- 1二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:12:20
伊正の使徒の皆様の夢正雪を筋書きや書き出し、思いつきのネタだけでもいいので吐き出していただくスレです
前スレの流れ見るになんか緩め進行で大丈夫そうなのでおおらかに
サムレムDLC、バレンタインネタも解禁です
前スレ
[CP閲覧注意] 夢正雪先生アンソロジー|あにまん掲示板伊正の使徒の皆様の夢正雪を筋書きや書き出し、思いつきのネタだけでもいいので吐き出していただくスレです元スレ↓https://bbs.animanch.com/board/2943595/bbs.animanch.com元スレ
CP注意 伊織「雪が降ってるな...」|あにまん掲示板伊織「雪景色は好きだ。無垢で可憐、まるでそう正雪のよう...」最後の方は聞き取れなかったただ呟いた彼の耳は赤くそれが寒さのせいだけではなければいいなと...私は...夢正雪先生の次回作にご期待下さいbbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:13:08
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- 3二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:13:42
- 4二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:15:26
バレイベだけでスレ1個完走してて草
- 5二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:22:48
由井正雪にとって初のバレンタインは悔いの残る結果となってしまった。
そもそもバレンタインに世話になった人だけでなく、伊正、いや異性として好きな相手にチョコを渡すという意味もあることを知ったのはバレンタインが終わった後だった。
紫式部殿、そして厨房英霊の皆にものすごく申し訳なさそうな顔をされたが、申し訳ないのは自分の方であった。チョコレートを食品ではなく粘土細工と間違えるなど、穴があったら入りたい。
しかし2回目ともなれば対策も完璧である。今年はマスターだけでなく伊織殿にも本命チョコを用意した。去年に引き続き力を貸していただいた皆には感謝してもしきれない。
さあ食らうがいい伊織殿。私の本命……「らぶらぶはぁと由井正雪型チョコ」を……!!
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 6二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:31:30
どうしてそうなるでござるか?
- 7二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:47:12
実は書いてみようと思ったこともあるんだが 例の正雪先生の画像付けは義務なのか否かがわからんくて手を出せない
- 8二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:51:32
別に義務じゃないので大丈夫でござる
- 9二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:52:29
アバターも正雪先生に限らず (前スレも丑御前が伊正ss書いてたし)
- 10二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:52:33
伊織殿にちょこれぇとを作り渡そうとするも踏ん切りがつかず気付けばばれんたいんが終わってしまい臆病者な自分がとことん嫌になり自己嫌悪に塗れながら自分で作ったちょこれぇとを自分で食べて処分しようとしたらその匂いを嗅ぎつけてやってきたタケル殿が伊織殿を連れてきて3人で食べる事になり想いは伝えられなかったが美味いと言って貰えたからまぁ良かったかな、来年はちゃんと渡せると良いな…と言う誰も不幸にならない幸せ空間な正雪先生までは思いついたでござる
- 11二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:54:02
夢正雪先生の次回作にご期待くださいは照れ隠しというか
オチが思いつかなくてもとりあえず締められる万能フレーズとして使ってるだけというか - 12二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 19:55:52
よかった じゃあ頑張ってひらめきが舞い降りたらかけたらいいな 万能フレーズは積極的に使っていきたい
- 13二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 20:01:47
伊織殿がセイバーに兄ムーブしてたから前スレの家族妄想が拙者の中で強化されてしまったでござる
- 14二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 20:09:13
前スレはちょくちょく万能フレーズないのもあるよね
とにかく伊正が読めれば嬉しいでござる - 15二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 21:21:27
前スレの埋めありがとうござる
- 16二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 21:33:19
伊織「正雪!!」
恥を晒したバレンタインから数日後、伊織殿から声をかけられた。まさか私の失態がバレたのだろうか……?
正雪「ど、どうしたのだ伊織殿」
伊織「いや、正雪に頼みたいことがあってな」
正雪「頼み……?」
どうやら失態がバレたわけではないらしい。
正雪「伊織殿の頼みとあらば、私に否やはない。何でも言ってくれ」
伊織「恩に着る。聞くところによると、正雪は江戸で私塾を開いていたそうだな。随分と評判が良かったと」
正雪「大した塾ではないが……張孔堂という私塾をやっていたのは確かだ」
ああ、あの塾のことも伊織殿は忘れているのだな……少し寂しい。しかし、塾と頼みの何が関係するのだろうか?
