- 1◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:48:29
※感動系。長い、地の文多いかも、ごめん。
「はぁ、今日もお仕事大変だったよぉ…
(´;ω;`)」
「ただいま、スズカ。いつもお出迎えありがとね(*´ω`*)」
「え?もう風呂湧いてるんだ。じゃあ、先に入らせてもらおうかな(*´ω`*)」
「ふぅ、やっぱり風呂は気持ちいいなぁ( ´ー`)」
「いや〜、さっぱりしたなぁ。あ、今日の晩ごはんは湯豆腐なの?これ好きなんだよねぇ
(*´ω`*)」
「うん、美味しい。やっぱりスズカの作る湯豆腐は最高だね(*´ω`*)」
「…ごちそうさま。今日も美味しかったよ
(*´ω`*)」
「洗い物は僕がするよ。いつもスズカに任せても悪いからね。たまにはゆっくりしててよ
(*´ω`*)」
「…よし、洗い終わった。…え、どうしたの?急に腕に抱きついて。今日は甘えたい気分?もう、スズカは甘えん坊さんだなぁ…(*´ω`*)」
「そうだ、明日は休みだし一緒に出掛けよう!久しぶりにデートしようよ(*´ω`*)」
「それでその後は…(*´ω`*)」
ブーッ…ブーッ…📱
「…( · _ · )」 - 2◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:49:03
「…はい、もしもし?あ、お疲れ様です。…え、明日ですか?いや明日は休み…。あ、そうですか。はい、分かりました…。えっと、これって代休に…あ、いや、何でもないです、すいません…。はい、明日の8時ですね、分かりました。では失礼します( · _ · )📱」
ピッ…
…ははは、何をしてるんだ俺は?ゲームのキャラが現実にいる訳ないじゃないか…。いい歳した大人が気持ち悪い妄想してるんじゃねえよ…。…いやー、こんなはずじゃなかったんだけどなぁ。子供の頃は普通の人生が送れればいいなんて思ってたけど、これのどこが普通の人生なんだ?普通の人生って難しいんだな…。
「…ゲームでもやるか( · _ · )📱」
『ウマ娘!プリティーダービー!📱』
「…( · _ · )📱」
『誕生日おめでとうございます。レースで勝利をプレゼントさせてください。📱』
「…ああ、今日って俺の誕生日だったのか。まあ祝ってくれる人なんかいないけど( · _ · )📱」 - 3◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:49:32
「はぁ…( · _ · )📱」
『せっかくの誕生日ですし、思い出になることをしませんか。高い所から景色を見るとか…どうでしょう?📱』
「…(*´ω`*)📱」
やっぱスズカの声は最高。…まあそれは置いといて、高い所ねぇ…。スカイツリーとか?行ったことないけど。ここら辺で高い所って、マンションぐらいしかないよな…。
「…ちょっと出かけるか( · _ · )」
このままだと、負の感情に押しつぶされてしまいそうだ。気分転換に少し夜風を浴びに行く。
ザッ…ザッ…
「…ん?なんだここは…(´・ω・`)?」
適当に街を探索していると、謎の石段を見つけた。かなり長そうで、上を見ると鳥居が建っているのが分かる。こんな場所に神社は無かったはずだけど…。
「とりあえず上ってみるか( · _ · )」
不安よりも好奇心が上回った。 - 4◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:50:01
「はぁ、はぁ…。しんどかったぁ(´Д` )」
というか神社だと思ったのに、鳥居しかない。かなり古そうだけど、ここは一体何なんだ?当たりを見渡すと、ボロボロの看板があることに気づく。何やら文字が書いてある。
【目を瞑りながらその鳥居をくぐれ】
「命令口調なのが腹立つな…( ・᷄д・᷅ )」
悪態をつきながらも指示に従う。ここまできたら引き下がれない。目を瞑り、鳥居をくぐる。
ーーー
「…トレーナーさん?大丈夫ですか…?」
「…え?(´Д` )」
目を開けるとそこにはスズカがいた。あの、ウマ娘で1番好きな、サイレンススズカが目の前にいる。え、嘘でしょ?可愛いすぎる…。
「呼びに来たら目を瞑られてたので、びっくりしました。次は何のトレーニングをしたらいいんですか?」
「あ…あ、えっと(^_^;)」 - 5◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:50:22
いや、知らん。だってトレーナーじゃないもん…。これは流石に夢だよな?いや、考えるのは後だ。今はこの状況をどうにかしないと…。
「き、今日はもう終わり!ゆっくり休むのも大事だよ( ´•д•` )💦」
「…え?分かりました…。でも、もう少しだけ走ってもいいですか?」
「う、うん。いいよ、走っておいで( ´•д•` )💦」
あぁ、可愛い。てか生声やばい、脳が溶ける。匂いめっちゃ良い。あと、マジで胸全然無いな。まな板かよ。いや、そこも好きだよ?
「じゃあ、走ってきますね」
ダッ…
「おお、速いなぁ。流石スズカ(*´ω`*)」
…さて、この状況だがあの鳥居がトリガーとなり、こうなったのは間違いない。
「ずっとこのままならいいのにな…。そうすればスズカとずっと一緒にいれるし、クソ上司にも会わずにすむ( · _ · )」 - 6◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:50:45
けどそんな美味い話があるわけないよな…。これは多分、一時的な夢みたいなものだと思う。
「…それなら好き放題してもいいのでは?
