- 1二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:33:25
ハルト「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!」パァンパァン
オーガポン「……」
ハルト「……ふぅ、今日のキチゲ発散完了!じゃあお留守番よろしくオーガポン!お土産買ってくるからね!」ガチャバタン
オーガポン「…ぽにお……」
──────
スグリ「ハルト、いるか?良かったらバトル…」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!!」パァンパァン
スグリ「お、おにさま!?!?な、なんでハルトのベッドで白目さ剥いてお尻叩いてるんたべか!?」
オーガポン「ぽにお!!ぽにお!!」パァンパァン
スグリ「わ、わやじゃ……!!」
オーガポン「ぽに!」
スグリ「えっ、俺も一緒に…!?」
──────
ゼイユ「ハルトいる?ちょっとバトル……」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!!」パァンパァン
スグリ「これでいいんだべかおにさま!!!本当にこれで良いんだべかおにさま!!?」パァンパァン
ゼイユ「うわぁあああああああああああぁあああぁあああああああああああああぁ!!!!!!!!!!!!」 - 2二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:34:22
数時間後、そこにはスグリのベッドの上で白目を剥きながら自分の尻を叩くゼイユの姿が!
- 3二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:35:37
そうはならんやろ
なっとったわ - 4二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:36:22
もう終わりだよこの世界のパルデアとキタカミ
- 5二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:36:29
これもう精神汚染の類だろ
桃ポケモンの仕業かな() - 6二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:37:11
ゼイユ経由で感染した桃ポケモンとともっこもびっくりするほどユートピア始めるぞ
- 7二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:38:56
パァンパァン…パァンパァン…
ハルト「はー…これ効くなあ。さて、オーガポンちょっと外行くからお留守番お願いね」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!」
ハルト「うん、ありがとう。それじゃあ行ってきます!」ガチャバタン
………
オーガポン「ぽにお!ぽにお!」パァンパァン - 8二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:42:18
この世界ネモもペパーもハルトと関わった人間全員汚染されてそう
- 9二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:43:49
アカデミーの寮の中でもやってるんですかねこれ
- 10二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:46:35
???「アギャス!アギャス!!」パァンパァン
- 11二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:50:29
ベッド壊れちゃうよ!!!
- 12二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:52:16
ゼイユ(はぁ…ほんとにアレは何だったのよ…)
…パァンパァン
ゼイユ「スグなの…? ハルト…? ガチャ ちょっと!鍵かけてないなんて不用心…」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!(お前もこっちにくるんだよ)」パァンパァン
ゼイユ「えっ、私も……!?」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!」パァンパァン
ゼイユ「ちょ、ちょと待って……!!」
………
ハルト「ただいま!あれ、誰もいない……まあいいか!」
パァンパァンパァンパァン……
ハルト「…なんか寮全体からうっすら何かを叩く音が聞こえるぞ? 気のせいかな」 - 13二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:56:11
やべーいつまで経っても情報が完結しない
- 14二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 22:59:05
ホラースレかな?
- 15二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 23:02:37
- 16二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 23:12:41
ブルーベリー学園への文化汚染
- 17二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 23:19:44
そりゃあパルデアとブルベリのチャンピオンだから…毎日忙しくてキチゲも溜まるんでしょ
- 18二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 23:35:29
これがパルデア流か……
- 19二次元好きの匿名さん23/12/28(木) 23:47:06
ゼイユ「……ねぇ、ちょっと! 何よこの変なの……!エアロビか何か!? ちょっと……!! ちょっとぉおお!!」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!」パァンパァン
ゼイユ「ちょっと! なんで私までこんなことしなくちゃいけないのよ! 私はもう満足したから!!いい加減にしなさいよ!!」
パァンパァンパァンパァン……
ゼイユ「痛い! 痛い! もうやめてよ!! 痛いってば!!」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!」
ゼイユ「ちょっと、いい加減にしてってば!! って…え! あれ? あたしの手が勝手に…」ペタンペタンペタン
ゼイユ「あ! あ、足が勝手に……!! ああっ! なんなのよこれ!!やめてよ!!」
オーガポン「ぽにお!ぽにお!」
ゼイユ「あたしの身体でしょ!言うこと聞いっ……くぅうう……! もう限界なのに……こんなの嫌ああああああ!!」パァンパァン
その後ハルトをはじめとした関係者はどことはいわないが肛門括約筋が切れたらしくその後どうしようもなかったらしい
だが物語は続く - 20二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 09:39:14
風が通りすがった。サバンナエリアは静謐な美しさに包まれていた。遠くに広がる草原は波のように揺れ、テラリウムコアが柔らかな輝きを放っていた。駆け抜けるゼブライカのストライプ。その中にいる小柄な赤毛の少年はコック服を身にまとい、調理道具を携えてブルレクをする…はずだった。
パァンパァン…
ある日、彼は広大なサバンナの中で、高い草の中に隠れるようにして何かをしている少年を見つけた。赤毛の少年は不思議な少年に近づくと、彼の周りに広がるえもいわれぬ雰囲気に引き寄せられるようにして立ち止まった。ハルトもびっくりするほどユートピアをやめた。静寂の中で言葉なく視線が交わる。
アカマツ「えっ…何してるの?」
ハルト「えっ…びっくりするほどユートピアだけど?」
アカマツが困惑するのをよそに、ハルトはゆっくりと口を開いた。
ハルト「ねえ、ここに何故か捨てられてるベッドがあるでしょ」
ベッドの鉄の枠は無慈悲な太陽の光に焼かれて朽ち、薄汚れたみっともないマットレスは風と砂で穴だらけになって、日照りに晒されていた。なぜこれがここにあるのか。
アカマツ「うん?」
ハルト「やろうよ」
そうするとハルトは、「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」とまた声を荒らげたかと思えば、白目をむき、パァンパァンとケツを叩きながらそれを再開した。
ハルトがそうするや否やアカマツは思わずフライパンで顔を覆い隠したが、彼は、無邪気で無垢な、邪気のない赤い瞳でハルトの奇行をちらちらと垣間見た。ハルトはそれに対抗するかの勢いで、ベットで昇降運動を繰り返した。彼は無邪気で無垢とはとても言えない笑顔を浮かべていた。
ハルト「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!ほらアカマツもやりなよ!もういっそフライパンでやれ!! びっくりするほどユートピア!」パァンパァン
アカマツ「ちょっ…今すぐやめろっての!」
アカマツは震える手でフライパンを握りしめ、ハルトの頭めがけて振りかざした。それでどうなったのかはみなさんの想像にお任せしたい。 - 21二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 09:44:04
もうくねくねとかそこら辺の類だろ...
