【🎲ゲ謎】ここだけの哭倉村【ネタバレ注意】支援スレ

[1 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:09:17]

【🎲ゲ謎】ここだけの哭倉村【ネタバレ注意】の支援スレです。
スレッドが満杯になりそうなので立てました。必要がなければ落としていただいて結構です。また、作者様の邪魔になるようであれば直ちに削除いたします。

[2 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:09:50]

以下、本スレのデータをまとめていきます。

[3 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:12:36]

【スレの内容】

出てきた分岐をダイスで決めて、ここだけの哭倉村を作るスレ
IF時空、ネタ時空になる可能性を十分に秘めているので、無理そうな人はブラバ

[4 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:24:29]

【各数値】

・SAN値

現在の水木のSAN値

dice3d6=6 1 6 (13)

・好感度

好感度によって、文章構成だったりを組み立てるのに参考にしてます。

他にも組み込んで欲しかったりする要素があれば、是非書き込んでください。

１ー１０　生理的に無理かもしれない

１１ー３０　嫌悪感を持ちつつも自然に接することができる

３１－５０　通り過ぎる人程度の認識

５１ー７０　第一印象が良かったり、何回か会ってきた関係

７１ー９０　人柄の良さが目立っている、または長年の関係

９１－１００　絶対的な信頼

沙代の好感度は（特別に＋５０で）６９

時麿の好感度86

克典の好感度53

[5 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:25:36]

・ヤニカウンター
ヘビースモーカーである水木がタバコを欲する度合い
バフ・デバフの内容は後々決めていく。
一回１d４０で増やしていきます。

１～３０はまだヤニが体の中にあるので、健康的。

３１～７９でヤニが吸いたいな、程度。

８０以上はヤニ不足で今にもタバコを強奪でもして吸いたい気分。

現在のヤニカウンター：79　ただし6本のタバコを入手済み

[6 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:26:21]

以下、ここまでの展開まとめです。

[7 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:27:12]

東京某日──

龍賀製薬の時貞翁の訃報が入った時、水木は躍進の機会だと上との直談判で見事
哭倉村へ行けるようになった。
夜行列車に乗り込んだ水木はあることに気づいた。
Peaceだと思ってトントンとしていたのはココアシガレットだった。

何故、俺はこんなものを…？

間違って買ったのか、それともタバコ屋のおばちゃんが間違ったのか。
そんなことは今の、上機嫌な水木にはどうでも良かった。
ココアシガレットを一本口に運んで、丸ごと噛み砕いた。
全てはのし上がるため。
箱の中身を数えれば、残り５本だった。


シガレットの中身を確認した後、ブツブツと点灯したかと思うと、明かりはフッと消えてしまった。
何事かと立ち上がれば向かいに奇妙な男がいるのに気づいた。

「お主、死相がみえておる…現にほら、お前の後ろに」

男の不思議で不気味な発言に食いつこうとすると、ブレーキがかかる音と共に後ろのガラスに誰かが映ったような気がした。
ハッと気を取られていると、電車は止まった。
気味が悪くなり、そのまま電車には乗っていられず、途中下車をした後にタクシーで行くことにした。

[8 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:28:55]

さて、田んぼを抜けて村の中に入っていくと、遠くの木陰で困った様子の女の子が居ました。
よく見るとその子は龍賀一族の沙代だとわかります。

相手が沙代だと分かった時、木陰の中に居た少女から声をかけられた。

「よかったら助けては下さりませんか？」

どこか凛としたその声に突き動かされるように水木は木の元に鞄を置き、彼女の下へ歩み寄る。

相手を気遣うように声をかけ、体制が楽になるようにと肩に手を置かせるようにすれば、自然と二人の間は近くなった。

鼻緒を修理すると、遠くから少年がやってきました。

時ちゃんと呼ばれた少年はやや警戒するように沙代の後ろに回り込んだ。

[9 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:29:45]

時ちゃんと呼ばれる少年に対して、水木は人がいいような顔でにっこりと微笑みかければ少年の固い表情は柔らかなものへと変化した。

「おじさんはどこから来たの？みんなよそ者が来たって言ってたんだ」

そう言った少年を咎めるように沙代は名前を呼んだが、水木はそれ以上に今までの道中でも感じた、刺々しいような冷たいような視線は気のせいでは無かったということに気づく。

