- 1二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 18:07:32
- 2二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 18:31:06
マツバ「ごめん…もう一度言ってくれるかな」
ミナキ「スイクンが………ッかわいいんだ………」
マツバ「そんな深刻な顔で言うこと?」
ミナキ「きみはもちろん知っているだろうがわたしにとってのスイクンとは勇ましくみずみずしく…そして美しい!そんな存在だ。今もそれは変わらない!変わらない、んだが……」
ミナキ「今朝の話だ……」 - 3二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 18:43:35
チュンチュンチュン…
ミナキ「今日もいい天気だな。おはよう、スイクン」
スイクン「♪」キラキラ…
ミナキ(ああ…朝の日差しを受けながらたたずむスイクンもとても美しいな…!正直スイクンとバディーズになって暫く経った今ですらこれが現実なのか分からなくなることもあるが、この美しさは紛れもない真実だ)
ミナキ(…だが嬉しさに我を失ってスイクンを怯えさせ嫌な気持ちにさせてはいけない。北風の化身とも呼ばれるほど神聖なポケモンだ…あくまで距離感は間違えないようにしなければな) - 4二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 18:58:00
ミナキ「マルマインもおはよう!今日も元気いっぱいだな、笑顔が素敵だぞ」ナデナデ
マルマイン「😁」
ミナキ「朝から機嫌がいいな、スリープ。わたしの夢は美味しかったかい?どんな夢だったかまた教えてくれると嬉しいな」ナデナデ
スリープ「🎵」
ミナキ「ゴースト…は朝だからな。今はゆっくり眠って夜に元気な姿を見せてくれ」ナデナデ?
ゴースト「😴」
スイクン「………」 - 5二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 19:18:00
スイクン「……」トコトコ
ミナキ「ん?どうしたんだスイクン、こんなに近寄ってくるなんてめずらし……」
ノシッ
ミナキ「!?」
ミナキ(す、スイクンがわたしの膝の上に頭を預けている!?そしてどことなく拗ねているような様子…何か怒らせるようなことをしてしまっただろうか?)
スイクン「……」ジー…
ミナキ「手をじっと見ている…?も、もしかしてさっきのマルマイン達のように撫でろということか?いやまさかな…スイクンがそんなことを望むわけがな」
スイクン「😠」グリグリ(A75)
ミナキ「いたたた合ってるみたいだな!?わ、分かった!撫でる!撫でます!撫でさせてください!!」 - 6二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 19:32:00
ミナキ(…とは言ったものの本当にいいのだろうか?そんな恐れ多いことをしていいのか?スイクンの意図もよく分からないままだ)
ミナキ(…いや…今のわたしとスイクンはバディーズなんだ。ただ憧れ追いかけるだけだったあの頃とは違う……。共に新たな夢を追いかける仲間となったスイクンの願いならばそれを叶えるのがトレーナーの務めだろう!)
ミナキ「し、失礼します…」ナデナデ
スイクン「!……🎵」スリスリ
ミナキ「…!!か、かわいい…、………!!?」 - 7二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 19:46:50
『スイクンがかわいい』
───それはミナキのスイクン人生??年にしてはじめての衝撃であった
ミナキ(わたしは今なんと言った!?あのスイクンがかわいい…?スイクンのことをそんな風に思ったのははじめてだ…
本来のスイクンは美しく清廉な存在で…あったてがみがふわふわしている…いや尊く神々しいポケモンで…あっ細めた目が更に撫でることを期待するようにこちらを見ている…違う優雅で高潔で…あっ嬉しいときそんな風に喉を鳴らすのか…!?
ああ駄目だかわいい…!!)
ミナキ(こ、これ以上は胸の高鳴りが抑えきれない……!!)
