ウマ娘昔ばなし『かぐや姫』

  • 1読み手24/03/11(月) 21:24:16

    昔々、竹林の多い山の中で、竹を切ってはそれを加工して生計を立てていたお爺さんとお婆さんが2人で暮らしておりました。


    お爺さんがいつものように竹を切りに向かうと、一つだけ金色に光る不思議な竹を発見し、お爺さんは興味本位で試しに切ってみることにしました。


    お爺さん dice1d114=95 (95)

    お婆さん dice1d114=83 (83)

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 21:25:00

    まーた癖の強そうな爺婆だな...

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 21:25:04

    エミュの難しい老夫婦だw

  • 4読み手24/03/11(月) 21:35:12

    「ソルプレーサ!何ということだろう!私が毎日のように見ている竹が、今日ばかりはコン・フオーコを起こしているじゃないか!」

    お爺さんが光る竹を切ってみると、その中には可愛らしい女の子の赤ちゃんが居ました。

    「アマビーレ…!なんと愛らしい赤子だろうか!お婆さんに知らせなくては!!!」

    お爺さんはすやすや眠った赤ちゃんを起こさぬよう、慎重に家に持って帰りました。

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 21:36:22

    デケェ声出すなよ

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 21:37:01

    この赤ちゃん大物過ぎ

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 21:37:19

    この山うるせえ

  • 8読み手24/03/11(月) 21:59:02

    「ただいまお婆さん!!!プレストだが申し訳ない、先ほど竹を取りに行っていたら、愛らしい赤子が居てね!ラメンタビーレ…どうやら独り身のようだ…。」
    「ほう…まるで『美の女神(アフロディーテ)』の如き美しさ、それでいて愛らしい。『心(ハート)』が『突き動かされる(ビート)』するのを感じるぞ…。ただ、孤独はさぞ寂しかろう。いい『提案(プラン)』がある。俺と『翁(おきな)』の2人でこの『天使(エンジェル)』を立派な『大天使(ミカエル)』にするというものだ…。」
    「アコードだよお婆さん!アダージョに、それでいてアダージェットに、この赤子を育てていこうじゃないか!」

    お爺さんとお婆さんは、2人で協力して赤ちゃんを育てることにしました。

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:01:15

    かぐや姫までエミュ難勢になったら笑う

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:01:31

    何喋ってるか分かんなくて草

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:02:01

    スレ主さん頑張れ〜

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:02:15

    教養があるけど言葉使いがめちゃくちゃな子供になりそう

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:02:23

    読み手さんがんばれ超がんばれ

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:03:35

    この時点で読み手さんがメッチャ頑張ってるのは分かる

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:03:50

    スレ主なんでこんなにいろんなキャラのエミュできるんだ?

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:04:05

    ダメだ1の負担がデカすぎてそれだけで笑いが止まらん

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:05:24

    アホみたいに負荷デカい二人で笑った

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:05:44

    これで子供がまともだと反面教師だったんだろうな……

  • 19二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:06:49

    爺婆揃ってやかましそうだなw

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:07:05

    このかぐや姫、二人の翻訳できそう

  • 21読み手24/03/11(月) 22:07:36

    それから3ヶ月も経たない頃、赤ちゃんはすくすく成長し、既に学生ほどの大きさの立派な少女になりました。

    2人はそろそろ名前をつけてあげようと色々と案を出しあいましたが、感性が独特な2人の案を少女は嫌がりました。

    やがて、普段から世話になっていたお坊さんに名前を付けてもらうことにしました。

    お坊さんは『光り輝いて見えるように美しい姫』という意味である『かぐや姫』と言う名前を少女に付けました。


    かぐや姫 dice1d114=75 (75)

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:08:02

    似合うな

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:08:20

    姫まで難易度高いの草

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:08:36

    エミュ難とエミュ難からエミュ難産まれちゃったよ

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:08:44

    ここまで普通に喋る登場人物0

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:08:46

    いや芝

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:09:01

    エミュ難を引き当てる才能をお持ちで?

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:11:30

    ダイスさん狙ってますよね?

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:12:04

    子供に読み聞かせてもわけわからんだろこれ

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:12:19

    登場人物のクセが強いんじゃ

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:12:59

    劇なら人選ミスすぎる

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:13:11

    1 かわいそう

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:13:37

    >>31

    雰囲気的にはみんな合ってるんだ

    ちょっと翻訳に難有りなだけで

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:13:57

    お爺さん→イタリア語
    お婆さん→神話
    かぐや姫→風

    よりによって二次を悩ませる連中で芝3200

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:15:06

    求婚に来た貴族がクセと翻訳の難易度で諦めるレベル

  • 36二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:16:11

    >>35

    煙に巻いて求婚拒否ルートかw

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:16:13

    あーあもうこれどうするんすか

  • 38二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:18:58

    ノムリッシュ翻訳みたいなサイトが無いと無理ゲー過ぎるw

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:19:56

    かつてここまで翻訳機が必要なSSがあっただろうか

  • 40二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:23:23

    1が頭かきむしってる姿が見える

  • 41二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:24:18

    せめて応援の念を画面越しに送ろう

  • 42読み手24/03/11(月) 22:25:58

    すっかり大人になったかぐや姫の美しさは、貴族の耳に届き、かぐや姫は毎日のように執拗に貴族たちから婚姻を迫られるようになりました。

    「お爺様…お婆様…。かぐやは疲れました。毎日毎日『乾風(あなじ)』に吹かれ、暴風の如き日々…。お二人がお選びになられた5名のみをお呼び下さいませ。それ以外の方々は時津風が吹かなかったとお伝えください。そして、その5名の中からお一人様がまるでそう…祥風のような方であらせれば、かぐやは甘んじてその方を取り巻く風となりましょう…。」
    「ダコール…。かぐやがそう言うのならば仕方ない。選んだ5人以外はマルカート…伝えておこう。」
    「これは『かぐや姫(アルテミス)』の意思だ。毎日のように『婚姻(ちぎり)』を迫られたらこうなるのも仕方はない。『わたし(ヘラ)』と『翁(ゼウス)』も認める他はない…。」

