某柑橘類様のステークスにSSで参加したかったが書き終えてから

  • 1二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:31:54

    初歩的なミスに気付いたため供養のために投下します

  • 2二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:32:28

    「ねね、トレっち~」

    ヴィブロスと3年間を共に走りぬき、当初の目標であったドバイ遠征に向けて申請や遠征先の手配を進めていたトレーナーの下に、ヴィブロスが元気よくやってきた。
    スカウト当時のような細すぎる体でもなく、クラシックからシニア1年目まで苦しめられた病気を完治させた彼女は、彼女の夢の原点であるドバイに行けるとあって非常にはしゃいでいる。

    「どうしたのヴィブロス?」
    「ねね、ドバイに行く一番の目的はレースだけど、それ以外にも色々楽しんでいいんだよね?」
    「もちろん。ドバイに着いたら時差の関係もあるし、最初のうちは軽めのトレーニングの予定だよ。それにレース本番までにオフの日も設けているしね。」

    日本とドバイの時差はおよそ5時間、12時間以上の時差は無いためそれほど深刻な時差ボケはないと思うが、環境に慣れる時間は確保しておきたい。

    「じゃあ、オフの日に一緒にドバイ観光しようね!」
    「ああ、楽しみにしてるよ」
    「やった~♡トレっち大好き!」
    「ドバイじゃ案内よろしくね。それと大好きはやめなさい?」
    「え~?」

    この3年間、この子からのストレートな好意の表現とおねだりを何度も受けてきた。正直に言えばかなりうれしいしおねだりもできる限り聞いてあげたいが、俺は指導者でありこの子は担当ウマ娘だ。節度を持った距離感は維持しなければならない。

    「よし、今日のトレーニングを始めようか」
    「はーい!準備してくるね~」

    遠征のための仕事に区切りをつけ、今日のトレーニングを開始する。今日のトレーニングは───

  • 3二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:33:00

    「ただいま~」
    「お邪魔します」

    今週の業務を終えた俺は、ヴィブロスの実家にお邪魔していた。

    「ヴィブロスお帰り。トレーナーさんもいらっしゃい」
    「あら、お帰りなさい。トレーナーさんもただいまでいいんですよ~?」

    ここ最近の週末はヴィブロスの実家で過ごさせていただくことが恒例となっていた。

    「いえいえ、お邪魔している身であることには変わりありませんので。こちらお土産です」
    「遠慮なさらずともいいのにね~。ねえヴィブロスちゃん?」
    「ね~?もうトレっちは家族なのにね~?」

    このやり取りももはや恒例だ。家族認定されてしまっているが、ヴィブロスからすれば家族と同じように甘やかしてくれる俺は、年の離れた兄のような存在になっているのだろう。

  • 4二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:33:33

    それから夜ご飯をご一緒させてもらった後、すっかり使い慣れてしまった客室で過ごしていた俺の耳にドアをノックする音が聞こえる。

    「はーい。どうかされましたか?」

    晩酌のお誘いだろうかと思いながらドアを開けると、そこにはご両親ではなくヴィブロスが立っていた。

    「トレっち、今ちょっとい~い?」

    年頃の女の子が男の部屋に上がりたいという状況に対して、指導者として断るべきという意識が働くが、同時にお邪魔している身であるため断りにくいという状況がそれを邪魔してくる。

    「……いいよ」

    少し考えた結果、家族全員がいるこの家で何も起きるはずがないと結論付け、部屋に招き入れる。

    「で、どうしたの?もうそろそろいい子は寝る時間だよ」
    「トレっちに見せたいものがあったんだけど~明日まで我慢できないから今日きちゃった♡」

    このはしゃいでいる様子からしてドバイに関することだろう、と予測を付け話の続きを促した。

    「今日のトレーニングの前にドバイについて話をしたよね?ドバイで着る服について色々試したんだけど、トレっちにも見てほしくて~」
    「そっか、じゃあ見せてくれる?」
    「やった~♡ちゃーんとほめてね?」

