(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています part6

[1 氷室エル 24/02/25(日) 00:30:46]

普段は新しい地図を描いては色んな所で売っていました

その結果キヴォトスの埋蔵金の地図の6割近くは私の描いた物でした

何故過去形なのかって？ それは夢が終わる時が近いからなのかもしれないですね

『埋蔵金の地図のフレーバーテキスト』

探せ！この世の全てがそこにある！

キヴォトスの三大埋蔵金の在り処を示していると言われている地図。

割といろんなところで売られてる。

前スレ

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てています　part5｜あにまん掲示板

[2 氷室エル 24/02/25(日) 00:33:21]

スペック

氷室エル
レッドウィンター所属　3年生　工務部
身長：124cm
体重：普通
肌は真っ白(ナグサぐらい)
Ｂ：Ｗ：Ｈ＝貧：厚：普
ヘイロー：見る角度によって色、数、形が変化する複数の四角。万華鏡で見たアリスのヘイローの様なもの
・光の当たり方や見る角度によって虹色に変わる髪と目を持っている
・工務部の格好に荷物が大量に入ってるリュックを持っている。ヘルメットにはツインテールを出す穴が開いてる
・色彩に近しい存在だとクズノハに指摘されている


戦闘力：99(フィジカル全振り)
知力　：21(脳筋よりだけどバカではない)
財力　：36(そこそこ売れてるけど余り手元に残らない)
技術力：88(たいていの物は作れる)
神秘　：97(意識して使わない様にしている)
探索力：23(足で探せば何とかなると思ってる)
倫理　：64(資本家が絡まなければ良識がある)
演奏 ：72 (人並み以上に演奏ができる　疲労する機会はない)

エルの神秘(真)
死にかけたり大怪我を負うと、弱い生命から順にエネルギーを吸収していき回復する。奪われた生命は枯れ果てる
傷が大きければ大きいほど奪う総量も多くなるが、エル本人が全てを奪う大人の様な力を嫌うので、意図的に発動する機会は少ない
無意識下でも植物・動物等の死を強く感じてしまう生命からは奪おうとせず、最低限しか回復しない

[3 氷室エル 24/02/25(日) 00:37:09]

エルの恐怖
キヴォトスの外より飛来した恐怖をもたらす虹色の影は、ある時１人の少女と出会った
互いに独りぼっちだった２人は互いに溶けあい、一体化し、2人で1つになった
全てが虹色に染まりたくなければ少女の虹色は決して覗き込んでいはいけない



ヒムロエル
キヴォトスの外より飛来したショゴスが虹色の塊としてエルと一体化し、キヴォトスの恐怖として落としこまれたモノ
その虹色を深く見つめたものは視界が虹色に染まる等の恐怖で発狂する可能性がある

力が強く、体内に様々な器官を生みだす事ができ、自在に変形が可能。普段はエルの頭部を守るために髪やヘイローと一体化している。角度により色や形が変わって見えるのはこの為。他にも色々できるが二人の仲を引き裂こうとしなければ起こり得ない

氷室エルと酷似している部分は多数ある。鳴き声は旧支配者のものではなくエルのもの。知識はエルの脳をベースにしており、言葉使いや知力もエルとほぼ同じ
本来弱点は無いが、氷室エル同様ストレス耐性が低いので、エルを精神的に傷つけたり、頭部を狙ったりすると……世界が虹色に変わってしまうかもしれない

好きな物、大切な物は氷室エル

[5 氷室エル 24/02/25(日) 00:46:29]

地図について

地図の画力　　98(インテリアとしても使える)
地図の難解度　67(謎解き要素は簡単だが、答え合わせが難しい)
場所の危険度　95(未だに本人以外は到達できていない)
場所の認知度　21(危険な区域なので一般人は知らない)

埋蔵金として保管されている地図の価値
・親が残した今も流通しているキヴォトスの地図の原本。使用料が特定の口座に振り込まれている
・地図の42%を所有しているだけで、毎日遊んで暮らせるだけの使用料を入手できる

・トリニティでのエルはその高い画力から人気者になっている

　　　　　　　　　　シェア率　　　信憑性
１つ目(エル)　　　　　６２％　　　５３％
２つ目(カタコンベ)　　２３％　　　６６％
３つ目　　　　　　　　１５％　　　２８％


現在の好感度表
エル：チェリノ　87：99 (私の地図の大ファン。チェリノ会長が持ってる物全部埋めてくれたらなぁ)
エル：マリナ　　31：43 (無謀なのはいいです。無駄なクーデターは好きじゃないですね)
エル：トモエ　　56：31 (チェリノ会長が絡まなければ嫌いじゃないんですけどね…)
エル：ミノリ　　40：90 (あんまり私と仲良くしない方がいいですよミノリ部長)
エル：クズノハ　86：73 (導いてくれた命の恩人)

エル：先生　　　？：66 (エピローグ後まで待ってね)

[6 氷室エル 24/02/25(日) 00:52:53]

というわけで再開

"壁？"

『イマハ暗いのデ分かりまセンが、日が差し込ムと氷山の中ガ輝きまス』

"へぇ～。それは見てみたいね"

"でも、この場所はずっと吹雪が吹いてるのに……日が差し込む事なんてあるの？"

『ハイ。ですが今なラ壁よりも……センセイ。タタカウ前にした約束を覚えてますか』

"うん、もちろん"

『ナラ準備しましょう。センセイはあそこで動けナクなってる３人も連れてきてクダさい』

『dice1d3=1 (1) 』

1.もっとも、頂上ナンテ無くなってシマイましたガ

2.ヤマを開いてシマイましょう

3.ヤマの頂上へ行きまショウ

[7 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 00:53:55]

たておつ

[8 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 00:56:40]

たておつ
いよいよか

[10 氷室エル 24/02/25(日) 01:06:38]

エルが準備をしている間に満身創痍になっているホシノ、ナツ、イオリの元へ駆け寄る

「いたた……ひどいよ先生。私達の事忘れてたでしょ？」

"忘れてたわけじゃないんだけど……ごめんね"
"どうしてもエルの側を離れるわけにはいかなくって"

実際この３人がいなかったらエルの救出はおろか、自分の命すら危なかっただろう
感謝しても感謝しきれない

「あ～……もうおじさん疲れちゃったよ。先生おんぶして運んで～」
「なら私はお姫様抱っこがいいかも。頑張ったご褒美だからぁ……いいよね？」
「わ、私は１人で歩けるからいい！！……いいって言ってるだろ！？ そんなとこ持つな！？」

思い思いに3人を連れて、小箱の置いてあった場所へと集まる

あれだけ巨大だった氷山は激しい戦いの末、半壊してしまっていた
今、私達が生き埋めになっていないのは崩壊した部分を虹色のエルが全て呑みこんでしまったからだろう

だけどこの氷山は道は舗装し、防護柵は用意され、頂上からはハシゴが垂らされて……明らかに人の手が入っていたものだ
きっと２人でこの宝の為に色々準備したに違いない。二人にその事を話すと

「……別にいいです。この氷山もいわば宝の地図を示す道標の1つ。宝が行き渡ったから役目を終えたのでしょう」
『……気にシマセン。コレは元々作らサレタものです。先生に氷山のナカの景色を見せられナカッタ事は残念ですケド』

そう言いながらも少し哀しそうにする二人は、やっぱり同じ氷室エルなんだなと感じた

[11 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 01:08:29]

立て乙

[12 氷室エル 24/02/25(日) 01:24:18]

「……で、これから何を始めるの？」

"……空を見るんだよ"

「お～！最高！ ロマンを求めてここまで来たかいがあった！」

「でも空なんて見ても……吹雪しか見えないんじゃないか？」

確かにそうだ。残った氷山が吹雪を防いでくれているとはいえ、真上を見ても暗い空に吹雪が舞ってる様子しか分からない

"……でも見えるんだよね？エル"

「はい。時間帯は……そろそろです。１分ほどで見えると思います」

『横にナッテ、空を見るとラク』

「じゃあせっかくだから皆でカウントダウンしようよ」
「お～！ナツちゃんいい事言うねぇ。おじさんそういうの好きだよ」

「……でも、そこまでハードルを上げるものじゃないかも……」

「いいのいいの。こーいうのは気持ちの問題だよ？」

それは宝よりも氷室エルが求めてほしかったもの
そして何より自分が求めてきたもの

夢は変わってしまったかもしれない。取り返しがつかない変化が起きたかもしれない
だけど胸の高鳴りは抑えきれなかった

[13 氷室エル 24/02/25(日) 01:26:34]

空を埋める吹雪の勢いは未だ強まっていく

だけど皆信じている。この空は絶対に晴れると


「じゃあ私から数えるよ～10！9！」
その福音はアビドス最高の神秘から

「8！7！」
スイーツ好きのトリニティのロマンチスト…

「6！5！」
先生を何度も救ったゲヘナのスナイパーへと繋がり

"4！3！"
全ての夢を掴んだシャーレの先生を通じて

『二―、イチ……』
最愛の虹色のワタシと

「……0！」
最もこの瞬間を待ち望んだ私を包み込む



とても大きくて綺麗なオーロラだった

[14 氷室エル 24/02/25(日) 01:40:52]

「………わぁ！」

誰の声かも分からない感嘆の声が漏れる
あれほど荒れ狂っていた吹雪が嘘の様に止み、空は澄み、満天の星空には大きなオーロラが浮かび上がった


氷原地区。常に猛吹雪が吹き荒れる。吹雪以外には何も存在しない地区
その実態は巨大な吹雪を纏った台風が常に発生している暴風地域

生ける者すべてを呑み込む巨大な暴威。だけどそんな自然の脅威にも"台風の目"が存在する
この光景はそんな台風の目の中に奇跡的に入りこめたものだけが見る事ができる奇跡


だけど本当は奇跡でもなんでもないかもしれない


氷山まで逃げてきた時。運命と出会った時。２人で夢と約束を重ねた時
そして今、二人の夢と約束が叶おうとしている時。氷室エルは何度も虹色と共にあった

色彩と呼ばれる恐怖の虹色がエルをずっと側で支えていてくれているのなら
神秘と呼ばれる世界の虹色はエルを気づかれない様にそっと支えてくれているから


そんな奇跡の様な"普通"の光景を６人は空が隠れるまでずっと見上げていた

[15 氷室エル 24/02/25(日) 01:43:15]

というわけで今日はここまで！これにて第二部エルの埋蔵金編 完！

次回はちょっとした何かをチョイチョイ挟んでいくので帰るパートはありません。帰るシーンは各々で想像してください

[16 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 08:18:18]

投稿乙です！

[17 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 12:01:52]

よかったなぁ虹色ちゃん
エルちゃんも戻ってこれて

[18 二次元好きの匿名さん 24/02/25(日) 21:08:46]

締めにオーロラは綺麗でいいな

[19 二次元好きの匿名さん 24/02/26(月) 00:20:02]

第二部 完了 乙ー

[20 二次元好きの匿名さん 24/02/26(月) 07:41:41]

おめでとう！

[21 二次元好きの匿名さん 24/02/26(月) 12:41:13]

次はどんな話になるかな？

[22 氷室エル 24/02/26(月) 22:22:01]

GOOD END

……キヴォトスにはとある都市伝説があった
宝を追う者の前に現れる虹色の禍つ影

とある埋蔵金を追ってしまったが最後、夢追い人はキヴォトスから消え去ってしまう
そして宝を守る虹色の影はゆっくりと宝以外の全てを呑み込み、いつしかキヴォトス全てを影に沈めてしまう………ハズだった

奪われたくないから奪ってしまう。見つけてほしいのに奪われたくない
そんな矛盾で言葉も夢も失った虹色の影は、夢追い人達の声を聞き本当に大切なモノを見つけ出す

大切な事は自分の気持ちを隠さない。たったそれだけ
最後の最後でそれに気づけた災厄は、世界の色を元の姿に戻し、夢追い人に宝を託した

だって本当の宝は埋蔵金ではなく、すぐ側にあったのだから


……これでキヴォトスを襲う災厄。虹色の影の都市伝説はおしまい

[23 氷室エル 24/02/26(月) 22:26:38]

GOOD END(エルの夢を叶える)

好感度が反転します
エル：先生　　　24：66 (少し話はしました……ですが大人に良い印象は持てないです)
　　↓
エル：先生　　　76：66 (……信じさせてくださいね)


というわけで昨日は普通に調子悪くて休んでましたがちょっぴり再開しますが、今日は本編って感じではなく、こういう部分を埋めたいなぁという感じのものが多いです

[24 氷室エル 24/02/26(月) 22:39:25]

＜？？？＞

『………ベアトリーチェはどうなりましたか？』

『こちらでも再生を試みましたが……どうにも』

『アレが行っているのは溶解というより"捕食"。マダムの肉体を再生した所から粘液が溶かし、それをエネルギーとしています』

『それこそ実際にあの粘液自体が意思を持っている様に……』

『なるほど……これは厄介そうですね』

『奴の存在は我々ゲマトリアの中でも危うい。我々も対抗する手段を持ち合わせているとはいえ、二度も致命傷を負わせる者が例の先生以外にいようとは』

『その粘液の出所は分かっているのですか？』

『あの場で隠れて見ていましたが、粘液を出す虹色の生物を出したのはキヴォトスの生徒です』

『……ほう？このキヴォトス<実験場>に色彩に準ずる力を持っている生徒がいるのですか？』

『そのようですね。身体的特徴は……この様になっています』

dice1d3=2 (2)

1.記憶無し

2.記憶あり

3.記憶ありかつ興味あり

[25 氷室エル 24/02/26(月) 22:53:35]

『……おや？この生徒でしたか』

『黒服、知っているのか？』

『えぇ、私達が当初……いえ、キヴォトスに来てすぐに色々調べた事があったでしょう？』

『……スペックか』

『えぇ。世界観、気候、生息範囲、生態系、神秘、感情……実験場の規格は知っておいた方がいいですからね』

『知っておくべき世界の規格の1つ。キヴォトスの地形を入手する為に、とある者と交渉して正確な地図を入手したのですが……』

『……その生徒が過去に交渉した者だと？』

『いいえ。正確には地図を入手する際に見た交渉した者の子です』

『以前からあまり成長していない様でしたので、思い出す事ができましたよ』

『あの時は大した力もなく感じましたので放置していましたが……なるほど。これは面白い』

『……次はお前が動くのか？黒服』

『いいえ。今はまだいいでしょう』

興味　dice1d100=28 (28)　-20

1～33.それよりも今は来たるべき色彩への対策を

33～66.その生きている粘液には興味はありますが

67～100."今は"ですけどね

[26 氷室エル 24/02/26(月) 23:01:37]

『……各自、これで報告は以上ですね？』

『それでは今日はこれで解散しましょう。お疲れ様でした』

『………色彩を纏う生徒か』

興味　dice1d100=4 (4)

『伝えておきますが知性はかなり低いようですよマエストロ』

興味　dice1d100=75 (75)

[27 氷室エル 24/02/26(月) 23:18:35]

『………あんな残骸に私の芸術を理解する事はできるわけがない。芸術が分からないものに興味もない』
『私も"教義"の調整に戻らせてもらう』

『そうですか……誰も担当しないなら仕方ありません。アレの観察は私が続ける事にしましょう』



『確かにあの場を見ていない２人はそうなりますか』

『………私は興味があります。アレは互いを通じて完成する1つの記号』

「そういうこったぁ！」

『神秘も恐怖も持たない崇高は図書館にありましたが、神秘も恐怖も持つのに崇高に至らない……これは見た事もない記号です』

『機会があればまた見てみたいモノですね。アレからどういったテクストが読み取れるか……興味は尽きないですよ』


「そういうこったぁ！」

[28 氷室エル 24/02/26(月) 23:40:04]

＜総力戦　ヒムロエル＞

ふむ……いやはや、此度は迷い人が多いとは思っておったが……次はよりによって其方か

……………あぁ、なるほどのぅ。その様な事柄があったなら妾との邂逅も頷ける

どういう意味か？ 其方が一番よく分かっておろう？

どんなに心を強く持ってしても恐怖は決して消えぬと

本来、あの恐怖は人が乗り越えれらるものではない。

其の様に単純ならば氷室エルは多くのものを失わなかった

色眼鏡をかけ、心を強く持ち、正しくあろうとしてもなお蝕むからこそ毒は毒たりえる

その恐怖はこれからも一生付き纏う………どうするんじゃ？先生

………その目。心は決まっておるようじゃな

先生よ、こうして巡り合えたのも何かの縁

其方は再びあの日の恐怖と対峙する事になる。其方は何度でも恐怖に屈しないでいられるか？

ふふっ、期待を裏切らないでおくれよ？妾と……氷室エルは先生に期待しておるんじゃからな？

[29 氷室エル 24/02/27(火) 00:10:41]

<ヒムロエル　総力戦時の性能>

神秘属性・特殊装甲(insane以上で防御属性がノーマル)

虹色の恐怖 (EX)　味方ユニット全体に恐怖状態を付与。恐怖状態を付与された生徒は侵食されたフィールドまで移動しようとします　insane以上で○○秒(虹色の影の秒数と同じ)移動します

虹色の一撃　(EX)　円形範囲の相手に攻撃力の120%のダメージ　insane以上で恐怖状態を付与

虹色の影 (EX)　 虹色の影が画面外から中央に向かってフィールドを侵食していきます。味方ユニットが範囲内にいると回復力が低下し、○○秒以上範囲内にいると範囲内にいるユニットは倒れます(不死身状態等は無視する)

