ジェンティルドンナ「どうすりゃいいのかしら…」

1二次元好きの匿名さん24/03/06(水) 13:21:05

本拠地、東京レース場で迎えたジャパンカップ
レースに勝ったのはエピファネイア、連覇を目指したジェンティルドンナは4着と惨敗だった
レース場に響くファンのため息、どこからか聞こえる「ジェンティルはもう終わった」の声
無言で帰り始めるウマ娘の中、昨年のジャパンカップ覇者のジェンティルは独り控室で泣いていた
トリプルティアラ制覇で手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できるトレーナー・・・
それを今の横浜で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいのかしら・・・」ジェンティルは悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、ジェンティルははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、冷たいベンチの感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、帰って筋力トレーニングをしないといけないわね」ジェンティルは苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、ジェンティルはふと気付いた

「あれ・・・？お客さんがいる・・・？」
ベンチから飛び出したジェンティルが目にしたのは、外野席まで埋めつくさんばかりの観客だった
千切れそうなほどに旗が振られ、地鳴りのようにベイスターズの応援歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とするジェンティルの背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「ジェンティルドンナさん、守備練習ですよ、早く行きましょう」声の方に振り返った内川は目を疑った
「ヴ・・・ヴィルシーナさん？」「なんだゴリラ、居眠りでもしてたのか？」
「ご、ゴールドシップさん・・・？」「なんだジェンティル、かってにオルフェを引退させやがって」
「トレーナー・・・」　内川は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
１番：石井琢　２番：波留　３番：鈴木尚　４番：ローズ　５番：駒田　６番：ジェンティルドンナ　７番：進藤　８番：谷繁　９番：ヴィルシーナ
暫時、唖然としていたジェンティルだったが、全てを理解した時、もはや彼女の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ！」
トレーナーからグラブを受け取り、グラウンドへ全力疾走するジェンティル、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・

翌日、ベンチで冷たくなっている内川が発見され、吉村と村田は病院内で静かに息を引き取った

なんかやってみたくなったので例のコピペやってみたけどこうですか分かりません