- 1二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 10:04:09
- 2二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 10:14:24
- 3二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 10:51:37
- 4二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 11:15:22
- 5二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 11:26:01
新しい組み合わせでロマンスが始まってる…!
- 6二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 11:28:56
- 7二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 11:37:48
- 8二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 11:57:13
とりあえずコイツが乗ってるMSを見に来たわけだが……
シンルナ娘の搭乗機dice1d3=3 (3)
1:デスティニーインパルスspec2
2:マキシマムパーフェクトストライク
3:イモータルジャスティス改
- 9二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 12:26:02
- 10二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 12:59:49
一通り試運転終わって、今は川で釣った魚を焼いているところだ
「焼けたぞ。食え」
「わぁ、美味しそ~♪いただきまーす」
バッテリー駆動の割にはどうして、動ける機体だし使えれば乗れるのは間違いない。よほど尖っていなければ
調子が悪かったとか言ってるが、多分別に理由があるだろうな。と言っても俺なんかが踏み込める話ではないだろうが…
……クソっ、3日間寝るタイミングを逃して動いているからか凄く眠い
「私のお膝使う?」
「…ハァ!?」
「すごーく眠そうな顔してたから、膝枕してあげよーかなって」
「べ、別にいらん!!俺は座ったままでも眠れる!!」
そういって彼女に背を向けてうたた寝をはじめてしまった。やれやれ、どうにもコイツといると落ち着かん
- 11二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 13:22:05
- 12二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 13:25:36
- 13二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 19:11:13
なるほどな。異性の気配が全く無かったアイツにも春が来たのか
ずっと独り身でフラフラしてたし、未だ何かと一人で解決しようとするところがあるからちょうどいい
これを機に人に甘えることと、誰かといる幸せってのを覚えて貰えたらな
「…もしもし母さん?赤飯の用意出来る?」
- 14二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 19:40:05
- 15二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 19:49:04
- 16二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 20:20:04
敵の数は少ないが、その分実力のある相手か。面倒なことだ
既に民間のエリアから広々と戦える場所に押し込んだ。
だが、ここでアイツのジャスティスが…dice1d2=2 (2)
1:急に前へ飛び出した
2:急に動きが悪くなった
- 17二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 20:41:26
敵のMSを圧倒はしている。だが、どうしてもやっぱり、父やキラさんみたいに戦えない
おぼつかない手つきで頭部カメラを狙って突き刺しにいくビームサーベル、だがその刃はかすりもせず
「うぐっ…!」
隙を晒した私は反撃を貰い、ジャスティスは大地に寝そべることになる
更に追撃を貰いかけたところ、あの人の黒いフリーダムが瞬時に敵のMSの腕と脚を削ぎ落とした
『機体はまだ動くな?当てなくていいから残りの1機に肩のブーメランを投げつけろ!』
「え、あっ、うん!」
私と歳そんな変わらなさそうなのにしっかりしてる。指示通りビームブーメランを投擲したが、相手のMSは難なく回避する
しかし、その避けた先に彼は回り込み、あっという間に敵を達磨にしてしまう。こうしてテロリストのMSは完全に無力化された - 18二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 21:25:21
- 19二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 23:40:47
「…できるなら殺したくない。だから父やキラさんみたいにカメラと武装だけを狙ってるんだけど……どうしてもうまく行かなくて」
「当たり前だ。自分の事も満足に守ることが出来ないやつが、人を…ましてや敵を助けられると思うか?」
「戦場では迷った奴から死ぬ。いや、自分が死ぬだけならいい。無様を晒した結果、仲間や友人、家族が死ぬことだってあるんだ。敵はお前の都合に合わせちゃくれないからな」
「で、でも…」
「敵を生かすならまず、敵を殺す覚悟をしろ。生半可な覚悟で戦場に出るな。それが無理なら、お前はパイロット、兵士以外の道を進むべきだ」
「わ……私は…」
「…もうこんな時間だし、とりあえず着替えてゆっくり寝ろ。ベッドはどこ使ってもいい、ルナマリアさんには俺から連絡しておく」
- 20二次元好きの匿名さん24/03/20(水) 23:55:54
『あの娘にずいぶんご執心じゃない?』
「別に…そんなんじゃねぇよ」
『ずいぶん優しい子よね。あなたやキラみたい』
「父さんはともかく、俺は決して優しくはないだろ」
周りの目を気にして、自分自身に嫌気が察して、何も言わずに家を出て、戦場で暴れてたぐらいだ
もう今は落ち着いたとは思うが、礼儀正しい軍やコンパスみたいな組織に入る気がまるで起きない
自分でもそれぐらい捻くれてる自覚はある。それが俺なんだと、少しは自信が持てるようにはなったが
『アンタの自己評価の低さには呆れちゃうわよホント、私からみたら優しいし凄く強いのに』
「強かねぇよ。父さんや兄貴たちに比べりゃ俺なんか」
『あーもういいわよ…それよりどうするの?あの娘』
…言って戦場に出なくなるような奴なら、ルナマリアさんも俺によこしたりしてねぇよな
それでも戦い続けてるのは、まだ諦めてないからなんだろうが…どうしたものか
- 21二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 00:21:12
- 22二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 00:29:20
AIが親しげかつ昔の父について知っている素振り見せてるけど気づいてないのか
- 23二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 07:36:14
傭兵の仕事を経験させるか?いや、こんなことであの人たちの手間を取らせたくはねぇな
とにかく回数こなすか?お世辞にも治安はいいとは言えん地球だ。テロリスト相手なら…いや、それで解決してたら困ってないか
あの調子じゃ、ホントにいざって時どうするつもりなんだ?それで死なれたら寝覚めが悪い
…チッ、なんで俺があんな女を
「ホットドッグセットくださーい」
「おう、ちょっと待って…あっ、お前」
「あ、君か~。こんなとこで仕事してたの?意外~」
「ただのバイトだ。お前はなんでここにいる」
「数人でちょっとした視察よ。今はお昼休憩中なの」
「そうか。ほら、ホットドッグセットおまち」
「淡白だな~…もうちょっとこう、なんかあってもいいじゃない?」
「俺に何求めてんだ、ったく……まぁこの後も頑張りな」
そう言って頭を撫でてやったら、満足したのかニヤけた顔で去っていった
子どもか?アイツは。子どもだったわそういえば、俺もだが
- 24二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 08:36:31
「お前、なんで戦ってるんだよ。パイロット以外にも道はあっただろうが」
「私の家族、みんなMSのパイロットだから。それで私だけ違う道に行くのはなんか嫌で」
「けどお前、荒事には不向きな性格してるぞ。どちらかといえば、後方支援とかそのあたりがいいんじゃねぇか?」
「けど、それでも私はMSのパイロットでいたいの」
「ただ周りがやってるからというあやふやな理由で戦い続けられるのか?」
「……どうなんだろう…」
「まぁ、それでもパイロットが諦められないならそれでいい。戦う理由は、戦ってるうちに見つかる」
「君は、どうして戦ってるの?」
「…お前が実戦でまともに戦えるようになったら教えてやる」 - 25二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 10:29:44
- 26二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 11:00:47
- 27二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 12:24:17
- 28二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 12:40:49
なにこのいきものかわよ
- 29二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 17:47:07
- 30二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 17:56:47
- 31二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 18:27:57
- 32二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 18:32:23
デストロイ全滅させてて草
- 33二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 18:50:39
お前、なんで戦ってるんだよ
家族みんながパイロットだから、私だけ逃げるような事はしたくなかった
お前、荒事には不向きな性格してるぞ
だけどやっぱり、人は殺したくない。人を殺すのが怖い
それでも、意地になってコンパスでパイロットを続けた
ただ周りがやってるからというあやふやな理由で戦い続けられるのか?
兄も姉も、それぞれ目的や夢や理由があってパイロットをやっている。じゃあ私は?私はなんで意地になってまで戦い続けてるの?
