【閲覧注意】閃光桃姫シャイン・クルス……?

  • 1二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:54:45

    「絶対にあんたになんか負けない?なにこれラクス。また調教物?」

    「そうですわ、いわゆる変身ヒロイン調教ゲームですわ。アイドルが好きなキラは変身ヒロインもお好きでしょう?」

    「偏見だし別に僕はアイドルが好きなわけじゃないよ……好きな人がアイドルだっただけで。でもその二つは共通項があるよね」

    「……共通項」

    「うん。日常からの脱却、二面性、周囲の目……それを汚したいっていうのもなんとなく理解はできるよ。うん嘘。できないね。全然できないからそんな期待のこもった目で見ないでラクス」

    「それはともかくやってみませんこと?」

    「え?ラクスと一緒にやるの?これを?いや、いつもは『たとえ二次元でも私以外の女に欲情するキラを見たくないので一緒にはできませんわ』とか言ってたのに」

    「宗旨替えですわ」

    「宗旨替えか……じゃあ仕方ないね。まあいいや、やってみよう」

    【閲覧注意】平和の姫騎士調教記……?|あにまん掲示板「すまないな、こんな時間に」「うん、早く帰らないとラクスの機嫌が悪くなるから手短にね」「いうようになったな……いや、今回見てもらいたいのはこれだ」「平和の姫騎士調教記……?絶対に貴女に自由の剣を与えた…bbs.animanch.com

    これの続きです

  • 2二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:56:33

    ~閃光桃姫シャイン・クルス・あらすじ~
    女子高生ヒカリ・ツボイ。彼女は世界の平和を守るため、魔界からの侵略を抑えるため、閃光桃姫シャイン・クルスとして戦っていた。異世界の侵略者たちを次々と打倒していくシャイン・クルス。業を煮やした魔界の王は、新たなる指揮官・キリュウを任命する。キリュウはシャイン・クルスを止めるため、一計を案じる。ダイワと名乗り、シャイン・クルスの出没地点の近辺を洗っていくキリュウ。そんな中、彼はシャイン・クルスであるとは知らないまま、ヒカリに出会う。今、奇妙な運命の歯車が回り始めていた……
    (画像はイメージです)

  • 3二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:57:11

    おつおつ!

  • 4二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:57:11

    つづくの!?

  • 5二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:57:32

    「へえ、ピンクが基調の衣装に和装っぽいエッセンスもある。いいね」
    「キラはピンクと太ももと和服っぽい服が大好きですものね」
    「うん……いいね、いい。ああ、変身前は黒髪ロング、変身した後は桃色の髪でポニーテールにまとめてるんだね。シナリオ自体は調教に恋愛要素が絡むやつかな?ラクスこういうの好きだよね」
    「ロマンスが嫌いな女の子はいませんわ」
    「普通の女の子はそんな調教ゲー好きじゃないと思うんだけど……。
     調教は一対一で触手とかモンスターとかは出てこないんだ。なんのための魔界設定なのかな」
    「さあ……?」
    「うーん、でもジャンルは調教なら、シナリオよりそこの描写メインかな。とりあえずイントロ終わったら……ああ、OPは曲だけなんだ。個人製作っぽいししょうがないかな」
    「さあ始まりますわ。とりあえず最初の戦闘が終わって、主人公のキリュウとヒカリの出会いですわ」

  • 6二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:57:45

    総裁なにやってはるんですか
    これ旦那のギーグな面に影響されたな?!

  • 7二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:58:33

    「きゃっ……!」
    「わっ!?」
    「あ、す、すいません!大丈夫ですか?」
    「うん、大丈夫……あれ?ここの制服じゃないよね?」
    「ええ、転校生なんです!」
    「大変だね……案内は必要?」
    「ありがとうございます!!お願いします!」
    (画像はイメージです)

  • 8二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 12:59:31

    「オーソドックスだね」
    「王道ですわね。やっぱり見知らぬところで優しい方にバランスを崩して抱き留められたら女の子はキュン♡とくるのですわ」
    「大分限定されてるよねそのシチュエーション……でもまあ、気持ちはわかる気はするね。ボーイミーツガールは僕も好きだな。ヒロインは快活な女の子、主人公は日常に紛れ込んでいるときはテンプレの主人公……なのかな?」
    「次はダイワと仲良くなったヒカリがシャイン・クルスとしてキリュウに出会う場面ですわ」

  • 9二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:01:18

    前スレの童貞奪ったのは私アピールしてたフレイにゲームならチュートリアルキャラだったのにな、と思ってたらゲームが始まってて草

  • 10二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:02:59

    「ふふ、僕が来たからにはもう好きにはさせないよ、シャイン・クルス」
    「あなた……っ!なんのつもり!」
    (嘘、あれは、ダイワくん……!?)
    (画像はイメージです)

  • 11二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:03:42

    主人公の名前ダイワはもはや隠す気なくて面白いな

  • 12続きは6時間後ぐらいで24/02/20(火) 13:04:30

    「待って待って待って!?バレるの早くない!?」
    「だってダイワとヒカリはもう友達ですし、女の子の目はそう簡単に欺けませんわ、キラ」
    「いやいや……ちょっと整理しよう。
     変身ヒロインもので、ヒロインと敵対してて、その変身ヒロインの弱みを探るために潜入している敵の幹部が初見で正体を見破られるってそんなのありかな……?」
    「あんなへっぽこな変装でバレないと思ってるとか、ちょっとぽやぽやしててかわいいですわね、キリュウくん」
    「……うーん?変身ヒロイン調教物ってジャンルにとらわれすぎてるのかな、僕」
    「次は日常シーンですわ」

  • 13二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:07:28

    まあすんごい勢いで身分バレましたもんね本編でも…

  • 14二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 13:24:01

    これ下手に理解ある旦那様なせいで奥さん暴走してるんじゃ

  • 15二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 16:11:30

    >>1

    いつもはってキラさんいつも一緒にエロゲやろうって誘ってたんですか?

  • 16二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 16:13:21

    >ああ、OPは曲だけなんだ。個人製作っぽいししょうがないかな

    普通は曲作れるだけでもすごいしどこかに依頼したのかなって思うんだけど、目の前にいるんだよな……音楽の造詣に深いやつ……

  • 17二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 17:27:22

    キラノ先生の新作!?
    お待ちしておりましたー!

  • 18二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 17:55:17

    >>11

    ごめん、キラ・ヤマトをどういじればダイワになるのかわからないから教えてくれ…


    って書き込もうとしたら予測変換の表示で謎が解けたわ


    キラ・ヤマト→キラ・大和→大和→ダイワか…

  • 19二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 17:59:42

    >>6

    『たとえ二次元でも私以外の女に欲情するキラを見たくないですわ』→『私の分身といえる二次元の女を造ればよいのですわ』

  • 20二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:15:40

    「いつもダイワくんは疲れてるよね」
    「ああ、うん……ありがとう、これ、ヒカリちゃんが作ったの?」
    「そうだよ?これでも料理得意なんだから」
    「へぇ……あ、おいしい」
    「お粗末さまでした♪」
    「ねぇ、ヒカリちゃん」
    「うん?」
    「なんでヒカリちゃんは、こんなに僕に良くしてくれるのかな」
    「なんでだと思う?」
    「わからない、かな……うん、考えてみるよ」
    (画像はイメージです)

  • 21二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:24:09

    「ちぐはぐだなあ」
    「……お気に召しませんか?」
    「いや、面白いよ。面白いと思う。でも、なんか変だ。これだけモデルを動かして、サウンドにも凝ってて、インターフェースもしっかりしてる。なのにボイスがない。なんでだろう……いや、シナリオへの没入感を持たせるためにボイスをオミットしたのかな」
    「……」
    「ヒロインの……ヒカリも、そうだ。表情がよく変わる子。地の文で、時折心の中までのぞかせてくるのに、まったく何を考えているかわからない。変身ヒロインにとって重要な戦う理由もわからない。ダイワに対してどうしてあんなに親しく接するのかも。うん……まるで、よくできたシナリオ重視の恋愛ゲームの攻略ヒロインみたいだ。まるで、『私が何を考えているか、わかりますか?』と問いかけてきているみたいな……」
    「……次は戦闘シーンからヒロインの敗北ですね。ほら、キラも大好きでしょう?」
    「えぇ……」

  • 22二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:27:31

    キラも当初はラクスが何考えてるのかよくわかってなかったけど、わかってないなりに考えて100点満点の回答連発したわけだからなあ

  • 23二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:32:03

    アテレコ後に修正が入ると大変だからね

  • 24二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:39:13

    「くっ……そんな……」
    「手心を加えたのかな?最後の一撃。あれで首をはねていれば君が勝っていたのに」
    「でも、まだっ……!」
    「終わりだ。君の魔力は掌握したよ……ほら」
    「ひ、やっ……♡なに、これっ……♡」
    「相手の思考を読み取り、戦う。逆手に取れば、まあそうなるよね?頭の中に快楽を流し込まれる気分はどうだい?」
    「やら、やらああああああ♡♡♡」
    「……ふぅ。これで終わりかな。本当、なんでこんなところにいるんだろうね、僕は」

