ここだけ異能学園オンライン出張ギャラリーV

  • 1二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:14:12

    ここだけ異能学園の掲示板シリーズにでてきたキャラ絵(Picrew可規約はちゃんと読むこと)やSS、芸術作品を飾るところ!キャラについて盛り上がってもOKだよ!

  • 2二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:14:36
  • 3二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:14:51
  • 4二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:15:08
  • 5二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:15:16

    次スレは>>185>>190にお願いします

  • 6二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:17:17

    たておつ保守

  • 7二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:19:43

    立て乙(自画自賛)
    これスレの寿命長いから誤操作が怖すぎる…助けて皆城さん…同好会くんちゃん…

  • 8二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:24:29

    ほーしゅー。

  • 9二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:30:09

    恐怖に耐えよくスレを立てた…
    褒美に保守をやろう…

  • 10二次元好きの匿名さん22/01/23(日) 17:37:50

    保守

  • 11二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 07:24:44

    保守が必要かい?

  • 12二次元好きの匿名さん22/01/26(水) 20:20:38

    助かる。SSを書かねば…

  • 13二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 07:46:21

    保守代わりにコタツ部部員緋鉢志乃
    需要?知らない子ですね

  • 14二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 08:30:52

    「お前急に進路変えてどうしたんだよ。医学部って唐突だな。キャラ合わねーって!
    てか前バイト先の運送会社からからいつでも雇うって言われてて、進学するかも迷ってるって言ってたよな?」
    「うるせーな、やりたいことが出来たんだからしかたねーだろ!」

    保健委員になってから何度も見てきた怪我人。
    なにより助けられなかったあの子。
    突然迷い込んできて、周りに戸惑い怯えていて、心配だったのにどうにも出来ないでいるうちに、手遅れになってしまった。
    起きてしまった事は戻らないから、それなら自分がこの先少しでも後悔しないためにするべきことが出来たんだ。

    佐川通は馬鹿である。成績が悪いわけではない。
    そこにやりたいことがあるなら、リスクとか費用対効果とかを考えないし迷わない。目の前の人を助けようとして我が身の安全を忘れる。そんな馬鹿である。
    だから、一つの経験が彼の未来を変えてしまったのも無理のないことだった。
    一人でも多くの人を「助けたい」、その一心で。

    『佐川 通 針路希望 医学部』

  • 15二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 08:32:20

    佐川の心に傷一つ。
    けれどその傷はより良い明日を掴むために。

  • 16二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 08:39:52

    いい…

  • 17二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 08:44:03

    綾小路(クソ雑)

  • 18二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 10:37:22

    こわ……

  • 19二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 10:38:39

    相手はみんな死ぬに気づいt

  • 20二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:52:18

    (設定スレに投げるのもどうかと思ったのでこっちに投げるね……)
    ドリームジャーニー
      夢想遊覧 現見 麗々夢
    攻撃力/0 守備力/0
    登校条件/裏側守備表示のユニット×3
    属性:[隔離][夢][特殊異能科][女子]

    隔離デッキから登校したこのカードは、下校ゾーンに送られる。
    このカードが下校ゾーンに存在する限り、以下の効果を得る。
    ①1ターンに一度、相手の全てのユニットを裏側守備表示にする。
    この効果は相手ターンでも使用できる。
    ②お互いのターン終了時に発動する。相手の守備表示のユニットのコントロールを得る。
    ③自分フィールドの裏側守備ユニットを選択して発動できる。そのカードをめくってお互いに確認し、効果の発動条件を満たしていれば効果を発動できる。その後、裏側守備表示に戻す。
    ④相手プレイヤーは、下校ゾーンにあるカードの効果を発動できない。
    ⑤このカードのコントローラーはユニットを攻撃表示にできなくなり、攻撃表示のユニットは守備表示になる。

  • 21二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:54:01

    やはり隔離デッキは害悪……

  • 22二次元好きの匿名さん22/01/29(土) 18:54:13

    守備表示=眠っている、下校ゾーン=夢の世界と解釈して生まれた完全害悪です。
    下校ゾーンという安全地帯から遅延とコントロール奪取を撒き続け、奪ったユニットの効果だけを利用する事もできる邪悪の化身です。
    速やかに下校ゾーンから除外するなりデッキに戻すなりしましょう。

    なお、お互いに麗々夢が下校ゾーンに存在する場合、④の効果で①②③の効果が発動できず⑤の制限だけが適用されるためさらなる泥仕合が展開されます。

  • 23二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 09:56:20

    かぐや様の美しさを!
    俺の画力じゃ表せねぇ!畜生!

