【🎲/閲覧注意】日常で出会うそこはかとないホラー.2.5

[1 1 24/02/21(水) 03:39:51]

スレタイ通り一味がそこはかとないホラーに出会うスレ
展開はダイス次第その結果が後々に響くかもしれない
時間軸はジンベエ加入後～エッグヘッド前くらいのはずもしくは謎時空
ゆっくりまったり進行

画像探してる間に前スレ落とした
気がついたら時間が過ぎてたこれはホラー

[2 1 24/02/21(水) 03:40:36]

前スレ

【🎲/閲覧注意】日常で出会うそこはかとないホラー.2｜あにまん掲示板

最初のスレ

【🎲/閲覧注意】日常にそっとホラーを忍ばせる｜あにまん掲示板

[3 1 24/02/21(水) 03:41:08]

※多少の一味の日常に捏造が入る予定
　スレ主は原作と映画数本とアニワン半分程度しか見てないのでそれ以外の媒体の情報はスレ内に入らない

前スレ続きからやってく

[5 1 24/02/21(水) 03:54:08]

3.ゾロ

「本当に何もねェ船だな…」
代わり映えのしない廊下にいい加減うんざりしたゾロは愚痴る。小さな篝火が等間隔に並んでいるだけのひび割れたり穴の開いた廊下、壁、天井、部屋。潮風で腐って湿気って籠もった匂い。
「もう飲んじまうか、これ」
担いでいた蛇入りの瓶を目の前に掲げる。2頭の蛇の白濁した目は死んだ魚のそれと同じだった。この場にチョッパーがいたら衛生面と毒性への懸念で悲鳴を上げただろう。しかしゾロからすればここまで飲まずにいたこと自体がかなりの我慢とも言えるわけで。そこから蓋を閉める紐に手がかかるのは秒だった。
「ん？…固いな」
ぐ、と引っ張っても解けない。紐が解けなければ蓋が外れない。船がこんな風になるまで放置されていた瓶の紐なのだから劣化して引きちぎれてもおかしくないのに、ゾロが力を入れてもそんな気配は全くなかった。
「…斬るか」
自信の技量なら瓶の1首のつや2つ、綺麗にスパッと斬ってやる。そう呟いたゾロが刀に手をかけた時。
ｷﾞｨ､ｷﾞ――ｯ…　ｸﾞﾗｯ
「ぅお」
ｺﾞﾄﾝｯ　ｺﾞﾛｺﾞﾛ…
「あっ、おい！」
波に煽られたのだろうか、急な船の大きな揺れにバランスを崩したゾロの手から瓶が放れ、床に落ち、そのままゴロゴロと廊下の向こうに転がっていく。
「ちょ…待て！」
ゾロは反射的にそれを追いかけた。そうして必然的に入り込むことになる。薄暗い廊下の、更に奥まで。

[7 二次元好きの匿名さん 24/02/21(水) 03:56:19]

おつ

[8 1 24/02/21(水) 03:57:23]

次

1.ナミ　2.ウソップ　3.サンジ　4.ブルック　5.ジンベエ

dice1d5=2 (2)

[9 二次元好きの匿名さん 24/02/21(水) 05:32:20]

保守

[10 二次元好きの匿名さん 24/02/21(水) 07:47:09]

10まで埋めんとまたすぐ落ちるえ

[12 1 24/02/21(水) 09:11:54]

>>10　圧倒的感謝

[13 1 24/02/21(水) 09:13:47]