  • 25二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:46:04

    「思考を読み取って戦ってたのか……なるほどなあ」
    「私は結構興奮したのですが、キラは全然ですわね」
    「うん……隣にラクスがいるからね……あ、調教シーンにやっと入った。長かったなあ」
    「あ、一気にコマンドが増えましたわ」
    「すご……何通りあるのかな。えっと、とりあえずこういうのは……」
    「キラの指さばきすごいですわっ……♡」
    「やめてよね。コマンド選んでるだけなのになんかエロいことしている気分になっちゃうじゃないか……感度をひたすら上げていこうかな。ああ、魔力吸収とかあるんだ。あれ?好感度がない?なんでだろう」
    「すごいですわっ……♡もう感度が300倍までっ……♡」
    「なんでラクスが興奮してるのか僕にはわからないんだけど……こういうのはとりあえず回数でいろいろ解放されるからね。200回ぐらい気絶してもらおうか」
    「こわれちゃいますわぁっ……♡」
    「だからなんでラクスが恍惚としているのかな」

  • 26二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:53:00

    「……幕間があまりない。やっぱり調教シーンがメインコンテンツなんだ……それならやっぱりボイス欲しかったかな。あっさりエンディングだ」
    「早かったですわね」
    「さて、今回は……とりあえず魔力吸収に重点を置いてプレイしてみたけどどうなるんだろう」
    「魔力吸収からの変身解除はお好きですか?」
    「ノーコメントで。結局、シャイン・クルスを捕縛したことの目的が魔力の採取だったから、これが正規ルートな気がするんだけど、どうなるのかな」
    「あ、キリュウが発狂してますわ」
    「え、そんなのシナリオで注意されてなかったけど」
    「なぜだって本人も言ってますわ」
    「そっかぁ……」
    「あ、エンディングのシナリオが始まりますわ」

  • 27二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 18:55:46

    魔力吸収からの変身解除が嫌いなオタクなんていません!(クソデカ主語)

  • 28二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:02:16

    (ED1~壊れた少年~)
    侵略のため、シャイン・クルスの魔力を吸収し続けるキリュウ。
    だが、シャイン・クルスの魔力は膨大だった。それに対し、キリュウの身体は耐えきったが、精神は耐えきれなかった。
    シャイン・クルスがいなくなったことで魔界は攻勢を強める。
    だが、キリュウが壊れ、シャイン・クルスが解放されるたことで、状況は一変する。
    シャイン・クルスは再度戦線に復帰し、魔界の攻勢を食い止めた。
    シャイン・クルスは戦い続ける。
    彼女が帰る家には、キリュウ……いや、精神が壊れ、廃人と化したダイワがいた……。

  • 29二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:02:32

    >>25

    前書いた同人誌でもこのエア調教やりたかったんすね総裁…

  • 30二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:07:16

    「そっか、そうなるのか……」
    「切ないエンディングですわね……」
    「でも、なんでだろう。なんで、ヒカリはダイワを引き取ったのかな」
    「……」
    「優しいから?そうだよね、たった一人で世界のために戦い続けるなんて、優しくなきゃできるはずがない」
    「本当にそれだけでしょうか」
    「うーん……やっぱり調教シーンに入るまでのところ、よく見直さないといけないかな。好感度がないのか、隠しパラメータとして存在してて、実はカンストしてたとか?」
    「とりあえず先に進めませんか?」
    「そうだね。次は魔力吸収はほどほどにしてみるかなぁ」

  • 31二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:14:03

    「さて、2週目だけど、特に解放されたコンテンツはないね」
    「そうですわね」
    「キリュウのキャラはなんとなくわかった。戦いたくないけど戦っている。それも魔界にいる友達を人質に取られているから戦わなきゃいけないんだ。にしても、本当に悪の組織の幹部とか全然向いてなさそうな設定だなあ……」
    「先ほどのED前のシナリオであった情報ですわね」
    「ヒカリはやっぱりよくわからないなあ。何か序盤のシナリオでわかればいいんだけど。最初の出会いから、よく見直してみるかな……」
    「では2週目開始ですわ」

  • 32二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:22:00

    奇しくもラクス検定二周目である
    それはそれとしてキラ、そのゲーム多分ボイス元からつける気ないと思うよ
    隣でリアルタイムアテレコする方式だろうから

  • 33二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:27:01

    >>25

    大丈夫ですか総裁

    もしかしてゲームと連動して動く何かしらを仕込んでませんか総裁

  • 34二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:28:02

    ~序盤のあらすじ~
    ヒカリは閃光桃姫シャイン・クルスとして戦うために、転校を重ねてきた。
    魔界からの侵略者の出現頻度が高い場所で戦うためだ。
    ヒカリは転校してきたばかりの学校で、少し前に同じように転校してきたダイワと出会う。彼は友人のいない自分の境遇を重ね、転校生のヒカリになにくれと便宜を図る。ヒカリもまた、常にはかなげなダイワを気にかけるようになる。
    だが、その触れ合いもいつしか終わる。なぜなら、二人はこの世界を守る者と、この世界を侵略する者。決して相いれない存在だったから……

  • 35二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:29:24

    いつの間にか画像はイメージですが消えてる!

  • 36二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:30:45

    >>32

    向き合って1人の人間として理解してくれたのが本当に嬉しかったから創作物と言う形で更に内面をさらけ出しているのか

    私の中に貴方は居ます 貴方の中に私は居ますしたいのね

  • 37二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:37:10

    「ああ、そっか……最初から、好きだったんだ」
    「キラ?」
    「うん、多分……多分だけど。うまいなあ、この見せ方。ほら、ダイワと話すときだけ、急に表情が変わる。横を向いているときは結構厳しいように見えるんだ。でも、こちらを見る時……プレイヤー視点、ダイワと視線がかみ合うと、ほら。明るい表情になる」
    「……」
    「初めて会った時から、そうなんだよね。一番最初、転びそうになったヒカリを助けてから、ずっとダイワと話すときだけ明るいんだ、ヒカリは」
    「一目ぼれ、でしょうか?」
    「話すきっかけはそうかも。でも、一人ぼっちだったところに優しくいろいろ教えてくれるダイワは王子様みたいなものだったんじゃないかな、ヒカリには」
    「……なるほど」
    「そうなると、戦った時動揺した理由もわかる……かな。でも、そっか。そこから、ああなるのか……」
    「その戦闘シーンですわ」

  • 38二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:43:50

    ~何度目かの戦闘、そして捕縛~
    キリュウは、シャイン・クルスに自分の正体を知られていることに気づかぬまま、何度目かの戦いを挑む。
    明らかに劣勢のキリュウ。シャイン・クルスは危なげなく戦いを進め、最後の一撃を放とうとする。その瞬間、彼女の顔は歪んだ。
    首に届くはずの刃ははずれ、代わりにキリュウの手のひらがシャイン・クルスの頭を掴む。
    彼女の力を逆に利用したキリュウは、快楽を流し込むことで、シャイン・クルスを捕縛させることに成功したのだった。
    (画像はイメージです)

  • 39二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:45:10

    >>37

    大丈夫?

    今ラクスポイント急上昇してない?

  • 40二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:47:03

    >>37

    ラクス検定100点

  • 41二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:48:15

    凄い高度ないちゃつきをしているが、恐ろしいことに多分キラは無自覚である

  • 42二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 19:52:23

    「こうなると調教物というより悲恋物の向きが強くなってきたね」
    「そうでしょうか?」
    「うん……友達を人質にとられたキリュウはヒカリの、シャイン・クルスの力を利用するしかない。ヒカリも、シャイン・クルスとして捕まっているときは正義のヒロインとしてふるまってる。これじゃ心は通じ合わない」
    「……」
    「ヒカリも、これだけひどいことをされたら、キリュウの……ダイワのことを、見損なうかもしれない」
    「それでも、ヒカリはダイワを見捨てませんでしたわ」
    「……優しいから?いや……それでも好きだった?あれだけのことをされて?ううん、難解だなあ」
    「乙女心が簡単でしたら、キラは今頃アスラン並みにモテモテですわ」
    「刺があるなあ……あ、調教シーンだ」
    「やっ……今度は何をするつもりなんですの……♡」
    「肝心なところを責めずに他のところだけ責めたら何か特殊なシーン出るかな」
    「そ、そんなところばかりっ♡違いますわ♡そこは違いますわ♡」
    「僕も頑張って自制してるんだからあまり刺激しないでね?」

  • 43二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:00:26

    「キラの責め、すごかったですわ……♡」
    「あれ、まったく魔力吸収しないでもシナリオが進んじゃった」
    「ルート分岐条件を満たしたのでしょうか?」
    「でも、この状況だと全然キリュウ強くないよね。あっほら、魔界の王様から役立たずめって言われた」
    「まあでも、魔力吸収してもキリュウ強くなれないしね……え?調教シーン?また?」
    「先ほどまでなかったコマンドが出てますわ」
    「……ああ、そういう方向か」

  • 44二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:04:41

    ねぇ、ラクスはコマンドと連動するなにかを自身に仕込んでない?大丈夫?そういう倒錯したプレイだったりしないか?

