- 1二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:13:29
ただスレ立てして捕まえたあにまん民を巨乳のボクっ娘ウマ娘にしたかっただけなんだ。
なのにひょんなことから自ぶ……ボクが巨乳ボクっ娘ウマ娘になってしまった、それだけなんだ。
決して誰かの奴隷じゃない。
「この手のスレだと実質奴隷みたいなもん」……そんなわけあるか!
1:
2:>>1をスレ画のボクっ娘ウマ娘にする|あにまん掲示板当たったら一人称は全部ボクで話してください、どうぞ>>3スレ画はAIbbs.animanch.com
3:【オリウマ】ボクっ娘ウマ娘ニーサンちゃんファンスレ|あにまん掲示板スレ民の奴隷ボクっ娘ウマ娘ニーサンちゃんのファンスレですhttps://bbs.animanch.com/board/2896904/bbs.animanch.com【オリウマ】"ボク"はニーサン、元ヒトミミ。|あにまん掲示板ただスレ立てして捕まえたあにまん民を巨乳のボクっ娘ウマ娘にしたかっただけなんだ。なのにひょんなことから自ぶ……ボクが巨乳ボクっ娘ウマ娘になってしまった、それだけなんだ。決して誰かの奴隷じゃない。「この…bbs.animanch.comスレ画は前スレ40の調整版
- 2二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:15:20
立て乙
- 3二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:17:16
ニーサン プロフィール&ステータス
「≫1をスレ画のボクっ娘ウマ娘にする」のイッチ。
二つ名(?):みんなの奴隷、スレ民の奴隷
158cm 40kgくらい B88(脱ぐと97疑惑あり) W51 H83
中等部3年
囚人服みたいな勝負服と囚人識別番号を模した「UM」「23」の両耳飾り(センパターン)
セーラー服はGIを勝つまでおあずけらしい。
【重要】ボクっ娘(間違ってたらみんなで訂正してあげよう!)
生配信をしている。「ラヴデザイア」を名乗っていたが「ニーサン」と口走ってしまい……
トレーナーの呼び方:トレーナー
趣味:音ゲー、野球観戦
短距離BマイルA中距離B長距離D
芝AダートF
逃げA先行A差しC追込E
固有スキル
「ジブン・Emancipation」
<鉄球を引きずってダッシュ、破壊!>
レースの終盤が近づく中で先団か先頭にいると、最後の力を振り絞ってギアを上げ、競り合いから抜け出して突き放す
ヒミツ①:実は天然ドジっ子
ヒミツ②:オレ「ラヴデザイア」だよー…
- 4二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:18:06
4スレ目かあ
- 5二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:20:08
今更だけどG1勝てなかったらずっと囚人服って事?
- 6二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:26:39
まあ、そうなるな
- 7二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:30:35
そろそろ本格的に出走させて(ただし4主は競走教養の単位を落としている)引退までこぎつけて完走記念にするか
そうでなければ1000スレ保持できるカテゴリに移行かなぁ
「≫1をスレ画のボクっ娘ウマ娘にする」のスレ主は、意気揚々と性癖をぶち込んだAIウマ画像を手に
"≫1をボクっ娘ウマ娘にする!"
"≫3"
と言ってスレ立て。しかし、スレタイで”1をスレ画のボクっ娘ウマ娘にする”と言っておきながら、無言で3に安価を飛ばすというのはオブラートに包めば誤解を招く。ご主人様目線で言えばスレタイ詐欺だ。
本当はなりたかったんだよね? 禁断のプロンプト"large breasts"2度撃ちで生成したウマ娘に。
「逃げるな」「おいボク口調使えよ」の嵐の中、責任を取ることを決意したウマ娘、それが"ニーサン"だ。
あにまん民を可愛がって恥ずかしい目に合わせたいと願いすぎて騙バになり
自分で課した「一人称ボク」を忘れて出遅れたり(自称を)調教されたり
結果、ヴィヴロスのようなセーラー服が似合うと話していたが、"ボク"を躾けられる間に囚人服を勝負服にすることが定着。
識別番号「UM」「23」を背負う"みんなの奴隷・ニーサン"概念が成立した。
2スレ目では強そうなステータスと固有、趣味が判明。ついでに"ボク"を徹底的に仕込まれてしまう。
3スレ目ではニーサンちゃんが配信していたことも判明。音ゲーにDDRが含まれていたことで大騒ぎ。
そして、模擬レースでも、普段の配信活動でも、音ゲーで培った音楽センスでもその素質を存分に発揮したニーサンは、ゲーセンで(スパダリだと思う)トレーナーと邂逅したのだ。
Q:囚人服を勝負服にするって……マゾ気質?