伊織「よし!そこで頼みというのはだな。セイバーに常識というものを仕込んでやって欲しいということだ。血気盛んな浪人達を教えて導いていたという正雪なら任せられる!頼む!」
正雪「じょ、常識……」
セイバーは聖杯から上手く知識が供給されなかったようだ。多種多様な英霊が集まるカルデアでは無知は軋轢を生みかねない。どうしようかと思っていたところ、私が教師をやっていたことを知ったと……そういうことらしい。 - 17二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 21:37:55
しかし、常識と来たか……。つい先日バレンタインで常識知らずな真似をしてしまい自信を失っていたところである。本来ならば私の方が教わる立場ですらあるのだが……。
伊織殿に失望されたくない
その一念が、私を惑わせてしまった。
正雪「伊織殿の頼みとあらば喜んで承る!ヤマトタケルの教育、謹んでお受けしよう!」
次回、ホワイトデー編
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 18二次元好きの匿名さん24/02/15(木) 22:13:36
伊織殿相手だとカッコつける正雪先生……
- 19二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 03:05:54
ホムンクルスの身なれど私は伊織殿より年上なのだ。つまりお姉ちゃんなのだ。お姉ちゃんには弟は従うものだ。古事記にも書いてあるしシトナイ殿もそう言っていた。
- 20二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 05:07:16
月を見上げる。今宵は雲もなくその様をありありと見せている。
満ち足りた月は青白き光の中に微かな影も刻んでいた…,。
「…月に住む兎、か。」
思い出されるは拳を使うアサシンの言葉。
彼の生まれ育った地には月には兎が住んでいるという伝承があるらしい。満月に見られる月の模様が、臼をもつ兎に見える事から始まったモノであるとか。
武なら生きたであろう彼からはおよそ出てくるとは思えない与太話。ふらりと現れたと思ったらそんな事を話してまたふらりとどこかに消えて行った。
そのような話しをしたら理由を語ることはなかったがまあおそらく…
「からかい半分であろうな…」
小さなため息をつきながら呆れを零す。
…あの老人は私を幼子か何かと勘違いしてるのではなかろうか。これまでの彼の行動を思い返すにそのような考えに至るのは容易だった。
しかし…この話は妙に心に残った。いや理由は明白、彼もそれをわかっていてしたのであろう。しかし──
「月に焦がれる兎には、いささか眩しすぎる話だったぞ、アサシン…。」
想うはあの光。私を焦がした剣のような月光。
あの月の中に私がいたらと…よぎってしまう。
夢物語が過ぎるというものだ。だがこの想いを自覚した今…その夢を願わずにはいられない。
「今はまだ、遠き夢なれど。」
その光に進んで行けばいずれ叶うだろうかと、兎は月に夢想する。
夢正雪先生の次回作にご期待ください。 - 21二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 06:59:50
バニー正雪先生
- 22二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 07:50:59
実はFGOには初期も初期にお月見イベントというものがありましてね先生
- 23二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 09:02:00
伊織殿と談笑しながらカルデアの廊下を歩く正雪先生
突然胸元に飛び込んでくる熊
目的を果たす前に女神の矢で失墜させられる邪悪なる熊
刀に手をかけてはいたものの女神に先を越されて悔しい伊織殿
熊に「なんだカレシ持ちか」とからかわれる先生 - 24二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 17:06:44
- 25二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 18:30:25
宮本伊織は悩んでいた。由井正雪から貰ったチョコレートのお返しについてである。
(見事な造形だ……余程手間をかけたに違いない)
食えばなくなるものにここまでの手間をかけられるとは、正雪の細やかさには頭が下がる。マスターと同じく仏像を渡すことも考えたが、相手もサーヴァント。売るあてのないものを渡しても仕方があるまい。
しかし仏像以外となると、俺の取り柄など剣しかないが……。
(困った。マスターに相談しに行くか) - 26二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 18:34:50
いつの間にか3スレ目行ってて草
- 27二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 18:46:42
ぐ「デートでもしてきたら?」
伊「デート?」
ぐ「あの事件の時に、江戸の街をふたりで歩いてきたことがあったでしょ?正雪さん楽しそうだったしまたどこか連れて行ってあげると喜ぶんじゃないかな」
伊「そうだろうか?」
ぐ「絶対喜ぶから大丈夫!シミュレーターを使えばちゃんと人がいる江戸も再現できるし、それとも現代の東京にでも行ってみる?」
伊「東京……それは、よいかもしれないな。俺も少し興味はある」
ぐ「ついでに服とかアクセサリーとか買ってあげればちゃんと残るものになるよ」
伊「ありがとうマスター。正雪を誘ってくる」
伊織殿視点が夢小説としてアリなのかはこの際無視する
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 28二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 19:14:17
アクセサリー…お土産屋にある剣のアクセサリー…
- 29二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 19:52:52
浅草寺周りだと確実に売ってるな……
- 30二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 19:56:19
クソボケとポンだから「このような凝った意匠がついたものがこの値段とは豊かな時代になったのだな」とか言い出しそうで怖いでござる
流石の聖杯もドラゴンブレードキーホルダーのことまでは教えてくれてないと思うでござる - 31二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 19:59:43
ドラゴンブレードキーホルダーかっこいいだろ!!それはそれとして女子が喜ぶもの贈れや!隣にあるだろなんかこう…ご当地キ○ィさんとか!!
- 32二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 20:00:43
正雪先生兎に思い入れがあるからマ◯メロになるやもしれん
- 33二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 20:11:23
「正雪はうさぎが好きなのか……ふむ」
「すまない、そこの御仁。うさぎの服かアクセサリーを買える店を探しているのだが……。ドンキ?そこに行けばいいのか?」
「失敬、うさぎの服かアクセサリーを……」
「正雪、俺からのお返しというやつだ。今度着て見せて欲しい」
バニーコス
ぐだ「なんで?」 - 34二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 20:15:41
伊織殿に買い物に誘われてしまった
なんでも浅草寺周辺によい店があるそうで一緒に見てほしいと……
伊織殿はそんなつもりないのだと戒めても浮き立つ心は止められない
少しくらいめかしこめは伊織殿も……
いや三十をとうにすぎた身ではしたない……
相反する二つの心に翻弄され結局いつも通りの色気のなさで待ち合わせ場所に到着した
伊織殿が到着するまで一時間ある
この間に気持ちを落ち着かせなければ
「君、可愛いね〜僕とお茶でも」
「何奴!」
気合い一閃!
