- 1イッチ24/02/13(火) 13:53:16
- 2イッチ24/02/13(火) 13:54:31
- 3イッチ24/02/13(火) 13:56:26
数時間後
『まさか30分で全員舎弟にするとは思いませんでしたよ、お兄さん、変な魔法でも使いました?』
「失礼だな、実力だっつの」
休憩室に一旦下がった玲王は、同じく休憩に入った少年にそんな事を言われた
玲王の服装は個室で働いていた頃と同じものを再び支給されたので、今の同僚に比べると地味だが、それも玲王の美しさの足を引っ張らず、逆に引き立てて見せたのだった。そんな玲王を気に入らず、この階の悪魔達は客に気付かれないよう嫌がらせをしてきたが、玲王はその全てを見事にいなし、そしてあっという間に彼らの心を掴んでみせたのだった。
今や彼らは客共々、まるで山上の垂訓を聞く信徒の如く、玲王を取り巻く駒の一つへと変わり果てていた
「でもちょっとやり過ぎたかもな」
『本当ですよ。皆お兄さんに狂ってるように見えて、怖かったです』
そう言う少年の肩は少し震えている。彼は今回黒服として働いていたので、玲王の働きぶりをより間近で見る事になったのだ。そこまで引かれてしまうとは思わず、玲王は少し眉を落とす
「お前にそう言われると、少しだけショックなんだけど」
『だって怖いんですもん。あの人達全員でお兄さんに襲い掛かってきたらどう対処するつもりなんですか』
「あっなんだそゆこと…てか心配し過ぎだろ、もしそうなってもアイツらなら蹴散らせるし」
『そんな事言って。あそこまで従順にさせる必要ありましたか?』
「それはある。早く終わらせてナキに会いに行きたいし」 - 4イッチ24/02/13(火) 13:57:38
その日、玲王は一日で三日分の売り上げを叩き出し、大男はとても喜んで玲王を称賛した
『良くやった!大儲けだぜ…でも、こいつ等一体どうしちまったんだ?』
「俺の事尊敬し過ぎてるだけだから気にすんな。それより、今日は予定あるからもう退勤していい?」
『ああ勿論だ、しっかり休んで明日も稼げよ!』
玲王を取り囲んでうっとりとした表情を浮かべる従業員達に若干引きつつ、大男は玲王の頼みを快諾した。それを受けて帰ろうとする玲王に従業員達は付いて行きたがったが、それを玲王は断る
『玲王様、私も一緒に…』『その美貌を外に晒すなんて!心配だから僕も行くよ』『待て、ここは全員で玲王を護衛しようぜ』『そうね、そうしましょう』
「ごめん!大事な用だから連れてけないんだ、俺にはコイツが居るから大丈夫だよ」
少年の肩を叩きながらそう告げると、彼らはしゅんと表情を曇らせるが、玲王の言葉は絶対なので大人しく引き下がる。
一方、少年はうんざりとした表情を浮かべてため息を吐いた
『俺、絶対あの人達に目の敵にされる…』
「何かされたらすぐ言えよ?」
『うう、俺も上手く立ち回りできるよう頑張ります』 - 5イッチ24/02/13(火) 13:58:52
玲王と少年は店で買った食べ物を抱えながら、昨日と同じエレベーターに乗り込んだ。どうやら魔界の深層に行く悪魔は少ないらしく、エレベーターには昨日と同様、玲王と少年のみが立っている
「毛布も持ってきたけど、これでいいかな?もう一枚用意した方が良かったかも」
『そしたら持ちきれなかったでしょ。めちゃくちゃ高くていい毛布だし、一枚でもきっと温かいですよ』
登山をするかのような大荷物を背負い、それでも足りないか心配する玲王に、少年は冷静にツッコミを入れた。
少し不機嫌なのは、玲王が異様にサタナキアを気に掛けているからである。
しかし、そんな敵対心を持ちながらも、少年もしっかりサタナキアへ贈るお菓子を用意していた
『それより、ちゃんと会えますかね?下の層って気が遠くなる程広いから、もしかしたら迷うかも』
「昨日と同じ場所で待っててくれてるんじゃないのか?流石に動かれてたら探しようもないし。あ、着いた」
巨大なエレベーターはズズンと音を立てて着地し、玲王と少年は無事、魔界の深層へとやって来ることができた - 6イッチ24/02/13(火) 13:59:59
『あ、来た』
エレベーターの扉が開くと同時に、扉の真ん前でちょこんと体育座りをしていたサタナキアは、玲王と少年に気付いて立ち上がる。
そんなサタナキアを見て、玲王は目を見開いた
「お前ここでずっと待ってたのか?」
『うん、やること無いし暇だったから。ちゃんと来てくれたんだね』
二人に近付いたサタナキアは、玲王の大荷物を見て首を傾げる
『なにそれ』
「ああ、これはお前にあげるやつ。こんな場所じゃ寝るのも一苦労だろ」
『別に横になれば寝れるけど。お、毛布だ嬉しー、ありがとう』
玲王から毛布を受け取ったサタナキアは、早速それにくるまって目を細める。どうやら気に入ってくれたようだ。
三人は少し移動し、大きな岩の側で他の荷物を広げる事にした。買ってきた食べ物はまだ温かく、白い湯気を立てている
『すご、まともな食べ物だ。超久しぶり』
「いっぱい食べろよ。つか、悪魔ってモノ食べなくても生きていけるの?」
『普通は無理ですよ、だけどここは瘴気に満ちてますから、彼みたいな強い悪魔はそれを栄養にできるんです』 - 7イッチ24/02/13(火) 14:01:09
- 8二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 14:12:05
このレスは削除されています
- 9二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 14:13:14
スレ立て乙!
サタナキアくんの押せ押せが見たいです…!(プレイ内容的な意味だったらごめん) - 10イッチ24/02/13(火) 14:18:50
- 11二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 15:26:56
喉責めと結腸抜きでがっつり開発♡
ナキが凪似なせいで相棒と重ねそうになって帰ってから影響出そうだしこんなの駄目だろって思いながら絆されてる付け込まれて溶かされる玲王が見たい - 12二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 15:48:22
前と後ろ同時に責めてくれ~!
サタナキアくんは玲王が気持ちいいと俺も嬉しいしきもちい系であってほしい…
玲王は気持ち良すぎて本気で泣くまでがノルマだから頑張ろうな! - 13二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 16:31:06
イッチに質問ー
天使に人間って言っちゃったら輪廻から魂解放()のために浄化で天使化されそうになったけど
悪魔側に人間って言っちゃったら人に戻る瞬間に魂狙われたりのリスクあるの? - 14イッチ24/02/13(火) 16:54:37
安価ありがとうございます!