- 22二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 09:50:22
またこのスレにも文才が……
- 23二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 17:37:56
アカマツシコスレぐらい濃度を高くしたいね
- 24二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 17:43:38
シンプルなキチスレだった
まるでしっかりとした出汁が効いた素うどんを啜り切ったような謎の充実感があるな - 25二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 20:03:27
―――
草むらの中、不自然に設置されているベッドの上にうずくまる少年の後頭部に、まるで運命の鉄槌が雷の如く、強烈な一撃が襲いかかった。その瞬間、彼の頭蓋骨は無慈悲な現実と激しい痛みに揺れ動き、楽園のごとき時間が凍りついた。アカマツは、ハルトを、彼が先ほどまで正気の沙汰ではない行為をしていた舞台へと寝かせた。
アカマツ「…どうすりゃいいんだよ…」
ベッドに炎天下の灼熱の太陽が、その無慈悲な光線を彼の身体に焼きつける。ハルトは太陽の熱を一身に受け、まるでフライパンの上の目玉焼きのようにくたびれ、意識を失っていた。サバンナの暑さは彼らの肌を焼き付ける。
草原は無情にも燃え盛り、彼らを取り巻く環境はまるで、シュルレアリスムの大家サルバドール・ダリでも思いつかないような光景となった。というかダリがこんな光景を目撃したものなら、嫌悪に表情をゆがませつつも「ブッフォーwwwwwwwwwwwウヒィウッヒィーッヒィー!!」と大爆笑するだろう。違いない。フライパンは太陽の熱を吸い、いつしかアカマツの手は灼熱地獄と化したが、彼はコックコートの下に秘められたその部分にそれをあてがいたい気分に駆られた。
アカマツ「…なんだ…これ…」
その時アカマツは気づいた。古びて薄汚れたベッドは、全裸の少年と共に熱風の中で優雅に朽ちつつあった。
アカマツ「うわああああああ!びっくりするほどユートピア!」パァンパァン
アカマツは熱風の中意識を失いつつ、ベッドに脚を上げ、乗り、脚を下げ、降りた。尻を叩きながら。その姿を誰かに見られていると想像しただけで彼にヒリついた感覚が襲ってきたが、既に時は遅すぎたのだ。ベッドの周辺からはもう、何とも言えない雰囲気がしている。……この熱さに意識を奪われ、それからどうなったのか覚えていないが、いつしかアカマツもまた全裸となっていた。
今の状況にはアカマツ自身も驚いた。だが、常識は退屈なものであり、退屈は許されるべきではない。驚きと狂気がなければ、芸術もない。故に、この状況がいかにおかしいとしても、いやおかしいと思わないほうがおかしいが、この時点ではそのこと自体を楽しむべきであった。だが、そこにピンクのカーディガンを着た少女がやってきたところで状況は一変したのだが、その後どうなったかは読者にお任せするとしよう。 - 26二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 20:15:07
これむしろ除霊法なんだけどな
- 27二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 20:17:30
元 は 厄 払 い(ガチ)
- 28二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 20:18:59
- 29二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 20:20:20
> ピンクのカーディガンを着た少女がやってきたところで状況は一変した
一変したどころの話じゃないよもう天変地異だよ
- 30二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 21:00:58
1番の被害者は多分スグリ
- 31二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 21:22:52
こいつは最後にいただく
- 32二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 21:41:45
ベッドのこと舞台って読んだり文字選びが良すぎる
もちろん続きもあるんですよね…? - 33二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 21:43:22
良い霊を追っ払ったんでしょ(適当)
- 34二次元好きの匿名さん23/12/29(金) 22:03:07
なぜか声に出して読みたい日本語
- 35二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 01:40:25
- 36二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 09:26:09
これが文化汚染ちゃんですか
- 37二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 14:24:24
こわe
- 38二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 15:22:19
ピクニック中のテーブルの上でもやってそう
- 39二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 19:43:58
誰かに朗読してほしいよね
- 40二次元好きの匿名さん23/12/30(土) 22:00:38
パルデアの浜辺に佇む小さな町。夜が訪れると、波の音と風のざわめきが、不気味で幻想的な雰囲気を纏い始めた。
コサジの片隅に住むひとりのシングルマザーは、町の人々には知られざる秘密の儀式の伝統を守り続けていたのだ。
ママ「ハルト」
母は息子、ハルトに例の儀式を伝えることを決心をした。家の小さなリビングで。
大きなソファのあるリビング、上品なタイルで装飾されたキッチン。しかし、その場所には何か黒ずんだ模様、そして月明かりが無機質な美しさがやけに不気味さを醸し出していた。…それに晒されたソファの上の毛皮のブランケットが、どこかで見たことのあるようなポケモンか何かの皮膚を、ハルトに連想させた。
ハルト「どうしたのママ? 休みが終わったら交換留学なんだけど」
