【ネタバレ】安価でUndertaleのNルート後の物語を考える

  • 1二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 20:40:59

    ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。

    もちろん全部ネタバレ注意。

    ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルートは除く。


    まずどのNルートを経たのかを決める。

    このニンゲンはトリエルを殺した?見逃した?

    >>2

  • 2二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 20:41:36

    見逃した

  • 3二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 20:43:58

    このニンゲンは、トリエルとハグを交わし、いせきを去ったようだ。

    次にニンゲンは、スノーフルにやってきて、サンズとパピルスの兄弟に出会った。

    このニンゲンは、パピルスを殺した?見逃した?

    >>4

  • 4二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 20:48:38

    見逃した

  • 5二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 20:54:02

    このニンゲンは、パピルスと友達になって、スノーフルを去ったようだ。

    次にニンゲンは、ウォーターフェルにやってきて、アンダインと出会った。

    このニンゲンは、アンダインを殺した?見逃した?

    >>6

  • 6二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 20:55:05

    殺した

  • 7二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:00:32

    このニンゲンは、アンダインを殺した。ここにきてついに、手を掛けた。

    それが正当防衛だったのか、それとも先の二人を生かしたうえで、アンダインが死んだらどうなるのかという好奇心なのかは、定かではない。

    とにかく、このニンゲンは、アンダインを殺した。


    ニンゲンはそのまま、ホットランドにやってきた。

    ここでニンゲンはメタトンと出会った。

    ニンゲンはメタトンを破壊した?見逃した?

    >>8

  • 8二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:01:16

    見逃す

  • 9二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:05:48

    このニンゲンは、メタトンと華麗なる死闘を演じはしたが、殺さなかったようだ。

    そしてニンゲンは、アズゴア王と出会った。

    ニンゲンは、アズゴア王と戦った。

    そして横から現れたフラウィが、アズゴア王のタマシイを破壊した。

    今度こそ死闘が始まった。

    しかし最終的に、6人の人間のタマシイが、ニンゲンを助けた。

    ニンゲンは、萎れたフラウィを殺した?見逃した?

    >>10

  • 10二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:08:23

    殺した

  • 11二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:15:51

    ニンゲンは、フラウィを殺した。
    それは本人の願いだったのかもしれないが、とにかく、ニンゲンはフラウィを殺した。
    そしてニンゲンは、地底を去った。

    地下では、トリエル、パピルス、メタトン、サンズが生きている。
    地下では、アンダイン、アズゴア、フラウィが死んでいる。

    サンズは、ニンゲンの携帯電話に、メッセージを残す事にした。

  • 12二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:32:27

    女王がリーダーとして戻ってきた事、落ちてきたニンゲンには仲間として接するようにおふれを出した事。
    しかし、ニンゲンにアンダインとアズゴアが殺され、6人のニンゲンのタマシイも無くしたモンスターたちには受け入れられなかった事。
    モンスターたちは反逆を起こしたが、女王はあっさりそれを受け入れ、遺跡に帰ったこと。
    希望の失われた地下世界は、リーダーのいない無政府状態である事。
    そして、自分とパピルスが、遺跡にいる女王に、たびたび会いに行っている事。
    それが、今の地下世界であること。
    現状を吹き込み終えると、サンズは電話を切った。

    そして、この物語は、この地下世界の後日談だ。

  • 13二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:33:42

    まずは誰から物語を始めよう。

    >>14

  • 14二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:34:34

    パピルス

  • 15二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:45:14

    スノーフルに朝が来た。

    パピルスはいつものように早起きをして、いつものように顔を洗って服を着替えた。

    もうロイヤルガードは無いが、それでも規則正しい生活と身だしなみは欠かせない。

    彼は身支度をしながら、今日のスケジュールを思い出していた。

    今日のパピルスのスケジュールは?

    >>16

  • 16二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:50:10

    トリエルに会いに行く

  • 17二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 21:58:54

    「兄ちゃんっ! 今日はトリエルさんに会いに行く日でしょっ?」

    「ほーい」

    パピルスはサンズを叩き起こすと、彼の身支度を待って、二人で遺跡の扉へと向かった。

    「knock knock」

    サンズが手慣れた様子で、扉を叩く。

    さて、トリエルは……

    >>18

  • 18二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:07:14

    出てきてくれた

  • 19二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:17:10

    「どちら様ですか?」
    「お花だよ」
    「どちらのお花さんかしら?」
    「アンタとお「はな」しに来たお花だよ」
    ゲンナリしているパピルスをよそに、扉の向こうから楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
    「まあ、それはきっと……とっても、「キク」価値のあるお話ね!」
    扉が開く。中からトリエルが出てきた。
    「ごきげんよう。さあ、どうぞ中に入って」
    「おじゃましますっ!」
    「ほーい」
    二人は遺跡の中に入った。

  • 20二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:20:13

    >>19

    ダジャレのエミュ上手くて笑う。

  • 21二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:27:31

    遺跡の中は、パイを焼く甘い匂いで満ちていた。

    「思わず「ツバ」キが出そうだな」

    「ええ。とっても「スイート」ピーに出来たわ」

    「もうっ、兄ちゃんもトリエルさんも……でも楽しそうだからいいや! ニャハハ!」

    三人でリビングへ行き、朝食代わりにバタースコッチシナモンパイを食べる。

    「うん、おいしい! トリエルさんのパイは本当においしいね!」

    「ありがとう、パピルス」

    パイをほおばりながら、三人はどんな話をしただろうか。

    例えば――

    「最近、調子はどうだ? 何かあったか?」

    サンズがそう質問したら、トリエルはどう返した?


    >>25まで安価 ダイスで決定

  • 22二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:31:14

    特になにもないらしい

  • 23二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:41:19

    あの子がいなくなって少し寂しい

  • 24二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:43:46

    自分はいいがみんなのこれからが心配

  • 25二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:45:13

    まあまあだけどそっちはどう?

  • 26二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 22:52:56

    dice1d4=3 (3)

  • 27二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:01:53

    「私は大丈夫よ。それより……他の皆が心配だわ」

    トリエルが金色の花のお茶を飲みながら言った。

    「私は、女王でなくてもいい。ただのお節介なおばさんで構わないわ。玉座に齧り付いたところで、きっと皆はそれを望まなかったでしょうし……

    ねえ、あなた達は大丈夫?

    辛い目に遭ったりしていない?」

    >>28

  • 28二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:03:26

    大丈夫だよっ!

  • 29二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:09:13

    「オレさまたちは大丈夫だよっ!

    毎日早起きして、ご飯食べて、トリエルさんと遊んで、たまにトリエルさんと見張りを交代してっ!

    実に充実した毎日!」

    「そーそー。だからオイラたちは、「木瓜」てるヒマがない」

    「兄ちゃん、それ何て読むの?」

    「ボケ」

    「ぼけ……?」

    「それもお花の名前よ」

    さっきのお花ダジャレ合戦がまだ続いていた事に気付いて、パピルスは、もうっ!とぼやいた。

    「さて、朝ご飯も食べ終わったし……今日は何をしたい?」

    サンズがいつもの顔でトリエルに尋ねた。


    >>35まで安価

  • 30二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:10:13

    こっちに戻ってこないか?

  • 31二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:10:51

    心配なら遊びに来ればいいさ

  • 32二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:11:54

    アンダインについて聞かないのか?

  • 33二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:21:23

    すまないな、オイラがもっとしっかりしていれば…

  • 34二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:22:24

    グリルビーにでも行くか?

  • 35二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:23:07

    ダジャレ大会でもするかい?

  • 36二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:25:17

    dice1d5=4 (4)

  • 37二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:31:00

    「……すまないな」

    不意に、サンズがぽつりと言った。

    「オイラが、もっとしっかりしていれば……」

    それはパピルスにもたまにしか見せない、でも、その顔の時は、決して嘘などついていない、兄の顔だった。

    「いいえ、あなたはちゃんとしてくれたわ、サンズ。だって、あの子は無事に地上へ帰れたのでしょう?

    あなたは、約束を守ってくれた。あの子を守ってくれた。それだけで充分よ」

    「……トリエル……」

    空気が重い。なんだか、お茶も冷めてしまった気がする。

    ……こ、こういう時どうしよう。パピルスはかんがてた。


    >>42まで安価

    そして今日は寝ます、おやすみなさい

  • 38二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:37:37

    小粋なジョークを言う

  • 39二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:38:15

    グリルビーに行かないか?

  • 40二次元好きの匿名さん24/01/15(月) 23:39:49

    クモのドーナッツを出す

  • 41二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 00:45:36

    家でトロンボーンを聞かせる

  • 42二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 00:46:55

    ラジオをつける

  • 43二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 07:17:13

    dice1d5=5 (5)

  • 44二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 07:45:24

    「あっ、そうだ! トリエルさん、オレさま、ラジオが聞きたいなー……」

    元々トリエルの家に、テレビやラジオはなかった。

    このラジオは、兄弟でトリエルにプレゼントしたものだ。

    元々ゴミ捨て場に落ちていたものだが、サンズが小突いた所、何故か動くようになった。

    「叩く角度に「コツ」が要ったのさ」とはサンズの談だが、全く信用ならない。

    「え、ええ……そうね。何か音楽でも聴けるといいのだけど」

    トリエルがラジオのスイッチを入れて、ダイヤルを回した。

    流れてきた番組は?

    >>48まで安価

  • 45二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 11:05:28

    メタトンが出てる

  • 46二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 11:08:28

    マフェットがゲストとして登場

  • 47二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 11:10:01

    元ロイヤルガードによる報復宣言

  • 48二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 11:16:27

    アンダインの追悼をしている

  • 49二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 17:06:46

    悲しい

  • 50二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 18:31:45

    カラーバーじゃないだけマシ

  • 51二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:10:41

    dice1d4=2 (2)

  • 52二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:20:57

    「……というわけで、本日のゲスト! スパイダースイーツでおなじみのマフェットさんをお呼びしております!」

    ラジオからメタトンの元気な声が聞こえる。

    「ウフフフ、よろしくね」

    そしてマフェットのくすくす笑う声も聞こえた。

    「マフェット、最近はどうだい?」

    「そうね……いせきの扉がやっと開いたけど、クモたちはスノーフルの寒さに耐えられないし。いつも通りだわ」

    「ああ……それはなんとも、残念な話だねぇ」

    「まさかあの後、あなたとダンスバトルをしてるなんて思わなかったけどね!」

    マフェットの話に、トリエルは、

    「あの子、ダンスが出来たのね……それはちょっと、見てみたかったわ」

    と言った。


    ラジオの次の話題は?

    >>55まで安価

  • 53二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:25:28

    ガスター博士の謎に迫る特番

  • 54二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:26:40

    アルフィーが来た

  • 55二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:27:47

    メタトンのミュージカルが始まった

  • 56二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:30:55

    dice1d3=1 (1)

  • 57二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:31:37

     

     

     

     

    ラジオの次の話題は?

    dice1d2=1 (1)

  • 58二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:41:08

    「……えーではここで、もう一人ゲストをお呼びします。

    ドクターアルフィー! ささどうぞ、そこに座って」

    「こ、こここここんにちは……!」

    ラジオの向こうから、アルフィーのがちがちに緊張した声が聞こえてくる。

    「ウヒョウ! ドクターアルフィーだ! オレさまもあの人のパズルのファンだぞ!」

    パピルスも思わずテンションが上がってきた。

    「メタトンとアルフィー、ダブルでとってもおトクだね!」

    「ああ、そうだな」

    兄もそんな弟の様子を見守っている。


    アルフィーは何を話した?

    >>62まで安価

  • 59二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:49:33

    アズゴアがいなくなっても絶望しないでと話す

  • 60二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:50:15

    メタトンに影響され自前の歌を熱唱する

  • 61二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:52:24

    早く立ち直ってほしいと地下のみんなに伝える

  • 62二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:56:53

    地上に戻る研究が進んでいるらしい

  • 63二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:01:23

    dice1d4=1 (1)

  • 64二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:25:56

    「み、みんな……その。アズゴアがいなくなって、悲しいのは、みんな一緒だよ……

    アズゴアは、優しい王様だった。私たちモンスターの事を、たくさん考えてくれてた……」

    アルフィーの声は震えていた。

    「……だ、だから、今みたいな私たちを見ても、アズゴアは、きっと喜ばないと思うの。

    どうか、希望を捨てないで……私たちで、がんばろう? きっとアズゴアも……そ、その方が……喜ぶから……」

    最後の方は、ほとんど涙声だった。

    これには流石のパピルスも目を伏せた。

    いつかロイヤルガードになって、王様に植木の自分の顔の形に刈ってもらうのが夢だった。

    しかし今、この地底には、王様も、ロイヤルガードも、存在しない。

    なんだかいたたまれなくなって、パピルスは二人の方をチラッと見た。すると……

    >>70まで

  • 65二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:27:16

    二人とも顔を伏せていた

  • 66二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:27:46

    いたたまれない気持ちになっている

  • 67二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:37:56

    ラジオを切ろうとしていた

  • 68二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:38:50

    サンズ「別のチャンネルにしないか?」

  • 69二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:40:16

    最後まで見ようぜと言うサンズ

  • 70二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:41:39

    さて、グリルビーにでも行くか…

  • 71二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 21:59:54

    dice1d6=1 (1)

  • 72二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:06:32

    二人とも、顔を伏せていた。

    サンズにとっても、王様は大事な人だったんだろう。地底のみんなが、王様の事が大好きだった。

    でも、トリエルは……

    トリエルは、アズゴアの事が、あんまり好きではないみたいだった。

    二人の間に、一体何があったのか、パピルスには難しくてよくわからない。

    だからトリエルが、どんな気持ちで顔を伏せてるのかも、パピルスにはわからなかった。


    やがて、ラジオ番組は終わった。


    さて……次は何をしようか。あるいは、何か、別の事が起こるかもしれない。

    >>76まで

  • 73二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:16:59

    珍しくナイスクリームの屋台がここまで来ていた

  • 74二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:17:41

    かつてロイヤルガードにいたモンスターたちが訪ねてきた

  • 75二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:19:11

    終わったと思いきやメタトンが締めに一曲唄うらしい

  • 76二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:19:52

    グリルビーに行かないかと言うサンズ

  • 77二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:28:11

    dice1d4=4 (4)

  • 78二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:45:01

    「なあ、トリエル。昼飯は一緒にグリルビーズに行かないか?」

    ラジオの電源を切りながら、サンズが言った。

    「グリルビーズ……っていうと、前に教えてくれた、スノーフルのお店かしら?」

    「兄ちゃん、トリエルさんと行くの? あの闇と油にまみれた、フライドポテトとハンバーガーの地獄にっ!?」

    パピルスが嫌そうな顔をすると、サンズはウインクした。

    「つまり、天国に一番近い味ってことだな」

    「もう、兄ちゃんってば……何回もうもう言わせるつもり!?」

    「ウシなら自分でカルシウム作れるからお得だな」

    「だから兄ちゃんってば!もうっ!!」

    二人のやり取りを聞いているうちに、トリエルも少し、笑顔になった。

    「……ありがとう。あなたたち、やっぱり、とっても優しいのね」

    そんな事を言われたら、さすがのパピルスも頭を掻いて、兄にツッコミを入れるのを辞めた。

    「……で、どーする?グリルビーズに行くなら……」

    「わかってる。オレさまが見張りを交代するよ。二人が油とポテトにおぼれてる間に、ニンゲンが落ちてきたら大変だもんねっ!」


    さて、どちらをカメラで追う?

