- 1◆67Q..S/zw624/02/19(月) 20:57:49
〜２月１４日深夜〜
起きなさい……今年もチョコを山ほど貰ってウハウハでパリピな貴方……
別に全然全く怒ってはいませんが……あまり寝ていると耳元でトランペットを吹きますよ……
[殺意を感じるっ！！？] - 2◆67Q..S/zw624/02/19(月) 20:58:49
「おはようございます立香。と言ってもここは夢の中ですが。バレンタインお疲れ様でした。」
[あれAAA、どうしたの？」
「いえ、大した用事ではありませんが少し質問を。──『あの子』のチョコは如何でしたか？」
[すっっっごく可愛かったし美味しかった！！] - 3◆67Q..S/zw624/02/19(月) 20:59:52
「それは何より。リサーチした甲斐があったというものです。」
「……本来、『あの子』は妖精國で消える運命でした。清々しい青空の下で過ごす夏も、甘い予感に心を惑わされる冬も、経験する事は不可能だった。」
「ですが、せっかく頑張ったのにご褒美が無いというのも不公平な話ですから。立香、改めて感謝を。『あの子』に幸せな記憶をくれてありがとうございました。」
[……こちらこそ。また彼女に会わせてくれてありがとう。]
「はい。では私はこれで。」 - 4◆67Q..S/zw624/02/19(月) 21:00:49
[ところでさ、アソシエイションなバーサーカーからはチョコくれないの？]
- 5◆67Q..S/zw624/02/19(月) 21:01:55
「え！？い、いえそれは……私のチョコは聖剣になってしまいましたし、それに『あの子』のチョコ作りに私も協力しましたので。申し訳ないですが今年は無しという方向で──」
[じゃあもっとハッキリ言うよ。]
[AAAからのチョコが欲しい！] - 6◆67Q..S/zw624/02/19(月) 21:04:43
「…………本気ですか。……分かりました少々お待ちを。」
「お待たせしました。その、あまり期待しないでくださいね……？」
[エクスカリバーだこれ！]
「だ、だから聖剣になってしまったと言ったでしょう！？一応素材はチョコですが、こちらはあくまで鑑賞用ということで……」
[じゃあいただきます。]
「え、もう食べてるー！？」
[すっごく美味しい。頑張って作ってくれたんだね、ありがとう。]
「…………そっか。良かったぁ…………」
[せっかくだしAAAも一緒に食べよう？]
「はい！」
- 7◆67Q..S/zw624/02/19(月) 21:06:07
[ご馳走様でした！ありがとうAAA！]
「……こちらこそありがとう。本当は私もずっと渡したかったんですけど、どうしても勇気が出なくて。『あの子』を優先するためと言い訳をしていました。」
「だけどそれは『あの子』だけでなく私自身を大切に思ってくれた貴方に対して失礼な行為でしたね。すみませんでした。」
[謝ることなんて無いよ、だってチャンスはまだまだあるんだから。素敵な夏の記憶をありがとう。]
「はい！『あの子』も、そして私も──これからも先もよろしくね、立香！」 - 8◆67Q..S/zw624/02/19(月) 21:09:59
[ところでさ……]
「はい、どうかしましたか？」
[聖剣を食べるってことはつまり、AAA自身がプレゼントってことでは？]
「………！！り、立香のバカぁ！！」
完 - 9◆67Q..S/zw624/02/19(月) 21:11:20
以上でおしまいです
AAさんからもチョコ欲しかったな……という思いから軽く書きました - 10二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 21:13:20
聖剣アソートチョコとか割といいのではないかと思う
- 11二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 21:22:41
「こういうのが欲しかった！」と思えるものが見れました。ありがとうございます。
- 12二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 21:24:28
乙
すごくよかったと思う - 13二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 21:45:50
ありがたいです
- 14二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:29:13
良い物読ませて貰ったわ
つチョコレート - 15二次元好きの匿名さん24/02/19(月) 22:57:48
AAが口調崩れて、取り乱してるのはやはり可愛い
- 16二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 09:32:09
AAさんの赤面良いよね…
もっとぐだに押されて照れて欲しいし素直になって欲しい