へっ何が総合不良じゃ｜あにまん掲示板

気がついたら部隊の入隊式で退屈な説明を大人しく受けていた理想的な優等生のアタシはそこから突然アラームが鳴り響き第2時防衛ライン突破だとか戦争っぽいよく分からない説明を受けて雰囲気のままながされるがままに寂れた緩衝地帯へと来ていた。

「なぁ……。向こうにいるのって……」

一緒にいた和泉ユキって名乗っていた巨乳銀髪眼鏡っ娘がアタシに視線を促す。言われるがままに視線を向けてみると……そこには蜘蛛の様な気味の悪い4脚の化物とそいつと並び立つように猫のコスプレしたみたいなオッサンがいた。ううんどういうことだ？

「あれが貴女達の敵……キャンサーと鬼龍にゃよ」

「いやちょっと待てよ」

「あら？何かしら和泉さん。敵は目の前にいるのだから手短に済ませてちょうだい」

帽子を被り直す仕草をしながら質問を促す司令官。

「あんなもんオーキッドのデータでも見たことねえよ！なんなんだよあのコスプレみたいな変なオッサンはどういう事だよ！？なんだよあの乳首気持ちわりーよ！！」

「オーキッド！？アンタ、オーキッド知ってるのか！！あのギャイアグレイーイボドドォー！と叫び散らかして魂を震わせる！！」

「だからお前が喋ると話がどんどん拗れていくんだから頼むから黙っててくれよ入隊初日からこっちは既に過労死しそうなんだよ頼むから目の前の謎現象にだけ突っ込まさせてくれよ！こっちはあの猫？で精一杯なんだよ！！」

1ボケたら10にも20にもなる軽妙なツッコミは緊迫した状況だと言うのにアタシの緊張を解していた……。やはりアタシのビビーン！と来た感覚に狂いはなかったぜ。

「話を戻させてもらってもいいかしら？幸いキャンサーは今鬼龍にゃのミルクを飲んでるわ……まぁ外殻は回復してしまうけれど貴女達の実践教育には都合がいいわ」

「あっあぁ……すまない。……で？あの変な妖怪みたいなバケモンはなんなんだ？人間に似てるけど新種のキャンサーか何かか？」

凄いな。余りに滅茶苦茶な状況過ぎてユッキー(アダ名決定ェ)がオッサンのミルクを飲んでるキャンサーに全く突っ込んでないよ。うげっ。
「あれは鬼龍にゃ。オーキッドでキャンサーの情報を得ていた和泉さんならキャンサーが宇宙から飛来してきた生物ということは知っているでしょう？だけど、アレは違う」

>>94

93二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:39:54

「アレは……人類がセラフ以外にキャンサーを打倒する方法を見つけ出そうとした時に宮沢鬼龍という男が軍の実験体となり、産み出された新たなる人類の最終決戦兵器……になるはずだった存在よ」

>>94

94二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:55:15

>>93

>>92

見事やな…

95二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:19:12

「宮沢鬼龍……聞いたことあるぞ。確かアメリカ大統領ですらたったの個人で恐れさせた怪物だっつー話をオーキッドで聞いたことはあるが……まさか本当に実在していたとはな。正直、与太話かと思ってたよ」

キャンサーをぶちのめして鬼龍にゃも撤退させた後のアタシ達は司令官と改めて話を続けていた。

「話が早くて助かるわ。そう鬼龍はキャンサーの襲来に対抗する為にキャンサーを倒すための最終決戦兵器……貴女達が先程使ったセラフやキャンサーの細胞を体内に取り込む実験を軍としたのよ。セラフは破壊された欠片を使ってね」

