(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています　part4

1氷室エル24/02/08(木) 22:55:46

普段は新しい地図を描いては色んな所で売っています

その結果キヴォトスの埋蔵金の地図の6割近くは私の描いた物です

何故そんなに描いているのか？それは私が三大埋蔵金を埋めた1人だからです

『埋蔵金の地図のフレーバーテキスト』

探せ！この世の全てがそこにある！

キヴォトスの三大埋蔵金の在り処を示していると言われている地図。

割といろんなところで売られてる。

前スレ

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています　part3｜あにまん掲示板普段は新しい地図を描いては色んな所で売っていますその結果キヴォトスの埋蔵金の地図の6割近くは私の描いた物です何故そんなに描いているのか？それは私が三大埋蔵金を埋めた1人だからです『埋蔵金の地図のフレー…bbs.animanch.com

2氷室エル24/02/08(木) 22:56:17

スペック

氷室エル
レッドウィンター所属　3年生　工務部
身長：124cm
体重：普通
肌は真っ白(ナグサぐらい)
Ｂ：Ｗ：Ｈ＝貧：厚：普
ヘイロー：見る角度によって色、数、形が変化する複数の四角。万華鏡で見たアリスのヘイローの様なもの
・光の当たり方や見る角度によって虹色に変わる髪と目を持っている
・工務部の格好に荷物が大量に入ってるリュックを持っている。ヘルメットにはツインテールを出す穴が開いてる
・色彩に近しい存在だとクズノハに指摘されている

戦闘力：99(フィジカル全振り)
知力　：21(脳筋よりだけどバカではない)
財力　：36(そこそこ売れてるけど余り手元に残らない)
技術力：88(たいていの物は作れる)
神秘　：97(？？？)
探索力：23(足で探せば何とかなると思ってる)
倫理　：64(資本家が絡まなければ良識がある)
演奏：72 (人並み以上に演奏ができる　機会はない)

エルの神秘(状況からの本人の推測であり、実際は違うと指摘されている)(ストレスがかかりすぎると……)
自分の現状から最終地点(死)を強く認識すると残り時間に応じて周囲のあらゆるものからエネルギーを吸収する
死を強く感じてから残された時間まで短い程強くなる為、体に非常に負荷がかかり、死にかけで放置すると自爆する可能性がある
そのエネルギーの強さは人生に絶望していた幼少期のエルが危険地帯に埋蔵金の地図を埋める大冒険ができる程

現在夢について"景色"、"親"、"氷"、"埋蔵金"、"死"というワードが抜け落ちている

3氷室エル24/02/08(木) 22:57:02

地図について

地図の画力　　98(インテリアとしても使える)
地図の難解度　67(謎解き要素は簡単だが、答え合わせが難しい)
場所の危険度　95(未だに本人以外は到達できていない)
場所の認知度　21(危険な区域なので一般人は知らない)

・トリニティでのエルはその高い画力から人気者になっている

　　　　　　　　　　シェア率　　　信憑性
１つ目(エル)　　　　　６２％　　　５３％
２つ目(カタコンベ)　　２３％　　　６６％
３つ目　　　　　　　　１５％　　　２８％

現在の好感度表
エル：チェリノ　87：99 (私の地図の大ファン。チェリノ会長が持ってる物全部埋めてくれたらなぁ)
エル：マリナ　　31：43 (無謀なのはいいです。無駄なクーデターは好きじゃないですね)
エル：トモエ　　56：31 (チェリノ会長が絡まなければ嫌いじゃないんですけどね…)
エル：ミノリ　　40：90 (あんまり私と仲良くしない方がいいですよミノリ部長)
エル：先生　　　24：66 (少し話はしました……ですが大人に良い印象は持てないです)
エル：クズノハ　86：73 (導いてくれた命の恩人)

4二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 22:59:44

たておつです

5二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 23:00:47

たておつ
エルちゃんに先生は合流できるのか

6二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 23:05:14

たておつ

7氷室エル24/02/08(木) 23:09:48

というわけで再開します

～～～～～～～～～～～～～

どこに行けばいいか、何をしたらいいのかが分からない

いつも私は何をしていたかが分からない

たしか私は毎日のように地図を描いていた………描いていたのは覚えているが何の地図を描いていたかが思い出せない

そもそも毎日描く様な地図ってなに？毎日変化する地形でもあるのだろうか？あるとしてそれを地図として残すのは意味があるのだろうか？

…いっそ全て忘れてくれた方が楽だったのに。苦しくても忘れてはいけないモノを私は地図にしていたのだろうか？

………だから、探さないと………！私の夢を………！！

～～～～～～～～～～～～～～

用意できた防寒スーツの数

dice1d5=3 (3)　+1(先生用)

8二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 23:24:37

4着か、まあまあかな？

9氷室エル24/02/08(木) 23:32:03

「やぁ先生。頼まれたものなら完成はまだ少しかかりそうだ」

"大丈夫だよ。急にお願いしちゃったのはこっちだからね"
"むしろ氷点下より寒くても動ける防寒用のスーツをすぐに用意できる事に驚いてるよ"

「以前宇宙戦艦用の砲台を作った話は覚えているだろうか？今はアリスが使っているものだ」
「それを作ってる際に宇宙服を作ろうとしたんだ。実際は砲台を作る事に熱中しすぎて宇宙服にまで手は回らなかったが、宇宙環境でも使える素材の発注だけは済ませていてね」

「あぁ、この話はセミナーにはできれば内緒にしてほしい」

"大丈夫"
"私も共犯みたいなものだしね"

「うん。それなら私も存分に腕を奮えるというものだ」

「あぁ、それと作れるスーツの数は最大でも４着が限界だよ。今から素材を注文するにはエンジニア部の予算が足りなくてね」

"私のお願いだから私が払おうか？"

「先生が支払ってくれるなら大歓迎だが…………１着追加で作るのにはこれくらい必要になる」

"十、百、千、万、十万………"
"………思ったより0の数が多いね"

"…………４着で十分かな"

「そうかい？それは残念だ。せっかく先生のお金で特注品を作れると思ったんだけどね」

10二次元好きの匿名さん24/02/08(木) 23:54:11

たておつ

11氷室エル24/02/09(金) 00:05:09

"(４着って事は誰かに手伝ってもらうとしても３人が限度)"

"(見ず知らずの子の為に命がけで手伝ってくれる子はいないだろうから……埋蔵金の地図に興味がある生徒を探すしかないか)"

"因みになんだけどウタハはキヴォトスの三大埋蔵金と呼ばれるお宝に興味はある？"

「う～ん……開発費の予算としては興味があるけど、宝探しには興味はないかな」

「その言い方だと先生は宝探しの為に防寒スーツを使う気なのか……そこまでするほどの価値があるものなのかい？」

"宝に興味がある事はあるんだけど、今回は別件というか……"

「………なるほど。まぁ私は何が理由であろうとしっかり完成させるから安心してほしい」

"うん。期待して待ってるよ"

"私は……この埋蔵金の地図に興味がある人を探していくしかないかな"

「………こうなるとやはりAMラジオFMラジオをどちらかではなくどちらも再生できる機能をつけるべきか」

"(たまには進捗を確認した方がいいかもしれない……)"

埋蔵金の地図が好きな生徒(興味中で80以上、興味大で60以上、別衣装でも好きな場合はそれぞれ達成値を-20、-40して判定)

(ミレニアム編)

1.エイミ(中×2)dice1d100=10 (10)　(60以上で接触)

2.ヒマリ(中)dice1d100=19 (19)　(80以上で接触)

12二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 00:09:55

寒さ特効のエイミが仲間にならないのは辛い

13氷室エル24/02/09(金) 00:19:38

"そこまで埋蔵金の地図に興味がある生徒はミレニアムにはいなさそうだね"

"特異現象捜査部にもっていった時は喜ばれたけど、あれは個人的に好きというより情報として好きという感じなのかな？"

"う～ん……何人か好きな生徒は思い当たるけど、どうしよう……"

"…………そうだ！ちょっとモモトークで匂わせてみよう"

"興味がある生徒なら気づいて連絡を送ってくれるかもしれない"

"ちょっといつものと違う地図を持っている画像を載せて………これに気づく子に少し聞いてみようかな"

dice1d4=1 (1)

1.アビドス関係者

2.ゲヘナ関係者

3.トリニティ関係者

4.百鬼夜行関係者

(チェリノに地図の情報を流したとバレてはいけないレッドウィンター、この時期には会っていないミナ、終章まで進んでいないのでサキは除外)

14氷室エル24/02/09(金) 00:22:05

埋蔵金の地図が好きな生徒(興味中で80以上、興味大で60以上、別衣装でも好きな場合はそれぞれ達成値を-20、-40して判定)

(アビドス編)

1.ホシノ(大×2)dice1d100=88 (88)　（20以上で接触）

2.シロコ(大)　dice1d100=18 (18)　(60以上で接触)

3.セリカ(中×2)dice1d100=45 (45)　(60以上で接触)

15氷室エル24/02/09(金) 00:44:56

モモトークにて

『見たよ先生』
　　　　　　　　　　　　『………何をかな？』

『これ見よがしに新しい宝の地図を見せてるでしょ』
『先生も宝探しにハマっちゃった？』

　　　　　　　　　　　　『ホシノはこのお宝に興味ある？』

『もちろん興味はあるけど』
『それよりも先生がお宝を追ってるって事の方が気になるな』

　　　　　　　　　　　　『……なら一緒に探してみる？』

16氷室エル24/02/09(金) 00:56:04

「へぇ～そんな珍しい地図が手に入ったんだ」

"うん。だけどそこは極寒の地で巨大ロボットとかもいるみたいなんだ"

「うへ～……寒すぎるのはやだなぁ」

"中に入ってるのはキヴォトスの三大埋蔵金らしいからね"

「そんなにすごい地図なんだ。先生、１回見せて」

「………これって先生がこの前くれた地図と同じ作者の地図？」

"そういうの分かるの？"

「ほらここ。dice1d3=2 (2) 」

1.作者のサインが入ってる

2.文字の書き方に癖があるから

3.使ってる紙とインクがこれだけ珍しいから

"……全然分からない"

「観察力でおじさんに負けてちゃダメだよ先生。まだ若いんだから」

"ホシノの方が若いでしょ"

17氷室エル24/02/09(金) 01:06:07

「それで？いつ出発するの？」

"手伝ってくれるの？危険だよ？"

「先生には色々お世話になったからね～。それに私も埋蔵金気になるし」

「あ、埋蔵金も見つけた人のものってルールのままでいいよね？」

"それはもちろん"

「それならいいよ」

「(どうやら先生の目的はお宝じゃない様だし)」

"本当！？"

「おじさんは嘘つかないよ」

「どうせ探すならシロコちゃん達も誘ってみる？」

"それは人が集まらなかったらお願いしようかな？"

「うへ。そういえば先生は回りくどい探し方してたね」

「シロコちゃんやセリカちゃんは気づいてなかったみたいだよ」

"あまり人が集まりすぎても防寒装備が足りないからね"

dice1d3=2 (2)

1.ゲヘナ関係者

2.トリニティ関係者

3.百鬼夜行関係者

18氷室エル24/02/09(金) 01:09:06

ホシノが手伝ってくれる事になりました。また、残った学校全てで接触できずに残りの２人が見つからない場合シロコとセリカが入ります

埋蔵金の地図が好きな生徒(興味中で80以上、興味大で60以上、別衣装でも好きな場合はそれぞれ達成値を-20、-40して判定)

(トリニティ編)

1.ウイ(大)dice1d100=24 (24)　（60以上で接触）

2.ナツ(大)　dice1d100=84 (84)　(60以上で接触)

3.ナギサ(中)dice1d100=22 (22)　(80以上で接触)

19氷室エル24/02/09(金) 01:14:57

という事で今日はここまで　もうどうせ対象者は全員判定するし百鬼夜行は実質ミチル１人だけなので判定だけ回しておきます

また定数オーバーした場合は範囲安価なりダイスなりなんなりで適当に決めますし、埋まっていなくても埋蔵金の地図好き以外にも同行者が増える可能性があります

埋蔵金の地図が好きな生徒(興味中で80以上、興味大で60以上、別衣装でも好きな場合はそれぞれ達成値を-20、-40して判定)

(ゲヘナ・百鬼夜行編)

1.アル(大×2)dice1d100=67 (67)　（20以上で接触）

2.カスミ(大)dice1d100=53 (53)　(60以上で接触)

3.アコ(中×2)dice1d100=90 (90)　(60以上で接触)

4.チナツ(中)dice1d100=59 (59)　（80以上で接触）

5.ミチル(大)dice1d100=60 (60) 　+10(過去編で大量の地図を渡している為)　(60以上で接触)

20二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 07:41:14

投稿乙！

21二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 09:34:30

アコちゃんメチャクチャ好きじゃん埋蔵金

22二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 12:42:05

どこからハマった？

23二次元好きの匿名さん24/02/09(金) 19:58:20

アルとアコとミチルか

24氷室エル24/02/09(金) 22:44:15

本日もチビチビと進めていきます

モモトークにて

『先生、ロマンをそういう風に扱うのは良くないよ』

　　　　　　　　　　　　『さっきの画像のこと？何か映ってた？』

『ロマンについて先生には何度も授業したよね？』
『誘ってくれるならこんな隠し味の様に使ってほしくはないな』
『せっかくのロマンがなくなっちゃう』

　　　　　　　　　　　　『分かっちゃった？でも今回はちょっと訳ありで……』

『だとしても先生から話してほしい』
『せっかくの先生からのお誘いだから』

25氷室エル24/02/09(金) 23:05:23

「先生には話したよね？発掘は世界で最もロマンチックな事の1つだって」
「以前からたまに先生がくれた宝物の地図……おそらくその宝を探しに行くんだよね？」
「だったら大っぴらにしなくても、私には素直に伝えてほしかったね」

"………まだ何も言ってないのに良く分かったね"
"これがその地図だよ"

「……今みたいに地図だけ渡されたら分からなかったかな」
「ボンボンショコラの中身が分からなくても、一緒に並べるお菓子や飲み物である程度分かっちゃう様に」
「配慮してくれる事にロマンがないとは言わないけど……先生と私の仲なのに」

"そうだったね。ごめんね"
"今回は少し訳アリだから"

「うん、先生が何の意味もなくこういう事をするとは思ってない」
「だから聞かせてほしいな。今回の発掘の障壁を」

～～～～～～～～～～

26氷室エル24/02/09(金) 23:05:40

「……なるほど。生徒立ち入り禁止区域にある吹雪の地にある宝物……」

"うん。地図で見るだけならナツの好みの物があったかもしれないけど……場所が場所だけにナツにとって有用な宝じゃない可能性が高い"

「………先生、ロマンは」

"分かってるよ。でも今回は本当に危険なんだ"

"その上で探しに行く。例え宝物が文字通りの埋蔵金でも、何もなくても……"

「……もしかして宝物以外に目的があるの？」

"………うん"

「そっか、dice1d3=3 (3)　」

1.先生は義理を通そうとしてくれたんだね

2.だったら発掘者が必要だね先生

3.なら余計にだよ先生

27氷室エル24/02/09(金) 23:16:20

「今の先生はいつもの先生と違う」
「まるでラベルは一緒でも中身が違うお菓子の様に」

"？……えっと？"

