【SS・ウマウマ】朧夜とOur Secrets

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:36:55

    春の夜というのは色んなものが舞っていて、そのせいでよく霞がかった雲が空を覆う。窓から見える月の光も柔らかく、輪郭がいつも以上にはっきりしない。その光と、それによって形作られる仄かな影は風情があるものだ、とトレーナーに語ったこともあった。
    けれど。
    澄んだ冬の夜と比べると寒さに震えずに済むのは良いが、曖昧な状態というのはどうにも、心がむず痒くなってしまう。
    いつもならば気にならない痛み。
    それを振り払うように布団をめくり、ベッドから立ち上がる。窓を開けて吸い込んだ空気に、喉を刺すような心地はない。ただただ喉にまとわりつくだけ。

    隣のベッドや机が持ち主を失い、この部屋がすっかり静まりかえってから二週間程経った。
    空から届く光が散り散りになって曖昧になっているのを眺める。漠然と、空の薄雲が自らの身体を包まんとする感覚に襲われる。このままでは、ぴったりと包まれて息ができなくなりそう。
    『唯ぼんやりとした不安』──それは流石に言い過ぎだろうけれど。

    クラシックシーズンを終え、シニア期に突入したとある春の夜のこと。とにかく、今宵のグラスワンダーの心はうっすらとした靄に包まれていた。

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:37:14

    ひとり、部屋を抜け出し廊下を歩く。
    スマホのライトは、春の月なんかと違って力強く目の前の床を照らしてくれている。
    満ちつつある月が空のいちばん高いところにある時間だ。靴音が響かないようゆっくり、踵と爪先を床につける。
    そうすると、歩みが遅くなるのは必然。

    「はあ……」

    グラスは大きくため息をつく。なんとも大和撫子らしからぬ振る舞いだ。これほどものは滅多に起こさない。
    どこへ向かうにせよ時間がかかると、自ずと思考の時間が増える。
    今日の一日の生活。現代文、数学、歴史などの授業。次のレースに向けたトレーニング。己が進むべき道……。
    楽しいこともあったはずなのに、記憶の映画を再生する度、靄ばかりが色濃くなっていく。
    こんな腹の底に溜まるような、胃が締まるような思いを普段感じることはない。
    こんなものは、きっと今日だけの気まぐれ。
    ひと眠りして朝を迎えたら、腹の内は軽くなり心の霧は晴れる。
    だけど、身体を包む布団の暖かさは瞼を重くはしてくれなくて。何度も肺から息を吐き出しても、沈んだ心は重いままだった。

    いよいよ脚さえも重たく感じ始めた。ちょうど階段を降りきったグラスがたどり着いたのは、一階の談話室であった。

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:37:41

    朝も昼も、そして夜になっても、ここにはいつも誰かがいて、そのぶん少女たちの声が響く。
    しかし消灯時間を長く過ぎた今は、日中の光景がまるで嘘のよう。尻尾の毛が布地に擦れる音さえも耳に入る。
    もしスマホを落としてしまえば、その音が寮じゅうに広がってしまうかもしれない──そんな考えが浮かび上がる。ありえない妄想なのに、それが頭をじわじわと染めて、手のひらに汗が滲む。
    それくらい、誰もいない談話室はしんとしている。

    ──その、はずだった。

    ばちゃばちゃ、ぼたぼたと水がシンクを叩く音がした。
    思わずヒッと喉が鳴る。耳も尻尾も総毛立ち、呼吸が乱れる。
    ……いやいや、ここはホラーゲームの世界ではない。
    でも今は、夜空の光も霞んでしまうような真夜中。もしかしたら、そういうこともあるのかもしれない、なんて。またまたありえない妄想がひとつ。
    音の発生源は、談話室そのものからは少し離れた場所。キッチンスペースのほうだ。音を立てないように、の考えもあっという間に吹き飛び、小走りになって脚を動かした。