息子の発言に気を遣わず、母は部屋の隅にあった隠し扉を開いた。そこには本が整然と並んでいた。しかし、その中には背表紙には奇怪な紋様が刻まれ…時折本棚から漏れる微かな音が、まるでそれらの本たちの中で何かを囁いているかのようだったものを、母はそっと引きずり出した。ゴーゴートの革で作られた本を。
窓から漏れる月明かりが、母の瞳に月光を濡らしていた。
ハルト「ママ…?ママ…!?」
ママ「ハルト、この儀式を受け継がなければならないの、今から儀式をするから見てなさい」
ハルト「……え?」
ママはエプロンの紐をほどいて、…そうした。尋常ならざる「それ」に、ハルトの頭の中は一気にファンキーな幻想そのもののようなイメージで塗りつぶされた。もうだめだった。テレグラフに書くべき内容だろこれは
──────
今。
血脈は受け継がれた。
ハルトの体はパァンパァンを求めた。
その呪いは続いていくだろう。
これ読んだお前にもな - 41二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 08:43:40
なんで満足するんだよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
- 42二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 10:49:23
- 43二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 11:00:38
- 44二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 12:16:19
- 45二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 12:26:29
- 46二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 12:31:48
- 47二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 14:46:44
読者を巻き込む型のホラーやめろ
- 48二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 16:53:00
小川の水は凍てつくような冷たさを湛え、その氷面には月の影が映り込んでいる。遠くの山々は雪化粧に覆われ、彼方にそびえる冷たい峰々が夜空に対話するように立ち並んでいる。北風が草むらをなぎ倒し、空気は肌に突き刺さる。草原に張り巡らされたキャンプサイトに座る二人の少年たちは、パルデアの厳かな自然の中で、金属製のマグカップ伝いの紅茶の暖かさに微笑んでいた。頬を撫でた冷たい風から、冬の匂いがした。
白銀の冷たい雪が、林間、樹木、小道、すべてをやさしく包み込んでいる。月明かりが雪の結晶に銀の糸のような化粧をした。
ペパー「なあハルト 今日はずいぶん薄着ちゃんだけど大丈夫なのか?」
ハルト「大丈夫だよ ペパー」
ペパー「そういやオマエ 冬山に短パンで行ってたよな… でもほら これやるよ」
ペパーはテントから取り出した厚手の毛布を広げ、ハルトに手渡した。
ハルト「ありがとう でもね こんな夜は星がキラキラして… 好きなんだ」
北風は静かに舞い、木々の枝が氷の花を咲かせる調べを奏でる。
ペパー「オレだって寒いけど… まあ あのでっかい星は嫌いじゃないな」
ペパーは少し照れくさそうな顔をしていた。その視線の先には青白く輝く、小さな光があった。それはふわふわと浮遊し、まるで蛍のように淡い光を放ちながら、二人を見守っているように思えた。
ハルト「あの星座、なにか知ってる?」
ペパー「あ …あれかよ?」
二人の少年は寝ころびながら、闇夜の奥深く、星座が物語を紡いでいる様を眺めていた。白い息が立ち上ぼれば、きらめきの中に消えていった。
ハルトが口を開いた。
────── - 49二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:25:48
ハルト「あの星があるの おおいぬ座だよ 知ってた?」
ペパー「勉強嫌いだったの 知ってて言ってんだろ」
ハルト「ペパーはマフィティフが大好きだから 知ってると思ってたんだけどね」
二人はクスッと笑い、指先で天を指す。ペパーも同じようにしてみる。二人の影が重なり、お互いの顔を見つめ合う。空では満月が煌々と光り輝いていた。二人は毛布に包まれながら星空を見上げていたが、ハルトはぺパーが何かを言おうとしたのを遮り、語り出した。
ハルト「そういえばさ、寝袋ってベッドに含まれると思う?」
ペパーはまた呆れた顔をしながら言った。
ペパー「まあ、入っても良いんじゃねぇか? 一応寝具だし」
ハルト「じゃあ、『それでいい』ってこと?」
ハルト「ありがとう」
二人の会話は唐突に終わり、そしてしばらく言葉もなかった。
────── - 50二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 17:37:48
ぺパーはいきなりテントに籠りだしたハルトが出しているであろう音に振り向いた。
パァンパァン…パァンパァン…
ペパーは振り返った。音は彼のみに届いているようだった。テントの中で蠢くハルトの姿を見つつ、その音をただ聞いていた。
影しか見えない動きは次第に激しくなる。小刻みに動いていたものが大きく、そして躍動的に動くようになったころ、突然ハルトはテントの中から顔を出した。
ハルト「いっしょにやろうよ」
オーガポン「ぽに!」
産まれたままの姿のハルトはぺパーに言った。
ペパー「……え? というかこの緑色ちゃんは何なんだよ」
ハルト「やらなきゃいけないんだよ。やろうよ」
そこには、寝袋の上を全裸で上り下りしながらびっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!と叫ぶ親友の姿があったからだ、無理もない。
ぺパー「なぁ ハル…? えっ あ…?」
パァンパァン…パァンパァン…
ただただ青白く冷たい月光が降り注ぐ中、テントがあぶり出す光がその行為を浮き彫りにしていた。 - 51二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 18:02:35
- 52二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 18:03:30
手遅れだったか…
- 53二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 18:04:21
ペパー、生き残ってくれ…
- 54二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 20:14:03
キチスレなのかホラースレなのかSCP案件なのか
