ゴルマクの相方を人質に取られてメチャクチャ動揺する方

『ゴールドシップは預かった。返してほしくば◯時までに☓☓に一人で来い。他言すればゴールドシップはただでは済まないと思え』
　メジロマックイーンに届いた簡素なその手紙、最初は悪質な冗談だと切り捨てようとしていた。よりにもよってゴールドシップが誘拐されるなんて応援している球団が開幕九連敗するくらい荒唐無稽なものだ。
　しかし同封されていた写真が彼女のそんな考えを消し去ってしまった。椅子に縛られて座らされている姿、間違いなくあのゴールドシップだ。
「そんな……どうして……」
　一転して現実味を帯び頭から血の気が引いていく感覚に陥る。正常に思考ができない状況でもこの寮の部屋では同室のイクノディクタスが帰ってきた時にどうしたのか尋ねられてしまうという予測をしたマックイーンはフラフラと部屋から出て人通りが少ない場所に辿り着いた。
　手紙と写真を持つ手が震えて止まらない。指定された時間はもう差し迫っている。原因などを考えている暇は無くマックイーンは選択を迫られる。
「おーいマックちゃん！こんなところでどうしたんだよ？」
「ゴールドシップさん！？いえ、なんでもありません……それでは……」
　人通りの少ないところを選んでいたはずが、不運にもゴールドシップに見つかってしまった。今の自分が誰からどう見てもひどく動揺し、狼狽していると分かる。咄嗟に手紙と写真を隠そうとするもワープのように近寄ってきたゴールドシップに見られてしまった。
「これアタシじゃねぇか！？まさか誘拐されたのか？」
「このことは他言無用でお願いします。知られたらゴールドシップさんが非道い目に……貴女も何も見なかったフリをしてください」
「落ち着けよマックイーン。捕まってるのがアタシならアタシが知った所で問題はないだろ？」
　ゴールドシップのその言葉にマックイーンは目を丸くする。確かにそうだ。ゴールドシップは誘拐された当人だから誘拐されたことを知っていて当然、ならゴールドシップがここで誘拐されたことを知っても問題はない。
「もう時間がないな……よーし、二人でアタシを助けに行くぞ！」
「はい！行きましょうゴールドシップさん！」
　一人なら心細く不安だったが、ゴールドシップと二人なら必ずゴールドシップを助けられる。マックイーンは自信に満ち溢れた表情でゴールドシップと共にゴールドシップが捕まっているであろう場所へと駆け出した。

>>31

31二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:05:04

>>30

何をナチュラルに受け入れてんだ

32二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:15:42

てっきり
「ゴールドシップさんを人質に？犯行グループは正気ですの！？」
「マックちゃんを人質にしただぁ！？こいつはやべーぞ！！」
的なのかと

33二次元好きの匿名さん24/01/30(火) 22:49:47

ゴールドシップがゲシュタルト崩壊起こす