もう今から書くのが楽しみです!
か、考えてなかった…
人間の魂は堕とす手間も掛かるしそもそも人間界に行くのが困難なので悪魔にとってはご馳走。もし魔界で人間に戻ったらすぐ狙われて食べられてしまう(痛覚アリ)ってのがリョナ好きとしては最高だけど、そこにイッチの趣味を付け足すとしたら食べた悪魔との絶対服従の契約を強制的に交わされてしまうとかアリですね、なんかもう興奮してきたのでそうしましょう
- 15二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 17:02:24
イッチがイキイキしてて草
痛覚アリで生きたまま食べられるっていいよね…
内臓を食べられながら嫌だお願い食べないでって力の入らない手で弱々しくも必死に抵抗する玲王はエッチなので… - 16二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 17:07:44
イッチが生き生きしてるのでその設定でバドエンifも見たいなとか思っちゃうじゃん
- 17二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 18:01:24
絶対服従は本人の意思を残したまま逆らえないのが好みです
嫌で悔しくて苦しくてでも逆らえなくて絶望する玲王はえっちなので… - 18二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 18:06:42
スレ民までイキイキしてるじゃん!!
- 19イッチ24/02/13(火) 18:39:58
- 20二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:12:40
イッチ!今の段階では関係ないけどナキ本体は上の階層には行けないってことだけど誰かの体を依代にはおk?
レオ(同意なし)またはチビ神くんと利害の一致でチビ神くんの体を使って上の階層に現れたナキによる現世帰還阻止バドエン読みたいです! - 21イッチ24/02/13(火) 19:51:15
超OK!
めっちゃ良いインスピレーションくれるじゃないの癖に従うなら玲王の体乗っ取っちゃって欲しいな
あーーでも心の底から信じてたちび神くんに悲願を阻止されて膝から崩れ落ちる玲王もめちゃくちゃ見たい
あとごめん眠いから続き多分明日になります
- 22二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 03:09:30
ほしゅ
- 23イッチ24/02/14(水) 07:12:01
ほんまごめんワガママなのは分かってるけど保守はスレ主の心のちんぽを萎えさせる魔法の言葉だからやめてくれ
どうか心の中の劣情を叫んで欲しい
いざとなれば自演で保守るからネッ
今日も落とさない様に早起きしたんだ
あとなんかスランプなんでこのレスも保守代わり〜 - 24二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 07:47:11
おはようスレ主!
早起きしててえらい!
寒いから暖かくして無理せず玲王を虐めような! - 25二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 16:14:23
良質な玲王虐が摂取できてここのスレ大好きなんだ……
いつもありがとうスレ主 - 26イッチ24/02/14(水) 17:45:23
嬉しい言葉をかけて下さる…
こちらこそ今後も一緒に玲王虐できたら嬉しいです!
エロは一切ないけど内容が内容なのでTelegraph
導入他愛のない話をしていると、ふいにサタナキアが『あ、そうだった』と声を出した『昨日の続きなんだけど、いつする?』
「何が?」
『だから、セッ······』
「どわああっ!?」
聞き返した玲王に、何でもないような顔をしながら行為の話題を振ろうとしている事に気が付き、玲王は慌ててサタナキアの口を塞いだ
「ななな、何いってんだよナキ。セ?セパタクローの事か?お前も好きなんだな、俺も好きだぜ、セパタクロー」
『は?セパタクローって誰?レオはソイツが好きって事?』
「人名じゃなくてだな」
サタナキアの腕を引っ張り、きょとんとしている少年から遠くへ引き離した後で、玲王は眉を寄せてサタナキアに怒る
「バカ!いきなり何を言い出すんだよ!?」
『へ?だってレオが言ってたんじゃん、天使に狙われて困ってるって』
「それとこれになんの関係があんだよ」
『だから、強くなっておかなきゃでしょ。俺は上には行けないし、大天使に勝てる奴なんてここ以外には居ないんだから』
確かにそうだ。しかし、だからと言って相棒とよく似た容姿を持つサタナキアと体を繋げる事は玲王には考えられなかった
渋っている玲王の手を取って、サタナキアは話を続ける…telegra.ph - 27二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 17:51:26
ハァ~~~困ったなぁ玲王のイラマハンドルがこれ以上ないくらい役割を果たしてしまうなァ!!?
- 28二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 19:48:25
このレスは削除されています
- 29二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 19:50:28
玲王のちっちゃい顔でっていうのが最高だよね…
楽しみ過ぎる - 30二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 22:01:09
- 31イッチ24/02/14(水) 22:06:05
- 32二次元好きの匿名さん24/02/14(水) 23:09:54
髪とか角とか掴んで強引にしちゃうの、良いですよねぇ
- 33二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 02:31:32
ナキショタ姿なら上の階層で過ごせないかなー図書館で本見つけたりして。
もっと言えば大天使とサスペンダーのショタナキを対峙させたい! - 34二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 10:44:49
ショタとスるわけにはいかないって玲王なりそう
興奮した - 35二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 21:37:24
ナキにイラマされて嘔吐く玲王……?
えちえちすぎる - 36二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 21:47:47
悪魔の体液って媚薬効果あるみたいな設定が多いけどサタナキアくんはあえて無いみたいなのもいいよね
正気で相棒そっくりな悪魔に抱かれて罪悪感とか色んな気持ちでぐちゃぐちゃになれ玲王… - 37イッチ24/02/15(木) 22:09:06
- 38イッチ24/02/15(木) 22:11:29
ショタナキかぁ!良いですね!
