- 1二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:43:24
──これは『信じる』物語だ
カレンチャンというウマ娘を、もう一度『信じる』物語
酔っているのでカレンチャンの個別ストーリー4話までについて好きに語ります。ここまでなら未所持の方でも実装時に石集めなり興味を持って読んでいるなりで触れられている方が多そうだからです。
語るったら語る。カワイイよ……本当にカワイイよ……
『信じる』というのはカレンチャンの個別と育成含めてのテーマのひとつなのかなーと思います。
彼女を信じる物語です。ここは4話時点ではあんまり重要ではなさそうなので触りくらい。脱線で育成ストーリーにも少し触れますが……完全に個人の解釈なのでご容赦ください。
さて……カレンチャンの個別ストーリーがシンデレラをモチーフとしているのはあまりにも有名ですね。
これはカレンチャンが初めて学園にやってきたシーン。リムジンです。これが現代のかぼちゃの馬車ですね。なんでリムジンなんだろう。カレンチャンに関しては、あんまり実家がお太い描写は無かったと思います。あくまでインフルエンサーであって、芸能人ではありませんし。でも特別感はぴかいち。カワイイですね。 - 2二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:48:49
カレンの親が娘が心配で護衛としてリムジンを雇ったのだろう、プロフィールから溺愛してることは伺えるし
- 3二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:49:37
続きを
- 4二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:50:59
インフルエンサーってクッソ稼いでるぞ
- 5二次元好きの匿名さん22/01/22(土) 23:53:49
トレセンに転入するために車を降りてファンサをふりまくカレンチャンでしたが、ここで運命の出会い果たします。
そう、トレーナーとの出会いですね。
カレンチャン、4話時点で明かされるのですが、実は以前にトレーナーと会っています。
このことは第一話の冒頭でも示唆されています。彼/彼女はここで、昔遊園地で迷子の女の子を助けた思い出を夢として見ています。
この助けた女の子というのがカレンチャンなんですね。
この遊園地はおそらく千葉の某巨大遊園地であるという説が有力です。
トレーナーの脳内に突如として湧き出した存在する記憶──
これも後の会話から伺えるのですが、カレンチャンがトレーナーと出会ったのは、少なくとも3歳以降になります。カレンチャンとこの遊園地で『カワイイ』について会話しているからですね。
彼女がカワイイについて意識し始めたのが3歳頃です。
カレンチャンは中等部なので、最速13歳、最遅15歳です。約10年ほど前の記憶になります。
この時点でトレーナーはこの女の子=カレンチャンとは繋がらないのですが、カレンチャンはばっちりひと目でわかっています。
これは、この日の思い出がカレンチャンにとってアイデンティティに重大な影響を与えた大切な思い出である事を示唆していますね。
逆にトレーナーが分からなかったのは、成長もありますが、大きな要因として彼女が芦毛だからかもしれません。幼いカレンチャンは髪や尻尾の色が黒かったと思われます。
夢に見るくらいには印象的な思い出です。決して忘れていた訳では無さそうです。 - 6二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:04:20
ここでもう一つ
カレンのプロフィール欄の「耳について」
ここでは、甘えたいときに手招きをするように動くと記載されています。
ストーリー3話までで(見落としてなければ) 彼女の耳が手招いて動くのはたったの2回。その一回目こそがこの「トレーナーと再開した瞬間」です!
カワイイですね……実にカワイイ……
ここで、聴衆も味方に巻き込んでカレンチャンはかなり強引に動きます。
衆人環視の元で専属トレーナー契約を結ぶよう迫るのです! カレンがここまで言ってるんだよー? フリーなら契約してあげなよー! といった雰囲気が広がります。
もちろん、それに反感を感じるギャラリーもいますね。それはトレーナーも感じています。
あくまで周りに流されず、きちんと会話をしようとするトレーナー。大人。いいですね…。
そして、この学園に来たからには掴みたい夢があるのではないか、と問いかけます。
夢です! 重要なファクターが出てきました。
かつての遊園地で二人はカレンチャンの夢について会話をしています。
トレーナーはこの時点でカレンチャン=夢の少女と結びついていません。
このことに明確にカレンチャンが気が付くのがこのシーンです。めっちゃ一瞬で表情がしぼみます。
そんな気はしてたけどー……みたいな感じです。 - 7二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:05:07
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- 8二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:11:17
でもカレンチャンは無敵カワイイのですぐに切り替えます。
結果:専属トレーナーゲット!