  • 45二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:07:30

    >>44

    落ち着いて聞いてくださいね

    夫に自分モデルにしたであろう魔法少女調教モノのエロゲ遊ばせて隣で艶やかな声出してる時点で倒錯的なプレイなんです

  • 46二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:13:00

    このレスは削除されています

  • 47二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:15:03

    「悪いけど……今の君には消えてもらう。魔力を吸っても、僕じゃ強くなれない。だから……君の力を利用する」
    「あんたなんかに……利用されて、たまるもんですかっ……!」
    「そう。だから、君の身体だけ利用する」
    「……え?」
    「君の心を壊す。そして、僕の意のままに操る木偶へと変える」
    「そ、そんなこと、できるはずが……」
    「できるさ。それができるから、僕は幹部なんかに……なれるはずのないものに、選ばれたんだ」
    「や、いやっ!やめて!お願い、消さないで!魔力はいくら奪われたっていい!でも、私の心だけはっ……!」
    「もう遅い」
    「いやああああああっ!?やだ、消えたくない、消えたくないよう、ごめんなさい、私のせいで、ごめんなさい、ダイワ、くん……!」
    「君、はっ……!?と、止まれっ……!?」
    「……あは。そっか。これ、きっと罰なんだ。好きな人にいっぱい愛してもらえて。嫌いな学校にもいかなくてよくて。戦わなくてもいい。そんな、そんな、泥濘に浸り続けた、罰……」
    「くそ、くそっ……!」
    「うん、だから、せめて。私の身体だけでも、あなたの、傍に……ぃっ……」
    「……君は、誰?君は、誰、だったん、だ……?」
    「…………」
    (画像はイメージです)

  • 48二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:24:06

    「……」
    「キラ……?」
    「いや、うん……ごめん。そっか、そういうことか……これは好感度いらないよね。キリュウは本当にひどい奴だな……」
    「……そうでしょうか?」
    「ヒカリはどう思ってるかは問題じゃないよ。多分、キリュウは自分を許せない。自分で選んだ選択肢だけども、いや、これは……というか、完全にしてやられたなあ。変身ヒロイン物の展開を完全に逆手に取られた」
    「と、いうと?」
    「最初から、ヒカリの側に選択肢なんてなかったんだ。ずっと好きな人の傍にいたかった。もともと戦える子じゃなかったんだ。だから、キリュウに囚われたとき、むしろ喜んでたんだろうね。パラメータとかに騙されたけど、結局、ヒカリはうれしかったから受け入れたんだ。ただ、キリュウと一緒にいたかった。だから……キリュウが廃人になったときも、彼と一緒にいつづけた」
    「一途ですのね……」
    「さて、3週目。どうすればいいのかな……」

  • 49二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:24:40

    >>45

    それは そう

  • 50二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:29:55

    (ED2 壊れた少女)
    少年は、友人たちのために戦った。戦い続けた。
    彼はその果てに、地球の侵略に成功する。
    友人たちの命は救えた。だが、本当に大事だったのはなんだったのか。その選択が正しかったのか。
    最早それはわからない。
    彼の誰何に、最早彼女は応えない。ただ、虚ろな瞳に自分が映るだけだった。
    (画像はイメージです)

  • 51二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:37:55

    「さて……わかったことは二つ。魔力を吸収し続けると、キリュウが壊れる。で、魔力を吸収しないと、ヒカリの心をキリュウが壊す。どっちにしろ、ダイワとヒカリが話す時間が必要だね」
    「と、いうと?」
    「ヒカリの好感度パラメータが存在しない……というのもあるけど。シナリオの端々からちりばめられた情報から察するに、多分ヒカリはそもそもダイワに求められたら否はないんだろうね。いや、タイトルで騙されたよ……」
    「絶対にあんたになんか負けない!ですわ♪」
    「……あー。でも負けない、なんだ……うわあ、結構考えてるなあ、この製作者。もしかしてボイスがないのにも何か意味があるんじゃって思えてきた」
    「……」
    「いずれにせよ、キリュウに必要なのは、ヒカリに、シャイン・クルスに助けを求めることだ」
    「敵なのに、ですか?」
    「関係ない。キリュウは友達を助けたいだけだ。なら、使えるものはなんだって使うべきだし、友達のヒカリに真っ先に助力を求めるべきじゃないかな……あれ?シャイン・クルスがヒカリだって知らないよね?どうすればいいのかな、これ……」
    「とりあえず調教シーンまで進めますわね?」

  • 52二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:43:39

    「とりあえず全身の感度を上げればいいのかなあ」
    「やっ♡全身♡敏感に♡なってますわ♡」
    「魔力吸収もして能力も上げて……」
    「吸われちゃってますわああああ♡♡♡」
    「そっか。気絶させた後魔力吸収しても、キリュウがその場にいないから、変身解除してもヒカリだってことがわからないのか。じゃあ、気絶しないように……」
    「気持いいのがずっと続いてますわぁ♡」
    「あ、これでいいのか……というか魔力吸収から変身解除が本当にストーリーのキーになるとか、大分凝ってるなあ……」
    「変身解けちゃいますわぁ……♡」
    「あ、初めて見るシナリオだ」
    (画像の一部はイメージです)

  • 53二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:50:35

    「……あは♡ばれちゃったぁ……♡」
    「うそだ。そんな……ヒカリ、ちゃん」
    「えへ……もう、お嫁にいけないなあ……」
    「シャイン・クルスが、ヒカリ、ちゃん、だった、なんて……」
    「うん。だって、私はすぐわかったよ?キリュウが、ダイワくんだって」
    「くそっ!!」
    「……優しいよね。向いてないよ、ダイワくん。あなたに侵略者なんて、向いてない。優しすぎる。だから、私が、全部、終わらせるから……」
    (画像はイメージです)

  • 54二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:51:40

    >>47

    え?これ重くない?ビックリしちゃった

  • 55二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:56:12

    「一気に話が展開するなあ」
    「シャイン・クルスが魔界に乗り込んで大暴れですわ」
    「……キリュウいらないんじゃないかな?」
    「あっでも捕まりましたわ、シャイン・クルス」
    「まあ多勢に無勢だよね」
    「磔ですわ!キラも好きですわよね、ヒロピン」
    「ラクスは僕をどうしたいのかな……?キリュウはいじけちゃってるし。誰も助けてくれないと、ここでバッドエンドだけど……」
    「いいえ、大丈夫ですわ、キラ」
    「えっ?」
    「魔界にはいるじゃありませんか。キリュウの、友達が」

  • 56二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 20:59:52

    >>54

    ミーア絡みだよね これ

  • 57二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:01:50

    >>56

    ミーアからも議長からも目をそらしてキラと隠遁続けたルートかこれ

  • 585424/02/20(火) 21:02:47

    >>56

    君は誰?で答えが返ってこないところがクソ重くね?って感じたんだ、本編でのやり取りを考えるとね…


    言葉足らずですまない

  • 59二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:06:47

    >>58

    シチュエーションがそもそも魔法少女調教モノお馴染みの「ちょっと重すぎない?そういうのが味?マジで?」だね

    本編で既にお労しいキラとラクスをモデルによりによってそのジャンルにしちゃったから、視点をうっかりずらすと本当に激重バッドエンドifになってしまう

    なんでこんなシチュ知ってんだ総裁は

  • 60二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:07:51

    「っ……!!」
    「そうか。そんなに自分が大事か」
    「なっ……!?」
    「結局お前は自分のことしか考えていないんだな!あの娘は誰のために戦ってると思っている!」
    「き、君になにがわかるっていうんだ!!」
    「わからないな!惚れた女も助けに行かない腰抜けのことは!!」
    「どうしようもないじゃないか!僕には、何も、何も……!」
    「だから諦めるのか!自分にはできないからと!!」
    「くそっ……それでも、僕は……!」
    「なんだ、まだ立てるじゃないか」
    「え……」
    「昔も言ったろう。お前の能力は、他人の心を壊すだけじゃない。他人との心をつなげるものだと。今なら聞こえるはずだ……彼女の声が。行こうキリュウ。好きなんだろう、彼女が」
    「アシュタルト……!!」
    (画像はイメージです)

  • 61二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:09:22

    やっぱ種運命自由編成だと思ってたけどそう来るかよ!!!

  • 62二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:10:08

    大丈夫?そろそろキラ察して悶絶するターン来ない?

  • 63二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:10:53

    人質にとられるタマじゃないだろこの友達!

  • 64二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:11:05

    なんで多分キラがラクスには一番見せたくない場面知ってるんですかね…

  • 65二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:12:23

    キラノ先生の新作いつの間に!
    いっやったああああぁぁぁぁ!!!

  • 66二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:14:30

    >>60

    アシュタロトクソワロタ

  • 67二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:15:39

    「ああ、ここで人質になってた友達が活きるんだなあ」
    「男同士の友情ですわ!逆転の狼煙ですわ!」
    「なんかヒカリとキリュウがテレパシーみたいなこと始めた」
    「思いが通じ合いますわ!」
    「ヒカリ視点では優しかったけど、実質ひねくれてたキリュウが『愛してる!!』って叫ぶとこみ上げるものがあるね」
    「ヒカリも愛を叫んでますわ!!」
    「あ、すごい。ここでOPが来るのか。しかもボーカル……つき……ねぇ、ラクス。これ、ねえ。僕、この声、聞き覚えがすっごいあるんだけど。え?あれ?あれ??」
    「さあ最終決戦ですわ、しっかり見てくださいませ、キラ!!」

  • 68二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:16:26

    >>前スレ185、細かい話より抜粋

    ・キラの感想を本当は二人きりでいちゃつきながら聞きたかったラクスがいる。は?何あの男。


    ……いちゃつきながら聞くためリベンジで作るのがエロゲって……キラノ先生かっ飛ばしすぎでは?

  • 69二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:17:05

    >>64

    メイリンから聞いたり?

    あの時のキラさんすごい情けなかったんですけど、だからこそラクスに会いたいって心から絞るような声が良くてですねぇ!とか言ってたらラクスが対抗心燃やしてこのゲーム作ったんじゃね?

  • 70二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:17:30

    ゲームにはあとがきががないから歌でモロバレさせるのか
    考えたねキラノ先生

  • 71二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:18:58

    >>67

    ミーティアかfreedomどちらかな?