力が全然使えなくなる代わりになら上の階層来れたりするかな?
dice1d2=2 (2)
1:できるよ
2:できないよ
- 39二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 22:15:59
- 40二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 22:29:16
- 41二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 09:22:22
おはよう玲王
自分はサタナキアくんにちょっと塩なこと言うくせに角掴まれたらショック受けちゃうのめちゃめちゃかわいいね…
ナキくんは悪魔なんだけど無意識に凪とそっくりのこいつが自分に酷いことするはずないって思ってたのかな
かわいいね… - 42二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 19:57:10
口が気持ちよくなっちゃってる玲王かわいいね
- 43イッチ24/02/16(金) 20:38:06
イチャラブ目指して書きました
あとごめん、今気付いたけど前後ろ同時のやつ忘れてました、次回持ち越しということでここはどうか一つ許してくだせぇ
眠い目擦りながら書いたので、いつもより拙かったり誤字だったりあると思います
本番ごくりと、玲王の喉仏が上下するのを見届けて、サタナキアはようやくペニスを玲王の口から引き抜いた
「ぉ゙え···っ!けほ、かはッ」
角も口もようやく解放されて、手を地に付け、玲王は喉を押さえながら咳き込む
濡れた唇を手の甲で拭いながら、玲王はサタナキアに食って掛かった
「お前な!やり方ってもんがあんだろ!」
『だって口の中の方が気持ちよかったんだもん』
「だもんって···まぁいいや、どうだ?俺、強くなってる?」
未だ軽い快感の残る口内の感覚を振り払うように、玲王は立ち上がって、何でもないような顔をしてサタナキアに問いかけた
玲王の全身をじっくり見て、サタナキアは頷く
『強くなってるよ、ちょっとだけ』
「マジ!?やった!じゃあこれでいいじゃん!そうだよなぁキスで強くなるんならこれでも強くなるはずなんだよ!」
望んでいた答えに、玲王はガッツポーズを作る。苦労した甲斐があった、やたら顎が痛いけど、それも今はどうでもいい。ともかくこれで俺のケツは休む事ができる
そんな思いでニコニコと機嫌の良くなっている玲王を、サタナキアは不満気に眺めていた
〘そんなに俺とセックスするの嫌だったんだ···でも、気…telegra.ph - 44二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 03:41:55
ぶち抜かれた後の玲王がクッソエロいな…
なんかこう更に追い詰めたい欲が湧いてくる
前後ろ同時リクした者なんですが、つまりサタナキアくんとのイベントがもう1回あるの確定ってコト!?ヤッター - 45イッチ24/02/17(土) 08:04:15
- 46二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 08:52:49
突っ込んでる真っ最中に催眠解くの良すぎる…
かわいそうな玲王(ニッコリ) - 47二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 16:43:04
悪魔玲王はちょっとくらいの怪我じゃ死ななそうだし臍姦(モツ姦)も出来るのでは?と気付いてしまった
指でされるのもずっぷりハメられるのもどっちも捨て難いな… - 48イッチ24/02/17(土) 20:33:50
ほぉん…(興奮)
これまた妊娠や四肢切断並みに人を選びそうな…どっかしらのifとして書くかもしれません
その時はTelegraphで注意喚起しますね
あとホントにごめん、今日は色々忙しかったから続きは明日になりそうです
- 49二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 23:26:52
- 50二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 00:14:05
いつか帰ったときに凪を通してサタナキアを見ちゃうの大好き
- 51イッチ24/02/18(日) 07:43:42
「────おい、起きろ」
誰かの手に体を揺すられて、少年はゆっくりと意識を浮上させた
『あれ…?俺、いつの間に寝て…』
「疲れてたんだろ、もうそろそろ帰るぞ。それともお前はここに残るか?」
瞼を擦りながら身体を起こすと、しゃがんでこちらを覗いていた玲王と目が合った。その後ろには少し気まずそうなサタナキアが立っている
『いや俺も帰りますけど。おかしいな、ちゃんと見張ってようって思ってたのに』
掛けてもらっていた毛布を丁寧に畳みながら、少年は首を傾げる。眠気など少しも感じていなかったのに、どうして寝てしまっていたのだろう。眠った瞬間の事もあまり覚えていない
「んじゃ、世話になったよナキ。また来る」
『うん、待ってる』
サタナキアを振り返り、笑顔で手を振る玲王。その表情は優しいが、どことなく怒りのような圧を感じる。それが分かっているのか、サタナキアは目を逸らして縮まりながら、小さく返事を返していた
〘…?俺が寝てる間に喧嘩でもしたのかな〙
そんな二人に疑問を持ちながらも、少年は深く詮索はしないようにする。
非常に不服な事ではあるが、玲王は少年に何か隠し事をしている気がするからだ。隠したいなら、その意思を尊重するつもりだ。自分が我慢できる範囲で、ではあるが - 52イッチ24/02/18(日) 07:44:34
『あ、そうだレオ。死なせたい相手以外は本気で殴ったり攻撃しようとしたりしちゃダメだよ』
「なんだ急に」
『実感無いだろうけど、強くなったんだから。本気だと相手がミンチになっちゃうよ』
至極真面目な顔で、バトル漫画みたいな事を言い出すサタナキアの言葉に、玲王は少し驚きながら頷いた
「そんなにか?へぇ、試してみたい」
そしてあたりを見渡し、ちょうど側にあった大岩に近付く
「この岩も砕けるかな」
『いけると思う』
サタナキアの答えに目を輝かせた玲王は、大きく振りかぶって拳を前に突き出した
ドガン
爆発音が聞こえた次の瞬間、大岩が四散する。殴った際の風圧が、それなりに距離が離れていた少年にまで届いてきた
「っ!はは!すっげぇ!」
『ね?これが弱い悪魔に当たったら…』
「死ぬな。忠告ありがとう」 - 53イッチ24/02/18(日) 07:45:14
>>49天才がおりゅ 好きだそれ
- 54二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 11:09:14
めっちゃ強くなってて草
サタナキアくんマジですごい悪魔なんだな… - 55二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 12:49:18
読み直して思ったけど悪魔が人間界に行くのは困難って玲王にも適用されるんです?
まさか人間に戻れた瞬間に魔界側から人間界に移動成功させないと狙われてマズイとかいう難易度エクストラハードだったりするの? - 56二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 14:37:38
様子のおかしい玲王を見ても自分のそっくりさんに玲王が抱かれてたなんて凪は想像もつかないだろうな…
- 57イッチ24/02/18(日) 15:16:25
少年は一連の流れを見て、目を白黒とさせていた
〘な、なんだ今の!?〙
いつの間にここまで強くなっていたのか、いや、元々これ程強かったのか?
それは違うだろうと二人の会話から予測しつつ、少年は理解する。短期間ですぐに力を付ける方法など、一つしかないことを少年も分かっていた
『……何?』
『別に。ほらお兄さん帰りましょう』
思わず、サタナキアを見る目付きが鋭くなる。そんな少年に気付いたのか、サタナキアは首を傾げながら少年に声を掛けた。
しかしそれに素気無く返事をし、少年は玲王の腕を引く
「おい引っ張るなって、分かったから…あ、そうだ」
帰路につく直前、玲王は何かを思い出して振り返り、サタナキアに何かを投げた。サタナキアは、それを危なげなくキャッチする
『お、本だ』
「こんなとこ暇だろ、それやるから読んどけ。次は続きも持ってくるからな」
『……ありがとう』 - 58イッチ24/02/18(日) 15:18:26
渡された本をぎゅっと抱きしめながら目を細めるサタナキアを、少年は複雑な思いで眺めていた。彼のことは可哀想だと思うし、できるだけ早くこの場所から出してあげたい。
でも、彼はこの魔界でも上位に入るほどの強い悪魔なのだ。あり得ないとは思うが、もし、彼の牙が玲王に向くようなことがあったら
そんな事を悶々と考えながら帰路を歩く少年を、玲王もまた見ていた
(コイツずっと黙ってんな…まさかアイツとした事がバレた?だから気まずいとか?)