1.ウソップ

約一名を除いて意気揚々と廃船に乗り込んでいった仲間達を見送って、待機組は一息ついた。サンジはナミのために紅茶を淹れに行ったし、たぶんおやつも作るだろうことを見越してウソップは甲板に残っている。ほどなくサンジがダイニングから出てきてビーチチェアに腰掛けるナミに紅茶とおやつを振る舞い始めた。そして目論み通りウソップ達の分も用意してくれたいたサンジは籠に詰め込んだプチパンを持ってブルックとジンベエの元に届けに行った。
2人は舵輪の辺りで廃船を見上げて難しい顔をしていた。
「お～い2人とも！おやつだぞ」
「む、すまんのうウソップ」
「おやおや、これはパンですか？なんとも可愛らしい」ﾖﾎｯ
そのまま籠を囲んで3人で甲板に座り込む。そして話題は当然目の前の廃船に流れた。
「しかし何なんだろうな、この船　…あ、ソーセージだ、うまッ」
「無人でただ海を彷徨い続ける廃船…なんだか私、親近感を覚えます…おやカスタードクリーム！美味しい！」
「沈没船は海の底なら時々見るが、造りからしても相当古い船じゃろうによく沈まずにおるもんじゃ…む、焼きそばじゃな」
不気味な巨大廃船を前におやつを堪能している度胸は完全に大海賊のそれ。どこの海の船じゃろうな大砲があるし海賊だったのかな商船でも海賊を警戒して大砲を積むことはありますよでも商船でこの大きさの船なら相当の規模だぞそれなら積み荷を狙って海賊に襲われたのかもしれんな何年漂ってるんだろうな相当長そうじゃのういやいや漂流期間だったら私負けませんよ。
「いや何の勝負だよ…って、あれ」
話しながら籠に手を伸ばしたところ、いつの間にかプチパンは全部無くなっていた。おやいつの間に、美味かったからつい手が進んでしもうた、と笑う2人の横でウソップは首を傾げる。
「あと一個か二個はあったと思ったんだけどなァ…？」

[14 二次元好きの匿名さん 24/02/21(水) 09:13:56]

ゾロかファンタジスタしそうで探索系の話はそわそわしてしまうわ

[15 1 24/02/21(水) 09:15:01]

次

1.ルフィ　2.ゾロ　3.チョッパー　4.ロビン　5.フランキー　

dice1d5=3 (3)

[16 二次元好きの匿名さん 24/02/21(水) 09:33:22]

話に関係ないけどパンうまそう

[17 二次元好きの匿名さん 24/02/21(水) 20:16:41]

期待

[18 1 24/02/22(木) 01:20:06]

2.チョッパ－

転がった動物の死骸を見て思わず叫んで逃げたチョッパーがふと我に返った時には、もう自分がどこにいるのかわからなかった。廃船内ではあるのだが、現在位置が船のどの辺りなのかさっぱり検討もつかない。先ほどの場所よりもさらに壁や天井が劣化して腐っているしなんなら苔どころかどこから伸びてきたのか根まで這っている。シンプルに怖い。
どうやってここまで来たんだっけ？右に曲がった気もするし階段を上った気も降りた気もする。扉…いや壁に？開いた穴を突っ切った気もするし誰かに呼ばれた気もする。もしかして仲間達の誰かの側を通り過ぎただろうか。しまった、そこで立ち止まってそのまま一緒に行動したかった。
誰かさっきの自分の声に気づいてくれないだろうかと耳を澄ますが、聞こえるのは木材の軋む音とさらに遠くに波の音だけでチョッパーは項垂れる。
「迷って出られなかったらどうしよう…」
考えるだけでゾッとする。そうなったら最悪、ゾロじゃないが天井をブチ抜いて船上を目指すしかない。船が壊れない程度の威力で。
そう覚悟したチョッパーが立ち止まっていても仕方ないので先に進み始めた頃だった。
…ﾊﾟ~、ｵｰｲ
「あ！！」
軋み音に混じって、誰かが自分を呼んでいるのが聞こえた。誰だ？と反射的に聴覚に意識を集中する。
ﾁｮｯﾊﾟｰ、ｵｰｲ…
「…ルフィ！」
頼れる我らが船長だ。ホッとして、チョッパーの表情がパッと明るくなる。声は廊下のずっと向こうから聞こえているようだ。
やっぱりさっきの声を聞き留めてくれたのだ。いや、もしかして通り過ぎたのがそもそもルフィだったか？そうかも。だってフランキーほど大きくなかったしロビンなら腕を咲かせて自分をつかまえただろうしゾロは…追っては来れなかっただろうし(迷子的な意味で)。
「ルフィ～～～～～～～～～！！！」
躊躇うことなくチョッパーは駆けだした。薄暗い廊下のさらに奥に向かって。

[19 二次元好きの匿名さん 24/02/22(木) 02:36:20]

それは本当にルフィなんですかね？

というか！
廃船側は日常描写がないせいで普通にホラーなのでは？？

[20 二次元好きの匿名さん 24/02/22(木) 03:38:24]

>>19

思ったんだけど「日常で出会うそこはかとないホラー」だから「ホラー＝廃船」だった場合、廃船内は全部ホラーなのでは

廃船のホラーがそこはかとないレベルなのかは知らん

[21 1 24/02/22(木) 13:06:03]