「自分は東京から来たものです」

そう名乗ると都会から来たという人物に興奮が抑えられない様子の二人。
だが、咳きこむ少年の様子から、時ちゃんがあまり体が丈夫ではないことに気づいた水木。
二人に別れの挨拶をして早々に水木は龍賀家へ向かった。

[10 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:30:53]

龍賀家の門構えにたどり着き、長田という青年とひと悶着ありつつも、社長の克典に助けられて皆が集う大広間にやってきた。
親戚や分家集であろう人々に、白い目とはまさにこの事かと黒い目がじっと、不気味に水木を追うように動く。
敷かれた座布団には座さず、顔を伏せる水木。
後々やってきた沙代や時ちゃんから、自然と龍賀家と周りの人物の整理もついたところで、弁護士が遺言を読み上げた。
だが内容が内容なだけに、社長やその分家衆は大いに荒れた。
騒動に巻き込まれないように離れ、どうしたものかと戸惑っていると沙代が近づいてきた。

「どうか、助けてください」

その一言にどう返せばいいかと悩んでいると、時麿が気が触れたかのように泣き出した。
それに皆が茫然としていると、地響きというよりも、何か化け物の咆哮のような地ならしが襲った。
龍哭と呼ばれるらしいその現象を奇怪に思いつつも、謎の少年に案内されて離れへ向かった。

[11 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:32:05]

昼間の奇怪な現象が気になったのか、寝れなかった水木は、沙代の元へ行って聞いてみることにした。

物音を立てないように部屋から出て、あたりを散策することにした。

暗い廊下を歩いていると、後ろから「あの」と声をかけられた。

驚いて振り向けば、そこには昼間にも見た少女・沙代が立っていた。

いつからそこに立っていたのかは分からなかったが、お目当ての人物なので、水木には丁度良かった。

「昼間の現象は何なのですか？」

「龍哭のことでしょうか？あれは…」

[12 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:33:03]

「これは、水木さんだから言ってもいいと思えるのですが」

そう言って深呼吸した沙代は、覚悟を決めたように顔を上げた。
その表情には昼間に言ってきた助けてくださいという言葉を彷彿とさせた。

「私もあまり詳しくは無いのですが、この村は呪われているのです」
「呪われている…？」
「あの島を見てください」

そう指さされた先には、月光に照らされた湖の上にぽつんと立つ島があった。
赤い鳥居が一際目立っていて、あれは神域の類なのだろうと考えていた。

「あの島には呪われた亡者たちの魂が、何百年にも渡って蓄積されています。
　ある儀式を通して、それは今も続いています」
「そんな、おとぎ話のような」
「現に、水木様も見たはずですよ」

その言葉に、夜行列車に乗っていた人々を思い出す。
この廃村まで続く列車に、一駅前で降りたものの、列車の中には沢山の人たちが乗っていた。
もしや、その人達は儀式の生贄にされたのではないか。

[13 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:34:07]

なんとか正気を保った水木は、考えすぎであの人達は無事だろうと考え直す。

暗い廊下の中でやや荒く呼吸する水木を尻目に、沙代は思い悩んだように言葉を発する。

「実は時麿叔父様から呼び出されているのです」

（時麿はあの神社にいるはず、こんな夜道に歩かせるのは危険なのでは？）

そう考えた水木は、危険性と沙代を心配している事を伝えると沙代は思い悩んだ。

「僕が迷子になって引き止めてしまっていたら夜遅くになってしまった、とでも言って　今日は部屋に居てください」
「ですが…」
「大丈夫ですよ。その後になにか言われようと僕が責任を取ります」

そう言ってニコリと微笑みかける。
丙江だったかが言った、佐田啓二のような顔で人の良さそうな笑顔を見せる。

「そうですね、私、部屋で大人しくしておきますね」

納得したようね、安心したような顔で沙代は笑った。
水木は沙代と分かれて、自室に戻った。

[14 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:35:12]

目が覚めた時に、一服しようと手を伸ばした先にはタバコの代わりにシガレットがおいてありました。
吸えない現状に苛ついていると、「旦那！」と開いた襖から昨日の少年が声を掛けてきた。
何だと言うのも許さず急かされ、身支度を整えられてどこかに引っ張られていく。
廊下をいくつも通ってついたところは、少年曰く時麿の部屋らしい。
少年の合図とともに襖を開けると、一通りの無いことを確認して中に入った。