何度も家族に止められた、パイロット以外の道を勧められた。本当はそれに従うべきだったんじゃないか…
後悔したところでもう遅い。イモータルジャスティスは眼の前の不明機にどんどん壊され、その機能を停止させていく
脱出の為にハッチを開いたら、敵MSがこちらにライフルを構えていたところだった。もはやこれまでと思った時…
『かがんでろ!!』
凄まじい暴風が通り過ぎたと思ったら、眼の前のMSは頭部と脚を破壊され行動不能に陥っていた
そして、私の眼の前に黒いフリーダムが降り立った
- 34二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 19:24:13
まさかデストロイは既に全滅させられてるとは、いやまぁあんな変態機動してる奴↓がいたらそうか
もう、だんだん第二のシンのおやっさんになってきたような…そのうち分身もするんじゃ…
いや、その前にコイツだ。ジャスティスは完全にぶっ壊れてるな。爆発してないだけまだ良い方か。見たところ怪我もないようだ
しかし、ここに置いておくのは危険…かといって敵が残ってる以上、今フリーダムのコックピットにいれるわけにもいかねぇ。どうするか考えていたところだったが
「…!!アブねぇ!?」
とっさにこの女を庇うように覆いかぶさり、次の瞬間、右翼と右肩をぶった斬られた。コックピットも多少持っていかれ、割れたモニターから外の景色が見える
ミラージュコロイドでこっそり接近し、この女を狙ってきたのを察知した。姿を現したアンノウンをすかさずウイングソーで達磨にするが、右半分損傷したことでフリーダムもまともに動くのがキツくなる
「クッソ……俺としたことが」
更に先程の衝撃で怪我をしたのか、頭から血が垂れて来たみたいだ…
「大丈夫!?」
むき出しになったとこから顔をのぞかせる女。そこに置いとくのも危ないので、とりあえずコックピットに入れたが…この状況どうしたものか
- 35二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 19:25:20
超重鋼音なMeteorが聞こえてくる
- 36二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 21:14:09
迫ってくるダガーとウィンダム、ウイングソーを置き、ビームライフルを構えて迎え撃とうとした時、上空からビームが降り注ぎ、ダガーとウィンダムを蹴散らしていった
『性懲りも無く無茶したでしょアンタ!!』
介入してきたのは、黒のナスカ級戦艦。俺の船と、それを動かしてるAIのフレーだ
「お前、まだ来いなんて言って」
『言う頃には死にかけたら遅いのよ!!』
「チッ!ステルス展開と砲撃は同時に行えないから表に出させたくなかったんだが……まぁでもちょうどいい。デスティニーインパルスを今俺がいる場所の近くに射出しろ!!」
『はいはい!人使い荒いのはいいけど、怪我増やしたら説教よ!!』
「今の、君の船を動かしてた女の子っぽいAI?」
「あぁ、どうもただのAIと呼ぶには人間味が強いがな…」
「ってそれよりも怪我大丈夫!?私を庇ったせいで、ごめんね」
「お前のせいじゃない。ミラージュコロイドを見落とした俺のミスだ」
船からMSが打ち出され、俺達の眼の前に着地した。デスティニーインパルス、この間ジャンク屋から買い取ったMSだ
「お前が乗れ」
「わ、私が?」
- 37二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 21:23:05
結構荒っぽいというか気の強い振る舞いしてるAI…
独断で的確なタイミングで動く辺り判断力と度胸があっえ頼りになる… - 38二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 22:13:04
「でも、私なんかより、君が乗ったほうが」
「俺にはフリーダムがある。コイツもまだ動くし、今MSが手元にないお前が乗れ」
でも、私じゃ…うまく戦えない。これほどの機体、動かせる気がしない
「…俺は、俺の大切なものを守る為に戦っている。家族や友が、不自由なく安心して暮らせれば…そのためならこの手を血で汚すことになっても俺は構わない。それが俺の戦い続ける理由だ」
「…えっ?」
「お前はどうだ?本当になんとなく戦ってきただけか?それとも、それを戦う理由にするのはおこがましいことだと思っているのか?関係ねえよ、戦う理由は人それぞれだ。大きいも小さいもない。大事なのは、それに命をかける覚悟があるかどうかだ!」
覚悟…
「ぐっ!」
「きゃっ!」
機体が損傷しているのもそうだけど、彼は怪我をしている分、この前のような操縦が出来ないでいる。それでもこのMSを懸命に守り、私に託そうとしてくれている
応えたい。私はあなたのその思いに応えたい。私も誰かの為に戦いたい
見つけたかも、私の戦う理由
「雑魚は俺達で引き受ける。お前にはあのアンノウンを任せる。大丈夫だ、お前ならやれる」
「ありがとう、あなたの期待に応えてみせるよ」
ハッチを開き、デスティニーインパルスに飛び移り、急いで中に入ってMSを起動させる
ニュートロンジャマーキャンセラー…核動力で動く機体。これほどの機体を私の為に用意してくれたんだ
命をかける覚悟があるかどうかだ
かけるよ。迷うのはもうやめ…殺したくない、ただそれだけで私は自分を甘やかしてたかもしれない
でも今は、私も戦う理由を見つけたから。だから…
「デスティニーインパルス。行くわよ!」 - 39二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 22:39:07
さてと…視界が血で半分遮られてるが、まぁなんとかなるだろ
エンジンに被弾しなかったのは幸いだ。核融合炉が誘爆したら辺り一帯が焼け野原だ
とはいえあまり無理できないのも事実だ。機体は動きが鈍いし、何より身体に痛みが走っている
まぁ、ブルコスの部隊はほとんど倒してくれてるようだし、デストロイも片付いているならば、あとは雑魚処理だけだ
機体が動く限り戦い、残っていた20機あまりをどうにか始末する
不明機体の方は、パイロットとして一皮剥けた、あの女が残りの2機をおとし、敵戦力は壊滅した
しかし、戦闘が終わった頃に、気が緩んでしまったか…意識を失ってしまった - 40二次元好きの匿名さん24/03/21(木) 23:05:22
キララク弟君の前世(?)になぞらえてさしずめスーパーデスティニーインパルスってとこか
- 41二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 07:47:14
不殺を貫いているであろう優しい父や兄とは違う「誰かを殺してでも守りたい物を守り抜く」という覚悟が吹っ切れた理由かな…?
- 42二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 12:38:15
あの後ミレニアムに収艦され、治療とMSの修理をしてもらった。
頭だけかと思われてた怪我は、飛び散った金属片が至るところに刺さっていた事で所々から出血していたらしい
意識を失ったのも、それで貧血に陥ったとのこと
動けるだけの治療とMSの修理を受けて、俺はさっさと自分の船に帰ってきたが、怪我人一人で帰らせるわけにはってことであの女が同伴した
「まだ完治してないんだから、ちゃんと休んでなきゃダメだからね?」
「貴様に言われなくても分かっている」
「………私、やっぱり出来ることなら殺したくないの。早く戦争とか、そういう争いがなくなって平和になって欲しいけど、そのために犠牲になっていい人なんていない」
「でも、大切なみんなが傷つくのも嫌。だから私は一人でも多く、手の届く限り助ける」
「フッ、それでいい。どんな道を選ぼうとお前はお前だ。今までのお前は、特に明確な意志も目的もなく、ただ殺すのが怖い一心でMSに乗っていた。だから肝心の詰めで迷いが生まれていた。けど、今のお前には迷いが感じない。最後の不明機を達磨にしたときも、迷いのない太刀筋だった。もう一人でも戦えるな」
「うん。あっ、でもね…実はもう一つ、理由出来たの」
「なんだ?」
もう一つの理由とやらを推測していたら、眼の前に女の顔が迫ってきて
「君の為に、戦うこと♪」チュッ
……………ハ?
「じゃあね!ちゃんと休むんだよ?また君の色んな話聞かせてね~」
「……大人しくコンパスで働いとけェェェェェェェ!!!」
俺、女苦手かもしれんな…フレー曰く顔は真っ赤だったらしいし、それをしばらくからかわれたし、もう散々だ全く!
- 43二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 14:57:51
- 44二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 18:11:39
- 45二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 18:26:35
おいおいおいおい
- 46二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 22:49:06
根っからのアウトロー気質な癖に女遊びどころか普通の恋愛すらした事が無いからくっそ初心なんだな…
この辺の根っこの真面目さはなんだかんだ育ちが良い故か - 47二次元好きの匿名さん24/03/22(金) 23:48:55
- 48二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 07:45:59
- 49二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 13:30:55
女の子に「重い」は禁句だぜ…
まぁ同年代~少し下くらいの異性とまともに話したのは初めてだろうしね - 50二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 17:23:54
「……」
「あれ、こんなところで何して…また座ったまま寝てるなぁ」
「……」
「しっかし、なんで寝顔こんないかついんだろ。寝にくい場所と体勢で寝てるからかしら?」
「なら膝枕してあげたら、可愛い寝顔になったりして」
「…ぅう…」
わっ!?びっくりした。頭誘導しようとしたら、急に抱きついてくるなんて…普段どれだけ押してもそっけない彼が
「……だ」
「ん?」
「…力しか…い…から……俺が…守……」
…多分、寝言なんだろうけど、彼も彼で悩み苦しんで来たのかな、やっぱ
「よしよーし♪大丈夫、私もいるからねー」
~~~~~
「しまった…いつの間に眠ってたか」
「おはよ、よく眠れた?」
「……あ?」
眼の前の人物を理解するのに数秒、距離が近いと気づくのに数秒、そして自分がこの女の体に手を回していたことを理解するのに数秒
機能停止していた脳が一気にフル稼働し、自身の情けない姿と所業に恥ずかしくなった
「スマン…寝ぼけてたかもしれん。しかも…お前に…」
「いいよいいよ。可愛い寝顔も見れたし♪」
「…この借りは必ず返す」
「気にしなくていいのに~。あっ、なら今度私とデートしてよ」
「ハ?…まぁ、それで気が済むなら…それでもいいが」
「やった♡」
- 51二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 17:33:24
嘘みたいだろ?付き合ってないし、告白もしてないんだぜ、これ。
- 52二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 17:37:00
シンルナ娘ちゃんはキララク末っ子くんに脈ありそうだけど末っ子くんはどうなんだろうね?
- 53二次元好きの匿名さん24/03/23(土) 22:42:42
末っ子くんの方が年下なんだろうけど立ち振舞のせいで大分年上のお兄さんみたいになっててシンルナ娘ちゃんがぴよぴよついて行ってるイメージがある
グイグイアプローチされて調子が狂うし自分の動向をシンルナ経由でキララクに知られるのが嫌なので追い払おうとする末っ子くん
妥協して「ついてくるのは仕方ないし許すが俺の事は親父たちやおやっさん達には内密で頼む」って言ったら飛び跳ねて喜ばれて「コイツ…色恋沙汰とかわかる程大人じゃねぇだろ…人の事を言えた義理も無いが…」とボヤく - 54二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 08:44:19
- 55二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 10:48:15
「私のこと好き?」
「……嫌いじゃない」
「無難な回答に逃げたわね今」
「お前みたいに迫ってくる女は初めてだからな。それにお前が聞いてきた意味は恋愛的な話だろ。俺にはまるっきり縁が無い」
「え~っ、寂しい話だなぁ」
「言ってろ。第一今まで女にかまけてられるほど、余裕のある生活送ってなかったからな」
「家出してたときの事?でもだいぶ収まったんじゃないの?」
「まぁな。だがやっぱり、一人に慣れすぎたせいでああいう空間に居づらい。だから今もこうして宛のない旅をしながら紛争の根絶に走っている。たまに帰ってはいるがな」
「そう、でもやっぱ一人は寂しいよ?」
「もう慣れたよ」
「ふ~ん……じゃあ私が君の初めての彼女になる」
「ハ?いや、俺はそういうのは」
「いいの、細かいことは。そんでそのうちあなたの口から私のこと好きって言わせるんだから」
「チッ…もう勝手にしやがれ………………いやお前はいいのかそれで」
「急に冷静になるの面白いからやめてw?もう散々アピールしたんだけど今更聞く?私の気持ち」
「……恥ずかしくなるからいい」 - 56二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 19:37:37
うっとおしそうにしてるけどそんなに強く拒まないし無碍にするタイプでもないからグイグイ行って落とすのが最適解だよね!
