- 1二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 02:51:00
でもこの夢は、嫌な夢です。
あの人は私に謝ってました。
縺ァ繧ゅ≠縺ョ莠コ縺ッ縲√≠縺ョ螂ウ縺ョ莠コ縺ッ遘√↓隰昴▲縺ヲ縺上l縺ェ縺九▲縺溘?
縺?縺」縺ヲ縲√≠縺ョ莠コ縺ッ縲√≠縺ョ莠コ縺ッ、エット、ナンダッケ?
あぁそうです。謝って泣いて、ごめんなさいって言うんです。
嫌な気持ちになるんです。何故でしょう、でも、同時にあの女の人がいとおしくていとおしくて堪らないんです。
苦しくて苦しくて諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ諞弱¥縺ヲ險ア縺帙↑縺上
でも夢の中の私は、違うのだ。
抱きしめたい 、大丈夫ですよと笑ってあげたい。
そばにいます。 泣かないでって涙を拭ってあげたい。
その唇にキスをして、そうしてもう一度あの人に
あいしてます って 伝えたいんだ - 2二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 03:10:27
再度スレ建て乙(╹◡╹)ゞ、応援してるから頑張って続けてくれ
- 3二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 03:11:53
酷く気持ちの悪い夢だった。人口の光が目を刺激し、私はしばしばする目をゆっくりと開く。眩しくて、痛い気がした。だるい体を起こし、ゆっくり体を動かす。夢の中では体は動かず、ずっと痛かったような気がする。ゆっくりベッドから降り軽く背伸びをしていれば、がちゃりと扉が開いた。
「スレッタおねーちゃーん!」
がばりと抱きついてきた妹のソフィを抱き締め返しながら私はそっと彼女のふわふわの髪を撫でた。おはようございます。と微笑めばソフィはにへへ、といつもの様に太陽のような笑みを浮かべては朝ごはん食べよ!と私の手を引っ張る。
「あわわ、待ってソフィ」
「もー、早くしないとグエルのご飯食いっぱぐれるよ!」
「そ、それは困るけどぉ!」
「ほらはーーやーーくーー!」
「あぁもうっ!まってよ!」
じゅうじゅうと聞こえるのは卵を焼いてる音だろう。ふわふわの茶色い毛を一つにまとめた背の高い男性は、私たちを見ては「朝から騒がしいぞ」と叱ってくる。
「うるさいグエル」
「そうか、ソフィは朝ごはんのウインナーはいらないんだな」
「あー!!やだやだ!ウインナーいれてよ!」
「じゃあ手を洗ってくる!」
「はぁーい」
「スレッタも手を洗ってこい」
「うん、わかった」
ソフィの手を握りながら洗面台の方へ向かう。今日の学校の授業はなんだっけ、と頭の中で思い出していれば、ほふりと誰かとぶつかり、私はころりと転げてしまった。顔をあげれば純白の、汚れもない真っ白な、まるで王子様のような制服に身を綴んだ、私によく似た人が立っている。その人はふ、と微笑んでは転げたままの私にゆっくりと手を伸ばした。
「大丈夫、スレッタ?」
優しい声に私はこくこく頷きながら手を伸ばす。その手を握られてはひょいっと引っ張り起こされた。
「ごめん、前見てなかったや」
「わ、私こそごめん。今日からその服なの?」
「あーうん、似合わないよねこれ」
「うんん!すごく似合ってる!とっても素敵!かっこいい!」
私の言葉に、彼女は照れくさそうに笑っていた。
「ちゃんと、こんど!お祝いしないと、ね!」
「いいよ、そんな事しなくても」
「私がしたいの!えへへ…ホルダー、おめでとう、お姉ちゃん!」
姉は、──エリクトはどこか冷たい目をしながらも、優しく笑みを浮かべていた。 - 4二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 03:19:08
スレ立て乙!
- 5二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 03:25:49
- 6二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 03:27:08
私たちは4人で水星という辺境の星からこのアスティカシア高等専門学園に編入してきた。
初めて入学する学校はあまり馴染めなかったものの、姉と兄、妹がいるだけで私はとても楽しくこの学園を過ごせている。この学園にはお金持ちの人やコネのある人しか入れないらしいのだが、元々水星でレスキュー関連の仕事をしていた私たちを学園のお偉いさんがみて、そのままスカウトされてこうして今は学園の寮で暮らしている。水星では美味しものはあまり食べれなかったけど、この学園は美味しいものだらけで、食べることとめいっぱい遊ぶことが好きなソフィはこの学園が気に入っているようだった。
逆にお兄ちゃんであるグエルの方はあまり馴染めていないようで授業が終わればすぐさま寮に帰って篭ってしまう。1度心配して様子を見に行けばお姉ちゃんは「あの子は環境の変化に敏感だから、ゆっくりさせてあげて?」と笑っていた。お姉ちゃんとお兄ちゃんは同い年で双子だから、きっとそういうことも分かるのかもしれない。だからあまり心配しすぎないことにした。だってお兄ちゃんは晩御飯になると寮の冷蔵庫を朝ってハムを食べてたりするから。
そして、お姉ちゃんであるエリクトは、ついこの間、この学園の1位、強者として、ホルダーとして認められたのだ。ホルダーというのは、正直よく分からないのだがいちばん強いということらしい。私たち4姉弟はみんなモビルスーツの運転が上手いが、お姉ちゃんはずば抜けて上手だ。だからこの学校のトップをとるのも時間の問題だと思ってた。
白い制服を靡かせて廊下を歩くお姉ちゃんはかっこいい。お兄ちゃんもソフィもすごいねって笑ってた。
──けれども、なぜか違和感がある。小骨が突っかかったような、小さな違和感が拭えない。
ホルダーをとったのは、本当に、姉だっただろうか? - 7二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 03:30:11
おお!あの続き楽しみにしてた!スレ立て乙です!
- 8二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 04:09:33
続きたのしみ
- 9二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 04:47:31
グエルの様子もなんだか気になるな
- 10二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 04:48:07
10!
- 11二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 13:14:56
気になる~!
