【閲覧注意・CP注意】ここだけキラとラクスが姉弟として育てられた世界線

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 18:53:25

    メンデルから逃げ出すときに、カリダさんとハルマさんは二人を普通の姉弟として育てたがあまりにも遺伝子の相性が良くてキラが10+ dice1d5=1 (1) 歳のときレッツ背徳してしまった

    キラとラクスの関係を知ったカリダさんとハルマさんは二人が義理の姉弟であることを教えてそれ以降は心置きなくロマンティクスを始めてしまったのでちょっと後悔している

    カレッジでもあまりにも甘い空間をたたき出す義理の姉弟にしてコーディネイターカップルとして有名

    カガリは本編通りウズミのところへ里子に出され、アスランは婚約者が不在でやっぱりキラと親友

    クライン夫妻はブルーコスモス襲撃の際にラクスが死んだものと思っている


    本編をなぞりながらちょいちょい過去の話を振り返る感じでハッピーエンドを目指せればいいかなと

    設定に齟齬があったら教えてくれると助かります

    最大の問題はカガリとアスランが出会えるかがわからない

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 18:55:02

    レッツ背徳の背徳にあるまじきノリの良さすき

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 18:56:51

    種でもカガリと危うくレッツ背徳
    しそうだったもんね…

  • 4二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 18:58:11

    オルフェの妹バージョンもあったが
    どっちにしろキラに負けるなあいつ

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:00:45

    11歳は早すぎない?

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:01:32

    昔の話をしましょう。
    私の息子……キラが11歳のころの話です。
    アスラン君も、まだうちに預けられることが多かったころの話になります。
    異変に気付いたのは、ある夜でした。
    娘……キラの姉でもある、ラクスの声がキラの部屋から聞こえたのです。
    最初は喧嘩でもしたのか、と。そう思いました。それほどの悲鳴だったのです。
    ですが、その声は徐々に甘くなっていったのです……まさか、息子と娘がいっぺんに大人になるなんて。
    正直、目の前が真っ暗になりそうでした。
    普段から、仲の良い姉弟ではあったのです。しっかりものだけど寂しがりやの姉と、怠け者だけど優しい弟。
    まるで、ぴったりと設えた鍵と鍵穴のように、二人は寄り添って生きていました。
    だからといって、本当に鍵と鍵穴のように挿し挿されの関係にならなくても……と、私は頭を抱えたのです。

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:02:06

    >>5

    エッチ過ぎる…

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:02:50

    >>6

    何最後ら辺で上手いこと言ってんねん

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:03:03

    >>6

    > 本当に鍵と鍵穴のように挿し挿されの関係にならなくても


    何上手いこと言ってるんですか。

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:03:24

    >>6

    ちょっと上手いこと言おうとしてんじゃねーよ

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:04:08

    誘ったの絶対ラクスでしょ

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:06:59

    ええ、それにしたって凄まじい声でした。
    息子は一体何をしているのか。あなた11歳よね?そうよね?私は教育をどこかで間違えたのか、とそう思いました。
    いや、姉弟が一体になる時点で割と教育を間違った感じはするのですが。とはいえ、それほど相性が良かったのでしょう。むしろ、血のつながっていないことは幸いだったのではないでしょうか……本人たちにとっては、ですが。
    正直、部屋をのぞくかのぞくまいか、かなり迷いました。おそらく、ここで目撃してしまえば、二人の一生の傷になる。
    姉弟とはいえ、何度も繰り返しますが、血はつながっていないのです。なんだったら、問題なく伴侶になれる関係なのです。戸籍上は血がつながってますが。その点は、今は後悔しています。
    いずれにせよ、私はその時、間違った判断をしなかったのだと思います。私は二人の幸せの時を邪魔しませんでした。
    ラクスが果たして幸せかどうかは判断しかねますが……いえ、幸せだったのでしょう。翌日の明らかないちゃつきっぷりからそれは明らかだったと思います。

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:09:32

    隣に立つ資格だって?冗談じゃない!僕はラクスと11の時からロマンティクスしてたんだぞ!

    それはそれで問題じゃないのかキラ・ヤマト

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:09:40

    11か……精通はできるとして妊娠はまだだったか

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:11:42

    血のつながりはないんだな?
    なら問題はないな!どうぞ続けて?

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:12:00

    >>14

    早い子だともう生理が来る年齢だからギリギリセーフなのかアウトなのか……

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:13:09

    とりあえず私は腹をくくりました。こうなったら、意地でもこの二人が一緒に幸せになるのを見届けるのだと。
    たとえ、私の最愛の夫が反対しようと、私だけは二人を応援するのだと。だって血はつながってないし。
    世界が彼と彼女の敵になろうと、私だけは応援するのだ、と。まあ、今となっては杞憂だったのですが。
    正直、世界で今や一番応援されている二人じゃないでしょうか。いえ、それはともかく……私は、初体験まっただなか愛のロマンティクスで沸騰している二人を邪魔しませんでした。
    一回で夕食を作り、お風呂を沸かして、アスラン君には今日は来ないよう伝え、夫が家に帰ってくるまで待ちました。
    なんということでしょう。二人は、夫が帰ってくるときになってもまだ合体していたのです。
    凄まじい娘の嬌声を聞いた夫は、一瞬目を白黒させました。私は目をつぶり、黙って首を横に振りました。
    キラとラクスがやりやがった、と私は夫に伝えました。
    夫はああ、とため息をついて、いつかやると思ってた、と答えました。
    マジかよ。

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:16:01

    ちなみにキラ→ラクスは原作通り名前呼びなんです?それとも姉さん呼びなんです?

  • 19二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:19:26

    この2人ちゃんと交尾の意味を分かってるかが心配だな
    子作りだと知った頃にはもうつわりとか来てんじゃない?

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:19:34

    私と夫は、キラとラクスの写真データを情報端末で見ながら、一晩を過ごしました。
    恐ろしいことに、二人は真夜中をすぎてもまだやっていたのです。
    若いにしたってすごすぎる。私は姉の夫がキラの身にしたことをしっています。なので、姉の夫が頭の中でサムズアップしたような気がしたのでとりあえず想像の中で姉と一緒に殴りつけておきました。
    夫は言いました。
    「教育、間違ったんだろうか」
    私は言いました。
    「間違いにするかはキラとラクスがこれから決めることよ」
    疲れはてたのでしょうか。いつしか、声が止みました。
    きっと、二人は寝ているのでしょう。それまでの人生で私も夫も大概な修羅場をくぐってきたのだと自任はしていますが、これもまた大概な修羅場の一つではありました。
    とりあえず、一発キラは殴っていいとおもうの、と私は言いました。
    夫は顔をしかめながら、絶対ラクスに嫌われるな、と言いました。

  • 21二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:22:15

    >>13

    あまりのスピード感にオルフェが冷静になってる...

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:24:34

    遺伝子だけでその若さで踏み越えるとは思えません
    カリダさん達が夜中にロマンティクスしてたところをキララクに目撃されましたね?

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:30:22

    翌朝。二人は腕を組みながら1階に降りてきました。
    なんだこのバカップル。お前ら11歳と12歳だろうが。そう突っ込むのをぐっとこらえ、一緒に朝食をとりました。
    果たして二人は上機嫌だったのですが……それはそれとして、現実を教えなければいけません。
    心を鬼にして……いえ、実際に鬼として矢面に立ったのは基本夫だったのですが……食事が終わった後、そそくさと部屋に戻ろうとした二人を私と夫は呼び止めました。
    夫は、淡々と事実を二人に教えていきます。おだやかな、でも本当に普通の父親でありたかった夫にとって、それはまったく想定しなかった事態だったろうに、彼は冷静でした。さすが私の旦那様。
    一つ。とりあえずお前らその行為の意味をわかっているのか。
    一つ。とりあえずお前ら家でそんなことするな。するならばれないようにやれ。
    一つ。とりあえずお前ら兄妹なんだから、倫理的にはそういうことは駄目だからな。
    一つ。真夜中にあんな大声をだすな。近所迷惑だろう。
    一つ。父さんと母さんの気持ちも考えなさい。
    一つ。キラはラクスのことを本当に好きなのか。
    一つ。ラクスはキラのことを本当に好きなのか。
    キラがラクスの後ろに立つかと思いきや、キラは明確に自分がラクスが好きだ、と言いました。
    わかった、と言った夫は。初めて、息子に手を上げました。
    キラが殴られたと知ったラクスは、父親に向けるものとは思えない、憎悪の視線を彼に浴びせます。
    瞬間、私は激高しそうになりました。ですが、それを止めたのは、夫と、息子でした。
    「ラクス、悪いのは僕だから」
    「娘を取られた男に対する通過儀礼だよ、これは。
     ……キラは、こういう時だけは物分かりがいいんだな。ラクスの方が、お姉さんだと思ってたが」
    その後、夫は息子と娘を一緒に抱きしめました。
    そして、彼と彼女に、二人の出生について、明かしたのでした―――

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:31:05

    ちょいちょい小ボケを差し込むあたり、
    さては割と余裕あるな?

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:32:00

    >>24

    ボケないとやってられないよこんなの!

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:32:26

    ラクスが愛のバーサーカー過ぎる…

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:32:54

    憎悪の視線なんて原作ですら見せたことねぇ!

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:33:20

    まあ実際血が繋がってなかったからセーフだけど、本当に姉弟だったらヤバいなんてもんじゃないからなあ
    ケジメは必要よ

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:33:52

    倫理的にダメより前にやるならばれないようにやれが来るのは草

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:37:17

    コーディネーターの成人が15だからいけるか…?
    シンもドラマCDで酒飲んでたし、身体的にはOKなのか…?

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:37:18

    夜中過ぎてもやれる精力に12歳を獣のような声あげさせるテクかぁ…

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:39:33

    ここのラクスはキラに懐かれるアスランにかなり嫉妬してそう

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:40:33

    そして、時は流れ、4年後。
    二人にとっては、きっと些事であったのでしょうが、私と夫にとっては人生何度目かの運命の岐路がやってきます。
    そう、あのヘリオポリスでのことです。
    結ばれた姉弟。一つの番として生き続ける奇跡。あるいは、比翼連理の絆。ええ、こういうの好きでしょう?私も好きなんですよ。だって、私もオーブの民ですから。

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 19:41:27

    カリダさんヤケクソになってない?

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:13:06

    一周回って生のメロドラマを
    ライブ感覚で楽しみ始めたか?

  • 36二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:14:36

    父親にすら憎悪の目線向ける愛のバーサーカー姉ラクスだとAAでブチ切れそうで怖いんだが

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:16:37

    コーディネーターは二人っきりだし、お互いを
    支えつつすっごいヌメヌメしてるんだろうなぁ

  • 38二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:34:31

    >>36

    本編だと責任感とかが占めてる部分全部愛で埋まってるから仕方ない

    FREEDOM後半准将以上の愛の戦士だ

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:40:48

    「こんなところにいたのかよ、二人とも。カトウ教授がキラのこと、探してたぜ?」
    「またですのー……?」
    「ラクスを引きはがしてでも連れて来い、だって。どうする、ラクス?」
    「意地でもついていきますわ?」
    「昨日渡されたのは今終わったところだけど……」
    「お、新しいニュースか?」
    「うん、カオシュンだって」
    「戦火が広がっていますわね……キラ?キラ?……むっ……」
    「ちょ、それやめてってラクス。別に隠し事なんてしてないんだからさ」
    「……またあの男のこと考えてましたの?」
    「ひぇ、こっわ……」
    「まーたキラがラクスに思考読まれてる」
    「最近、二人きりの時でもたまにあの男のこと考えてますわ?」
    「……しょうがないでしょ、友達なんだし」
    「ええ、友達を心配する優しいキラは好きですわ。でも哀しそうなキラは嫌ですわ」
    「あーイチャイチャが始まった」
    「ほら行くぞ、二人とも」

  • 40二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:44:22

    このキラは果たしてカガリをシェルターに押し込めるのか、ラクスを押し込めるのか


    >>39

  • 41二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:44:49

    この二人あまりにも強くないか色んな意味で

  • 42二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:47:56

    >>40

    ラクスが押し込めそう

  • 43二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:48:13

    あれ?もしかしてヨメ・◯◯◯先生?

