ブルア廻戦宵祭り｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 10:44:05

「カンナは死にたいの？」
「どんなに心が凍てつこうが、どんなに覚悟を決めようが…痛いものは痛い」

2二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 10:46:33

前スレ

ブルア廻戦　変身ー弐ー｜あにまん掲示板ユメ？「助けてあげようか？ムツキ」　　　「さて、続けようか。これからのキヴォトスの話を」bbs.animanch.com

3二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 10:48:13

決着まで書いたSS

ブルア廻戦陀艮ハルカ戦「…ふぅ」
「…ねぇ、やる気ないなら帰ってくれない？」
「なんでこんな所まで来て紅茶を飲んでるんですか…」
「お気になさらず」

D.U.の区画内を探索するカズサ、ユウカ…そしてナギサの三人。
カズサはわざわざ持参したのかティーカップを上品に持ちこの状況で堂々と啜っているナギサに苦言を呈し、ユウカもツッコミを入れるがさらりと流される。
元々カズサがナギサ…というよりティーパーティーと仲が良くないというのもあり、もしユウカが間にいなければこの場にとんでもなくギスギスした空気が流れていたに違いない…今でも既に空気は悪いが。

そんな風にちんたらと紅茶を飲みながらゆっくりと歩くナギサに嫌気が差し先を急ごうとカズサが足を早めようとすると、何かに気がついたユウカがカズサの袖を引きそれを止めた。

「あれは…」

「…う、うぅ…」
「ね、ねぇ大丈…」

そこにいたのは、黒い装いが特徴的な少女。
ショットガンを抱くように握り締め弱々しく呻き声を上げる少女にカズサは声を掛けようとして…気が付けば少女の背後を取っていたナギサによって少女は液体の中に閉じ込められていた。

「…！あんた何して…！」
「油断怠慢、鈍いにも程がありませんか？」…telegra.ph

ブルア廻戦アル対key「もし私に一撃でも入れることが出来たのなら、貴女達便利屋の下についてあげましょう。そうですね、そしたらまずはミレニアムの生徒を皆殺しにでもしましょうか？一人を除いて、ですが」
「…その言葉に二言はないわよね？」

「なんなのよーー！！」

keyのそれは約束、契約。
ならばアルがkeyに一撃を入れることが出来れば、本当にkeyは便利屋の下につくことになる。
だからこそ、アルは自らの望む世界の為にkeyと相対した。
惜しむらくは…想像以上に力の差があったことだろう。

「ま、まだまだぁ！」

地下から一気に地上へ、さらに空中へと打ち上げられたアルは追撃を仕掛けようと追ってくるkeyに迎撃の弾丸を放つ。
しかしそれはkeyには届かず、触れる前に分解され無意味に終わる。
逆にkeyが手を横に広げると、3台のレールガンが出現し、それらから発射されたエネルギーの塊がアルを撃ち抜いた。

「うぐぐっ…がっ！？」

さらにアルが怯んでいるうちにその頭上まで跳躍したkeyは両腕をハンマーのように使ってアルを叩き落とすと、落とした方向に再びレールガンを出現させて発射、今度は自分の元までアルを打ち上げる。
飛んできたアル…telegra.ph

ブルア廻戦九十九ミカ対羂索マルクト「私は一人っ子だけどさぁ…最高だよ、お姉ちゃん！」
「聖園さん…」
「ナイスファイト、後は任せて☆」

モモイがマルクトの手札を一つ暴いたのと同時に、空性結界の一角が割れ、背後に細長い機械的な蛇のような式神を従えた特級生徒、聖園ミカが降り立った。
モモイはミカの到着により疲労と張り詰めていた気が緩んだことにより倒れ込み、割れた足元の空間に落ちてこの場から退場する。

「泥臭い子はタイプだよ。それに比べて…」
「まあ待ちなさい。それ以上近付かないで欲しいね」

ミカが鋭い視線を向けマルクトへ歩みを進めようとすると、マルクトはそれを手で制し、背後に赤い法衣と荘厳な黄金の装飾を浮かべた大型実体を出現させる。

「”ヒエロニムス”。受肉した太古の教義、天と同様に地に結実した意志。人工の天使にして神性の怪物。ヒエロニムスの”神秘”と”恐怖”は概念にも絡む、突破不能な障害だ。さぁ…御手並み拝見」
「”ビナー”」

敢えて己の虎の子の一つであるヒエロニムスの正体とその力を開示したマルクトは、ミカがどのようにそれを突破しようとするのかを見定める。
連邦生徒会にすら詳細の伝わっていない聖園ミカの神秘、聖園ミカが特級たる所以を。…telegra.ph

4二次元好きの匿名さん24/01/11(木) 10:49:41

執筆中のSS

ブルア廻戦虎杖アリス対ムツキ真人ユウカの身体が内側から爆裂し、上半身が吹き飛んだ。
砕けたヘイローの破片が粒子となって散る様は美しい程に残酷で、惨たらしかった。

「ッッ！あなたは何なんですか！ムツキ！」
「そんな大きい声出さなくても聞こえてるよ！天堂アリス！」

募り積もった怒りが荒れ狂い、アリスは衝動的にレールガンをムツキへと向けて放っていた。
放出された圧倒的な破壊のエネルギーはしかし横っ飛びに簡単に躱され、お返しとばかりにムツキは地下鉄の駅のホームであるこの空間、その壁に手で触れると、そこを起点として爆発が起こり、まるで爆竹のようにそれが伝搬してアリスの足元まで爆発が及ぶ。