( ̄▽ ̄)」
でもスズカを襲うのはNG。仮に襲ってもウマ娘の身体能力的に、返り討ちに合う気がする。
「仕方ない。下着だけ盗むか(*´ω`*)」
そうと決まれば即行動だ!あの先頭民族はまだ走ってるっぽいし、この間に更衣室に忍び込み、スズカの下着を奪い取る。多分替えの下着ぐらいはあるでしょ。
「…さて、更衣室はどこかな •́ω•̀)?」
トレセン学園は広いのでかなり迷いそう…。と思ったけど、運良くすぐに見つかった。よし、中には誰もいないな…。部屋の棚には、ウマ娘達の物と思われるバッグが並べられている。
「…お、これかな?ご丁寧にバッグに名前が書かれてるし(*´ω`*)」
スズカのバッグを発見し、躊躇なくファスナーを広げる。中にはタオルや制服が入っている。そして、しばらく漁り目当ての品を見つける。 - 7◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:51:09
「ほう、縞模様パンツですか…、大したものですね。リボンも添えてバランスが良い(ΦωΦ)」
スンスン…
「意外と臭わないんだな…。ブラはないのか?まあ、あってもなくても変わらんか(*´ω`*)」
「うーん、ついでにスペちゃんの下着も盗んでおくか?(ΦωΦ)」
「いや、キングの下着も気になるな…(ΦωΦ)」
しばらく、他に誰の下着を盗むかで悩んでいると…。
ガチャ
「…え?と、トレーナーさん…?なんでここに…。え、それ私の下着…?え?嘘でしょ…?」
「あ、オワタ\(^o^)/」
スズカが入ってきてしまった。鍵締めるの忘れてた(笑)。いやどうしよう、逃げるにしても絶対追いつかれるしな…。
「どうしたものか…( ˇωˇ )」
目を瞑り、必死に挽回策を練る。 - 8二次元好きの匿名さん22/01/14(金) 23:51:21
顔文字ss初めて見たのに何故こんなにも懐かしさを感じるんだろう
- 9◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:51:32
…あれ?スズカが全然何も言ってこないな。おかしいと思い、恐る恐る目を開ける。
「…え?ここってあの鳥居?(´Д` )」
どうやら戻ってきたようだ。やっぱりあれは夢なのか?そう思ったけど、俺の右手には更衣室で盗んだスズカの下着が握られている。
「え、てか俺があっちの世界でやったことって、下着盗みだけ?最低すぎる…(´;ω;`)」
向こうで俺が一時的に成り代わったスズカのトレーナーは、今頃下着泥棒の容疑で捕まっているのだろうか…。
「やってしまったものは仕方ない。大事なのは何をしたかではなく、なにがしたいかだ
(*´ω`*)」
よし、家に帰ろう。俺はまた、あの長い石段を下っていく。そして下まで降りたところで、後ろを見ると…。
「あれ?消えてる…!?( °_° )」
目の前には空き地があるのみだ。でも、スズカの下着は確かに俺の手の中にあるし、夢ではなかったのか…? - 10◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:51:58
「まあなんでもいっか!生のスズカに会えたし、スズカの下着もGETできた。今日は最高の誕生日になったな(*´ω`*)」
「はぁ、でも現実は何も変わってないよな…。明日は休日出勤だし、あのクソ上司も健在だ…。こんなことなら、スズカに抱きつくぐらいはしておきたかった…(´;ω;`)」
トボトボ…
「…いや、違う。そうじゃないんだ(*`・ω・´)!」
「俺は今日、スズカと出会って彼女の下着を盗むという暴挙をしでかした(*´ω`*)」
「こんなこと、今までの自分じゃ出来なかったはずだ(*´ω`*)」
「けれどあの時は完全に夢だと思い込んでいたから、思い切った行動ができた…(*´ω`*)」
「でも、実際は夢じゃなかった。スズカの下着…いや、パンツはここにある(*´ω`*)」
「この世界での俺はどうだ?俺は不満を言うばかりで、何も行動してこなかった…(*´ω`*)」
「今のクソったれな現状を変えたいなら、自ら動くしかないんだ…(*`・ω・´)!」
「…よし、俺はやるぞ!まずは手始めにあのクソ上司をぶち○す!その後は…(*´ω`*)」
「…まあ、その時考えたらいいか。なんだか、楽しくなってきたな…(*´ω`*)」 - 11◆5snrthgj8c22/01/14(金) 23:52:40
『…📱』
『頑張ってください。トレーナーさん…📱』
「…ん?今スズカの声が聞こえたような…頑張ってくださいって…•́ω•̀)?」
「いや、パンツ盗んだ奴にそんなこと言わないよな…。はぁ…、とりあえず明日はこのパンツ履いて出社しよう。スズカ、君の力を借りるよ…!(*´ω`*)」
俺は、今まで何の目的もなくただ漠然と生きていた。死にたいと思うことはあっても、自ら命を絶つような度胸はなかったから、だらだらと無駄に生きていた。けれど実際にスズカと出会い、スズカのパンツを盗んだことで、俺の人生は変わろうとしている。
これが普通の人生なのかは分からないけど…。まあ、こんな人生も悪くないのかな?
〜Fin〜 ※全部フィクション - 12二次元好きの匿名さん22/01/15(土) 01:04:52
良いSSだった。それはそれとして
(*´ω`*)←この顔文字は流行らないし流行らせない - 13二次元好きの匿名さん22/01/15(土) 10:53:45
感動系…?
- 14二次元好きの匿名さん22/01/15(土) 11:06:24
顔文字の加齢臭がキツい。2ちゃんかよ。…俺の枕からも同じ様な臭いがする。枕も年をとるんだな。