「もしも先生がいつものままならロマンはロマンのままにしていた」
「宝物が二の次ならロマンを追う事が好きな生徒……特に私には地図を見せなかったでしょ？」
「それに目的が宝物じゃないとは言わなかったと思う……先生も疲れて糖分が足りてないんじゃない？」

"あ～………うん、そうかも……"

「そんな糖分が足りていない先生のお供に私を連れていけば、先生は目的を達成できる。私は先生を手伝える。ロマンは蔑ろにされる事はない」
「どう？先生とロマンの両方を助けることができるのは私ほどのロマンチストだけだと思うけど」
「今なら糖分補給のサービス付き」

"……ありがとうナツ"
"そうだね。もしも人手が足りなくなりそうなら連絡するよ"

「うん、じゃあ事前サービスってことでブルーベリーパイと牛乳を分けてあげる。一緒に食べよ？」

28氷室エル24/02/09(金) 23:26:09

モモトークにて

『見たわよ先生』

『便利屋に暗号で依頼するなんて……よほど大事な仕事なんでしょう』

　　　　　　　　　　　　『……え？暗号？』

『大丈夫、任せてちょうだい！』

『必要なものは………3つね。早速準備するわ！』

　　　　　　　　　　　　『アル！？なんか勘違いしてない！？』

準備しようとしたもの

dice1d3=2 (2)

1.コーヒーとパンとペン (先生の買い物用のメモ)

2.ネコと植木鉢と耳かき (地図の暗号を間違えて解読)

3.？？？ (暗号の解読)

29氷室エル24/02/09(金) 23:48:16

"（植木鉢を持ってネコを追いかけているアルを見つけたので急いで説明をした）"

「な、なんですってーー！？」
「だって先生が私にだけに分かる様に見せた地図には確かに……」

"その地図ってこれ？"

「それよ！ほら、ここに植木鉢と……いや違うわね。………バスタブとマガジンと野菜炒め？」

"………それも違うと思う。これは宝の地図の暗号だから"

「…！！それって先生がよく渡してくれたキヴォトス三大埋蔵金の！？」

"うん。そうだよ"
"今回はそれの1％封入版かな"

「1％！？そんなものあってない様なものじゃない！？」

"そうかな……そうかも……"

"(たしかチェリノはこれを大量に作ってもらってたっけ……)"
"(もしかして1％っていうのはチェリノが1％で世に出回ってすらないんじゃ……)"

"……確かによく考えると凄くレア物かも"

「当たり前でしょ！？全く……先生は事業パートナーとしてもっとしっかりして……！？」

30氷室エル24/02/09(金) 23:48:46

「(ハッ！？もしかして先生は私にこの宝を探す依頼をしているんじゃないかしら！？)」

「(三大埋蔵金の有力情報なんてキヴォトスに住む者なら皆欲しいに決まってる……間違いないわ！)」

"アル？どうかした？"

「先生！dice1d3=3 (3)　」

1.もしかして便利屋に宝探しの依頼をするために？

2.もしかして私に宝探しの依頼をするために？

3.その宝の情報はどこまで掴んでいるの？

31氷室エル24/02/10(土) 00:03:17

"場所？……アルだから大丈夫だとは思うけどあまり広めないでね？"

「当たり前じゃない！情報漏洩をする社長なんて社長に向いてないわよ！」

"なら分かってる範囲で言うね？レッドウィンターの郊外に生徒の立ち入り禁止区域で"
"吹雪が吹き荒れる生半可な気持ちで行くと帰ってこれない危険な場所で"
"そこには本来あるはずがない氷山に宝はあるらしいんだ"

「………えええぇぇ！！？？本当なの先生！？そんな場所があるの！？」

"アルにも何度も埋蔵金の地図を渡してたよね？だけどこんなに危険な場所にあると思ってなかったから手を……"

「………なるほど。分かったわ先生！」
「そんな普通の生徒では行けない場所にあるからこそアウトローである私に手を貸してほしいってわけね！」

"引いて……え？"

「生徒が立ち入り禁止されている危険な場所に眠る三大埋蔵金……！まさにアウトローにしか頼めない依頼だわ」
「先生はどこまで準備しているの？」

"まだ防寒スーツの準備をしている所だけど……"

「ならちょうどいいじゃない！スーツの数は？……4つ？なら便利屋でちょうど４人分ね！」

"私も行きたいから４人全部使うのはちょっと……"

「……そうね。確かに先生だって分け前は欲しいでしょうしね」
「だとしてもこの依頼！私以上の適任はいないわよ！出発のタイミング分かったら必ず便利屋に連絡するのよ先生！」

"そ、そうだね……考えておくよ……"

32氷室エル24/02/10(土) 00:10:44

モモトークにて

『先生』
『なぜ先生がそれを持っているのですか？』

　　　　　　　　　　　　『……何の話？』

『……価値が分かっていないのなら私がいただきます』
『もちろん。タダでとは言いません』
『私がシャーレに到着するまでに売値を決めておいてください』
『勿論。現実的な範囲内でです』

　　　　　　　　　　　　『えっと……何が欲しいか言ってくれないと私も分からないんだけど……』
　　　　　　　　　　　　『もしもし？聞いてるアコ？』

33氷室エル24/02/10(土) 00:23:10

"(モモトークから１時間もしない内にアコがやってきた)"

「………そこに置いてる地図！！やっぱり！！」

「どうして先生がそれを持っているのですか！」

"…この地図の持ち主を助けた時にもらってね"

「……なるほど人助けですか。先生らしいですね」

「で、売値は考えてくれましたか？」

"流石に貰いものを売るのはちょっと……"

「……はぁ。そうですか」

"それにしても意外だね"

"アコってこういう埋蔵金に興味あるの？"

「埋蔵金に興味があるわけではありません。私が欲しいのはその地図です」

dice1d3=2 (2)

1.絵画として使っている

2.脳トレとして使っている

3.エルの地図のコレクター

エルとの接触(一番興味を示していたボーナス)

dice1d3=2 (2)

1.なし

2.あり

3.あった上で何かしらイベントあり

34氷室エル24/02/10(土) 00:34:48

"脳トレ？"

「はい。行政官の仕事をしていると脳が疲れやすいですからね」

「脳を鍛え、頭をスッキリさせる……地図なら１問だけで済みますし、本を持ち歩くよりも軽くて解いてしまったらすぐに捨てれますし」

"でも同じ様な地図は何枚もキヴォトスにあるけど、暗号も同じ様なものが何枚もあるものじゃないの？"

「その点は大丈夫です。私は作者本人から買い付けていますから」

「暗号も同じ様な物にならないように気をつけてもらっています」

"アコはエルを知ってるの！？"

「……そんなに驚く事ですか？」

"どこで知り合ったの？"

「普通に街でですけど……何かあったんですか？」

"それは……"

好感度

アコからエル　dice1d100=63 (63)

1～33.「まぁ先生の知り合いが多い事はよく知っていますので何とも思わないですが」

34～66.「……変な事件に巻き込まれているなら何とかしてくださいね。私の趣味の１つなので」

67～100.「……何か知っている事があるなら洗いざらい吐いてください」

35氷室エル24/02/10(土) 00:46:19

"うん、そうだね……そうするよ"

「………私は行政官の仕事があるので事件解決のお手伝いはできません」

「ですがそうですね……厄介事に巻き込まれているならイオリぐらいまでなら貸してもいいでしょう」

"……それはイオリに怒られない？"

「他校とはいえ生徒が巻き込まれていて、先生がそれを助けようとしている。ここまで言えば文句を言いつつ助けてくれると思いますよ？」

「それに……エルさんは知らない人ではないですからね。私の趣味の1つが無くなるのとそれなりに交流がある生徒を同時に失うのはこちらとしても避けたいです」

「ですがヒナ委員長はぜっったい巻き込まないでくださいね！！委員長に余計な仕事を増やしたくないですし、それが私が頼んだ事が原因と知られたら……！」

"わ、分かった……ヒナには黙っておくよ"

「絶対ですからね！！……とにかく風紀委員を少しの間はある程度は動かせる様にしておきます。１チームくらいなら出動できるように」

"そんなにも人数は必要ないかな……"

「そうですか。ならイオリだけで十分ですね？……イオリには私から伝えておきます」

"うん、ありがとうアコ"

"そういえばアコは何でこの地図がそんなにも欲しいの？"

dice1d3=3 (3)

1.暗号の量が多い為(情報量が多い)

2.この地図は市販の地図と違う不出のものと聞かされた事がある為

3.同じ様なレア地図をもらった事がある為

36氷室エル24/02/10(土) 00:51:18

「別に大した事ないです。私も同じ様な物を持っていて、それがどういった価値があるものかを知っているだけです」
「そして先生がその価値を知らずにもっているなら買い取ろうとしただけです」

"……そうなんだ"

「なので先生が貰ったというのも嘘ではない事は分かっていますよ。売ると言わない理由も」
「だから……キチンと保管していてくださいね。その地図」

"うん。もちろん"

37氷室エル24/02/10(土) 00:59:04

モモトークにて

『先生殿！その画像に映ってる地図！』
『それっていつもくれる暗号の新作？』

　　　　　　　　　　　　『……あれ？映ってた？』

『ふふっ……私の目はごまかせないよ！』
『実は手持ちの地図の暗号は解いたばかりっで今は手持無沙汰なんだ』
『だから先に私にその地図見せて！！』

　　　　　　　　　　　　『う～ん……見せるだけならいいよ』

38氷室エル24/02/10(土) 01:11:01

「ミチル、見参！」

「先生殿！早速見せて見せて！！」

"はい。今回の地図はもちかえっちゃダメだよ"

「え？なんで？前は何十枚もドーンとくれたのに」

"今回の地図は大事な地図だから"

「そうなの？じゃあチャンネルで暗号解説動画をあげるのは？」

"禁止"

「え～……」

"でも今ここで暗号を解いて見る分にはいいよ"

「う～ん………まぁ忍者の修行としては悪くないのかな？」

「でも日々先生殿からの暗号修行に明け暮れている私にかかったら一瞬で解いてみせちゃうよ！」

"私もある程度は分かってるし、解いてくれちゃってもいいよ"

「そこまで言われたらこの私の実力を見せてあげるっきゃないね！」

解読　dice1d100=50 (50)

(77以下で先生が先生の補助ありで77)

39氷室エル24/02/10(土) 01:21:10

「むむむ………」

"難しい？そこはこっちから読んで……"

「あっなるほど！流石先生殿！」

「だったら後はここを見合わせて……分かった！」

"流石だねミチル"

「えっへん。なんてったって忍者に暗号はつきものだからね！」

"じゃあもうこの地図は必要ないね"

「………さっきからおかしいとは思ってたけど……先生殿。私に隠し事してる？」

"そ、そんな事ないよ！？"

「いや！絶対に隠し事してるでしょ！」

「……分かった！その地図だ！その地図に秘密が……！」

"その秘密の暗号をさっきミチルが解いたよね？"

「そういえばそうだった……暗号は地図にある不思議な氷山の説明だっけ」

「dice1d3=3 (3) 」

1.じゃあ……やっぱり私の勘違い？

2.………もしかしてまだ隠されている暗号がある？

3.………もしかして埋蔵金が分かった！……とか？

40氷室エル24/02/10(土) 01:31:49

"……いや、埋蔵金の中身は分かってないよ"

「！！先生殿！今"は"って言った！」
「……もしかして埋蔵金の中身が分かってなくても場所が分かったの！？」

"そこまでは言ってないけど……"

「じゃあ先生殿はどこまで知ってるの？」

"この氷山がとても危険な場所にあって、行くには色々準備しないといけないって事くらいかな"

「そうなんだ……伝説のお宝っていうくらいだもんね」
「何が入ってるんだろう……本物の妖銃かな？忍術書かな？それとも隠れ里の入り口があったり？」

「行ってみたいなぁ～……もし私が行ったら現地の暗号もスラスラっと解いて、得意の忍術でシュバババっと解決できるのに……」

"………そうだね"
"さっきの暗号は私が助け舟を出したけどね"

「あ～！先生殿！私の実力を疑ってるね！」
「だったらもしもこの宝物を探しに行く事になったら私を呼んでよ！絶対に役に立つし、ミチル流忍法を存分に披露してあげるからさっ」

"そうだね。もしミチルの手が必要になったら連絡するよ"

「約束だからね先生殿！絶対だからね！」

41氷室エル24/02/10(土) 01:42:15

本日はここまでです

現状。エルの埋蔵金捜索隊に最初に宝の地図に気づいた生徒枠という事でホシノが確定枠に入りました
後に決まったナツ、アル、アコ(代役でイオリ)、ミチルの中から残り２名を選びます

なので次回再開の時までに残った２枠に入れてほしいキャラがあったらレスしてくれると採用率が上がります
誰でもよかったり拮抗してたり全員見たいから決められなかったりと、あんまり指定がなかったりしたらダイスで決めます

ぶっちゃけフレーバーというか描写が代わるだけなのでアコ・ミチルを選んだら暗号補正とか、アルを選んだら宝は現金としての価値を持つ様になるとかはないです

42二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 07:51:25

投稿乙です

43二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 12:40:56

アルに1票

44二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 18:47:53

どの子を連れていっても現地で活躍してくれそうなだけに2人というのが難しいね

45二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 20:59:33

どんな組み合わせになるか楽しみ

46二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 21:10:16

オリキャラスレであんまりナツ見ないからナツ見てみたい

47二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 21:12:35

イオリで

48氷室エル24/02/10(土) 22:34:31

見たいキャラ出してくれてありがとうございます

アル、ナツ、アコ(イオリ)が１票入ってますのでこの３人から決戦ダイスを振ります

dice2d3=2 2 (4)　(被りの場合+1、4の場合は1として扱う)

1.アル

2.ナツ

3.アコ(イオリ)

49氷室エル24/02/10(土) 22:37:26

というわけで探索メンバーはホシノ、ナツ、イオリとなった所で再開しますが……

スーツ開発期間

dice1d3=3 (3)

1.割とすぐにできる

2.数日かけてできる(下記判定+20)

3.一週間くらいかかる(下記判定+40)

異常　dice1d100=38 (38)

50氷室エル24/02/10(土) 22:47:51

"作るものがスーツというだけあって、全員分の身長は報告しておきたい"
"メンバーが決まった所で一度ウタハに進捗の確認を取ることにした"

『……オッケー。作るスーツのサイズは分かったよ』
『だがそうだね……耐寒テストを含めると後一週間前後かかるかな』

"ウタハにしては時間がかかってるね"

『まぁね。先生の話しぶりだと宝を探しに危険な場所に向かうのだろう？』
『もし仕事を急いで現地でトラブルが起こったりしたらいけないからね』

"うん、安全面は信用しているよ"
"私以外の同行者にも何かあったらいけないからね"

『だからなるべく急ぐようにはするけど待っていてほしい』

"分かった。急かす様なこと言ってごめんね"

"……待っている間に情報収集でも進めようかな"
"一度現地の入り口まで下見に行ってみよう"

51氷室エル24/02/10(土) 22:58:42

～～～～～～～～～～～～～～～～

探した。色んな場所を探した

自分がいた場所を探した。地下に広がる通路を探した

トリニティを探した。ブラックマーケットを探した

レッドウィンターを探した。自分の部屋を探した

私が何かを描いた紙を見つけた。地図だった

そう、私は地図を描いていた

分かる人には分かる様に、美しさが分かる正しき人に見つかる様に、世界に私の足跡を残した

少しずつ私は私を取り戻そうとしてきた。だけど思い出せない

この地図は何を表している地図なのか。何が美しいのか。何故世界に残したのか

私の想いはこんなにも手が届く所にあるというのに

自分の気持ちが自分で分からない……

独りで考えると頭が痛くなるので………

dice1d3=2 (2)