背後から馴れ馴れしく肩に手を回した不届き物の腕を捻りあげる
ひょろりとしたどうにも頼りなさそうな男だ
男が大袈裟に騒ぐものだから周囲の注目を集めてしまっている
何やら揃いの制服を身につけた者どもも寄ってきた
「何?喧嘩?」
「どうしたの、交番で話聞かせてもらえるかな?」
不味いことになったかもしれない
伊織殿が来るまでに事を納められるだろうか
「どうしたんだ正雪」
「い、伊織殿!?」
夢正雪先生の次回作にご期待ください - 35二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 22:15:53
警官が助之進に似てたら笑う
- 36二次元好きの匿名さん24/02/16(金) 23:32:40
ドンキ勧めたやつ塾生の生まれ変わりか子孫だろ
- 37二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 02:21:06
- 38二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 02:33:48
- 39二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 08:55:56
セイバーの分も買って帰るか、ついでに丑御前も……とか言ってお土産にしてセイバーは喜び庭かけ回り丑御前はドン引きする
そしてデートをやり直させる - 40二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:06:19
なんですかこのくそダサいキーホルダーは
こんなので喜んでくれるのはヤマトタケルくらいのものですよ
正雪も喜んでいた?……はぁ……
いいですか宮本伊織
そもそもデートに行ってお揃いのアクセサリーを我々にも買ってくるのがおかしいのです
もう一度行ってきて今度はふたりだけのお揃いにしなさい
指輪にしなさい指輪に
伊「と、丑御前に言われたのだが」
ぐ「それは……うん。俺はこのキーホルダー悪くないと思うけどデートに行ってふたりだけのお揃いにしないのは良くないかなあって」
伊「そうか……そういうものか」 - 41二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:16:14
- 42二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:27:27
これは……
- 43二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:35:43
それが初実体化でいいんでござるか伊織殿……
- 44二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:50:38
ピグレットになった伊織殿をインナー姿で抱きしめる正雪先生とな?
- 45二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:52:20
これでぬいぐるみかと思ったら本物でした展開がいけるでござるな……
- 46二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 09:56:24
- 47二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 20:18:07
適度な重さがあるから敵襲があったらどっちもぶん投げそうで困るんだわその土産物
- 48二次元好きの匿名さん24/02/17(土) 20:22:07
イチャイチャするダシに使われる系大魔女
- 49二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 02:59:35
マスターからピグレットのぬいぐるみをもらった。
最近周回続きで疲労困憊の私に対する礼とのことだ。
マスターの時代では気に入りのぬいぐるみと同じ寝台で眠ると疲れを癒す効果があるらしい。
お言葉に甘えて早速寝間着に着替え、ぬいぐるみを抱きしめて寝台に入った。
気のせいだろうか、暖かいぬいぐるみだ。
そのような機能まであるとは現代の技術はすごい。
そういえばマスターは名前を付けてあげてほしいと言っていたな。
では、私にとって大切な存在からとって「いおり」にしよう。
「おやすみなさい、いおり殿」
最近の疲れもあり、すぐに意識は沈んでいく。
遠くで「ぴぎー!」と聞こえた気がするがなんだったのだろう。
目が覚めると……ぬいぐるみが消え、腕の中に伊織殿が
夢正雪先生の次回作にご期待ください。
- 50二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 03:41:50
マスター?やったな?
- 51二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 04:03:56
今だ丑御前!写真を!!!!
- 52二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 04:58:53
(当世のぬいぐるみは名前通りの姿に変身するのか……豊かな時代になったものだ)
- 53二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 05:01:55
- 54二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 05:06:54
なんと豊かな時代なのだ構文やめろ
- 55二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 06:09:21
成程、そういうこともあるか
なんと豊かな時代なのだ…… - 56二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 07:50:48
そういえば正雪先生見た目は若いからカルデア伊織殿に歳下と思われてたりするんじゃなかろうか
- 57二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 07:55:59
本編でも年齢はバレてなかったような
- 58二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 15:33:53
ピグレット伊織が全裸だったらお互いの感情的に面白そうだけどサムレム基準だと服着てるんだよな…
- 59二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 21:52:14
- 60二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 22:04:31
令和○○年 大学進学に伴い静岡から出てきた女子学生こと、私、由井正雪 早く新しい住まいとその周辺になれようとメトロパスやらを購入し各地をぶらりと見て回っていたのはいいものの、道に迷ってしまい挙句の果てには 今どきこんなのがいるのかと思うようなナンパ男にまで絡まれる。手をつかまれかけたその時
「……すまない 待たせてしまったか姉さん」
「あ、うん そこまで待って、ない ぞ」
助けに入ったのは、学生服を着た見知らぬ青少年。彼の目、立ち居振る舞いに何かを感じ入るものがあり、一瞬反応が遅れたものの、その手に導かれその場を去ることをできた。
「咄嗟のこととはいえ、勝手に姉と呼んでしまい申し訳ない。俺は宮本伊織 見ての通り、学生だ 貴方は?」
「由井正雪という 私も、学生だ」
夢正雪先生の次回作にご期待ください。 - 61二次元好きの匿名さん24/02/18(日) 22:34:44
静岡ネタが使えるでござるな……
- 62二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 00:08:19
みやもと……いおり……ああ、今の貴方は……ふっ
「正雪と顔を合わせた時に↑のようなことを言われたのだがどういう意味だと思う?」
(またかっこつけてるんだね正雪さん……) - 63二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 00:14:56
本編でも頑張って格好付けてた疑惑が出てきたな…
- 64二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 01:02:41
- 65二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 01:14:51
- 6649 伊織視点 1/224/02/19(月) 01:30:16
ねえ伊織、最近の正雪、疲れてると思わない?
