- 1二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 21:19:38
ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。
もちろん全部ネタバレ注意。
ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルート(全員と友達ルート)、
そして、既に通ったルートは除く。
アンダイン死亡の追放トリエルエンドから、スパゲッティアンドピースな世界になった前スレ
【ネタバレ】安価でUndertaleのNルート後の物語を考える|あにまん掲示板ニンゲンが地底世界を去った後、モンスターたちはどう過ごしたのか、という物語を安価で作りたい。もちろん全部ネタバレ注意。ただし今回はGルートとNはNでもロードしたらPルートに行けるルートは除く。まずどの…bbs.animanch.com今回も、まずどのNルートを経たのかを決める。
このニンゲンはトリエルを殺した?見逃した?
- 2二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 21:32:50
見逃した
- 3二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 21:56:02
このニンゲンは、前回と同じように、トリエルとハグをして別れた。
トリエルを殺す事に抵抗があるのか、トリエルが生きている別のパターンを見たくなったのか、どちらかだろう。
次にニンゲンは、いつものようにスノーフルで、サンズとパピルスと出会った。
このニンゲンは、パピルスを殺した?見逃した?
- 4二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:00:43
見逃した
- 5二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:04:57
- 6二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:07:37
見逃した
- 7二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:12:53
- 8二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:17:11
助けた後デートした
- 9二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:33:50
このニンゲンは、アンダインを助け、そして彼女とデートした。
共にきんいろのはなのお茶を飲み、スパゲッティを作ろうとして、ついでに彼女の家は全焼した。
パピルスの家で厄介になると言った彼女を見送り、ニンゲンはホットランドに向かった。
次に出会ったのはメタトンだ。
このニンゲンは、メタトンを壊した?見逃した?
- 10二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:39:07
見逃した
- 11二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:54:25
このニンゲンは、メタトンを見逃した。再び華麗なる死闘を演じた。
あとはアズゴアとフラウィが控えている。
このまま進めば、後はロードすればすぐにでもPルートに行けるだろう。
このニンゲンは、それを、もう見た。
なので、ニンゲンは違う事をする事にした。
ニンゲンは、ザコのモンスターを殺した。
……どのくらい?
- 12二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 22:56:24
1体だけ
- 13二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:13:22
ニンゲンは、一人だけモンスターをチリにした。
そしてニンゲンは、アズゴア王と出会った。
ニンゲンは、アズゴア王と戦った。
そして横から現れたフラウィが、アズゴア王のタマシイを破壊した。
今度こそ死闘が始まった。
しかし最終的に、6人の人間のタマシイが、ニンゲンを助けた。
ニンゲンは、萎れたフラウィを殺した?見逃した?
- 14二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:15:39
殺した
- 15二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:21:22
ニンゲンは再び、フラウィを殺した。
そしてニンゲンは、地底を去った。
地下では、トリエル、パピルス、アンダイン、アルフィー、メタトン、サンズが生きている。
地下では、アズゴア、フラウィ、そしてザコが一人死んでいる。
サンズは、ニンゲンの携帯電話に、メッセージを残す事にした。
女王がリーダーとして戻ってきた事、落ちてきたニンゲンには仲間として接するようにおふれを出した事。
アズゴアがいなくなり、集めていたタマシイも消え、バリアを破る計画は当分延期された事。
みんなが落ち込む中、それでも女王は、国民を励ましている事―― - 16二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:28:14
そこにパピルスもメッセージを吹き込んだ。
ロイヤル・ガードが解散された事。
アンダインが失業してホームレスになった事。
アンダインは、その後はサンズとパピルスと同居しながら、ホットドッグスタンドで働いている事。
そして何より、ニンゲンと友達になった事を後悔し、ニンゲンを憎んでいる事。
同胞が殺された事を自分のせいだと責めている事。
この憎しみは、女王でも止められない、だから二度と地底へ来ない方がいい、と。
それが、地底の現状であると。
この物語の後日談は、ここから始まる。
まずは誰から後日談を始めようか?