それはそうと両親や兄や姉とは違った方向から愛を注いで「俺には力しか無い」という息子君のトラウマを解消してやってほしい - 57二次元好きの匿名さん24/03/24(日) 22:02:06
「君、寝てる時たまにうなされてるけど、大丈夫なの?」
「えっ…うなされてたか?」
「うん。寝顔はいっつも怖い顔…というかなんか苦しそうな顔してるし、何か悩みがあるなら話聞くよ?」
「別に…何も悩んじゃいないが…」
「…ジーッ。嘘ついてる時の顔だよ」
「……なんだと?」
「私もだんだん君の事分かって来たからね~。誤魔化してる時とそうでない時の区別はつくようになったよ。特に君すぐ隠し事するし」
「んだよ…だからって俺が話すとは………いや、お前ならいいか」
「昔俺は、兄貴や父さんのようになれず…出来損ないを見るような周りの視線に耐えられず家を出たんだ。父さんらの追跡から逃れるようにフラフラと旅をして…ただその旅の中で、ある人に教えてもらったんだよ。誰がなんと言おうと、自分は自分と…他の誰でもなく、無論代わりもいないと。それを聞いた時、何かがスッと降りた感じがしたんだ。そして、俺は兄貴や父さんとは違う形で…争いの種をなくしている。見失っていた自分の姿をはっきり見れるようになったんだ。だが今度は、力を持て余している自分の姿が見えるようになってしまった。争いをなくしているはずの俺が、心の何処かで争いを求めてるんじゃないか?って思うようになった。それを否定したくて、俺は旅をしながらテロやブルコスの残党を絞め上げてる。家にいられないのも、血と修羅に染まった俺がいるには、あそこは眩しすぎるからだ」
「グスッ…そっか」
「…泣かせるために聞かせたんじゃねぇぞ。だから話したくなかった」
「ううん、話してくれてありがと。君が強い理由と、その裏の葛藤がしれてよかった」
「大丈夫、もう一人で悩まないで。あなたが私を導いてくれたように、私も一緒に悩んであげるから」
「…大きなお世話だっての」
口ではそう言ったが、心なしか嬉しかった自分もいた。気づけば俺は自然と彼女を抱き寄せていた - 58二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 00:26:46
- 59二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 09:48:25
自分に力しかないという結論にたどりついてから「じゃあ戦争が無くなったら自分に存在意義がないのでは?」という方向に考えが行く辺り迷いが無い一貫した男のように見えて内心ずっと悩み続けてるタイプなんだよな…
多分末っ子君は両親や兄や姉は自分と違って悩んだりしていないとある種神格化してしまっている所があると思う - 60二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 13:46:24
何処か擦り切れているが本当は優しい冷静沈着なアウトローの末っ子くんと天真爛漫で無邪気で可愛らしい娘ちゃんのやり取りが凄く好き
始めはシンのおやっさんにお守りを押し付けられた位にしか思っていなかったのが次第に大切な人になっていくのが甘酸っぱい
両親と同じで年齢差は2歳なんだろうか - 61二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 15:41:24
- 62二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 19:43:34
スレをしっかり見返すと年齢は同じくらいっぽいし差があってもこのくらいかな…?
個人的には同い年だと天真爛漫なシンルナ末っ子との対比でキララク末っ子君の苦悩と葛藤がより際立って良いかもと思っちゃった
- 63二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:06:18
- 64二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 20:15:30
- 65二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 23:37:10
「あれ、アイツどこ行った?」
少し便所で離れていたら、シンルナ妹がいない。どこ行ったのか見渡してみたら
「可愛いね君。今暇?」
「いや、暇じゃないんですけど…人待ってるので」
「じゃあ待ってる間お兄さんたちと遊ぼうよ♪」
「そ、そういうわけには…」
「いいじゃん。あとで連絡すればさ」
あの馬鹿…低俗な輩どもに絡まれてやがる
「いいから行こうぜぇ!」
「ちょ、嫌…離して!」
「おい」チャキッ
「あぁ?なn…ヒッ!?」
「俺の女に何か用か?」
「…い、いや…その」
「3秒やる。失せろ」
「「「す、スイマセンデシタァァァ!!」」」ピュー
くだらん、3秒待たずに眉間をぶち抜けばよかったか
「大丈夫だったか?」
「うん…ねぇ、さっき『俺の女』って……」
あっ…
「……言ってない」
「嘘!言った!!絶対言った!!」
「気のせいだ」
「そんなことない!ねぇ~もっかい言って~!!」
「駄々っ子か!?恥ずかしいからやめろ!!」
- 66二次元好きの匿名さん24/03/25(月) 23:53:14
- 67二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 00:10:12
無意識な独占欲って感じがまたいいよね
- 68二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 08:08:11
- 69二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 15:23:05
夢を見ている。争いがなくなり、世界が平和になった夢
あらゆる軍事組織は解散され、俺の両親も新たな職に就き、兄貴たちは大学とやらに行ったりと、日々楽しく暮らす
そんな中で俺は、いつも人のいないどこかの丘で、この平和な世界を見渡す
どこか息苦しさを感じ、ここではない何処かを求めて、一人旅立つ……そんな夢
だが、今日は丘を立ち去る前に、体が引っ張られる感覚に襲われる
最近何かと俺に絡んでくるあの女。シンルナ妹に腕を引っ張られていた
何も言葉は発しなかった。だが、彼女が向けてくるその笑顔は、俺の中の息苦しさを取り除き、安心感を与えてくれた
~~~~
「……コイツ、またか…」
目を覚ますと、俺の布団に潜り込んでるコイツが視界に入った
寝息を立てて起きる気配はなし。何よりガッツリ俺にしがみついてて離れそうにない。仕方ないからもう少し眠る事にした
しかしまぁ、幸せそうに眠るもんだ。この女は - 70二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 17:52:27
- 71二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 21:02:57
妹ちゃんが「逃さないよ!」って感じで凄くグイグイ行ってるのが人を愛する事に何処か消極的な息子君と噛み合って良い…
家出していた頃かあるいはその後の放浪の中で敵対した組織にイングリットみたいな優しい女性と想いを通わせたが結局わかりあえず我が手で討った…みたいな辛い経験をしたのかなぁ…とか妄想してた - 72二次元好きの匿名さん24/03/26(火) 23:48:04
夜這いというよりは「いつも辛そうな顔してるから一緒に寝てあげたら少しは楽になったらいいな…大丈夫だよ…私は例えあなたが戦えなくなったって何処にもいかないから…」って純粋な想いから来てる行為なんだろうね
お母さんに似て苦しむ男に寄り添う深い母性があるね…
- 73二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 01:15:12
またちょっとシリアス回
俺たちはオーブとはまた違った、コーディネイターとナチュラルが共存するどこにも属していない小さな辺境の村を訪れていた
そこは海産物や野菜、果物が美味いとこだったが…動物肉や穀物が採れず、また調味料もない場所ゆえ、時々貿易を行っている
辺境の地なだけに、貿易もただで行うことが出来ず、だいたい傭兵や業者を介して行われる。今回は俺が引き受けた
荷をおろし、新たに荷を船に乗せ、取引先に持っていけばとりあえず今日の仕事は終わり。アイツも手伝ってくれたおかげで今日はスムーズだ
「今日は引き受けてくれてあんがとねあんちゃん。ほれ、これとっときなさい」
そう言って村の老人は布袋いっぱいの果物を俺によこした
「いや、代金は既に受け取ってるし、こんなに貰うわけには…」
「いいんじゃよ。あんちゃんここへよく遊びに来てくれるじゃろ?子どもたちも喜んどるからの。その礼も兼ねてだ」
ここは辺境すぎて、誰も見向きしないのだ。だから俺もよくここへ立ち寄っていた。特に荒れてた時期は
「あんちゃんだいぶ明るくなったみたいだし、可愛いおなごも連れてるみたいじゃしのぅ♪孤独な目をした少年が成長したもんじゃ」
「べっ、別にアイツはそんなんじゃ!」
この老人は以前から俺によくしてくれている。最近はからかわれることもしょっちゅうだが、なんだかんだ色々手助けしてもらって、俺にとって第二の祖父のような存在だ
荷の入れ替えが終わったところで、村を出発しようと船に戻る間際、数人のチビ共が寄ってきた
「バイバイお兄ちゃん!お姉ちゃん!」
「また遊びに来てね!!」
「えへへっ♪またね~君たち」
「あぁ、またな。お前たち」
元気に手を振る子ども、そして村の人達に見送られながら、俺達は村を後にする - 74二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 01:15:55
そして取引を終わらせ、どこで休もうか考えていたところ…AIのフレーから怒声に近い声が
『ブルーコスモスの残党が現れたわ!!!しかもあの村のすぐそこよ!!!』
その知らせを聞くやいなや、船を最大出力でかっ飛ばし、俺達はMSに乗り込み目的地到着と同時に出撃した
確かこの村には、自衛用のM1アストレイ改造型が5機と、パイロットがいたはず
『いたよ!マズいわ!村の近くまで迫ってる!!』
アストレイもやられている、残ってるのはたった1機か
連中の数は多くはないが、デストロイが1機いる。あの村にはデストロイが1機いただけでおしまいだ。まずはアレから潰さないと
コーディネイター撲滅目的だとしても、どうやってこんな辺境の地にまで来たのかと思ったが、今回は戦艦もいやがった。どこ行っても争いを生み出すのがお好きか奴らは!!
