- 1二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:28:09
- 2二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:28:46
かわいい
- 3二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:29:11
かわいい
- 4二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:29:23
耐性以外は成長してそう
- 5二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:29:28
かわいすぎるべ…
- 6二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:29:36
すみません、この辺にうちの担当来ませんでした?
ふわふわの芦毛でよく眠そうにしてる、猫みたいな可愛いウマ娘なんですが - 7二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:30:29
- 8二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:30:45
セイちゃん大人びますねって言ったんですけど!
可愛いじゃなくてドキッとしてもらわないとなんですけど! - 9二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:50:20
おお…
- 10二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:51:22
ああ…綺麗だよスカイ
- 11二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 11:52:15
暗い過去を持つ未亡人に見えてしまった…綺麗だ…
- 12二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:01:13
- 13二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:02:41
主人公が難病で昏睡状態を経たあと(推定数か月以上)
今際の際に見るヒロインの姿っぽいんだ
それか主人公とヒロインが生き別れた後
なんとか再会できるけど
ヒロインは既に余命数日だったときくらいの儚さを感じる - 14二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:03:49
ちょっと儚そうな雰囲気がある
- 15二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:04:46
もふもふしてそう
- 16二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:05:15
- 17二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:09:34
心なしか胸もオグリぐらいになっているように見える
- 18二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:13:07
カウンター食らっても撃沈しなさそう
- 19二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:46:03
アヤベさんがモフりにやってきそう
- 20二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 12:59:57
- 21二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 14:19:43
言い出しっぺの法則
- 22二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 14:21:19
制服でも見たい
- 23二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 15:53:35
- 24>>2024/01/09(火) 16:09:47
- 25二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 16:11:33
- 26二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 16:14:35
- 27二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 16:17:05
BLEACHの虚圏行く前の織姫みたい
人生が5回あったら〜のとこ - 28二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 16:24:23
「ほ~ら長い髪もいいもんでしょ~?ちょっとだけなら触ってもいいですよ~?」
とか言われて髪に触れたら首筋を触ってしまって「ひゃんっ」って”女”の声を出したスカイに対して外面取り繕うけどめちゃめちゃドキドキしたい
そしてスカイも変な声を上げてしまったことに対して恥ずかしがっててくれるとさらに良い - 29二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 16:26:00
禿げてなくてもデコ出しするだけで精悍な印象になるね
- 30二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 19:09:48
ごめんなさい、ちょっと見てないですね……。
そこで真っ赤になってソファに転がりながらバタバタ暴れてる娘ならいますけど、お探しの娘は大人びてるんですよね?じゃあ違いますよね。他に特徴とかはありますか?
- 31二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 19:44:09
なんかえっちですね…
- 32二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 22:40:50
見とれちゃうなこれは、美人過ぎる
- 33二次元好きの匿名さん24/01/09(火) 23:13:59
ベタに、現役末期にトレーニングと遠征続きでロングめになって、切ろうかなと思ってたら「俺は長いのも似合ってると思うよ」と言われて思い切ってロングにするセイちゃんの話が見たい
- 34二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 05:21:16
セイちゃんの髪質はふわふわ説
- 35二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 12:40:52
- 36二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 22:19:22
- 37二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:20:13
- 38二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:24:22
いいですねぇ
- 39二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:33:36
- 40二次元好きの匿名さん24/01/10(水) 23:36:43
Ω「いい匂いするよ。シャンプーの香りとスカイ自身の香りが混ざっていい匂いだ」
- 41二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 00:58:57
- 42二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 10:59:16
お昼寝癖は変わってなさそう
大型の猫かな? - 43二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 20:15:36
大人ボディで無防備にソファに転がるセイちゃん??
- 44二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 20:26:39
休日一緒にショッピングとかしたい
- 45二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 20:44:10
セイちゃんは猫ちゃんですね
猫ちゃんなのでお腹吸いますね - 46二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 02:28:19
大人びたセイちゃんとトレの話を掘り下げたいなぁ…
- 47二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 02:39:48
ロングセイちゃんの髪をとく仕事をしたい
- 48二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 09:03:01
すみません、この
たまたま一緒にテレビを見ていたときらドラマに出ていたロングヘアの女優をトレーナーが「好き」と言ったのを聞いて(トレーナーさんはロングが好きなんだ…)と知って3年間で髪を伸ばして満を持してアプローチするも不発で、よく聞いてみたらその女優が好きなだけだったことがわかり恥ずかしくて勢い任せに「ふーんだ!トレーナーさんはセイちゃんのことなんかどうでもいいんですもんね!」って拗ねてみたら「どんな髪型でもスカイは可愛いよ」って言われて横になっちゃうスカイちゃ…セイウンスカイひとつください🌸 - 49二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 10:18:46
あにまん見てるトレセン生多くない…?