- 55二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 21:11:26
SCP-8610-SV
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-8610-SVは標準的な通常収容セルに収容してください。セキュリティクリアランスレベル1以上の職員は立ち入り禁止です。SCP-8610-SV-Aが確認された場合、直ちに確保した後に███以内に発生地を██年にわたって定期的に検査してください。不審な現象が確認された場合は即座に本部へ報告し、 対象者が見つかった場合にはクラスB記憶処理を施してください。
SCP-8610-SVは、高さ92cm、幅50cm、厚さ22cm、重さ75kgの書物です。この本に書かれている██ページに暴露されたものは、SCP-8610-SV-Aとします。彼らは個別に特別な寝具を用意し、就寝時には特別な拘束具を使うことが許可されます。SCP-8610-SV-Aの対象者に接触するものは、Dクラス職員に対応させてください。
説明: SCP-8610-SVは、それに暴露された人間やポケモンに奇行を引き起こします。主な症状は、感染者(SCP-8610-SV-A)が寝室やベッド上で臀部を叩きながら「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!」と叫びながら上り下りするという異常な行動です。感染者はこの行動を持続し、これを治療する試みはいまだ成功していません。
SCP-8610-SVの製作者は不明ですが、初期の報告によれば、████年の████での類似した事件が発生していることが確認されています。感染者は通常、他の住人や家族と同じ家庭内で発生し、隣接する住宅をはじめとして大規模に拡散することがあります。感染が確認された場所では通常の生活が著しく妨げられていました。
SCP-8610-SVの特徴的な行動は感染者が何らかの物理的な障害や損傷を受けた場合にも変化せず、感染者の生理学的な健康状態にも影響を及ぼしません。感染者の異常な行動がどのような意味を持つのか、またその目的や起源についての理解はまだ不完全です。ですが、精神的な負担などの影響を鑑みて、SCP-8610-SV-Aは特定の収容室に拘束し、24時間体制で観察をしてください。
- 56二次元好きの匿名さん23/12/31(日) 22:50:21
文豪が生息してるキチスレ久しぶりに見た
- 57二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 09:12:22
でもびっくりするほどユートピア!するマスカーニャは正直見たいよ
- 58二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 09:13:29
エリアゼロもホームウェイ組通ったからそこにいたパラドックスポケモンもユートピアしてそう
シッポとかツツミがやってるの想像できる - 59二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 20:30:37
特級呪物ハルトマン
- 60二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 20:33:51
──────
オモダカ「ハルト ちょっと待っていてくれませんか?」
長い黒髪を結ったその淑女(レディ)は寝間着姿となり、ちらりと見える彼女の滑らかな黒肌を月光が晒していた。
オモダカ「さあ」
ハルト「あ オモダカさん? …あれですね」
オモダカ「もう就寝時間です 寝る前に例のアレをしましょうか」
ハルト「あー……」
オモダカ「いいですね?ハルト」
ハルト「はい…」
ハルトはオーガポンを抱いて横になっていた。月光が微かにその裸体を漏らしていた。するとオーガポンは起き上がり、彼女の口元はまるで笑っているように吊り上がった。数秒後、そこには、ベッドを乗降するハルトとオモダカの臀部をしばき、その少年と淑女の全身を汗で濡らしながら呻いている。響き渡る打撃音。傷みか、羞恥か、何なのかは不明だが、彼らが迸る寒気と内側を穿つ鈍痛にひたすら耐え忍んでいたことはまぎれもない真実である。
オーガポン「ぽに!ぽに!」パァンパァン…
オモダカ「ああっ!私 もう…」
ハルト「あっ!あっ!」
オーガポン「ぽにい~ッ!」
オモダカ「来る(……!!)」
バァンッ! - 61二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 23:32:04
──────
二匹の雄と雌のの荒げた息。長い夜を月はただ煌々と照らし、彼らの寝具の表面に煌めく露が点々と輝いていた。
ハルト、オモダカとオーガポンの汗がお互いの体に滴り落ちる。なぜか彼女らの股座からは既にそれが滴り落ちていた。オモダカは毛布で体を隠した後、汗に濡れた寝間着を身にまといながらハルトとオーガポンの包まる寝具の傍まで歩み寄り、言葉をかけた。
オモダカ「今日も楽しめましたか?」
ハルト「まあ……それなりに……」
オーガポン「ぽにー」
乱れた髪を結び直しながらふと微笑む。彼女は満足げに、いつもの菩薩の如き笑顔を浮かべた。
オモダカ「ではいきましょう」
ハルト「はい」
…
ハルト「びっくりするほどユートピア!!びっくりするほどユートピア!」
オモダカ「もっとしっかり!びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」パァンパァン
ハルト「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!」パァンパァン
オモダカ「アッハッハ!その調子です!びっくりするほどユートピア!」パァンパァン
ハルト「オモダカさん!びっくりするほどユートピア!」パァンパァンパァンパァンパァンパァン!(三連続)
1月1日、今宵もびっくりするほどユートピアであった
────── - 62二次元好きの匿名さん24/01/01(月) 23:35:52
な、なんだこれ…
- 63二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 05:19:46
オモダカさんはもう既に……
- 64二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 08:08:01
ジムのトップが墜ちました
パルデアはもう終わりです - 65二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 08:11:46
チリちゃんはポピーちゃん連れて今すぐパルデアから逃げて…!