    グリルビーズに向かう二人か、お留守番するパピルスか……?

    >>83まで安価

  • 79二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:46:37

    パピルス

  • 80二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:47:04

    2人

  • 81二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:47:52

    両方

  • 82二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:48:31

    パピルス

  • 83二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:49:24

    2人

  • 84二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 22:51:07

    dice1d5=1 (1)

  • 85二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 23:06:54

    「んじゃ、オイラたちグリルビーズに行ってくるからな」

    「お留守番、よろしくお願いね?何かあったら、ケータイに電話してちょうだい」

    「了解! でも兄ちゃん、あんまり食べすぎちゃダメだからね!」

    「ほいほい。じゃ、行ってくる」

    二人がいせきを出るのを見送ると、パピルスは改めて気合を入れた。

    「よし!ニンゲンがいないか見に行こう!あと、いせきのお掃除もしよう!!あ、それから、金色の花にお水もあげないと!」

    三角巾とエプロンをつけているあたり、気合の入れ所が間違っている気がするが、まあパピルスなので問題ない。

    パピルスはほうきとちりとり、それにジョウロを手に、いせきの中を遡って歩いた。


    そして、パピルスは……何かを見つけた。


    >>90まで安価

    そして今夜はここまで。

  • 86二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 23:09:09

    パイ

  • 87二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 23:19:10

    フラウィに良く似た花

  • 88二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 00:04:58

    何かのレバー

  • 89二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 01:15:55

    あめだまの入った容器

  • 90二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 01:34:01

    モンスターがいた

  • 91二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 06:43:50

    dice1d5=2 (2)

  • 92二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 06:53:51

    掃除しながら、いせきの最奥……金色の花畑に向かって歩くうちに、パピルスはあるものを見つけた。

    「あっ、お花ちゃん!」

    それは、いせきの隅っこに一輪だけ咲いた、金色の花だった。奥の花畑からあぶれてしまったのだろうか。

    「元気にしてたっ? オレさまは元気だよ!!」

    パピルスは花に話しかける。花は答えない。普通、花は喋らないものだ。

    それでもパピルスは、お構いなしに花に話しかけている。

    「……? お花ちゃん、元気ないね……今、お水をあげるね!」

    持っていたジョウロで水をかけると、花びらがかすかに潤いを取り戻したように見えた。

    「これでヨシ!」

    しばしの沈黙の後、パピルスは、花の手前にしゃがみこんだ。

    「……ねえ、お花ちゃん、聞いてくれる?」


    パピルスは……

    >>97まで安価

  • 93二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 08:24:36

    今自分は留守番してると言う

  • 94二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 08:26:27

    新しいジョークを思い付いた

  • 95二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 08:56:53

    詳しくは知らないけどアルフィーが地上に戻るための研究をしてるんだって

  • 96二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 08:57:32

    グリルビーってそんなにうまいのかな?

  • 97二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 08:58:19

    さっきマフェットがラジオに出てたよっ

  • 98二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 17:26:16

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  • 99二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:08:12

    dice1d5=4 (4)

  • 100二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:21:15

    「兄ちゃんたち、今日はお昼ご飯、グリルビーズで食べるんだって。
    兄ちゃんはあぶらっこいの大好きだけど……グリルビーズってそんなにおいしいのかな?」
    花は答えない。
    「……ニャハハ。きさまは聞き上手なお花ちゃんだな! 大いに結構だ!
    オレさまにはきさまの他にもお花のお友達がいるけど、そいつはとってもおしゃべりで物知りだった!
    きっときさまたちは、いいお友達になれるぞ!
    今度一緒に、お花パーティをしよう!」
    そこまで一気に言って、パピルスは黙った。
    花は何も言わない。

  • 101二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:43:34

    「……お花ちゃん、もう少し、オレの話を聞いてくれる?」

    パピルスが、ぽつりぽつりと言った。

    「オレ……もう、あのお喋りのお花ちゃんには会えない気がする。

    アンダインが、どうしてあんなことになったのかも……多分、わかってる。

    でも兄ちゃんは、何でもヒミツにするんだ。

    ……ボクだって、知りたいよ。兄ちゃんの隠してる事……」


    その時、ふと、パピルスは立ち上がった。

    何か、音が聞こえた気がしたのだ。それは…

    >>105まで

  • 102二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:45:53

    カエルのようなモンスターだ

  • 103二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:46:18

    忘れ物をしたトリエルがいた

  • 104二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:48:19

    財布を忘れたサンズだ

  • 105二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 19:50:42

    ベジトイドだ

  • 106二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 20:20:38

    dice1d4=1 (1)

  • 107二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 20:53:22

    「ケロケロ ケロケロ」

    突然聞こえた声に、パピルスは思わずぴょんっと飛び跳ねた。

    「び、ビックリなんてしてないよ!」

    「ケロケロ(何にも言ってないケロ)」

    そこにいたのは、カエルのモンスターのフロギーだ。

    「ケロケロ ケロケロ?(キミは最近、いせきをウロウロしてるスケルトンケロ?)

    ケロケロ(トリエルと一緒に歩いてるのを見たケロ)」

    「うんっ。オレさまはパピルスさまです! よろしくねっ!」

    パピルスはしゃがみこんで、フロギーと目を合わせた。

    「ケロケロ(ちょうどよかったケロ。キミにお願いがあるケロ)」

    「なあに?」


    フロギーのお願いとは……?

    >>117まで安価

  • 108二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 20:56:58

    ここに残る気はないか

  • 109二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 20:57:33

    この地下に秩序を取り戻すために協力してほしい

  • 110二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 20:59:16

    スパゲッティをつくって欲しい

  • 111二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:02:09

    人間と仲良くなる為の「コツ」を教えて欲しい

  • 112二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:02:52

    体が乾いたので如雨露で水をかけてほしい

  • 113二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:04:07

    安価で書く数字間違えたからここで締め切ります
    dic1d5=

  • 114二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:04:21

    dice1d5=2 (2)

  • 115二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:31:52

    「ケロケロ……(ボクはいの中のかわずだケロも、最近地底がヘンなのはわかるケロ)

    ……ケロ、ケロケロ(あ、いの中のっていうのは、いせきの中のカエルって意味ケロ)」

    パピルスは、胸が痛くなった。

    いせきは今の地底の中でも穏やかな場所だ。それが、彼らも不穏な空気が伝わってきているらしい。

    自分も詳しい事はわからないが、それでも肌感覚が変わった事ははっきりわかる。

    尤も彼はスケルトンなので、これは物の例えだが。

    「ケロケロ(そこで、お願いがあるケロ)

    ケロケロ?(ボクは、この地底を、前みたいなもっと落ち着いたところにしたいケロ。お手伝いをお願いしたいケロ、いいケロ?」」

    パピルスの返事は……

    >>117

  • 116二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:42:52

    もちろんいいぞ!

  • 117二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:45:13

    オレさまに任せておけ!

  • 118二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 21:52:02

    「もちろんいいよっ! オレさまに任せておけ!」

    パピルスは天啓が下ったような気持ちだった。

    そうだ、これだ。これなら、きっとアンダインもアズゴアも喜ぶ。

    きっとやり遂げれば、アルフィー博士もメタトンも、トリエルさんも、そしてきっと、兄ちゃんも喜んでくれる。

    それはニンゲンを捕まえてロイヤルガードになるかつての目標と同じくらい、きらきら輝いて見えた。

    「ケロケロケロケロ!(ありがとうケロ! いせきの他の子たちにも伝えるケロ!)」

    フロギーは嬉しそうに飛び跳ね去っていった。

    そうと決まれば頑張るしかない。

    「よし!オレさまがんばるよっ!!」

    パピルスはとりあえず、いせきの掃除と花の世話を終わらせる事にした。

    小さなことからコツコツ努力するのは、パピルスの得意技だ。……断じてスケルトンだからではない。


    一方その頃、サンズとトリエルは……

    >>123まで

  • 119二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:06:49

    何となく不安になってきた

  • 120二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:08:45

    ツケの支払いを求められていた

  • 121二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:09:31

    いつものバーガーとポテトを食べている

  • 122二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:10:51

    混む時間から外れていたのか2人きりで談笑してる

  • 123二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:12:04

    番犬モンスターと談笑

  • 124二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:15:28

    dice1d5=4 (4)

  • 125二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:28:05

    「ツイてるな。今日は空いてるぜ。まあ座れよ」

    サンズはトリエルを席にエスコートすると、自分もいつものカウンター席に腰かけた。

    グリルビーはトリエルを一瞥したが、すぐにまたいつものようにグラスを磨き始めた。

    「ポテトとバーガー、どっち食う?」

    サンズは片肘をつきながら、トリエルに尋ねた。

    さて、どっちにしよう……?

    >>126

  • 126二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 22:47:46

    両方

  • 127二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:17:01

    「へえ。両方か。そいつはなかなか……オオモノだな」

    サンズが言うと、トリエルは顔をちょっと赤らめて、早口で言った。

    「ほら、二つ頼んでシェアすれば、どっちも食べられるじゃない?」

    「へへ、サエてるなトリエル。ってことでグリルビー、バーガーとポテト1つずつな」

    グリルビーは会釈すると、裏からバーガーとポテトを持ってきた。

    サンズは取り皿をを頼むと、そこにケチャップを山と出した。

    「「ボーン」ナペティ」

    サンズがウインクすると、トリエルはクスクス笑いながら、半分に分けたバーガーを齧った。

    「……おいしい! なんだか久しぶりに食べたわ、こういう味……」

    「だろ? 絶品なんだよな、ここのバーガー。ご一緒にポテトもいかが?」

    「ええ、いただくわ!」

    サンズはサンズで、バーガーの断面にケチャップをたっぷりつけて食べている。


    今日、グリルビー以外誰もいないのはラッキーだ。今なら、どんな話も出来そうだ。

    どんな話をする?

    >>133まで


    そして今日は寝ます。

  • 128二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:26:06

    改めて詫びの言葉を述べるサンズ


    >>127

    お疲れ様です

  • 129二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 23:32:18

    またおうにならないか?

  • 130二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 00:54:36

    まだあのニンゲンの事が心配か?

  • 131二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 01:03:39

    これからの地下世界をどうにかして良くしていくか

  • 132二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 10:08:38

    こっちに来ないかと誘う

  • 133二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 10:17:23

    あのガキんちょ元気かな

  • 134二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 12:22:30

    dice1d6=1 (1)

  • 135二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 12:45:10

    「……なあ、トリエル」

    ポテトを一通りつまむと、サンズは口を開いた。

    「ほら、オイラってさ。基本的になーんもしたくないんだよな。

    そんで、なーんもしなかった結果……こうなった。

    ……詫びたところで、どうなるもんじゃあないことはわかってる。

    でも、……ごめんよ、トリエル。

    あのニンゲンは、アンタを生かした。パピルスも生かした。

    でも……アンダインを殺した。……あのニンゲンは、きっと、こうなることがわかってた。

    それをわかってて『みのがした』オレにも、罪ってもんがある」

    サンズは、改めてトリエルに向き直り、深く頭を下げた。

    「悪かった」

    それを聞いた、トリエルは――

    >>136

  • 136二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 17:50:32

    あなたのせいじゃない
    あなたはなにも悪くない

  • 137二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 18:39:35

    トリエルは、サンズの体を抱き締めた。

    その大きな体は、腕は、小柄なサンズを容易に包み込む。

    「あなたのせいじゃない。あなたはなにも悪くないわ。サンズ」

    トリエルはサンズの頭を撫でながら囁いた。

    ケチャップと油と、バタースコッチと、金色の花の香りがする。

    「そう……悪い事なんて、何もないの。何も……」

    それは、自分自身に言い聞かせているようにも聞こえた。

    ……自分は今まで、彼女に、こんな風に抱き締められた事があっただろうか。

    あるいは、別の時間軸ではあったのかもしれない。でもそれは、「今」のサンズには、全く関係のない事だった。

    「トリエル、アンタは……」

    ……何と返せばいいんだ。

    >>138

  • 138二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 20:51:55

    もう骨を休ませたほうがいい

  • 139二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 21:52:45

    「……へ、へへ、へ」

    サンズはそっと、トリエルの体を押して、自分から離した。

    「トリエル。オレ……オイラが言う事じゃないけどさ。もう、『ホネ』を休めた方がいいぜ」

    トリエルはサンズの言葉に、目を丸くした。

    「……サンズ?」

    「アンタ、自分で言ってたもんな。ただのお節介なおばさんで構わないって。

    だから、そうする。アンタはお節介でギャグが大好きなおばさん。オイラは、なまけもののでギャグが大好きなスケルトン。それでいい」

    「サンズ、あなた……」

    「いいんだ」

    サンズの声は、隠しきれない後悔と拒絶の響きがあった。

    「いいんだ。コレは、アンタの肩に乗せちゃダメな事だった。もう、オイラは言わない。

    だから、アンタも骨を休めて、このポン『コツ』なスケルトンのしょうもない話なんて、ほっぽり出してくれ」

    そう言われてしまっては、トリエルも黙ることしか出来なかった。

    ぱちぱちとグリルビーの頭の炎が爆ぜる音だけが、店内に響く。

    ことん、とぴかぴかに磨かれたグラスが、カウンターに置かれた、その瞬間。

    外から、突然大きな物音がした。

    サンズとトリエルは同時に頭を上げた。

    一体、外で何が起こった……?