  • 72二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:19:11

    今更だけど旦那に自分と旦那がモデルのゲームやらせるとか物凄い羞恥プレイだな…

  • 73二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:22:36

    「ヒカリぃいいいいいっ!!」
    「ダイワくうううううんっ!!」
    「愛してる!!君のすべてを愛してるんだ!!」
    「うんっ、うんっ……私も、大好きっ!!末永く、よろしくお願いしますっ!!」
    「僕の力を君にっ……!!」
    「はいっ!!閃光桃姫シャイン・クルス!!ウェディング・モー―――――ドッ!!」
    「「いっけええええええええええええ!!」」
    (画像はイメージです)

  • 74二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:25:32

    >>73

    今更だけどこれ見て思った

    フリーダムの青い翼まで白くなった白一色のマイフリって、キララクのウエディング衣装なのか…

  • 75二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:29:40

    「よし、落ち着こう。落ち着こう。なんか既視感があるけど大丈夫だよね?うん。初めて会ったときのことがあれで?アスランのあれがあれで?ほかにはないよね?いやなんかいたるところの要素が疑わしいんだけど?大丈夫?」
    「大丈夫ですわ、全然大丈夫ですわ!」
    「僕すっごく恥ずかしいこと言ってなかった?ねえラクス?ねえ?」
    「いいえ。100点満点でしたわ!」
    「全然喜べないよ?」
    「ほら、感動のエンディングですわ、キラ!!」

  • 76二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:33:02

    魔界の王を倒し、閃光桃姫とキリュウは抱きしめあう。
    そして、二人は地球に戻り……暗転。
    そこは、いつもの学校の帰り。ヒカリが行きたくない、とそう言った学校の帰り。
    自転車に乗る、ダイワとヒカリ。
    夕暮れの海を背景に、二人の乗った自転車は坂を下っていく……
    (画像はイメージです)

  • 77二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:33:56

    ていうかラクス様事実の抽象化落とし込みが上手すぎる
    そういうネタスレだとわかってなければ俺だってわからんもん

  • 78二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:35:32

    ゆず『夏色』MUSIC VIDEO

    歌:ラクス・クライン

  • 79二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:36:49

    >>78

    普通に聞いてみたと思ってしまうからちくしょう!!

  • 80二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:39:35

    キラお前最近引っ掛かったばっかりだろ!

  • 81二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:40:51

    このレスは削除されています

  • 82二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:41:49

    スタッフ

    シナリオ:ヨメ・キラノ
    キャラクター原案:ヨメ・キラノ
    サウンド:ヨメ・キラノ
    オープニング曲・エンディング曲 vocal:ヨメ・キラノ
    原画・彩色:ハハ・キラノ
    プログラム:ハハ・キラノ

    Thank you for your playng!!
    (画像はイメージです)

  • 83二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:42:48

    ハハ・キラノ⁉︎
    そう言えば印刷業者を勧めたのって……

  • 84二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:43:40

    >>82

    >>83

    伏線回収すな

  • 85二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:43:46

    ちょっとお義母様ぁ!?!?!?

  • 86二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:44:10

    >>76

    美しいエンディングだ…このゲームいくらで買えます?

    キラ専用ゲーム?そっかぁ…

  • 87二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:46:11

    ハハゲームプログラミングできんの!?

  • 88二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:47:51

    まさかのキラノ名義で共同開発!?

  • 89二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:48:36

    これには流石の准将もびっくり

  • 90二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:50:02

    ここ2回でラクスポイント上限突破してない?大丈夫?ご褒美ロマンティクスにならない?

  • 91二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:50:25

    「何やってんのラクス!ってか何やってんの母さん!!」
    「スペシャルサンクス(モーション)はアスラン・ザラでお送りしましたわ♪」
    「いやアスランのモーションなのあれ!?ってか僕にこれやらせるためだけに最初から最後まで作ったの!?ED1とED2がいろんな意味で結構心に響いたんだけど!あれいろんな意味で僕とラクスのバッドエンドだったし!」
    「渾身のバッドエンドですわ♪」
    「本当にね!楽しかったよ!!掛け値なしに!!OPのボーカルが流れたとき一瞬涙でてきた感動返してよ!!というか宗旨替えしたんじゃなくって全部自分で作って自分をモチーフにしたから一緒にやったんでしょこれ!?」
    「それ以外の理由があると思いますか?」
    「そうだろうね!!」

  • 92二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:54:25

    そりゃ楽しいだろうよ……変身ヒロイン快楽堕ちの良質シナリオモノとしてめっちゃきちんと再構成されてるもん……
    しかも頭捻って謎解くタイプのやつだしオープニングのボーカル付きが最後に流れるとかお約束だもん……
    ゲーマーなら騙されたと思ってと言いながらおすすめするタイプのゲームだよ

    准将専用だけどね

  • 93二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 21:56:38

    このレスは削除されています

  • 94二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:00:04

    「疲れた……ゲームやってたの3時間ぐらいだったはずなのに、すっごい疲れた……」
    「楽しんでいただけたようで何よりですわ」
    「嬉しそうだね……あ、そうだ。一つ気になってたんだけど」
    「はい、なんですの?」
    「もしかして、これ、ボイスがないの……」
    「はい、それではお楽しみの4週目ですわ……『閃光桃姫シャイン・クルス!!』タイトルどーん!!ですわ♪」
    「そうだよね!どう考えても!!」
    「任せてくださいませ。OPEDはおろか、感度8000倍になったシャイン・クルスが度を超えた快楽に気絶するときの喘ぎ声も見事演じ切ってみせますわ……!!その代わり、キラもクライマックスシーンでの告白絶叫、よろしくお願いいたしますわ!!」
    「ああもう!いいよ、もう!やればいいんだろ!!」

  • 95二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:04:19

    調教物ゲームとして良く出来ているしそれを除くと貴方を愛しているから必要としてますって今までの出来事を振り返りながら伝えてくるラブレターなの良いよね

  • 96二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:07:35

    >>94

    まぁ、世界救ってるんだからこれぐらいの役得はないとな、世界の救いがいもないぜ…

  • 97二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:11:28

    「あと大体キラの好みはわかりました。わたくし、頑張りますわ。たとえ全身が感度3000倍になったとしても大丈夫ですので是非ともお好きなように開発してくださいませ」
    「あれはゲームだからいいのであって、現実だとそこまでいいもんじゃないんじゃないかな……」

    ~End~

  • 98二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:30:40

    ちょいと前に「拉致った挙句に手を出そうとしてきた忌むべき相手だが、一周まわって哀れに思えた金髪童貞」から感度3000倍未遂されそうになったんよね…
    宇宙戦艦なヤマトさんが出てくる世界線で

  • 99二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:32:48

    凄いよね、前回が同人誌ネタで三部作構成だったのに対し今回はエロゲの3ルート分岐構成になってるの
    しかも同人誌でそういうノリあるよねとかそのジャンルのエロゲならそういうのあるよねみたいなラインを拾いながら本編準拠、拾う個所も前回とちょっとずらしてる
    おまけにきちんとキラが高解像度でラクスポイントを荒稼ぎしているのがわかる
    誉め言葉だというのを前提に聞いてほしいけど、スレ主は変態だと思う

  • 100二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:51:29

    今回はアスランも協力してるのか……

  • 101二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:53:02

    このレスは削除されています

  • 102二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 22:58:14

    前スレからちゃんとそれぞれのキャラの声で脳内再生されるせいで余計笑えてくる

  • 103二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:16:17

    お義母様に内容把握されてない?これ

  • 104二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:29:19

    とんでもなく高度なイチャつきを見た

  • 105二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:31:54

    そういや前回の最後になんかあったような,,,,,,,,,,

  • 106二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:33:46

    スタッフロールにいないけどパパ・キラノさんも関わっているよね

  • 107二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:37:21

    >>106

    デバッグあたりで協力してそう

  • 108細かい話24/02/20(火) 23:37:29

    ・キラなら何を作っても全部理解してくれますわ!無茶ぶりがすぎる。
    ・調教物についてはラクスが浮かれることができるような環境になったころからちょいちょいキラに貸し出しているという設定。本人がどっち側を希望しているかはお察し。一緒にプレイ云々は「せっかく貸してくれたんだし」とキラが誘った結果。なお自分で断った模様。だから自分で自分(ラクス)に欲情してもらえるエロゲを作りましたわ!なんてことをしてくれたのでしょう。
    ・バッドエンドは種本編のifモチーフ。言及していただいた方もいらっしゃいましたが、キラがラクスへの愛を口にしないまま完全に崩壊した結末と、キラへの愛を口にしないままラクスが全てに背を向けた結末。ラクスはこのあたりのシナリオを書いたとき泣いちゃってます。准将が家に帰ってきたとき飛びついてギャン泣きする総裁。わけもわからぬままとりあえず抱きしめる准将。
    ・ちらちらと垣間見えますが、キリュウのことをキラはあんまり好きになれません。自己肯定感低い准将自身ですのでそれはそう。総裁の人物観察眼が光る。そしてヒカリが「好きだからすべてを捧げている」ことにも気づくのが遅れてます。そんなところもいとおしいのでラクスポイントは加点しちゃいますわ!
    ・基本的にキラと一緒にいろいろやりたい、支えたいラクスなのですが、面倒くさがり屋で仕事もある彼は、きっとなかなか一緒にしてくれないでしょう。いややるけど。ピクニック行くけど。そこは旦那に気を使って、手軽にできて、自分の愛を伝えれるものを作ろうという熱意。さすが総裁の乙女力は桁が違った。だからと言ってnmmn同人を作るな。それがダメならとエロゲまで作るな。そしてそんな嫁をホイホイ受け入れるな。ノリノリで一緒にプレイするな。全部愛せるのお強い。
    ・どう考えても総裁一人では作れないのでお母様が頑張りました。まあラクス(モチーフのキャラ)の痴態見てキラがしょうがないか……って言える人物はほかにいないんじゃないかなと。

  • 109二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:38:41

    アスランは前回の同人誌みたいな騒ぎにならないよう身内で楽しむことを条件に協力したんやろな…

  • 110二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:40:31

    >>108

    凄く良い創作だった

    ありがとうございます

  • 111二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:44:04

    おもしろすぎた。
    これ系の話もっと見たいと思える話だった

  • 112二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:44:41

    >>108

    今回も楽しかった 

    アイッテスゴイナー

  • 113二次元好きの匿名さん24/02/20(火) 23:59:41

    この世界線のアスランはラクスを「面倒臭い女」認定しても同情がそれなりに集まりそうな予感

  • 114二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 00:05:43

    愛は偉大とは言うけれど
    この2人の間にある愛は計り知れないな
    前スレ含めて楽しかった
    スレ主ありがとう

  • 115二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 00:12:12

    シナリオからバッドエンドルートに入る条件を推測して、次プレイ時には回避できてる准将のゲーマー能力高くない?