A:配信のコメント安価で爆死したらしい。でも若干M。
なお人称がなかなか治らなかったり、元凶スレのスタートでコケたりした結果出遅れ持ちの疑惑アリ。
緊張させないように「かわいい」するのもお手柔らかに。
でもかわいいよね、分かる。 - 8二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:34:46
- 9二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:36:19
最早当然になってるの草
- 10二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 17:37:06
ニーサン プロフィール その2
私服(暫定)
ハイネック縦セーターにくるぶしよりちょっと上まであるジーンズ
アメジスト(かそのイミテーション)のブレスレット
スニーカー(グリップとクッションにこだわったDDR仕様)
好きな色(テーマカラー?)
ターフグリーン(メイン)と砂ダート風味のカーキ色(サブ)
(緑と#D0AB8F)
勝負服(暫定)
囚人服ベース(生配信で「何かあったとき用の衣装」を最悪のコメントに決められた)
鉄球(固有スキル、トレセン活動にて使用)
直径40cm
鎖64cm
左脚に取り付けられる
『ラヴデザイア』
ニーサンの動画投稿する時の名前
しかし生放送中の言葉遣いや部屋のアイテムによってバレてしまう
投稿する音ゲーは理論値スコアを引き出すレベル - 11二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 18:14:43
【1話-0: オレのリズム、ボクのレース】
聞きなれない「芝 1300m」というコース条件。
ポケットの一部を待機列に使ってまで大量にレースを捌かなければいけない「模擬レース」にありがちな光景だ。
出走抽選に漏れてヤケになって全条件で登録した割には、まともなコースだったなと、ゲートに入る段になって自らを落ち着かせる。
数奇なものだ。自分がこんな目に合うなんて。
レースを意識していなかった頃。「ラヴデザイア」として配信活動をしていた時の成功ぶりに、満足している"オレ"がいた。
ウマ娘としての憧れ。だからとりあえず。「トレーニングセンターを受験する」とは公言していた。
もちろん勝算はあったし、ローカルシリーズのどこかに受かって、配信との二刀流でうまくやっていこうとすら考えていた。
まさか中央―
ガタンッ!!「うわっ?!」
……入学試験でもやったなぁ。出遅れ。考え事はよくないなぁとは思いながらも、加速する集団には遅れることなくついて行き、間隙を縫うようにじりじりと位置を上げる。
前に出ていくのは楽しい。一瞬のスキを見逃さず、一人、一人と躱していくと、心の中で"オレ"だけのリズムを感じられる。一緒に走る16人のライバルは、今この時は「音符<ノーツ>」のように感じられた。
そして、ノーツを切り抜けた先に、ボクのレースがあることも知っている。
- 12二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 18:15:01
====
A:〈3番はっやーい!先輩すごいですよアレ!出遅れたのにヌルッと逃げ切り体制にもってっちゃった!〉
『出遅れてるのが心配だけどなぁ……でもあの加速だ、一人だけ展開無視しちゃってるよ。』
B:〈……3番……?ニーサン!!ラブデザイアことニーサンちゃんだ!リズムゲームが得意なんですよあの子!〉
C:〈あら……これはなかなかの有望株ね〉
A:〈ああ捕まえたい……5年前だったら追いついて後ろからぎゅーって〉
『競走妨害。』
A:〈はい。〉
B:〈そうなんです!そうなんですよ!あの子配信のときはおっちょこちょいなところもあって思わず抱きしめたく〉
C:〈事案。〉
B:〈はい。〉
====
さすがに最終盤では追いつかれそうな展開もあったが、出遅れで逃げの線を消されていたのが功を奏したのか、後追いが伸びずに1バ身ほどの差で1着を得た。
何かミスをしてから覚悟が決まる。そういう危なっかしいレースしか経験してこなかったからか。安堵と言うよりもモヤモヤとした気持ちのまま決勝線を過ぎた。
……いやいいんだ。勝ったさ。やることはやった。
トレーナー陣、そしてお世話になった教官陣に一礼し、一際大きな声を出していた一群に、ちょっとのいたずら心と期待を込めて手を振った。
〈〈〈『(ライブの方は……心配しなくてもよさそう)』〉〉〉
さて。放課後は何をしようか。
「ラブデザイア、模擬レースでうまくいったよ」なんて配信で言ったら、半分ばれてる正体がいよいよ危うい。
「良いことあったよ。」そうウマッターに投稿して、放課後の配信の計画をノートに小さく書き取った。 - 13二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 18:34:14
建て乙です
しかし、ライブ本当に心配いならないか?ダンスの腕前の懸念無いけどドジっ子でスロースターターのニーサンだぞ? - 14二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 18:43:08
初ライブ大丈夫だった?