    >>145まで

  • 140二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:00:27

    トリエルに不満を持つものと擁護するものたちの間で争いが起きた

  • 141二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:02:12

    降り積もった雪が落ちた音だった

  • 142二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:09:08

    アイスウルフが投げた氷が誤って地面に落ちた音だった

  • 143二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:10:52

    暴動

  • 144二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:11:26

    雪崩だ

  • 145二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:17:29

    花火が上がっていた

  • 146二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:18:26

    dice1d6=6 (6)

  • 147二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:22:05

    サンズは一足で出入り口に近づくと、そっとドアの隙間から様子を見た。

    洞窟の天井が、強い光に照らされて輝いていた。

    あれは……そうだ、花火だ。強い魔力を込めて、弾幕を天に向けて打ち上げる、あの花火だ。

    だがそれは、地底では危ないからと禁じられていたはずだ。

    一体何故花火は上がった。誰が、何のために上げた……?


    >>151まで

  • 148二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:30:39

    イヌのモンスターたちが町のモンスターたちに希望を持たせるために打ち上げた

  • 149二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:32:16

    アルフィーが自分で発明した衝撃を少なくした花火をモンスターを励ますために打ち上げていた

  • 150二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:33:31

    グリルビーがこういう時のためにと思って用意していた

  • 151二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:35:24

    ホットランドにいた元ロイヤルガードのモンスター達がアズゴア王とアンダインへの追悼と敬意のために打ち上げた

  • 152二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:36:52

    dice1d4=2 (2)

  • 153二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 22:59:46

    しばらく花火を観察しているうちに、サンズは気付いた。
    弾幕の隙間を、メタトンが飛び回っている。
    どうやらあれは、アルフィーが打ち上げた花火らしい。ということは、悪い物ではないだろう。
    「トリエル、大丈夫だ。おいで」
    サンズが手招きすると、トリエルも横から覗き込んだ。
    ドアを開けて、表に出る。花火の光が二人を照らす。
    「ドクターアルフィーからのサプライズプレゼントだよ!
    皆、希望を捨てないでおくれ!」
    天井付近からメタトンが叫ぶのを見て、「だってさ」とサンズは目配せした。
    「……とってもきれいね。花火なんて、もう何百年振りかしら……」
    トリエルも思わず、感嘆の息を吐いた。
    「オイラはきっと初めて見る。ああ、あんなにきれいとは思わなかったぜ」
    二人はそうしてしばし、花火を眺めていた。

  • 154二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 23:17:56

    しかし花火を見ながら、サンズは違和感を覚えた。

    失礼な言いぐさなのはわかっている。しかし、なんだか……アルフィーにしては、元気すぎる気がする。

    さっきのラジオといい、この花火といい、あまり表に出たがらない彼女としては、なんだか、不自然だ。

    ……様子を見に行った方がいいか?

    それとも、これはオレの気のせいか?

    >>155


    今日は寝ます。

  • 155二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 23:25:43

    一応見に行く

    付き合いが良い方じゃないし後に引きずるタイプだからな
    相当無理をしてまでこの状況をなんとかしようとしてるんだろう

  • 156二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 00:56:03

    悲しい

  • 157二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 08:13:35

    「あー……花火見てたら野暮用思い出した。トリエル、好きなもん食っててくれ。
    ごちそうさん、グリルビー。後は頼んだぜ」
    サンズはひらひら手を振って、店の外に踏み出した。
    「えっ?サンズ、待っ……」
    トリエルも追って出ていこうとしたが、グリルビーがそれを制止した。
    その一瞬の間に、サンズはもう、雑踏に紛れて姿を消していた。
    「サンズ……」
    呟くトリエルに、グリルビーは小さく首を振って、言外に「追うな」と言った。
    「……わかったわ。あなたの方が、サンズと付き合いは長そうだものね。
    アドバイスには従うことにするわ」
    改めてトリエルは席に戻り、残ったハンバーガーを食べ始めた。

  • 158二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 08:19:48

    一歩、二歩、三歩と踏み込めば、サンズの体はもう、ホットランドのアルフィーのラボ前にいた。

    サンズお得意の『ちかみち』だ。

    (……アルフィーは、付き合いが良い方じゃないし、後に引きずるタイプだからな)

    ラボの前で、サンズは頭を掻いて独り言ちた。

    (相当無理をしてまで、この状況をなんとかしようとしてるんだろう)

    何が彼女を駆り立てるのか……それは、上司の為かもしれないし、あるいは、友達の為かもしれない。

    ただ、いずれにせよ……それは何か、反動のあるものじゃないか、という直感があった。

    サンズはラボの扉を叩いた。

    「……knock knock」


    アルフィーは……

    >>162

  • 159二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 11:41:26

    直ぐに出てくれた

  • 160二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 11:52:05

    憔悴しきった様子で出てくれた

  • 161二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 11:53:37

    疲れて眠っていた

  • 162二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 11:56:18

    何日も寝てないのか痩せて目に隈ができていた

  • 163二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 12:44:21

    dice1d4=2 (2)

  • 164二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 12:50:31

    「ご、ごめんなさい、勝手にあんなハデなことして……!」

    ジョークを言う間もなくドアが開いて、アルフィーが出てきた。

    ウロコのツヤは悪く、目もどこか落ちくぼんで、本当に憔悴しているようだった。

    「……さ、サンズ?」

    「よお、アルフィー」

    サンズがいつもの調子であいさつすると、アルフィーは微かに目を逸らした。

    「ひ、久しぶりだね」

    「ああ。ラジオ聞いたぜ。それに花火も」

    「そ、そう。よかった。……つ、つのる話もあるよね。上がって……」

    「どーも」

    アルフィーの導きで、ラボの中に入る。まもなく自動ドアが閉まって、ホットランドの熱気も遮断された。

    「今、お茶淹れるね……待ってて」

    アルフィーはすぐにどこかへと走っていった。

    「…………」

    後には、サンズだけが残された。


    さて、どうしよう。

    >>169まで

  • 165二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 13:01:06

    大人しく待つか…

  • 166二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 13:02:33

    側に目をやるとコーヒーの缶がたくさんある
    「ろくに寝ないでやってたのか…?」

  • 167二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 13:04:28

    ジョークでも考えるか

  • 168二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 13:04:52

    こっそり後をつける

  • 169二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 13:17:06

    持ってきた茶菓子を出す

  • 170二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 18:54:22

    dice1d5=5 (5)

  • 171二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 19:17:23

    サンズはどこからともなく茶菓子代わりのホットドッグを取り出すと、適当な机の上に置いて、アルフィーを待った。

    待つ間、サンズは辺りを見回す。

    高い天井に、大きなモニター。

    今ホットドッグを置いた机にはインスタント麺の袋が散乱しているし、床にはドッグフードがこぼれている。

    なんだか、全体的にいつも以上にくすんで見えた。

    アルフィー本人も憔悴した様子だったし、どうやら彼女はかなり無理をしているらしい。

    そしてそのアルフィーは、なかなか来ない。静かだ。あまりにも。

    サンズは頭を掻いた後、彼女を探しに行く事にした。


    アルフィーは……

    >>176まで

  • 172二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:17:40

    倒れている

  • 173二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:28:34

    茶葉を探してる

  • 174二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:38:34

    どこかへ電話している

  • 175二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:45:10

    疲れて寝ている

  • 176二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:46:03

    風邪だろうか倒れていた

  • 177二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 21:49:02

    dice1d5=3 (3)

  • 178二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 22:23:29

    「……うん、うん。そうなの……えへへ……」
    アルフィーは、案外近くにいた。
    近く……というか、そもそも給湯室でもないところだ。
    アルフィーはそこで電話していた。頭の片側にケータイを押し付け、楽しそうに話している。
    サンズは、思わず足を止めて、アルフィーの様子を観察した。
    「そう、そうなの。わたし、がんばってる。もっともっとがんばらなきゃ……」
    どうやら誰かに、今の自分の頑張りを報告しているらしい。
    でも、誰だろう?サンズは疑問に思った。何故なら、アズゴアはともかく、彼女ももう、この世には……
    しかし、次の瞬間、サンズは自分の耳を疑った。

    「うん。大丈夫だよ。そんな手段は、絶対選ばない。
    ……うん。わかった。わたし、もっとがんばるね。

    ありがとう……アンダイン」

  • 179二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 22:34:37

    鬱だなぁ

  • 180二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 22:35:47

    背筋を冷たい汗が伝う。
    今、何と言った?アンダイン?それはおかしい。だってアイツはもう……
    「きゃあっ!? さ、サンズ!?」
    「っ!?」
    アルフィーの驚いた声に、サンズも驚いた。
    「あ、ご、ごめん、サンズ、つい電話に夢中になっちゃって……今お茶を淹れるから」
    「アルフィー、その、電話の相手って……」
    サンズは、さっきの言葉が聞き間違いである事を祈った。
    そしてその祈りは、あっさり叶わなかった。

    「え?……うん。サンズ、あなたとも話したいって……アンダインが言ってる」

  • 181二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 22:56:56

    おいおいどうなるんや……

  • 182二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 22:58:50

    サンズは、アルフィーから恐る恐る電話を受け取った。
    「……もしもし」
    しかしサンズの耳に聞こえたのは、酷いノイズ音だけだった。
    まるで何かを押し潰すような、引き延ばすような、不快な音だ。
    そしてその音の狭間で、サンズは、何かの信号を聞いた。

    💧︎♋︎■︎⬧︎📬︎♋︎🙵♓︎❒︎♋︎❍︎♏︎❒︎□︎📬︎
    😐︎□︎🙵□︎ ♒︎♋︎ □︎⬥︎♋︎❒︎♓︎ ♎︎♋︎📬︎

    「……勝手な事を言うなよ……」
    それは、サンズにしては珍しい声色だった。
    「……さ、サンズ?どうしたの?アンダインが何か……」
    アルフィーはおろおろした様子でサンズと電話を交互に見ている。
    「……ニキビに気をつけろ、ってさ。オイラ、ヒフないけどな」
    咄嗟にサンズは、いつものようにジョークを言いながら、電話をアルフィーに返した。
    「オイラ、ちょっと野暮用思い出した。……アンタが元気そうでよかったぜ。じゃあな」
    「あ、ま、サン……」
    アルフィーが何か言う前に、サンズは逃げるようにラボを出た。

  • 183二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 23:21:15

    走る。走った。サンズは走った。

    いつのまにか、サンズはウォーターフェルにいた。エコーフラワーの咲く道で、天井から雨のように降り注ぐ水滴を浴びていた。

    そこで、サンズは足を止めた。

    息が切れる。体をくの字に折り、膝に手を当て吐き出すように息をする。

    「……クソが。そんなの……あのニンゲンに留守電入れた時から知ってたぜ……」

    荒い息の間で、悪態をつく。そんな事を言ったところでどうにもならないのを、サンズはよく知っていた。

    そう、どうにもならない。何も出来ない。何も、出来やしない。

    審判が審判足り得るのは、『ゲーム』の時だけだ。

    『ゲーム』が終わり、『プレイヤー』がいなくなれば……審判は、もう、審判ではない。

    雫がフードを重くする。眼窩に入り込んで滴り落ちる。

    トリエル、アルフィー、パピルス……みんなの顔が、頭をよぎった。

    「ああ……ちくしょう」

    サンズの呪う声を聞いた者は、エコーフラワーのみだった。

    ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう……エコーフラワーがサンズの呪いを、雨の中どこまでも増幅させていった。


    一方その頃、パピルスは……

    >>188まで

    そして今夜は寝ます。

  • 184二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 23:26:57

    ちょうど帰りが遅いのを心配しグリルビーに電話を入れようとしていた

  • 185二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 23:33:11

    待ちくたびれて寝てしまう

  • 186二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 23:34:16

    花に次は肥料を与えていた

  • 187二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 01:05:30

    花の世話が終わったころだ

  • 188二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 01:06:09

    なんか小腹すいたな…

  • 189二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 11:05:58

    アルフィー立ち直ってほしいな

  • 190二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 11:07:32

    dice1d5=4 (4)

  • 191二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 11:18:55

    「ふう、これでよし! 誰かがお花のお世話をしなきゃいけないからな!」

    金色の花の水やりを終え、パピルスは額を汗を拭った。

    「ニンゲンも今は落ちてないし、お片付けして戻ろうっと。

    オレさまもそろそろお昼ご飯の時間だし!」

    掃除道具とジョウロを持ち、パピルスは花畑を後にした。


    「今日のお昼は何にしようかな……

    兄ちゃんとトリエルさんはグリルビーズだし、オレさま一人ご飯だな……

    ミートソース……カルボナーラ……うーむ、何にすべきか……」

    いせきを一人歩くパピルスだったが、

    「……あれ? なんだろう、あれ……」

    不意に、何かに気付いた。


    パピルスは何に気付いた?

    >>195まで

  • 192二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 13:03:19

    また遺跡に住むモンスターがいた

  • 193二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 13:04:28

    ナイスクリーム屋が出張していた

  • 194二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 13:06:46

    ガスターフォロワーがいた

  • 195二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 16:59:57

    クモのドーナツ屋がいた

  • 196二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 18:41:19

    dice1d4=2 (2)

  • 197二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:33:46

    「あっ、ナイスクリーム屋さん!」

    「ああ、パピルスじゃないか。久しぶり!」

    そこにいたのは、青い毛並みに長い耳をした、ナイスクリーム屋のモンスターだった。

    フロギーやルークス、その後ろに隠れるように、こっそりとナキムシも列に並んでいる。

    「いや……あっちの方は最近物騒だろ?ここは静かだし、ナイスクリームもよく売れるんだよね」

    ナイスクリーム屋の青年は、屋台の柱を叩いた。

    「それに、こんな時だからこそ、みんなでおいしいものを食べたいでしょ?