そんな事を考えるだけで羞恥で顔が赤く染まる。サタナキアとした事や、それを自分がどう感じていたのか。それを玲王は覚えている。もしもあの姿を知られたら、まず間違いなく変態だと思われるだろう。そして、軽蔑の目で見られるかも知れない
「嫌すぎる…」
『!! 何が嫌なんですか?嫌なことされたんですか?ちゃんと俺に教えて下さい』
"嫌"という言葉に反応したのか、少年はパッと振り向いて玲王を問い詰める。そんな少年をいなしつつ、玲王は重い口を開いた
「お前さぁ、俺の事どう思ってる?」
『どう思ってるって…そりゃあ恩人ですよ』
「ホントか?それだけ?」
『それだけって何ですか。凄く感謝してるし、あなたを大切だと思ってます』
「いや、それなら良いんだ。ありがとう」 - 59イッチ24/02/18(日) 15:20:37
少年の返事に、玲王は胸を撫で下ろした
ひとまず、自分が今日シた事はバレてなさそうだ。良かった、と
〘今の俺にできる事…万が一裂けた時の為に、回復術でも習得しておくか?〙
一方で、少年は玲王とサタナキアがヤった事などとうに検討がついていたので、後ろの穴の心配をしていた。
今一度確認するが、魔界での性行為のハードルなど地の底に埋まっている。よって、少年は玲王が嫌がらない限りは止めようなどと思っていないし、ましてやそれによって玲王に対する認識を変えることなど有り得ないのだ
(コイツには純粋なままで居て欲しいからな…)
〘潤滑油を買って渡しておくべき…?〙
互いに対する情は見事にすれ違い、検討違いな思いやりはむなしくから回っている
二人の帰路は、両者考えに耽っていた為、終始無言であった - 60イッチ24/02/18(日) 15:22:31
- 61二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 15:34:02
アンジャッシュしてるwww
- 62二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 22:39:04
- 63二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 07:22:14
この二人和むなぁ
もう帰って欲しくなくなってきたよ - 64二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 10:01:02
人間としての生を終えたら魂あげる契約して帰還のときには守護からの死後の気が遠くなる年月ずっとは相手の悪魔に絶対服従になるトゥルーエンドはないんです?
- 65二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 10:40:55
トゥルーエンド(ハッピーエンドとは言っていない)
- 66イッチ24/02/19(月) 21:22:31
ちょっと待ってハッピーエンドバッドエンドトゥルーエンド全部やるとしたらめちゃくちゃ長くならんか?まだハッピーエンドすら辿り着けてないってのに?このスレが完結する頃にはエログロ初心者卒業してそうだな自分
今後の展開何も決めてないのでダイス振りますね
次のストーリーdice1d3=2 (2)
1:人間界への情報収集
2:サッカーボールを探す旅
3:仕事再開
- 67二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 21:34:02
この状態でサッカーボールを!?
- 68二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:56:02
ホームシックか??
- 69二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 08:13:50
【CP注意】
スレチだったらごめん現世に戻ってサタナキアくんが忘れられない玲王が凪に抱いてって言ってたらエッッだなあと思いました - 70二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 17:24:27
魔界でもトレーニングするのか
- 71二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:29:50
魔界のサッカーボール大丈夫?
頭部だったりしない? - 72二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:28:56
もしサッカーしてる悪魔が居たら依存しちゃいそう…
- 73二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 08:25:01
勿論二人は違う人間(?)だから顔だけ似てても全然違うし、抱かれたらそれが余計わかって辛くなるんだよねイイ
- 74イッチ24/02/21(水) 12:20:38
「サッカーやりたい」
どこか遠くを懐かしむような顔で玲王がそう言い出したのは、新しい仕事にも慣れた頃だった。
相変わらず大勢の娼婦や男娼達を従え客に大金を献上させる、まるで教祖のような振る舞いを貫いた玲王は、それが己の得意分野だったとしても少々気疲れを起こしたようだ。仕事を終えて部屋に入るなり、大きな溜め息を零した玲王を見て、少年はそう判断をした
『急ですね』
「だって俺、ここ最近全然ボール触ってないんだぜ?いい加減鈍っちまう」
仕事用の布面積が狭い服を洗濯カゴに入れながら、玲王は愚痴を吐く。そんな玲王の言葉を聞いて、少年は目を見開いた
『え?サッカーやってたんですか』
「おう、結構凄いんだ俺。まだまだ成長しなきゃだけどな」
『でも、サッカーって人間のスポーツですよね。魔界でサッカーなんて聞いたこと無い…もしかして別の階層で流行ってるんですか?』
「待て、今なんて言った」
少年の言葉に、玲王は普段着を羽織る手を止めて振り返った。その顔には驚愕と焦燥が浮かんでいる
「サッカーしないのか?ここの連中」
『は、はい。やるとしたらもっと上の階層に居る、死者の悪魔達ですね。僕らみたいな魔界育ちは全くやりません』 - 75イッチ24/02/21(水) 12:24:27
「嘘だろ」
この世界はサッカーをやらない
そう聞かされて、玲王は目眩がするような心地がした。
つまり、練習相手が居ない訳で、やる者が居ないのなら、コートもスパイクもゴールもボールも全部存在しないのだろう
「…終わりだ」
『お、お兄さん!?』
地面に膝を付いて項垂れる玲王に、少年は慌てて駆け寄った
『どうしたんですか?らしくないですよ!そ、そんなにサッカーがやりたいんですか』
「当たり前だ、サッカーが無きゃ俺…」
『じ、じゃあやりましょう!手伝いが必要なら俺もやりますんで、ね?』
毅然と自分を守ってくれる玲王しか知らない少年は、物凄く落ち込む玲王の姿にどう対応していいのか分からなかった。なので、サッカーを手伝うなどという自分でもよく分からない言葉を咄嗟に吐いてしまう
「ボールは?」
『へ?』
「最低でもボールが無いと出来ないぞ、なぁ、どこにサッカーボールがあるか知ってるのか?」
『そ、それは…』
視線を斜め下に移した少年を見て、玲王は頭に手を当てた。おそらく、知らないのだろう - 76イッチ24/02/21(水) 12:26:45
「まぁ、この世界の治安で薄々察してはいたけどな…まさかボールも無いなんて…はっ!おい上の階層の奴らはサッカーやるって言ってたよな?」
『言いましたけど、ダメですよ。あそこはここよりもっと酷いですから』
「サッカーできるなら何でもいい」
『ダメです!それに、あの場所は死者の場所ですから。行くには色々手続きが必要だし、なにより罪人の魂なんて美味しくないですよ』
「食べねぇよ?うーん、時間掛かるならナシだな。俺は今すぐサッカーがやりたいんだ」
『…はぁ、しょうがありません。ダンジョンに行くしか無いですね』