次

1.ルフィ　2.ゾロ　3.チョッパー　4.ロビン　5.フランキー　

dice1d5=2 (2)

[22 1 24/02/22(木) 13:06:17]

あちゃー

[23 二次元好きの匿名さん 24/02/22(木) 14:09:21]

またゾロ最速じゃないか

[24 二次元好きの匿名さん 24/02/22(木) 18:57:19]

あちゃーってなんだあちゃーって

[25 二次元好きの匿名さん 24/02/22(木) 19:55:08]

またゾロ！！

[26 1 24/02/22(木) 23:26:45]

4回目なんでゾロOUT

[27 二次元好きの匿名さん 24/02/22(木) 23:46:44]

>>26

何が？何がアウト？何が？

[28 二次元好きの匿名さん 24/02/23(金) 10:23:12]

ｷﾞｨ…ｷﾞーーー…

[29 二次元好きの匿名さん 24/02/23(金) 10:49:57]

>>26

これもしかしてダイス当たれば当たるほどやべー方に進んでいってるのか？

ゾロ大丈夫だよな？大丈夫だと言ってくれ

[30 二次元好きの匿名さん 24/02/23(金) 22:31:56]

すぐにマズいことにはならないよな？
……ならないよな？

[31 1 24/02/23(金) 22:36:00]

4.ゾロ

ｺﾞﾛｺﾞﾛ…ｺﾞﾝｯ　ｺﾞﾛｺﾞﾛ…
「くそ、ちょこまかと…！」
船の揺れのせいで落とした蛇入り酒瓶を、ゾロは薄暗い船内を小走りに追っていた。船の揺れが絶妙に瓶を転がし足を掬う。歩き辛いったらない。そうして揺れて揺られて瓶を追いながら船の中を進んでいった。右へ曲がり左へ曲がり降りて登ってまた曲がって…。
しかしさすがに廊下の突き当たりに瓶がぶつかるところまできて、やっとゾロは瓶を確保した。
「ったく、手間取らせやがって」
瓶の中の蛇をぎろりと睨むが当然反応はない。まぁいい。
「ところで、ここはどこだ？」
顔を上げると薄暗いのは変わらず、しかし先ほどまでより狭い廊下だった。まあ突き当たりまで来たんだから戻ればいいだけの話だ。そう思い突き当たりの壁を一度振り返ったところ。
「…ん？こいつは…扉か？」
薄暗くて見逃したが壁だと思っていた突き当たりは扉だった。手を当てると向こう側に空間を感じる。厚い壁などではない。
試しに入ってみようと扉に手を添えた時、背後に気配のようなものを感じた。こんな距離まで気づかないなんて――と考えるより先に抜刀しつつ振り返ったゾロが見たのは。
「は」

大きなライオンの頭。
と、やたら歪なシルエット。

その誰かにドンッと胸を突き飛ばされたゾロは、勢い余って扉に背を打ちつける。はずだった。
ﾄﾞｯ　ﾊﾞｷｯ
その扉も例に漏れず随分古くなっていて、ぶつかったゾロを支える事もできず砕けた。いや、砕けただけならいい。
木の板が割れる感触を背中に浴びたゾロが次に感じたのは浮遊感。そして控えめな明かりとひやりとした霧。
「はっ？」
気がついた時にはゾロは、廃船から放り出されていた。あの扉の向こうはそのまま「外」だったのだ。ﾋｭｯ、という風をきる音が聞こえ、それが自分が落ちる音だと理解したゾロは。

「はァァァァァッ！！！！？」

何が起こったのかもわからないまま、数十メートルも落下した。
ザッパーン、という音と共に、大きな飛沫があがった。

[32 二次元好きの匿名さん 24/02/23(金) 22:54:53]

OUTって物理的にOUTかよ
落ちたのゾロだったのが不幸中の幸いか
能力者連中だったらやばかったな

[33 二次元好きの匿名さん 24/02/23(金) 23:03:30]

物理的なOUTはずるい

[34 1 24/02/24(土) 01:14:49]

嘘は言ってないのだよ

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=2 (2)

[35 二次元好きの匿名さん 24/02/24(土) 10:07:42]

このダイス2ばっか出しやがる

[36 二次元好きの匿名さん 24/02/24(土) 16:25:23]

