    このネタも相変わらず、弱々しいのに絶妙に気色悪くて気持ち悪い田中のキャラが遺憾なく発揮された漫才…………と錯覚させられる叙述トリック漫才だった

    実はこのコント漫才は終盤の終盤で”田中が再現してた人物は田中本人ではない”という衝撃の事実が明かされて、この事実発覚のタイミングで満を持して登場するキリッとした田中が大爆笑を生むという凄まじい構成だったんだよね
    純粋に只々上手い!と思ったし初見時の俺は完全に騙されて、でもそれもなんか気持ち良かった

    ネタ内容自体も密室のエレベーター内で女性にセクハラをする田中(ガワだけで実際は田中じゃない)が笑える範囲で気持ち悪すぎて、その度に力強いツッコミをこなす武智も見事だった。浮浪者のような歩き方で近づく場面とかオナラを笑われて逆キレするくだりとか、一緒に四つん這いになる場面とか停電ではしゃぐくだりとか、笑いどころも充実しててただただ面白かった


    1番好きなくだり
    田中「ドンドンッ! 消防隊員ですけど、生存を確認したいのでお名前の方お願いします!」
    武智「あっ消防隊来てくれた」
    田中「山下です!」
    武智「言えたな…」
    田中「武田です」
    武智「え?」
    田中「田中です」
    武智「後ろがお前なん!!?え前で変なことやってたヤツ全然知らんヤツ!?……ホンマやメッチャキリっとしてるやんけオイ!!!」

  • 73二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 12:23:12

    >>71

    「20秒余ったのが惜しかった」に対して「練習しすぎて足速くなっちゃった」の返しは本当にすごいと思った

  • 74M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:24:46

    43位
    麒麟(2005年1本目)「野球」

    本スレにおいて5回目の選出を達成したM1の申し子。このランキングを作る中で麒麟の魅力と面白さを再確認できた気がする (面白くても忘れる事ってあるもんね)
    ネタ内容は「プロ野球選手ってカッコ良くてやってみたい」と語り出す田村に川島が実況者としてノるオーソドックスな形。そして以降ノリノリで”野球選手田村”を楽しそうに実況する川島が最高に面白かった

    バッターボックスで構えてる田村に投球を強制させるくだりとか、居酒屋のおっちゃんが唐突に実況し出す流れとか「野球上手いね」って雑すぎるインタビュー場面とか
    中盤では川島が実況者から応援団に役を変えだして、そこからの狂気の応援歌のくだりもゲラゲラ笑えた。「お・か・ゆ!お・か・ゆ!」が特に耳に残る

    何よりこの漫才では、今までの麒麟には見られなかった”川島が田村を罵る”という新しいパターンが入ってた。これによって二人の熱く生々しい討論も終盤で見られて楽しかった。演者が楽しそうにしてると見てる側も楽しくなるよね。バッターの回想中に投球されて見逃し三振で漫才を終えるってオチも爽快でGODでした


    1番好きなくだり
    川島「応援団も熱が入っております!ドンドンドン!ドンドンドン!」
    田村「おっ!これは力入るな…良しッ!」
    川島「そ~れかっとばせ、タ・ム・ラ~!」
    田村「よっしゃ!」
    川島「打たなーきゃまぶたをまつり縫い~!」
    田村「怖いわ!!」
    川島「それかっとばせ~!!」
    田村「怖い怖いオイ!!」

  • 75M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:28:49

    42位
    パンクブーブー(2009年1本目)「お隣さん」

    2009年王者にしてTHE MANZAIとの二冠も達成してる正真正銘の一時代漫才王 (……の割にはテレビの露出が少ないのが寂しい)
    そんな実力派コンビが”9年目の正直”を制してM1で初めて披露した決勝ネタがこれ

    面白い漫才ってのは繰り返し何回見ても笑えるモノだと俺は思ってる。その例にこのネタも漏れず、やっぱりしっかり面白かった
    「お宅のテレビの音がうるさくてね、うちの掃除機の音が聞こえないんですよ!」「聞かなくていいでしょそんな音!」とか「お陰でこっちはね、コーヒーを飲んだら眠れませんよ!」「だったらコーヒーのせいだよ!!」とか
    「私らみたいな普通の錬金術師は……」のくだりとか「いいですか!? 昔ある万引き主婦がこんな良い事を言っていました…」「聞く耳持たねえわ!!」とか
    「例え100%無理でも残りの1パー…」「残りはねえよ!!」とか「キサマらぁ…!」「一人だよ!!」とかとか……

    特異なスタイルを持ってるようには見えないし異質な漫才という感じもしない。見た目も地味で一見普通っぽい男性二人が織りなす、只々オーソドックスなしゃべくりが純粋に面白かった。これって凄い事だと思う


    1番好きなくだり
    黒瀬「いいから帰れよクソジジイ!」
    佐藤「なんだとこの生地蔵!」
    黒瀬「うるせえこの自己中野郎!!」
    佐藤「言いやがったな下痢ワカメ!!」
    黒瀬「クレーマー親父!!!」
    佐藤「わんぱく工事現場!!!」
    黒瀬「悪口が独特だな!」

  • 76M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:32:08

    41位
    スーパーマラドーナ(2015年)「落武者の霊」

    情熱的Mおじと震える子羊による個性的実力派コンビ。そんなスパマラがM1で初めて披露したネタがこれ (俺が初めて見たスパマラの漫才もこれ)
    まだ田中のキャラがあまりよく分からず「暗そうな弱そうな頼りない生きてるのか死んでるのかよう分からんヤツ」という武智の紹介を聞いての第一印象は「リアルのび太くんかな?」だった

    でもこのコント漫才で現実的なキワキワのラインを責めてる変態キャラをヒシヒシ感じ取ることができたんだ
    「あやちゃん…あっゆりちゃんどうも~」とか唐突に痴漢をするくだりとか、病死した彼女の両親の死因を探る言動とか愛犬が死んだ報告を聞いて爆笑するくだりとか
    ゾッとする程の気持ち悪さで、でもそれがなんか癖になったんだよね。”気持ち悪い”と大半の視聴者が感じてる思いを武智がキレキレのツッコミで代弁してるのも大きい

    「女の子の名前間違えんな」とか「料理界の川越シェフは川越シェフや…」とか「死.ねやお前」とか「情緒不安定かお前怖過ぎるねんさっきからお前」とか「目腐ってんのかコイツ」とかとか……。今回漫才を見返して改めて、スパマラはバランスの良いコンビだなって痛感することができた。落武者の霊と「ウンコ付いてまううがな!」ってツッコミの伏線を終盤で一気に回収してたのも素晴らしい出来


    1番好きなくだり
    武智「引き出しとか勝手に開けんなよ…」
    田中「ふぅ……」
    武智「パンティー?……被んなよオイ…」
    田中「ねぇねぇ……『ちょっと辞めてください!!』……ご、ごめん……」
    田中「……?」
    武智「どうなる予定やったん!!?」

  • 77M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:35:50

    40位
    銀シャリ(2015年1本目)「料理のさしすせそ」

    昭和の雰囲気をまとった2016年M1王者。お揃いの青ジャケットがTHE芸人って感じで凄い好きで(鰻の髪型は2010年のが一番好き)、 初めて見た際も「俺の好きなタイプだな」って直感で感じたのを覚えてる。そんなコテコテの正統派王道漫才師のネタの1つ

    「最近の若い女子は簡単にキュンキュン来よるでしょ? 壁ドンとかね」「ベルリンの!?」って掴みの勢いが俺にはぶっ刺さってここでまず笑った
    そこから「料理のさしすせそ言うてみ」って流れに移行して鰻が5つ全部醤油で答える流れとか、鰻が”料理のたちつてと”を開発して橋本にマウント取るくだりとか
    「こんなモンみんなさん知ってるよ」「なんやその”みんなさん”って!」ってやり取りとか「なんで”そ”で味噌なん!?」って全身で不満を露わにする鰻のボケとか

    細かな小ネタ1つ1つがグサグサ刺さってきて凄く気持ち良かったんだよね。他にも野菜をボンジョビに置き換えてツッコむくだり&スティック野菜の指摘は面白さ以上に話芸の上手さを感じたし
    後半の「そもそもお前が炊いた豆やろ!」「豆なんか炊いてへんわ!!それ言うなら”お前が撒いた種”やろうが!いつお豆さん炊いたんや?黒豆さんか?タッパーに詰めて持って帰れ」って会話は声出して笑った。王者の貫禄を感じる1本でした(この年は王者なってないけど)


    1番好きなくだり
    鰻「”す” だけはスティック野菜や!」
    橋本「ほな”せ” なんなん?」
    鰻「セロリスティック」
    橋本「待てお前……お前の方程式言うたら”スティックセロリ”ならなおかしいやろ」
    鰻「”せ”ならセロリスティックやろお前」
    橋本「なんで株式会社”野菜”からセロリだけベンチャー起こしてんねん」
    鰻「なんの話してんねん!」

  • 78M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:38:51

    39位
    ミキ(2017年2本目)「スターウォーズ」

    初決勝進出で3位にまで躍進した兄弟漫才師ミキ。その2本目に披露されたネタがこれ
    全体的にテンポ良くて見やすかったし亜生のボケも昴生のツッコミも高確率でハマってて、優勝しても充分納得できるレベルの漫才だった

    まず序盤で「俺スターウォーズ見た事無いわ…」って言い放つ亜生に対し「金曜ロードショーでようやってたやん」「いやいやうち毎週金曜は家族で外食行っとったから」「あそうか…ワシもや!!なんでお前らだけ家族で外食行って俺一人でテレビ見とんねん家で」って昴生がノリツッコミで会場を沸かせたのがお見事

    そこから展開されるダースベイダーのモノマネ、からの「なんで呼吸器つけとん?」「身体の具合が良くない…」って頓珍漢な会話も笑えたし
    直後唐突に入った「俺昔ね、地元でも有名な名札付きのワルよ」「札付きの悪って言え。なんや名札付きの悪って。名札付いてるヤツは悪ないわそんな」「みんな俺の名前知っとった」「……名札付いとるからや」って会話も息ピッタリで見てて楽しかった (仲良しの兄弟漫才ってやっぱ安心感がするね)
    中盤での暴れん坊将軍天丼は好みが別れる場面だと思うけど俺は素直に笑えたし、そこから終盤にかけてのシンクロボケ畳み掛けも勢いあって面白かった


    1番好きなくだり
    昴生「光る剣や光る剣光る剣!」
    亜生「ひかるケンジ!」
    昴生「ひかるケンジ!?」
    兄弟「「よぉこそ!ここへッ!!! 遊ぼうよ…」」
    昴生「それ光GENJIやろ! 俺が言うてるのは光るケンジや」
    亜生「あっ!」
    昴生「チガウ”光る剣”や!!! なんや光るケンジって」

  • 79M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:43:53

    38位
    和牛(2018年2本目)「オレオレ詐欺」

    多様な実力派和牛が3度目の準優勝時に披露した2本目ネタ。捻くれまくった水田のドクズキャラとひたすら不憫な川西のキャラが全面に出てて毒が効いてて、最高に面白い漫才だった
    「お母んがオレオレ詐欺に引っかからないか心配だから名前を出さず『今金に困ってんねん』と電話かけようと思う」って優しさがサイコ方向に溢れてる水田が個人的にぶっ刺さり。そんな水田へ視聴者の代弁の如く「辞めたれよ持って来るやろ本人やから」って直球のツッコミを放つ川西もGOOD

    そこからお馴染みの女役川西でコント漫才が始まり、川西ママが終始翻弄される様子が見てて楽しかった。示談金を要求した後泣きながら「ごめんなぁ…」って電話を切った直後即真顔になって「持ってきたらあかんやん」って問い詰める流れとか
    「さっきオレオレって電話かけて来たのは誰…?」「俺」「そうやんなぁ」「名前言ってへんかったやろ? ホントに信二か分からんやん!」「でも信二やん」ってハイテンポなやり取りとか

    「ロケの合間にすることかこれ!?」って既に売れっ子になってる故の強気なくだりとか「泣いてる息子を見捨てる母親がどこにおるん!?」「ふぇえ…?」ってギャグアニメみたいな会話とか
    「防災訓練みたいなモンやねんこれ」「防災訓練は防災訓練が今日ありますって教えてくれるわ!」って確信を突くツッコミとかとか……
    ネタ終盤で見せた親子騙し合いの応酬も抜群に面白い。二人の発想力と演技力、実力が遺憾なく発揮されてたのが凄いと思った


    1番好きなくだり
    川西「すみません救急車呼んで貰えます…?」
    水田「ああじゃあじゃあ僕呼びます。……もしもし? あの救急車一台お願いします。いや母親が急に心臓が痛いって苦しみだして……ハイ、駅前の喫茶店ですハイ、お願いしますハイ年齢の方は…………」
    川西「……騙されたな? 騙されやすい遺伝子受け継いでるな?」
    水田「……救急車呼んでもうてるから」
    川西「貸し……すみませんさっきまで痛かったんですけど……」
    水田「それ元々電話繋がってないねん」

  • 80M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:46:40

    37位
    インディアンス(2021年2本目)「理想のスケジュール」

    3年連続出場を果たしたマシンガン漫才師が披露した2本目のネタ。個人的に2021年最終決戦の中では一番面白いコンビだった
    「今よりもっと売れたいなぁ」と呟いたきむが理想のスケジュールを語りだし、それに対し田淵が茶々を入れる分かりやすい構成。そこから息つく間もないハイテンポな漫才が展開されてたんだ

    「今よりもっと売れたいってことは今でもちょっと売れてる気分ってコトね…?」とか「私真美って言いましてね!真実の”真”に”美”しいで真美!え顔が全然真美ちゃうって?怒りますよ?ちょっと五月蠅いねんか?あやまっとこ!すみまセンチュリー21」って唐突に出た関西娘の自己紹介とか、あっち向いてホIKKOのくだりとか「まだ小学生」のくだりとか

    ボケを短い間で詰め込むと1つ1つの面白さが浅くなりがちんだけど(2019インディアンスがそれだった) 場数を経験して成長した二人の漫才は印象的なフレーズが沢山生まれてた
    きむのツッコミも後半でどんどん勢い増してて見てて楽しかった。あと田淵のボケラッシュはハマる人にとって本当に太陽みたいというか、見てて元気になれる素晴らしいモノだと思う。ボケの繋ぎ方も非凡な才能を感じて俺は大好き


    1番好きなくだり
    田淵「どうも、インディアンスきむです!」
    きむ「なんでやんねん!」
    田淵「さぁて、来週のサザエさんは…」
    きむ「サザエさんちゃう」
    田淵「なんでやねん!どないやねん!もうええわ、の三本です」
    きむ「なんの三本!?」
    田淵「来週もまた見てくださいね!いっせーのーでっ…”ゼロ”。ウフフフフフ」
    きむ「ジャンケンせえや!!」

  • 81M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:53:02

    36位
    おいでやすこが(2020年1本目)「カラオケ」

    個性と技のハーモニーを奏でるおっさんズユニットコンビ。本物の歌唱力を持つこがけんと絶叫ツッコミの小田、二人の個性が激しく共鳴されたこの漫才をリアルタイム初見で見た際は強烈な衝撃を受けた

    ネタの流れは「カラオケで何故か自分が歌う時だけ盛り上がらない」と相談するこがけんに小田が理由を探るというモノ
    「実際にどんな歌歌ったん?」ってくだりから放たれた「アルコール除菌~消毒手洗い……Remember」とか「見つめ合う時はbeautiful day」とか「あの日のかな~それともその日のヤツかな~」等々……

    誰もが一度は聞いたことあるイントロから出てくる一度聴いたら頭にこびりつく歌詞が滅ッ茶苦茶キショく悪くて、多くの視聴者が抱いてたその感情を、コロコロ漫画みたいなツッコミで代弁してくれた小田が最高だった
    もうこの序盤で観客の心をしっかり掴んでた。以降も「墓石を荒らすならず者たちが~」とかサクランボのくだりで爆発するような受けが発生してて、見事2020年大会ファーストラウンドを1位通過

    今見返して思うけど、歌ネタは不利と言われてるM1でここまで受けたの凄いよね。開始早々の「えー先日僕たち、寝て起きたら漫才しか残ってませんでした」って掴みも上手かったし”あの日のかな~”を漫才のオチに持ってくる構成もお見事
    この漫才の中で俺が一番刺さった歌は「グッパイSunday、ほら来たMonday、休憩Tuesday」歌詞のワードセンスも小田のツッコミの間もやすこが史上一番光ってた


    1番好きなくだり
    こがけん「次の曲はちゃんとあの、アーティストの名前も思い出した」
    小田「思い出した?」
    こがけん「小田和正の……”さよなら”です」
    小田「もう言ったぞ? 曲名も歌手名もそれ歌うしかないからな?お前」
    こがけん「……もう……終わりだね~」
    小田「凄い名曲これは……」
    こがけん「キミが……小さく見える~…」
    小田「これもう、曲も歌手も小田和正これは……」
    小田「ただ盛り上がるか"あ"ァ"!"!"!"!"」

  • 82M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 12:58:19

    35位
    見取り図(2020年1本目)「マネージャー」

    3大会連続出場を果たした大坂の劇場番長。2020年のM1はトップバッター敗者復活組だったりマヂラブの革命だったり歌ネタユニットコンビだったり滑り大魔神だったり錦鯉の初出だったり色々と濃い思い出が強いんだけど、その中で純粋に1番笑えた漫才はこのネタだった

    序盤の挨拶から自然に朝礼号令に移行する流れとかグルメレポで暴言吐きまくる場面とか、自.民党のポスター撮影とか写メを動画で送るくだりとか
    序盤から終盤に至るあらゆる場面で笑いが起きてて、4分間があっという間に感じたんだよね。何よりこの漫才は盛山のツッコミが終始キレッキレ

    「どの職場の朝礼が”無意識でやってしまいました”なん?犯罪者ちゃうんかそれ」「頭おかしいのお前やで!?」「なんで俺ファンの前でマネージャーにさらし首されなあかんねん!」「大墓所はできるだけなんかに乗せろ」「ドンキーコングかなんかですか!?」等々……
    序盤の朝礼を終盤で回収する流れも面白ったしリリーのボケも巧みだった。この年優勝を逃して2021年こそは……って期待してたんだけど、忙しくなってネタ合わせの時間が作れず、残念ながら残れなかったのが残念無念(´・ω・`)