「…もしかして、昨日の沙代さんのことでしょうか。それでしたら僕が」

怒られるのを覚悟して顔を伏せる。きっとあの白い顔が、恨めしくこちらを見下ろしているのだろう。

「３日」
「え？」
「この村は、あと３日しか残されていない。むしろ、３日より少ないかもしれない」

昨日の様子とは打って変わって落ち着いた様子に水木は驚く。
顔を上げれば文机に向かって何かを書いているのが目に入る。あたりを見渡すと、緊張が解れたからか
あたりの様子がよく分かるようになった。
幾重にも積み重ねられた本の数々、手前の冊子を見ればそれらが、時麿が書いてきた本であることを理解できた。
この蔵書の主である時麿を、気が触れた狂人の類かと疑っていたのを心の内で謝罪する。

[15 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:36:37]

「どういう、ことでしょうか」

「…」

目線があった。不気味な黒い目がこちらを値踏みするように見てくる。

「昨日、沙代と逢引でもしていたのではないのか」

「いえ、そんなことはっ」

「教えて貰えなかったのか、あの島と龍哭の秘密を」

「...生贄の儀式のことでしょうか」


水木が恐る恐る申すと時麿は、知っていたのかと声を漏らす。
憶測の域を出なかった予測が当たったことに嫌な汗が噴き出した。
表情がやや柔らかくなり目じりが下がったと感じたことで、心の中で安堵する。

「実は３日と言ったのにもわけがある」

「それはどういったわけですか」

「...昨夜、父様から教わった通りに儀式を行ったのだが、龍哭が収まった気配がまるでなかった。長い期間父様直々に鍛錬を積んできたのに、だ」

話す時麿からは、何かを疑うように微かな動揺が言葉の端端から読み取れた。

[16 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:37:45]

「その、収まった気配というのは分かるものなのですか」

「鍛錬の成果なのか、僅かにそう感じるだけだが」

会って間もないのに沢山のことを話してくれる時麿を不思議に思った水木だが、変に探りを入れて不快にさせるのは、これから動くのに悪いと考えて深くは追及しないことにした。

いや、俺は部外者でこの村の人たちにとって邪魔以外の何者でもない筈なのに、
こんなに教えてくれるのには何か裏があるに違い無い。
もしかして、手のひらで転がされているのではないか？きっとそうに違いないと、
水木の中で不安が芽生える。

「どうして、部外者の僕なんかにそんな、信用して教えて下さるのですか」

あの、と声を発したのに続けて問う。社長からの密命もある上、そうやすやすとは帰られない。
Mの製法さえ分かれば、龍賀製薬とのコネ以上に社内でものし上がっていけるはずだ。
だが、せめて秘密を暴くまではとは考えていたが、こうも筋道が上手く立っていく様は、誰かが裏で操っているような、言い換えれば不気味なほどである。
時麿を見つめれば、思案するように目線が上を向く。

「...話していいと、そう感じただけだ」

弱みでも握られているのかと思っていたが、返ってきた答えの意外さに意表を突かれる。

[17 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:38:32]

「いいんですか、そんな易々と話して」
「今の龍賀は、父様が居なくなってから身内でも信用できないのだ。それならば、何も知らない　部外者のほうが信用できるというものだ」

もしかして、今の龍賀家はまとまりがないのか？
当主の時麿がそう感じるということは、遺産分与の無かった分家衆だけでなく、もっと身内の乙米や丙江といった兄弟関係にも亀裂が入っているのではないか。

「それに水木だったか、お前もこちらには言えない秘密があってここに留まっているのではないか」

その言葉に心臓がドキッとする。もしかして密命のことが見透かされているのではないか。

「もし、申し上げられないような秘密があったら、どうしますか」
「それでもいい。どちらにせよ、３日も猶予がない。龍哭を収める術さえ見つかればいいのだ」
「もし、納める方法を見つけたら？」
「その時は、いくらでも話してやる。お前の探す秘密をな」

どうやら、事態を納める方法を探す事と、Mの製法を知る事が利害の一致によって成立したようだ。

「もし困ったら、ねずみを使うといい」
「ねずみっていうのは...」

ねずみ、誰のことだ？と疑問に思っていると、ススっと開いた襖からはみ出た顔が視界に入った。
にやにやと笑みを浮かべる少年と目が合うと、バチンっとウィンクをしてきた。
何故かビビビと震えたが、それはきっと、長い間正座をしていたからだろう。
時麿に対して、ではと言って会釈をしてから部屋を出た。

[18 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:39:28]