ホントだ2率すごい

[37 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 04:21:43]

ほしゅ

[38 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 14:04:23]

アウトが結果として脱出になってる？

[39 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 22:17:32]

待機

[40 1 24/02/26(月) 09:55:57]

3.チョッパー

「ルフィ～～！」
薄暗い廊下にチョッパーの声が響く。さっきまで聞こえていたルフィの声が途切れてしまった。
「ルフィ速いからなァ…もうどこか行っちゃったのかな」
追いつけなかった、としょげるチョッパー。その耳に、人間の耳では拾えないくらい小さな声が聞こえてきた。
「ん？…誰かいるのか？」
言葉として聞こえるほどの大きさではない。ただ"声"ではある。
「こんな廃船に、動物でもいるのか？」
例えばネズミのような小さな動物なら、まだ人がいた頃にどこかで入り込んで住み着いていた可能性もある。積み荷に保存食があれば、ネズミなら人間より遙かに長く食いつなぐ事もできるだろう。とはいえ船がこんなになるほど長く生きられるのかというと、まず無理なはずだ。
なら別の、たまたまこの廃船を止り木にした鳥でもいるのだろうか？いや、この声は鳥のそれではない。
――じゃあ、誰だ？
耳を澄ませてチョッパーはその声に集中する。しかしやはりその声は形にはならなかった。獣が低い唸り声をあげている様に近い。声の出所を聴覚で探って、ふいにチョッパーは気づいた。形にならない1つの声だと思っていたそれを構成しているのは…。
「ッ…！」
ゾワッとして、チョッパーは足早にその場を去った。聞こえる声から逃げるように。
聞き間違えだ、あり得ない。そんな事を考えながら小走りに進むチョッパーの顔色が悪い。だっておかしいじゃないか、あり得ないじゃないか。

こんな廃船で、何十もの獣の声が聞こえるなんて。

[41 1 24/02/26(月) 14:31:57]

これ以上2が続くことはないと信じて

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=3 (3)

[42 二次元好きの匿名さん 24/02/26(月) 22:57:22]

保守

[43 1 24/02/27(火) 08:49:07]

1.ロビン

ｻﾞｰｰｰﾝ…ｻﾞｻﾞｰﾝ…
ｷﾞｨ…､ｷﾞｨ…
波音と軋みの音を聞きながら、ロビンは苔むした木板の上を歩いていた。大きな船だったがこの辺りかと当たりをつけて探せば、時間はかかったが目的の部屋は見つかった。
「航海日誌、海図、資料…記録の保管室はここね」
この船がどこからきてどんな海を渡りどうして今ここにあるのか。特に航海日誌があればその理由もわかるだろうとロビンは日誌の保管場所を探していたのだ。できれば船長室も探したい。海賊船でも商船でも客船でも、船長室にはこういった記録がある事が多い。もっとも自分の船長はそんなものつけないが。
さて、ロビンが見つけたその部屋には船の規模に対しては小さなものだった。もっとも、サニー号と比較してはいけない。数々の船を渡り歩いてきたロビンだが、設備があんなに楽しい船は他になかった。
そんな事を考えながら棚に収まっている本や資料を検めていく。いずれも随分と古く、文字が掠れたりページが割れたり崩れたりしているものが多かった。しかし古いだけあって貴重な資料でもある。
そうしてしばらく後、ロビンは一冊の本を目に留めた。
「これって…」
それはおそらく船員の娯楽用だったのだろう。何冊も関連のない、時に品のない本が並んでいる中に紛れていたその本の著者名を見て思わず声を上げる。
それは今もなお世界各地にファンがいる人文書のタイトルで、さほど数がなかったという初版は世界に何冊残っているかどうかというほど昔の本だ。中身はそのままに新しく刷られ、劇場化され、様々な解釈で世の中に出ている。けれど、これは。
「まさか…初版？」
著者が生きていた頃には評価されなかったタイプの作品で、後になって見つかり世に出回った本。ファンにとっては幻の本だが、歴史的価値を鑑みればロビンにとっても幻の本だ。これは欲しい。
「この部屋は…いえ、この船自体、貴重な歴史的資料ね」
ちゃっかり本をバッグに収めて、ロビンは心踊らせながら次の棚を検め始めた。

[44 1 24/02/27(火) 13:22:16]

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=1 (1)

[45 二次元好きの匿名さん 24/02/27(火) 17:01:00]