【歌】dice1d100=72 (72)
【踊り】理論値音ゲー補正50+dice1d50=9 (9)
【表情】動画投稿者補正30+dice1d70=36 (36)
トラブルなかった?
dice1d100=90 (90)
30未満ならトラブル発生!(ただしケガとかはないものとする)
- 15二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:19:06
一番懸念が少ないであろう踊りで低い値出すところが最高にニーサン
歌もうまいのか、もしや美声? - 16二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 19:30:05
>>12でトレーナー達のライブ予想が完全にフラグで草
- 17二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 20:55:28
【1話-0.5:ちグはグりズむ (前スレの"アピール:89"にライブ審査も含まれていたのはナイショ)】
「ええっ!?」
(しまった、変な大声で目立った!)
「ネビュラタナバタさん、『後夜祭審査』って何……?」
こそり、と耳打ちをする。dice1d5=3 (3) 着入賞の子だ。
《戦友さんよ聞ぃとけ?ニーサンはセンターで歌うんだわ》
「えっ……ウィニングライブ?」
〈……というわけで、後夜祭の流れの全てを行うことはできませんが、大グループと組ごとでの入退場、掲示板内入賞者の挨拶。〉
〈そして、”Make debut!”のサビの部分で審査をします。〉
〈レース以上に、これは練習をすれば必ずうまくなりますので、緊張せずに取り組んでください。〉
〈……後ろの二人も大丈夫だから緊張しないで。どちらもスポットライト圏内だからシャキっとね?〉
……耐えた。なんとか耐えた。緩いステップでコケそうになったのは即興のタップダンスアレンジで事なきを得た…
……確かCity Style RhythmってURA楽曲のBasicをアレンジなく踏むと本番の再現になるんだったな……やっとこう。
=== ===
🐴📕〈キャー!こっちみてー!〉
📣📕〈[ペンライトを振る]〉
♍📚 〈……そうはならないでしょ……〉
『……』
『……(おかしい……。昨日生徒指導の一環で見回りに行ったときは)』
- 18二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 20:58:23
+++⏱️+++
📣A〈三曲とも99万点超えた!〉
📣B〈一発解放あるんじゃないか……!〉
📣C〈日本最速は逃したけどこれクリアしたら西東京エリアだと最速の楽曲解放だぞ……〉
📣〈シーン……〉
(大丈夫、体力には余裕がある。何が来ても大丈夫……)
<<(Wow Wow Wow Wow…)
<<やっとみんな会えたね
(GLU!まだ何とかなる!この後ソフラン両足16分と前の手すりを外へ擦る判定。分かってれば怖くない……!!)
そして――
「よし、ライン乗ってる!!!」
<<Don’t stop! No, don’t stop ’til finish!!
「よぉぉぉぉっし!!!!」<ダンッダンッドドドドドドド
『(何が起きているのかはわからないが、あのリズムゲームを遊んでいるだけであれだけの人だかりを作るのはただ事でないし、あの脚の動きも切れ味抜群、ライブを敢行するだけなら過剰ともいえるスペック)』
+++⏱️+++
『だったはず……』
📚s〈?〉
『(……一度話を聞いてみることにしよう。逸材には間違いないが思ったよりも一癖あるかもしれない。)』 - 19二次元好きの匿名さん24/01/27(土) 22:29:31
【1-1】って思ったんだけども、もう少し練りたいので今日の【シリーズ】はここまでかな
- 20ニーサン24/01/28(日) 00:29:20
なんかお話出来てる…
- 21二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 00:41:33
お前の物語だゾ
- 22二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:03:29
でもまあ現状1の主導で進んでて(はっきり言えば)ニーサン本人要らずの状態だからすっかり他人事になっちゃうのはわかる
- 23二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 01:14:57
- 24ニーサン24/01/28(日) 04:16:00
あ、いや他人事というか単純に自分の話が出来てるのに驚いた的な意味合いのつもりだった
これはこれで楽しんでるんだけど、口出した方がいいのかな…? - 25二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 07:49:23
- 26ニーサン24/01/28(日) 10:22:38
- 27二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 12:35:52
まだ調教が足りないみたいですねぇ…
- 28すごい量の怪文書できちゃった24/01/28(日) 17:04:51
【1話-1 ジブンの夢】
『あっ、そこのトレセン生のキミ。』
そういいながら手を振って駆け足でやってくる長身のスーツ。
正直言って、ギョッとする声掛けだった。