なあローレル。 - 50二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 13:30:53
「どうです、トレーナーさん? ちょーっとだけ大人びたセイちゃんですよー。惚れちゃいました?」
トゥインクルシリーズの3年間、伸ばして手入れをしてを繰り返した髪は、入学当初からは見違えるほどのロングヘアになった。
正直なところ、髪型には頓着しない性格だったので、邪魔にならない程度の長さに整えられればそれで良いと思っていた。
――そんな私が、何故髪を伸ばそうと思ったか。きっかけになった、トレーナー室での光景を思い返す。
確か、休憩時間中に二人で雑談しながら、なんとなしにテレビを見ていたはず。
そんな時間だから、再放送のドラマが流れていて、トレーナーさんがぼそっとこぼしていたのだ。
『この女優さん、髪長くて綺麗だよなぁ……。俺、この人好きかも』
それ以来、人一倍髪の手入れには気を使うようになったし、切ることも少なくなった。
そして、満を持して、今。
卒業を間近に控え、このツヤツヤロングヘアを手に入れたセイちゃんの魅力を以て、トレーナーさんを落としにかかれば――!
「……あー、うん。ロングヘアも似合ってるぞ?」
あれ? なんだか思ってた反応と違う……?
「……もしかして、あの時の独り言聞かれてたか? いや、確かにあの女優さんは好きなんだけど、それは別に髪型が気に入ってた訳じゃなくてだな……」
……なんですと? じゃあ、セイちゃんのこの3年間の努力はなんだったの……?
今での苦労が無に帰したやるせなさやら、勝手に空回った気恥ずかしさやらが綯い交ぜになり、思ってもいないことがつい声に出してしまう。
「ふーんだ!トレーナーさんはセイちゃんのことなんかどうでもいいんですもんね!」
――しまった。呆気にとられるトレーナーさんを見て、我に返る。そんなことを考えるような人じゃないのは、私自身が一番良く知っているはずなのに。
どう取り繕おうかと考えるも、冷静さを欠いた頭の中をとりとめのない考えがぐるぐると巡るだけ。
トレーナーさんが口を開く。私はもう、受け入れられないことに怯えて、目を閉じてしまった。
「すまん、言い方が悪かった。どんな髪型でも、スカイは可愛いよってことを言いたかったんだが……」
……な~んだ。セイちゃんが気を揉む必要なんて、最初からなかったんだ。じゃあ、恥ずかしさが限界なので、セイちゃんちょっと横になりますね~……。
- 51二次元好きの匿名さん24/01/12(金) 21:46:29
責任持って横になった所にもっとお褒めの言葉をあげないといけないのでは?
- 52二次元好きの匿名さん24/01/13(土) 00:17:05
- 53二次元好きの匿名さん24/01/13(土) 06:16:02
女の命ともいう髪を自分のために伸ばしてくれたんだから責任取らないといけませんよね?
- 54二次元好きの匿名さん24/01/13(土) 17:53:26
トレーナーさんの膝の上で横になって存分に堪能させてやろうぜ
- 55二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 03:00:16
卒業間近になって耐性がついたらそのくらいやってのけそうだなぁ…
- 56二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 14:44:30
セイちゃんを膝枕させながら髪を梳くセイトレ…
- 57二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 16:14:00
「……もういいか?」
「まだでーす」
暖かな一月の昼下がり。二人きりのトレーナー室で、俺は彼女の髪を梳いていた。
競走ウマ娘としては一線を退いたものの、基本的な腕力は段違い。ソファをわざわざ窓辺に運んで、彼女はそこでの日向ぼっこと膝枕を要求してきた。なかなか手の込んだことだが「俺がロングヘアが好きだと勘違いした彼女の努力を、俺がなんでもないことのように流してしまった」ということへの埋め合わせなので、文句も言えない。
「なぁ、スカイ?」
「ん~、セイちゃん眠くなってきました。聞こえにゃ~い、です」
「もう……」
からかっているような、本当に蕩けているような。嘘らしい嘘なら見抜けるんだけど、こういうときはよくわからない。
「まだ寝てない?」
「えぇ……あとちょっとで卒業ですもん、ちょっとでも楽しみたいでしょう?」
「さっきは、ごめん」
「……ふふ。そうですよ。乙女の言うこと、あんな風に受け流しちゃダメですから」
「それに、大変だっただろ」
「いえ、そこは、そんなに苦労と言うわけでも」
「そう?」
男の俺が思う以上に、手間がかかるものだと思っていた。俺の不用意な一言のせいで苦労をさせたのなら、謝っておきたかったんだけど。
「好きな人の好みに合わせるのは、戦略を練ってるみたいに楽しくて、釣り糸を垂らしてるみたいにどきどきして……いつ、あなたに好きって言わせてやろうか、うきうきしてました。だから、大変だったけど、楽しかったです」