    おいしいものを食べてる間は、みんな気分も良くなるし……」

    「たしかに!」

    パピルスは大いに頷いた。

    「……もしかして兄ちゃん、それでトリエルさんをグリルビーズに誘ったのかな……」

    「?」

    「こっちのお話っ!」

    まあとにかく、と、青年は言った。

    「そういうわけで、こっちの方まで足を伸ばしてたってわけ」

    「なるほど……」

    二人が話している間にも、いせきのモンスターたちが続々集まってきている。

    「ケロケロ!(ナイスクリーム屋さん!ナイスクリームおくれケロ!いせきにはなかった味ケロ!)」

    「うん、目からウロコが落ちるおいしさだよ!」

    「……!」

    みんな楽しそうに列に並び、受け取ってはナイスクリームに舌鼓を打っている。

    「ナイスクリーム屋さん!オレさまにも3つちょうだい!」

    「はーい、ちょっと待ってね!」

    青年はテキパキとナイスクリームを配り、あっという間にパピルスにも3つ手渡した。

    「ありがとうっ!」

    お礼を言うと、パピルスはトリエルの家へと帰っていった。


    さて、一方トリエルは……

    >>212まで

  • 198二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:44:30

    まだグリルビーの店にいた

  • 199二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:46:00

    いったん家路についていた

  • 200二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:47:25

    サンズへ電話をかけていたが出ない

  • 201二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:49:43

    町の住人へサンズを見なかったと聞き込み

  • 202二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:53:05

    偶然ウォーターフェルへ向かっていた

  • 203二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:56:59

    安価ミスったので締め切ります

    dice1d5=5 (5)

  • 204二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 21:58:33

    トリエルは偶然、ウォーターフェルに向かっていた。

    しかし、グリルビーズでサンズを待っていたはずの彼女が何故……?

    >>207まで

  • 205二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:01:39

    反対を振り切って来てしまった

  • 206二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:02:44

    遅いので電話してみたら出ないので

  • 207二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:04:28

    王不在で最近治安が悪いので

  • 208二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:06:33

    dice1d3=1 (1)

  • 209二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:17:16

    「……グリルビーさん。ごめんなさいね。

    でもわたし、どうしても彼の事が気になるの」

    「…………」

    トリエルとグリルビーは、しばし見つめ合った。

    今は辞めたとはいえ、彼女は元女王だ。その圧に、流石のグリルビーも耐え切れなくなった。

    「ありがとう。もしサンズが入れ替わりで戻ってきたら、伝えてね」

    有無を言わさずトリエルはグリルビーズを出て、周囲のモンスターに尋ねた。

    「ごめんなさい、サンズを見かけなかったかしら……」

    一瞬、ぴりっとした殺気を、感じた。

    そうだ、今のトリエルは、親ニンゲン派の裏切り者なのだ。だからこそ彼女は王位を追われたのだと、今、思い出した。

    確かにトリエルは強い。実際、彼らが束になってかかっても、トリエルには指一本触れられないだろう。

    それがまずかった。自分の身を守る為に、国民を傷つけるのは、彼女の望むところではない。

    だから、トリエルは逃げた。彼らを傷つけない為に。

    逃げて、逃げて、逃げて……

    いつのまにか、トリエルはウォーターフェルに来ていた。

    玉座を降りてから、ここまで来るのは久しぶりだった。


    さて、ここでトリエルを待っていたものとは……

    >>231まで

  • 210二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:17:40

    安価間違えました>>213までです

  • 211二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:18:55

    サンズがいた

  • 212二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:19:40

    トリエルを信じる元ロイヤルガードのモンスター

  • 213二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:24:28

    いぬのモンスターだ

  • 214二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:29:47

    dice1d3=2 (2)

  • 215二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 22:54:28

    「あれ……女王様、こんな所で何してるッス?」

    (こんな所で珍しいサ)

    「はっきり言って、このへんは危ないッス」

    (特に女王様には危険サ……)

    トリエルに話しかけて来たのは、イヌッスとイヌッサのイヌカップルだ。

    特にイヌッサが女性なのもあって、彼らは比較的トリエルに対して同情的な態度である。

    「ごきげんよう。ごめんなさい、わたし、サンズを探しているの。

    どこかで見かけなかったかしら?」

    「サンズッス?」(サンズサ?)

    イヌカップルは顔を見合わせた。

    「あっちから、骨っぽいニオイはするッス」

    (多分、あっちにいるサ)

    「ありがとう、助かったわ!」

    トリエルは二人を撫でると、示された方へと走っていった。

    「女王様にナデナデされたッス……」(フカフカしてたサ……)

    二人がトリエル派なのは、このナデナデがたまらなく好きなのもあるのは、秘密である。


    さて、トリエルはサンズに会えただろうか。

    その様子は……?

    >>220まで

    そして今日は寝ます。

  • 216二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 23:05:07

    どうにか会えた


    >>215

    お疲れ様です

  • 217二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 01:02:45

    呆然としていた

  • 218二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 10:29:04

    既に去った後

  • 219二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 13:37:45

    エコーフラワーが何かを喋っている

  • 220二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 14:10:27

    入れ替わりでいなくなってた

  • 221二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:34:14

    dice1d5=4 (4)

  • 222二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:42:35

    「……サンズ……? サンズ? どこかしら……?」
    気付けばトリエルは、ウォーターフェルのだいぶ奥まで来ていた。
    途中で傘を借りてやってきたそこは、雫を受けてエコーフラワーが淡く光る回廊だった。
    困ったわ、と言おうとして、トリエルは口を押えた。
    もしかしたら、エコーフラワーに、サンズの声が残っているかもしれない。
    トリエルは息を殺して、エコーフラワーの声に耳を傾けた。

    「……ちくしょう」

    それは、確かにサンズの声だった。
    だが、言っている意味がわからず、トリエルは思わず首を傾げた。

  • 223二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:49:26

    「ちくしょう」

    「ちくしょう」「ちくしょう」

    「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」

    「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」「ちくしょう」……


    それは、後悔の声だった。

    それは、怨嗟の声だった。

    それは、その声は、聞いたことのない、サンズの声だった。


    「サンズ……」

    サンズを、探さなくては――トリエルは、水たまりを蹴立てるのも構わず、走り出した。


    一方その頃……

    >>228まで

  • 224二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:53:01

    帰りが遅いのをいぶかしむパピルス

  • 225二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:56:09

    犬のモンスターたちの相手をしつつも二人を心配するグリルビー

  • 226二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:57:19

    サンズはホットランドまできていた

  • 227二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 16:58:35

    トリエルに電話するパピルス

  • 228二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 17:00:17

    冷静さを取り戻しアルファのとこに戻るサンズ

  • 229二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 17:14:35

    dice1d5=5 (5)

  • 230二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 17:44:44

    「あ、あれ?サンズ……用事があったんじゃ……?」

    「用事が終わったから戻ってきたぜ」

    「そ、そうなの……?…………って、ず、ずぶ濡れじゃない……何があったの……!?」

    「あー……ホットランドはホットだからな、ちょっとクールダウンしてきた」

    ラボの入り口でそんな会話をしていたが、アルフィーが、

    「だ、だめだめ、カゼ引いちゃう!」

    と、無理矢理サンズを中に引き込んだ。今度はすぐさまタオルを持ってきて、サンズに手渡す。

    「とにかく拭いて……何かあったかいもの持ってくるから……!」

    そしてまた、バタバタと奥へ走っていった。

    「……」

    既視感を覚えながらも、サンズは体を拭いた。

    さっきは、お茶を淹れに行くといって、アンダインと電話で話していたが……さて。

    今の間に、出来ることはあるだろうか。

    >>235まで

  • 231二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 18:20:01

    パピルスに遅くなると電話

  • 232二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 18:21:43

    アルフィーの事を誰に相談しようか…

  • 233二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 18:22:33

    トリエルに何て言おう?

  • 234二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 18:23:22

    ちょっと通話記録をみてみる

  • 235二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 18:24:10

    素直にグリルビーでトリエルを待たせてる事を話す

  • 236二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 19:42:51

    dice1d5=5 (5)

  • 237二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 20:00:34

    「あー、アルフィー? オイラ、ちょっと顔見に来ただけで、グリルビーズにトリエルを待たせて……」

    その時、サンズの電話が鳴った。パピルスからだ。

    「……もしもし?」

    「もしもし、ではぬぁぁぁいっっ!!」

    途端、スピーカーがハウリングを起こすほどの大声がサンズを直撃した。

    「兄ちゃん!!今どこにいるのっ!?」

    「え、いや、どこって、」

    「いせきにナイスクリーム屋さんが来てたの!みんなでデザートに食べようと思ったのに……

    兄ちゃんもトリエルさんも帰ってないし、グリルビーズに迎えに行ったのに二人ともいないし!

    二人ともどこ行ったのっ!?」

    ……トリエルがいない?グリルビーに任せたはずなのに。何故……どこへ?

    サンズの頭は混乱した。

    「……パピルス。とりあえず……」


    パピルスになんて言おう?

    >>242まで

  • 238二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 20:29:16

    もうすぐ帰る

  • 239二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 20:57:34

    ちょっと探してくる

  • 240二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 20:58:13

    実はアルフィーの体調が良くないみたいなんだ

  • 241二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 20:59:37

    取り敢えずグリルビーに行く

  • 242二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 21:03:07

    直ぐそっちに行く

  • 243二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 21:25:19

    dice1d5=2 (2)

  • 244二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 21:37:20

    「……あー……パピルス。とりあえず、オイラもトリエルを探してみるよ。

    ……ていうか、多分、オイラを探しに行ったんだと思う」

    「探しに……探しに!?兄ちゃん、まさかトリエルさんをおいてどっか行ったの!?信じらんないっ!!」

    パピルスの怒鳴る声が響く。

    「……その通りだ。悪かった」

    「謝るならオレさまじゃなくてトリエルさんにでしょっ!?勝手にフラフラと……!」

    「わ、わかった。えーと、じゃあグリルビーに伝えて、トリエルの家に先に帰ってな。もし誰もいない家にトリエルが帰ったら、またオイラたちを探しに行くかもしれないし……」

    「……わかったよ。兄ちゃん、気をつけてね」

    「ああ」

    「ホントのホントに気をつけてね」

    「ああ。じゃあ、また後で」

    電話を切ると、あたりは一気に静かになった。

    「……その通りだよ。やっぱり、いつでも一番正しいな、オレの弟は……」

    ……さて、アルフィーには何て言おう。

    さっきから出たり入ったりで、流石に怪しまれそうだ。

    >>245

  • 245二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 21:48:52

    正直に話す

  • 246二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 21:50:30

    じゃあグリルビーに行ってくるからあんたも骨休めをした方がいいぜ

  • 247二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 22:42:11

    「さ、サンズ、お待たせ。今度こそお茶淹れたから……」
    バタバタとアルフィーが帰ってきた。
    「……?さ、サンズ?どうしたの、そんな、こ、怖い顔して……」
    ……今のアルフィーに正直に話すのは、それこそ、正直言ってちょっと怖い。
    でも、何も言わないよりはマシだ。
    「あー……元々は、アンタの様子見に来たんだ。でも途中で用事が入って、一旦帰った。
    で、戻ってきた。今度はちゃんと話しようと思ったんだけどな、パピルスから電話があって……」
    アルフィーは怪訝な顔をしてサンズを見ている。
    「……オイラたち、今、トリエルと会ってるんだ。
    今日も一緒に遊ぼうと思ったんだけど、バタバタして入れ違いの連続でさ。
    そうこうしてる間に、トリエルの姿が見えなくなったって、パピルスから連絡が」
    「と、トトトトリエルって、じょ、女王様でしょ!?
    大変じゃない!す、すぐに探さないと!待ってて、今監視カメラを調べるから!
    大丈夫!わたしに任せて!!」
    アルフィーはすぐさま巨大なモニターのボタンをあちこち叩き始めた。
    ……やはり、どうにも、前のめりになっている。
    一体何が、彼女をここまで駆り立てるのか……決まっている。アンダインだ。彼女はアンダインの為に動いている。
    だがそれは、彼女自身の魂を燃やし尽くすような頑張りだ。
    その頑張りに、サンズは、覚えがないわけではなかった。

  • 248二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 23:03:09

    「……あ、い、いた!サンズ!女王様いたよ!!」

    アルフィーがモニターを指さして叫んだ。

    トリエルがいた場所を見て、サンズの眼窩は、思わず暗くなった。

    そこは、さっきまでサンズがいた場所だ。

    ということは、エコーフラワー経由で、あの怨嗟の声を聴かれてしまったかもしれない。

    そう思うと、厄介なことになりそうだった。

    「……あー。ありがとう、アルフィー。ちょっと迎えに行ってくる。

    とりあえず、そこから動かないように電話を……」

    掛けようと思ったところで、ふとサンズは気付いた。

    初めから、電話しておけばよかったんじゃないか……?

    「…………え、えと。うん、気を落とさないで、サンズ……そういうこと、よくあるから……」

    アルフィーも早々に気付いたようで、曖昧な笑みを浮かべている。

    「…………」

    「…………」

    気まずい沈黙に、先に動いたのはサンズの方だった。

    「……行ってくる」

    「……うん、気を付けて」

    そしてサンズはラボを出て、トリエルの元に向かった。


    さて、この後二人は再会できるのか、あるいは別の事が起こるのか……

    >>255まで

    今日は寝ます。

  • 249二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 23:14:26

    再会できた

  • 250二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 23:29:55

    何事もなく再会できた


    >>248

    お疲れ様です

  • 251二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 01:38:57

    トリエルをよく思わないモンスターとソウグウしてしまう

  • 252二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 11:09:28

    またすれ違う

  • 253二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 13:58:19

    モンスターの子供がサンズを見たという

  • 254二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 14:09:28

    無事に再会

  • 255二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 17:37:48

    無事に再会し家路につく

  • 256二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 19:19:50

    dice1d7=3 (3)

  • 257二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 19:35:33

    サンズを探してウォーターフェルを彷徨う中、トリエルは一人のモンスターとぶつかった。
    「ああ、ごめんなさい。私うっかりしてて……」
    しかしそのモンスターは、じろりとトリエルを睨みつけた。
    「これはこれは、裏切り者の元女王陛下じゃないですか。
    アンタがニンゲンを逃したから、アンダインやアズゴア王が亡くなったって本当の事ですか?」
    モンスターのタマシイは、愛と希望と思いやりで出来ている。なので、彼らは根本的に優しい存在である。
    尤も、それは、心に余裕のある時の話である、と、彼らは自ら思い知った。
    そして、その結果生まれた負の感情は、原因である存在……トリエルに向けられる事になった。
    彼らの神経を逆撫でしないためにも、トリエルはいせきに止まる事を決めたというのに。
    「なあ、なんとか言ってくださいよ女王様!!」
    苛立ったモンスターから、魔法の弾幕が一気に放たれる。
    モンスターの魔法は、その精神と比例する。戦う気がなければ弾は定まらず、逆に殺意があれば――