- 17二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:32:05
トリエル
- 18二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:42:49
- 19二次元好きの匿名さん24/02/01(木) 23:58:04
- 20二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 01:01:40
配下の者が報告に来たので話を聞く
- 21二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 05:13:56
地下で起きたニュースにめをとおす
- 22二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 12:10:03
会議
- 23二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 15:51:25
地上へ出るための方法を考えるための会議に参加
- 24二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 21:58:56
dice1d5=2 (2)
- 25二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:04:48
アンダイン姐さん生きてるのに今回はなんか怖いな…
- 26二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:04:48
- 27二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:08:41
アンダインが独断で復讐を目論んでる
- 28二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:20:03
クモのドーナツ屋の押し売りが問題になってる
- 29二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:21:04
あのしゃべる花を見たと言う者が現れた
- 30二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 22:44:00
家臣たちは話し合って、比較的穏やかな話題から話すことにした。
「クモのドーナツ屋の押し売りが問題になってる、との報告がホットランドから入っています」
クモのドーナツ屋、といえば、あの女の子だろう。
先代の頃から、もう何度目かの抗議の声だったが、最近は特に酷いらしい。
トリエルも面会に行った事があるが、
「あら~?こっちもダマされた被害者よ~?」
と、あしらわれてしまった。
いわく、お金をくれると言ったモンスターが、ある日からぱったりと姿を見せなくなったのだという。
だからその埋め合わせをするために、もっとお金が必要なのだと。
だからと言ってトリエルも、はいそうですかと許可するわけにはいかなかった。
何かしら対応を考えなければならない。 - 31二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:13:24
「ええと次に、『あのしゃべる花を見た』と……」
しゃべる花……聞いたことがある。
そうだ、確かあのスケルトン……パピルスが話していたのだ。しゃべる花を見たと。
その花はアドバイスをしたり、予言をしたりする、と。
しかしその花は、ニンゲンが地上に戻ってから、ぱったりとその姿を見せなくなったらしい。
「それは……少し気になるわね。引き続き調べておいて」
「はっ」 - 32二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:28:18
そして最後に残った問題が、これだ。
「……も、元ロイヤル・ガードの団長のアンダイン氏が、独断でニンゲンへの復讐をもくろんでいる、と」
トリエルは、目頭に指をやった。
そう、アンダインだ。
優秀な騎士団長、正義のヒーロー、そして今は……無職のテロリスト候補だ。
あのニンゲンの子どもが、誰かを殺したとはにわかに信じがたいが、アンダインは、それを大いに気に病んでいた。
友達になりたい気持ちを抑えられなかった相手が、誰かを殺した、自分は裏切られた……
そんな怒りと憎しみと悲しみとやるせなさが、彼女のタマシイをくすぶらせている。
彼女は、おそらく知っているのだろう。
バリアを破るには7つのニンゲンのタマシイが必要だが、バリアを通り抜けるだけなら、ニンゲンのタマシイが一つあれば事足りる、ということを。
もし今この状況で、ニンゲンがあの子のように、また落ちてきたら。アンダインにそのことが知られたら。
アンダインはそのニンゲンのタマシイを奪い、あの子を殺しに行くかもしれない。
それだけは、何としても避けなければならなかった。
「……アンダインについては、引き続き見守る事にしましょう。
ニンゲンがまた落ちてこないかどうか、いせきのあたりの警備も強化してください。
もし現れたら、秘密裏にわたしに報告を。良いですか?」
「はっ。了解しました、女王様」
そうして、モンスターたちは、一旦去っていった。
「…………」
トリエルは、深いため息をついた。
おおむね、地底は平和である。しかしそれが、全員が幸せであるとは限らない――
彼女はそれを、大いに実感していた。
その時だった。
一人のモンスターが、新しい報告にやってきた。
そして今日は寝ます。
- 33二次元好きの匿名さん24/02/02(金) 23:33:14
パピルス
- 34二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 01:03:38
アンダイン
- 35二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 10:15:20
アルフィー
- 36二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 14:27:24
マフェット
- 37二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 14:29:13
サンズ
- 38二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 19:49:54
dice1d5=1 (1)
- 39二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:09:50
「女王陛下っ!おはようございますっ!!」
入れ替わりでバタバタと駆け込んできたのは、パピルスだった。
彼とは、いせきを出て比較的すぐ知り合った。というのも、彼の兄とは、それより以前から、扉越しに声だけで交流していたからだ。
その兄伝いで、トリエルはこの前のめりに元気なスケルトンと知り合ったのだ。
会ってからしばらくはアズゴアの分身扱いされたが、それも今となってはいい思い出だ。
「ごきげんよう、パピルス。あなたからも何か報告があるのかしら?」
パピルスの報告とは……
- 40二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:27:37
しんさくのスパゲティが完成した
- 41二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:33:15
あたらしいジョークを披露してくれた
- 42二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:36:55
自分とサンズもあのしゃべる花を見たというパピルス
- 43二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:40:28
アンダインに復讐を思い止まるように説得してほしい
- 44二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:44:16
グリルビーでホームパーティがあるらしい
- 45二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 20:46:06
遺跡の花が立派に育った
- 46二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 21:42:00
dice1d6=5 (5)
- 47二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:03:02
パピルスはピンと背筋を伸ばすと、懐から何やら紙を取り出し、それを大きなハキハキした声で読み上げ始めた。
「この度、グリルビーズでホームパーティをすることになりました!
