「アシヤドウマン！貴様…イオリに何をした！」のスレがとても面白かったので小説で読みたい

1二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:51:08

というわけで、自分で書きました

せっかく書いたので拙作ですがネットに上げたいと思うのですが、元のスレ主様の許可なく上げたらまずいよな、というわけで、

もし元のスレ主様がこのスレを見てくださったら、あげてもいいですか？と伺いたく、このスレを立てさせていただきました

匿名掲示板なので詐称など容易いと言われればその通りなのですが…

なお小説は、約15000字の読了30分目安のボリュームで、だいぶ加筆させていただいておりますが、ストーリーの流れは同じです

スレ→小説に形式を変更するにあたり、設定追加、キャラのオミットや科白の一部改変も行っています　小説にスレのノリと勢いを持ってくるのは無理でしたので…

ラストのオチはバリエーションがあった方がスレ既読の方にも面白いだろうというのと自分の好みで、スレより変更させていただいています

こんな感じなのですが、いかがでしょう？　元のスレ主様、あげてもよいでしょうか？

それとスレをご覧の皆様、読みたいですか？

アシヤドウマン！貴様…イオリに何をした！｜あにまん掲示板https://bbs.animanch.com/img/2893768/1ンンンン…何をしたとは人聞きの悪い、拙僧は「このままでは『前の』伊織殿に勝てませぬぞ？」と助言しただけですが？聞くにタケル殿…bbs.animanch.com

2二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 14:53:49

元スレ読者ですが、すっごく読んでみたいです！

3二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:31:36

スクショし忘れたんで証拠はないが良いよ

4二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:32:02

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5二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:34:05

めっちゃ面白そう
とてもとても読みたい

6124/02/25(日) 15:34:28

元のスレ主様ですか！？

許可をありがとうございます！

ではあげさせてもらいます！

長いので分割投稿します

英霊剣豪七番勝負・異傳　二刀残夜　その1　最も古い記憶の光景があの湊の一夜、冴えわたる美しい月の夜なら、最期に目に焼き付いた光景は、あの月と——己に剣を向けるセイバーの美しさだった。
　それが今どういうわけか、目の前にあるのは焚火だ。ぱちぱちと木のはぜる音が静かに響いている。　自分は確か盈月の儀の最後、セイバーの剣に敗れ、後悔なくあの月の下で死んだはずで——
　地獄とはこのような場所であったろうか。
　もの寂しくはあるが、針の山も煮えたぎる窯もなく、恐ろしくはない。
　宮本伊織が現状を理解しようと周囲を見回すと、焚火の向こうに一人の男が丸太に腰を掛けて座っている。金髪だから南蛮人だろう。ただ何気なく座っているだけに見えるのに、逆らってはいけないと本能に感じさせる凄味がある。
　その男が伊織に向かって声をかけてきた。
「まぁ座れよ、と戦士には言ってやりたいところだが、生憎それはしてやれねぇ」
「———————」
「ここはミクトランパ、戦った戦士の休息の場だ。勝っても負けても戦ったんなら歓迎してやるって場所なんだが、あんたの戦いはまだ残ってるようじゃねぇか。ならこんなとこで休む暇はねぇよなぁ」
「——どういうことだ？」
　まだ何が残っているというのか…telegra.ph

>>7

7124/02/25(日) 15:35:12

>>6

続き

英霊剣豪七番勝負・異傳　二刀残夜　その2◆◆◆◆◆◆

「私のせいだ。私があんなことを口にしてしまったからイオリは、あの怪しい陰陽師の口車に乗せられて……」
　カルデアの管制室で、タケルは伊織作と思われる蘆屋道満像を固く握りしめて俯き嘆く。
「そんなことないよ、タケル。どうやって伊織が道満の企みに巻き込まれたか分かってないんだしさ」
　立香はタケルを励ます。
　正直立香の予想としては、自分と戦えるまたとない機会と聞けばついていきそうな剣馬鹿の一面が伊織にはあるので、タケルの一言がなくてももしや——とは思ってはいる。だが伊織が剣にうつつを抜かすのを良くないとタケルは思っている節があるので、そこには触れないでおく。
　そこにさらに加わる嘆き。
「いえタケル殿。あの江戸特異点で私が大量に増殖したことから、蘆屋道満めが今回の仕儀を思いついた可能性もありますから…」
「正雪先生、自分対決はカルデアの花みたいなところあるからさ？　だからきっと違うよ？」
　この時点で色濃く漂う不安。
　今回の蘆屋道満が生み出した——というか、ダ・ヴィンチちゃんの解析曰く下総を再利用した特異点。この特異点解消のための同行サーヴァントは、ヤマトタケルと由井正雪、管制室で暗く沈んでいるこの二騎なのである。…telegra.ph

>>17

8二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:37:02

このレスは削除されています

9二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:38:35

このレスは削除されています

10二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:44:07

このレスは削除されています

11二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:47:13

おつ
面白かった

12二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:48:12

これから読むけど一応冒頭に改行入れまくると表示されなくなるはず

>>13

13124/02/25(日) 15:54:34

>>12

ありがとうございます！

とりあえず冒頭に改行入れてみました

>>14

14二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:56:40

>>13

貼り直さないと更新されないよ

15二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:59:07

読了、所々元スレの勢い（画像）を思い返してクスッとしつつも、綺麗なEDで素敵でした

16二次元好きの匿名さん24/02/25(日) 15:59:45

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17124/02/25(日) 16:02:40

>>7

ラスト

英霊剣豪七番勝負・異傳　二刀残夜　その3「目的、別にあるよね。
　——そんなに気になる？　晴明さんが事の発端に関係してたっていう、盈月の儀。いや、盈月の聖杯かな」
　立香の指摘に、今度は道満の両の目が丸く見開かれた。
　あの蘆屋道満が親切心——とはいいたくないが——だけで事を起こすはずはなく、何か仕組んでいないはずはなかった。
　宮本伊織と宮本伊織、対消滅の術。同じモノが削れていって残されるのは——盈月の儀の記憶。
　道満の狙いはそこにあったのだ。
「はぁ、気づかれてしまいましたか。
　ええ、その通りでございます」
　とぼけるかと思えば道満はあっさり認めた。そしてさらに語り始める。
「拙僧、最近薄っすら感じてしまったのでございます。何をですと？　聞けばばれんたいんなるものの折、あの果心居士めが奴に関して語ったとか。そう、奴めが、あの憎き安倍晴明が、このカルデアにそのうちやってくるのではないかと感じ、懸念したわけでございます！
　陰陽師は拙僧一人で十分にございますれば、ますたぁには晴明の外道さをよく認識していただいて、召喚する気を萎えさせようかという次第にございます。当世風に言えば、ねがきゃん、というものにて。
　ですので是非、ますたぁにおかれまし…telegra.ph