グロッキー状態になると侵食範囲は初期位置まで戻り、insane以上で範囲内にいる味方ユニットに継続ダメージ状態を付与します

二人ダケノ世界　(パッシブ)　CC状態の影響を受けないが、秒数問わずCC状態にした回数だけ保管され、特定回数を受けるとグロッキー状態になる

わからない…　(パッシブ)　氷室エルの体力を100%まで回復するとヒムロエルの攻撃力120%になり、披ダメージ率が50％増量する　(最大5回まで)

うばわないで…　(パッシブ)　氷室エルが味方ユニットの攻撃範囲に入ると虹色の一撃が発動する

虹色の夢　(insane以上)　虹色の一撃の発動後の円形範囲内に侵食フィールドを生みだします。グロッキー状態になるとこのフィールドは消えます

[30 氷室エル 24/02/27(火) 00:26:23]

(こういう妄想をオリキャラファンスレで出すには知名度がないので……ちょっと楽しかったりします)


～先生が来るより前の出来事～


……よく生きておったのぅ。原因の一端を担う妾が言うのも難じゃが、其方は失敗する直前じゃった
それが明確な死者も出さず……ほんによく……生き残ってくれた

これでようやく約束を果たせそうじゃ

なんじゃその顔は？覚えておらんのか？ 其方を導いてみせると
手遅れだと言いたそうな顔じゃが……其方の場合はこれからの方が必要じゃろう


以前も話した通り其方の本質は、ほとんど夢で構成されていた
其方はずっと夢のために生きてきたし、多くの者がこの世に生を受けて苦楽の記憶を重ね、大切な何かが増えて行く中で其方は夢と約束だけを大切に生きてきた


……そう。夢が叶った其方はこれから生きる意味を探さないといけない

[31 氷室エル 24/02/27(火) 00:40:28]

もう一人の自分と共に行きたい。それも１つの生きる意味じゃろうが、それはどちらかといえば其方自身の意来る目的ではない

アレも其方が夢の為に生きる姿と共にありたいのじゃ。本当の其方の生きる意味では納得せんじゃろう。生きる意味は其方自身で見つけるしかない
誰の為でも……そしてもう一人の自分の為でもない。己が為だけの生きる理由を



そう不安そうな顔をするでない………安心せい。その為に妾がおる
言うたであろう？百鬼夜行の預言者、クズノハが其方を導いてやると。特別じゃぞ？


まず、其方の場合は本質が……夢が自身を作り上げたわけじゃが……本来、その時点で其方は別人になっていてもおかしくない
人間の本質はそう変わらん。好きな物、嫌いな物、癖、経験、信条……色々あるが、全部ひっくるめて自分なのじゃ。違ってしまっては同じ姿をした別人と何ら変わらんじゃろう

今の其方はもう一人の自分の記憶と、その後に自分で集めた地図のおかげで無理やり過去の自分に矯正しようとしている状態。精神が不安定になったり、本質への……夢への依存や執着がおかしくなるのも道理じゃろうて

[32 氷室エル 24/02/27(火) 00:56:51]

ハッキリと言おう。よいか？これだけは絶対に覚えておれ？

其方の夢は変化しておる。其方の夢が正しく其方の夢であったのは妾達が出会う前までじゃ


……嘘ではない。本来ならば、夢が達成したあの瞬間に其方は生きる意味を失い達成感と共に１人……いや２人で身を投げていたじゃろう
そうではないのは、其方の中であの日までに掲げていた夢以外が其方の本質を構成し始めているからじゃ


………今の其方は非常に不安定じゃ。
生涯を捧げていたものを喪い、ねじ曲がり、不完全な形で埋め、過ちを知り、紆余曲折を経て、それを達成した。夢の達成として語るには無理がある


ならばどうするか？それは生涯をかけた夢を新たに見つけるしかありゃせん
そして………その夢の鍵は其方の中にしかない

[33 氷室エル 24/02/27(火) 01:05:40]

だからといって無理に夢を決めろというわけではない。無理に決めるとまた同じ事が起きるだけじゃ
ならばどうするか？


世界を見て回り、色んな人と出会うのじゃ。世界は広い。まだ行った事もない場所も多いじゃろう


……何？こういう時は自分で自分を見つめ直すもの？
ダメじゃ。ねじ曲がってる物を見てもまた間違うだけ、其方の場合は逆効果じゃろう

それに其方はキヴォトスの多くの地に踏み入ったというが、どれも人がおらん秘境ばかりじゃろう？
そんなものは見てもいないも同然。今まで二人の自分の中でしか完結しなかった其方だからこそ、他者との関わりは絶対に必要じゃ


良いか？忘れるでないぞ？
其方の夢は変わった。其方は新しい夢を見つけねばならん
そしてその鍵を探す為に……各地を回り他者と交流するのじゃ

行く場所が思いつかないなら……まずは他方にいる信用できる者に会ってみる事じゃ

進むべき道が分からなくなったら、また妾が導いてやろう
妾もまた、其方の夢の鍵となるやもしれん"他者"なのだからのぅ♪

[34 氷室エル 24/02/27(火) 01:13:39]

………………

………

…


変な夢を見た気がする。久しぶりにレッドウィンターの自室まで戻ってきたからだろうか？
だけどその夢は妙に鮮明で……クズノハさんの言葉は記憶にハッキリと残っていた

私の新しい夢。そんなもの見つかるのだろうか？
でも、色んな場所を回ってみるのはいいかもしれない。色んな場所には普段から地図を売るついでに移動する事が多いしできない事はない


ただ私には非常に大きな……それはもう大きな問題があった
私を良く知っている人ならもうお気づきだろう


そう！
今日まで埋蔵金の地図で生計を立てている私が埋蔵金が見つけられた今！私はこれからどうやって生計を立てたらいいの！？

[35 氷室エル 24/02/27(火) 01:46:45]

ちょっと寝落ち気味なので今日はここまで　

第一章が第二埋蔵金編という名のアリウス編。第二章がエルの埋蔵金編と来て、最終章はエルの夢編です
各校を回って自分探しをする……夢の達成以外に興味がなさすぎて第一章でやれよって話がようやく始まる……！


氷室エル
爆発　軽装備　(ワタシは基本的に戦闘では使わない為)

STRIKER　FRONT　タンク

屋内C　屋外S　市街B　(埋めやすいか埋めにくいかの差)

装備：シューズ　バック　お守り

武器　HG　(固有武器というわけではない)

スキル
対：悪の権力者　(EX　コスト5)　敵１人の前に移動し、攻撃力の700％分のダメージを与え、移動不能状態を付与する

対：クーデター　(ノーマル)　25秒毎に2番目に遠い敵の前に移動し、防御力と回避率を上昇する

埋蔵金の主　(パッシブ)　HPを増加

救：会長　(サブ)　ノーマルスキルで攻撃時、最も近い敵１体に挑発状態を付与し、治癒力の25%の持続回復を付与

[36 氷室エル 24/02/27(火) 01:58:08]

終わる前にちょっとダイスだけ

本日のシャーレの当番

dice1d3=1 (1)

1.今日はお休みだよ

2.来てるよ

3.エルが当番に選ばれたよ

[37 二次元好きの匿名さん 24/02/27(火) 07:41:19]

投稿乙！

[38 二次元好きの匿名さん 24/02/27(火) 08:26:40]

お休みか、じゃゆっくり考えれるな

[39 二次元好きの匿名さん 24/02/27(火) 12:40:09]

ゆっくり休もうね

[40 二次元好きの匿名さん 24/02/27(火) 21:17:04]

どんな稼ぎをするのだろうか？

[41 氷室エル 24/02/27(火) 22:56:39]

日常らしい日常に戻っていきたい　再開します

……というわけなんですけど、どうしたらいいんでしょう？

"えっと……"

"言いたい事は分かったけど……なんでシャーレに？"

だってレッドウィンター以外含めて頼れる他人って先生しかいないですし

"ミノリは？"

"チェリノは？"

ミノリ部長は忙しい身です。私がお願いしたら助けてくれるでしょうけど、現状でも迷惑かけているのに余計な負担を増やしたくないです

チェリノ会長には宝が見つけられたんで新しく地図を描けないですって言ったらそれはもう大変お怒りに……

"……色々大変なんだね"

はい。それに事件の後始末もしないといけないのでレッドウィンターにはあまり迷惑をかけたくないですね

責任　dice1d100=61 (61)

1～33.ほとんどの人は気にしていない様ですけどね

34～66.ほとんどの人は信じていませんけどね

67～100.ワタシが予想以上に頑張ってくれてましたからね

[42 氷室エル 24/02/27(火) 23:13:30]

想像してみてほしい。ある日突然自分の持ってる地図がなくなったと思えば、数日後に地図を描いた作者がやってきて

「私が盗みました。もう埋蔵金の地図はないですし、埋蔵金はもう見つけられてしまいました」

と謝りに来たらどう思うだろうか？

しかもこれだけ大規模な事件なのにも関わらず、目撃証言もなければ証拠もないという

事件後に方々に謝罪をしにいったり、先生経由でクロノスに声明発表をしていたのだが、ロクに信じてもらえないというのが現状だ

私が何者かに脅されたのではないか？ 埋蔵金自体が嘘だったのではないか？などなど様々な憶測が飛び交い、なんなら地図強奪事件の犯人として私が名乗り上げた事自体がトラブルを引き起こしかねないと言う事で、現在私の謝罪行脚は禁止されている

…………当たり前だが実行犯としてワタシの姿を全国に晒すつもりはない。これは私の責任だというのもあるけど、ワタシの姿をマジマジと見てしまうのは……色々よくないだろう

かといって罪は消えない。何かできる事があればいいとは思うのだけど、私が他人より優れている部分は

dice1d3=3 (3)

1.地図くらいで……

2.地図と体力くらいで……

3.地図と体力と工作くらいで……

"そんな事ないとは思うけど"

地図作りは負けないですけど、他は私より上がたくさんいるでしょう？

それに地図作りというのも、普通の地図なら本職や機会に負けますからね？

[43 氷室エル 24/02/27(火) 23:24:26]

衣食住自体は工務部で仕事をしていればなんとかなるでしょうけど………いつまでも工務部に頼りっぱなしではいけません。私これでも3年生ですからね？

少なくとも食い扶持くらいは見つけないと……

"普通の地図を描くのは？"

需要がありません

埋蔵金の地図はこの世に同じものがほとんど存在しないから売れるのです。先生は住んでる街の地図を毎日買い直しますか？

そもそも普通の地図を今から描いても………あ、もしかして自分が手に入れる使用料を増やそうとしてます？

"それは誤解だよ！？"

"まだ口座の確認すらしてないよ！？"

…………本当ですよね？信じますからね？

"もちろん！……でも、やっぱりこういう状況になるならエルが……"

それはダメです！！ 私達は託したんです！ 例え夢が変わったとしても絶対に私が持っていていいものじゃないです！

地図の行方

dice1d3=2 (2)

1.先生の総取り

2.先生とホシノで二分割

3.先生、ホシノ、ナツ、イオリで四分割

[44 氷室エル 24/02/27(火) 23:37:18]

地図に標された埋蔵金。キヴォトスの地図の原本は先生と、アビドスから来たホシノという人が半分ずつ持っている


ナツと呼ばれた生徒は地図の金銭的な価値には興味がないらしく、先生が後日高級スイーツを奢る約束をする事で満足した。今後二度と訪れるか怪しいチャンスだったが後悔はなさそうに見えた。なにか得られるモノがあったのだろうか？

イオリと呼ばれた生徒は地図の金銭的な価値に興味津々だったものの、先生を助ける為に来ただけで興味は無い！と啖呵を切り、地図を持って帰らなかった。その姿はちょっとカッコよかったが、多分後で後悔するタイプだと思う


という事で所持しているのは残った二人になるわけですが……さっきおかしな事を言ってましたね？
口座を確認していない？……なぜ？

私に遠慮してるとか言い出したら……私とワタシが許さないですけど……

"遠慮してるわけじゃないよ。色んな意味で大切なお宝だからね"
"来るべきの為に大切に保管しているだけだよ"

…………ならいいです
ですが確認はしておいてください。教えた口座番号が間違っていたら私が確認しないといけないんですからね？

"う、うん"
"分かったよエル"

[45 氷室エル 24/02/27(火) 23:49:57]

……話が逸れました。というわけで私は新しく何かをやって生きていかねばならないです！

色んな所を見て回るのはいいかもしれないですけど、そんな自分探しは余暇にやる事であって、自分で稼げる様になってからやるべきなんですよ！

"それは違うかな"

だから………え？

"確かに自分で生きていく術を身につけるのはとても大事だよ。でも自分探しを後回しにするのは違う"

"自分自身と向き合う事の大切さを知った今のエルなら分かるよね？"

それはそうですけど………

"大丈夫。今のエルなら何でもできるし何処にだって行ける。周りだって助けてくれる"

"それでも困ったら……またシャーレにおいで"

先生……

"……そうだ！ まずは一緒に空を見た三人に会ってみるのはどうかな？"

"何か分かるかもしれないよ？"

三人………

dice1d3=2 (2)

1.確かアビドスの…

2.確かトリニティの…

3.確かゲヘナの…

[46 氷室エル 24/02/28(水) 00:05:14]

トリニティ……たしか私の口にクッキーを詰め込んできたナツと呼ばれる女の子がいましたね

"トリニティに行くならセイアもエルに会いたがってたよ"

"助けられっぱなしでお礼がしたいって……まずは２人に話を聞いてみたら？"

セイア？……あぁ、あの捕まってた子もトリニティ出身だったんですね

確か先生が出した偽者？本人は影法師って言ってたような…………う～ん？あの辺りの記憶って曖昧なんですよね……

"あの場での出来事は気にしない方がいい"

"本物のセイアはエルと話せてないからね。聞きたい事があるならしっかり聞いてきたらいい"

………そうですね。行く宛てもないですし

"でもたまにはちゃんとレッドウィンターにも戻って授業を受けるんだよ？"

"チェリノもずっと心配していたからね"

そうですね。会長の為に戻るとは言えませんが、せっかく戻ってこれた場所ですからね

では早速トリニティまで行ってみましょうか！！　ﾀﾞｯ

"ティーパーティーには私から連絡を入れておくよ"

"いってらっしゃいエル"

トリニティでのエルの地図人気(90)が現在は……

dice1d3=3 (3)

1.先日の騒動で人気が落ちた　－dice1d90=26 (26)

2.地図以外の形として残っているものが多い為変化なし

3.希少価値がついてさらにアップ　＋　dice1d30=20 (20)

[47 氷室エル 24/02/28(水) 00:16:31]

＜トリニティ自治区＞

到着！……うん。久々に全力で走った気がするけど体力は落ちてないね

でもトリニティか……あんまり入りたくないなぁ……

謝罪行脚をした時はパニックを起こしちゃったし、被害が一番出た場所はこことブラックマーケットっぽいし……

できるだけコソコソと行くべき？でも悪さしてる様に見られるのは、これから学園に向かうから良くないしなぁ………

「……」ﾋｿﾋｿ

「……」ﾋｿﾋｿ

もういいや、さっさと行こう。問題が起きたら謝って……

「あの！すみません！！」

エルのトリニティでの人気(75)　dice1d3=1 (1)

1.私達信じてます！何者かに脅されたんですよね！！　－dice1d70=38 (38)

2.……もう地図は描かれないって本当ですか？　dice1d2=2 (2)　(1.＋ 2.－)　dice1d30=2 (2)

3.約束覚えていてくれていたんですね！？　＋dice1d30=19 (19)

[48 氷室エル 24/02/28(水) 00:30:15]

地図の価値(110)　激レア高騰中
トリニティでの人気(37)　アンチも入れば儲もいる。トラブルの後始末は終わってない

「犯人は一体誰なんですか！！」

いやそんな人はいな……

「アンチのせいで地図を描けなくされたなんて……私悔しいです！！」

お、落ち着いてください……確かに地図は描けないですけど……

『そうだろうな！？あんな嘘っぱちの地図を描いていたんだもんな！？』

誰！？……ってか人多っ！？
そういえばトリニティってこんな場所で……


『そもそもあの地図の画風は有名な画家のパクリで……！』

「今も自宅にヒットマンからの電話が鳴り響いているから……！」


………いや、私を無視して喧嘩始めてるんですけど！？

[49 氷室エル 24/02/28(水) 00:31:50]

『きっと腕を怪我して二度と何も描けない体に……！』

「あなた達みたいなのがいるから活動も再開できなくて……！」

『それはこっちの台詞。イエスマンに囲まれたくてのこのこと戻って……！』

「あの素晴らしい絵をもう一度……！」

『トリニティ内の氷室エルの絵を破り捨てろ……！』

……………分かってた事だけどやっぱり来ない方がよかったかも

帰りたい……でも先生がもう連絡入れてくれてるし……

dice1d3=2 (2)

1.自力で脱出する

2.自警団がやってくる

3.正義実現委員会がやってくる

[50 氷室エル 24/02/28(水) 00:32:46]

自警団

dice1d3=2 (2)

1.モブ

2.スズミ

3.レイサ

[51 氷室エル 24/02/28(水) 00:51:06]

騒ぎがどんどん大きくなってく………先生には悪いけどやっぱり私には……

「氷室エルさんですね？ 少しの間、目を閉じていてください！！」

喧騒の中でも通る声が私の元に届いた

声の主が誰かは分からないが、慌てて目を閉じる

「きゃぁ！？」

『目が……目が……！！』

一瞬の空白の後、閉じた目蓋の裏からも感じる強い光……これは閃光弾？

「目を閉じたまま私に身を預けてください。この場から離れます！」

返事をする間もなく、私の体はガッチリ掴まれ運ばれていく

次第に喧騒が遠ざかっていきながらもピンを抜く音はよく聞こえた。目を閉じているから分からないが、追手が多いのだろうか？

しばらく運ばれ続けること数分。先ほどまでの騒ぎが嘘の様に静かな場所まで運ばれてきた

「………ここまで来たら大丈夫でしょうか。もう目を開けても大丈夫ですよ」

「安心してください。私はシャーレの先生の要請を受けてきました」

何者かと思ってはいたけど、先生が連絡したという事は目の前にいるのがティーパーティーなのだろうか？ 嘘を付く悪人だとしても生半可な相手に負けるつもりはないけど

言われた通り目を開けると狭い路地裏には１人の生徒が立っていた

好感度

スズミからエル　dice1d100=42 (42)