    1番好きなくだり
    リリー「ドンドンドンッ!つるべ!!!」ドンドンドンドン
    盛山「オイなんでなんで!?ななんでちょっ待って!えなんでそんなこと!?」
    リリー「あー鶴瓶さん!」
    盛山「あぁあぁ…!おはようございますおはようございます!!いや僕そんなドンドンいや!呼び捨てなんてめっそうも!いやあの、あ、無意識でやってしまいました……」

  • 83二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 13:01:30

    そういや、M-1って
    第1回-第12回 12ネタ
    第13回- 13ネタ
    だから222個もネタがあるのか
    ネタ一本4分と仮定しても、888分だからネタ見るだけでも15時間近くかかるじゃん
    すげーな、スレ主

  • 84M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:05:10

    34位
    南海キャンディーズ(2004年2本目)「アピール」

    ”漫才という名の赤い糸”で繋がった二人が初出場時に披露した決勝ネタ
    南海キャンディーズはこの翌年に大ブレイクして以降のM1でも2回決勝に出てたけど、俺の中でこの2本目を超えるネタは見られなかった。裏を返せばそれだけ面白かったんだよね

    アンタッチャブル&麒麟という実力派が大爆笑をかっさらった後のプレッシャーの中で、あそこまで個性を発揮できたの本当に凄いと思う。特に印象的なのが前半で女性進行役の井上和香に喧嘩をふっかけるくだり
    好み別れる流れだとは思ったけど会場は湧いてたし、俺もゲラゲラ笑えた

    「残念やわぁ…」「だいぶ残念なアンタが何言ってんの?」とか「しずちゃん、アレは新種の妖怪を見る目だよ」とか「……裁判だけは辞めてください」とか
    「勝ってると思ったん?」「そりゃ1回コールド負けよ?」とか「ほんならアンタ『水着買おう思ったらアメリカ行かなあかん』って言われたことあんのか!?」とかとか……

    それ以降の二人の会話も本当に上手く作られてて、印象に深く残る会話が沢山生まれてた
    「キミやったら”第二のスーザン後藤”行けるって」「うんまず第一のスーザン後藤が分かんない…」とか「わぁ俺ブラボーって言葉しか思いつかない」とか「うーんやべェね日本が銃社会だったら撃ってるぜ?」とか
    「山ちゃんアレに似てるやん……しめじ」「……うん最低でも哺乳類に立候補したい」とか「『お前か連続盗撮魔は!』だって。僕の顔はね、初犯じゃなくて”連続”らしいの」とかとかとかとか……

    唯一無二の傍若無人ぶりを発揮するしずちゃんのキャラクターと、それに突っ込む山里のワードセンスが最高に輝いてて、記憶を消して何度も見たいと思える衝撃漫才だった


    1番好きなくだり
    静代「内面も絶対山ちゃんの方が勝ってるわ」
    山里「あぁそう! 内面確かに言ってあげて!」
    静代「山ちゃんな、メッチャ気前良いねん」
    山里「おぉ~……」
    静代「女の人が履いた中古のパンティーやのに、メッチャ高いお金出して買ったりするねんで」
    山里「しずちゃんテレビって怖いんだぜ~?」

  • 85M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:09:07

    33位
    和牛(2015)「結婚式を抜け出すヒロイン」

    和牛がM1初出場時に披露したネタであり、M1以外で俺が初めて見た和牛のネタでもある。二人の漫才スタイルは多様でどれもホントに上手かったんだけど、ただひたすら純粋に”喋りが面白い”と一番感じたのはこのネタ
    「結婚式を抜け出して好きな人に会いに行くヒロインって素敵ですよね~」というありきたりな話題に「僕は全然素敵やと思わないスね。だってあのヒロインやってること自分勝手すぎますもんね」ってザックリ切り捨てる水田が本当に印象的で、そこからコント漫才へ移行する流れも恐ろしいほど自然だった

    そもそもこのネタ内で川西が素敵だと言ってる「結婚式を抜け出すヒロイン」は相思相愛の二人でそれに至るまでの過程があること前提の話
    川西もそのつもりで話してる感じだったのに、水田は新郎の立場で「なに結婚式抜け出してきてんの?」って客観的事実だけに注視して過程全無視で無感情で諭してたんだよね

    この両者の心境のすれ違いが漫才進むごとに明確になってて、結果後半で盛り上がってく様が最高だった
    「式抜け出したのは水田くんと結婚したいからやねんで!」「でもそんなん言われても正直疑ってまうんよね俺ん時の式もまた抜け出すんちゃうかなって」の会話とか、そこから幻滅して式へ戻ろうとする川西をナイフのような正論でグサグサ刺してくる水田のくだり大好き

    そして「よっぽど花嫁(川西)嫌いなんだな……」って思わせる言動を散々とってからの「好きな人の涙を見るのは辛いから」
    実は両想い、なのに”コレ”という水田のドス黒いキャラが終盤でより掘り下げられるというね……圧巻の4分間だった


    1番好きなくだり
    川西「ちゃんと謝ってもう一回式やり直してもらいます!」
    水田「やり直すってどっからやり直すん?え誓いのとこからやり直すの?神父さん困るって。だって一回誓って裏切ったヤツがまた来んねんから。ヤッパリ~チカイマスカ~?」
    川西「……」
    水田「どうするん?」
    川西「誓いますって言うよ!」
    水田「Oh……デジャブ~……」

  • 86M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:12:05

    32位
    スリムクラブ(2010年2本目)「お葬式」

    1本目で衝撃的なスローテンポ漫才を披露した島人コンビの2本目ネタ。頭のネジが潰れたイカレ真栄田に内間が突っ込むコント漫才って形式は同じだったんだけど、個人的に衝撃度合いはこっちの方がずっと上
    テンポは相変わらず異質な間の長さで口数少なくて、真栄田のボケの破壊力が倍くらいに跳ね上がってた

    「故人とはどんな関係でしょうか?」に対する「街で……1回……見たことあります」とか
    「普通ですね、街で1回見た人のお葬式に出席するのは非常識ですよ?」に対する「説明会みたいなのあったんですか?」とか「1回も開催されてませんよ?」に対する「あなた……高い教育受けてますね」とかとか

    ボケの数が少ない分一言一言のインパクトが本当に凄い。真栄田の声が強いのも大きいけど間の使い方がやっぱり抜群に上手くて、狂気の溢れ出てるキャラの演技がピカイチ。あと黒スーツに黒ネクタイって喪服っぽい見た目もネタにマッチしててGOOD。笑い飯のラストイヤー準優勝者としては満点の漫才だった


    1番好きなくだり
    内間「なんとかならんかねぇ……」
    真栄田「……民.主党ですか?」
    内間 「アンタだよ!」
    (会場大爆笑)
    内間「この状況でね、民.主党のこと考えるの……民.主党にもいませんよ!?」

  • 87M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:16:36

    31位
    とろサーモン(2017年2本目)「石焼き芋」

    M1敗者復活戦で10度の敗退を経験した元泥沼芸人にして2017年M1王者。元祖クズ芸人でふてぶてしい久保田とハンサムな見た目の村田によるコンビ
    ぶっちゃけ1本目の旅館ネタは「もうええわ」「続行!」「もうええわ」「継続!」以外クスリとも笑えなくてつまんなかったんだけど、この2本目は最高に面白かった

    入場曲が鳴り終わった直後の「どうもとろサーモンですお願いします」「こちらこそ」「何がや!」って掴みが上手かったし、コント漫才に入ってすぐ起こした「……ウっ!」「(久保田肩に粘着して離れず)」ってくだりでダイナマイトみたいな拍手笑いが起きてた
    最終審査後で大吉が「とろサーモンが一番掴みが早かったので票入れました(要約)」って言ってたし、この序盤がとろサーモンの優勝を決定付けた瞬間と言っても過言じゃないと思う(最終審査票は4vs3だった)

    唐突な「母親がオナラを嗅いで亡くなった…」ってエピソードトークも俺に刺さったし、石焼き芋屋の車に久保田が轢かれるくだりも好き。それ以降に展開されたボソボソの雑な会話も凄い面白かった
    「聖なる石で焼いた…」「聖なる!?」とか「芋を紙で包んで渡す!」「いも……ん? いも、いもを紙で包んだ、陰毛を紙で包んだ」「陰毛ちゃう!」「陰毛かいな」「陰毛…”芋”を紙で包むんや何してんねんお前」とか

    久保田が石焼き芋屋になって教祖になってからは会場全体がヒートアップしてるように感じて俺もゲラゲラ刺さったし、二人の独特のテンポとリズムは長年漫才をやって培った貫禄を感じ取れた


    1番好きなくだり
    久保田「聖なる石からご誕生された、芋神様いかがでしょうか?芋は焼くんじゃない焼いたじゃない焼かせていただいているんだ。私たちは芋神様から与えられた、力の元幸福幸せを掴むのです。さぁ、私たちは革命の時代です芋神様に感謝しましょう。全てはI・M・O、イモのように生きてくのです。さぁ皆さん信じるのです。『すみません3年前に会った者です。貴方から貰ったお芋がこんなに大きくなりました。今このお芋は感情を持ち出しました。貴方に会えることを感謝しております』……まぁ、よきにはからうがよい。わた…」
    村田「双方なんやねんこいつら!!」

  • 88M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:19:08

    >>87に関してもう一つ余談(文字数制限かかった……)


    アマプラで「芸人人生~泥に咲く花~」ってとろサーモンが優勝するまでに密着したドキュメンタリーを見たんだけど、芸人の過酷さと強さを痛感できる1本だった。そのドキュメンタリーを見てから再度この漫才を見たとき俺は眼がしらが熱くなって

    「結局漫才しかできへんからな」「もうええわ」「え?フォーエバー?」「もうええ!!」ってオチに泣きそうになった

  • 89M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:22:29

    30位
    アンタッチャブル(2004年2本目)「息子の万引き」

    2004年のアンタッチャブルは2位に34点差を付けて圧倒的1位でファーストラウンド勝ち上がったのに、当時の最終決戦ルール(出番順がくじ引きで決まる)の影響で出番1番手だったんだよね
    普通なら不利と言われるこの順番で圧巻のネタを披露し、見事関東芸人初のM1優勝を成し遂げた。その時のネタがこれ

    出てきて早々「せーの…子供の躾って大変だよね!!」という突拍子のないザキヤマのボケから始まるの笑ったし「万引きした子供を叱れるか叱れないかでその後の人生が変わる!」ってコント漫才の題材が分かりやすいのもGOOD
    そこからはアンタッチャブルらしいアグレッシブ漫才がスムーズに展開された

    「英嗣!! お前なんてことしてくれたんだよ!」「なんで来たんだよ…」「電車で来たんだよ!」「手段じゃねえよ!!」のくだりとか
    「万引きってのは一歩間違えれば犯罪なんだよ!」「もう犯罪だよ。お前なんで自分の世界の中じゃギリギリセーフだよ!」とか”あったか~い”のくだりとか

    ハイテンポなザキヤマボケに柴田の荒々しくも的確なツッコミが高確率でハマってた。俺が特に印象残ったのが「モーニング娘だよ」「なんだモーニング娘だか森三中の娘さんだか知らないが」「誰だよ!」の高速会話、からの「こんなんばっか聞いてたらな、お前の未来はWOWWOWだよ!!」ってくだり。柴田のツッコミが入る以前のボケ単体で笑えるのも、このコンビの大きな強みだと思う。納得の優勝


    1番好きなくだり
    柴田「帰る俺もう…」
    山崎「帰さない……!」
    柴田「帰る……どけ!どけ!どけっどけっ………」
    (ザキヤマ離陸)
    柴田「お前ちょっと待て……スキージャンプみたいになってんじゃねえか!!!」

  • 90M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:27:26

    29位
    アンタッチャブル(2004年1本目)「娘さんを僕にください」

    先述したアンタネタの前に行われたネタ。ボケからツッコミまでのスピード感と間の使い方、ザキヤマのボケのインパクトはこっちの方が強かったように思う
    まず開始早々で二人が見せた「(ここで漫才できて)嬉しいねぇ」「嬉しいですよ」生きてて良かったねぇ~」「生きてて良かったです」って平和的なほのぼの掴みが個人的に刺さった

    どうせザキヤマのボケに柴田の口調が荒くなるってのは予測できたから”嵐の前の静けさ”を感じたというか、漫才内で表現ギャップを生む試みを感じたんだ
    そこからの「最近1つ嬉しいニュースがあったんですよ」「マジで!?じゃあ後で教えてよ」「今聞けよ」と「俺の友達がよ、此間つい最近結婚したんだよ」「そんなことないよ~」「あるよ!なんでお前が友達の事実全面否定すんだよ」って印象的な会話を2つ続けてコント漫才に入っていくのも自然で上手いと思った

    そこから中盤にかけても笑えるくだりは沢山あった
    「お父さん」「なんだ?」「今から、よし子さんのお父さんに挨拶をしてきます」「お前の親父じゃねえか相手の親のとこ見せろ!!」とか
    「電車で行くとか良いんだよ!」のくだりとか、改札通ろうとしたら小銭が足りないくだりとか「とにかく逃げてきました…」「なんで逃げてくんだよ!」の場面とか

    会場で目立った笑いは起きなかったけど「実はね僕ね、相手の親に挨拶するのってメチャクチャ得意なの!」「……こういうのに得意不得意とかあんの?」って会話もシュールギャグ味を感じて面白かった。そして満を持して相手の親に挨拶する場面では「ハッキリ言うよ、お前に娘をやる気はさらさら無いよ」「……だけどぉ?」ってザキヤマがシリアス空気をぶっ壊すボケを披露してくれた。素直に笑えたし、しっかり会場の期待通り大爆笑をかっさらったのがお見事だった

    ちなみにこのアンタッチャブルに付けられた点数は673点。審査員7人全員が95点以上の圧倒的な数字であり、2019年ミルクボーイが更新するまで歴代最高得点だった


    1番好きなくだり
    山崎「絶対幸せにしてみせますから!」
    柴田「根拠がねえだろ根拠が!」
    山崎「じゃあもし幸せにできなかった時は!」
    柴田「おうっ!」
    山崎「そんときは……すみません」
    柴田「すみませんじゃねえ……すみませんで済む話かゴラァ!! 」

  • 91M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:31:00

    28位
    パンクブーブー(2010年1本目)「万引き」

    2009年のパンブーは物凄く面白かったんだけど、明確に分かりやすい見た目の個性or強烈な漫才の特徴を感じなかった (ただひたすら純粋に面白いだけだった)
    そんな前年度王者が2連覇を賭けて挑んだ際に出したネタがこれ。このネタで初めて”パンブー感”を感じ取れる漫才を見れた気がした

    形式としてはオーソドックスなコント漫才なんだけど、印象的だったのがボケの言いまわし
    「『おい何やってんだ!!』って言うタイミングを伺ってた訳」「言ってはないんだな」とか「『てめぇ何さっきからジロジロ見てんだよ!』っていう表情を浮かべてきたんだよ」「言ってはないんだな」とか
    「だから俺もそれでもう完全にブッチ―ン!!って『言ったんだ』」「言ったんだ!?」とか「『ここで俺がやらなきゃ誰がやるんだ!』って本を棚に戻して……」「あ本のタイトル!?」とか「『もう決死の覚悟でその兄ちゃんに立ち向かって』くれそうな人を探した!」等々……

    ”後だし漫才”とでも言うのかな?聞いてる人の意表を突くボケの言い回しでずっと進行されてて、これが俺にとって凄く楽しかった
    (ハライチの”ノリボケ漫才”とかオードリーの”ズレ漫才”とかミルクボーイの”リターン漫才”みたく名前あるのかな?って調べたんだけど見つけることができなかった……それとも俺が無知なだけで実はパンブー以外にもしてるのかな……? 無知でごめん)


    1番好きなくだり
    佐藤「そんなんしてる隙によ?」
    黒瀬「おう!」
    佐藤「兄ちゃんが逃げようとしたから、俺はその前にバッと立ちふさがって」
    黒瀬「お、言った!?」
    佐藤「『オイ兄ちゃんいい加減にしろ!』と。『自分がやってることが分かってるのか』と」
    黒瀬「うんうん……」
    佐藤「『良いか?万引きって言うのはな、立派な犯罪なんだよ!』と」
    黒瀬「おぉぉぉ……」
    佐藤「言おうとしたその時……」
    黒瀬「もう言えやお前もう!!」

  • 92M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:35:06

    27位
    NON STYLE(2008年1本目)「川で少年が溺れている」

    熱いストリート魂を持つ白黒コンビが初めてM1で披露したネタ。今回改めて見返したけど、やっぱりこの二人面白い。ふてぶてしいボケと勢いあるツッコミがハイテンポで繰り返されて間の取り方もワードセンスも抜群に良いし、見てて元気を貰える漫才だった

    「もしも川で少年が溺れてるの発見したらどうするよ?」「そんなの決まっとるやろ。二度見」「助けろや!」って掴みの後に石田が顔芸するくだりとか
    「オイ石田!あの川で少年が溺れてるぞ!」「オイ井上! 俺あの少年を助けたことによって女性にキャーキャー言われたいっていう欲に溺れてるぞ」ってやり取りで序盤から客を惹き込んでたのが凄い

    そしてノンスタのネタと言えば石田が井上を貶めるイメージが個人的に強いんだけど、この年の石田は井上いじりがあまり見られず”自分の腿を叩く”という何とも言えない動きを多用してたんだよね

    井上が漫才中に「鬱陶しい」と指摘してた通り、この動きは好み別れるかなって見てて感じた。でも石田が自分を戒めるくだりを何回も繰り返す構成は面白かったし見やすかった
    金土確保とか水性ペンとか救急車呼ぶ流れとか、多様な小ネタも仕込まれてて飽きない構成になってたのが良かった


    1番好きなくだり
    井上「ほんで人工呼吸や!」
    石田「いや違うちょっと待ってくれそれはヤバイそれはヤバイ…」
    井上「リップを塗るな!!」
    石田「………”スティックのり”ッ……!」
    井上「間違うかお前!」

  • 93M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:38:41

    26位
    NON STYLE(2008年2本目)「ホラー映画」

    ストリート系漫才コンビが優勝を決めた会心の1ネタ
    井上の願望を叶える為にコント漫才へ移行する流れ&ネタ構成は先述した1本目とほぼ同じだったんだけど、1本目以上に石田ボケのワード力というか破壊力が増し増しになってたのが凄い。掛け合いの随所でシュールアニメのようなギャグが披露されてたのも最高に面白くて濃密な4分間だった

    冒頭の「白い服でカレー食べたらあかん……”ほら~”」のくだりとか病院の廃墟へ竹馬で乗り込む場面とか、懐中電灯代わりにちくわを渡すくだりとか
    カルタでノリツッコミする流れとか、霊とジャレるくだりとか手術室のくだりとか
    バネ付きのストラップが再登場した場面とか網戸に突っ込むくだりとか

