ワシの書く連載小説を読んでくれる人集合だー

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:15:29
    tele
    gra.ph/%E4%B8%91%E4%B8%89%E3%81%A4%E9%A6%AC%E4%B8%89%E3%81%A4-03-19

    続きは明日書くのん

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:16:00

    どうせ転載なんだろうボクゥ?

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:16:21

    このレスは削除されています

  • 4二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:17:41

    丑三つ馬三つ
    March 19, 2024


    「お盆の馬って、迎えがナスだっけ? 送りがナスだっけ?」

    わたしはスーパーの野菜コーナーで特売のナスを片手に、お母さんにそう訊いた。

    お母さんはきゅうりを片手に呆れたように答えた。

    「アンタそんなことも知らないの? このきゅうりが迎え盆。そのなすが送り盆よ。早くきてほしいから速そうなきゅうり、のんびりと帰ってほしいからトロそうななすって覚えなさい」

    その話を聞いて、わたしはピンと閃いた。さっそくお母さんに伝える。

    「じゃあ、逆になすを迎えに、きゅうりを送りに使ったら極力滞在時間を抑えられるってこと!?」

    「極力滞在時間を抑えられるって…レストランじゃないんだから」

    お母さんは心配そうにこちらを見ながらそう言う。わたしはちょっとむっとして反論する。

    「でもさー。ぶっちゃけお父さんとお父さん側のおじいちゃんおばあちゃんと一緒に居たい? 血を引いてるわたしが言うのもなんだけどさ、あの親子最低のクズだと思うんだよね」

    胸を張ってそう主張すると、お母さんは少し反応に困って、頭を掻きながら控えめに価値を開いた。

    「………うーん。確かにお父さんは浮気性ギャンブル依存症アルコール依存症のトリプル役満のクズだし、お義母さんはパワハラモラハラを極めた家庭内ハラスメントの化身だし、お義父さんは毎日のようにセクハラをかまして挙げ句の果てに孫に手を出そうとした性欲猿だけど……アレでも良いところが………でも、あの人たちの他にお盆で帰ってくる人はいるから……わたしのおじいちゃんとおばあちゃんとか」

     予定を変更して直接貼ろう

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:17:55

    「それは……」

    わたしは一瞬ノリで反論しようしたけど、お母さんの言ってることが普通に正論だからやめた。

    「ま、変なことは考えないことね。どうせ、あの人たちもご先祖様にシメられてるわよ、多分」

    「それもそうだね。『一族の恥晒しめっ』みたいなこと言われながら生皮剥がされて放置されてるかもだし。多分、生まれてきたのを後悔してるよ。生皮剥がされるのめっちゃ痛いらしいし」

    「そりゃ痛いでしょ。ちっちゃい傷口でも我慢できないくらい痛いのに……てか人前でそんなこと言うのやめなさい。さっきのおばあさんすごい形相でこっち見てたから」

    「はーい」

    わたしたちはそんなことを言い合いながら買い物を済ませて帰路についた。

    ナイショでお義兄ちゃんに頼んで借りてきてもらった『ムカデ人間2』が楽しみなのである。夜更かししてお兄ちゃんの部屋で一緒に観よう。楽しみだな。夜更かしは夏休みの醍醐味だよね、やっぱり。

    そんなことを考えていると、わたしはピンと名案を思いついた。

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:18:34

    >>2

    よしっじゃあ転載かどうか確かめさせてやるいけーっ

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:20:17

    あげ

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:21:52

    ◇この娘は…?