時麿の部屋を出て、水木とねずみはどうするかという話になった。
あてもなく屋敷をうろうろしていたら、部外者である水木は相当怪しまれるだろうかと、
とりあえず離れの自室に向かうことにした。
帰るために廊下を歩いていると、ある人物と出くわした。
曇天の下で縁側に座り中庭を眺めている人物は克典だった。

「おお、誰かと思えば水木君じゃなか」
「社長！ここにいらしたんですね」

見知った顔を見てなんだか安心した水木。
傍に駆け寄ると、克典が眉間に皺を寄せているのに気づいた。

「…社長、当主になれなかったのが気がかりなんですか？」
「あの時貞とかいう爺、まったくのデタラメを言ってきよったせいで全てが台無しだ」
「僕も社長が当主になる瞬間を目に焼き付けようと来たので、まさかこんなことになるなんて　思いもしてなかったですよ」

そう水木が機嫌取りも兼ねて発言をすると、克典が大きく笑った。
気を良くしたらしく、横に座るように促された。ついてきていたねずみはいつの間にか消えていた。

[19 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:40:30]

そういえば、と克典が話題を切り出した。

「水木君、君の部屋は離れのはずだ。どこへ行ってたんだ？」

その言葉に水木はドキっとする。
こちらを見つめる克典は何かを疑っているようで、きっと信用に値する人物なのかを見定めているようだ。

水木は時麿と克典との反目しあう関係を考え、言い出すことを迷ったものの、もしバレた時を考えると黙っていたことを追及されるほうが怖いと考えた。

「実は...」

水木は、時麿に呼び出されたこと、時麿が周りに感じる不信感のこと、時麿が求める秘術のことを話した。

「ふーむ」

水木が正直に話すと、克典が何かを言い出すかどうか迷う素振りを見せた。

[20 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:41:36]

水木はタイミング悪く、克典の謎の素振りを見逃してしまい、別の話題を切り出した。

「そういえば社長、この村でタバコを貰えるところはありますか」

「え、あ、あぁ...タバコはなぁ」

「タバコを売ってるところは無いが、ここの使用人に話せば手に入れられるだろう」

そういえば、離れに行く前に分家のある人が使用人からタバコを受け取っていたのを思い出した。
どの銘柄かは分からないが、今の水木にはどうでもよかった。それよりも悪い質問をしてしまったのではないかと気が付いた水木は冷や汗をかきながら克典に慌てて謝る。

「すみません、不躾な質問でしたね」
「いやいや、君のそういう天然な所作は嫌いじゃない。むしろ、今の状況じゃ一笑いすることができたからな」

気を悪くしたようではないので、内心ホッと胸を撫で下ろす。
ここで激怒でもされたら、少ない後ろ盾を失うだけでなく、今後の昇進にも関わってくる。

「こんな古臭い村で、変な因習を重要視している一族だ。時貞は第一に、乙米や村長の男もなんだかきな臭い。だが、時麿とかいう変なやつが唯一まともなのが面白いな。しかも当主という座についておきながら、乙米からは自由に言われているようだ。まったく、以前から排他的だとは思っていたが、複雑怪奇になってきたよ」

克典の心境を聞いて水木は、社長も現状に不満を抱いているのが分かり、あわよくば利用すらできるのではないかと考えた。

[21 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:42:26]

「そうだ水木君」

「はい、なんですか社長」

「君沙代と仲がいいそうだな」

「え」

水木は言葉に詰まってしまう。認めれば婚前の娘に何をするつもりだと言われるかもしれないし、認めなければ不純な動機があるのではと誤解させてしまう。
どう返せばいいものかと悩んでいると、克典が固まる水木の背を強く叩いた。

「何、別に咎めるわけじゃない...ただあれが、沙代がこんな田舎の村に閉じ込められているのが不憫でな」

「沙代さんをそのように思われていたんですね」

「大企業の社長の一人娘だぞ。華々しさがあってもいいのに、都会に出ることを”ここ”が許さないからな」

[22 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:43:22]

確かに、沙代さんが村から出たことがないというのは、身内の丙江の例から無理だということは薄々分かっていた。
克典と水木は付き合いで関わってきたものの、あんまり口には出したことはなかったが、酒が入ると何度か娘の沙代さんの話はしたことがあった。
仕事の折り合いが悪かったり、来訪を予定していた日に土砂崩れの報告があったり、行事以外ではあまり会えてなかったらしい。
関わりの薄い婿入り先で不自由な思いをさせているのではないかと、ある時心配した社長が酔った勢いで東京土産を買うと言い出した時は大変だった。
水木君は若いから若い子の感性で買いたまえ、と言った社長に連れられて百貨店を閉店ギリギリまで歩き回ったのはたまに出る話のネタになってくれている。