    そして1本目同様に石田が自身を戒めまくってたのも笑えた。意外性のあるワードで唐突に自分を戒めるのがこれまた面白くて「次はどんなこと言うんだろう…」ってワクワク感をずっと持てながら見れたんだよね。そんな石田の一番面白かった戒めは優勝が決まった瞬間泣きながら放った「”俺の涙腺”ッ!」だった


    1番好きなくだり
    井上「ほんでどっかの部屋に逃げ込もうと思うけど鍵がかかってて入られへんねん」
    石田「よっ!ナイス戸締り!!」
    井上「余計なこと言わんでええ」
    石田「この盛り上げ上手!」
    井上「黙っとけお前は」
    石田「よっ!ナイスツッコミ!!」
    井上「(^^)」
    石田「前言撤回!」
    井上「しばいたろうか!」

  • 94M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:42:16

    25位
    インディアンス(2021年1本目)「怖い動画」

    3年連続出場を達成した快速ボケ特急インディアンス。田淵のボケの勢い&ワードセンス&平均爆発力がM1史上一番高いのはこのネタだと思う。それだけ圧倒されたというか只々面白かった

    まずネタの流れを説明すると「今まで無趣味だったけど最近怖い動画を見る趣味ができた」と話すきむにひたすら田淵が茶々を入れる単純明快な形
    序盤で展開された「良かったやん~コングラ♪コングラ♪」「チュレーションも言えや!」とか「御免今のは俺がオッチョコ!」「チョイも言えや!」とか、どこかジャルジャル味を感じる言葉足らず会話が俺に早速刺さって来た

    中盤では「恐怖心のヤツ、東京行ったらしいな」「なんのドラマやねん!」というベタベタなボケが入ってたけどこれも間と声のトーンが見事にハマってたし、直後の「ビビれ!」「バビデブ」「要らんなぁ!」ってやり取りもGOOD
    そこからハリポタのサブタイいじりとか目覚ましテレビのくだりとか、ゾンビパーティーとか新聞号外の流れとか、SNOWのくだりとか唐突なコロ助登場とか、流しそうめんのように次から次へと来るボケがアトラクションのようで最高だった

    特に俺が一番声出して笑ったのが中盤から後半にかけての楽天モバイルのくだり。怖い動画で定番の「女性の叫び声」「何かを恨む声」で米倉涼子と結び付けるの天才過ぎない?
    そして漫才の最後の最後、幽霊に「お前たちは誰だ~?」と聞かれて田淵が「どうもーインディアンスでーす!」って答えて終わるのも完璧なオチ。漫才終了後にナイツ塙が「6000組の中で一番上手いんじゃないですか漫才が」ってお墨付きをくれたのも嬉しかった


    1番好きなくだり
    きむ「そしたら急に女性の叫び声が聞こえんねん!」
    田淵「楽天モバァイル!」
    きむ「楽天えーわ!!次の携帯の話はええねん」
    田淵「次の携帯の話は忘れようよ!」
    きむ「でもう、何かを恨む声や」
    田淵「日本のスマホ代は高すぎる!!」
    きむ「楽天えーわ!!!」

  • 95M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:47:11

    24位
    ぺこぱ(2019年1本目)「タクシー運転手」

    2019年大会を盛り上げた立役者にして”ツッコミ方改革”を体現した二人からなるコンビ。本ランキングはあくまで主観的”面白さ”で付けてるからこの順位になっちゃったけど「初見で衝撃を受けた漫才ランキング」では確実に3本指に入る。それほどこの漫才は”斬新”だった

    「いや被っているなら俺が避ければ良い!」とか「『いや痛ッてぇな!どこ見て運転してんだよ!』って言えてる時点で無事で良かった…!」とか「いや2回もぶつかるってことは俺が車道側に立っていたのかもしれない!」とか
    「いや”ブーン!”じゃなくて”ス―”な車がもう街中に溢れてる…」とか「いや知らねえんだったら教えてあげよう」……みたいな感じで

    特徴がない地味な見た目のシュウペイから放たれる不可解ボケに対して、あからさまなキャラ芸人松陰寺が放つ”ノリ突っ込まないボケ”。これを初見で見た際、自分の中で固まってた漫才概念にヒビが入ったように感じた
    観客も視聴者もプロの審査員すらも「尻上がりに好きになっていった」って意見を口にしてたし、見ていくうちにどんどん好きになる魔力がこの当時のぺこぱにはあったように思う

    何より松陰寺の放つワード1個1個が強烈すぎるんだよね
    「知識は……水だ。独占してはいけない」とか「いや休憩は取ろう!働き方を変えていこう!」とか「時を戻そう」とか「いい加減なことなんかない!」って締め台詞とか……
    中盤で入ったナスビのくだりも客の心を掴んでたし、その後の「キャラ芸人になるしかなかったんだ!」って魂の叫びは主人公の貫禄を感じた

    そしてこの2人の何が一番凄いかって、歴代屈指のハイレベルな大会のラストバッターで全く物怖じせずベストに近い漫才を行えてたこと
    面白い間もしっかり取られてたし、分かりやすい動揺も噛みも見られなかった。大舞台に強すぎる。桜木花道かなんかですか。この2人が起こした三大会連続準優勝者和牛を2点上回り3位に滑り込んだ神展開を、俺は多分一生忘れない


    1番好きなくだり
    松陰寺「日本人は真面目で勤勉だけど、休憩を取らなさすぎだ!だから他の先進国に比べて、労働生産性が低いんじゃないのか?働き方改革って、法律でどうこうできる問題なのか!?なぁ!!お前はどう思う?」
    シュウペイ「うるさいなぁ!」
    松陰寺「お前よりはうるさい」

  • 96M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 13:57:54

    23位
    ミルクボーイ(2019年2本目)「もなか」

    角刈り内海×マッチョマン駒場による2019年大会王者&M1史上最高得点記録保持者。1つの題材に対して肯定と否定を繰り返す”リターン漫才”を生み出して磨いて世に放った功績が本当に凄いよねこの2人(あのネタフォーマット万能すぎる)
    M1好きなら知らない人はいないと言っても過言じゃない2人。そんな2人が優勝を決めたのがこのネタ

    俺が一番最初に笑ったやり取りは「スーパーで子供がそれ欲しくて泣いてたって言うねん」「ほな最中と違うかぁ~最中で子供ごねへんもんね。最中はね、あんなに甘い癖に子供から全く人気がないんやから!下手したらね、俺らより人気ないんとちゃう?」「それはないやろ」「それはないか~」の自虐も混じったくだり

    上記のくだりは何回見ても笑えるし拍手笑い起きても良いと思ったんだけど会場はあまり湧いてないのが寂しかった(´・ω・`)
    それ以降も上顎に引っ付くくだりとか”お菓子の組事務所”のくだりとか、他の和菓子に飛び火していく展開も見応えがあったし「だぁれも今もなかの口になってない!」ツッコミもお見事。もなかの家系図を長々と内海が説明するくだりは面白さ以上にその発想力に驚かされた

    そして終盤で放たれる「お母んが言うには”もなかではない”って」「ほなもなかちゃうやないかい!」ってジョーカーのやり取りは何度見ても理不尽過ぎて笑っちゃう
    内海の間の詰め方とツッコミのトーンが本当にピカイチで完璧なんだよねここ。凄く安心感のある漫才だったと思う

    ……ここだけの話本当に正直にぶっちゃけると、リアルタイムでこのネタを見た率直な感想は”期待ハズレ”だった。例の1本目と比べたら威力不足感が否めなくて新鮮さも薄れてて、自分が想定してたほどの爆笑は起きなかったんだよね
    でもそれは決してこのネタがつまらないという訳じゃない。冷静になって見返すとしっかり面白くて笑えたし、当時の感覚が麻痺してたんだと思う
    「ミルクボーイならもっと面白いはずだ」って勝手に期待を膨らませ過ぎてたんだと思う
    それだけこの2人の漫才が好きになってたんだと思う。当然内海と駒場のアナザーストーリーも見ましたよ。貰い泣きしました


    1番好きなくだり
    駒場「関係性で言うと、”もなかの双子”らしいねん」
    内海「もなかやないかい!! もなかの双子はもなかや!」

  • 97M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:07:51

    22位
    かまいたち(2019年1本目)「UFJ」

    ”憑依する漫才”を披露する凸凹実力派コンビがラストイヤーで披露してくれた圧巻の1本目。山内の狂気に満ちた圧倒的個性が遺憾なく発揮されてて、対する濱家の一般人代表みたいなビビり演技も光輝いてて、何度見ても笑える傑作漫才に仕上がってたと思う

    ネタ内容は序盤で山内が”USJ”を”UFJ”と言い間違えて、それを何故か濱家が言った事にして討論(一方的な難癖)に発展するというモノ。濱家が理不尽になすりつけられた直後の「俺じゃない俺じゃない俺じゃないチョイチョイチョイチョイチョイ……」が迫真過ぎてここでまず笑えるんだよね。そっから問い詰められて、数分前の自分の発言を忘却してる山内も迫真の演技見せてるのが最高に面白かった

    「もしお前の主張通り、USJ・UFJ言い間違いをしたのが俺なんやとしたら、俺なんでこんな堂々としてるわけ……?」「知らんって!」とか
    濱家が訂正しようとする度に「お客さんしつこいしつこいってなってるやん」「お前が損するからこれ以上は」「小さい男や思われるって」等々……全部ぜーんぶ特大ブーメランになる発言を重ねるくだりとか

    二人の息が抜群に合っててベテランの貫禄を感じ取れたし、やり取り1つ1つがクラスター爆弾級に強烈だった。中盤で観客も巻き込んで”サランヘヨ(韓国語で愛してる)”という新たな言い間違いを増やしてから、濱家に再度責任転嫁するくだりとか「……濁すなや」「どこが濁ってんねん!」のやり取りとか、濱家がいない空間に向けて喋ってるのが判明するくだりとか……

    これら今文字で書いてるだけの情報の何倍も面白かったからね。実際は二人のコロコロ変わる表情とか生々しい吐息と完璧な間、絶妙な声のトーンが使われてたから
    オチに最初のUFJ間違いを持ってきて終えるのも無限ループを暗示させてるようでゾクゾクしたし”綺麗だな”って思った

    そして漫才終了後に上沼&富澤も言及してたし見返す度に思う事なんだけど”1文字の言い間違い”って題材だけでこれほどまでレベルの高い4分の漫才に発展させてるのが本当に凄い
    極めてシンプルかつ分かりやすくて、老若男女誰が見ても笑えるしゃべくりなのがGOD。漫才師を目指す人全員に必ず見て欲しい傑作漫才だった

  • 98M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:08:24

    >>97の1番好きなくだり

    山内「もし俺が謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか!?」

    濱家「…………どういう意味?」

    山内「いやだから、逆の立場になって考えてみ」

    濱家「逆の立場で?」

    山内「もし俺が謝ってこられてきてたとしたら、絶対に認められてたと思うか!?」

    濱家「えどういう意味どういう意味これ!?僕今何を質問されてたんですか?」

  • 99二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 14:11:17

    これでお笑い詳しい方じゃないってどういうことだよ

  • 100M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:13:09

    21位
    サンドウィッチマン(2007年2本目)「出前が遅い時」

    2007年M1王者であり国民的人気を誇る強面おじさんコンビ。その2人が見事優勝を決めたネタがこれ
    「世の中興奮することっていっぱいあるけど、一番興奮するのはあの…”出前が遅い時”だ」「ああこれ間違いないね……」「うん……」というやや首を傾げたくなるような掴みの会話がまず面白くて、そこからサンドお得意のコント漫才に発展したんだよね

    「すみませんちょっと迷っちゃって……」「迷うってお前道1本だろ!?」「いや行くかどうかで…」「そこ迷うなよ」のくだりとか
    「あのさ……1時間待ってるんだよ?ちょ負けろよ」「(富澤急に苦しみだす)」「おいどうしたどうした!?」「……お前の……”勝ち”だ……」「勝ち負けの話してねえよ」の会話とか、直後の「値段を安くしろ」「狙いをヤツにしろ?」「言ってねえよ」のくだりとか
    「500円でいいの? じゃあラッキーだよハイ」「ハイ、20円のお返しです」「500円じゃねえのかよ……」のやり取りとか……

    サンドの漫才を見る度に毎回思うことなんだけど、この二人はとにかく間の使い方が神ってる。渋い低音ボイスが独特のテンポでドッチボールされるのが何ともシュールでおかしくて耳障り良くて”笑っちゃう”
    ツッコミの伊達は強烈なしばく倒す動タイプと、呆れ果てたりドン引きしたりする静タイプの2種類を巧みに使い分けてるのがまた面白いし、ネタ中は天然でボケてそうな富澤がネタ作り担当ってのも面白い (良いコンビだよね)

    出前ピザ店へのクレームを伊達が付け始める中盤以降も、耳に残る楽しいやり取りが沢山見られた
    「あっ! シーフードは死んで間もない魚介類が沢山入って…」「死んで間もないとか言うなよ気持ち悪い……」とか「あのお客さん失礼ですけど、ピザじゃなくて”ピッツァ”です!」「やかましいわ」とか
    「オイオイ海老入ってんのこれ?」「知らないです」「なんでサラっとしてんだよ」のくだり、からの「ミックスのトッピングで”指”って入ってますか?」「指じゃない指じゃない」って会話は声出して笑った(あんたらが言うとコええよ)

    直後”けじめピザ”とかいう一度聞いたら忘れられないパワーワードも放たれてそれがまたジワジワきた。最後の最後、伊達の「もういいぜ!」で締めくくったのも好印象。納得の優勝だった

  • 101M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:15:33

    >>100の1番好きなくだり

    伊達「もう多分お前じゃ駄目だ責任者出せ責任者」

    富澤「先に医者出せ……?」

    伊達「言ってねえよお前。医者の次誰くんだよ……”責任者”出せっつってんだ文句言ってやるからよ」

    富澤「あのお客さん怒っちゃって……」

    伊達「あたりめぇだよ」

    富澤「テクニシャン呼べって」

    伊達「言ってない!言ってない!ゆって言ってねえよ! せ……テクニシャン!?面白そうだなちょっと待ってみようか」



    *

    うぅ文字数制限が辛い😭😭😭😭でもせっかく書いた感想を削りたくないから分割しちゃう。見辛くてごめんなさい

    >>99

    いやホントに章レースM1くらいしか見てないし全然知らないのよ

  • 102二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 14:16:01

    ミルクボーイは1本目のコーンフレークが余りに衝撃的すぎたのが悪いよな
    1本目で今年はあいつらが取ると言わしめたほどの完成度と衝撃を持ったネタ見せられたら2本目は面白くなくなる。

  • 103M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:20:43

    >>102

    全面同意


    20位

    ウエストランド(2022年2本目)「あるなしクイズ2」


    去年のM1にて3位通過から逆転優勝を果たした元小市民、現2022年M1王者

    もう色んなとこで沢山の人が言ってる事だけど、この年ウエストランドが優勝できたのは出番順の恩恵も大きかったと思う。ラストバッターからファイナル先頭という地続きで同じネタを行えて実質8分のネタで空気を変えられたんだから

    でもそれを踏まえた上で、俺はウエストランド優勝は妥当だったと感じてる。だって何も考えずに一番笑えたもん


    序盤でアイドルへ偏見120%の毒を吐いたかと思ったら唐突に「役者には何の向上心もない」「前売り5500円たけえよ!」と破壊力のある叫びを別対象に出す流れとか

    「田舎者は常に都会へ引け目を感じている」って若干自虐も混じってそうな主張からの「アイドル引け目感じてるに決まってんだろ嘘して売れようとしてるんだから!!」とか

    実在してそうな先輩芸人のライブ形式を罵るくだりとか「大阪にはあるけど東京にはない」クイズに対する「自分たちのお笑いが正義だという凝り固まった考え!」って喧嘩腰回答とか……


    挙句の果てに自分達が今出てるM1すら刺し出して、井口による圧巻の独壇場が展開されていた。SNS普及の影響か「他人を傷つける笑い=駄目」という風潮が広まりつつあった現代で全方向へ具体的な攻撃をしまくってて、時代の主流に逆行するようなタブー破壊漫才が俺には刺さりまくったんだ。R1のくだりとか会場揺れるくらいの大爆笑起こってた(ここで優勝を確信する視聴者もいた)


    河本が度々提示する2つのお題に対し”両方”ナイフ刺すのが爽快感凄かったし「虚無感!」とか「不条理なフライヤー!」とか、咄嗟に出てくる井口のワードセンスも光ってた。あと無能扱いされてる河本の淡々と落ち着いた静かなツッコミも、喚き散らす井口を引き立ててて良いなって思った



    1番好きなくだり

    河本「M1にはあるけど、R1にはない」

    井口「はい!えー”夢”!!」

    河本「そんなことない」

    井口「夢!希望!”希望”!!”大会の価値”!大会の規模!」

  • 104M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:24:22

    19位
    錦鯉(2021年1本目)「合コン」

    M1最年長優勝者が嬉し涙を流した年に披露した1本目のネタ
    「錦鯉の合コンネタは面白い」って話はこの大会始まる前からチラホラ目にしてた。だから序盤でまさのりが「俺ね今度合コンに行くんだよね」って語り出した際は「ついに見れるのか!」とワクワクしながら期待が膨らんだ。そして見事、この漫才は俺の期待を上回ってくれた

    まさのりの合コン語り出しに対する「おじさんが合コンとか言うなよ……寄合って言えよ」の会話とか「穴でも掘ってろてめえは」「穴は掘らないよ」って意味不明な会話でまず笑っちゃったし、そこから”合コンの練習”に移行後の勢いは何度見ても笑えて最高だった

    路上で唐突に踊ってから名前名乗られて「どっちも知らねえよ」と叩くくだりとか「じゃあ次はそこの女!」「口悪ィな…」「お前、名前なんてんだ?」「ジャンプの主人公みてえだな」のやり取りとか
    「パティシエやってんの!パティシエなの!?パティシエって何!?」と迫真で放つまさのりとか、唐突に出された一発ギャグ「一口メンチカツを二口で食べる人」の静寂とか
    合コン会場に移動して直後の「皆はいくつなの?あ21、22、へー……あ、俺?俺は50!」「ホントに帰れよお前」とか「みんなより、ちょっとお兄さんか……」「お父さんだよ!」のくだりとか……