  • 258二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 19:40:56

    瞬間。トリエルは、キン、と、何か金属が叩かれるような音を聞いた。
    そしてもう瞬きする間もなく、トリエルは何故か、ウォーターフェルの入り口に立っていた。
    一体何が――そう思ってあたりを見回すと、そこに、思いもよらぬ存在がいた。
    「サンズ……あなた、一体どうしてここに?グリルビーさんから聞いたの?
    というか、ここは……」
    「へへへ……オイラ近道知ってんだ。野暮用終えて帰ろうとしたらアンタが見えたからさ、同じ帰るなら一人も二人も変わらないと思って」
    ウインクするサンズに、トリエルは、
    「……ごめんなさい。勝手にこんなところまで来てしまって」
    と素直に詫びた。
    「いいっていいって。オイラこそごめんよ、アンタのこと放っぽり出して。
    さっきパピルスにめちゃくちゃ叱られたよ。だから、早くうちに帰らないとな」
    サンズもそう言って、二人はやっと、家路についた。

  • 259二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 19:42:20

    よかった……トリエル無事か

  • 260二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 19:52:34

    気付けばお昼をすぎて、おやつの時間に差し掛かるころ、サンズとトリエルは、トリエルの家に戻った。
    「もう兄ちゃん!!結局ずーっと何やってたのっ!?
    はいこれ!ナイスクリーム!!トリエルさんもどうぞ!!」
    プリプリ怒りながら、パピルスは二人にナイスクリームを手渡した。
    「ワオ。さすがオイラの弟はクールだな。氷だけに」
    「さむっ!」
    「氷だけに?」
    「だから、余計な茶々入れないでよっ!」
    そうして3人は、ナイスクリームを食べた。
    「あら、本当においしいわ!いせきの外では、こんなスイーツも流行ってたのね!」
    トリエルが嬉しそうに頬張る。
    「トリエルさんちの冷蔵庫、いつもチョコが入ってるから、チョコ味にしたよ!オレさまたちはバニラ!カルシウム大事だからね!」
    「うん、うまいうまい。ありがとうなパピルス。……行き違いで悪かった」
    「いいよ!兄ちゃんがプラプラしてるのはいつものことだからね!」
    舌にヒンヤリ、心はホッコリ、とは、よく言ったものだ。さっきまでのギスギスしたムードも、すっかり落ち着いた。

  • 261二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 20:02:28

    あらかたナイスクリームを食べ終わると、パピルスは真剣な面持ちで言った。

    「兄ちゃん、トリエルさん。オレさま、相談があるんだ。

    さっき、いせきのお掃除してる時に、フロギーに会ってね?

    それで、頼まれたんだ。地底全体を、元の落ち着いた雰囲気にする、お手伝いをして欲しいって……」

    サンズとトリエルは、思わず顔を見合わせた。

    アルフィーは亡きアンダインの幻影に縋り、トリエル自身の身も危ない。

    地下世界全体が荒れているのは間違いないが、それを、パピルスがなんとかする……?

    「でね、ナイスクリーム屋さんと会って、思ったんだ。

    地底のみんなでおいしいものを食べたら、みんな、戻れるんじゃないかって……」

    どうかな、と、パピルスは二人を見つめた。


    これは……いいアイデアだろうか?

    >>266まで

  • 262二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 20:49:22

    いいと思う

  • 263二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 20:52:54

    そりゃ骨だろうなぁ

  • 264二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 20:58:17

    そらゃいいことだが
    ボーンジンのオイラ達にはきつくないか?

  • 265二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 21:01:09

    同意する二人

  • 266二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 21:03:28

    じゃあもっとスパゲッティ作るの上手くならなきとな

  • 267二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 22:02:10

    dice1d5=4 (4)

  • 268二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 22:31:19

    「ああ……それは、いいアイデアだな」

    「ええ、とっても素敵だと思うわ」

    二人に同意されて、パピルスは眼窩の奥を輝かせた。

    「ウヒョウ!兄ちゃんたちならそう言ってくれると思ったよ!!」

    そうと決まれば、と、パピルスは子ども部屋からスケッチブックとクレヨンを持ってきた。ちなみに使う事は、トリエルから了承を得ている。

    「こういう時、何から考えればいいんだろ……メニュー?やっぱりこんだてかなっ?」

    「あー、いいな。出来そうな奴は全部考えたらどうだ?」

    「そうだね!兄ちゃんにしてはサエてる!」

    パピルスはたくさんの食べ物をスケッチブックに描き始めた。

    スパゲッティ、バタースコッチシナモンパイ、ナイスクリーム、バリうまソースとコーンのピザ、恐竜の卵入りオートミール……

    バーガーとポテトも描こうぜという兄の意見は慎んで却下された。

    「でも、楽しんでもらうには、やっぱり手作りの料理がいいよね!ここはやっぱり、オレさまのスパゲッティかな!」


    ところで、最近のパピルスのスパゲッティの腕前は……?

    >>270.まで

  • 269二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 22:43:56

    かなり上達した

  • 270二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 22:44:41

    まずまず

  • 271二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 22:47:17

    これでモンスター達のすさんだ心を癒せればいいが

  • 272二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 23:00:42

    dice1d2=1 (1)

  • 273二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 23:31:10

    「あー、いいんじゃないか?最近、凄く上達したしな」
    そこにはトリエルの協力とパピルスの涙ぐましい努力があったのだが、閑話休題。
    パピルスのスパゲッティは、確かに美味しくなっていた。
    ミートソースにカルボナーラ、最近はペペロンチーノを練習しているところだ。
    「じゃあ、オレさまのスパゲッティで、みんなを幸せにしたい!!それでオレさま、いいアイデアを思いついたんだ!」
    パピルスはスパゲッティの横に、四角い箱のようなものを書いた。
    「ナイスクリーム屋さんみたいに、こうやって屋台を引いて、みんなに配ったらどうかな!」
    「スパゲッティの移動販売ね……なんだか楽しそうだわ!」
    トリエルもどうやら乗り気のようだ。
    おそらく、彼女自身も、いせきで身を守り続ける生活に飽きてきていたのかもしれない。
    己の信念で選んだ行動を、まるで狂人のように罪人のように言われ、人目を避ける生活に、いよいよ耐えられなくなったのかもしれない。
    ……そう、サンズは分析した。
    「よし、やろうよ!兄ちゃん!」
    だがそんな考察など、ほんもののスターの笑顔の前では、ほんの些細な事だった。
    「ああ。やろうぜ、パピルス」
    サンズは、怠け骨らしからぬ返事を返した。

  • 274二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 23:41:30

    (……さて、ようやく筋が見えてきたな……行ったり来たりした時は、どうしようかと思ったが……)

    サンズは伸びをして、腰骨を掻いた。

    (「いつ」まで「どこ」までこの時間軸が持つかはわからない……が、やれるところまでやってみるか。

    この時間軸のニンゲンは、この時間軸が終わるまでは、リセット出来ないようだし)

    それに、と、サンズは思う。

    (パピルスやトリエルが、あんなに楽しそうなんだ。それに、アルフィーもあんな調子だ。

    なら、オレも一肌脱ぐしかないだろ?

    スケルトンだから、脱ぐ肌はないけどな)

    頭の中で、勝手にドラムの音を鳴らしてほくそ笑む。


    (なあ、お前。そう、お前だよ。

    今、オレの頭の中を読んでる奴。

    オレの弟は、いい奴だ。トリエルも、素敵なおばさんだ。アルフィーだって、幸せになる権利がある。


    だから……頼むよ。な?)


    パピルスたちの試みは、まずどこから始めよう……?

    >>280まで

    今日は寝ます

  • 275二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 23:46:24

    チラシでも作って食べてもらうか


    >>274

    お疲れ様です

    なんとか無事に再会できてよかった

  • 276二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 00:26:26

    アルフィーを立ち直らせる

  • 277二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 08:14:28

    仲間を集める

  • 278二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 08:19:42

    仲間を集める

  • 279二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 14:55:52

    まずは屋台を作るか…

  • 280二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 14:59:22

    じゃあどこで屋台を始める?

  • 281二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 19:19:50

    dice1d6=6 (6)

  • 282二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 20:04:23

    「じゃあ、まずはどこから屋台をスタートさせるか決めようか」

    「うん!でももう決めてるんだオレさま。いせきからがいい!」

    パピルスはスケッチブックに描いた大まかな地図を指差して言った。

    「へえ。その心は?」

    「まずはあのフロギーに伝えないとでしょ!」

    あのフロギー、というのは、パピルスに頼み事をしたフロギーだろう。それは確かに道理だった。

    「そしていせきのみんなにスパゲッティをプレゼントして……スノーフル、ウォーターフェル、ホットランド、みやこと巡るのだ!

    配り終わるころには、みんなお腹いっぱいになって、地底も平和になることだろう! ニャーッハッハッハ!!」

    久しぶりにパピルスは高笑いした。パズルを考えたり謎を解いたりするのもそうだが、自分で考えて動くことは、何よりも楽しいことだった。

    「したごしらえもここで出来るし……あ、トリエルさん、お台所借りてもいい?」

    「ええ、もちろん。スパゲッティの材料も、一緒に買いにいきましょうね」

    「わーい!」

    楽しそうな弟と友達を見ていると、サンズもなんだか楽しくなってきた。

    たまには、こんなこともいい。それが成功しようが、失敗しようが、弟が楽しく動いているなら、それでよかった。

    「よし!早速屋台を作るぞ!行くよ兄ちゃん!」

    「ほーい」

    かくして、スパゲッティアンドピース作戦(パピルス命名)が、本格的に動き出した。


    さて、次の場面は……?

    >>286まで

  • 283二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 20:13:45

    アルフィーがまた電話をしていた

  • 284二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 20:14:41

    トリエルの無事を密かに喜ぶグリルビー

  • 285二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 20:17:05

    いつも誰かに電話しているアルフィーを怪しむメタトン

  • 286二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 20:18:55

    グリルビーで近々スパゲッティアンドピース作戦が行われる事を嗅ぎ付けたイヌのモンスター達が噂していた

  • 287二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 20:39:57

    dice1d4=3 (3)

  • 288二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 21:47:46

    「ふう……やれやれ。ボクみたいなスターだからこそ出来るんだよね、こんな大掛かりなパフォーマンスは……」
    花火をばら撒き終わったメタトンは、アルフィーのラボに帰ってきた。
    別にここに住んでいるというわけではないが、ニンゲンとの一件以来、仕事が終わると、なんとなくここに来るようになっていた。
    (まあ、ニンゲンファンクラブのよしみって奴だね)
    メタトンは一人考えながら、ラボへと入った。
    「アルフィー、戻ったよ。メタルクリームでボクの体を磨いて……」
    「どうしよう、どうしようどうしよう……!」
    見ると部屋の隅で、アルフィーが電話を握り締めていた。メタトンが戻ったのにも気付いていないらしい。
    「……や、やっぱり、変だよね……」
    またか、とメタトンは思った。
    最近アルフィーは、一人で誰かに電話をかけていることがよくある。メタトンに気付くとすぐ切ってしまうのだが、今日は気付いていない為か、ずっと話し続けている。
    「だって今日のサンズ、様子がおかしかったよ!?来たと思ったらすぐ帰って、帰ってきたと思ったらずぶ濡れだし、またすぐ行っちゃうし……
    おかしいよ……女王様もウロウロしてるみたいだし……なんで……?地底に何が起こってるの……?」
    アルフィーは震える手で電話を握り、震える声で相手に話しかけている。

  • 289二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:03:43

    悲しいなぁ

  • 290二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:08:58

    「ど、どどどど、どうしよう……サンズがあの事を知ってたら……サンズが、あの事を、みんなにバラしたら……」

    ……あの事?

    「……わ、わからない。でも、彼はとってもカンが鋭いから……もう、気付いてるのかも……そういえば、あの手紙も……」

    ……あの手紙?

    「ほ、ほら、知ってるでしょ?ミステリなんかで、探偵役は、何度も犯人にコンタクトを取って、いじめて、自白するのを待つのよ……サンズ、も、もしかして……その為に……?」

    ……犯人?

    どうやら、あまり穏やかなことではないらしい。

    アルフィーは、何かを隠している。それを、サンズに暴かれるのを恐れている。その不安を、電話の相手に吐露している……そんなところだろう。

    しかし、そんないかにも重要そうな事を、一体誰に話すというんだ――メタトンは気になって、気配を殺し、聞き耳を立て続けた。

    「ご、ごめんなさい、うん、わかった、わかったから、……わたし、がんばるから、だからおねがい……おねがい、アンダイン……」


    それは、メタトンとしても、思いもよらない相手だった。

    いや、納得は出来る。彼女はアンダインにくびったけだった。惚れていた。メロメロだった。そしてそれは、メタトンにバレバレだった。

    問題は、アンダインはもう、この世にいない、ということだった。

    アンダインは死んだ。塵になって消え失せた。お化けにすらなっていない。

    そしてアルフィーは、その事を知っているはずだ。自分も隣で、その話を聞いたのだから。

    では何故?何故アルフィーは、アンダインと電話している?電話出来ている……?


    その時……

    >>293まで

  • 291二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:25:11

    アルフィーに気付かれる

  • 292二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:27:13

    サンズからアルフィーへ電話がかかってきた
    スパゲッティーアンドピース作戦についてらしい

  • 293二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:35:12

    思わず話しかけるメタトン

  • 294二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:43:54

    dice1d3=2 (2)

  • 295二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 23:05:15

    その時、アルフィーの電話が鳴り響いた。

    「えっ!?あ、な、待って、待って……!」

    慌ててアルフィーは電話に出る。先ほどまでアンダインと通話してた事との整合性はどうなるのだろうか。

    「……え?さ、さ、サンズ……?ど、……どうしたの……?」

    明らかにアルフィーは動揺して、白衣の下の尻尾を落ち着かなくぱたぱた振った。

    「…………えっと……ごめんなさい……何て言ったの……?

    …………す、……スパゲッティアンドピース作戦……?」

    流石のメタトンもずっこけそうになった。

    「ど、どういうこと……?……パピルスのアイデア……?

    みんなでスパゲッティを……?」

    ……一体どういう会話なのか全くわからない。

    「…………て、手伝い……?わ、わたしも……?」

    しかもタイミングがいいのか悪いのか、サンズはその作戦に、アルフィーを誘っているらしい。

    さて、どうなる……?

    >>300まで

    そして寝ます

  • 296二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 23:09:08

    お疲れ様です
    安価は「ちょっと考えさせて」と言うアルフィー

  • 297二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 00:29:34

    わかったわ
    それでわたしはなにをすればいい?