食堂でマスターに声を掛けられ話に興じること半刻、
匙で粥をかき混ぜていると唐突に知っている名が出てきた。
「正雪、真面目だから中々休みを取ってくれないんだよね」
確かに、彼女の生真面目なところは美点だが最近は些か度を過ぎているといえるだろう。
「癒されて、ゆっくり休んでほしいよね。
例えばだけど好きな人に癒されるとかさ、いいと思わない?」
『好きな人』……その言葉にもやりとする。
自分は彼女のことをほとんど知らない。勝手に悋気を起こすのは正しくない。
口の中のものを飲み下すついでに、己の心も飲み込んだ。
「ああそうだな」
「ありがとう伊織。その言葉が聞きたかった」
にやりとマスターの目が半月のように歪む。主人公がしていい顔ではないだろう。
だが指摘する前に己に変化が起こりそれは叶わなかった。
服が緩んでいく……いや俺の身体がどんどん縮んでいるのか。
地面に顔がつく頃には完全に豚のぬいぐるみになっていた。
抗議しようにも生憎身体が全く動かせない。
そのまま正雪の部屋へ連行され手渡された。
久しぶりに見た彼女は顔色が悪く、目もとにクマができている……見ているだけで哀れになるな。 - 6749 伊織視点 2/224/02/19(月) 01:33:51
正雪!男がいる前で服を脱ぐな!いや、今の己はぬいぐるみだ、気づけというほうが無理か。
精一杯心の目を閉じていると、寝巻姿になった彼女によって寝台に乗せられる。
「貴殿は……今日から『いおり』だ。おやすみなさい。いおり殿」
そう言って犬や猫のように撫でられる……俺でよければいくらでも撫でてほしい。
そのまま胸元に抱き込まれ柔らかなものが触れる。これは……。
「ぴぎー!」
無心になり彼女の寝顔を見つめていると身体がわずかに動く。
……この状態で戻るのはまずいのでは?
そのまま数刻たち、元の姿に戻れたが全裸だ。
寝ている彼女を起こさぬ前に抜け出そうとすると赤ん坊のようにむずかる。
だが、とうとうその時が来てしまった。とろりとした顔が驚愕の表情に変わり……
作者逃亡につき連載を終了させていただきます。
夢正雪先生の次回作にご期待ください。
- 68二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 01:41:27
逃げるなでござるさっさとやることやるでござる
- 69二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 01:50:56
そーれ セッ○○!!セッ○○!!
- 70二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 10:32:55
- 71二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 10:49:40
先生とセイバーはともかくクソボケにクソボケの教育が務まるでござるか……?
- 72二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 11:02:59
先生は咄嗟の一言で呪いかけて来るだけでちゃんと考えれば人の心はわかるし他人のことは指摘できるタイプのクソボケだから
- 73二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 11:53:48
「えー、ここからは現代の季節の行事について講義していく。聖杯から知識を与えられると言っても、この辺りは正確な知識は得にくいようなのでよく聞いておくように」
「カルデアではマスターの出身に合わせ、現代日本の風習に沿った行事が行われるし、なぜだかわからないが特異点が観測されることも多い」
「直近ではバレンタインだな。……どうしたミス・ユイ。なんでもない?ならいいが。……元々の意味合いからかなりかけ離れているので起源については後に回すが、まとめると日頃改まって言いにくい想いをチョコと共に伝える行事と言えるだろう。世話になっている者への感謝の他、恋愛的な意味合いを持つこともある。……さっきからどうしたレディ!?」 - 74二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 13:39:42
- 75二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 19:05:49
なんか少女漫画みたいなこと言い出したでござるな……夢か
- 76二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:01:46
先生と少女漫画似合うでござるよ
伊織殿はどこからその知識仕入れてきたんですかね - 77二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:15:42
「もういいんですよ。正雪姉さん」
「何がだ」
「兄ちゃんはきっともう帰ってきません。大清帝国との戦いだなんて、生きて帰ってくる方がおかしいもの」
「……そうかもな」
「姉さんは美人だし、きっとまだ貰い手がいます。兄ちゃんのことなんて……」
「カヤ」
「姉さん……」
「伊織はきっと帰ってくる。カヤを泣かせたりなんてしない」
「正雪さん!!カヤちゃん!!」
「助之進さん!?」
「助之進殿!?」
「あいつ……あの野郎……本当に帰ってきやがった!!」
「借りたものは返す!それがこの鄭、おっと、リー・ウーチャンの流儀アルヨ!」
「本当にその偽名で通すのか?……遅くなってすまなかった。二人とも息災か?」
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 78二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:17:33
どういうルートだよ
- 79二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:20:59
生きてたのかリー・ウーチャン
- 80二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:58:09
光のリー・ウーチャン…
- 81二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 23:02:15
帰ってきたってことは…コイエット家…
- 82二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 23:11:24
これ正雪先生と見せかけて鄭成功が書いてないか?