- 12二次元好きの匿名さん24/01/16(火) 20:17:25
4人の会話がいいなぁ…
- 13二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 07:09:03
☆
- 14二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 16:32:38
スレッタも気付きかけてるよなぁ
- 15二次元好きの匿名さん24/01/17(水) 17:04:18
おおう、復活している。スレ立て乙。
- 16二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 00:10:26
- 17二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 00:14:50
「グエルさ、ココ最近ずっと部屋にこもってるけど大丈夫?」
「?」
兄はパンを咥えながら小さく首を傾げた。ぱちぱちと瞬きをしながら少し考え、漸く意味がわかったのか「心配するな」と笑いながら姉が入れた紅茶を口に含んだ。
「ふぅん、じゃあ大丈夫じゃないんだ!」
ごふ、と兄が噎せる。何度か咳き込む兄の背を姉が摩りながら「急にどうしたのソフィ」と末妹に問いかけた。
「エリクトお姉ちゃん知らないの?グエル最近プリンスって人に迫られてるんだよ!」
「げほっち、ちがっ!はなしかけられてるだけでっ…迫られてない!」
「プリンス?」
聞きなれない人物名に私が首を傾げれば、ソフィは目を細めて端末を取りだした。画面を器用にタップしながら末妹は私に「この人!」と画像を見せてきた。
画面に写っているのは金髪で褐色の優しそうな男性だった。
「え、この人に迫られて…?え、ま、まさか、す、すーき…」
「ちがう!勘違いするな!」
「勘違いって何?するような事されたのぉ?」
「されてない!!」
兄は顔を真っ青にしながらぶんぶんと首を振る。おぇ、と軽く嘔吐く兄の背を撫でる姉は「もう茶化さないの」と呆れながら私達を咎めた。
「えー?エリクトお姉ちゃんは気にならないの?もしかしたらグエルが1抜けしちゃうかもなのに?」
末妹のからかう様な言葉に、姉は軽くため息を吐いては「ならないよ」と呟きながら少し落ち着いた兄の背から手を離した。「すまない」と謝る兄に姉は「気にしないで」と笑う。
「ほら、早く食べないと授業に間に合わなくなるよ」
「え?もうそんな時間?!」
「わ、今日教室遠かったんだ!」
慌てて食事に手をつける私達を横目に、姉は静かにカップの中身を啜る。その仕草が、少し人から離れているように見えて。
なぜだか、姉だけ違う世界にいる人のように見えた。
1抜けなんて存在しないよ、だって僕らはずっと一緒にいるんだから。
どうせ君たちには救えやしないさ。僕はそんな言葉を紅茶ごと喉の奥に飲み込んでやった。 - 18二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 11:32:07
⭐︎
- 19二次元好きの匿名さん24/01/18(木) 19:42:04
文字化け部分を文字化けチェッカーにぶっこんだら、ヒエッとなったわ。
- 20二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 05:13:11
とりま保守
しかしまあ、ややこしいことになってそうだな。 - 21二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 15:57:54
- 22二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 16:56:54
再度スレ立てありがとうございます!待ってた
- 23二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 22:45:25
続きが読めて嬉しいです✨
- 24二次元好きの匿名さん24/01/19(金) 23:34:20
- 25二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 04:07:51
あ、そうだった。すまないorz
- 26二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 11:56:46
- 27二次元好きの匿名さん24/01/20(土) 15:10:29
なーんかさ、夢を見るんだよね。
え?どんな夢かって?気になるんだー?へぇ〜〜?……あ、待ってよ!聞いてよぉ!どんな夢かって聞いてよ。
……実はさ、夢の私知らないモビルスーツに乗ってるの!何だかごついんだけど可愛くて愛着のあるモビルスーツ!そのモビルスーツの中でさ、私すっごく苦しんでるんだよね。もう昨日食べた晩御飯吐きそうになるぐらい気持ち悪いし身体中痛いの!でもさ、どうしても近づきたい子がいてさ。私手を伸ばしたんだよね。その子に。ごめんねって謝りながら手を伸ばしてたんだよ。その子って誰かって?わかんない。ただ私とおんなじモビルスーツに乗ってた。そっくりなモビルスーツ。どういう状況だったかって?…そう!学園!この学園がさ凄い壊されてるの!なんか可愛くないモビルスーツに囲まれてさ!そのモビルスーツを操ってたのが私の乗ってるモビルスーツと同じモビルスーツの子だったんだよね。私どうしてもその子を止めたくてさ、ごめんねって謝りながらその子を止めたんだよね。ん?そう!止まったの!凄くない夢の私!え、続き?あぁうん、あのね、その子は止まったんだ。一緒に家に帰るって話になってさ、夢の中の私はその子と友達?家族?そんな感じでさ、だから家に帰ろうってなったんだけど……撃たれたんだよ。私。その子を庇って。その子が操ってたモビルスーツ?が私たちを襲ってきてさ!撃とうとしてて!咄嗟に私庇ったのその子を!偉いでしょ!一瞬でコクピットがすごく熱くなって、全身がジュって無くなっちゃうの。通信でさ、そのモビルスーツの子が私の名前を呼んだんだけど、答えられなかった。名前、読んであげたかったのに。
「名前呼べないまま死んじゃったし、夢の中のその子の名前も顔も思い出せないの」
「…そう」
「でもさ、夢っていつか叶うんでしょ?だから夢の中のその子とも会えそうな気がするんだ!」
「ソフィ、それは」
「会いたいな、その子に!もし会えたら、私の家に招待してあげたいんだ!」 - 28二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 01:09:31
ソフィ、誰と会話してるんだ?
- 29二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 01:25:40
ガンヴォルヴァが何故かソフィ達を襲ってきて
それでソフィはノレアを庇って逝った? 状況がわからんな - 30二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 02:03:12
「それでさ……うん……へんだよねー……へぇあんたも?」
末妹が何かを話している
「あはは!おもしろいね!もっと聞かせてよ!」
それはもう、とても楽しそうに。
「うんうん、それで?」
くすくすと楽しそうに話す末妹は、どこか、別の人間に見えた
「ソフィ」
兄が名を呼ぶ。少し強ばっている
「あ、グエルとスレッタお姉ちゃん!」
末妹は振り向いた。いつもの可愛らしい、愛らしい笑顔だった。
「お前、今、誰かとお話してたのか?」
きょとんとした顔の末妹は、首を傾げては「あれ?」と訝しげに顔を顰める。んー、と小さく唸った末妹はもう一度「あれ?」と首を傾げた
「あたし、誰かと喋ってたっけ?」 - 31二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 02:14:54
側から見たらイマジナリーフレンドか…ソフィ
- 32二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 13:28:51
グエルとスレッタは並行世界から引っ張ってるけど、このソフィも別のところから呼び出されたのか?