  • 4二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:38:03

    「Anyone…?」

    低く、凪いだ水面のように落ち着き払った声が、そばで囁かれたように響く。
    つまり、誰かがそこにいる。キッチンからわずか光が差していた。足を踏み出し、顔を覗かせる。

    「グラス──……お前か」
    「は、はい。お化けではありません。グラスワンダーです」

    そこにいたのは、艶めく黒髪と浅黒い肌を持つ、自分と同じアメリカからやって来たウマ娘、シンボリクリスエス。
    彼女は突然の乱入者にも動じず、入口に半身を乗り出すグラスのほうにジッとした視線を向けている。

    冬の月を思わせる、鋭く澄んだ、青い瞳だ。

    頭の上から見つめられると、それにどうしてか身体の内側からじんわりと広がる“何か”を抱いてしまって。

    「せんぱい、でしたか〜……」

    「Ghost?」と疑問符を浮かべるクリスエスを尻目にそう呟いて、グラスの膝から力が抜けた。

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:38:27

    「大丈夫か?」
    「……はい。ご心配をおかけしました」

    クリスエスが差し出す右手を取る。寒月のような瞳とは裏腹に、グラスを引っ張る手は熱を持ってあたたかい。

    「よいしょ……っと」

    引っ張られるままに膝に力を入れなおし、再び立ち上がる。
    しかし立ち上がってなお、グラスは足も手の指も動かせないでいた。
    彼女の手は座り込んでしまった自分を立たせるものである。もう両の足で床を踏みしめているのだから、この手はお役御免だ。
    そのはず、なのに。

    「──グラス?」

    手を離すどころか、いっそう握りしめてしまう。彼女の手から熱を感じるたびに、胸の奥がぎゅっと締まって、そしてじわじわとその熱が伝播する。腹の奥底に溜まっていたものも融解していくよう。

    自分のものよりも、大きくて、力強さのある手のひらを。
    いまこの時だけでいいから、この手を離したくない、と。思ってしまった。気づいてしまった。
    一度自分の思いを知ってしまうと、自身を呼ぶ彼女の声も、ワンテンポ遅れて心をかき乱してくる。ざわつくような、それでいてさざめく波が落ち着くような。波が生まれるのに凪ぐなんて、矛盾していてわけがわからない。

    「す、みません、先輩。手が」
    「Don’t worry. ──このままで、構わない」

    クリスエスの右手が一度離れて、手のひらにほんの少しだけ冷気を感じる。しかしすぐに手を握られる。今度は、己が手を包むように、力強く。
    互いに名前を知っている程度で、大した関わりはないというのに。彼女はそんなこと知ったことか、というように温もりを与えてくれる。
    その優しさに、恩に、報いたいと。そう思って──

    Thank you so much.

    ふたりの、故郷の言葉で感謝を呟いた。

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:39:15

    ぴくり。
    耳が動いて、頭に手を乗せられ、クリスエスの身体に引き寄せられたのを感じた。今度は手だけでなく全身が彼女の熱に包まれて、あたたかい。
    肩に顔を埋める、というには、グラスの身長は少し足りない──ような気がする。つい胸元に押し付けるように頭を振ってしまうと、頭に乗せられていた手はすぐ離れた。

    「Sorry……──迷惑、だったか」
    「いえ、大丈夫です。むしろ、ありがとうございます。突然こんなに優しくしていただいて……」

    誰かからの──先輩の厚意を無碍にはしたくない。抱き留められたような姿勢のまま、会話を続ける。

    「今晩は、なんだか眠れなくて。寮のなかを歩いていたんです。それで、先輩は……どうしてここに?」
    「Uh……それは──」
    「それは……?」

    そこまで言って、クリスエスは口ごもる。続く言葉はなく、全身をざわざわと波立たせるような低い吐息が耳を震わせる。
    言葉を選んでいるのだろうか。頭上のくすぐったさにどこか可笑しささえ感じていたら、彼女の言葉の続きを待つことはちっとも苦でなかった。