  • 44二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:49:52

    「手紙だって、サイが」
    「私もキラからラブレターをもらいたいですわ?」
    「毎日ラブレターみたいなことしてるじゃないか」
    「それはそれですので?」
    「トール私胸やけしてきた」
    「あっまあまだなぁ……姉弟なのに、血はつながってないんだっけ?」
    「ええ。戸籍上だけの関係ですわ。いつ結婚しますか、キラ」
    「そのうちね。そのうち」
    「そう言ってもう4年過ぎましたわ?キラが成人したら即入籍と言っていたではないですか」
    「仕事もろくにできないうちに責任はとれないよ。父さんに怒られる」
    「責任はあとからついてくるものですわ?」
    「この姉弟4年もこの掛け合い続けてるの……?嘘よね……?」

  • 45二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:53:29

    困った、双方結びつきが強すぎてどこまでも一蓮托生の生き物になってる気がするぞこの姉弟(偽)
    ストライクにも一緒に乗って初手から幾久しく膝に乗ってそうな勢いだ

  • 46二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:55:14

    キラは迷うけどラクスがカガリをシェルターに押し込んで「貴方と何処までも」ってやる奴

  • 47二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 20:57:32

    やはりヨメ・キラノ先生……

  • 48二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:00:36

    アスラン(クルーゼ隊みんな)の胃は果たして保つのでしょうかwキラのストライクにやられラクスの口撃にボッコボコにされてwアスランは嫁に出会えたら回復しそう(完全回復は双子バレするまでしなさそうでけど)

  • 49二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:02:16

    「!!ラクスっ!!」
    「キラっ!?」
    「事故……!一体、何が!!」
    「知らんよ!」「コロニーにMSが入ってきているんだ!!」「君たちも早く!!」
    「……君!?ごめん、ラクス!」
    「はい!」
    「キラ!!ラクスも!?」
    「すぐに戻るから!!」「先に避難していてくださいませ!」
    「嘘だろ、おい……!!」

  • 50二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:07:18

    >>48

    アコードの能力悪用して毒電波で心を殺してきそうなんだけどこのラクス…

  • 51二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:10:16

    「なぜついてくる!!私には確かめねばならないことがある!!」
    「そっちいったって逃げられない!」
    「言っても無駄ですわ、キラ!」
    「くそっ……!!こっちだ、ラクス、先に人の気配は!?」
    「ありませんわ、通路は生きています!!」
    「なんなんだよ、お前ら……!!こんなことになったら、私は!」
    「大丈夫だって!!工場部にはまだ避難シェルターがある!」
    「間もなくですわ……!」
    「ここなら……っ!?」
    「……地球軍の、機動兵器……!!」
    「やはりあのプログラム……そういうことでしたのね」
    「ラクス?」
    「説明は後でしますわ……できれば、ですけども」
    「……お父さまの裏切者ぉ!!」

  • 52二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:17:47

    「泣いてちゃ駄目だって!!足を動かして!」
    「……」
    「シェルターですわ、キラ!」
    『まだだれかいるのか……!?』
    「私と、弟と友人もお願いできますか!?」
    『三人……!?ここはもう、いっぱいなんだ!』
    「くっ……!」
    「キラ。覚悟を決めましょう」
    「ラクス……ああ、もう!なら、一人だけでも!」
    『わかった!すまん!』
    「わ、私はっ……!!」
    「ええいごちゃごちゃうるさいですわ!!」
    「乱暴がすぎるよラクス……あーあ。君を入れるつもりだったんだけど」
    「私一人でこの世界に生きる意味はありませんわ……それに」
    「悪いけど、僕はまだあきらめてないから」
    「さすがは私の弟ですわ」

  • 53二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:21:55

    このキラ色んな意味でバフかかってる…

  • 54二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:25:40

    「子供……!?来い!!こっちへ!!」
    「くそっ……!ラクス!」
    「多分大丈夫ですわ!」
    「信じるからね!」
    「そんなところから……飛び降りた!?」
    「くそっ、さすがに厳しいって!」
    「お姫様を抱っこして飛び降りるなんて、やっぱりキラは私の王子様ですわ!」
    「言ってる場合じゃない!あの人が撃たれた!?」
    「この感じ!?キラ!!そちらに行ってはなりません!!」
    「……アスラン!?」
    「キラ……!?」
    「愛し合う姉弟の間に入ってこないでくださいませ、アスラン!!」
    「ラクスも、だと……!?くっ……!!」
    (BGM:あんなにいっしょだったのに)

  • 55二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:30:26

    >>52

    それでこそラクス

  • 56二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:32:37

    強く結び合った絆は戦場でも決して壊れない。
    炎に包まれる見慣れた大地。オシドリを内に立ち上がる白い巨体。
    銃火の中にあってなお思いあう二人を見て、アスランは何を思うのか。
    次回、「その名はガンダム」
    とりあえずクソ狭いコクピットでイチャつくのはやめて欲しいんだけど?

  • 57二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:33:36

    ザフトのアスラン・ザラ、殺したくない人が二人セットで敵陣営のMSを乗りこなして民間人搭載中のAAを守る珍事をどう乗り越えるのか

  • 58二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:34:25

    これフレイちょっかいかけたら廃人になるんじゃ…

  • 59二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:35:00

    >>56

    マリューさん!?

  • 60二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:35:15

    >>58

    凄まじい憎悪の目を向けられて怯えて逃げそう

  • 61二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:39:36

    >>56

    あのコクピットに3人は狭いだろうな…

    そんな状態でストライクを動かすマリューさんも大変だな

  • 62二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:44:22

    クライン派どうしようかなぁというかフリーダム手に入るんだろうかこれ
    そもそもこのストライクを迷いありまくりアスランが落とせるのか
    1日1話でも結構かかりそうなので、次からはもう少し要約してポンポン話を進めたいところですね
    続きはそのうち書きます

  • 63二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 21:46:08


    続き楽しみにしてる

  • 64二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:00:44

    私があの二人に初めて会ったのは、ストライクに乗ったときね。
    昔からあんな感じだったのか?ええ。あんな感じだったわね。
    ドタバタしながらアークエンジェルに乗って。まあラクスには恨まれてたわよね多分。
    あの目、怖いのなんのって……世の中で一番怖いもの、知ってる?ええ。
    肉体関係を持った義理の弟を酷い目にあわした時の姉よ。私は確信したわ。
    ただ、まあ……そうね。見てて楽しかったわよ。
    戦争の中だからこそ、あんなふうに愛し合える子供たちがうらやましかった。その上、どうやったって死にそうにないんだもの。
    ああ、でも。一つだけ、人生の先達としてちゃんと教えれたことがあるわ。避妊は大事、ってこと。さすがに戦艦でそんなことになったら、目も当てられないことになるわよね。コーディネイター同士だから着床率は低い?あのねえ、死神は気を付けてるときは鎌を振るわないのよ。そういうもの。
    まあ、だからって。「そっちの穴」でやり始めたってあの娘から聞いたときはさすがにドン引きしたけどね……
    あ、ここはカットでお願いね?

  • 65二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:04:06

    姉弟のセッ事情を聞かされるマリューさんよ…

  • 66二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:04:11

    >>64

    逆にマリューさんはその話するまで打ち解けたんだとも思った


    そりゃAAでそういう話ができる大人ってマリューさんぐらいだから相談相手にもなるか

  • 67二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:05:15

    >>「そっちの穴」でやり始めたって

    嘘でしょ・・・

  • 68二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:10:28

    「私にだって、動かす、ぐらい……!二人とも、シートの後ろへ!」
    「ラクス、つかまってて」
    「抱きしめてますわ」
    「当たってる」
    「当ててるのですわ」
    「……ガンダム?」
    「強そうな名前ですわね」
    「ほら、こっち」
    「あ、やっ……♡」
    「あんたら!!こんなところで!こんな状況で!そんな年齢でぇ!!盛るなっつってんのよ!!」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 69二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:26:08

    「ぐぁっ……!!」
    「下がってなさい!?死にたいの!」
    「黙ってくださいな!不可抗力ですわ!また来ますわよ!」
    「っ……!?」
    「ラクス、落ち着いて。この機体……まだ完全じゃない!」
    「く、うぅ……!」
    「……キラ?」
    「わかってる!わかってる……ここにはまだ人がいる。ここにはラクスがいる……!!こんなものに乗っているなら、なんとかしなきゃ!!」
    「どいてくださいまし!キラ!!やれますの!?」
    「やるしかないでしょ!!無茶苦茶だ!!こんなOSで、これほどの機体を動かそうなんて!!」
    「まだ終わってないのよ、仕方ない「キラの邪魔になりますわ、少し黙っててくださいまし」
    「キャリブレーション取りつつ、ゼロ・モーメント・ポイント及びCPGを再設定…、ちぃッ!」
    「あっ……キラの目、かっこいいですわ……」
    「なんなの、この子たち……!?」
    「なら疑似皮質の分子イオンポンプに制御モジュール直結!ニュートラルリンケージ・ネットワーク、再構築!メタ運動野パラメータ更新!フィードフォワード制御再起動、伝達関数!コリオリ偏差修正!運動ルーチン接続!システム、オンライン!ブートストラップ起動!」
    「キラ、来ますわ!」
    「ラクス、首しめないで!!武器っ……!!あとは、アーマーシュナイダー!!これだけかっ……!!」

  • 70二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:40:19

    「ラクス……それ、使うのは僕だけにしといてって言ったよね?」
    「……はい」
    「あんな状況とはいえ、無茶しすぎだよ。あとみっともない嫉妬だけど、君が他の人の心読むのは嫌だ」
    「申し訳ありませんわ……」
    「謝らなくていいから。僕以外の人の波長に合わせようとするのは辛いって言ってたじゃないか」
    「ですが」
    「君がいるから僕は歩けるんだ。無茶、しないでよ……パワーパックってどれですか!?……武器と一体?どういうことなんだろう」
    「キラ」
    「ん?」
    「私もあなたがいなければ歩けませんわ」
    「うん……わかってる。だから、生き残らなきゃ、皆で」
    「二人で、ではなく?」
    「みんなで、だよ」
    「キラは欲張りですわ」

  • 71二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:46:41

    「キラ!!邪気が来ます!」
    「なんだあれは……色が違う!」
    「私の感覚を、あなたに!」
    「くそ、わかってても、ついていけるのか……!?」
    「いいえ、まだ時間はあります」
    「どういうこと?あれは……戦艦……!?」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 72二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 22:52:02

    ラクスを守りたい。その思いで目の前の敵に立ち向かうキラ。
    放たれた砲火であろうとその思いを妨げることはできない。
    向けられた銃と銃の間にあっても、その愛だけが彼を突き動かす。
    そのトリガーを引くわけを、今改めて、少年と少女は知る。
    次回、崩壊の大地。
    そのノリでどこまで戦えるのかわからないけど、頼もしいは頼もしいわよね……
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 73二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 23:00:22

    続きはその内と思ったけどなんとなく形式が見えたので続きました

    今度こそ続きはその内

    >>43>>47

    なんでバレてるの……?

    >>66

    時系列的にはOP前の小話は本編終了後の時間軸ですのでそんな感じです

  • 74二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 23:01:01

    >>73

    やはりあなただったか…

  • 75二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 23:02:26

    しばらくは絵とエロ書いてるって言ってたじゃん!
    いやエロだったわこれ!

  • 76二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 23:03:04

    このレスは削除されています

  • 77二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 23:03:30

    あ、確かに話法というか構図、テンション配分と台詞運びがヨメノ先生のだ
    本編再構成うまいなあって思ってたらifに手を出しちゃった……なんでもありかこのお方は
    …………おかしいな、この人週末にえっちなの投稿しますとかイラスト描いてたりとかしたと思うんだけど腕を二本追加したりした?