「破壊されたセラフやキャンサーの細胞を取り込むだって……？おいおい冗談キツイぜ……」

「マジかよ。そのオッサン滅茶苦茶ロックだな」

ユッキーは驚いてアタシも余りのロックさに戸惑っていた。

「そう……破壊されたセラフは原則としてもう二度と使えない。でもその男は自分なら確実に適合出来て有効利用できると軍に当時訴えたらしいわ」

「そりゃまた……随分と献身的な人間だったんだな。噂に聞いた限りだともっと傍若無人な人間だと思ったがまさか人類のためにそこまでするとは……」

「いいえ。和泉さんそれは違うわ。宮沢鬼龍という男は傲岸不遜でプライドの塊のような男だったそうよ。ゆえに自分が何も出来ずに干渉できない生物が存在することも、そんな生物が我がもの顔で地上を蹂躙するのも許せなかったのよ」

「なんやそのオッサン……ごっつ自尊心がエグイやっちゃな……」

「ええその通りよ逢川さん。だけどその尊大な自尊心に見合う者を彼は持ち合わせていた。そう実験は成功したのよ。軍の目論見通り新生物が誕生してそれはキャンサーに対抗する力を持っていた」

そこで何かを耐えるように口を一瞬司令官が噛むのをアタシは見逃さなかった。

「軍は当初大喜びしたわ。セラフ隊員意外の超戦力を獲得出来たのだから……すぐさまに成功した鬼龍から大量のクローンを製造して対キャンサー勢力を揃えて人類を救おうとした……」

「でも……実戦投入する直前に突然鬼龍達は胸を抑えて苦しみだして貴女達も知ってるあの姿に変化した……」

>>98

96二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:20:33

「どうして……？どうしてそうなっちゃったの……？」

……かれりんが辛そうな目をして司令官に疑問を投げかけた……。

「……キャンサーは当初下等な生物を取り込んでいき、徐々に喰らう獲物の知能を上げていき進化してきた生物……つまり多くの生物の遺伝子データを持つ存在であり更は仲間同士波長で把握する生物よ」

「その波長がキャンサーの細胞を取り込んだ鬼龍達に負の連鎖反応を起こした結果……キャンサーの遺伝子に眠る食らった生物種の記憶……悪魔の象徴とされた黒猫の遺伝子情報が引き出さてしまったのよ……」

「それが貴女達の戦った悪魔猫……鬼龍にゃよ……」

>>98

97二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:25:00

ワ……ワシは一体深夜に何を書いとるんや……話が違うでありますワシの本職は鬼龍シコのはずであります……！

>>98

98二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:27:27

>>97

>>96

>>95

とっても面白かったのん…

このまま初代鬼龍にゃスレの出来事と>>91 >>89の出来事の話を書いてほしいですね…マジでね

>>99 >>100

99二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:29:40

>>98

流石にゴジラが殺す！を世界観に落とし込むことは不可能じゃないスか？

100二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:30:04

>>98

そろそろ規制されちゃうから無理なのん >>100……お前が鬼龍シコssを継げ……

>>100 >>101

101二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:32:17

>>100

えっ

>>102

102二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:34:02

>>101

ウワー次ノ人二擦リツケルツモリダッタノニ自分二来ター助ケテクレー！

>>103

103二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:43:27

>>102

ほら鬼龍シコの人

心の強さでもう一丁！

>>110

104二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:45:09

この世界だとゴジラとかはどういう扱いなんスかね？

105二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:48:30

ヘブスレ毎回スレの内容同じなあ！

>>106

106二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 00:34:11

>>105

えっ

似たようなスレ教えろ教えろ

107二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 01:48:55

このレスは削除されています

108二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 03:52:58

>>21

下手したら核が通用しない中型キャンサーが怯えて逃げ出すレベルの天災剣士はルールで禁止っスよね？

OTONAと言うよりはKODOMOだな……

109二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 07:46:02

また一人飲み込まれる。
「もう…駄目か」
鬼龍にゃ――悪魔の猫。
不滅の怪物、激エロ生物。

俺はその大群を見なが、倒れた。
疲れた、もう動けない。
「鬼龍にゃ…ってなんだよ…！」
そう叫んで、俺は飲み込まれる――筈だった。
地面が揺れる、大地が影に飲み込まれる、奴の息吹を感じる。
―――来る。