「……スカイ」
「んふふ……まぁ、悪いもんじゃないですよ」
「いや、じゃなくて……好きな人、って」
「あぁ、はい。私、あなたのことが好きです。愛してます。さっき、言いませんでしたっけ……言ってませんねぇ、失敗失敗……ふゎ」
「え……え?」
「寝ないって言いましたが……やっぱり、お膝が温かいので、セイちゃんちょっと寝ますね~。寝入っちゃったら、お仕事に戻っても大丈夫ですから」
「いや、あの……」
「……さん……えへへ……元気な娘ちゃん……」
「……マジかぁ」
「もう……娘の前でまでセイちゃんは……いいですけどぉ」
早くも彼女は夢の中で、俺との間に子供まで授かっているらしい。旦那さんにはスカイよりセイちゃんと呼ばれる方がいいらしい、というよくわからない情報を得て、俺は彼女の綺麗な、綺麗な髪をなでるのだった。 - 58二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 16:49:31
- 59二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 17:06:42
「おはよ、セイちゃん」
「……おはようございます……?」
「寝入る直前のこと、覚えてる?」
「……あ……はい」
「その……答えは、あと三ヶ月だけ、待っててくれる?」
「……はい、あなた」 - 60二次元好きの匿名さん24/01/14(日) 17:36:41
同窓会とかで短髪勢がロングに、長髪勢がショートになってると何か破壊力えぐいよね
- 61二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 04:24:55
採用ありがとうございます!
強くなったセイちゃんいいよね……
ふにゃふにゃになって喋っちゃうのも可愛いよね…… - 62二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 13:02:25
強くなったセイちゃんもいいけど、相変わらずよわよわなセイちゃんも捨てがたい…
学園卒業のときは勇気でなくて、大学卒業まで待って結ばれるやつ… - 63二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:51:53
トレーナーさんに「いつでも会いに来ていいから」とか言われて…
恋人になりかけみたいな距離感で数年過ごして…… - 64二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 01:56:04
- 65二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 01:59:27
令和はセルフサービスが基本だよ
- 66二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 02:08:28
ポケベルはもうサービス終了してるのよ
- 67二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 02:28:33
やっぱりあにまん見てるトレセン生多いよなぁ。
なあマルゼン? - 68二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 12:47:31
あげ
- 69二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:29:18
すみません、ここに来れば
子どもが生まれたので髪をばっさり切って最初に会った頃のショートに戻すスカイさ…セイウンスカイが見られると聞いて来たのだけど。
「ロングじゃなくて残念だったかにゃ〜?」ってからかったら「初めて会った時からスカイはずっと素敵だよ」って言われて赤くなるスカイさんを書く権利をあげるわ! - 70二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:51:11
概念の供給が渋滞起こしてて逆に生殺しになっちゃってるのよ、キング。
- 71二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:13:58
「髪、切ろうかと思うんです」
セイちゃんはある夕食の席で、そう言った。結婚してもうそこそこに長く、普段はあの頃の黄金世代と同じくらいには砕けた口調の彼女も、真剣な時にはあの頃のように俺に敬語を使う。
「切るっていうと。いつもみたいに整えてくる、って意味じゃないよな」
「はい。ばっさり……それこそ、あの頃くらいにしようかなーって」
「その子が生まれるから?」
「はい。お腹が大きくなってからじゃ、大変ですしね……今のうちに」
彼女のお腹には、俺との間に授かった娘がいる。見た目には分からないけれど、触れてみれば確かに張っているのがわかる、と言った程度だ。確かに「ばっさり」髪を切るなら今のうちかもな。