どうしてもサッカーがいいとゴネる玲王に、少年は聞き覚えのある単語を出してきた。しかし、それが魔界にあるとは微塵も思っていなかった玲王は、瞠目して顔を上げる
「は?ダンジョン?」
『そうです、悪魔はだいたい面倒くさがって行きませんが、踏破したら簡単な願いを一つだけ叶えてくれる場所なんですよ』
「簡単な?」
『はい、例えば魔界1強くなりたいとかは無理ですけど、髪を伸ばしたいとか高級菓子が食べたいとかそういう願いなら叶えてくれるんです』
「へぇ、なんか突貫工事で作られた設定みたいな微妙なダンジョンだなそれ」
『微妙過ぎて俺もほぼ忘れてましたよ。明日も仕事ありますよね、急ぎましょう。今から行くならギリギリ日帰りできますから』
「しかも近所にあんの?魔界ってすげー」
『貴方も魔界生まれでしょ。ほら準備しましょう』
そういう訳で、玲王と少年はサッカーボールを手に入れるべく、願いの叶うダンジョンへと向かったのだった - 77二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 12:29:32
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- 78イッチ24/02/21(水) 12:30:06
あーーーーエロトラップダンジョンにぶち込みてぇ!でも今の玲王ならエロトラップ全破壊して進めそうなんだよなぁ!少年も居るし!クソ!どうやったらエロトラップに引っかかってくれるんだ玲王!?
続き書くの遅くなってすみません!!!!! - 79二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 13:10:40
ウワーーー見たい!!少年を人質に取ればいいのでは?!
- 80二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 15:38:21
まさかのエロトラップダンジョン編始まるの!?!?!
やったーーー!!
サタナキアくんの強化ってさ…そろそろ効力切れる頃なんじゃない? - 81二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 15:46:05
定期的に抱かれないといけない理由来たな…
- 82イッチ24/02/21(水) 16:18:10
え!?エロトラップやっていいの!?わーい!!
人質とか強化の効力切れとか、スレ民の発想には毎回ビックリさせられるよイッチも精進しなきゃな
なんかいい感じのエロトラップ提案して欲しいです!生き物でもOK!ダンジョンといえばモンスターだもんね!なんかこう…幻覚見せたりするやつとかアツいよね… - 83二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 16:33:06
パッと思いついたのは触手とか?
リョナ要素もほしいからダンガン〇ンパ2の七海千秋みたいなのも見たい - 84イッチ24/02/21(水) 16:37:29
- 85二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 16:44:06
身体を溶かして捕食するスライムとかもいいよね…
50匹くらいに群がられてほしい - 86二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:44:42
トラップに引っかかって壁 尻とかいいよね
- 87二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:02:52
触手チャンスですか!!??
- 88イッチ24/02/21(水) 23:09:46
電車のような乗り物を乗り継ぎ、木々の生い茂る不気味な森まで辿り着いた二人。
もう停留所から二時間は飛んでいて、片翼のため上手く飛べない少年を支えていた事もあり、玲王は片道で疲労困憊していた
「…日帰り出来るって本当かよ」
『仕事前には帰れる筈です』
サラッと言い放つ少年に、玲王はガクリと肩を落とす。徹夜は確定らしい。だが、サッカーボールの為で、望んだのは玲王だ。わざわざ付き合ってくれている少年のためにも、サッサとダンジョンを攻略しなければならない
「それで、どこにあるんだ?」
『適当に歩いて行けば着きますよ、望む者の前に現れるらしいので』
「ハリポタみてぇ」
ちゃんとファンタジーしている魔界に感心した玲王は、わくわくと浮足立って歩を進める。ダンジョンならば、おそらく魔獣や迷路、謎解きなど、そういうものが盛り沢山なのだろう。男ゴコロを擽られない訳がないのだ - 89イッチ24/02/21(水) 23:11:25
生い茂る蔦や伸びた草を掻き分けて進んで行くと、大きな洞窟が見えてきた
「あっ!あれかな?」
『きっとそうです!着きましたね!』
顔を見合わせて喜び、二人は嬉々として洞窟へと走る。近くへ寄ってみると、そこはジメジメと湿度の高そうな洞穴で、地下へと続くであろう下り坂は先が見えない程長く、暗かった
「いかにもって感じだな」
『気を付けて進みましょう』
「ああ、お前は俺の後ろに…ん?」
早速足を踏み入れようとした時、玲王はふと、白い看板が立て掛けられている事に気が付いた。こんなに目立つ色なのに、今までどうして気付かなかったのだろうと首を傾げつつ、文字に目を通すと、それは初めて見る文字の筈なのに、内容がすらすらと頭に浮かんだ
"三つの受難を乗り越え、果てへ辿り着くことが出来た者の願いを叶える。そして、無事帰還した者の身体は、苦難を超える前へと帰するであろう"
その文を読んだ玲王は、中へと進む足を止め、じっと考え込んだ。
玲王の背中からひょっこりと顔を出した少年も、その看板の文字を読む - 90イッチ24/02/21(水) 23:13:26
『なるほど、中でどんな怪我をしても、帰ってくれば全回復するんですね!リスク無しじゃないですか!』
「いや…ここはダメだ、お前は先に帰れ」
『……へ?』
看板の文を読んで顔を輝かせた少年とは真逆に、玲王は真剣な面持ちで少年へ帰れと指示を出す。それに納得のいかない少年は、当然反論をした
『嫌ですよ、付いていきます。だって怪我をしても出てくれば治るって』
「だからだよ。つまりここはそういう仕組みが無いとダメなくらい、危険な場所って事だろ」
『だとしても!言いましたよね?もう目を離さないって』
「いいから帰れって、俺は大丈夫だから」
杞憂に終わればいいが、玲王はこの看板で嫌な予感を感じていた。玲王の願いを叶えるための冒険だ、それが危険なものなら少年は連れていけない。しかし、少年もただでは引き返さなかった
『お兄さんの大丈夫は大丈夫じゃありません』
「んだと?俺はそんな女々しい野郎じゃねえよ」
『付いていきますってば!』
「はぁ…もぉ分かれよ、足手纏いだって言ってんの」 - 91イッチ24/02/21(水) 23:14:32
足手纏い
そう言われて、少年はぐっと押し黙った
その通りだと思ってしまったからだ
「いちいちお前を守りながらじゃ攻略できなくなっちまう。分かるだろ?」
『……守らなくて、いいですから』
「お前が良くても俺が良くねぇ」
素気無い態度を取る玲王だが、内心ではズキズキと罪悪感で悲鳴を上げる心臓を抑えるのに必死だった。少年が物凄く気付いた顔をするので、尚更痛い
(マジごめん…!!でも分かってくれ、治るとしても、お前にこれ以上痛い思いは…)
片方毟られた少年の羽を痛ましく思いながら眺め、玲王は思う。ワガママを言ったり、多少甘えたりするが、玲王にとっての少年は間違いなく庇護対象なのだ
「じゃあ行ってくる、待ってなくてもいいからな」
『…待つ位はさせて下さい』
寂しそうに目を細めて玲王を見送る少年。その非難するような視線から逃げる様に、玲王は洞窟を進む足を早めたのだった - 92イッチ24/02/21(水) 23:18:35
- 93二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:00:10
スレ民のボルテージが上がる──…!!
