「私は、君に返しきれない借りがあるんだ」

  • 1二次元好きの匿名さん22/01/18(火) 22:37:08

    「貸し借りのない関係…か。良い物だな、互いに受けた物を同じ分だけ返す。理想の関係の一つと言えるだろう」
    「第三者から見ても文句の付けようのない対等な関係…格好良いですよね」

    「…比べてみれば、私は君に借りっぱなしだな。本当なら君に頭は上がらないはずだ」
    「?! …何を言ってるんですか。それはこちらの台詞ですよ」
    「いや、君がブライアンにも他の才能あるウマ娘にも目を向けずに、私に歩み寄ってくれたあの時から、私は君に返し切れない大恩があるんだ」
    「私が勝手にあなたに惚れ込み、スカウトを申し込んだ。それだけです。むしろ、あの時私の名をノートに刻んでくれた事の方が、私にとっては…」
    「いや、元はと言えば私の眼鏡を届けてくれて、さらに私のうわ言まで聞き入れてくれた君の懐の深さにまず救われたんだ」
    「それを感謝するのは私の方ですよ。それに、私自身に“共著者”という価値を与えてくれたのはハヤヒデさんの方です」
    「元々素晴らしい手腕を誇っていた君に名前をつけただけに過ぎないさ」
    「いや、あなたが私をそうやって必要としてくれるから、私は命懸けでトレーナーとしての役目を遂行する事が出来ました。救われたのは私の方です!」
    「何を言うんだ!救われた回数で言うのであれば私の方が圧倒的に多く…」
    「昔だけじゃないですよ。先日だって昨日だって今日だって…」

  • 2二次元好きの匿名さん22/01/18(火) 22:37:20

    「はぁ…はぁ…やめましょう。自分でも何を言ってるのか分からなくなってきました」
    「ハァ…そうだな。なんだか変な気分だよ。“私の方が救われてる”だなんて初めて言った」
    「…じゃあ、結局私達は互いに数え切れない物を借りてきたし、互いにそれを返し切れてはない、という事でしょうか」
    「…貸借と言うより、貰った与えたの方が適切だな…返そうと思うことが間違ってたのかもしれない」
    「まあ…形に見えない物ですしね。何をしても“返せてない”と言えば終いですから」
    「確かに…互いに恩がある。それで片付く話だったな…」

    「…では、こういう見方をしてみませんか。私達が私達の事をあえて“貸し借りだらけの関係”と称するのであれば…」
    「…?」

    「…互いに返し切る時が来るまで、共にいようじゃないですか」
    「! …いつになるか予測も出来ないな。一生かかっても返せないかもしれない」
    「ふふっ… だったらそれで、私は結構です」
    「そうか… 私も、それで良い」

  • 3二次元好きの匿名さん22/01/18(火) 22:54:44
  • 4二次元好きの匿名さん22/01/18(火) 22:55:28

    いいよね…こうナチュラルにイチャつくの…

  • 5二次元好きの匿名さん22/01/18(火) 23:23:48

    もしかしなくてもお互い感情が重すぎませんか…?

  • 6二次元好きの匿名さん22/01/19(水) 00:06:03

    不毛すぎる言い争い(惚気)…

  • 7二次元好きの匿名さん22/01/19(水) 00:54:40

    互いに脳を完全に焼き尽くした奴らの会話のレベルは違う

  • 8二次元好きの匿名さん22/01/19(水) 02:15:47

    似た物同士すぎる…

  • 9二次元好きの匿名さん22/01/19(水) 07:09:57

    どれだけ助けられてきたかを間髪入れずに永久に話し合ってそう

  • 10二次元好きの匿名さん22/01/19(水) 08:49:38

    要は一生一緒にいるって事ですねハイ

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