女王陛下におかれましては!お忙しいとは思いますが!
お越しくださるとうれしいです!!」
最後にパピルスは、よろしくお願いします!と、これまた元気にお辞儀をした。
ホームパーティなんて、随分と久しぶりだ。
国民の顔を見、声を聴くには、いい機会だろう。
「そう……招待してくれて、ありがとう。ぜひ、参加させてもらいたいわ」
「わかりました!そう伝えとくねっ!」
パピルスは懐に紙をしまうと、来た時と同じように背筋をピンと伸ばして、大股で走り去っていった。
そういえば、アズゴアはよく、地底を視察……というか、散歩をして、国民と交流していた。
それは自分が彼の隣にいたころからそうだったけど、一人になってからもずっとやっていたとは……
トリエルは首を振った。彼の事は、もう忘れよう。
自分こそが、今、この国の全てを支えていかなければならないのだから。
一方その頃……
- 48二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:14:37
モンスターの子供がアンダインを説得していた
- 49二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:25:15
グリルビーではイヌのモンスターたちも一緒にホームパーティの準備をしていた
- 50二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:26:34
パーティの紹介状を配って回るパピルス
- 51二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:28:19
ホットドッグを売るついでにパーティの開催を知らせるサンズ
- 52二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:33:49
サンズはあの喋る花を探していた
- 53二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 22:43:42
アンダインに復讐を思い止まらせようと説得するアルフィー
- 54二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 23:16:31
dice1d6=6 (6)
- 55二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 23:35:17
真っ青に光る槍の群れが、並んだ戦闘用ダミーの胴体を的確に貫く。
「次」
アンダインの命令に合わせて、またダミーが並ぶ。今度は直接槍を手に取り、一体は袈裟斬りに、一体は飛びかかって顔面に、もう一体は脳天から串刺しに、と、あらゆる方法を以て破壊していく。
「次だ」
再び命令が飛ぶ。しかし、ダミーは現れなかった。
「……次」
苛立ちを隠せない様子でアンダインが言う。
「次。次だ。早く次を出せ、アルフィー!」
怒鳴りつけられて、アルフィーは思わず縮こまった。
ここはアルフィーのラボ……に作られた訓練施設だ。あの時間の後、アンダインに頼まれて作った。
作ったはいいのだが、だが、これでは、これでは……
「あ、あのね、アンダイン……わたし、やっぱり復讐なんて……」
「しない方がいい、か?お前も随分、あのニンゲンに肩入れするんだな」
アンダインは残骸と化したダミーたちに、なお槍を突き立てた。
「女王にも言われた、パピルスにも言われた。今度はお前か。……みんな、あのニンゲンに騙されている。
それにアルフィー、お前が見せてくれたニンゲンの歴史書にも、復讐をするニンゲンは出てきた。
奴らには復讐が理解出来る。だから、わたしもそうするまでだ」
「……」
あの事件以降、アンダインは、すっかりこんな調子になってしまった。 - 56二次元好きの匿名さん24/02/03(土) 23:49:20
あのニンゲンへの復讐を誓い、それ以外に考えられるのは、不甲斐ない自分への憤りだけだ。
その生き様は、あまりにも苦しそうに見えた。
実際、苦しいに違いない。自他を呪いながら生きていくというのは、そう言う事だ。
「あの、肩入れとか、そういうのじゃなくて」
「じゃあ何だと言うんだ。騙されて、裏切られて、出し抜かされて、王まで殺されて……なのに、みんなヘラヘラ笑っている。
おかしいだろう……こんな事……許されるわけがない……!」
もう何度目かの説得だが、その度にアンダインは憎しみと苦しみと憤りを反芻する。
もしここに、ニンゲンが……それが当人であれ別人であれ……落ちてきたらと思うと、あまりにも恐ろしかった。
今のアンダインは、そのニンゲンを躊躇いなく殺すだろう。そして一人でバリアを抜け出し、あの横じまのシャツのニンゲンを、どんな手段を使っても見つけ、そして殺すだろう。
それだけは、避けなければならなかった。
自分の好きな人に対して出来る、それが精一杯だった。
「……アンダイン」
「何だ」
「その……わ、わたし、そばにいるからね……」
「ああ、ありがとう。でも、わたしを止めるからな。どちらにせよ同じ事だ」
そう言うとアンダインは、再び槍を投擲し始めた。
……何とかしなければいけない。何とか……
しかしアルフィーには、そばにいてあけるしか出来なかった。
一方その頃……
今日は寝ます。
- 57二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:33:29
パピルスはホームパーティーの準備としてスパゲッティーを買っている
- 58二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 00:51:36
王を殺めたという喋る花を探すロイヤルガードのモンスターたち
噂ではアズゴアの命を奪ったのはニンゲンではなくあの花であるという - 59二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 10:53:17