  • 78二次元好きの匿名さん24/03/14(木) 23:28:15

    >>44

    よく考えら公式ピンナップで他のカップル達が節度ある触れ合いなのにこのカップルだけ全開でバカップルしてたんだなと20年たって気が付いたわ

  • 79二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 07:12:12

    キラと初めて会ったとき?そうだな……開口一番に、あいつがコーディネイターだって言っちまったな。
    あれに関しては、あとから色々言われたな……が、結果オーライじゃないか?
    初めて言ったときに、あいつがコーディネイターだと周りに知らしめなかったら、ろくなことになってなかっただろうからな。とはいえ、返す返すもあの二人が最初から二人セットで助かったよ。きっと、どちらか一人でアークエンジェルに来ていたら……ゾッとしないね。どんな未来が待っていたのやら。
    ん?その時の二人の印象?そりゃ一つしかないだろ。
    戦場でも、ずっと一緒の恋人同士なんて見たこともなかったからな。
    なんだあのバカップル……だよ。

  • 80二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 07:19:17

    「ラクス、捕まってて」
    「わかっておりますわ……キラ」
    「くそっ……無茶苦茶だ!冗談じゃない……!」
    「キラ。力を振るえば、あなたは傷つきます。そして周囲も……ヘリオポリスも」
    「それでも!僕は……戦う!!」
    「わかっております。私は、いつでもあなたとともに……!!」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 81二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 07:27:39

    (キラ……今直接頭の中に話しかけております)
    (顔に出ないようにするの結構苦労するんだけどね、これ)
    (お許しを。コーディネイターであることは隠した方がよいかもしれません)
    (そうだね……僕はともかく、君だけでも)
    (いいえ。あなたの素性が明らかになったときは、私の素性も明らかにした方がよいでしょう。万一、あなたと引き裂かれるような状況になったら、私は舌を噛みます)
    (たまにラクスって武将みたいなこと言うよね……でも、僕も生きてはいられないかな)
    (意味があるかはわかりませんが、空気の読めない女のフリをします。合わせてくださいまし)
    (よりインパクトの大きいものをぶつけて見られたくないものから目を反らす……うまくいくかなあ)
    「……えーっと。そこのバカップルのお二人さん?」
    「バカップルですわ?しかも姉弟ですわ?」
    「あのさあ、ラクス……」
    「え、なにそれ怖いんだが……あー。違う。君、コーディネイターだろ?というか、そっちの嬢ちゃんもか?」
    「一瞬でバレましたわ!?」
    「ラクス、口に出ちゃってるよ?」

  • 82二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 07:36:37

    「カズィはわるくないよ。だからラクス、落ち着いて?」
    「わかってます……わかってますわ……」
    「大丈夫。僕は大丈夫だから。君がいるなら、きっと」
    「コーディネイターとナチュラル……キラ、私は……耐えられないかもしれません」
    「大丈夫。僕が守るから……トールも、ミリアリアも、カズィも……僕らの友達だ」
    「いいえ……キラが害されると思ったら。周囲が私たちを害すると思ったならば。私は、あなたの決定を覆してでも、私たち二人だけで逃げようとするかもしれません」
    「そっちかぁ……いいよ、それでも。ちゃんと話してくれれば、ね」
    「いいのですか?」
    「僕だって間違いだらけだよ。だから、二人で、歩くんだって。父さんと母さんが言ってたじゃないか。
     君が間違えたら、僕が手を引く。僕が間違えたら、君が僕を抱きしめて」
    「はい……必ず」

  • 83二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 07:43:03

    『やはりキラ!?キラなのか!?』
    「あれに乗ってるのは……アスラン!!」
    「ですわ。どうしますの、キラ」
    「アスランが戦うのなら、僕は止める……!!」
    「では、そのように……大丈夫です。あなたが私を守るために戦うのなら、その罪も私は背負います。
     その罪ごと……私はあなたを愛します」
    「ごめんね……ううん、ありがとう、かな?」
    「100点満点ですわ、私の可愛いキラ」
    「ヘリオポリスが壊れるっ……ラクス!!衝撃に備えて!!」
    『キラ!ラクス!!こんな時までいちゃつくんじゃないっ……!!』
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 84続きはそのうち24/03/15(金) 07:47:47

    失われたもの。それは愛する人との触れ合いの時間。あるいは友人との未来。だが戦場でなお、そのぬくもりは側にある。
    失われたものの大きさを知った時、少年少女は何に向かおうとするのか。
    伴わない感覚の中、迫る現実の中で二人の愛は輝く。
    開くゲートの先に広がる戦いの闇は、果てしなく暗く、深くとも。
    次回、サイレントラン。
    そりゃ恋人がいきなり他の女と抱き着いたらあんな顔もするわね……
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 85二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 17:56:46

    保守
    ここで失われるにはあまりにも惜しい

  • 86二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 18:59:59

    ヤマト准将とヤマト大佐……キラ・ヤマトとラクス・ヤマトのこと?
    ええ。よく知ってますよ。何度目の出撃だったですかね。パイロットスーツを着ろ、って言ったんですよ。
    そうしたら、私の分も用意していただけますか、と姉の方がね。
    そりゃ、空いた口がふさがらなかったですよ。何のために乗るんだ、って。そう思ったもんです。
    でもまあ……あの二人にとっては、それが当たり前だったんでしょう。
    ずっと一緒で、まるで、お互いの考えを完全に理解しているようで。それでいて、周りに壁を作らなかった。
    ともすれば、二人の世界に閉じこもっているようで、不思議と、まあ……二人の間には、人が集まった。
    え?私もその一人?よしてくださいよ。私は、ただ、成り行きに流されただけでね。
    とはいえ。あの二人を身近で見続けられたことに関しては、一生の自慢ですよ。
    間違いなく。

  • 87二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:09:59

    『X105ストライク!聞こえているか!応答せよ!!』
    「ヘリオポリスが……」
    「お父様、お母様……!?」
    「ダメだ、ラクス!!」
    「き、キラ!?で、ですが……!!」
    「ダメなんだ!ここで無理に他の人の心なんて感じようとしちゃいけない!こんなところで、死人の声を聞いて!!君が壊れたら、僕は生きていけない!!」
    「……あ」
    「大丈夫。父さんと、母さんは大丈夫だから。君が憎しみに染まるところなんて、僕は、見たくない……」
    「はい、キラ……」
    「……落ち着いた?」
    「情熱的でしたわ……」
    「……うん。いつも通りだね」
    『キラ・ヤマト!無事なら、聞こえているなら応答しろ!!』
    「邪魔が入りましたわ?」
    「うん、いつも通りだね?」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 88二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:15:11

    今回のアバンインタビューはチャンドラII世か。
    遠目から見れば不思議な姉弟だよね。

  • 89二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:19:38

    「ねえ、どうしたのヘリオポリス!どうしちゃったの?一体何があったの?」
    「……大丈夫、大丈夫だから、フレイ。……ラクスもね?」
    「これザフトの船なんでしょ?あたし達どうなるの?なんであなたこんなところに居るの?」
    「これは地球軍の船ですわ」
    「……え?あなたも、確か……」
    「ラクス・ヤマト。キラ・ヤマトの姉で恋人ですわ?」
    「……え?姉で、恋人?」
    「私とキラの関係を知らない方がいるなんて、びっくりしましたわ……?」
    「そういえば、サイが言ってたわ……ところかまわずイチャつく義理の姉弟のカップルがいるって。それがあなたたち?」
    「そうですわ?」
    「僕越しに二人で会話しないでもらえると助かるかなあ……」

  • 90二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:24:04

    もしかしてカリダさんの姉弟の肉体関係発覚の経緯語ってたのって初回のアバンインタビューだったのか

  • 91二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:29:50

    「やっとやる気になったってことか、その格好、は……おい。なんだって嬢ちゃんまでパイロットスーツ着てるんだ」
    「ラクスもストライクに同乗します」
    「おい!?何考えてるんだ!?複座もないのに……」
    「では、こちらのシミュレーターの結果を」
    「……嘘だろ?なんで二人乗りでこんな機動できるんだ」
    「ラクスは僕の考えてることをわかってくれるので」
    「キラの考えていることは何でもわかりますわ?」
    「見たことねえよ、恋人をコクピットに乗せるパイロットなんて……」
    「だってキラですので」
    「大尉が言ったんじゃないですか。今この船を守れるのは、僕と貴方だけだって」
    「そりゃ、言ったが……」
    「だから、一番僕が能力を発揮できる方法を選んだだけです。ラクスのサポートがあった方が、僕は上手くやれると思います」
    「キラは一人でも強いですが、私と一緒なら最強ですわ?」
    「冗談だろ……?本気か、お前ら……?」

  • 92二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:37:07

    恋人をコクピットに乗せるパイロット、後に出てくるな……
    ……もしかして合理的なのかな……恋人と相乗り……

  • 93二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:40:25

    『キラ・ヤマト、ストライク、はっし……待て!?なんで姉が、ラクス・ヤマトが乗っている!?どういうことだ!
     説明しろ!!まてフラガ大尉はこのことを知っているのか!?艦長は?』
    『あー……多分、大丈夫じゃないかしら。一緒に乗った私の感想だけど』
    『馬鹿な……!?非常識にも程がある!!誰も止めなかったのか!?』
    『俺は止めたぜ?』
    『当たり前です!!』
    『……だって。キラ、本当にそれで行く気?私も、ラクスがいた方がそれっぽい気はするけど』
    「ラクス、いけるよね?」
    「ええ、いつでもいけますわ、キラ」
    「側にいてくれてありがとう、ラクス」
    「幾久しく、よろしくお願いしますわ」
    『待て!ここは戦場だぞ!!何を考えている!?』
    「キラ・ヤマト!」
    「ラクス・ヤマト……」
    「ガンダム、行きます!!」
    『まてえええええ!?』
    『止めても無駄だと思うわよ、バジルール少尉……』
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 94二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:44:01

    あんなに一緒だったのにっていうか、こんなにも一緒なのだからというか……

  • 95二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:44:12

    決意した事。それは、愛。それは、ただともにいたいという思い。
    友人と分かたれた訳など知るまでもなく、少年と少女は自分たちで道を選ぶ。
    無音の闇を切り裂く砲火の中、叫ぶアスランの声は、愛する二人だけの世界には届かない。
    次回、フェイズシフトダウン。
    さすがにバジルール少尉に同情するわね……

  • 96二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 19:47:29

    毎回次回予告のマリューさんの
    お気持ち表明が面白過ぎる

  • 97二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:07:22

    キラ・ヤマト准将とラクス・ヤマト大佐か……
    初めて会ったのはプラント……なに?ここにいるのは皆事情を知っているから嘘を言わなくてもいい?オーブというのは、まったく……
    ああ。その通りだ。初めて会ったのは戦場だったな。
    数的優位をとっていたはずだったのだが……ああ、あまりいい思い出ではないな。
    とりあえず、あの二人には痛い目にあわされたことしか思い出せないのが正直なところだ。敵だろうと、味方だろうとな。何より、だ。あいつらがあまりにも所かまわずいちゃつくせいで、母上がだな……なに?私のことはどうでもいいだろう。
    とりあえず、あの二人には公私の別というものをしっかりとつけてもらいたいものだ。
    こんなところでいいか?なに?本心?
    最初から最後まで頭桃色でかっ飛ばしている夫婦の相手などしていられるか!!馬鹿者!!