- 33二次元好きの匿名さん24/01/21(日) 17:41:08
ソフィ😢
- 34二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 01:59:09
保守
- 35二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 11:36:20
保守
別世界でスレッタ・グエル・ソフィが見てる夢っていろんな並行世界で「もしあの時死んじゃったら」のifってことでいいのかな? - 36二次元好きの匿名さん24/01/22(月) 20:57:37
保守.><
- 37二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 06:11:21
保守
他にも平行世界から引っ張り出された人間いるんかな? - 38二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 17:55:36
保守
- 39二次元好きの匿名さん24/01/23(火) 22:15:53
⭐︎⭐︎⭐︎
- 40二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 09:22:36
おっと危ない保守
- 41二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 14:50:38
シリアスな場面なのに、スレッタのことは「お姉ちゃん」つけて呼んで、グエルは呼び捨てなのに笑ったw
ソフィらしくて解釈一致だわ。 - 42二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 22:43:51
ノレアは最初のループ(?)の後来れたのかな?
- 43二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 23:20:19
「……また、人形.遊びしてたのか?」
部屋の中に入った兄が言う。座ったまま考え込む妹の隣に同じように座っては、妹が好きな青い髪の女の子のぬいぐるみを1つ手に取り小さく動かす。妹はもうそんな歳じゃないし!と言いながらも同じように兎のぬいぐるみを手に取っては兄と人形.遊びをはじめていた。
今日のおやつは何かな、晩御飯はなにかな、夜に読む絵本は何にしようか。
たわいのない会話を続けるふたりを眺めながら、私は無意識に止めていた息をゆっくりと吐いた。どこかホッと胸をなで下ろしながら同じように人形やぬいぐるみだらけの部屋に入る。妹は人形やぬいぐるみが大好きで、水星からこの学校に来る時も姉たちに駄々を捏ねて大量の人形とぬいぐるみを持ってきたのだ。特に兄が今持っている青い髪の女の子の人形は絶対に持っていくと聞かなかった。どうして?と問いかけても妹はこの子は絶対持っていく!と怒って言う事を聞かなかったのは記憶に新しい。
あんな人形どこがいいんだろうと姉は困ったように言っていたけど、あの人形は妹にとって大切なものなのだろう。だってちっさい頃から一緒で、どこに行くのも一緒だったから。そうだ、あの時もこの2人は一緒だった。地球からこの学校に転入してくる時も、私と戦った時も。
────私と戦った時も?
ずきんと頭が痛む。がんがんと金槌で頭を殴られてるような痛みと、内蔵が潰されるような吐き気、頬はじりっと熱くなって、目の前が涙で霞んでいく。
くるしい、くるしい、くるしい、いたい、いたい、いたい
あたまのなかが、ぐちゃぐちゃになって、どうじに、誰かの声が、した。
dice1d2=1 (1)
1.「スレッタ」声は、人形の山の方から、聞こえる
2.「スレッタ」声は、後ろから、聞こえる
- 44二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 23:22:37
ヒエッ、なんかホラーな展開に。
- 45二次元好きの匿名さん24/01/24(水) 23:41:37
声がする。人形の山の中から。
お遊びに夢中のふたりは声に気づいてない。いや、聞こえてないのかもしれない。一つ一つをゆっくりと退かし、声の元を探す。どこか懐かしい声を。
dice1d2=2 (2)
1.『スレッタ』声が聞こえる。声が、見つかる。どこか不思議な形をした人形……オレンジ色のストラップが、私の手の中にある。私は何故か、ほっとしてしまった。そのストラップを隠すように握りしめた。
2.何も見つからなかった。声はもう聞こえない。「どうしたのお姉ちゃん?」「大丈夫か、スレッタ?」兄と妹が心配そうにこちらを見ていた。大丈夫と笑いながら私は今日の晩御飯なんだろね、と2人に話を振った
- 46二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 10:50:11
保守。
おつらい状況だけど、ご飯の話してるときは楽しそうだよね。いっぱいお食べ。そして出来たら早く現実に帰ってきて、リアルなご飯をお食べ…。 - 47二次元好きの匿名さん24/01/25(木) 18:41:14
保守。
さて、このダイスの結果がどうでるか? - 48二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 05:38:43
保守。
- 49二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 14:00:01
保守。
この二人に「今日の晩御飯なんだろね?」って聞くってことは、エリクトお姉様が作るのかな。
他のメンツが割かしふわふわ夢見心地でいるなか、既に何かに脅かされている様子のグエル、カワイソス。それもまた、とってもグエルらしいんだけどね…。 - 50二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 21:22:44
保守。
ぼちぼち記憶のほころびが出始めているな。 - 51二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 04:24:33
保守
- 52二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 14:33:22
保守
- 53二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:21:44
「やぁ、前いいかな?」
どうぞ、という前に隣に座った男に悲鳴をあげた。
どこか胡散臭い笑みを浮かべたままの男は「酷いなぁそんな反応されると傷つくよ」と笑いながらトレイに乗せたマドレーヌを口の中に含む。ぺろりと一口でマドレーヌを食べ切った男は、「1口いかが?」と言いながら俺を見ていた。
「け、結構です。おれ、もういきます」
「あはは、相変わらずせっかちだなぁ」
男の笑い声に俺はムッと顔を顰めた。せっかちな自覚はあるが、こいつに笑われたくなかった。やけに癪に障る笑い声にイラつきながらも俺は席に座る。
「よかった。お茶ぐらいゆっくりしたいからね」
どうしても、この男が苦手だった。
どこか掴みどころのない笑みを浮かべたまま、なのにまるで獲物を仕留めようとしている男の笑みが苦手だった。何を狙っているのか分からないその目が苦手で、同時に男から投げかけられる問いも、苦手だった。
「ねぇグエル」
「なんですか」
「夢と現実って何が違うんだろうね」
男の目が、俺を捕える。気持ち悪さに吐きそうになりながら、俺はゆっくりと口を開いた
dice1d2=2 (2)
1.「わからないです」
2.「……ゆめは夢だと思えば夢で、現実は現実だと思えば現実なのでは?」
- 54二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 04:39:10
保守
- 55二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 14:13:30
保守
- 56二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 00:45:30
保守
おや? グエルの様子がおかしいような? - 57二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 11:55:25
胡蝶の夢を続きを見にこの羽広げてもう一度宇宙へ
絶え間なく聴こえた君のその声が夢の光灯したんだ
(保守) - 58二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 18:46:52
「……ゆめは夢だと思えば夢で、現実は現実だと思えば現実なのでは?」
男は目を見開いた。俺が返答することを期待してなかったかのような反応に、俺は男を睨みつける。
「なんですかその反応。お前が聞いてきたんだろ」
「あ、うん、そうだね。ごめんごめん」
男は笑う。手を揺らしながら、マドレーヌにまた手を伸ばした。
「じゃあグエルはさ、」
「…なんです」
「今はどっちだと思う?」
「はぁ?」
なぜ、そんなことを聞いてくるのだろうか。
この男はずっと意味がわからなかったが、今日はいつにも増して訳が分からない。
「答えなきゃダメですか」
「だめだよ、答えて」
「なんで…嫌です。答える気、無いです」
もう相手にしてられない、そう思って立ち上がれば男は俺の手首を掴む。思ったよりも力のある手で握られ、俺は顔を顰めた。痛い、と声を上げても男は俺から手を離す気は無いようで、俺は苛立ちのまま男の手を振りほどこうとした。
「頼む、答えてくれ」
男の真剣で、どこか切実な声に、振りほどこうとした手が止まる。
此方をじっと見つめる男の目には、どこか焦りが見える。
「グエル」
「……おれ、は」
dice1d2=1 (1)
1.この世界は現実である
2.この世界は夢である
- 59二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 23:00:31
これ一生戻らないルートになったのか?