    まさのりが全開で発揮するバカボケ1個1個が俺の脳に刺さりまくって、それに対する渡辺のツッコミが本当に上手い。間が見事に絶妙でまさのりの良さを活かしまくってる印象を受けた
    ネタ後半の紙芝居屋さん→好きなアルファベット6!→乾燥したかかと見る?→電気椅子嫌い!→古今東西の怒涛なボケラッシュはハイテンポで何度も拍手笑いが起きてて、圧巻の盛り上がりだった。疲れた時はこの漫才を見返そう


    1番好きなくだり
    長谷川「古今東西イエーイ!!」
    渡辺「急だなオイ!」
    長谷川「”50歳過ぎたら身体の痛くなる場所”」
    渡辺「ズルいよぉ!!」
    長谷川「ひざ!!!!!」
    渡辺「うるせえんだよ!!」

  • 105M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:28:57

    18位
    さや香(2022年1本目)「免許返納」

    2022年大会で一番高い評価を受けていたネタ(M1 終了後の見逃し再生数参照)
    その評価に全く恥じない、ケンカかと思うくらいの熱量で放たれる王道のしゃべくりで会場客も視聴者もみるみる惹きこんでて、圧倒的な面白さと上手さが両立した1本だった

    序盤で石井(34歳)が放った「免許の返納をしました」って掴みでもう観客の心はガッシリ掴んでたし「何歳で免許取ったん?」「29や」「なんで取ったん!?」で心地良い笑いを作った後に漬物のくだり、カラオケのくだりに「草生えるわ」と畳み掛けるようなボケ

    ボケが放たれてツッコむごとに漫才熱量が増して会場がヒートアップしていく様がまさにプロって感じ。特に二人だけのやり取りから話題対象を”父親”に広げて以降の話芸は圧巻の出来
    「おとん何歳?」「81や」「返納せえや!!」の場面とか「俺よりお前のおとんの方が元気ではない!」のやり取りとか
    「日本人の平均からしたら”元気の81歳”は別に元気ではない!!」とか「お前の親父の元気のMAXは俺の微熱のちょっと下や!」とかオモックソトゲトゲしくてゲラゲラ笑えたし、会場も拍手笑いが度々起きてたんだよね

    そしてそんな討論がひと段落付いた時点でたっぷり間を使って「おとん81……?」って、年齢差小さい相方の親父年齢に疑問を持つ流れは天才だと思った (普通の会話なら年齢言われた時点で不自然さ持つのに二人のやり取りが面白過ぎて言われるまで気付かなかった)
    以降も微妙すぎる免許返納特典の会話、頭にこびりつく佐賀Disり、”免許奉納”と面白い流れが複数あって構成も上手くて、高評価も心底納得できる濃密な4分間だった


    1番好きなくだり
    石井「なんかのタイミングで行く事あるかもしれんやん」
    新山「人間が普通に生きてたら佐賀に行くタイミングなんかない!」
    石井「そんなことない!」
    新山「ないわ!」
    石井「何言うてんねん」
    新山「佐賀に行くタイミングあんのは佐賀の人だけや。佐賀は出れるけど入られへん!」

  • 106M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:36:09

    17位
    オズワルド(2021年1本目)「友達」

    2019年に突如台頭を表した”シン東京スタイル”本格漫才師。4大会連続出場も成し遂げた2人の漫才の中で、一番クオリティ高くて面白いと感じたのはこのネタだった
    まず掴みのホラー怪談みたいな畠中の喋りが好き過ぎる↓
    「あの……この間ホント参っちゃったんだけどさ、友達と渋谷のハチ公前で待ち合わせしてたんだ。で待っても待っても全然友達こなくて、で2時間くらい待った時気付いたんだけど俺友達なんていなかったんだよね」ってこんなの笑うわ

    直後に伊藤が見せた「えナニナニナニナニナニナニ!?」も言い方最高でゲラゲラ笑った。そんなロケットスタートを成功させた二人の笑い所は当然それだけじゃない
    「畠中友達0なの?」「近所になんでも話せるお地蔵さんはいるけど」「じゃ0だな」とか「キミの友達俺に一人くれないかな?キミの中で一番要らないヤツでイイからさ」からの「これがゼロか~」の会話とか

    「友達あげられない」と言われて誕生日サプライズ受けたような動揺する畠中の場面とか「なんで俺が自分の友達とサイズの合わないズボン交換しなきゃいけねえんだよ」と伊藤が放つ場面とか
    「そろそろお別れの準備はできた?」「それ出棺の時の台詞だよ!?」のやり取りとか、林の一点張りで名前を探るくだりとか小林をDisる流れとか……

    この漫才は畠中のサイコボケキャラが一番自然というかくどくなくて、演技してる感じがなかったんだよね。そんな堀川君みたいな面白さを出す畠中に対する伊藤のツッコミもうるさすぎない範囲でメリハリ強弱が付いてて、二人の個性のバランスが凄く整ってた

    そして終盤「なんで俺が友達じゃ駄目なんだよ!?」に対する「キミは"親友"だから!!」ってアンサーもベタだけど気持ち良くて、中盤で入れた中指のくだりを最後に回収する構成もお見事。見終わった後の満足感が最高の4分だった


    1番好きなくだり
    畠中「……ところで北林は元気?」
    伊藤「山勘で当てにくんなよオイ!?北林もいない」
    畠中「じゃあ藤林」
    伊藤「藤林もいない」
    畠中「大林は」
    伊藤「”林”の一点張り辞めろお前!こんなんで当たる訳ねぇだろ」
    畠中「じゃあ小林は?」
    伊藤「小林はまぁ……」
    畠中「見ぃつけた☆!」
    伊藤「こえぇよ!!」

  • 107M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:47:13

    16位
    チュートリアル(2006年2本目)「チリンチリン」

    2006年大会にて、1位通過からの満票獲得で”完全優勝”を達成した幼馴染コンビ。この2人の特徴といえば、ツッコミの福田が出す話題にイケメンの徳井がオーバーリアクションで独自の妄想に浸って話をエスカレートさせていく”妄想漫才”
    ただこのスタイルが俺にはそこまでハマらなくて、2005年と同年1本目に同じ形式で披露されたネタではあまり笑えなかったんだよね

    しかしこの”チリンチリン”は抜群にハマって最高だった。序盤で「チャリンコの鈴盗まれて……ホンマしょうもない……」と福田が愚痴ってからの「お前……チリンチリン盗まれたんか?」とか「あのチャリンコのか……?大丈夫か!?」とか
    「一旦帰るか!?」ってM1決勝漫才中に放つくだりとか「そのことご両親には言ったんか…?」 「言うて無いですよそりゃ」「おうそりゃ言わん方がええ……」「いやチャウチャウチャウチャウチャウ!逆に心配するとかそういうことじゃなくて!!」って互いの対極な心理がぶつかり合う会話とか
    「お前チリンチリン盗られたショック抱えて漫才してるのか……どんな芸人魂やねん!!」って叫ぶ場面とか

    ただベルを盗まれただけの事なのに(窃盗罪ではあるけど) 相方が不治の病にかかったような深刻なオーラ出して、大袈裟な妄想に浸り始める徳井が最高に面白かった
    ”チリンチリン”って小学生が使うような軽々しい言葉なのに、それで重苦しいシリアスな展開へ強引に持ち込むのが凄い滑稽で……。そして中盤以降では「俺も昔チリンチリンを盗まれた男の一人なんや」って徳井の過去話が展開されたんだけどこれも面白おかしくて、変なこと言う度に瞬時に飛んでくる福田のツッコミもキレキレだった

    チリンチリンが奪われて泣き叫ぶくだりとか「世間は冷たいもんやねん……誰も俺の声に耳を貸さんへん」「そりゃそうやろお前関わり合いたくないもん!」の会話とか
    「あっちこっち探したよ……向かいのホーム、路地裏の窓、そんなとこにいるはずもないのに!」「山崎の歌詞や。あんな名曲を引用すなボケ」のくだりとか

    「それからというもの……俺の生活は荒れたよ」「なんで!?」って勢いMAXのやり取りとか「夜ベロンベロン朝チリンチリン」とか
    「何かを求めてインドに行ったよ!」のくだりとか精神崩壊して笑い出す相方見てドン引きする場面とか……

  • 108M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:47:50

    >>107の続き

    題材が非常にマニアックゆえに異常なシュール感が終始溢れてたというか、それに比例して徳井のキャラクターが尻上がりに濃くなっていったのが凄い。二人のワードセンスと間の使い方も抜群に上手だった

    最後の最後、漫才終わり直前で笑いのピークが来てたのもGOD



    1番好きなくだり

    徳井「だから俺お前の気持ち分かるから、無理すんな!」

    福田「無理してないけど……」

    徳井「もう大丈夫や!今日から俺がお前の”チリンチリン”になるから!!」

    福田「えどういうこと……」

    徳井「来い!来いよ!! 来い!!!」

    (差し出された徳井の手を福田が一捻り)

    徳井「チ"リ"ン"チ"リ"ン"!"!"チ"リ"ン"チ"リ"ン"!"!"チ"リ"ン"チ"リ"ン"!"!」

  • 109M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/24(日) 14:50:23

    28さんごめんなさい敗者復活までに終われませんでした😭😭😭

    今年のM1は当然俺も見るので続きは夜書きます

  • 110二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 14:51:02

    >>99

    詳しい方じゃないからここまで感じた事詳細に書けるんだと思うよ

    むしろ「お笑い」に詳しい人間がわざわざこういうことやろうと思わないだろうし

  • 111二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 14:56:10

    1位はコーンフレークと予想

  • 112二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 14:56:34

    お疲れ様でした
    あ~このネタ好きだった~の連続で敗者復活前にめちゃくちゃ楽しませてもらいました!ありがとう🙇🏻‍♀️
    続きも期待してます

  • 113二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 15:15:34

    トップ3は1位コーンフレーク、2位奈良県立博物館までは予想つくけど3位どれだろう

  • 114二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 15:38:08

    >>113

    >>1は笑い飯はハマらなかったっぽいから奈良県立民俗博物館はないと思う

  • 115二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 15:44:55

    >>91

    叙述トリック漫才って当時言われてたかな

    THE MANZAIでやった廃病院のやつも好きだった

  • 116二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 19:54:23

    ほしゅ

  • 117二次元好きの匿名さん23/12/24(日) 23:21:22

    ほっしゅ

  • 118M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 03:47:02

    15位
    霜降り明星(2018年1本目)「豪華客船」

    縦横無尽にステージを駆け巡る2018年M1王者にして、M1史上最年少優勝者。平成生まれが王者になったのもこの2人が初とのこと
    全身を自在に操る奇天烈ボケせいやに対し、粗品が実況しながら観客に向けてツッコむスタイルは1回見たら忘れられないほど印象的でハイテンポで見やすくて、初見で大きな衝撃を受けた漫才師の一組。そんな二人がM1で初めて披露したネタがこれ

    漫才始まって粗品が最初に繰り出した「おいボラギノールのCMか!なんでお前静止画ベースで喋ってるねん!」ってツッコミがもう強い。この時点で会場客の心はガッシリ掴んでたし以降も印象的なやり取りが連鎖で見られた
    「夜行バスのテンション!」とか「今日は私達が付き合って49日目♪」に対する「法事!」とか、ヤバそうなクレーマーが「ファミリー層が多いんやからよォ……喫煙ルーム1つ潰してキッズルームにした方がええんちゃうんか!?」ってド正論放つ場面とか

    クレーマーの部屋に挟まれた客に対する「103地獄ッ!」とか、客船でタイタニックを上映するくだりとか、サボテン(組体操)を船上で行うカップルのくだりとか「こっから明日ッこっから今日!」「日付変更線で遊ぶな!!」のやり取りとか
    二人ともこの時点で、若くして高いカリスマ性を感じるのが凄いと思った


    1番好きなくだり
    せいや「オーロラ出てきた!」
    粗品「オーロラ~」
    せいや「赤と青と緑で……歯磨き粉の匂いする……」
    粗品「”オーロラ2ステインクリア”……!!」

  • 119M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 10:04:41

    14位
    霜降り明星(2018年2本目)「小さい頃」

    実力派2組(ジャルジャルと和牛)を上回り、見事最年少優勝を達成した2本目ネタ。ネタの構成は1本目とほぼ同じなんだけど個人的にこっちの方がハマるワードが多かった
    漫才開始早々での「いきなりですがァ!」「楽天カードマンの言い方ッ!」って掴みを迅速で成功させてたし、そこから即せいやの幼少期を溯る本題コントへ移行してたのがスムーズで”客の求めてるモノ”を理解してるように見えた

    そして以降終盤まで続いたボケ&ツッコミ相互ラッシュは20代前半とは思えないほど圧巻の出来。赤ちゃんせいやがセルフ子守唄で眠るくだりとか「バスロマン!バスロマン!」「バブやろッ!お前入浴剤と間違えとんか!?」のやり取りとか
    「段落に〇付けていくぞ。はい1、2、終わり~」「ポエムッ!」のくだりとか、手洗い後の乾燥機浴びる動作での「私立(わたくしりつ)ッ!」ってツッコミもお見事

    せいやが途中で演じた”厳しすぎる先生”と”プリンセス転校生”も、プールのくだりも校長室のくだりもゲラゲラ笑えて最高だった。子供の頃って懐かしい~という掴みから多様なネタを展開できる”学校”が実質ネタの主題になってたのも上手いと感じたし、結果納得の優勝を掴んでた
    若くして栄光を掴んでるからエリート芸人として扱われることが多い二人だけど、そんな二人にも当然下積み時代があった訳で、だから優勝直後の二人の絶叫は感動した。霜降りの時代から明星になれたんだなぁ……と


    1番好きなくだり
    せいや「頭の中に走馬灯が駆け巡る……!」
    粗品「死にかけとんのかお前」
    せいや「豆でかぁ~」
    粗品「いやいや走馬灯……」
    せいや「関節ならへんなぁ~」
    粗品「色んな思い出……」
    せいや「この道に出てくるねんなぁ~」
    粗品「"しょうもない人生"ッ!」

  • 120二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 10:32:21

    >>118

    せいや「(舵輪を握りながらガタガタと揺れる)」

    粗品「リアス式海岸ッ!!」


    ここの大爆笑で天才というかヤバいのが出て来たなって感じた思い出

  • 121二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 11:04:14

    >>118

    この年って今年の後半戦の比じゃないくらい客が重かったんだよね

    力づくでこじ開けられたのがジャルジャルと霜降りだけだった

  • 122M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 12:04:50

    13位
    和牛(2017年1本目)「ウエディングプランナー」

    個人的和牛史上最高傑作。2017年M1ダントツで”面白い×上手い”と2つの感情を抱いた1本でもある。序盤で当然のように花嫁役を要求されて四の五の言わず従う川西が早速ツボに入ったんだけど、このネタの肝はなんと言っても水田の一人二役

    川西の新郎&ポンコツプランナーを凄く自然に演じて分けてて、そいつと川西が度々繰り出す奇天烈会話が本当に面白かった。新郎側が相談に来られない状況に備えてて「うちはプランナーが全員男性」と判明するくだりとか「式場の名前が”俺の式場”」と判明するくだりとか
    中盤はポンコツプランナー水田が頭おかしい結婚式の提案を提示して、それを川西が却下する流れがしばらく続いた

    「床からせり上がりで入場」とか「入場曲がカラオケ音源しかないから歌いながら入場」とか「両親への感謝をジョブズスタイルで伝える」とか「両親への手紙はアイパッドで」等々
    ここも充分笑えたんだけどやや弱いというか「これそれほど面白い漫才じゃないな……」と初見では感じてたんだ。その認識をぶち壊してくれたのが後半の披露宴場面

    中盤で川西が却下した水田の提案が何故か全て通り、全て再現で回収される流れが本当に最高。ここ一連のくだりをヤケクソになって行う川西がまた面白くて、このネタのもう一つの大きな肝になっていた
    当然会場もドッカンドッカン受けてたし俺も大声で笑った。和牛の漫才の上手さ、発想力の高さ、実力の強さを改めて痛感できる4分に仕上がってたように思う


    1番好きなくだり
    川西「お父さんお母さん~! わたしは貴方達の娘に生まれることができて本当に良かった!!この想い届いてますかぁ~~?」
    水田「(ここなんか言ってるけど観客の大爆笑で聞き取れない)」
    川西「一緒に過ごしてきた時間の中で楽しいこと辛いこと色々ありました!その割合をグラフにしたモノがこちらですッッ!!!」
    水田「👏👏👏👏(^^)」

  • 123M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 12:23:43

    12位
    笑い飯(2003年1本目)「奈良県立歴史民俗博物館」

    孤高のWボケ笑い飯が会場を沸かせた”伝説のネタ”の1つ
    今回改めて見返したけどやっぱこれメチャクチャ面白い。恐ろしいテンポでボケ1個1個が強烈でツッコミのキレもすさまじく、何より博物館の展示品からの感想文を1本のネタの題材にしようとした発想力が一番凄いと思った (もう響きだけでなんか面白いじゃん”奈良県立歴史民俗博物館”って)

    まず俺が最初に笑ったのが西田が等身大人形になりきるくだり
    「パァパパァ……パパァ……」と一度聞いたら忘れられない印象的なBGMを口にしながら機械的に身体を上下させてて、この時点だとどう見ても西田がボケてる側
    なのに哲夫は何も言わず触れず、只淡々と館内の解説アナウンスで重ねてボケるのがメチャクチャ面白い。その際の哲夫のボケもここに引用する↓

    「奈良時代の人々の暮らし……。この時代の人々は主に、野菜や魚を食べ、今のように肉を口にことはありませんでした。食後はプリン、ヨーグルト、イチゴにシロップのかかったようなモノを飲食し……やはり食後の一服は欠かせないモノで」

    上記の哲夫ボケにギャグアニメのように絶妙なタイミングで「チョットチョットチョットチョット!!」「なんでそんなOLが風呂上りに食うモンばっか食うねんお前!時代考えよアホ!」って切り出すのもゲラゲラ笑えたし、以降はお馴染のボケ入れ替わりで笑い飯ワールドが展開された

    「奈良時代の人々の暮らし……テレビもねェ……ラジオもねェ……車もそれほど走ってねぇ」「どつきまわしたろか!?」のくだりとか「奈良時代の人々の暮らしのこの人形は、平成6年に製造され…」「人形の解説はええわ!!」のくだりとか
    人形が自我持って襟を治す場面とか、パァパァ人形が軸に展開されたボケは全部刺さった

    中盤では”土器発掘”に軸が移り変わってボケの威力は落ちたように感じたけど、野球の応援歌歌う場面とか”ええ土”を天丼するやり取りは凄く見てて楽しかったし、ハイテンポで次から次にボケが流れてくるから退屈がなかったんだよね