  • 98二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:09:09

    「アスランですわ」
    「わかってる。引いては、くれないよね……」
    「キラ!!」
    「私もいますわ、アスラン」
    「ラクスもか!?な、なんでお前たち、一緒のモビルスーツに……いや、違う!
     剣を引け!!僕達は敵じゃない!ラクスもそう思うだろ?」
    「いえ、敵ですわ?」
    「ラクスは本当にさぁ……」
    「い、いや待て!!何故僕達が戦わなくちゃならないんだ!同じコーディネイターのお前が、何故僕達と戦わなくちゃならないんだ!?」
    「コーディネイターでもナチュラルでもありませんわ。ここにいるのは私とキラですわ」
    「混ぜっ返すなラクス!?」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 99二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:22:38

    「キラ、アークエンジェルが」
    「くそ、止めろ!キラ!」
    「アスラン!!」
    「速い……!?二人乗りで、そんな動きが!?ぐっ、何故ナチュラルの味方をするんだ……!?」
    「何度でも言いますわ。私はラクスでキラはキラですわ」
    「何を言いたいんだ……!?」
    「僕は、友達を、ラクスを守るために……戦う!!そう、決めたんだ!!ナチュラルとか、コーディネイターとか、そういう問題じゃないんだよ、アスラン!!戦争が嫌なら、引いてくれ!」
    『くっ、ついていけない!?ナチュラル共に何か吹き込まれたのか、キラ……!?』
    「私については言及しないのですね……別の機体も来ましたわ」
    『どうしたアスラン、やられっぱなしか!!』
    『イザーク!くそ、すまない……!!』
    「ラクス……!!いくよ、掴まって!!」
    「はい、あなたの思うがままに」

  • 100二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:37:02

    『バカな、2対1だぞ!!本気でやっているのか、アスラン!!』
    『手加減している余裕があるように見えるのか、イザーク!!』
    「キラ、装甲が」
    「さすがに、無傷ではいかない……!!」
    『ええい、小癪なぁ!!後ろに目がついているとでも言うつもりかぁ!!』
    『アスラン!!』
    『イザーク!!』
    「4対1……退きますか、キラ?」
    「いや……まだいける!!」
    『撤退信号……!?』
    「乱れがでています」
    「これなら……!!ムウさんと合流して、アークエンジェルに戻る!ラクス!!」
    「あちらですわ、キラ」
    『おのれえええええええ!!』
    「装甲がなくても、当たらなければどうということはありませんわ。私の目が、キラを導きます」
    『キラ、ラクス……お前たちは、いったい……』

  • 101二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:46:19

    「おい、なにやってんだ、キラ・ヤマ……ト……」
    「体が、あつい、ですわ……♡」
    「ラクス、だからあんまり、感覚共有しちゃ、いけないって言ったじゃないか……」
    「……よし。聞かなかったことにしよう」
    「や、ぁ、キラ……♡」
    「そういえば、これに乗ってからずっとご無沙汰ではあったかなあ……。
     ほら、我慢。我慢して、ラクス?」
    「はいぃ……♡」
    「……あー坊主。もういいか?上出来だった。これ以上ない結果だった。俺もお前も、嬢ちゃんも死なないで、艦も無事だ。だから、いいことを教えてやる。一応、ここでは士官には個室が与えられてるんだ。だから、まあ……俺が口を利いてやるから。しばらくは、我慢しろ」
    「わかりました……」
    「あとだな。ストライクの起動プログラムをロックしておいた方がいいぞ?」
    「……なるほど。そういうことですのね」
    「……おい」
    「ラクス、ほどほどにね?演技なのか本気なのか、たまに僕もわからなくなるんですよね……」
    「お前も大変だな……」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 102二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:54:47

    宇宙に輝く美しき光、アルテミスの傘。その裏側に犇ひしめくのは、当然のことながら、身勝手な思惑と欲望。
    それはそれとして、若い男女の欲望もまた燃え盛る。
    正直子供扱いしていいのかもよくわからないが、それはそれとして、子供たちは改めて戦争の実態を知る。動き始めた運命の針を逆回しにすらしようとする強引さが、時には羨ましくなる。
    次回、「消えるガンダム」
    だからこんな状況で盛ってるんじゃないって言ってるでしょうが!!誰があんたらの部屋の使用許可だしたとおもってんのよ!!

  • 103二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 20:59:40

    続きはそのうちに

    ちなみにこの話、どっかで書いてたテレパシーでツーカーしてるキララクがカテゴリーFの某兄弟の別の未来みたい(意訳)と言われてた方にインスパイア受けて書き始めました。

    幼馴染もありかと思ったけど姉弟でレッツ背徳だなこれ!カリダさんとハルマさんならどうにかしてくれるだろうという感じで。

    >>90

    そんな感じです

  • 104二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 21:04:06

    キララクが出来上がってるからアスカガ(というよりアスラン)出会ったらフルスロットルでカプ成立出来そうね

  • 105二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 21:55:47

    マリューさん、担任の先生で笑っちゃう

  • 106二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 22:18:01

    >>102

    ミサトさんがインストールされてませんかねこれ…

  • 107二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 22:32:22

    ガルシア司令がラクスにセクハラしようとして、キラが即座にバーサーカーモードになりそう。

  • 108二次元好きの匿名さん24/03/15(金) 23:50:21

    >>16

    記録上の最年少妊娠が5歳とかだったかな

    女体はもう産まれた段階で初潮が来てなくてもはらむ可能性はあるらしい

  • 109二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 00:19:57

    やっぱミサトさんが混じってるよなここのマリューさん

  • 110二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 06:03:24

    このレスは削除されています

  • 111二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 06:05:05

    このレスは削除されています

  • 112保守がてら24/03/16(土) 06:08:31

    (画像はイメージです)

  • 113二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 08:44:53

    キラとラクス?うん、友達だったわよ。会ったときからべーったり。考えてみたら、あの二人が離れてるのを見たことなんて、ほとんどないのよ。そうね。時折、別行動するときはあるのよ?でも、まるで相手がどこにいるかわかってるように動いて、結局すぐ一緒になるの。笑っちゃうでしょ?ラクスは愛の力ですわ、なんて言ってたけど……いや、本当に愛の力だったのかも。
    二人とも、歌がすごく上手でね。すごいのよ、本当に。アカペラで揃って歌いだしただけで、カレッジのみんなが足を止めるの。あー……でも、二人がラブソングを歌い始めたら、惚気にしか聞こえないのがね……え?ただのバカップル?そうよ、そう。世界で一番の、バカップルよ?

  • 114二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 08:45:57

    おっ、始まった

  • 115二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 08:46:17

    「何これ…?何なの?ねぇサイ!」
    「これは……」
    (キラ)
    (わかってる……君に危害を加わえるやつがいたときは、僕が暴れるから。
    もしかしたら、ラクスに助けをお願いするかも)
    (ちゃんと抱っこして逃げてくださいませ?)
    (もしかして余裕あるの……?)
    「キラ」
    「なに、サイ?」
    「無茶するなよ?お前、ラクスのこととなると見境ないからさ……心配なんだよ」
    「……うん」
    「心を読めなくても、キラの行動なんて周囲に丸わかりですわ?」
    「お前もだぞラクス。カトウ教授に直談判しに行って修羅場になったことは忘れてないからな」
    「……はい」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 116二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 08:57:11

    「いったー……!」
    「止めて下さい!卑怯な!」
    「キラ……バカ!!」「坊主!?」
    「あれに乗っているのは僕と姉です!」
    「ふん……彼女をかばおうという心意気は買うがね?」
    「お前らのようなひよっこが扱えるものではない、ですか?」
    「……!?ふざけたことをす……がっ!?」
    「ラクスに手を出そうとしたな……?」
    「キラ……!!」
    「ばっ……キラ!?無茶するが、っ!?」
    「サイ!?やめて!!キラが言ってることは本当よ!その子がパイロットよ!」
    「ええ、私と弟……キラはコーディネイターですわ?お互いの意図をくみ取れるよう設計されたので、心も読めますの。遺伝子的な相性……とでも言うべきでしょうか。それが思考に影響を与えるかどうか、という実験の一環だったと聞いています」
    「そ、そうだったのか……?」
    (……サイはいいやつなんだからそういう嘘言っちゃだめでしょ)
    (でも説得力はあったみたいですわ?)

  • 117二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 09:02:26

    「君たちは、裏切り者のコーディネイターだ」
    「裏切り者……そうなるのでしょうか」
    「どんな理由でかは知らないが、どうせ同胞を裏切ったんだろ?ならばいろいろと…」
    「僕はラクスを守りたいだけです」
    (……キラかっこいいですわぁ♡)
    (真剣な話してるときに急に脳内に話しかけてくるのはやめようね?)
    「地球軍側に付くコーディネイターというのは貴重だよ。なに、心配することはない。君は優遇されるさ。ユーラシアでもな」
    (軍人というのはナチュラルかコーディネイターでしか人を見れないのでしょうか……)
    (アスランはそんな人じゃないよ……多分、ムウさんとか、チャンドラさんとかもね)
    (アスランはまだまだそういうところがあると思いますわ?)
    (ラクスは辛らつだなあ……)

  • 118二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 09:07:35

    "トリィ!"
    「……キラ。トリィを、外に出していただけないでしょうか」
    「うん……そうだね。ごめんね、トリィ。しばらく外で待ってて?」
    "トリィ……"
    「士官用の部屋……ベッドは一人用でも問題なさそうですわ」
    「あんまり汚したら怒られるよ?ほどほどにしようね?」
    「キラが本気にならなければ大丈夫だと思いますわ」
    「あのさあ。……ああ、でも安心する。
     周囲はナチュラルだコーディネイターだって言ってるけど、ラクスはラクスなのにね」
    「ええ、キラはキラですわ」
    「……おいで、ラクス」
    「はい……♡」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 119二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 09:11:45

    血のバレンタイン。それは、虚空に輝く狂気の光が止めた、全ての時間。
    果てなき闇を彷徨う魂は、もはや、我らに何も伝える術は持たない。
    父と母から聞いた人の夢。人の望み。人の業。生と死を隔てる境界はもろいからこそ、愛は燃え上がる。
    消えるガンダムとか言っておいてほとんどガンダムの出番はなかったのはどういうことなのか。
    次回、宇宙の傷跡。
    えっラクスちゃんのそっくりさんが出てきたんだけど?どういうこと?
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 120二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 09:16:03

    ロマンティクスしながらエンディング入るの、なんか締まるっていうかパッケージになるな……

  • 121二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 09:17:14

    え、ミーア出てくるの?

  • 122二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 13:16:15

    はやくなーい???
    え、まさかアスミア(なおアスランはアスラン)???

  • 123二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 15:35:52

    はあ……あの二人のこと?あ、ごめんなさい。どうも、ね。いいの。ちょっとあの二人のことになると……すぐ頭に血が上っちゃって。サイの友達。そうね。私とキラも、友達かしら。
    あの女とだけは、友達だとか言いたくはないわね。は?横から茶々を入れるんじゃないわよ、ミーア。あんたと違って、私はあの女のシンパじゃないんだから。
    あの女のせいで、キラは今でも戦っている。ええ、今でもそう思ってる。今でもね。
    でも、それを、私は……どうしたかったのかしら。
    出発点、かしらね。あの女が最初から、キラの隣にいなければ、キラはもっと幸せになれたかもしれない、って。きっと、私はそれを突き付ける役目があったんじゃないかしら。
    嘘。ごめんなさい。私が子供だっただけ。サイは今でも、優しくしてくれるけど。
    でも……きっと私は、最後の最後まで、あの女にはノーを突きつけなきゃいけない、かしらね。ええ。キラはともかく、ラクスとは初めて会ったときから、そんなものを感じてたわ。そりゃそうでしょ。自分の考えを理解してくれて、自分の考えを伝えられて、いつでも100点満点の行動ができる王子様。そんなのに見初められて、子供のころからずーっと一緒なお姫様がまともなやつになるわけないじゃない……は!?それがいい?だからあんたのは解釈違いっていつも言ってんでしょうが、ミーア!!