  • 298二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 00:36:29

    むろん簡単な道のりじゃあない
    それでもこつこつやっていこうぜ

  • 299二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 09:17:42

    アンダインの守ったこの地下世界のためにもやろう

  • 300二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 09:24:10

    この地下世界をリボーンさせるんだ

  • 301二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 12:47:00

    dice1d5=3 (3)

  • 302二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 12:54:00

    「……むろん簡単な道のりじゃあない。それでもこつこつやっていこうぜ」

    サンズはアルフィーにそう言った。

    「ま、今日の今日で結論はそう出ないだろうし……まあ、アレだ。アンタはアンタの好きにしていい。

    ただ、アンタが手伝ってくれると、多分、パピルスが喜ぶ。それにトリエルもな。

    ……そんだけだ。じゃあな」

    電話を切る。アルフィーはだいぶ戸惑っているようだったが、まあ、いいだろう。

    多分、誰も出ない電話に話すための独り言を考えるより、こっちの方が、メモリを使う甲斐がある……というのは、サンズの勝手だろうか。

    「……へへ」

    これだけ、何かしよう、という気になったのは、久しぶりだった。

    まあ……たまには、こんなのも良いだろう。


    さて、電話を切った後、アルフィーは……

    >>305まで

  • 303二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 13:34:14

    さっきの「こつこつ」っていうのギャグかしら…?

  • 304二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 16:30:11

    アンダインに別れを言うと、サンズに了承の電話を入れる

  • 305二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 16:32:00

    後ろのメタトンに気付きパピルスとサンズの計画に乗る事を告げる

  • 306二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 19:11:34

    dice1d3=3 (3)

  • 307二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 19:55:17

    「……ど、どど、どうしよう……誘われちゃった……サンズに誘われちゃった……

    わ、わたし、どうすれば……」

    アルフィーはしばしその場をぐるぐる回って考え込んた。

    そして、不意に思った。

    もしかして、こんなイベントに誘ってくれるってことは、サンズは何も知らないのかもしれない。

    なら、これは、あの花火やラジオ出演と同じカテゴリなんじゃないか。これなら、アンダインも喜んでくれるんじゃないか……そう思った。

    「……あー、アルフィー?電話終わったかい?」

    突然話しかけられて、アルフィーは手から電話をすっ飛ばし、ついでに自分はずっこけた。

    「メ、メタトン!?い、いいいいつのまに!?」

    「電話終わったあたりだよ」

    ちなみにそれは嘘だったが、今のアルフィーにはどっちでも関係のないことだった。

    アルフィーはズレたメガネを直して、改めてメタトンと向き合った。

    「……あ、あのねメタトン、さっき、サンズから電話があってね……」

    そしてアルフィーは、メタトンに説明した。サンズたちが、スパゲッティを国中に配る計画をしている事、そして、その為に自分にも協力してほしいとオファーをくれたこと……

    「わ、わたし……やりたいの。いいモンスターになりたい。みんながお腹いっぱいになって、ちょっとでも平和になれば、それはいい事だと思うの……」

    「アルフィー」

    「う、うん」

    「それ、とてもいいアイデアだと思うよ」

    かくして、スパゲッティアンドピース作戦に、アルフィーとメタトンも合流することになった。

    果たして彼らは、スパゲッティでみんなを幸せに出来るのだろうか……?


    一方その頃……

    >>312

  • 308二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 21:00:57

    アルフィーのことをトリエルとパピルスに打ち明けるサンズ

  • 309二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 21:02:19

    サンズとトリエルの無事を無言で喜ぶグリルビーだった

  • 310二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 21:05:14

    屋台を作るパピルス
    「こういうことは早いほうがいい!」

  • 311二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 21:17:33

    スパゲッティの試作品を作るパピルス

  • 312二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 21:18:43

    試食会を開く

  • 313二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 22:04:33

    dice1d5=3 (3)

  • 314二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 23:28:42

    「というわけで、早速屋台を作ったぞ!」

    「ワオ。流石だな」

    形こそ少し歪だが、なるほどそれは確かに屋台だった。

    「で、こっちでスパゲッティを茹で!こっちでソースを作る!合体させたら出来上がり!」

    「ははあ……なるほど。見事なもんだな。……本当に」

    ニンゲン相手にダンボールで作った小屋とは訳が違った。遥かに進化している。

    本当に見事というのは、サンズの心からの声だった。

    「でしょ!?さすがいだいなるパピルスさまだ!ニャッハッハッハッ!」

    「あ、具はね、トリエルさんのキッチン借りて切っていってタッパーに詰めて、屋台で炒めるよ。どう?」

    「いいアイデアだな」

    サンズが褒めると、パピルスはウヒョウ!と喜んだ。

    「オレさまも、兄ちゃんがやる気出してくれて嬉しいぞ!」

    「そうか?……へへ」

    そして思いついて、サンズはパピルスに尋ねた。

    「結果なんのスパゲッティを出すんだ?」

    >>320まで

    今日は寝ます

  • 315二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 23:59:49

    たらこスパゲッティーだ!

  • 316二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 00:13:21

    トマトソース

  • 317二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 07:58:31

    ペペロンチーノ

  • 318二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 07:59:40

    ミートボールスパゲッティ

  • 319二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 09:46:09

    カルボナーラ

  • 320二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 09:46:39

    アラビアータ

  • 321二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 19:38:41

    dice1d6=6 (6)

  • 322二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 20:34:11

    「コレだ!!」

    パピルスはサンズにレシピ本を見せた。

    「……アラビアータ?へえ、唐辛子とトマトのパスタか」

    「そう!唐辛子は量で辛さ調節できるし、それに……」

    「それに?」

    パピルスは満面の笑みを浮かべて言った。

    「兄ちゃんはケチャップ好きでしょっ?」

    ……全く、このほんとうのスターには敵わないぜ。

    サンズは相変わらずの、でもほんの少し喜びをにじませたニヤケ顔で、パピルスの背中をぽんぽんと叩いた。

    「ど、どうしたの兄ちゃん?」

    「いやあ、オシャレなメニューに……思わず、オドロイータだけさ」

    「……兄ちゃん、それ、もうダジャレでもないよっ!?」

    真顔でつっこんでくるパピルスに、サンズは今度こそ笑い始めた。

    とにかく、スパゲッティは決まった。

    屋台も出来た。スタート地点も決まった。

    後はもう、やるだけだった。


    いせきでの作戦は上手く行った?

    >>327まで

  • 323二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 21:05:20

    まあまあ

  • 324二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 21:34:40

    遺跡のモンスターが結構来てくれた

  • 325二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 21:37:50

    始まったばかりだったせいかあんまり来てくれなかった

  • 326二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 21:40:36

    まずまず

  • 327二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 21:41:06

    意外にも上手くいった

  • 328二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 21:47:15

    dice1d5=2 (2)

  • 329二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 22:51:51

    「ケロケロ!(すごいケロ!立派な屋台ケロ!)」

    真っ先にやってきてくれたのは、パピルスに頼みごとをした、あのフロギーだった。

    「あッ、フロギー!見てこれ!オレさまの作戦はこうだ!みんなでおいしいものを食べてハッピーになる!!」

    「ケロケロ!(とっても素敵ケロ!これならきっと、みんな仲良くなれるケロ!)」

    ぴょんぴょん跳ねるフロギーに、パピルスは新作パスタ第一号を差し出した。

    「はいっ、アラビアータだよ!おめしあがりくださいっ!辛さ控えめにしたよ!」

    「ケロケロ!ケロ!(凄いケロ!真っ赤ケロ!いただきますケロ!)」

    フロギーは早速顔を真っ赤にしながらアラビアータをパクついた。

    「ケ、ケロケロ……!(ちょ、ちょっと辛いけど、おいしいケロ!)」

    「ウヒョウ!ほめられちゃったッ!」

    フロギーの食べっぷりを見て、他のフロギーやモンスターたちもだんだん食べに集まってきた。

    みんな辛いうまい辛いうまいと、スパゲッティを掻っ込んでいる。

    「やったよ兄ちゃん!みんな喜んでくれてるっ!!」

    「ああ、幸先いいな」

    とりあえず、いせきでの成果は上々だった。


    さて、次のスノーフルはどうだろうか……

    >>335

    そして今日は寝ます。

  • 330二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 23:08:39

    イヌのモンスターのためにニンニクやタマネギ不使用のスパゲッティを出してみたらウケた


    >>329

    お疲れ様です

  • 331二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 01:22:33

    サンズの知り合いが多くいることもありそれなりに来てくれた

  • 332二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 09:38:35

    前回の評判に興味を持ったモンスターが結構来てくれた

  • 333二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 09:39:34

    まずまず

  • 334二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 11:35:42

    行列ができた

  • 335二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 11:37:31

    なかなか

  • 336二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 19:33:26

    そういやフリスクなにしてるんだろう

  • 337二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 19:48:51

    dice1d6=5 (5)

  • 338二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 21:05:51

    パピルスたちは、スノーフルの広場に屋台を停めた。
    広場、といっても街の中ではない。それより数エリア手前、スノーボウルのエリアだ。
    流石にグリルビーにケンカを売るわけにはいかない。セイジテキハンダン、という奴である。
    街から少し離れてはいたが、まもなくイヌのモンスターたちが、香りを嗅ぎ付けてやってきた。
    グレータードッグとレッサードッグが涎をぼたぼた垂らして尻尾を振り、ワンボーがその後ろから「何も見えん!」と不満気な様子だ。
    「あ、女王様!無事に合流出来たみたいッスね!」
    (よかったサ!わたしたちもスパゲッティおくれサ!」
    「はーい!」
    パピルスが茹でて炒めて味付けしたアラビアータを、トリエルがイヌたちに手渡す。
    イヌ用アラビアータは、唐辛子もケチャップも抜きで、代わりにソース状にしたトマトオンリーで仕上げてある。
    イヌたちは次々スパゲッティを頬張った。
    「くっ……悔しいがうまい……!」
    「骨もいいけど……」(これもおいしいサ!)
    やがて他のモンスターたちも、食べっぷりに釣られてやってきた。
    中にはトリエルが配ってるのを見て、一瞬躊躇するモンスターもいたが、それでもおいしそうなスパゲッティを、みんなで食べる、という原始的で魅力的な行為には抗えなかった。
    いつのまにか、屋台には行列が出来ている。
    「ふうっ、忙しい忙しい!兄ちゃん!スパゲッティまだある!?」
    「ほーい」
    「ありがとっ!」
    兄が取り出すスパゲッティが、おおよそ屋台に積んできた量を超えている事にも気付かず、パピルスはスパゲッティを茹で、炒め、味付けし続けた。

  • 339二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 21:38:59

    繰り返しになるが、モンスターの魂は、愛や希望や、思いやりで出来ている。

    確かに限度がある事もあるが、それでも一度、ぽっと暖かくなれば、それは凍った心を溶かすには充分だった。

    「……イライラしてても仕方ないよな」

    「憎しみあったところで、物事は何も解決しないものね」

    「ぼくたちに何か出来る事はないかな……」

    「王様がいなくても、わたしたちは生きていくもの……」

    「ごめんなさい、女王様。女王様は女王様で、色々考えていたのに……」

    スパゲッティを食べながら、モンスターたちは口々に言った。

    トリエルは思わず涙ぐみ、パピルスも眼窩を潤ませている。

    そしてサンズは、サンズは――

    (――これは、どうなるんだ?)

    内心、少し、戸惑っていた。

    もしかして、本当に、自分たちで……この、クソみたいな状況に、光をもたらせるのか?

    いや、まだだ。油断出来ない。オレは、とっくに諦めたんだ。それが、こんな簡単に……


    ともあれ、スノーフルでは大盛況だった。

    さて、次はウォーターフェルの番だ。

    >>343

  • 340二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:02:52

    そこそこ

  • 341二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:10:45

    まずまずだったがアンダインがいなくなった事を思い出し残念に思うパピルス

  • 342二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:14:44

    熱いの苦手かと思って冷製スパゲッティを出したらそこそこウケた

  • 343二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:32:44

    あまり来ないので待ってるとスノーフルでスパゲッティーに並び損ねたモンスターキッドが来た

  • 344二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 22:42:05

    dice1d4=2 (2)

  • 345二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:13:48

    ついでやってきたのは、風光明媚なウォーターフェルだ。

    ここではガーソンの店の前で屋台をやる事にした。

    「ガーソンさんのお店の宣伝もするよっ!」とパピルスが元気いっぱいに言うものだから、流石のガーソンも苦笑しながらも了承した。

    まもなくガーソンの店先に、トマトと唐辛子のいい香りが漂い始めた。

    スノーフルほどではないが、そこそこモンスターが集まり、思い思いにスパゲッティを啜る。

    水の音が響く中、パピルスは黙々とスパゲッティを作り続けた。

    ……もしここにアンダインがいたら、どうなったかな。

    不意に、パピルスはそんなことを思った。

    元々自分がこうしてスパゲッティを作るようになったのは、アンダインが訓練してくれたからだ。

    みんながこうしてスパゲッティを食べてくれるのも、そもそもこうしてスパゲッティを配ろうと思ったのは、全部、アンダインのおかげだった。

    「……アンダイン……」

    パピルスがぽつりと名を呟くと、皆しんとして、彼女の死を悼んだ。

    その時だった。

    トリエルが、不意に顔をあげた。

    そこには、アンチトリエル派の、あのモンスターがいた。

    さて、どうなる……?