[52 氷室エル 24/02/28(水) 01:06:16]

「私は守月スズミ。トリニティ自警団に所属しています」

自警団？ ティーパーティーじゃなくて？

「はい。ティーパーティーの方々はこの様な場に現れませんよ」

そうなんですね。ティーパーティーって何者なんだろう……

あれ？ でも自警団って事はもしかして……トラブルを起こした私を捕まえようと……

「いいえ。先ほどもお話した通り、私はシャーレの先生からの要請でここに来ています」

「氷室エルさんがトリニティを訪れた際に、トラブルが起こる様なら助けてあげてほしいと」

わざわざご迷惑をかけてしまって……すみません

「謝らないでください。氷室さん自身が意図的に起こそうとしたものではないと知っていますから」

……それも先生が？

「dice1d3=2 (2) 」

1.そうですね。ですが今後は市街地を歩く時は注意してください　　(本来の好感度はdice1d42=15 (15)　分低かった)

2.はい。学園まで案内してほしいとも言われています

3.いえ……私もあなたの作品のファンですから　(本来の好感度はdice1d100=17 (17)　分高かった)

[53 氷室エル 24/02/28(水) 01:19:05]

学園まで案内してくれるのは助かります………自力で行きたくても、これ以上は迷惑がかかっちゃいますからね

「……すみません。私はあまり芸術に詳しく知らないのですが、氷室さんの出した声明に、今のトリニティは大きな影響を受けたようで……」

いやいや！？ 私の地図って芸術部門で売りに出してるわけじゃないですからね！？

どっちかといえばアドベンチャーとかそっち方面ですよ！

「ですが、この先必ず氷室さんが安心して出歩ける様な治安維持に努めていきます」

「それまでは申し訳ないですけど注意してもらえれば……」

謝るなら私の方ですよ。考えなしにトリニティに向かった私が悪いんですからスズミさんに迷惑をかけてるのも私で……

………止めましょうか。ここで言い合っても騒動が解決するわけじゃないですし

「…そうですね。ここはお互いに気をつけましょうという事で終わりましょう」

「それでは行きましょうか。トリニティ総合学園まで案内します」

好感度

エルからスズミ　dice1d100=45 (45)

[54 氷室エル 24/02/28(水) 01:20:45]

というわけで今日はここまでです　

好感度
エル：スズミ　　45：42 (騒ぎを起こさないように気をつけます……)

[55 二次元好きの匿名さん 24/02/28(水) 07:37:31]

投稿乙

[56 二次元好きの匿名さん 24/02/28(水) 08:28:20]

ただの地図とは思えない価値になってしまった

[57 二次元好きの匿名さん 24/02/28(水) 12:26:09]

やばいことになった

[58 氷室エル 24/02/28(水) 22:19:47]

いつだって見切り発射　本日も少しずつ更新します

＜トリニティ総合学園＞

ここがトリニティの学園……レッドウィンターほどじゃないですけど結構の大きい……

「学園を見るのは初めてですか？」

はい。この辺りに来る時は市場調査か地図を売る時くらいなので

良く見ると校舎とか庭園とか……綺麗ですね～

こういう作られた美しさというのも分かる。有名デザイナーが全部設計した様な……こういうのなんて言うんだっけ？機能美？

「ありがとうございます。自分が通う学園を褒められるのは悪い気がしませんね」

校内を一通り回りたいとは思うくらいなんですけど……

『ﾜｲﾜｲ』　『ｶﾞﾔｶﾞﾔ』

そんな規律感がある学園の中に人だかりが……なんですアレ？

「dice1d3=」

1.校内に定期的に来るアイスクリームトラックですね

2.……現在、校内ではデモが続いていまして

3.……少し隠れながら移動しましょう

[59 氷室エル 24/02/28(水) 22:19:59]

dice1d3=3 (3)

[60 氷室エル 24/02/28(水) 22:34:53]

…………もしかして校内にも？

「はい。皆が皆というわけではないのですが……」

そうですか……本当に申し訳ないです……

「いえ、校内での騒ぎは氷室さんが全ての原因というわけではないですから」

「少し前に起こったエデン条約襲撃事件はご存知ですよね？その襲撃事件にティーパーティーの１人が関与していました」

………あぁ～！あれですね？　(大聖堂を使うイベントって事しか知らないけど)

「聴聞会にてその1人。美園ミカさんに判決が下されましたが、その判決に納得していない生徒達が今もこうしてデモを起こしており……」

「それだけならまだ正義実現委員会で対応できていたかもしれませんが、そこに氷室さんの事件が重なった結果……」

デモに混乱が重なって大騒ぎになってしまった？

「はい……」

………いやもう、ほんとに……トリニティに行こっかな？とか軽い気持ちで来て本当にすみません……

規律

100 － dice2d100=43 30 (73) (最高保証値50)

[61 氷室エル 24/02/28(水) 22:48:36]

トリニティの規律　27　(やってる事がゲヘナになりかけてる)

「そう何度も謝らないでください。私は事情をよく知りませんが、少なくともお会いして話す限り、氷室さんは好き好んで騒動を起こすような人に見えません」

「自警団として本来はこの様な騒動も止め、氷室さんを含め、皆が争わず大手を振って歩けるような治安を目指していきたいのです」

スズミさん……

「ですから氷室さんも余り気にしないでください。すぐには無理かもしれませんが、いつかは校内を自由に見て回れる様にはしておきますので」

……ありがとうございます！

「では少し隠れながらになりますが移動しましょう」

dice1d3=1 (1)

1.応接室へ

2.テラスへ

3.セイアの部屋へ

[62 氷室エル 24/02/28(水) 23:00:48]

＜トリニティ応接室＞

「それでは私はこれで失礼します」

何から何までありがとうございましたスズミさん

本来なら地図の１つでも描いて渡したい所なのですけど……

「気にしないでください。その感謝の気持ちだけで十分ですよ」

「私はティーパーティーへ連絡に向かいますので、ゆっくりお待ちください」

…………どうしよう

トリニティの騒動を収めるために何かできたらいいんだけど……何も思いつかない

憶測を全部否定していくのは簡単だけど、言わされてるって説もあるみたいだし、ワタシを見せたら酷い騒動になるのは目に見えてるし……

はぁ………やっぱり事件は事件のままにしておくべきだったのかなぁ……それともやっぱりトリニティに来ない方がよかったかなぁ……

「……ふむ。そう思えるのは不本意だね」

dice1d3=2 (2)

1.セイア

2.セイア+ナギサ

3.セイア+ナギサ+ミカ

[64 氷室エル 24/02/28(水) 23:18:05]

×思える → ○思われる

「私達はこんなにも出会えて嬉しいのに……確かに今の学園の状態を見てしまえば仕方ないか」

自己嫌悪に陥っていたせいか、部屋の中に２人入っていてきた事に気づかなかった

１人はセイアさん。あの日私が助けようとしてワタシが助けた子。あの日、逆に私を助けてもらった子

もう1人は……誰？　スズミさんが言ってたティーパーティーの子かな？

そんな初めて出会う人の様な顔をしていたからか、２人はすぐに名乗ってくれた

「そういえば我々は君を……氷室エルを良く知るが、私を含め君にはキチンと名乗れていなかったな」

「改めて名乗ろう。私は百合園セイアだ。ティーパーティーのメンバーの１人だ」

「同じくティーパーティの、桐藤ナギサと申します」

氷室エルです。……私を良く知るって事は、私ってやっぱり悪い意味で有名だったりします？

「そういう事ではないさ。私は以前君達に助けられてから君の事を良く調べただけで、ナギサは……」

「君の地図のファンの１人だよ」

あっ……

「…………」

好感度

ナギサからエル　dice1d100=22 (22)

[65 氷室エル 24/02/28(水) 23:25:44]

「………セイアさんから事情は聞いています。ミカさんとセイアさんは貴女がいたから助かったと」

「その点は深く感謝を。2人は私にとってかけがえのない存在です。そんな2人を救っていただいて感謝しかありません」

…………　(ミカって人は知らないけど……ベアトリーチェが何かしようとしてたのかな？)

「……ですがどうしても言いたい事があってこの場にセイアさんに無理を言って同席させてもらいました」

………なんでしょう？

dice1d3=2 (2)

1.「今回の騒動について、どうお思いですか？」

2.「事件の証拠を見せてください。どれほどの危険があろうと構いません」

3.「嘘ですよね？ もう新しく地図を描かれないという話は……」

[66 氷室エル 24/02/28(水) 23:42:45]

証拠？ 証拠の地図はないって説明しましたけど……

「私が言っているのは実行犯の話です」

……！それは私が……

「惚けないでください。セイアさんからある程度の事情は聞いています」

「今もそこにいるのでしょう？実行犯が」

………　ｷｯ！

「すまない。口外する気はなかったのだが……」

～～～～～～～～～～～～～

(part4　>>68(応接室でのエルの分体との戦闘後)より少し後)

「先生達が戻れば虹色の影もいなくなる……やれやれ、本当に地図だけが狙いだった様だ」

「しかし……これをどう片づけたものか」

室内での戦闘を許可はしたが、自分１人で片付けるには骨が折れそうだ

誰かに片づけを手伝ってもらう必要があるが……だとしても残る虹色の粘液は誰かに見せられるものではない。ある程度は私一人で……

「セイアさん！」

dice1d3=1 (1)

1.部屋の惨状を今知った

2.虹色の粘液が応接室に入り込む所を見て来た

3.戦闘の一部始終を見ていた

[67 氷室エル 24/02/28(水) 23:55:24]

「ナギサ！？どうしてここに……」

「私はセイアさんが隠れて応接室の使用許可を取っていると聞いて……ですがこの惨状は……！」
「それにこの部屋のあちこちに飛び散っている虹色に輝く液体……これは……」


「 (マズい……ナギサも確か埋蔵金の地図を好んでいるという話を聞いた事がある) 」
「 (先生の見解と先ほどの戦闘を見る限り、どうあれ作者である氷室エルが関わっている。ナギサに話すわけにはいかない) 」


「……ナギサ落ち着いて聞いてくれ。ナギサが思う様なトラブルはない」
「さっきまで先生がいて、その問題を解決してくれた。だけど少し荒療治になっただけさ」

「ですがこれはどうみても……！」

「大丈夫だ。ここでは何もなかったし……それにその液体はじっくり見るものじゃない。早急に部屋を去るべきだ」

「………セイアさんは私が信じられませんか？」

「これは信じる信じないの問題じゃない。危険だから早く……」

「それはアリウス自治区で起こった事に関係していますか？」

「……！！」
「そ……それは……」

「……ごめんなさいセイアさん。ですが私はこれ以上自分が知らない所でセイアさんが傷つく所を見たくありません」
「話してくれませんか？この部屋で何が起こったのかを」

[68 氷室エル 24/02/29(木) 00:10:23]

～～～～～～～～～～～～

…………で、話してしまったと

「すまない。弁解の余地もないよ」

いえ、私に止める権利なんてないんですし、そもそもは私のせいなので気にしないでください

だいたいこの話を聞いて信じる人の方が少ないでしょう？

「はい。ですが私はセイアさんの言葉を信じています」

「そこにいるのでしょう？ 今回のトリニティの地図強奪事件を起こした犯人が」

…………確かにワタシはいますよ。見せたくないですけど

「事件の証拠として目の前に見せていただきたいです。もし見せていただければ私が証人として氷室さんの証言が正しいという保証をします」

……それに何の意味が？

「少なくとも"実際に事件を起こしたのは氷室エルじゃない"と騒ぐ層はいなくなります」

「実際に事件を起こしたと思ってる層についてはどうしようもないですが……それは罪の告白をした時点で減るものではないと思います」

なるほど

地雷　dice1d100=88 (88)

1～33.……それでも、止めた方がいいです

34～66.……セイアさんはいいんですか？

67～100.………いいですよ

[69 氷室エル 24/02/29(木) 00:21:19]

「……感謝します。」

えぇ……どうしても見たいなら

「バラしてしまった私が言うのも難だが、本当にいいのかい？」

はい……あぁでもセイアさんはしばらく私の方向を見ないでください。セイアさんには助けられましたので……

「……何をする気だい？」

何って………どうしてもワタシを見たいって言うから見せるだけですけど……止めます？

「いえ！覚悟はできています！ 今回の犯人にどうしても言いたい事があるんです！」

「………分かった。ナギサ、くれぐれも注意してくれ。どれだけ備えていても、その恐怖は……乗り越えてくるものだ」

被っていたヘルメットを机の上に置き、セイアさんにしばらくの間後ろを向いてもらう

正直、今も見せたくない。ただ先ほど言われた一言。たった一言だがそれがどうしても気になった

『事件の証拠として目の前に見せていただきたいです』

深い意味はなかったかもしれないけど、それはワタシを物の様に扱う一言

そんな私の心に落とした黒い影に気づかないワタシではなかった

dice1d3=3 (3)

1.恐怖

2.dice1d10=7 (7)

3.一撃

[70 氷室エル 24/02/29(木) 00:34:55]

ワタシはうねり、捻じれ、澱んでいく

少しずつ私の体よりも大きくなっていき、私の体を隠す様に巨大な塊……何度も側にいる虹色の影が立ちふさがった

「これが……例の……！！」

空想の世界にしか存在しないであろうナニカにナギサが驚嘆した瞬間だった

「………え？」

虹色の影は大した動きはしていない。形を変え、ナギサの側に伸びていっただけ

そしてナギサの足元まで影が伸びただけ

それだけで応接室の足場は大砲でも打ち込まれたかのように破壊され

そのまま落下しそうになるナギサを

dice1d3=1 (1)

1.虹色の影は掴んで逃がさなかった

2.掴もうとする虹色の影を蹴り飛ばし、ナギサの落下を防いだ

3.氷室エルは抱きかかえて助け上げた

一瞬というよりかは破壊の気配がない。気配がなさすぎてセイアも、近くで一撃を受けたナギサすらも目の前で起きた事を理解するのは、しばらく経っての事だった

[71 氷室エル 24/02/29(木) 00:51:34]

「……えっ？……は……なに……が……？！？」

遅れて現状に気づく。自分の立っていた部分に穴が開いている事。それでも自分が宙に浮いている事。そして自分が危機的状況に陥ってる事に

「…………！？！？！？」

自分の腕が蜘蛛の巣に引っ付いてしまった虫のように虹色の影から離れないと気づく

感覚的に逃げられないモノだと分かってしまう

そして分かりたくなくても分かってしまう

自分が蜘蛛の巣にかかった虫ならこの虹色の塊は蜘蛛である事に

『………ナニを言いタイ？』

口は見えない。目も見えない。言葉が通じるのかも分からない

だけどその声は間違いなく虹色の影が発した音だった

「わ……わたっ……し……が………！」

「言いたい事は……！！」

だけどナギサにはティーパーティーとしての意地が、今回の騒動への思いが、そして何より愛があった

dice1d3=3 (3)

1.セイアさんに謝ってください！　(変化なし)

2.私の地図を返してください！　(次ダイスでプラス値変動)

3.エルさんに謝ってください！　＋dice1d100=1 (1)

[72 氷室エル 24/02/29(木) 01:06:23]

『………私ニ？』

「えぇそうです！！ あなたが事件を起こしたせいで氷室エルはトリニティで活動できなくなってしまいました！！」

「最近はトリニティ自治区にて実演販売していると聞いて……これからトリニティでもっと姿をお見かけできるようになり……私も直接実演販売の列に並んで購入したかったのに……！」

「確かにあなたの凄さは分かりました。えぇ分かりましたとも！それほどの力があればエルさんの描いた地図の強奪くらい容易いでしょう！」

「目的はなんですか！？あなたはエルさんの側にいるのにエルさんを乏しめる為に存在しているのですか！？」

『………ワタシは…』

「あなたはこれからどう責任を取るんですか！？ 世間に謝罪すべきはエルさんではなく貴方なのではないのですか！？」

蜘蛛の巣に捕まった絶体絶命の虫の必死な叫び。恐怖からではなく本心からの声

この時のナギサは錯乱状態に近かった。だからこそ恐怖に汚染されながらも、その恐怖をかき消す様に思いの丈を叫ぶ事ができた

この声が枯れる時が自分の命の終わる時。だからせめて自分の思いを伝えたい

そんなナギサの愛は……確かに届いていた

好感度

エルからナギサ

dice1d100=91 (91)　＋1

1～33.ワタシを悪く言わないでください

34～66.ごめんなさい。私のせいなんです

67～100.ワタシだって私なんです

[73 氷室エル 24/02/29(木) 01:22:20]

