- 1二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:04:00
- 2二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:26:29
珍しい組合わせだから支持
続けて続けて - 3二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:28:47
史実だとエアシャカールの引退の翌年にハルウララブームが始まってる
- 4二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:32:09
- 5二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:38:00
最初はそそっかしくて目が離せなかったので
世話を焼いていたら懐かれてしまい
うっとおしく思っていたが
段々とラムネあげるようになったり
どんな話も楽しそうに聞いてくれるので
そこそこ楽しくなっていて欲しい - 6二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:44:40
- 7二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:47:59
シャカールが自販機の下に落とした小銭を拾うウララちゃんを思い出した
- 8二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:48:36
- 9二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 15:51:44
ウララが他のウマ娘と仲良くしてるのを見て、じっとりとした視線を向けるシャカール・・・
- 10二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:05:56
- 11二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:07:56
ウララに振り回されて大変だった―って(本人的には)愚痴を微笑ましく聞くドトウや殿下はいると思います
なお、ちっとも困った感じで話していないと指摘されると「ハァ!?」と怒る模様 - 12二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:08:39
ウララとおしゃべりしながらコーディングするシャカールか…
ラバーダック・デバッグかな? - 13二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:09:42
キングが何か察してそうじゃのぅ
- 14二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:14:41
「迷子になったら大変だろ?」なんて言いながらウララのスマホに位置追跡アプリをインストールする
- 15二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:17:48
- 16二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:21:49
- 17二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:25:36
私はタキオンじゃないねぇ。ついでに言うと、タキオンならこういうことは止めると思うねぇ。
- 18二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:44:44
- 19二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 16:59:44
私のウララさんが不良になってしまったわー!😭
- 20二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:09:56
- 21二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:18:26
もしかして心の母なり姉なりを求めて?
- 22二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:20:36
キングが遠征の間ウララを一人にするのが不安で、
丁度都合が合うドトウにウララを任せたら
うっかりドトウがスケジュールを見間違えていて
シャカールとウララが二人で過ごす事になってしまい
なんやかんやで夜まで上手く過ごせたけど
夜、いつもどおり寝ぼけてうっかりシャカールの布団に入ったら
泣いている事に気付き、それを優しく慰めてあげるウララ - 23二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:22:58
公式で実際にゴルシとシャカールの間に入って「喧嘩はめっ!だよ!」っていうお姉ちゃんムーブかますウララちゃんはいる
- 24二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:29:51
思った以上に相性いいぞこの2人
- 25二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:30:59
この概念・・・いい
- 26二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:33:10
逆にウララちゃん視点から見たシャカールが気になってくる
- 27二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:37:36
- 28二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:38:21
- 29二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 17:45:16
最初は他の娘と変わらない感じで接していたけど、日に日に変わっていくシャカールの自分に向ける眼差しに
何か違う気持ちを感じ始めて気付けばシャカールの事だけ特別な目で見るようになっていくウララちゃん…? - 30二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 18:09:56
- 31二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 18:16:48
ちょっと怖いウマ娘かと思ったら”かわいい”ウマ娘ってわかってこう…アレだよ…
- 32二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 18:21:57
ウマ娘ちゃんかわいい!🐎 — まさる3番 (masaru_sanban) 2021年04月04日
- 33二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:03:09
依存してシャカールが独占欲発揮してもウララちゃんならきっとそれすら癒やしてくれる
- 34二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:30:44
逆にウララちゃんもシャカールの事特別に思うようになって
バレンタインに一生懸命、手作りケーキ用意して渡して欲しい
でシャカールさんも「今日取れるカロリーはあと、このケーキの半分くらいだな…もう半分、食えるか?」とか言って一緒に食べてほしい - 35二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 19:55:34
- 36二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 20:00:38
すんごい悲しい雰囲気が伝わる……
- 37二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 20:10:53
- 38二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 21:04:45
- 39二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 21:32:32
- 40二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 22:53:31
- 41二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 22:56:59
やばい、凄くしっくり来る
- 42二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 23:03:09
シャカールに冷たくあしらわれたのと、シャカールがお母さんと仲直りできないことに胸を痛めてきっとウララは泣いちゃったんだろうなあ・・・
- 43二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 23:07:58
ここからハッピーエンドに持っていく方法
- 44二次元好きの匿名さん24/01/03(水) 23:18:23
ウララちゃん案外スパダリぢからあるよね
- 45二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:00:52
- 46二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:14:09
キングも母親と揉めてたしね…
- 47二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:15:25
- 48二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:29:19
- 49二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:32:31
書いたのですか…!?
- 504924/01/04(木) 00:34:21
- 51二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:35:49
- 52二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 00:38:43
- 53二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 01:00:22
- 54二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 01:51:42
ああ…良い……
- 55二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 01:56:11
- 56二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 02:14:23
- 57二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 02:17:17
今度はウララとの関係に向き合わなきゃね。
- 58二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 02:26:27
- 59二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 02:38:43
- 60二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 02:49:59
- 61二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 02:55:31
- 62二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 10:16:39
- 63二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 12:51:45
ほんの少しだけでも進めて良かった
- 64二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 13:14:25
- 65二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 13:52:54
- 66二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 13:57:51
本ッッッッ当にありがたいです…
- 67二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 14:02:14
ありがとうございます
- 68二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 14:43:09
おいおい…一体どれだけのデジたんを天に召すおつもりだい?