1.誰かに聞いてみる事にした

2.もっと多くの地図を集めた

3.地図が示す先へと向かった

52氷室エル24/02/10(土) 23:18:41

地図にはヒントがあった
だからこれをいっぱい集めれば、きっとひとつの答えを導いてくれるだろう

だから探した

自分がいた場所を確認した。地下に広がる通路をしらみつぶしにした
トリニティを狙った。ブラックマーケットを忍び込んだ
レッドウィンターを駆けずり回った。自分の部屋をひっくり返した

昔の私の描いた全てを私が集める事で、私は私に戻れる気がした

それが苦しくても悲しくても分からなくても……今できる事だと思ったから

～～～～～～～～～～～～～～～～
"……おかしな強盗事件？"

「はい。現在キヴォトスのあちこちで起きている強盗事件になります」
「犯人が狙っているものは……絵画、メモ、そして……地図です」

"……！！"

「それら以外に金品や武器等を狙っている様子はないようですが……被害件数、範囲、そして手口とかなり異常な犯行ではあります」

"強盗以外の被害は出ていないの？"

「はい。負傷者や行方不明者は出ていません」

53氷室エル24/02/10(土) 23:19:27

「……少し前に先生から地図に描かれた場所の特定を依頼された事がありましたね」

「まさかとは思いますが先生に犯人の心当たりがないかと思い、本日は確認にきました」

"………"

"dice1d3=1 (1) "

1.……そんな事する知り合いはいないかな

2.……次に強盗が出現しそうな地域って分かる？

3.ごめんリンちゃん！ちょっと出かける！

54氷室エル24/02/10(土) 23:32:17

「………そうですか」

「現在連邦生徒会は防衛室が中心となってこの事件の解決に当たっていますが、範囲が広すぎて人員を割きすぎるのは効率が悪いです」

「ある程度被害をまとめた資料をお渡ししますので、先生もシャーレとして何か分かったら対応の方をよろしくお願いします」

"分かったよ"

"連絡ありがとう。リンちゃん"

「…私はシャーレに仕事を持ちこんできただけで感謝される筋合いはありませんよ」

「それでは失礼します」

"さて……偶然だったらいいんだけどね……"　ﾊﾟﾗﾘ

"被害は……かなり広いね。一番被害が出てるのはトリニティとブラックマーケット……"

"この辺りは丸々一帯……地形をなぞる様に被害が起きてる……"

"後は手口か。リンちゃんは異常って言ってたけど……"

dice1d3=1 (1)

1.人が出入りした形跡がない

2.壁や床が溶けている

3.発狂者が出ている

55二次元好きの匿名さん24/02/10(土) 23:34:21

実際知ってる様子とは違い過ぎて何とも言えないよね

56氷室エル24/02/10(土) 23:42:05

"犯行現場には足跡がなく、指紋もついてない。多くの場所から盗んでいるのに目撃している近隣住民や家主でさえ人影すら見ていない"
"ただナメクジの様な気持ち悪い粘液が付着しているだけ……"

"…………"

『これはよくチェリノ会長に渡している特別製の地図です』
『市販に出回らせている地図の中に1%くらい紛れさせている。情報が多い……いわゆるレア物の地図です』

"犯人は地図を追っている……ならこれを使えば……"

『避ける理由は大人が苦手だからです。それ以上でも以下でもないです』

『今回の授賞式の件で悪いのは私です。チェリノ会長でも先生でもない。だから全部私のせいで……』

『お金さえもらえれば老若男女、汚れを拭くちり紙に使う貧乏人でも宝を奪う悪の権力者でも誰でも平等にチャンスを配ります』

"一応……準備をしようか"

57氷室エル24/02/10(土) 23:55:40

"もしもしリンちゃん？早速で悪いんだけどお願いしたい事があって……"

"ちょっと噂を流してほしいんだ"

＜？？？＞

……………

「ねぇ聞いた？シャーレの先生が珍しい地図を持ってるんだって」

………！！

「聞いた聞いた！なんでも世にほとんど出回らない幻の地図で、今日トリニティの放課後スイーツ部に見せにいったらしいよ」

「本当？じゃあ今から行ったら先生に見せてもらえるかな？」

「今日はトリニティで泊まり業務らしいから見せてくれるかもしれないね！行こ！」

………………！

～～～～～～～～～～～～

～深夜トリニティ応接室にて～

………あっタ……間違いナい……私の地図……

私の……モノ……！

"そこまでだよ！"

58氷室エル24/02/11(日) 00:01:47

………？……記憶に残っテる？

タシか先生と……タスけた子……？

でも今ハ地図を……

"ありがとうセイア。トリニティの部屋を貸してくれて"

「何か分かったら連絡してほしいと言ったのは私だ。気にしないでくれ」

"それで、セイア……あそこにいるのが……エルで間違いない？"

「あぁ……あの場で確かに見た色と同じだ……」

dice1d3=1 (1)

1.エル？(戦闘力が99固定)

2.小さな虹色の影(戦闘力が？？？？)

3.虹色の影(戦闘力測定不能)

"それなら……皆出てきていいよ！"

応援　dice1d3=3 (3)

1.ホシノ(戦闘力1d100+50)

2.1+ナツ(戦闘力1d100)

3.2+イオリ(戦闘力1d100＋20)

59氷室エル24/02/11(日) 00:12:10

…………帰ロう
早ク……私に見せなイと………夢を……取リ戻す為に……

"(エルの姿は見た事がある。今、目の前にいるナニかが模倣している生徒だ)"
"(目の前にいる彼女は本物より明らかに小さく歪で……何よりこちらを見向きもしていなかった)"

「うへぇ。これまた厄介な事件に巻き込まれたんだね先生」

「……カラフルなケーキは何度か見た事あるけど、これは光に煌めく銀紙の裏側の様な色だね」

「うわぁ！？なんだこいつ気持ち悪い！深夜に呼び出されて何かと思ったら……こんなのを相手するなんて聞いてないぞ！」

"……セイア。少しこの部屋を荒らしちゃってもいい？"

「構わないよ。人払いも済ませてあるから存分にやってほしい」

"なら……行くよ三人共！"
dise3d100= +70　(99以上で勝利、198以上で生け捕り)

60氷室エル24/02/11(日) 00:12:35

dice3d100=84 17 95 (196)　+70

61氷室エル24/02/11(日) 00:25:17

………！………地図ガ……！

持って帰らナいと……！

「……この子。力や速さはそれなりにあるみたいだけど、動きが分かりやすすぎるよ」

「私達には目もくれずとにかく地図だけを追ってるみたいだね。……私のスイーツと同じ様に地図の魔力に取り憑かれた子なのかも」

「それにしてもタフすぎないか？こんなに撃ってるのにまるで気にしてないぞ」

"別に動かなくなるまでやる必要は無いよ"

"今回は強盗を捕まえたかっただけだから"

………地図ヲ！………地図ヲ！

"……この地図が欲しいの？"

"どうして人から奪うほど地図を集めているのか教えてほしいな"

dice1d3=2 (2)

1.意思疎通可

2.意思疎通不可

3.意思疎通する気がない(可不可が不明)

62氷室エル24/02/11(日) 00:32:42

………地図……！

"エル。私の言葉が分からない？"

"もしエルがちゃんと理由を話してくれたら地図を渡してもいいんだよ？"

………私ノ………地図……！！

見せテ………私の！！

"………やっぱり君はエルじゃない"

"あの子は苦手な私にもちゃんと話してくれる優しい子なんだよ"

"君は……何者なんだ？"

…………私の夢ヲ！！……取り戻ス……！！

"……夢？"

「………！！先生！！気をつけて何か来るよ！！」

dice1d3=2 (2)

1.dice1d3=3 (3)

2.dice1d5=4 (4)

3.dice1d10=6 (6)

63氷室エル24/02/11(日) 00:45:01

"(私は勘違いしていた)"

"(最初に埋蔵金の地図の強盗と聞いた時に、あの生徒の顔が浮かんだ)"

"(今も行方不明になっている虹色の少女。その手がかりになればと捜索を始めた)"

"(本人でも本人じゃないにしろ。強盗をおびき出せればいい。そう思って色んな所で噂を流してもらった)"

"(その結果、目の前にいるのは少女の姿をした何か……虹色の少女じゃなくて少女の姿をした虹だった)"

"(地図に異様な執着を見せる彼女が犯人だろうと。ここにいる全員が思っていた)"

「先生！窓から……！同じ子が！！」

「1.2.3……４人も……」

「一体どうなってるんだ！？先生！これはどういう事なんだ！？」

"(少し考えれば分かる事だった。この小さな個体が短期間に全ての地図を盗みだせるだろうか？)"

"(そう。私は勘違いしていた)"

"…………この生き物はキヴォトスに何人もいるかもしれない"

エル？軍団　dice1d2=1 (1)

1.最初の１体を無力化済み99×4＝396

2.最初の１体を合わせる99×5＝495

dice3d100=95 86 1 (182)　+70(200以上の差で地図が奪われる)

64氷室エル24/02/11(日) 00:55:44

「うへ……流石のおじさんも、ここまで粘られると厳しいかな」

「糖分が足りないかも……この子が食欲がなくなる見た目してなければ……」

「あぁもう！私にへばりつくな！！私は地図を持ってないだろ！？」

………ワカらない………私は………

オモイ出す……地図……

私が……欲しいモノ……

「…………先生は一度逃げて。これ以上増えてこられると先生もその地図も守れる自信がないかな」

"ホシノ……"

"分かった。すぐ増援を呼んでくるよ！セイアも一緒に……"

「…………ちょっと待ってほしい」

”セイア？”

「…………戦闘行為をやめてくれ！これは命令だ！！」

………！？

dice1d3=2 (2)

1.特に変化なし

2.全員動きが悪くなる

3.全員動かなくなる

65氷室エル24/02/11(日) 01:03:20

………メイレイ…………でも……私の………ヤクソク………

…………戦闘……地図…………

………殴らナい……地図はトる……モラウ……

"動きが止まった？"

"なにか迷ってる？"

「話は後だ！今の内に無力化してくれ！」

「……よく分からないけど今がチャンスだね」

「先生、後でお口直しのスイーツを買ってね」

「ちょっと！？私にへばりついてるヤツだけへばりついたまま動かないんだけど！？」

"よし！じゃあ一気に片付けよう！！"

「「おー！」」

「おー！……じゃない！！先に助けろ！！」

dice3d100=8 14 88 (110)　+70

(44×4=176以上で勝利　以下で逃げられる)

66氷室エル24/02/11(日) 01:12:17

………ア………アァ……

……………ウバ………えなイ………

"………"

「先生、一度この場を離れた方がいい」

「そうだね。この場所に地図がないって事が分かったらこれ以上争う事もないと思うよ」

「これ以上こんな気色悪い生物の相手をするのはゴメンだからな！」

"………うん。そうだね"

……………戦闘……ダめ………私の……

"………あんまり生徒にこういう事を言いたくないんだけど"

"命令する。君達はエルの……氷室エルの何なのか教えて？"

dice1d3=1 (1)

1.容量を超える

2.容量を超えた結果帰巣本能のみが残る

3.ある程度答えてくれる

67氷室エル24/02/11(日) 01:27:19

……！……わたシ………のタシノワ………！！？？！？
アァ……アアァ……やくナニ戦そナノくカ……！！？

"！？"
"エル！？大丈夫！？"

ァアァァ………！　ｼｭｩｩｩｩ！

"体が溶けて……！"

「……なくなっちゃったね」

"………可哀想な事しちゃったかな"

「……可哀想なのは強盗被害にあった人と、こんな化物を相手にしていた私達だ！先生は悪くないぞ」

"……ありがとうイオリ"
"また増援が来ないとも限らないし、一旦トリニティから離れようか"

「先生、この子はどうするの？」

"……最初に捕まえた子か"

「手錠をかけても檻に閉じ込めても無駄だと思う。かといって捨てるには危険じゃないかな」

"………この子にさっきの質問を聞いてみようと思う"

68氷室エル24/02/11(日) 01:31:52

「え？また溶けちゃうんじゃ？」

"この子はセイアの戦闘をやめさせる命令は受けていない。もしかしたらこの子がエルを探す手がかりになるかもしれない……！"

「なるほどね。………でもどうしてこの子だけ暴れないんだろう？」

"(最初にエルの地図を狙った個体。小柄なエルよりもさらに小さな虹色の人型)"
"(彼女は地図を持つ私に直接危害を与えたりはしなかった)"

"きっと……私が地図を持っているからじゃないかな？"
"この子に興味があるのは……本当に地図だけなんだと思う。だから負傷者や被害者が出なかったんだよ"

"だからこそ聞けたらいいんだけどね。どうして地図を追っているのか……"

"地図を集めているのは本当にエルの意思なのかをね"

69氷室エル24/02/11(日) 01:41:50

今日はここまでです　以前からもそうでしたが多分戦闘はざっくりこんな感じで回すと思います

単体ＶＳ単体ならもう少し頑張れそうなんですけどね……

【エル？】

氷室エルの姿をした何者か。その姿はただでさえ小さいエルよりも小さく（dice1d3=1 (1)　1.-10cm 2.-20cm 3.-30cm）

まるで人ではナニカが人の姿を真似て作った様な歪な姿をしている

全身は薄く虹色の粘液で覆われており、よく見ると衣服も肌も澱んだ虹色に発色している。深く覗きこまなければその姿が虹色に染まる事は無い

言語能力や思考能力に乏しく、脳の容量が少ない事が原因と考えられる。本能的に命令には従う

本人譲りなのかフィジカルは高い。攻撃方法は物理のみ

70二次元好きの匿名さん24/02/11(日) 08:17:19

投稿乙！

71二次元好きの匿名さん24/02/11(日) 12:32:55

ヤバいものができてる…

72二次元好きの匿名さん24/02/11(日) 17:35:38

明らかにヤバそうだけど共生してるならそれはそれで…
寄生されてたらヤバすぎる

73二次元好きの匿名さん24/02/11(日) 21:03:56

無事だといいなぁ

74氷室エル24/02/11(日) 23:32:47

あんまり他のスレを追えてないのと、途中で生やした設定なので深くは考えてないのですが、同じ様な設定使って完成度で負けてると少し落ち込んだりしますね　少し再開します

あれから無効化した謎の生き物はシャーレに連れて帰った

同じ個体が複数いる以上、どこかの学園に預けるとパニックが起きる可能性がある

………あれからこの氷室エルの様な生物はピクリとも動かない

そう。さっきから無効化したと言っているが実際には"何故か"無効化されていたのだ

窓から入り込んだ個体は重ねて命令をするまで地図を求めて暴れまわったというのに……あの戦闘の最中に何かあったのだろうか？

dice1d3=3 (3)

1.例えば急所

2.例えば思考

3.例えば地図の中身

75氷室エル24/02/11(日) 23:49:35

そう、例えば地図を読んでしまった可能性

エルがくれた珍しい地図は囮として一度は中身を見せてしまっている

もしも地図の情報をインプットしようとした結果動かなくなってしまったなら……オーバーフローを起こして崩壊とまではいかなくても、情報過多で気絶してしまったのかもしれない