    「──……忘れ物を……した」
    「忘れ物、ですか?」
    「ああ。Laundry──を、乾燥機に入れたまま……持ち帰るのを忘れたことに、気づいた。すぐに取りにいかねば、と考え──いま……この時間に」
    「なるほど〜。……あら? でしたら先ほどの水音はどうしたのですか?」
    「Tea break──にしようとした。But……ここに来たところで──……シンクに、コップが──置かれていた」
    「代わりに先輩が洗って片付けていた、ということですね」

    視線を横に動かして、シンクのほうを見る。調理台に敷かれたタオルの上に、共用のコップが五つか六つ。ひっくり返された状態で並べられていた。
    本来ならば使った本人が片付けるべきであるもの。
    忘れ物の返答をするよりも長い溜め息が耳に吹きかかる。あのコップたちが少なからず彼女の気を立たせていることを伝えてきた。

    「でしたら、私がお茶を淹れますね〜。温かいお茶ならば、少しは落ち着けると思います。それでひと息つきませんか?」
    「そうだな。──頼む」

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:39:49

    グラスはキッチンの棚から共用のお茶っ葉の缶を取り出す。
    湯呑みが二つ。それに急須と、茶葉のためのスプーンも必要だ。道具一式を探すグラスの後ろで、クリスエスは電気ケトルの用意をしてくれていた。

    「ありがとうございます、先輩」
    「No problem. ──ひとつ、尋ねても良いだろうか」
    「どうかしましたか?」
    「お前のgreen tea──に使う水は……これでも構わない、だろうか」

    そう問われて台に置かれたのは、ペットボトルに入ったミネラルウォーター。ラベルの銘柄を一目見たが、スーパーやドラッグストアで見かけたことのないものだった。
    クリスエスが休憩として飲もうとして持参したのだろう。水の種類について、グラス自身はさほど詳しくない。それでも、彼女ほどの人物がわざわざ尋ねるということは質の低いものではないだろうし、日本茶ならば大抵の水でも味わえる、とどこかで見知った覚えがある。

    「そう、ですね……きっと大丈夫だと思います♪ では、150mlほどお湯を沸かしていただけませんか?」
    「了解した」

    急須に茶葉を入れる間に、電気ケトルがしゅわしゅわと音を立てる。注ぎ口から蒸気が上り、天井にまで届こうとする……前に、横に広がり霧散する。
    カチッ。
    赤いランプが消えた。

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:40:18

    クリスエスは丸椅子に座りながらケトルから上る蒸気を眺めていた。その横から失礼してケトルを台座から外し、沸騰したお湯を湯呑みに注ぐ。八分目まで注げばちょうど良い量だ。

    「……? 急須に……入れないのか?」
    「沸騰してすぐだと、熱くてすぐに飲めませんから、最初に湯呑みに注いでお湯を冷ますんです。それに、お湯の分量を量ることもできるんですよ〜♪」
    「I see. ……Smart──な方法だ」
    「ええ、本当に」

    陶器の湯呑みが熱を持つのを待つ。グラスはもうひとつ用意されていた丸椅子に座る。そしてしばらく、揃って黙していた。
    左に座るクリスエスをちらと見る。青く輝く一対の冬の月は揺るがず、綺麗なまま。目を縁取る黒く長い睫毛、そして目の白が、青をより際立たせているように思える。
    ──夜になっても、今はこうして瞳を眺めていられる者が隣にいる。
    沈黙と何かを待つ時間があるというのに、廊下を歩いていたときのような、暗いことが浮かぶことがない。それに気づいたときには、沸騰したお湯はちょうど良く冷めていた。

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:40:38

    「急須に注いだお湯が茶葉を開かせ、美味しいお茶が出来上がります。待ち時間は一分程度ですね〜」

    そうして一分経った急須の蓋を押さえ、ゆっくりと数回、横に廻す。
    こうして注ぐお茶は、注ぎ始めは薄く、終わるころがいちばん味が濃くなる。どちらの湯呑みも同じ味わいになるように、交互にお茶を注ぐ。
    ぽた、ぽた。お茶が流れづらくなっても、最後の一滴まで注ぎきる。
    二煎、三煎目になっても美味しくお茶を飲めるように。
    この温かなひと時を、まだまだ続けてもいいように。
    水面を揺らすものがなくなって、ふう、とグラスは止めていた息を吐き出す。