「…！？」
「ばぁ♡」
「がぁっ…！？」

持ち前の頑丈さでそれを耐えたアリスだったが、煙幕に紛れて飛びててくるムツキの拳が顔面にめり込み、吹き飛ばされた衝撃でホームの柱に勢いよく叩き付けられる。

「ほらほら！爆撃爆撃ー！…って、えぇ！？」

そこへ追い討ちの手榴弾を無数に投擲するムツキだったが、アリスはそれらをレールガンの巨大な銃身で打ち返し、逆にムツキを爆発に巻き込んだ。
しかし当然ながらムツキの特性を貫通してヘイローに直接響かせられるのはアリス本人の神秘が込められた攻撃のみ。…telegra.ph

DU事変終盤羂索ユメ戦「助けてあげようか？ムツキ」
「ユメ…」
(ユメ？それって…！)
「…返してください！ホシノ先輩を、返してください！」
「…古来より、全ての感情にはその原初たる『根源の感情』が存在し、ありとあらゆる感情はそれわ複製する形で現れるのだという。幸せ、歓喜、熱望、怒り…いずれも根源の感情のレプリカだ。かつての多くの幸せと歓喜の残滓…そのレプリカ。漸く意味が付与された捨てられしドール────『シロクロ』」

ユメ？の背後に出現した玉乗りのような2体の人形。
それが顕現した瞬間、ユメ？に突撃しようとしていたアリスの身体がピタリと止まった。

「！？なっ…」(何が起こって…？)
「動けないって思ったでしょ？正確には君が遅くなっただけ…神秘操術の強みは手数の多さだよ」

シロクロというミメシスが発生させる不可思議な力によりまるで止まっているかと錯覚するほどに遅くなったアリスに対して、ユメ？は無数に顕現させたユスティナのミメシスによる銃撃で集中砲火を加える。
圧倒的な弾幕に押され倒れ付したアリスを見下ろし、ユメ？は自分の胸にポンと手を置いた。

「もし去年の百物語で戦力をDUとミレニアムに分散させていなければ、勝っていたのは彼女だったでしょうね」…telegra.ph

ブルア廻戦ゲヘナコロニー編「…」
異形の神秘を撃破し戦いで受けた傷を恐怖で治癒していたクロコは、戦いを遠くから傍観していた二人の観測者に意識を向ける。
本当はこの恐怖の力も見せたくは無いクロコだったが、想像以上に相手が手強く結果的な手の内を晒してしまった。

現在キヴォトス全土を巻き込んで起こっている『崩環輪廻』を沈めるために各自地区に出現したコロニー、その一つであるゲヘナコロニーを平定する為にこの地に赴いたクロコが最初に補足した特に強力な気配は四つ。
その内の二つは既に排除し、残るは二つ。
その二つこそが観測者の正体であり、彼女らが膠着状態に陥っていた原因が排除された以上、再び彼女らも活動を再開するだろう。
ささてどうやって対処しようかと考えていたその時…

「貴女、お強いんですね♡」
「！」

と突然クロコの耳元で発された囁くような甘い声。
と咄嗟に振り向こうとするも、その前に強い衝撃を受けてぶっ飛ばされ、複数の建物を貫通してようやく地面に足を突き立てるようにして静止する。
襲撃者は吹き飛んだクロコの方まで直ぐに移動してきたが、その移動方法は宙を舞うような不思議なものであった。
そして不思議なことがもう一つ、

「…」
「あら…telegra.ph

ブルア廻戦 DU人外魔境決戦遥か遠く、DUの高層ビルの屋上に構えるヒナの身体を乗っ取ったkey。
先制を仕掛けるのは、サンクトゥムタワーの頂点よりキヴォトス最高の神秘を愛用の銃に込め、ウジャトの目の相反する二つの効力を作用させ己の放てる必殺の一撃を決めようとするホシノ。

「…ホシノ先輩。何故私にこの役目を任せたんですか？結界を展開するだけと言うなら、私より適任が…」
「アヤネちゃんが1番信用出来る、それだけだよ」
「！」
「じゃ、ボチボチ始めようか」
(ホシノ先輩は、前線で戦うことを恐れ、諦めたこんな私でも、信じてくれている…なら、それに応えろ、奥空アヤネ！応えられないなら、ここでヘイローを壊せ！)

尊敬出来るとは言いきれないが、誰よりも信頼する先輩からの言葉を胸に、アヤネは床に紋様を描き、それを起動して結界を展開する。

それを撃てば、否が応でも戦いが始まってしまう開戦の一撃。
その出力を高める為に舞うのは、舞と詩による儀式で対象の神秘総量と出力を一時的に増幅させる神秘を持ったチセによる支援。
それに加えホシノ自身もまたその一撃を行うまでの本来省略する詠唱を完了させることで、元の200％にまでその威力が増大する。

どちらが”…telegra.ph