  • 5二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:33:58

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  • 6二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:34:24

    とヴィブロスが言ったところで気づいた。てっきりスマホで撮った写真を見せてくれるものだと思っていたが、彼女は今スマホを持っていない。かといって件の服を持っているわけではないということに。

    「……なあ、ヴィブロ──」
    「じゃーん!」

    ヴィブロスが来ていたナイトガウンを脱ぎ、下に着ていた服が露になる。
    いつも着ている私服と同じく青を基調としており、細かなデザインと一緒につけているアクセサリーがヴィブロスの可愛らしさをより高めつつ気品を感じさせる。

    「……ねえ~トレっち?何かないの~」

    目の前で教え子が脱ぐという状況と、見たことない彼女の姿に目を奪われ、言葉が出なかった俺にヴィブロスが声を掛けることでようやく思考が回り出す。

    「あ、ああ……とても綺麗だよ」
    「……それだけ~?」
    「いや、それ以外にも普段の君の私服と同じ青色で──」

    と、先ほど思ったことをそのまま伝えると

    「んふふ~ありがとう♡これ以外にもあるからドバイでは楽しみにしててね~」
    「楽しみにしてるよ。それじゃあ、いい子だからもう寝なさい」
    「はーい!」

    そう言ってヴィブロスを部屋まで送り届け自分の部屋に戻ろうとしたところで背中に声が掛かる。

    「トレーナーさんはやっぱり大胆なのね~?」
    「宝塚記念のことも含めて、この後晩酌でもしながらじっっくり!お話ししたいですな!」

    ギギギ……と音が鳴りそうな気がする自分の首を背後に向けてご両親と顔を合わせる。
    どうやら今夜は眠れなさそうだ……

  • 7二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:35:36

    ちくしょう。トレーナー視点で書いてたらヴィブロス視点で書けないじゃねぇかよ!
    最初に気づけこのへっぽこ!

  • 8二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 16:37:55

    というわけで、該当箇所のみ切り抜いてヴィブロス視点で書き直し中です

  • 9二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 18:01:27

    「トレっち、今ちょっとい~い?」

    恒例となったトレっちが週末に泊まりに来た日、私はトレっちの部屋に訪れていた

    「どうしたのヴィブロス?」
    「トレっちに見せたいものがあったんだけど~明日まで我慢できないから今日きちゃった♡
     今日のトレーニングの前にドバイについて話をしたよね?ドバイで着る服について色々試したんだけど、トレっちにも見てほしくて~」
    「そっか、じゃあ見せてくれる?」
    「やった~♡ちゃーんとほめてね?」

    トレっちからの了承をもらってナイトガウンを脱いで服を見せる

    「じゃーん!」
    「…………」
    (フフ…見てる見てる…)

    時間をかけて自信満々に選んだ服を見せた私はトレっちからの視線を受けながら言葉を待つ
    ……なんかトレっち固まってない?

    「……ねえ~トレっち?何かないの~」

    流石に間が長かったのでトレっちに声を掛けてみる。するとトレっちから

    「あ、ああ……とても綺麗だよ」

    とようやく褒めてくれた。
    ……なーんか固まってた時間の割には内容が薄いな~?

  • 10二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 18:01:39

    「……それだけ~?」
    「いや、それ以外にも普段の君の私服と同じ青色を基調としていて、細かなデザインと一緒につけているアクセサリーがヴィブロスの可愛らしさと気品を感じさせているよ」
    「んふふ~ありがとう♡これ以外にもあるからドバイでは楽しみにしててね~」

    それから部屋まで送り届けられた私は、べッドに飛び込み

    「~~~っ!」

    しばらく足をじたばたさせて照れていたのだった

  • 11二次元好きの匿名さん24/01/26(金) 18:03:14

    書けたけど、本来トレーナー視点のものをヴィブロス視点に書き換えたから、個人的にはなーんか納得いかない気がする

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