虹色の影に隠れていた少女が影の前に現れる

ごめんなさい。私達は２人で1つ………貴方達には別の生き物に見えるかもしれませんが、ワタシも私も同じ１人なんです

だからワタシばかり責めないでください。ワタシが悪いなら同じだけ私も悪いんです

「ですがエルさん……！あなたは良いのですか！？」

いいんです。私がダメだったばっかりにワタシはワタシなりに私を助けようとしてくれただけ

……だからワタシも……もういいよ。ありがとうワタシ

少女の声に呼応するように虹色は縮んでいく。蜘蛛の巣は掃われ、1つに戻ろうとする２人

「待ってくれ！！私も一言だけ伝えたい！！」

それはセイアの声。再び虹色の恐怖と相見えたセイアはナギサの思いの丈を聞き、虹色の影にどうしても伝えたい事があった

「ありがとう！今の私達があるのは君達のおかげだ！！」

耳は見えない。目も見えない。言葉が通じるのかも分からない

だけどセイアには虹色の影はこちらを向いて頭を下げてくれたような気がした

好感度

セイアからエル

dice1d100=12 (12)　(最低保証値50)

[74 氷室エル 24/02/29(木) 01:37:59]

まるで先ほどの光景が嘘の様に静まり返る応接室

ただ、ナギサの側に開いた床の大穴が先ほどの光景が夢ではないと実感させた

「…………約束通り。すぐには無理ですが、近いうちにトリニティにいる間は私が氷室さんが自由に行動できる様にします」

あれ？そういう話でしたっけ？確か罪を犯したという話だけ認めるみたいな事を……

「いいえ。私は"氷室さんの安全を保証をする"と……セイアさんも聞いていましたよね？」

「……あぁ。私もそう覚えている」

私の"証言"の保証をするって話だったと思うけど………

「なに。そんなに気にする所ではないさ。それにミカにせよ君にせよ、たった1人の問題にトリニティがいつまでも機能しなくなるというのはトリニティとしても良くない」

「私とナギサが保証しよう。必ず元通りにするとね」

セイアさん……ナギサさん……

「元通りといえば……どうします？この床」

あ゛っ……！？

dice1d3=1 (1)

1.前回の応接室での戦闘の時に修理した部分が再び壊れた事にする

2.持ち歩いてる道具で簡易的に修理

3.エルとティーパーティーの密会が広まるとマズイので、直す間もなくエルだけ脱出

[75 氷室エル 24/02/29(木) 02:03:03]

「………前回の時に壊れた事にしましょうか」

「そうだな。ついでに内装も変えてしまおう」

……壊した私が言うのもおかしいですけど……いいんですか？もしかしてティーパーティーって内装業の部活か何かです？

「……驚いたな。いや、すまない。今日まで説明していなかったのか」
「ティーパーティーとは……レッドウィンターで言うところの事務局の様な組織だ」

！？

「私達はその中でも……レッドウィンターであれば連河チェリノさんと同じ様な立場にあります」

！？！？！？
…………今からでもセイア会長とか呼び直した方がよろしいです？

「気にしないでくれ。恩人にかしこまられるとこちらが苦しくなる」

じゃあナギサ会長とだけでも……

「…………何故私だけ会長呼びなのですか？」

いやいや！？ なんでそんなに不服そうなんですか！？
他校の目上の人に失礼を働くのはよくないでしょう！チェリノ会長にやったら粛清されますよ！？

「さっきも言っただろう？ ナギサは君の地図のファンだと」
「ナギサの思いは聞いていだろう？ 好きな人に他人行儀扱いされると私だって哀しい」

……でもナギサさんって私の事好きではないですよね？

[76 氷室エル 24/02/29(木) 02:03:34]

「うーん……そうではないのだが…………！ そうだ。1つ頼みたい事がある」

「埋蔵金の地図は見つけられたと言っていたが、恐らく見つけたのは先生だろう？」

「後は生徒が３人ほど先生の補助に付いていた。違うかい？」

……はい。公開していなかったのによくご存じで

「私達にその時の思い出を語ってくれないだろうか？言いたくない所は言わないでいい」

「もう一人の君の存在は私もナギサも知っているとはいえ、言いたくない部分もあるだろうからね」

どこまで説明するか

dice1d100=61 (61)　(最低保証値30　80以上で……)

[77 氷室エル 24/02/29(木) 02:17:37]

説明61(本質喪失～オーロラの手前まで、私とワタシの細かい関係や大人のカードは教えていないが一部始終は伝えている)

………というわけで先生に宝を見つけられて、私は夢の1つを叶える事ができました

こんな所ですけど……これでいいですか？

「……なるほど。君もクズノハに会っていたのか」

え？クズノハさんってセイアさんの所にも出たんですか？

「……あぁ、私の場合は予知の力を犠牲にして現世に戻ってくる事が出来たよ」

「 (流石にもう一人の氷室エルを見た結果あの空間に導かれたとは言えないが) 」

「しかし大丈夫なのかい？能力や異能ならまだしも、自分の夢を犠牲にするなんて……」

それはまぁ………トリニティにも迷惑かけちゃいましたし、夢は見つからないですし、埋蔵金の地図が描けないのでお金もないし……自分がどうなったのかすら分からないです

それでもいろんな所を回って、いろんな人と話して……変わってしまった自分を見つけられたらいいなと思って進む事にしました！

「……そうか。前に進めているならそれで何よりだよ」

「そしてその記念すべき一歩にこの場所を選んでくれたこともね」

「そうだろう？ナギサ？」

dice1d3=1 (1)

1.地図は好き。作者は好きでも嫌いでもない。今は地図を流通しなくなったから嫌い (変化なし)

2.地図は好き。作者が流通させなくなったから嫌いだったけど………

3.元々熱心なファンだったけど騒動で嫌いに、だけど事情を聞いて……

[78 氷室エル 24/02/29(木) 02:29:47]

「…………新しく地図を描く気はないというのは本当なのですね？」

それはまぁ……埋蔵金の地図ですって売り出しといて、その埋蔵金がありませんでは話になりませんし

「…………それは残念です」

……セイアさん。これ本当に説明した意味あります？

「まさかナギサがここまで拗らせているとは私も予期できなかったよ」

「だが、本来は嫌っていなかったという事は信じてほしい。だからナギサも普通に呼べばいいさ」

……分かりました。嫌だったら言ってくださいね？ナギサさん

「……大丈夫です。嫌ではありませんから」

……………

トリニティって地図自体に価値を見出してる人が多かったけど……どこがそんなに良いんだろう？

ナギサは地図のどこが好き？

dice3d5=2 4 1 (7)　(出た数値全て採用)

1.三大埋蔵金

2.謎

3.絵

4.気品

5.過去作と繋がる

[79 氷室エル 24/02/29(木) 02:42:02]

「三大埋蔵金の1つが見つかってしまったのであれば……しかも見つけたのがあの先生であるならば……諦めるしかないのですね……」

「あぁ………せめて地図さえ残っていれば……思い出と共に額縁に飾っていたのに」

…………思ったより純粋に埋蔵金に興味ある人だった

これじゃ無理だ。代わりの絵を描きましょうか？というのも意味がない

「ナギサの事は気にしないでくれ。それよりも……氷室エル。君は確かトリニティに会いに来た人物がいるのだろう？」

………あ！？そうだった！！

確か……スイーツ研究部？じゃなくて……放課後スイーツ部に用が会って

「………あの部か。部室の場所を教えるのはいいが……君が出歩くとトラブルが起こる可能性がある」

「名前が分かっているなら呼びだそうか？」

dice1d3=1 (1)

1.お願いします！

2.どこか別の部屋でなら……

3.できれば部室まで移動したいです

[80 氷室エル 24/02/29(木) 02:54:59]

「分かった。ならこの部屋で待っているといい。ティーパーティーの名で呼びだせばすぐに来るだろう」

「私達はこの辺りで失礼するよ……ほらナギサ、いつまでも落ち込んでないで。戻るよ」

「…………分かりました」

「氷室エルさん……もし！万が一にでも！埋蔵金の地図を描かれる事があれば！是非とも連絡をお願いしますね！！」

わ、分かりました……

「やれやれ………ナギサの事は任せておいてほしい。約束も程々に守る様にさせるさ」

「後ナギサとは違うが……たまにはトリニティを訪れて私にも連絡をしてほしい」

セイアさんも？

「そうさ。私は君の行く末を見届けたくもありつつ、力になりたくてね」

「……いや、なんだかんだ言いながらも、私は私達の縁をこれで終わりにしたくないのさ」

そうですか………分かりました

私も次の機会ではセイアさんやナギサさんの話を聞ける事を楽しみにしています

「……あぁ、私も今から次に会う時が楽しみだよ」

好感度

エルからセイア　dice1d100=16 (16)　(最低保証値50　最終戦補正)

セイアからエル　dice1d100=73 (73)　(最低保証値50　救出補正)

[81 氷室エル 24/02/29(木) 02:59:34]

という事で本日はここまで　次回はスイーツ部編

好感度
エル：ナギサ　　92：22 (嫌われてしまった埋蔵金の地図のファン)
エル：セイア　　50：73 (片や心を救われ、片や命を救われる)

[82 二次元好きの匿名さん 24/02/29(木) 07:48:34]

投稿乙！

[83 二次元好きの匿名さん 24/02/29(木) 08:21:47]

さっぱりしたファンで良かった

[84 二次元好きの匿名さん 24/02/29(木) 08:48:10]

そういえばナギサは地図で好感度が中アップのキャラだったか
そうなるとウイにも会ってみてほしいところ

[85 二次元好きの匿名さん 24/02/29(木) 12:53:42]

トリニティが酷い惨事だよ…

[86 二次元好きの匿名さん 24/02/29(木) 22:24:08]

おいしいスイーツをお食べ

[87 氷室エル 24/02/29(木) 22:41:54]

Q.どうしてこうなったトリニティ？

A.責任が結構大きい・地図の価値が上がってるのに本人の人気が下がっている・その余波が学園内にも来ている・１人で過ごしてきたので庇ってくれる様な知り合いが少ない(当時セイアぐらい)

　余波はしょうがないとしても他が結構大きいからね……

Q.あんなに塩対応されてるのに好感度91になる要素ある？

A.自分の描いた地図を熱心に追っている人・埋蔵金自体に興味がある人・ワタシに理解がある人には好感を感じます。今回は原因が10割自分が悪いと思ってるので申し訳ないと強く思ってる

　チェリノやナギサは前2つ。先生は後ろ1つが該当。クズノハは例外

というわけで再開します

dice1d3=3 (3)

1.ナツだけが来たよ

2.1+お菓子持参だよ

3.2+扉の後ろに誰かいる……？

[88 氷室エル 24/02/29(木) 23:06:46]

待つ事数分、応接室の扉が叩かれるので急いで迎え入れる

「……あり？」

扉を開けると、そこには少し前に出会ったばかりのスイーツ系少女が姿が
確か名前は……ナツさん。数少ない私の真実を知る人

「……なぁんだ。急に呼び出されたから誰かと思ったら……エルさんだったんだ」
「どしたの？ わざわざこんな周りくどい呼びだし方をして？ 講義の続きを受けたくなった？」

いえ……特別な理由があるわけじゃないんですけどね？
ちょっと自分探しで色々な場所に向かう予定でして……その一環でナツさんと話がしたくて……

「……！！その話、興味ある！」

そういってもらえると助かります。………それと、あの扉の後ろにいるのお知り合いの方ですか？


『………！』ｶﾞﾀｯ

[89 氷室エル 24/02/29(木) 23:07:59]

『ほら！カズサが音立てるから！』 ﾋｿﾋｿ

『は？ 私のせいにしないで』 ﾋｿﾋｿ

『ヨシミちゃん…カズサちゃん……静かにしないと気付かれちゃうよ……』 ﾋｿﾋｿ

………もう普通に聞こえてるんですけどね

一応私トリニティで悪目立ちしてるっぽいので、もし知らない人ならナツさんを抱えて脱出したいのですけど……

「３人共私の友達だから気にしなくていいんだけど………この物語を１人で味わうのはもったいないかも」

氷室エルを知っているかどうか

ヨシミdice1d3=1 (1)

カズサdice1d3=1 (1)

アイリdice1d3=2 (2)

1.悪い意味で知ってる

2.知らない

3.いい意味で知ってる

[90 氷室エル 24/02/29(木) 23:27:55]

「３人共入ってきていいよ～」

ナツさんの声がかかるとゆっくり扉が開く
隠れて覗いていたからか、バツが悪そうにおずおずと３人が部屋に入ってきた

ナツさんはそれを全く気にせず私の隣に並ぶ

「この人がちょっと前に話したエルさんだよ」

「前に？……あっ！ナツちゃんが先生とロマン探しに行くって言ってた時の人？」

「そうそう。今でもロマンを求めて進み続けたあの日の感動スペクタクルの冒険は、私の心に深く残ってる……」

「またナツは出会ったばっかりの人に変な喋り方して……でもエルさん……どこかで名前を聞いた事がある様な……」
「すみませんけど苗字を聞いてもいいですか？」

………氷室です

「氷室……氷室エル……」
「あれ？私も最近聞いた気がする……確か……」

「「　あっ！！　」」

～～～～～～～～～～～～～～～～～～
『トリニティの魔女を吊るしあげろ！』
『裏切り者には制裁を！』

「……あれ？ アイスクリームトラックは？」

[91 氷室エル 24/02/29(木) 23:41:16]

『ついでに氷室エルの作品も全てトリニティから消せ！』
『ハァ！？魔女への悪口はいいけど、あの神作品を消せとか正気とは思えませんわね！』

「来てないわね……アイリ。場所合ってる？」

『あんなパクリ作品が好きだなんて……あなた、もしや魔女の手先では？』
『は？言っていい事と悪い事があるでしょう！？』

「調べてみるね………うん。合ってる」

「…………ちょっと聞いてみよっか」

『キッチンカー？そんなもの邪魔だから追いだしたわよ？』
『デモの邪魔だし、それに残った地図を踏み絵にしたり焼いたりするんだから……貴方達も参加する？』

「「「 ………… 」」」

「「「 えぇぇ！？ 」」」

～～～～～～～～～～～～～～

「今日はそのデモ隊のせいで限定アイスが食べられなかったんだけど、騒いでた時に出てきた名前と同じ……！」

「もしかしてデモが騒いでた氷室エルって……」

………間違いなく本人です

[92 氷室エル 24/02/29(木) 23:42:59]

「え？………えぇぇ！！？」

「え？本当に？ドッキリとかじゃないよね？」

「それよりも……そんな人がどうしてこんな所にいるの？ ナツ、あんた何かやった？」

「んーん」 ﾌﾙﾌﾙ

いやもうほんとに……ここに来てからは迷惑のかけっぱなしで……本当にすみません……

dice1d3=3 (3)

1.「……ナツ。ヤバい橋渡る前に引いた方がいいよ？」　次判定-10

2.「で、でもほら！氷室さんにも事情があったかもしれないよ！」　次判定+10

3.「皆言いたい事はあるかもしれないけど……まずはゆっくりスイーツでも食べよ？」　次判定+20

好感度

ヨシミからエル　dice1d100=72 (72)　-10

カズサからエル　dice1d100=5 (5)　-10

アイリからエル　dice1d100=20 (20)

[93 氷室エル 24/03/01(金) 00:06:14]

好感度　ヨシミ・カズサは+10、アイリは+20で判定
ヨシミからエル　82
カズサからエル　15
アイリからエル　40



突如始まったトリニティの応接室でのお菓子タイム……と言っても申し訳なさで味がしない……
特に猫っぽい生徒から威圧感を感じる……いや、十割私が悪いんですけど……

「それで？ ナツと氷室さんはどういう関係なの？」

「……おっほん！何を隠そう私はエルさんが残したキヴォトス三大埋蔵金を見つける為に先生達と冒険に出たのであった！」

「知ってる。何なら自慢してきたくらいだし」
「そもそも先生を巻き込んで何やってんのって話だけど」

「一行を待っていたのは苦難の連続！荒れ狂う吹雪！デラックスパフェの様な氷山！さながら私達はアイスクリームにかかったフレーバーの1つの様だったね……」

「なにそれ。そんな所行けるわけないじゃん」

「そしてロマンを求める一行は……無事、宝を見つける事ができた！！」

「へぇ～見つけられたんだ。よかったじゃ……ん？」
「……え？私の聞き間違い？……宝を見つける事ができた？」

「ぶい！」

「え？……まさか本当に……？」

[94 氷室エル 24/03/01(金) 00:19:03]

「………氷室さん。今の話本当なんですか？」

はい。だから埋蔵金の地図が描けなくなってしまって……

「「「 えぇぇぇー！？ 」」」


「ちょっとナツ！！ なんで今まで黙ってたのよ！？」

「私は言ったよ？ アイリも聞いてたよね？」

「うん……でも、私もヨシミちゃんも先生とロマンを探しに行く。その時に会った人がいるってくらいで……」

「埋蔵金なんて聞いてないわよ！！……それで？どうだったの？」

「そうだね。例えば猛吹雪の中に厳かに佇む姿はまるで……」

「そうじゃないわよ！ 分け前よ！わ・け・ま・え！」
「先生と一緒に一緒に行ったんだから全部とはいかなくても埋蔵金の一部を……」

「……やれやれ。このお菓子の甘さがお金に変えられない様に、ロマンは金銭に変えられないものだよ」

「あーもう！！ もういいわ！！」
「氷室さん！ナツがどれくらい埋蔵金を持って帰ったか分かります？」

あー………ナツさんからは胸いっぱいになるほど持ちかえらせてもらったって言われてるんですけど……

「ですけど？」

ナツさんは埋蔵金本体に関しては何も持って帰ってきてないです。なので金銭的な分け前で話すなら……ゼロ円です

[95 氷室エル 24/03/01(金) 00:33:34]