- 66二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 18:02:35
──────
暗く、冷たい部屋。ボタンの瞳と眼鏡は、発光するモニターの青白い光に照らされていた。積み重ねられたジャンクフードのゴミの山。ブイズが喜ぶからと放り散らかした空き箱。彼女の周りは灰色の山が築き上がっていた。窓のカーテンは閉ざされ、外の陽光が侵入する余地などなかった。もはやジャンクフードの食べかすや空き缶は彼女の周りには散らばりきっていた。いつ飲み干したか忘れたエナジードリンクの空き缶が隣に転がっていた。彼女はこの部屋で何かがおかしくなっていた。ただ無機質なゴミの山の中で、静寂がその場を支配しているのみだった。
彼女は眼鏡の奥に、微かな愉しみを秘めていた。それは一瞬の愉悦の後に暗闇の海に沈められ、搔き消えていった。
だが、その空間の中で彼女は、ある音声データに耳を傾けていたのだった。彼女は身の回りがおかしくなったことに気づき、第一容疑者のハルトのスマホロトムを盗聴していたのだ。
『…びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!』
ボタン「ハ…ハル…ハルト…」
あのトップが。あのハルトが。汗ばんで震えた彼女の細く白い指が、少年の裸体を想像させつつキーボードを叩いた。歪んだ笑顔と共に指が上下する。もはやキーボードを高速で叩く音は人間のそれではない。鼻からは粘液が分泌され滴り落ちた。何が、あの少年を駆り立てたのか…
その理由を、彼女はようやく理解した。モニターの向こうから、「呼び声」が聞こえてくる。
『『びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!』』(オモダカさんとハモっている)
彼女はスピーカーから聞こえるパァンパァンから想像したその姿に恍惚とし、息を荒げ、そうして彼女はパーカーに手をかけ、一切合切を勢いよく脱ぎ捨てた。汗が雫となって落ちていく。鼻息が荒くなり、視界が曇っていく。 彼女はその足をマットレスに沈めた。もう逃げられない。誰も助けに来ない。
不思議にも、その時ボタンは間違いなく人生で最高の喜びを感じていた。あのハルトに汚される愉悦…そしてあのパァンパァン…最高だ!!イける、うちはこれでイケル!キヒィッ! イヤァッ!(心の声)
ボタン「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!」パァンパァン
彼女が正気を失う2秒前には、ドが付くほどウザい親父の笑顔が浮かんでいた。 - 67二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 18:11:22
ブイズ達大丈夫?怯えてない?
- 68二次元好きの匿名さん24/01/02(火) 22:01:47
パルデアのみんなが年越しぶどうを食べているあいだ、早朝、カエデは目を覚ましました。彼女だけは、12月のあいだじゅう、クリスマス用のケーキを作る作業に忙殺されたおかげで、ぐうぐうと暖房の利いた部屋で眠っていたのです。だから、仕事がひと段落付いた今ごろになって、ふかふかのベッドに突っ伏して、モゾモゾと動いているうちにようやく目が覚めました。そして飛び起きます。
カエデ「わっ!もうこんな時間!」
時計は午前3時を指していました。カエデさんは、急いで起きて身支度を整えてキッチンに向かいます。二足の草鞋でこれだけきついんだからアオキさんお前もっと感謝しろよ
そして、カエデさんがなんとかがんばって立ちあがろうとしたときです。なんだか外のほうが騒々しいことに気がつきました。何かしらたいへんなことが起きていたようなので、彼女はとても不安になりました。するとそこへ突然、彼女の部屋の窓がバァァアアアアァァァアアアン!と破り、少年が飛びこんできました。彼はまるでパルデアケンタロスのように窓から飛び込んできたのです。不条理ですよね。お前もそう思うやろ。カエデさんはびっくりしてひっくり返ってしまいました。しかもその時にベッドのふちに頭をぶつけてしまって、もう大変です。でも幸いにも大した怪我はなく、意識もはっきりしています。ただ目の前がくらくらしているだけでした。
ハルト「ハァ…ハァ…びっくりするほどユートピア…」
その少年は、びっくりするほどユートピアを求めるゾンビが如き存在でした。そして、その少年は生涯にわたってうなされる悪夢となりうる形相を浮かべていました。
ハルト「…ぁぁぁぁ…」(ゾンビのような足取りで近づく)
カエデ「あわわ……あばばば……」
カエデさんは本当にビビってしまって、悲鳴すらあげられませんでした。あわれにも彼女は体格差にも関わらず成す術もなく、少年に押し倒されました。脚が上がりました。彼女のベッドで、スプリングがぎしりと音を立て、あの鬨の声が上がりました。 - 69二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 00:56:07
もはや四災
- 70二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 00:56:48
四災にもびっくりするほどユートピアしてほしい
- 71二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 08:46:21
ポケモン関係ないけど、朝起きてびっくりするほどユートピアしたんだ
三拍子でやってたら吹奏楽部で打楽器やってた子供のころ思い出して泣いた - 72二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 11:36:46
キタカミ姉弟やブルーベリー学園、トップだけじゃ飽き足らず遂にジムリにまでびっくりするほどユートピアが…
このままジムリ全員とアカデミー教師陣と四天王もびっくりするほどユートピアさせよう - 73二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 11:55:40
- 74二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 12:08:29
サンバのリズムを知ってるかい?お前も知っているさ。あれは最高の時間だろ? もう最高すぎて小生にとっちゃヤバいんだなコレがよォ!! 俺達はいつだって踊っていたいんだぜ?ホイホホホイホホホッホイホッホイ!あれは最高だ!!もう最高すぎて小生にとっちゃヤバいんだなコレがよォ!! 音楽が必要だ。サンバには音楽が必要なんだ!ホホホイホホホイホホホイホイ!(ようき)
だが残念なことに…『愛 ほほほほーい』はユートピアには招かれざる存在だったのだ。
そう叫びながらハッサクはコルサの家のドアを叩いた。恒例行事である。