    かぐや姫の望み通り、お爺さんとお婆さんは婚姻相手を選びに選び、その結果それはそれは公明な若い貴族5名を呼ぶことになりました。

  • 43二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:26:47

    なにいってだこいつら

  • 44二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:27:10

    日本語喋ってくれ

  • 45二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:27:47

    自分たちをギリシャ神話に例えるギムレットのセンス好き

  • 46二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:28:37

    あーっ 日本語喋ってくれ

  • 47二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:28:56

    果たして5人はこの高難易度エミュを突破出来るのか

  • 48二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:29:03

    すげえよスレ主…自分ならダイス降り直すわ

  • 49二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:30:16

    スレ主(多分)

    GIF(Animated) / 1.81MB / 5840ms

  • 50読み手24/03/11(月) 22:30:44

    次の日、お爺さんとお婆さんが選んだ1人目の貴族がかぐや姫の家にやってきました。


    貴族A dice1d114=72 (72)

  • 51二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:31:43

    凄えよスレ主!
    まともに話してくれるウマ娘来てくれたか

  • 52二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:31:44

    このかぐや姫呼んだ時の反応が
    幼稚園児「??????」
    小学生「??????」
    中学生「??????」
    高校生「??????」
    大学生「??????」
    になっちまう

  • 53二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:32:27

    和風ウマ娘が来たな

  • 54二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:32:39

    祝・マトモな貴族降臨

  • 55二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:33:34

    これでネオユニも来てたらもう大変な事になってたな

  • 56二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:34:05

    >>55

    話題に出したら忘れた頃に来るかもしれない

  • 57二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:36:26

    敢えて言うとしたらちょっと和語が多いとこかな

    かぐや姫の雰囲気通り?それはそう

  • 58二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:36:52

    笑いすぎて泣いてる
    頑張ってスレ主

  • 59二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:45:06

    >>42

    すげえよこれ

    (本人達は)普通に話してるだけだし別に本筋から逸脱してるわけでもないのに意味わかんない

  • 60読み手24/03/11(月) 22:47:00

    「押忍!私はヤエノムテキと申します!」
    「初めまして、熱風のようなお方…。かぐや姫と申します…。」
    「な、なんと…噂には聞いておりましたが、想像以上に美麗で可愛らしい…。と、とても守護りたくなってきてしまいました…。」
    「『守護兵(ガーディアン)』を雇うつもりは無いのだが…。」
    「して、姫よ。私は今し方、あなたのその美貌に深く惚れ込みました!どうか…御婚姻を申し出たい!!!」
    「最初は熱風かと思えば、野分のようなお方ですね。では、かぐやの出す問いにお答え下さいませ。」
    「問い…?クイズでしょうか…?」
    「いえ、この国のどこかに存在するとされる『仏の御石の鉢』をここに持ってきて下さいまし。」
    「し、しかしそれはあくまで伝説上のもの…!」
    「ですが、かぐやは見たいのです…。例え朔風に吹かれたとしても火を絶やすことなく燃やし続けるかの鉢を…。でなければ婚姻は認められません。」
    「……わ、分かりました…!その『仏の御石の鉢』、必ずやお持ちいたしましょう…!」

    ヤエノムテキ皇子は難しい顔をしながら帰って行きました。

    「Oh…ペルデーンドシ…。」
    「まるで『悪戯な怪物(スフィンクス)』の『無理難題(謎かけ)』だな。『我が娘(アルテミス)』よ。」

    かぐや姫の驚きの提案に、お爺さんとお婆さんは苦笑いをするしかありませんでした。

  • 61読み手24/03/11(月) 22:49:29

    次の日、2人目の貴族がかぐや姫の家にやってきました。


    貴族B dice1d114=101 (101)

  • 62二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:49:52

    このエミュ力スゲェ……

  • 63二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:50:14

    またしても濃いのが

  • 64二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:52:11

    これ完走できるのか?

  • 65二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:53:07

    というかあとダイス振るのは帝と月の使者くらいかな~と思っていたのに五人の貴族の分も振ってることに驚きだよ どうするんだよエミュ難ウマ娘コンプしちゃったらよ

  • 66二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:54:01

    キャラが濃いって!

  • 67二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:55:17

    読み手の自我にダメージが...!

  • 68二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:55:26

    >>65

    ダイス神に祈るようだな

  • 69二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:56:53

    あとでよかったらお坊さんも振ってみてほしい

  • 70二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 22:58:38

    もしかして5人プラス帝の分が読めるのか!!
    ワクワクしてきたぞ…
    すでに腹筋が痛い

  • 71二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:00:34

    ここまで文章の更新遅いのはまぁ仕方ないな…ってなるダイススレも無い

  • 72読み手24/03/11(月) 23:04:01

    「こんにちはー!私、ロイスアンドロイス!きゃーっ☆かぐや姫ちゃんかわいーーーっ!」
    「………。」
    「………。」
    「随分とヴィヴァーチェな皇子だ…。」
    「……コホン。なるほど、お姫様はノリが軽いと嫌がるのね…。ちゃんと覚えておかなくちゃ…。」
    「…こんにちは。」
    「あら、すみません。こんにちは。私、かぐや姫の求婚にやって来たロイスアンドロイスと申します。以後、お見知り置きを。」
    「コイツもわたしのような『二重人格(ジェミニ)』なのか…?俺の『特権(アイデンティティ)』が…。」
    「そうでは無いと思うがね…。」
    「えーっと、その…ロイスさん。昨日、風に乗り便りが送られたかと思われますが、あなた様にも私の問いに答えていただきます。」
    「ええどうぞ。どのようなものかしら。」
    「ロイスさんにはかの有名な『蓬莱の玉の枝』を持ってきて欲しいのです…。」
    「根が銀、茎が金、実が真珠の木の枝のことね。分かったわ、結婚のためだもの。頑張るしか無いわね。」
    「かなり飲み込むのが早いね!」
    「ええ!なんと言っても、このお姫様と結婚したらとーっても有名になれるのは確実だもの!ロイスアンドロイス、手段は選ばないわ!」
    「悪寒…。」