………仮にそうだとしたら私はいつまでこの子の面倒を見るべきなのだろか？

捨てるわけにも溶かすわけにもいかない。やっぱり埋蔵金を探す時にもっていくしかないかな

ふぁぁ……そういえば昨日は大騒ぎにならないように夜に作戦を決行したから寝てないんだった

………だけど目を離した隙に逃げられたら元も子もないし……我慢しないと……

……………

………

…

～～～～～～～～～～～

………………ぐぅ

捕まえた個体　dice1d3=1 (1)

1.変化なし

2.消えている、粘液の跡が続いている

3.消えている。休ませていた部屋に溶かされた様な穴

76氷室エル24/02/11(日) 23:58:31

少し眠ってしまった。あわてて捕まえた子を確認するが死んだ様に動かないままだった

シャーレで業務をこなしたり、地図の情報を集めたりしている間もずっと24時間文字通りピクリともしない

この子は生きているのだろうか？それとも今この場にいるのはただの不可思議な塊なのだろうか？

もし……今、この子前に地図を置いたら動き出すのだろうか？

試しに適当な埋蔵金の地図を置いてみた

さっきコンビニに行くついでに買ってきた一般的な流通している地図

もしもあの時の様に地図に執着しているなら反応してくるはずだが……

反応　dice1d100=54 (54)　-20

(30以下で反応なし　60以上で反応を見せる)

77氷室エル24/02/12(月) 00:06:48

…………ダメそうだ

あの時の様な大きな声も、飛びかかる様な姿も見せてくれそうにない

やはり真実を知るには行くしかないのだろうか？

耐寒スーツの完成にはまだ時間がかかる。他に地図を奪う個体を探すか、それとも禁止区域近くの下見にでも行くべきか

……続きはしっかり眠った後に考えよう。これからはもっと体力が必要になるし、注意する必要がある

疲れがたまると何をするにも上手くいかなくなる

例えば、私が背を向けた瞬間わずかに動く虹色に気づかなった様に

dice1d3=2 (2)

1.他の動く個体を探そう

2.禁止区域の下見へ行こう

3.？？？から電話

78氷室エル24/02/12(月) 00:30:01

レッドウィンター自治区のさらに奥に広がる無限の雪原、雪原地区………をさらに超えた先にあると言われる氷原地区

連邦生徒会やシャーレのデータによると、その区域は測定すらできず、ミレニアムの海を凍らせて氷海地区にしただとか、百鬼夜行に大雪原があるのは氷原地区が浸食してきているからだとか……とにかくおかしな場所に氷があったら氷原地区のせいかもしれないと記録されている

侵入するには急激な寒さで帰れない体になる前に、寒さを段階的を重ねられるレッドウィンター自治区から入る事が推奨されているが……準備をしないと一般生徒では雪原地区の寒さにすら耐えられないだろう

………そして私は今、できる限りの備えをして雪原地区の入り口に立っている

目的は2つ

まず雪原地区から氷原地区に入るまでの徒歩での移動距離の計測だ

人が余り訪れない場所だからこそ地図やデータの情報は余りにも少ない。あまりに距離があるなら途中でキャンプを作る必要がある

そしてもう1つは、もし本当にあの子が……氷室エルがいるなら少しでも手がかりが見つかるかもしれないと思ったからだ

何か少しでも見つかってほしいし、見つかってほしくないものもある……だけどそれはパソコンや地図の上を見るだけでは分からない

まずは進んでみようと思う

雪原→氷原(残り200)

進捗　dice1d100=48 (48)

イベント(進捗がゾロ目。合計100以上。200以上。)

79氷室エル24/02/12(月) 00:36:39

………寒い。雪山に登る時の様なしっかりとした防寒具を揃えても非常に寒い

そして……何もない

それはそうだ。こんな所はウィンタースポーツが好きな生徒ですら訪れないだろう

見えるのは一面の銀世界。方位磁石がないとどちらに進んでいるのかすら分からなくなる様な雪の世界

一応危機的状況の為の備えもしているが、今のところは何も見えそうにない

急ぐつもりはないが、さっさと進んでしまおう

雪原→氷原(残り152)

進捗(48)　dice1d100=90 (90)

イベント(進捗の出目もしくは合計がゾロ目。合計100以上。合計200以上。)

80氷室エル24/02/12(月) 00:48:00

<合計100以上>

………遠くに白いモヤの様なものが見える

恐らくあれが氷原地区なのだろう。意外と距離は近そうだし、雪原地区では特に何も起きそうにない

……それもそうか

雪原地区は立ち入り禁止区域ではない。それはつまり連邦生徒会の管理が行き届いてる場所という事でもある

生徒を襲う野生動物がうようよしているなら一般に開放されていないだろう

油断するつもりはないが、警戒しすぎるのも良くない。この日光に照らされ輝く白い世界をずっと眺めるのは綺麗ではあるが、同時に方向感覚や平衡感覚が狂いやすくなる

早く目的を達成して先に進むべきだろう

dice1d3=3 (3)

1.ちょっと急ぐ(進捗+10)

2.安全に行こう(進捗-10　次ダイスはゾロ目でもイベント発生無し)

3.あの輝きは……

81氷室エル24/02/12(月) 00:55:12

ん？今、遠くの雪が動いた様な……何かいる？

気のせいか？もしくは小動物か何かだろうか？

いや……あの輝きは……光が動いてるのか……？

…………行ってみよう。あの輝きが太陽の光なのか、虹色の何かなのか、それとも……！

そこにいるのは誰！？

dice1d3=3 (3)

1.雪が崩れて光が動いてるように見えただけ(進捗-30)

2.虹色の……

3.『…………』

82氷室エル24/02/12(月) 01:04:34

～～～～～～～～～～～～～～～

いっぱい集めた。とにかく集めた。たくさん集めた。

私の為に沢山集めてくれた

読む。解く。読む。解く。読む。解く……ずっと続けた

あんまり頭は良くないけど自分が描いた物だからか、どんどん情報が集まっていく

だけど、肝心な部分はずっと埋まらない

地図はまだまだ残ってる。私にはまだまだ地図が必要

だから今日も探しに行く。私の為にワタシが頑張る

寒いのが苦手なのに無理させてゴメンね

私も頑張るから……だから……

"エル！？どうしてこんな所に！？"

dice1d3=1 (1)

1.…………(黙々と地図を読んでいる)

2.……何でこんな所にいるんですか？

3.あれ！？先生じゃないですか！？

83二次元好きの匿名さん24/02/12(月) 01:07:05

うわぁ先生に、というか他人に反応できなくなってる

84氷室エル24/02/12(月) 01:20:03

～～～～～～～～～～

白い世界の中に溶け込むように、虹色の髪の少女がそこにいた

雪の様に白い肌は以前見た時より血色が悪く、太陽の光に合わせて輝く髪はまるで誰にも見つけられない様にその身を隠している様に見えた

"私だよ！１回話した事があるよね？"

"心配したんだよ？どうしてこんな所にいるの？"

『…………………』　ﾊﾟﾗﾘ

私の声に何の反応もせず重ねた地図をめくっていく

まるで自分だけの世界に入り込んでしまっている様だった

"聞こえないの！？どうしたの！？"

"(体をゆすってみる)"

『………………』　ﾊﾟﾗﾘ

大声を出しても体をゆすっても、こちらを一瞥もせず地図を読み進めていく

彼女は本当に私の知る氷室エルなのだろうか？もしかしてまた以前見た虹色の人型なのかと逡巡していると

『dice1d3=3 (3) 』

ようやく彼女は口を開いた

dice1d3=1 (1)

1.………次、お願い

2.………これでもない

3.………何かいるね

85氷室エル24/02/12(月) 01:22:05

(ダイスミスってるけど上を台詞枠を採用します)

dice1d100=5 (5)

(30以下で回避　80以上で……)

86氷室エル24/02/12(月) 01:34:17

"えっ……？"

視界が一瞬で真っ白になった

焦って転んでしまったか？エルは無事なのか？異常気象なのか？何か別の物が現れたのか？

視界は徐々に晴れていった。どれだけ時間が経ったか分からなかったが恐らく一瞬の出来事だったのだろう

視界には地図を読む少女と……

先ほどまで私がたっていた場所に拳が撃ちつけられていた跡があった

読書の邪魔をする小バエを叩き潰す様に、薄い壁の住宅で騒ぐ隣人を黙らせる様に、私を追い払おうとしたんだと分かった

ただそれを私は奇跡的に反射で避けて、代わりに殴られた雪が宙を舞い視界を埋め尽くした。ただそれだけの事だった

"エル………"

何事もなかったかのように地図を読んでいる。読み続けている

彼女には声がもう届かないのだろうか？………いや、そんなはずはない！

私が諦めたら誰が彼女を助けだせるんだ！

dice1d3=1 (1)

1.地図を奪い取る

2.殴られてもいい！話がしたい！

3.そういえばこの地図はどこから……？

87氷室エル24/02/12(月) 01:41:09

こちらに関心を引かせる為には地図を取る！それしかない！！

もしかしたら地図自体に何か悪影響を及ぼすものがあるかもしれない！

『……………』　ﾊﾟﾗﾘ

"大事な物だって分かってるけど……ごめんね！"

殴られるのも覚悟の上だった。エルが束ねて持つ地図を掴んで……そして……！

dice1d3=3 (3)

1.思いっきり奪い取った

2.『………ナんですカ？』

3.私の手は虹色の掴まれていた

88氷室エル24/02/12(月) 01:52:56

(虹色の→虹色に)

地図を掴もうとする私の手は別の手に掴まれてしまった

……別の手？

『……………』ﾊﾟﾗﾘ

エルは両手で地図を持って目を離してすらいない

なら今も私に地図を触らせまいとするこの手は一体……

ダレノテナンダ……？

89氷室エル24/02/12(月) 01:54:21

視線を自分の腕に、　虹色がマキツイテ

視線を前に、　虹色がノビテキテ

視線をエルに、　虹色はコチラヲミテ

………ソうだ、この視線は感じた事があった

初めて出会った日。同じ視線を身に受けた事があった

『…………』ﾊﾟﾗﾘ

あの日と同じ様な私の全てを見定める様な視線。それが意思を持って私の腕を掴み

銀世界を染め上げる様な巨大な虹色の影が今にも私の前に振りかかろうとして……

dice1d3=1 (1)

1.恐怖

2.dice1d10=3 (3)

3.『………見えない』

アロナバリア　dice1d100=93 (93)　(数値が高いほど症状緩和)

90氷室エル24/02/12(月) 01:56:10

本日はここまでです　ここはここなりに細々とやっていきます

91二次元好きの匿名さん24/02/12(月) 08:14:11

投稿乙！

92二次元好きの匿名さん24/02/12(月) 12:28:17

相変わらずヤベェ

93二次元好きの匿名さん24/02/12(月) 21:04:21

ほしゅ

94氷室エル24/02/12(月) 23:03:56

感想も保守もありがとうございます　再開します

"ひぃっ！？……う、うぁあ……！"

視界が埋められていく……染まっていく世界に押しつぶされてしまう……！！
ダメだ。もうにげられない。……こわい……わたしはもうおしま……

「先生！！周りをよく見てください！」

"あ……ぁ……？"

どこからか声が聞こえた
藁にもすがる思いで周囲を確認する。虹、虹、虹、虹………その奥に白い世界があった

"……！！うおおおおおおお！！"

足を動かす。手を伸ばす。体を投げ出す。少しでも虹色から逃げたくて駆けだした先は

『…………』　ﾊﾟﾗﾘ

元の世界だった

「……丈夫ですか？大丈夫ですか先生！？」

シッテムの箱から声が聞こえる
そうか彼女が連れ戻してくれたのか

「聞こえますか先生！アロナですよ？何ともないですか？」

95氷室エル24/02/12(月) 23:22:51

"……うん。私は大丈夫だよ"

"ありがとうアロナ"

「よかったです！先生の安全はシッテムの箱のＯＳであるアロナがいつでも守ってますからね！」

『…………オドロイタ』

"……エル！？喋って……！？"

『…………』ﾊﾟﾗﾘ

エルは地図に目を落としたままで口は開いてすらいなかった

なら話しかけているのは……

『………私以外と……お話、メズラしい……』

彼女の頭部が……虹色の髪がいつしか虹色が蠢き、澱み……虹色の影の様にひとつの塊となっていた

口はない。目もない。生き物なのかも分からない

ただ、間違いなくこの影が話しかけてきたという事実は肌で認識できた

『……でモ、帰っテ………今、イソガしい』

"dice1d3=2 (2) "

1.忙しい？

2.さっき何をしたんだ？

3.君は何者なんだ？

96氷室エル24/02/12(月) 23:35:34

『……？ナニ……を？……何……？』

"……ならさっき見せた景色はどうやって？"

「そうです！私も精神攻撃の波をキャッチしています！！」

『景色？……？』

"………しらばくれてる訳じゃないのか？"

"もしかして……無意識なのか？"

確かセイアから聞いた話でもセイアは直接危害を加えられたというよりは、巨大な虹色の影を見た恐怖で……

まさか……本当に……

『…………ハナし終わり？なら消えて……私の邪魔をしナイで』

"ま、待って！"

"どうしても聞きたい事があってここまで来たんだ"

"dice1d3=2 (2) "

1.何故自分で描いた地図を皆から奪うんだ？

2.なんでレッドウィンターに戻らないんだ？

3.何故こんな所にいるんだ？

97氷室エル24/02/12(月) 23:48:39

"レッドウィンターにはエルの帰りを待つ子が何人もいる。それに地図だって奪わなくても自分の部屋で新しく作ればいいじゃないか"

"なんで……皆の所に戻らないんだ？"

『戻らない？………違ウ。いま、モドッテきた』

『……ワタシたちは、イマ、帰るところ』

『なのに私がスゴく気になっテ……思い出しているトコロ』

"帰る？"

"思い出す？"

『………モウ、喋りたくない……ワタシ、あまりアタマ良くないかラ……』

『ヤクソク以外……考えタクない』

『dice1d3=1 (1) 』

1.だからカエって……

2.だからカエる……

3.だからカワる……

98氷室エル24/02/13(火) 00:00:08

瞬間、虹色の塊がうねり始めた。アロナのおかげで恐怖はない。だが明らかに敵意を感じる

ここで戦闘に入るのはまずい。ホシノ達はいないし、防寒スーツは着ていない。防寒具が破損してしまうと帰り道が凍えるだけで済まないくらいには危険だ

そして……どうにもこの虹色のナニカはエルの髪と一体化している。もし、ここで銃撃戦になる様なものなら頭の下にいるエル本人が巻き添えをくらうことになってしまう。それだけは避けたい

"………分かった。今日は帰る事にするよ"

"だけど最後に1つだけ頼みがある。エルと一言だけでもいい。話をさせてくれないか？"
"彼女の声を一言だけでも聞きたいんだ"

『…………私はイソガしい。話す時間スラおしイ……帰って……』

"まだ奪われていない珍しい地図の情報を私が持っているとしても？"

『………ナニ？』

99氷室エル24/02/13(火) 00:09:11

"私がここまで来たのはある特別な地図があったからだ"

"少し前にもその地図が狙われたばかりだ。恐らく君の仕業なんだろうけどね"

"その地図が……これだ。エルと話をさせてくれるならこの地図をあげてもいいよ"

『………ケイヤク。先バライの方がイイって覚えた』

"先にエルを出して"

『……………待っテ』

"………"

dice1d3=1 (1)