- 83二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 23:32:17
- 84二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 23:39:38
- 85二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 23:54:26
雪の型……雪の炎……うっ頭が
- 86二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 00:31:04
古の記憶抉られて自分にもダメージ来たわ!!
- 87二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 00:35:29
- 88二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 00:37:47
正雪先生の雪属性って名前だけじゃ……
- 89二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 00:57:02
- 90二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 06:40:12
気が早い!
- 91二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 07:35:13
「正雪…"アレ"をやるぞ。」
「アレを…!?しかしまだ未完成の…!」
土御門が(懲りもせずに)召喚した新たな神霊(みたいなやつ)を前に次々と倒れていくマスターとサーヴァント達…!しかしまだ伊織殿の目には光があった!
「ほう?こやつを前にまだ立つか。しかしそのボロボロな身体で何ができる?」
神霊の後ろで小物のような言葉を放つ土御門。
「もうこれしか手はない…!行くぞ!」
「仕方あるまい…!」
二刀を構えた伊織殿の背に立ち、全霊の魔力を注ぎ込む───!
「地、水、風、火…思えば俺達の剣と術には似通うモノがあった…。」
「ソレらを重ね、空に載せれば───!」
斬らぬものなどない!
「光の型!秘剣──比翼雪月!(武蔵殿の共鳴絶技五智輪照と燕返しを合わせた感じのびぃむ)」
「うおおおおおお!?バ、バカな!?何故だ?どうしてこうなったあああああああああ!!!!」
我らの合体技を前に神霊は霧散し土御門は空の彼方まで吹っ飛ぶ!
「やったなユイ!イオリ!」「はは!益々お前達を連れて帰りたくなったぞ!」「…ッチ。俺ぁ認めねえぞ。」「ワタクシが認めた2人ですもの、これくらいはやってもらわなきゃね。」「宮本伊織…そして主。お見事です。」「いやー!アレとソレの合わせ技とは恐れ入ったわ〜!」
「皆…!」
「伊織殿…!やったな…!」
皆の力を合わせ、江戸の平和は守られた!しかし土御門が悪巧みをする限り我らの闘いはまだまだ終わらない!
夢正雪先生の次回作にご期待ください! - 92二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 07:50:44
- 93二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 07:52:32
雪の型か光の型かどっちかにしなさい
- 94二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 07:57:27
- 95二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 07:57:52
- 96二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 08:01:35
気絶した正雪を運んだらないちんげぇる殿に病原体としてぶん殴られる伊織殿
- 97二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 09:26:06
特に飛んでくる謂れも覚えのないパイプベッドが伊織を襲う!
- 98二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 10:01:35
- 99二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 10:08:32
- 100二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 10:10:22
雑ゥ!!
- 101二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 10:19:58
それはいつもの周回でのことだった
私の宝具「烈士徇名・不惜身命」は森宗意軒先生から教わった錬金術と私の想い……平らかなる世への変わらぬ誓いが宝具となったものだ。それゆえ、私の想いを反映することもあるのかもしれないが……あるのかもしれないが……
(なぜ伊織殿の顔が浮かぶ!!)
これでは公開告白も同然である。パーティの面々がニヤケ顔、またはものすごく申し訳なさそうな目で見てくる。穴があったら入りたいとかいうレベルではない。
しかもよりによって……よりによって……今日のパーティには伊織殿がいた。
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 102二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:12:45
- 103二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:59:10
「正雪、その……貴殿の宝具のことだが」
「……あれは」
「言わなくていい」
言わなくていい……?やはり、伊織殿にとっては迷惑だったのか。当然だろう
泣くな、伊織殿にこんな女の怨念のような想いなど背負わせるな
それでも涙が出てくるのを止められなかった
涙に濡れた視界でも伊織殿が困った顔をしているのがわかる。最後まで迷惑を……
「悪かった。言い方を間違えた」
いつの間にか伊織殿に抱きしめられていた
「伊織殿……?」
「伝わっているから無理に言わなくていいと言いたかったんだ」
「え……」
そうして、伊織殿は私を床に……
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 104二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:02:43
濡場は書けない夢正雪先生
- 105二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:52:20
純粋だから…
- 106二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:04:01
- 107二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:04:40
- 108二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:16:42
先生なら避けられるはずでござる!自分から揉まれにいってる卑しか女でござる!
- 109二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:17:38
だが待って欲しい、VR新陰流の体験であるならば柳生殿の可能性もある
- 110二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:24:46
- 111二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:25:50
柳生殿がやるかやらないかって言ったらやりそうで怖い
- 112二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:26:45
「おお...、宮本伊織。よもや『らっきーすけべ』とは……。人とは、ほとほと分からぬものよなぁ」
- 113二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:28:30
- 114二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:30:39
うるさいでござる!夢の中でくらい抱かれてこいでござる!