  • 73二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:05:16

    キャラの濃さで胸焼けしそうだ

  • 74二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:05:40

    さっきから二郎ラーメンみたいな文章

  • 75二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:06:09

    >>74

    完食出来るかは読み手さんのダイスにかかってる

  • 76読み手24/03/11(月) 23:06:43

    そのまた次の日、3人目の貴族がかぐや姫の家にやってきました。


    貴族C dice1d114=57 (57)

  • 77二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:08:04

    ロイスが玉の枝担当なのはなんとなく似合う
    いろんな人脈を駆使してすごい職人を見つけてそう

  • 78二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:08:24

    今度は自由な貴族だなオイ

  • 79二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:09:09

    相対的にまとも

  • 80読み手24/03/11(月) 23:19:31

    「やっほー。アタシ、ミスターシービー。あっ、裸足で上がっても良い?この方が楽でさ、ごめんね。」
    「…浚いの風を纏ったようなお方ですね…。」
    「テンポ・ルバート!とても良い!」
    「へーっ、かぐや姫さん、噂以上に可愛いじゃん。アタシのモノになってよ。ダメ?」
    「…飄風なことでつい驚いてしまいました。申し訳ございません。事前に通達した事はお読みになられましたか?」
    「んー?あぁ…なんかおねだりするけど大丈夫?的なこと書いてあったね。それで?何が欲しいの?」
    「シービー様、あなた様には『火鼠の裘(かわごろも)』をお願いしたく思います。」
    「それってどんなやつ?」
    「例え『全てを焼き尽くす炎(プロメテウス)』を受けようと、依然健在で有り続ける不思議な『衣(キトン)』だ。」
    「うーん難しくて分かんないや。まぁ…とりあえずプレゼント持ってくればいいんでしょ?じゃ。楽しみにしといてねかぐや姫さん。」

    ミスターシービー皇子はかぐや姫の耳横でそう呟くと手を振って帰って行きました。

  • 81二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:19:34

    これはこれでムズイか
    がんばれ

  • 82二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:20:11

    めっちゃ適当な感じで行ってしまった

  • 83二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:21:09

    >うーん難しくて分かんないや。


    おっしゃる通りです

  • 84読み手24/03/11(月) 23:22:33

    そしてまた次の日、4人目の貴族がかぐや姫の家にやってきました。


    貴族D dice1d114=98 (98)

  • 85二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:23:22

    よしよし
    がんばれ読み手

  • 86読み手24/03/11(月) 23:30:59

    「ご機嫌よう、かぐや姫様。私ヴィルシーナと申しますわ。」

    ヴィルシーナ皇子はかぐや姫とお爺さんお婆さんに顔を合わせるなり、三つ指をついて挨拶をしました。

    「御丁寧にありがとうございます。」
    「…さて、早速本題なのですけれど…この便りに書いてあった『問い』とは何でしょうか?」
    「それは、かぐやの望む物をここへ持って来ることです。」
    「なるほど。では、その物とは?」
    「ヴィルシーナ様には『龍の首の珠』を望みます。」
    「りゅ、龍でございますか?」
    「はい…竜巻の象徴ともされる生き物の一部…。是非ともお目にかかりたいのです。」
    「な、なるほど…かなり難しそうですが、頑張りたいと思います…!いずれ女王…いや、姫様を勝ち取るのは私であると、そう覚えておいて下さいませ。」

    ヴィルシーナ皇子は少し汗をかきつつも、凛とした表情で家を後にした。

  • 87二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:32:01

    龍と戦うヴァルシーナ絶対かっこいいわ

  • 88二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:32:43

    (誤字した…ごめんヴィルシーナ)

  • 89読み手24/03/11(月) 23:32:47

    またまた次の日、最後である5人目の貴族がかぐや姫の家にやってきました。


    貴族E dice1d114=22 (22)

  • 90二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:33:48

    お前が姫だろ

  • 91二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:34:17

    大貴族が来やがった

  • 92二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:34:32

    ファインもかぐや姫っぽいっていうか

  • 93二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:34:33

    殿下きちゃった

  • 94二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:35:29

    あなた貴族Eというか貴族Fでは?

  • 95二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:35:30

    帝やんけ!

  • 96二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:36:40

    月の姫を地球の王族が娶るのはもう同盟なのでは

  • 97二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:37:12

    あれでも五人目の結末って確か…

  • 98二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:37:19

    あんたが上様!!
    しかしこれでオペラオー引いてたらいよいよ爆笑するところだった

  • 99二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:37:40

    これ翁と媼は断れるんか?

  • 100二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:44:21

    この時代に国際問題か…

  • 101読み手24/03/11(月) 23:45:29

    「ご機嫌よう!私、ファインモーションって言うの!異国の地、愛蘭からはるばるお姫様の噂を聞いて結婚の約束してもらう為に来ちゃったんだ〜!」
    「…どちらかと言うと『姫(プリンセス)』の雰囲気を纏っているように俺は見えたが…気のせいか?」
    「言葉はからっ風のように感じさせますが、他の方とも違うどこか本当に貴族らしい金色の風を感じます…。ファイン様、よろしくお願い致します。早速ですが、かぐやが望む物をお持ちいただけますでしょうか?」
    「何?拉麺とかかなぁ?」
    「えっと…ファイン様には『燕の産んだ子安貝』を持ってきてほしいのです。燕が卵の代わりに産むとされるそれはそれは綺麗な貝殻と聞いております。」
    「へーっ!そう言うのがあるんだね!任せて!御付きのみんなにも協力してもらうから!じゃあねー!」
    「協力…なるほど!シンフォニーを奏でるつもりのようだね!」
    「おや…?黒い衣の方がファイン様の後を…。」

    ファインモーション皇子は謎の黒服たちと共ににこやかに帰って行きました。

  • 102読み手24/03/11(月) 23:49:36

    しばらくして、5人の皇子との約束の日が来ました。

    皇子たちは…

    ヤエノムテキ    dice1d2=1 (1)

    ロイスアンドロイス dice1d2=1 (1)

    ミスターシービー  dice1d2=2 (2)

    ヴィルシーナ    dice1d2=1 (1)

    ファインモーション dice1d2=2 (2)


    1 帰って来た

    2 帰ってくる事は無かった

  • 103二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:50:29

    ファインはよその貴族と政略結婚してそう
    シービーは自由だから…

  • 104二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:52:24

    ファインの枠はなんだっけ
    ウンチ掴んだんだっけ?

