- 1二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 12:29:11
- 2二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 12:32:15
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 13:42:31
概念はいいからセルフサービスして♡
- 4二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 14:14:39
その話を書くにあたって
「トレちゃんですら近いと思われるイチャコラ」
→「ふとトランセンドが自分以外にこんなスキンシップを取っているかと思うとモヤるトレちゃん」
→「無自覚な独占欲から自分以外にやったらいけないと注意したら「え?しないよ?」」
→「心なしか拗ねたようにトレちゃん以外にするわけないじゃんとそっぽ向くトランセンド」
→以下ぴょい略
の過程が必要なのでどなたか具体例を提示していただけると私の心がデジタル化します - 5二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 14:15:54
オラ言い出しっぺの法則だよあくしろよ!
- 6二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:12:18
「ほれほれトレちゃん、あーん」
「あーん……んむ、んまい」
「でっしょ~、これアキュさんから差し入れのおまんじゅう」
「トラン好きな味じゃない?」
「そそ、だからお裾分け」
「よろしい、ならばティータイムだ」
「それな♪」
~~とけい~~
「トレちゃん、もぐもぐタイムはどうだい?」
「とてもうまい」
「うんうん、気分転換になってよかったよ」
「気を遣わせちゃったな」
「担当ってそういうもんじゃん。トレーナーがウマ娘を見る時はウマ娘もトレーナーを見るもんさ」
「若干のアンフェアを感じる」
「じゃあ、あ~ん」
「あーん」
「ウチの分も食べちゃったねぇ~♪」
「むぐっ!?」
「物理的にアンフェアなのはウチの方では?トラちゃんは訝しんだ」
「ぐうの音も出ない正論……」
「でっしょ~♪」 - 7二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:13:49
「……」
「どしたのトレちゃん?」
「トランは気が利くな」
「それはまぁ、当然」
「コミュ力高くて交友関係広いし」
「情報を制する者はトレセンを制するっていうし」
「誰とでも仲良くなれそうだよね」
「皇女殿下でも仲良くなってみせらあ」
「でも、俺にしてるような事したら勘違いさせちゃうから気を付けな」
「え?しないよ?」
「……ん?」
「トレちゃんにしてる事って……トレちゃんくらいの人なんていないのにするわけないじゃん」
「ほ、ほら、同年代で気の合う子とかいたら――」
「あ ほ く さ」
「うっ」
「……誰にでもするわけないじゃん」
「……ごめん」
「絶許」
「○○本舗の直送はちみー!」
「つーん」
「○○家の3チー丼!」
「グレード下がってまーす。好きだけど」
「じゃあーえっとー……」
「……悪いって思ってる?」
「お、思ってる!」
「じゃあウチの言う事聞いてくれる?」
「おう!なんでも聞くぞ!」
「なんでもって言ったね?」
「な、なんでもこい!」 - 8二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:14:26
「それじゃあ、仕事に戻りなさい」
「お、おう?」
「座りましたね?パソコンに向き合いましたね?」
「い、いつでも仕事ができます」
「では失礼します」
「と、トラン!?」
「なんですか?私はトレーナーがちゃんと仕事をしているか監視しているだけですよ?」
「監視するのに同じ椅子に座るタスクは含まれているのでしょうか!?」
「最優先タスクでーす」
「まずいですよ!?」
「……まずい事になる自覚がおありで?」
「うっ……」
「♪」
「と、トラン……」
「「男に勘違いさせるような事をするな」っていうトレちゃんが、ま・さ・か、担当ウマ娘に勘違いしちゃうわけないよねぇ~?」
「……ぐう正……」
「ほらほら~、早くお仕事終わらせないと見回りの警備員さんに通報されちゃうかもよ~?」
(あざとい)
「ん?何か言いたい事でもあるのかな?」
「勝てる気がしない」
「ふふん♪」 - 9二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 16:18:32
- 10二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 17:16:22
ネット言葉入れながらトレトラのあの雰囲気を完璧に再現した名文
誇らしくないの? - 11二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 20:36:26
トレトラのSSもっと見たいんじゃあ~
- 12二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 20:45:00
続きを…
- 13二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 22:07:44