「子供が引っ張って大変、とか言うしなぁ」
「誰かさんたちみたいにずっとロングなわけじゃないですし、私は楽できるところは楽したい性分ですしね」
「あぁ、大いに結構だよ。そういう賢いところも好きだ」
「っ……今はそういう話じゃなくって!」
「こうして伸ばしてくれたのも、賢いところだったろ」
「……そう、ですね」
ほんの少し、昔話でからかっただけのつもりが、彼女はぽつりと呟くだけ呟いて、止まってしまった。
「……セイちゃん?」
「……大丈夫、です」
「大丈夫か、なんてまだ聞いてないよ。……大丈夫じゃないんだろ、言ってくれよ」
彼女は器用で賢いから、ときどき俺と会話の歯車が噛み合わない。だからこそ、噛み合わないそこに本音があることを知っている。トレーナーとして、夫として。
「……貴方のために伸ばした髪……子供のために、切っちゃうんだな、って。ううん……自分が引っ張られて、痛い思いしたくないから、切っちゃうんだなぁって」
「あぁ。……それの、何が悪い?」 - 72二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:15:58
テーブルに、涙の粒がひとつ。続いた言葉は、土砂降り。
「……恋をしていたころは――あぁ、その、今もずっとあなたに恋をしてますけどね?――今までは、あなたのためなら、なんだって出来ました。走りも、髪も、ファッションも、釣りも、料理も、家事も何でも。だけど……娘を授かって、なんだか、自分の苦労とか、不安とか、いっぱい、『ネタ切れ』になったあの頃よりずっと
「セイちゃん……?」
ずっと、ずっと、暗くて、髪を切るのだって、私のためで、だから
「大丈夫!」
っ!」
「……大丈夫。その……なんだ、大丈夫!」
「……あの、それ以外は?」
「今纏めるから……」
いや、いいか……彼女みたいな策士じゃないんだ。そのままをぶつけるんだ、あの頃と同じく。
「……ええと、そうだな……。俺は、髪を切るのに賛成だ。あの頃のセイちゃん……スカイを、久しぶりに見たい」
「……ふふ。詭弁ですね」
「詭弁で結構!あの頃のスカイも好きなんだよ、俺」
「夜釣りのとき、襲ってくれなかったくせに」
「学生を襲えるか!」
「……真面目だなぁ。だから、好きになっちゃったんだけど」
「ん。それで……本題。実際苦労するのは君なんだから。いくらでも楽をしてくれよ。……家事してもらった分、もうずっと助けられてるんだ。もっと、君は君のために笑ってくれ」
「はは……そう、ですね。苦労するのは、私」
「その苦労を和らげるのが、俺。髪のことだけじゃないぞ、これから悩んだこと、大変なこと、全部言ってくれ」
「全部?ほんとに、全部?」
「全部。幸い、今の後輩の伸びがよくてな……完全に育休とはいかないかもだけど、週の半分以上はあいつに任せて、俺は君といられるはずだから」
「……ふふ。あなたも、結構賢いというか……根拠と戦略あっての言葉だったんですねぇ?」
「まぁな。気持ちだけ支えるんじゃ、夫としてもトレーナーとしても意味ないでしょ」
「さすが、私のトレーナーさん……ううん、旦那さん!大好きっ!」
いつのまにか彼女はからっと晴れていて。
「ただ切るのも面白くないでしょ?キングに聞いたら、これだけ長かったらただ切るだけじゃなくて、アレンジとか、ウェーブかけたりとか?」
「えー……俺あの頃のセイちゃんがいいよ」
「でもさ、もっと可愛い奥さんになるかもしれないよ~?」
「ム……それもいいなぁ」
ソファでくっつくころには、敬語も取れていたとさ。 - 73二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 00:40:38
- 74二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 01:41:39
イイね
- 75二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 05:09:22
- 76二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 10:08:48
セイちゃんの心模様が丁寧に描いてあってチョベリグよ!
- 77二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:35:19
成長した娘が昔の一面を出してくるのいいよね……
- 78二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:26:12
可愛げと強かさとね…
- 79二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 11:25:26
- 80二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 11:25:42
保守
- 81二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 19:57:58