ハッサク「コルさん!!!!!!!!!挨拶に来ましたよ!」
彼はこう叫びながらコルサの部屋にやってきた。だが彼はこの後正気を取り戻すことになる。
コルサ「やあハッさん!よくぞいいところに来てくれたな!」
ハッサク「おや? これは一体……」
そこには、ベッドに倒れ伏す二人の人物の姿があった。
コルサ「いやぁワタシも いい大人の端くれ 見捨てるわけにはいかなくてな」
ハッサク「これ…は… 小生の教え子! しかもジムリーダーのカエデさんまで」
コルサ「どういうわけか二人とも一糸まとわぬ姿で倒れていたのだよ! しかも屋外のベッドでな!」
ハッサク「…ハッ?今何と!?なぜ二人がそんなことに!?」
コルサ「それがどうしてもわからんのか?」
コルサのつぶやきにハッサクが凍り付く。こおりタイプ技のこうかはばつぐんだ。彼はもう逃げられない。
コルサ「二人はこうしていたのだ! 気を失うまで! ワタシは見た! これをな!」
コルサは一気に衣服を脱ぎ棄て、尻を叩きながらベッドを上り下りし始めた。そう、彼はもう…いや、言うまでもないだろう。ハッサクが硬直していた時間はわずか数秒だった。そして次の瞬間、彼は叫んだ。
ハッサク「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!」
号泣。コルサは「びっくりするほどユートピア」のステップを踏み続けた。ホホホイで対抗することはできなかった。彼の涙と汗が混じり、床にぼちゃぼちゃ落ちてゆく。今日は一緒にホホホイをする日だったのに…しかしハッサクの身体はびっくりするほどユートピアを求めていた。確かに言える。ハッサクはもう抗うことはできなかった。ドラゴン。 - 75二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:22:52
──────
まいど!チリちゃんやで!
もー、最初はなんでかわからんけど、ハルトにちょっとだけお節介された気がするんやけど、まぁ、そんなん気にせんでええやろって思ってたんや。でも、ある日、リーグにハルトが来て折角だしなんかお喋りしたんやけど、なんか変な感じがしだしたねん。
詳しく覚えとらんけどな、ハルトがなんかニヤけた笑顔で、「おっ チリさん」とか何とか言っとったわ。まぁ、チリちゃんも適当に返したったんやけど、そのときから何かがおかしくなったんや。雰囲気か何かかな。気づいたら、ちょっとした瞬間に変な感じになんねん。なんでや?ってお前もそう思うやろ?
で、数日後、自分の部屋で寝てたら、なんか変な夢を見たんや。夢の中でハルトが笑いながら、「びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!」ってめっちゃ絶叫してな? そんで、夢の中の自分はなんか全裸で尻を叩きながらベッドを上り下りしてたんやけどな、聞いて驚かんでくれるか?それ夢じゃなかったんよ。まぁ、正直すぐには信じられんかったわ!夢だと思ってずいぶん煽情的なことやってもーたし。もちろん言い訳したくてもできんかったわ、だって全裸やねん(唐突なやしきたかじん)。そんで慌てて起きたらホンマに全裸だったんやで!まぁそれは置いといて。トップもハッサクさんもこのごろ妙なんや…というわけでハッサクさんに経緯を電話しようと思ってるわ。だって原因不明すぎてヤバそうやろ。このままだとパルデアが壊滅するような気がしてしかたないねん。…繋がらへん。ほなポピーの家に電話しといたほうがええんか?いや…あれ?ちょっと体が動かへんし声も出せ…びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!びっくりするほどユートピア!!びっくりするほどユー(以下略) - 76二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:34:11
ハッサクさんやチリちゃんまで……これでパルデアの危機になるのおもろすぎる
- 77二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:36:18
ダメみたいですね…
- 78二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 21:19:25
パルデアどころかイッシュも毒牙にかかってるんだよなぁ
- 79二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 21:35:46
悲報 ポピーちゃんの保護者枠、アオキ以外陥落
超悲報 パルデアリーグ四天王、アオキ以外陥落 - 80二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 23:06:29
ネモとポピーに将来託されたパルデア
- 81二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 23:48:18
ネモちゃん早くポピーちゃん連れて逃げて
- 82二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 07:29:36
なんでこんなバケモノがパルデアに放たれてしまったんだ
- 83二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 17:49:33
絶対に保守する
- 84二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 18:12:48
このレスは削除されています
- 85二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 19:42:32
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アオキは、あの平凡だが、ジムを兼ねている宝食堂で、いつものように大盛りのおにぎりをこれでもかというほど吞み込んでいた。塩。明太子。昆布…そして最後の一つに迫るツナマヨ。アオキは静かにその三角形を眺め、口元に微笑を浮かべた。彼にとってはただのおにぎりの摂取ではなく、まるで一つの儀式だ。そして、彼が最後の一口を食べ終えると、公園の時間は再び流れ始め、アオキはサラリーマンとしての日常に戻っていくのだろうという感情にスイッチが動いたかのように覚えた。
「なんでこんなことしてるんだろう」と彼はつぶやく。ニャースの置物が横たわっていた。それもまたアオキの心の中に不穏な波紋を広げていた。
すると、隣の席には知り合いの少年が座っていた。彼は、学生服に身を包み、不自然に大きな眼鏡をかけていた。アオキは、挨拶を兼ねて口に食べ物を押し込みながら、不意に少年の方を見やった。
アオキ「あっ ハルトさん でしたよね なんだか久しぶりじゃないですか?」