- 60二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 00:29:33
これはあかんやつや……
- 61二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 11:29:30
保守
続きが気になる……。 - 62二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 12:03:50
ダイス神、グエルに本物の現実をとことん拒否らせる感じか
- 63二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 18:20:17
「この世界は現実である」
自分の口から出た言葉があまりにも冷たくて驚いた。同時に目の前の男は、一瞬唖然とした顔をしながらもすぐに「そうか」とどこか悲しそうに笑う。
俺の手首を掴んでいた手が、するりと離れていく。
「お前は、この世界が現実だと言うんだな」
「あぁ」
「そうか、それが、お前を……いや、うん。これ以上は、何も言わないよ」
男はマドレーヌをまた一口で食べきっては、流し込むように俺の持っていたコーヒーを飲み干した。あ、とか、何かを暇もなかった。
「俺ずっと思ってたことがあるんだよね」
「…なんです?」
「俺とお前さ、なんにもなかったら友達になれそうだなって」
男が笑う。何を言っているのか分からず首を傾げれば男は「こっちの話だよ」と言うので、俺は何かを言おうとして、でも何も出てこなくて。
「……何かあっても、友達にはなれますよ」
絞り出すように、そう答えれば、男は目を丸くしたまま、寂しそうに笑っていた。
「そうだね、俺たちは、友達になれるんだ」 - 64二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 18:41:35
「酷い話だ」
「そうだね」
赤毛の少女は目を細めながらそう答えた。
「俺の知ってるグエルは、俺と友達になれますなんて言わないよ」
「そうだね、君の知ってるグエルなら、ね」
どこか見覚えのある白い制服は、かつて彼女と同じ顔をしていた少女が身にまとっていたものだ。
「素直で可愛い子だろ?僕の双子の弟なんだ」
「素直で可愛い、ねぇ。ただの操り人形にしてるだけだろ」
少女が笑う。酷く歪な笑い声が響く。
「君だって、グエルに同じような役割を求めてたくせに」
「……」
「可愛いだろ?あの子はこの先ずっと上手く立ち回る。だってあの子は、僕らの家族だからね」
「おまえのごっこ遊びに他者を巻き込むな」
「君たちの正義の味方ごっこに僕ら家族を巻き込むな」
少女は笑い続ける。嘲笑うように。
「どれだけ頑張ってももう無駄だよ。君はグエルの触っちゃいけない場所に触れたんだ。グエルは二度と外を認識しない、あの子にとってこの世界は現実なのだから」
少女は立ち上がる。どうやら話はここまでらしい。
「こんなことをしたって、どうにもならないだろ」
「そんなことはないよ。だってこの世界は」
僕にとっての楽園なのだから。
赤毛の少女がそう笑いながら、俺の目の前でオレンジ色のストラップを握り砕く。バラバラと砕けていくそれを眺めながら俺は彼女を見上げた。
「あの子は繊細で優し子だから…次は裏切らないであげてね?君ももう、僕らと一緒なんだから」 - 65二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 18:45:22
グエル達はもう戻って来れないのか……?
いや、そもそも戻ってくることが良いのかどうかも分からんか
本人たちが決めるべきことなのに本人たちがもう夢の世界に浸りきってる - 66二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:00:50
【?????】
夢を見るんだ。大切な家族を救えなかった夢。
いや、これは夢じゃない。全部僕のせいだった。
ソフィは、裏切り者として学園でテロを起こしたノレアを止めるために自分を犠牲にした。ドミニコスのレーザー弾から、ノレアの乗ったガンダムルブリスソーンを庇った。僕が学園に居れば、助けられた。
グエルは、スレッタをクワイエットゼロに向かわすためにジェタークの艦隊と対峙した。ボロボロになっていく機体で、ガンダムに乗った弟を助けようとして、最後は弟を止め、機体ごと爆発した。僕がクワイエットゼロに繋がっていなければ、助けられた。
スレッタは、お母さんと僕を助ける為に、呪われたキャリバーンに乗った。ミオリネのお母さんと、僕らのお母さんの、馬鹿げた理想を止めるために。たくさんパーメットを上げて、スレッタは命を落とした。僕が、お母さんを止めれるぐらい強ければ、スレッタは命を落とさなかった。
僕らは家族になれたかもしれなかった。みんな優しくて、いい子だった。僕がもっと、もっとしっかりしていれば、僕がもっと強ければ、僕が、向こう側に行ければ。スコアを上げ続けれれば、みんな居なくならなかった。
だから、やり直すんだ。今度は僕がみんなを守るよ。大丈夫、君たちがあの世界で不幸ならば、僕が君たちを幸せにするよ。辛いというのであれば、悲しいというのであれば、寂しいというのであれば、僕が幸せにする。僕が君たちを守るよ。この箱庭で、君たちを守り続けるよ。大丈夫、ほらもうすぐ春がやってくる。蕾は芽吹きだした。大丈夫、僕らの祝福は、もう目の前だ。
本当にそれは幸せなのか。
問いかけてくる男はどこか冷たい目をしている。当たり前だと笑えば男はゆっくりと本を閉じた。
「こういうのを、バットエンドって言うんだよ」
「何言ってるの?最高のハッピーエンドじゃないか!」
だって僕らは今日も、幸せに生きているのだから! - 67二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:03:18
ここに来て4号が出てきた……
いや、4号とエリクトがいる時空……?パメ空間かな……? - 68二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:03:37
さ、最悪だ……最悪の世界線だ……
- 69二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:05:46
- 70二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:13:07
救いはありますか…?