こたつで丸くなるセイちゃん……
成長して昔よりこたつが狭くなってトレーナーさんと触れることも増えてきたセイちゃん…… - 82二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 21:59:09
- 83二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 23:21:48
あなたの手元にありますよ
- 84二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 00:06:34
自分で書くのさ
- 85二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 01:00:40
君の髪が肩まで伸びて
ボクと同じになったなら
結婚しようよ 町の境界で
結婚しようよ ンンンーッ - 86二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:02:39
このレスは削除されています
- 87二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:07:14
雪解けが間近に迫り始めた小春日和の事。あともう少し暖かくなれば、桜色の春が来て、数多のウマ娘がこのトレセン学園の門を潜り、自身の物語を紡ぎ始める。
あるいは、トレーナーもそうだ。トレーナー試験の合格発表日、特集が組まれたニュース番組で歓喜の声を上げていた者達の誰かは、次世代の三冠ウマ娘を育てるトレーナーなのかもしれないのだから。
切磋琢磨しながらウマ娘と共に駆け、いつか自分の前に立ちはだかる大きな壁になるかもしれない。何故だか自分は、それがとても楽しみでしょうがなかった。
そう一人心の中で決意を新たにしつつ、彼は自身のトレーナー室の扉を開けた。そして、その先に居た出掛ける約束をした相手を瞳に映し、彼は静かに微笑む。その微笑みに応えるかのように、彼女の表情も晴れやかな笑顔に変わった。
「やっほー、トレーナーさん」
「やあ、スカイ。もしかして待たせたか?」
「ええ、ほんの10分程。これはもう、今日のデートは色々とサービスして貰わないといけませんねぇ」
「……変わらないな、まったく」
困ったように笑う彼に、にゃは、とイタズラな笑みを浮かべる彼女の名は、セイウンスカイ。彼の初めての担当ウマ娘にして、皐月賞・菊花賞を制した二冠ウマ娘だ。朗らかに笑う彼女だが、ターフではトリックスターの異名を取り、名だたる強者達を翻弄してきた歴戦の士でもある。新人としてあてがわれたこの部屋で出会い、そして共に歩み出した二人の道のりは、桜が舞う春の陽と共に始まり、そして桜と共に終わりを迎えた。
しかし、彼女がターフを去り、学園を卒業し、彼が新たな担当ウマ娘と契約した後も、彼と彼女の関係は続いていた。
トレーナーと担当ウマ娘の関係から、一歩ずつ、けれど確かに先へと進みながら。
「行き先は連絡しておいた所で良いか?」
「勿論、こう見えてセイちゃん楽しみにしてたんですよ?」
「それは良かった、じゃあ、早速……」
「あ、トレーナーさん。もしだったら、今日もお願いできます?」
そう言ってはにかみながら、スカイは現役時代より随分伸びた髪をふわりと持ち上げた。キングヘイローにアドバイスを貰うようになってから随分大人びたという服や化粧と相まって、その姿は彼の胸の音をほんの少し加速させるには十分だった。
そんな胸の内を悟られないよう、彼は持ってきた資料を机に置き、愛用の櫛を取り出した。
- 88二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:12:10
「しかし、現役の頃より随分伸びたな」
「そうですねぇ、まあ、今はあの頃程走りませんし、とりあえずはこのまま伸ばしてみようかなーって。それに……」
「それに?」
「こうして伸びたセイちゃんの髪、現在ふわふわ度急上昇中ですから。トレーナーさんも、こうしてセイちゃんの髪を自由にできるというのは結構嬉しいんじゃないかと思いまして」
「……まあ、否定はしないよ」
イタズラな声色で振り向いたスカイに、少しだけ頬を染めながら返す彼を見て、スカイもまた嬉しそうに頬を染めた。そして、再び彼に自身の髪を委ねる。
初めは確かに、面倒だったからかもしれない。適当に伸ばしっぱなしの髪の事をキングやフラワーに指摘された時は、少しバツが悪かった。けれど、トレーナーさんは────。
『髪が伸びて、少し大人びた雰囲気になったな。よく似合ってる』
真っ直ぐな笑顔でそう返されて、私は、胸の音が速くなるのを感じた。同時に、ターフから遠のいたせいで変わった見た目を褒めてもらっただけなのに、こんなにも嬉しい気持ちが溢れ出す自分は、なんと単純になってしまったのだろうか、トリックスターも形無しだ、と自分に一瞬呆れたりもした。
