【SS】ウララちゃんは別だ

[1 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:04:58]

ウララ「よーしっ！今日もトレーニングするぞーっ！･･････でもトレーナー用事でいないんだよね･･･」

ウララ「うーん、いちおー自主練のメニューはもらってるけど、どうしよう･･･」

ルドルフ「おや、ハルウララ。君もトレーニングか？トレーナーの姿が見えないが」

ウララ「あっ！かいちょー！今週はトレーナーがお家の用事があってお休みなんだ！だから自主練！」

ルドルフ「うむ、トレーナーが見ていないところでもサボらずトレーニングを続けるのは立派だな。臥薪嘗胆、その努力はいつか実るだろう」

ウララ「えへへ･･･あっ、そうだ！かいちょー！たのもーっ！」

ルドルフ「うん？何をだ？」

ウララ「えへへ、ひさびさにどーじょーやぶりだ！かいちょー、勝負だよ！勝っちゃうもんね！」

ルドルフ「ふむ、いいだろう。が、少し待ってほしい。私は今来たところでストレッチもしていない。油断大敵、怪我をしてしまっては元も子もないからな」

ウララ「うん！わたしも来たばっかだからいっしょにストレッチもしようね！」

ルドルフ「それなら二人組のストレッチもやろう。普段伸ばしにくいところも伸ばせる」

ウララ「うん！いっちに、さんし！」

ルドルフ(こうして誰かと共にストレッチをするなどいつぶりだろうか)

[2 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:05:31]

ルドルフ「ふっふっ･･････よしっ、ゴールだ」

ウララ「えっほ、えっほ･･････えっほ、えっほ･･･」

ルドルフ「頑張れハルウララ！もう少しだ！」

ウララ「えっほ、えっほ･･････ご、ごおおお〜〜〜るぅ〜〜〜･･････がくっ」

ルドルフ「お疲れ様。頑張ったな」

ウララ「つ、疲れたぁ〜･･････かいちょーはやいねー！さすがかいちょー！」

ルドルフ「精励恪勤、トレセン学園の生徒会長たる者これくらいでなければ示しがつかないからな」

ウララ「よしっ、回復！もう一回だー！」

ルドルフ「もう大丈夫なのか？」

ウララ「うん！今度は倒しちゃうよ！」

ルドルフ「ふっ、やれるものならやってみろ！私は一切手は抜かんぞ！」

ウララ「わたしだって手加減しないからね！」

[3 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:06:21]

テイオー「かいちょー！走ろー！･･････ってあれ？」

ウララ「あっ！テイオーちゃん！」ﾄﾝﾄﾝﾄﾝﾄﾝ

テイオー「なんでウララが会長の肩たたきしてるの？」

ルドルフ「すまないな、テイオー。今は勝者の権利を享受してるところなんだ」

ウララ「どーじょーやぶりを挑んで負けちゃったからウララカードをあげたんだ！そしたら肩たたきしてーって」

テイオー「ウララカード？なにそれ？」

ウララ「どーじょーやぶりで負けちゃったらなんでもお願い聞くよの券！トレーナーといっしょにいっぱい作ったんだ！わたしが負けたら一枚あげて、使ったらサクラのスタンプをポンするの！」

テイオー「それ面白そう！ボクもやりたい！」

ウララ「よーしっ！じゃあ次はテイオーちゃんにどーじょーやぶりだ！」

ルドルフ「なら私は見学させてもらおうかな」

テイオー「ふふん。ウララ、覚悟しててね。ボクがぶっちぎってあげるから！」

ウララ「ウララだって負けないよ！」

[4 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:07:03]

ライス「ウララちゃーん」

ウララ「あっ、ライスちゃん！」

ライス「ウララちゃんカード使いたいんだけどいいかな？」

ウララ「うん！いいよ！」

テイオー「ちょっとちょっとー、今ウララはボクのお願い聞いてもらってるんだけどー？」

ライス「あっ、えっと、その、コロッケ作ったから味見してほしいなってだけだから別に後でも･･･」

ウララ「コロッケ！？食べたい食べたい！」

テイオー「ボクも食べたい！」

ライス「それじゃあ二人に味見してもらおうかな？」

ウララ「はーい！いこっ！」

テイオー「うん！」

[5 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:07:34]