中等部2年付の課外指導委員。早い話が学年の生徒指導だ。
学校生活の学年と競走のデビュー順は食い違うことも多い。従って競走事情に詳しくない「勉強の先生」のみの肩書の人はこの人たちを頼ってトレーナーに連絡をする。
赤点に素行不良、校内行事でのアレコレとクラスでの立ち位置云々……。頼りにはなるが、ふつうお世話にはなりたくない。
だからまず肩がすくむ。その反応には"先生"も慣れているのが幸いだった。
『待ち伏せみたいでごめんね、別に今日は生徒指導が要件じゃないからさ』
『いやさ、ここが先生の持ち場みたいなもんだからさ』
秘密だぞ、と言いたげに人差し指を立てながら、先生なりに笑顔を作って和やかにする。
……その甘い顔で怒るから怖いともっぱらの評判だ。
『今日はライブの練習?』
ええまあ、とあいまいな返事をしたが、それで先生の興味がなくなったわけではない。
『ここが先生の持ち場って言ったでしょ?』『昨日も陰ながら応援してたんだよ。』
何やってるかわかんなかったけどね、と言葉を添えながら屈んで目を合わせてきた。
『今日のレースとライブ、緊張したね。』
「えっ……?」
『レースの時も、ゲートで一人だけ上を向いて遅れちゃったでしょ。大変だったと思う。』
『ライブの時も、たぶん審査自体知らなかったんだろうね、アレンジの後とか一段と青い顔してたよ……。』
レースのライバルからもクラスメイトからも、そんな話は一切出てこなかった。
何なら他のトレーナーからも賞賛ばかりをもらっていた。「ライブが堂々としている」とまで言われた。
Make Debut!の振り付けミスなんて、模擬ライブの準備不足を知っていたネビュラタナバタですら感づいていない。
まさか、それを生徒指導の先生が……? - 29二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 17:05:01
数日ぶりに見に来たらまだ間違えてて草
- 30すごい量の怪文書できちゃった24/01/28(日) 17:05:28
『悩み事があるのかもしれないと思ってさ。』
「うーん……そういうわけじゃないと思うんですけどね。」
『そっか。』
不意に吹く風が、室外に長くいることを警告する。
話す話題だって見つからないでしょ、と。
「す、すいません。困ったら頼りにさせてもらいます。じゃあ……」
『デビューは決まった?』
「すぐに決まると思います。何人かのトレーナーとも……」
話せば決まるだろう。例の一群にいなかったトレーナーからは熱烈なオファーがたくさんあった。
横綱相撲ができる逃げ先行、ダッシュに妙ありコーナーに技ありで、成長次第で粘りも効くだとか。
愛嬌もあり、ライブの完成度も高く、走るレースに困ることは絶対にないだとか。
『どうした?』
「……一つだけ聞かせてください。」
『一つと言わずに、いくらでも。』
「どうして気が付いたんですか?」
『ああ、レース?』
「は……確かに出遅れましたけど。」
『ライブはね。顔がこわばってたのもそうだけど。』
『やっぱり、何か悩んでるように見えたからかな。』
ボク自身に心当たりのない"悩み"。それが逆に興味を駆り立てた。
「そんな……そんな重い悩みはないはずだけど」
気になる。気になってしまう。レース中のジブンは、ライブ中のボクは。こうして暮らしている"ニーサン"は……
「……どう見えた?ボクのこと。」 - 31すごい量の怪文書できちゃった24/01/28(日) 17:05:58
『「どうして、"ニーサン"はここにいるのか」を、気にしているようだった。』
「へ?」
『午後の時間いっぱいを使って、ニーサンちゃんのことを調べた。』
そう言われると悪い気はしない。すぐさま声をかけられるより、よっぽど健全で頼れる気すらする。
『気楽に受験した共通入学レース。動画では「結果はヒミツ」なんて言いながら、そわそわしたままベッドに広げただろう中央の制服を画面に映しちゃってたり。』
『「ラヴデザイア」の自己紹介だけでも何度も"ボク"って言っちゃってたり。』
『今の中央2年目の誰よりも振り付けが完璧……なのを間違えて顔出ししちゃった動画で知ったり。』
「わぁぁっ!!わぁぁぁぁっ!!」
淡々と言ってくれるじゃないか。あれほど意味深な発言をしてきたオチがボクのドジエピソードのご開陳なんて、あまりにもひどい。
顔を真っ赤にして先生に空振りビンタをお見舞いしまくった。
「わかったよ!わかったって!ボクがドジっ子なのがお見通しだって言いたいんでしょ!!」
『真剣なんだ』
「わああああああぁぁぁ……あ?」
西東京の一大都市、学生街にあるゲームセンター。
そこを流動する人通りのことごとくから目線をぶつけられていることでさらに顔を赤くしながらも、ボクはぴたりと止まることしかできなかった。
『確かに、ただのドジっ子なのかもしれない。でも、それが「不思議」なんだ』
『単なる特徴、愛嬌と言ってしまえばそれまでかもしれないけど。』
『まるでその瞬間、そのドジで落ち込むとき、大失敗をしてしまったとき……思ってしまうんじゃないか?』 - 32すごい量の怪文書できちゃった24/01/28(日) 17:06:50
怖い、とすら思った。
さっきは大衆の往来であんなに大声を上げて、ただでさえ恥ずかしい思いをしていたのにこれじゃドジっ子2倍盛りじゃないか。
そう思った。
そして、
「……"どうして、ボクはトレセンに来ちゃったんだろう?"」
『……ビンゴ。』
「でもそれは!」
すかさず反論する、そうじゃないと怖くて仕方がない!