スライム!触手!モツ姦!のトリプルアタックは最高のリョナが拝める予感で期待しかないな… - 94二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 10:03:55
良質なリョナの予感にワクワクしてる
- 95二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 11:20:40
エロトラップダンジョンの知識が0すぎて何が定番なのか分からない…!
不甲斐ないスレ民ですまねえ
トラップ関係ないからここじゃなくてもいいんだけどオーガに襲われるイベント欲しいです!
体がデカくて知能の低い化け物に胃のあたりまで犯されてガクガク震えながら瀕死で泡吹く玲王が見たくてごめんな… - 96二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:29:41
媚薬沼はありますか?
- 97二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 23:18:00
天才天才天才
色んなトラップをこなしていく中で扉を開ける直前に、しょぼい願いしか叶えられないってわかってるのについ元の世界に帰りたいと願ってちゃって、開けた先にばあやが……(ただし幻覚)
大好物です
- 98イッチ24/02/23(金) 11:00:43
候補が
①硫酸スライム
②触手
③壁尻
④ダンロントラップ
⑤媚薬沼
とかですかね?
媚薬沼というか触覚が過敏になる沼なら媚薬効果と痛覚倍増のお得セットイケそうなのでそうしたいです!硫酸スライムと触手を合体させてリョナ&産卵させたい!壁尻トラップに掛かる➝絶倫オーガとか良くないですか!?ラストはダンロントラップ!!リョナスレのつもりだったのにエロばっかだったからやっとらしくなりそうですね!
それぞれTelegraphなので時間が掛かると思います、気長にお待ち下さると嬉しいです! - 99二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 11:45:57
1個リクエストした民なんだけどどれも楽しみすぎて渾身のガッツポーズキメてる
- 100二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 12:23:03
すごい楽しみ
かわいそうな玲王はかわいいね - 101二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 23:38:07
ほしゅ
楽しみにしてます - 102二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:02:00
媚薬沼からの触手はマストですよねぇ
- 103二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 08:25:58
産卵は文字通り卵なのかちっちゃいスライムがわらわらと溢れ出るのか…
- 104二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 09:16:13
- 105二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 09:17:42
- 106二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 09:27:38
- 107二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 10:12:50
見たいけどそれやると帰ってからも心の中であと引きそうだからハッピーエンドにならなくなっちゃわない?
- 108二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 11:50:00
- 109二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 14:39:35
サッカーをやること自体に影を落としちゃうタイプの曇らせは扱いが難しそうだね
- 110二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 21:32:41
硫酸スライムの産卵楽しみすぎる
- 111二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 21:46:49
産卵好きすぎて楽しみ、個人的にボテ腹も好きなので膨らんでほしい気持ちもある
- 112二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 21:50:18
スレ民の想像力豊かすぎてそれぞれのエロトラップダンジョンが見たくなってくるなw
- 113イッチ24/02/25(日) 08:29:27
- 114二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 08:47:50
やったぁ更新来てる!
手が動かせないから代わりに羽をパタパタしちゃうのかわいいね…必死さが伝わってくる - 115二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 09:17:06
最高!!!
終わったと思ってたところで体内放尿で最大の屈辱受けるの最高すぎる - 116二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 19:14:34
玲王がかわいそうでえっちでニコニコです
- 117二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 22:21:23
可哀想でえっちな玲王最高!
- 118二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 09:29:30
屈辱に震える玲王は最高に可愛い
この様子映像に残して魔界で流通させたい - 119二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 18:16:13
そんなお宝映像絶対高値でやりとりされそう
- 120二次元好きの匿名さん24/02/26(月) 22:46:11
このスレ大好きすぎる
リョナられる玲王のことを考えると明日も頑張れるよありがとう - 121二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 08:32:35
更新楽しみ
- 122イッチ24/02/27(火) 19:58:11
遅くなりました!
媚薬沼と(エッチな)触手はまた別の機会に!
相変わらず人を選びます!
でもこれ書いてて今までで一番楽しかった!
第二の試練震える足で二番目の部屋へと入る中には、一番目と同じ様な魔法陣が描かれていて、立て掛けられた看板には
"第二の試練 苦痛に耐えよ"
と書かれていた
苦痛。それがどんなものかは分からないが、我慢強さには自信がある
「う、クソ···まだ垂れてきやがる」
とめどなく溢れ、足を伝って滴る黄色いそれを顔を顰めながら睨んだ後、玲王は足早で魔法陣の真ん中へと進んだ。
どんな試練なのかは知らないが、さっさと腹に溜まったこの不快な液体の事を忘れたい
玲王が魔法陣の真ん中へ立って一秒もしないうちに、二番目の部屋の地面から水が溢れ出てくる。
それはまるでコップに注がれた水のように一瞬で部屋を満杯にしてしまった
前の部屋で土に揉まれたように、今度は水に翻弄されながら玲王は状況の把握を急ぐ
(水···!溺れさせる気か!?)