エアグルーヴ「会長、このカードの束は？」

ルドルフ「これか？これは会長カードだ」

エアグルーヴ「会長カード･･･？」

ルドルフ「言うなれば私の看板のようなものだな」

エアグルーヴ(会長の看板？探せ、どこかにギャグが仕込んであるはずだ。いや、この後か？)

ルドルフ「もっとも破られないようにラミネートはしてあるが、ね」

エアグルーヴ「？？？」

エアグルーヴのやる気が下がった

[6 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:08:09]

─しばらくして─

ウララ「よーしっ！かいちょー！今日もどーじょーやぶりだーっ！」

ルドルフ「受けてたとう！今日の私は快調だぞ！」

ウララ「かいちょーはかいちょーだよね？」

ルドルフ「ああ、会長は快調だ」

ウララ「？？？」

ルドルフ「少々難しかったか･･････」

ウララ「まあいいや！それじゃあ･･･」

エアグルーヴ「会長、お時間よろしいでしょうか」

ルドルフ「どうした、副会長。すまないハルウララ、少し待ってくれ」

ウララ「はーい！」

エアグルーヴ「───で、────の─────案件が──────となっていて」

[7 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:08:36]

ルドルフ「ふむ･･･これは、早めに対処しないといけないな。すまない、ハルウララ。今日の道場破りはなしだ」

ウララ「えーっ！？まだやってないよ！？」

ルドルフ「すまないな。･･････そうだ。私の棄権ということでこれを渡そう」

ウララ「えっと、『会長カード』？」

ルドルフ「ウララカードと同じだ。私の手が空いてるときならいつでも･･････」

ウララ「うー、でも勝ってないのにこれはー･･････まあいっか。じゃあ、会長は今週わたしのことをウララちゃんって呼ぶこと！」

ルドルフ「･･････それなら手もかからないな。いいだろう、ウララちゃん。また道場破りを待ってるよ」

エアグルーヴ「横入りして悪かったな。今度は私もその道場破りに付き合わせてくれ」

ウララ「うん！まったねー！」

[8 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:09:01]

モブ「･･････今日も会長と模擬レースしてたの？」

ウララ「あっ、モブちゃん！今日はかいちょーが忙しくてできなかったんだよね。あっ、そうだ！モブちゃん！たのもーっ！」

モブ「はいはい、わかったわかった」

ウララ「やったー！負けないからね！」

モブ「さて、どうかしらね？私が勝っちゃうかも」

ウララ「はわわっ！モブちゃんも自信満々できょうてきだ･･･よしっ！ウララはやるよ！」

モブ「うしっ！じゃあ走ろっか、ウララ！」

ウララ「オッケー！」

[9 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:09:19]

こころがぽかぽかしてきた

支援

[10 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:09:26]

ウララ「は、はひぃ〜、負けちゃったぁ〜。モブちゃんやっぱりはやいねー」

モブ「･･････ねぇ。会長と走るの、もうやめたら？」

ウララ「えっ、なんで？」

モブ「ほら、だってさ･･･私にも勝てないようなウララが会長に勝てるわけないし」

ウララ「そんなのわからないよ？勝負は時の運って漫画でも言ってたし！あきらめなかったらいつかは勝てる！」

モブ「いや、それでも･･････」

モブ(今はまだ勝てるって思ってるから走れるのかもしれないけど、もしウララが『絶対に勝てない』って気づいたら･･････)

モブ「･･･まっ、そうだね。まずは私に勝ってからね」ｸﾞｼｸﾞｼ

ウララ「あうう、頭撫でるのはいいけどもっと優しく〜」

[11 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:10:04]

モブ(このまま何度も会長に負け続けてたら、いつかあの娘は潰れてしまう)

モブ(そんなウララは、見たくない。私たちを元気付けてくれるウララが走らなくなるなんて･･･そんなのダメだ)

モブ(周りの奴らも楽観的すぎる。私はこのトレセンで上を見過ぎて潰れていった娘たちを嫌というほど見てきた)

モブ(一緒に頑張ろうと約束した同期の娘も、自分が憧れてた先輩も、自分に憧れてくれた後輩も。何人も潰れて去っていった)

モブ(･･････ウララは、絶対にそんな目に合わせてはいけない。だから私にできることは！)

モブ「失礼します」

ルドルフ「おや、何か相談事か？」

モブ(直談判することだけ･･････！)