敵艦はアイツに任せて、俺はデストロイその他の破壊に務めた。盾を持たない俺じゃ、あの村のかばいながら戦うのは難しい。ならさっさとケリをつけるに限る!
フリーダムを加速させ、すれ違うウィンダムを次々と叩き落とし、デストロイに接敵する。砲撃される前に砲塔、腕や脚を破壊し、人のいない方角へなぎ倒し、デストロイを無力化する
「よし、残るは旗艦と雑魚だけ…」
『キララク末っ子君危ない!!!そっちに核が!!!』
「なにっ!?」
敵の船がいる方角から高速で接近する核ミサイルの反応。デストロイは囮!?本命は、迎撃しても村が巻き込まれる範囲まで接近しての核攻撃だったのか!!!
急ぎビームライフルで射撃するが、ビームはミサイルにかすりもせず…ミサイルは村に吸い込まれていった。核の光は、俺をも飲み込むところだったが…
『逃げろ少年!!君は生き…ガガッブツッ…
最後まで生き残っていたM1アストレイに爆発範囲外に弾き飛ばされ、核の炎は…全てを無慈悲に焼き払った
……この下劣なブルーコスモスどもが…
この世界に、貴様らのような外道が生きる場所はない
「絶対に生かして帰さん!!!死を持って償え!!!野蛮人共がぁぁぁ!!!!」
俺の中で、何かが弾けた - 75二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 02:15:51
通信越しに聞こえた。彼の本気の怒り、そして哀しみのこもった叫び声
そこからはほとんど一瞬だった。ブルコスのMSは彼の手によって次々と破壊され、戦艦は真ん中から真っ二つ。脱出すら許さず…結果、この戦いの生存者は私と…彼だけとなった
船に戻った時、彼はとても辛そうな顔をしていた
あの核ミサイルは敵の艦から撃ち出された。これは私が手早く倒せなかった私のミスだ
「ごめんなさい。私がもっと早く船を落としていれば、私がミサイルを撃ち落とせていれば」
「お前は悪くない。姑息にも奴らの戦略が一枚上だった。もしお前が悪いんだと言うなら、奴らを見くびっていた俺にも非がある……」
「……けど」
「すまない……ちょっと一人にしてくれ」
そういうと彼は部屋にこもってしまった。ロックまでかけて
でも、今の彼を一人に出来ない。一人にしたくない。どうしようかウロウロしていたら、彼の電子ロック制御盤に艦内AIのフレーさんが現れ、口に人差し指を当てながら、彼の部屋のロックをそっと解除した
『彼をお願いね』
私に聞こえる音量でそう告げると、制御盤から姿を消した。できる限りそーっと部屋に入ると、そこには壁に何度も拳をぶつけながら、泣き叫ぶ彼の姿があった
初めて見る光景だった。うなされていても、辛いことがあっても、涙を見せてこなかった彼
彼のそばに寄り、私は何も言わず…ただ彼を抱きしめた。あそこの人達は、この人が家出してた時期からお世話になってた場所だったと聞いた。それを守ることが出来なかった苦しみは、言葉じゃ言い表せないぐらい大きいものだろう
私も、自分の不甲斐なさに胸が締め付けられる。後悔がどっと押し寄せる
慰めにならないかもしれない。けど私は、彼を一人に出来なかった
私の姿を見ても、彼の涙は止まらない。胸に埋め、子どものように泣き続ける
「ごめんね……いっぱい泣いていいから、君が落ち着くまでずっとそばにいるから…」
私も、気づけば涙を流していた
彼が涙を流したのは、後にも先にも、この時だけかもしれない - 76二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 02:17:22
「すまない。取り乱した…」
「ううん、大丈夫。落ち着いた?」
「あぁ…」
こんなに感情がぶれまくったのはいつぶりか……いや、初めてかもしれない
シンルナ妹がずっと抱きしめているが、もう振りほどく気力もない
…いや、むしろ…今はそばにいてほしいと願ってしまうのは…俺の弱さ、俺のわがままか…
「疲れた、早いけど眠る」
「…ベッドいかなくていいの?」
「今は、床のほうが気も楽だ」
「わかった。そしたら私もそばで寝るね」
別に俺に付き合って床で寝る必要ないだろ。そんな言葉すら出なくなっていた
まぶたも重くなり、意識も飛んでいく。眠りにつく直前、唇に温かい感触があったが、もう考えるのも億劫だった
しばらく後、小さく簡素的ではあるが、村があった場所に慰霊碑を作った。形が残っていた、アストレイの頭部も横に添えて
「結局、力しかない俺が、何かを…アンタたちを守ることすら出来なかった。自分の弱さを痛感したよ。けど、それで立ち止まったら、アンタらは多分許してくれねぇだろうな。だから止まらねぇよ、今よりもっと強くなってみせる。こんな事が起きなくなる、平和な世界を必ず作ってやる。そのためにどれだけ血で汚れることになったとしても…俺は」
~~~~
立ち直りの早さというか、切り替えの早さというか…次の日にはいつも通りの彼に戻っていた。でも慰霊碑の前で佇む彼の背中は、とても哀しそうだったのを今も覚えている
このときはまだ気づかなかったけど、この日以降、彼の無茶が増えた。平然を装う彼だが、怪我と傷の数が耐えない日々が続いた - 77二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 08:37:11
「…って感じで、下の娘から相談受けたんすよ」
「そうか、道理で最近出動命令が少ないし、かかっても現場着いたら敵が全滅しているわけだ」
「ラクスに君の娘の業務外せないか掛け合ってみるよ。もし上手くいったらあの子のこと…」
「はい、アイツに任せます」
「ありがとう、シン。今の彼に必要なのは、彼女の愛情だと思うから」
- 78二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 10:14:12
「海だーーーー!!!」
何故か今日は海に連れてこられた。しばらく各地を飛び回っていて、アイツを船に乗せていなかったのだが…俺が出撃中にフレーが手引して乗せたらしく、一悶着あって今に至る
水着は近場の店で買い、船で着替えて浜辺に出た。露店等出ているが、今日は人が少ないようだった
そんでアイツやたらはしゃいでる。そんなに来たかったのか、海。まぁ楽しんでるならいい
またアイツが変なのに絡まれんように目が届くとこで座りながら考え事をしていた
ここんとこ戦闘続きだったが、徹底的に叩き潰したからしばらくブルコスは湧いて出て来れないはずだ。しかし、あの戦力を一体どこで作り上げてどこから送り出しているのやら……父さんたちが手を焼くわけだ。ありゃまるでゴキブリのそれだ
あの日以来、戦い続けていないと俺の気はおかしくなりそうだった。傷を作ってはフレーに怒られたが、傷は自身の弱さの証、罪の形だと思っている。あれでボロボロになって帰ってくるのは、俺がまだ弱い証拠だ
「まーた難しい顔してる。せっかくの息抜きが意味無くなっちゃうよ?」
深い考え事をしていたからか、いつの間にか背後から抱きついてくるこの女に全く気づかなかった。背中に柔らかい感触を感じたが、今の俺にはそれを考えてる余裕すらなかった
「考えられずにはいられんさ…戦う力しかない俺が、戦いで守ることすら出来なかった。戦いでも役に立てなかったら、いよいよ俺に存在価値は…」
「そんなことないわよ、戦うこと以外だって出来るじゃない。色んな仕事できるし、料理も上手だし」
「けど、俺はあの村の人達を守れなかった…だからもっと戦って、戦って戦って…助けられなかった分、助けなきゃいけない」
そうじゃなきゃ俺は、未熟な俺が許せない
「むーっ……せいっ!!」
「うわっぷ!?」
離れたと思ったら、今度は視界がコイツの胸で遮られる
この女意外と胸あるんだな…いや、そうじゃねぇ!
「思い詰め過ぎだよ、君は。だから今日海へ連れてきたの、ここしばらくずっと戦いっぱなしみたいだったから、気分が少しでも晴れるように。余計なこと考えるのダメ!」
「……あぁ」
コイツに叱られる日が来るとはな。まぁいい、とりあえず今日はこの女に付き合うとするか - 79二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 10:36:56
夜、寝泊まりしていくのが当たり前のようになっていた
んでもってこの女は、もう何も言わず当たり前のように俺の布団に潜り込んでくる
けど、俺もいちいち追い払うのをやめた。それが、寝覚めの悪かった俺に対する、コイツの優しさだと分かったからだ。実際、コイツが潜り込んできた日の朝はスッキリ目が覚める
なのでコイツがいるときは狭いソファーじゃなく、部屋のベッド使っている。その方が彼女も寝やすいだろうからな
例に漏れず今日も、シンルナ妹は潜り込んできた
けど、今日の俺は無意識に彼女を抱き寄せていた。だがこの女は文句も言わず、それどころか優しく抱き返してきた
「大丈夫だよ。私はどこへも行かないから、君のそばにいるからね」
いつものやかましい声とは違う、心が落ち着く優しい声。すぐそばに温もりを感じながら、俺は眠りに落ちる
この日は、悪夢を見なかった
- 80二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 20:20:50
- 81二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 20:21:16
あれから彼と何度も色んなところにデートに行った山へ行ったり、川でキャンプしたり、無人島にいって数日過ごしたりもした
それでも、やっぱり彼は囚われたまま…キララク末っ子君は、自分が戦争のための力しか持っていないと思っている。自分は冷徹で無慈悲な殺戮者だと思っている。何より自分は弱く、価値のない存在だと思っている
でも私は知っている。彼の優しさを。彼の本当の強さと弱さを
以前こっそり、彼の名前を使ってある人に相談した
「自信がないのさ、アイツは。一つの問題を解決しても、また次の問題で悩んでいるのは、自分の答えを信じきれてないからさ。必要なのはアイツを理解してやれる人間だが、アレは人を、なんなら家族も避けようとするからな。一筋縄じゃいかねぇよ」
「俺か?俺にはアイツの完全な理解者にはなれないさ。気持ちはわかってやれるつもりだが、俺ではダメだと、傭兵のカンが言ってるんだ」
「アイツと随分仲良くしてくれてるのな。お前なら、アイツの完全な理解者になれるんじゃないか?アイツの鎖を断ち切るのに正解はない。お前が思ったやり方で、アイツを向き合ってみな」
『珍しいな。お前が戦闘訓練をつけてほしいなんて』
「わがまま聞いてもらってごめんね?そのついでにもう一つ聞いてほしいんだけど」
『なんだ?』
「…本気の、実戦形式で、私とサシで勝負して」
彼を呪縛から解放する方法、力だけしか見れていない今の彼を…正面から砕く!