- 69二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 15:27:47
- 70二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 16:12:33
- 71二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 17:19:33
- 72二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 18:04:31
- 732724/01/04(木) 18:09:20
スレ主もありがとう。きっかけを与えたって言ってもらえたのは素直に嬉しい。
- 74二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 18:26:22
- 75二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 19:31:36
- 76二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:19:36
良いね
- 77二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:22:40
このレスは削除されています
- 78二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:36:33
- 79二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:38:53
- 80二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:39:19
- 81二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 22:53:20
ありがとうございます、頂いた書き込みをなるべく取り入れる事が出来たかなと思っています
- 82二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 23:02:01
- 83二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 23:05:37
- 846524/01/04(木) 23:08:17
久しぶりに絵を描き切ることができました
素敵な作品を読ませていただいたおかげでです
本当にありがとうございます - 85二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 23:10:10
- 86二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 00:01:45
シャカールさんが何の躊躇いもなくお膝の上にウララちゃんの乗せて
一緒にパソコンで動画とか見るようになってて欲しいし
以前とは逆にウララちゃんが悩んでる事とかをシャカールさんが聞いて
ロジカルにアドバイスあげたり解決策考えていたりして欲しい
あと出来ればウララちゃんが苦手なハンバーガーの
ピクルスを代わりに食べてあげたりしててほしい…
- 87二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 00:59:59
- 88二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 07:19:39
ほ
- 89二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 07:31:52
このレスは削除されています
- 90二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 10:31:42
絵と合わせて涙腺に来た
こういうのに弱いんだ - 91二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 14:38:08
- 92二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 19:09:01
(本音を言うとシャカウララについて語れる場所はめったにないので、ちょこちょこ追加のssもどきとかを投下していきたい)
- 93二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 19:30:12
依存こそしなくなったけど今でもシャカールさんは
ウララちゃんが他のウマ娘と話していると
少し不機嫌になってて欲しい…
だけどウララちゃんが戻ってきて
なでなでしたりするとすぐご機嫌に戻って
周りから見たらワンちゃんみたい…って
思われてて欲しい… - 94二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:11:11
- 95二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:15:21
シャカールを商店街のみんなに紹介する為に
連れてきて、最初こそウララちゃんが不良になった…!?とか心配されるけど
後ろから来てる自転車にすぐ気づいてウララちゃんを抱き寄せて気をつけなって言ってくれる
シャカールを見て「あっ、この娘良い子だ」って安心して
そのままシャカールちゃんシャカールちゃんって呼ばれて可愛がられて欲しい… - 96二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 20:16:49
貴方が神か…後ろから光が差しているのが良すぎる……ちょっと不安げにしてるけど勇気出して来たって事が表情から伝わってきて良すぎる…
- 97二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 21:36:45
こんなにイラスト頂いたらよォ〜〜〜
まだまだ終わるわけにはいかねェよなァ〜〜〜ッ
(仗助トレーナー) - 98二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 21:41:53
もうせっかくなのでウララちゃんに誘われて
ご両親にも挨拶行って欲しい…
で、緊張してるし怖がられたりしないか不安がるんだけど
ウララちゃんがお手紙やメールで沢山お話してたおかげで
警戒されるどころか凄く歓迎されて
心の底からホッとして欲しい… - 99二次元好きの匿名さん24/01/05(金) 22:01:51
- 100二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 00:59:00
ウララちゃんが珍しく不機嫌になってほっぺ膨らましてシャカールに怒ってるかと思えば
その理由が夜更かしはいけないから早く寝ろって言われたからお互い早寝する約束だったのに、
ドトウから夜遅くまでゲームしてたって事をバラされたのが理由であってほしい…
それでいつまでもぷんぷんしてるから珍しくシャカールもタジタジになって
どうすれば許してくれるか聞いたら、一緒にお昼寝してって頼まれて更にタジタジになって欲しい… - 101二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 01:22:10
サトノクラウンのパソコンの調子が悪いので見てあげる事になったけど
普段と違って液晶が非光沢タイプでなかった事に不満を言ってたら
ウララちゃんにパソコン触ってるシャカールちゃんの顔が見れて嬉しいとか
言われて何が面白いんだって返すけどパソコンには笑顔のシャカールが反射してて欲しい…
そして、サトノクラウンは自分のパソコンで突然惚気られてポカーンとしてて欲しい… - 102二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 01:27:06
(ずっと続けている〇〇して欲しい…という構文、
流石にずっと続けるのは恥ずかしくなってきた) - 103二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 01:29:34
- 104二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 01:30:37
- 105二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 01:58:23
シンプルに二人して怖いホラー映画見ちゃったので
一緒にくっついて寝てほしい… - 106二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 02:11:19
シャカールはウララちゃんのお世話を毎日こなすキングに尊敬の念を抱いて
キングはウララちゃんの魅力を良くわかっているシャカールを褒めると同時に母親ヅラして欲しい… - 107二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 02:39:23
(根性ウララちゃんサポカにしてシャカール育成してたら
失敗率69%の友情トレーニングに成功した) - 108二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 02:50:37
そろそろ、ちゃんとした>>71の続きを書いてみたい
- 109二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 09:32:20
ウララちゃんが朝から落ち込んで、
泣きそうになってるのでどうしたのか聞いたら
一回もレースで勝てないまま、レースを引退する夢をみてしまったというので
自分の持っている全データを使って徹底的に検証して
その悪夢を否定して欲しい… - 110二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 10:11:40
——ハルウララは最近、気付いたことがある。
シャカールさんは意外と、お友達がいるということ。
顔を合わせれば楽しそうに絡んでくるタキオンさん。
ルームメイトのドトウちゃんは、よくシャカールさんにお世話されてるみたい。
ファインさんだって、シャカールさんとラーメンを食べに行ってるのを見たことがある。
シャカールさん、あんな風に笑うんだ……わたし以外にも。
この気持ちはヤキモチなのかな。自分でもよくわからない。
でもなんだかシャカールさんが他の子たちと楽しそうにしてるのを見ていると、胸がチクチクする。
だからわたしは、またシャカールさんに宿題を教えてもらいに行くことにした。
そうして宿題を教えてもらっている間は、シャカールさんはわたしだけを見てくれるから。 - 111二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 10:15:31
こういうの待ってました…
自分以外のシャカウララが見たかった…
そして、ウララちゃん側から見たシャカールさんっていうのもありがたい…
他のウマ娘と仲良くしてるの見て胸がチクチクする程シャカールさんがウララちゃんにとって特別になってるのも良き…
- 112二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 12:04:30
シャカールちゃんシャカールちゃん!見てみて〜!
のうさつポーズ〜!
…あれ?どうしたの?
え?このポーズ?あのね、マヤノちゃんに
シャカールちゃんを喜ばせてみない?
って言われて教えて貰ったんだ〜!
…え?シャカールちゃん以外の前でやっちゃいけない…?
どうしたのシャカールちゃん?何だか怒ってる…? - 113二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 13:02:21
ポッキーゲームの存在を知り、
購買でポッキーを買ってきてシャカールさんと一緒にしようとするも、シャカールさんを探してる途中で
いつの間にかポッキー全部食べちゃってたウララちゃんと
誘われた時は驚いたけどいつものウララちゃんらしくてホッとしたシャカールさん - 114二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 17:53:07
- 115二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 20:23:38
「お茶もおやつも美味しいですぅ~」
「喜んで貰えてよかったわ。」
にこにことしながらおやつを頬張るドトウを
微笑ましい顔で見守るキング。
「でもぉ…どうして私なんかを誘って頂けたんですか…?」
「貴方には、改めてお礼を言いたくって」
「お礼…?」
「シャカールさんと…そのお母様の事。」
ドトウは、きょとんとした顔でいる。
「あら、覚えてないのかしら?」
「貴方がウララさんにお二人の事を伝えてくれたから、
シャカールさんがウララさんに頼り切りのままにならずに済んだのよ。」
ドトウはおやつを飲み込むと、あわあわとして否定する。
「い、いえ~、私は特に何も…!シャカールさんにお母さんとお話するよう
言ってくれたのはキングさんですし…!」
「間に入ってケンカを止めてくれたのもウララさんでしたし…」
眉を困らせて話していたドトウだが、段々と顔に笑みが浮かんでくる。
「むしろ、お礼を言いたいのは私の方ですぅ…!あれから、シャカールさん、
明るいお顔を見せてくれる事が増えたんです~」
- 116二次元好きの匿名さん24/01/06(土) 20:57:40
- 117二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:23:18
「でも、それを思えば尚更よ。そうやって常日頃から心配してた貴方だから、
シャカールさんも信頼してくれたんでしょう。もっと自分を誇って。」
「改めて、ありがとう。ドトウさん。」
「え、えへへ…こちらこそ、ありがとうございますぅ~…!」
思わず頬が緩むドトウを見て、キングも笑みを浮かべる。
「それで、その~…よかったら~今度は私がおやつを持ってきますので…
また、今日みたいに一緒にお茶しませんか…?」
「ええ、喜んで!」
「…!」
「は、はい~!た、タイキさんから頂いた牛乳と、
タキオンさんから頂いた茶葉もあるので、チャイっていうのを作らせてください…!」
「ふふ、楽しみにしてるわ。」
そして、どうやら二人の間にもまた信頼が生まれたようだ。
- 118二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:24:25
明日の午後くらいに続き書きます
- 119二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:31:59
ありがたい!