[12 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:10:44]

ルドルフ「･･････なるほど。君の主張は理解した。たしかに、彼女が潰れて腐ってしまうのは私も見たくはない」

モブ「はい。あの娘は･･･まだ世界を知らなさすぎる。これからもっとたくさんのヒトを、ウマ娘を元気付けていってくれる娘です」

ルドルフ「彼女が走る姿に勇気付けられている者も実際に多い。彼女の懇意にしている商店街や彼女の特集を組む記者もいる」

モブ「はい、知ってます。ウララと商店街に行くとたくさん声をかけられてるいるし、ウララの特集が載った雑誌も自慢げに見せてもらえましたから」

ルドルフ「･･････そして、夢破れてこのトレセン学園を去る生徒がいるのも事実だ。私も生徒会長として長くここにいるが、何人も見送ったよ」

モブ「だから、ウララの勝負をもう受けないか、それか手加減してあげるとかを･･･」

ルドルフ「･･･だが、残念ながらそれはできない相談だ」

モブ「どうして！」

[13 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:11:12]

ルドルフ「獅子は兎を狩るにも全力を尽くす。初志貫徹、私はいついかなる時もレースにおいては全力を尽くすと決めている」

モブ「でも！それでウララが･･･」

ルドルフ「･･････私に憧れてくれている生徒もいるし、私と共に走りたいと言ってくれる者もいる。もっとも、最近はかなり少なくなってしまったがね」

モブ「･･････」

ルドルフ「きっと、私を見て夢破れた生徒もいたのだろう。飛花落葉、まだ咲いてない蕾が遥か高みを見て心が折れることもある」

モブ「だったら！ウララがそうならないようにしてあげてくださいよ！ウララの心が折れるようなことはしないで！」

ルドルフ「そうだな。彼女に走り続けてほしいというのは私も同じだ。私と共に走って実力差を痛感し、生徒がここを去ってしまうようなことは避けたい」

モブ「！」

ルドルフ「だがな、ハルウララは･･････おっと、違った。今はこうだった」

[14 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:11:29]

ルドルフ「ウララちゃんは別だ」

[15 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:12:02]

モブ「！？」

ルドルフ「兎と亀という童話は知っているかな？」

モブ「は、はい。もちろん。兎と亀がレースをして、亀が最後に勝つ物語」

ルドルフ「そう。あの亀は決して心が折れることなく、努力を続けたからうさぎに勝った。君から見てウララちゃんは兎か？それとも亀か？」

モブ「そ、そんなのただの例え話です！ただの詭弁です！」

ルドルフ「ふむ、それもそうだな。ならばこうしよう。ウララちゃんを見習って私も会長カードを作ったんだ。このカードを使えば私に言うことを聞かせることができる」

モブ「それって･･････ウララカードと同じってことは、会長に」

ルドルフ「そう。君が私に勝てばこれを渡す。そして君は勝者の権利として私に命令すればいい」

モブ「っ！そんなの、できるわけ･･････」

ルドルフ「ならこの話はここで終わりだな」

モブ(ここで私が諦めたら、ウララが･･････)

モブ「･･･いや、その勝負受けます。あなたに挑む」

ルドルフ「いいだろう。但し、ウララちゃんにも走ってもらうし、彼女に他の人員も集めてもらう。･･････異論はあるか？」

モブ「いえ、ありません」

ルドルフ「レースは来週行う。待っているよ」

[16 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:12:33]

─レース当日─

モブ(･･････ウララに誰を集めたか聞いたけど教えてくれなかった)

モブ(せめてメンバーがわかっていれば事前に根回しができたのに)

ウララ「モブちゃーん！こっちこっちー！」

モブ「はいはい、今行く･･････！？」

モブ(えっ、な、なんなの、このメンバー！？)

[17 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:13:18]

皇帝「おっ、来たみたいだな」

怪物「ルドルフに勝ったら何でも言うこと聞いてくれるんだって？なに言っちゃおっかな〜」

モブ(生徒会長の皇帝、シンボリルドルフ。スーパーカーの怪物、マルゼンスキー)

女帝「レースまではまだ時間がある。準備運動は怠るなよ」

三冠ウマ娘「誰に言っているつもりだ」

モブ(副会長の女帝、エアグルーヴ。同じく副会長の三冠ウマ娘、ナリタブライアン)