  • 116二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 04:20:53

    同人誌作った
    ゲームも作った
    今度は自主制作アニメとか作りかねんぞこの総裁

  • 117二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 06:42:06

    自分で書いたバッドエンドifでギャン泣きして抱きしめてもらったり、nmmnを形を変えて二種も用意したり、旦那が欲しい反応と欲しい解答全部くれるのを恐らく喜んでたりでここの総裁ずっといい空気吸ってるだろうなってくらい元気いっぱいだな……
    副音声が見たくなってくる、「こういうところが可愛いのですわ」「私だと気づいてないのにちゃんとその真意を拾ってくれるんですのね」「それはそれとしてキラが私を調教するシーン……キラの好みにしてほしいですわ(乙女心)」「あら、あらあらあら(ボルテージの上がる音)」みたいに面白い本音が山ほどありそう

  • 118二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 07:06:43

    「……キリュウいらないんじゃないかな?」

    確かにキリュウに厳しいねキラ

  • 119二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 08:00:27

    >>109

    いいか、ラクス

    あくまで身内で楽しむだけ用にするんだぞ。絶対に販売とか配信とかするんじゃないぞ。

    フリじゃないからな。前の同人誌のときに本当にヤバいことになりかけたんだからな。

    …不満げな顔をしてもだめだ。カリダさんも勘弁してください。メイリン、お前もだ

  • 120二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 09:39:16

    メイリンは外伝書いててラクスにも認知されてたらこれシェアワールドとして女性陣に回ってたりしない?大丈夫?

  • 121二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 10:01:11

    完成度の高いシナリオ構成力から放たれる倒錯の極みみたいな美男美女のイチャつきはかつて接種したことない成分すぎて戸惑ってる

  • 122二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 11:31:55

    >>121

    こんなの僕のデータにないぞ!?

  • 1231 トリは必要でしょうか?24/02/21(水) 12:48:33

    「声なき闇の姫君……?伝奇もの?」
    「はい。そういった描写もかなり多いですが、本格的な伝奇小説ですわ」
    「へぇ……」
    「純愛ハードですわ」
    「純愛ハード」
    「直接的な描写にはないにも関わらずエロティックでしたわ。今後のプレイの参考になればと思いまして」
    「プレイの参考。……最近、僕の性癖が君にゆがめられてる気がするんだけど、ラクス?」
    「先にわたくしの性癖をゆがめたのはキラですわ。責任をとってくださいまし。いかがでしょうか……?」
    「いいよ。でも小説だと難しくないかな、一緒に読むの……ここに座る?」
    「まあ♪ではお邪魔して……」

  • 124二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 12:53:22

    このレスは削除されています

  • 125続きは明日か6時間後に24/02/21(水) 12:55:52

    声なき闇の姫君 ~第一章~
    とある国に住む二人の少年少女。キルク・ヤートゥとランファ・クールン。
    キルク・ヤートゥは農村に住む少年。ランファ・クールンは城に住む姫君。
    彼と彼女の道程は決して交わらないかと思われた。
    だが、ランファの乗る馬車が盗賊に襲われたことから、物語は始まる。
    キルクはズタボロの衣装を身に包んだまま、馬車に隠れるランファを見つける。
    キルクは彼女の手を引き、自分の農村に案内する。
    少年と少女の思いが交わり、穏やかな日々が続く。
    だが、そんな日々は長く続かなかった……

  • 126二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 12:58:37

    続きだとぉ!?感謝。

  • 127二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 13:49:35

    こんなの心のセッ○スじゃないか
    キラノ先生ファンとして大歓喜

  • 128二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 13:53:04

    nmmn夢ファンタジパロで心のロマンティクスするキラノ先生は豪の者すぎる…

    それはそれとしてキラノ先生の新作やったー!

  • 129二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 13:57:12

    キラノ先生の創作意欲が止まるところを知らない

  • 130二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 17:19:55

    キラノ先生ほんと好き

  • 131二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 17:22:32

    農村、穏やかな日常…耕す者…ウッアタマガ

  • 132二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 18:28:53

    >>131

    アスランは廃人となった

  • 133二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 18:40:39

    ヨメ・キラノ先生の新作待ってました!

  • 134二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 18:46:05

    「えっと、作者の名前は、マツノ・トマ・ヤラキ?聞いたことのない名前だ」
    「そうですわね」
    「伝奇、というよりファンタジーかな?ああでも、ファンタジー小説にありがちな大陸とかの地図はないんだ」
    「挿絵はありませんのね」
    「だね。本格派、ってことなのかな」
    「一人称で始まりますのね」
    「うん、お姫様……ランファの一人称で進むみたいだ」
    「キラはお姫様は好きですか?」
    「どうかな……キャラクター次第かなあ」
    「この方がキラのお気に召すといいのですけれど……ではページをめくってくださいまし」

  • 135二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 18:54:16

    暗い、暗い闇の中で、一人身動きもとれずにいる。
    樹の葉の音と、鳥の鳴く声。誰も助けに来ない。誰の声もしない。
    先ほどまでいた盗賊たちはもういない。そして、自分の知り合いもいない。
    盗賊たちが馬車を襲い。自分ひとりが生き残った。
    私には何もできない。ただ、一人耳をすませることしかできない。
    そんな中、葉が擦れる音が響く。誰だろう。盗賊だろうか。
    別にどうでもいい。どうせ、私は死なない。
    この瓦礫の中で、一人朽ち果てることすらできない。
    世界は止まっている。だから、誰が来ようとも……がら、と音がする。
    あ、と声がする。幼い男の子の声。
    幼い子供ですら押しのけれるような板の下で、自分は寝ていたのか。
    苦笑いもすることなく、自然と笑みが浮かぶ。それは喜びでもなんでもない。
    ただ、いつだってそうあれかしと望まれた結果の顔。
    それを見た少年が、怪訝に首を傾げ……
    「君は、だれ?」
    と。そう言った。
    (画像はイメージです)

  • 136二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:03:02

    「ボーイミーツガールだね」
    「そうですわね」
    「少年と少女の出会い。で、ここから……え?」
    「どうしましたの、キラ」
    「ちょっとまって!?いきなりこの子達なんか始めてるんだけど?」
    「始めてますわね?」
    「いやいやいやいや……ああそうか、年齢書いてないのか……叙述トリックかな?それにしたって、出会って数ページでいや、舌って。突起って」
    「恋から愛への発展が数ページですわね」
    「地の文で『少女と少年は触れ合いながら穏やかな日々が過ぎていった』って書いた後のシーンがこれってなんか衝撃的すぎるよラクス……」
    「純愛ハードですわ」
    「出会いのシーンより濡れ場の方が多いってどうなってるのこれ。伝奇でもファンタジーでもないよ。官能小説だよ……」
    「純愛ですわ。乙女にとっては日常より気になる少年とのあれやこれやの方が重要ですわ」
    「かもしれないけどさ……なにこれ怖い……」
    「出会って数日、そこから毎日お互いの身体を貪りあったのですわね……そして別れのシーンですわね」

  • 137二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:06:41

    >>134

    マツノ・トマ・ヤラキ

    気付けキラ、逆から読むとキラ・ヤマトの妻だ

  • 138二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:09:42

    きっと私のことを、彼はどうとも思っていない。
    あの一連の行為の意味すらわかっていないだろう。
    だけど、私は確かに彼に変えられた。私は彼を変えられただろうか。
    わからない。ただ、あの行為で確かにつながりは持てたのだ。
    彼の指とつながる赤い糸。私の小指には、赤い痕が刻み付けられた。
    これは彼とのつながり。私の……おそらくは好意と呼べるそれを、どれだけ彼が理解したかはわからない。ただ、この指に刻まれた赤い印がある限り、私は彼の命の灯を知ることができる。
    きっとそれは、この世界において、唯一確かなものなのだろう。

  • 139二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:10:13

    ヨメ・キラノと同じくらい分かりやすい名前なのに…
    というか三回目なんだから気づけや!

  • 140二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:19:01

    「お姫様の一人称は詩的だなあ……そしてここまで少年視点はないんだね」
    「そうですわね。何を考えているのでしょうか」
    「うーん……年頃だったら、まあきれいな人とこういうことができてうれしい、ぐらいじゃないかな」
    「まあ」
    「そんなものだよ。僕だって、それこそ昔は……そんな感じだったし」
    「……」
    「痛いよ、ラクス」
    「痛くしているのです。お姫様がかわいそうですわ。あれだけ熱烈に愛しあったのに」
    「結局、お互いの名前しか知らないしね……ここからの関係が重要なんじゃないかな」
    「あ、シーンが飛びましたわ」
    「少年の村が……そっか。そもそも通りすがりの馬車が盗賊に襲われるような地域だったんだ」
    「半死半生で生き延びた少年が、またお姫様と出会うのですね」
    「うん、またランファの視点だね」

  • 141二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:20:27

    嫁名義はもう使っちゃったから今度は妻名義でラクスレーベル始めるの剛腕すぎる
    止めてあげるのも……愛なのでは……?