ホラースレで言うことでは無い気がするけど
ロビンちゃんのサニー号への愛着とちゃっかりお宝ゲットするとこ可愛いと思ってしまった

[46 1 24/02/27(火) 23:30:23]

1.ルフィ

薄暗い廃船の上でも楽しげに鼻歌を歌いながら、ルフィは機嫌良く歩いていた。
「すっげェなァ～、ブルックのいた船みたいだ」
あの時はナミとサンジと一緒に乗り込み、しゃべる骸骨なんて面白い奴を仲間にしたんだ。
「ん～～…でもこの船、なンもいねェみてェだな」
あの頃よりも随分と鍛えられた見聞色に、引っかかる気配はなにもない。少なくともブルックのような面白い奴はいなさそうだ。雰囲気がスリラーバークのようだが、あそこにいたゾンビとかもいないのだろうか。
「なんか面白ェもんねェかな～」
お宝でもあればナミが喜ぶな！ゾロだったら酒で、チョッパーとロビンは本かな～などと言いながら、サンジ特製の海賊弁当を取り出そうとリュックに手を突っ込む。まだ廃船探索は始まったばかりだが、腹が減ったら食うのがルフィだ。けれど弁当箱に手をかけた、その時。
ﾌﾜｯ
「ん？」
廃船に似つかわしくない、なんともいい匂いがした。ｽﾝ、と鼻を鳴らして匂いを嗅いだルフィの目が、次いでパッと輝く。この匂いはまさしく。
「肉～～～～～～～！！✨」
弁当箱から手を放し、リュックを雑に背負いなおしてルフィは駆け出した。サンジの弁当はもちろん大好きだし食べるが、他にも肉があるならそれも食べたい。その心のままにルフィは跳ぶように…いや文字通り、匂いを辿って跳んでいった。

[47 二次元好きの匿名さん 24/02/28(水) 03:17:46]

ちょっと船長―――――！！廃船にできたて料理がわるわけないでしょ戻りなさい！！

[48 二次元好きの匿名さん 24/02/28(水) 08:36:06]

ルフィ特効の罠＝肉

[49 1 24/02/28(水) 10:27:44]

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=4 (4)

[50 二次元好きの匿名さん 24/02/28(水) 20:25:37]

ホラーとは無縁そうな人がきたな

[51 1 24/02/29(木) 03:14:29]

1.フランキー

「ほォん…こいつはなかなか…」
他の仲間と違い、フランキーは廃船そのものを見て回っていた。船大工としてはやはり他船の造りは気になるところだ。
実際この廃船はかなり古い造りをしており、今ではもう新しい技術が広まって廃れた技法がそこかしに使われている。軽く見積もっても100年以上。造りの元は客船も兼ねた商船だったのだろう。体躯の大きなフランキーでも余裕で歩き回れるくらいにゆとりのある通路や高めの天井。
「しかしこの造りでよくもまァ、今まで沈まずにいたもんだ」
腐りかけた木の縁を軽く叩きながら呟く。何しろ新世界。荒れ狂う天候に大型の海獣だってそこら中にいる。その全てを100年以上避けて耐えて彷徨い続けるなんてあり得ない。まぁこの海で「あり得ない」なんてそれこそあり得ないのかもしれないが…。
「まァ、お宝なんてモンはねェかもな…おれ達が初めてこの船を見つけたワケじゃなさそうだ」
というのも、この船には人が歩き回った痕跡があった。廃船になった後で、苔むした木板の上を歩きあれこれと引っかき回したのだろう痕跡が。
フランキーは顎を擦りながら考える。荒々しい足跡の他に意図的に壊されたらしい部分や壁には刃物でつけられたような跡もあるのだ。大方自分達と同じようにこの廃船を見つけた海賊が乗り込んで、お宝はないかと探し回ったのだろう。
「もうちっと見てみるか」
どうにもひっかかる。古い記憶に見逃せない何かがある。それを思い出そうと頭を捻りながら、フランキーは船内に続く扉を押し開けた。

[52 1 24/02/29(木) 13:21:57]

次

1.ナミ　2.ウソップ　3.サンジ　4.ブルック　5.ジンベエ

dice1d5=5 (5)

[53 二次元好きの匿名さん 24/02/29(木) 19:08:23]