- 120二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:35:25
- 121二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:37:13
- 122二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:39:42
- 123二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:45:24
そう言うと、二人はウララのベッド付近に置いてある箱に目を向ける。
「あの箱、ウララさんがシャカールさんから貰ったって言って持って帰ってきたけど…。」
「はい~…あれから初めて送られて来た仕送りなんですが、
開けてみたら沢山のにんじんと1枚の手紙だけが入ってて…」
「お手紙には、ウララさんと仲良く食べてねって書いてて…」
「余計なお世話って口では言ってたんですが…シャカールさん嬉しそうでした~!」
シャカールと両親の関係は、ちょっとずつではあったが良くなっていた。
レースに見に来る事も増えたらしく、時折ドトウやキングも観客席でわざわざ
応援のうちわを持った姿を見かける事もある。
シャカールはそれを恥ずかしがったりイライラしたりするが、
レースが終われば必ず両親の元へ向かい、それ見たかという態度ではあるが
結果を報告しにわざわざ会いに行くという。
「だけど、最初に貴方がウララさんにこの事を伝えてくれたから、今に至るのよ?」
「そ、そんな~、私はただシャカールさんが心配だっただけなので~…」
「…そうね、あの時はウララさんばかり心配してたけど…
シャカールさんが元気になってくれて本当に良かった。」
キングはウララとの事を通じ、すっかりシャカールと良き友人となり、
お互いに信頼し合う関係になっていた。
「あの時はきっと、弱さを見せれるような相手が貴方とウララさんぐらいしか居なかったのよね…」
「いつも、気張ってましたからね…」
こういう事にしておいてください…
おとなはウソつきではないのです。
まちがいをするだけなのです…
- 124二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:48:07
- 125二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:50:34
- 126二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:51:53
- 127二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 00:53:55
ありがとうございます!
- 128二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 07:04:33
シャカウララが公式で出た夢を見た…
夢か… - 129二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 12:14:35
行くとこまで行ったら検証と称してウララちゃんを膝に乗せた状態で作業したり猫吸いみたいなこと始めてそう
- 130二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 14:44:06
てぇてぇ…それで普段より捗ってたら複雑な心境になりそうだけど…
- 131二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 17:20:43
- 132二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 19:39:36
かわいい…
- 133二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 21:00:21
それからも二人は、何気なくトレーニング先で出会った時でも楽しく話すようになり
時々お互いの部屋にお茶とお菓子を持ち込んで話すことも増え、
更にはカワカミプリンセス、テイエムオペラオー、時にはタヌキまでもと
一緒にお茶会を楽しむようになっていた。
しかし、そんなある日
キングの部屋でのお茶会の時だった。
「あのー…キングさん…?」
「あら、ドトウさん。どうしたの?」
「そのぉ…勘違いだったらすみません…なんだか元気が無いように見えまして…」
「…もしかして、ウララさんの事で、何か悩み事がありますか…?」
「…ごめんなさい。気付かれちゃったかしら…。」
「自分では気付かれないようにしてたつもりだったけど…流石ね、ドトウさん。」
一見するといつも通りに見えたキング。
だが、ドトウはいつもと様子が違うことに気付いたようだ。
「なんだか、シャカールさんのスペースをよく見てるように思いまして…」
ちょくちょくシャカールが遊びに来る為、部屋に設けられたシャカール用のスペース。
それをキングはチラチラと見ていた。
「…実はね、ドトウさん。」
- 134二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 21:23:04
「ウララさんが…シャカールさんを避けてる…?」
「…気の所為だといいんだけど、最近シャカールさんが遊びに来る事が減ったような気がして…。」
「というか、ウララさんが最近シャカールさんと一緒にいる所も見てないような気が…」
「その割に、他のお友達と一緒にいる所はよく見るようになった気がするのよね…」
「そ、そうなんですかぁ…?」
ドトウは、シャカールがそんな様子も素振りも見てなかっただけに、驚いていた。
「で、でもシャカールさんはそんな事一言も言わなかったですし、元気がないようにも…」
「それを言ったら、ウララさんもなの。むしろ前よりやる気に満ち溢れているようで…」
「…!そういえば、そう!ウララさん、ここ最近、私にお勉強を聞いてくる事が増えたような…?」
「お勉強…ですか?」
「…ドトウさん、貴方は図書室を見てきてくれる?もしかしてなんだけど…」
お茶会を切り上げて、校内へ行く二人。キングがウララの普段いる教室を見に行き、
戻っている最中、ドトウから連絡が入る。
「キングさん、キングさんの言う通りですぅ。ウララさん、図書室にいました~!」
- 135二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 21:36:07
「えっと…長距離の走り方はね…!」
「ウララさんの脚質で、参考になりそうな本は…こちらです…!」
図書室の済では、ライスシャワーとゼンノロブロイに
レースの勉強を教わるも、うつらうつらとするウララの姿があった。
一見すると微笑ましい光景に見える…が、ウララはハッとしたような顔になると
ぷるぷると顔を震わせ、勉強に集中しようとしている。
…やっぱり微笑ましい光景に見えるが、ウララの表情は真剣その物だった。
「ウララさん、ここにいたのね…!」
「あっ!キングちゃんとドトウちゃん!」
「こ、こんにちは~」「こ、こんにちわ…!」
挨拶を交わす一同。話を聞くと、ウララが自分から勉強を教わりに来たのだという。
「ライス達だけじゃなくてね、ここ最近ウララちゃんいろんな人にお勉強教わってるの…!」
「この間はタイシンさんからパソコンの事も教わってましたよね…」
「うん!ウララ、ロジカルなウマ娘になりたいから!」
それを聞き、キングは眉を困らせて笑う。
「…やっぱりね。」
- 136二次元好きの匿名さん24/01/07(日) 23:14:17
話を聞いてみると、ウララはシャカールともっと仲良くなるため、
シャカールの「ロジカルなお話」を理解できるようになりたいそうだ。
「そうすればレースのコツもわかっていっせきにちょーだよ!」
「そうだったんですねぇ~…!それを聞いたら、きっとシャカールさんも喜んでくれるですぅ~!」
「えへへ、そうでしょー?」
しかし、それを聞いてキングは余計にわからなくなった
「ねぇ、ウララさん。私の思い過ごしならいいんだけど…」
「それにしては最近、シャカールさんと会ってる事が以前と比べて少なくないかしら…?」
「うん。ウララね、シャカールちゃんと遊ぶの我慢してるんだ!」
驚く一同。あっさりと認めたウララは、続けて話す。
「今度のテストで百点取ってね、シャカールちゃんに見せてあげるんだ!」
「あとは、レースでも一番になってね、シャカールちゃんに褒めてもらうの!」
「それまで、お勉強してること内緒にしておきたいなー、って思って!」
だが、どうやらサプライズを計画してるだけで、決して仲が悪くなったわけではなかった。
「そういう事なら安心したわ…!けど、今度からはこのキングにもちゃんと伝えなさい。」
「わ、私も出来ることがあれば~!」
「えへへ…ごめんね、ありがとう…!よーし!頑張るぞー!」
気合を入れ直して、笑顔で頑張るウララ。
しかし、しばらくこの笑顔は見れなくなってしまうのだった…。
『もう少し頑張りましょう』
- 137二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 00:00:00
- 138二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 00:01:42
承知!