- 71二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 19:53:56
だいぶシリアス展開だけれど、たくさん更新されてて興奮したのよ。
ありがとう、スレ主。 - 72二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 21:40:51
ヴィム健在&プロスペラと組んだのか、親戚か誰かにジェターク社乗っ取られたのかね?
- 73二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:11:12
ここのあっちのエリクトのグエルは地球寮にいたからジェタークはラウダが継いでるんじゃないか
でもって対クワゼロ行くのを先にスレッタ行かせる為にとシュバルゼッテラウダ止めるためにシュバルゼッテラウダ率いるジェターク艦隊と対峙してフェルシーキャンセルなく爆散
- 74二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 03:47:01
これからどうなるのか気になって仕方ない
- 75二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 04:30:46
【はっぴーえんど】
酷く幸せな悪夢だと思う。
彼らはこんなことに巻き込まれる人達ではなかったはずだ。彼らは彼らの世界で、幸せになるべき人間だったはずだ。どうしてこんなことになってしまったのか。どうしてそんなことをしてしまったのか、いくら考えても答えは出ないし、この楽園を作ってしまった彼女を止めることももう出来ない。
本当は、どんなことをしてでも止めるべきなのだろう。巻き込まれた彼らを助けることが出来るのは、きっと自分だけだ。彼女の楽園を壊すべきなのだろう。
でも、それをしなかったのは、きっと。
この悪夢を、このハッピーエンドを、本当は。
「ごめんね、ミオリネさん」
わたしとの約束を、守らせてあげれなくて、ごめんなさい。 - 76二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 04:39:26
夢を見なくなった。
ずっと見ていた夢なのに、何も思い出せない。少し寂しい、少し悲しい、けど思い出せないのだから仕方がない。きっとその程度の夢だったのだと思う。
そんな話を妹にすれば「お姉ちゃんって食べ物以外の夢見るんだ」と言われ、私はひどいと唇を尖らせた。
「ソフィだって食べ物の夢ばっかりなんでしょ」
「今日はパンケーキに挟まる夢を見たよ!」
私と妹は顔を見合せて笑い合う。木々の間を通り抜ければ、視界が一気に鮮やな美しい桃の色に染まり、私は小さく息を飲んだ。兄と姉がこっちだと手を振っている。
「お姉ちゃん、グエル!」
「良かった、迷わずに来れて」
妹は姉に抱きつく。力もある妹のタックルを難なく受け止めた姉は、立ち竦む私に首を傾げては名前を呼んだ。
「スレッタ?」
綺麗だった。
あまりにも美しいその色に、目を奪われた。風もないのにゆらゆら落ちる花びらが、姉の白い服によく映えていると思った。そうだ、綺麗だったんだ。
『雪が溶けたら、春になったら、桜を見に行きましょう』
誰かが言う。
そうだ、約束してたんだ。もう思い出せない、大切な人と。名前も顔も思い出せない、あの人と。───さんと
姉が、私の手を握る。どうしたのと首を傾げながら、そっと頬を撫でた。
「なにか辛いことがあった?なにか悲しいことがあった?」
私と、同じ顔の姉が、心配そうに私を見ている。私はふるふると首を振りながら、なんでもないと笑った。
「綺麗な場所だね」
「うんそうでしょ?僕が見つけたんだ」
「とても、きれい」
姉の顔は見えない。見ないように、した。きっとそのほうがいい。きっと、そうした方がいい気がしたから。
「約束したからね。春になったら、一緒に桜を見ようって」
「………そう、だったね」
私は、姉の手を握りながら桜の木の下でシートを敷いている兄と妹の元へ向かった。
もう、二度と見ることの無いだろう、あの人の思い出を心の中に仕舞って。 - 77二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 04:56:28
あっちのエリクトはクワゼロを否定してて自分の意思じゃなかった世界線?
- 78二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 05:08:17
あっちのエリクトにとってのハッピーエンドか
- 79二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 05:23:13
同時にこっちのエリィやミオリネたちにとってはバッドエンドか……やりきれねえなあ。
- 80二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 07:14:09
やっぱり、グエルの現実か夢かの選択肢が分岐点だよね?
- 81二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 09:34:30
救いのような救われない話のような……濃いめのビターエンドだな
- 82二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 11:18:25
スレッタとグエル両方がそれぞれミオリネとシャディクからのアプローチ2回スルーしたからあっちのエリクト勝利なのか
ホッツさん確保か胡蝶問答に疑問持ってれば4号が介入してくれたんだろうが…
…ところでスレッタはミオリネでいいのにグエルはラウダじゃなくシャディクなのなんでだっけ - 83二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 11:22:57
地味にシャディクも取り込まれてない?
- 84二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 12:01:58
確か前作初期設定だとシャディクがコッチに居ないキャラだから、エリクトが作った都合の良い箱庭世界に介入出来た
ただ連れ去ったエリクト世界のグエル記憶?(シャディクと対峙した事で思い出した記憶)では、シャディクは存在して居て、グエルがラウダとの決闘に負けて地球寮堕ちするところを見て居た筈 - 85二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 12:02:53
シャディクはあちら側のエリクトの世界に存在してないからあちら側のエリクトに認知されにくいとか何とか書いてなかったっけ
- 86二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 12:08:40
(主です、今夜余裕があればほのぼのしたおまけあげたりします)
- 87二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 14:10:56
おまけ楽しみです!
- 88二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 14:19:55
スレ主おつ!