  • 105二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:55:24

    >>104

    1mは一命取る

  • 106二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:57:06

    >>104

    燕の巣に手伸ばして落ちる→腰が死ぬ→何か掴んでたが燕の糞だった→意気消沈して床に臥せる→さすがに不憫に思ったかぐや姫が手紙送る→お返事書いてからお亡くなり

    って渋百科に書いてあった


    これをファインがやるの…?

  • 107二次元好きの匿名さん24/03/11(月) 23:57:46

    やったーウマ娘昔話の人だー!!ってスレ開いたら文とキャラの濃さが二郎並みになっててクソ笑った

    がんばれ読み手さん

  • 108二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 00:58:03

    また制限されてるな...

  • 109二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 01:03:09

    誇れ其方は強きもの……

  • 110二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 01:06:14

    いや面白いわ……俺だったらお爺さんとお婆さんで諦めちまうもん

  • 111読み手24/03/12(火) 02:13:14

    深夜のホスト規制をされてしまっていました…。
    今やっと解除されましたが、もう夜も遅いので続きは寝て起きてからにしようと思います。
    よろしくお願い致します。

  • 112二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 02:41:40

    完結させようとしてくれるのマジありがたい

  • 113二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 06:20:12

    ギム婆がリアルに何言ってるかわかんなくて草

  • 114二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 06:41:36

    かつてここまで語り手を苦戦された濃い面子揃いのダイススレがあっただろうか
    いつも応援しています

  • 115読み手24/03/12(火) 07:09:49

    おはようございます。と言う訳で一旦再開します。
    8時半から用事があるので、そこまで。

  • 116読み手24/03/12(火) 07:11:11

    ヤエノムテキ皇子は大きな鉢を持って帰って来ました。

    「どうです姫!ご覧の通り、これがかの有名な『仏の御石の鉢』でございます!」
    「では、鉢の中で炎を灯しまして、かぐやが全力で息を吹きかけましょう。本物であれば消えずに燃え続けるはずです。」
    「え、ええ!是非是非…!」
    「さぁ、『風の神(ゼピュロス)』の一息だ。」

    鉢に火を着けると、かぐや姫はその火に向かってフーッと軽く、それでいて強く、息を吹きかけました。
    すると火はフッと消えてしまったのでした。

    「…本物では、ありませんね?」
    「………!すっ、すみませぬ!!!そのような伝説上のもの…一度は血眼になり探しましたが、やはり見つからず…!苦悩の果て、実家の道場に置いてあった鉢を持ってきてしまいました…!」
    「…お婆様。」
    「ハーッハッハ!心中察するところあれど、『嘘つき(ヘルメス)』を『彼女の夫(オリオン)』とすることは出来ぬ!おお…!この『破壊衝動(リビドー)』は止められん!」

    かぐや姫が促すと、お婆さんが鉢を思い切り蹴り飛ばし、木っ端微塵に砕いてしまいました。
    意気消沈したヤエノムテキ皇子はとぼとぼと帰って行きました。

  • 117読み手24/03/12(火) 07:13:51

    ロイスアンドロイス皇子は煌びやかな木の枝を持って帰って来ました。


    「どうかしら!間違い無く、これが本物の『蓬莱の玉の枝』よ!」

    「…根が銀、茎が金、実が真珠…!ヴェリテ!確かにこれは、本物の蓬莱の玉の枝だ!」

    「なんと…。」

    「さぁ!挙式の準備をするわよお姫様!これで私にも大量のファンが出来るわ…!」

    「…本当に本物を持ってこられたのであれば、仕方ありません…。甘んじて婚姻を…


    「「ちょっと待ったー!」」


    すると、かぐや姫の家に2人の職人らしき人物が鬼の形相で駆け込んで来ました。


    職人A dice1d114=20 (20)

    職人B dice1d114=21 (21)

  • 118二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:14:40

    芦毛の職人コンビだ

  • 119二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:16:49

    ちょっと待ったコール

  • 120二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:16:52

    確かに未払いを許さなさそうな職人だな
    特にタマ

  • 121読み手24/03/12(火) 07:23:34

    「邪魔すんでぇ!」
    「邪魔するんなら帰って〜。」
    「あいよー…ってアホ!そんな事しとる場合ちゃうやろスカイ!」
    「あ、そうでしたね。」

    かぐや姫の家に2人の職人らしき人物が鬼の形相で駆け込んで来ました。

    「ロイス!あんた、折角こない綺麗な枝ウチらに作らせといて給料未払いとはどないな根性しとんねん!」
    「セイちゃんも、おこになりますよ。先輩と頑張って作ったのになぁ〜…。」

    なんと、ロイスアンドロイス皇子が持ってきた蓬莱の玉の枝は、2人の職人に作らせたニセモノだったのでした。
    しかも、まだお金を貰っていないと2人の職人は言います。

    「そ、それは言わない約束だったでしょう…!どうしてこんな時に…!」
    「知らんわ!兎に角、耳揃えて払ってもらうまで、今日は返さへんで!」
    「お金の恨みじゃ〜恨みなのじゃ〜!」
    「や、やめて…!やめなさーい…!!!」