- 13913824/01/08(月) 00:03:35
- 140二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 00:04:01
- 14113824/01/08(月) 00:08:04
- 142二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 07:26:50
こちらこそありがとうございます
- 143二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 16:40:09
保守
- 144二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 19:45:27
ありがとう!
- 145二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 22:37:18
「ウララちゃん…頑張ったのに…」
「キングさんが言うには、勉強のしすぎで眠たくなっちゃって、集中出来なかったんですって…」
テスト前日、運の悪い事にキングヘイローはレースで留守にしており
ウララはつい、眠らずに勉強していたのだという。
「…私が、ちゃんと寝るように言っておけば…ぐすっ…」
「あわわ…!キングさんのせいじゃないですぅ…」
「で、でも一緒懸命頑張ったウララさんが悪いわけでもなくてぇ…」
「…う、運が悪かったんですぅ…」
「うう…ライスと一緒にお勉強したから…」
「あわわわ〜!!ライスさんのせいでも無いです〜〜〜!!!」
それを、ロブロイと現場を目撃したフクキタルが必死にフォローする。
「そうですっ!この水晶玉が導き出した占いによれば、ライスさんのせいではありませんっ!」
「それに、こうとも出ています!『雨降ってバ場固まる』と!」
「そ、そうですよ…それにまだウララさん、レースの為にも頑張ってるんですから…!」
しかし、悪い事は重なってしまう。
レース本番の2日前、夕方のトレーニングを切り上げて、帰ろうとしているドトウの元に、血相を変えたキングが走って来た。
「ウララさんが…まだ帰ってこないの…!」
- 146二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 22:38:03
このレスは削除されています
- 147二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 22:55:22
校外へ走り込みへ行っていたウララが、この時間になってもまだ戻ってこない。
心配したライスとロブロイも駆けつける。
「ウララちゃん、どこ行っちゃったの…!」
「わ、私達も探すのを手伝います…!!」
「私は、もう一回寮の中を探してみるわ…ドトウさん、あなたは校内をお願い出来る?」
「は、はいぃ!」
「ライスさん、ロブロイさん。貴方達は外をお願い…気をつけて探して…!」
手分けしてウララを探す4人。
校内を探して終わり、一度作って報告しようと戻って来たライスとドトウ。
しかし…そこには寮の入り口で膝を抱えて泣いていたキングがいた。
「…ウララさん…ぐすっ…どこへ…」
「キングさん…」
「ドトウさん…ウララさんは、大丈夫かしら…」
「……え?」
「もしかして、テストの事を気にして…レースが怖くなったりしたんじゃ…」
「お願い…大丈夫と言って…もしもの事があったら、私…!」
すっかり、弱気になってしまったキング。
それにつられて、ライスシャワーでも泣きそうになってしまう。
「ウララちゃん…」
「大丈夫ですぅぅぅぅ!!」
「!?」
しかし、そんな空気を切り裂くように、ドトウの声が響き渡る。
いつもの気弱な姿が嘘のように、ドトウは胸を張って言った。
「キングさんも自分で言ってました…ウララさんは、とっても強いウマ娘ですぅ!」
「何度負けても諦めない、頭を下げないウマ娘だって…」
「私もよく、ウララさんから勇気をもらってますからわかります…」
「ウララさんは、これくらいで挫けたりしないですぅ…!」
- 148二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 23:13:04
突然、声を張り上げたドトウに対して、声を奪われたようにポカンとする二人。
「ドトウさん…」
「…ええ、そうよね。ごめんなさい。」
しかし、キングはすぐ涙を拭い、立ち上がった。
「ウララさんはこのキングが認めた、一流のウマ娘よ…!」
「この位で諦めるなら…最初から認めたりしなかったわ…!」
「キングさぁん…!」
「ありがとう、ドトウさん。大切な事を忘れていたわ。」
そして、ライスシャワーもまた、元気を取り戻した。
「そうだよね…ウララちゃんが諦めた所なんて、見たこと無いもん…!」
「テストだけじゃなくてレースのお勉強だって、とっても頑張ってたし…!」
「私も、ウララちゃんを信じる…きっと、大丈夫だよね…!」
「ありがとう、ドトウさん…!」
「い、いえいえ~…私はただ…えへへ…」
ドトウのおかげですっかり元気を取り戻した二人。
再び、ウララを探そうとしたその時、ドトウのスマホから着信音が鳴った。
「あれ?シャ、シャカールさんから…?…えっ!?」
『ウララ見つけた、心配すんな。』
- 149二次元好きの匿名さん24/01/08(月) 23:54:33
日が落ちて、冷たい風が肌にまとわりつく時間。
寮の門限は間近だった。にも関わらず、ウララは走り込みを続けていた。
「はぁ…はぁ…もうちょっとだけ…あとちょっとだけ…!」
「絶対…一着になるんだぁ~…!」
ウララのやる気は充分すぎるくらいだった。しかし、元気が追いついていなかった。
ただでさえ、お昼から走っているだけでなく、寒さにスタミナを奪われてしまっているのだった。
「…あうぅ…寒いよぉ…」
「でも、こんなの…平気だもん…平気だから…!」
息を切らし、立ち止まるウララ。
それでも元気を振り絞り、必死に走るウララだが、限界は近かった。
「うう…!てやあああ~~~!!」
だが、力の入らない足での走りは、目の前にいたエアシャカールにあっさりと受け止められてしまった。
「そんくらいにしとけ。」
「…え?シャカール…ちゃん…?」
- 150二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 00:14:04
ウララは、どうしてシャカールがここにいるのかを聞くが
シャカールはそれに答えず、カイロと温かいお茶をウララに渡して、
更に、自分のパーカーをウララに羽織らせる。
「まず身体温めな。話はそれからだ。」
「う、うん…ほわぁ…!ポカポカだぁ…!」
身体の芯まで冷えかかったウララは、お茶を飲んでとろけるような顔を浮かべていた。
「それで…その…どうしてシャカールちゃんがここに…?」
「…偶然だよ、偶然。」
「夕方…街で買い物した帰りに、走ってるトコ見つけたんだよ。」
「そうだったんだ…」
「…逆にこっちからも、質問すんぞ。」
シャカールは、少し距離を取っているウララに気付いていたのか
離れないように肩を抱き寄せる。
「ひゃっ…!」
「…どうしてそこまで無理してるんだ?」