- 115二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:53:18
「また食べなかったのか…?ダメじゃないか伊織殿…」
「…貴殿の情けを受けるつもりはない…!」
我が私塾の地下に密かに作られた地下牢。日も月も差さぬこの部屋に1人の青年が吊るされていた…。
───宮本伊織。盈月の儀にてセイバーのマスターとなった二天一流をおさめた剣の鬼。
………そして、私の光。
「ああ…また逃げようとしたのだな。腕の傷が増えているじゃないか…。」
幾度とない無意味な抵抗を続けた彼の腕は繋がれた鎖でズタズタになってしまっていた。
「このような抵抗を続けるなら、ちゃんと食べなければ…。飢える前に血が足りなくなってしまうぞ…?」
「'…得体の知らん呪いがかかった飯など食えん。」
ひどい言いがかりだ。これらに施された術は全て彼のための物なのに…。
「宮本伊織…。貴殿には悪いモノが憑いている…。人々を、江戸を切り伏せんとする剣の鬼だ…。貴殿のような優しき男にそのような悪鬼が憑いてしまったのは悲劇だ。だからそれを祓おうと…」
「全て俺が望んだものだ!これ以上…俺を弄ぶな…!」
ああ、ああ…彼はまだ剣に魅入られて…!
「だが安心しろ伊織殿。私が必ず貴殿を正してみせよう。貴殿は人々を照らすべき優しき光…。何もかも斬り伏せる鬼などに墜とさせはせん…。」
「誰がそのようなことを───ッッ!」
怯えずともよい…そう伝えながら伊織殿の頭を撫でさする。
「やめろ…やめろやめろやめろ!これ以上俺の記憶に触れるな!あの夜を、あの剣を消すな!消さないでくれ!!消さな──」
撫でる手に施した術により、彼は意識を手放す。
「安心しろ…すぐには消さぬ。そんなことをしてしまえば貴殿が壊れてしまうからな。」
少しずつ、少しずつ。削りとり、溶かし落とし。その器を涸らそう。
だからそれまでは───
「私だけを見て、私だけを照らしてくれ」
苦悶を浮かべたまま眠る彼をそっと撫でながら、由井正雪は狂気を孕んだ微笑みを浮かべる。
夢正雪おるた先生の次回作にご期待ください。 - 116二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:59:49
おるた!?
- 117二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 00:14:13
夢正雪おるた…まるで平らかではないあぶのーまるな正伊を尊ぶ烈士たらんとする者…。
本人曰くやろうと思えばいつでもやれる故、今は書をしたためることに落ち着いてるそうな…。決してやる勇気がないというわけではないとのことだそうな…。 - 118二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 08:10:07
夢正雪じゃんぷ
少年漫画に影響された先生。雪の型、光の型など伊織殿の必殺技を勝手に開発する。 - 119二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 08:49:00
雪の型
第六の型。汚染されオルタ化したヤマトタケルに対峙した伊織が愛する正雪を守るために覚醒した。ヤマトタケルオルタの繰り出した絶技、八岐怒涛・八十禍津日神を瞬時に凍結させ打ち破った。 - 120二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 08:59:08
ヤマタケオルタは真面目にDLCで出てくるかもしれんな……
- 121二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 12:40:13
烈士徇名・比翼連理 (れっしじゅんめい・ひよくれんり)
ランク:EX
種別:対人宝具
レンジ:99
最大捕捉:1人
由井正雪の宝具が宮本伊織との愛により昇華されたもの。「不惜身命」と異なり宮本伊織のみを強化する代わりに、効果とレンジが大幅に上がった。
夢正雪先生の設定ノートより抜粋
- 122二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 17:54:48
設定ノート公開はやめて差し上げろ
- 123二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 17:57:48
- 124二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 18:05:09
- 125二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:40:14
つまり…バニー!?
- 126二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:41:46
闇コヤンバフ貰えるんで真面目にバニーでもいい カジノキャメロットでバイトする先生か
- 127二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:49:17
先生賭け事弱そうだなあ……
伊織殿は強そう - 128二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:49:30
- 129二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:50:23
なんて?
- 130二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:51:10
- 131二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:51:13
先生アナタ疲れてるんでござるよ
- 132二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:52:22
何故だ!私の読みは完璧のはず!?よもや遠隔…!?おのれ幕府め!
- 133二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:53:51
対面がアウトで スロットやルーレットなどの確率論の戦いになるやつならワンチャン
あれよカジノイベの天草みたいな勝ち方 - 134二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:54:00
先生幸運B+とか嘘だろ…?って思ったけど光ルートという最高のアガリルート持ってるからB+でもいいのか
- 135二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:17:23
あんな生まれと短い稼働時間で生き急ぐ人生の中で一条の光を得られるんだから幸運それはわかる
- 136二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:26:58
- 137二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:15:10
…カリ…カリカリ…ポロ…
「ぅ…」
「む、痛かったか?」
膝の上に寝転がる伊織殿が微かに呻いたのを感じ、耳かきを動かす手を止める。
「いや…取れた感触が心地よくてな。」
「ふふ、そう言ってもらえるとありがたい。」
私の私塾では時折子ども達と触れ合う機会を設けている。その一環として私が耳掻きを子ども達にすることもあるのだが…
「此度の子どもは、ずいぶんと大きいものだな。」
「…聞こえているぞ?」
「おや?耳垢が取れてきたからか?」
むぅ…とバツの悪そうな声を伊織殿があげる。
…コリコリ…ズズッ。スー…トントン。
「…滝行から帰ったら耳が聞こえなくなったとのことだが…これだけ溜めていればそうもなろう。水を吸って膨らんだ耳垢が耳腔を塞ぎ、まるで栓のようになったのを見た時はもはや呆れの声すら出す気にもならなかった。」
「…面目次第もござりません。正雪"先生"。」
「よろしい。次からは定期的にここに来るのだな、宮本伊織くん。」 - 138二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:19:17
カリ…スー…ソリソリ…ゴソッ!