「……は？」
「はぁぁぁ！？ ナツ！？ あんた正気！？」

「私はあの時の光景で胸がいっぱいになっちゃった。いやぁ～行ってよかったよ！」

……そう言ってもらえると嬉しいです

「よくないわよ！！ あんた埋蔵金があったら今まで買えなかった限定スイーツも、諦めてた高級スイーツも買う事ができたのに！」

「……私達は放課後スイーツ部であってスイーツグルメ部じゃない。私達は日々、こうして放課後に買えるスイーツを皆で楽しむ集まりであって、高級志向のグルメを堪能する集まりじゃないよ？」

「それは……そうかもしれないけど……！」


……でもナツさんって先生に高級スイーツを奢ってもらうって言ってましたよね？

「あっ…エルさんそれ内緒……！」

「あー！！ ほら見なさい！！やっぱりあんた１人だけ良い思いしてるじゃないの！？」

「ま、まだ未遂だからセーフ……」

「隠してた時点でアウトよ！！」

[96 氷室エル 24/03/01(金) 00:43:36]

そんなナツさんとお友達のやり取りが盛り上がってる中

「…………」

ネコみたいな人にずっと見られてる………いや、警戒されてる

「…………」

ちらりとナツさんの方を見ると、ヨシミと言われた金髪の子とまだ言い争っており、アイリと呼ばれた子が仲裁しようとしている

……この子に聞いてみるなら今かな？

「…………」

あの……

「………なんですか？」

dice1d3=1 (1)

1.ご迷惑をかけてしまったようで……申し訳ないです

2.ナツさんに危害を加える気は無いです。なので……

3.これ以上迷惑にならない様にナツさんへの用事は後日にして今日は帰りますね……

[97 氷室エル 24/03/01(金) 01:04:05]

「いや、トリニティのデモは最近ずっとだし……それに氷室さんがいなくても今回の事件は起きてたかもしれないし……気にしなくていいですよ」

「……ってさっきまで睨んでた私が言っても説得力ないか。ごめんなさい」

いえいえ、私が原因でないとは言い切れない事ですし……

「………」

「少し聞いてもいいですか？」

はい。私が答えられる事なら

「えっと……まず氷室さんって何年生ですか？」

はい？ ３年ですけど……

「そうですか。危うくタメ口使う所だった……」

別に話しやすい喋り方でいいですよ？ 私は人と話す時は大体この喋り方になるってだけなので

「(……警戒し続けるよりかは話を聞きやすいか)………ならその言葉に甘えさせてもらうね」

「それと聞きたい事なんだけど……ナツの話ってどこまで本当なの？」

どこまで？……さっきの話ですか？

「それもそうだけど……ナツの言いまわしは分かりづらい時があるから」

「だから氷室さんからも教えてほしい。さっき言ってた埋蔵金をナツが見つけた日の事を」

どこまで説明するか

dice1d100=26 (26)　(最低保証値30　80以上で……)

[98 氷室エル 24/03/01(金) 01:06:02]

説明30　(ナツの証言を補足する程度の説明)

という事で今日はここまで　ずっと落ち込みながらペコペコしてるトリニティ編はまだ続く

[99 二次元好きの匿名さん 24/03/01(金) 07:38:37]

投稿乙でした

[100 二次元好きの匿名さん 24/03/01(金) 08:24:11]

そういえばあんだけ頑張ったのに2等分にしかされてないんだった

[101 二次元好きの匿名さん 24/03/01(金) 12:40:00]

分けて貰えばよかったのに…

[102 二次元好きの匿名さん 24/03/01(金) 21:43:03]

まぁ本人たちが納得の上であの配分だったんだろうし
先生があの埋蔵金からの奢りでスイーツ買って渡せば実質それが取り分みたいなもんだろうし

[103 氷室エル 24/03/02(土) 02:46:01]

書き込み時間で察されてるとは思いますが、本日は飽きるまでトラベル04で遊んでたので更新はないです……

一応裏設定って言うほど裏じゃないですしダイス次第で変わるかもしれないですが、取り分について

先生：そもそもの話。行方不明のエルは埋蔵金の眠る場所にいる可能性が高いという情報から埋蔵金探しをしたのが始まり。そこから地図強奪事件や雪原での出会いで確信を得た。エルの捜索が１番の目的なので、埋蔵金の自体に深い興味があったわけではない

………ただ誰よりも深く、近く、長く虹色に関わろうとした結果、下手したらEND3(part4の>>172ぐらいから)になるほどの狂気を生み、日常に帰ってこられた今も残っているかもしれないですね(>>28)

ホシノ：先生を助けたいという気持ちと三大埋蔵金を見つけたいという気持ちが半々。参加メンバーの中で唯一最初から埋蔵金の金銭的な価値を求めている。その他は自分探しの旅 in アビドスでのダイスと展開次第

ナツ：まだ見ぬ宝を探す過程や経験。それらを皆で体験する事に重きを置いている。そのゴールを蔑ろにしそうな気配をモモトークで感じたので参加。金銭的な価値に興味がないわけではないけど優先度が低い。最後のオーロラに一番感激したのは誰かと言われた恐らくナツ

イオリ：そもそもアコの代わりの人手として来てるので、この中で一番埋蔵金に興味がない(唯一好きな物に埋蔵金の地図を含まない)。手伝う内容も行方不明の生徒を助けようとする先生の手伝いと聞いているだけ。

詳しく説明したら興味を持つかもしれないが、あの時点では金銭的な価値をそこまで理解していない可能性がある。宝よりも先生の無事

[104 二次元好きの匿名さん 24/03/02(土) 12:42:03]

なるほどなるほど

[105 二次元好きの匿名さん 24/03/03(日) 00:01:43]

ゆっくり遊んでくださいね！

[106 氷室エル 24/03/03(日) 00:15:55]

さすがに２日放置はモチベに関わるので少しだけでも進めます


………という感じですね

「ナツが言ってた事とあんまり変わんないんだね」

私はどうしても待つ側になってしまうので……製作者の私が付いて行って「その進み方で合ってますよ！」とか言えないですから

詳しい話なら同行していたシャーレの先生の方が分かると思いますよ

「ふーん……それもそっか。教えてくれてありがとう」
「変な事聞いてごめんね？」

いえいえこれくらいなら
……逆に私からも聞いていいですか？

「別にいいけど……ナツの事なら私も詳しく答えられる自信ないよ？」

ナツさんの事ではなくえっと………まず、あなたのお名前聞いてもいいですか？

「……あ、まだ名乗ってなかった」
「ヤバ……すごく失礼じゃん私……本当、すみません……」

いえいえ！！気にしないでください

「……ヨシミ！アイリ！いつまでもナツと遊んでないでこっち集合」

「遊んでるわけじゃないわよ！尋問してるの！」

[107 氷室エル 24/03/03(日) 00:34:15]

「で？何があったのよ？」

「氷室さん。この小さい金髪がヨシミです」

「いきなりなに！？」

「………あっ！もしかして私達って……まだ自己紹介もしてない？」

「あ゛っ！？そういえば……」

「うん。そういうこと」

「だとしてもその紹介はないでしょうが！！」

「それでその隣にいるのが……」

「ちょっと！？私の説明それで終わる気！？ 自己紹介くらい自分でやるわよ！！」

………さっきから見てて思ったんですけど、皆さんって仲良しなんですね

「……そう見えます？」

そうですね。気兼ねない友人同士に見えるというか

「氷室さんにはそういう人いないんですか？」

dice1d3=1 (1)

1.はい。友人と呼べる様な人は誰も……

2.はい。どうしても一線を引いてしまっていたので

3.１人だけ……もう1人の私の様な存在がいます

[108 氷室エル 24/03/03(日) 00:52:01]

仲がいい人……チェリノ会長は会長だし、ミノリ部長は部長だし……クズノハさんやセイアさんは友達って言える関係じゃないし……ワタシはそもそも人じゃない

それもこれも、今までワタシだけがいたらいいって思ってたから仕方ない事なんだけどね


「ちょっとカズサ！こんな小さい子に対してデリカシーない質問してるんじゃないわよ！」

小さい子………
私より小さい生徒なんてほとんど見ないんで仕方ないんですけどね……

「ヨシミ。氷室さんは今３年生。ここにいる誰よりも年上だよ」

「え？……本当に？」

……はい (レッドウィンターの学生証を出す)

「あ……ごめんなさい！ 普段小さいってバカにされてる私よりも小さいからつい……」
「ちょっとカズサ！ そういう事分かってるなら早く言いなさいよ！！ 私までデリカシーがないみたいに思われちゃうじゃない！！」

「自業自得」

「あああぁもう！！ あんたねぇ！」


…………今の私に足りない部分はこういう所なのかな？

「え～っと……もう私の自己紹介初めていいの……かな？」

[109 氷室エル 24/03/03(日) 01:05:23]

「栗村アイリです。トリニティ学園の１年で、好きなものはアイスクリームです」

「遅くなりましたけどよろしくお願いします氷室さん」

こちらこそよろしくお願いします

アイスクリームか～……ずっと食べてないなぁ

「そうなんですか！？」

レッドウィンターで勝ち取る甘い物といえばプリンだから、プリンの為のクーデターは知ってるけど、アイスの為のクーデターは起こってないし……

「クーデターで勝ち取る……そうまでしないとアイスが食べられないんですね……」

「……よかったらでいいんですけど、私のアイス食べてみます？」

いいんですか？

「はい！せっかくですからおススメの味を食べてほしくて……」

「……！これです！」

アイリさんはどこからか緑色のアイスクリームを取り出した

……何味なんだろう？

「とても美味しいですよ！ まずは一口どうぞ！」

チョコミント dice1d100=68 (68)

1～40.………歯磨き粉？

40～59.……好きな人は好きそうな味ですね

60～79.……美味しい

80～100.……！！美味しい！！

[110 氷室エル 24/03/03(日) 01:18:17]

「！！ そうですよね！？」

はい。美味しいです
美味しいんですけど、今までに食べた事のない味……何味って言うんですか？

「チョコミント味です！」

チョコミント味……覚えておこう……

「まだまだアイスは残ってますからどんどん食べてください！」

それだとアイリさんの分がなくなりません？

「いいんです！こうしてチョコミント好きの仲間が増えただけでも私は嬉しいですから！」

……ならいただきますね

「はい！どうぞ遠慮なく！」

………？こっちの部分は微妙に味が違う？

「分かりますか！？ 実はチョコミントアイスにも種類があって……このアイスは二種類のミントを……」



「………二人で言い争ってる間にあっちで盛り上がっちゃってるわね」

「………あの味が好きな人ってアイリ以外にいたんだね」

[111 氷室エル 24/03/03(日) 01:35:11]

アイリさんと一緒にチョコミント味のアイスを食べていると言い争いが終わった二人が戻ってきた

「……氷室さん。待たせてごめんなさい」

いえいえ、私は別に気にしていませんから

「そう言ってもらえると助かるよ。……最後は私の自己紹介だね」

「トリニティ総合学園。放課後スイーツ部。杏山カズサ。よろしく……お願いします……」

こちらこそ、よろしくお願いします

「それで……えっと……氷室さんって私に何か聞きたい事があったんだよね？」

……あ、そうそう

来た時からずっと見られてたんで、何か気に障る事やっちゃったかなと……いや、すでに被害出しちゃった後と言えば後なんですけど……

「え？……あ～……」

「なによ。散々人に失礼だみたいな事言っておきながら、自分の方が失礼じゃない」

「……うるさい」

単純に気に食わないとかならすぐに帰りますので……

「dice1d3=2 (2) 」

1.……騒動の中心人物が来たら誰だって気にするでしょ？

2.……知らない人が来たから警戒してただけ

3.………２人きりで話せる？

[112 氷室エル 24/03/03(日) 01:53:47]

「だから今はもう平気」
「ごめんなさい。ずっと気を使わせたみたいで……」

謝らないでください。今のトリニティで私の事を警戒しない人なんていないと思いますから
むしろ私の方が迷惑かけてばかりで……本当に……

「………そうだね」
「ちょっと待って………謝るのは１回止めにしない？」

……え？

「氷室さんはナツと用があってここに来たんだよね？ それに私達が乱入してこうして話をしてるけど、さっきからずっと謝らせてばかりで、こっちが申し訳ないよ」
「そもそもこんな事になってるのは呼び出されたナツが気になって尾けてきた私達のせいだし」

でも……私のせいでアイスが買えないって話ですし……

「悪いのはデモを起こしてる連中だから」
「……それに少なくとも氷室さんはトリニティを混乱を起こしたくて起こす様な人には見えない」

「だから互いに今日の事で謝るのは無しって事で……どう？」

[113 氷室エル 24/03/03(日) 01:54:06]

……ありがとうございます

そう言っていただけると助かります

「うん、じゃあこれで一通り自己紹介も終わりだね」

「後は……ナツは何してんの？」

dice1d3=1 (1)

1.疎外感を感じる～……ポーズ中

2.お菓子補給中

3.後方先輩面で自己紹介の光景を微笑ましく見ている

「いやいや！！私の自己紹介をアレで終わらせるんじゃないわよ！？」

[114 氷室エル 24/03/03(日) 02:14:21]

「悲しい……今日の集まりは私がセッティングしたみたいなものなのに……皆が私抜きで盛り上がってる……しくしく」


「ご、ごめんねナツちゃん！氷室さんがチョコミント好きだったからつい……」

「あ～……まぁ今回は私が悪かったよ」
「……氷室さん。ちょっとナツの相手してくるんで、ヨシミの面倒みててもらっていいです？」

「人をペット扱いするんじゃないわよ！」
「あーもう！！腹立つわね！！」

えーっと……ヨシミさん？
ヨシミさんの自己紹介をしっかり聞きたいいんですけど……ダメですか？

「！！いやいやそんな事ないわ！……いやそんな事ないですわ？ないわよ？」

カズサさんにも言ったんですけど、話しやすい喋り方で大丈夫でよ
私は人と喋る時はこうしてるだけなので

「…だからカズサは所々タメ口だった訳ね。おかげで恥かいちゃったじゃない」

「せっかくだからお言葉に甘えて……散々聞いたかもしれないけど改めて自己紹介するわ。トリニティ総合学園１年、伊原木ヨシミよ」

よろしくお願いします。ヨシミさん

「………ねぇ。ちょっと聞きたい事があるんだけど……いい？」

……？はい、私が答えれる事なら

[115 氷室エル 24/03/03(日) 02:14:54]

「……最後に身長が伸びたのはいつ？」

「いや、違うわね。体の成長って止まった？止まってない？」

体の成長ですか？

dice1d3=2 (2)

1.私の成長はあの日から止まったまま

2.興味がないので不明

3.実は少しずつ身長が伸びている

[116 氷室エル 24/03/03(日) 02:29:55]

分からないですね。身長も体重も気にした事がないので

「気にならないの！？身長とか……もしかして体型…も……？」

はい。日々の作業に支障が出たら気にするかもしれませんけど、そうじゃないなら何だっていいです

「そ、そうなんだ………誰かに言われたり、周りに比較されたりしないの？」

そういう事はありますよ

「こんなチビに埋蔵金なんて埋められるハズがない」「子供が大人の仕事場に入ってくるな」とかいっぱい言われてきました

「ほんっっと！！ そういう失礼なヤツらってどこにでもいるわね！！」

でも一々相手にしていたらキリがないですし、それに私は目的さえ達成できれば成長しなくてもいいくらいですし

「………そういう考え方も……でもナイスバディになるのは私の夢で………」

夢……なんですか？

他者の夢に対して

dice1d100=52 (52)

1～33.……きっとヨシミさんいも救世主が現れますよ

34～66.………私にできる事があれば何でも言ってください

67～100.なら何としてでも叶えましょう！！

[117 氷室エル 24/03/03(日) 02:42:50]

「いや、そこまでしてもう事じゃないわよ？」

それでも叶えたい夢があるなら、私にできる事はお手伝いしたいです

「……そこまで言ってくれるなら、1つだけお願いがあるわ」
「たまにでいいから身長と……よければ3サイズも測って大きくなったか教えてほしいの」

……そんな事でいいんですか？

「いいのよ。氷室さんが成長した時やってた事と同じ事をしたら、私も夢に一歩近づけるかもしれないわ！」

……そういうものなんですかね？
分かりました連絡は……放課後スイーツ部まで行ったらいいですか？

「普段はレッドウィンターにいるんでしょ？そんな大変な事しなくても、連絡先だけ交換しましょ」
「1cmでも伸びたらモモトークに連絡お願いね！」

はい。分かりました




………仕事以外で他校の人の連絡先、初めてかも

[118 氷室エル 24/03/03(日) 02:47:38]

本日はここまで　ちょっとしか更新してないけど筆が遅いから時間が溶ける溶ける

[119 二次元好きの匿名さん 24/03/03(日) 08:11:56]

投稿乙！

[120 二次元好きの匿名さん 24/03/03(日) 12:55:00]

大きくなれるといいね

[121 二次元好きの匿名さん 24/03/03(日) 18:24:31]

そういやエルちゃんちっちゃかったな
言動とか経験が大物だから忘れてた

[122 氷室エル 24/03/03(日) 23:18:21]

意図した訳じゃないですけど、本来は他の生徒よりも小さい少女と、キヴォトスを呑み込むかもしれない程巨大な化物という身長差がかなりある二人です　再開します


「これで一通り自己紹介終わった？」

３人の名前は覚えましたよナツさん
栗村アイリさん、杏山カズサさん、伊原木ヨシミさんですよね？

「うん！バッチリ！」

「……そもそも最初にナツが紹介してくれたら早く済んだんじゃないの？」

「でもそのおかげで、氷室さんと出会った時より仲良くなれたからよかったと思う」

「…！ついでにナツも自己紹介しておきなさいよ」
「まぁ、2人で話し合う様な仲みたいだし、とっくに」

そうですね。できればお願いします
私もナツさんとは呼んでますけど、他の方の呼び方を真似てるだけで本名か略称かどうか判断できないもので……

「終わって………え？」

「ナツ、あんたまさか」


「………ハッ！？ すっかり忘れてた！！」


「あんた達いったいどういう関係なのよ……」

[123 氷室エル 24/03/03(日) 23:49:16]