めちゃくちゃ強引でしたが有無を言わさずトレーナー契約を結ぶことに成功します。
これにはトレーナーも「契約を結ぶことになってしまった!」と押し切られたことを自覚しています。
それと同時に、どうしてこんなに強引な手を打ったのかわからずにしばらく悩むことになります。
とりあえず、ウマスタグラムをフォロー。可愛いね
ここまでが一話になります。嵐のような一幕ですが、伏線がたくさん詰まっていますね。
ここで重要なのは
・トレーナーは過去に女の子を助けている
・無敵カワイイカレンチャンがリムジンでトレセンに乗り付けてきた
・無敵カワイイカレンチャンは有名人である
・何故か強引な手段で契約を取り付けてきた
・夢というワード
でしょうか。
では第2話に移ります。
などでしょうか。 - 9二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:20:41
このレスは削除されています
- 10二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:23:39
さて、第2話ではやよいちゃん理事長の思い付きで「トレセン学園プリティーグランプリ」なるイベントが開催されます。
パフォーマンス、スピーチ、レースの3科目で争う催しですね。
カワイイの権化を目指すカレンチャンももちろん参加します。
ところがトレーナー、ここで難色。当然です。まだ転入したばかりの身、基礎を固めるべきだと思うのは当然。
ただカレンチャン、絶対にやり遂げるから! とここでも強引に参加を強行します。
妙な迫力を感じたトレーナーはこれを許可することに。
ここで「信じる」の1つ目が出てきます。
この時点でトレーナー、カレンチャンの事が何一つわかりません。ネット投稿から見えてくる「カレンチャン宇宙人説」に天を仰ぐくらいには彼女の思考が異次元めいて理解できません。
- 11二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:24:06
フフフ、失敗失敗。酔ってるから許して
- 12二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:25:50
まあ選抜レースに出てないというかそこを通してないのは実際特殊だし
- 13二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:37:38
さあ、始まったプリティグランプリ予選!
カレンチャン、トレーナーの心配を他所にパフォーマンス部門とスピーチ部門をそれはもう見事に通過します。通って当然! といった様相。カワイイにかかればお手の物。さすがですね。
そして迎えたレース部門。カレンチャンは落蹄してしまいます…!
このイベント、かなり重要です。見立てとしても伏線としても。育成イベントにも掛かってきます。
カレンチャン、第一話で夢を聞かれた際、カワイくなるためにトレセンに来たとトレーナーに宣言しています。
レースに真摯に打ち込むウマ娘たちにとっては、この発言や普段の態度、そして今回の落蹄により「トレセンに来てアイドルがやりたいだけ」と見なされてしまいます。
おそらくトレーナーも(ここまでではないとは言え)彼女がどういったつもりでレースに挑むのかわからない以上、頭の片隅にこういった意見の存在はあったと思います。
だからこその、彼女のレース後の落ち込みように疑問を感じるのです。
意味深な言葉を残し、彼女はグラウンドを去ってしまいます。
蹄鉄をひとつ残して。
- 14二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:40:10
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:42:24
- 16二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 00:59:44
さて、3話冒頭で失踪したカレンチャン。
残されたのはぽつんと落とされた蹄鉄のみ。
ネットの投稿からは「離島のウマ仙人の元で修行する」という内容の手掛かりが残されていました。
トレーナーはその蹄鉄を片手にカレンチャンを迎えに行きます。王子様だよ……
投稿に紐付けられたハッシュタグには川柳
"浮かれ 流れて" の部分から本当にフワフワしていたのが読み取れます。トレーナーは何でカレンチャンがこんなに浮ついているのかがまだ分かりませんから、単に凋落の詩と受け取っています。
さて、無事離島に着いたトレーナー、カレンチャンと再開し腹を割って話し合います。
※ここカワイイポイント
ここで明らかになるのは彼女がカワイイを求め続ける求道者であるという事。
そしてこの第3話でシンデレラはひとつの山場をを迎えます。
- 17二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:08:12
はい来ました! 蹄鉄を差し出して「お姫様」です!!