    ロイスアンドロイス皇子は職人たちに追いかけられて逃げて行ってしまいました。

    「危うく、そのままたま風に吹かれてしまうところでした…。」

    かぐや姫は、ホッと胸を撫で下ろしました。

  • 122読み手24/03/12(火) 07:28:31

    ミスターシービー皇子が帰ってくる事はありませんでした。

    「便風によると、特に何かを探す様子も無く毎日毎日ただただ走っているのが目撃されているのだとか…。」
    「…正しく、『自由の女神(リベルタス)』だったようだな。急くことも、追うことも無い。『最初(ハナ)』から『宝(アルテミス)』にはさほど興味が無さそうだったしな。」
    「本当に、カプリチョーソな皇子だね!」

    その頃、ミスターシービー皇子は求婚などとうに忘れ、友人とキャンプに出かけていました。

    「ね!ね!なんかこのさっきこの辺で拾った布、燃やしても燃え尽きないんだけど、燃料無くならなくて便利だねエース!」
    「いや普通に考えておかしいだろうが!」

    ミスターシービー皇子が帰ってくる事は、やはりそのまま無いのでした。

  • 123二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:29:14

    知ってたけどしれっとホンモノ引き当ててるw

  • 124読み手24/03/12(火) 07:31:20

    ヴィルシーナ皇子は何も持たず、沈みながらも帰って来ました。

    「申し訳ございません、かぐや姫様…。私、『龍の首の珠』は見つけられませんでした…。」

    ヴィルシーナ皇子は3人に対し、素直にそう告白しました。
    どうやら龍を探す為にも長らく船旅に出ていた様子で、身体の節々が傷だらけで憔悴しきった様子でした。

    「分かりました。しかし…ご苦労様、と言わせて下さい。」
    「第二楽章も楽しみだったけどね!」
    「あ、そうだ。一応持って来たものがあるのですけれど、お近づきの印も兼ねて皆さんに差し上げてもよろしいでしょうか…?」

    そう言うとヴィルシーナ皇子は珍妙な龍の絵が描かれた衣服を取り出しました。

    「龍と言えば、妹2人がたまに着てたこの服しか思い浮かばなくて…。一応持って来たんです…すみません。」
    「恥じる事はありません。竜巻のような荒々しさを感じる良い服だと、かぐやは感じますよ。」
    「この『双龍(ヒュドラ)』、気に入った。『字(あざな)』は『幸福を永遠に(アルティメットワン)』としよう…。」

    ヴィルシーナ皇子は少しだけ晴れやかな気持ちで帰って行ったのでした。

  • 125二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:35:07

    ヴィルシーナが持ってきたのってユーイチのジャージか?

  • 126読み手24/03/12(火) 07:42:57

    ファインモーション皇子が帰ってくる事はありませんでした。
    しかし、ミスターシービー皇子とは違い、しばらくしてファインモーション皇子から直接お手紙が来ました。

    『かぐや姫さんご機嫌よう!ファインモーションだよ。約束の日だったのに来れなくてごめんね!お姫様が欲しがってた『燕の産んだ子安貝』を見つける為に、私の御付きのみんなと手分けして燕さんの巣を覗き込んだりして探してみたんだけど…

    「お嬢様!危ないですよ!ハシゴにお1人で登られては…!」
    「へーきへーき!私だって年頃の…って、キャッ!」
    「お嬢様!!!」

    って感じで、アハハ。無理したら足滑らせて落ちちゃって…。御付きのみんながなんとかキャッチしてくれて私は無事だったんだけど、お父様がその事知っちゃってね。あんまり無理するな、帰って来なさいって釘刺されちゃったや。だから今は愛蘭に帰国中!あーあ、でもかぐや姫ちゃんと結婚したかったなぁ。私はしばらく公務が忙しいだろうけど、いつかまた日本に来る事があったらまた会おうね!』
    「………お手紙をしたためるとしましょうか。」

    ファインモーション皇子は帰ってくる事は叶いませんでしたが、その後はかぐや姫との文通をしばらく楽しまれたのでした。

  • 127二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:46:02

    誰も死ななくてよかった……しかし帝はどうなるのだろう

  • 128読み手24/03/12(火) 07:46:30

    5人への無理難題も終わり、喧騒の日々もひと段落ついた頃、いつしかかぐや姫の美貌は帝にも伝わっていました。


    帝 dice1d114=12 (12)

  • 129二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:54:49

    ここに来てまた変化球(マトモ枠)が

  • 130二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 07:57:28

    帝というより女帝

  • 131読み手24/03/12(火) 08:00:04

    帝は先日の5人のように、かぐや姫に求婚を迫りにやって来ました。
    お爺さんとお婆さんは帝の求婚に大喜びでしたが、最初から誰とも結婚はしたくなかったかぐや姫は帝と布越しで対面する事に決めたのでした。

    「アタシは帝。おやおや、お姫様は影だけかい?」
    「このような格好での対面に関しては申し訳ございません帝様。しかし、かぐやは殿方との結婚はしたくありません…。」
    「そりゃ何でだい?アタシ、帝をしてるけどこう見えて料理や家事が得意でね!結婚したらアタシが全部やってあげるから、お姫様は何もしなくて良いよ!」
    「……いえ、結構です。薫風纏いし、南風の帝様。」

    求婚を断られた帝でしたがやはり諦めきれず、その姿を一目見ようと思い立ち、アポ無しでかぐや姫の家へやって来ました。

  • 132二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 08:01:14

    まずいゼファーがヒモみたいになってしまうw

  • 133二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 08:05:55

    この帝 家庭的すぎるwww

  • 134読み手24/03/12(火) 08:24:12

    帝が人目を避けつつかぐや姫の元へ向かうと、かぐや姫は縁側で1人、物思いに耽っていました。
    その姿を見た帝は、あまりの美しさに見惚れる他ありません。
    帝が見惚れているとかぐや姫が帝の来訪に気付き、帝を見るなりサッと逃げ出してしまいました。