けれど、それはもっと単純な話。一緒に冠を掴んで、迫ってくる壁に怯えて、走るのが怖くなって立ち止まりかけた私を信じてくれたこの人に、私は恋をしたんだ。ずっと、一緒に居たい。そう思える人に見た目を褒めてもらえるなんて、嬉しいに決まってるじゃないか。だから私は、アレコレ考えた末、それまでのらりくらり躱してきたキングのお小言にこう答えたのだった。
『セイちゃん、このまま髪伸ばしてみちゃおっかなーって。今までずっとあの髪型だったし、ちょっとイメチェン的な? それに、ロングのセイちゃんも可愛いでしょ?』
『トレーナーさんにその髪型を褒められたのね? 良いわ、髪の伸ばし方とかお手入れの事とか、色々教えてあげるから付いてきなさい。ついでに貴方のトレーナーさんにもお手入れの仕方を仕込んでおいてあげるから、貴方もしっかりアプローチしなさいな』
直後、恥ずかしさの余り絶叫したのは言うまでも無い。 - 89二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:14:59
とは言え、一瞬で私の心を読んだキングのおかげで、伸びた髪は隅々まで撫で心地抜群のふわふわを維持していたし、キングの根回しとさりげないアプローチの甲斐あって、トレーナーさんとデートする日は私の髪をこうして梳いたり、可愛らしく結んで髪型に彩りを出してくれたりするようになったので、結果オーライ。
あと、良かったことがあるとすれば。
「んっ……ふふっ……」
「くすぐったかったか?」
「大丈夫ですよー……んにゃ……♪」
トレーナーさんが時々私の髪を指で梳く時の心地よさを知れた事、だろうか。多分、いや絶対好きこそもののとかじゃなくて、これは元々トレーナーさんが持っていたスキルのような気がする。温泉旅行に行った時もトレーナーさんに頭を撫でて貰ったけど、その時からトレーナーさんが髪に触れる時の感触はとても心地よかったから。
そんな彼の魔法の指先を独り占めしてしまえるこの時間が、今は何よりも大好きで仕方なかった。
「よし、終わり。どうかな?」
「おや、もうおしまいですか。どれどれ……おお、これはなかなか」
鏡の中の自分に感嘆の声を上げると、彼は嬉しそうに腕を組んだ。
「気に入ってくれたかい?」
「勿論です。いつもどうも、ありがとうございます」
自分では、いつもの軽い感じで伝えたハズだけど、多分今の私は嬉しさの余りちょっと表情が崩れてると思う。
それじゃあ、行こうか、と嬉しそうに笑みを浮かべる彼の瞳に映った私が、今までで一番綺麗な私に見えていて欲しいと、私は祈らずにはいられなかった。 - 90二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:23:19
「それにしても、よくこうしてお出かけできましたね」
「何がだ?」
一通り用事を済ませ、公園のベンチで寛いでいると、不意にスカイが声を上げた。不思議そうに首を傾げた彼に、スカイが続ける。
「今の担当の子ですよ。会見見ましたけど、三冠挑むそうじゃないですか。今頃自主トレでもしてるでしょうに、一緒じゃなくて大丈夫なのかなってふと思っちゃいまして」
「丁度今日は休養日に指定した日だし、アイツはその辺りの自己管理がしっかりしてるから、大丈夫だ。まあ、それに……」
「それに?」
「たまには、俺も休養しないとな。それに、成長した元教え子とのデートを断る理由も無い」
「あー、トレーナーさんってば、担当の子が居ながら今もセイちゃんに夢中なんですね? これじゃあ、今の担当の子は苦労しますねぇ♪」
偶々来ていたキッチンカーで買ったクレープを片手にからかうような笑みを浮かべるスカイに、彼は苦笑で応えた。
実際、苦労させているのでは、と思う事もある。少なくとも、トレーニングやレース出走に関しては彼女に納得して貰えるようプランを練ったし、彼女もそれを受け入れ、トレーニングやレースに臨み成果を挙げてきた。クラシックの有力候補とメディアが報じる実力は、疑うまでも無い。
そう、走りについてはしっかり信頼関係を築けていると思う、のだが。
『トレーナー、お主スカイ殿から逢瀬の誘いを受けたようじゃな?』
『え? いや、でも』
『行っておじゃれ。隠していても恋心は匂いで分かりまするぞ』
俺がスカイの事を意識しているというのが割とすぐバレて以来、その手の話を嗅ぎ付ける度にこうして背中を蹴り飛ばして来るのだから、敵わない。ちらりとカレンダーで休養日を確認する目線の動きも見逃さないから大したものだ。
『丁度良い、次の休みは休養日。先日良い伽羅を手に入れた故、麻呂は香を焚き書に向かうとしよう』
『……そう言って、勝手に自主練したりしないだろうな?』
『ほっ! 見くびられたものよのう。麻呂が其方の方針を反故にした事があるか?』
そのような事など当然無いので、結局最終的には何も言い返せなくなる。
『生きるも一定死ぬも一定、明日の事はおろか一刻後の事も分からぬのが浮世。悔いのないよう致しなされ』 - 91二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:29:07