    >>350まで

  • 346二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:32:24

    皆と同じように接するパピルス

  • 347二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:33:59

    サンズが先んじて言葉を発する
    「どうした?鳩が骨大砲食らったような顔して?」

  • 348二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:34:40

    黙って去っていった

  • 349二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:40:19

    また別のロイヤルガードだったモンスターが来てくれた
    「女王蜂もなんとかして地下のみんなを幸せにしようとしてるんだ。変なことするじゃねえ」

  • 350二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:40:40

    >>352 まで伸ばして寝ます。おやすみなさい。


    >>336

    少なくともこのニンゲンは、アンダインとフラウィを殺し、地底を去りました。

    そして、それきりです。どうしているかモンスターたちには知る由もありません。

  • 351二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:45:03

    どうやら前の事を詫びに来たらしい

    >>350

    おやすみなさい

    うーむ、切ねえ……

  • 352二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 23:45:51

    気まずくなって去っていく反トリエルのモンスター

  • 353二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 01:16:19

    悲しい…

  • 354二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 10:18:50

    dice1d6=5 (5)

  • 355二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 11:11:13

    モンスターとトリエルの目線が合う。

    「……」

    「……」

    しばし、気まずい沈黙が流れた。

    パピルスは何事かと首を傾げ、サンズは相手の出方を伺うように、奥で待機している。

    ややあって、先に口を開いたのは、やってきたモンスターの方だった。

    「……言ったところで、許してもらえないのはわかってる。でも、……悪かった。

    どんな事情でも、それで本当に一番苦しんでるのは、あなた自身だもんな。

    本当に、すまない。あなたの苦しみを、考える事もしなかった……」

    そう言って頭を下げるモンスターに、トリエルは……微笑みかけた。

    「いいえ、いいの。どうか、顔をあげてちょうだい。

    あなたの言う事は、正しいわ。あなたたちがわたしを許せないのも、当然よ。

    これで贖罪のつもりなんて、虫が良すぎるって事もね。

    それでも……何かしたいと思ったの。女王ではなく、一人のモンスターとして……」

    「じょ、女王様……」

    二人のモンスターの贖罪が、辺りに満ちる。

    その時だった。

    >>340

  • 356二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 11:35:37

    なにを頼むか尋ねるパピルス

  • 357二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 11:52:23

    黙ってスパゲッティを渡すサンズ

  • 358二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 11:53:54

    アルフィーがやって来た

  • 359二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 12:02:54

    マネキンが並んでおり、彼がスパゲッティを食べられる事に驚いた一行

  • 360二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 12:04:18

    ガスターの幻影が見えた

  • 361二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 13:00:40

    dice1d5=2 (2)

  • 362二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:04:58

    二人の間に、すっとアラビアータが差し出された。サンズだ。

    相手のモンスターにフォークと一緒に手渡すと、彼が目を白黒させているのもお構いなしに、

    「ボーンナペティ」

    とウィンクして、また奥へと引っ込んでいった。

    二人は再び顔を見合わせたが、やがてモンスターは、スパゲッティを一口食べた。

    彼は一度目を見開いて、それから口の周りを真っ赤にするのもお構いなしに、猛烈な勢いで食べ始めた。

    どうやら、ずいぶん腹が減っていたらしかった。

    目の前で見ていたトリエルはもちろん、自分が作ったスパゲッティを猛烈な勢いで食されたパピルスも、呆気に取られた顔で見ている。

    やがてモンスターは、ぼろぼろ涙をこぼし始めた。

    「……うう……畜生……畜生……!」

    それが何の涙なのか、きっと当人にもわからないのだろう。

    モンスターは涙を流しながら、スパゲッティをかっこみ続けた。


    これが、ウォーターフェルで起こったことだ。

    パピルス一行は、何とも言えない気持ちのまま、ホットランドへ向かった。

    ホットランドでは、アルフィーとメタトンが手伝ってくれる算段になっている。

    さて、ホットランドではどうなった……?

    >>367

  • 363二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:26:37

    メタトンが宣伝してくれたのもあって結構来てくれた

  • 364二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:28:28

    結構来てくれたのだがアルフィーは姿を現さなかった

  • 365二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:34:18

    アルフィーがアンダインの描かれた屋台を用意してくれて待っていた

  • 366二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:37:10

    ロイヤルガードにいたモンスター達も来てくれた

  • 367二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:38:39

    あまり来てくれなかった…
    サンズ「やっぱりみんなホットドッグの方がよかったのか?」

  • 368二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:10:33

    dice1d5=4 (4)

  • 369二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:41:24

    ホットランドでは、アルフィーのラボの少し手前で屋台をやる事にした。

    アルフィーもせっかくだからと簡易キッチンセットを持ってきて、メタトンも調理に参加した。

    あのメタトンの手作りスパゲッティが食べられるということもあって、ファンが大勢並んだ。

    「こっちはMETAフーズのスパイシーパウダーを使ってるんだ、ぜひ食べ比べてほしいね!」

    「ウヒョウ!さすがメタトン!にんきものだな!」

    二人で次々スパゲッティを提供していると、がちゃりがちゃりと鎧姿が近付いてきた。

    「あ、ロイヤル・ガードの……」

    「RG01、こっちはRG02だ」

    ウサギ頭の甲冑をつけたモンスターが、隣のドラゴン頭の甲冑をつけたモンスターに首をしゃくった。

    「アンタアレだろ?覚えてるぜ、アンダインの姐さんがよく稽古つけてたスケルトンだろ?」

    「!覚えててくれたのっ!?」

    途端パピルスはウキウキとスパゲッティを大盛りにして、01と02に手渡した。

    「はいこれ!サービスするから!たくさん食べてっ!」

    「っとこれは……なっかなかの量だな……」

    「……」

    二人は互いの顔とスパゲッティを交互に見た。

    「……なあ……アンタ……」

    「……?」

    首を傾げているパピルスに、01は……

    >>374

  • 370二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:50:29

    何でもない、忘れてくれ

  • 371二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:15:59

    アンダインのこと何か知らないか?

  • 372二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:17:43

    地下に本当に平和が来ると思うか?

  • 373二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:18:56

    無理してないよな…?

  • 374二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:20:02

    王様もアンダインもなしでこれから俺たちどうする?

  • 375二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:30:36

    dice1d5=3 (3)

  • 376二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 23:39:46

    「地下に本当に平和が来ると思うか?」

    思わず、スパゲッティを食べるみんなの手が止まった。

    01の声はあまりにも淡々としていて、その奥にある感情は、甲冑に隠された素顔くらい見えなかった。

    「確かに、ボランティアで食いもん配るのはイイコトだと思うぜ?少なくとも誰も損はしねえもんな。

    でも……それで、本当に地下に平和が来ると思うか……?」

    「……」

    パピルスは、じっと黙って、01を見た。

    「スパゲッティ茹でて配って、平和になるなら……アンダインも、飯配ってたら……死なずに済んだのか……?」

    01の声は、震えていた。

    そう、彼もわかっている。パピルスにこんなことを言ったって、当てつけにしかならない事を、彼は知っている、

    02が、01の肩に手をやって、そっと頷いた。

    それを見て、パピルスは――

    >>384


    今日は寝ます。

  • 377二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:54:46

    大丈夫だって!

  • 378二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:18:06

    でも何もしなかったらオレさまがアンダインにころされちゃうよ…

  • 379二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:21:01

    いつまでもくさっていてもアンダインは喜ばない

  • 380二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 08:16:52

    ぼうりょくのじだいはおわったのだ!

  • 381二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 09:56:49

    そのアンダインのためにもオレさまはこうしてがんばっているのだ!

  • 382二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 09:57:16

    なんとかなる

  • 383二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 10:29:47

    今は悲しんで落ち込むよりもやることがある

  • 384二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 10:40:31

    それはわからんがとにかく今はやるべきことをやるときなのだ

  • 385二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 15:00:20

    dice1d8=1 (1)

  • 386二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 15:17:01

    「……大丈夫だって!」
    パピルスは、事更に明るい声を出した。
    「確かに、オレさまとアンダインは、やり方が違うかもしれない……
    でも、このやり方は、アンダインがオレさまに教えてくれたやり方だ。
    オレさまは、アンダインを信じてる。オレさまは、アンダインが信じてくれたオレさまを信じるッ!」
    01と02は、思わず、再び顔を見合わせた。
    生前、アンダインが言っていたのだ。
    パピルスは優しすぎる。ロイヤル・ガードには向いていない。立ち向かったところで、殺されるのがオチだ。
    だから、料理を教えたいのだと。そこから、別の道を見つけてほしいと。
    そして、今……目の前のこの光景は、彼女の願いが叶ったも同じではないか。
    アンダインがスパゲッティを茹でたところで、世界は救えなかったかもしれない。
    しかし、アンダインが認めた彼なら、彼のやり方なら、あるいは……
    先にスパゲッティを手に取ったのは02の方だった。
    兜を少し持ち上げ、口にフォークを運ぶ。咀嚼する。
    「……………………うまい」
    02は、小さな声で、そう感想を述べた。
    ついで、01も。
    「……辛えな……辛え、すげえ辛えよ。でも……うめえな……
    ……姐さんは、アンタに、こんな意思を、遺してたんだな……」
    その言葉が、そのまま、二人の決断だった。
    「ああ、わーってる。さっきのは、単なる八つ当たりだよ。でも、姐さん亡くしたのは、アンタも一緒だもんな……」
    01はパピルスのバトルボディの肩を叩いた。
    「しっかりやれよ」
    そうして、01は去っていった。そして、パピルスに会釈すると、02もその後を追った。
    あたりは、マグマの流れる音だけで満たされた。

  • 387二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 15:25:10

    やがて、その静寂に、啜り泣く声が混じった。

    アルフィーだ。

    アルフィーが、地面に泣き崩れていた。

    「……アンダイン……アンダイン……アンダイン……!」

    アルフィーは、慟哭した。

    「ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさいごめんなさいごめんなさい……!わたし……わたしは、わたしは……!」

    爪で尖った頭を抱え込み、体を丸めてアルフィーは泣き呻いた。

    「わたし、わたしは何て事を……何て事を……!」

    瞬間、サンズの背筋に、冷たいものが走った。

    アルフィーがフォークに手を伸ばすのと、サンズが重力操作でフォークを弾き飛ばすのは、ほぼ同時だった。

    地面にフォークが弾き落とされた音で、慌ててメタトンはアルフィーを拘束した。

    「お、落ち着いてアルフィー!」

    「やめて!離してよ!!わたしは!!わたしは何も……何も出来てない……アンダインの言葉を、何一つ聞けてなかったの……!」

    だからお願い、と、アルフィーはこうべを垂れた。

    「お願い……わたしを……わたしを……!」

    ――ああ、クソッタレ。

    サンズは今更合点がいった。元ロイヤル・ガードには今までも会ったが、アルフィーがいるところで会ったのは初めてだった。

    そして彼女は思い出してしまった。アンダインは、もう亡くなっている事を。

    彼女は気付いてしまった。自分がアンダインの死を冒涜していた事を。

    ……どうする……?

    >>392

  • 388二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 16:12:06

    ラボまで運ぶ

  • 389二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 16:12:43

    いったん落ち着かせてから帰らせる

  • 390二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 16:39:50

    ウォーターサーバーの水を飲ませる

  • 391二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 16:51:59

    手をこまねいているとトリエルが説得に入ってくれた

  • 392二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 16:53:29

    メタトンに連れられいずこかへと去っていくアルフィー

  • 393二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 19:05:23

    dice1d5=4 (4)

  • 394二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 20:41:12

    周りのモンスターたちがどよめく中、屋台からトリエルが現れた。

    そしてその体で、アルフィーをぎゅっと抱きしめた。

    「――っ!?」

    突然の抱擁で目を白黒させるアルフィーの頭を、トリエルのふわふわの大きな手が撫でる。

    「アルフィー……あなたは、ずっと辛かったのね。苦しかったのね……」

    無言のアルフィーを、トリエルはなお撫で続ける。

    トリエルでも、これしか出来ない。そっと寄り添い、撫でる事と、共感を示す事しか出来ない。

    「……う、うぅ……う……!」

    アルフィーも、トリエルに縋って、泣く事しか出来ない。

    周りのモンスターたちも、そっとしておこうと思ったのか、いつのまにか、どこかに去っている。

    サンズもパピルスも、メタトンも、二人を見守るしかなかった。


    そして……

    >>399

  • 395二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:03:31

    いったんラボに集まった一同

  • 396二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:06:56

    アンダインの死を受け入れるアルフィー

  • 397二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:39:08

    少し立ち直ったアルフィー

  • 398二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:40:09

    アンダインのためにも改めて仲間にならないか誘う

  • 399二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 21:40:47

    モンスターキッドが見ていた

  • 400二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 22:32:37

    dice1d5=3 (3)

  • 401二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:21:54

    アルフィーはしばらくトリエルの胸の中で泣いていたが、泣いた事で多少気持ちが落ち着いたのか、顔を真っ赤にした。

    「ご、ごごごごめんなさい、わたし、わたし、その」

    「いいのよ。大丈夫」

    トリエルに朗らかに微笑まれ、アルフィーはますますいたたまれない顔になった。

    「あ、あの、……ちょ、ちょっとだけ、落ち着きました。ちょっとだけ」

    確かにちょっとは落ち着いたのかもしれないが、顔色の悪さは相変わらずだった。

    「……わたし、自分にウソついてたんだ。だって、あ、アンダインが、死ぬわけないって……

    だから、自分の中に、偽物のアンダインを作ってたの……」

    それでも泣く中で自分の精神状態を分析するのは、科学者の矜持だろうか。みんな神妙な顔をして、告白を聞いていた。

    「……で、でも、終わり。わかった。わたしには、わかったの。だから……大丈夫。

    傷は痛いけど、でも、麻酔がかかって痛みが分からないよりマシだから……」

    「……アルフィー……」

    アルフィーは、そっとトリエルから離れた。

    「パピルス」

    「ニャ!?」

    「ありがとう。あなたのおかげ。あなたがここでスパゲッティを配らなきゃ……わたし、きっと、ずっと悪い夢の中にいた」

    だから、ありがとう、と。アルフィーは、パピルスに弱弱しく微笑みかけた。

    「……あ、アルフィー博士……お、オレさまは、その……い、いいよッ!

    ドクターアルフィーがそれでいいなら、オレさまはいいよッ!」

    パピルスも、馬鹿ではない。だから、何となく、アルフィーがどういう状況だったのかも、理解したつもりだ。

    だからパピルスも、アルフィーに微笑みを返した。

    「それに、メタトンも……ごめんね、わたし、ずっとおかしかったでしょ?」

    「キミがクレイジーなのはいつもの事だからね、全然気にしてないよ。

    ただまあ……キミのスポットライトが正しく当たったみたいでよかった」

    メタトンもやれやれと仰々しく肩を竦めたが、その言葉が本当に呆れたから出たものではないのは明らかだった。

    そして、最後にアルフィーは、サンズを見た。

    「……サンズ、わたしは……」

    アルフィーは、果たして、秘密を告白できるのか……あるいは、別の話をするのか?