  • 142二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:24:54

    「君は……ランファ?」
    「はい。ランファですよ……キルク」
    「僕は、いったい……」
    「ゆっくりと休みなさい。まずはそれからです」
    「ぅ……」
    (画像はイメージです)

  • 143二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:31:34

    「ケガしてるのに始めるんだ……」
    「ランファは欲求不満なのでしょうか」
    「いやあ……さすがになんかストーリー的な理由があるんじゃないかな。ランファの方がキルクより年上みたいなイメージはあるね。しかし本人視点だと、当たり前の話だけど自分についての説明があやふやだね」
    「その代わりキルクに対する愛が溢れてますわ……」
    「熱烈だなあ……ランファが一体どんな存在なのか。そこが伝奇って銘打たれた理由なんだろうけども」
    「あっあっすごいですわキラ。またランファが失神しましたわ」
    「キルクは性豪なのかな?」
    「ショタおねで逆転なしですわね!」
    「ノーコメントで」

  • 144二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:43:42

    彼は何を考えているのだろう。
    いつも、何かをじっと考えている。
    ここからどこかへ行くのだろうか。そうだとしたら、何か自分に手伝えないだろうか。
    それとも、自分が何かをするべきではないのだろうか。
    怪我が癒えたある日、彼は言った。
    「村に戻ります」
    私は驚いた。
    「何もできなくても。それでも……いかないと。ランファさん、今までありがとうございました」
    おそらく、彼は運がよかっただけだ。ここで戻れば無駄死にだろう。話を聞けば、すでに彼の村は盗賊に占拠されていて、軍の兵士たちも手出しができないらしい。それを理解できないほど愚かな少年ではないはず。
    だが、彼は戻る、とそう言った。おそらくは、村にいる人たちのために。
    彼のために。私の世界を変えてくれた彼のために、何かできないだろうか。そう思ったとき。私は彼の目の前で、自分の指の腹を食いちぎった。
    「それでは、あなたに、力を。私の血を飲みなさい」
    「え……?」
    「聞いたことはあるはずです。この国の王族の……いえ、怪物の伝承は」
    「あなたは……あなたは、誰ですか?」
    (画像はイメージです)

  • 145二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 19:54:17

    「ああ……城に住む姫君、としか書いてなかったね。いきなり怪物、と来たかあ……」
    「キルクは驚かないのですね」
    「そうだね。予想がついていたのか……違うかな、キルクにとってはそもそもランファはランファでしかないのかも」
    「……」
    「でも、血、血かあ。ランファ自身朽ち果てることすらって言ってたし、不死の力でも得てしまうのかな。あるいはランファの同族になる、とか」
    「そうみたいですわ。キルク無双が始まりましたわ」
    「そして合間合間にキスしたりお尻揉んだり繋がったりすごいな本当……熱量がすごい」
    「頭が沸騰してしまいますわ♡」
    「やめようね?さて、ランファの同族になったキルクが、その力で戦い続けて……ああ、そうなっちゃうよね……」

  • 146二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:03:54

    またラクスポイントを着実に稼ぐ

  • 147二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:03:58

    「疲れました」
    村を助けて。そのあと、彼は城の騎士として戦い始めた。戦った。戦った。戦った。
    戦って。戦って。戦い抜いて。ある日、彼はそう言った。
    「少し眠ります」
    毎日のように彼の身体を抱いた。毎日のように抱かれた。その熱は今は得られない。
    帰ってきてほしい、と毎日囁いた。そして、彼は帰ってきた。
    だけど、私とのつながりをもってしても、彼の心は癒せなかった。
    だから、休む。だから、目をつぶる。闇の中で、何も見えないように、目をつぶる。
    私のせい。私がこんな力を与えたから。私が死なない体を与えたから。私が、私と一緒になってほしいと願ったから。
    今はもう、彼は何も言わない。私は今も城にいる。彼は私の部屋で眠っている。
    (画像はイメージです)

  • 148二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:12:34

    「一切キルクの心情描写がないまま、三分の一が終わっちゃったかあ……」
    「読みにくいですか?」
    「ううん?ランファの感情がこれでもないくらいにたたきつけられているから。キルクよりずっと年上で大人のはずなのに、女の子で、いじらしいよね。かわいいと思うよ」
    「……まあ」
    「ただ、一応純愛物……のはずだったけど、ランファの一方通行に見えたかな」
    「描写の問題でしょうか?」
    「いや、キルクがランファのことを愛してたら、ここで眠ったりはしないだろうから」
    「……置いて行かれたランファのことを考えずに、という?」
    「そうだね。さて、第二部だけど、どうなるのかな」

  • 149二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:14:47

    いじらしくてかわいいとか言われて嬉しいだろうな総裁……
    いやランファだけど……マツノ先生の書いた可愛いヒロインでラクスではないけども……

  • 150二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:20:25

    声なき闇の姫君 ~第二章~
    眠り続けていたキルクは、ある日目を覚ます。
    他の王族からの襲撃。間一髪ランファを救ったキルクは、次々と襲い掛かる追手を相手に、ランファを守りながら逃げ続ける。
    だが、その前に立ちはだかったのは、月の聖女の加護を得た剣士だった……。
    (画像はイメージです)

  • 151二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:26:11

    「やっぱり、意図的に時系列をぼかしているんだ。長命だから、そのあたりは頓着しない、ということなのかな」
    「じゃあ、キルクが眠ってから……」
    「うん、どれくらい経過したかはわからない。もうキルクのことを知っているのはランファしかいないのかもしれない……あくまで想像だけど」
    「王族からの襲撃、ランファのピンチに目覚めるキルク。王道ですわね」
    「ただ、これはランファからするとうれしいことだったのか、それとも悲しいことだったのか……」
    「読み進めていきましょう」

  • 152二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:35:18

    ああ、と涙がこぼれる。
    あれほど望んだ姿が、あれほど望んだ人が目を覚ました。また触れ合える。また守ってもらえる。
    だが、それは果たして喜びの涙だったのだろうか。
    たとえ私が死んだとしても、彼には安らかに眠っていてもらうべきだったのではないか。
    ……私は、こんなにあっさりと泣くほど、弱くなってしまったのか。
    ひ、と喉を引きつらせ、崩れ落ちそうになる私を、キルクが抱き留める。
    あの頃と変わらない顔で。あの頃と変わらない声で。
    「大丈夫」
    と。私を安心させるように、そう言った。
    (画像はイメージです)

  • 153二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:45:24

    このレスは削除されています

  • 154二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:46:05

    わー、月の聖女まで出てきちゃった…
    運命の勇者さんと一緒に抗議してもいいんじゃないっすか
    (描く側のほうで同人クイーンだったら運命の勇者さんがご愁傷様だけど)

  • 155二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:47:04

    「……辛いですわね」
    「ランファは……そうだね」
    「キルクも」
    「キルクは、いや……どうだろう。辛い、というより……」
    「辛いというより?」
    「ランファのことを守る以外のことを考えていないんじゃないかな」
    「と、いうと?」
    「今のキルクには……少なくとも、起きたばかりのキルクにとっては、ランファが世界のすべてだ。眠っている間ずっと一緒にいてくれたランファしか、今のキルクには見えていない」
    「愛、ですか?」
    「そうだね。そうだと思う。でも、キルク自身は気づいているのか、わからない」
    「……ここからは、逃避行が続きますのね」
    「そうだね……第一章より、睦みあう描写も心なしか寂しげだ」
    「ずっとランファは泣いてますわね……」
    「うん……他の王族からの追手を撒いたところで、他の剣士がキルクに戦いを挑むんだね」
    「飛鳥の剣の使い手、シュウですわね」
    「さて、百戦錬磨で、しかもランファと同族のキルクとどうやって戦うのか」

  • 156二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 20:51:13

    >>155

    またポイント稼いでる……

  • 157二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:04:36

    このレスは削除されています

  • 158二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:06:48

    崖の上で、私を背に守りながら、キルクが剣士と戦っている。
    「うそ」
    信じられない。キルクが追い詰められている。
    明らかにキルクの方が強いのに。相手はただの人間なのに。
    飛ぶ鳥を落とす、と呼ばれる飛鳥の剣。その剣技は、まるであらかじめ決められた手筋をなぞるかのように、キルクを追い込んでいく。
    「いや」
    きいん、と音が鳴る。キルクの手から剣が弾き飛ばされた。
    「父さんの、仇ッ……!!」
    詰みだ。私には、見ていることしかできない。
    私を含めた、この国の王族。彼らは、不死の命を持っている。
    だが、この国の王は数十年ごとに入れ替わっている。その理由が、飛鳥の剣士の持っている剣。月の聖女の加護を受けた剣。
    不死を終わらせる剣がキルクの心臓を貫く。尋常ではない量の血しぶき。
    「いやぁああああああああああ!!!」
    絶望する私と違って、キルクはまだ動く。
    心臓を貫いた剣をそのままに、彼は私を抱えて、崖から飛び降りた。
    (画像はイメージです)