1.『………ナラいらないって……』

2.『……地図を見せて。早く』

3.『………また同じ様な手を使うんですね』

100氷室エル24/02/13(火) 00:17:01

"……という事はエルとやり取りはできるんだね？"
"ならこれだけ言うよ。しっかり聞いてね"

『…………』ﾊﾟﾗﾘ

"一週間以内に私は必ずエルが残した宝を見つけ出す。だから………"
"その時はちゃんと全部話してね！"

『…………』

"それじゃ私はもう帰るよ。氷原地区の入り口まで見に行けなかったのは残念だったけどね"

"またね"

『………』　ﾊﾟﾀﾝ
『……………帰ろう。ワタシ』

101氷室エル24/02/13(火) 00:22:09

数日後。ウタハから防寒スーツの完成の連絡が届いた

急いでレニアムのエンジニア部に向かうと中ではエンジニア部に混じってホシノ達の姿が見えた。スーツの最終調整中のようだった

「待たせたね先生。ついに完成したよ！」

"お疲れ様"

"早速試着してみていいかな？"

「勿論。試着ついでに各種機能が正常に動作しているかを確認してほしい」

防寒以外の機能の数　dice1d10=6 (6)

102氷室エル24/02/13(火) 00:44:02

「これがエンジニア部の叡智を結集させて作ったセーフエクスプローラーだ！」

"おぉー！"

"宇宙服みたいだ！"

「全身を覆うのにはピッタリなスーツといえばこれだからね」

「スーツの中は一定の温度を常に保つようになっていて、外がどんなに寒くても動きに支障はでない代物だよ」

「後は私の趣味と、先生達の希望合わせて作った６種類の拡張機能！まずはこの場で体験してほしい！」

dice6d10=7 1 10 2 7 4 (31)　(出た数値全て採用。被りは+1。10以上は1に戻る)

1.いつでもどこでも地図見たい！プロジェクターフェイス！(先生案)

2.道中も楽しく行こう！AM・FMラジオ！

3.どんな場所でもすぐにおやすみ！寝袋変化！(ホシノ案)

4.足がビショビショになるのは嫌！足元速乾エアー！

5.いつでもあなたに私のお菓子！袖下シェアリング！(ナツ案)

6.無いと思った？勿論あります！Bluetooth機能！

7.武器・爆弾何でもござれ！安全武器ホルダー！(イオリ案)

8.いっそ逆に！？防暑耐性！

9.吹雪で隠れてもバッチリ！偏光メット！(セイア案)

10.万が一の脱出装置！緊急脱出ボタン！

103氷室エル24/02/13(火) 00:55:07

1.いつでもどこでも地図見たい！プロジェクターフェイス！

「これは先生の希望だね」

"うん。現地で地図を開くと吹き飛ばされちゃうからどうにか地図の画像を映し出せないかな？と思って"

「うんうん。そうでなくても全員で１つしかない地図を見るのは大変だ」
「そんな要望に応えてヘルメットのシールド部分に地図の画像を映し出せるようにしておいたよ。スーツの内側に映すから悪天候でもバッチリ確認できる機能だ」

"希望通りだよ。流石マイスター"

2.道中も楽しく行こう！AM・FMラジオ！

「道中は厳しい事も辛い事もあるかもしれない。そんな時こそ気分転換が大事だ！」
「というわけでラジオを聴けるようにしておいたよ。FM・AM両方聞けるから安心してほしい！」

"やっぱりつけたんだね……"

「もちろんさ！かなり最初の方から構想はできていたからね」

"……でも、あそこって電波入ったかな？"

「そこは安心してほしい。ボタン操作で先週までのラジオが流れるように設定してあるよ！」

"それは……流石マイスターだね"

104氷室エル24/02/13(火) 01:09:52

4.足がビショビショになるのは嫌！足元速乾エアー！

"これは？"

「これは中の温度を快適に保つものだが……先生は寒い所に行くのだろう？」
「つまり外気に比べてスーツの中が温かくなる。するとどうしても温度差で水分ができてしまうんだ」

"あ～……普通の防寒具で雪道を歩いても靴下が湿気ちゃう事があるね"

「うん。私が自分で耐寒テストをした時もそこが気になってね」
「温度差については変更できない。ならばと足元に外気を取り込んだ風を送り込んで乾かせる様にしたわけさ」

"外気……冷風が入り込むって事？"

「そこは安心してほしい。そもそもこのスーツは定期的に外気を取り込んで温めた後スーツの内部に送り込む。速乾機能はそれの強風版だ」
「中の空気が密閉状態だと息苦しくて宝探しどころじゃないだろう？」

"それもそうだね"

105氷室エル24/02/13(火) 01:10:05

7.武器・爆弾何でもござれ！安全武器ホルダー！(イオリ案)

「これも先生の希望だね」

"うん。イオリから移動中ずっと銃を持って歩くわけにはいかないし、かといっていつも通りの持ち運び方はスーツを着るから無理だって話になってね"

「なるほど。そういう理由があったのか」

「今回はスーツの外面を改造している。各々この部分にポケットがあって、ホルダーがあって……それが普段の移動の妨げにならない」
「今日集まってもらったのはこの最終調整の為の様なものだ。特に大きなシールドを持ち歩く二人はしっかり調整してもらわないとね」

「先生は武器は持たないだろうから……代わりにタブレットを持ち歩きやすいようポケットを何個か作って見た」
「後で試して使いやすいものを教えてほしい」

"分かったよ。ありがとうウタハ"

106氷室エル24/02/13(火) 01:24:46

8.いっそ逆に！？防暑耐性！

"………これは？"

「スーツの温度を定量に保つためには冷やし過ぎてもダメだが温めすぎてもダメだ」

「だから自然についてしまった機能というか……いや違うね。正直に言おう」

「防寒機能を試すついでに防暑機能も試したくなって……どうせならこのスーツをどんな場所でも安全に移動できる探検服にしたくなったんだ！」

"だから名前がセーフエクスプローラー<安全な探検家>なんだね"

「今回の宝探しには関係ないかもしれないが、今後の役には必ず立つと思うよ」

"うん。私もそう思う"

107氷室エル24/02/13(火) 01:25:03

10.万が一の脱出装置！緊急脱出ボタン！

「……これを押すような事はしてほしくないが、万が一に備えてこそ安全は守られる。これはそんなボタンだよ」

"押すとどうなるの？"

「脱げる」

"……脱げる！？"

「あぁ。何らかの影響でスーツが機能しなくなり……例えば換気ができなくなった時、温度が保てなくなった時」
「今すぐ手当てをしないといけない時、その他色々……極力起こさない様に私達も製作しているが絶対はない」

「だからこそスーツが外れる様になるボタンが存在している。誤作動を起こさない様に長押しで10秒……場所は試着した時に教えよう」
「命を守る大事なボタンだ。先生は言わずとも分かっているだろうけど、しっかり覚えてほしい」

"うん。分かったよ"

108氷室エル24/02/13(火) 01:33:15

「………っと目玉の機能はこんなものかな」

"お疲れ様。大変だったんじゃない？"
"こんなにたくさんの機能を１週間で……よくできたね"

「せっかくの先生からの依頼なんだ。それに危険な場所に向かうと聞いたら……気合いだって入るものさ」

"……あらためてありがとうウタハ。おかげで何とかやれそうだよ"

「その言葉は先生が無事に帰ってきてくれてから聞かせてほしい」
「ほら、あっちでヒビキとコトリが先生の分を持って待ってる。先生の手で最後のチェックをしっかり頼むよ」

"分かったよ！行ってくる！"

「……４人共、無事に帰ってきてくれよ」

109氷室エル24/02/13(火) 01:35:14

本日はここまで

雪原→氷原(200)はカットするとして

氷原→？？？の目標値

dice1d3=2 (2)

1.150

2.200

3.250

110二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 07:42:51

投稿乙です

111二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 12:23:23

距離は大体同じか…

112二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:31:21

ほしゅ

113二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:42:21

イベントは同じぐらいってことになるんだろうか

114二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 22:31:14

先生一行は間に合うのかな

115二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 07:43:29

ほしゅほしゅ

116二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 11:32:33

無事帰れるか？

117二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 20:49:22

なんとかなぁれぇ！

118氷室エル24/02/14(水) 22:13:36

感想保守感謝！　体調管理を気にしつつ再開します

＜作戦決行日＞

"点呼とるよー！"

「１番、小鳥遊ホシノ。いつでもいけるよ～」

「２番、柚鳥ナツ。準備おっけー！」

「３番、銀鏡イオリ。……なぁ先生、こんな所に行方不明の生徒が本当にいるのか？」

"うん。間違いなくいる"

「………言っとくけど。私はアコちゃんが手伝ってこいって命令があったから来ただけで、危険だと思ったら帰るからな！」

「こんな仰々しいスーツを着せられた時から薄々感じてただけど、こういう所は専門家と来るべきだろう！？」

「……確かに境界線がハッキリと分かるレベルで吹雪が見えるのは異常だね。見てるだけで寒くなってくるよ～」

「うん。この冒険の果てに何が待ち受けているのか………ロマンを求める闘いが、今始まる……」

"ごめんね。今回は急ぎだったから"

"イオリも無理はしないでいいよ？"

「無理なんかしてない！それに先生が行くなら誰かがちゃんと守ってやらないとダメだろ」

"そうだね。３人が来てくれて助かったよ……ありがとう。みんな"

119氷室エル24/02/14(水) 22:19:29

「ふんっ……これくらいの吹雪に慄いて風紀委員が務まるか！」

「私は少し怖いけど……先生と一緒なら大丈夫だよね」

「それじゃあ先生。点呼も取れた事だし……」

"うん。出発しようか"

氷原→？？？(残り200)

進捗　dice1d100=98 (98)　-10

イベント(進捗ダイス目がゾロ目(補正値はゾロ目に影響しない)。合計100以上。200以上)

～～～～～～～～～

何十、何百と地図を追った

同じ足跡をたどることもあった。違う地図を掴むこともあった

私は………少しずつ自分を取り戻せている気がした

ロスト解除

dice1d3=1 (1)

1.景色

2.埋蔵金

3.氷

120氷室エル24/02/14(水) 22:33:26

「うへ～。吹雪の勢いがすごいね」
「今は大丈夫だけど、正面から吹きつけられたら一歩も進めないよ」

"全員はぐれない様にしっかり手をつないでね"

「りょ～かい。あ、糖分が欲しかったら言ってね。寒い所でも美味しいお菓子持ってきてるから」

「おい！そこは武器入れておくためのホルダーだろ！？戦闘になったらどうするんだ！？」

「だいじょぶだいじょぶ。シールドと愛銃は持ってきてるから」

"移動時間がどれくらいかかるか分からないし、戦闘準備も大事だけど休息も大事だよ"

「さすが先生、分かってる～」

"でも過信はできない。向かい風が吹かない間に進めるだけ進んでおこう"

～～～～～～～～～～～～～～

私は地図のヒントに目的地の周囲の環境について記していた
周りに何があるか、何がいて、何が見えるか

私はきっと周りに目を向けてほしかったんだと思う
それは目的地にたどりつける人に必須の条件

美しいなにか……綺麗な景色を見せたいんじゃないか？そう、例えば……

今、目の前に広がる様な美しい虹色を

121氷室エル24/02/14(水) 22:35:14

"とにかく今は進もう。体力を温存しすぎて進めなくなったら余計に疲れちゃうからね"

氷原→？？？(残り112)

進捗(88)　dice1d100=10 (10) -10

イベント(進捗ダイス目もしくは合計値がゾロ目。合計100以上。200以上)

122氷室エル24/02/14(水) 22:46:02

「……！！皆、固まって！！」

ビュオオオオオオオ！！！

"急に向かい風に………！？"

"でもこういう時の段取りは事前に決めてある"

「ナツちゃん！」

「まかせて～！」

"(ホシノとナツ。二人の持つシールドを足元に並べて突き刺し、４人でかがんで直接猛吹雪を受けない様にする)"

"(後は風向きが変わるまで待つだけ……相手が自然現象だとこうして耐えしのぐ事しかできない)"

"作戦通りだね。進めないけど吹きつける吹雪の中を進むよりかは安全だ"

"今の間に地図の確認でもしようか"

～～～～～～～～～～～～～～～～

頭の中に欠けていたピースがハマる様な感覚があった

私は着実に一歩ずつ進んでいる

痛みから逃げてはいけない。苦手から逃げてはいけない。

そうでないなら私は生きていく価値はないのだから

ロスト解除

dice1d3=3 (3)

1.埋蔵金

2.氷

3.死

123氷室エル24/02/14(水) 22:48:48

「先生、まだ吹雪いてるけどさっきよりかはマシになったよ。どうする？」

「さっさと行こう。ここは常に吹雪いてる様なものでしょ？」

「うへぇ～……そう言われるとそうなんだけどね」

氷原→？？？(残り112)

進捗(88)　dice1d100=10 (10) -10

イベント(進捗ダイス目もしくは合計値がゾロ目。合計100以上。200以上)

124氷室エル24/02/14(水) 22:49:03

進捗(88)　dice1d100=3 (3)

125氷室エル24/02/14(水) 23:00:14

"いや、もうちょっと待っておこう"

"せめて風向きが向かい風じゃなくならないと危険だからね"

「そんなにゆっくりしていていいのか？急ぎなんだろ？」

"急ぎだよ。でも私が急いでるのと３人を危険に晒すかどうかは別の話だからね"

「………分かった。先生の指示に従う」

"ありがとうイオリ"

「じゃあ待ってる間はおやつタイムにしよ～！糖分は取れる時に取っておかないとね」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～～

……そう、私は夢の為に生きている。夢を忘れてしまった私は私じゃない……死んでるも同然

ならもしも夢を叶えた後は？私の生きる意味が役目を終えてしまったら？

それも死んでるも同然なのかな？

…………分からない。私の夢は命ある限り続くものなのか。私がいなくても後を継ぐ人がいるのか

でも、私はこんなにも多くの足跡を世界にバラまいてきた……

少なくとも私は……自分の夢に自分の死を組み込んでいたんじゃないだろうか？

私は……………

ストレス　dice1d100=20 (20)　(80以上で……)

126氷室エル24/02/14(水) 23:06:17

「ほら、先生もホシノさんも……イオリさんも食べて食べて」

"甘くて美味しいね"

「ん……まぁ、そうだな」

「こうしてると対策委員会を思い出しちゃうね」

氷原→？？？(残り112)

進捗(88)　dice1d100=12 (12) -10

イベント(進捗ダイス目もしくは合計値がゾロ目。合計100以上。200以上)

127氷室エル24/02/14(水) 23:13:43

「………吹雪止まないね」

"そうだね……"

「なぁ先生。この吹雪が意図的に私達を近づけない様にしているという事はないか？」

"流石に自然現象だと思うんだけど……"

"それは考えすぎだと思いたいけど……"

「なら少し周り道してみる？地図のルートから外れるから目印は探しにくくなるけど、この吹雪が意図的な物なら効果はあるんじゃないかな？」

"……確かにいくら危険とはいえ、ずっとこのままって訳にもいかないしね"

"でも、すぐに元のルートに戻れるくらいにはしておこう。迷子になるのが一番危険だからね"

～～～～～～～～～～～～～

真実は追えていると思う。一つのピースが埋まれば繋がるピースがハメやすくなるように

夢の欠片を少しずつ。拾えているという実感がある

それなのに……どうしてこんなにも不安に押しつぶされそうになってしまうのだろう

ロスト解除

dice1d3=2 (2)