「二人でへべれけの中、買い物をしたときがありましたね」
「潰れた君を帰すために失ったタクシー代だけ今も覚えているよ」
「それは社長が無造作に出すからですよ、というか忘れてくださいよ」

二人でなんてことを言いあえば、出くわした時の深刻そうな雰囲気とは打って変わって笑顔を見せる克典に水木は安心する。

「社長、もし何かあれば、この僕にお任せくださいね」

失礼しますと席を立つと、またなと挨拶を返してくれる社長に水木は振り返ってお辞儀をしてその場を後にした。

[23 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:45:07]

克典と話した後，元の目的でもあるので水木は離れに一人戻った。

役に立つものでもあればと考えながら離れに帰ると，今さっき姿を眩ましたねずみが水木の布団で寝ていた。

「あ，こら！どっかに行ったと思えばおまえ」

「んん...げっ！旦那ぁ、これはその...温めておきました」

「まったく、布団を片付けて外にでも出かけないか」

寝ていたねずみを追い払い、苔が生えぬうちに敷布団を片付ける。片付けるとき、なんだかビビビっと臭った気がするが、多分気のせいだろうと水木は思っておくことにした。

出る前にタバコを貰い、ねずみを伴って水木は屋敷の外に繰り出した。

念願のタバコも手に入り気分も上々の水木は、とりあえず、謎の白い建物に向かうことにした。
雨でぬかるんだ道を水木とねずみは二人で歩いていく。
立ち並んだ建物を何軒も通り過ぎるが、あちこちから注がれる視線には気づかないふりをした。
いくらか歩けば村の中心から離れ、人目に付きにくいようなところまでやってきた。

「なあ、あの建物って何なんだ？」

「えーっと...あぁ、あの建物は村の建築物だよ。勝手に入っても怒られやしないさ」

そう言ってだんだんと姿を現してきた白い建物を指をさす。
傘を傾けてそれを見つけたねずみは、淡々と説明をしてくれる。

[24 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:46:13]

「まぁ、入ってさ、聞きたいことがたくさんあるんだ」

「なんだ、ただで聞こうってかい」

「…頼むよ～、せんせい」

建物の中に入って、上の階に続く階段まで歩く水木。だが、おかしなことにねずみは入口で固まったままだ。
何かやらかしたかと思った水木は、後ろを振り返るとそこには、異常なほどまでに目を輝かせるねずみが居た。

「ぼ、ぼくが！先生！？」

...どうやら師と仰いだことがとても嬉しかったようだ。

[25 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 20:49:22]

【現在の選択肢】
水木とねずみは階段に腰掛ける。さて、水木は何を聞くことにしたのか。

該当レス
・報酬としてココアシガレットを一本あげつつ、主人である時麿をはじめとする龍賀一族の内情について
誰かひとりってことならとりあえず時麿の人となりやねずみ君との関係を聞く

・龍哭を収める術が見つからず3日経過した場合、ねずみや龍賀家がどうするつもりなのか聞く
逃げるってならどう逃げるつもりなのか聞けるし、言い方によっては本腰入れて探索する心構えが出来るだろうし

・遺言発表時の発狂麿が素？さっきの利害一致麿が素？

[26 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 21:17:01]

スレ立てあざます

[27 二次元好きの匿名さん 24/02/10(土) 23:28:05]

いかん肝心の本スレへのリンク忘れてたやん

大変失礼しました

【🎲ゲ謎】ここだけの哭倉村【ネタバレ注意】｜あにまん掲示板

[28 二次元好きの匿名さん 24/02/11(日) 00:55:25]

君有能って言われない？

[29 二次元好きの匿名さん 24/02/11(日) 03:22:30]

アニメージュの記事で、テラス付きの洋風建築が展望台だってはっきりしたね～

[30 二次元好きの匿名さん 24/02/11(日) 10:45:29]

原作映画だと一瞬で退場した時麿がキーパーソンになってるの面白いな

[31 二次元好きの匿名さん 24/02/11(日) 21:52:36]