ゾ、ゾロが居なくなった瞬間めっきり2が出ねえ

[54 1 24/03/01(金) 03:49:36]

2.ジンベエ

「じゃあおれはこれ戻してくるからよ」
「あぁ、ウソップさん、それは私が」
「いいっていいって　それより見張り頼むぜ」
「もちろん！お任せください」
「うむ、任された」
ウソップがパンのなくなった籠をキッチンへ戻しに行くのを見送ったジンベエとブルックはそれぞれの持ち場に戻った。ブルックは見張り台に登って上から、ジンベエは舵輪から離れずかつ万が一廃船に向かった能力者の仲間が海に落ちたときの救助要員として甲板に留まる。舵輪に手を添えながら、ジンベエは廃船を見上げた。
未だ晴れない霧の中で重々しい存在感を漂わせる大きな船。霧に紛れて海を彷徨う廃船…。
「なんじゃったかのう…」
何か記憶に引っかかる。いつか、耳にしたことがあるような。普通の幽霊船とはまた違う話。
う～ん、と記憶を探っていたジンベエの、耳に。

ｵﾜｱｧｧｧｧｧｧｧｱｱｧｧｱｧｧｧｧｱ…!!

「えっ、今の声って」
「むっ！」
「あっ、ジンベエさん！」
霧の中から聞こえた叫び声と何かが海に落ちる音。皆に緊張が走る中、ジンベエは真っ先に海に飛び込んだ。

[55 1 24/03/01(金) 12:07:15]

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=3 (3)

[56 二次元好きの匿名さん 24/03/01(金) 22:19:04]

ダイスに当たるほうがいいのか当たらないほうがいいのか
最後まで当たらなかったら船に取り残されそうで怖い

[57 二次元好きの匿名さん 24/03/02(土) 07:14:41]

取り残されたらそのまま船で攫われたり…？こわ

[58 二次元好きの匿名さん 24/03/02(土) 17:06:34]

>>57

そういう展開だったら>>51でフランキーが目にした刃跡とかめっちゃこわいな

脱出しようともがいた跡みたいで

[59 1 24/03/03(日) 04:11:09]

2.ロビン

一通り室内のめぼしい資料を検めていたロビンはその棚の前で眉を顰めた。同じデザインの背表紙が何種類かずらりと並んだその棚は連作小説が収まっている。娯楽用だろう。ジャンルは幅広く、なかなかいい趣味をしているクルーもいたようだ。問題はその中に最近出版されたものがあるという点だ。他よりも妙に綺麗な背表紙を見つけ、しかも見覚えがあったからまさかと思えばロビンも知っている本だったのだ。その本が発行されたのはロビンがBWにいた頃だ。
「おかしいわね…」
記録から推測するに100年以上海を漂っているはずの廃船に新しい本を持ち込む人間がいるはずもない。
元より東西南北関係なくあらゆる海の本が一緒に並んでいること自体驚きではあったが、かなり大きな船だし、これが商船なら世界中あらゆる海の本がある理由はわかる。しかし時期が合わないことについては説明のしようが無い。
ロビンは最後に大きな机の引き出しを開けて中を確かめ始めた。常用机には最新の情報があるはずだ。
「…あら？」
引き出しの1つに違和感があった。少し考え込んでから、その引き出しの底を下から叩く。やはりおかしい。
いくつか試していると、引き出しのつまみ部分に仕掛けはあった。つまみを、捻ってから引く。そうすると引き出しが開くと同時に底部分がせり上がってきて。その下から一冊の日誌が。
「どうしてこんなところに…」
こういったものはやましい事情が元にある。
この廃船の現状に繋がる事情がわかるかもしれない。ロビンは躊躇うことなく日誌を開いた。

[60 1 24/03/03(日) 12:45:17]

19

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=3 (3)

[61 二次元好きの匿名さん 24/03/03(日) 19:33:21]

チョッパーとこれでロビンもリーチだ

[62 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 04:08:00]

何が書かれてるんだ…

[63 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 15:24:22]

待機中

[65 1 24/03/04(月) 17:28:48]

3.ロビン

引き出しの二重底から見つけたそれは見た目こそ日誌だが、中身は記録張のようだった。やはりこの廃船は元々は商船だったようで、様々な島を巡っていたらしい。そして訪れた島で度々、島の野生動物を捕獲していたようだ。その記録だろうか？いや、それにしても。
「鶏1羽、狐1匹、兎2羽、鮭3匹…」
ただの狩りの記録とは思えない。そして狩る対象に節操がない。毛皮や肉が目的にしては数が途中半端だ。なによりそれだけの記録を、なぜこんな風に隠しておく？
その疑問は読み進めていくうちに嫌な予感として輪郭を持ち始めた。