少年は微笑みながら頷いた。
ハルト「お疲れさまです アオキさん」
妙に仰々しくお辞儀をしたハルトに対し、アオキは箸を置き、口元の米粒を拭きながらぼそっと呟いた。
アオキ「どうしましたか 何か用事でも」 - 86二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 20:31:04
してくれ
- 87らいむ24/01/04(木) 21:48:15
これのせいでスグリくんはご飯食べず、寝れず、ぶっ倒れてハルトは罪悪感を抱く
- 88二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:39:13
保守
- 89二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 10:13:45
ハルト「……もしも 一つだけ願いを叶えることができる世界があるとします」
アオキは、少年が変装用であろうメガネを外したことに平然としつつ、彼は少年の言葉を止めることはなく、話を続けさせた。
アオキ「はい」
ハルト「願ったら本当にそうなってしまう世界があるとするならば、何を願いますか?」
その問いにアオキは口を開いた。
アオキ「自分の願い、ですか……」
少年は静かにアオキの目を見つめたと思いきや、頷いた。
「もし願いが何でも叶うとしたら」。アオキの脳裏で、その言葉はリフレインしていた。だが確実に言えることは、完璧な願望の成就といったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないように。そんな突拍子もない質問をされたところで、アオキはその少年に対してこう答えておいた。
アオキ「まぁ、特にないです」
ハルト「そうですか…ではまた」
ハルトは寂しげに呟くと去っていった。
ユートピアはあったのだ。アオキの中に。もうすでに。びっくりするほどにあったのだ。しかし、何やら不審な予感がしたアオキは、上司のオモダカへと電話をかけた。
アオキ「もしもし」
オモダカ『はァい……ハハッ!オモダカです! びっ…くり…ッッッ! …するほどユートピア! あっ失礼! びっくりするほどユートピア!! あっ!』
この電話が終わった後、アオキがあんなに贔屓にしていた宝食堂を出禁になるような行為をしたのだが、それが何だったのかは読者の想像力に委ねたい。 - 90二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 10:44:20
もう終わりダネこのパルデア
- 91二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 14:50:46
次は誰なんだ…
- 92二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 14:51:53
まだ落ちてなかったのかこれ…
- 93二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 16:55:49
グルーシャ、ポピーを連れてエリアゼロのタイムマシンで逃げるんだ!
- 94二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 17:08:42
誰だ!?誰がまだ無事なんだ!?
- 95二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 19:38:06
ホホホイの時点で相当やられてる
- 96二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:15:55
画面ごしでも電話ごしでも伝染するの怖すぎる
てか宝食堂の人たちももう… - 97二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:19:36
パルデアは荒廃した。地は裂け、山は燃え、海は枯れようとしていた。人々はそれらから逃れるべく、下水道を改良した地下通路の中に籠っていた。
ナンジャモ「やっばすぎ!!やばいとしか言いようないよね!あんな奴が現れるなんてさ!」
彼女が叫ぶように生存者たちの場を盛り上げようとするのをグルーシャが遮る。
グルーシャ「いや、盛り上がってる場合じゃないんだと思うよ」
ナンジャモ「何人やられたと思ってるんだー?」
おどけつつも真面目な表情でナンジャモが睨む。だがナンジャモはすぐにグルーシャの言葉に笑いながら応えた。
ナンジャモ「フッフ まあいっか!きっと何とかボクたちで対処するしか……」
その時だった。アジトの扉を突き抜けながら女が入ってきたのだ。
それを見てグルーシャの顔が驚愕にゆがみ、そして顔をしかめた。入ってきたのは例の格闘術の専門家…キハダだった。彼女はバキバキに目玉をかっ開き、あられもない姿を見せつけていた。
キハダ「びっ」
ナンジャモ(ここで引いたらアジトのみんなが危ない…!)
そう直感するや否やすぐにキハダへと駆け寄り、ポケモンを出さずに、そのまま彼女の手を抑え、つかみかかった。するとすぐにキハダもナンジャモの尻を叩いたが、ナンジャモは負けじと青二才レベルの格闘技術で彼女をホールドし続けた。パルデアを守りたい。その思いは強かった。そしてナンジャモは彼女に尻を叩かれつつ、叫んだ。
ナンジャモ「皆の者ー!耳を塞いで奥のほうへ行ってー!」
グルーシャ「あっ びっくりするほどユートピア…」
異変が起こる。それはまさしくユートピアだった。彼らはそのユートピアを全身で体感しながら意識を失いはじめた。そして同時に、アジトの中の人々は……特に男性は全員尻を叩いた。この危機的状況の中で新たな性癖を開眼した彼らは、一斉に尻を叩き始めたのである。そしてあっという間に部屋の中は凄まじいビート感にあふれてしまった(Keep on Dancing)。
ナンジャモ「お前もッ!やり返っ…してみろッ!!」
素人ながら抵抗した彼女は知らなかった。生存者のみんなが尻を思い切り叩き始めたことを。凄まじい乱打音が響きわたり、うめき声や喚声が激しく上がったことを(Keep on Dancing)。 - 98二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:23:10
希望はパラドックスポケモンと4災に託されましたか
- 99二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:51:37
せめてパルデアの中で収めてくれ
- 100二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 04:14:28
まだユートピアってないのって誰が残ってるんだっけ……ジムリ勢はハイダイさんとライムさんとリップさん、四天王はポピーちゃんか?