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:23:48

    >ナイショでお義兄ちゃんに頼んで借りてきてもらった『ムカデ人間2』が楽しみなのである。夜更かししてお兄ちゃんの部屋で一緒に観よう。


    義兄…せっかくブルーレイだかDVDだか借りてきたのに兄妹にハブられてるんスけど

    いいんスかこれで

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:24:40

    >>9

    血が繋がってないからね

    血の繋がりには勝てないのさ

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:27:24

    >>5

    ムカデ人間シリーズの中で一番エグい2を選ぶ娘には好感が持てる

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:30:51

    そこそこ文章力があって驚いたのは俺なんだよね

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/19(火) 23:43:45

    >>4

    父方がひどい言われようなんだよね

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 09:23:29

    ムフッ 完結まで見守ってみようね

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 10:27:32

    「ねぇお母さん。じゃあさ、逆にあの三人の分だけ特別に逆の乗り物を用意したらいいんじゃない? ご先祖様たちもあんなクズどもと相乗りは嫌でしょ」
    本当に名案だと思った。死後もアイツらは仲間外れになるんだ、ざまあみろ。
    でも、お母さんはわたしの名案を聞いて、驚いたような顔をした後、本当に嫌そうな顔をして言った。
    「………やめなさい………もったいない。きゅうりもなすもタダじゃないんだから。そんな無駄なことしないの。使ったらもう食べれないのよ?」
    その言葉にはいつもにはない威圧感があったから、わたしはつい怯んで黙ってしまった。
    そんなわたしを見て、お母さんは表情を暗くしてしまった。わたしはその表情を見ているとそわそわしてしまって、無理矢理話題を絞り出した。
    「……そ、そういえばさ。今日お義兄ちゃんが帰ってくるらしいよ」
    「………? あっ、そっちのお兄ちゃん! そういえばそうね。もうお盆だからねぇ。王子(ぷりんす)くんも休みに入ったのね」
    「お母さん! ぷりんすじゃなくて春翔(はると)! 通名で呼ばなきゃダメでしょ! またおじいちゃんとおばあちゃんに怒られるよ!」
    お母さんは、お義兄ちゃんのことをあんまり気に入っていない。だから、たまにこういうことをする。
    「………そうね。つい間違っちゃって……ごめんね?」
    お母さんは謝ってくるけど、心からの謝罪じゃない。本当は、お母さんはお義兄ちゃんに謝らないといけないのに、お母さんはお義兄ちゃんにこうやって謝ったことは一度もない。
    お義兄ちゃんだってそれが分かってるはずなのに、何も言わない。わたしはそれが嫌いだ。
    「いいよ、別に。それより春翔お義兄ちゃんのことは通名で呼んでね?」
    「わ…わかったわ」
    そんなこんなでわたしたちは家に到着した。十六歳のわたし、おじいちゃんにおばあちゃん、四つ下の妹に一個上のお兄ちゃんがいる六人家族だ。そして、今日はここにお義兄ちゃんが加わる。
    LINEによると、あと1時間くらいで着くらしい。わたしは自室でそれを見ると、そわそわした。『ムカデ人間2』を観れるのもあるけど、久しぶりにお義兄ちゃんが家に来るからだ。
    しばらくして春翔お義兄ちゃんが家に到着した。迎え盆は明後日だ。

    これが幽玄の続き

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 10:51:21

    >>15

    なんか…闇深くない?

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 15:59:25

    >>15

    丑三つ馬三つってそういうことなんスね

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 18:54:00

    なんか雲行きが怪しくなってきたんだよね

  • 19二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 19:18:42

    >>18

    ウム…闇深くなってきたんだなァ

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 19:21:08

    もしかしてホラーなタイプ?