  • 124M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 12:24:13

    >>123の続き


    ネタ終盤では土器発掘から”翌日の感想文”にWボケの軸がまたしても代わった

    そして変な手の挙げ方とか「J文式土器」とかここでも強烈なボケを入れてきて、ラストに”ええ土”と”パァパァ人形”を掘り返して(土だけに) 一番の会場ウケを起こしたのがまさに圧巻。伝説扱いされるのも納得の超濃密漫才だった



    1番好きなくだり

    哲夫「発表ある者~……はい」

    西田「パァパパァ……パパァ……」

    哲夫「さっきの人形やないかァ!!もうええわ!」

  • 125M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 12:30:10

    11位
    笑い飯(2005年2本目)「ハッピーバースデー」

    2010年王者にして、9年連続決勝出場記録を持つミスターM1笑い飯 (このランキングでも5回目の選出を達成)
    先述した博物館とどっちを上にしようか非常に迷ったんだけど、くだらなさと”何度見ても楽しめる面白さ”はこのネタが随一だと思うからこっちを上にあげた

    「ハッピーバースデーの歌で歌い出すタイミングが皆と合わない」と相談する哲夫に「どうでもええやん!」って容赦なく切り捨てる西田。それでも何とかしたい哲夫が「今日はお前も一緒にこれ歌って欲しいんよ」って強引に押し切る始まりがまず面白い
    その掴みに対して「ここで……?ここで!?」って迫真の反応する西田も笑える。掴みは自分の中で完璧だった。以降はお馴染のWボケの応酬がスタート

    無感情で全く祝う気が感じ取れない低音「ハッピーバースデートゥーユー」に双方が色んなボケを加えていき、どんどん原曲から離れて行く様が見てて楽しかった
    「4,3,2,1,0……」「ゼロ言うな!0言うたらそれはもう5やで!?」のやり取りとか「トゥーユー↑」と外れた音程に対し「俺もやりたいよやらせてよ!」って哲夫が子供のように駄々こねるくだりとか「チャンチャチャンチャンチャンチャ~ン」と西田が勝手にイントロ歌詞加える流れとか……

    そしてネタの流れが大きく変わったのが4巡目で哲夫が起こした”マリリンモンロー”
    「本番一生懸命やったらマリリンモンローなるんやからしゃーないやろ!!」とかいう意味不明な逆ギレを起こす哲夫に対し「俺もやりたい!」と声をあげる西田
    最初は「みんなに歌を合わせたい」って理由で始めてたのに、この辺りから意図的に原曲をぶっ壊しにいってるのが何度見ても草を禁じ得ない

  • 126M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 12:30:50

    >>125の続き


    あと見返して気付いたんだけど、哲夫の起こすボケが俺にハマりまくってた。普段は声が面白い西田のボケで笑う事が多いんだけど、このネタにおいてのボケ合戦は哲夫が優勢だった

    「サンハイッ!」ってタイミングの合図までマリリンモンローにするくだり大好き。そこからの「前奏なんて楽器の伴奏やのに何がマリリンモンローやねんな!」「お前サンハイマリリンモンローやったら後全部マリリンモンローに決まってるやんか」って文面だけ見ると意味が全く分からない討論も笑ってしまう


    そんなこんなで原曲を壊しまくった二人は、終盤で今までのボケ全てを取り入れたハッピーバースデー大合唱を見せてくれた。この面白さを文で表現するのは不可能。見た事ない人は是非一度実際に見て欲しい



    1番好きなくだり

    哲夫「アフゥーッ!フ―ッ!唇見てくださァイッ!!ヴフッ、分厚くて取れそうになってマスねぇン~n~そのシタのやらしいほくろ見てくだサァ~イ!!イィヤらしいでしょォ~?ンッ~ケネディィ~ケネディィ眠らせてェェェ~~!!サンッッハイ!!」

    西田「アァァァho~~!!シロイドレスがブワってなってエイガデテマチテ~ンッ……!アァアアンアンアンアァァ~~ン……」

    「「ハッピーバースデートゥ―ユー↓~ハッピーバースデートゥ―ユー↑~~!」」

  • 127二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 12:38:01

    笑い飯は鳥人か奈良県立歴史民俗博物館ばっかり取り上げられるけどハッピーバースデーいいよな
    めちゃくちゃわかる
    最後の「失敗したら死ぬことな」みたいな細かいところにもくだらなさ詰まってるの大好き

  • 128二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 16:39:34

    >>118

    豪華客船の一幕だったと思うけど

    「いやボラギノールのCMかあ!!」も個人的に好き

  • 129M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 19:36:32

    10位
    オードリー(2008年1本目)「引っ越し」

    NON STYLE、ナイツと共に2008年M1で台頭したスーパースターコンビ。敗者復活からの逆転劇と聞くと、俺の中ではサンドウィッチマン以上にオードリーの印象が強い。そんな2人の”只者ではない”オーラが一番強く出てた漫才がこのネタだったと思う

    「皆さん、夢でお会いして以来ですね」というヤバいヤツの掴みから始まり、特有のズレ漫才によって印象的なやり取りが大量生産されてたのが凄く面白かった
    「ヘッ!」とか「OLか!」「どの辺がOLか全く分かんないんですけどね」のくだりとか「お前今の家に不満とかある?」「うるせえ」「あ駄目だコイツ会話できねえや」の場面
    若林の何気ない一言に春日が大爆笑してるところで大喜利ブッ混んで真顔になるくだりとか「僕の家築何年だと思いますか?」「1040年だろ!」「法隆寺かッ!」のやり取りとか
    「日本から出てけ!」「お前地球から出てけバカ!」「Bye!」って宇宙へ飛び立つ場面とか、春日ワールドガン無視のくだりとか、テクノカットから柳沢慎吾へ繋がるやり取りとか

    「オイお前ホントに俺に漫才辞めて欲しいのか!?」「本気で辞めろって言う程お前のこと嫌いじゃねえよ……」「「えへへへへへ」」ってオードリーお約束のくだりを初めて見たのもこの漫才。出されたボケのウケた割合で言えば歴代トップじゃないかってくらい外してなくて、序盤から終了まで終始誰かの笑い声が聴こえてた

    観客へ「どう見ても住んでねえだろ!」「オイプレハブお前どう思う?」って合間合間に絡んでいくのも楽しかったし、会場の盛り上がりと相まってオードリーのライブと言われても違和感ない空気感をこの時二人は作ってたんだ
    そして二人は見事、翌年にブレイクを果たした。トゥース!


    1番好きなくだり
    春日「アレだな、風呂だけに客席をゆz…ゆざめさs……」
    若林「噛んでんじゃねえよ馬鹿野郎お前!何やってんだ馬鹿野郎お前……ふざけんじゃねえよお前よぉ……」
    春日「お前がなんとかしろよ!」
    若林「できねえよお前!これなんとかできたらもっとっ……最初から来れるだろ決勝によ」

  • 130二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 19:36:42

    今回の大会で面白かったやつあったら聞きたいな

  • 131M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 19:51:30

    >>130

    嬉しいコメントありがとう。後ほど軽く触れる



    9位

    ぺこぱ(2019年2本目)「お年寄り」


    ファーストラウンドで衝撃の下剋上を成し遂げた二人が2本目に披露したネタ。構成は1本目と同じだったんだけど、ワードセンスとギャグの質はこっちの方がずっと高く感じた

    でもこれは1本目でぺこぱという漫才師に衝撃を受けて好きになった直後という”一番ハマってる時期”に初めて見たのが原因だと思ってる


    掴みで早速ボケるシュウペイに松陰寺が放った「いや後ろに向かって喋った声が壁に跳ね返り確実に皆に届いてるッ!!……今日も俺たちが届いてる。”シュウペイ”です」ってノリツッコまないボケ&紹介代行が凄く好きで、以降も2人の印象的なやり取りが沢山見られた


    「電車で席を譲りたいからお年寄りやって」って破天荒な頼みに「俺がお年寄りをやればいいのか……」って少し笑いながら答える場面とか、なぜかシュウペイも老人であるボケを披露して「お年寄りがお年寄りに席を譲る時代がもうそこまで来てるッ!」って現代社会への風刺っぽい叫びを放つ場面とか

    間違えたシュウペイへの優しさを感じる「間違いを間違いと認められる人になろう!」とか、その直後の「間違いは故郷だ……誰にでもある」ってくだりとか……

  • 132M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 19:52:21

    >>131の続き


    二人のやり取りが本当にいちいち面白おかしく楽しくて、松陰寺の口から出る言葉を待ち望む形に途中から無意識でなっていたんだ。そして漫才中盤、シュウペイが一方的にやりたいと言い始めたネタなのに「お手本見せてくれない?」と意味分からんこと言う場面が凄い好き


    ここから始まる「時を戻そう」ボケラッシュで面白さが"加速していく"印象を受けた

    「漫画みてえなボケしてんじゃねえよ!っていうけどその漫画ってなんですか!?」と放つ場面とか宇宙人が襲来する場面とか「うるせえハゲ!」「いやハゲてねぇのは今だけなのかもしれないッ!」って会話とか

    唐突なゴリラ登場からの「ゴリラが乗ってきたら車両ごと譲ろう!"!」とか、漫画みたいなボケを天丼したかと思えば「同じボケじゃないッ!」と言い張る場面とか……


    とにかく元気になれる傑作漫才だった。ちなみにこの年ぺこぱが辿った最終出番順からの先頭バッターって展開は2022年ウエストランドと全く同じ。勢いも確実にあったし、他の年なら優勝しても全くおかしくなかった(この年は相手達が悪すぎた)



    1番好きなくだり

    シュウペイ「痛ッ!」

    松陰寺「えっ?」

    シュウペイ「痛ッ!!」

    松陰寺「えっ?」

    シュウペイ「いたたた体育大学主席で卒業ォー!」

    松陰寺「いやどういうボケでも処理するのが俺の仕事なんだッ! 来い!」

    シュウペイ「いたたた体育大学主席で卒業ォー!」

    松陰寺「……出来ない時は出来ないと言おう! ”出来ない”ッ…!」

  • 133M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:05:31

    8位
    アンタッチャブル(2003年2本目)「親友との合格発表」

    2004年王者。圧倒的ハイテンポで個性をぶつけ合うアグレッシブ漫才師。そんな2人が敗者復活戦から勝ち上がった勢いそのまま、M1で披露した2本目がこれ
    本ランキングでアンタネタは4本ランクインしてるけど、その中でザキヤマのボケと柴田のツッコミ両方が1番俺好みに感じたんだ

    まず序盤で柴田が「友達が悲しんでる時にそいつの立場になれるような奴が本当の親友」って丁寧に熱く語ってコント漫才入ったのに、それをザキヤマがガン無視して話芸しようとする場面がお気に入り。間の取り方が絶妙で直後の「燃えるゴミで親友語れんのかよちょっと興味あるよ」って柴田のツッコミが凄く良かった

    コント漫才に入った直後の「不安だなぁ~」「大丈夫だよ」「安心ではないという意味なんだ」「意味は良いよ!お前歩く辞書かオイ!?」ってやり取りも勢いが凄くて笑えたし、以降も面白い会話が沢山あった
    「だって受けてねえもん……」「じゃあねえよ!!」とか、2人の合格番号を勝手に足し算するくだりとか、その直後の「そうか私立だもんな」「いやいや公立もよ!?よくその頭脳で受けたねチャレンジャー!」とか……

  • 134M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:06:36

    >>133の続き


    穏やかだった柴田の口調が漫才進むにつれて荒々しくなるのが顕著で、それに比例するようにザキヤマのボケ頻度が増してるのが見てて楽しかった。特に柴田が落第判明してからの煽りボケは超強烈


    笑顔を保ったままで明るいトーンの「ドンマイドンマイ!」とか「俺の番号がねえんだよ」って嘆きに対して「(番号札)持ってんじゃねえかよお前!w」と爆笑するくだりとか

    やっと慰める流れになったかと思えば出た言葉が「だからお前が悪いんじゃねえんだよ……なんていうか”頭”が悪かったんだよ」だったり。トドメとばかりに「俺やったよ~お前やっちゃったよ~!」とか明確に煽る場面もあって、ド直球に「お前が落ちて辛いのはな、お前だけなんだよ!」って告白する場面もあって……


    心底ウザイのに心地良かったんだよね。勿論それは柴田の豊富な語彙から生まれる常人離れのツッコミナイフがあったから↓

    「受けてるバージョンでお送りしましょうってなもんですよ!!」「授業中毎日がフルーツバスケットみたいになっちゃう!」

    「コレで合格ならもれなく皆合格だよ漏れてない一日を過ごせるよ!!」「俺のせいだよ!ぶっちぎりで俺のせいだよ!!」「何その何とも言えないフェイント…」「もうちょい考える時間ちょーだいッ!」等々……

    (何を食べたらこんな思いつくんだろ…)ってツッコミの中毒性が凄かった



    1番好きなくだり

    山崎「ガンバッ!」

    柴田「あ”?」

    山崎「ガンバッ!!」

    柴田「ガンバッはこっちだよ"!"!"」

  • 135M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:12:43

    7位
    フットボールアワー(2003年1本目)「結婚記者会見」

    コンビ結成4年目でM1優勝を成し遂げた超芸歴エリートコンビ。その2人が悲願を果たした大会で披露した1本目。個人的に2004年以前の会場で行われた漫才の中で一番好きなネタでもある
    このネタは漫才のウケる基本である(と俺は思ってる) ”テンポと間と声のトーン”が終始抜群にハマってて、ネタが極めて分かりやすく、岩尾ボケのクオリティと後藤のツッコミのキレが歴代最上位クラスと思えるほど面白かったんだ

    まず最初に笑ったのが「僕なんてCMタレントのイメージが強いから」「出た事ないやないか」って冒頭の王道的なやり取り
    そこから流れるように結婚記者会見のコント漫才に移行するのも迅速で良かったし、入って早々の「今その指に光ってるのは……ニベアですか?」「違うわ」「結婚二ベア?」「イヤイヤ指輪っ!」って疾走感あるやり取りも無心で笑えた

    そして直後に登場したのがこの漫才の軸になっていた岩尾のカメラフラッシュボケ
    後藤がインタビューを受けて発表する度に岩尾がシャッター音再現として「カシャァカシャァカシャァカシャァ」って連呼するくだりが多用されてたんだけど、このボケは挟む度にアレンジが加えられる仕様でこれがまた最高に面白い

  • 136M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:13:29

    >>135の続き


    「カシャッ!ンー…カシャッ!ンー…カシャッ!ンー…」「ポラロイドで撮るなよ!」とか「カシャァカシャァカシャァカシャァ……ブォッフ!……ブォッフ!……ブォッフ! 」「カメラ古いねんお前は!」とか「カシャァカシャァカシャァカシャァ…イスノタカサヲチョウセツシテ」「なんで証明写真やねん!!」……みたいな感じで


    先述した通りこの漫才は後藤のツッコミに入るまでの間が完璧で、カメラフラッシュボケ入る度に面白いツッコミ来るって途中で予測できたからワクワクしてる自分がいたんだ


    当然これ以外にも面白いくだりは存在する。奥さんを中国人に例えさせる場面とか牛タンのくだりとか「婚姻届は何カラットくらい出産予定ですか!?」の場面は分かってても見返す度笑っちゃうし、終盤で披露されたカメラフラッシュボケ大喜利は面白過ぎて何度もリピート再生した。全あにまん民に見て欲しい



    1番好きなくだり

    岩尾「”結婚”とかけましてー!」

    後藤「おぉ中々根性あるほんなら聞かせて貰おう結婚とかけまして!?」

    岩尾「”緑色の靴”と解きます……」

    後藤「……緑色の靴と解きます?その心は!?」

    岩尾「”2つで、1つ”です……」

    後藤「……緑色要らんやないか!!」

  • 137M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:39:15

    6位
    ブラックマヨネーズ(2005年1本目)「ボウリング」

    2005年M1王者。ヒ―ハー!で有名な小杉とブツブツ顔でお馴染みの吉田。見た目に多大なコンプレックスを持つ2人は”逆ビジュアル系コンビ”とネットでよく評されるのを見る
    それでも笑い飯&麒麟を打倒して”モテない男たちの逆襲”を完遂したこの年の面白さは間違いなく本物。このネタはその1本目

    冒頭で吉田が「運命の人との最初のデートはどこにすべきか」って相談を投げかけ、それに小杉が「ボウリング」を提案する所から漫才は始まった。でも吉田は自身特有の超ネガティブ思考で小杉の提案を中々受け入れない

    「ボウリングってなんか汚いイメージあるやろ?靴は皆の使いまわしやし、球も誰が指入れたか分からん穴に入れなあかんやん?」とか「ボウリングの球投げる俺見て彼女が前の彼氏思い出して泣いたらどうしよう思ってな…」みたいな感じで

    明らかに異質な考えを持つ吉田に小杉は「考えすぎや!」って正論吐いてフォローして、新たな提案を出す。その提案を吉田がネガティブ思考で拒否する……
    そんな順繰り王道しゃべくり漫才が展開されてたんだけど、この討論上においての吉田が強すぎて、小杉が何を言っても論破される様がメチャクチャ面白かった

    「店の球使うのが嫌ならマイボール買えばええやんけ」に対する「簡単に買え買え言うなや村上ファンドか!」のやり取りとか
    「重いボールをどうやって持って帰ればええんや!?」と放つ吉田に「専用のカバン売ってるからそれ入れて持って帰れや!」と答えたら「これ以上金使うのはちゃうやろ!!」とキレられる場面とか。”スイカ買ってはる”のくだりとか原付バイクのくだりとか……

  • 138M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:40:30

    >>137の続き


    あと討論が進む中で小杉のIQがどんどん下がるように感じるのもこの漫才の肝。最初に「ん?」と思ったのが「ピタピタやったら指が抜けへんから、ゲームにならへんやんw」「そこまでピタピタな話してへんやろ!!」のくだり

    ここで明らかに、今までずっと”正しい側”だった小杉が劣勢になってたんだよね


    「家からスーパーのビニール持ってきて入れて帰れや!!」「破れるやん……」のやり取りとか、終盤のスクーターのくだりとか

    「ボウリングってそんな大変なことじゃないと思う」って吉田が呟く場面とか。そもそも吉田のせいでこんな討論になってるのに、吉田の方が正論な所もあるのが面白おかしくて最高だった(ブラマヨの面白さを言語化をするの難しい……)