これはストーリー第一話の夢にも掛かってきます!
夢の女の子をお母さんの元へ送り届ける途中、女の子はシンデレラ城(と呼びます)の前で足を止めます。
その時の発言がこれです!!
トレーナーの中で彼女がとカレンチャンが結びついていなくとも、ずっとトレーナーにとって彼女はお姫様だったんですねぇ〜〜……ハァ〜〜……尊い……
約十年前にお城で別れたお姫様がリムジンに乗ってやってきて、蹄鉄(靴)を落として傷心のまま失踪し、追いかけてきてそれを差し出すのです。シンデレラですねぇ……
ちなみにこの蹄鉄を差し出してお姫様と呼んだ瞬間がカレンチャンの耳が手招いて動く2回目になります。この瞬間、カレンチャンは甘えたいんです。カワイイかよ……
これにはウマ仙人もニッコリ。そっと見守ってくれています。誰なんだ。
- 18二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:17:10
他ウマ娘でのスカウトシーンがカレンチャンとお兄ちゃん/お姉ちゃんの場合最初の逆スカウトじゃなくてここにあたるのかなぁってふと思った
- 19二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:20:11
- 20二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:34:31
ちなみにこのレース後、カレンチャンの耳はぴこぴこと手招きをしっぱなしです。もうずっとぴこぴこしてます。ウマ娘の表情の付け方は本当に細かい所があって、目線ひとつ取っても物凄い量の表情を表しています。
レース後のカレンチャンはもう有頂天って感じです。
トレーナーに相応しくないと言い残し去った彼女は、トレーナーのカワイイの言葉を胸に勝利を勝ち取ったのです!
耳もずっと動くよ! いつまで動いてるんだろうと気になって見てみたら、確かシーンが変わるまでずっと動いていました。ぴこぴこ。カワイイ。確かな絆を見せていく。
嬉しそう
この後のスピーチ発表では、カレンにとってのカワイイが何なのかを読み上げます。
ここでの発言内容は、温泉旅館イベントにも少し掛かってきます。お迎えした方や、今カレンの居ない世界に居る方は、もしお迎えしましたら、ぜひ育ててあげてください…!
カワイイは離島でカレンが語った幸せのループなど、多角的な意味を含んでいます。
そもそもカレンがトレセンに来た切っ掛けも、レースをテレビで見て、その姿にカワイイを見出したから。深い概念です。
誰が言ったか、カレンのカワイイは刹那のガンダムと同じ。なるほどいい得て妙な…
- 21二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:43:25
ここでカッコよかったよ!ってお兄ちゃん/お姉ちゃんは言っちゃうけど、まさにお兄ちゃん/お姉ちゃんがカレンチャンに惚れ込んだのはそこなんだよね ここ以外でもカッコイイってカレンチャンに思う場面は何回かあるし
でもちゃんと(みんなの「夢」を体現した、)カワイイの権化のカレンチャンも魅力的って思ってる上で、スピーチの前にもっと素の君/貴方も見てみたいなっていうことをトレーナーとしてアドバイス出来ることは何かと考えた上で言うお兄ちゃん/お姉ちゃんと、それに一人占めしてもいいのに~って何気に(6話のやり取り考えると)すごい言葉で返しつつも「ちょこっとだけ!」で上のスピーチをぶちかますこれは……カワイイカレンチャン…… - 22二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 01:53:44
そうしてプリティグランプリが終わった後、トレーナーとカレンチャンは屋上で最後の答え合わせを行います。
ここでようやく、カレンチャンの口から過去に会っていた事が語られるのです。
あの時、カレンチャンはトレーナーに「夢はお姫様?」と聞かれて返事を返していました。それこそが──
これです!