日本総大将「ウララちゃん！今日はよろしくね！」

不死鳥「お誘いいただきありがとうございます」

怪鳥「すごいメンバーが集まってて･･･早く走りたいデース！」

トリックスター「このメンバーだと逃げの競り合いが起こるかも･･････なるべく内につけてコーナーを抜けたら加速して･･･」

不屈の塊「ウララさんったら本当に片っ端から声をかけたのね、まったく」

モブ(日本の総大将、スペシャルウィーク。怪物二世とも呼ばれる不死鳥、グラスワンダー。そして怪鳥、エルコンドルパサー。トリックスターのセイウンスカイにあの一流、キングヘイローまで)

[18 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:13:51]

春天二連覇ウマ娘「相手にとって不足はなし、と言ったところですか」

無敗の二冠ウマ娘「コンディション良好。いつでも出走できます」

モブ(春天三連覇手前まで行ったメジロマックイーン。無敗の三冠ウマ娘になりかけたミホノブルボン。そして)

漆黒のステイヤー「頑張ろうね、ウララちゃん」

秋古馬三冠ウマ娘「すごい方たちが揃ってますね。緊張してきました」

モブ(その2人の記録を阻んだ刺客、ライスシャワー。あっちのは有馬レコードホルダーのゼンノロブロイ)

覇王「はっはっは！輝く太陽に照らされ映えるボク･･････」

先頭狂「まだかしら？早く走りたいのだけれど」

不沈艦「マックイーン、体重は落としてきたかー？」

高貴なるメジロ家のウマ娘「お構いなく。きっちり仕上げてきましたわ」

モブ(世紀末覇王、テイエムオペラオー。異次元の逃亡者、サイレンススズカ。黄金の不沈艦、ゴールドシップ)

[19 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:14:22]

モブ(か、勝てるわけがない。ウララはなにを考えてこんなメンバーを集めたの！？バ鹿じゃないの！？)

ウララ「モブちゃん！がんばろうね！」

モブ(何を言ってるのよ。無理に決まってるじゃない。こんな奴ら相手に)

ウララ「モブちゃん？」

モブ「はーっ、はーっ･･････」

ウララ「わわっ！大丈夫！？」

モブ(ぷ、プレッシャーが･･････)

皇帝「おい、大丈夫か。落ち着いて呼吸を整えるんだ」

モブ(やめて、近づかないで)

怪物「ほら、ゆっくり吸って〜、吐いて〜」

モブ(やめろ、やめろ、やめろ！)

[20 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:14:56]

ウララ「モブちゃん、具合悪いならほけんしついく？つれてくよ？」

モブ「えっ、そ、それ、は」

漆黒のステイヤー「動くのが辛いならベンチに座ってるだけでも楽になるかも」

日本総大将「肩を貸しますから、とりあえず向こうに行きましょう」

モブ(ウララ、なんであんたはこんなのに囲まれて平気なの？こんなのを相手に戦おうとするの？そんなの、できるわけ、勝てるわけが)

ウララ「だいじょーぶ！モブちゃんの分まで一着取ってくるから！」

モブ「！」

[21 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:15:28]

モブ(･･････ウララは本気で一着を取る気でいる。負けるなんて微塵も考えてない)

モブ(ここにいる誰もがそう。周りを『強い』と思ってはいても自分が『負ける』だなんて考えていない)

モブ(全員本気で一着を取れると思って･･････いや、違う。一着を取るつもりでいる)

ウララ「モブちゃん･･････？」

モブ(･･････なにが、ウララのためだ。何が手加減してあげて欲しいだ。そんな邪な気持ちでウララは走っちゃいない。いつだってこの娘は一着を取るために走っている)

モブ「ふぅー･･････いや、大丈夫」

ルドルフ「本当に大丈夫か？体調が優れないなら無理はしないほうがいい」

エアグルーヴ「体を壊しては元も子もないからな。まずは体を休めるのが一番だ」

モブ「いや、ほんとに大丈夫です。ちょっと忘れてたことを思い出しただけなんで」

ライス「大切なご用事ならそっちを優先したほうが･･････」

モブ「ううん、よく考えたら問題なかった」

[22 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:15:54]