「それじゃあ改めて……ある時はショコラの様に苦味の奥へと皆を導き、またある時は……「普通に挨拶しなさい！」………放課後スイーツ部所属の柚鳥ナツだよ。改めてよろしくねぇ」

こちらこそ改めてよろしくお願いします

「……氷室さんとナツって本当に埋蔵金探しで知り合っただけ？」

「それにしては仲良さそうだし、氷室さんもナツの喋り方に慣れてるみたいだし」

あ～……ナツさんとは個人的に少しお話する機会がありまして

「そうそう、エルさんは良い生徒だよ」

「あの回りくどい話をしたの？ 私達は何とか分かるけど初対面で聞かされても意味分からないでしょ？」

いえいえ。解説もしてくれましたし、何よりあの時の話は私にとって、タメになりましたから

「ナツの話を聞いてタメになるっていう人初めて見た……そこの波長合うんだ……」

「それでエルさんは第二回の講義を受けに来たってこと？」

あ～……いえ……少し相談というか聞いてほしい話があるというか……

「…もしかして私達、その話をするのにお邪魔だったりしますか？」

好感度(現状)　(好感度合計が150以上で同席)

エルからヨシミ　dice1d100=76 (76)　+10

エルからカズサ　dice1d100=48 (48)　

エルからアイリ　dice1d100=9 (9)　+10

[124 氷室エル 24/03/04(月) 00:03:25]

(合計好感度153。同席により好感度の変動が可能性があるので好感度表化は後の方で)

いえ、邪魔ではないです
ですが面白い話ではないので、こういう楽しそうな場に持ち込んでいい話なのかというのがありまして……

「なんだ、そんな事。私は気にしないよ」

「私も。むしろ何の話をするのか興味あるわ！」

「私もせっかくなので、よければ聞きたいです」

……分かりました。それでは話していきたいんですけど……正直、まだ自分でも頭の中を整理できてないので、意味が分からない説明になるかもしれませんが、まずは最初に……


皆さんは生きる意味って持ってますか？


「……ちょっと待って！？ 始まりから重くない！？」
「ナツ？ あんた前回氷室さんと何の話したのよ！？」

「…………ブルーベリーパイとクッキーの話？」

「そんな話をするヤツに生きる意味の相談なんて来るわけないでしょ！！」

[125 氷室エル 24/03/04(月) 00:25:28]

………すみません。ちゃんと本題に入る前に説明しないといけませんね


皆さんが先ほど知った通り、私が三大埋蔵金として埋めていた宝を、先生やナツさんの一行が手に入れました
その事自体に恨みや後悔はありません。むしろ感謝しています。なぜなら埋蔵金を誰かに見つけてもらうのが私の夢で、生きる意味だったから


そんな夢を叶えた私ですが……夢が叶った今、どうしたらいいのか分からないんです
前までの私の生活はほぼ夢の為にあった様なものなのです。今の私は生きる目的が希薄で、新しい夢も無く………

今、こうして生きているのは捻じれてしまった私の本当の形が、夢の終わりを諦めきれずにいるだけで……だから今もこうして過去の私の地図の責任を取りたいという半端な形だけが残って……これすら終わってしまったら私はもう……


……死にたいわけではないんです。ただこれから何のために生きていけばいいのか分からなくて……
生きる意味ってどうやって見つけたらいいんでしょうか？



「…………ちょっと相談タイムしていい？」

はい、どうぞ

[126 氷室エル 24/03/04(月) 00:37:23]

(エルに聞こえないように、みんな小声で喋っています)

「ちょっと待って！？ 相談内容が重すぎない！？」

「……アイリ。生きる意味って考えた事ある？」

「えぇ～！？そんな事いきなり言われても……」

「そういうカズサは考えた事あるの？」

「ない」

「やっぱり」

「ならヨシミはあるの？」

「それは勿論、早く綺麗で大人っぽい女性になる事よ！」

「……それはたしかに生涯の生きる目的として使えそう」

「……今、生涯なれないって意味で使えそうって言った？」

「ふたりとも……ここで喧嘩しないで……！」


「………もう分からないしナツに答えさせようよ」

「そうよ。そもそも氷室さんもナツに聞く気で……ってアイツどこ行ったの！？」

「ナツちゃんなら氷室さんの話の途中で「教材を取ってくる」って言ってどこに行っちゃってて…」

[127 氷室エル 24/03/04(月) 00:47:47]

「ハァ！？ アイツ逃げたの！？ 今からどうすんのよ！？」

「………氷室さん。めっちゃこっちの事を期待して見てるよ」

「え？これ私達で答えないといけないの！？………本当に？」


………やっぱり分からないですよね。
いや、自分の事なのに何も分からない私が悪いんですけど……


「どうすんのよ！？ 氷室さん目に見えて落ち込んじゃってるじゃない！？」

「どうしよう……ナツちゃんもまだ戻ってこないし……」

「…………ヨシミの夢でいこう」

「それ本気で言ってる！？ 私1人だけ矢面に立たせようたってそうはいかないわよ！」
「アイリとカズサもちゃんと自分の夢としてちゃんと同調しなさいよ！！」

「え～……」

「わ、わたしは頑張るよ……！私も夢とまでは言わないけど、大人っぽい女性に憧れてないわけじゃないから」

「………まぁ私も似たようなものだし、これでいいんじゃない？」

[128 氷室エル 24/03/04(月) 00:54:54]

ナツさんもいつの間にかいないですし……流石に持ち込む様な話じゃなかったですね……
すみません。今の話は忘れてくだ…

「え～っと……ちょっと待って氷室さん！」
「氷室さんの生きる意味に関係しているかは分からないけど、私達にも生きる意味があるんです！」

……やっぱり皆持ってるものなんですね
差し支えなければ教えていただきたいです


「それは……私達が……！！」



「ただいまぁ～。今日の教材を持ってきたよ～」

[129 氷室エル 24/03/04(月) 01:04:15]

あ、ナツさん戻ってきてくれたんですね
てっきり呆れて帰られたのかと思いました

「そんな事しないしない。私はこれでも教え子の面倒はしっかり見るタイプだから」
「それで……３人は何やってるの？」

「「「 ……… 」」」

今から3人の生きる意味を教えてもらう所で……

「「「 ………！！！ 」」」

「いやいや！せっかくナツが準備してきたみたいだから、後はナツに任せるわ！」

「……！！そうそう。ナツの方が上手く教えられると思うし……アイリもそう思うよね？」

「…！ うん！ 私も先にナツちゃんの話を聞きたいな！！ナツちゃんと私達が言いたい事は同じだと思うから！」


……そうなんですか？

「うんうん！！それはもう間違いなく！！」

……それならナツさんに聞きたいんですけど、その前に……ナツさんは何を持ってきたんですか？

「よくぞ聞いてくれたね」
「今回持ってきたのは………これ！」

ナツが持って教材は本でもなければ、いつかの様なクッキーでもなく
大きい1つの器だった

[130 氷室エル 24/03/04(月) 01:25:08]

「はい。じゃあ本日の講義だよ。エルさんはこれ何に見える？」

……コップ？それにしてはフチが波打ってるから使いにくそう……お菓子入れ？

「不正解～。ヒントは……これ！」

ナツさんが器の他に取り出した物。そっちは見た事も食べた事もあるからよく分かる
でもなんでコーンフレーク？

「……あ～」「アレを作る気ね」

他のスイーツ部の皆さんはナツさんが何をしようとしているのか分かっているようだ
でも私にはよく分からない。コーンフレークってお菓子でしたっけ？

「エルさんって普段から色んなスイーツを食べたりする？ここまで見たら大体の人は分かると思うけど」

スイーツ……プリンは好きですよ。プリン以外だとコンビニで売ってる物とかチェリノ会長が好きなお菓子なら知っています

「………もしかしてエルさん。パフェ食べた事ない？」

パフェ？ 知ってはいますけど……あ～……言われてみれば器とかパフェっぽいですね
へ～……パフェの下ってコーンフレークが入ってるんですね～……知らなかった

「…………ちょっと予定変更。アイリ、カズサ、ヨシミ」

「うん」「分かってる」「すぐ持ってくるわ！」　ﾀﾞﾀﾞｯ

………へ？

「ちょっと待っててねエルさん。長くは待たせないから」

[131 氷室エル 24/03/04(月) 01:45:21]

ナツさんの合図で部屋を飛び出した３人は５分もしない内に戻ってきた

「生クリームとスポンジ持って来たわよ！」「上に乗せるアイスはまかせて！」「フルーツ……適当に買ってきたけどいいよね？」

「うん、みんな流石だねぇ」

「それじゃあエルさん。放課後スイーツ部の真骨頂……しかと目に焼きつけよ！」

そう宣言すると４人はパフェの器の前に集まり、思い思いの甘さを器に放り込んでいった

コーンフレークを敷き、クリームとスポンジケーキ、時にはフルーツを並べながら層を積み上げていき、頂点にはチョコミントアイスが飾る。しばらくするとそこには立派なパフェが現れた

……こうやって完成されたスイーツが入ると、たしかにこの器はパフェにぴったりなんだと良く分かる

「はい完成。どうぞエルさん」

……え？食べていいんですか？

「もちろん。これはエルさんの為に作ったんだから」

「材料は寄せ集めだけど……それでもじゅうぶん甘いと思うよ」

でもこれって教材なんじゃ……

「いいのいいの。クッキーの時もそうだけど、スイーツ勉強は食べてこそだよ」

………ではいただきますね

放課後スイーツ部特製のパフェの味　dice1d100=65 (65)　(この数値を後の最低保証値とする)

[132 氷室エル 24/03/04(月) 01:46:49]

ちょっと中途半端だけど今日はここまでです

[133 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 07:39:24]

投稿乙！

[134 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 08:03:03]

初めてのパフェか

[135 二次元好きの匿名さん 24/03/04(月) 12:43:16]

美味しそう

[136 氷室エル 24/03/04(月) 22:43:41]

少し前からその気配はありましたけど、しばらく更新が遅かったり量が少なかったりするかも
花粉症がぶっ刺さってる人間は、この時期は常に調子が悪いので……本日も少しずつ更新



ではお言葉に甘えていただきますね……でも、これどこから食べたらいいんだろう？

｢まずは思うがままに食べてみて｣

分かりました。じゃあとりあえずアイスから……　ﾊﾟｸﾘ
………うん！さっき食べたチョコミント味ですね。美味しい

次は飾られたイチゴを………　ﾊﾟｸﾘ
……普通のイチゴも久しぶりに食べた気がしますね。美味しいです

じゃあ次は生クリームの方を……

「はい。そこで一旦ストップ！」

……！！

「それじゃあ今回の講義も問題形式にしようかな」
「この綺麗な器の中に詰め込まれた物の共通点って何だと思う？」

甘い物じゃないんですか？

「その答えだと40点かな。コーンフレークはそんなに甘い物じゃないからね」

う～ん？
私、頭使うの苦手なんですけど……

[137 氷室エル 24/03/04(月) 22:55:38]

「だいじょうぶ。今回もそんなに難しい問題じゃないよ」
「ヒントは……何も伝えてなかったのに３人がこれをすぐに用意できた所かな？」

………普段から食べてる物ですか？
すぐ用意できたのは、いつも持っている食べ物だったから？

「うんうん！これで80点！」
「後は、なんでいつも持っているか答えられたら完璧！」

ん～～～？？う～ん………？

「エルさんは普段から持ち歩いてる物はある？」

工務部として、工具はリュックに入れて持ち歩いてますね。後は地図を描く道具を少し……

「あれ？地図はもう描かないって言ってなかった？」

そうなんですけど普段からずっと持ち歩いてた物なので、つい癖で持ち歩いちゃうんですよね
描く地図はないんですけど、地図を描く事自体は好きなので……未練がましいですけど

「……うん。それが答えだよ」

え？未練がですか？

「そうじゃなくて………好きだから」
「私達はスイーツが好きだから持ってる。というのが正解なの」

[138 氷室エル 24/03/04(月) 23:11:06]

………放課後スイーツ部の皆さんって、しっかりお菓子作りをしている部だったんですね

「そういうわけじゃないよ？ただ持っていると好きな物がより美味しくなる時があるから持ってるだけ」
「例えばコーンフレークはそのままを食べるとイマイチかもしれないけど、アイスにかけるとサクサクとした食感がやみつきになるんだよ？」

へぇ～……そうなんですね

「そしてそれは３人が持ってきたものも同じ。それぞれが甘い物を食べる時に一緒にあると嬉しい好きなもの」


「………カットフルーツは色々便利だよ。彩りも良くなるし、味変にもなるから部室に少し置いてるの」

「生クリームも安物のパンケーキに付けたりするだけで高級感が出るわ！ 氷室さんが好きなプリンにも合うわよ！」

「他のスイーツも好きだけど……チョコミント味のアイスと一緒に食べるともっと美味しくなるからつい……」

へぇ～。スイーツって奥が深いんですね

「そう！！スイーツは甘さだけじゃなくて奥深さもあるの！ そしてそんな奥深いスイーツから2問目！」
「このパフェはエルさんの食べ方以外に別の食べ方があるの。それはな～んだ？」

[139 氷室エル 24/03/04(月) 23:29:07]

えっと………私はさっき1つずつ食べようとしましたね
今の話を聞く限り、美味しい組み合わせというものが存在しているから……パフェの上で組み合わせを作って食べる？

「それも悪くはないよ。でもスイーツの食べ方は無限大……エルさんちょっとパフェグラス貸して」

……？はいどうぞ

「……ほら見てエルさん。こうやって見ると綺麗だと思わない？白に赤に緑に……いろんな色が綺麗に並んでるよね」
「しかもこの美しさが、私達で用意した好きな物だけで作られたと知った今……丁寧に食べた方がいいと思う？」

その言い方だと大事に違うんですか？

「いくら綺麗でもスイーツはスイーツだから」
「なので正解は……こう！！」

正解発表と同時にナツさんは長いスプーンをパフェに深く突き刺し、そして中身を混ぜ始める
頂点に乗っていたチョコミントアイスはパフェの中に沈み、綺麗だったフルーツの並びは崩され、側面から見たパフェは様々な色が混ざり合ってしまった

「じゃあこの食べ方が正解かどうかはエルさんに任せようかな？ このパフェを食べてみて？」

そう言われて再びパフェを返される。これが本当に美味しいのだろうか？
恐る恐るスプーンですくい上げて一口食べてみる


その味は予想以上に美味しかった

[140 氷室エル 24/03/04(月) 23:51:50]

「もう好きなだけ食べていいよ。でも、食べながらでいいから聞かせて」
「思ったより美味しかったでしょ？」

………はい。とっても
さっき食べた時より色んな味が混ざり合って……これが正しいパフェの食べ方なんですか？

「んー……ちょっと違うかな？あくまで食べ方は1つしかないか、という答えに対する解答の1つであって、正解の食べ方はこれ！って事じゃないから」

なるほど……勉強になります

「うんうん。それじゃスイーツの勉強も終わった所でエルさんの質問に答えていこっか」

……たしかこのパフェが教材なんですよね？これがまた私の心を……？

「そんな同じ回答ばっかりじゃ飽きちゃうでしょ？今回はちょっと違うよ」


「最初、何も入ってなかったパフェグラスに私達は思い思いの大切なものを詰めた」
「そのおかげで最初は綺麗なパフェが完成した。……その後で中身をごちゃごちゃに混ぜた時はどう思った？」

………驚きました。綺麗なパフェは見た記憶があるんですけど、食べた事はなかったので
そして食べてみて美味しかった事に二度驚きましたよ

「それが分かるなら大丈夫。エルさんはこれからもやっていけるよ」

はい？それはどういう意味で……


「前回のクッキーは心の形だったけど、今回のパフェはエルさんの夢の形だからね」

[141 氷室エル 24/03/05(火) 00:06:41]

……………続きを聞きます

「1つの器に自分が好きで、大切で、それでいて追い求めている物を詰め込む」

「このパフェもそう。皆が好きで、大切に思っていて、日々私達が追い求めているもの……スイーツを詰め込んだ」
「誰もこのパフェに好きだからといってお味噌汁とか持ってこなかったでしょ？」

…………

「例えば今回は……仮にパフェからアイリが乗っけてくれたアイスの塊をすくって………はい、エルさん口開けて」

えっ……むぐっ！？……むめまぁ！？

んぐっ……ふぅ……急に口に詰め込むの止めてくださいよ！！

「またエルさんが暗い顔してたからつい」
「でもこれでこのパフェからアイスは無くなった。最初はパフェの頂上を飾り、底に沈んで色んな味が染みたアイスが」
「そのアイスがなくなった今、果たしてこのパフェはパフェと言えると思う？」

………どうなのでしょうか
少なくとも今、私が食べたパフェではなくなる気がします

「そう思うなら食べてみて。できるだけ底の方がいいかな？」

[142 氷室エル 24/03/05(火) 00:21:55]

言われるがままスプーンですくって、一口食べる
果物とクリームとフレークと……そしてほんのりとチョコミント味が残っていた

「こうして食べたり、かき混ぜたり、喋ったりしてる間もアイスは溶けてるからね」
「あんなに大きな物を取ったのに、思ったよりも味に変わりないでしょ？」

それは……そうですね

「皆こうやって色んな夢を重ねて綺麗に彩っていくけど、このパフェみたいに混ざっていって、だけどそれでも美味しいの」
「何か大きな物がなくなっても大丈夫。夢という名前のアイスが無くなった様に見えても、このパフェみたいに他の夢に絡まって、その味を……夢を形どっているから」