まさか、デートの約束を取り付けるのに現担当ウマ娘に背中を蹴飛ばされたなど言えるはずもない。それでも、応援してくれている以上、彼はそれにもきちんと応えたいと思っていた。
そんな彼に対し、スカイは手にしたクレープを口に突っ込んで片付けると、イタズラな笑みを浮かべたまま彼との距離を詰めた。
「スカイ?」
「にゃは、こっちの方がデートっぽいかな、と思いまして」
そう言って、隣に座る彼の腕をそっと取った。腕の形も、筋肉の付き方も、ウマ娘とは全然違う。それでも、この腕は私をどこまでも高い晴天へと導いてくれた。これからも、そうであって欲しいと、私は思っている。だから、もうちょっとだけ、積極的にアプローチ。
「ねえ、トレーナーさん」
「ん?」
「折角のいいお天気、お天道様に暖められて、そよ風もなんだか気持ちがいい。そんな時は、ちょっと手元に撫でる物が恋しくありません? 例えば……撫で心地抜群の、ふわふわしたロングヘア、とか」
頬を染め、自慢の髪をそっと持ち上げながらはにかんだスカイを前に、彼の胸の音が速度を上げる。そんな彼に対し、スカイは染めた頬をゆっくりと彼の顔に近づけた。
「今は、セイちゃん達だけですし……ね?」
そう囁くスカイを、彼は自身の両の腕でそっと抱き寄せた。そして、ゆっくりとスカイの頭を掌で摩る。
「どうです? 久しぶりにじっくり堪能するセイちゃんの撫で心地は」
「変わらない……いや、前よりもっと心地良くなったかも」
「ふふ、そうでしょう、そうでしょう♪」
ふわふわとした表面をなぞり、時折長く伸ばした髪を指先で梳く度に、スカイは気持ちよさそうな声を上げた。猫のように寛ぐスカイに、彼の表情も段々と綻んでいく。
「にゃぁ……トレーナーさん……」
「スカイ、まるで猫みたいだ」
「ふふっ、可愛いでしょう? 滅多に人に懐かないネコセイちゃん、今日は特別大サービスでーす♪」
「それは嬉しいな」
いつしか彼はスカイのふわふわロングヘアを撫でる事に、スカイは彼の胸元でゴロゴロと甘えるのに夢中になってしまっていた。ひとしきりお互いの癒しポイントを堪能した頃には、既に結構な時間が経っていた。 - 92二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:33:39
「スカイ、そろそろ」
「んにゃ……もうちょっとだけ……ねっ……?」
「気持ちは分かるけど、そろそろ日も傾いてきたし、また今度出かけよう」
「……ホントに良いんですかぁ? 今なら懐き度マックスのネコセイちゃん独り占めですよ? トレーナーさんだけ、特別ですよ?」
尚もギュッと身体を寄せてくるスカイをずっと抱きしめてふわふわの髪を撫でていたいし、どうせならこのままディナーへも誘って、と言うのが彼の本音だが、彼のスケジュール上残念ながらそうも行かなかった。
もう少し言うなら、想いを伝えるならばもう少しちゃんとした場所とタイミングを選びたいと思っていたし、今のスカイのルームメイトにあまり迷惑をかける訳にもいかなかった。
「スカイも、今のルームメイトにあまり迷惑を掛ける訳にはいかないだろう?」
「そうよスカイさん、その辺にしておきなさい。一流のウマ娘なら人に迷惑をかけたりしないものよ」
「ちぇー……はいはい、キングがそう言うなら仕方な、い……?」
それまでの甘える猫のように蕩けていたスカイの表情が、一瞬で消えた。恐らくは、スカイの瞳に映った彼もそうだったのだろう。2人はお互いを真顔で見合わせると、同時にゆっくりと会話に割り込んできた声の方へと顔を向けた。2人の表情が、真顔からみるみる内に驚愕と羞恥が入り混じったモノへと変わっていく。
そこに立っていたのは誰であろう、卒業後にスカイとルームシェアを始めたキングヘイローである。公園のベンチに座る二人を、堂々たる佇まいで見つめていた。
一体いつからそこに居たのか、どのタイミングから二人を見守っていたのか。そして、いつからそのスマホのカメラをこちらへ向けていたのか。
そんな諸々の疑問や現状への釈明の想いを込めながら、二人は尚もスマホを構えこちらを見つめるキングに対し、身体を震わせながらゆっくりと首を横に振った。
そんな二人に、キングは────びっくりするくらい嬉しそうな笑顔を以て応えたのだった。
直後、2人が黄昏を背負ったキングに向けて絶叫したのは言うまでも無い。
翌日、当然の如く一瞬で広まった噂に抗する術を持ち得ない彼とスカイは、その週の内に愛すべきライバル達やその元トレーナー達に、現在の担当をも証人として取り急ぎ永遠の愛を誓う事になるのだが、それはまた別の話である。 - 93二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 03:41:37
以上、何処ぞの何某ノフラワー氏の概念が良かったので一筆取らせて頂きました
イチャラブ甘えバレして絶叫するセイちゃんは可愛い。古事記にも書かれている - 94二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 09:06:17
ロングセイちゃんのSS供給助かる……セイトレの担当ウマ娘ちょっと濃すぎない?