- 151二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 00:31:08
「う、ウララ無理なんてしてないよ…!今日はちょっと…えっと…寒かっただけだもん…」
「そうじゃねェ、色々とだよ。」
「トレーニングもだが、テスト勉強の事も。それに…俺のことも無理して避けてんだろ…?」
「あっ、それは…その…うう、ごめんね。シャカールちゃんのこと、嫌いになったわけじゃないよ…?」
「ああ、知ってる。100点と1着取って俺に見せたかったんだろ?」
「ええ!?」
「隠してたつもりだったろうがな…出会うやつ全員に言ってたらそりゃどっかで俺にも伝わンだろ…」
「あ、あうう…」
すっかりバレてた事にションボリするウララ。
「だからって、こんな無茶する事ないだろ…?」
「身体壊してレース出れねェなんて事になったら元も子もねェ。」
「どうしてここまでするんだ?」
心配をしつつも、問い詰めていくシャカール。
ウララはしばらくうつむいて沈黙していたが、少し悲しそうに口を開いた。
「だって…ウララね…シャカールちゃんみたいになりたかったんだもん…」
「シャカールちゃんが…大好きだから…」
- 152二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 00:56:49
中身がまだ半分ほどあるペットボトルを、グッと握って話を続けるウララ。
「ウララね、思ったんだ…シャカールちゃんともっと仲良しになりたいなぁって…」
「だけど、ウララ…シャカールちゃんの言う、ロジカルって何かなーって、よくわかんなくって…」
「ロジカルになったら、シャカールちゃんがパソコンさんで見てるデータの事も、わかるかなって…」
「だから、いっぱいお勉強して、ロジカルが何かわかれば…」
「シャカールちゃんの…事…もっと…わかるかなって…」
ウララは、話しながら段々と手を震わせ始める。
「だけど…わかんかなった…だけじゃなくって…ウララ…全然だめだったんだ…」
「…ぐすっ…お勉強頑張ったけど…もっと頑張りましょうって…」
「…ウララ。」
「だけど…テストはだめだったけど…だからレース頑張ろうって…!」
「それで一着取って…!シャカールちゃんともっと…仲良くなりくって…!」
声を振り絞るウララは、胸の内の想いを必死に伝えている。
しかし、そんなウララを…
「ウララ!」
シャカールはピシャリ、と声を張り上げ黙らせてしまった。
- 153二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 01:54:50
- 154二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 07:34:57
- 155二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 09:11:18
- 156二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 17:09:23
ありがとうございます
- 157二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 21:50:08
だが、張り上げた声と裏腹に、シャカールの顔は穏やかだった。
「そんな事でよ…俺の気持ちが変わると思ったか?」
「…え?」
「そもそもが違うんだよ。」
「レースで1着取ろうが、テストで100点取ろうがな…お前はお前のままだ。」
涙を浮かべながらウララは俯く。
「…ウララは、ロジカルになれないって事…?」
「…違う、ロジカルになる必要なんかねェんだよ。」
「…え?」
そう言いながらシャカールは立ち上がり、ウララの前にしゃがみ、涙を拭う。
「いつから俺が…そんな事頼んだ?」
「というか…いつからそう思わせちまった?」
「シャカールちゃん…?」
そう言うと、シャカールはいつも自分がしてもらっていたように、ウララの頭を優しくポンポンと撫でる。
「やっぱ駄目だ…ちゃんと言わねェと駄目だな…」
「…もう、逃げねェ。」
シャカールは一度俯くと、ウララの目をしっかり見つめて口を開く。
「…俺もな、ウララが…大好きだ。」
- 158二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 21:53:15
(今日は書き留めてたのまとめて投下します)
「…えっ…?」
シャカールは、言い終わると少し顔を反らし頬を赤く染めて話を続ける。
「…こんな時間に走り込みしてるお前を見つけた後…本当は焦って追いかけてた。」
「けど、商店街のあたりで見失なっちまってな…。」
「そこで、お前は商店街のおっさんやおばさん達と仲が良いから…誰かに聞きゃ、さっさとわかったんだろうが…」
「…中々聞けなかった、警戒されるんじゃねぇかとか、くだらねぇ事気にしちまって…。」
「けど、俺に気付いた雑貨屋の親父さんがな…カイロとお茶渡してくれてな…」
「お前の行った方向も、教えてくれたよ…。」
「…普段から俺の事…話しててくれたんだな…。」
「きっと喜ぶだろうから頼んだよ、だなんて言われてよ…自分が恥ずかしかった。」
「シャカールちゃん…」
シャカールは、少し悲しそうに俯いたが、再び顔をあげてウララの目を見つめる。
「俺には出来ねぇ、お前みたいに…素直で優しくなんてなれない。」
「俺が心の準備をしねぇと出来ねぇような事、お前はあっさりやってのける。」
「だからきっと皆、お前が好きなんだろうし…悔しくなるくらいに、お前のそういう素直な所が、俺は羨ましいし…好きなんだ。」
「…!」
「けど、俺のせいでこんな無理させてたなら…いくらでも言うぜ。ウララ。」
「ロジカルとかそうじゃねぇとか関係ない。」
「既に俺は…お前が、ハルウララが好きだ。」
「だから…俺と、一緒に…いて欲しい。」
- 159二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 21:54:21
気付けば、シャカールはウララの手を優しく包むように握っていた。
その暖かさが、ウララの中で張り詰めていた緊張の糸をゆっくりと緩めた。
「シャカールちゃん…本当…?本当に…?」
「ああ…。」
「ウララと一緒にいても…楽しい…?」
「…最近、また寂しかったくらいだ。」
「ウララ、パソコンさんのお話もわかんないし、でーたの…事だって…」
「お前が知りてェなら、教えてやるよ。」
「でも、でも…それじゃ…シャカールちゃんの…邪魔に…」
ウララがそう言いかけた所で、シャカールは腕いっぱいにウララを抱きしめる。
「…邪魔なワケあるかよ。」
「そんな小せえ事で一々嫌いになるとか…それこそロジカルじゃねェよ。」
頭を撫でられたウララが、シャカールの顔を見上げる。
そこには、疑う事なんて決して出来ないような
優しい笑顔を浮かべるシャカールがいた。
「う…うぅ…うえぇぇん!」
嬉しかった。嬉しかったはずなのに、涙を流してしまうウララ。
桜色の瞳も散ってしまいそうな程、大粒の涙が流れるが
ひとしきり泣いたあとには、再び満開の笑顔が戻る。
「えへへ…ありがとう、シャカールちゃん…!」
それを見て、再び頭を撫でるシャカール。