1.埋蔵金

2.氷

3.ストレスdice1d100=68 (68)　(80以上で……)

128氷室エル24/02/14(水) 23:16:08

「じゃあシールドを一旦抜くよ」

"全員、吹き飛ばされない様に気をつけて！"

氷原→？？？(残り110)

進捗(90)　dice1d100=79 (79) -10

イベント(進捗ダイス目もしくはその後の合計値がゾロ目。合計100以上。200以上)

129氷室エル24/02/14(水) 23:22:35

<合計100以上>

「……見て！あそこ！！」

先頭を進むホシノが何かを見つけたようだ

まだこの辺りは目的地ではないのだが……ホシノの指さす先に視線を向ける

"………！！"

話に聞いた野生動物も巨大ロボットも何一つ出てこないまま進行できると思ったがそうもいかないらしい

まだ薄っすら見える程度だが、そこにはdice1d3=2 (2)　がいた

1.大勢の虹色の人型達

2.巨大な氷の獣

3.虹色の巨大ロボット

130氷室エル24/02/14(水) 23:33:35

吹雪に覆われており、キチンとした姿は分からないが動く生き物がいる

外面はこの吹雪で凍りついている様にも見えるが遠目からでも移動しているのが分かる

チェリノから事前に聞いてはいたが、実際に見るとこんな場所に生息している生き物がいる事に驚きを隠せない

「…………どうする先生？また動けなくなるかもしれないけど、さっきの場所に戻って進み直す？」

「回り道に回り道を重ねるのもいいかも。寄り道は新たな出会いを生むチャンスでもある……」

「いやいや！今、風向きがちょうどいいのは確かなんだから早く抜けてしまおう！見つからないように距離を保って進めばいいんだよ」

"………"

dice1d3=3 (3)

1.戻って進み直す　（dice1d100=12 (12)　進捗から引く）

2.回り道をする　（残り距離がdice1d3=1 (1)　1.30　2.50　3.100追加）

3.隠れて進む　(？？？)

131氷室エル24/02/14(水) 23:47:49

"………確かにここまで進めたのは回り道をしながら進んだからというのもある"

"この距離を保ちながら進もう。回避できる戦闘行為はできるだけ避けるべきだ"

「了解。ゆっくり進むよ」

遠目に見える氷の獣。猛吹雪をそよ風の様に受けてユラユラしているだけで動きは鈍いのか、どんどん距離が近づいてくる

もしかしたら動物ではなく、雪の塊か？私達の影か？それとも……と思った所でホシノから制止される

「止まって……普通の動物ならこれ以上近づくと気付かれると思う」

「でも動く気配がなさそうだよ。もしかして氷の獣じゃなくて凍っちゃった獣？」

「チッ……もう少し吹雪が収まってくれれば何がいるのかハッキリするんだけど……」

"dice1d3=2 (2) "

1.この距離を保ったまま先に進もう。気づかれない様にね

2.後ろから襲われない様に、正体だけでも確認した方がいい

3.………見に行こう

132氷室エル24/02/14(水) 23:55:24

「元々アレの動きに合わせて進む予定だったけど、今もほとんど動きがない……」

「動く可能性は低いと思うよ」

"だとしてもここに何がいるのかは知っておくべきだとは思う"

「……それは先生が知りたいから？」

"……うん。そうだね"

"それにもしもアレが……いや、憶測で話す事じゃないね"

「うんうん、冒険の先で知りたい事をちゃんと見届ける。大事なことだよね」

「だけど待つだけでも体力は使うんだ。吹雪は止むものじゃないし………あんまり長居はできないぞ」

dice1d3=3 (3)

1.ほとんど微動だにしない

2.目が慣れて少し姿が見えてきた

3.突然動きだした

133氷室エル24/02/15(木) 00:06:38

～～～～～～～～～～～～～～～～～

ヒントは周囲にある　ヒントは世界にある　ヒントはこの地にある
場所は近いはず　目印も近いはず　答えは近いはず

だけど決め手が足りない。何か大きな気づきが欲しい……
でも手持ちの地図は全て調べきってしまった。また持ってない地図をワタシに探してきてもらうか……

……そういえば少し前に誰かが私に話してきた事があった様な………ワタシは覚えてる？

話す代わりに地図？……そういえばそんな事があった様ななかった様な？
え？その地図の内容覚えてるの？………あぁ、説明する時に見せたんだ……バカだから分からないと思ったのかな？

地図に描いてた事だけ教えて、何が描いてても私の暗号はすぐ解けるから

この地図のヒントは…………氷山？

134氷室エル24/02/15(木) 00:23:18

氷山……そこに何かがあるの……？
でもこの辺りにある氷山……氷………氷！！

あ…………いかなきゃ………

～～～～～～～～～～～～～～～
油断していたつもりはなかった。死んでいるかもしれないと思わせる程に動かなかったその氷の獣は
一瞬にして虹色に染まった

『氷こおりコオり氷こおりコオリコおリ氷！！！』

"！？"

「うおっなんだ！？人の声！？」

「動きだした！皆注意して！！」

氷の獣は崩れ去り、吹雪の奥へと虹色は消えていく
雪原で見た時と同じ雰囲気。既視感……ただあの時と比べると明らかに虹色は巨大化していた

『あそコニ行けバ！！私の……！！』

"この声は……！待って！"
"皆、あの子を足止めして！"

「無茶言うな！今から吹雪の奥にいるアイツを狙うのは無理だ！」

135氷室エル24/02/15(木) 00:31:18

「あっちは地図の示す方向と一緒みたいだね」

「……先生、もしかしてアレ」

"うん。間違いないと思う"
"………さっきまでいた場所を調べてみよう"

「うわぁ……ここら一体だけ地面の氷が溶けてる……」

「この氷の上からでも分かるネットリ感……トリニティで見た生物の親玉かな？」

「そして先生の探し人でもある……そうだよね？先生」

"……うん"
"私はあの子を助けたい"

「助けたいって……どうするんだ？」

"まずはあの子の宝を見つける"

「あの子の宝？それが弱点なのか？」

"分からない。それでもそこに彼女は絶対いる"
"だから後もう少し……力を貸してほしい"

136氷室エル24/02/15(木) 00:55:12

「うへ………なら、1つだけ条件があるかな」
「あー、私も同じ事考えてるかも」
「奇遇だな。私もだ」

"えっと……条件って？"
"簡単な事ならありがたいんだけど……"

「先生が誰を助ける為に頑張っているかを教えてほしい」

"エルの事を？"

「先生はその子の為に頑張ってるんだよね？だけど私達は違う」
「私は埋蔵金の為」「私はロマンを守るのため」「私は命令されたからだ」

「だけどそれとは別に皆、先生を助けたいんだよね」
「私達は自分の目的とは別に、先生の目的の達成も望んでいるんだよ」

"みんな……"

「でも私達は先生がこんなに危険を冒してまで助けたい子がどういう生徒なのかを知らない」
「その子を助ける先生の為に私達も頑張るんだから、助ける子の事を知りたいって言うのもおかしくないでしょ？」

「なので条件は目的地にたどり着くまでの間でいいから、先生が追ってる子の事を教える事。どうかな？」

"ホシノ、ナツ、イオリ……ありがとう"
"目的地までは後少し……それまであの子の事をできるだけ話すよ……といってもほとんど話した事は無いんだけどね"

137氷室エル24/02/15(木) 00:56:04

「あ、みてみて！さっきの生物が通った跡が続いてるよ」

「目的地が同じならこれを追っていけば確実じゃないかな？」

「道に迷う事もなさそうだし、さっきより進みやすくなったんじゃないかな」

氷原→？？？(残り31)

進捗(169)　dice1d100=57 (57)　+10

イベント(進捗ダイス目がゾロ目。200以上)

138氷室エル24/02/15(木) 01:09:11

＜合計200以上＞

「そろそろ目的地に着くよ」

吹雪はさらに激しくなり、気を抜くとすぐに倒れ込んでしまいそうになる

この日の為のスーツを装着しているとはいえ、予想以上の猛吹雪に何度も参りそうになる

だがそれも後少しの辛抱。もうすぐ巨大な氷山が見えてくるはず

……はずだった

～～～～～～～～～～～～～～～～～～

私が知っている唯一の氷山。私達の家。私達の帰る場所

………夢の欠片集めももうすぐ終わる。後は私が夢の欠片をどういう形で残したのか……それを探すだけだ

探さないといけない。見つけないといけない。手に入れないといけない。奪われてはいけない。取り戻さないといけない。

そんな私の……私達の夢を奪おうとするナラ………

『コの氷の地に埋マってクダサイ！！』

139氷室エル24/02/15(木) 01:20:39

"……！！"
"みんな！山を直視しないで！！"

「「「　！！　」」」

セイアから出発前に聞かされていた。もしも巨大な虹色の影が現れたら決して直視してはならない
アレを見てしまったら二度と抵抗できなくなるとその身を震わせながら語ってくれた

小さく、虹色が薄い物なら大丈夫だが、大きく虹色が澱んでいる物は決して見てはならない
どちらかの条件でも満たしたモノを直視したらどうなるかは雪原地区で自分の身を持って実証済みだ

そして目の前には、吹雪の中でも色濃く映るほどの澱んでいる虹色の影が

氷山を包み込もうとしていた

「先生、一応確認するけど目的の物は氷山の中なんだよね？」

"うん。埋蔵金って言うほどだからどこかに埋まってるんだと思う"

「………あの山を登るの？」

"………うん"

「いやいや！？無理に決まってるだろ！」
「見ろ！氷山の表面が少しずつ溶けてきてる……あんな場所足を踏み入れる事すら……！」

『……そウ、だかラ帰ってくだサい』

140氷室エル24/02/15(木) 01:33:10

"………！"

『モウ少しで私達の夢が叶いマす……だから帰れば見逃しマす』

"君はエル？それとも……虹色のエル？"

『………警コク……終わり…』
『これ以上コノ場にいるナら……この氷の地に埋メて……』

"………あぁ。よかった"
"チェリノから君の事を聞いておいてよかったよ"

『………』

"エルが得意な事をチェリノから聞かされたよ、悪の権力者を埋める事が得意なんだってね"
"雪原地区の時みたいに問答無用だったら危なかったけど、今の君は確かに氷室エルだ。それが確認できただけでも私は嬉しいよ"

"あの日の雪原地区での約束を果たしに来た"
"私は必ず埋蔵金の地図に標された宝を見つけだす。今日がその日だよ"

141氷室エル24/02/15(木) 01:47:07

ロスト解除　埋蔵金

埋蔵金…………そうだ。なんでこんな大事な事が抜け落ちてたんだ？

私は埋蔵金の地図として世界に夢を広げて……私自身が地図となって……見つけてほしくて…………誰に……？

今なんて言ってた？センセイが見つける？私が見つケル前に？……ナラば………

私が……先にワタシ達がゼッタイに見つけナイと……！！

～～～～～～～～～～～～～～～

"……山の様子が！？"

『奪わせナイ……私達の夢は……ゼッタイに……！！』

ナグり　dice1d100=73 (73)　+99

"………！？"

"(マズイ、山に気を取られて……！)"

「うへ。私達を」dice1d100=25 (25)　+50

「無視はよくないね！」dice1d100=47 (47)

「隙だらけだ！」dice1d100=50 (50)　+20

142氷室エル24/02/15(木) 01:56:39

エル　172　VS 　192　ホシノ・ナツ・イオリ　先生側勝利

『………！！』

「うへ。こっちをようやく見てくれたみたいだね」
「……先生、宝の救出は任せたよ。ロマンを救えるのは先生だけみたいだからね」
「ほら先生！さっさと終わらせてこい！」

"三人共……ありがとう！"

"アロナ！雪原地区の時みたいに私を守ってくれる？"
「勿論です！このスーパーアロナおまかせください！」

『夢の邪魔をしナイデ！！』
『邪魔するナら…纏めて埋める……！！』

「この子は私達が食い止めるよ！だから先生は早く山を登って」
「元気が出るようにチョコ分けてあげる。頑張って先生」
「足元にも気を付けるんだぞ！」

"うん！……行ってくる！！"

143氷室エル24/02/15(木) 02:04:34

というわけで今日はここまで　次回は総力戦の様な氷室エル？戦です

以下のダイスを振り続け、ホシノ・ナツ・イオリ組が3敗する前に先生が頂上に到達したら勝利です

まずは１回目

先生

麓→頂上(残り100)

進捗　dice1d100=1 (1)　-30

イベント(進捗ダイス目がゾロ目。2連続で進捗が進まない。合計値が50以上)

ヒムロエルdice1d100=54 (54)　+99

ホシノ・ナツ・イオリ　dice3d100=83 90 63 (236)　+70

イベント(エルが２勝する)

144二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 03:05:09

おつー

145二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 07:41:48

投稿乙！

146二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 12:39:27

いいかんじ！

147二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 21:02:36

ふぁいと！

148氷室エル24/02/15(木) 22:11:15

進捗変化なし　戦闘：先生連合の勝ち

目の前にそびえたつ巨大な氷山。その氷山を丸呑みしようとする様に伸びていく影
絶対に直視してはいけないが、それでもこの狂気の氷山を登っていかないといけない

あの子の事は３人に任せて、私は氷山へと駆けだしていった

『……待っテ！！』

……チェリノと何度かエルの話をした時にエルの強さについて聞かされた事がある
曰く、体力切れを起こした姿をほとんどみない。走る跳ぶ埋める……脚力や腕力も強い。普段はクーデターの前線で姿を見る事が多く耐久力も高い
本気で追いかけられたら誰も逃げられないと

『アレは私のモノだ……！』

背後に迫る気配。唸る様な声。思いきり殴られれば仮に命は助かってもスーツが使い物にならなくなるだろう
だけど私は振り向かない

吹きつける吹雪の音に紛れて銃声が1つ。そして私を追う気配は動きを止めた

「話聞いてなかった？先生の前に私達が相手になるよ」

『………いいデしょう。アレは……ワタシに任せマす』

「……これで完全に敵として見られちゃったね。作戦通り」

「正念場だね。この子を気絶させればあの虹色の化物も消えるかもしれないしガンバろ～」

149氷室エル24/02/15(木) 22:11:57

先生

麓→頂上(残り100)

進捗　dice1d100=76 (76)　-30

イベント(進捗ダイス目がゾロ目。2連続で進捗が進まない。合計値が50以上)

ヒムロエルdice1d100=96 (96)　+99

ホシノ・ナツ・イオリ　dice3d100=25 79 73 (177)　+70

イベント(エルが２勝する)

150氷室エル24/02/15(木) 22:22:00

麓から頂上までの道はなだらかだが、遠く、高く、そして果てしなかった

だけど確かに氷山への道は開発されている……ここまで来た誰かに登ってもらう為に意図的に作っている様に見えた

"……行こう！"

作られた登山道には何度も吹雪を除去した跡や、足場が埋まらないように柵が設けてあった

滑って転げ落ちないよう緩やかに作られた道を急いでかけあがっていく

ここまで温存した体力を今使わずしていつ使うのか？

後の事は考えず、今はただ山の頂上を目指した

先生

麓→頂上(残り54)

進捗(46)　dice1d100=88 (88) -30

イベント(進捗ダイス目がゾロ目。2連続で進捗が進まない。合計値が50以上)

ヒムロエルdice1d100=96 (96) +99

ホシノ・ナツ・イオリ　dice3d100=50 77 73 (200) +70

イベント(エルが２勝する)