ミナキ「マッ…マツバーーーーー!!(ポケギア起動)」
マツバ「もしもし?どうしたのミナキくんこんな朝早くに……な、泣いてる!?」 - 8二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:01:48
ミナキ「……というわけで、はじめてスイクンを『かわいい』と思ってしまったんだ。新たな境地に立ったような気分だよ……まだ気が動転していてな、伝わりづらかったらすまない」
マツバ「………」
ミナキ「だがきみに話して少し落ち着いてきたよ。わたしを心配してすぐに駆けつけてくれてありがとう。これからはスイクンの美しさに加えかわいさにも向き合っていくことにす……マツバ?」
マツバ「わ……………」
ミナキ「わ?」
マツバ「わかる………」
ミナキ「うん…………うん?」 - 9二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:05:47
もうお前らがかわいいよ
- 10二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:14:22
マツバ「ぼくだけじゃなかったんだね」
ミナキ「まさかきみもホウオウに対して同じような経験が…?」
マツバ「ああ…ぼくにとってもホウオウは憧れの存在だ。きみと同じように『憧れの存在をかわいいと思うなんて』と葛藤したこともあった…」
マツバ「でもいいんだね!推しはかっこいいだけじゃなくかわいいんだ!それでいいんだねミナキくん!」バッ
ミナキ「ああ!推しというのはよく分からないがかわいいと思うことはきっと罪ではないんだ!スイクンはかわいい!そしてホウオウもかわいいんだ!」ガシッ
マツバ「ああ嬉しいな…こんなに気分が高揚するのは昨日ホウオウに甘噛みされたとき以来だよ!今日は思う存分語り合おうじゃないかミナキくん!」
ミナキ「ああ!そうだなマツバ!共有しよう!この喜びを!そして…推しのかわいさを!」 - 11二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:17:50
ほのぼのする
- 12二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:19:06
もうこの空間が尊い
- 13二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:19:21
かわいいなこの成人男性(推定)たち
- 14二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:31:27
クリス「あっミナキさんとマツバさんだ!」
ヒビキ「なんだかすごく楽しそうに話してるね。何かいいことでもあったのかな?」
コトネ「気になるなあ…ちょっと話聞きに行ってみる?」
シルバー「いややめとけ。あれには関わらない方がいい気がする…特にクリスとオレはな」
クリス・ヒビキ・コトネ「?」
END
~ありがとうパシオ、ありがとうポケモンマスターズEX~ - 15二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 20:45:50
ちゃんとスイクン以外の手持ちにも愛を注いでるミナキがかわいい
- 16二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 21:39:43
以上はミナキ(とマツバ)が憧れてたころとは違う推しの一面を見て楽しくバグるところが見たかった結果の産物です
パシオスイクンと戦う時のマルマインが楽しそうだったので手持ちのポケモン達もミナキの夢を応援してたんだろうしたくさん愛情を注いでもらってたのかなと考えて書いてみました
パシオスイクンは犬っぽくもあり気まぐれな猫っぽさもありでミナキの情緒を振り回してて欲しい
マルマイン達はそんなミナキとスイクンがじわじわ仲良くなるのをあたたかく見守っているんだろうなと思う
ポケマスには本当に感謝してもしきれない… - 17二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 21:40:57
フォト機能まで使った巧妙な良SS
- 18二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 21:50:09
親友2人の惚気尊い…
- 19二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 23:34:43
スイクン「……」ジッ…
ミナキ「これが気になるかい?これは以前わたしが特注で作ったスイクンのぬいぐるみだ。ほら、頭のクリスタルの部分とか白い…この…なんか…ヒラヒラしたところとか精巧に作られているだろう?」
ミナキ「スイクンを追いかけていた頃はこれを抱きしめ、いつしかスイクンを捕まえることを願いながら眠っていたものだ。まあそれが習慣になって今も同じようにして寝ているんだが」
ミナキ「…っとすまない。自分の姿と似たぬいぐるみが部屋にあると落ち着かないよな?これは片付け…」
ドシッ
スイクン「😠」(ここに抱きしめながら寝てもいい本物がおるやろがいと言いたげな視線)
ミナキ「そ、そんなに嫌だったか!?すまなかったスイクン…!」
スイクン「😒」
マルマイン達(ご主人鈍感だなあ…) - 20二次元好きの匿名さん24/02/29(木) 23:56:19
定期的に「クリスのスイクンも可愛いのだろうか……」って呟いてはおこスイクンに清浄のなみのりされててほしい