  • 124二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 15:37:48

    やった始まったぜ

  • 125二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 15:41:28

    「水が不足してるんだってさ、ラクス。だから、ほどほどにね?」
    「わかっていますわ……」
    「そんなに僕に体拭かれるの嫌?」
    「いいえ慮外の幸福ですわ!」
    「いつも通りで何よりかな……さっき、やたらフレイといがみあってたけど」
    「サイの恋人……ですわよね?あの方」
    「うん……?どうかな。ラブレターをサイがあげたとは言ってたね」
    「あの方もアスランや、あの基地の方と同じですわ」
    「むしろ、サイやトールが凄いのかもね……父さんと、母さんも」
    「私は、幸せでしたのね……」
    「そうあれるように、僕は頑張り続けるつもりだけど?」
    「……キラ!!」
    「だから裸で抱き着いてくるのはやめようね?」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 126二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 15:48:11

    「お!ストライクの整備、終わったのか?」
    「うん。でも、パーツ洗浄機もあまり使えないんだって……まいっちゃうよ」
    「手間ばっかりかかって、キラは大変そうでしたわ」
    「……フレイ」
    「……」
    「……ラクス?」
    「……私とキラはコーディネイターですわ。
     それは間違っておりません。何より、私はコーディネイターだからこそ、キラと出会えたのですから。
     ただ、それとナチュラルやコーディネイターが別物だ、などという論調を一緒にするつもりはありません」
    「キラは私たちを守ってくれてるから。でも私、その女は気に入らない」
    「……サイ。この二人ってほとんど接点なかったんだっけ」
    「ああ……ここまでかみ合わないとは思ってなかったけどな……」

  • 127二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 15:54:18

    「あそこの水を……!?正気なのですか……?」
    「あそこには、一億トン近い水が凍り付いている」
    「……ナタルさんだって見たでしょう。あのプラントは何十万人もの人が亡くなった場所で……」
    「キラくん。水は、あれしか見つかっていないわ」
    「誰も、大喜びしてる訳じゃない。水が見つかった!ってよ。でもな……お前も。考えてみろ。嬢ちゃんのために、水をあそこで奪うか。あるいは、死んでいくか。どっちを選ぶ」
    「……フラガ大尉。ずるいですよ、それ。僕は、何も言えない」
    「誰だって、できればあそこに踏み込みたくはない。俺だってそうさ。けどしょうがねぇだろ。俺達は生きてるんだ!ってことは、生きなきゃなんねぇってことなんだよ」
    「わかってます……いえ、わかっているつもりでした。わかりました、僕もやります。ラクス?今回は僕だけで出るから」
    「言った通りです。私はキラの選択を尊重します。そして、あなたの罪も一緒に背負います。それが、共に生きるということ。違いまして……?」
    「うん、ありがとう……」
    「なんでこいつらは隙あらば抱き合っているんだ……?」
    「俺はもう慣れてきたぜ、バジルール少尉?」

  • 128二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:01:13

    「つくづく君と姉は、落とし物を拾うのが好きなようだな」
    「バジルール少尉も皮肉がお好きなようで」
    「……」
    「……」
    「はいどうどう、ラクス」
    「バジルール少尉も大人気ないぜ?落ち着けよ、相手は一回りは年下の嬢ちゃんじゃないか」
    「私はまだそんな年ではありません!?」
    「……開けますぜ?いいんですか?」
    「お願い。なんか、キラくんとラクスさんがいると、緊張感がなくなるわね……」
    ”ハロ ハロ、ハロ!ハロ!ミーア、ハロ!"
    「あれは、アスランのペットロボット……?なんてこと、現存していたのですか……!?」
    「ありがとう!御苦労様です!!」
    「あれは、わたくし……?」
    「何言ってるの、ラクス。全然違うじゃないか……でも。似ているのは、間違いないね……」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 129二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:04:54

    ナチュラル。そしてコーディネイター。
    それは、自ら選んだわけではない運命。しかし、愛する者を守るために都合いいの運命。愛する者と出会うために都合のいい運命。
    広がる枝、ただ、その行く先に迷いはない。
    運命を切り開き、歩む者達。しかし、彼と彼女に迷いはなくとも、周囲の少年少女はその生き方に揺れる。
    次回、「敵軍の歌姫」。
    キラくん?わかったからミーアさんとラクスさんの違いを淡々と指摘するのはやめましょうね?
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 130二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:12:26

    どうも!コンパス総裁のミーア・クラインです!よろしくお願いしまーす!!
    ええ任せてくださいよ!キラ・ヤマト准将とラクス・ヤマト大佐ですね!
    ええそうです大ファンなんですよ私!!あの二人の動画を子供のときに見てからずっとファンでして!!
    えーすごいんですよこれ見てください!若干12歳の二人がデュエットしているんですけども、これ!ここ!!
    ほら、指をからめて、一瞬視線を交えさせる!!超難易度が高いのに隙あらばアイコンタクト!!愛を語りあい、そしてキメ!!ヒュー!!最高のカッポウ!!
    これはもう尊死するしかありませんよ!!イェー!!キララク最高!!
    ……失礼いたしました。え?特にそこまでかしこまらなくていい?よかったです!!
    ではまずはキラ様と私の出会いからお話しさせていただきますね!!
    あっちょっアルスター秘書官!止めないで下さい!!これはキララクの民としての使命
    (ここで映像は途切れている)

  • 131二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:13:21

    フレイはツッコミ役に落ち着きそうだな……

  • 132二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:14:22

    ※インスパイア先、先達

    【ネタ】実はミーア・キャンベルとは|あにまん掲示板bbs.animanch.com

    他多数のネタスレから本スレは成立しております。皆さまのネタには日々感銘を受けるばかりです

  • 133二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:18:22

    ここのキラはラクスとミーアの違いをまず表情の出し方の違いとか動き方とかの細かい所から言い始めて最後の最後ぐらいで分かりやすい髪留めが違うって言いそう

  • 134二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:21:14

    「えっ?えっ?これ、ザフトの船じゃないんですか!?」
    「あ、危ない!!」
    「ひゃう!?あ、ごめんな、さい……」
    「大丈夫ですか?」
    「あ、ありがとうございます……うわ、めっちゃイケメン……死ぬ……というか推し?
     これはもしやあの人?と、いうことは……いる!?いるんですか……!?」
    「キラ!!私と似た女と脈絡も無しに仲良くなるのはやめてくださいまし!!」
    「がっ……!!」
    「ちょ、は、鼻血!?」
    「……なんて、こと。ここが、天国、だった……?」
    「これは、いったい……」
    「……今起こったことを話しますわ。私に似た女とキラが二人だけの空間を作っていたので止めに入ったらその私に似た女が鼻血を吹いて失神しましたわ……?」
    「衛生担当者!!早く!!早くー!!」
    「なにこれぇ……?」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 135二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:40:11

    「キラ、あの人は……どうして、あんなにわたくしに似ているのでしょう……」
    「……ラクスの目は節穴なの?
     いいよ、一つ一つ言ってあげようか?まず骨格が違う。ラクスはどちらかというと安産型で骨盤が広い。やっぱりお尻が大きいのが正義だと僕は思う。でもあの子はどちらかというと、上半身がしっかりしてて、骨盤は狭そうだ。筋肉の付き方が違う。ラクスはちょっと最近運動初めて絞れてるけど、たまに油断しているよね。でもそれぐらい柔らかい方が僕は好きだ。あの子は相当絞り込んでいる。ストイック……そういうレベルの筋肉がついているね。おそらくたゆまぬ鍛錬の証だ。声の響き方が違う。ラクスの声は元々の事情もあるんだろうけど、聞いてるだけで僕も心が穏やかになる。だからそんな悲しい顔をしないで。あの子の声は、やっぱり後天的に鍛えたものなんだろう。音程の取り方や、話し方に気を使っているのが見て取れる。ラクスの目はきれいだ。引き込まれる。落ち着く。ほら、今目がきゅって丸くなった。好きだよ。あの子の目はどちらかというと、やや光がち。強い印象を与える目だね。あとは」
    「あっあっあっあっそれ以上愛を囁かれると私の脳が焼け付きますので……♡」
    「……ごめん。ムキになっちゃった。ラクスの言いたいことはわかる。これって、父さんと母さんが言ってたことがらみかもね」
    「メンデル……の?」
    「それにしては……今言ったけど、後天的な要素が強い気がする。ちょっと見ただけだけど、髪も染めたんじゃないかな、あれ。ラクスのほわほわのピンクの髪の毛、大好きだよ?」
    「愛してますわ、キラ……♡気を取り戻して。クライン、という名前も聞いたことがあります」
    「今検索した範囲だと、プラント最高評議会の……ん?ザラ?アスランの、婚約者……!?」
    「アスランの婚約者……急にあの方が不憫になってきましたわ?」

  • 136二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:47:03

    「どうしたの?」
    「うん、あの女の子の食事だよ。ミリィがフレイに持ってって、って言ったら、フレイが嫌だって。それで揉めてるだけさ」
    「私はいやよ!コーディネイターの子のところに行くなんて。怖いじゃない……」
    「あら、私が怖いですか……?」
    「ラクス、お前、なんでそんな喧嘩腰なんだ……?キラと一緒にいるときはいつも大満足でニコニコがお前の定位置じゃなかったのか……?」
    「ええ怖いわね!なにそのぶりっ子スタイル!隣にキラがいるからってマウントとってんじゃないわよ!
     大好きな彼氏がいつも隣にいていい空気吸って!いいご身分よね!あー腹立つ!」
    「……コーディネイター関係なくない?」
    「もちろん、キラは別よ?それは分かってるわ。でもあの子はザフト子でしょ?コーディネイターって、頭いいだけじゃなくて、運動神経とかも凄くいいのよ?」
    「そういうわけではないのですが。少しキラが特別すぎる気はしますけども……」
    「というかあんたが持っていけばいいじゃない!キラだったら男だからまずいかもしれないけど、あんたは同じコーディネイターの女でしょ!!」
    「すごい正論だねサイ」
    「言ってることはただの癇癪にしか聞こえないのにな。結果的に正論になっただけだぞ、キラ」

  • 137二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:49:13

    推しが食事持ってきてくれるとかこの上ないファンサでは?

  • 138二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 17:03:41

    「入りますわね、ミーア様……男性も入ってきて問題ないでしょうか?」
    「はっこの声!?まさか、なんてことですか!?まさか、そんな!!
     というかどうぞどうぞ!!お気になさらず!はいぜひずいーっと!」
    「失礼いたしますわ」
    「ごめん、ちょっと話したいことがあって」
    「あっ、がっ、く、推しが、私に、食事をっ……しかも、間近でいちゃついてる……!!
     くっ、さっきから供給過多がすぎる……!!私明日死んでしまうのでは……?」
    「とりあえず、ご飯食べてくださいな」
    「ひゃぁ!?推しが手ずから運んできてくださった食事!?これは保管しておくしかないのでは!?」
    「貴重な食糧なので、ちゃんと食べてね……?というか推しって……?」
    「がっ……推しに思いを伝えるのは、ルール違反……いや、しかし!!推しに不審に思われるよりかはッ!!ええ。はい。白状いたします。実は私、こういう動画を子供のころ見まして」
    「えっこれ懐かしい……?」
    「どこから流出したのでしょう……」
    「一部でバズってました」
    「バズる」
    「絶対お二人は美少女美少年アイドルとして世に出ると思っていたのですがそうはならず」
    「美少年美少女アイドル」
    「なので、せめて私がアイドルになって、推しを見つけて、アイドルにせねばと!!」
    「嘘ですわこの娘本気で言ってますわ……?」
    「まずはお名前を!!お聞かせ!!ください!!」

  • 139二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 17:10:19

    「あの子が歌ってるのか?綺麗な声だなー……」
    「すごいよね……」
    「ええ、明るく、人に希望を与える声ですわ」
    「でもやっぱ、それも遺伝子弄って、そうなったもんなのかな?」
    「どうかな……多分、僕やラクスが歌が上手いのは、その結果だと思う」
    「そうなのか?」
    「多分、だけどね。父さんと母さんが教えてくれた範囲の中では。
     でも、あの子の歌は、そういうのじゃない」
    「へぇ、コーディネイターならわかるのか、そういうの?」
    「ううん、直感。でもあれは死ぬほど練習して上手くなった人の声、っていうのはなんとなくわかる。ラクスも、相当練習したからね。僕はそうでもないけども……」
    「へぇ……」
    「キラは私の歌が大好きですものね」
    「そうだよ?知らなかった、ラクス?僕は世界で一番君の歌が好きなんだ」
    「キラ……」
    「ラクス……」
    「お前ら、一応ここには俺がいること忘れるなよ……?さ、行こうぜ!俺達も飯食わなきゃな!」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 140二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 17:14:33

    届けられた微かな声。その向こうに見える救いの手に、彷徨う船は、喜びの声を上げる。
    苦難の日々は時の中へ去る。少年と少女は、それを自分たちの行いの末だと理解する。
    が、再び銃火が宇宙を切り裂く時、キラとラクスは、己の力の限界をまた、理解する。
    次回、消えていく光。
    さーて次回も!キララクキララクぅ!!
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 141二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 17:16:36

    次回はそのうち
    基本愛の力でハッピーエンド目指しているので、「鬱展開をバカップルが打ち砕く」ようストーリーをなぞっております
    ただ、避けられないものはあると思うので、生暖かい目で見ていただければ幸いです

  • 142二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 17:18:27

    このミーア、マリューさんの次回を乗っ取って草

  • 143二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 20:52:02

    ここのラクス、アスランにめっちゃ態度や言動酷いの笑える

  • 144二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 21:59:55

    >>143

    弟で彼氏なキラを奪いかねない親友だからしゃーない

  • 145二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 22:07:40

    避けられないものってトールとニコルかな?