151氷室エル24/02/15(木) 22:30:51

<ダイスゾロ目>

登る。登る。登っていく

ただひたすらに登って行く

「先生！左側に寄ってください！」

地上より高くなる毎に浸食する影も増していく

吹雪の中でも目立つ虹色の影は舗装された道を蝕み、なぎ倒された柵も見つけた

柵がない場所では吹雪が猛威をふるう。この高さから落ちるという事は死を意味するだろう

なので万全の注意を周囲に払いつつ、急いで進む……言葉にするのは簡単だが実際にやるのは難しい

注意力が足りていれば回避できたかもしれないそれは破壊された柵の先……氷山の外に広がっていた

dice1d3=2 (2)

1.虹色の世界が

2.虹色の大群が

3.巨大ロボットが

152氷室エル24/02/15(木) 22:38:10

理由はすぐに分かった

キヴォトスで奪われた地図をエルが読んでいる。地図はエルの様な虹色の影が奪っている。

今、エルはここにいる。なら奪われた地図が集まる場所は？

当然この場所だろう

まるで灯台から海を眺めている時の様に、虹色の影の波がこちらに近づいてきているのを感じた

アレがもしも全て、地図を持ってきた個体だとしたら……いくらホシノ達でも足止めすらできないだろう

ならば少しでも早く、アレが到着するよりも早く私が頂上を目指さないと……！

＜敗北条件に判定ダイスを後３回振っても勝利できなかった場合が追加されました＞

153氷室エル24/02/15(木) 22:47:57

＜合計値50以上＞

なんで邪魔されるの？　私が夢を叶える事がそんなに悪い事なの？

私がキヴォトスの災厄だから？　存在意義が世界を潰す事だから？

…………先生が頂上へと登っていく

ワタシを見ないようにしながら、もう半分以上を超えてしまった

………嫌だ。先生にだけは見られたくない

絶対に見られたくない。死んでも見られたくない。

ナンデ？

先生はいい人で人格者で、チェリノ会長とも仲が良くて、私を気遣ってくれて……

誰にも優しい理想の大人で……！！？！？！！！！？

dice1d3=3 (3)

1.虫食い状態のまま

2.言葉は完全に

3.思い出し過ぎる

154氷室エル24/02/15(木) 22:59:17

ホシノとナツが交互に前線に出て、イオリが隙をついて足や腕を狙う
3人の共通認識は1つ。先生の為に時間を稼ぐこと

そしてその目論見は上手くいっていた。こちらの体力の消耗は激しいが、山の半分を登っている先生の姿が確認できたからである
さぁ、後残り半分を登る時間を稼ごうと次の少女の攻撃を防ぐために備えていると……少女の動きがピタリと止まった

「……動かなくなった？」

「油断するなよ？私達を騙す罠かもしれない」

「だね……にしてもこの子強いね。1対1だと逃がしちゃったかもしれないよ」

「それは確かに………『ドクンッ！！』………ッ！？なんだ！？」

氷山が鼓動した。続いて目の前にいる少女が鼓動した

「気をつけて！何かしてくるかも！」

「おっけー！」

「来るならいつでも来い！」

だが３人の意に反して目の前の少女は氷山へと向きなおる
その時見えた髪は虹色と言うには澱みすぎて……まるで黒髪の様に見えた

155氷室エル24/02/15(木) 23:11:46

『とらないで……！』

思い返せばこの瞬間が虹色の少女を止める最後のチャンスだったのかもしれない
だが、ただただ無防備に氷山を見上げる彼女は今にも泣きだしそうな幼子の様で……だから遅れてしまった

『またわたしから……ぜんぶとらないで！！』

駆けだす少女は目で追う事すらできず、３人が意識し直した時にはもう氷山の麓まで走りきっていた

「……！マズイ！？」

「早く追いかけないと先生が……！」

「一体何が起こったんだ！？」

この場で起こった事は大した事ではない。ただただ大人である先生が宝に向かう姿を見て思い出してしまっただけ

『あなたの親御さんは、キヴォトスの外を知る為に、私に魂を売ったんですよ』

全てを失ってしまったあの日を
全てを大人に奪われてしまったあの日の事を

156氷室エル24/02/15(木) 23:28:38

"……うわっ！？"

"なんだ！？山が揺れて……！！"

巨大な鼓動は氷山を登る者にも遅れて伝わった

今いる場所の柵はすでに破壊されてしまっている。無理に動けば落下してしまうだろう

"地震……？"

"いや、それにしては何かおかしい……"

戦闘している３人に何かあったのかもしれない。虹色に犯されていない部分から地上を見ると、何かが猛スピードで氷山に近づいてくる

"ホシノ達は……！？"

吹雪の中で目を凝らし、地上を見渡すと3つの影を見つけた

彼女達もまた氷山へ向かって移動してきている。動きを見る限り無事そうだ

ほっと胸をなでおろすのもつかの間、山はまた揺れを増していく

足元の氷にもヒビが入り、今いる場所も崩れてしまいそうだ

少なくとも揺れが収まるまではせめて柵にでも掴まるべきなのだろうが、最後に見た柵は少し降りないと使い物にならない

どうするか……

dice1d3=1 (1)

1.上の方に柵があると信じて進む(進捗dice1d3=1.-20 2.-10 3.+10　かつ？？？)

2.安全に降りて柵を使う(進捗-10)

3.その場でやり過ごす(？？？)

157氷室エル24/02/15(木) 23:28:52

dice1d3=1 (1)

158氷室エル24/02/15(木) 23:44:00

柵は虹色の影が破壊していたりしていなかったりとまばらだ。登った先に生きている柵があるかもしれない
どうせ移動するなら頂上の方向に……

ビュオオオオオオオ！！！

敵は地震だけじゃない。ミレニアムが作った防寒スーツのおかげで難なく移動できているが、ここは常に猛吹雪が吹き荒れており、柵は元々吹雪を対策するため
そんな破壊された柵の近くにいて、足元が不安な状態で氷山を登ろうとしている者がいたなら……吹き飛ばされてしまうのは道理だろう

"あっ……"
「先生！！」

脳裏によぎる確実な死、次に見えたのは私の姿を呑み込もうとする虹色の影
スローモーションに感じた氷山から見下ろす地上に……落ちる途中に破壊され、山肌の外にむき出しになる様な柵が見えた

助かりたい。ただその一心で柵に手を伸ばす

"うおおおおぉ！！"

わずかに届かない。アロナがいるとはいえこの高さから落ちるとひとたまりも……！

ビュオオオオオオオ！！！

>>183

159氷室エル24/02/15(木) 23:54:37

結論から言うと助かった
氷山の外側に向けて吹いていた吹雪が、奇跡的に内側方向に変化したおかげで登山道に吹き飛ばされてしまったのだ

「先生大丈夫ですか！？急いでるからって無茶しないでください！」

"今のは本当に死ぬかと思った……"
"心配かけてごめんねアロナ"

ここはさっきいた場所よりも、その下の方にあった柵よりもさらに下……いくら急いでいるからといって焦って進もうとするとこうなる。誰よりも分かっているはずだったのに、何も分かっていなかった

"……よし、もう大丈夫"
"登り直そう！エルの宝を見つける為に！"

もう油断はしない。一歩ずつ確実に、急ぎはするけど焦らないように早く頂上へ……！

『やっぱり、またうばおうとするんだ』

160二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 00:00:05

ほぼ同じ顔しかエネミーになってないんだからホラーだなこのステージ

161氷室エル24/02/16(金) 00:10:38

それは吹雪の山で決して聞こえないはずの声

『なんでわたしがだいじにまもってるものをとるの？』

『めずらしいから？おかねもちになれるから？わたしにはわからない』

『ほしいものがあったらうばうの？たましいをうるの？わたしをすてるの？』

近くには誰もいない。いるとしたらさっき見た氷山に近づいてきた何者か
この声はエルの声なのか？……それにしては声が余りにも幼すぎる……

『わたしはいらないの？わたしよりもだいじなの？わたしはだいじじゃないの？』

『わからない……わからないよ……』

……今から下山してエルの様子を見に行く時間はない
こうしている間にも氷山は浸食されていく。今、私にできる事はこの山を登って……

162氷室エル24/02/16(金) 00:11:00

『せんせいもわたしからうばうんだ』

163氷室エル24/02/16(金) 00:13:10

今度の声はさらにハッキリと聞こえた
嫌な予感がして麓を覗き込むと、氷山を登るエルが見えた

私の様に舗装された道ではなく、文字通り氷の壁を掴み、よじ登ってくるエルの姿がそこにあった

追いつかれてはいけない。理屈ではなく本能で感じとる
エルに何があったのかは分からないが、全てに決着をつける為にも私は決して諦めるわけにはいかない

最後の競争が今、始まろうとしている

164氷室エル24/02/16(金) 00:21:20

先生の助けになる為、逃がしてしまった少女を追う３人

「マズイね……あの子、先生の元に向かっちゃってる」

「私に任せろ！ゲヘナ風紀委員のスナイパーの実力を見せて……」

「待って！何か来るよ！！」

だが氷山の麓まで来てしまったのがいけなかった
そこはもう恐怖の根城。ただの氷山ではない。巨大な虹色の山

「………２人共、まともにアレを見てないよね？」
「だいじょーぶ……事前に聞かされてたから」
「あぁ、だけどもしかして……」

「うん、どうやら怒らせちゃったみたいだね私達」

そこにいるのはかつてベアトリーチェの儀式を破壊し、セイアにこの世にあってはいけない災厄と称されたモノ

全てを呑み込む巨大な虹色の影が今まさに意思を持って
三人に襲いかかろうとしていた

165氷室エル24/02/16(金) 00:25:18

<敗北条件追加　先生の進捗がエルの進捗以下になる>

先生

麓→頂上(残り8)

進捗(92)　dice1d100=6 (6) -30

イベント(2連続で進捗が進まない)

エル

麓→頂上(残り100)

進捗(0)　dice1d3=3 (3) ×20

ヒムロエル　99死9di99ce999=

ホシノ・ナツ・イオリ　dice3d100=70 15 73 (158) +70

イベント(エルが２勝する)

166氷室エル24/02/16(金) 00:41:02

遅れてしまった分を取り戻す様に走りだす
さっき山から落ちてしまった時にどこか痛めてしまったのか、一歩駆けだす度に体が悲鳴をあげる
温存していた体力も限界に近い。こんな事ならトレーニング部に顔でも出せばよかっただろうか？

だけど歩みを止めるわけにはいかない。エルに捕まってしまってはここまでの全てが水の泡になる

ホシノ、ナツ、イオリ、セイア、チェリノ、エンジニア部……ここまで沢山の生徒に助けられてきた
私がここで頑張らないと……！一歩でも早く山の頂上へ……！！

～～～～～～～～～～～～～～

「……！ナツちゃん受けちゃダメ！」

「ぐむっ！？」

「ナツ！？」

盾の上からでも吹き飛ばす強烈な一撃。先生との任務で戦車からの一撃でも耐えた事もある盾を吹き飛ばした
ぶつかる様に伸びた虹色の影は、動きは鈍いがあらゆる所作が大砲の様な一撃を持っており……

「……ごめん。もう私動けないかも……」

受けた生徒の戦意を折るのには十分だった

「大丈夫。できるだけ氷山から離れて」

「アイツ……動きはかなり遅いな。私はまだまだやれるぞ！」

167氷室エル24/02/16(金) 00:42:18

先生

麓→頂上(残り8)

進捗(92)　dice1d100=33 (33) -30

イベント(2連続で進捗が進まない)

エル

麓→頂上(残り40)

進捗(60)　dice1d3=3 (3)　×20

ヒムロエル(1勝)　99死9di99ce999=　

ホシノ・イオリ　dice2d100=36 93 (129)　 +70

イベント(エルが２勝する)

168氷室エル24/02/16(金) 00:59:37

<エルが２勝する>

足が思う様に動かない。少しでも前に進みたいのに疲労と痛みで進んでくれない

頂上はもうすぐなのに……

『いた』

気がつくとエルは私の足元まで登ってきていた

虹色の髪は黒く染まり、ヘイローは1つに重なり、その顔は今にも泣いてる様に見えた

『おとなはわたしからぜんぶうばう』

『わたしはやめてってなんどもいってるのに』

彼女はその身を乗り出そうと崖に手をかけ……

ﾋｭﾝ！

『え……？』

手を離し落ちていった

～～～～～～～～～～～～～～～～

「ハァ…ハァ……ふんっ、おもいしったか……！ゲヘナ風紀委員会のスナイパーの実力を……うっ……！」

氷山を覆う虹色の影のほとんどは目の前に敵対している。氷山を侵食する虹色は少なくなっていた

その結果、氷山にいる先生の様子は地上にいる３人にも先ほどよりも鮮明に見えていた。そして先生に危機が迫っている事も

だからイオリは直視してはいけないと言われていた山を狙って何度も撃ち続けた。この弾丸が先生の助けになるようにと

何度も撃ち続けた弾丸は奇跡的に吹雪に乗り、文字通り先生を脅かす手を撃ち抜いたのであった

169氷室エル24/02/16(金) 01:09:16

「うへ……本当にすごいね」

「これでも先生を助けるって約束したからな………ウッ！？」

だがその代償は小さくない。巨大な力が迫るプレッシャーに耐え、まだ残る恐怖の塊の隙間を狙って撃つ必要がある
精神はすでに戦闘を続行できない程に摩耗していた

「うん、イオリちゃんも下がってて……この子の相手は私一人でやるから」

「大丈夫なのか？委員長から実力はあると話は聞いた事はあるが、今回の相手はいくらなんでも……」

「少しの間の足止めが限界……いや～おじさんにとっては辛いね。明日は筋肉痛で動けないかも」
「だけど、先生を助けるためだから、できるだけ時間を稼いで……」

「いや、もう無理かもしれないよ……」

「ナツ！？お前は何でまだこんな所に…！」

「……もう、逃げ場は残されてないみたい」

「それはどういう……！？」

今まで氷山の上からしか見えなかった景色
あの日見た虹色の少女じゃない。少女の形をした虹色が波のように

もうすぐそこまで迫ってきていた

170氷室エル24/02/16(金) 01:13:27

先生

麓→頂上(残り5)

進捗(95)　dice1d100=81 (81)　-30

イベント(2連続で進捗が進まない)

エル

麓→頂上(残り？)

進捗(100－dice1d3=3 (3)　×20)　dice1d3=2 (2)　×20　

ヒムロエル(2勝)　99死9di99ce999=　

ホシノ　dice1d100=5 (5)　+50

イベント(全消化)

(このダイス終了時に虹色の大群が押し寄せます)

(また敗北条件の達成と先生が登頂するタイミングが同じ場合は先生達の勝利になります)

171氷室エル24/02/16(金) 01:29:32

頂上にたどり着きました
総力戦ヒムロエル　先生の勝利です

ロスト解除　親　過去　あの日の言葉　大人　売る　黒い■を■たナニカ……etc　
全てを思い出出出出出出しまししたたたたたたたた

～～～～～～～～～～

……長かった。だけどとうとう登頂する事に成功した！

頂上には吹雪が吹いておらず、星と月が煌めいている……時間を気にしていなかったがもう夜になっていたのか

『やめて』『はなれて』『とらないで』

登ってくる声を聞いて我に返る。感慨に浸る時間はない
埋蔵金の地図では宝は頂上の中央にある。手持ちの道具で氷を叩き割ると、そこには人が入れそうなくらいの穴とハシゴが垂らされていた