    「お待たせしました〜♪」

    ふわふわと湯気が舞っている湯呑みをクリスエスに差し出す。自分も湯呑みに両の手を添えて、少しだけお茶を啜る。
    熱いことは確かだけど、猫のように舌をすぐにひっこめることにはならない、絶妙な温度。これこそ、出来たてのお茶の良さだろう。
    春になったといえど、夜分はまだ暖かいとは言い切れない。そのぶん、緑茶の熱が喉や胃を覆うのがよくわかる。

    「うん、美味しい……」
    「……ふぅ。So good……」

    また横を見ると、彼女の口元がほころんでいる。緑茶独特の、紅茶やコーヒーとも異なる苦味や甘味を楽しんでもらえたようだ。

    「グラス。……お前に──感謝を」
    「……はいっ」

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:41:52

    グラスは一度ゆったりと瞳を閉じて、深く息をつく。そして、どこでもない宙を眺めた。

    「実は、少し前からエルが──同室の子が長期遠征でフランスに行っているんです。自分が世界最強であると示すために、彼女は凱旋門賞を勝とうとしています。だから、あと半年は私たちの部屋は私しかいない。きっともうしばらくすれば、ひとりの生活にも慣れるでしょうが……。……今日はちょっとだけ、寂しくなってしまいました」
    「──そうか。……それは──……寂しくなるな」
    「あまりにも騒がしいのは苦手ですが、静かすぎるというのも却って……」
    「“ザワザワ”する──か?」
    「……あっ。そう、かもしれません」

    一瞬、言葉を詰まらせたところで、クリスエスは代弁するように呟いた。彼女の圧巻ともいえる風貌とは似ても似つかぬオノマトペが突然挟まれて、返答に若干のタイムラグが生まれてしまった。

    「そのfeeling──は……私も、感じるときがある。トレセン学園の者たちは──……皆、優しい。So──ひとりきりになる時間が、ほとんどない、くらいに」
    「ええ。この学園にいると、人の暖かさを実感します。友達も、トレーナーさんも……いつも誰かが側にいる。私はそっちのほうに慣れてしまったのかもしれません。だから今宵は、不甲斐ない姿をお見せしてしまったところを、先輩とのんびりお話しして、手まで握っていただいて……元気をもらえました。感謝を伝えるべきは、私のほうです」

    湯呑みを置き、指を膝に揃えて頭を下げる。
    しかし頭を戻し見上げたときに映ったクリスエスの表情は、謝意を受け取り喜んでいるというよりも、わずかな驚きが含まれていた。

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:42:14

    「いや、私も……お前に、感謝したい」
    「え……?」
    「このtea break──で、わかった。お前とは……とても、話しやすい。お前は、私の言葉を……いつまでも、待っていた。──今もそうだ。焦ることなく、ゆったりと話せる時間は──そして、そうできる相手は──so precious. 私にとって……そう多くない。My treasure──と、言っていいだろう」

    ひと口、彼女はお茶を啜る。
    深く低い吐息が、耳を震わせる。
    何故だかいま、自分は湯呑みを持っていないのに、身体がどこか熱い。
    クリスエスが胸中を素直に明かした様子を、グラスは、可笑しな熱を感じたまま見つめることしかできなかった。