脱出方法は。と、それを考える間も無く、玲王は謎の原因によって意識を落としてしまった
仄かな光を瞼越しに感じ、玲王は眠りから目が覚める
「ん···ここは?」
雲一つない快晴が目の前に広がっており、地下深くに居たはずの玲王はその光景に面食らう。
寝起きで靄のかかった思考を冷ます為、一度…telegra.ph - 123二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 20:16:01
このスライムね、私
- 124二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 22:51:01
一見可愛いモンスターがクソえげつない事してくるの興奮します
- 125二次元好きの匿名さん24/02/27(火) 22:53:22
めっっっちゃ良かった!!
良質なリョナを浴びて最高にHAPPY - 126二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 10:42:01
素晴らしい!
楽しませていただきました - 127二次元好きの匿名さん24/02/28(水) 21:02:53
かわいいスライムにえげつないことされてるの最高すぎる
- 128二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 01:18:07
最高最高最高
- 129二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 13:08:45
潰れたスライムの鳴き声好き
ぷにゃあって可愛くない? - 130二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 21:19:19
お母さんに踏み潰されちゃったね子スライム
子スライム1匹に怯える玲王かわいい
これから魔界で見かけるたびにガタガタなるんだろうな… - 131二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 02:15:00
出産経験者なのイイ
- 132二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 12:29:37
屈辱(気持ちよくも痛くもないがとにかく屈辱)
苦痛(快楽0のマジで苦痛)
この塩梅が好きすぎる…
残るひとつはなんだろうね!楽しみだな!なぁ玲王!! - 133イッチ24/03/01(金) 21:50:46
今半分くらい進んでるんだけどテレグラフにするかそのまま乗っけるか迷ってる
過度なエロもグロも無くてただひたすら可哀想な目にあってるって感じだけどワンクッション要りますかね?
あ、やっぱり痛い目には遭ってるので軽いグロはアリです - 134二次元好きの匿名さん24/03/01(金) 23:37:07
どうなんだろう!?
グロの度合いによるのかな
すまないアドバイスすら出来ない弱きスレ民で… - 135イッチ24/03/02(土) 08:35:49
度合いはちょっと刺さったり貫いたり程度何だけどどうだろう…
あとアルファベットのテレグラフ書き込めないなコレどうしよう - 136二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 10:48:59
ちょっと刺さったくらいなら大丈夫そう…?
他のカテだとエロもグロも割とテレグラフ無しで見かけたりするのよね
使っておけば間違いないのは分かるんだけども - 137イッチ24/03/02(土) 20:53:36
テレグラフ無理っぽいので分けて投下しますね
とりあえず前半部分だけ
痛そうな描写あるので苦手な方はご注意下さい - 138イッチ24/03/02(土) 20:54:43
水色の液体となったスライムを燃えるような憎悪を持って睨んだ後、スライムの体液がべっとりとくっついた足裏を気持ち悪そうに地面に擦りつけ、そしてようやく、玲王は第三の部屋へと足を向けた
"第三の試練 己に打ち勝て"
看板に書かれた文字を見ても、その意味を深く考えようとは思えなかった。
ここは魔界だ、どうせ、第一の試練や第二の試練のような理不尽な仕打ちが待っているのだ。
考えるだけ無駄
擦り減った心で、そう決め付ける
耐え難きを耐え、忍び難きを忍んできた。強制的に。
その莫大な負荷は、見えない所でじわじわと玲王を侵食している
その事実に気付けないまま、玲王は第三の部屋へと足を踏み入れた
第三の部屋
その場所は、今までの二つとは違い、真っ直ぐに続く細い廊下の様なものが遠く先まで続いており、薄暗く、先がどれほど続いているのか分からなかった - 139イッチ24/03/02(土) 20:56:17
「己に打ち勝て…もう一人の俺でも現れるのか?」
看板の言葉を反芻し、玲王は警戒をしながら第三の部屋を進む。
ガゴン
と、少し歩いたところで入り口は音を立てて閉まり、引き返す事が不可能となったが、その程度は予想済であり、動揺はしない
薄暗い先の道を見据えながら、玲王は部屋を進んでいく
「…ん?何だこれ」
ふと下を見ると、ちょうど脛の辺りに引っかかる程度の高さで、紐がピンと張ってあった。見るからに怪しい。その紐から一歩分の距離を取り、玲王は尻尾で紐を軽く引っ張ってみる
ガタッ ビュン
すると、紐の真上の壁の一部が扉のように開き、その中から細い矢が飛び出してきた
幸い、玲王は紐から身を離していた為矢は当たらなかったが、もし紐の存在に気付かず進んでいたらどうなっていたことか
「ここは魔法陣の影響下にも無いし、怪我したらそのまま致命傷になりそうだな…トラップを潜り抜けて進めってことか」 - 140イッチ24/03/02(土) 20:57:05
冷静に状況を分析した玲王は、気掛かりな事があって首を捻る
「でも、ただトラップを回避するだけなら、己に打ち勝つって試練にはならないよな…?」
紐をひょいと飛び越えながら、そんな事を呟く。
経験上、もっと酷い試練が襲うはずなのだ、ただ気を付けて道を進むだけなんて、そんなことがあり得るはずがない
警戒をしないと
この場所は、この世界は
そしてここの生き物は
何一つ信用など出来ないのだから - 141イッチ24/03/02(土) 20:57:57
『レオ』
「…………え」
「な……凪……………?」
カチ
ドスッ - 142二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 21:28:18
はわわ………
- 143二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 08:23:30
罠なんやろなぁ
- 144二次元好きの匿名さん24/03/03(日) 19:24:16
どんな目に遭ってしまうんだ(期待)
- 145二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 00:32:38
笑みがこぼれる
- 146イッチ24/03/04(月) 12:03:00