  • 159二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:19:18

    何故か飛鳥の剣士の剣戟が鮮明に脳内再生されるんだ
    まるで劇場の大きなスクリーンでつい最近見たことあるかのように

  • 160二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:22:38

    「死なないで、死なないでっ……!!」
    あれほど戦ってほしくいない、戦うぐらいなら安らかに眠っていてほしいと願っていたのに現金な、とどこかで冷静な自分が思う。
    剣は抜いた。だが、血が止まらない。そもそも心臓がつぶれていたらどうにもならない。
    「血、血、じゃ、たり、ないっ……!!」
    そう叫び、何か、何か、とさまよう手を、彼がとる。
    「大丈夫」
    「大丈夫じゃ、ない、でしょぉっ……!!」
    なんでそんな。私のために、なんでそんなに傷ついて。
    「大丈夫、だから……」
    小指の赤痕が力を増す。キルクの血がとまり、呼吸が穏やかになる。理由はわからない。
    血まみれの彼の前で、私は泣いた。
    (画像はイメージです)

  • 161二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:24:06

    今更なんだけどヒカリの由来が分からない

  • 162二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:33:52

    >>161

    ラクス→ルクス→ヒカリだと思う

  • 163二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:52:13

    「慢心だね。負けるはずがないと思っていたんだ。キルクも、ランファも」
    「不死の力があるから、でしょうか?」
    「うん……でも。そもそも、飛鳥の剣士、シュウがキルクより単純にずっと強かったのかもしれない」
    「そうでしょうか。ランファは……」
    「ランファの視点の話だからね。そこはなんとも。噓でしょこのシリアスシーンでまた始めたんだけど……情緒が行方不明になってる……え?これもしかして傷を治すためにやってるの?」
    「命の危機を乗り越えると男女は盛り上がりますわ!粘膜接触で愛注入ですわ♡」
    「え、そういう感じ?もしかしてキルクが傷つかなかったから淡泊だったの?うそでしょ……?というか、キルクもランファもお互い好きとか言ってない気がするんだけども」
    「さあランファの愛で傷も癒えて飛鳥の剣士と再対決ですわ!」

  • 164二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:52:22

    キラノ先生君は誰好きすぎだしキラはそれで気づけ!!

  • 165二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 21:54:28

    君は誰とかあなたは誰とかリリーナ様も言ってるしボーイ・ミーツ・ガールの定番展開だからしょうがないよねしょうがない

  • 166二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:03:51

    「あのときは単純に飛鳥の剣士のほうが強いしキルクの慢心でしょ」とバッサリなあたり、キラさんやっぱ戦士の素質あるよねえ…皮肉なことだが

  • 167二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:06:20

    キルクもランファもお互い好きとか言ってない気がするんだけども
    お前それが20年越しの呪いと祝福になったんだぞ

  • 168二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:17:44

    このレスは削除されています

  • 169二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:20:03

    「なんなんだよっ!!あんたは!!」
    剣戟の音が響く。闇夜の中、剣が火花を散らす。
    夜の闇の中では、只人は目が利かない。そのはずなのに、飛鳥の剣士はキルクの剣を捌いていた。あれも剣術に熟達した者のなせる業だろうか。
    キルクは私を守ることに専念しているようだった。
    「くそっ……!!」
    「悪いけど、その手には乗らない!」
    キルクは隙をついて飛鳥の剣士を蹴り飛ばす。そしてまた、私を抱えて闇夜に舞う。
    「……どこへ逃げるの?」
    「どうしよう……かな」
    少年らしい、高い声で、彼は呟く。一体、この逃避行をいつまで続ければいいのか。私にはわからなくなっていた。
    (画像はイメージです)

  • 170二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:36:21

    このレスは削除されています

  • 171二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:41:56

    「キルクとランファへの追手が、ここで途絶えるんだね」
    「ええ、ランファに追ってを差し向けていた王族が、他の王族から攻撃されたみたいですわ」
    「……そもそもランファってなんで追われてたんだっけ」
    「ここで説明がでてきますわね。キルクみたいに、ランファの血を取り込むと強大な力を得れるからみたいですわ」
    「いや、どっちかっていうとあれって……」
    「どうしましたの、キラ?」
    「……ううん、あまりに馬鹿らしい思いつきだから言うのはやめておくよ。どちらにせよ、そうすると今度は飛鳥の剣士とか月の聖女の立場が悪くなるのかな?」
    「そうですわね」
    「さて、キルクはどうするか……ああ、そうなるのか。彼の戦う動機からすると、それもありうるのかな」

  • 172二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:48:01

    キラノ先生といいヤラキ先生といい、アシュタルトやら飛鳥の剣士やらをちゃんと強い奴として描いてるのがなんかいいな
    大好きな主人公の面目を立たせようとして不自然なフォローを入れたりはしないというか

  • 173二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 22:51:13

    「やめて、もう逃げて!!シュウ!!」
    「うるさい!ここでお前だけおいて逃げられるかよ!!」
    聖女を守りながら戦う、飛鳥の剣士。彼は、ランファの血を取り入れたキルクほどではないが、只人のシュウを追い込むには十分な戦力で囲まれてしまっていた。
    逃げ場はない。そう思われたときだった。
    「……は?」
    ぽかん、とシュウが口を開ける。彼の周りにいた暗殺者たちを切ったのは、かつて彼が仇と追いかけた相手。
    「なんで……」
    そういったシュウに、キルクが応じる。
    「君の姿は、僕に似ているから……」
    静かに、彼は剣を抜いた。
    (画像はイメージです)

  • 174二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 23:03:28

    >>172

    事実として超人なのは否定できないが、ときには負ける現実をも含めても愛してるからね

    最強無敵のヒーローだと幻想視・現実逃避してしまうのは戦乙女(わるきゅーれ)さんや、かつて彼に負担をかけすぎてしまった友の過ちと一緒ゆえ

  • 175二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 23:05:22

    このレスは削除されています

  • 176二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 23:07:47

    「かつてのライバルに助力する展開ですわ!」
    「動機はわかるね。キルクもシュウも、守りたい人がいるから戦っている。だから、助ける……かな。あるいはキルクの血をシュウが浴びたことで、なんらかのつながりができたのかもしれない。でも、ここで一区切りかな」
    「え、なんでですの?」
    「ランファの視点ではなくなってる。つまりそれは、キルクの側にランファがいない、ということじゃないかな」
    「そういえば、第二章では、最初からずっとキルクがランファの側にいましたわ」
    「となると。厄介な護衛がうまくいなくなった今、他の王族にとってはランファの身柄を確保するチャンスだね。本当に守るべきものを見誤ったか。それとも、キルクの望みにランファが応じて、ランファが足手まといになりたくないと城に残ったか。微妙にすれ違っている気はしてたけども」
    「キルクが城に戻ってきたときには、城にはランファがいませんわ……」
    「第三章、これが終章……だよね」

  • 177二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 23:17:31

    声なき闇の姫君 ~第三章~
    キルクが城に戻ったとき、そこにランファはいなかった。
    失意のまま、城を彷徨うキルク。
    なんのために生きているのか。なんのために戦っていたのか。
    ただ、そのことだけを彼は思い返す。
    (画像はイメージです)

  • 178二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 23:25:37

    SEEDシリーズ再構築、すげぇなまとまってるし、わかりやすい

  • 179二次元好きの匿名さん24/02/21(水) 23:37:10

    「さて、第三章だけど」
    「囚われの姫君を助ける王子様ですわ!!」
    「キルクは守るべきものを守れなかった。じゃあどうするか……助けにいくしかないよね」
    「殴り込み、ということですわね」
    「戦力は足りるのかな、とか、どうやって居場所を知るのか、とか。ただランファを守ってるだけしかしていなかったキルクには少し重荷だね」
    「……キラはキルクに対して辛辣ですわね」
    「そうかな……事実を述べたつもりだけど。そもそも、今のキルクは立ち上がれるのかなって」
    「え?」
    「疲れて、目が覚めて。それから、ずっとランファを守ることしかしていなかった彼はどうやって動けばいいのか、自分で決められるのかなって、ね……とりあえず読み進めようか」

  • 180二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 01:12:08

    肝心なところで鯖落ち…

  • 181二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 03:07:41

    運営さぁ…

  • 182二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 03:55:04

    フリーダムをよく剣って表現するからかすごいスムーズに受け入れられるなあ

  • 183>>179の画像はこちらと同じ24/02/22(木) 04:01:07

    「おい、何やってんだ、あんた」
    「君は……」
    「ボケっとして。こんなところで何やってんだって言ってるんだよ!!」
    「……わからない」
    「何がっ!!」
    「わからないんだ。僕が何をするべきなのか」
    「あんた……こんな……」
    「僕は、いったい、何をするべきなんだ……?」
    (画像はイメージです)

  • 184>>179の画像はこちらと同じ24/02/22(木) 04:12:08

    「え?キルクの視点ここで挟むんじゃないの?」
    「どうしたんですの?」
    「いや、普通に考えれば、ここはキルクの内面描写でしょ……えぇ……。ごめん。ラクス、ちょっと読み返していいかい?」
    「どうぞ、キラのしたいようになさってくださいな」
    「うーん。これは、どうなんだ?不自然な気がする。なんで、ここでキルクの視点を挟まない?ここまで徹底して排除する必要あったかなあ。いや、いや。でも……」
    「でも?」
    「必要ない、のかな?わかりやすくはあるし、そこまで理解しにくいわけじゃない」
    「え?」
    「ただ、読者に一任する、というのはかなり……うーん。読者を信頼しすぎじゃないかなあ」
    「……信頼」
    「うん。キルクの思考はわかりやすい。単純だ。さっき僕が言った通り、守るためだけに戦う。それが今のすべてだ。ただ、彼は子供なんだ。子供のころに、ランファと出会い、ほぼその面影が……幼い面影が消えない状態で、ランファと同じ存在になった。おそらくは、そこで成長が止まっている」
    「ああ……確かに、度々幼い、という表現がされておりましたね」
    「愛、というものも、与えられたという側面が非常に強い」