本編だと3日目のMを探る件が最期の会話になったからか、本スレでの社長とのやりとりが和やかで微笑ましい

[32 二次元好きの匿名さん 24/02/12(月) 01:06:20]

社長いいキャラだから出番があれだけなのもったいなかったなあ
できれば本スレでの展開で活躍してほしい

[33 二次元好きの匿名さん 24/02/12(月) 09:06:06]

続き見たいなあ

[34 二次元好きの匿名さん 24/02/12(月) 20:24:03]

本スレはもう復帰しないのかな？
その場合、個人的には誰か引き継いでやってくれる人がいると嬉しいんだが

[35 二次元好きの匿名さん 24/02/12(月) 21:02:14]

>>34

前スレのスレ主しばらくあけるって言ってたし、

こっちに書き込むか別でスレ立てるかしてくれるんじゃないか

[36 二次元好きの匿名さん 24/02/13(火) 00:59:28]

まあ本スレにこっちのリンクあるし、のんびり語りながら待ちますか
アニメージュのインタビューで、古賀監督はキャラクターが自然に、能動的に動くよう構成したって言ってたよね
TRPGっぽいって言われるのはきっとそのせいだな

[37 二次元好きの匿名さん 24/02/13(火) 04:45:44]

保守

[38 二次元好きの匿名さん 24/02/13(火) 07:40:03]

TRPGシナリオ「鬼太郎誕生　ゲゲゲの謎」……なにそれPLとして参加したすぎる

[39 二次元好きの匿名さん 24/02/13(火) 17:30:09]

>>38

妄想だけど面白いので貼っておくね

TRPGリプレイ『ゲゲゲの謎』｜あにまん掲示板

[40 二次元好きの匿名さん 24/02/13(火) 21:02:24]

>>32

もうちょっと龍賀家の人たち見たかったよね

それはそれとしてどんどん人が死んでいく不気味さってのもあるけど

[41 二次元好きの匿名さん 24/02/14(水) 03:01:40]

TVシリーズだったら一人ずつそれなりのエピソード描いたうえで消されていったんだろうけどなあ
公式が龍賀一族に関してはだいたいファンの推測通りと言ってるのも逆に気になる
特に麿

[42 二次元好きの匿名さん 24/02/14(水) 07:24:19]

哭倉村の設備や風景描写はさり気なくもかなり伏線が織り込まれてたから、村人の生活描写がどうなるのかは気になる
田舎の素朴で慎ましやかな生活に見えて、時代背景を踏まえると田舎の生活でそれはあり得なくない？みたいな

[43 二次元好きの匿名さん 24/02/14(水) 13:02:41]

とりあえず保守

[44 二次元好きの匿名さん 24/02/14(水) 18:08:53]

予定してたより短い時間にすることになったらしいし
もうちょっと描写されてたんかね……

[45 二次元好きの匿名さん 24/02/14(水) 23:37:30]

カットされた場面に無人と化した村がいくつか出てくるとか
すさまじい人命の消費っぷりだし、なのに地元警察が全く動いてないところが龍賀の権力の恐ろしさが形で見える重要なポイントになるよね
何気なく風景を眺めてた水木の無意識にも、そのへんが引っかかってたりすると面白い

[46 二次元好きの匿名さん 24/02/15(木) 07:40:31]

もう一回見たくなってきた……

[47 二次元好きの匿名さん 24/02/15(木) 15:11:09]

情報量多すぎて1回じゃとても把握しきれないうえに、トークやインタビューでさらに上積みされていくからどうしても複数回見たくなるんよね
売り上げから言ってBDの発売は確実だしオーディオコメンタリーが今から楽しみ

[48 二次元好きの匿名さん 24/02/15(木) 21:03:32]

円盤ってどのくらいの時期・価格になるのかね？

[49 二次元好きの匿名さん 24/02/16(金) 00:07:05]

BDの通常版で6,000円くらい、特典付きで10,000～12,000円くらいかな
単発の映画だからお手頃な価格に収まると思うよ

[50 二次元好きの匿名さん 24/02/16(金) 00:08:40]

時期的には上映終了後、半年くらいだと思う
ゲ謎は超ロングランになってるから逆にもうちょっと早くなる可能性もあるかな

[51 二次元好きの匿名さん 24/02/16(金) 10:44:38]

保守

[52 二次元好きの匿名さん 24/02/16(金) 19:55:27]

二次創作とか見てると本編が見たくなり
本編を見ると二次創作を見たくなる
永久機関か？