    「あ!ちょっと…!ね、ねぇ!顔を見て、ますます気に入ったんだ!アタシの妃に…!」

    帝が強引にもかぐや姫の服を掴むと、服だけを残してかぐや姫の姿は冷風と共にたちまちにして消えてしまったのでした。

    『強風は嫌いです…。』

    辺りからそう言うかぐや姫の声が聞こえましたが、姿形は相変わらず見えません。

    「アンタまさか…人じゃ無いのかい…?」
    『…………。』
    「あ、えっと…コホン。」

    帝は驚きつつも襟を正すと、そのまま続けました。

    「…言わないよ。誰にも。アタシら2人だけの秘密さ。」
    『…!気味悪がらないのですか…?』
    「んー…まぁ割と"出る"からねぇウチの宮殿。いや、まぁお姫様は"そういうの"でも無さそうだけど。」
    『はぁ…。』
    「でもさ、やっぱり諦めきれないね。お姫様、こんなに綺麗なんだからさ。たとえ人じゃなくてもね。」
    『帝様…。』
    「えっと…じゃあ、文通のやり取りぐらいからなら大丈夫かい?そこから始めていくのは…。」
    『…それなら構いません。よろしくお願い致します。』

    かぐや姫がそう言うと、帝の周りを少し暖かな風が包んだのでした。

  • 135二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 08:25:07

    家事全部出来る帝は優良物件過ぎるだろ

  • 136二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 08:28:53

    家事できる帝には幸せになってほしいけど、そろそろ来るんだろうなあ
    ダイス神お気に入りの子が

  • 137読み手24/03/12(火) 08:36:36

    とても良いところですが、用事がある為、一旦ここまでとさせてください。
    続きは今日の夜になると思います。改めてよろしくお願い致します。

  • 138二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 08:38:38

    おばあさん、おじいさん、娘
    が鬼畜すぎていつまでも笑ってられる
    1頑張ってね

  • 139二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 09:10:17

    珍妙な龍の絵が描かれた衣服

  • 140二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 09:24:11

    今初めて開いたけどキャラ重たすぎて草
    頑張ってください!

  • 141二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 09:25:27

    ここまでダイス神に弄ばれても一歩も引かないの尊敬するよ…

  • 142二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 15:04:55

    >>124

    『幸福を永遠に(アルティメットワン)』


    幸"福"を"永"遠に→福 永

    アルティメットワン→U1(ユーイチ) ってことね

  • 143読み手24/03/12(火) 17:56:39

    お待たせ致しました。再開させていただきます。
    (このスレ内で終わるかしら…)

  • 144読み手24/03/12(火) 17:57:55

    最近になって、かぐや姫はふと空を見上げる事が多くなっていました。無意識なようで、周りが指摘をすると少し悲しげな顔をして改めます。

    思えば、先日の帝の強引な求婚をなんとか退けた時も、かぐや姫は1人で縁側で物思いに耽っていて油断をしてしまっていました。

    不思議に思ったお爺さんとお婆さんは名付け親でもあるお坊さんに心当たりがあるか聞くことにしました。


    お坊さん dice1d114=28 (28)

  • 145二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 17:59:43

    おボーノさん…

  • 146二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:00:24

    お寺カフェやってそうなお坊さん来たな

  • 147二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:01:01

    お寺カフェ(ちゃんこ)

  • 148二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:01:53

    なるほど坊ノじゃん?

  • 149二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:13:40

    徳は高そうだが心当たりはあるのだろうか

  • 150読み手24/03/12(火) 18:17:41

    お坊さんは深く考え込んだ後、こう言いました。

    「言うのか迷ってたんだけど、やっぱりあの子は…帰りたがってるのかもねっ。」
    「ほう…?帰還とは…『産声を上げし場(バンブーフォレスト)』へか?」
    「違うよーっ。ほら、今日も綺麗に見えるでしょ〜?」

    お坊さんは夜を煌々と照らす月を指差しました。

    「グランディオーソ…!かぐやの故郷は、あの月だと言うのかい?」
    「うんっ。だってね、あたしはお月様から来た人に、あの子の名前を『かぐや姫』にするよう言われたんだよっ。」
    「驚愕だ…。『働き者のウサギ(月の民)』に会ったと、貴様は言うのか…?」
    「ボーノなお団子置いてお月見してたらね〜美味しそうだったから食べに来たらしいよっ。」
    「随分とレジェーロだね!」

  • 151二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:18:46

    このレスは削除されています

  • 152二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:19:51

    会ってたの!?

  • 153二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:19:57

    ほんわかメルヘンになってきた

    原作通りだったわ

  • 154読み手24/03/12(火) 18:20:19

    お坊さんは月の民との交流をまるで昨日のことのようにそれはそれは鮮明に語り始めました。


    月の民 dice1d114=43 (43)

  • 155二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:24:25

    この月の民、帝に頑張って貰えばお帰りねがえそうだな

  • 156読み手24/03/12(火) 18:31:04

    「あたしがお月見をしながらお団子を食べてたらね〜、可愛いオオカミさんが横でこっそりお団子をつまみ食いしてたの。」



    「あ〜っ!勝手に食べちゃダメだよ〜!それはお月様で頑張ってる人たちの物なんだから〜!」
    「モガモガ…そう言うお前も…モグモグ……お団子、食べてるのだ!というか、ゴクン……それなら、ウインディちゃんには食べる権利がちゃーんとあるのだっ!」
    「え〜っ!?君、お月様で働いてるの?」
    「うむ!ウインディちゃんはお月様でお祭りの企画提案をする重要な役職に就いているのだ。恐れ多いのだ!ひれ伏すのだ!」
    「は、はは〜っ!ごめんなさ〜い!」

    お坊さんが首を垂れるとオオカミは満足したようで、顔を上げるように言うとそのまま続けました。

  • 157二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 18:34:30

    かわいい(かわいい)