モブ「だって祝勝会の予約を忘れてただけだから」

モブ「全員ぶっちぎって店に向かえばいいだけだって気づいたんで」

[23 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:16:26]

スカイ「へぇ、なるほどね」

キング「ふふ、持ち直したわね」

エル「これは強敵デース！」

グラス「あらあら。私たちも予約はしてませんよ？」

ブライアン「つまり、私に勝つつもりでいると言うことか」

モブ「ええ、もちろん」

ルドルフ「ふ、ふふふ、ははは！確かにそうだ！私も予約し忘れていた！さっさと店に向かわないと席が埋まってしまうかもしれないな！」

マルゼン「いいじゃない！その心意気、バッチグーよ！」

エアグルーヴ「やれやれ。問題なさそうだな」

ゴルシ「祝勝会用の焼そばー、焼そばはいらんかねー」

スズカ「早く走りたいのだけれど」

モブ「ええ。走りましょう。全力で！」

ウララ「よーしっ！絶対一着取るからね！」

モブ「ふふ、悪いけど一着はこの私よ、ウララ！」

[24 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:16:58]

モブ「はぁ、はぁ･･････みんな、速い･･････」

ウララ「うららぁ〜･･･もうだめ〜･･･」

ルドルフ「ふふふ。残念ながら君に会長カードは渡せないな」

モブ「は、はひぃ･･････おみそれいたひましたぁ･･････」

ルドルフ「･･････兎と亀、ハルウララは亀だと言ったが･･･ただの亀じゃない。道中で寝ている兎を起こす亀だ」

モブ「そう、ですね。ウララは誰かを置いていったりしない」

ルドルフ「そして、獅子の歯は兎を狩ることはできるかもしれないが、亀の甲羅は硬くて通らない。ハルウララが折れることはないさ」

ウララ「何の話ー？」

モブ「ウララはすごいねって話」

ウララ「そう？そうかな？えへへ」

ルドルフ「どうだ。大言壮語も悪くないんじゃないか？」

モブ「はい。･･････また、道場破りしてもいいですか？」

ルドルフ「もちろん。いつでも門戸を開けて待っているよ」

モブ「･･････よっし！ウララ！反省会しに行こう！」

ウララ「うん！おいしいのたべよう！」

[25 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:17:26]

─後日─

テイオー「えー！？そんな面白そうなことしてたのー！？教えてくれてもいいじゃんかー！」

ルドルフ「メンバー集めはハルウララに一任していたんだ。てっきり声をかけられてると思ったが･･･」

テイオー「だってだって！マヤノとはちみー飲みにいってたんだもん！そんなのら知らなかったﾓﾝﾆ！」

ルドルフ「甘かったのははちみーではなく確認をしていなかったテイオーの方だったというわけだな」

テイオー「かいちょー･･････結局こうなるんだよねー」

[26 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:18:50]

ウララちゃんは別だをかっこよく使いたかった。ウララちゃんが天使だった。
ロブロイカードをもらってロブロイを好き放題したい。

[27 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:19:12]

過去作↓

悪い子ライスとアクノロブロイ｜あにまん掲示板

駄目じゃないライスとゼンアクノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

幸せの青い薔薇ライスとチチメガネホンノロブロイ、それとサクウララとか｜あにまん掲示板

【SS】大盛りライスとワルウララ、あとアクノロブロイとか｜あにまん掲示板

年上ライスとボスノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】マシマシライスとレースノロブロイ、あとモツウララとか｜あにまん掲示板

お絵かきライスと後輩ノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】コロッケライスとお弁当ノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】年越しライスとメンノロブロイ、ハツウララとか｜あにまん掲示板

【SS】キカサレフクキタルと相談ライス、あと代わりのハルウララとか｜あにまん掲示板

【1レスSS集】ライスとロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】トークノロブロイと喋ルウララ、あと悪い子ライスとか｜あにまん掲示板

【SS】列車ライスと機関車のロブロイ、あと電車ウララ｜あにまん掲示板

【SS】小さなロブロイと大きなトレーナー｜あにまん掲示板

【SS】硝子の少女アルダンと生涯専属トレーナー｜あにまん掲示板

【SS】空飛ぶライスと決闘ノロブロイ、あと登ルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】グラスのお尻｜あにまん掲示板