言葉だけじゃ届かない事もあるから、君がくれたこの剣で、君の鎖を断つ! - 82二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 21:48:54
実戦形式か。一体何のつもりかは知らんが…
「怪我しても恨むなよ」
スラスターを全開にし、先手必勝で武装の破壊を狙った。が、逆に読まれていたか、奴の対艦刀が目の前に迫ってきた
とっさにウイングソーでブロックしたが、危険な受け方をしたせいでボッキリ折れてしまった
『私も成長してるのよ』
「望むところだ」
俺とて、ここんところはいくつも実戦を積んでいる。守るための力を得るために…
衝突を繰り返す二機。人のいない海上で、ひたすら激しい戦闘が繰り広げられる。もはや訓練の域ではない。紛れもなく戦い。実戦だ
「だが、相手がお前だからって、負けるわけにはいかないんだよ!」
『でも君じゃ私には勝てない。本当の自分が見えてない君じゃ』
「本当の、俺だと…?」
『自分は力だけだと思ってるでしょ!戦争で戦い抜く才能だけだと!』
「それが俺なんだ。俺には、戦いの才能しかない!戦うことでしか、守ることが出来ないんだ!!」
『それが間違いだって気づきなさいよ馬鹿たれっ!!』
最大出力の光刃の翼を、二本の対艦刀で受け止めるデスティニーインパルス。弾き返してすかさずビーム砲を放ってくるが、それは俺には当たらない
『本当は優しくて、平和を望んでいて、寂しがりやなのに意地はって、こんなに温かいのに…そんな悲しいこと言わないでよ!』
「優しくなんかない。俺は…自分の為ならこの手を平気で血染めにできる男だぞ」
『そういう割には、自ら進んで殺したこと無いじゃない。私以上に器用にコックピット避けてMS落とすじゃないの』
「…っ」
『見えてないだけだよ。下ばっか見てて、君は多分本当の自分が見えていない。だから私が解放する』
デスティニーインパルスが、光の翼を展開し、残像を残しながら物凄い速さで突っ込んできた
『目を、覚ましなっさい!!』
あまりの速さに反応できず、強い衝撃が機体を襲い、俺のフリーダムは海に叩き落された
- 83二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:52:38
本当の俺…じゃあ、俺が今まで俺だと思っていたものは…?
_お前は、自分を主観でしか見たことが無いだろう?
必要なのは、客観的に見ること…
_無理なのはわかっている。生き物は見えるものしか見えない
見えないものは、何をやったって見えない
_お前に必要なのは、お前をそばで見てくれる人物だったんじゃないのか?
だが、俺は家族に一度コンプレックスを抱き、自分に絶望した身だ。数年も姿をくらまし、血に染まった俺が今更家族に
_ま、お前はそういうだろうよ。自分に自信がないお前は
_でも、家族以外で…お前のそばにいてくれる人がもう一人いるだろう
……
_もう彼女は、お前のこと何でもお見通しだろうよ
_長い事一人で生きてきたんだ。そろそろ、人と生きる幸せを掴んでもいいと思うぜ
いいのかな…俺なんかが
_当たり前だろ。それに、その卑屈な性格を少しは叩き直してもらえ。真の意味で、お前を見てくれた女だ。大切にしろ
あぁ、もちろんだ
・
・
・
「おっ、目が覚めた。ごめんね、力いっぱい叩き落としちゃって」
「構わん、俺が望んだことだ」
「……俺は、自分の事を分かっていたつもりだったのかもしれない。だからもう一度、見つめ直してみようと思うんだ。でも、俺一人では多分難しい、だから」
「分かってるよ。私は何があっても君のそばにいるから」
「ありがとう。お前がいてくれてよかった」
「しばらくは、戦いから離れても怒られないと思うよ。あの村の人達も、君が壊れるまで戦うことは、絶対望んでないと思う」
「そう…だよな。躍起になりすぎてたかもしれない…けど、お前にぶん殴られなきゃそれにも気づかなかったかもな」
「んふふっ♪元気になった?」
「あぁ、おかげさんでな」 - 84二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 23:06:50
- 85二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 07:51:53
これは息子君が告白しようがしまいが最早恋人ですわ
いっぱい楽しい事して戦いしか出来ないという絶望を乗り越えようね… - 86二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 14:13:58
漸く呪いから解放されて愛する人と共に生きる未来を手に入れたかぁ…
妹ちゃんもとっても強いから「こいつも守れないかもしれない…」って息子君の呪縛じみた不安を完全にぶっ壊してるの良いよね… - 87二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 14:22:18
- 88二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 18:28:47
- 89二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 18:44:46
- 90二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:48:26
- 91二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:11:55
シンルナ妹にせがまれていたオーブのレジャーランドとやらに来てみた……のだが…
「……何だここは」
「フリーダムランド!!元は式場だったみたいなんだけど、なんやかんやあってデッカイ遊園地になったんだって!」
父さん頭抱えるだろこんなの…オーブの連中は何を考えてこんなもん作ろうと思ったんだよ
「名物は等身大フリーダム(動く)で、花嫁カガリさんを悪徳御曹司?から拐ったときのポージングになってるの!」
「…よく父さんがOK出したなこれ」
「他にもアトラクションとか色々あるよ!ほら、早く行こ♪」
「おい、引っ張るなって」
彼女は俺の手を引いて人混みを器用にするすると抜けていく
父さんとカガリさん関係のアトラクションが多かったけど、たまにシンのおやっさんのアトラクションとかもあったり、普通の遊園地のアトラクションもちゃんと揃ってたりと、人気なだけあって楽しい場所だ
ゲームコーナーもMSのゲームがほとんどだったな。ついつい熱中して俺達も遊んでしまった(ハイスコアTOP2が俺達でも届かないぐらい明らかにおかしい数値で登録されてたのが気になったが)
今は備え付けのベンチに座りながら、ケバブを食べている。ちなみにここのケバブはカガリさんの意向でチリしか置いてない。バーベキューソース欲しかった…
「次どこ行こっか?」
「さっきチラッと、アストレイの試乗体験コーナーがあったの見たな」
「本職の私達がそれやっちゃう?w」
「乗ってはみたかったんだ。流石にスペックはアトラクション用に落としてあるとは思うが、オーブの機体に乗れる機会なんてないからな」
「んでも凄い並んでたよね」
「ダメなら他のやつにするが」
「ううん、せっかくの君のリクエストだしそれにしよっか♪待ち時間退屈だしチュロスでも買っとこっか」
- 92二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:24:32
仮に息子君が優しくて明るい末っ子ちゃんに惹かれてしまった事を彼女の為にならないと思って「俺は人を幸福に出来ん…不幸にしか出来ないんだ…」って口走ろうものならボッコボコにしてでもそばにいようとするだろうし…
息子君の心の壁を無理矢理ぶっ飛ばして居座って馴染むガッツと間違ってると思ったらボコしてでも矯正するガッツが両立してる稀有な人材
- 93二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 00:05:23
列に並んで長い事待ち、順番が近くなったとき、隣が盛り上がっているのが気になった
「何だありゃ?」
「アストレイ同士のチャンバラ、みたいだね」
アストレイ試乗コーナーのすぐ横で、MSの訓練用サーベルを用いたチャンバラバトルが行われていた
『おおーーーっ!!!』
一機のアストレイがサーベルを胴に当て、ブザーが鳴り響く
「すげぇ!!50人抜きだぁ!!」「あのガキやべぇぞぉ!!」
50人抜きか、凄いやつがいるな。もしかしたらちゃんとした訓練積んだらコンパスでやっていけるんじゃ
『よしっ!次の相手はどいつだ?』
…ん?なんか聞き覚えのある声が。シンルナ妹も顔つきが変わってしまった
「何やってんのよお兄ちゃん…」
「やっぱアイツ↓か」
なんでここに来て顔見知りとエンカウントするんだ…
「ねぇキララク末っ子君。あそこで調子に乗ってるバカ兄を負かしてきてくれない?」
「えっ…いや、今のお前なら勝てるだろ」
「一番上のお兄ちゃんとはなんか相性悪いのか、シミュで一回も勝てたこと無いんだよね…」
「そ、そうなのか。だがいきなり挑んで勝てるもんでもねぇから、少しここで慣らしてからな」
『おっ、お次の相手が来たな。よろしく頼むぜ』
で、試乗コーナーで少し乗り回してから、すぐ横のチャンバラコーナーに来た。ちなみに彼女は外で見ている
サーベル一本だけを使った、ケンドーに近いルールらしい。頭、胴体を狙って叩き込む。素手や足払いの攻撃はダメだそう。ブザーがなったらスタート。有効打が入ってもう一度ブザーがなったらゲームセット
試合開始のブザーが鳴り響く。すかさず相手はサーベルを胴にめがけて突いてくるが、先端を弾いてずらし、滑り込むように接近して逆に胴を薙ぎ払った
素人には、これが一瞬の出来事過ぎて何がおきたか見えていないようだった。遅れてブザーが鳴り響き、この勝負は俺の勝利で幕を閉じた
終わった後はアイツの兄と少し話をして、そのまま他のアトラクションも回った
随分と夜遅くまで遊んで、船に戻ったときはお互い疲れてクタクタだった
「どうだった?」
「あぁ、いい思い出になった。父さんにはちょっと悪いが、俺も気に入ったよ」
「よかった♪また行こうね!」
- 94二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 06:07:50
おい本職の腕遺憾なく発揮して50人抜きって大人げねえぞプロのMS乗り
いやまだ子供なんだけどさ - 95二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 10:29:46
- 96二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 16:38:12
よく考えるとキララク末っ子くんはまだまだ子供なのに完全に完全に絶望して諦観しまっていたんだよな…
止まっていた時がようやく動き出した… - 97二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 21:43:30
全く子供らしい事が出来なかった親世代と違って子供達はたまには遊べる位にはなってるんだね…
まだまだブルコスのような戦争をしたがる者は絶えないがそれでも確実に少しはマシになっている - 98二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 02:42:42
- 99二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 08:07:56
でっかい柴犬…
息子君服越しのおっぱいでも割と取り乱してるし多分裸体は刺激が強すぎるんじゃないかな… - 100二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 15:46:27
えげつないくらい高いスコアがあるって事はもしかしてお父さん達も遊んだ事があるのか…?