「トーレちゃん、何見てんのー?」
それはたまたま、学園の中庭のベンチでスマホを眺めていた時のこと
突然、慣れ親しんだ声が聞こえてきたと思うと、背後から腕が回される。
そして俺の顔の横から身を乗り出すように、赤縁眼鏡の女の子の顔が生えて来た。
さらさらと甘い匂いを振りまく鹿毛のショートヘア。
俺の手の中のスマホを興味深そうに見つめている紅い瞳。
担当ウマ娘のトランセンドは、楽しそうにその両耳をぴこぴこと動かして来た。
……彼女の温もりや、息遣いを肌に感じてしまい、動揺を隠せない。
「やっ、やあ、トラン、えっと」
「おっ、このクラファン、やっぱトレちゃんも興味……ってヤバッ! 支援めちゃ増えてんじゃーんっ!」
俺が面白そうと思った企画には、やはりトランも興味を持っていたようだ。
画面を見て、彼女は興奮した様子で目を輝かせて、その顔を思いっきりへと俺のスマホ近づける。
────そうなると必然的に、押し付けられてしまうものがあるわけで。
背中にむにっと、生暖かくて、重量感のある、丸みを帯びた、柔らかな感触が伝わってくる。
黙って少し離れようとするが、俺の身体の前でだらんと垂れている彼女の両腕がそれを許さない。
「トレちゃんも早く支援した方が良いよん、このコースのリターン品がさぁ……!」
「あっ、ああ」
それどころか機嫌良さそうに、ぐいぐいとその膨らみを何度も何度も、押し付けて来る。
無論、彼女に他意はない、ただオススメのクラファンのアピールを続けているだけだ。
だからこそ、タチが悪いともいえるわけなのだが。 - 14二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 22:08:08
トランは、なんというか距離感が近い。
誰とでもすぐ仲良くなれる、彼女のコミュニケーション能力の表れでもある。
でも、それにしたってこれは、近すぎだ。
トレセン学園にもスキンシップを好む学生はいくらかいる。
そんな彼女達にしても、異性に対してはここまで近くはないだろう、多分、恐らく、きっと。
トランのこれからのことを考えると、一声かけておいた方が良いかもしれない。
「……まあ、クラファンについては後程考えるとして、トラン」
「ん? どしたの、珍しく真面目な顔しちゃって」
「失礼な」
「にひひ」
冗談めかして笑うトランの前に、いつもの調子に戻りそうになるが、何とか堪える。
俺は回された彼女の両腕を解いて、ベンチから立ち上がり、正面から向かい合う。
きょとんとした表情をしている彼女に対して、俺は言葉を紡いだ。
「えっと、その、さっきみたいな距離感はさ、男の人にはやめた方が良いよ?」
「……えっ、してないけど」
「……えっ」
トランは、何を言っているんだ、という表情で、先ほどの自身の行動を否定してみせた。
……これは、一体、どういうことなのだろうか。
実は俺はトランから女の人だって、ずっと思われていたということだろうか。
それとも、そもそも人だと思われていなかったということだろうか。
予想外の展開に困惑していると、彼女は心底呆れたような顔で、大きなため息をついた。 - 15二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 22:08:23
「はあ~、頭に来ますよ~、トレちゃんにはさぁ……」
「えっ、ごめん……?」
「いーい? ウチはね? トレちゃんだから、こうしてるんだよ?」
「俺、だから?」
「そうだよ、トレちゃんが一番しっくりくるから、こうしているわけっしょ」
そう言うと、トランは一歩踏み出して、その両腕を今度は俺の首の後ろに回した。
少し背伸びをして、お互いの息がかかりそうな距離まで顔を近づけて、彼女はじっと上目遣いでこちらを見る。
普段はあまり見せることのない、真っすぐな眼差しに、思わず見惚れてしまう。
「この距離感は────トレちゃん専用だよん?」
トランはにへらと顔を緩ませた。
零距離からストレートに打ち込まれた好意に、恥ずかしさから目を逸らしそうになる。
でも、それだけはしてはいけないと、それだけはしたくないと思ったから、正面から受け止めた。
「ふふっ、トレちゃん顔真っ赤ー、そういう専用のつもりはなかったんだが~?」
「……俺も、この距離感は君専用だよ」
「……てへり」
俺の言葉に、トランは顔を微かに赤く染めながら、はにかんだ笑みを浮かべる。
それが、ちょっとだけおかしくて。
傍から見れば近すぎるかもしれない、俺達専用の距離感で、顔を合わせて笑ってしまうのだった。 - 16二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 22:09:00
「…………とっころでさー♪」
「……うん?」
トランの弾むような、楽しそうな声。
その顔は、とびきりの悪戯を思いついたような、子どもっぽい、悪い顔をしていた。
凄まじく嫌な予感に、後ずさりしてしまいそうになるが、彼女の腕がそれを許さない。
「さっきみたいな距離感って、具体的に、どーゆー距離なのかなーって」
「……それは」
胸を押し付けるような距離だ────なんて言えるわけがない。
言葉に窮していると、トランは全ての見透かしたような目で、こちらを射抜いた。
そして俺の首の裏にあった腕を、撫でまわすように背中へ下ろしていく。
「例えば、こういう距離かぁ~? ほれほれ~?」
トランはそのままぎゅっと正面から抱き着いて来て、俺の胸元に顔を埋めた。
そしてむぎゅむぎゅと、擦りつけるように、彼女はわざとらしく自身の身体をすり寄せてくる。