……ということは、この「はっぴーえんど」で確定しちゃったんだね……。夢に囚われたみんなが本当に幸せなのかどうか、それがわからないのが余計にやりきれないなあ……。 - 89二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 14:29:41
確かな満足感と、ほんのりとした切なさと、取り返しのつかないこと(?)が起こってしまったことへの衝撃とが、心のなかで並び立っています…。
とりあえず、主、お疲れ様でした。おまけも楽しみにしてます♪ - 90二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 20:42:37
コロコロとハロが転がっている。パタパタ動くはずの耳は稼働せず、音声システムもどこかバグっているようだった。そんな壊れかけのハロに手を差し伸べるやつなんて居なかった。ボロボロのハロを避け、時折邪魔だと睨む者もいる中、グエルは無言でそのハロを抱き上げていた。
錆びてくすみ、傷ができ汚れた藍色のハロを労わるように撫でれば、そのハロはどこか嬉しそうに耳を無理やり動かす。
「……」
この手のペットロボットには興味が無いのだが、どうしてもこのハロから目が離せなかった。
「グエルー!そのハロちょうだい!」
「ダメだ」
「なんでー!」
「ダメなものはダメだ」
「えぇー!私お洋服たくさん持ってるよ?!着せ替えさせてあげれるよ!?絶対私にくれた方がそのハロ幸せだよー!!ねぇそのハロちょーだぁーい!!」
「スレッタ、ソフィ回収してくれ!」
「えぇえ?!いまお姉ちゃんといい勝負してるんだけど!!」
「明日の飯にミートパイ追加してやる」
「ソフィ!お姉ちゃんとゲームで遊びましょう!!」
ええー!とずるずるとミートパイに釣られたスレッタに回収されていったソフィを見ながら、グエルはほっと胸をなで下ろした。直したばかりのせいか、まだぎこちなく様子で耳を動かすハロの頭を撫でていれば「そんなにそのハロ気に入ったの?」とエリクトが声を掛けてくる。
「きにいった…?」
「だって大事にしてるじゃん。グエルってあんまりそういう事しないのに」
「そんなことはない、はず…?」
「無自覚?」
エリクトは呆れたような顔をしながら、グエルが腕に抱いているハロを見る。ただ静かに、じっとハロを見つめるエリクトから、無意識にグエルはハロを庇うように隠した。
「なんで隠すの」
「いや、なんとなく…」
「なんとなくって」
エリクトの目線が痛い。チクチク刺さる視線から逃げるように、そそくさとグエルは「勉強があるから」と自室に足を向ける。腕の中でぱたぱた耳を動かすハロを優しく抱き抱え直した。 - 91二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 20:51:46
抱え直すと同時に、ふと何かを思い出す。
昔もこうして、誰かを抱きしめて、頭を撫でてやった気がする。
その誰かも、確か、このハロと同じような色をしていた、ような気がして。
「がが、ザ、…」
ハロの音声が聞こえる。何かを伝えようとしているようだが、音声回路がまだ直っておらず、その言葉は聞こえなかった。それでも必死にこちらに何かを伝えようとするハロの頭を、もう一度撫でてやる。
記憶の片隅に、ほんの少しだけある、あの時と同じように。
「…あぁ、わかった」
「俺、お前に会いたかったんだ。ずっと」
なぜだかは思い出せない。片隅にある記憶が理由なのかも分からない。だけど、ずっと会いたかったのだ。
「あいたかった」
名前も何も思い出せない。だけど、倒れてるハロを見た時から、どうしてもこいつがほって置けなかったのは。
「──繝ゥ繧ヲ繝?。」
ペットロボットのハロは、どこか嬉しそうに目を点滅させていた。 - 92二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 21:15:52
ほ、ほのぼの…?
- 93二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 21:19:05
ミートパイに釣られたスレッタが可愛いのでほのぼのですね()
- 94二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 21:30:03
食欲に忠実だね、スレッタちゃんw
グエルはやっぱり危機察知能力が高めなのかなあ。 - 95二次元好きの匿名さん24/01/31(水) 23:06:48
「あ、そのハロ直ったんだ」
「よかったね、直って」
「イエル、エラン!あぁ直ったんだ、音声回路はまだ直せてねえんだけど、耳とかの部品は直ったんだよ」
「そう。それより凄くオシャレさんになったね。ふりふりが凄い邪魔そう」
「お前それ絶対ソフィの前で言うなよ?!」
「あ、ソフィちゃんなんだ、可愛くしたの」
「目を離した隙にやられたんだよ…脱がしたら怒るから飽きるまでは着せてる」
「どおりで…君も物好きだね」
「?」
「エラン」
「……なんでもない。それよりグエル、次の実習の体操服貸してくれない?またどっかに行っちゃって」
「また体操服どっかやったのかよ。てか俺も実習なんだが」
「じゃあイエル貸して」
「俺も同じ実習なんだよね、知ってた?」
「そんな、僕に休めって言ってる?」
「言ってねえよ」
「体操服貸してくださいって担当教員に言いに行こう?ほら一緒に行ってあげるから」
「面倒」
「お前が忘れたんだろ、なぁハロ、お前も言ってやれ」
「───!」
「僕のせいじゃないよ」
「ハロと何の話してるんだよ……」 - 96二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:03:33
「いいのあれ、お前だろ持ってきたの」
「何の話?」
エランはこてりと首を傾げた。
俺の知っている時より随分と表現が豊かになった気がするなと思いながら、俺は惚ける彼に「あれだよ」と指を指した。俺の指指した方には、藍色のハロと楽しそうに戯れるグエルの姿。大分直ったと言っていたが、まだ完全に修復された訳では無いらしい。時々ぎこちなく揺れるハロを支え、チェックを続けているグエルを眺めていれば、エランは「なんの事やら」ともう一度惚けた。
「エラン、俺とお前の仲じゃないか」
「そうだね、だけど本当に知らないんだ」
僕も彼女に睨まれたくないから。そう言いながら読んでいた本から目を離し、エランは目線を空に向ける。
「まぁ、変なことをしない限りは此方になにかすることは無いだろうけどね」
「大事な弟の友達には手を出さないってこと?」
「多分ね。まぁ彼女の考えてる事は壊れてるから、彼女の機嫌ひとつで僕らは消えちゃうかもね」
「それは怖いなぁ」
ふとハロと楽しそうに戯れていたグエルが振り返る。相変わらず感がいいのか、こちらの視線に気付いた様子で、子供のように顔を緩ませては腕を上げ大きく手を振っている。
「僕は何もしてないよ」
グエルに手を振り返しながら、エランが言う、
「ただ、どんな形でも彼のそばに居たいなら手伝ってあげるって言っただけ」
「…それはしたんじゃないのか?」
「……そうとも言うかもね」
また、俺の知らない顔をしたエランが笑う。ここに来てから、ここに囚われてから、この楽園の住人になってから、知らないことばかり起きて正直疲れ始めていた。この楽園は、人をおかしくしてしまう。抜け出したいのに抜け出せなくなってしまう。酷くて残酷で、優し世界は。 - 97二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:04:14
「エラン、イエル、さっきから2人で何話してんだよ」