    1番好きなくだり

    吉田「どこに書くねんそんなもん!」

    小杉「コけた時見えるように横に書いとくねん……」

    吉田「書いた方が下いったらどないすんねん!!」

    小杉「んなら省略して、"+5m"ってデッカく書いとけや!」

    吉田「そこだけ見たらなんのことか分からへんやないか!!」

    小杉「そう思った人は反対向けて見てくれるよ……」

    吉田「それやったら最初っから”ひっくり返してください”って書いといた方がええやろ!」

  • 139二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 20:42:22

    >>122

    これ最高傑作に挙げる人多いよな

    疾走感が気持ち良すぎて好きだしオチが美しい

    優勝してほしかった

  • 140M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:48:11

    5位
    ブラックマヨネーズ(2005年2本目)「格闘技」

    先述したブラマヨが2005年M1で優勝を決めた2本目のネタ
    開始早々吉田がすぐ「街で絡まれた時に備えて格闘技を習いたい。何にすべきか」という相談を投げかけ、それに小杉が案を出す、しかしネガティブ思想で討論に発展……みたいな感じで。形式的には1本目と同じ形

    でも1本目以上にハマる”吉田の”ツッコミが多くて、2人の織りなす奇天烈な情景がイメージしやすくて、安定したしゃべくりが物凄く面白かった
    まず序盤にて、吉田の相談に小杉が最初に出した”柔道”から展開された会話好き↓

    「畳みに顔擦りつけられるやろ……これ以上ブツブツ潰れるのはちょっと嫌やねんな。なんか相手の道着も汚してしまいそうでちょっと悪いし……」「道場に迷惑もかかるわな」「いやそこまで迷惑はかからへんけど……」
    このくだりを見て気付いたんだけど、2人は見た目が特徴的なのにそれをほとんどネタにしてないんだよね。ブラマヨがM1で披露した2本の中で、見た目をネタに出した瞬間は上記会話のみだったから。只々純粋に鍛えぬいた王道話芸で勝負してるのが凄いと思った

  • 141M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 20:48:45

    >>140の続き


    そして柔道をやんわり否定された小杉が次の案として出した空手も”せいやー!”のくだりで粉々に打ち砕かれて笑えたし、3つ目の早い段階でなんと小杉は”相撲”を提案した

    当然これには吉田も「お前30超えて相撲習うヤツ聞いたことあんのか!?」と猛反発。その後の”梅田から堺までの押し出し”の討論も見応えあって大好き


    「最後で一言添えなあかん喧嘩ってなんやねん!」「赤信号の間気まずいやんけなんか!」「何個目かの赤信号で『あ、こいつ車道に押し出す気はないな』ってバレるわ!」「そんなん繰り返したら俺全然知らんとこ行くやないかい!!」等々……

    この短い討論で本来ボケであるはずの吉田が怒涛の正論ツッコミラッシュを見せてて、小杉のIQが下がってると確信が持てたんだ。直後に「熊でも飼えや!」と小杉が提案した瞬間、俺の確信は確定事項になってたと思う


    小杉が熊を提案して以降も討論は増々熱を帯びて、終盤では吉田が何か発する度に笑いが起こる異常事態を生んでた。IQが下がり切った小杉をビンタする流れもあまりに理不尽すぎて面白い

    漫才の締めで交わされた「いつも行ってる皮膚科の先生に相談する」「なんでもかんでも無理や!」ってオチが1本目と同じなのも清々しくて爽快だった



    1番好きなくだり

    小杉「熊でも飼えやほんなら!!」

    吉田「どういうことやねん……」

    小杉「小熊を飼うてくんねん、小熊と毎日喧嘩すんのや、小熊やったら頑張ったら勝てるやろ?毎日やっとったら小熊もデカなってお前も熊ぐらい強なっとるわい!!」

    吉田「お前人間以外の動物の成長の速さ見くびんなよ!?」

    小杉「何で怒られてんの?何で怒られてんの?」

    吉田「あいつら一日で思ったより成長しよんねん!」

    小杉「おう!」

    吉田「今日勝ったからいうて明日も勝てるとは限らへん!大体負ける時は"死ぬ時"やからな!?」

  • 142M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 21:04:18

    4位
    パンクブーブー(2009年2本目)「陶芸家」

    2009年M1王者&THE MANZAI二冠を達成してる正真正銘の一時代漫才王。そんな実力派コンビが”満票”獲得して優勝を決めたコント漫才がこれ
    「2009年は笑い飯がチンポジしたせいで優勝逃した」という意見をたまに目にするけど、俺から言わせればどんなネタをやってたとしても、この年はパンブーが取ってたように思う。それくらいこのネタは凄まじく面白くて、序盤から漫才が終わる4分間で繰り出されたボケの破壊力平均が高かったんだ

    まず漫才が始まって早々の「なんかハマってるモンある最近?」「まぁ小っちゃい頃はよく田んぼとか沼にハマってたんだけど……」「へぇ~」「上京してからは都会の罠にハマって……」「なんの話をしてるんでしょうかそれ」「消火器を買わされた話……」って息のあった言葉遊びっぽいやり取りが凄く俺に刺さった

    そこから陶芸家に弟子入りしようと試みるコント漫才に入り、以降のボケは印象的なモノが膨大に作られてた。1回頼んで断られた直後の「こんなに頼んでもダメですか……」「そんなに頼んでねいだろ」とか
    「お願いします僕なんでもやりますから!炊事洗濯スノボ掃除に肩もみスキューバなんでもやりますから!」「レジャーが混ざってる!」のやり取りとか

    「僕の目を見てください!」とか言いつつ口が開いてて喧嘩腰にしか見えないくだりとか「先生の作った皿がマジでツボなんです」「ややこしい!」のくだりとか
    「お前バカにしてんのか!?」「そのことは謝ります……」「いやしてんのかい!!」って会話する場面とか「僕は先生が『ウ"ゥ"ゥ"ゥ"ゥ"ゥ"ゥ"分"か"っ"た"よ"ぉ"お"ォ"ォ"ォ""…"…"弟子に"ィ"…"す"る"よ"ぉ"ぉ』というまで帰りません!」の場面等々……

    佐藤のボケに対する黒瀬のツッコミも絶妙なトーンと力加減で聴いてて心地良かった


    1番好きなくだり
    黒瀬「とにかく弟子は取らない!」
    佐藤「本当に取らないんスか?」
    黒瀬「ああ取らないね!!」
    佐藤「ホントは取れないんじゃないスか?」
    黒瀬「なんだとッ!?ヨシじゃあ弟子を取ってやろうじゃねえか!!"とはならない"ッ…!」

  • 143二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 21:16:52

    >>3

    中川家は長い方が面白いよなぁ

    「中川家の寄席」で楽しそうにやってる二人が好き

  • 144二次元好きの匿名さん23/12/25(月) 23:37:58

    3位
    NON STYLE(2009年1本目)「ヤンキー漫画」

    米粒みたいなシルエットの石田とナルシスト井上によるストリート系漫才コンビ。高速ハイテンポに膨大なボケ数の相乗効果で爆笑をかっさらう。若年層からの人気も納得の実力派だと思う。そんな2人が連覇を目指して敗者復活から上がった際に披露したネタがこれ

    そしてぶっちゃけ、本ランキングを作る為にM1見返すまでこのネタの存在を忘れてた。見返していやはやビックリ仰天。ノンスタが面白いなんて俺はとっくの昔に知ってるんだけど、M1でここまで俺に刺さる漫才してたんだなぁ……と

    流れとしては序盤で井上が「ヤンキー漫画で相手を倒した時に『俺に勝とうなんか……100年早いんだよ』これ言いたいねん」と切り出してコント漫才へ入るオーソドックスなモノ
    なんだけど、コントへ入るまで&入ってからの理科室の水道みたいな石田のボケ1個1個が俺の好み過ぎたんだ

    井上を無視してどうしてもカサブタの話をしたがるくだりとか「じゃあ俺"ヤンキーのボス"な」「じゃあ俺"ファンキーなブス"な」ってやり取りの後にステージを暴れまわる石田
    井上に頼まれた直後の「コートーワーラーヌッ」「スッとやれや!」のやり取りとか、石田の繰り出す傍若無人なボケと井上の強烈なツッコミが共鳴し合ってて、この漫才はなんかもう本当に色々強烈。声出して笑うほど刺さるボケが多すぎる

    特に印象的なのが中盤のヤンキー役井上に手下がボコられた報告をするくだり
    「井上さん大変です!西校の奴等に、うちの学校の”ズ・グンバペペ”がやられてしまいました」「誰やそいつ!?そんな国際交流持ってない……日本でいこ」「日本がやられてしまいました」「戦争みたいになるやろ!」って、ここの流れるように自然なボケの畳み掛け上手すぎてビビった

    この後にもトオルのくだりとか赤ちゃん本舗のくだりとか、一輪車で決闘地へ向かうシチュとか無心で笑える小ボケが途切れることなく入り乱れて、その連鎖が途切れたかと思ったら「そこはエンジン音や!」「🐒」「それ猿人類やオイ……」って大ボケがすぐさま入って来たのも圧巻

  • 145M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/25(月) 23:38:56

    >>144の続き


    倉庫に辿り着いてからも石田ボケの勢いは衰えなかった。タイピングで喧嘩売る場面とか、バースデーケーキを切り分ける場面とか、ボコボコにされたトオルへ追い打ちする場面とか


    後半に猿人類、KSBT、ファンキーなブスが縦続きに再登場してくるのもゲラゲラ笑えたし、それが終わってからも「俺に勝とうなんざ……100年早いんだよ。被ってんねん!」と最高のくだりがあって、最後までボケタップリ詰め込まれててしかもそれが殆ど美味しい。トッポのような1本だった



    1番好きなくだり

    井上「こっからや!熱い戦いの始まりや!」

    石田「続きはWEBで」

    井上「今からやんねん!!こっからが大事なところ!もう最後の決め台詞や。ここまで来たら……」

    石田「猿人類か!」

    井上「喋ってるやろ!!」

  • 146二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 05:11:53

    ほしゅ

  • 147M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:09:02

    2位
    ミルクボーイ(2019年1本目)「コーンフレーク」

    角刈り内海×マッチョマン駒場による2019年大会王者。歴代最強王者。令和元年覇者。M1史上最高得点記録保持者。ナニワスパイラル等々……
    ネット上では色んな異名と共に話題が上がるのを沢山見てきた。それもそのはず。1つの題材に対して肯定と否定を繰り返す”リターン漫才”を生み出して磨いて世に放った功績は本当に凄まじいから (あのネタフォーマット万能すぎる)
    M1好きなら知らない人はいないであろう二人。そんな二人が初めて地上波で披露した伝説のネタがこれ

    もう本当に衝撃でした。俺はこの漫才をリアルタイムでテレビで見てた。初見でベルマークいただく流れを見てた時点では(このコンビあんま面白くなそうだな~)って考えてたし、見た目もコンビ名も地味だったから(笑えれば良いな~)ってスマホ弄りながら耳傾けてたんだ

    そんな中、聴いてて(おっ、この2人面白いかも)と初めて期待を持てた場面が「お母んが言うには、死ぬ前の最後のご飯もそれで良いって言うねんな」「おー……ほなコーンフレークと違うかぁ。人生の最後がコーンフレークでええ訳ないもんね。コーンフレークはね、まだ寿命に余裕があるから食べてられんのよ!」って流れるような内海のM1初ツッコミ

    再度見返して気付いたけど、会場が初めて湧いてたのも同じ場面だった。ここで観客と審査員の心を掴んで以降の展開はもう皆ご存知の通り
    尻上がりに大歓声と拍手喝采の大盛り上がり。今まで無名だったコンビがM1史上最高得点681点をたたき出すとんでもない事をやってのけた

    もう自分の言葉で書くの煩わしいし、この面白さはとても言語化できないから特に印象深かったやり取りを挙げる↓

  • 148M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:09:58

    >>147の続き


    「なんであんなに、栄養バランスの五角形デカいんか分からんらしい」「コーンフレークやないかい!パッケージに描いてる五角形むちゃくちゃデカいんやからアレ!でも俺はね、あれは自分の得意な項目だけで勝負してるからやと睨んでんのよ!」


    「晩御飯で出てきても全然良いって」「ほなコーンフレークちゃうやないかい!晩飯でコーンフレーク出てきたらちゃぶ台ひっくり返すもんね。コーンフレークはね、まだ朝の寝ぼけてる時やから食べてられんねん」

    「お坊さんが、修行の時も食べてるって」「ほなコーンフレークちゃうやないかい!精進料理に片仮名のメニューなんて出ぇへんのよ。コーンフレークはね、”朝から楽して腹を満たしたい”という煩悩の塊やねん!」


    「食べてる時、誰に感謝したらええか分からん」「コーンフレークやないかい!コーンフレークは生産者さんの顔が浮かばへんのよ!な?浮かんでくるのは腕組んでるトラの顔だけ!!」

    「でもお母んが言うには、コーンフレークではないって」「ほなコーンフレークちゃうやないかい!」


    ……本ランキングを作るに当たってM1ネタを全部見たんだけど、会場内で最も笑いが起きてたのはミルクボーイのコーンフレークだったように思う

    この漫才中の2人は「ゾーン入ってる?」ってくらい間もテンポも声のトーンも終始完璧で、いつ見返しても凄まじいモノを感じる。アナザーストーリーでかまいたちが放った言葉を借りると、まさに「笑いの神が降りてた」瞬間だった



    1番好きなくだり

    駒場「パフェとかの、かさ増しに使われてるらしい」

    内海「コーンフレークやないか!アレ法律スレスレぐらい入っとんやから、な?店側がもう一段増やそう思うんなら、俺は動くよ」

  • 149M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:23:20

    1位
    かまいたち(2019年2本目)「自慢」

    ”憑依する漫才”を披露する凸凹実力派コンビがラストイヤーで出してくれた圧巻の2本目。”俺の中では”これが現時点でM1史上一番面白い漫才だった
    初見で見た際は声出せなくなるほど爆笑したネタであり、思い入れも強い。この年以外なら優勝できたろうになぁ……でもラストイヤーかまいたちが優勝できない所も含めて2019年M1はドラマだからこれで良かったのかもしれないね

    ネタの流れは「人に自慢できることある?」と問いかける濱家に「ぼくトトロ1回も見た事ない」と山内が語り出し、それが凄いか凄くないかを2人で討論するというシンプルで分かりやすい形
    ”トトロ見た事無い”なんて普通に考えたら自慢でも何でもないのに「宝くじが当たった」みたいなテンションで口開く山内がまぁジワジワ来る面白さで、何も反応してない観客へ向けて「まぁまぁ落ち着いて……」ってなだめる序盤が既にツボ

    そんなイカレサイコボケに対し、ちゃんと視聴者が抱くであろう感情を絶妙な間で代弁してくれる濱家がまた上手くて、この2人の間で印象的な会話が数多く生まれてた
    「皆1回はトトロ見てんねん。でも俺はレンタルしたこともないし、あの何回も繰り返されてる再放送の網も、全部すり抜けて、生まれてから37年間1回も見てない!」とドヤ顔で語り切った後客を宥める山内への「いや湧いてへんねん!」とか

    「37年間1回も見てない?お前39やないかい!」とか、手品は自慢だと持論展開する濱家に対して「手品が上手い人なんて他にもいっぱいおるし、今からでも皆が頑張ったらお前に追いつく可能性あるやん?ほなもうオンリーワンちゃうやん」ってこの世の残酷な核心を突くかのように語る山内も笑えた

  • 150M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:23:53

    >>149の続き


    そこからの「俺の”トトロ見たことない”は、もう今からじゃどうにもならへん」「もうねっ見ちゃってんのよ。皆が頑張ってこれから”トトロ見んとこ…!”ってしても、意味がない訳。だって…見ちゃってんのよ」「いやだから皆が俺の自慢に追いつく方法がもうないやろ?いや追いつける?じゃあ追いついてみてよ。追いついてみて。追いつかれへんやん。なんで追いつかれへんの?教えたろか?俺が時間っていう壁に守られちゃってるから」等々……


    迫真に怒涛の勢いで目をキマらせながらトトロ見た人間を煽る姿が凄く滑稽で、山内の個性フルスロットル全開!って感じがたまらなかった (山内が目見開いてる際に顔をドアップで映したカメラマンもグッジョブ)


    以降も後出しジャンケンで「負けてるやん」となる場面とか「お前の自慢は道具に頼ってんねん。自慢する時トランプいるやんコインいるやんモノがいるやん。その点その点、俺の”トトロ見たことない”は……トトロすら要らんのよ」で濱家が怯えるくだりとか


    島根出身で関西弁解放するくだりとか、”タイタニック見た事ない”は何故か自慢判定しないくだりとか、息継ぎのタイミングがメチャクチャで死にかけるくだり等々……山内のキャラが輝く強烈なボケがずッッと続いてて、観客の爆笑も爆発してた


    そして俺がさらに衝撃を受けたのが客にオチを委ねる最後の流れ

    ここで観客が誰一人手をあげない(トトロ見てない人いない)パターンだった場合、山内のマウントで終わる別のオチが用意されてたらしいんだ。その発想力もさることながら、M1最終決戦でマルチオチパターンを作る度胸、それをラストイヤー最終漫才で披露する覚悟に胸を打たれた

    漫才の面白さ上手さ共に、俺の中ではこの瞬間のかまいたちが一番でした



    一番好きなくだり

    山内「だからね、もう私とあなた方とは立場も違うんです……」

    濱家「その小馬鹿にした感じ辞めろお前!」

    山内「見てないってことは、これから見ることもできるし見ないこともできる」

    濱家「だからなんや」

    山内「私にだけ”選ぶ権利”が与えられる……!」

    濱家「宗教っぽいのよ!」

  • 151M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:28:45

    ……以上。個人的M1歴代面白さランキングBEST100でした。このランキングを作ってる際は凄く楽しくて「この漫才こんなに面白かったんだ」「やっぱりこのコンビ上手いなぁ…」と感じる場面が沢山あった。自分のM1メモとして書き殴った自己満足なモノだから解説感想は非常に読みにくかったと思うんだけど……

    このスレを見てくれた人、保守してくれた人、コメントくれた人ありがとうございました。後ほど今年のM1の敗者復活&本戦の感想も軽く語ってこのスレは終わります

  • 152二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 12:31:19

    >>151

    沢山書いてお疲れ様でした

    自分もM1が好きだから読んでて凄く楽しかったよ

    またアマプラとかで見てみようかな

  • 153二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 12:36:19

    完全に人の好みだから言ってもしょうがないけど「これトップ100にも入ってないんか!?」てのいくつかあるな
    ジャルジャルの国名分けっことか最後まで出てこなくてアレ?俺見落としてる?ってなった