鬼龍にゃは乳首からボコボコ卵を産み、迎撃しようとファイティングポーズを取る。
それが無駄だと分からずに。
「GUgyaaaa！！！」
「うにゃあああああ！！！」
鬼龍にゃの群れは熱線で無様にも蒸発した。

>>114

110二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 13:46:13

>>103

ワシはまた何を書いとるんじゃあ！？

少女の肉体は疲弊しきっている。

膝をついて立ち上がる事すら困難な程肉体は損傷し、肺は酸素を忙しなく求めて荒い呼吸を繰り返し、視界も酷く霞んでいた。

それでも目の前の紅き極光を前に少女は立ち上がる。その胸に秘めた願いはただひとつ。

今度こそ誰も死なさないという願い。その思いだけで少女は壁を越え覚醒した。

「インビンシブル！！」

瞬間。深紅の悪魔の砲口より放たれたそのエネルギー波は人という矮小な存在は愚か、山すらも消し飛ばしかねないほどにチャージされ、絶命の一撃が少女達に放たれる。

それに対し、天を貫く程の強大な光の柱が少女══蒼井えりかの身から湧き上がり膨大な力に任せるがままに無敵の盾を展開する。

極光は少女の命の全てを掛けて生みだした守りの盾と完全に拮抗し、その勢いを押さえ込まれていた。

蒼井の脳内に様々な思い出が駆け巡っていく……。

>>112

111二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 13:46:27

孕ませて欲しいにゃ❤蒼井の赤ちゃんを作りたいにゃ❤

いっいやああああ！いちごさーん！すももさーん！

にゃ化……興味深いな。鬼龍にゃ、私にもやってみてくれないか？

樋口さん！？

守りの盾の中ですら身を焦がすほどの熱の中で1つ思い出が過ぎる。

鬼龍にゃってさ……アタシ、案外悪い奴らじゃない気がするんだよね。

えっ。

だってさ……鬼龍のオッサンを司令官がごうがんふそん？とか言ってたけどさ。鬼龍にゃ達を見てるとオリジナルのオッサンも案外ツンデレ気質で素直じゃない所とかあったのかなーって思ったわけよ。

いや茅森さん。この間ビャッコが腰……をあの……振られてましたよ？セラフ隊員だって何人もセラフを食べられちゃってますし！

おお……うん。でもさ、アタシ案外アイツらとも何でか分かり合える気がするんだよね。勘だけどさ、何となく女の子に優しい気がするんだよアイツら。それにさ、それができたらアタシ、本格的に伝説始められちゃう気がするだよねー。

鼻から血が零れ出し、瞬時に炭化して黒ずむ中で2つ思い出がよぎる

>>112

112二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 15:10:36

>>110

>>111

なっ…なんだぁ！？

>>113

113二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 17:26:43

>>112

何って……見ての通り最上の切なさやん……

114二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 17:37:10

>>109

ゴ

ジ

ラ

！

>>117

115二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 18:10:00

ビャッコ……アタシは分かってるよ……あなたが本当に優しいこと。

ヴァァ……。

帰投命令を無視して鬼龍にゃ達を虐殺して回ったのも自分みたいな被害者を増やしたくなかったからでしょ。大丈夫ちゃんと分かってるよ。そんなあなたの優しさで、賢さで、気高さで救える者がある。その救った命がこの世界のどこかで産声を上げるんだよ。

ヴアァ！

世界すらも照らすような鮮烈な紅き光は、余りにも眩く、少女の全てを消し去ろうとする中で3つ思い出が過ぎ去っていく。

それは余りに眩しくて、熱くて、この光の中で記憶も意思も何もかもが飲み込まれていきそうで。

「蒼井っ！！」

そんな消えかけた意識の中で茅森月歌の声が蒼井えりかの心に響き渡った。

その声が好きだった。

その優しさが好きだった。

その笑顔を守りたかった

蒼井えりかは最期の力を込めて、意識が光に飲まれそうな中で、裂帛の叫びを上げた。

「はあああああああああああああああああああああああっ！！！！」

116二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 18:15:31

話が違うであります……！ワシが書きたかったのはディスガイアの馬のチンチンで悪魔王子に掘られる鬼龍みたいなシコssであってこんな真面目な内容ではなかったはずであります……！