いつの間にか少しむくれたグエルが俺たちの傍にまで来ていた。抱き抱えられたハロは彼の腕の中でピカピカと目を光らせている。俺がなんでもないよと言えば、グエルはそうかよ、と拗ねた様子でハロの頭を撫でていた。
「拗ねないでよ、後でジュース奢るからさ」
「拗ねてねえよ!」
グエルが声を荒らげてはそっぽを向いて先程まで座っていた場所へと戻っていく。俺はエランと顔を合わせながらはぁと苦笑いをした。グエルを追いかけるように歩き出せば、エランに懐かしい名を呼ばれ立ち止まる。
「僕らはなんの時絡みもなかった時、こんなに普通の友達になれたんだね」
「そうだね」
「酷いバッドエンドだね」
エランはそれだけ言うと俺を追い越しグエルの元に行ってしまう。その背を眺めながら、俺は深く深く息を吐いた。
「俺もそう思うよ」
こんなバットエンドを迎えなきゃ、俺たちは友達になれなかったのだから - 98二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:35:34
うーむ……閉じた世界で迎える優しいバッドエンドか
- 99二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 00:57:56
でもこの世界だと4号も普通に生きてることになるんだな向こうの記憶がなければまさしくハッピーエンド…
- 100二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 06:26:16
元の世界のことを無視すればハピエン…つらい(T_T)
でも面白いです。 - 101二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 10:35:59
ハッピーエンドになりようがない元の世界エピローグも見たいです
スレッタグエルはもちろんシャディク2次遭難ラウダ後追いしてるよねこれ - 102二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 21:19:04
元の世界でミオリネ発狂してそうだな・・・。
- 103二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 09:10:23
☆
- 104二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 11:28:10
あと前スレにいたエラン(様?)が何者だったのかも知りたい
夢の世界のエリクトの協力者っぽかったけど何故そうなったのかとか
そもそもどの世界の存在だったんだろう - 105二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 17:31:48
しがらみのなくなった4号の素の姿だったり?
もしそうならこのバットエンドは残酷すぎるな - 106二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 19:35:59
シャディクも違うし3戦目がラウダになってることもあってあっちのエランがどうなってるのかよくわからんのよな
- 107二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 21:42:42
「たとえばきみがきずついてーくじけそーになーったときはー」
「その歌なんで知ってるの?」
友達はそう言いながらスケッチブックから顔を上げた。あたしは目をぱちぱちさせながら「お姉ちゃんが歌ってた!」と答えると友達は「そう」とだけ言ってまた顔をスケッチブックに戻してしまった。1番上のお姉ちゃんはよくこの歌を歌っていたけど、あんまりこの歌は好きじゃないらしい。あたしはすごい好きだから、ついつい暇な時はこの歌を口ずさんでしまう。
「かならずぼくがーそばにいてーささーえてあげるよそのかたをー」
「……」
「せーかーいーじゅーのーきぼーをーのーせてーこのーちーきゅーうをーすくいーたいー」
「……回ってる、だよ」
友達の呆れた声にあたしは「あちゃ」と声を上げた。ここいつも間違えるんだよねーと言えば、友達は呆れたように溜息を吐いてはスケッチブックを閉じる。
「いい歌だよね、それ」
「うん、すっごいすき!」
「…私も、好き。」
友達がそう言ってくれるのが嬉しくて、一緒に歌う?!と聞けば彼女は「いやです」と首を振った。かなしい。一緒に歌ってもいいじゃん!ねーねー!と友達の体を揺らしていれば「1回だけだよ…」と折れてくれた。なんか折れ方がグエルに似てる!と笑えば「折れてないです」と睨まれた。変なところで意固地なのもそっくりだと思う。
「ねぇソフィ」
「ん?」
「もしも、私が傷ついたり挫けそうになったりしたら、傍に来て支えてくれる?」
ぱちぱちと瞬きしていれば、友達は「ダメだよね」と目を逸らす。私はそのまま彼女の傍に寄り、その肩を抱いた。目を丸くした彼女に私はにんまりと笑みを浮かべる。
「当たり前でしょ」
「……」
「だってあたしたち友達じゃん!」
「……そうだね、私たち友達だもんね」 - 108二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:02:09
これはただのハッピーエンドでは???(ぐるぐる目)
- 109二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 02:39:41
「あ、そろそろ戻らないと」
「…もう戻るの?」
「うん!今日はね、グエルがミートパイ作ってくれるんだ!」
あたしの言葉に友達はそう、と寂しそうな顔をする。その顔をじーっと見ながら、あたしはうーんと考えた。そして閃いた。あたし天才かもしれない!
「そういえばさ」
「?」
「ミートパイって作るの大変なんだって」
「…うん?それで?」
「エリクトお姉ちゃんはお料理できるけど今日は帰ってくるの遅いんだよね」
「…意味がよく分からないんだけど」
友達は首を傾げる。あたしはもどかしくて、その子の手をぎゅっと握りながらその子を見た。少し小さな目が、大きく開いてる。
「一緒にグエルのお手伝い、してくれない?」
「………それは」
「いいでしょ、きっとグエルも許してくれるからさ!一緒に作って一緒に食べよ!よし、そうしよう。決まったら行動!」
友達の手を引っ張り、私たちが暮らす寮へと足を向ける。慌てながらも私に着いてくる友達ににひ、と笑みを浮かべた。
「あたしお腹ぺこぺこなんだ!早く行こ、『ソーン』」
「……………そ、う……だね。」
『ソーン』が止まる。同時に手を握られあたしが驚いて振り帰れば、何故か泣きそうな顔をしながら、あたしの手を強く握っていた。 - 110二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 10:37:01
ノレアと認識できてないのは何故……?
- 111二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 12:15:16
おまけと言ってたけど、ここにきて新たな謎散りばめてきたね。
まさか、続編の可能性が微レ存!??! - 112二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 13:54:00
- 113二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 23:10:04
介入示唆してた4号は元世界の4号だと思うんだけど前スレエランはあれあっちの4号???