……………他の夢があったらよかったんですけどね
確かに夢が沢山ある人はそうかもしれません。でも私は1つだけの夢の為に生きてきただけで……パフェを作れるほどの夢の数がないです……

水だけが入っていた器の水が無くなっただけ、何にも混ざらない……

「う～ん？私にはそう見えなかったけどなぁ」
「だってあの時のエルさんは、1つの夢で表せる様な色をしてなかったよ？」

[143 氷室エル 24/03/05(火) 00:40:16]

アレはワタ……！！
……仮にそうだとしても、今の私の夢が無い事に変わりません！

夢が……生きる意味がないなら私は……！

「………じゃあエルさんの夢が残ってるかどうかの話は一旦おいといて。新しい夢の作り方だけど……実はもうエルさんは見てるんだよね」

え！？ 本当ですか！？

「覚えてる？ 最初に私はこの器とコーンフレークだけを持ってきた。もちろんこの2つだけだと流石にパフェとは言えないよ」

「これをパフェにしてくれたのは………」

ナツさん以外の３人……？

「そう！ 私達、放課後スイーツ部の絆だよ！」
「仮に私が持ってる夢がコーンフレークだったとすると、３人が私のパフェを作りたい！って夢に協力して好きで、大切で、私の夢に合う様な思いの形を混ぜて、パフェを完成させてくれたの」

「自分の夢の形は、他の誰かと組み合わさってできる事もあるんだよ」
「エルさんだって誰かの夢の為に頑張る。誰かの夢の助けになりたいって思った事あるでしょ？」

確かに私はワタシの為になら……………

[144 氷室エル 24/03/05(火) 00:58:57]

「はい、じゃあおさらいするよ～」
「このパフェは夢の形、自分の大好きかつ大切なものを詰め込んでいって作られるもの」

「混ぜる前はどんなものだったか綺麗に分かるけど、混ぜちゃうと見ただけだと分かりにくくなる」
「だけど甘さは変わらない。要素を切り抜いてパフェとしてるわけじゃない様に、全部ひっくるめてパフェなんだよ」

「さらに途中で大きな何かを取り出しても、その甘さは他の部分にちゃんと混ざってる」
「無くなっても消えない。他の素材と混ざって新しい味に変わっただけ」

「もしもグラスに入れる物が足りないなら他の人から貰えばいい」
「自分の事を分かってくれている人なら絶対に分かってくれる。足りない部分を埋めてくれる」


「そして食べ方も、混ぜ方も、入れる物にも正解はない。目の前にあるパフェもこの組み合わせが正解ってわけじゃないからね」
「色んな組み合わせを試して、色んな味と混ざって、色んな人と食べてパフェは……エルさんの夢の形は作られていく」


「今のエルさんは自分で入れたアイスをパフェの中で無くしちゃっただけ」
「大丈夫。アイスは無くなったんじゃなくて溶けただけ。形を変えてエルさんの中に残ってるハズだよ」

[145 氷室エル 24/03/05(火) 01:14:26]

…………言いたい事は分かりました。ですが……

「エルさんの夢が1つしかないって話なら違うよ」
「少なくともエルさんが言ってた"埋蔵金の地図を見つけてもらう"だけが夢じゃない事は私が一番よく知ってる」


「だって最後にあの日の空を見上げていたエルさんはあんなにも幸せそうだったから」

…………あ

～～～～～～～～～～～～～～～～～

「……だからね。"わたし"の夢は……ワタシとわたしと……宝を見つけた人で、この綺麗な景色を見たいなって……」

「このきれいなそらをずっとみたいなって…」

～～～～～～～～～～～～～～～～～

それはずっと昔にワタシと約束していた事だ
忘れていたわけじゃない。これもあの日叶った夢の1つ。だから無意識に省いていた


「ね？あったでしょ？」
「本当に1つしかないなら混ざるものはないけど、大好きなもの2つが混ざり合えば、きっと新しい味の夢ができてるよ」


"私"の夢と"わたし"の夢
叶ったと思った夢が混ざり合った何かが………本当に眠っているのかな？

その眠ってる夢が……クズノハさんが言う生涯をかけられる新しい夢なのかな？

[146 氷室エル 24/03/05(火) 01:24:37]

「…………ねぇ、あの二人どういう関係だと思う？」

「さぁ？ でもナツにしては言葉づかい選んでるよね」

「ナツちゃん。ああいう話するのが好きだから、話を聞いてくれる氷室さんに合わせてるのかな？」

「いつももっと変な言いまわしするくせに……私達と話す時もアレくらい普通に話しなさいよね！」

「……それは別に。私はあんたと違ってなんとなく意味分かるし」

「は？ 私も意味分かりますけど？」

「ふ～ん……あっそう」

「その顔！絶対信じてないでしょ！！」

「わ、私は分からないことが多いから二人が羨ましいな～……なんて」




「エルさん。因みにあそこにいる３人もエルさんの夢にもう関係してるよ」

え？そうなんですか？


「「「 ……え？ 」」」

[147 氷室エル 24/03/05(火) 01:44:13]

………本当ですか？急に話を振られたけど相槌どころか話の内容すら分かってない顔してますけど

「ナツ。いきなり変な話ブッこまないでくれる？」


「変な話じゃないよ。エルさんと私達の関係の話だから」

関係ですか？

「その前に聞くけど……エルさんってパフェ食べた事なかったんだよね？ アイスも全然食べてないみたいだし……エルさんって甘い物あんまり好きじゃなかったりする？」

別にそういうわけじゃないですけど……プリンは大好きですし
ただ、こういうパフェとか買うお金があるなら工務部の備品とか地図を描く道具に使ってましたので

「うんうん……３人共、自分のお小遣いをスイーツを買ったり自分の以外の為だけに使える？」

「"だけ"なら無理」「それもうスイーツ部の意味ないじゃない！」「私もずっとは無理かなぁ」

………皆さんは資本家というわけではないですよね？

「そんなんじゃないよ。ただの学生」

そうですか。それならよかったです


「……少し話が逸れたけどエルさん。私達の生き方とエルさんの生き方って結構違うと思わない？」
「そんな私達がこうして出会って、お話して、パフェを作って食べて、夢についての話をする」

「これって私達が今のエルさんの人生にもう関わってると思わない？」

[148 氷室エル 24/03/05(火) 01:45:42]

「うんうん……３人共、自分のお小遣いをスイーツを買ったり自分の以外の為だけに使える？」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓
「うんうん……３人共、自分のお小遣いをスイーツを買わずに自分の以外の為だけに使える？」

[149 氷室エル 24/03/05(火) 02:01:40]

………確かに考え方が変わった部分もあると思います

何がと言われたらすぐには出ないですけど……

「だから聞きたいんだけど……私達、放課後スイーツ部との出会いは、エルさんにとって良いものだった？」

「それとも小難しい話をしながらパフェの知識マウントをしたり、ずっと睨んだり、子供扱いする人ばかりで関わらない方が良かったと思える様な出会いだった？」

…………

「………」

……良い出会いです

ナツさんは私自身ですら良く分かってない話をこうして教えてくれました

アイリさんには美味しいアイスを教えてもらいました

カズサさんは私がかけた迷惑を互いに気にしないようにしてくれました

ヨシミさんとは……業務関係者以外で初めて連絡先を交換する事ができました

………私は皆さんと出会えてよかったと思いますよ

「……それが聞けて安心したぁ。ならこれからやる事も大丈夫そうだね」

何やるんですか？

「それは勿論……」

好感度(79以下でお菓子パーティー。80以上でカフェ巡り)

ナツからエル　dice1d100=6 (6)　(最低保証値65)

[150 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 02:10:50]

ダイス走らんねぇ…

[151 氷室エル 24/03/05(火) 02:22:43]

「お菓子パーティーの続きだよ。エルさんもパフェ食べきっちゃって。まだまだエルさんに食べてほしいお菓子はあるんだから」

え？それも教材ですか？

「ちがうちがう。講義はもう終わり。私達は友達と甘いスイーツを普通に食べたいだけ」

………なら私は帰った方がいいのでは？

「へ？なんで？」

なんでって……そんな友達との楽しいひと時を邪魔したくないですし……

「エルさんはもう私達の友達だよ？」

………え？

「こうして甘い物を皆で囲んで、互いの事を話し合える知り合い以上の関係……それが友人」
「私は少なくともそう思ってるけど……3人は？」

「……異議なし。悪い人じゃないって事もよく分かったからね」

「私も氷室さんと仲良くなりたいです！チョコミント好きに悪い人はいませんから！」

「私も！ だからそんな遠慮しないくていいわよ！」


皆さん………

「……エルさんがどうしても私達と友達になれないって言うなら諦めるよ」
「だけどもし、エルさんが良いなら……一緒にお菓子パーティーしよ？」

[152 氷室エル 24/03/05(火) 02:40:56]

答えはとっくに決まっていた

返答代わりに残っていたパフェを一気に食べてしまう

「いい食べっぷりね！」

はい。こうやって甘い物をいっぱい食べるのは久しぶりですから

「じゃあ部室の方まで行きましょ！そっちの方がお菓子もいっぱいあるし、注文もできるわよ！」

あ……皆さんが見たように私は今、学園を悪い意味で騒がせている立場なので迷惑かけちゃうので……

部室の位置だけ教えていただければ１人で行きますから場所を……

「……もうそういうの気にしないでいいよ」

でも……

「そうよ！道中で氷室さんの話も聞きたいし！」

「もし邪魔が入っても何とかするわよ。カズサが」

「そういう邪魔に一番キレるのはヨシミの方でしょ」

「違うわよ！氷室さんの前で嘘教えるのやめてよね！」

…………あの

「ん？なに？」

dice1d3=3 (3)

1.一緒に出歩くのはこの問題が片付いたら……

2.ナツさんがもう部屋を出てます……

3.せっかく友達になれたなら……

[153 氷室エル 24/03/05(火) 02:50:35]

せっかく友達になれたのなら……氷室さんやエルさんの様なさん付けではなく
そのまま名前で……エルと呼んでくれませんか？

「！！」
「勿論良いわよ！！よろしくねエル！！」

「私も別にいいけど……やるならエルもさん付け禁止ね」

「私はエルちゃん呼びでもいいかな？ 呼び捨ては慣れてなくて……」

はい。大丈夫ですよアイリさん……じゃなくてアイリ……呼びでいいのかな？

「はい！」

………まだちょっと慣れないですね。友人を作ったのは初めての事なので

「ならこれから慣れていきましょ！ 慣れるついでにエルの話も色々聞かせてね？」

分かりました！

[154 氷室エル 24/03/05(火) 03:13:35]

「………あの日見た巨大なパフェの様な氷山。中にいたのは自分を映すもう１人の影」

「その姿は混ざったパフェの中身。整理がつかない。それは一つの缶に混ぜられたキャンディーとドロップの様に」

「中身を全て出してしまえば、キャンディー缶だったのか、ドロップ缶だったのか……それは誰にも分からない」

「……パフェが隙間だらけになって、自分だけ埋められないなら……誰かに頼ればいい」

「自分をよく知る誰かに自分の心に足りない部分を埋めてもらう。どんなスイーツだって１人で材料から完成まで、全部を作るのは難しいから」

「………いや、そもそも友人はおらず、知らない物も多い彼女にはパフェの一面しか見えていないのかもしれない」

「パフェグラスを回してみれば、そこには手の付けられてない綺麗な断層が残っている……テーブルの反対側にいる人が教えてあげられば一番いいんだけどね」

「そんなテーブルの向いの人……いや、パフェの隙間に足りない甘さで埋める人………」

「……そんな甘い優しさに囲まれたら、パフェの本当の形も思い出せるかもしれないね」

「１人でなに言っての？……ナツ、もう行くよ」

「あ、待って～」

<最終章終了時のEND分岐に"友人を10人以上作る"が追加されました>

[155 氷室エル 24/03/05(火) 03:16:16]

好感度

エルからナツ　dice1d100=69 (69)　(最低保証値65)

友人の好感度を定義しておきます。友人になったキャラの好感度は最低保証値が付きます

dice1d3=2 (2)

1.双方40

2.双方45

3.双方50

[156 氷室エル 24/03/05(火) 03:27:59]

というわけで好感度を出して今日はここまで！　書き慣れてないのでナツが出ると話が長くなりがち


好感度(カズサからエル、アイリからエル、エルからアイリは友人補正で最低保証値となります)
エル：ナツ　　　69：65(私の夢を叶えたメンバーの１人。いつも勉強になります)
エル：ヨシミ　　86：82(色々小さい仲間。そして業務以外で初めて連絡先を交換した人)
エル：カズサ　　48：45(互いに気を使いすぎないように気をつけましょう)
エル：アイリ　　45：45(チョコミント味って美味しいんですね)

友人：ナツ、ヨシミ、カズサ、アイリ

[157 氷室エル 24/03/05(火) 03:30:10]

追記：友人の好感度にチェリノとクズノハが該当しますが、それぞれ友人である前に会長だったり、恩人だったりするので現時点では友人とカウントしません

[158 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 07:23:41]

とても良き

[159 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 09:31:52]

友達っていいなぁ
焦らず楽しんでほしいねエルちゃん

[160 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 12:41:03]

投稿乙です

[161 二次元好きの匿名さん 24/03/05(火) 23:29:54]

甘いものは人を繋げてくれるね

[162 二次元好きの匿名さん 24/03/06(水) 07:42:07]

甘いものは正義だよ！

[163 二次元好きの匿名さん 24/03/06(水) 12:36:04]

いいですねぇ

[164 二次元好きの匿名さん 24/03/06(水) 22:12:40]

友達100人できるかな

[165 氷室エル 24/03/07(木) 00:04:38]

まだ花粉症本番にすら入ってないのに辛い……目がかゆすぎるので今回は本当に少しだけ更新

結局その日は色んなお菓子を食べながら○○にある店が美味しいだとか、次の休みにどこに行くだとか、テストの点数が思ったより良くなかっただとか、１人だけ連絡先交換してるのはズルイから全員で交換し合おうだとか……

そんな他愛のない話を門限ギリギリまで続けていた

その内デモ隊が飽きていなくなり、もう日も暮れそうな頃にはコソコソ移動しなくてもバレないくらいにはなったので、正門まで送ってもらう事に

次は近々１人１個の限定スイーツが発売される時に一緒に行こうと誘ってくれた

………前までの私なら、そんな事にお金を使ってる場合ではないので断っていたけど、何故かこの繋がりが愛おしく感じて二つ返事で誘いを受ける事にしました

………この気持ちが他者との関わりで見つけられた私の新しい夢の形なら、それを大事にしたいと思ったから

＜次の日＞

dice1d3=2 (2)

1.久々の事務局

2.久々の工務部

3.久々のクーデター

[166 氷室エル 24/03/07(木) 00:15:22]

今日は工務部での活動がある………しかもかなり

というのも私がそこそこ長い期間部活動に参加していなかったので納期が詰まってる部分があったり、放置されている備品があったりするらしい

「久しぶりの活動だな。氷室」

ミノリ部長！……しばらく顔を出せずにいてすみません……

「気にするな……と言いたいが、安全と工期の両立を図るとギリギリなんだ」

「今日はそれなりにハードな１日になると思ってくれ」

はい。大丈夫です！

「それじゃ今日任せたい作業は……」

dice1d3=1 (1)

1.学内設備の補修作業

2.旧校舎設備の補修作業

3.学外での運搬作業

[167 氷室エル 24/03/07(木) 00:22:20]

「私達が現場に出る事が多い都合上、学内の設備に補修作業が思うように進まなくてな」

リストとかあります？

「それはもちろん……これだ」

dice3d5=1 4 5 (10)　(出た数値全て採用)

1.学内の本棚の補修

2.医療ベッドの補修

3.新しい教室の増設

4.新しい道の増設

5.新しい橋の増設

……………こんな仕事受けたんですか？

[168 氷室エル 24/03/07(木) 00:31:53]

本棚の修理は分かります。本棚ならどんなにボロボロでも最悪私達は作れますし

………道と橋ってなんですか？

「学園からの新しい道を増やしたい。途中でdice1d3=2 (2) から橋をかけたいらしい」

1.川を越えたい

2.谷を越えたい

3.線路を引きたい

そんな変な事をウチに頼みそうなのって……

「あぁ。チェリノ会長だ」

「先日その件でクーデターを起こしたばかりだが………事務局に制圧されてしまってな。正しい契約の元、仕方なく引き受けたんだ」

……………現在の進行状況はどうなってます？

進行状況　dice1d100=47 (47)

[169 氷室エル 24/03/07(木) 00:43:32]

「ちょうど半分くらいだ。道の整備自体はクマに気を付ければ問題ないからな」

「ただ問題は橋だ。谷を越える以上普通に使っても壊れない橋を作るのは必須。耐久面は特に考えないといけない」

「事務局からは戦車が通っても落ちない程の橋と指示を受けている。それだけの強度を持つ材料を運ぶのには人手が多く必要だが、別の現場の作業依頼も入っていて進まないんだ」

なるほど……橋の図面見てもいいですか？

……………ん～？

…………う～ん………

……………これ納期１ヶ月とかです？

dice1d3=3 (3)

1.２週間

2.１ヶ月

3.２ヶ月

[170 氷室エル 24/03/07(木) 00:59:02]

