- 1124/02/05(月) 23:46:39
- 2124/02/05(月) 23:48:09
かつて担当した教え子と自室で二人きり。
時刻は深夜で外は悪天。
自分に天気予報を一目見る用心深さがあればこうはならなかったはずだと後悔しても後の祭り。
そしてカレンがお泊まりセットを取り出して初めて、彼女が最初からここから帰るつもりがなかったと気が付くようなどうしようもない無警戒さだから救いようがない。
既に空を舞う白色と遠くに響く雷鳴は、この部屋を完全密室へと仕立て上げている。
「…………お兄ちゃん?」
ベッドの上に座るカレンは雪の反射光で照らされていた。
彼女の外ハネ気味のセミショートがお湯で濡れてボリュームを失われていて。
普段の彼女とはまた違う、強烈な儚さを演出していた。
「きて……?」
彼女にそっと手招きされて、光に飛び込む虫のように何も考えずにカレンに近寄って。
無意識の内に彼女の隣に腰を下ろすと、カレンは体重を完全にこちらに預けてくる。
小さな身体を抱きとめると甘い匂いとその体温の高さがこちらに届いて、ただでさえまともに機能していない理性はいよいよ完全に停止しようとしていた。
そして腕を回してギュッと抱き寄せるとカレンの鼓動と僅かな震えまで伝わってきて、緊張しているのが自分だけではないことに気が付いてしまって。
至近距離で顔を見つめるとこの期に及んで彼女が少しだけ不安そうな表情をするものだから、いよいよ感情の整理がつかなくなってしまう。 - 3124/02/05(月) 23:48:46
「カレン……好きだ」
ギリギリの状況で何とか言葉にできたのは、年下の女に伝えるには余りに稚拙な愛の睦言で。
それでも彼女は心底嬉しそうに、やった、と小さな声で呟いてくれる。
「やっと……両想いだね? お兄ちゃん?」
痺れた思考で問いかけに肯定の意を返すと彼女は更に密着してきて、
ふと気が付くと自分がカレンを押し倒しているような状況になっていて。
じっと視線を交換する時間を挟んだ後。
カレンは耳元でこう囁いた。
「………………いいよ?」
優しく、丁寧にという何とも情けない考えだけを残して。
理性はキレイに揮発して消え去ってしまった。 - 4124/02/05(月) 23:49:46
終わり
雪降って、雷鳴った瞬間に思いついた話 - 5二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:51:41
外も室内もカレンチャンの視界もホワイトアウトしちゃった…
- 6二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:53:07
待ってカレンチャンもしかしてあのスケスケパジャマ?
- 7二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:56:41
こんなの天が味方してるも同然じゃん!抱けーっ!抱けーっ!だ……あっこれ抱いてるわ……
- 8二次元好きの匿名さん24/02/05(月) 23:59:35
かわいい
滅茶苦茶カワイイ - 9二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:07:27
- 10二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:20:19
好き……
- 11二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:34:40
ちゃんと強めだけどでもちょっと弱いカレンチャン見れて嬉しい
- 12二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 00:48:48
丁度良い長さで素晴らしい、好き♡
- 13二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 01:27:53
こんなの着て両想いで今の立場で押し倒したのならもう雨が止んでもぴょいっと♪はれるや!し続けちゃうぢゃん!
- 14二次元好きの匿名さん24/02/06(火) 01:30:07
久々のつよつよカレンチャン供給助かる