気付けば雪もふり始めていたが二人の間は暖かかった。
- 160二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 21:55:17
帰り道、シャカールはドトウにメッセージを送る。
「ウララ見つかった、心配すんな…っと」
「…えへへ、あのね…シャカールちゃん」
「…ニコニコして、どうした?」
「さっきね…大好き、って言って貰えたの…すっごく嬉しかった!」
「まだお顔がね、戻らないの…えへへ…!」
「…ああ、アレか…。」
突然、しゃがみ込んでうなだれるシャカール。
「あれ…?どうしたの?シャカールちゃん?」
「…アレよォ…聞いてて寒くなかったか?」
「ええ!?なんでぇ!?」
「ああいう事言うの、慣れてねぇんだよ…」
「…クソハズかった…。」
「えっと…そんな事無いよ…?すっごく嬉しかった!」
「…本当か?」
「うん!」
「…そうか。」
すると、シャカールは立ち上がり手だけをウララに付き出す。
「…?どうしたの?」
「手ェ、握っててくれるか…?」
「今、顔見せたくねぇけど…離れたくもねぇ。」
「…!うん…!いいよ!」
そう言うとウララは、しっかりとシャカールの手を握り、後ろをついて歩く。
「…あとアレだ、さっきはデケェ声出して悪かった。」
「いいよ!平気だよ!」
「それと…テストは残念だったが…今度のレース、応援してるからな…。」
「うん!頑張る…!」
「それから…お前の好きそうな猫カフェ見つけたから…年明け、一緒に行くか?」
「本当!?うん!行きたい行きたい!」
- 161二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 00:20:41
この時、ウララはちょっとだけ気付いていた。シャカールが、この瞬間自分に勇気を貰っていると。
手を繋いでいる間だけでも、素直になろうとしている事に。
しかし、何も言わなかった。シャカールの気持ちが聞けるのが嬉しくて、少しでも長く聞いていたかったからだ。
そして二人は商店街に寄り、雑貨屋のおじさんにお礼を言って、門限ギリギリで寮に戻って来た。
「ウララさぁぁぁん!!!」
寮の前に着いた所でキングヘイローの呼ぶ声が既に聞こえ、
少し名残惜しくも手を離す二人。
「行ってあげな、あのすげぇ顔見ればわかる。」
「…心配してたんだろうよ」
「うん…!」
「キングちゃーん!」
「もう!心配したんだから!!」
「むぎゅう…ごめんね…!」
キングは泣き顔を隠す事もせずウララを抱きしめた。
「ウララちゃん、お帰り…!」
「ただいま、ライスちゃん…心配させてごめんね…」
「ううん…!無事で良かった…!」
「シャカールさん、ありがとう…!それに、ドトウさんも…!」
「わ、私は特に…えへへ…」
「…あ!そうですぅ…!皆さんずっとお外で冷えてるでしょうから…」
「ロブロイさんが戻って来たら、これから皆で一緒に、遅めのお茶会でもいかがですかぁ…?」
「お茶会?わーい!楽しそう!」
「ええ、それが良いわね…!素晴らしいわ、ドトウさん!」
「うん…!そうしよっか…!」
「それなら丁度いい、貰ったモン色々持って行くか…。」
シャカールは、すっかり商店街の人達に気に入られて、あれもこれもとお土産を渡されていた。
(まるで泣かせたら承知しねぇ、って釘刺されてるみたいでちょいと怖かったが…)
囲んだ友人達が、つられて笑顔になっていくのを見てシャカールも少し笑顔になる。
(改めて本当に愛されてるな、ウララは…。)
- 162二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 00:22:34
しばらくして、そこにロブロイが戻って来た。
しかし、少し慌てた様子だった。
「…?何か慌ててんぞ?」
「みなさん、大変です!」
「あ!ロブロイちゃん!」
「ロブロイさん、お帰りなさいですぅ」
「ウララさんなら、無事見つかったけど…」
「どうかしたの…?」
「じ、じつは…!先生から聞いたのですが…!」
それから、1ヶ月後…
ウララは、次のレースの為にシャカールとトレーニングをしていた。
「ぜぇ…ぜぇ…ゴール!」
「よし、いい調子じゃねぇか。」
「えへへ…また一着取れるかな…?」
年末のレースの後、年明けにウララは再テストを行った。
ロブロイ如く、そもそも先生が配っていたテストが別学年の物だったらしく、クラス全員で再テストを行ったのだ。
結果は…
「…それはどうだろうな。今度は俺も出るんだぜ?」
「えぇっ!?」
「言っておくが、手加減なんてしねぇからな?」
「しゃ、シャカールちゃんと走るの楽しそうだけど…うーん…」
「…うん!わかった!ウララ、頑張って走る!」
「それで、シャカールちゃんにも負けないもん!」
「…へっ、言ってくれるじゃねぇか。」
「こないだのレースみてぇな走り、楽しみにしてるぜ?」
「うん!」
- 163二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 00:24:19
…ここはキングの部屋。
すっかりルーティーンのようになったドトウとのお茶会を、キングも楽しんでいた。
「ウララさんもシャカールさんも、前より更に仲良しになりましたよねぇ…」
「そうね。全く…今までキングを心配させすぎてたのよ。」
キングは、そうは言っているが安心しきった笑顔だ。
「でも…本当に良かったですぅ…」
「その…元気になってホッとしたっていうのもあるんですが…」
「こうしてキングさんとお茶会をするの、私とっても好きなのでぇ…」
「…!…ふふっ、そうね。」
「あの二人はもう、安心してやっていけるでしょうから…」
「心配せずお茶会が出来るわね。」
「えへへ…それでも、困った事があれば言ってください〜…」
「私に…出来る事があれば、手伝いますのでぇ〜…!」
「ふふっ、ありがとう…ドトウさん。」
「こんにちは…!またお招きいただきありがとうございます…!」
「キングさん…ドトウさん…!ライス、お菓子焼いて持ってきたよ…!」
「あ、お二人ともいらっしゃいませ〜」
「お茶の準備は出来てるわ、座って頂戴。そろそろレースが始まるわ…!」
キングは、スマホをスタンドにかけてチャンネルを合わせる。
「ウララさん、シャカールさん…二人とも絶好調ね…!」
「ウララちゃん、頑張れ〜!」
「シャカールさんも、頑張ってください…!」
「お二人とも…頑張ってくださいぃ〜!」
ウララの机の上には、トロフィーと
『よく頑張りました』と書かれた答案が置かれていた。
そして、シャカールのスペース…だった場所には、わかりやすく書かれた手作りの教科書と、猫や花のシールが貼られた可愛らしいノートパソコンが置いてあった。
二人の関係は、今後もどんどん続いて行くことだろう。
- 164二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 00:26:57
- 165二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 00:58:39
- 166二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 06:28:57
こちらこそ、読んでいただきありがとうございました…!