  • 146二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 05:58:23

    保守
    まじで続きが気になる

  • 147二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 07:26:46

    キラとラクスですか?いいやつですよ?
    今俺はオーブで働いてますけど、結構連絡とってます。キラとはしょっちゅう。ラクスは、まあキラが一緒にいるんで。ええ、もちろん、フレイともね。ま……ちょっと疎遠になってるのはしょうがないですけどね。
    ミリアリアにはもう話を聞いた?フレイにも?そっか、じゃあ俺と、あとはカズィぐらいですかね。いや、カズィはもうあの二人には縁遠くなっちゃったかな……?
    ええ、懐かしいですよ、本当に。印象?そうですね、キラは本当にいいやつで……でも、まあ無茶ばっかりしてましたね。ラクスがストッパーと自称しつつ、一緒に無茶してたんで、トールと俺がよく無茶すんなって言ってました。え?キラも俺のことをいいやつだって?そりゃそうですよ、フレイとラクスの喧嘩仲裁してたの、いつも俺とキラだったんですから。基本あいつはラクスを止めてたんで、俺はフレイ係でした。はは……ラクスは、キラのこと好きな姉……恋人?で、すごい変なやつって感じで。まーフレイと喧嘩すること多くて。今でも?そうですか、変わってないんですかね、あいつら。それとも、俺だけ変わっちゃったのか……どうかな。でも、大人になるってそんなもんですよね。
    またどこかで会って食事でもしたいですね……みんな、生きてるんですから。本当、それが一番です。

  • 148二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 07:33:22

    このレスは削除されています

  • 149二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 07:35:17

    「……何よ」
    「いえ、何も?」
    「いきなり喧嘩腰よね、二人とも……フレイこそ何やってんの?」
    「パックよ。見て分かんない?」
    「ああ……大事な方に会うのですね」
    「あんたは毎日あってるから必要ないでしょうけどね」
    「ええ、私はお尻の皺の数までキラに知られてますが、現状は常時戦闘モードですわ?
     フレイ様もサイのために少しは気をつかったらいかがでしょうか?」
    「ちっ……本当に、気に入らないわあんた」
    「えっ今なんか気になる情報なかった?私だけ?突っ込み必要じゃない今の……あんたら、本当は仲いいんじゃない?でもよく持ってたわねー、そんなもん」
    「パパも先遣隊と一緒に来るっていうんだもの。ちゃんとしとかなきゃ。大西洋連邦事務次官の娘が、あんまりボロボロじゃぁ、パパに悪いでしょ?」
    「……」
    「あーそう……でも、よかったじゃない」
    「ええ♪」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 150二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 07:42:16

    「相変わらずだな、お二人さん」
    「マードック様。ご苦労様ですわ?」
    「なんですか?」
    「いや、どうかなぁって思って」
    「オフセット値に合わせて、他もちょっと調整してるだけです……もし、可能なら、僕はこの船に居続けるでしょうから」
    「……え?嬢ちゃんと一緒に降りるんじゃないのか?」
    「少し、気になることが、いろいろと……まだ頭の中ではまとまってないんですけどね。
     ただ、僕のやるべきことは決まってます」
    「私はキラと一緒についていくだけですわ」
    「お熱いこってねえ……複座用意してやりたいんだが、資材が足りなくてな。
     というか整備の時もそんな恰好してんだなお前ら……」
    「僕はラクスの声が聞こえるだけで落ち着くんです……前言った通り、僕とラクスはコーディネイターでもいろいろ特殊なので」
    「この環境に常在することもまた訓練ですわ。整備の知識が少なくとも、キラがやっていることを見ているだけで、戦場での判断には影響しますので」
    「……真面目な回答が来るとは思ってなかったんだがなあ」

  • 151二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 07:59:44

    「あ゛ッあ゛ッあ゛ッ推しが手をつないで真剣な顔してる尊いぃ……」
    "モシモシ?モシモーシ!"
    「またミーア様が鼻血拭いてますわ」
    「なんか慣れてくるの怖いよね……」
    "ミトメタクナイ、ミトメタクナーイ!"
    「一体なんだったんだろう……?」
    「気にしたら負けな気がしてきましたわ?」
    「キラ!!」
    「フレイ……!?」
    「戦闘配備ってどういうこと?先遣隊は?」
    「それを知るためにいくのです。フレイ様、邪魔はしないでくださいな」
    「あんたには聞いてない!!大丈夫だよね!?パパの船、やられたりしないわよね?ね!?」
    「ここは戦場です。今キラはそこに向かう最中。ご家族の身を案じる気持ちは理解しますが、キラの邪魔はしないでください。キラが戦場に向かうのが遅れれば、それだけこの艦やあなたのご家族の危険も増すのです」
    「あんたには聞いてないって言ってるでしょう!!黙って!!」
    「……ごめん、フレイ。とにかく僕は急がなきゃいけないんだ。自室で待ってて」
    「大丈夫なの!?パパ、大丈夫なの……!!」
    「いい加減に……」
    「ラクス!!……フレイ。全力を尽くすから。だから、ね。待ってて」
    「キラ……そんな……」
    「行くよ、ラクス」
    (……大丈夫、とは言わないのですね)
    (あるいはそう言った方が時間がかからずに済んだかもしれないけど。
    そもそも、今この瞬間、先遣隊が落とされている可能性だってあるんだ)
    (そういうことでは、ないのです、ただ)
    (ラクスになら常に大丈夫だって言うよ。君が死ぬときは、僕が死ぬ時だから)
    (このような時に、申し訳ありませんわ……)

  • 152二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:13:21

    『キラ!ラクス!!今度こそ止める!!』
    「イージス!前と動きが違う……!!」
    「アスランの迷いが少なくなっております。付け込む隙がなくなると、手ごわいですわね」
    『お前たちは殺しても死なない気がしてきたからな!全力で止めさせてもらうぞ!』
    「味方の機体は!」
    「フラガ大尉は損傷で撤退。数は減らしていただいたようですが……先遣隊は丸裸ですわ」
    「くそっ……手が足りない!!ラクス!」
    「はい、私の感覚を、あなたに!!」
    「……!!」

  • 153二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:15:22

    『そこから当てたのかっ……!ジンがやられた!?』
    「キラ!ナスカ級から高エネルギー反応!火線が通っております……!」
    「このっ……アスラン!!」
    『なんだ、この動きっ……また、負けたのかっ……!?』
    「……キラ。ジン撃破。イージスは撤退。ナスカ級は退いていくようですわ。ただ、連合軍側のMAは全て撃墜され……モンゴメリが、墜ちました」
    「……僕は、君を、守るために戦っている。それが今の僕の全て。でも、僕は……」
    「私とあなたは、まだ、生きています……アスランも。あなたと私の友達も。大丈夫。大丈夫、ですわ、キラ……」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 154二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:19:25

    少女を守るために戦う。友人を守るために戦う。ただ救いたいと思った。
    だが戦場に立つ以上、手の届かぬものは存在する。ならば何を守るのか。どこまで戦うのか。
    事態はキラとラクスだけでは手が届かないところにある。
    傷付いてもなお、キラとラクスは手を取って歩く。周囲の少年少女がどう思おうとも。
    次回、分かたれた道。
    さーって次回も!サービスサービスゥ!!こっちが元祖なのよ!!

  • 155二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:29:12

    こんにちはー!!どうも、コンパス総裁のミーア・クラインでーす!!おきて破りの2回目!!しょうがないですよね!
    ピンクちゃんについてお聞きになりたいんですね!!ええ、この子はあのアスラン・ザラが作ったペットロボット!
    一時期婚約者だった私にプレゼントで私が「へ、へぇーかわいいですねー」って棒読みでいったんですけども、どうやらそれを肯定的にとらえてしまって兄弟機を沢山いただいてしまいました!!
    ずっとキラ様とラクス様を見つめていたトリィの実質兄弟機です!!
    "ミトメタクナーイ!!"
    ちなみに、プラントにキラ様とラクス様がいらっしゃった時にはまとめて兄弟機をプレゼントしちゃいました!!厄介払いなんかじゃありませんから!!
    "コレガワカサカ!""テヤンデーイ!""シブツカ!シブツカ!"
    "カーッキララクタットイデー!""モット!モットチョウダイ!""オシタオセ―!!""ダケ―ッ!!ダケ―ッ!!"
    お二人のデートにもついていってしっかり実況中継録画して全国数万人のキララクファンに
    (画像はここで途切れている)

  • 156二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:33:05

    このミーアいい空気吸ってるなー楽しそうで何より

  • 157二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:45:21

    「どういうことですの……!?」
    「艦橋にフレイが乗り込んで、ミーアさんを人質にしようとしたって……」
    「……聞いての通りだ。
     そんなことする前にモンゴメリは撃沈。ナスカ級はいったんは退いたみたいだが」
    「……」
    「坊主。俺が言うのはお門違いかもしれねえけどな……お前のせいじゃねえよ。
     お前は……いや、お前と嬢ちゃんは出来すぎだ。あんな状況でアークエンジェルを無事守れた」
    「でも、フレイのお父さんは……」
    「キラ」
    「ラクス……」
    「無茶はしないでくださいませ……己の力以上のことを為そうとすれば、その先に待つのは破滅ですわ」
    「わかってる……わかってる、けど……」
    「あなたが辛い顔をしていると、私も辛いのです」
    「……ごめん。いつも、君に辛い思いをさせているね」
    「ええ……その分、抱きしめてくださいませ?」
    「……あれ?俺結構いいこと言ってなかったっけ?なんで途中から蚊帳の外になってんだ?」
    「大尉のせいじゃありませんぜ?」

  • 158二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:50:37

    ハロに何吹き込んでんだピンクアイドル!?
    しかもファンが数万人!?一回のバズで伝説になるにしてはアクティブ数多すぎないかね、ミーア定期的に煽って火種絶やさないようにしてない!?

  • 159二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 09:02:13

    "モット!!モットヤレー!!"
    「ええ……?」
    「キラと抱き合っていたら邪魔が入りましたわ……」
    「いや肩を寄せ合っただけで……あ、ミーアさん」
    「はっ!?私のことは路傍の石とでもお思いください!さ、続きをごゆるりと!!」
    「さすがに他の方のいる前で愛の囁きを続ける趣味はございませんわ?」
    「……そうだね?」
    「そんな゛ッ!!!!推しの!!進展を!!!!邪魔!!してしまったッ!!!!かくなる上は腹を切る……のは怖いので反省文を提出させていただきますッ!!!!」
    「とりあえず、部屋に戻った方がいいと思いますよ……スパイじゃないんですよね?」
    「めっそうも、ありません!!……というか、キラ様落ち込んでおられます?ラクス様!!ほら、キラ様の心の傷を!!全力で!!癒しましょう!!」
    「あなたがいるからできないんですわ?」
    「あはは……いや。僕も戦いたくはないんですけども。それでも、という話をしてたんです。敵に、アスランっていう僕の友達が……」
    「アスラン!?あのアスラン・ザラですか!?」
    「知っているんですの……ああ。婚約者だとか」
    「あーいやーあの人いい人なんですけども。でも、ちょっと女の子に対してガード硬いっていうか。
     無口でいまいち言いたいこと言ってこないんですよねー。ああいうのにはもっとこう、『まあアスランだしな』とか言ってくれるサバサバ系女子が似合うんじゃないかと」
    「さすがは婚約者……理解度が高いですわ……」
    「そうかなぁ?アスランはいつでも優しいよ?」
    「それは私とああいう関係になるまでのキラがぽやぽやしてたからですわ?」