- 114二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:41:01
「ミートパイは美味かったか?」
どこか軽薄そうな男が、私にそう話しかけてくる。私が「えぇ」と答えると男は嬉しそうに目を細めた。
「そうかそうか…ほんと、酷い夢だなここは」
男はそう言いながら草木に触れるも、その草木は男の手に触れられることは無かった。
じじ、と草木のホログラムが崩れていく。
「まだ完璧じゃないみたいだな」
「…『彼女』だって、まだ抵抗してますから」
そりゃそうだろな、男は笑う。私たちのいたはずの庭が、いつの間にか暗い部屋の一室になっており、私と男は対面に座りながら壁に移された画像を眺めていた。
画面に映された1人の少女は、静かにこちらを見ている。そこに今彼女の意思があるのかは分からない、けれども、確かにその目には、怒りが見えた。
「まだ意識までは回復に至ってないが…もうしばらくすりゃァ元に戻るだろうな」
男は楽しそうに笑う。酷く、愉快に。
「……あなたは、どうしてこんなことをしてるのですか?」
あなたは彼女の味方なのに。私がそう問えば男はこちらを見る。
「気まぐれだよ」
「気まぐれでこんなことを?今は隠せても、バレたらあなただってただでは済まないはずなのに」
男はまた、笑う。同時に大きく何かが割れる音がし、音のした方を見れば、壁に映し出された映像に酷いヒビが入っていた。ひゅ、と息を飲む。
「安心しろよ、こっちにはさすがに攻撃はねえよ」
「…わかって、ます」
私が息を吐くと、画面の中の少女が消える。男は口笛を吹きながら、愉快そうに手を叩いた。
「まだまだあっちはやる気みたいだ。もう暫くは楽しめそうだな」
「…性悪め」
男は私の言葉に何も返さず、画面を眺め続けていた。
こいつが何を考えているか、こいつが何を思っていようが、私には関係ない。私がやるべきことは、私がすべきことは。
「ソフィ…ずっと、そばに居るから」
いつの間にか、私は自室に戻っていた。
目の前に、男はもう居なかった。 - 115二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:51:30
地味にこのノレアもどこのノレアか読めないんだよね……夢に囚われてるソフィと同じ時空のノレアなのかな?
- 116二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:54:49
ソフィが庇った世界線でノレアが生き残れたかも分からんが……
こっちと向こうのキャラでちょっとこんがらがってきたな - 117二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:56:13
うーん、説明というか人物相関図が欲しいところ。
- 118二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 02:26:47
- 119二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 04:23:16
元世界のソフィは死んでるから平行世界で生きててあんまり幸せそうじゃないソフィを引っこ抜いて来ててノレアはそのソフィの世界の子
4号は元世界のパメ向こうの4号でエランはどこかの世界の様であっちのエリクトに協力してるようでしてないノレアとは協力?利用?してる
…でいい? - 120二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 04:26:14
ありがたい。わかりやすいわー
- 121二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 07:38:00
- 122二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 07:40:01
この構図だと様が中々に不気味な役だな
目的もメリットも分からん - 123二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 17:23:21
五号はどう動いているんだ?
- 124二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 18:42:22
5号は物語に出てきてないからこの話には絡んでないんじゃねえかな
- 125二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 18:45:22
夢閉じ込めメンツの中にノレアが入っていれば5号も動くだろうけどそうじゃないからなあ……まあスレッタとグエルがほぼ本編準拠なら終盤スレッタを気にかけてはいたから存在していれば心配ぐらいはしてくれそうだけど、積極的に動くかどうか……
- 126二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 21:32:19
- 127二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 21:39:11
- 128二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:08:44
- 129124/02/04(日) 23:22:25
- 130二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:22:58
あれ? そういう描写あったっけ? ちょっと前スレ見直してくる。
- 131二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:24:44
- 132二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:27:29
まあスレ主がスレミオだけだと言ってるし、ラウペトもシャディグエ?も、グエル受けもないってことが結論かな
- 133二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 10:45:27
普通に力の説明描写だとわかったしええんやで
- 134二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 11:08:36
- 135二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 19:19:08
スレ主乙でございます。
つ「から揚げの山」 - 136二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 20:37:24
乙です!ノベルゲーみたいでおもろかった
- 137二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 07:27:14
保守⭐︎
- 138二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 19:06:44
保守
- 139二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 19:07:47
凄く楽しませてもらった!
戻れたバージョンも気になるけどことごとくフラグぽい選択肢外してたのも運命だよなぁ - 140二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 05:50:56
保守
- 141二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 17:35:09
☆ミ
- 142二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 04:21:22
もう更新はないのかな?
- 143二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 08:07:02
俺は面白いことが好きである。
同じように、毎日毎日同じことが続く日常は嫌いだ。だってそうじゃなきゃ人生つまらないじゃないか。どうせ短い人生なのだから、せいぜい楽しみに使いたいと思うのが人間の性ってやつだろう?だから俺にとってあの3人は同じことの続くつまらない日常に色彩を与えてくれる奴らだった。
あいつらは所謂、俺の友達だった。
『強化人士1号(できそこない)』として生まれた俺の、最初で最後の、『友達』だった。
何を間違えたのか、何が間違ったのか。
星屑のように消えていく全てを眺めながら、俺はぼんやり思う。何が間違ったのか、何かが間違ってたのか、今の俺には理解できないし、理解しようとも思わない。友達だった奴らはみんな死んじまった。
残ったのは、アイツらが守ろうとした人間達と、そのモビルスーツだけだった。
その人間たちは逃げたようだが、俺はきらきらとつま先から消えていくファラクトの中から動けなかった。正直に言うと、動ける気がしなかった。肺は痛えし、頭もいてえし、指の1本も動かせない程度には、体が限界を迎えていた。
あぁ、このまま俺は死ぬんだろうな。
モニターに映る白いモビルスーツが、狂ったように踊りながら破壊と殺戮を繰り広げていく酷い舞台を眺めながら、俺は思う。まぁ、悪くない人生だっただろう。くそみたいな世界で、それでも友と呼べる人間ができ、そいつらのためにこんな体になるまで働いたんだ。これを面白い人生と言わずなんという?満足だ、十分に生きた。誰かの操り人形で死ぬ人生よりも、よっぽど充実した人生だった。
(あぁ、でもどうせなら)
あいつらと、もっと色んな人生歩んでみたかった。普通の、人間らしい人生を。面白くなくていい、ただ、普通の人生を。
なにかに貫かれながら、俺はぼんやりそんなすぎた願いに笑い、目を閉じた。 - 144二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 08:39:26
強化人士1号……ど、どう話に絡んでくるんだ
- 145二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 12:42:23
まさかの1号
- 146二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 22:59:58
★