とにかく邪魔されてはいけない。落下するようにハシゴを下っていく

『おねがい』

『たすけてせんせい』

172氷室エル24/02/16(金) 01:42:48

その時私は思った

私はエルを連れ戻したくて、話がしたくて、助けたくてここまで来たんじゃないのか？
なんでエルを放置して宝に向かっているんだ？

ここまでたくさんの生徒に助けられてここまで来られたから
ずっと私は埋蔵金の地図に標された宝を見つける事を目的としていたから
宝を見つけることができればきっとエルとも話ができるから

そう……これは生徒の為だから……！！

雪原地区での出来事で、私は虹色の影は恐怖を生むものと思っていた
今の心に恐怖はない。ただ宝に強い興味と、生徒への強い使命はあった

いつならこの異常に気づけたのだろう？
焦る事と急ぐ事を取り違えていた時？ホシノ達をこんな危険な場所に連れていこうと思った時？あの虹色の影を見てしまった時？

少なくとも今はもう手遅れだった。するするとハシゴを降りて行く私の脳内は生徒の事と宝の事が両天秤だった

あぁ、生徒と宝を同列に近く扱っている時点で今の私は間違いなく正気ではないのだろう
そしてそんな思考もハシゴを降りた時には消え去ってしまった

173氷室エル24/02/16(金) 01:45:34

本日はここまでです

174二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 07:43:15

投稿乙！

175二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 09:40:18

先生までおかしくなっちゃった

176二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 12:39:19

やべえ…

177二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 21:10:23

保守

178氷室エル24/02/16(金) 23:24:29

仮にも色彩に似てるって言われてるヤツが住み着いてる山だから少し狂気を孕んでしまうのは本当にしょうがない　再開します

～～～～～～～～～～～～～～～

先生が氷山の中へと降りている頃

「…………襲ってこない？」

あれほど敵意を見せていた虹色の災厄はピタリと動きを止めた

そして周囲を取り囲んでいた虹色の波もまた、氷山に集うわけでも侵入者を排除する事もなく、ただただ氷山を見上げていた

「周りにいる化物も動かなくなったな」

「頂上に登った先生が何かやったのかな？」

不定形な虹色の影には顔も目もどこにあるか分からない

直視して確認する事はできないが、それでもその場にいた者は何となく感じた

虹色の影達は何かをdice1d3=3 (3)

1.待っていると

2.期待していると

3.知っていると

179氷室エル24/02/16(金) 23:42:47

"………暗いな"

頂上から氷山の中に入るとそこはまた吹雪の世界。いつの間にか時間も夜になっていたという事もあり、中は吹雪が入り込んでは来ないもののほとんど光が入ってこなかった

シッテムの箱の明りを頼りに中を進んでいく。薄暗くて確認できないが、虹色の影はここまで入り込んでいない様だ

ほどなくして小さな小箱を見つけた。これがキヴォトスの三大埋蔵金と言われる宝………

夢物語として聞く分には好きではあるが、本気で追う気はなかったもの……なのだが、実際にそれが目の前にあると思うと胸の高鳴りを抑えきれない

さぁ！いざ宝を……！！

dice1d3=1 (1)

1.開く

2.宝の横にあるものが気になる

3.宝を開こうとした手元が気になる

>>183

180氷室エル24/02/17(土) 00:00:26

小箱は力をいれずともすんなり開く。中にはこんな環境でも綺麗に保管されている紙が何枚も保管されていた

宝として入っていたものは………地図だった

さっと内容を確認してみると、何枚も入っている地図に示されていた地形にどうにも見おぼえがある
あぁ、なるほどこれはキヴォトスの地図だ。埋蔵金の地図と違い、これは今も一般的に使われている地図だった

………なるほど、埋蔵金の地図を描いているエルにとっては何か特別な意味があるかもしれない
早速この地図を……宝を見つけたとエルに報告しよう！そうすればきっと話を聞いてくれて全てが元通りになる！

今も苦しむ生徒の為、今も戦う生徒達の為にと急いで地図を詰め込み、ハシゴを今度は登る作業が始まる
体は予想以上に上手く動いている。降りる時の様なスピードで頂上へ駆けのぼる頃には、朝日が昇り、私が登ってくるのを待ちわびている様にエルが待っていた

『………はやかったですね』

"うん、まずは君と話がしたくてね"
"ほら！これが埋蔵金に標されたお宝だよね？絶対に見つけるって宣言したからね"

『……そうですか。いま、ほかにききたいことはないですか？』

"そうだね……色々あるよ"
"なんでアリウス自治区にいたのか、ベアトリーチェと何があったのか、今までどこに行ってたのか、なんで地図を奪ったのか……他には……！"

『もういい』

181氷室エル24/02/17(土) 00:15:01

"………え？"

『ごめんねワタシ………やくそくまもれなくなっちゃった……』

"ど、どうしたのエル？どこか怪我でもしたの？"

『いままでありがとうワタシ。やくそくのためにがんばったけど……やっぱりわたしにはいきるいみなんてなかったみたい』

"誰と喋ってるの！？もしかしてエルに引っ付いていた虹色の影！？"

『うん。わたしもわかってた。だれかをきずつけて、じぶんをまげて、それでもしんじたゆめなんて、わたしがどうしても、とりもどしたかったゆめなんて……さいしょからかないっこなかったんだね』

"どうしたの！？返事をして！？"

『じゃあ……さいごのおねがい………しんじられるのはワタシだけだから』
『ワタシはいきて……これからもずっと……このせかいと……おとながきえてしまうまで』

"エル……！そっちは崖……！"
"落ち着いて！これから二人でゆっくり話を……！"

『………おとなにわたしはあげない』
『わたしはワタシだけのものだから』

182氷室エル24/02/17(土) 00:29:28

END3

……キヴォトスにはとある都市伝説があった
宝を追う者の前に現れる虹色の禍つ影

とある埋蔵金を追ってしまったが最後、夢追い人はキヴォトスから消え去ってしまう
そして宝を守る虹色の影はゆっくりと宝以外の全てを呑み込み、いつしかキヴォトス全てを影に沈めてしまうという恐怖の噂

その噂の出所はシャーレだった。ある日、宝を追いもとめる生徒達を連れていき、虹色の影に全てを奪われてしまい、命からがら生き残ったという

「ん、大丈夫。ホシノ先輩はきっと生きてる」

今日も先生自らが道標となり、虹色に呑まれた教え子を助け出そうとする

「先生気にしないで。みんな無事だよ。ナツなんか意外と元気にやってるかもね」

消えた生徒を想う生徒を連れて、何度も、何度も、ナンドモ

「次は私も行く。風紀委員の心配はしなくていい。私は先生の力になりたいだけ」

これは冒険譚だ。先生が数多の生徒達と苦難を乗り越え、仲間を救う物語
そしてこの物語は終わらない。今日も語り部は勇者を集め、虹色のお話を進める

"ありがとう皆。ごめんね巻き込んでシマって"
その眼は虹色に輝いていた

183氷室エル24/02/17(土) 00:33:07

END3(ヒムロエル総力戦で先生が虹色の影を１度以上直視した上(>>158)で敗北する。もしくはエルの夢を踏みにじる)

分岐点より再開　>>179　

埋蔵金が眠る小箱を……

dice1d2=2 (2)

1.宝の横にあるものが気になる

2.宝を開こうとした手元が気になる

184氷室エル24/02/17(土) 00:48:36

ぺちょり

ふと手元に違和感を感じて指先を確認する。スーツの指先には何もついていない

"……あぁ、そういえばナツから氷山を登る前にチョコをもらったんだった"
"もらって握りしめたままずっと走ってたからいつの間にか溶けた……いや、握りつぶしちゃったのかな？"

手についたチョコレート。一度その感触が気になったら気持ち悪いもので、一度吹きとる為に腰を落ち着ける

"宝か……この見た目だとナツが好きそうなものは入ってなさそうだね"

いくらこの場所の温度が低くて冷凍保存向きだと言っても、お菓子の類が入ってる様には見えない
ナツに伝えればガッカリするだろうか？

～～～～～～～～～～～～～～～

「そんな糖分が足りていない先生のお供に私を連れていけば、先生は目的を達成できる。私は先生を手伝える。ロマンは蔑ろにされる事はない」
「どう？先生とロマンの両方を助けることができるのは私ほどのロマンチストだけだと思うけど」

～～～～～～～～～～～～～～～

"……しないか。宝が望みものでも違っていても、あの子はこの体験を……ロマンを求める子だ"

"…………今の私の姿を見せたらまたナツに怒られてしまうかもしれないな"

そうだ。私はエルと話す為に来ている。だがそれと同時にキヴォトス三大埋蔵金とされているお宝を探しにきたんだ
それを交渉の道具として使うだけというのは余りに寂しく……ロマンがない

………この指先の溶けたチョコは、ロマンを蔑ろにする私をナツが止めてくれたのかもしれないね

185氷室エル24/02/17(土) 00:55:10

心を落ちつけて小箱を開く。中にはこんな環境でも綺麗に保管されている紙が何枚も保管されていた

宝として入っていたものは………地図だった

さっと内容を確認してみると、何枚も入っている地図に示されていた地形にどうにも見おぼえがある
あぁ、なるほどこれはキヴォトスの地図だ。埋蔵金の地図と違い、これは今も一般的に使われている地図だった

作られた日付は数十年前。だが当時のものとしては現代でも使われている地図となんら遜色ない
不思議に思っていると地図の隙間から小さなメモ用紙が出てきた

『氷室エルの埋蔵金を見つけた貴方へ』

どうやらこれはご褒美のメッセージらしい

186氷室エル24/02/17(土) 01:09:02

まずはおめでとうございます！一般の地図には載っていない寒くて危険な場所なのによくぞ辿り着いてくれました！

同封されている地図は現在キヴォトスに出回っている地図の原本になります
地図を使う度に使用料の振り込みをされている口座を手に入れれば、文字通り遊んで暮らせるだけのお金が振り込まれている事でしょう

口座については私に聞いてください。レッドウィンターの私宛まで連絡を取ってくれてもいいですし、帰る事が難しければ定期的にここを見に来ますので、その時に送迎するついでに説明します

地図自体も貴重なもので証明の為に必要なのでキチンと保管してくださいね

……と、ここまで書いても無視して地図を目茶苦茶にしたり、価値が分からないと二束三文で売り飛ばしたりする人もいるかもしれません
でもそれでもいいです。その時はそれまでって事なので……私に連絡せずに黙って盗み出しても奪いに行ったりしないのでそこは安心してください。まぁそういうタイプの人はここまで……いや、メモ自体読んでなさそうですけど

そして最後まで読んでくれた貴方。私はぜひ感想が聞きたいです。
今回の旅はどうでしたか？辛かったですか？それとも綺麗でしたか？

私はここから見える景色がとても好きです。せっかくここまで来たなら是非見ていってください

187氷室エル24/02/17(土) 01:23:43

"景色か……"

もう夜も遅い。時間帯が悪かったのか、氷山の中はとても暗かった
外の景色を氷の壁越しに確認してみるがやはり暗い。タイミングが悪かったか？

いや、実は何かが見えるいい角度があるかもしれない
シッテムの箱のライトで照らしても内部は氷だらけでどっちに進めばいいのか……とりあえずこっちに……

『……そこはかべです』

"エル！？どうしてここに！？"

『せんせいがはいったばしょから、はいっただけですよ』

"………私を捕まえないの？"

『なにをいってるんですか？』

『もうつかまえてます』

"え？"

周囲が暗くて気づかなかった。足元、天井、背後……氷の隙間から虹色の影が染み出していた

188氷室エル24/02/17(土) 01:31:01

"……エル、話がしたい"

『……まえにいいました。わたしはおとながきらいです。わたしからぜんぶうばうおとながきらいです』

『だから、はなすことなんてないです』

"前に裏切られたって言ってた話？"

『おとなはきらい。きらい！きらい！！』

『なんで？どうして？わたしは……わたしは！！』

dice1d3=3 (3)

1.虹色の影が先生に集まる

2.虹色の影がエルに集まる

3.虹色の影がひとりでに集まる

189氷室エル24/02/17(土) 01:52:06

虹色の影が集まっていく。以前の時の様に恐怖の世界に落としこまれまいとアロナに警戒を呼び掛ける
だが虹色の影は少しずつ少女の姿に変わっていく。しばらくするとエルと瓜二つの少女に変化していた

『落ち着イて私……大丈夫だヨ……』

『ワタシ……でも……』

『ヤクソクはワタシが絶対に守るカラ』

『うん……わたしはワタシをしんじてるよ……』

私がゲシュタルト崩壊しそうだ……
呼び方が目茶苦茶で混乱してしまうが……間違いない。この個体はエルの頭部に潜んでいたもの
この虹色の少女こそが全ての……！

『先生……私は先生とハナしたくない……』
『そしてワタシは前も言いまシたけど……ヤクソク以外……考えたくナい』

『だかラ……ソレよんで』

虹色の影が示す先を照らしてみる
そこには氷の壁と壁の間に隠されている２冊の本があった

『それヲ見て、先生が決めテ……』
『ソこにある……シリたいこと。ヨミ終わるまデは何もしないヨ』

"……２冊とも読んでもいいの？"

190氷室エル24/02/17(土) 01:58:41

『ワタシはいいケド……私はイヤがるかも』
『ヨムなら早めにネ』

……どうやらこの本に全てが載っているらしい
タイトルは……

『ワタシ観察日記』『私のノウナイ』

『フタリで書いた。ふたりダケノ本』
『ヤクソクの為だから……特別』

虹色のエルが本物のエルをなだめながら本を読むようにうながす
目の前で起きている光景すら異常なのに、タイトルからはそれ以上の嫌な予感が感じられる

だけど知らない事には始まらない
エルの事、虹色の影の事、過去の事、今起きている事、そして約束……

私は意を決してページをめくる事にした

191氷室エル24/02/17(土) 02:02:19

今日はここまでです

『ワタシ観察日記』はエルから見た虹色の影の本で、『私のノウナイ』は虹色の影から見たエルの本です
次回更新までどちらを読みたいか反応していただけるとそっちを読みます。反応がなかったらダイス振ります

前回の探索者誰にするかの時くらい反応があったら次回開始時に次スレ立てて開始と言う事になると思いますが、別に埋まっても気にしないです

192二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 08:14:18

投稿乙
私のノウナイに1票

193二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 12:20:26

どっちも興味あります！

194二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 17:45:21

観察日記のほうかな

195二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 20:57:00

私のノウナイでおねがいです

196二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 21:25:58

どっちも見たいから観察日記に入れる！

197氷室エル24/02/17(土) 21:46:29

反応ありがとうございます！

どっちも見たいと思ってもらえて嬉しい限りです！

同数なのでダイスは振りますけど、後の展開に考慮して進めていきます

内容は次スレ立てて進めていきます

dice1d2=2 (2)

1.『ワタシ観察日記』

2.『私のノウナイ』

198氷室エル24/02/17(土) 21:51:07

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(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています　part5｜あにまん掲示板普段は新しい地図を描いては色んな所で売っていましたその結果キヴォトスの埋蔵金の地図の6割近くは私の描いた物でした何故過去形なのかって？それは夢が終わる時が近いからなのかもしれないですね『埋蔵金の地図…bbs.animanch.com

199二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 23:48:21

たておつ

200二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 23:48:38

虹色は何をみたのか

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています part4

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています　part4