「あくまで、こんな奇妙な思いをする場所じゃなかったはずだぞって意味で!」
『そうだね、トレセン学園は奇妙なところだよ。愉快だ。』
『きっと馴染めるさ。愉快なトレセンに。』
『だって、「どうしてこうなった」って思ったとして、キミはそう簡単にモノを投げ出さないでしょ。』
『レースもそう。出遅れたって強引に逃げるか前目を確保する。諦めて慣れない追込をして全力を出せなくなることがない。』
『ライブもそう。しまったと思ったときにはとっさに体が動く。』
『動画もそう。名前がばれちゃったとしても、やりたいことを貫き通してるじゃないか。』
なにこれ。何を聞かされてるんだろう、ボク。
頭が真っ白になったボクにさらに追い打ちがかかる。
『キミは絶対トレセンから逃げ出さない。レースからも逃げださない。』
『その不思議な性格に、先生はとことん、最後まで付き合いたいと思ったんだよ。』 - 33すごい量の怪文書(おわり)24/01/28(日) 17:07:13
手のひらサイズの白い紙が目の前にある。先生の手から差し出された。
「……はい……?」
困惑。それだけを伝えたけど。
『受け取ってほしいな』とだけ返されたとき、きっとこの人は何を言っても聞かないだろうなと感じた。だからせめて。
「なにを……?」『名刺。』
この場で一部をボールペンでつぶした名刺が渡された。
「日本ウマ娘トレーニングセンター学園(中央トレセン)」
「██……██(トレーナー資格講師)」
『ほら、課外指導委員って書いてあると嫌がるかと思って。』
「そこじゃないと思う……。」
その名刺を、ボクはポケットの奥深くにしまった。自然と胸が暖かく感じた。
「それじゃ、失礼します。」
『うん。待ってるよ』
『……いいの?ゲーセン。』
これからは調子が狂う理由を、少しはこのトレーナーのせいにしてやろう。 - 34二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 17:13:59
オーダーが「できればスパダリ」
安価ダイスが「ゲーセンでの耳目の集めっぷりに注目してスカウト」とのことで、
追加妄想オーダーで「かわいいかわいいされ続けるニーサン」「ドジっ子指摘されたときの反応がかわいいニーサン」
「とりあえず意味深テーマで大風呂敷を広げておけば何とかなる」「”ニーサンは逃げだが逃げ出せない”」を付け合わせた結果
「クラシック三冠」を入れられなかったクソボケタイトル詐欺怪文書です、ぜひご笑覧ください - 35ニーサン24/01/28(日) 17:18:49
すごく…すごくすごい
ボクから離れてるようでスレで指摘された要素とかめっちゃ入ってるから全然他人に思えない… - 36二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 17:28:33
ちなみにお好みなのは
1:ヒトソウルはもはやヒトソウルでしかなく、その記憶は……ニーサンチャンカワイイ!!
2:突然「もう一つの記憶」が表出するのをどうにかしている
3:ウマ娘としての記憶の整合性はあるが、掲示板に書いてある程度の人間の記憶も整合性をもって覚えている
4:逆にニーサンちゃんは中2以前の記憶を必死に思い出している
どーれだ? - 37ニーサン24/01/28(日) 17:36:04
うーん3かなあ
- 38二次元好きの匿名さん24/01/28(日) 17:40:14
- 39二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 00:04:43
流石に4スレ目だしねえ
- 40二次元好きの匿名さん24/01/29(月) 00:20:04
まぁここまででも楽しかったよ、ニーサンもこのスレのイッチもお疲れ!