ガスターについて調べてるサンズ
- 60二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 10:55:01
遺跡ではトリエルに代わりモンスター達が花の世話をしていた
- 61二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 10:59:35
いぬのモンスターたちがグリルビーで準備していた
- 62二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 14:15:01
dice1d5=4 (4)
- 63二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 14:32:50
「ケロケロ(今日も一仕事したケロ……)」
ここはいせきにある、きんいろのはなの花畑だ。
トリエルが女王としてお城に戻った今、花の世話はいせきに住むモンスターたちで、持ち回りでやっている。
扉が開かれた事でいせきを離れたモンスターもいるが、今までどおりここで暮らしたいモンスターたちも、もちろんいた。
そんなモンスターたちの中で、今日の水やり当番は、このフロギーだった。
フロギーは水やりを終えると、改めて花畑をぐるっと見渡した。
「……ケロ。ケロケロ!(……うん、ニンゲンもいないケロね!)」
そう言って、ほっと息をつく。
そう、これが水やり当番のもう一つの仕事、ニンゲンが来ないかどうかのパトロールである。
ニンゲンが落ちてきたら、すぐに女王に連絡し、保護する事が決められている。
そしてそのことは、アンダインには秘密にしなければならない。
「ケロォ……(……もしいたら、どうしようって思ったケロ)」
あるいは、こちらの任務の方が、水やりより大事かもしれない。
今のアンダインは、ひょっとしたらニンゲンよりおっかないのだ。そんなアンダインから、ニンゲンを守るなんて……
「ケロケロ……(ブルブル)」
フロギーは身を震わせて、努めて考えないようにした。
そしてフロギーは、じょうろを背負うと、花畑を去っていった。
その時……
- 64二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 16:42:45
噂に聞いていた喋る花があった…と思ったら普通の花だった
- 65二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 16:44:03
スノーディンのイヌのモンスターがパーティの誘いに来た
- 66二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 17:32:07
パピルスがホームパーティの招待状を持ってきた
- 67二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 17:32:58
アンダインが来てニンゲンはいないかと聞いてきた
- 68二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 17:33:43
あの喋る花を探してサンズが来ていた
- 69二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 22:50:36
dice1d5=2 (2)
- 70二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:21:54
突然恐ろしい地鳴りを感じ、フロギーは慌てていせきの隅に逃げ込んだ。
「ケ、ケロ!?(じ、地震ケロ!?)」
もしいせきが崩れたら……そう思うが早いか、地鳴りはますますこちらに近づいてくる。
ああもうだめだ、おしまいだ、逃げられない……
フロギーは目を閉じその時を待った。――しかし。
「……ケロ?(え?)」
荒い息遣いと頭に落ちてくる生暖かい雫で、フロギーは思わず顔を上げた。
イヌだ。
ものすごく大きなイヌが、フロギーを見下ろしている。
「(ハッハッ)」
「け、ケロ――!?」
フロギーは思わずひっくり返ってしまった。カエルだけに。……いやダジャレを言っている場合ではない。
そうだ、このイヌは……確か、ロイヤル・ガードの一匹だ。
イヌは舌をへっへと出しながら、フロギーにチラシを差し出した。フロギーならお昼寝に使うブランケットに仕えそうな大きさだ。
「ケロケロ……ケロ?(なになに……パーティのお誘いケロ?)」
フロギーがイヌを見上げると、イヌはワン、と巨体に似合わないかわいい声で吠えた。
「ケロケロ?(みんなも誘えばいいケロ?)」
また、ワン、と吠えた。
「ケロケロ!(わかったケロ、みんなにも話すケロ!)」
フロギーがそう答えると、イヌは満足げにうなずくと、尻尾をばたばた振りながら、再び地響きと共に去っていった。
「ケロ……(パーティケロか……なんだか楽しそうケロね……)」
フロギーはそう呟いて、チラシを眺めた。
大きい犬……グレータードッグは、いせきを出て、スノーフルの雪の中を走っていた。
ロイヤル・ガードの任を解かれても、結局イヌはイヌであり、つまり雪の中を走り回る事と、誰かのお使いをするのが大好きだった。
さて、次はどうしよう、考えなくても走るだけだ。
そして、彼が走っていると……
今日は寝ます。
- 71二次元好きの匿名さん24/02/04(日) 23:28:00
次はどこへ行こうか忘れてしまった
- 72二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 01:30:30
エコーフラワーから声が聞こえる
- 73二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 09:25:32