- 167二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 15:19:16
早めほっしゅ
- 168二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 15:44:02
- 169二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 22:47:39
…これは、二人が数えきれない程に競い合って行き
しばらく時間が経った頃のお話。
シャカールは、日に日にトレーニングとレースの回数が減っていき
パソコンに向き合う時間が増えていた。
いつの間にか、Parcaeを作ったのがシャカールだという事が
理事長の耳に届き、その技術を学園の生徒達の為に役立てないかと誘われ
卒業後の進路に向けて準備をしていたのだった。
「…よし、こっちはこんなもんでいいか。」
「シャカールちゃん凄いね~!もう出来上がっちゃった!」
「ウララが手伝ってくれたからだよ、ありがとうな。」
そんなシャカールの為に、ウララは大いに役立っていた。
シャカールの教えもあり、基礎的な操作は出来るようになり
お絵かきをしたり、写真の管理はお手の物。
更に、つい徹夜をしてしまうシャカールを無理させないよう見守ったり
時には膝の上に座って、猫背になるのを防止し、作業効率の向上にも貢献している。
- 170二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:05:22
「さて、今日はこの辺にしとくか。」
「そうだね!シャカールちゃんいっぱい頑張ったもんね!」
「ああ、ウララもな。トレーニングの後なのに悪かったな。」
優しく頭を撫でるシャカール。ウララはつい頬がゆるんでしまう。
「えへへ…」
あれから、シャカールは素直な感情を出せるようになり
家族との関係も、いい意味で腹を割って話せるようになった。
時には共に食事をすることや、プレゼントを送る事もある。
「そうだ、お袋がよ…またウララにって言ってこれ送ってきた。」
「わぁ!にんじんクリームパン!こんなにいっぱい!」
「まったく、すっかり自分の娘みてぇに扱ってさ…」
「けどま、ウララが喜んでくれるからいいけどな。」
「えへへ~明日の朝ごはんに食べよっと!」
そして、ウララ自身もまた成長していた。
夜のおやつを我慢出来るようになり、朝の仕度を一人で出来るようになった。
…だけでなく、レースでは安定して1着を取れるようになり
勉強も、後輩のウマ娘に教える事があるという。
- 171二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:23:50
「それじゃあな、明日も頑張れよ。」
「うん!おやすみ!シャカールちゃん!」
と、言いつつ二人は抱き合ってしばらくしてから
自分達の部屋に戻る。もはや、お互いの距離が日に日に縮まっていくのが
当たり前になり、一緒にいる事を心から楽しんでいた。
しかし、ウララは少なからずある不安を抱えていた。
「…卒業しても、一緒だよね…シャカールちゃん。」
それは、ウララが見ているある夢のせいだった。
それは、どれもシャカールが何処かへ行ってしまう夢だった。
ある時は誰かに手を引かれ連れて行かれ、
ある時は誰かを追いかけて遠い所へ行ってしまい、
ある時は誰か…というよりかは何かを怖がって逃げ出し、
…帰ってこない夢。
ウララは、頭ではシャカールが何処にも行かないと信じていた。
しかし、まるで心を削ぎ落とそうとしてくるように
頻繁に出てくる夢の内容に、少しだけ心配になっていた。
- 172二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:38:49
「…うう、シャカールちゃん…。」
ウララは良くも悪くも、純粋なままだった。
成長してレースを勝てるようになっても、決して威張らない。
入学した頃から変わらない優しい心の持ち主。
しかし、だからこそ、シャカールが心配だった。
夢の内容は、回数を重ねる毎にシャカールが傷ついて
それがきっかけでウララの元からいなくなる。
そんな内容に変化していく。それが怖くて仕方なかった。
「…ウララさん…?」
「あ、キングちゃん…ごめんね、起こしちゃった?」
「ううん、気にしないで。それより…大丈夫?」
キングは前と変わらず、ウララの同室として彼女を優しく見守っている。
しかし、最近はウララが成長した事もあり、見守るだけに徹していた。
「なんでもないよ、大丈夫…!」
「…本当に?」
「…ほ、本当…だよ…?」
キングは起き上がると、ウララのベッドに腰掛けて近寄る。
「…覚えてる?100点を取って、シャカールさんを驚かせようとお勉強してた頃の事。」
「あ、うん!皆がウララの為に協力してくれたよね…!」
「そう、けれど貴方…最初は私にも内緒でやってて、心配させたでしょう?」
「あうう…あの時はごめんね…」
「…もう、そういう所…変わってないんだから。」
キングは、困っているようで、ウララらしい、と言わんばかりの顔で笑う。
「あの時と一緒よ、このキングを心配させないで頂戴?」
「…悩んでいる事があるなら、遠慮せず相談して?」
「キングちゃん…!ありがとう…!」
優しい一言に安心したウララは、夢の事について相談する。
- 173二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:58:38
「…そう、そんな事があったの。」
「うん…ただの夢だから、あんまり気にしたくなかったんだ…」
「それで一人で抱えてたのね…。」
キングは、ウララの頭を優しく撫でる。
「…もう、いくらでも相談して良かったのよ?」
「どんなに成長したって、貴方はこのキングのルームメイトなんだから。」
「キングちゃん…!」
「それともまさか、このキングじゃ力になれないなんて…言わないわよね?」
「わわっ!違うよぉ!」
「うふふっ、冗談よ。」
会話を弾ませる二人。気付けば、悩みを打ち明けたからか、
それとも大切な友人と久しぶりに会話したおかげか、ウララの不安はすっかり晴れていた。
そして、キング自身もまた元気になっていた。
正直、ウララが成長した事に少しばかり寂しさを覚え
ウララがベッドに入ってきた時の温もりも、懐かしがっていた。
(元気付けてあげるつもりだった筈が、気付けば元気を貰っていた。)
(そんな所も、あの頃と全然変わっていないわね…。)
「えへへ…キングちゃん、お話聞いてくれてありがとう…!」
「だけど…そのね…またあの夢見たら怖いから…」
「久しぶりに、一緒に寝てもいいかな?」
「…!」
「…もう、仕方ないわね…!」
「いつになっても…どんな時でも…キングと一緒に寝る権利をあげるわ!」
- 174二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 00:39:01
その日の夜、ウララは再び夢を見た。
しかし、今までの夢とは違い、シャカールが隣にいる夢だった。
「シャカールちゃん…?」
「悪かったな、心配させちまって。」
「…ウララに合えて、本当に良かった。」
「運命から逃げる事なんて出来ねぇ、縋るモンなんか無えって…」
「必死に、運命をぶっ壊そうとしてた。」
「…けどあン時は素直に言えなかったけどよ、本当は寂しかった。」
「何処に行っても、息苦しくて逃げ場がないみたいだった。」
「そんな時…ウララが俺の事、助けてくれた。」
「最初はただ、縋っちまってただけだったけどよ…」
「ウララが…勇気をくれたからさ、気付けたんだ」
「俺はずっと、自分の気持ちから逃げてたって。」
「本当は、頑張った分褒めてほしかったし、辛い時は逃げたい…。」
「だから…今思えば、寂しかったんだろうな…。」
「シャカールちゃん…」
「…おっと、悪いな。まるで今までの礼みてェだったな」
「そうじゃなくてよ…なんつーか…」
「…これからも、よろしくな。」
「…!」
「俺はウララに沢山勇気を貰った…だから自分の運命だって乗り越えられた。」
「…けどまだ足りねェんだ、情けねェ事によ。」
「そうなの…?」
「ああ、未だに上手く行かねェと俺一人でなんとかしちまおうとして…」
「弱い所見せるのが、まだ少しハズいんだよ…。」
「…ウララの側にいれたら、まだ頑張れるんだ。」
「…だからよ、ウララ…改めて、俺と一緒に居てほしい。」
- 175二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 00:53:46
「…えへへ、ウララと似てるね!」
「似てる…?」
「ウララも今日、キングちゃんに怒られちゃったんだ!」
「悩んでいる事があるなら、一人で抱えないで、遠慮せず相談してねって!」
「…!」
「それに、ウララが無理しちゃって…シャカールちゃんに助けてもらった事、あったよね?」
「えへへ…私達、なんでも抱えちゃう…似た者同士だね…!」