    >>406

    今日は寝ます。

  • 402二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 23:48:05

    告白する

  • 403二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 00:28:41

    素直に言うアルフィー

  • 404二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 11:00:51

    アンダインのためにも協力させてほしい

  • 405二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 11:19:43

    打ち明ける

  • 406二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 11:20:19

    別の話をし出したアルフィー

  • 407二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 12:48:55

    dice1d5=2 (2)

  • 408二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 13:00:07

    「……わたし、ずっと勘違いしてたの。あなたは、わたしがヘンになったので、心配しててくれたのよね……」

    アルフィーの表情は真剣だった。

    そして、それを聞くサンズの表情は……いつも通りのゆるいニヤケ顔だ。

    尤も、本当にいつも楽しくてニヤニヤしているわけでないことは、もう、みんな知っている。

    「……本当に、みんなで平和に過ごすなら……みんな、真実を知った方がいいと思う……」

    アルフィーが言う。その声は先ほどまでの涙を引きずって、だがそれだけが原因ではなく、震えていた。

    「だから……みんな、来てください。こっちへ……」

    アルフィーが、ラボの方へと進んでいく。

    「……」

    パピルスもトリエルもメタトンも、真剣な面持ちで、それに続いた。

    屋台はラボの前に止めて、「きゅうけい中!」と貼り紙をした。


    そして、みんなは――「真実」を知った。

    その名は、アマルガム。

    それを知った、みんなは――

    >>413

  • 409二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 15:06:06

    沈黙

  • 410二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 15:09:21

    家族に会わせる事を提案するトリエル

  • 411二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 15:10:54

    動揺してなぜこのような姿になったのか問い詰めるモンスターたち

  • 412二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 15:12:11

    何故こんな事をしてしまったのか問い質されるアルフィー

  • 413二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 15:13:22

    驚いて狼狽えるが、最後は彼等を元に戻す研究をしようと言い出すみんな

  • 414二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 21:59:50

    dice1d5=5 (5)

  • 415二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:05:13

    アルフィーは、みんなをラボへと招いた。
    トイレのマークがついている自動ドアが開くと、そこはエレベーターになっている。
    一体何が待っているのかと、みんなエレベーターに乗り込んだ。
    アルフィーが、パネルを操作する。まもなく、エレベーターは稼働音とともに、下へと降り始めた。
    「……長いね」
    ぽつりとパピルスが言う。まるで地底の、更に奥深くに落ちていっているようだ。
    トリエルは「きっと大丈夫よ」と、パピルスとサンズの肩を抱いた。サンズはトリエルを一瞬見上げたが、何も言わなかった。
    やがて、エレベーターが到着した。
    「……来て。多分、すぐにわかるから」
    アルフィーが、エレベーターの外に出る。みんな、その後を追って、エレベーターを降りた。

  • 416二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:19:21

    その先は、長く、埃っぽい廊下だった。
    アルフィー、トリエル、サンズ、パピルス、メタトンの順で、廊下を行く。
    壁にはいくつもモニタがついており、近付くと光って情報を示した。
    「……王の依頼……アズゴア……こんな事を……?」
    トリエルは、いくつかに目を通して呟いた。
    タマシイの研究。ニンゲンではなく、モンスターのタマシイを代用すること。
    「……兄ちゃん、な、なんか……こわくない……?」
    パピルスが震える声で言う。サンズも、どこか物思いに耽ったような顔で、そのモニタをなぞった。
    「……に、兄ちゃん?」
    「……ん?ああ、悪い。ちょっとボーンっとしてたぜ」
    パピルスの目は真剣だ。流石にこの状況で兄がボケる事そのものが、隠し事をしていると自白しているに他ならない。
    「……兄ちゃんが言いたくないならいいよ」
    パピルスはそう一言言って、サンズを抜かし、トリエルの隣に行った。
    サンズは頭を掻いて、そしてまた、物思いに耽った。
    「……あなたが、この研究をしていたの?」
    トリエルが、アルフィーに尋ねた。
    アルフィーは曖昧に首を振って、
    「そうだとも言えるし、違うとも言えます。わたしは……わたしは、後任だったので」
    と言った。
    「……そして……これが、わたしの研究の結果です」

  • 417二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:27:28

    どきどき

  • 418二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 22:57:29

    何かが唸るような音が聞こえた。そして、何か流体が流れるような音も。
    そして、彼らは見た。アルフィーの背後に立つ、真っ白でドロドロの何かを。
    「これが……アマルガム。わたしがケツイを注入したせいで、ドロドロに溶けてしまったモンスター。
    そして……わたしの……わたしの、罪……」
    それは、顔らしい部分にある穴から、ドロドロを垂れ流している。
    そしてそれは、突如、パピルスに向かって突進した。「!パピル――」
    トリエルが止める間もなく、パピルスは悲鳴すら上げられず、それに押し倒された。
    「ああ、どうしましょう……!」
    トリエルは慌ててそれを引き剥がそうとしたが、
    「ちょ……ま、待って……!」
    と、それの体の下でモゴモゴしているパピルス本人が制止した。
    「これ……アルフィー……ねえっ、イヌだよねっ!?」
    それは一見、パピルスに食らいついているように見えたが、よくよく見れば、それはむしろ、じゃれている、という方が正確だった。
    「ちょっと、この子、オレのうちによく入ってくるイヌそっくりだよ!なんというか、フンイキがっ!!」
    パピルスは恐れているというより、イヌに絡まれて嫌がっていた。そしてそれは、普段の彼に起こりうる事だった。
    サンズが魔法で骨を作り出して投げると、それはバタバタとドロドロを撒き散らしながら、骨を探しに行った。
    「ほら、大丈夫か?」
    「もう!兄ちゃん早く助けてよね!!」
    サンズに体を起こされ、パピルスはぷんぷんとした様子で怒った。
    「……で、ツミ?ってなあに?アレはイヌだよっ!イヌは確かにジャマだけどっ!」
    それは……そのとおりだった。さっきまでパピルスに絡んでいたのは、ロイヤルガードのイヌたちが混ざり合ったものだ。だから、イヌというのは、ある意味正解なのだが、それは、それは……
    アルフィーは、毒気を抜かれて、ぺたりと座り込んだ。
    「まあ……大丈夫……?」
    すかさずトリエルが、アルフィーの背中をさする。
    「……わ、わたし……わたし……」

  • 419二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:23:31

    「……ってことは、そこの隅にいるトリは、オワライチョウ親子のカミさんで母親だな?
    カミさんが亡くなったって話は、ショーをやる合間に聞いてたが……」
    サンズが合点が言ったような顔で頷いた。
    いつのまにかサンズの言う通り、部屋の隅にトリらしいトサカを持ったアマルガムがいた。
    アルフィーは一つため息をつき、サンズに言った。
    「……あなたは、もう、気付いてると思ってたわ。わたしのした事に……あなたは、とても鋭いから」
    アルフィーの言葉に、サンズはウインクした。
    「オイラが?まさか。オイラは空っぽ頭だよ、スケルトンだしな」
    「……」
    もう、突っ込むまい。サンズにはそういうところがある。
    その後も他のアマルガムたちに挨拶し、アルフィーのしんじつのラボツアーは終わった。
    「……これが、わたしのした事の全てです。どんな罰でも受けます」
    アルフィーは、じっとトリエルの裁きを待った。そして。
    「……話してくれて、ありがとう。アルフィー」
    元女王の声は、思いの外優しかった。アルフィーは思わず頭を上げた。
    「じょ、女王様、わたし、」
    「あなたに命じる事は、二つあります。一つは、みんなをきちんとお家に帰してあげる事。そしてもう一つは……みんなの体を元に戻すよう、努力すること。これは、わたしも手伝います。
    いいえ、わたしだけではなく、他の有志のモンスターたちにも、手伝ってもらいます。
    一人じゃ出来ないことも、力を合わせれば、きっと大丈夫。
    わたしはこの数日で、それを学びました」
    トリエルはそう言いながら、パピルスを見た。パピルスは、思わず首を傾げた。
    「だから、アルフィー。みんなでがんばりましょう?みんな、ついているわ」
    アルフィーの目が、再び潤み、そして。
    「う、うわああああん……うわあああん……!!」
    再びの慟哭が、響いた。

  • 420二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:29:56

    良かった……

  • 421二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:39:16

    ちょうどスパゲッティの材料も切れたということで、一旦この場はお開きということになった。

    パピルスとサンズとトリエルがスノーフルに帰っていくのを見送ると、アルフィーはやっとメガネを拭いた。

    涙ですっかり曇ってしまっている。

    「アルフィー」

    そこにメタトンが声をかけてきて、アルフィーは思わずメガネを落としそうになった。

    「め、めめめめメタトン!?いたの!?」

    実はずっといたんだけどね、とメタトンは肩をすくめた。

    そして、ふと、真剣な面持ちになって、言った。

    「アルフィー。ずっと、寂しい思いをさせて、悪かったよ。ボクは……自分の事しか考えてなかった。君がどれほど辛い思いをしてるのかも知らずに」

    アルフィーは、一瞬メタトンが何を言っているのか分からなかった。しかし、すぐに思い当たった。

    あのモニタの中には、研究レポートだけでなく、アルフィーの日記も混じってしまっていたのだ。そしてメタトンは、それを読んだ。

    「ねえ、アルフィー。また、ボクと友達になってくれるかい……?」

    アルフィーは、顔が真っ赤になるのを感じた。

    「あ、あ、あ、あ、き、きききき気にしないで!わ、わたし、その……そっそうだ、みんなにご飯あげてくる!」

    そしねアルフィーは、白衣の裾を踏んづけながら、再びラボの中へと戻っていった。

    それを見たメタトンは、再び肩をすくめた。


    さて――

    この物語も、終わりが近い。

    果たして、彼らに待ち受ける結末とは……?

    >>427

    今日は寝ます。

  • 422二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:00:27

    地下でこのままひっそりと暮らす


    >>421

    お疲れ様です

    なんとかいいEDにもっていけそうだ

  • 423二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:43:46

    地上に出る計画は保留にしてまずは混乱を収めるために努力する

  • 424二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 08:56:05

    無事地下に平和が戻った

  • 425二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 17:20:40

    改めて地下に落ちた人間はこれから友達として扱うお触れを出すトリエル

  • 426二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 17:21:41

    人間のタマシイを使わずに地上に出る方法を考えるみんな

  • 427二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 17:23:04

    少しずつ平和が戻っていった

  • 428二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 21:51:18

    dice1d6=5 (5)

  • 429二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:05:04

    パピルスたちのスパゲッティアンドピース作戦は、何度も続けて行われた。
    その間に、アマルガムたちは家族と再会を果たした。
    結論から言うと、アルフィーの心配は杞憂に終わった。
    例えどんなに変わり果てていても、それでも、この希望のない世界で、家族が帰ってきてくれたことは、絶望よりマシだった。
    先の見えない状況に変わりはない。だが少しずつ、そして確実に、モンスターたちの心境は変化しつつあった。
    諦めない誰かがいる、明るく希望を抱こうとする誰かがいる、ケツイを抱き続ける誰かがいる――それは確かに、指針になった。
    アルフィーの努力は認められ、ニンゲンのタマシイを使わない方法を、みんなで考え始めた。

  • 430二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:21:02

    「じゃあ兄ちゃん!行ってくるねっ!」
    「ほーい」
    サンズは、屋台を押してスパゲッティを配りに行くパピルスを見送った。
    パピルスのスパゲッティアンドピース作戦は、今も実行されており、今では色んなモンスターに心待ちにされている。
    トリエルも徐々に受け入れられ、彼女は国民を裏切った元女王ではなく、自分たちと同じように胸を痛めた、一人のモンスターとして扱われるようになった。
    その方が、トリエルも幸せだろう。
    そしてサンズはといえば、今日はアルフィーのラボへ赴き、彼女の研究を手伝う事になっている。
    道はまだまだ長そうだが、それでも、何もせずに腐っているよりはマシに思えた。
    (……まあ、オイラにはお肉ついてないけどな)
    頭の中で一人スケルトンジョークを呟きながら、サンズはラボへ向かって歩き始めた。
    何をしても無駄だと思っていた。絶望していた。諦めていた。
    だが、それでも、それでも――100回1000回10000回サイコロを振って、悪い目が出たとしても、次の1回目では、あるいは、いい目が出たのかもしれない。
    だから、サンズは――

    その時。
    サンズの持っていたケータイが鳴った。
    発信元は……不明。
    サンズは、無性に、嫌な予感がした。
    この電話に、出てはいけない。
    出ては、いけない。
    しかし、サンズの手は、サイコロを振る事すら、させてくれなかった。

    「……もしもし?」

  • 431二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:21:23

    「⚐︎⬥︎♋︎❒︎♓︎♎︎♋︎」

  • 432二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:31:58

    ▦▦▦▦▦▦▦
    ▦▦▦▦▦▦▦
    ▦▦▦▦▦▦▦
    ▦▦▦▦▦▦▦

  • 433二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:34:55

    どうした

  • 434二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:35:20

    むかしむかし ちきゅうには
    ニンゲンと モンスターという

    ―――
    ――


    Exiled Queen Ending→Spaghetti And Peace Ending

  • 435二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:47:36

    そしてニンゲンは、次のNルートを周回する事にした。

  • 436二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:52:25

    というところで、このルートの後日談はおしまいです。
    続きはまた違うルートをこのスレでやるか、新しいスレを立てるか、どちらにしようか考えてます。

  • 437二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:58:53

    いずれにせよ、ここまでお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
    続きもよろしければお付き合い願えれば幸いです。

  • 438二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:01:17

    お疲れ様です
    なんだか切ねえ……

  • 439二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:09:13

    今夜は寝ます。おやすみなさい。
    今スレ次スレのご意見などもあればお待ちしています。

  • 440二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 23:14:05

    お疲れ様です
    なるほどNEW GAMEということか

  • 441二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 00:40:51

    今度はアンダインも生きてる世界線にしよう

  • 442二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 09:10:43

    続きは新スレ?それともここでやる?

  • 443二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 12:04:04

    続きどっちがいいでしょうか。

    >>446までで多数決で決めます

  • 444二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 21:09:58

    このスレでいいと思う

  • 445二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 21:28:08

    新スレで

  • 446二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 22:06:56

    新スレ

  • 447二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:22:19

    では、また明日新スレを立てます。
    おやすみなさい。

  • 448二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:31:08

    >>447

    お疲れ様でした

    お休みなさい

    今度も地下世界の住人に優しい結末になってほしいな

  • 449二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 09:39:53

    機体

  • 450二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 18:40:33

    待機

  • 451二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 19:04:41

    ホシエール

  • 452二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 21:20:04
  • 453二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 21:38:51

    >>452

    おつです

  • 454二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:17:17

    このレスは削除されています

オススメ

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