  • 24二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 10:31:26

    かわいい

  • 25二次元好きの匿名さん22/01/30(日) 11:12:47

    三年後のかぐやさんって感じがする

  • 26二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:08:34

    このレスは削除されています

  • 27二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:11:19

    >>26 ミスしたので貼り直し

    子立津理子ちゃんです。宗明のダブル妹の「ですのよ」口調の方。意外とビビりで安定志向なところがある。好きなものは宗明姉さまとコタツとわさび

  • 28二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:13:57

    続いて子立津美子ちゃんです。宗明のダブル妹の『ですわ』の方。かなり真っすぐ(婉曲な表現)な性格でまどろっこしいのは苦手。好きなものは宗明姉さまとコタツとチーズケーキ。

  • 29二次元好きの匿名さん22/01/31(月) 22:51:00

    かわゆい……姉妹感あっていいね

  • 30二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 12:38:28

    生徒会副会長の明道秋政。年末に乳首ドリルされてたらしい
    性格はかなり辛辣だが会長の輿宮司に対しては絶対イエスマン。「限界会長オタク」と裏で生徒会の面々に呼ばれている

  • 31二次元好きの匿名さん22/02/01(火) 22:47:04

    噛ませの赤宮緋蓮(いまさら)
    鎌瀬と阿弖はまだデザインが決まってない
    北条は一応決まってはいる

  • 32二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 00:15:13

    今まで作って来たキャラたちの絵

    覚えてる限り描いた

  • 33二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 00:16:43

    没キャラたちも描いた

  • 34二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 00:23:10

    このレスは削除されています

  • 35二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 07:38:55
  • 36二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 07:41:58

    このレスは削除されています

  • 37二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 08:19:04

    み、未成年喫煙……カワイイからヨシ!

  • 38二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 08:31:31

    煙い子良いよね..肺には良くないが

  • 39二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 08:37:01

    >>32

    >>33

    めっちゃ描いたな...愛が伝わる...

  • 40二次元好きの匿名さん22/02/02(水) 21:54:39

    >>33

    没キャラとは言っても

    今後団体戦でもあれば

    もしかしたら出すかもしれない

  • 41コタツ同好会(2月3日)22/02/03(木) 16:07:09

    放課後午後4時。生徒会隣の倉庫……もといコタツ同好会では今日もクレア・アヴァン・ホーン、能堂瑠璃の二人が大きなコタツに入ってのんびりとしている。
    能堂が窓の外を見ると雪が降り始めていた。
    「あら、雪ですねぇ」
    「そんなに嬉しいカ?」
    「降ってる所を見るのは綺麗ですからね」
    「降るならドカッと降ってほしいナ、雪合戦したイ」
    「そんなに降ったら大変ですよ?屋根の雪降ろしと歩道雪かきしないとだし、凍った道には歩くコツがあってですね……」
    ガラガラと部室の戸が開いた。
    「皆、豆買ってきたよぉ」
    コタツ同好会のリーダーが紙でできた鬼の面をかぶって入ってきた。脇には落花生と書かれた大きな袋を抱えている。
    「今日は節分でしたね、6時になったらスーパーに恵方巻受け取りに行かないと」
    「クレア君の分も買ってあるから、僕たちの部屋に来てねぇ」
    「それは了解だけド……豆まきはもうしないんだロ?」
    「去年僕とクレア君でエキサイトしたからねぇ、このお面は雰囲気づくりさ」
    リーダーも二人が既に入っている大きなコタツに入る。
    袋をテーブルに開けて食べ始める。
    「そういえばなんでウチラは毎年落花生なんダ?」
    「僕が落花生派だからねぇ、投げても殻をむけばその場で食べられるしあまり単体で食べる機会がないしねぇ」
    「豆まきってあんまり大豆を使うって聞きませんよね、最近は柿ピーの小さい袋を投げるとか」
    「あの三角の袋のやつカ?あっちの方が美味いシよさげだナ」
    クレアがいい感じに硬い落花生をリーダーが頭にかけているお面に投げつけている。
    「ぅおっ……痛っ……ク、クレア君?もう高校生なんだからさ、ちょっと手加減してほしいよねぇ」
    「クレアさん?」
    「いヤ……一応お面に投げてるシ……」
    「それ頭ですよね」
    お面はところどころ煙を出しながら穴が開いており、転がった落花生は毒々しい色をしている。
    「毒だよねぇクレア君!これ、色が完全にイッちゃってるよねぇ!?僕じゃなかったらハゲてるよきっと」
    「リーダーなんだから毒でもなんでもいいだロ!あとリーダーが最後にぶつかったんだからリーダーがちゃんと処理しろよナ!」

  • 42コタツ同好会(2月3日)22/02/03(木) 16:07:50

    「ク~レ~ア~さ~ん~!?」
    能堂が笑顔のままクレアの方を向く。
    「分かっタ分かっタ!ちゃんと全部食べまス!」
    「それならよろしい♪」
    毒入りの落花生は全てクレアが処理した。たまに殻が混入してちょっとえずく。
    「なんなラ中身の皮みたいなのもちょっとナ……」