  • 160二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 09:03:51

    MS戦の経験を重ねたことで役割分担というかラクスが外付けセンサーとして最適化されつつあるな……

  • 161二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 09:09:52

    「キラ、ラクス……お前ら……」
    「……」
    「あー。ラクスならそうするわよねーって気はしてた。キラはラクスに甘々だし」
    「……黙って行かせてくれ。……サイ達を巻き込みたくない」
    「黙らなければ黙らせますわ。キラが」
    「そんなことはしないよ……?」
    「……女の子を人質に取るなんて、本来、悪役のやるこったしな。手伝うよ」
    「……サイ……」
    「でも、相手に友達いるんだって?お前ら、大丈夫なのか、ここいて」
    「お父様やお母様の状況がわからない以上、プラントに行ってもあまり意味がありませんわ……戻るならオーブかと」
    「それに、サイやミリアリアもいるしね……大丈夫。戻ってくるよ、僕らは」

  • 162二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 09:23:29

    「こんにちは、アスラン。お久しぶりですわ」
    「この間、直接会ったばかりだけどね……じゃあ、彼女を連れて行け!アスラン・ザラ!!」
    「あ゛ーッ!!あ゛ーッ!!私ヤマトさんちの子供になりますぅ゛ッ!!!!連れてかないで、アスランーッ!!」
    「……何があったんだ、キラ?」
    「色々と情緒不安定みたいだから、優しくしてあげてね……?」
    「キラさまあああああ!!ラクスさまあああああ!!またお会いできる日を楽しみにしておりますううううう!!
     ほらアスラン、あなたもお礼を!!二人が世界に生まれてきたことについてお礼を!!」
    「……お静かに。キラ!ラクス!!お前たちも一緒に来い!お前が地球軍に居る理由がどこにある!?」
    「僕だって…君となんて戦いたくない。でも……あの船には守りたい人達が……友達が居るんだ!」
    「お前が守りたいのはラクスだろう!!なら二人で一緒にプラントに戻ればいい!!」
    「拒否しますわ、アスラン。すでにこの状況では、私たちに平穏な生活など望むべくもありません」
    「キラ!!」
    「言った通りだよ、アスラン。僕は、ラクスを守るために戦っている。でも、ラクスがいる世界を守るためには、他にもたくさん、守らなきゃいけないものがある」
    「キラは、ただ優しいだけですわ……」
    「……くそっ……ならば仕方ない……次に戦うときは……俺がお前を討つ!」
    「……アスラン。あなたは何のために戦うのですか?」
    「何……?」
    「キラは私を守るため、私のいる世界を守るため、自分のいる世界を守るために戦っています。では、あなたは」
    「……」
    「次会う時までに、答えが見つかるといいですわね、ザフトのアスラン・ザラ」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 163二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 09:31:59

    虚空に去った優しい笑顔、そして、消えた命。それらは決して取り返すことのできないもの。
    向けられた言葉。その陰にある想い。自分の力。守らなければいけないもの。
    肉親を失った少女と、戦い続ける少年と少女。絡み合う邪悪な思いと愛、それが導くものは。
    次回、目覚める刃。
    なんかキラくんのストライク、段々動きヤバくなってきてない……?
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 164二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 09:37:23

    次回はそのうち
    コンパス総裁ミーア・クラインはめっちゃ楽しそうですが、オルフェはどこまで知ってんですかね……
    キラはロマンティクスしてからキラはブルコステロやメンデルの話も聞いてるので大分ラクスを守ることを意識していろいろやってます。愛の力。ラクスは意図的に戦う力伸ばすとこんな感じなんじゃないかな、という妄想。愛の力。

  • 165二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 10:05:53

    お疲れ様でした。
    コンパス総裁ミーア・クライン、ディスラプター使用許可を尊死しながら承認してそう

  • 166二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 10:24:35

    ミーアは女傑やれるんだろうか

  • 167二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 12:44:14

    ヤマト姉弟?
    付き合いは今でもあるぜ?弟の方とはなんだかんだ連絡とっててな。悪い奴じゃないな。あのアスランと付き合える奴は貴重だし、まあそりゃ軍でも出世するって言われても納得は行く……なんだ身内人事だったのかあいつ?運がよかったな、コンパスは。身内人事でほぼ一人でいろんな部署を回せる管理職を融通してもらうとか、羨ましい限りだよ。
    始めて会った時の話?ああ、強かったねぇ。洒落にならんぜ、あれは。
    戦況を上から俯瞰している目。戦えば戦うほど成長していく化け物。見えないものが見えている。そんな印象だな。いくら相手が汎用的に性能を発揮できる機体とはいえ、三人でかかってもまともに相手してもらえなかった。あとから二人で乗ってるって聞いてなんだそりゃって思ったもんだ。頭おかしくないか?
    個人的には、そうだな……初めて会ったときは、あんなぽやぽやしたやつが、ストライクのパイロットだとは思わなかったな。弟の方だよ。姉の方は、逆にああ、それっぽいな、とか思っちまった。おっと、これは失言だったか?ま、あいつらの行動に関しては俺からいろいろ言うまでもなく、他のやつから聞いてるだろ。
    他には、ああ、弟の方には色々とデートの場所とかで世話になってんな。オーブにはうとくてな……アスランの方が付き合いが長いのになんであいつに聞かないって?
    いや、アスランと弟の方だったら弟の方に聞くだろ?
    100人に聞いて98人はそう答えるぜ?
    2人は誰かって?決まってるさ。お前んとこのお偉いさんと、その弟の方、本人だよ。
    ……いや、あのお偉いさんも弟に聞くか?

  • 168二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 12:53:52

    「キラ・ヤマトの行動は、軍法第3条B項に違反、第10条F項に違反、第13条3項に抵触するものであり、当法廷は同人を銃殺刑とします」
    「異議があります。そもそも本法廷は民間人を裁く権限がないはずです」
    「……ラクス?」
    「ええ、その通りよ、ラクスさん……これはあくまでキラ・ヤマトくんが軍属と仮定して、本来裁判を実施されるであろうことを仮想的に実施したもの。キラ・ヤマトには今後、熟慮した行動を求めるものとし、これにて本法廷を閉廷します」
    「……つまり?」
    「要するに、もう勝手なことはするな、ってことさ」
    「……すいませんでした」
    「間違ったことをしていないのに、謝る必要はありませんわ」
    「ラクス・ヤマト!お前の行動で、艦が危険にさらされたということを……」
    「ラクスは、僕が強引に連れて行っただけです!申し訳ありませんでした!」
    「……はぁ。キラ・ヤマト。もう少し姉の手綱を握っておいてもらえるか」
    「私はいつでも手綱をキラに預けていますわ?」
    「お前には言っていない!」
    「……ねぇ、この二人」
    「そうだなあ。こりゃ犬猿の仲、ってやつだな」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 169二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:07:19

    「……私にもちゃんと分かってるの!貴方は頑張ってくれてるって……」
    「……あぁ。ありがとう、フレイ。僕の方こそ、お父さんを守れなかった」
    「……戦争って嫌よね。早く終わればいいのに……っ!?」
    「またっ……!!」
    「キラ、急ぎましょう!!」
    「うん……わっ!?危ない!!」
    「ごめんね、お兄ちゃん急いでたから……」
    「フレイ、ごめん……ありがとう。君も!ごめんね!」
    「また戦争だけど、大丈夫。このお兄ちゃんが戦って、守ってくれるからね」
    「ほんと?」
    「うん。悪い奴はみ~んなやっつけてくれるから……」

  • 170二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:16:05

    「……フレイ様は」
    「わかってる。大丈夫……大丈夫。彼女は父親をなくしたんだ。僕だって、君や父さんが死んだら、正気を保てるかわからない」
    「あなたのせいではありませんわ……」
    「でも、僕ができなきゃ、いけないんだ。僕ができなかったら……少なくとも今は、誰も、できない。わかってる。無茶はしない。できることと、できないこと。一番優先してやるべきことは、君を守ること。ずっとそれは、僕の中にある」
    「あの女の邪気に飲まれないでくださいませ。彼女が求めているのは、おそらく復讐ですわ……」
    「アスランもそのために戦っているのかな……ラクス?」
    「……キラ。私を感じてくださいませ……」
    「うん……続きは帰ってからにしようか」
    『APU起動。ストライカーパックは、エールを装備します。カタパルト、接続。ストライク、スタンバイ。システム、オールグリーン。進路クリア。ストライク、発進です』
    「キラ・ヤマト、ラクス・ヤマト!ストライク、行きます!」
    (BGM: GUNDAM出撃)

  • 171二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:23:57

    『坊主!?』
    『くそっ、先に俺から落とすのかよっ!?』
    「バスター大破!!キラ!!ブリッツがアークエンジェルに向かおうとしています!!」
    「……!!無茶するよ、ラクス!!掴まって!!計器も戦場も見なくていい!ここは僕に任せて!」
    「はい……!!」
    「アークエンジュエルは、沈めさせやしない……!!」
    『ばかなっ……!?ぁあああ!?』
    『イザーク……嘘だっ!?こんな動きっ……!!』
    『三機相手に、これかよ……立つ瀬ねえな、俺……!?』

  • 172二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:31:20

    「ほら、ラクス。部屋に着いたよ」
    「申し訳ございませんわ……足腰が立たないなんて。まだ、慣れませんわね……」
    「僕が異常なんだろうね。段々慣れてきちゃってる」
    「キラ……そんなこと言わないでくださいまし」
    「ごめん……ラクス」
    「キラ……?」
    「駄目だね。戦いの後は。体が、たかぶっちゃって、さ……嫌なのに。戦いなんて……」
    「あなたが望むのなら、私に否はありませんわ?」
    「そんなあなたは嫌いって、そう言ってくれれば、少しは気が楽になるかな」
    「では、もっと激しくかき抱いてくださいな……わたくしの大好きなキラ。足腰が立たないのは元からですので、存分に足腰が立たないようにしてくだされば……」
    「本当に……大好きだよ、ラクス。僕の、大切な、お姉ちゃん……」
    「あ、あっ……♡」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 173二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:37:30

    慣れていく。立ち向かう。それが守るためにするべきことだと、信じてきた。
    振り返ってもそこに後悔はない。ただ、それは消えぬ過去となって少年と少女の中に残っていく。
    もうかつての自分たちには戻れない。だが、自分たちであることを、いまさらやめるわけにはいかない。
    次回、フレイの選択。
    これ、遡って志願兵になるってことは、キラくんのあれ……うん忘れちゃいましょうか!私は見なかった!出撃記録はフラガ大尉に頼んで抹消しといてもらいましょう。マジで。

  • 174二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:57:31

    ヤマト姉弟について?ああ、ストライクに乗ってるころからよーくしってるな。
    いや、そうはいっても、あまり個人的には接点ないんだが、アークエンジェルで戦ってた時は、ずっとあいつらがいたからな。
    四六時中、コクピットで記録やら洗って整備にも参加してくれてたな。
    特に弟の方は器用でなぁ……15歳で、あれだけのことずっとやらされて、よく潰れなかったなって今でも思う。正直、俺ら大人が情けなかったぐらいだ。姉の方が献身的どころじゃなく支えてたんだろう。本当にいつも一緒だったんだぜ?コクピットの中にも、操縦するときじゃなく整備するときも一緒だったんだ。下世話な話だけども、いつ子供ができるか、なんて整備連中では賭けになってたぐらいだ。
    ただ……ああ、あいつらが二人でいるとな、不思議と整備も明るくなったもんだ。
    いつでも笑って、手をつないで、楽しそうにしてて、それでいて死なねえ……そうだな。守り神みたいなもんに見えたもんだよ。
    ま、そのアークエンジェルも今は沈んじまったが……また新造中なんだろ?新しいやつ。なに?人手が足りない?どこも世知辛いな……