少し疲れたので一休み
- 74二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 17:34:56
ウォーターフェルに向かう
- 75二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 17:35:22
アンダインと鉢合わせ
- 76二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:10:24
dice1d5=2 (2)
- 77二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:13:00
グレータードッグはそのまま勢いでスノーフルを突き抜け、ウォーターフェルとの境目まで来ていた。
側にはサンズの見張り小屋と、一輪のエコーフラワーが咲いている。
グレータードッグは一言ワンッと鳴いて、すんすんと鼻を鳴らしながら、エコーフラワーのにおいをチェックした。
その時だった、エコーフラワーから声が聞こえてきたのは。
その声は……
- 78二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:25:19
悩むアルフィーの声
- 79二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:26:19
怒りに燃えるアンダインの声が記録されている
- 80二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:27:24
パピルスのグリルビーでのパーティを報せる声
- 81二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 18:32:57
dice1d3=1 (1)
- 82二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 19:23:57
「……わたし、どうしたらいいの……?」
エコーフラワーから聞こえてきたそれは、どこかで聞き覚えのある声だった。
グレータードッグは不思議そうに首を大きく傾げて、またくんくんとにおいを嗅いだ。
「アンダイン……わたし……わたし……
……今のアンダイン、わたしよりずっと辛そうで……苦しそうで……見てられないよ……
ねえ、アンダイン……わたし、どうすればいいの……?どうすれは……」
グレータードッグに、難しいことはわからない。ただ、この喋っているモンスターが、アンダインの話をしていることだけわかった。
すると……
- 83二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 20:46:14
そのアンダインが来てしまう
- 84二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 20:54:39
いつの間にかサンズが見張り小屋に立っている
- 85二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 20:55:54
アルフィーが来た
- 86二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 21:11:39
dice1d3=3 (3)
- 87二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 21:47:28
不意に、ソーダとドッグフードの香りを感じて、グレータードッグは思わずそちらに突進した。
「きゃあっ!?」
グレータードッグに押し倒されて悲鳴をあげたのは、他ならぬアルフィー本人だった。しかしグレータードッグにそんな事は関係ない。
自分の倍ほどある大きいイヌにのしかかられ、アルフィーはひとたまりもない。
「ご、ごめんなさい、あ、あなた、どいてくれる……?」
グレータードッグはワンワン吠えてアルフィーの顔をしこたま舐め倒し、やむなく白衣のポケットに入っていたほねっこジャーキーで手打ちにした。
一心不乱無我夢中にジャーキーをかじるグレータードッグを見ながら、アルフィーはやっと立ち上がり、ハンカチで顔とメガネにべっとりついたよだれをぬぐった。 - 88二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:06:06
そこで、アルフィーははたと気付いた。
「あ、あ、あ、あ、あ、あなた……も、ももももももしかして、……き、聞いた?」
しかしグレータードッグはジャーキーに夢中で全くアルフィーの話を聞いていない。
アルフィーとしては、アンダインの元部下であるグレータードッグに、先ほどの言葉を聞かれるのは困る。
アンダインに告げ口……という言い方はアレだが……されたら、またアンダインの逆鱗に触れかねない。
「あのっ、本当に聞いてない……?」
しかし今度は、すわジャーキーのお代わりか、という目で見られてしまった。
止む無くアルフィーは、エコーフラワーに向かって……
「……っ」
熱唱した。キスキスキューティみゅうみゅう1の主題歌だ。
これでとりあえずエコーフラワーは上書き保存されただろう。完璧な作戦だ。
「……ふう」
「……」
「……」
「……」
そう、たまたまその場にいた、モンスターの子どもに、その様を目撃されなければ。
「……」
「……」
「……」
「……」
たっぷり数分気まずい時間を過ごした後、アルフィーはそそくさと立ち去って行った。
後に残されたのは、ジャーキーを食べ終わって、見張り小屋の前で丸くなって眠っているグレータードッグと、呆気に取られたモンスターの子どもだけだった。
「……………………今、オレ、なにを見せられたんだろ………」
「なにを見せられたんだろ……」
何も知らないエコーフラワーが、モンスターの子どもの言葉を復唱した。