「…あァ、そうだな…へへっ。」
「わかった!ウララ、頑張る!」
「シャカールちゃんが頑張りすぎないように頑張るし、ウララも頑張りすぎないように頑張る!」
「…あれれ?でもそれってウララだけ、頑張りすぎになっちゃうかな?」
「そしたらシャカールちゃんに心配かけちゃうし…うーん…」
「…ありがとうよ、ウララ。心配すんな。」
「俺も同じくらい、頑張りすぎないくらいに頑張るからよ。」
「それでオアイコって事だ。」
「…!うん!そうだね!」
「シャカールちゃんと一緒に、頑張る!」
気がつけば、外は朝になり…登校時間ギリギリになっていた。
「わわわぁ~!久々に遅刻だぁ~!!」
キングも飛び起き、慌てて朝の仕度をする二人。
焦りながらも、二人は楽しそうだった。
久しぶりにぐっすりと眠る事ができ、すっかり心は楽になっていた。
「…えへへ、楽しくて、嬉しい夢だった…!」
急いで教室へ向かう途中、珍しくシャカールも走っていた。
「やべぇッ!寝すぎたッ!!」
「あれっ!?シャカールちゃんも!?」
「ウララッ!?遅刻なんざ久々じゃねぇか!?」
- 176二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 01:17:45
「うん、そうなんだ!楽しい夢見ちゃって…!」
「…何っ?」
シャカールは、つい立ち止まり、夢の内容について聞いてくる。
不思議な事に、その内容はウララが見た物と全く同じだった。
「それって…ウララとシャカールちゃんの夢が繋がっちゃったって事!?」
「…いや、どうせ夢ン中だからって思って…遠慮なく色々話した記憶が…あるような…」
「わぁ…!凄い凄い!」
「いや、科学的に説明がつかねぇ…ロジカルじゃ…」
シャカールはいつものように言いかけた所で口を止め、ニヤリと微笑んだ。
「…たまにはロジカルじゃねぇのも、悪くねェか。」
「特に、こういう形だったらな。」
「えへへ…!そうだね…!」
和やかに笑う二人だったが、水を差すようになるチャイムの音と
キングの声が二人を現実に呼び戻した。
「ふたりとも~!遅刻しちゃうわよ~!!」
「わわわ~っ!そうだった~!」
「やべェッ!マジで遅れるッ!!」
そのまま別々の場所に走っていく一同。
しかし、もうウララは何も心配していなかった。
シャカールだけでなく、きっと他の友達とも
卒業して離れ離れになっても、ずっと一緒だと。
そんな自信があった。
そして、月日は流れ…
- 177二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 01:37:33
「ウララちゃん、ロブロイさん、卒業おめでとう…!」
「ライスちゃん!来てくれたんだ!」
「ライスさん、お久しぶりです…!」
「もう、二人共すっかり立派になっちゃって…!ぐすっ…!」
「そうですねぇ…お二人とも素敵ですよぉ…!」
「あ!キングちゃん!ドトウちゃん!」
満開の桜が囲む中、ウマ娘達はそれぞれ思い思いの事をしていた。
後輩をお祝いしに駆けつける卒業ウマ娘や、憧れの先輩との別れを惜しむ後輩ウマ娘
久々に海外から戻ってきたウマ娘や、迎えに来た家族と久々の再会を喜ぶウマ娘を…桜はただ、優しく見守っていた。
そして、ハルウララにも…
「あ、パパ!ママ~!」
「高知から来てくれたんだ~!」
「ウララちゃんのお父様、お母様!初めまして!」
「ウララさんのご両親様、お初にお目にかかります。」
卒業式に来ていたウララの両親とウララは、
気がつけばウララの友達や、先輩。
更にウララから元気を貰ったウマ娘達に囲まれ、お礼の言葉を浴びていた。
思わず、胸が暖かくなり…ウララをたっぷりと褒めてあげる両親。
「えへへ…嬉しいなぁ…」
そして、落ち着いた所にやってきたのは…
「…あ…!」
思わず駆け出し、飛びつくウララ。
抱き合う二人を他所に、ウララの両親は会話をしていた。
娘さんにはお世話になった、本当にありがとう。
娘から手紙で聞いていた。これからも仲良くしてあげて欲しい。と。
「…よう、立派になったな。」
- 178二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 01:39:47
- 179二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 01:42:57
一応、これで多分本当におしまいです
ssなんてろくに書いた事ない素人をここまで応援していただき、
本当にありがとうございました。
需要があれば、あとは小ネタとか残そうと思います。 - 180二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 06:55:54
ついでに質問があれば出来る限り答えます
- 181二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 15:18:17
- 182二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:18:18
おしらせ
現X旧Twitterにシャカール×ウララを推すためだけにアカウントを作りました
何処かで見かけたらよろしくお願いします - 183二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:20:22
- 184二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:24:44
- 185二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:31:46
- 186二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:45:00
遅くなったが完結おめでとう!ヘドバンしたくなってきた!
- 187二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:51:19
- 188二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 22:55:40
ウマ娘の卒業式に関しては公式で描写が無いのでわかりませんが
一応、同じ中等部でも先に卒業した娘もいると思い
そのつもりで書かせて頂きました - 189二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:00:29
小ネタ
ウララちゃんとシャカールさんが、
商店街のお店でカツオのたたきを食べるシーンを考えてました
ウララちゃんはシャカールさんが自分のオススメのカツオを食べて喜んでくれるのを見て笑顔になって欲しいし
シャカールさんはカツオの美味しさとウララの笑顔を見て微笑んで欲しい - 190二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:14:44
- 191二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:19:52
思い返せば、全てはここから始まったのかもしれない
- 192二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:22:22
- 193二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:24:08
多分、これで小ネタも全部です
- 194二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:35:03
>>185はおまけのワンシーンのつもりです
- 195二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:47:34
またいつか、シャカウララのスレを建てたいし
誰かがシャカウララのスレを建ててくれたら全力で応援します - 196二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:58:52
ここだけ
- 197二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:59:08
色々あって
- 198二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 23:59:52
シャカールさんが
- 199二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 00:00:42
ウララちゃんに依存
- 200二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 00:01:03
していた世界線