  • 175二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 14:04:56

    「それでどうするんだ、二人とも?ここに残るか?それとも……」
    「僕とラクスはここに残ります」
    「……即答かよ?いいのか?」
    「ラクスと二人で話し合いましたから。
     これまでのやらかしたことは水に流してもらえると嬉しいですけど」
    「正直、民間人をザフトに返したぐらいで何も言わんよ、俺は。お前らにはそれ以上の借りがある」
    「軍人でもないのに、矢面に立たされ続けたのですから、それぐらいはしていただかないと割に合いませんわ」
    「嬢ちゃんは言うなあ……しかし、なんでまた」
    「……友達が、戦っているんです」
    「ヘリオポリスのやつらは……」
    「いえ。敵に、友達が。彼とちゃんと話合えるとしたら、多分、戦場しかないんじゃないかなって……ひどい話ですけど」
    「……マジか。よくあんなに戦えたな、二人とも」
    「ラクスのおかげです」
    「キラのおかげですわ?」
    「へーへー。いや、もうなんかそれも慣れてきたなあ……だから抱き合うなって。
     俺でもそれぐらいの分別はあるぞ……?」
    「ここに残る人もいると思いますわ」
    「その人たちを、僕は知らぬふりはできませんから」
    「急に話元に戻すなよ……なんかこう、お前らと会話してると俺が頭おかしいのかと思えてくるわ……ほれ、艦長も。こっちこいよ」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 176二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 14:15:33

    「ごめんなさいね、ちょっとキラ君と話したくて……いや、えーっと。お礼をね。言いたくて」
    「だ、そうですけれども、キラ?」
    「本当にラクスさんは……いえ、あなたにも。
    ここまで、ありがとう。面と向かって言わない人もいるかもしれないけれど、本当にみんなあなたたちに感謝しています」
    「いえ……僕も、ラクスを守るためにやっただけですので」
    「キラについていっただけですわ」
    「そして、多分……これからも、よろしく、になるのかしら」
    「そうですね。でも、僕も軍人かぁ……」
    「とりあえず、継続してあの部屋でキラと一緒に寝泊まりして問題ないのでしょうか?
     本格的に軍属になるということで反故にされるのであれば、コクピットで寝泊まりもやむなしなのですが……」
    「だから!コクピットは!ヤリ部屋じゃないって言ってんでしょーが!!」
    「あの部屋もヤリ部屋じゃないぞ、一応な……」

  • 177二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 14:29:22

    「キラ・ヤマト君とラクス・ヤマト君だな?報告書で見ているんでね」
    「……はい?」
    「お疲れ様ですわ……少将閣下」
    「目ざといな……そして、弟は凄腕のパイロット。
     しかし、君達コーディネイターというのはみんなそうなのかね?」
    「いえ。僕とラクスは、少し変わった生まれなんです」
    「なるほどな……君の御両親は、どんな夢を託して、君をコーディネイターとしたのか……」
    「……ラクス?」
    「ええ。キラの望むままに」
    「ん?どうしたのかね?」
    「……僕の本当の父親は。最高の技術で、僕を最高のコーディネイターとする、と言っていたそうです」
    「なんと……待ってくれ。君のご両親はナチュラルで……」
    「色々、あったんだそうです。詳しくは、家族の秘密なので……」
    「そうか……何にせよ、早く終わらせたいものだな、こんな戦争は!
     君は、まだ戦ってくれると聞いた。だが、君が居れば勝てるということでもない。戦争はな、うぬぼれるな!」
    「はい。わかっています。無茶はしません。でも、できることはします。そして……ラクスは、何があっても守ります」
    「閣下!お時間が!!」
    「なるほど、意志はあるようだ。だが、それは傲慢と紙一重だ。自分の力を過信しすぎるなよ、優しい少年!」

  • 178二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 14:36:54

    「……残るって……そんな」
    「フレイが、軍に志願したんだ」
    『総員、第一戦闘配備!繰り返す!総員、第一戦闘配備!』
    「これも運命、かな……というか、キラとラクスこそいいのかよ」
    「ザフトに、友達がいるから。多分、ここで降りたら、二度と会えない気がしたんだ」
    「戦場でなら、会えるかと思いまして」
    「嘘だろ、お前ら頭のねじ壊れてるんじゃないか……?」
    「あの人が残ると言って、それに乗ったあなた方には言われたくありませんわ?」
    「言うなおい……」
    「でも……」
    「キラ?どうした?」
    『総員、第一戦闘配備!繰り返す!総員、第一戦闘配備!』
    「ううん、早く、仕事に戻って。僕も自分の仕事をする。みんなを、守らなきゃ」
    「……ああ!」
    「気をつけろよ!!」
    「……ラクス。フレイは」
    「あの女はともかく、他の方々は邪気に流された、とは思えません。皆さま……人がいいにも、程がありますわ」
    「だからこそ、守らなきゃ。行こう、ラクス」
    「はい、いつでも、私はあなたとともに」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 179続きはそのうち24/03/17(日) 14:43:17

    決断の一瞬。選ぶべきもの。捨てるべきもの。最も大切なものは隣にある。では、それ以外は?
    クルーゼ隊の前に立つキラとラクス。守ることも、戦うことも、変わらない。では、憎しみは何を変えるのか。
    向き合う敵の想いは図れない。ラクスはキラに寄り添い、キラにできるのは戦うことだけ。
    次回、宇宙に降る星。
    ちょっと!?キラくんとラクスさん、単体で大気圏突入する気!?複座は間に合ったの!?マードック軍曹が2時間でやってくれた!?でも熱に耐えられないでしょ!?どうすんのこれ!!

  • 180二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 14:50:52

    続きはそのうち
    大気圏突入は多分ラクスのサポートでシールド展開に余裕があったとかで助かります。多分。
    それはそれとして、毎回狙っているわけじゃないけど、キラとラクスがいちゃこらしてエンディングに向かうのは、本編でキラが曇ってたのが大体そのシーンに置き換わってるからです。
    お察しの通り、本編見直しながら書いているのですが、本当にキラが落ち込んだり曇ったり泣いてたり決意してるシーンが多い……

  • 181二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 15:55:27

    ヤマト准将とヤマト大佐の?私などに聞いても、大したことは……フラガ大佐が。
    ……はぁ。わかりました。
    お二人には……特にヤマト大佐には、嫌われていたでしょうね。彼と彼女がアークエンジェルに乗艦されて以降、私はお二人に強くあたっておりましたので。え?ヤマト准将は頼りになる上官だったと?……そういうことを言うから、私が目の敵にされるのです。全く。
    私の印象は、民間人の少年少女だった、ということでしょうか。明確な才能を持ってはいましたが、軍人としての教育経験がありませんでした。お二人のどちらかにでも、そういった教育をできる時間があればよかったのですが。……とはいえ、コンパスの風土が彼と彼女の独特の雰囲気で成立している、というのも間違いないところです。
    え?ヤマト大佐からご伝言?その後、フラガ大佐とのご関係は、ですか?ええいあの女、やはり一度叩きなおしてやらなければ気が済みません!!この場は失礼、あと内容は後で検閲させていただくのでそのつもりで!!

  • 182二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:07:11

    「……フレイ!?」
    「あなた、なぜここに……?」
    「キラ、あなたが、行っちゃったと思ったから……。
     みんな残って戦ってるのに……」
    「あなたにモビルスーツなど動かせません」
    「っ……あんただって!!キラと一緒に、乗ってるじゃない!!」
    「私とキラは二人で一つなので……いえ、そんなことより。演技はおやめになってくださいな。あなたの感情は、誰の目から見ても……」
    「ラクス……落ち着いて。そんなことを言っても、何にもならない」
    「……キラ」
    「ストライクには僕とラクスが乗る。フレイを、みんなを守るために。
     この戦争を終わらせなきゃいけない。たとえ、終わらないんだとしても……せめて、皆を守らなきゃ」
    「なら。私の想いが、貴方を守るわ……あなたを守るのは、その女じゃない!」
    「ふざけたこと、をっ……!?!?!?!?!?!?」
    「んっ……!?」
    (BGM: INVOKE -インヴォーク-)

  • 183二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:10:29

    アグネスを超えるストロングスタイルの割り込みぶり

  • 184二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:13:09

    「キラ!!離れなさいな、フレイ・アルスター!!」
    「は、あははっ……!!」
    「ラクス、落ち着いて、おち、んむっ!?」
    「んじゅ、ん、んむううううう!!」
    「んむ、ん、んん!?」
    「……あはは、本当、ムキになっちゃって。いまさら上書きするつもり?
     愛しの彼氏だか弟さんだかの唇奪われちゃって、そんな悔しかった……?」
    「んむ、んん♡♡」
    「ん、ラクス、落ち着いてっ、フレイも!!何のつもり!!」
    「別に。あなたの思いは私が守る。私が言いたいのは、それだけ……じゃーね、頑張って?」
    「……あの、女!!フレイ・アルスター……!!キラもキラです!!そんな、誰にでも優しくするから!!
     ええ、キラは素敵ですわ!完璧ですわ!!王子様ですわ!!でもちょっと脇が甘くて誰にでも優しくするし、来るもの拒まずなところがありますわ!!」
    「ご、ごめん、でも、予想がつかなかったからっ……んぶ!?」
    「ふむ、んむ、んむうううううう♡♡♡」
    「ぷはっ!!やってる場合じゃないから!早く!!第一種戦闘配備でしょ!?」
    「あとで百倍にして私に返してくださいませ!!」

  • 185二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:16:53

    准将この経験があったから映画でアグネスのキスを回避できたんだな

  • 186二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:19:16

    これ間違いなく最強ストライクが完成してしまう…!

  • 187二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:32:38

    >>180

    悲しんだり悩んでるシーンがロマンティクスに置き換わるは笑ってしまう

  • 188二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:32:46

    『降下シークエンス、再確認。融除剤ジェル、噴出口、テスト』
    「俺に怒鳴ったって、しゃーねぇでしょう!まぁこのまんまズルズルよりかはいいんじゃねぇですか?」
    「いや…けどさぁ…」
    「あの4機の戦力を侮ってはなりません」
    「待機します、大尉!」
    「坊主!嬢ちゃん!!」
    「ストライクで待機しますわ」
    「まだ、第一戦闘配備ですよね?」
    「あいつら、やる気なんですかね……」
    「本当だったら、二人でどこかで静かにデートでも……いや、カレッジで手でもつないでるような年齢だろうにな……くそ、不甲斐ねえ……」

  • 189二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:35:46

    「第八艦隊が、ほぼ全滅……!!」
    「私たちが、あの4機に対してあまりに優位を取りすぎたせいで、戦力比を勘違いされてしまったのかもしれませんわ……!」
    「くそっ……重力に引かれてる!!」
    「私の目でも、優位をとれません……!敵の戦艦が、ローラシア級がメネラウスに……!?」
    「エールストライカーじゃ、この局面じゃどうにもならない……!!
     狙撃も、届かない……!!大気圏突入限界点までもう時間がない!
     ラクス、シールド展開は頼むよ!」
    「任されましたわ、キラ!!」
    『ストライク!!早く帰還して!!キラ、ラクス!!』
    「デュエル……!!くそ、ここまでして戦いたいのか!」
    「キラ、シャトルが……!!」
    「ラクス!!見ちゃだめだ、感覚を僕につなげて、早く!!」
    「キラ……私を、守って、くださいまし……」
    「くそっ!!シールド展開!!間に合えッ……ラクス!?ラクスっ……!!」
    「……はい。大丈夫ですわ、私は。キラこそ……あなたの悲しみが、流れ込んできます」
    「僕と君は……まだ、生きてる」
    「はい……まだ、私とあなたは、一緒にいられます」
    (BGM: あんなに一緒だったのに)

  • 190二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 16:41:38

    出来ること、出来るだけの力、あると信じた自分は、ただ、自惚れていただけ。
    だが、まだ生きている。まだ、愛する人が隣にいる。
    多くの人の想いを受けて生きてきた。今ここに居ることの意味などいまさら考えるまでもなく、少年と少女は歩き続ける。
    新たな出会い。さらなる苦悩。悲しみを超えて、キラとラクスが向かう先は。
    次回、それぞれの孤独。
    総集編はスキップしてガンガン行くわよ!!

  • 191二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 17:00:55
  • 192二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 17:03:53

    お疲れ様です。
    フレイ、すごい強引に行きましたね……

  • 193二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 18:06:43

    完走間際

  • 194二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 18:13:31

    とても素敵なキララクですわ
    運命も是非みたいですわ

  • 195二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 18:17:22

    運命分も見たすぎる

  • 196二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 23:58:14

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  • 197二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 00:18:51

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  • 198二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 10:54:57

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  • 199二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 11:04:09

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  • 200二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 11:53:00

    >>1

    200なら引き続きレッツ背徳

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