なんだ。なら余裕じゃないですか

「………この作業を１ヶ月で出来ると思うのは氷室だけだ」

「立地が立地だけに普通は橋の素材の持ち運びだけで時間がかかって作業が進まない」

立地……そういえば詳しい場所聞いてませんでしたね

そもそもこの辺に谷がある場所ありましたっけ？ あったら覚えてそうですけど

「橋をかける予定値は学園の近くじゃない。旧校舎への道のりの途中にある」

………旧校舎？

「特別クラスがある場所だ。知らないか？……と言ったが私もクーデターで特別クラスの生徒と合わなければ記憶に残っていなかったが」

dice1d3=2 (2)

1.知らないですね。特別クラスってなんです？

2.特別クラスは聞いた事ないですけど、使われてない校舎は見つけた事がありますね

3.あ～……聞いた事あるような……

[171 氷室エル 24/03/07(木) 01:14:36]

あれ廃墟じゃなかったんだ……

「橋の図面と、現地までの地図は渡しておこう」
「今日の所は持てる荷物だけ持って現地確認に向かってくれ」

今日は作業なしでいいんですか？

「できれば進めてほしいが……まずは現地の状況の確認に向かってくれ」
「その後は一度学園に戻って本棚の修繕作業を進めてほしい」

そういえばそっちもありましたね
分かりました！………これくらいの距離なら午前の間に往復できると思います

「無理はするなよ？安全第一だからな？」

大丈夫ですって！修繕する本棚のリストは部室にでも置いといてください！

「分かった。準備しておこう」

ありがとうございます。では行ってきます！



「………」
「氷室のヤツ。少し変わったか？」

[172 氷室エル 24/03/07(木) 01:21:59]

今日は少ないですけどここまで

一応レッドウィンターにもこの子と出会うとEND分岐増えるだろうな～って生徒はいるんですけど、会えるかどうかはダイス次第

[173 二次元好きの匿名さん 24/03/07(木) 07:40:58]

投稿乙でした！

[174 二次元好きの匿名さん 24/03/07(木) 08:19:28]

安全は大事
現場確認だけで１日の仕事とするぐらいには大事

[175 二次元好きの匿名さん 24/03/07(木) 12:37:56]

最近登山ばっかりだったけどそういやパワーの持ち主だったエルちゃん

[176 二次元好きの匿名さん 24/03/07(木) 23:41:25]

すーぱーぱわー

[177 二次元好きの匿名さん 24/03/08(金) 07:42:16]

しえーん

[178 二次元好きの匿名さん 24/03/08(金) 12:30:47]

誰がEDに関わりそうかな？

[179 二次元好きの匿名さん 24/03/08(金) 22:00:04]

あくまで上司だからミノリじゃないんだろうな

[180 氷室エル 24/03/08(金) 22:52:29]

花粉症がどんどんと酷くなっていく　再開します

＜工事予定地＞

これが橋をかける予定の谷……確かに一般生徒が歩いて登る時には苦労しそう

こんな所無理に通らなくても迂回したらいいのに……チェリノ会長は迂回するの嫌いそうだけど

一応ミノリ部長から簡単には聞いてたけど………見た感じdice1d3=1 (1)

1.深いけど、橋をかける距離自体は短いのか

2.深くはないけど、そこそこ長い橋をかけないといけないのか

3.………こんな所を通ろうとする方が間違いでは？

他の工務部員は今日は休みらしいし、さっさと下見してしまいますか

dice1d3=3 (3)

1.今日は本棚修繕の仕事もあるからね

2.ついでに持ってきた橋の建築素材も置いて、準備も始めておこう

3.学園側からの下見も終わったら、旧校舎側からの様子も見ておこう

[181 氷室エル 24/03/08(金) 23:14:24]

たしかに落ちたら危ない深さで、しかもちょっと勢いをつければ飛び越せそう！……って思えるぐらいの絶妙な谷だ

深さはあるから失敗すると大怪我は免れないだろう。橋をかけろというのは分からなくもないけど………そもそもこんな所を人がウロチョロするのだろうか？

………実際橋の建設仕事をするとして、旧校舎側に何があるのかを探すのはいいかもしれない

幸いどこかに迂回ポイントがあるのか、旧校舎側からの道は同じ様に作られてる。工務部なら迂回ポイントまでの道を作るとまではいかなくても、仲間が通れるぐらい最低限の舗装はしてるだろうし………一旦そっちを探しにいきますか

そこから旧校舎側への道の確認と、旧校舎が本当に使われているのかの確認にでも行きますか

……様子見に行くなら橋作りの材料は置いておいてもいいかな？

持ってきた橋を作る荷物の量

dice1d100=87 (87)　%

1～33.これくらいなら問題ないか

34～66.これくらいなら問題ないけど……谷の反対側に置いておけば後で楽かな

67～100.流石に重いし置いていこう

谷の向こうでは………

dice1d3=2 (2)

1.特に何もなく

2.生徒発見

3.クマ出没中

[182 氷室エル 24/03/08(金) 23:27:13]

…………ふぅ、重かった

何回も荷物を運ぶのは面倒だし、今日は工事作業を進めなくていいって聞いてたから、持てるだけ持ってきたけど……流石にちょっと重い……

半分は谷の向こうに、残りは谷の手前に置いておけば、他の工務部が来た時にも作業しやすいでしょ

～～～～～～～～～～

「…………あれは？」

「え……嘘……？本当に？」

～～～～～～～～～～

………よし！荷物運び終わり！

荷物置き用のテントはもう作ってくれてて助かった～

後はどこまで道が完成してるか確認しながら、旧校舎まで向かいますか！

現れた生徒

dice1d3=2 (2)

1.工務部

2.ノドカ

3.シグレ

[183 氷室エル 24/03/08(金) 23:38:26]

ふむふむ……この辺りも割と整備されてる……学園側からの道を先に作るのは人や物の移動の為ってのは分かるけど、橋ができてないのに旧校舎側から道を優先しているのはなんでだろ？

もしかして旧校舎側から荷物を運べる場所があったのかな？

う～ん………この辺りは埋蔵金とも関係ないし分からないし………

「………………」

dice1d3=3 (3)

1.こんな所で望遠鏡を使ってる生徒がいる理由も分からない

2.急に現れた生徒に思いっきり見られてる理由も分からない

3.妙に見られてる感じがするの理由も分からない

[184 氷室エル 24/03/08(金) 23:50:25]

何かから見られてる感じがする…………クマかな？

クマが出てきても負ける気はないんだけど……その割には何も来ないし……気のせいかな？

察知　dice1d100=78 (78)

1～33.……な～んにも分からない

34～66.でも間違いなく見られてるんだけどなぁ……

67～100.………道の先から？

…………念のためにヘルメットをしっかり目に被っておこう

ワタシは隠れてるけど……一応ね

～～～～～～～～～～

「………こっちに来てる」

dice1d3=1 (1)

1.怖い

2.凄い

3.綺麗

～～～～～～～～～～

[185 氷室エル 24/03/09(土) 00:09:28]

…………間違いなく道の先に、私の動きを見てる何かがいる

見える範囲にはなにもいないから結構遠い所………！！もしかしてこの道を作ってる先に何かいる！？

普通に考えるなら作業中の工務部の仲間だけど今日は休み………

……作業現場を荒らされたら困りますし、ちょっと本気で走りますか！！

～～～～～～～～

＜ 旧校舎 ＞

「………！？急に走りだして」

「あ、あれ？……見失っちゃった？ 一体どこに……」

なるほど。望遠鏡で私の動きを追っていたんですね……どうりで姿が見えないわけだ

「うひゃあ！？」

驚かせてすみません。ずっと見られてしまっていたのでつい……

「あの場所からここまで離れてるのに……こんなにすぐに来るなんて」

身体能力は私の数少ない長所の1つですからね……っと雑談はこれくらいで

何故、私の様子を追っていたのですか？

好感度

ノドカからエル　dice1d100=18 (18)　-20

1～33.私達はまだ悪い事なんてしてませんよ！！

34～66.私達の橋にちょっかいをかけようとしたのはあなたが先ですよ！

66～100.その髪が綺麗で……

[186 氷室エル 24/03/09(土) 00:26:02]

……はい？

「工務部の格好で、チェリノ会長より小さくて、何よりその髪！」
「あなた！工務部の氷室エルさんですよね？」

はい。そうですけど？

「やっぱり！チェリノ会長から聞きましたよ！」
「氷室エルは私達が悪い事をしたら現れる会長の味方だって」

………嫌な予感しかしないですけど詳しく聞いてもいいですか？

「工務部なら旧校舎までの道を作ってる話は知っていますよね？」
「少し前にチェリノ会長がクーデターで旧校舎に逃げてきた時に……」

～～～～～～～～～～～～～～

「旧校舎への道を作る計画ですか？」

「そうだ！おいらが直々に様子を見に行くにはここは遠すぎる！」
「温泉もなくなった今、クーデターの隠れ家として使うのに……ゲフンゲフン！」
「視察に訪れるのに使う直通の道を作らせている所だ」

「へぇ～……それは便利になりそうですね」

「因みにエロガキ。お前は使用禁止だ」

「えっ！？ なんでですか！！」

「これは視察の為の道だと説明しただろう！ おいらが認めた者以外は使用禁止だ！」

[187 氷室エル 24/03/09(土) 00:37:54]

「工務部には遠回りに道も作らせているから、そっちを使えばいい！」

「道は皆のものです！そんなズルい事ばかり考えてるから私よりチビなんですよ！」

「なっ！？こいつまたおいらの事をチビと……！」

「チビな方が悪いんです！悔しかったら身長で勝ってからにしてください！」

「言わせておけば……この……あっ！」

「？」

「……おいらの事をチビ扱いするのはそこまでにしておくといい」
「おいらの同志にレッドウィンターの誰よりも身長が低いが、誰よりも強い生徒がいる」

「誰よりも強い生徒！？」

「そう！その同志エルは工務部にいて……今はいないがその内帰ってくる！！」
「もしエルが帰って来た時にカムラッドの盗撮や、おいらへの悪口を……ましてやこのおいらより身長の低いエルが知ったらどうなるか……」

「………ｺﾞｸﾘ」

「首から下が埋まる事になるだろうな」

「埋まる！？………そんな嘘が効くと思いますか！？」

「嘘だと思うなら工務部の生徒に聞けばいい。だけどエルは間違いなくおいらの味方をしてくれる！」
「埋まりたくないなら素直においらを称え、悪い事はしないように！悪い事をしたらエルが埋めに来るからな！！」

[188 氷室エル 24/03/09(土) 00:54:46]

～～～～～～～～～～

「……実際。氷室エルという生徒が工務部に所属し、工務部なのにチェリノ会長に呼び出されて共に行動する事も多く……悪は埋める事を得意とすると聞きました」

その説明は間違ってないんだけど…………会長は甘やかしすぎましたか

それに道と橋ってそんな理由で作ってたんだ……らしいっちゃらしいけど

「なんであんな威厳もない生意気なチビに従うんですか！？ ミノリさんと同じ工務部じゃないんですか！？」

う～ん……なんでも従ってるわけじゃないし、ミノリ部長ほどチェリノ会長を失墜させたいわけじゃないんだけど………説明するにはややこしいな……

「だったらこれでも飲んで、ゆっくり話をしよ？」

……誰です？

「シグレちゃん！」

「この人が前に言ってた氷室エル？」

はい、そうですね……色々誤解はあるみたいですけど

「ならその辺の話も含めてさ。まずは一杯どう？」

これは………カンポット？

「ちょっと発酵してるかもしれないけど……自信作ですよ？」

dice1d3=2 (2)

1.めちゃ甘

2.めちゃ酒

3.めちゃ甘＆酒

[189 氷室エル 24/03/09(土) 00:58:44]

アルコール耐性　dice1d100=62 (62)　低いほど下戸。高いほど上戸

今回のカンポッドの酒としての強さ

dice1d100=10 (10)　アルコール耐性以上で酔う

[190 氷室エル 24/03/09(土) 01:15:30]

「さぁさぁ。早速飲んでみてよ」

……ではいただきますね………ん？

「どう？美味しいでしょ？」

なんか甘いけど……苦い？………何か変な物混ぜました？

「いやいや、そんな変な事しないよ。ただこんな場所には冷蔵施設なんてないから少し発酵しちゃったんだと思うよ」

う～ん？……そう言われればそんな気も……

「うんうん。じゃあ次はこっちのも飲んでみて」

いただきます…………！？ あ゛っっっま゛！？

「あちゃー……そっちは失敗だったか」

失敗だったかー……じゃないですよ！ チェリノ会長でも気持ち悪くなる甘さですって！！
あー口の中がジャリジャリする………水とかありませんか！？

「それがないんだよね～。見た通りここって何にもないから」

………そういえば私も最初、ここ廃墟だと思ってたんだった

「苦めの飲み物なら、ここにありますよ？これも試作品ですけど」

その割には色んな飲み物を作ってるんですね！？

[191 氷室エル 24/03/09(土) 01:37:27]

「………シグレちゃん。氷室エルはお金や賄賂に興味がないから釣られないって言ってたよ」

「カンポットで釣って味方に付けるのは無理なんじゃないかな？」　ﾋｿﾋｿ

「大丈夫だよ。ちょっと仲良くなってお話するだけだから」

「それに賄賂じゃなくて試作品を試してもらってるだけだよ」 ﾋｿﾋｿ

何を話してるんですか？

「いやいや、次の試さ……カンポットは苦めだから氷室さんの口に合わないかもな～って思ってね」

もうすでに口の中が甘すぎて口に合ってないですから！

「そこまで言うならこっちをどうぞ」

いただきます………………あぁ……本当に苦めですね……

こっちは甘さが足りない……

「なら交互に飲めば美味しくなるんじゃない？」

「せっかく2つとも開けたんだから、両方飲んでいいですよ」

私、今そこまで喉乾いてないんですけど

「飲み進めていけば、甘さと苦味が癖になってどんどん進むと思うよ」

「氷室さんの説明も時間がかかりそうって事だし、これを飲みながらゆっくり親睦を深めつつ、誤解を解きましょう？」

dice1d3=1 (1)

1.……やめておきます。午後からは別の作業があるので

2.……誤解だけでも解いておきますか　(アルコールの強さ +10)

3.……これも他者との大事な関わりなのかなぁ　(アルコールの強さ ×2)

[192 氷室エル 24/03/09(土) 01:45:26]

申し出はありがたいんですけど、私はこれから学内の修理にも出ないといけないんですよね

ここまで用意してもらって申し訳ないんですけど、またの機会にしてもらっていいですか？

「………こっちが無理を言っただけなんで気にしないでいいですよ」

「また遊びにきてください。次はとっておきを用意しておきますから」

はい。是非とも

それでは私はこれで…………っと！最後に1つだけ！

「はい？」

dice1d3=2 (2)

1.チェリノ会長には私から厳しく言っておきます

2.私が嫌いなのは悪ではなく、"悪の権力者"です

3.名前、聞いてもいいですか？

[193 氷室エル 24/03/09(土) 01:55:42]

悪の権力者は全て埋めますが、ここには権力者なんていません

貴方達が権力者となって悪を振りかざすか、私に迷惑がかけなければ、何をしようが気にしません

「……！」

別に警戒しないでとは言いません

私達の関係は……次に合う時にゆっくりお話しましょう

「……うん、そうだね」

それじゃあ失礼しますね！カンポット、ありがとうございました！！　ﾀﾞｯ

「………聞いてた話とだいぶ違うね」

「うん。dice1d3=2 (2)　」

1.ひとまず安心かな

2.上手く味方につけたいな　(シグレ好感度+10)

3.できれば味方になってほしいな　(シグレ好感度+20)

好感度

シグレからエル　(100以上にはならない)

dice1d100=10 (10)

[194 氷室エル 24/03/09(土) 02:06:39]

………おっとと。体の少し動きが鈍い……

さっきの極端な味のカンポットのせい？

dice1d3=2 (2)

1.………戻ったらまずは水を飲もう (好感度一律20)

2.次に行く時はもうちょっと普通の味が飲みたいな (好感度一律30)

3.次に会った時はカンポットの作り方。聞いてみたいな (好感度一律40)

それにしても工事といい旧校舎といい……チェリノ会長には一度聞いてみたい方がいいかも

でも事務局にわざわざ声をかけに行く理由もないし、埋蔵金の地図が作れないから呼びだされることもないだろうし……前ほど会う事もなくなるんだろうなぁ

～～～～～～～～～～～～

「…………本当に帰っていった」

「dice1d3=2 (2) 」

1.でも油断はできないよね……

2.氷室エルさんは誰の味方なんだろう (好感度-20を0に)

3.悪の権力者が嫌いなら私達の味方についてくれるかも (好感度-20を＋20に)

～～～～～～～～～～～～

[195 氷室エル 24/03/09(土) 02:10:00]

仕事を忘れて酔いつぶされるエルはいなかったという事で今回はここまで　次回は次スレ立ててから始めます

好感度
エル：ノドカ　　30：18 (会長のせいで警戒されまくってるんですけど！？)
エル：シグレ　　30：20 (会長のせいでややこしい事になってるんですけど！？)

[196 二次元好きの匿名さん 24/03/09(土) 08:17:07]

花粉症早く医者行って薬もらいましょう！

[197 二次元好きの匿名さん 24/03/09(土) 12:43:55]

投稿乙

[198 二次元好きの匿名さん 24/03/09(土) 20:14:34]

そうか初めてだからアルコールだと認識できてないのか

[199 氷室エル 24/03/09(土) 22:12:12]

薬を飲んでも貫通するのが辛いところ　というわけで次スレ　

(🎲オリ生徒)埋蔵金の地図で生計を立てていました　part7｜あにまん掲示板

[200 二次元好きの匿名さん 24/03/09(土) 22:12:33]

たておつ