牛1頭
羊2頭
山羊1頭
鹿3匹
ずいぶんよく食べるようになった

「食べる…？今までの動物名と数も、ペットか何かの餌の量だったということ？」
いや、それだけのはずがない。そして次のページを捲ると。

成人男性1体
動いた　おかえり

「これって…」
言葉に詰まり呆然としたロビンだが、すぐに切り替えて部屋を飛び出した。もちろん日誌を持ったまま。
この船は、危険だ。

[66 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 19:30:13]

おかえり　でマジで腕に鳥肌が立った
そこはかとないとは何だったのか

[67 1 24/03/04(月) 21:55:26]

20

次

1.ルフィ　2.チョッパー　3.ロビン　4.フランキー　

dice1d4=3 (3)

[68 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 23:47:09]

ロビン急にビンゴじゃねーか！？大丈夫であってくれ…

[69 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 10:59:15]

情報手に入れたロビンが無事？脱出できたのはいいことなのか悪いことなのか

[70 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 21:27:31]

めちゃくちゃゾワっときた
そこはかとないどころかしっかりはっきりホラーだよ

[71 1 24/03/06(水) 04:29:20]

4.ロビン

記録保管室を出たロビンは薄暗い通路から甲板に戻った。周囲を見渡せる広さのある場所に出て一度何もないのを確認した後、目を閉じて両手を構えて、廃船内に次々と目を咲かせた。ルフィ達なら見聞色である程度わかるのかもしれないが、生憎ロビンにはその手は使えない。何よりこっちの方が慣れている。
「(ルフィ…チョッパー…フランキー…ゾロ…)」
クルーの部屋、客室、食堂、娯楽室、物置…。咲かせては散らし咲かせてを繰り返すが仲間の姿が見えずロビンが眉を寄せ始めた時だった。
「きゃッ！？」
咲かせた目を反射的に散らしてしまった。どこかの部屋で、咲かせた目の前に別の目があったのだ。それもかなりの至近距離で、まるで覗き込まれるようにして。もちろん仲間であればわかる。実際にはその目の主は動物の死骸だった。
「驚いた…変なところに咲かせちゃったわ」
この廃船にはそこここに動物の死骸がある。全てが全て骨ではないのが些か気になるところだが、死骸自体は廃船という点から驚くほどのことではない。とはいえ、さすがに至近距離からの覗き込みは気味が悪かった。
改めて…と船内の通路の天井に目を咲かせる。目を開いた瞬間に人影が見え、やっと誰か見つかったと思ったのだが。
「えっ…」
人影ではあったが、仲間ではなかった。歪な輪郭、毛むくじゃらの体、それも複数の動物の毛。なんだ、これは？
異様さに呆気にとられるロビンの目の前で、薄暗い通路に、まるで剥製のようにただ立っていたその影がふいに体を引きずるようにして動き出す。ぎこちない動きではあったが速度はのろいというほどでもなく、その影が過ぎた後には何かの液体の跡が残った。
その姿が先ほど見た日誌の中身を彷彿とさせる。点と点が歪んだ線で繋がりあり得ない想像がロビンの脳内で組み立てられていった。
「まさか…」
動く影を咲かせた目で追う。ぎこちない動きが徐々にスムーズになってくる頃には、ロビンはその目的地を察して息を呑んだ。

ここに来る。

背後で、腐った木の扉がギィと軋む音がした。

[72 二次元好きの匿名さん 24/03/06(水) 11:48:40]

何がくるんだよけむくじゃらってなんだよ

[73 1 24/03/06(水) 16:10:14]

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1.ナミ　2.ウソップ　3.サンジ　4.ブルック　5.ジンベエ

dice1d5=2 (2)

[74 二次元好きの匿名さん 24/03/07(木) 01:54:59]

4だからロビンもこれでOUTなの？
ロビンどうなっちゃうんだ

[75 店長 24/03/07(木) 03:53:16]