カガリも大概に大人気ないし子持ちとは言えまだまだ四十代に入るか入らないかくらいの親世代達もはっちゃけているようである…
- 101二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:58:50
うーん。彼も最近慣れてきたのか、胸押し付けたりしても動じなくなってきたんだよね~…
あたふたした感じ可愛くて面白かったのに…もしや魅力ない?私の体。ロマンティクス以前の問題?
よし、こうなったらdice1d3=3 (3)
1:もっと露出のあるパジャマ持ってこ
2:寝る時下着姿でいっぱいくっついてやる!
3:恥ずかしいけど真っ裸で布団の中に待ち伏せてやるんだから!
- 102二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 17:39:01
マズいですよ!?
- 103二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:48:07
- 104二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:59:50
アカン末っ子くんが卒倒する!!!
- 105二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 00:30:35
今日も稼いだな。よし、寝るとする……えっ……?
「待ってたよ、キララク末っ子君♡」
………バサッ(布団戻し)
「ちょっとちょっと!見なかったことにしてどっか行こうとしないでよ!」
「やかましい!!なんて格好で忍び込んでやがるんだお前は!?!?」
「だ、だって…ここんとこ君も色々落ち着いてきたし、そろそろ手を出して来ないかな~って思っても何もしてこないし、かと言って体くっつけに行っても反応が淡白で」
「てめぇ!!アレ俺がどれだけ我慢してると思ってんだ!!!おい待て、引きずり込むんじゃねぇ!!!恥じらいというものが無いのかお前はァ!!!」
「恥ずかしいよ…私だって誰にでもこんな事するわけじゃないんだよ?」
くっ…!その表情はズルい……
『息子よ。据え膳喰わぬはなんとやらだよ』
…今すっごい悪い顔した父さんが脳裏を駆け抜けたな
「~~~~~~っ!!!」
「ひゃん!」
「…ふ、布団中でもその格好は寒いだろ」
極力見ずに抱きしめることしか出来なかった。それ以上手を出していいのか大分迷った為、とりあえず彼女を汚さない用にこれぐらいで
「もっと色んなとこ触っていいんだよ♡」
「俺にしねと!?!?」
「せ、せめておっぱいぐらい揉んでみない?////」
「か、勘弁してくれ」
「じゃなきゃ私…我慢できなくて襲っちゃうかも♡」
「わわわわわわかった!!!わかったからはやまるな!?!?!?」
まぁ…アイツの胸…触り心地よかったけどよ……チクショウ…ひどく疲れたぜ
ある程度は満足してくれたみたいだが、アイツ、何だって急にあんな………ヤバい、思い出しただけで心臓がおかしくなる
- 106二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 00:37:42
そういやフレーってどのくらい艦を制御出来るんだろう
ドアをロックしてロマンティクスしないと出られない部屋作れたりしない? - 107二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 04:50:59
- 108二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 09:20:53
- 109二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 13:56:57
- 110二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 16:45:01
この二人のCP絵見たい!描いてくれる人いないかぁぁぁ!!
- 111二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 17:05:24
- 112二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:45:43
『というわけで、あなたのその女体に対する耐性の無さ加減を何とかするためのトレーニングをするわよ』
「おいふざけんなよお前。なんでもう脱いでんだよ」
『別にいいでしょ?あなたは私の制作主なんだし、まぁ、私はどちらかというと息子、弟を見てる気分だから何も思うとこないし、今更私が脱いでもみんな見慣れちゃってるし、それにホログラムボディだから何も気にすることは無いわよ』
「誰が見慣れてんだ!俺は全然見慣れちゃいねぇぞ!!」
『だからそのための訓練なんじゃない。少し慣らしとかないと、いざあの娘とそういう事する時になった時、またこの前みたいな事になるわよ』
「フレーさん…なんというかこう…手心というか…」
『一番最初に過激なもんで慣らせば、仮に全裸が無理だとしても下着姿とか水着姿は大丈夫になってるわよ♪』
「そんな訳あるか馬鹿」
『どのみちこのままだと、いつかあの娘に逃げられちゃうわよ(そんな事ないとは思うけど)』
「クッ…それはそれで嫌だが…しかし…」
『つべこべ言わない!!一日3時間、裸体の私とここで過ごしてもらうわ。出ないと全部ロックかけて外出さないわよ』
「それはズルだろクソッタレぇぇぇぇぇええ!!!」
このようにして、アイツがいない日は地獄のようなトレーニングが日課となった - 113二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:04:00
- 114二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 22:27:24
電子の身体しか無いから抱きしめて慰めてあげたい思いはあったけどシンルナ末妹ちゃんが代わりにしてくれたから安心してそう
- 115二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 23:20:48
滅茶苦茶荒療治だけどこのくらいしないと息子君が女性に慣れないしこのくらい荒っぽい仕打ちにも耐えるタフガイだしねぇ…
フレーさんは多分自分の美しさに結構自信があるな?
まるで本物の人間みたいなお茶目さ
- 116二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 01:31:38
- 117二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 08:22:04
シンルナ娘ちゃんもそうだろうけど童貞のガキンチョにこのナイスバディは刺激的過ぎるよ!!
- 118二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 11:55:00
「お前、本当に何者なんだ?学習機能やら盛り込んで作っといてなんだが、明らかに俺が考えてるより人間らしいよな。お前」
『嬉しいこと言ってくれるじゃない。でもそうね…もし、昔非業の死を迎えて今まであなたのパパに取り憑いていた悪霊……って言ったらどうする?』
「別にどうもしねー。まぁそうだったら、やたら父さんの事詳しかったり、時々悲しそうな顔する理由に合点はいくけどな」
『…面白く無いわね。もっと驚いたり怖がったりしてもいいじゃない』
「お前の正体が何であろうと、それが今のお前を否定する理由にはならねぇよ。全部ひっくるめてフレーはフレーなんだろ?それでいいじゃねえか」
『全く、セリフだけはいっちょ前ね』
「だから立体投影で度々俺の前に全裸で出てくるのやめてくれねぇかなぁ!!!」
『だってあなた全然こっち見ないじゃない。トレーニングにならないわよ』
「俺を廃人にする気かテメェは!!!!!」
『言ってるうちは大丈夫よ。ほらほらもっと私を見なさい。キラも若い頃は私のこの魅惑のボディの虜だったんだから』
「いらん!!!そんな情報!!!!」
『こことか、奥までじっくり見る?女の子の体、ちゃんと知らなきゃダ・メ♪』
「艦内どこにでも立体投影出来るようにしたのは失敗だったな……」
『まだ3時間経ってないから、逃げられると思わないことよ。あの娘にも慣らしといてって言われちゃったから覚悟なさい』
「俺に……明日はあるのか……(瀕死」
- 119二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 16:22:58
フレーおばさんに滅茶苦茶おちょくられて遊ばれてる…
キラへの罪滅ぼしの意図もあるんだろうけどそれはそうと実は息子君と一緒にいて楽しいと思っているし自分も心の傷を癒やされた所があるんだろうなんて想像した
だから息子君の「俺には力しかない」って自嘲を否定したいと心から願っている - 120二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 21:23:55
フレーの正体が何であれ今まで自分を見守って来て常に助けてくれた事は変わらないので幽霊だろうがなんだろうが構わないというのは確固たる信頼と絆を感じる
フレーことフレイが冗談めかしつつ正体を明かしてる辺りにも…
幽霊だろうがなんだろうが怖くは無い覚悟の決まりっぷりだがそれはそうとフレーの艶態に死にかけるウブさよ
今末っ子君はどんな戦場よりも恐ろしい修羅場へ放り込まれている… - 121二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 23:43:19
- 122二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 08:10:11
- 123二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 11:14:05
シンルナ末っ子ちゃんと出会う前は必要な知識を仕入れる為に本を読んでるか身体を鍛えてるかの二択という無趣味でストイックな生活を送ってそうなキララク末っ子君
悩みが晴れる筈もない - 124二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 18:15:28
- 125二次元好きの匿名さん24/04/02(火) 22:15:09
「学校にも行っていない馬鹿」のように嘲ってくる相手には自分なりに学んだ上で実戦で身に着け優秀な師に叩き込まれた知識でコテンパンにする
よく考えるとフレーが艦内なら自由に姿を現せる環境を整えてるのは末っ子くんの技術だろうし父親に似て有能なエンジニアでもある
- 126二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 03:59:53
「大分疲れてるな。お前」
「あぁ…まぁ色々あってな」
「またしばらくは家にいるんだろ。少しゆっくり休んでなよ」
「…なんか機嫌いいな兄貴」
「お前が家にいる頻度が増えたから、かな。寂しいもんだぞ?家族が一人足りないってのも」
「そうかよ、それは悪かった」
「別にいいさ。お前が元気でやってるなら」
「で、姉さんはいつまで俺を抱えて頭を撫で続ける気だ?俺は猫じゃないんだが…」
「末っ子ちゃんが可愛いからつい撫でたくなってしまうのですわ。それにだいたい家にいませんもの。お姉ちゃんも寂しくなりますわ」
「…まぁいいや。少し寝るから、起きたら解放してくれ」
「は~いですわ~♪」
(寝顔が大分穏やかになったな。よかった)