  • 158読み手24/03/12(火) 18:48:20

    「この前、月のお姫様が病気で死んじゃったのだ…。そこで、新しいお姫様をお出迎えする為に、ウインディちゃんはお祭りをすることを提案したのだ。なんと言っても、新しいお姫様だからな!それはそれは盛大にお出迎えしてあげないといけないのだ!」

    オオカミは団子をつまみながら続けます。

    「ただ、今のお月様にお姫様の跡を継げるようなヤツは居ないのだ…。みーんな、お姫様とは違うカタチだからな…。」
    「違うって?」
    「お姫様はお前たちみたいな"ヒト"のカタチをしているのだ!オオカミのウインディちゃんも、働いてるウサギもカニも、お姫様とはほど遠いカタチなのだ。じゃあどうするのだと困ってたら、なんとお姫様の生まれ変わりがこの地球で産まれたらしいのだ!」

  • 159読み手24/03/12(火) 18:59:11

    「お姫様は生まれ変わって新しいお姫様になるルールらしいのだ!お姫様はずーっとお姫様だったから、ウインディちゃん含めてほとんどみんな知らなかったのだ…。ただ、学者は知ってたらしいのだ。学者は、お月様で1番頭が良いヤツなのだ。地球でお姫様の生まれ変わりが出たのを見つけたのも学者だったのだ。」


    オオカミはお坊さんが出してくれたお茶をお礼を言いながら一口飲んで、そのまま続けました。


    「病死だったから『ざひょー』?ってヤツがズレたのかもしれないって、学者が言ってたのだ。そこで、ウインディちゃんが今日来たのだ。学者から、お姫様の生まれ変わりを見つけて月に連れて帰るよう言われたのだ!」


    月の学者 dice1d114=1 (1)

  • 160二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:00:37

    学者…?

  • 161二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:01:44

    月の人今のところアホの子しか居ないけど大丈夫?

  • 162読み手24/03/12(火) 19:13:28

    「でも、まだ見つからないのだ…。光る竹の中で寝てるだろうって学者は言ってたのだけど…。」
    「光る竹?じゃああの子かなぁ…。」
    「心当たりあるのだ!?」
    「うん!近くのお爺さんとお婆さんがあたしにご挨拶した時に連れて来てたの〜!」
    「も、もうヒトの手に渡っているのだ…?」
    「元気に育ってるよ〜様子だけでも見て来たら良いんじゃないかなぁ〜。」

    お坊さんとオオカミが生まれ変わりの少女の様子を見に行ってみると、少女はお爺さんお婆さんと楽しく遊んでいました。

    「おお『愛しい我が娘(アルテミス)』よ…!貴様はあの空高く浮かぶあの『月(ルナ)』よりも美しく輝いて見えるなぁ!あーっはっはっは!(柵を壊す音)」
    「(♪ヴァイオリンの演奏)」
    「アハハ!おじーさま、おばーさま!」

    「…あれ、楽しめてるのだ?」
    「楽しそーだし大丈夫だと思うよ!」

  • 163二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:14:52

    何してんだよお前ら

  • 164二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:16:25

    ヴァイオリンはまだしも柵破壊は子供によろしくないだろ!?

  • 165二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:20:22

    きっと柵の老朽化で後日作り直す予定だったんだよ…

  • 166読み手24/03/12(火) 19:31:56

    「まぁ…楽しくやってるようならそれで良いのだ…。でも、お姫様が大人になったら、ウインディちゃんはまた来るのだ。いつまでもお姫様の居ない月はダメだからな!」
    「あ、帰る前に一つだけ聞いても良いかなぁ?」
    「何なのだ?」
    「あの子、名前とかもう決まってるの?この前ご挨拶に来た時名前決めに2人が困ってたからねっ。もうお月様で決まってるならその名前にしたら良いんじゃないかなぁ?」
    「えーっと、"輝"くに"夜"って書いて、『輝夜(かぐや)』様って名前になる予定なのだ!これで満足か?」
    「うんっ!色々とお話しありがと〜。」


    「って事があったんだぁ。」
    「なかなか興味深い『話(ストーリー)』だった…。」
    「摩訶不思議なお話しだったが…お坊さんが嘘をつく意味も無いからね…!セタンクロワイヤーブル!」

    お爺さんとお婆さんはあまり信じられない話を耳にし、少し放心した様子でした。

  • 167読み手24/03/12(火) 19:36:44

    今からお風呂に入ってくるので、その間にこの後に登場する月の使者を安価で決めようと思います。

    既存のウマ娘でお願いします。


    月の使者

    >>173

  • 168二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:39:08

    ここまで読んだけどスレ主すごいな、よくぞここまでのトンチキオールスターズのエミュができるものだ。ソルブレーサ!
    安価はアグネスタキオンで。

  • 169二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:40:35

    笑いすぎて腹筋が辛い
    安価ならヘリオス

  • 170二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:42:18

    マーベラス☆

  • 171二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:42:35

    ネオユニヴァース

  • 172二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:42:56

    ゴールドシップ

  • 173二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:43:01

    ネオユニ

  • 174二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:46:45

    >>166

    セタンクロワイヤーブルは「信じられない」って意味のフランス語かな?サウンズってイタリア語以外も喋るっけ?

  • 175二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:47:46

    ついにダイス神ではなく我々あにまん民に生殺与奪を委ねるとは…

  • 176二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:48:38

    ぽいのが当たったなぁ
    ってエミュ難易度激ムズウマ娘四天王が揃ってて草ぁ!

