【広告注意】【SS注意】魅惑のカフェ特集

1二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:46:32

府中のトレセン学園にほど近い閑静な学生街。
静かな環境の中にそのカフェはあります。
ドアを開けてカウベルを鳴らすと、お店のスタッフさんが勢揃い。

コーヒー担当のマンハッタンカフェさん。
紅茶担当のメジロドーベルさん。
緑茶担当のグラスワンダーさん。
パティシエールのエイシンフラッシュさん。
和菓子職人のユキノビジンさん。
中国菓子担当のヒシアケボノさん。
広報担当のカレンチャンさん。

「いらっしゃいませ～」と鈴を転がすような声が響きます。
勧められるままに、カウンター席へ。
平日の午後のせいか、幸い他にお客さんはいませんでした。

不意に聞こえるＢＧＭ。
カフェの中央に鎮座するファツィオリを弾いているのは、カレンチャンさん。
そう、ここでは流れる音楽は、すべてピアノの生演奏。
上品なクラシックが、空気を彩ります。

2二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:47:04

「ご注文は？」

目の前のマスター、マンハッタンカフェさんからメニューを渡されます。
座っている椅子も、手をついているカウンターも、ロココ調の重厚なマホガニーの造り。
アール・ヌーヴォーの間接照明の茫洋とした光が、店内の落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

分厚い革製のメニューを開くと、中の紙もすべて羊皮紙というこだわり振り。
１面すべてがコーヒー、次の１面がすべて紅茶、その次の１面がすべて緑茶の銘柄となっていて、素人さんでは何を選べば良いか分かりませんが、そこは心配ご無用。
本日のセットを選ぶと、ほぼ間違いはありません。

注文を終えると、水を口に含みながら店を見回してみます。
サイフォンから流れる、コポコポ、という落ち着いた音。
ガラスケースには、ケーキと和菓子、中華菓子が所狭しと並んでいます。

コーヒーやお茶の葉は、バックバー部分の作り付けの棚にしまわれていて、そこから取り出して使われるスタイル。
カウンターの横には、贈答用のケースと焼き菓子が並べられていて、手土産にもピッタリ。
スタッフさんに聞けば、どのお菓子にはどのコーヒーやお茶が合うか教えてくれるので、相手先にも喜ばれることでしょう。

3二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:47:45

女性客が中心のお店だけあって、ロマンティックなピアノ曲が中心に流れてきます。
リクエストも可能だそうで、リチャード・クレイダーマン「渚のアデリーヌ」をリクエストしました。
自分の好きな曲が、自分のためだけに、生演奏で流れてくるこの幸福感は凄いのでおすすめです。

この日は、途中でお店にいらしたヤマニンゼファーさんが、トランペットを取り出して即興のセッションまでやってくださいました。
至福の時間をありがとうございました。

そうこうしているうちに、注文した品が届きました。
本日のブレンドコーヒー。
松の葉の香りのアンナトルテ。
竹の子を象った練りきり。
梅風味月餅。

取材した日はまだ１月でしたので、季節のお菓子は松竹梅をなぞらえたお正月メニューでした。
この記事が載る頃には、２月のヴァレンタインバージョンとなっていると思いますので、お間違えなく。

器は、シンプルなコーヒーカップに小さなお皿。
清水焼で、コーヒーが最も美味しくなるように、形まで決めて注文したものだそうです。
そう考えると、決して高くないかも、と思わせます。

4二次元好きの匿名さん24/02/13(火) 19:48:14

マンハッタンカフェさんにお話を伺うと、トレセン学園時代の友人といつか店を開く計画をしていたそうです。
そのために、皆さん卒業後は別れてあちこちに修行に行ったのだとか。

エイシンフラッシュさんはドイツの菓子店で修業したのちに日本に戻ってきたそうです。
ユキノビジンさんは、地元の和菓子店で修業ののち独立。
ヒシアケボノさんは、香港のホテルで修業したのちに、こちらに来たそうです。

お菓子も、コーヒーも大変おいしゅうございました。
御馳走様でした。

２月のお菓子は、次のとおり。
フォンダンショコラ。
苺チョコレート大福。
チョコレート胡麻団子。

さらに今回、この記事を見たという方には、ヴァレンタインデーに来店すると、本日のセットを半額で御提供いただけるそうです。
ヴァレンタインデーに独り身で予定のない方は、こちらのお店に伺ってみるのもよいのではないでしょうか。
スタッフさん一同が、素敵な笑顔でお待ちしていますよ。