- 127二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 08:37:59
優秀な兄と姉にずっと劣等感や罪悪感を抱えてる末っ子君に対してお姉ちゃんとお兄ちゃんはずっと可愛い弟だと思ってただろうね
そうやって暖かく接されても以前は劣等感と罪悪感を刺激されるだけだったのが今なら素直に受け取れる - 128二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 18:10:46
- 129二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 18:13:09
- 130二次元好きの匿名さん24/04/03(水) 23:53:09
ラクスの髪の色は大好きだしそれを引き継いだ子どもたちも好きだがやっぱり自分とお揃いの子もいたら嬉しいな…くらい思っちゃうか
小さい頃はかつての自分みたいにおどおどしてた末っ子が可愛くってしょうがなかったのかも
そこからかつての自分みたいに追い詰められた状況へ自ら飛び込んで成長しようとする思い詰めた末っ子の様を見て曇るキラ…
- 131二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 00:09:57
キラの預かり知らない事ではかるんだけど
末っ子くんの在り方・生き方は髪型よろしくカナードがロールモデルだから
図太く戦場に適応出来てるんだよね
ただ、人間関係についてはキラよろしく繊細さが出ちゃう感じ - 132二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 00:39:31
- 133二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 08:58:33
- 134二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 16:27:54
- 135二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 22:15:33
- 136二次元好きの匿名さん24/04/04(木) 23:36:25
- 137二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 10:35:47
親に決められた婚約者とか復讐の為に抱かれた男とかこうして見ると本当に浮かばれない恋愛遍歴(何なら前者は恋愛ですら無い)ですな…
- 138二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 19:43:46
「んふふ~♪」
「な、なんだよ急に」
「ううん、別に?ただ幸せだな~と思って。君がこうやって普通の日常を送れるようになったのがさ」
「それに泊まりに来たら一緒に寝てくれるし♡」
「…フン。追い払うのが面倒になっただけだ」
「じゃあもっとくっついていい?」
「…ハァ…好きにしろよもう」
「なら遠慮なく失礼して♪」
「………フッ」
もう夜は、いつの間にかコイツと同じ布団で寝るのが当たり前になっていた - 139二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 05:08:36
「なぁ、なんで俺なんだ?」
「ん?何が?」
「いや、別に俺じゃなくても…他にもいい男はいただろうに」
「あ~そういう事…色々あるよ。強くて憧れちゃったしカッコよくて一目惚れしちゃったし優しくてキュンとしちゃったし」
「お、おう…」
「…でも一番は、寂しそうな君がほっとけなかったのが大きいかな。私と同じぐらいの子が、あんな目してるの見たら気になっちゃって…あの時、このまま助けてもらって終わりにしちゃったら後悔する気がして」
「……」
「君だったから、私は戦う為の理由が手に入ったし、私だったから、君は囚われた闇から抜け出せたんだと思ってる。きっと君じゃなきゃ駄目だった。だから私はここにいるのよ」
「そうだな。俺も、お前で良かったと思ってる。お前と出会えてなければ、俺は今も戦うことしか知らなかったはずだ。感謝してる」
「えへへっ♪でもさ、あーだこーだ理由は並べてみたけど、別にそんなのいらないと思うの」
「私は君が好き。どうしようもなく好き。それじゃ駄目?」
「いや、それでいいのかもな。どうも俺は、難しく考えすぎる…お前がいてくれて本当によかったよ」
「私も♡ねえ、地球降りたら何しようか。ふたりきりで泳ぐ?」
「任せるさ。お前のやりたいことに付き合ってやる」
- 140二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 09:20:28
完全に同棲ですねこれは…
これには世話焼きのフレーおばさんもニッコリ - 141二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 19:23:26
感謝は伝えられても面と向かって「好き」とは言えない息子君のシャイさよ
筋は通す主義なので礼は言うが愛を伝えるのはまだまだ苦手って感じ? - 142二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 01:58:48
ほ
- 143二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 07:56:58
- 144二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 11:57:07
- 145二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 21:35:57
- 146二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 23:27:39
シンルナ末っ子ちゃんは息子君の修羅場で鍛え上げられた肉体は勿論真っ赤になって恥じらってる顔の情けなさとのギャップにメロメロになってそうだね…
でも身体に戦いで負った傷跡や縫った痕が沢山あるのを見て一気に真面目な顔になってそう - 147二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:13:01
- 148二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 21:28:12
ほ
- 149二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 21:41:52
鍛えた身体を活かしてシンルナ末っ子ちゃんの刺激的過ぎる裸体から暫く目を離そうと潜水に耽る息子君が見えた
慣れたとはいえこんな奇行に走っちゃう程度にはテンパってる
ビーチに人気がないならその場で襲っちゃいそうな位肉食系だもんね末っ子ちゃん… - 150二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 01:48:45
「君の体、傷跡だらけだよね。痛くないの?」
「人の服めくるなよ…別に痛くはない、つっても再生治療受けに行く伝手もなかったからほったらかしだったが。足がつくし」
「気になるなら治しにいったほうがいいか?」
「ううん、君が大丈夫ならいいんだけど…ちょっと悲しくなっちゃって…傷だらけになっても今まで戦い続けてたんだなって思ったら」
「…そうか、なら今度消しに行ってくる。お前がそんな顔するのは見たくないしな」
「ちょっとは残してもいいんだよ?カッコいいし」
「オシャレ感覚で傷跡は残しとくもんじゃねぇぞ」
「それもそうだね」
「…こっち寄れ」ギュッ
「あっ…」
「いつも…お前からだし…たまには俺から……って思っただけだ…」
「…ありがとね」
「お、おう…」
「このままロマンティクスしてくれるともっと嬉しんだけどなー♪」
「寝るぞ」
「ちぇっ…」
「…………明日だったら考えてやる」 - 151二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 08:54:34
- 152二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 19:41:40
- 153二次元好きの匿名さん24/04/09(火) 23:35:38
よく考えると自分の正体を(怨霊だなんて冗談は含みつつも)ほとんど打ち明けてるし内心思う所は色々ありそうよね
それはそうと第二の生をエンジョイしてるしフレイなりに歳を重ねて技能を磨いているのでおばさんっぽくなってる感じ
- 154二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 09:06:21
足がつくって病院に行くのすら避けてる辺り本当に両親やきょうだいから離れたくて仕方なかったんだろうしなぁ…
何でも一人でこなそうと色々な技能や知識を身に着けたんだろうしそれが出来る才能こそ実はお父さん譲りなのにね…
- 155二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 19:54:01
コイツに出会って、俺は本当の自分がなんなのか分かった
コイツに出会ってから、人との関わりが少し楽しくなってきた
戦いだけだった俺を、彼女は新しい世界へ導いてくれた
まだ、争いの火種は各地に眠っている。独立運動、テロ、ブルーコスモス、それ以外にも
彼女はコンパスのMSパイロットだ。実力が認められ、活躍している彼女を、いつまでも俺のとこで遊ばせておくわけにはいかない
だが、俺はもう彼女から離れることが出来なくなっていた。コイツがいない日に寂しさを感じるようになってしまった
ずっと考えていた。いつまでも、フラフラ遊んでいていいものかと。平和を思うなら、アイツらと共に戦う道があるんじゃないかと
俺も、コンパスで彼女と戦う道を選んでもいいのかなと
「したいようにすればいいんじゃないかな?どの道を選んでも、私はずっと君と一緒だし、離れることはしないよ」
「コンパスに来るならみんな歓迎するし、今までと変わらなくても、遊びに来るから」
「だが俺は、コンパスで足を引っ張らない自信がない。ずっと一人で戦ってきた故に、周りに馴染めるか分からない」
「君のお父さんに相談してみたらいいんじゃない?キラさん優しくていい人だし、相談乗ってくれるよきっと」
きっと…じゃなくて絶対聞いてくれるとは思う。あの父なら
「不安なら、私が勇気づけてあげようか…♪」
そういうと彼女は服を脱ぎだし、俺は思わず目を反らす
「昨日、『明日なら』って言ったもんね?ちゃんと聞いてたし覚えてるから私」
「……本当に…俺でいいのか?」
「く・ど・い。昨日も言ってなかった?」
「そういえばそうだったな…スマン」
「大丈夫、その不安ごと…私が塗り替えてたくさん満たしてあげるから…君も私のこと、君でたくさん満たして♥」 - 156二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 20:29:25
このレスは削除されています
- 157二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 20:30:19
「決めたよシンルナ妹。コンパスに入ろうと思う」
「そっか。じゃあ向こうで一緒に戦えるね♪」
「そりゃ隊の配属しだいだろうが…ただその前に、いくつかやっておきたいことがあるから、コンパス入りはそれが全て終わったらだ」