一方その頃……
今日は寝ます。
- 89二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:54:53
グリルビーではパーティの準備が進められていた
- 90二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 01:29:51
サンズはホットドッグを売っていた
- 91二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 11:49:39
マフェットはドーナツを適正価格で売っている
- 92二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 14:58:07
パピルスはパーティーに出すスパゲッティのソースの下拵えをしていた
- 93二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 15:00:27
アズゴアの育てていた花を世話するトリエル
- 94二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 19:59:17
dice1d5=4 (4)
- 95二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 21:45:37
一方ここは、スノーフルのスケルトン兄弟の家だ。
家の外まで外まで香ばしい……を通り越して、ちょっと焦げた匂いが漂ってくる。
「よしっ、いい色だ!」
パピルスは潰した野菜を炒め、ソースのタネを作っていた。
ただその火力があまりにも強すぎるのが、この匂いの原因になっていることを、パピルスは知らない。
「こうやっておいしいスパゲッティを作れば、きっとみんな喜ぶぞっ!
ニャハハ! オレさまってば天才的なアイデア!!」
そう言いながらパピルスは、今度はトマト缶と牛乳をぶち込み、強火でぐつぐつ煮込み始めた。
両方入れればおいしいよね!という発想らしい。
そのままボコボコと溶岩のように沸騰し始めたソースを見て、パピルスは呟いた。
「……アンダインも、パーティに来ればいいのに。そうすれば、きっとアンダインだって元気に……」
とはいえ、流石のパピルスも、ことはそう簡単ではないとわかっている。
何といっても、アンダインとは一緒に暮らしているのだ。彼女の苦悩は、今まで以上によく感じている。
「……でも、あのニンゲンが悪いニンゲンなんて、思えないよ。
スパゲッティとパズルが大好きだし、一緒にデートしたし……」
ぶくぶく、ぼこぼこ、ソースが煮えたぎる。
それはまるで、アンダインの中身のようにも見えた。
一方その頃……
- 96二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 21:52:05
アルフィーはなぜニンゲンがモンスターを唐突に殺めたのか調べていた
- 97二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 21:53:00
小屋でホットドッグと一緒にパーティのチラシを配るサンズ
- 98二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 22:11:05
ニンゲンの足取りを追うモンスターの子ども
- 99二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 22:13:56
トリエルはニンゲンがモンスターを殺めた事を信じられずにいた
- 100二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 22:14:39
ホットランドにもホームパーティの話が入ってきた
- 101二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:27:24
dice1d5=5 (5)
- 102二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:36:41
「聞いたかいアルフィー。スノーフルの方で、何やらパーティをやるみたいだよ?」
ラボに戻ったアルフィーに、今日の収録を終えたらしいメタトンが話しかけてきた。
「うん……そうみたい。わたしもさっきチラシをもらったの」
正確にはもらったというより、気がついたら懐に入っていた、というほうが正しい。
どうやらさっきのイヌが飛びついた拍子に、アルフィーにくっつけたらしい。
「ねえアルフィー、せっかくだからボクもパーティに行こうと思うんだ。ボクが行ったら、きっと大成功間違いなしさ!」
「う、うん、そうだね……あなたはスターだものね……」
アルフィーはチラシをメタトンに渡すと、背を丸めて、どこかへ行こうとした。
「?どこへ行くんだい?」
「ちょっと……お、お風呂入ってこようかなって……
さっき、おっきいワンちゃんに会ってね。全身ぺろぺろされちゃった……」
「おっきいワンちゃん?」
「ああほら、元ロイヤル・ガードの……あ、あの、わたし、もう行くね……」
そう言いながら、アルフィーはそそくさとラボの奥へと去っていった。
「……ふうん……」
残されたチラシを一瞥して、メタトンは顎のあたりに指をやった。
「……果たしてこれは、ただのパーティ……なのかな……?」
一方その頃、サンズは……
そして今日は寝ます。
- 103二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 23:40:18
ニンゲンの詳しい足取りを辿っていた
「アイツはなぜ殺したんだ…?」 - 104二次元好きの匿名さん24/02/07(水) 02:36:35
パーティのチラシと一緒にホットドッグを売っていた