チクビームでレックリの光線を相殺して蒼井の命を救う頭クリームソーダビームな話を書くはずだったのにどうしてこうなってしまったのか困惑してるのが俺なんだよね

>>118

117二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 19:51:55

>>114

えっ

118二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 20:07:56

>>116

面白いからなんでも良いですよ

>>120

119二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 20:36:59

寒い、寒い、寒い。
それでも吹雪の中を進む。鬼龍にゃクイーンを打ち倒すために。
その思い一つでここまでやってきた俺達だ。絶対に何とかなる。
「ん？なんか変な匂いｇ「うにゃああ♥♥」
「う　わ　あ　あ　あ　鬼龍にゃの群れが吹雪の中を練り歩いているっ」
襲撃だ。対応――出来ない。
無理だ。やられｒ
「うにゃああっ！」
……なんだ？鬼龍にゃが刺された…？
死体が浮いている…？
俺は死体の後ろへと意識を向ける。
そこには眼光のみが存在していた

>>121

120二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 21:54:56

>>118

最後に久しぶりのイラストだけ投下するのん

>>122

121二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:00:09

>>119

プレデター…？

122二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:03:02

鬼龍にゃキモっ

>>120

>>123

123二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:05:37

>>122

若旦那＝イケメンを超えたイケメン

鬼龍にゃが繁殖したくなるのも当然なんや

124二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:25:57

真面目な内容が続きすぎたから普段のノリに戻りたかったそれが僕です
ん？あれ？このss真面目なのかな？蒼井の過去クソみたいじゃないのかこれ？むしろこんな人生だったから1年間も廃人寸前の状態だったんじゃないのかこれ？

125二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:34:57

若旦那の死因って…ま…まさか

>>126

126二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:41:03

>>125

レイジングクロー！ビーストプリズン！破壊の女王！

よしっ若旦那を守ってやったぜ

127二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 01:03:57

このレスは削除されています

128二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 03:31:50

このレスは削除されています

129二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 15:23:28

よく考えたら蒼井の続き書いてねぇじゃねぇかよあーっ

さらさらと、記憶が、心が落ちてく。それらは消えてく。何もかも遠くなる。

「ん？お前誰だにゃ？」

深夜にこっそりとセラフ基地に侵入した鬼龍にゃの一匹が自分の目の前を過ぎる不思議な生物に気が付く、それは饅頭のような形をしている不思議な生き物でつぶらな目をしている。

「とっても可愛いにゃ❤ペットにしたいのにゃ❤」

プルプルと震えるそれに、にゃが手を触れた瞬間……1人の少女の歌を思い出した。

その首に口付け匂いを嗅いでたいあるいはここで死のうか

それはにゃがまだ幼く、人前に出るのが怖かった頃の記憶。
この鬼龍にゃはやや特殊な個体であり、鬼龍の性質以上に猫の臆病の面が強く出ており鬼龍にゃらしからぬ性格の静かなる猫であった。

(まるでクリームソーダビームみたいな綺麗で癒される優しい歌声だにゃ❤ムラムラしてた気持ちが一気に収まってきたのにゃ❤)

こっそりと聞き耳を立てたにゃはその少女の歌は特別だと思った。この歌があればもしかしたら人類と鬼龍にゃは共存出来るのかもしれない……それほどの感動を当時のにゃに与えていたのだ。

その後なんか感動を思い出して進化した鬼龍にゃはハブ役となり、キャンサー特有の波長による反応でクリームソーダビーム現象を拡散し、浄化され全員絶命した

>>130

130二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:44:54

>>129

なんじゃあこの…この…

>>131

131二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 23:30:55

>>130

蒼井の歌で世界を変えたのん❤

132二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 04:13:49

このレスは削除されています