「うん、いいよ。私はいつでも待ってるからね。もちろんみんなも」
「ありがとう。あと、ずっと言いそびれてたことがある…」
「ん?」
ギュッ「……好きだ」
「っ…!うん、私も♥」
「…やっぱり照れ臭いな。言葉にするのは」
「…もっかいシない?」
「あんだけヤッてまだヤる気かお前」
「今ので元気になっちゃった♥責任取って♥」
「おまっ!……いいけどよ、ったく」
正直、一度一線を超えたことで、お互いタガが外れたんじゃないかと思うほどにはその日の夜はやばかった
『珍しいな。お前が俺にサシの勝負を挑んでくるとは』
「アンタには色々教えてもらったからな。成長を見てもらいたくて」
『フン、それ以外にも理由はあるんだろ?まぁ、色々あるんだろうし聞かないでやる。だが実戦形式の勝負とあらば、俺は一切手加減できんぞ。最悪死ぬかもしれんが』
「構わない。本気のアンタでないと、乗り越えたとは言えないからな」
『その意気やよし。ならば見せてみろ!お前が見つけた、お前だけの道を!』
「いくぞ!今日、俺はアンタを超える!!」
- 158二次元好きの匿名さん24/04/10(水) 22:59:06
愛する恋人や両親達を支える前に本当に自分の力がそれに足るのか確かめに行った感じか…
息子君がトラウマとコンプレックスを完全に乗り越えたのを見たらカナードのオジキもさぞ嬉しかろう - 159二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 10:19:08
このレスは削除されています
- 160二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 12:13:06
やっぱり夜はシンルナ末っ子ちゃんがガン攻めして求めまくってるかぁ…
息子君は普段の荒っぽさに反して夜はかなり紳士だけど末っ子ちゃんは小型犬なのが盛りがついた大型犬と化してそう - 161二次元好きの匿名さん24/04/11(木) 21:04:57
孤独なやくざ者をやってたのが愛する人と結婚して正業に付いてすっぱり足を洗う…
それはそうと誘惑されて興奮しちゃったのもあるんだろうけど一回おっ始めちゃったらどハマリしちゃう息子君よ
でもお母さん譲りのナイスバディと普段のアホっぽくすらある快活な態度からは想像できない母性と色香に当てられたらそりゃこうなるか - 162二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 08:10:15
末っ子が嫁を連れて帰って来たヤマト家の様子が見たい…絶対に皆可愛い
- 163二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 19:02:38
「父さん、母さん。俺もコンパスで戦いたい。今更こんな事言える立場じゃないのは分かっている。けど、俺にもかけがえのないものが出来たんだ。だから」
「うん、いいよ」
「それが末っ子ちゃんの選択なら、私たちに異論はありませんわ」
そ、そんなあっさり…
「というか、いつそう言って来てもいいように、前々から準備はしてたんだ。戦艦も持ってるみたいだし、それを活かせるように、色々手を回しておいたんだ」
「と、父さん…」
「父親として、君にしてあげられなかったことが多いんだ。これぐらいはやらせてよ」
「これからは共に戦いましょう。困ったらいつでも頼ってください。母として、コンパス総裁として」
「あぁ…ありがとう…父さん、母さん」
「そんなこんなで、コンパスに所属することになったよ」
「良かった良かった♪ダメーって言われたら、私も乗り込んで説得しようかって思ったけど、心配いらなかったみたいだね」
「まぁ書類関係やら配属やらがあるから、すぐってわけじゃないけど、これでようやく堂々とお前と戦うことができる」
「MSはどうするの?この前壊しちゃったって聞いたけど…」
「父さんが抜かりなく準備してたよ。俺用のライジングフリーダムを…ホントなんで用意してたのやら」
「それだけ君が来ることを望んでたんだよ。きっと」
「そうか?そうなら…いいな。そうだったら嬉しい」
「可愛すぎんか君。抱いていい?」
「抱きついてるだろ、もう聞く前に」
「そーじゃなくて、もっとお・ア・ツ・い方♥」
「……昨日もあんだけやったのにか?」
「狂おしいほどに愛おしいのがいけないんだよ。私じゃなかったら既に押し倒されてるよ?」
「そんなわけ……第一お前以外の女を抱く気も抱かれる気もないぞ。俺は」
「サラッとそういう事言っちゃうのがホント、もぉー好き♥」 - 164二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 19:47:34
- 165二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 21:10:06
まぁ本当なら年相応の少年だったわけだし、普段は荒々しかったりどこか大人びた振る舞いしてても…素は男の子ってことだろう
- 166二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 22:16:21
しばらくして、俺はコンパスに新たに編成された特殊部隊の隊員となった
母さんらが気を利かせたのか、彼女も同じ部隊へ異動となった。俺が使っていたナスカ級は、デモンロードという識別名を与えられ、俺達の部隊の船となった
『コンディションレッド発令。総員、第一種戦闘配置』
「全く、懲りない連中ねー」
「もぉー折角のおやつの時間が台無しじゃない!」
「さっさと終わらせて帰ろう。時間がもったいない」
「おいテメェら、口じゃなくて手ぇ動かせ。敵は待っちゃくれねぇぞ」
MS部隊の面々は中々に曲者揃いだが、今では大分仲良くやれている。隊長も、口は悪いが父さんの推薦なだけあっていい人だ
また、この艦は少人数で動かせるため、人手不足なコンパスには持って来いのものだった。艦長に姐さんの親父さん、あとは砲撃その他コントロールに数人と、MS隊の人員含めても少数精鋭部隊となっていた
『頼りにしてるよ。キララク末っ子♪』
「あぁ、お前こそアテにしてる」
『続いてフリーダム、発信どうぞ』
「〇〇・ヤマト。フリーダムレイヴン、出るぞ!」
俺は新たな黒き翼を駆り、今日も戦火を沈めに行く
『敵の数は多くねぇが、命令はいつも通り…死なない事が最優先だ。あとは迷惑かけねぇ程度に好きにやれ』
『はーい』
『おっけー』
『了解』
『うん……』
『りょーかい!』
「あぁ」
『んじゃ…行くぞテメェら。ファントムペイン、ミッション開始!』
コンパスの新たな極秘特殊部隊、【ファントムペイン】の一員として - 167二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 22:26:52
ひとまず、キララク末っ子×シンルナ三女のお話は一旦これで〆になりますー
残りは感想なりなんなり、好きに書いて頂けたら幸いです
キララク末っ子概念が着実に流行ってきて、私も嬉しい限りです
あとでまた最後に出てきた新ファントムペインの設定ズラッと書こうと思います - 168二次元好きの匿名さん24/04/12(金) 23:16:39
おわっちまった~ でもハッピーエンドで良かった
- 169二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 03:57:12
・世界平和監視機構コンパス独立極秘特殊部隊「ファントムペイン」
新たに導入されたMSと、キララク末っ子の改造ナスカ級「デモンロード」を運用する特殊部隊として、どんな名前にしようとラクスたちが考えた末に出てきたのは、かつてムウが指揮を務めていた地球連合軍の第81独立機動群の名前だった
キララク末っ子の船とはいえ、子どもに艦長をやらせるわけにはいかなかった為、デモンロードの艦長にはムウ・ラ・フラガが任命する予定だったのもあり、新たにコンパスの「ファントムペイン」として部隊結成
主要メンバーは艦長にムウ、副長にアーサー。MS隊にキララク末っ子とシンルナ三女。他隊員数名の少数精鋭部隊
コンパスの主力隊では手が回らない戦場の鎮火、ミレニアムやアークエンジェル艦が表立って行動出来ない場合の隠密など、多様な用途を持ち合わせている - 170二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 04:22:07
・キララク末っ子
MS:ライジングフリーダムガンダムレイヴン
ついにコンパス入りを果たしたキララク子の末っ子。力以外の大切なものがはっきり見えるようになった彼は、コンパスに入ってまた強くなる
得意なのはやはり近接戦闘。フリーダムも彼の戦闘スタイルに合わせてキラが設計した
艦長はムウだが、艦の所有者は彼なので…危険が迫ったらAIのフレーと共に艦の制御等を勝手に行っても良いという特例が下りている(最もMSで戦闘中だった場合はほとんどフレーが行うことになるわけだが)
最初は高圧的で荒々しい態度をとっていたが、隊の面々と接するうちに年相応の少年らしさも見せれるようになった
シンルナ三女と恋仲なのはコンパスのメンバーの殆どに知れ渡っている
・シンルナ三女
MS:デスティニーインパルスガンダムtypeP
ずっと一人で戦ってきて、組織に慣れないキララク末っ子をサポートする女の子
実は末っ子と一緒に居たくて、ラクスに転属の直談判をしにいった(末っ子は知らない)
コンパス内でもすっかりエース級として高い評価をもらっており、また可愛いと隊内でも人気が高い
…まぁ男がいるので手を出す無謀な輩はいない
- 171二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 04:48:50
- 172二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 05:05:39
- 173二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 05:21:35
- 174二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 17:04:44
ほ
- 175二次元好きの匿名さん24/04/13(土) 22:18:55
- 176二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 08:58:02
理想が強く優しい両親や兄や姉だから自分に絶望してたんだろうからね…
死ぬ気で這いずり回って力は手に入れたが他の家族のように優しくはなれない…本当の意味で強くはなれないという理想が高過ぎるが故の絶望
そして自己評価が地に落ちてるからキラ達からしたら心配ではあるが既に強く優しい立派な息子なのに気が付けなかった
- 177二次元好きの匿名さん24/04/14(日) 19:34:51
★
- 178二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 00:36:22
このレスは削除されています
- 179二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 00:37:32
仲間が出来てからも初めは荒々しく高圧的な態度を取っているのは隊長としてナメられないようにという緊張からだだろうなぁ…
そんなわけで揉める隊長と退院をなだめるシンルナ三女は間違いなく女房役ではある
というか本当に女房か
このあたりの一悶着も話が広がりそうだな… - 180二次元好きの匿名さん24/04/15(月) 01:54:49