「っ!?」
「む…大きいのがあるな。伊織殿、動くなよ」
目に見える大きいのは取ったと思っていたが、奥の方に大物が眠っていたらしい。耳かきで触れ、具合を軽く確かめてみると、かなりの大きさかつ硬さを感じた。
ガリガリ…ガリッ!ガリ…
「匙に引っ掛けようにも、あまりの硬さに滑ってしまうな…。ならば…。」
取り出したるは細身の筆。字を書くにも向いていないようなそれに特殊な液を付けて、目標に近付ける。
スリスリ…スッ…スッ…
「…っ!?ぅ…!?」
「くすぐったいか…?我慢しろ。直ぐに終わる。」
「…ああ、そうしてほしいっ…。これは余りにも…もどかしいっ…!」
……くぐもるような声を出し、悶えるのを耐えている伊織殿を見て何か震えるものを感じたのはきっと気のせいだな、うん。
「先程の液にて根本をふやかし、耳との接触を和らげた。これならば…。」
ガリガリガリ…ガッ…ペリ
「っ!!」
ズゾ!ゾゾゾ!ス…
「…よく耐えたな。大物だぞ?」
「ああ、この耳の清々しい感じ…そのような物が根付いていたなら納得だな…。」
「では細やかな物を取り切り、こちら側は終わらせよう。」
カリカリ…スーカリカリカリ…カリカリ…
「…ふぅー」
「!?!?!?」
細やかな垢を飛ばす為、息を吹きかけると伊織殿が何処から出したかわからない声をあげる。
「…正雪。不意打ちはやめてくれ。」
「まったく…二天一流をおさめる者がこのような隙を見せる方が悪い。」
……それほどまでに私に気を許してくれた。そう思うと悪い気はしないがな。
「…?何か言ったか?」
「その綺麗な耳で聞こえなかったのなら気のせいであろう。さて、反対側だ、逸れのバーサーカー殿と交代するぞ」
夢正雪先生の次回作にご期待ください
- 139二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:20:43
おい
- 140二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:22:05
何で逸れのバーサーカーが出てきた
というかサムソンに出来るのか耳かき - 141二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:23:30
高尾太夫殿とまでは言わぬからせめて武蔵ちゃんの方でお願いするでござる……
- 142二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:51:13
これは先生の耳かきに依存させる作戦でござるよ
さすが軍学者 - 143二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:52:01
さす軍でござるな
- 144二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:28:17
依存させる前に耳が無いなるのでは…?らいだあ殿は訝しんだ
- 145二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:36:27
もしかしておるたの方の夢正雪先生でござるか?
- 146二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:38:56
- 147二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:47:09
サムソンがめっちゃ上手いかもしれないのにこの言われよう
高尾太夫が知ったら悲しむ - 148二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:03:01
先生が伊織殿の世話を焼く展開も良いでござる
- 149二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:55:41
伊織殿は世話焼かれ属性もあるでござる
というか日常的には世話焼かれる側のはずでござる - 150二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 18:16:46
おるた先生はグラも相まってちょっと烈士だなぁと思ってしまいました まる
- 151二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 20:20:39
- 152二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 21:28:54
サムレム保護者枠の2人は両方生き延びた故に…
- 153二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 02:51:34
保守でござる
- 154二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 12:58:05
実質おねショタな先生と伊織殿で ご近所の少年伊織くんの淡い初恋のお姉さんJK正雪とかよくないでござるか
成長後社畜になった先生のところにやってくる大学生伊織殿までが夢小説のお約束でござる - 155二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 13:48:26
三十路処女OL正雪先生か…おのれ御社め…
- 156二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 13:52:34
正雪先生は見た目年齢変わらないから
幼い伊織を拾ったのが武蔵ではなく、正雪先生だったら
幼い頃から慕い、良い感じに伊織が育った頃に
正雪先生が伊織に娶られるかもしれん - 157二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 14:14:51
本人にその自覚がない光源氏計画でござるな 母のよう、姉のように包み込んでくれた人が、成長期のある日突然自分より小さく見え、そして出会った時全く変わらないことに気が付くんだ……
- 158二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 14:38:38
「あぁ、伊織——もうこんなにも立派な御仁になった伊織を呼び捨てにはできまいな。
伊織殿、大きくなったな」
私は伊織——伊織殿を見て思わずそう言った。
伊織は10数年前に拾った男の子だ。
森宗意軒先生を失いし後、同じく親を亡くした伊織を拾ったのだ。あんなにも小さかった男の子はいつの間にか私の背を越してしまった。どこへ行くにも私の着物の裾を引っ張っていた小さな手も大きくなり、今は刀を軽々しく扱ってしまう。