- 101二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 08:03:49
- 102二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 12:33:30
全員が染まればあるいは平和な世界なのかもしれない
- 103二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 17:38:51
──────
リーグはほぼ壊滅。カエデ。コルサ。ナンジャモ。グルーシャ。ジムリーダーだけでもこれだけの人間が落ちたパルデア…。はぐれスター団のテントにいた避難者たちが思い浮かべていたのものは、不条理の化身…というかハルトの顔であった。
シュウメイ「我のアジトの近くに よい場所があったのが誠にラッキーでござったな」
オルティガ「オレのママも…パパも…メロコは無事かな…」
ビワ「オルくん きっと大丈夫だよ」
拳を握りしめて震えるオルティガに、ビワがそっと背中に手を添えた。子供と大人のような体格差の二人だった。しかし今は、そんなことお構いなしに子供も子供なりに事態の重大さにたじろいでいるようだった。
うだった。すると、テントに入るよう要求する声が聞こえてきた。その声に、オルティガの肩がビクリと跳ね上がった。
オルティガ「合言葉は!?言えよ!」
???「おまわりさん」
あの声はピーニャだ。いちばん不安に駆られていた彼は安心したのか、オルティガはほっと胸をなでおろすとすぐにテントのジッパーを開けようとした。
しかしそれを止めたのは、チームきっての変人のシュウメイであった。
シュウメイ「待たれよ!」
オルティガは恐る恐る背後を覗く。何かを察したビワも不安げな表情を浮かべた。オルティガがジッパーを掴んだ手が震えていた。
オルティガ「何が言いたいんだよ…! この声絶対ピーニャだろ!」
シュウメイ「なんだか抑揚が違う気がござった 警戒したほうがいいかと」
???「ピーニャなんだけど 早く開けてくれない?」
ビワ「言われてみれば…いつもと違うよね?様子変じゃない?」
???「ねえ早く開けてほしいんだよね」
あきらかに友人のものに間違いない声だったが、やけに不気味にテントの中に響いた。
オルティガ「俺たち 一緒に楽しくスター団してたろ!」
震える指先がジッパーに触れた。
ビワ「ここはシュウメイにも一理あるよ! もしかしたらもう…!」
テントの外の声は無機質にも大きくなった。
???「ねえもうボクを入れてよ 外が怖いんだ」
オルティガ「じゃあ俺が見てきてやる…!」
ビワ「待って!」
激昂したオルティガが飛び出した。彼以外、テントの外を見る勇気は起きなかったのだった。テントの外に出たオルティガの目に飛び込んできたものは……
────── - 104二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 19:13:48
──────
ピーニャはたしかにそこにいた。しかし彼の背後には大勢の男女がいた。彼らは一糸まとわぬ姿で、ピーニャと共に尻をたたき続けていた。びっくりするほどユートピア!びっくりするほどユートピア!!皆虚ろな目をして恍惚とした表情を浮かべていた。オルティガにはそれが何かはわからなかったが、ピーニャは口角を吊り上げ、笑いとは言えない、決して明るい性質のものではない狂気のようなものが含まれていた。
ピーニャ「こっちに来ようよ 楽しいしさ」
オルティガは思わず後ずさりした。それは本能的な恐怖にほかならなかった。その時、背後から声が聞こえてきた。
「あっ 今ユートピアって聞こえちゃった!もしかしてピーニャくんも!?」
「早く閉めようテント!早く!」
オルティガは急いでジッパーを開けた。ピーニャたちの狂気じみた叫び声が響き渡った。
ピーニャ「ボクといっしょにユートピアしようよ!」パァンパァン
シュウメイ「だから言ったであろう!」
オルティガ「そうだよな……オレはこれ聞いた以上さ…逃げれねぇし…だから…」
オルティガは震える手を自ら押さえつけ、意を決し、そしてこう言い放った。
オルティガ「オレ そっちに行くよ……」
オルティガはテントの外に出た。するとピーニャたちの様子が一変していた。彼らとて生ける屍である。彼らはオルティガの姿を見るとすぐに取り囲んできた。中にいた、虚無を見つめるか如く眼差しで彼を見つめるナンジャモが彼の手をとった。彼は泣いていたのかもしれない。しかし、それでも必死に笑って見せたのだった。ナンジャモはオルティガの肩を強く抱きながら叫んだ。
ナンジャモ「じゃあびっくりするほどユートピアするよー!!!皆の者ー!!!せーの!!!!」
「「せーの!」」
全員が尻を叩き奇声を発し始めた。人間もポケモンも変わりなく、尻を叩きいていた。そんな異様な光景の中で、オルティガも尻を思い切り叩き始めた。どうでもいいけど著者のお尻叩きたいSVキャラ首位にオルティガは入っています。しかし彼は、決して自分が異常だと思ったことはなく、寧ろこれは普通のことなんだと自分に言い聞かせた。そしてこう思ったのだった。これが楽園(ユートピア)なのかもなあ……と。
────── - 105二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 21:41:10
わ、わやじゃ…
- 106二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 21:58:52
ユートピアるってなんだよ()
- 107二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 01:21:16
保守
- 108二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 01:49:03
ここまできたら書くのめちゃくちゃ楽しくなってそう
- 109二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 01:54:01
ただのキチゲ発散がなんでこんなことに
- 110二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 02:07:36
文豪が湧いてきてるの笑うしかないんだよね