  • 154M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:52:45

    >>152

    嬉しい。是非見て貰えると嬉しい


    >>153

    ごめん完全に俺の好みで……好きなネタが入ってない人には本当に申し訳ない

    本当に全ネタを複数回見た上でこのランキングは作ったんだけど、入ってない理由はただ単純に”俺にはハマらなかった”だけなんだ。今回ランキングに入らなかった王者ネタ&有名ネタ&ネット上一部で人気のネタは以下の通り


    「ますだおかだ(2002年2本目)」「ポイズンガールバンド1本目(2004年)」「チュートリアル(2005年1本目))」「チュートリアル(2006年1本目))」「ハリセンボン(2007年)」「U字工事(2008年)」「笑い飯(2010年1本目)」

    「トレンディエンジェル(2015年1本目)」「トレンディエンジェル(2015年2本目)」「銀シャリ(2016年1本目)」「銀シャリ(2016年2本目)」「和牛(2016年1本目)」「和牛(2016年2本目)」


    「とろサーモン(2017年1本目)」「ジャルジャル(2017年)」「ジャルジャル(2018年1本目)」「ジャルジャル(2018年2本目)」「トム・ブラウン(2018年)」「和牛(2019年)」「マヂカルラブリー(2020年2本目)」

    「ゆにばーす(2021年)」「真空ジェシカ(2022)」「男性ブランコ(2022)」「ヨネダ2000(2022)」

  • 155二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 12:56:02

    オーケーM1博士、紹介されてるネタをお手軽に観る方法教えて

  • 156M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 12:58:37

    >>155

    やっぱりアマプラ加入が一番鉄板だと思う。アナザーストーリーも2015年以降の敗者復活戦も見れるし


    あと2010年以前の有名ネタ一部はニコニコに上がってるからそこから見る方法もある。ただ著作権対策で画質が悪いし荒らしコメント湧いてるのもあったから推奨はしない

  • 157二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 13:06:03

    >>156

    ありがとうM1博士

    アマプラで見れるの知らなかったから本当に助かる

  • 158M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 13:10:37

    >>157

    👍👍

    今年のM1配信はまだされてないからそっち見たい場合はTVerで(以下リンクから)見てね


    https://tver.jp/episodes/epuuahd4b1

  • 159二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 15:19:14

    >>155

    因みにネトフリでも決勝戦はみれるはず。敗者復活とか細かいところまで保管出来ているかとかは知らん。

  • 160二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 15:56:53

    高級フレンチよりつり革は上に来るものだっていう固定観念があった

  • 161二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 16:13:30

    >>160

    マジラブは初見殺し感がどうしても強いしジャルジャル以上に好み別れるもんだと思う

    俺もつり革はクスリとも笑えなかったし

  • 162M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 17:14:57

    ランキングまとめ(1~20位)

    1位(2019年2本目)かまいたち「自慢」
    2位(2019年1本目)ミルクボーイ「コーンフレーク」
    3位(2009年1本目)NON STYLE「ヤンキー漫画」
    4位(2009年2本目)パンクブーブー「陶芸家」
    5位(2005年2本目)ブラックマヨネーズ「格闘技」
    6位(2005年1本目)ブラックマヨネーズ「ボウリング」
    7位(2003年1本目)フットボールアワー「結婚記者会見」
    8位(2003年2本目)アンタッチャブル「親友との合格発表」
    9位(2019年2本目)ぺこぱ「お年寄り」
    10位(2008年1本目)オードリー「引っ越し」
    11位(2005年2本目)笑い飯「ハッピーバースデー」
    12位(2003年1本目)笑い飯「奈良県立歴史民俗博物館」
    13位(2017年1本目)和牛「ウェディングプランナー」
    14位(2018年2本目)霜降り明星「小さい頃」
    15位(2018年1本目)霜降り明星「豪華客船」
    16位(2006年2本目)チュートリアル「チリンチリン」
    17位(2021年1本目)オズワルド「友達」
    18位(2022年1本目)さや香「免許返納」
    19位(2021年1本目)錦鯉「合コン」
    20位(2022年2本目)ウエストランド「あるなしクイズ2」

  • 163M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 17:21:11

    21~40位

    21位(2007年2本目)サンドウィッチマン「出前が遅い時」
    22位(2019年1本目)かまいたち「UFJ」
    23位(2019年2本目)ミルクボーイ「もなか」
    24位(2019年1本目)ぺこぱ「タクシー運転手」
    25位(2021年1本目)インディアンス「怖い動画」
    26位(2008年2本目)NON STYLE「ホラー映画」
    27位(2008年1本目)NON STYLE「川で少年が溺れている」
    28位(2010年1本目)パンクブーブー「万引き」
    29位(2004年1本目)アンタッチャブル「娘さんを僕にください」
    30位(2004年2本目)アンタッチャブル「息子の万引き」
    31位(2017年2本目)とろサーモン「石焼き芋」
    32位(2010年2本目)スリムクラブ「お葬式」
    33位(2015年)和牛「結婚式を抜け出すヒロイン」
    34位(2004年2本目)南海キャンディーズ「アピール」
    35位(2020年1本目)見取り図「マネージャー」
    36位(2020年1本目)おいでやすこが「カラオケ」
    37位(2021年2本目)インディアンス「理想のスケジュール」
    38位(2018年2本目)和牛「オレオレ詐欺」
    39位(2017年2本目)ミキ「スターウォーズ」
    40位(2015年1本目)銀シャリ「料理のさしすせそ」

  • 164M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 17:29:22

    41~60位

    41位(2015年)スーパーマラドーナ「落武者の霊」
    42位(2009年1本目)パンクブーブー「お隣さん」
    43位(2005年1本目)麒麟「野球」
    44位(2016年1本目)スーパーマラドーナ「エレベーター」
    45位(2022年1本目)ロングコートダディ「マラソン世界大会」
    46位(2021年)もも「欲しいもの」
    47位(2010年)ナイツ「2010年」
    48位(2003年1本目)アンタッチャブル「ファストフードの店員」
    49位(2001年)麒麟「漫才を小説風に」
    50位(2002年)テツandトモ「なんでだろう」
    51位(2007年1本目)サンドウィッチマン「街頭アンケート」
    52位(2003年2本目)笑い飯「特別授業」
    53位(2004年)タカアンドトシ「街で気付かれたい」
    54位(2015年1本目)ジャルジャル「独特な表現」
    55位(2021年2本目)錦鯉「猿を捕まえたい」
    56位(2021年)真空ジェシカ「一日市長」
    57位(2019年)オズワルド「先輩付き合い」
    58位(2018年)ミキ「ジャニーズへの履歴書」
    59位(2010年1本目)スリムクラブ「勘違い」
    60位(2009年1本目)笑い飯「鳥人」

  • 165M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 17:33:24

    61~80位

    61位(2007年1本目)キングコング「洋服屋の店員」
    62位(2004年1本目)麒麟「癒しの催眠療法」
    63位(2017年2本目)和牛「仲居さん」
    64位(2009年2本目)NON STYLE「時代劇」
    65位(2009年)ハライチ「ペット」
    66位(2008年2本目)ナイツ「SMAP」
    67位(2017年1本目)ミキ「漢字が分からない」
    68位(2017年)スーパーマラドーナ「コンパ」
    69位(2007年2本目)トータルテンボス「旅行代理店」
    70位(2007年1本目)トータルテンボス「ホテルのフロントマン」
    71位(2018年)かまいたち「ポイントカード」
    72位(2019年)見取り図「褒め合い」
    73位(2021年)ハライチ「やりたい事」
    74位(2022年2本目)さや香「男女の友情」
    75位(2020年1本目)マヂカルラブリー「フレンチ」
    76位(2001年)アメリカザリガニ「ドライブスルー」
    77位(2017年)かまいたち「怖い話」
    78位(2016年)カミナリ「川柳」
    79位(2017年)さや香「うたのおにいさん」
    80位(2019年)すゑひろがりず「合コン」

  • 166M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 17:38:11

    81~100位

    81位(2008年1本目)ナイツ「宮崎駿」
    82位(2008年2本目)オードリー「選挙演説」
    83位(2010年1本目)笑い飯「サンタウロス」
    84位(2022年1本目)ウエストランド「あるなしクイズ」
    85位(2020年)インディアンス「昔悪かった」
    86位(2015年)タイムマシーン3号「ありとあらゆるものを太らせる力」
    87位(2006年2本目)麒麟「探検隊のリーダー」
    88位(2002年1本目)ますだおかだ「整形」
    89位(2003年2本目)フットボールアワー「SMタクシー」
    90位(2020年)錦鯉「パチスロ」
    91位(2002年)ダイノジ「結婚」
    92位(2010年)ハライチ「刑事」
    93位(2010年)ジャルジャル「コンビニ店員」
    94位(2015年)メイプル超合金「犬を飼いたい」
    95位(2009年)ナイツ「自己紹介」
    96位(2004年2本目)麒麟「24時間テレビの100kmマラソン」
    97位(2004年1本目)南海キャンディーズ「お医者さん」
    98位(2001年2本目)中川家「腹立つ事&遅刻した時」
    99位(2001年2本目)ハリガネロック「学校の先生&童話」
    100位(2001年1本目)中川家「駆込乗車&水難事故」

  • 167二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 18:43:08

    お疲れ様でした
    一応聞いておくけど、今年のM-1のネタの中で、このランキングに入りそうなネタとかあったら教えて欲しい

  • 168二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 18:48:08

    お疲れ様でした
    個人的にスレ主の好きな芸人は聞いてみたい

  • 169二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 19:16:05

    お疲れさまでした
    やっぱり人によって好みって違うんだなあ

  • 170二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 19:31:08

    俺がやったら笑い飯だらけになる
    ゆにばーす個人的に結構好きなんだよなぁ
    特に男女の友情は漫才らしくてよかった

    入ってなくて残念

  • 171二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 19:55:18

    なんとなくだけど1は漫才の構成が上手くちゃんとストーリーがあってボケの頻度が高いネタが好みっぽいね

  • 172二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 20:14:56

    >>171

    仮にそうだとしたら今年はヤーレンズ辺りが刺さったか?

  • 173二次元好きの匿名さん23/12/26(火) 20:28:27

    ミルクボーイのネタフォーマットは万能なんだけど匙加減が難しいんだよな。
    そこらへんナイツ塙も審査の時に「考えたことあるけど上手く出来ないと思った漫才。ほぼ100点満点に近い99点。」って言ってたぐらいには上手くやるのが難しい漫才。
    似た感じでスベったのが今回出てきたのを見ると地上波1発目の漫才でアレを出せたミルクボーイの技量が凄いわ。

  • 174M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 22:35:19

    >>167

    令和ロマン×2、ヤ―レンズ×2、さや香1本目、マユリカが俺には刺さった。順位は分からないけどもう一度ランキング作るなら確実に入ると思う。他の組はその……申し訳ない


    >>168

    1番好きな芸人は陣内智則。次いで中山きんにくん。コンビだとナイツ、オズワルド、かまいたち、オードリー、ノンスタ。M1だけに限ればブラマヨが一番面白くて好き


    >>171

    ボケが多い方が好きなのは間違いない。あと7位の感想でも上げたけど「間とテンポと声のトーン」←俺はこれらが漫才で一番重要な要素だと思ってて評価する上でこれを重視してる。ストーリー性はあると嬉しいけどオプションみたいなモン



    >>173

    全面同意

  • 175M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/26(火) 22:41:53

    M1好きな人にどうしても見て欲しい、俺が大好きな動画もここで紹介する

    暇な人は是非見て欲しい↓


    ①M1歴代優勝者×前前前世MAD

    ②M1歴代王者の出囃子まとめ

    ③M1歴代敗者復活組の出囃子まとめ

  • 176二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 00:18:36

    このランキング入ってないけど去年の男性ブランコ好き

  • 177M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/27(水) 09:59:58

    以下2023年M1の感想です(※全て主観的な意見であり芸人を攻撃する意図はない)


    今回のM1は敗者復活戦のルールが変わっててそれらの組が物凄く面白くて、参加人数も史上最多であったことから期待値がかなり高かった (本戦参加組がくらげ以外全て決勝&敗者復活で見た事ある芸人なのも大きい)


    ただ終わった今振り返ると「期待外れだったなぁ……」という印象がどうしても”個人的には"強く残ってしまった。面白い組は間違いなくいたんだけど期待値を超えた芸人は僅かというか……

    前半に優勝候補が出尽くして後半組がそれらを超えられなかったのも残念に思う。ただ平場の面白さは歴代トップクラスだったからここから売れる芸人が増える事を願うばかり


    さらに個人的な感想は以下スレで匿名で出してるので暇な方は是非

    M-1グランプリ 2023 反省会スレ|あにまん掲示板無かったのでbbs.animanch.com
    M-1グランプリ 2023 反省会スレ2|あにまん掲示板チャンピオン登場bbs.animanch.com
  • 178M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/27(水) 10:01:16

    1組目・令和ロマン「疑問」
    去年の敗者復活にてドラえもんコントで爆笑をかっさらい、2位まで駆け抜けた結成5年目の超エリート
    M1ネタを全て見返した直後だから言えるけど、間違いなく歴代トップバッターで1番刺さるネタだった。誰かがやってそうでやってないネタというか(俺は見た事ない)、ネタの題材がまず面白い

    そしてハッスルするくるまを宥めるケムリのツッコミトーンが物凄くハマってた。会場を徐々に引き込んで空気を変えたのもアッパレだし、平場でも爆笑を取って今後間違いなく売れると思う。今回期待を超えた数少ないコンビ。ただ寿司ざんまいと女将さんでケムリをいじるくだりはかなり退屈で、この時間はさらなるボケに使って欲しかった


    2組目・シシガシラ「言ってはいけない言葉」
    今年の敗者復活で初めて知ったコンビ。その際に披露した「序盤のツッコミで印象を深めて以降表情で魅せる」漫才が発明レベルで面白くて、アンジャッシュ的なすれ違い様も最高で俺は優勝候補だと思ってた
    それだけにネタの形式を変えて典型的なハゲいじりで終わってしまったのが心底残念に思う。昨今ポリ.コレ意識が高い現代への風刺も感じ取れて会場も受けてたけど、俺には終始全くハマらなかった

    オンラインサロン司会者みたいな見た目のツッコミは無言の方が面白いんじゃないかなぁ……。ゴールデンタイムでハイトーンで「うんち!」を聞かされたのも個人的には大きなマイナスポイント。結果論だけどこれなら同じくシステム漫才のヘンダーソンを見たかったのが本音

  • 179M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/27(水) 10:19:23

    3組目・さや香「ホストファミリー」
    今年の優勝候補筆頭だった浪速の熱血コンビ。二人の話芸の上手さを感じたし”留学生エンゾ(53)”も架空キャラとしてはかなり面白い。終盤でツッコミの新山が石井をかき乱す様も去年を彷彿させて面白い漫才だったと思う
    ただ”俺の期待は超えてなかった”。M1開始前に「今年のさや香はヤバい」噂を数多く耳にしてきただけに、去年の免許返納を超えるネタが見れるとワクワクしてたんだけど、題材が少し分かりずらくてツッコミの間も速かった

    あと新山のツッコミの語彙が去年より下がってるように感じて(エグい連呼が顕著) 中盤で石井が振り切れるくだりも「うるさい」って感情が勝ってしまったんだよね。オチのライト兄弟は上手いと感じたし、この時点で1位通過は納得できたけど、俺の中で令和ロマンは超えてなかった(松ちゃんのコメントと全く同じ)


    4組目・カベポスター「おまじない」
    昨年トップバッターでABC大会も制覇してる実力派コンビ。俺の期待値も高かったんだけど残念ながら、終わった後印象に残らないネタだった。飄々としたボケもツッコミのトーンも凄く俺好みではあったんだけど……漫才終わりに富澤と大吉が放った「説明トークの長さの割には最初のボケが弱い」ってコメントが全てだと思う

    「ズッゼリ」とか音楽教師を畳みかけていじる後半は凄く楽しめたんだけど、ボケの破壊力が物足りなかったんだよね。昨年の大声大会は早い段階でボケの畳みかけ来てたから個人的にはそっちの方が好きだった。最後の「ドロrドロ」って噛みに関してはノーコメント

  • 180二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 11:37:44

    「M-1を見て芸人になったM-1オタク」がM-1の攻略法をきっちり練りあげてその通り実行して優勝した初めてのケースだと思う
    ジャンル違うけどサスケ君が出てきた時の衝撃に近い印象がある

  • 181二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 11:48:25

    シシガシラは「ダンビラとモグライダーが歌ネタをやるのは何となく知ってて、歌ネタが3つなのはちょっと多いかなと思ったのと、敗者復活の身分で被せに行くのはおこがましいかなと思って変えた」っていう理論と人間性は好きなんだけどでもやっぱあれが見たかったなぁってなっちゃうな
    それぐらい敗者復活のネタが面白かった

  • 182M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/27(水) 14:41:41

    5組目・マユリカ「倦怠期」
    俺がこの二人を初めて知ったのは2021年の敗者復活戦。あの時のネタ「ドライブデート」で見せてくれた中谷の特徴的なツッコミと阪本の異質なボケが凄く印象に残ってて、今回も何気に期待してるコンビだった
    そしてこの二人は見事俺の”期待通り”の漫才を見せてくれた。阪本がヤバい友人紹介するくだりとか「星が綺麗なんですけど」とか「ずっきんずっきんプッチン不倫でスッポンピーン」って印象的なボケが数多く入ってて

    その度に見せる中谷のツッコミも俺に刺さった。今回決勝に残った10組の中で一番オチが面白くて盛り上がったのはこの組だと思ってる。平場もキモダチを活用して超面白かったし今後売れて欲しい。欲を言えば阪本を責め立ててからの「……正気ィ?」はもっと間を空けて欲しかった


    6組目・ヤーレンズ「大家さん」
    この組も令和ロマンと同じく、去年の敗者復活で初めて知ったコンビ。これ言ったら批判されそうだけど俺は去年の”ラーメン屋”を見た時点で只者ではない雰囲気を感じ取っていた(敗者復活票もヤーレンズに入れた)
    それだけに今回凄く期待を持ってた二人。その期待を完璧に二人は超えてくれた。ここに書ききれない程印象的なボケが多すぎる。ボケ楢原のキャラがとにかく終始強烈で、審査員も言ってるように終始ずっと楽しい漫才だった

    スタイルとしては「インディアンスと似てるな」と感じたんだけど、出井はツッコミまでの間と抑えめな声のトーンが俺の好み過ぎて、たまに楢原とボケるのがまた面白かった。俺が一番好きなボケは「しゃがんで立つ!」
    少し気になったのがゴスペラーズのくだりで客の笑いが減ってたのと(恐らく客が知らないから通じてない) オチ前+オチの終盤がやや弱いなって感じた点。それでもファーストラウンドでは一番面白いコンビだった。願わくば来年も見たい