【SS】春売ララとライスコロッケ、あとえっちなロブロイとか｜あにまん掲示板

【SS】俺は闇のマヤノトレーナー｜あにまん掲示板

【SS】俺は闇のファイントレーナー｜あにまん掲示板

【SS】ウララの太もも｜あにまん掲示板

【SS】ロブロイの胸｜あにまん掲示板

【SS】ライスケーキとトモノロブロイ、あとハルウララとか｜あにまん掲示板

【SS】俺は闇のバクシントレーナー｜あにまん掲示板

【SS】登山家ライスとキャンプノブルボン、あとバクシンオーとか｜あにまん掲示板

[28 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:19:46]

過去作その2↓

【SS】俺は闇のフクキタルトレーナー｜あにまん掲示板

【SS】ライスのお耳｜あにまん掲示板

【SS】シャリライスとネタノロブロイ、あとスシウララ｜あにまん掲示板

[29 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:20:06]

あーゆーごっど？

[30 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:21:09]

素晴らしい

[31 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:25:28]

モブちゃん最初来た時会長と張り合うなんて100年早いみたいな性悪かと思った
いい子でした、すみません

[32 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:33:09]

この作品を読めて良かった

[33 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:35:30]

くっっっっそ面白かった！
途中の演出もニクい

最後のレース何頭立てだよ…

[34 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:35:49]

>>18

？？？「忘れられてますわ！」

[35 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:38:06]

スレのタイトルからカイチョーがキャラ崩壊してウララちゃんをただ愛でるか甘やかすかするだけのSSだと思っていたのに名作短編SSだと知って・・・

オレは

感動した

お前はこの世にいなきゃいけねぇ奴だ

このでけぇ英雄が

オレが今から♡連打してやる

[36 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:41:39]

excellent…

[37 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:42:52]

まさしくウララちゃんは別だということがよく分かる素晴らしいssだった
練り上げられている
至高の領域に近い

[38 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:47:44]

うららちゃんにあてられて
モブちゃんも別枠に入っていくの好き

[39 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:48:52]

>>35

Error.

[40 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:52:32]

>>39

♡が一人につき一回しか押せないと知って・・・

オレは

ガッカリした

[41 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 18:56:33]

飛行機を飛ばせば自演し何度も押すことは可能だ
こんな風にな
とはいえ、正当な評価が分かりにくくなるからお勧めしない
そんなことしなくてもこのssは素晴らしい

[42 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 19:07:46]

>>34

モブ(春天三連覇手前まで行ったメジロマックイーン。無敗の三冠ウマ娘になりかけたミホノブルボン。そして)

おしるこ好きなウマ娘「忘れられてませんわ！ちゃんと紹介されてますわ！」

[44 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 19:09:23]

>>42

本当でしたわ！

音速てのひら返しですわ！！

[45 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 19:20:20]

素晴らしい…こんなにカッコいい「ウララちゃんは別だ」は初めてだ

>>5に駄洒落はあったんだろうか

[46 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 19:27:46]

>>45

(道場破りをさせない=道場を破らせないとカードを破らせないでかけてるつもりでした。エアグルーヴはこの時点で道場破りの話なんて知らないので気づけるわけがないのですね)

[47 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 20:56:03]

地味にモブが会長に直談判してきたのも嬉しかったんだろうなって

[48 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 21:02:57]

>>14

ここ才能の塊

[49 二次元好きの匿名さん 22/01/20(木) 22:52:09]

これが…圧倒的な光…
うおっまぶしっ

[50 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 05:41:31]

>>46

草

[51 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 12:06:31]

良いゾ～これ
マーベラソ

[52 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 12:13:12]

こういうのがいいんだよこういうのが

[53 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 12:32:49]

みんないい子で良かった…
ウララとルドルフとモブちゃんでトリプル主人公だった

[54 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 19:37:07]

ウララちゃん呼びまで伏線として拾ってるのうますぎんか
めっちゃいい話だった

[55 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 19:41:40]

すごい（すごい）

いやそれしか言葉が出てこねえよ…

[56 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 21:34:05]

心折れずに勝利を目指し続けるのがいかに難しいかって話だよなー…
覚醒したモブの今後が楽しみすぎる

[57 二次元好きの匿名さん 22/01/21(金) 23:39:09]

会長が嬉しそうなのも良いよね・・・
絶対最初のどーじょーやぶりから始終喜んでる