  • 21二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 19:23:42

    ふうんここが新しい執筆地獄部屋ということか

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 20:14:03

    「お姉ちゃーん、春翔お義兄さん来たよー」
    「うわ! って美咲かぁ。ノックしてよぉ」
    わたしがスマホで動画を見ていると、いきなり妹の美咲が入ってきた。お母さんだと思って、焦ってスマホのブラウザを閉じてしまった。
    「あっ、お姉ちゃん動画見てるの? わたしにも見せてー」
    美咲はこちらに駆け寄って、わたしのスマホの中身を見ようとする。それをわたしはスマホを頭の上に持ち上げて防いだ。
    「だーめ。春翔お義兄ちゃんが来たんだから、帰るまで我慢しなさい、それにお盆だからご先祖様に見られるでしょ」
    「えーいいじゃん別にぃ。あったこともないご先祖様なんてどうでもいいよぉ。そこらへんにいる幽霊よりもちょっとだけレアなだけじゃん」
    驚くことに美咲には霊感がある。そう言う家系でひいおばあちゃんにもあったらしいけど、お母さんにもわたしにもそんなものはない。
    「ダメダメ、ご先祖様に良いところ見せとかないと、死んだときに生皮剥ぎだよ」
    「えっ! 生皮剥ぎ? いいじゃんいいじゃん生皮剥ぎ。わたしやりたーい」
    「バカ! やるほうじゃなくてやられるほうだよ。美咲も見たことあるでしょ? あれすっごく痛いらしいんだから」
    わたしの妹ってホントバカ。わたしがそう言うと、美咲はしょんぼりした。
    「痛いのは嫌だなぁ。じゃあ、わたし動画我慢する!」
    「えらい! 良い子にしてれば、あの世でお父さんの生皮剥がせるから、良い子にしてるんだよ」
    「えへへ」
    でも、ちょっとバカなところがまた可愛いんだよね、わたしの妹。
    「じゃあ、春翔お義兄ちゃんのとこ行こっか」
    「うん!」
    わたしは小六にしても小さい妹の手を取って、階段を降りた。そこにはお母さんとやけに畏まった言葉で話す春翔お義兄ちゃんがいた。
    「ええ、就職活動は順調です。早速一つ、大きい企業で内々定を頂きまして。やっと恩返しができそうです」
    お母さんはつまらなさそうにお義兄ちゃんと会話していたが、「大きい企業」というワードを聞いた途端に目を輝かせた。
    「そう! それはよかったじゃない、プ、春翔さん。おじいちゃんとおばあちゃんも喜ぶわ」
    そんな明らかな変わりようにもお義兄ちゃんは何の反応も示さず、ただ「ありがとうございます」とかなんとか返していた。

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 20:14:39

    わたしはお母さんとの話が終わった途端、お義兄ちゃんに話しかけた。
    「お義兄ちゃん、久しぶり。元気してた?」
    「おー! 沙織! 俺は元気だぞー。沙織も学校の勉強頑張ってるか?」
    「楽勝だよ、お義兄ちゃん。てかそういうのは稔に言ってよ、高二になってからサボっちゃってさー」
    稔というのはわたしの兄だ。丸坊主の野球部で、頭が悪い。
    「そっかー、でも、稔くんは高校を卒業したら地元に就職するんだろ? じゃあ、あんまり勉強をする必要はないさ」
    「えー、でもわたしだけ勉強して稔は勉強しなくてもいいっておかしくない?」
    「ははは、東京に行けば、ここよりももっと楽しいものをたくさん見れるから、それまで我慢するんだ」
    「そうだねー、じゃあ、わたし我慢する。あっ、そうだ! 大学受かったら、お義兄ちゃんの家に住ませてよ」
    わたしはニコニコしながらそう言った。お義兄ちゃんは困ったように頭を掻いて返答に困っているようだった。かわいい。