3.ウソップ

「おいおいどうした！？何だ今の声は！」
ジンベエが海に飛び込むのを見送りながら、ウソップは船のヘリに駆けよって海面を覗き込んだ。とはいえ霧でよく見えないことには変わらない。
「今の声ってゾロ？」
ナミとサンジも駆け寄ってくる。ブルックは見張り台から様子を伺っていた。小型の望遠鏡を覗き込んで海面を探るウソップは遠くで波とは違う飛沫が上がっているのを見つける。あの見慣れた緑色と気配は。
「あ、やっぱりゾロだ　…あの廃船から落ちたみたいだな」
「何してんだあのマリモ野郎」
船から落ちた程度でどうにかなる男ではない。だからって落ちるか普通。呆れたように煙草の煙を吐くサンジには正直同意するが。
「ん？なんだ…？」
遠目だがゾロの様子が何かおかしい。悪魔の実の能力者でもなく普通に泳げるゾロが、海面でジタバタしている。まるで溺れそうになっているかのような。いや、でもそんなわけが。
「あ」
沈んだ。
ウソップの呟きにナミとサンジが「は？」と目を瞬く。言ったウソップも「今おれ何言った？」と目をぱちくりさせた。その目にジンベエが沈んだゾロを追って海面から姿を消すのが見えた。
・
・
その後ジンベエが意識のないゾロを担いでサニー号に上がってきた時、ウソップ達は更に驚く事になる。
「溺れた程度で気絶するタマかよこいつが」
サンジの言う通り、あのゾロが溺れるだけでもおかしいのに溺れた程度で気絶するなんて。何があったのかとジンベエに尋ねても自分が見た時には何かに引っ張られているようで、でも海中で追いついたときには魚や海蛇くらいしかいなかったという。
「あとはこの瓶じゃな　ゾロの腕に絡みついておった」
「酒か？廃船で見つけたんだろうな」
ごろりと甲板に転がされた大きな瓶の中をウソップが覗き込むと、それは不透明な酒らしき液体で満たされていた。

[76 二次元好きの匿名さん 24/03/07(木) 10:51:21]

瓶の中の蛇どっかいった…？

[77 1 24/03/07(木) 15:32:43]

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1.ルフィ　2.チョッパー　3.フランキー　

dice1d3=3 (3)

[79 1 24/03/08(金) 03:34:37]

2.フランキー

機関室と操舵室。船の仕様と状態を確認するならこの2カ所。まあ造りからして軽く100年以上前の船ではあるから、操舵室はともかく機関室なんて大層なものは期待できない。ひとまず外観からの構造上船の心臓にあたりそうな部分を目指して、フランキーは船内に入った。
いくら巨大な船とはいえフランキーの体躯には些か狭い廊下には僅かではあるが明かりが灯っている。そもそもこれがおかしいのだが、細かい事は置いておく。今は別に考えたい事があるからだ。
「なァーんか引っかかるんだよなァ…」
海を漂う大昔の廃船。これまでにも人が乗り込んだような痕跡。おそらく目的は宝。これだけ大きな船だ、海賊でなくともそれらしい財宝の1つや2つは期待する。もっと小さな沈没船にだって同じ事を期待してサルベージする奴らがいるくらいだ。
海にはありふれた話のはずだが、何かが引っかかる。ずいぶん昔、おそらく子どもの時分に、誰かから聞いた気がするのだ。海を漂う宝を詰んだ巨大な廃船の話を。
「トムさんか？それとも…」
うーん、と考え込みながら歩いていたフランキーだったが。
ふいに。
突然。
スイッチを切ったかのように、周囲の明かりが一気に落ちた。
「おっと…なんだァ？」
目の前も見えないほどの暗闇になってしまった。篝火の名残さえない。
不自然なほどに突然だったが、それでいつまでも動揺しているフランキーではなかった。明かりがないなら点ければいい。懐中電灯もランタンもないが、そもそも彼にはそういった道具は必要ない。その身1つで十分だった。
「ニップルライト！！」
ピカッ、と暗い船内を不自然なほどの明かりが照らす。
「これでよし」
スゥ～パァ～！とお決まりのポーズを…狭い通路なので小規模のポーズをとってから、フランキーは再び船内を歩き始めた。

[80 二次元好きの匿名さん 24/03/08(金) 11:47:39]

ホラーがどっかいった気がする

[81 1 24/03/08(金) 13:10:41]

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1.ルフィ　2.チョッパー　3.フランキー　

dice1d3=1 (1)