  • 177二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:49:21

    エミュ難フルコース…

  • 178読み手24/03/12(火) 19:51:58

    戻りました!
    このまま2スレ目まで行きそうですし、何よりも頑張りますので、引き続きよろしくお願い致します。

  • 179二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:54:27

    ギリギリ1スレで終わるより2スレ目行く方が後半そのまま感想スレに出来て良さそうね

  • 180二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 19:54:38

    超頑張って
    このスレのお陰か今日の無料単発でずっと欲しかったかぐや姫が来たから最後まで応援してる

  • 181二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 20:01:00

    保守

  • 182二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 20:15:58

    >>161

    月の中では才女なんだよ

  • 183読み手24/03/12(火) 20:16:07

    2人が放心していると、いつの間にか後ろでかぐや姫が立っていました。
    悲しい顔をしながら近寄って来ます。

    「…お坊様から全て聞かれましたか?申し訳ございませんでした、お爺様お婆様…。そうです。かぐやはこの地に吹き荒ぶ風などではありません…。かぐやは…風吹かぬ、あの…月の姫なのです。」

    かぐや姫の周りを、冷たいよそ風が通りました。
    まるでかぐや姫の感情と呼応するかのように。

  • 184読み手24/03/12(火) 20:37:22

    「かぐやは、明日で大人になるそうです。先触の風と、私には痛いほど輝いて見えるあの小望月の光が伝えてくれました…。」
    「『我が娘(アルテミス)』よ、やはりそのことは…『嘘偽り無い(アラスカ)』のようだな…。『訪れる明日(テュケー)』は…猶予を与えてはくれないのか…?」
    「訪れる別れのリンフォルツァート…。まだ上手くは飲み込めていないが、その様子だとかぐや…。君はルーナの奏者たちとシンフォニアを奏でる予定なんだね…。」
    「………はい、お爺様。明日、かぐやは月へ渡ります。月からの使者たちが葉風の如く、私を迎えに来るそうです。ですが…、ですが……。」

    かぐや姫の目から涙が滴り落ちました。

    「お2人と…別れたくない…!例え故郷と言われても、頭では帰る場所であるとそう分かっていても…身体が帆風に乗ることを、拒絶するのです…。家族との別れを、決められたくは無いのです……。」

  • 185二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 20:43:34

    すげえわ いやホントすげえわ

  • 186二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 20:48:48

    めっちゃ難しいんだけど、なんとなく言ってる事は分かるから凄い

  • 187読み手24/03/12(火) 20:49:27

    「ドロローソ…。かぐや、顔を上げておくれよ。まだ演奏はフィナーレを迎えている訳ではないじゃないか…!」
    「『翁(おきな)』の言う通りだ。明日、『月からの使者(ナビゲーター)』が来るまでの間は思う存分『親と娘(ファミリー)』として過ごそう…。『最後の晩餐(イエスとのひと時)』は何が良い?早速準備をしよう。」

    お爺さんとお婆さんはかぐや姫の涙を拭うと、娘との最後の時間を過ごす準備をしてくれました。

  • 188読み手24/03/12(火) 21:19:08

    「一度、お爺様とバイオリンのデュオをしてみたかったのです。持ち方はこれでよろしかったでしょうか?」
    「カーポにしては良い筋だね!しかし、ヴィオリーノはデクレッシェンドで頼むよ。束の間のフェルマータだ!思う存分楽しもう!」

    慣れない手つきでバイオリンを弾くかぐや姫をお爺さんが丁寧にアシストします。
    楽しげで、それでいてどこか寂しげな二つの音色が晴れ渡った日の朝を包みました。

  • 189読み手24/03/12(火) 21:24:50

    「『成人(一人前)』おめでとう、『愛しき娘(アルテミス)』よ。その見た目であれば、カクテルも飲める頃合いだろう。『初めて(一口目)』だからな、ワタシが選んでやろう。」
    「ありがとうございますお婆様。フフッ…薫風がもう既に…。」
    「ドライシェリーにシュガーシロップ、そして『卵黄(コア)』を…。」

    お婆さんが慣れた手つきでシェイカーを振ります。
    かぐや姫はただただ見惚れているのでした。

    「出来たぞ。俺特製の『カクテル(シェリー・フリップ)』だ。味わって飲むがいい…。」
    「…美味しいです…!もっと早く、召し上がりたかった…。」
    「嬉しい事を言う『小娘(最高のお客様)』だ…。」

  • 190二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 21:28:06

    シェリー・フリップ=楽しい時間

    ギム…

  • 191読み手24/03/12(火) 21:33:46

    いよいよ満月の夜を迎えました。

    かぐや姫が別れの場所に選んだのは、もちろん3人で住んでいた家族の家です。

    家の辺りにはかぐや姫を見送るかのように、冷たい風が滞留していました。


    「うぅ…今日は冷えるな…。」

    「おい引き締めろ!帝からの命であるぞ!」


    また、話を聞きつけた帝が家の周りを兵で囲うよう指示したようで、涼風に震える兵士たちの姿も家の中から見えました。


    兵士A dice1d114=85 (85)

    兵士B dice1d114=87 (87)

  • 192二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 21:38:50

    お嬢様が兵士してて草 帝すごい

  • 193二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 21:39:22

    夜の寒さくらいじゃ平気そうですね片方は

  • 194読み手24/03/12(火) 21:53:28

    「いよいよ、幕が降りてしまうね。楽しい演奏だったよかぐや。では最高のムジカ・セレスティアーレを…。」
    「『終幕(ゴール)』は目前だ。勿論、『別れ(アウフ・ヴィーダーゼーエン)』もな。」
    「……かぐや、行ってまいります…!」

    3人が庭に出てみると、満月からまるで雫のように誰かが落ちて来たのが見えました。
    空から落ちて来た黄色いウサギは、フワリと宙を浮遊すると、3人の前に着地しました。

    「…マージナル。"座標"に『足跡を刻む』をしたよ。"観測"は3α。セレーネと、その"リレー"。ハロー。ハロー。『わたし』はネオユニヴァース。セレーネ、"帰還"の時間だよ。」
    「分かりました…。」

  • 195読み手24/03/12(火) 22:00:07
  • 196二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:01:18

    こちらは埋めるでなー

  • 197二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:03:27

    “FIIN”……『埋める』をするよ

  • 198二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:05:29

    語り継ぎたいスレ

  • 199二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:05:40

    がんばってな!

  • 200二次元好きの匿名さん24/03/12(火) 22:08:47

    書き終わったらゆっくり休んでね…

オススメ

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