先刻よりも遥かに直接的に、暴力的に、扇情的に。
彼女の温もりと肉感と芳香が、俺の神経と理性を虐めて抜いていた。
「こうされると、何がダメなのかな~?」
「……っ、勘違いされると……困るだろうから……さっ!」
「…………ふむり」
突然、トランは動きを止める。
そして埋めていた顔をゆっくりと上げて、少し、背伸びをする。
俺の耳元に顔を近づけて、軽く息を吹きかけながら、小さな声でそっと彼女は囁いた。
「……………トレちゃんにだったら、勘違いされてもいーよん♡」 - 17二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 23:35:25
あ^〜いいっすね〜
- 18二次元好きの匿名さん24/03/16(土) 23:40:23
- 19二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 08:07:42
「こういうのが好きなんでしょ?」と言わんばかりに距離感狂ったスキンシップしてほしい…
- 20二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 12:46:31
すいませんここに来れば〜で本当にここに来たら良SSが見られるとは
こんなの僕のデータにないぞ! - 21二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 13:24:24
- 22二次元好きの匿名さん24/03/17(日) 21:54:56
- 23二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 09:32:59
アリなので自家発電よろしく
- 24二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 10:01:36
「やぁやぁトレちゃん、今日のお菓子はなんだね」
「今日はシュークリーム。普通のカスタードのだけど」
「ほうほう、分かってんじゃんよトレちゃん。一周回ってこういうシンプルなのがいきたくなる時、あるよね」
「あ、分かる?なんか季節限定!とか見るとそっち買っちゃうけどふとメニュー見ると輝いて見えるというか」
「そーそー。で、こういうシンプルなのに合う物といえば~?」
「「珈琲!」」
「あっははは最ッ高!」
「それじゃあ淹れてお茶にしよっか」
- 25二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 10:01:57
「時になんだけど、トレちゃんは他の子を担当する気とかはあるのかね」
「え、何の話…?」
「ほれ、今は担当がウチだけだからこうやって優雅にお茶しばいてるけどさ?他に担当する子が増えたり、それこそチームを持ったらこういう時間も無くなっちゃうのかなとか思う訳ですよ」
「…少なくとも今はそういう考えはなかったなぁ」
「おいおいトレちゃん、それ、完全に誤解されちゃうやつだからね?」
「えっ、何を!?」
「『今は~』なんて枕詞を付けたら『こっから先そういう可能性があるって…コト!?』って思わせちゃうじゃんよ?かわい~い愛バが拗ねちゃうぜー?」
「うっ……!」
「ま、トレちゃんにそういう意図が無いのは分かってるし、何よりその辺の一存がトレちゃんに無いのも知ってるから拗ねたりしないけど、ね♪」
「か、からかわれた……!」
「あはは!でも、この時間が無くなるのが嫌なのも本当だから、さ?」
「……無くならないよ」
「!」
「俺も、この時間は好きだから」
「そして、何より今はトランに夢中だから」
「……あのさあ、トレちゃん。そういうのウチ以外にやったら完全に誤解されちゃうやつだからね?」
「え、あっ!?また今はって言ってた!?」
「ふっふっふ、担当が察しのいいウチでよかったねぇ、トレちゃん?」
(……ウチの走りにどれだけ夢中か、だなんて分かってるよ)
(でも、それ以上に……ウチの事が好きだって、誤解しちゃっていいかな?トレちゃん。) - 26二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 10:02:41
地の文はリハビリ迄待てって事で私は失礼する
- 27二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 16:04:21
素晴らしい...
- 28二次元好きの匿名さん24/03/18(月) 23:16:33
独占欲はそれなりにあるトランいいよね…
- 29二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 10:36:55
トランは卒業しても同棲してそうだし、トラトレはトランが最初で最後でもいいと思ってそうなんだよね
だからいくらでも勘違いさせていいんだよ - 30二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 22:26:18
(俺以外の男子にもこういうことすんのかな…)ってモヤるトラトレと(ウチ以外の娘にも同じようなこと言っちゃうのかな…) って憮然とするトランが牽制し合う話も見たいなー
- 31二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 09:39:56
このお似合いがよ…