踏み込んだ床の一部が沈み込み、それがスイッチとなって、先程の紐と同じ仕掛けが作動する
玲王の肩に深々と、細長い矢が刺さった
矢の存在を知覚した途端、体の組織が破壊された事による痛みが強烈に襲い掛かる
しかし、玲王は矢の痛みには反応せず、呆然とした表情で暗い道の先を見つめていた
声が聴こえたのだ
ここに居るはずの無い、相棒の声が
「な…凪…っ、凪!居るのか…!?」
虚空に向かって呼びかけるが、もちろん返事など返ってこない。
段々と、思考がクリアになっていく
「幻聴か…?」
動揺しすぎた
少し気持ちを落ち着かせる為に息を吐く
「クソ…痛ぇ」
肩に広がる痛みに顔を顰め、玲王は矢を半分ほど折る。
こういう時、無闇に抜かない方が良いということ位は知っていたので、この先を進む為に支障が出ないような短さまで矢を折ったのだ - 147イッチ24/03/04(月) 12:06:21
幻聴まで聴いてしまうとは、ここから出たらメンタルのケアを徹底的にしなければ。肩の傷も、この分だと治るのにどれほど掛かるのか
「あ、でも確か、ここから出れば全部リセットされるんだったよな?」
入り口で待たせてある少年を思い出しつつ、玲王は再び歩を進めた。
慎重に行かなければ
帰ってきた自分が傷だらけだと、きっとあの子は心配してしまうだろう
『大丈夫ですか?お兄さん』
「……ッ!?お前なんで…」
顔を思い浮かべた途端、少年の声が後ろから響く。まさか追ってきたのかと、玲王は慌てて振り向いた
しかしやはり、そこに広がるのは暗く狭い道のみで、先程の凪と同様、本人の姿形は一つも見当たらない - 148イッチ24/03/04(月) 12:07:45
振り向いた弾みで、玲王は2歩ほど後ずさりしてしまう。
そのせいで、細い紐が張られた仕掛けに気付くことが出来なかった
グンッと何かに足を取られたと思ったら、天井から太い剣で成された剣山が降ってくる
「あぶね…ッ!?」
間一髪、身を翻して剣山を避けるが、脹脛に数本、赤い線が走ってしまった
「くそ、大事な脚なのに!」
幸い深い傷ではないが、あと一瞬避けるのが遅かったら大変な深手を負っていただろう
ここまで来たら流石に分かる
この試練、トラップを回避するだけの単純なものではやはり無いのだろう
「動揺を誘う声か、ふざけやがって」
思った以上に性格の悪いダンジョンに、玲王の額には青筋が浮かんだ。
今日だけで幾度キレたのか数え切れない - 149イッチ24/03/04(月) 12:08:48
負った傷の痛みなど、第二の試練に比べれば塵の様なものだ
だが、擦り減った心が、声を聴いたことで、勝手にその対象を渇望してしまう
『玲王、ここに居たのか』
声が響く度に
『ねぇレオ』
身体は強張り
『こっちだ、玲王』
傷は増えていく - 150イッチ24/03/04(月) 12:09:54
「うるせぇ…嫌いだ、こんな場所」
10分も経つ頃には、玲王の全身は血で赤く染まっていた。
一つ一つの傷は大した事のないものだが、積み重ねば満足に身動きも取れないほどのものになる。
それでも、地面に赤い斑点を描きながら、玲王は先へと進んだ
「俺は絶対…サッカーをするんだ」
懐かしい声達のせいで、余計にサッカーへの想いは熱く燃え上がっていた
己に打ち勝て
この試練を表すにしては言い得て妙である。たった一言で、何度危機に陥った事か
普段の玲王であれば、ここまで単純に引っ掛かり続けはしなかったであろう
しかし、消耗され続けた精神が、分かっていても悲鳴を上げてしまう
色の違う床の模様を避けて歩きながら、玲王はぐっと唇を噛みしめる
血で赤く滲む視界が、ようやく出口を捉えた - 151イッチ24/03/04(月) 12:11:46
「……!いや、ここからだ」
成し遂げたと油断してはいけない、こういう場所は、大抵最後に大きな仕掛けを残しているものだ
より一層慎重になりながら、玲王は少しずつ、確実に一歩一歩進んでいく
蜘蛛の糸の様に張り巡らされた紐を避け、暗い中でほんの僅かな色の違いを判別し、少しの違和感も見逃さない。
声が聴こえたら、動かないようにする。
そうやって着実に出口へと近付いて
そしてとうとう辿り着いた出口の前で、玲王は一つ深呼吸をした
これで終わりの筈だ、ようやく、目的の物を手に入れる事ができる
そっと触れた出口の扉は冷たく、ざらざらとした石の質感が玲王の掌に伝わる
"サッカーボールを手に入れたい"
玲王の願いはただそれだけ
"元の世界に戻りたい"
なんて、そんな願いは叶うはずもない
それでも、心のどこかで願ってしまう
ここまでしたのだから
逢いたい、皆に - 152イッチ24/03/04(月) 12:12:35
「でもそれはきっと、ここじゃ無理なんだ…それでもいつか、必ず帰るから、今は」
サッカーがしたい
そう心の中で唱えながら、玲王は出口の扉を開いた
白い光が差し込み、暗い場所に慣れた玲王の目は、あまりの眩しさに少し痛む
ぎゅっと閉じた目を、光に慣れさせながら、ゆっくりと開く。
この最悪なダンジョンのゴールは、一体どんな場所なんだ?
拝んでやろうじゃないか
開いた視界の先にあったものは
『お待ち申し上げておりました』
「────…」
『数々の苦難を乗り越え、よくぞここまで…貴方を誇りに思います、坊ちゃま』
「……ば、あや」
まさか、まさか本当に
元の世界に戻りたいなんていう
大きな願いが、叶ったのか - 153イッチ24/03/04(月) 12:14:15
見慣れた皺。筋骨隆々な老女は、いつもの様に優しく、精悍な表情で玲王を見ている
喉が締まって、上手く声が出せない
こういう時、なんて言うべきなのだろうか
きっと今、自分は最高に情けない表情をしているだろう。そう思いながらも、溢れそうになる涙を抑えられない
「ばぁや…」
『何でしょうか、坊ちゃま』
「…ただいま」
『はい、おかえりなさいませ』
深々と頭を下げた後、老女は恭しい手付きで、玲王へと手を差し伸べた
その手を取ろうと、玲王はよろめく様に一歩を踏み出す
手の先が触れ合う、その一瞬前
玲王は心臓を、真っ直ぐに矢で貫かれた
それと同時に消え去る、老女の幻影
全てを悟り、矢の衝撃で遠のく意識を絶望の底へと沈めていく
本当に、最悪な気分だった - 154イッチ24/03/04(月) 12:15:14
もうちょい色々書きたかったけど今のテレグラフが分からないので自重しました
申し訳ない - 155二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 15:12:32
ばぁやの幻覚はズルじゃん…!!
それはそれとして玲王が可哀想で最高です - 156二次元好きの匿名さん24/03/04(月) 22:48:55
あ〜悲しいけど最高
さすがに精神ダメージでかいかな… - 157二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 02:24:27
想像しただけで最高ありがとうスレ主
- 158二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 13:08:19
ありがとう!
- 159二次元好きの匿名さん24/03/05(火) 13:12:02