- 95二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 11:55:40
目撃されるどころかバッチリ記録まで取られてて芝。この機を逃すかとばかりに全力で逃げ道塞いだんやろなぁ……
こういう時に限って運命力か何かってくらいキングかフラワーにイチャイチャがバレるのなんか好き - 96二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 12:19:01
- 97二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 12:46:53
このレスは削除されています
- 98二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:53:15
エアグルーヴに説教される前にお帰り下さい
- 99二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 03:01:14
二人してコントみたいなリアクションしてるのすここ
- 100二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 12:22:12
セイちゃんスレは良いSS書きが集まるなあ
- 101二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:51:56
トレーナーさんと一緒にお昼寝(健全)するセイちゃん…
抱き心地がましたセイちゃん…… - 102二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 01:10:22
- 103二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 07:25:18
読めるんじゃなくて自分で書けるんだぞ
- 104二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 15:11:28
寮長。
「ミケ、元気にしてるかなぁ……」
昼下がりのトレーナー室。珍しくデスクに突っ伏してスマホを眺めるトレーナーさんの姿があった。
こちらに気づいていない様子なのをいいことに、音を立てないようにこっそりと近づく。
一体何を見ているのやらと、背後からスマホの画面を伺ってみると。
「ありゃ、随分と可愛い猫ちゃんじゃないですか」
「うわぁっ!? ……スカイか、脅かすなよ……」
椅子から転げ落ちんばかりの勢いで跳ね起きるトレーナーさん。
そんなに驚かすつもりはなかったので、心のなかでちょっと反省。
「にゃはは、ごめんなさい。トレーナーさんがあんまりにも真剣に見入ってたもので、一体何を見ているのかなーと思いまして」
「……実家で飼ってる猫だよ。三毛猫だからミケ、って何のひねりもない名前だけど」
「いいじゃないですか、シンプルで結構結構。で、そのミケちゃんがどうしたんです?」
「最近忙しくて、なかなか帰省する機会がなくってさ。こうして動画で我慢してるんだけど……猫吸いだけはなんともならなくて」
――ほほう。トレーナーさんも猫吸いの心得があるとは。
分かる、分かりますよトレーナーさん。あったかモフモフな猫ちゃんを抱いて、獣臭さの混じったあの何とも言えない匂いを嗅ぐ――愛猫家ならではの愉悦。
それが味わえないなんて辛いですよね。そ・こ・で。
「にゃは~。そんなお悩みのトレーナーさんにロングセイちゃんはいかがですか~?」
「……は?」
「シャンプー新しくしたんですよ♪ 猫ちゃんの代わりに、セイちゃん吸いとかしちゃいません?」
なんて、トレーナーさんのことだからいつものやれやれ顔で返して――。
- 105二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 15:11:54
「いいのか!? ありがとう!」
食い気味に反応したトレーナーさんは、そのまま真っすぐ私の方に向かってくる。
――あの、ものすごい勢いで後ろからハグされたんですけど?
「いやぁ、助かった。正直もう我慢の限界だったんだ。スカイも実質猫みたいなところあるし、これでようやく欲求が満たせる……」
「いやいやいや、トレーナーさんそんなキャラでしたっけ!? セイちゃんがちょっかい出しても、『大人をからかうんじゃない』とか余裕の対応してたトレーナーさんはどこへ!?」
「それじゃあ、失礼して……」
ああああの、ちょっとトレーナーさん、セイちゃん心の準備が――。
「そうだ、ずっと言おうと思ってたんだ。伸ばした髪、似合ってるよ」
「い、今それ言いますかぁ……!?」
愛おしそうに私の髪を梳くトレーナーさん。
そうそう、こういうことをしてもらいたくて髪を伸ばしたんですよね~……じゃなくって!
トレーナーさんにハグしてもらって髪梳いてもらうとか、普段じゃ絶対ありえませんよねぇ!? これ!
「……あぁ、シャンプーに交じるスカイの匂い、なんだか落ち着くなぁ」
そうなんですねセイちゃんはもう心臓バックバクで全然落ち着かないですけれども!
トレーナーさんの鼻にうなじをつつかれ、物理的にも精神的にもくすぐったいんですけど!
「くせっ毛でふわふわもふもふだったショートヘアもいいけど、つやっつやで綺麗なロングヘアも好きだぞ……」
なんでそう歯が浮くようなセリフを恥ずかしげもなく言えるんですかトレーナーさんはぁ!
トレーナーさんは欲求満たせてそうですけど、セイちゃんももう別の意味で限界ですよぉ……!
――結局、ふにゃふにゃになった私が解放される頃には、もう日が傾きかけていたのでした――。
- 106二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 18:22:30
髪が長い短いでやっぱ印象が全然違うし、なんなら違った方が好きになるわ
- 107二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 00:47:04
このレスは削除されています
- 108二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 00:47:30
セイちゃんはかわいがればかわいがるほどその良さを増していくのだ
- 109二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 10:51:37
自分の可愛さをアピールしてくる節があるのがタチ悪い
オラッ褒め倒してやるから覚悟しろッ - 110二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 11:50:31
これはこれで
- 111二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 15:52:59