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 20:16:29

    >>21

    なんやねんその執筆地獄部屋って…いややめておこう嫌な予感がする

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 20:30:17

    >>20

    ククク…

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 23:50:47

    あげ

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 09:26:01

    保守

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 20:37:17

    その後、家族みんなですき焼きを食べた。おじいちゃんとおばあちゃんが奮発して今日のために良い肉を買っておいたらしい。
    おじいちゃんとおばあちゃんは楽しそうにお義兄ちゃんと話していた。わたしももっと話したかったけど、お母さんに話題を振られたせいであんまり話すことが出来なかったのは残念だった。
    明日、いっぱい話そうと決めた。でも、その前にきゅうりとなすを三セット買いにいかないと、そうだ。お義兄ちゃんも誘おう、あわよくば払ってもらおう。わたしはそんなことを考えながら眠った。
    翌日、わたしはお義兄ちゃんに例のアイデアを明かした。わたしはお義兄ちゃんが賛成してくれると思っていた。けど、そうはならなかった。
    「何を言っているんだ!? 沙織!」
    アイデアを話した途端、お義兄ちゃんはすごい形相でわたしを叱りつけた。こんなお義兄ちゃん初めて見た。
    「で…でも、お義兄ちゃんは嫌じゃないの? あんなクズ共を人並みの扱いをして。これくらいの嫌がらせは受けてしかるべき人間なんだよ!? お義兄ちゃんが一番よく知ってるでしょ?」
    お義兄ちゃんはあの父親に自分の母親を殺されたんだ。悔しくないわけがない。
    でも、お義兄ちゃんはまるで悔しさなんて微塵もないような顔でわたしに言った。
    「確かに人間として最悪の人たちだけど、彼らはもう死んでいる。お盆だって、生きている人間が死んだ人間のことを忘れないためにあるんだ。そんな復讐めいたことをしても、あの人たちには届かない。僕らの心が荒んでいくだけだ」
    わたしはそれを聞いてピンときた。そうか、お義兄ちゃんは死んだ人間が手の届かないところにいるって思ってるんだ。巫女谷の血を引いていないから、そんな風に思っちゃってるんだ。

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 20:37:32

    お義兄ちゃんがわたしの話に乗り気でないのも納得だった。わたしはお義兄ちゃんにそのことを教えてあげる。
    「死んだ人間に復讐はできるよ! お盆には地縛霊以外もこっちに返ってくるんだから。今が一年に一度のチャンスなんだから」
    そんなわたしの説得を聞いたお義兄ちゃんは目を見開き、「大丈夫か?」と何度も聞いてきた。
    どうやら信じてないみたい。
    「信じてよー。幽霊はほんとにいるんだってば」
    「本当に大丈夫か? 沙織。幽霊はいない。何か学校で困っていることでもあるのか?」
    わたしは頑張ってそれを言葉で教えようとしたが、お義兄ちゃんはピンときていないようだった。
    だからわたしは実物を見せようとした。

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 21:26:54

    やはりお前は巫女谷の血を引いてはおらぬ
    ふうん鬼龍の息子と娘と言うことか
    タフカテのせいで変なノイズが入るんだよね ひどくない?

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 22:50:07

    >>30

    親父は鬼龍とはクソ人間としてのベクトルが違うの

    クソめんどくさい結果や悲劇を生みながらも一応アグレッシブに色々やってる動のクズの鬼龍とは違って

    この父親は何も成し遂げてこなかった静のクズなのね

    ギャンブルも酒も浮気も堪え性がなくて手っ取り早く幸せや快楽を得ようとした結果なのね

    確かに容姿は良いから女は寄ってくるんだけどね!!グビッグビッ

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 22:56:26

    >>30

    ちなみに依存の順番はギャンブル→女→酒らしいよ

    コイツ女から浮気相手から巻き上げた金をパチンコでスってるのに一丁前に罪悪感感じてさらに酒に逃げてるんだよね 情けなくない?

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 05:25:39

    あんまりこんなこと言いたくねぇんだけど…執筆地獄部屋のオチンチンが今何の文章なのかすら不明な文字列書くからこのスレも警戒しながら開いたのは…俺なんだ!

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 09:09:34

    >>33

    テレグラフが使えないのはクソですね

    もう困っちゃって…

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 09:14:33
  • 36二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 18:42:54

    このレスは削除されています

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 18:49:46
  • 38二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 21:16:16

    >>37

    よしっ更新してやったぜ

  • 39二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 21:37:51

    おーっ貼れてるやん
    なにっ妹もこっち側だったのかあ

  • 40二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 03:04:38

    >>39

    ウム…一応伏線は貼ってあるんだなァ

  • 41二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 11:17:27

    あげ

  • 42二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 22:39:02

    >>37

    御更新だあっ

  • 43二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 10:12:50

    あげ

  • 44二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 10:26:00

    語録使いのバキバキ君…?

オススメ

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