    「……? どうかした、か?」
    「ああ、いえいえ〜。なんでもありません」

    首を傾げこちらを眺める視線を、立ち上がって強引に絶つ。ふと感じてしまった一抹の申し訳なさは、残りのお茶で喉奥に押し流した。

    「今日は本当にありがとうございます。もう遅い時間ですから、そろそろお開きにしませんか?」
    「ああ。Cups──いや、湯呑み──は……私が洗おう」

    壁に掛けられた時計を眺めて、クリスエスは頷いた。彼女もまた立ち上がる。
    ……湯呑みを手渡すときは、指どうしが触れないよう努めたくなった。

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:42:52

    ばしゃばしゃ。また水がシンクを叩く。
    そのほかの道具や椅子の片付けは自分が。
    急須の蓋を開け、残った中身を袋に包み、ゴミ箱へ捨てる。
    結局一度しか煎じることのなかった茶葉が、ほんの少しだけ名残惜しい。お開きにしようと提案したのはグラス自身だというのに。
    それでも、もう一度、彼女と共に二煎目や三煎目を望んでも良いだろうか。
    自室を出たときとはまた異なる靄が渦巻いていく。これはよくない。これこそ別の話題で断ち切るべきだ。そう考え、口を開く。

    「先輩。先ほどは、お恥ずかしいでしょうことについて尋ねてしまって申し訳ありませんでした。それについては、ほかの誰にも。決して明かさないと約束します」
    「そう、だな──そうしてもらえると、助かる。代わりに……私も、secret──にしよう。グラス……お前のその、寂しさを」
    「Secret……。はい。ありがとうございます。私たちだけの秘密ですね♪」

    返答する声のトーンが上向いたのを、自分の耳でも聞き取る。
    短いやりとりであっても、たったそれだけで。いつものような調子を取り戻すには十分だった。

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:43:16

    「グラス。最後にひとつ──」

    全ての片付けを終えて、あとは互いの部屋に戻るだけ。年長者の責務としてグラスを先に廊下に出したクリスエスは、洗濯物を入れた布袋を片手に、そして照明のスイッチに手を添えながらグラスを呼び止めた。
    名前を呼ばれ、後ろを振り返る。

    「今日の、お前が淹れたgreen tea──は、温かく……美味しかった。よければまた、飲ませてほしい」

    そう告げられ握っていたスマホを落とさなかったのは、賞賛に値することではないだろうか。そんなことを考えてしまった。
    自分は思い悩んでしまったというのに、クリスエスは実にあっさりと、次のことを言い放つ。これがまた羨ましく──でも、それ以上に浮き足立つ思いがあった。

    「はい、是非! 今度は先輩のお水に合うようなお茶をご馳走したいです。そのときは、私のおすすめの和菓子も一緒に♪」

    霞がかった空の向こう、確かに強く輝く春の月のように。満面の笑みでグラスは答えた。

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:43:40

    ──その晩のグラスワンダーの睡眠時間は、通常と同じくらいとは言えない。もしトレーナーに知れたら、大いに心配されることだろう。
    それでも、もしベッドから立ち上がらず部屋も抜け出さないで何もしなかったよりは、ずっとずっと、穏やかに。グラスの意識は、一見は冷たいようでいて本当は暖かで幸せな漆黒に包まれていたのだ。

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 14:45:35

    前々からグラスとクリスエスの絡みっていいよね〜と提唱している者です。良い機会なのでSSを書きました

    でもこんなに長くなるとは思わなかった

    ふとした時に高火力のときめきをかますクリスエスが好きです。普段は粛々としてるのに照れちゃうグラスが好きです。いつかはこの逆も書けたらと思います。そっちも好きなので


    本当は今回の機会に備えたネタがあったのですがそれはまた今度に 

    今回は下記のリンクで書いたものをちょっと推敲してSSスレとします

    レスしてくださった方々、ハートコラを作ってくださった方に改めて感謝申し上げます!!

    やばい!!!!!助けて!!!!!!|あにまん掲示板何の気なしにライブシアターでスクショ撮ってたらグラスとクリスエスの身長差にときめいてしまったふたりとも推しだけどCPで見るつもりなかったのにどうしよう CPの可能性を見出せそうでやばい、どうしようほか…bbs.animanch.com
  • 16二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 15:00:06
  • 17二次元好きの匿名さん24/03/02(土) 23:18:50

    14時までは残しておきたいのでほしゅ
    いつか生で走りを見たいなあ

オススメ

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