  • 185二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 04:28:44

    「そうなるとどうなるか。キルクにとっては、まだランファは完全に理解できていない人なんだ」
    「え……?」
    「そりゃそうだよね。すごい綺麗で、可愛くて、いじらしい、大人の女性が、熱烈に自分を愛してくれている。体まで捧げてくれて。どうして?ってなるよ……だけど、その理由すら考えられぬまま、戦った。多分、最初は村を守るために。そしてそれ以降はランファを守るために」
    「確かに、ランファに血を与えられて以降は、ほとんどランファと体を重ねるか、眠るか、戦うかしかしておりませんわ……」
    「だからこそ、キルクは、自分がランファを愛している、ということを理解しなければいけない。そしてそれ以上に、ランファが自分を愛してくれていることを」
    「ランファがキルクを、愛してくれている」
    「キルクは自分の戦う意味を考えなけりゃいけない。とっくに答えは出てるんだ。愛に理由なんて必要ない。理由があるから、愛しているんじゃない。愛してるから……守りたかったんだ。一緒にいてほしかったんだ。愛してなきゃ、あんなに必死に彼女のために戦わない。愛してなきゃ、あんなに彼女の思いに応えない」
    「愛しているからこそ……戦っていた……」
    「うん。愛に経緯はある。死から救われた。力を与えられた。体を重ねた。眠っている間もずっと一緒にいてくれた。でも必要だから、意味があるから今愛しているんじゃない。愛しているから……たとえ最初は一方通行だったとしても、今は確かにキルクが愛しているから、守っていたんだ。でも今、キルクはそれがわからなくなっちゃっている」
    「だから、動けなくなってしまった……?」
    「うん……わかりやすい。本当に」
    「……わかりやすいですか」
    「うん……どうしたの?とくにそういうシーンないけど顔真っ赤だよラクス」
    「ええ。なんでもございませんわ。読み進めましょう。キルクが自分の愛に気づくかどうか」

  • 186二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 04:40:52

    「あんた、こんなに、若かったのか……?まるで、俺より、年下じゃないか」
    「うん……ランファに血をもらったのは、戦い始めたのは、まだ、子供のころだったから」
    「こんな、体で、ずっと……?」
    「大丈夫。これでも、もうずっと力は大人よりある」
    「……そうじゃねえよ」
    「でも……そうだね。僕はなんでこんなところで、こんなことをしているんだろう」
    「ちっ……!!言っただろう、あんた!!俺はあんたに似ているって!!」
    「うん……」
    「だったら!!守れよ!守れなかったんなら、取り戻しに行けよ!!好きな女を守るために戦ってたんだろう!!あんたは!!」
    (画像はイメージです)

  • 187二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 04:48:30

    「ああ、シュウがスーッと効くね。これはいい」
    「キルクの思いを代弁してくれた?」
    「そうだね。キルクはシュウが自分に似ていると思ってたけど、それがどうしてだかわかってなかった。聖女とシュウの関係はそこまで細かく描写されてなかったけど、ここでシュウ自身の言葉として出されることではっきりする」
    「描写は必要ない、と?」
    「十分、とは言わないけどね。正直キルクとランファのなんやかんやに紙面を取りすぎじゃないかなあとは思うよ……回想があったら、キルク側の視点でのなんやかんやを書いてたんじゃないかな、この作者」
    「なるほど、その手が」
    「さて、シュウに自分の思いを気づかされたキルク。じゃあどうやってキルクがランファを助けるか。どうやって彼女の居場所を突き止めるか。まあそれは語るのも野暮かな。概ね検討はつくけど」
    「キラはなんだとお考えですか?」
    「一つしかないよ。ランファの愛……キルクの命をつないだ、ランファが与えたものだね」

  • 188二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 04:57:37

    「ああ、そうか。そうだね。そうだ……ありがとう。そうだね。ランファを助けに行かなきゃ」
    「おい、あんた本当に大丈夫か?ちょっとボケてるんじゃないか……?」
    「失礼だなあ……それとあんた、じゃないよ。僕はキルク。キルク・ヤートゥ。どうせランファ以外は僕の名前は呼ばないけど」
    「お、おう。キルク……さん?俺はシュウだ。ただのシュウ」
    「よろしく、シュウ」
    「で、キルク……さん?キルク?どうするんだ?あの姫様の場所はわかるのかよ」
    「僕とランファは赤い糸で結ばれている。近くに行けば、わかるよ。ただ、大まかにどこに行けばいいのかはわからないけど……」
    「なら、それは俺が案内する。人を散々こき使った挙句、他の奴らに攻められたら掌返して、一緒に切り捨てようとしてくるやつらには、相応の礼をしてやらないとな……!」

  • 189二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:02:37

    「一転攻勢ですわ」
    「作者ノリノリだ……にしても、この飛鳥の剣士……シュウって、どこかで見たような」
    「気持ちいいぐらい敵を倒していきますわ」
    「やっぱりキルク以上にシュウが強いなあ」
    「そうですか?」
    「あ、追手を食い止めるためにシュウが残るシーンだ」
    「ここは俺に任せて先に行け!ですわね」
    「それはシュウが死んじゃうかなあ……」

  • 190二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:14:40

    月光の下で、二つの影が疾駆する。
    一つは飛鳥の剣士、シュウ。そしてもう一つは姫君の守護者、キルク。
    彼らが振るう剣に、兵士たちは刃を合わせることすらできない。
    刃と鎧の擦れる火花は散るが、刃と刃は重ならない。
    次々と敵を打倒し、城門すら飛び越えていく。
    「案内はここまでだな。俺はここで大暴れしてから逃げ出す。あんたも上手くやれよ?お姫様の場所はわかるんだろう?」
    「ありがとう」
    「……調子狂うな。じゃあな、死ぬなよ、あんたも」
    「うん、ここは任せる……シュウ」
    「おう……任された!!」
    (画像はイメージです)

  • 191>>195超えたら次立てます24/02/22(木) 05:20:37

    「うわあすごい、シュウが分身はじめちゃった」
    「無法ですわね。一人だけ違う世界で戦ってますわ」
    「実際、キルクを倒したわけだしね。それぐらい強くてもいいんじゃないかな」
    「キルクがランファの居場所を突き止めて……やっとランファと対面ですわ」
    「これは……ああ。なるほど。ここで、こうキルクの視点を使うのか」

  • 192>>195超えたら次立てます24/02/22(木) 05:27:22

    彼女とのつながり。それは、彼女の血。
    かつて初めて彼女と出会ったときに結ばれた赤い糸。
    そして、自分の中に流れている血が彼女の居場所を教えてくれるからだ。
    だが、見つけた彼女は、よく知っている彼女とは違っていた。
    小さい。本来の彼女より、明確に小さい。
    それは、念入りに動けないようにされた結果。
    四肢が、ない。目が、つぶされている。鼓膜も、破られているかもしれない。
    自分の心が冷えていく一方、やっと会えた、という安堵が心を満たす。
    小さくなった彼女に、僕は手を伸ばした。
    (画像はイメージです)

  • 193>>195超えたら次立てます24/02/22(木) 05:35:54

    なにも聞こえない。なにも見えない。
    動けない。何も感じられない。
    世界とのつながりを閉ざされた状態で、私は闇の中にいる。
    静か。木の葉の音さえない、静寂。
    体を吊るす鎖の感触だけが、今の私のすべて。
    血を得るために、あいつらは、私の目を、腕を、足を、奪っていった。
    でも、あんなもの、何の意味もない。たとえ、私の血肉を得たとしても、私の力を得ることはできない。
    私が伴侶と認めた相手しか、私の力を得ることはできない。無駄なこと。
    ……別に、闇の中で一人でいることは苦しみでもなんでもなかった。
    ずっとそうだったから。ただ、一つ、心残りだったのは。
    ……こんな体では、もうキルクを抱きしめることすらできない。
    ……こんな肉塊では、もうキルクは私が私だとは気づかないだろう。
    それだけが悲しい。冷たい鎖の感触と、風だけが私のすべて。
    だった、はずなのに。覚えのある、匂いがした。覚えのある、熱が、私に触れた。
    (画像はイメージです)

  • 194>>195超えたら次立てます24/02/22(木) 05:38:51

    「ああ……これは、確かに」
    「言ったではありませんか。純愛ハード、ですわ……」
    「全部、ちゃんと意味があったんだね。あれだけ、この作者が熱心にそういうシーンを書いてた理由がわかった気がする」
    「あ、キラ……?」
    「ごめんね、ちょっとだけ」

  • 195二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:42:46
  • 196二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:48:17

    トリは必要ですかでお出しされた続編でスレ埋まって次スレに移行するのは草
    総裁の筆が止まらない……!
    あとシンはもっかい訴えていいよって思ったけどこんなかっこよく書かれてたらなんか素直に喜びそうだな……

  • 197二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 05:56:24

    キラノ先生はまだ自重があった
    マツノ先生欠損はやりすぎですよ!
    いやまぁそうなっても愛してもらえるって確信があるんだろうけど

  • 198二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 06:01:44

    目や喉潰されてもラクスはラクスだ!なんてことを言われて有頂天になった結果自分モデルのキャラが目や喉を潰されてそれでも愛されてる姿を書くの、浮かれポンチに拍車かかってるなあ

  • 199二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 07:51:08

    これ遠回しなラブレターだよ

  • 200二次元好きの匿名さん24/02/22(木) 08:26:25

    鯖落ちしてたんで寝て起きたら結構進んでいて驚いた
    せっかくなんで埋め

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