第一話で夢に関して聞かれてカレンチャンがションボリしていたのはここが理由です。なにせトレーナーは
カレンチャンの夢を笑わなかったのですから。
さて。必要なピースが揃ってきました。
この夢の肯定がカレンチャンの情操形成に大きな影響を与えたのは疑うべくもありません。
温泉旅館イベントでカレンチャンは「きっと一人でも頑張れた」といった旨の発言をしています。
実際、彼女がカワイイを求める切っ掛けとなったのは3歳の頃に感じた、自身がカワイイと周囲の笑顔が増えるという経験と、自撮りを介して勇気を貰ったと伝えてくれたファンによるもの。
この遊園地の一幕ではありません。
ではトレーナーが彼女に与えられるものは何か。
それこそが、誰かが彼女を「信じてくれた」という経験ではないでしょうか。
自身の生き方を信じるために、カレンチャンが必要とした言葉こそが、トレーナーからの「カワイイよ」の一言なのです。
- 23二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:01:03
めちゃくちゃ分かりやすい解説
誇らしくないの? - 24二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:01:09
カレンチャン欲しくなってきた
唆る紹介しますねえお兄ちゃんorお姉ちゃん! - 25二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:06:08
ここからは少し余談です。
プレイヤーとしてのメタ的な視点において、この「宇宙一カワイイ私」発言を素直に信じられるかどうかについてです。
個人的なのですが、このエピソードを読んだとき、カレンチャンならカワイイになれるのではないか、と思った方が多いと思います。
それはフィクション的なものとして捉えたときに「そういうものだから、そうなるだろう」という考えが働くからでは無いかと思うからです。
「この作戦は99%成功する!」と言われたら失敗しそうと感じますし、
「海賊王におれはなる!」と言われたらなんだかなりそうな気がします。
ではカレンチャンはどうでしょう。
私は>>1で「これは信じる物語だ」と言いました。
実際に、育成ストーリーでもカレンチャンは手が掛からない子だという印象が強いように思います。
レース以外においての意思決定は、主にカレンチャンが行うためです。自分のやりたいことが明確で、本当に自分一人でもやっていけそう。
トレーナーには一番カワイイ自分だけを見ていてほしい。
トレーナーはそれ以外も見たいと希望し、カレンチャンもそれに徐々に答えてくれます。
名前は忘れましたが、とある大女優さんはお家の中でも化粧を欠かさなかったとか。理由を聞かれた彼女は「愛する夫には一番きれいな私だけを見せたいから」と答えたそうです。
カワイイの求道者であるカレンチャンも基本的なスタンスはこれに近いよう見えます。周囲をガッカリさせるのはカワイくないという発言もありますね。
- 26二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:17:16
その上でのストーリー上のトレーナーの立ち振る舞いについて考えたとき、最もそれが現れるのがカレンチャン企画のイベントについてだと思っています。
育成ストーリーで彼女は、プリティグランプリに近しいイベントを自分で企画運営しています。
レースと並行で行うそれのために随分と無理をして、コーヒーやエナドリを流し込み、夜ふかしをし、同室のアヤベさんに心配をかけています。
普段のレースやトレーニングと並行しての作業。明らかなキャパオーバー。しかも彼女は中学生です。
そんなカレンチャンに対するトレーナーの選択は……
『信じる事』です。トレーナーはカレンチャンの「やれる」を信じて何もしません。手助けもしません。
そして彼女はやり遂げるのです。
これが、これこそが、カレンチャンの物語のテーマ。
幼い頃の夢を信じ、プリティグランプリでの失敗を通じて、彼女のこれまでの生き方を信じ
そしてまた、ここで、カレンチャンはトレーナーに信じられる事でプリティグランプリへのリベンジを果たすのです。
──これは『信じる』物語だ
カレンチャンというウマ娘を、もう一度『信じる』物語
そして、何度でも『信じて』共に歩む──
これは、きっとそういう物語だ。
ありがとうございました。カレンチャン、宇宙一カワイイよ!
- 27二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:22:57
乙
頼りにされて無いと感じて、弱みを見せようとしないことが心配で、一度そうして一人で頑張って失敗した姿を見て、
悩みながらそれでも「君/貴方の強さを信じてる」って言うのはもうなんというか……良いとしか言えない…… - 28二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 02:23:19
やりたい放題やったのでくりーむわらび餅食べて寝ます
今回のチャンミはカレンチャンたくさんいて幸せです……しあわせ…… - 29二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 08:08:46
- 30二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 11:11:09
みんなもカレンチャン育ててね!
- 31二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 19:59:39