  • 183二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 15:07:34

    ゴスペラーズの部分のボケはコント漫才にありがちな間を埋めるボケだからさほど笑いの大きさは度外視してるんじゃないかなと思う
    そこでも笑えるボケ欲しいって言う意見は分かる

  • 184M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/27(水) 15:14:28

    7組目・真空ジェシカ「映画館」
    3大会連続出場を果たした実力派コンビ。いつものように川北がボケ、それにガクがツッコむ大喜利漫才は非常に分かりやすく、ネット民からの受け良さそうだなって今年も見てて思った
    「Z務所」からのただの税務署だった場面とか「君たちをどう殺すか」「クローン澤明」とか映画泥棒が勝つくだりとかゲラゲラ笑えて面白かった。ただ今年の真空ジェシカ敗退は妥当だと俺は思った(ファンの人ごめん)

    ボケの数の割に俺のハマったモノが今回は少なくて、序盤のB画館を説明する川北のくだりもややくどいと思ってしまったんだ。この組もさや香同様期待が大きかっただけに、その期待を超えられなかった印象
    何回もM1出ると飽きられて優勝できないジンクスがあるけど、来年以降の二人がどんな漫才をするのか引き続き期待したい


    8組目・ダンビラムーチョ「カラオケボックス」
    去年の敗者復活で知ったコンビ。そして今年のM1で恐らく最もネット民からの期待落差が大きかった二人なんじゃないかと思う。というのも去年の敗者復活で披露した「生きとし生ける者へ」がとてつもないインパクトで、5chでは今年のランジャタイ枠なんて呼ばれてたりしてたんだ
    実際去年のネタはゲラゲラ笑えて最高だったんだけど、今年は厳しかったね。審査員観客視聴者大半が思ったことだろうけど「最初の天体観測がとにかく長い」

    ボケの数をとにかく増やせば1つのボケが滑ってもすぐ次移せて、全体的に面白い構成にできてたと思うんだけど(ヤーレンズとかまさにそれ) ダンビラは歌ネタ1本勝負でその歌ネタも1曲で絞ってしまったのが致命傷(ネクストデイの本人曰く長いのが面白いらしいんだけど……俺含めた審査員にはそれがハマらなかった様子)

    あとボケの長さに対してツッコミが弱いのも気になった点。アイドルのくだりは観客湧いてたし、終盤の玉置浩二モードも俺は面白いと思った。それだけに歌の数を増やせばもっと良い点は取れたんじゃないかと勿体ない印象を受けた

  • 185M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/27(水) 17:39:24

    9組目・くらげ「思い出せないもの」
    今年のM1ファイナリストで唯一(敗者復活組除き)全く知らなかったコンビ。見た目もコンビ名も極めて地味で、第一印象は「つまんなそう」だった。でも初見で特徴の薄いミルクボーイって前例がある故、一定の期待は持ってたんだ
    しかしこのネタは個人的に"全く"ハマらなかった。「なんだったか思い出せない~」「俺がどんな気持ちで〇〇言ったと思ってんだよ」等、ミルクボーイを彷彿させる言葉選びが随所で見られて、実際終了後に松ちゃんもそれを指摘してた

    しかしくらげのネタは内海のツッコミ後に客の同感を誘うキレキレのあるあるトークが存在せず、商品名固有名詞を淡々と羅列する単調なモノだったんだ。途中で噛む場面もあったしボケの人の棒読みも悪い意味で印象的
    何故口紅のブランド名なんて知ってる方が少数派のネタをチョイスしたのか、見た目おっさんが女の子の流行りに詳しいってネタだったのか(だとしても俺にはハマらず) 会場でも拍手笑いが一回も起こらず、去年のダイヤモンド枠になっていた。ダイヤモンドはここで笑わせたいんだろうなってところが明確にあったけどこのネタは最後まで分からなかった(ファンの人ごめん)


    10組目・モグライダー「空に太陽がある限り」
    2021年M1でトップバッターを務めた2人。ファイナリスト経験者&売れっ子ということで2人にも強い期待を持ってたんだけど、残念ながら俺の期待を超えることはできなかった。まず歌ネタの原曲チョイスが古い。サビを聞くまで思い出せなかった(これに関しては俺の教養不足だけど)
    もう少し分かりやすい原曲にして欲しかったってのと、歌ネタの宿命でどうしても笑いの無い場面が連鎖するのが寂しかった。ボケラッシュのヤ―レンズを直前で見てたから余計にボケとボケの間が長く退屈に感じたんだ

    それ故に、ともしげが同じやらかしを天丼するくだりも「違うボケ見せてくれよ…」と思ったし、最後の最後で出たボケがU字工事のギャグというのもガッカリ感が凄かった(ファンの人ごめん)
    そして何より強く感じたのが「この2人こそトップバッターが良かった」という想い。歌ネタはやっぱり序盤に来て欲しいなって思う。たらればだけどモグライダーと令和ロマンの順番が逆だったら間違いなく後者は660点は行ってたから

  • 186二次元好きの匿名さん23/12/27(水) 18:56:30

    ランキング見返すと♥️の数で人気分かるの面白いな

  • 187M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/28(木) 00:05:18

    最終決戦1組目・令和ロマン「ドラマ」
    ……もう最高に面白かった。ファーストラウンド終盤の空気を掴みで一気に自分のモノにして、緊張とか一切感じさせずあんな高クオリティのコント漫才できるの凄すぎる
    特に眼鏡のくるまは動き多い長々としたボケを、受ける保証のないあの場でやる度胸が凄い。ケムリのツッコミも間がハイレベルで表情が素晴らしかった。お前ら本当に結成5年目かよ

    「クッキーに未来はない!」と拍手が広がらない場面が何度も見返すほど好きなボケ。でもそれ以上に「トヨタにこんな人いません」からの「吉本にはこういう人がいます……」が目茶苦茶ドツボハマった大好きなくだり。今年のM1のキャチコピー「爆笑が爆発する」を一番体現したのはこのネタだったと思う


    最終決戦2組目・ヤ―レンズ「ラーメン屋」
    去年の敗者復活戦で披露したネタ。俺が初めて見た2人の漫才だから愛着も強く、でも初見のネタを楽しみにしてたから残念という複雑な想いで見てた。けど去年以上にネタ内容はブラッシュアップされてて、楢原のボケラッシュは相も変わらず最高だった

    審査員も触れてたけど、楢原は場の空気を一変させる存在という意味で令和ロマン髙比良と似てるよね。最後まで飽きさせない構成で出井のツッコミも非常に上手くて、何よりベンジャミンバトンにかけて「ようこそ、麺ジャミンバトンへ」「それは最初に言うんだよ」ってオチは今年1番綺麗だった
    お洒落で品が良くて、それでいて沢山笑える、2人の実力を痛感できる1本に仕上がってて感動すら覚えた。俺が一番笑ったくだりはお釣りを過払い金と呼ぶ場面

  • 188M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/28(木) 00:14:51

    最終決戦3組目・さや香「見せ算」
    先述したダンビラムーチョの感想で「今年のM1で恐らく最もネット民からの期待落差が大きかった二人」と述べたんだけど、ごめん撤回する
    このネタの存在を忘れてた多分間違いなくこのネタが”それ”だったと思う。ネタ内容に関してはノーコメント (最後の山田邦子の「全然良くなかった」に俺は爆笑した)

    たださや香が”心からやりたいネタ”だったというのなら「それが出来て良かったね」と俺は思う。芸人の好きなことを最高の場でできるって素敵なことじゃないか
    さや香がやったことは甲子園で全球ストレートで炎上しながらも完投した投手と同じなんじゃないかと俺は解釈してる。来年以降の2人がどんなネタをするのか引き続き期待したい

    ちなみに2大会連続でファーストラウンド1位通過したのは笑い飯とさや香だけであり、2大会連続1位通過で優勝できなかったのはさや香のみという珍記録を達成した模様

  • 189二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 00:31:11

    クッキーに未来はない!
    そんなことないよ!
    美味しくない!
    お前のせいだよ!

    ブラック企業ってやった後にこれやるの本当に好き

  • 190二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 00:39:33

    ネクストデイの本人曰く見せ算は受ける気マンマンだったのが悲しい
    笑いの好みは人それぞれだろうけどあの瞬間日本で受けてた人は少数派なのが……

  • 191M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/28(木) 10:50:49

    以下今年の敗者復活戦の感想です(書ききる前にスレ落ちたらごめん)

    ①華山「浴衣デート」
    結成12年目で今年初めて知ったコンビ。ボケのメガネの方の声が非常にハイトーンで、ファンの人には申し訳ないんだけど「五月蠅い」って感情が強く出てしまった。でも「恋愛でもそうなんやろね~!」のやり取りを重ねて明確に笑いどころ用意してたのは分かりやすかったし、おっさんが浴衣女子を演じる設定も人によってはハマるように出来てたと思う。俺が爆笑する場面は1つも無かったんだけど、最後の締め「もうええっちゅうねん!」は好き


    ➁ぎょうぶ「ハナクソ」
    結成5年目で今年初めて知ったコンビ。題材が非常に下品で人を選ぶと思うんだけど、俺は今回の敗者復活で初めて「面白いな…」と思った。「ハナクソ食べへんよな?」に対するボケの回答が絶ッ妙にズレてて、このやり取りが凄く面白い。”大盛り鼻糞炒飯”とかいうパワーワードも飛び出して俺には物凄く刺さった。出番順が2番手で忘れてる人も多いだろうから是非見返して見て欲しい。このズレボケを磨き上げれば近いうちに決勝来ると思う


    ③ロングコートダディ「逆」
    昨年3位のファイナリスト経験者。それだけに期待して見てたんだけど「なんでこの二人落ちたの……」と思えるくらい滅ッ茶苦茶面白かった。序盤ではオーソドックスな大喜利漫才で笑いを起こし、後半にコント漫才へ移行して前半のくだりを回収するの凄すぎる。4分とは思えない濃密さだったし、和牛のウエディングプランナーとよく似た構成になってたんだよね。二人の持ち味も出てて楽しい漫才だった。俺が一番笑ったのは堂前の「プライベートで犯罪起こすわ」

  • 192二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 14:01:31

    くらげは記憶違いだったら申し訳ないけど
    アロハの奴が「俺はよく分かんねぇけどよ」って前置きからすっげぇ的確な事言うっていうネタシステムだった気がするんだよな。
    アレ結構好きだったけど、「俺馬鹿だから分かんねぇけどよ……」自体はくらげ関係なしにネット上であふれかえりすぎて手垢つきまくっちゃったんだよな。

  • 193M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/28(木) 22:30:08

    ④ニッポンの社長「男と女」
    芸名自体は以前から知ってたけど、2人のネタを見たのはこれが初めてだった。とことんニッチな客層に向いてたというか、非常に賛否の別れる漫才だったと思う。序盤の「女って言うな」からフォローすると見せかけて酷い追い打ちをかますスタイルは新鮮で良いなと思ったんだけど、途中から只の罵倒羅列で劣化ウエストランドになってしまったのが残念
    ボケの白い方が途中からどうしても痛々しく見えてしまい、時間切れの爆発オチも去年のカゲヤマ程インパクト感じず、正直俺にはハマらなかった。ただ「同じこと言ってるぞ」からの田代まさしのくだりだけは面白かった


    ⑤20世紀「怪人と居酒屋」
    結成9年目で今年初めて知ったコンビ。正直この時点でこのブロックはロコディで決まりかと思っててあまり期待してなかったんだけど、掴みの「歯,磨,き,上手,ダネ☝」「イ"ヤ"ァ"~"」が俺に刺さりまくって、そこから展開される異質な世界観のコント漫才でグッと惹きこまれた。居酒屋を守る怪人と怪人を痛ぶるヒーロー、どっちが本当の正義なのか視聴者へ問いかける哲学染みた漫才は凄く面白かった

    それも他の組と面白さのベクトルが違うというか、1つの少年漫画読切作品みたいな楽しさがあったんだよね。それに+で明太だし巻きを口コミしてると判明する場面とか「ゴミがゴミ喰うとこ見してくれよ」とかバーストデビルが再登場する場面とか、お笑いとしての面白さもしっかり用意されてて、たった4分間なのに濃密感が凄かった。2人とも純粋に演技力が見入る程高かったし、決勝で見たいなって思ったコンビ。ラストイヤーまであがいて欲しい

  • 194M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/28(木) 22:35:28

    ※敗者復活組の感想は軽くしようと思ってたのに、書いてるうちに熱が入ってしまい文字数制限にかかりました。Bブロック以降の感想はテレグラフにまとめますごめんなさい😰


    ⑥ママタルト「キャンプ」
    令和ロマンヤ―レンズ同様、去年の敗者復活戦で初めて知ったコンビ。去年に2人が披露したネタは「肥満がマックを注文するだけ」という、正直うすら寒く退屈なネタだったんだ。故に今回も期待してなかったんだけど……いやはやビックリ、面白くなり過ぎててビビった
    機敏な動きを見せる肥満もさることながら、ツッコミの技術が格段に進化してると感じたんだよね。凄く聞きやすいし耳に残る。高らかに称えるような、カーニバルのような口調の強さがメチャクチャ俺に刺さって、大舞台であればあるほど面白くなるなって思った

    麻婆豆腐が転がっていく場面とかセンターマイクを武器にする場面は発想力に度肝を抜かれたし、俺が一番笑ったのは「……熊だ!」「そんなにも!?」のくだり。去年決勝3位のロコデイを上回って勝ち残ったのは今大会1の大金星だと俺は思ってる。来年はストレートで決勝上がってきて欲しい。台風の目になるポテンシャルをこのネタで感じ取れたから


    ⑦ヘンダーソン「ドッキリ番組」
    俺がこの2人を初めて知ったのはマユリカ同様、2021年の敗者復活戦。"ボケ直後にお辞儀を挟んでツッコむ"独自のシステムを開発してて、これが凄く俺に刺さって新鮮だと初見でも思ってた。ハイテンポで笑いどころも分かりやすく、見てて楽しいんだよね。このシステムを磨き上げて突き詰めていつか大舞台に……と願ってたんだけどなぁ……残念ながらラストイヤーの今年、2人が決勝に上がることはできなかった

    それでも2人が開発したシステム漫才の面白さを俺は忘れない。特にこのネタではボケの子安が最後に見た時以上にハッスルキャラを全面に押し出してて、中村との間で印象的な会話が数多く生まれてた。ボケてないのに強い口調で架空の存在に突っ込む場面とか「テッ↑テ~↓レ~↓」とか急に幼稚退行して首絞めするくだりとか……
    中村のツッコミも非常に声のトーン心地良くて、終盤ではヘンダーソンお馴染みのお辞儀ラッシュが見られて、このラッシュ時は2人の15年間の集大成を感じて感動すら覚えた
    見返す度に今でも「六本木でこのネタ見たかったなぁ……」って思う。いつかどこかでまた見れる日を願うばかり

  • 195二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 09:30:37

    このレスは削除されています

  • 196M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/29(金) 14:18:56

    Bブロックの7組感想


    スレに収められなくてごめん (Bブロック感想)⑧豪快キャプテン「冬眠」

    結成4年目で今年初めて知ったコンビ。今年の敗者復活Bブロックは始まる前から色物揃いなのが見て取れて、それ故に相対的にこの組は印象が薄くなってしまった印象

    大柄な男2人がしゃべくり漫才するって形式ギャップは好感が持てたし、笑いどころも分かりやすかった。ただツッコミのド迫力の熱量に見合うだけのボケじゃなかったというか……どうしても「五月蠅い」感情が途中から勝ってしまったんだよね


    ただ終盤であまりの熱量にヘラヘラし出すボケに「なにわろてんねんお前ッ!!」ってヤクザの恐喝みたいなツッコミは勢い凄くて笑ってしまった。最後の「生きれ!生きなさい!!」って大声で連呼するくだりも、この世に絶望してる昨今の人間たちへのメッセージに感じ取れて気持ち良かった (それはそれとして俺にはハマらなかった)



    ⑨鬼としみちゃむ「無理がある設定」

    結成6年目で今年初めて知ったコンビ。そして”今年の敗者復活戦で初めて知った芸人”の中で、とてつもない衝撃を受けた芸人の1組でもある

    漫才初めの序盤部分は「これ面白いのか……」ってやや不安だったんだけど、そんな時に放たれた「し~み~ちゃむ~!!お前はその程度の発想力や…
    telegra.ph
  • 197M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/29(金) 21:11:20

    Cブロックの7組感想



    スレに収められなくてごめん (Cブロック感想)⑮ドーナツ・ピーナツ「ホステスの面接」

    結成9年目で今年初めて知ったコンビ。Bブロックが俺に刺さる強者揃いだった影響か、この2人は敗者復活終了後、見返すまでネタを思い出せなかった(ファンの人ごめん)

    内容はオーソドックスなコント漫才だったんだけど、そのコントに入る際の「声出していこー!」「女子バレー部かお前」ってやり取りが個人的に凄く好き

    このやり取りからの「強豪校のリベロみたいな髪型しやがって」という王道的な容姿イジリも笑えて良かった。ただ以降の核となるコント部分が残念というか……ボケのママキャラが絶妙にハマらなかったんだよね(これに関しては俺の好み)


    「せたらう」を初めとしたホステスママの奇怪な口調がボケなのは理解できるんだけど、それを長々と引っ張る構成になってた故に、好みが大きく別れる芸風だなって見てて思った。テンポもややぎこちなく感じて、全体を通して緊張が伝わってくる

    それでもボケが数多く放った”手作りの寿限無”がハマる人は絶対いると思うし、一部の人には刺さる漫才に仕上がってたように思う



    ⑯きしたかの「学校の先生」

    結成11年目で今年初めて知ったコンビ。コンビ名容姿ともに地味で、視聴前の期待は…
    telegra.ph
  • 198M1好き◆4pe7eYFtdEBd23/12/29(金) 21:13:51

    自己満足のスレでしたが、あにまん掲示板のログに残せて満足です
    見てくれた人ありがとうございました

    Bブロック感想で述べたけど、来年の2024年M1優勝者は「ナイチンゲールダンス」と俺は予想する。当たったら予言者、外れたらまぁそれも良し。また来年もあにまん民とM1を見れる日を楽しみにしております。では

  • 199二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 21:14:08

    乙だわ
    俺もやりたくなった

    アマプラ見るかあ、年末年始やることもないし

  • 200二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 21:14:41

    このレスは削除されています

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています