SS注意　「ヴィブロスの恩返し」

1二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 20:32:38

「ねえねえトレち」

「何、ヴィブロス」

「大丈夫？疲れてない？」

「大丈夫」

そう言って私はペンを手に取ってノートに書こうとしたが何故か書けない

「トレち〜それボールペンじゃなくて、タッチペンだよ」

「え？あ…」

よくよくみるとそれはヴィブロスの言うとおりスマホを操作するためのペンだった

「やっぱ疲れてるじゃん、休憩しようよ〜」

「うん、そうだね」

2二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 20:32:49

私はけのびをして立ち上がるが足が動かない
座りっぱなしで萎えたようだ

「大丈夫？トレち、私が支えてあげる」

「ごめんヴィブロス」

ヴィブロスに支えられてソファの方へ移動し着席する
ヴィブロスはお茶とお菓子を事前に持っていたのか机にそれを置いた

「これお姉ちゃんがくれたんだ〜」

「そうなのね、後でお礼言わなきゃ」

そのお菓子は小さなケーキのようなものだった
洋菓子なためか紅茶ともよく合う

「美味しい…」

「美味しいね！」

仲良く三つずつ食べ終わった、仕事に戻…
ﾊﾞﾀﾝ
「え！トレち！トレち！」

3二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 20:33:44

う…ん？
私はどうなったんだ？
確かヴィブロスと一緒におやつを食べてその後

…と言うかここは？
少し硬め…だけどほのかな柔らかさを持ったこれは何？

私が目を開けると目の前にはトレセンの制服があった

「あ、トレち起きた〜！」

「ゔぃ、ヴィブロス！？」

4二次元好きの匿名さん24/01/04(木) 20:34:08

私の頭はヴィブロスの膝にあったようだ
急いで起き上がろうとするが止められた

「ダメだよトレち、安静にしてないと」

「ごめん」

「えへへ…トレちは頑張り屋さんだからね〜」

ヴィブロスが頭を撫でてきた
良い大人が恥ずかしい…けど落ち着く

「トレちいつもありがとうね」

「…」

「いつもワガママ言ってごめんねトレち」

「…」

「大好きなトレちが倒れたら私も悲しい」

「そう…ありがとう」

「えへへ…」