私はホムンクルス。伊織殿を拾った時となんら変わらない。
伊織殿は聡明で優しく育った。私の誇りだ。
「敬称を付けて呼ばれると言う事は、一人前と認めてくれると言う事か?」
「あぁ、もちろんだ。今の伊織殿を見て半人前などと思うまい」
「ならば——」
不意に手を取られた。伊織殿の手はすっぽりと私の手を包んでしまう。
「正雪先生——いや、正雪、貴殿を娶っても良いだろうか?」
「い、伊織殿!? 大人を揶揄うんじゃない」
「俺はもう一人前なのだろう?ならば、もう大人だ。もう小さな子供ではない」
「しかし、伊織殿にはもっと良い人がいる筈だ。私などではなく——」
「俺は正雪がいい。正雪でないとダメだ」
「伊織殿、私は人ではなく……、その」
「そんな事は些細な事だ。俺が愛しているのは、正雪だ。今ここにいる正雪なんだ」
「伊織殿……」
「まだ俺を子供だと思っているのか?ならば、子供ではないと証明してみせる」
そう言って、伊織殿は私を押し倒し、私の両手を頭上で押さえた。私は覆い被さる伊織殿を見上げ——
夢正雪先生の次回作にご期待ください - 159二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 17:28:34
一般通過烈士に脳を焼かれた伊織殿…
- 160二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 17:48:18
- 161二次元好きの匿名さん24/02/23(金) 23:08:53
- 162二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:03:38夢正雪の乱「先生!お逃げください!我らがあやつを…」
「お前達は逃げよ、事の発端は全て私だ。今の幕府にお前達全てを捕らえる力はあるまい。」
「何をおっしゃるか!正雪先生共に有らんとした我ら!先生を見捨て去ることなど…がぁっ!!」
「っ!!」
奮闘する彼らに無慈悲なる剣撃が襲う。願いも、憎しみもその一切をことごとく切り伏せんとするその剣を私は知っていた。
「やはり…貴殿か。宮本伊織。」
「…正雪。」
宮本伊織。善をなす皇子と共に盈月の儀を勝ち抜き、盈月を手に入れ地獄を作り出さんとした地右衛門を盈月ごと切り伏せた二天一流をおさめた剣豪。
「コイエットの手より逃れていたのか…。」
「…ドロテア殿を喪った彼ら相手なら私一人でも容易い話だ。」
あの日、盈月を手に入れた地右衛門によって江戸城は崩壊した。象徴たる城が崩れたことにより幕府による統治は崩壊し、更なる混迷が世を乱す事はもはや誰の目にも明らかだった。
コイエット家の船より逃れた私はかつての塾生や浪人衆、そして崩壊した統治を立て直すために切り捨てられた者達を集め、討幕を企てた。
「平らかなる世を求めた貴殿が何故…!」
「…あの日貴殿らに敗れた時より、ライダーが言っていたことが頭から離れなかった…。」…telegra.ph膨大な文字になってしまった
- 163二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 00:49:21
魔術なら負けないというプライドがある正雪先生好きでござる
- 164二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:00:28
- 165二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 02:24:42一粒の雪「…紙一重…にも、届かぬか…」
血に濡れた腹を押さえ込みながら地に膝を付ける…。へし折れた刀は最早杖の代わりにもならなかった。
「…ここが完全な工房となっていたら、勝負は分からなかった。まさに時の運というやつだ。」
「ふふ、謙遜は時に人を傷つけるぞ…っ!!」
上がってきた血を吐き出すと同時に身体を支える力すら抜け、天を仰ぐ…。
「勝負、あり…だな…。」
「ああ…貴殿の負けだ、正雪。」
淡々として、しかしはっきりと伊織殿は勝敗を告げた。
「…もとより、勝ち目のない戦いであった…。ここで私が伊織殿を倒したとしても、残った戦力でできることなどたかが知れている…。別働隊も既に落ちているだろう…?」
「一人の浪人による密告が始まりだった。江戸だけでなく各地の役人や武家、一部の同心にまでも話は回っていた…。」
ああ、そうか…。私は信じていた仲間にすらも…。
「私はつくづく人をみる目がないな…。此度といい、ライダーの時といい…。そして貴殿のことも。」
伊織殿はただ無言を貫く。
「戦ってみて確信した…。貴殿が本当に求めているもの。その人の皮に隠した本当の願いを…」
「宮本伊織。貴殿の剣は血に飢えている。その本質は鬼に等しい。」…telegra.ph続き
- 166二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 08:58:02
ほ
- 167二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 09:18:28
なんかすごい大作がきてる……
- 168二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 13:56:37
好きな人に殺されるってある意味ハッピーエンドだな
ヨシッ! - 169二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 14:43:12
正雪先生は色々書けるでござるな……
- 170二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 15:24:46
伊織殿と死合いたいという夢女子もいるらしいからな
- 171二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 16:57:21
焔ルートの正雪先生は光よりは長く生きられそうだしあり得る未来かもしれん
- 172二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 18:15:44
言わなかったほうの願いが何とも切ないでござる。ところで個人的な癖を言わせてもらうなら、この後正雪先生の首を抱きしめる伊織殿がいるといいでござるな。このようなので物言わぬ首を抱えるのが男女共に好きなんでござる……
- 173二次元好きの匿名さん24/02/24(土) 19:25:09
最後の記録を見るに伊織殿の中に「由井正雪の願い」は最後まであったのだなと
- 174二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 01:39:13
ほ