    「もう2月なんですね……」
    能堂がつぶやく。
    「まぁ卒業生がいないからほとんどここのメンツは変わらないねぇ」
    「コタツ部の部長さんは3年でしたっけ?」
    「確かね、でも出席足りてるのかなぁあの人」
    「それよりもバレンタインだロ!リーダーと能堂……サンで今年は何作るんダ?」
    「今年は生チョコ大福だねぇ、あとは毎年恒例のカップケーキあたりかな」
    「コタツ部と愛好会と……あとは余計に何個か作りましょうか」
    「いいねぇ生徒会に差し入れで持っていこう。年末は事件ばっかり起きて物騒だったからねぇ、きっとその事後処理でクタクタだろうし甘いものでも恵んでおこう」
    「宗明は二年だったナ、それでお付きの二人は中等部だったかナあの制服は」
    「また今年のクリスマスもアレするんでしょうかね?」
    「うーん、するだろうけど。なんとか原因を絶たないとどうにもならないなぁ、このまま卒業されると面倒ごとになりそうだし」
    「でも情報が無イ、子立津家についてなんてほとんど知らないだろウチラ」
    「私たち、というよりもどこも知らない、ってのが正解ですよね。あの妹さん達に聞くしかない」
    「まぁ宗明君よりは話が通じそうですしね」
    「中等部からの付き合いだけど、まさか二重人格だったなんてねぇ。治孝って誰だよって思ったからねあの時は」

  • 43コタツ同好会(2月3日)22/02/03(木) 16:08:00

    「まぁ、その件についてはバレンタイン辺りで動くことにして今日ものんびりとしましょう」
    「そうだねぇ、今のうちに少しでも平和を享受しておこう。これから死ぬほど動くことになりそうだ」
    クレアは後ろに倒れこみ、近くのクッションを手繰り寄せて枕にする。
    「暴れられるなラ、アタシはなんでもいいけどナ」
    「うーん、それは生徒会に許可を出さないとだねぇ」
    「私もそうですけど、中々私たちって動きづらいですよね……」
    リーダーも横になり、腕を曲げて枕代わりにしている。
    「たまにだけど、事件を起こす彼らがうらやましくなっちゃうねぇ。守るものがない人たちって気楽だな、って」
    「学生は常に守られる側だからナ」
    「まぁまぁ、私たちはこっち側に立つって決めたんですから頑張りましょうよ」
    「そうだねぇ……」
    コタツ同好会ではその後もしばらく他愛のない話が続いた。

  • 44二次元好きの匿名さん22/02/03(木) 17:36:25

    なんというか暖けぇ…異能学園とかいうヤベー機関のコタツ同好会とかいうヤベー連中の巣窟の空気とは思えねぇまったり感…しゅき…

  • 45ある日のコタツ同好会22/02/05(土) 19:33:50

    保守代わりに

    「お疲れ様ー」
    リーダーが部室に入ると、クレアがコタツに入ってゲームをしていた。
    上にはポテチの袋が開けられ、それをゲームをしながらひとつずつつまんでいる。
    ノールックで食べているため破片があちこち散乱している。
    「クレア君、ダメだろぉ?こんなにカス散らかしちゃあ能堂君に怒られるよ?あとゲーム機を油べたべたで触るの、自分のだけにしてね?」
    能堂もコタツに入る。破片を集めるようにコタツの裾を揺らす
    「大丈夫大丈夫、能堂は今スーパーに行ってるかラ」
    「あぁ、チョコね。今日は安いんだっけな」
    「朝、チラシ見なかったのカ?」
    リーダーと能堂の部屋は新聞を取っているため、学園内のスーパーのチラシが入る。
    クレアは取っていないが、たまに電気屋とおもちゃ屋のチラシが入っていると渡している。
    「いやぁ、今日の朝は忙しくってね。それどころじゃなかったんだ」
    「へー……」
    空返事のクレアを見ると、スイッチをしていた。
    (いつもGBAばっかりしているクレア君にしては珍しいなぁ)
    とリーダーが考えていると、クレアの脇には
    リーダーが昨日発売したばかりの新作ゲームのパッケージが破かれて散乱した袋と一緒に置かれていた。
    袋に貼られたシールには『【○○電機】予約限定版』と書かれたシールが貼ってあり間違いなくリーダーがこれを買った後、おまけで付いてくるフィギュアを部室に飾るためにメンバーに秘密で持ってきたものだった。
    「あ、クレア君!それ僕が買ってきたやつじゃないか!」
    「へッ……甘いナ、隠し場所」

  • 46ある日のコタツ同好会22/02/05(土) 19:34:13

    「く~っ、今日はそれを楽しみにして生きていたのにぃ!クレア君、返して返して!」
    「ちょっト、いい所なんだかラ待ってヨ。あと10分」
    「それエンドレスに続くやつだよねぇ、10分から永遠に時が動かないやつだよね知ってるよ」
    リーダーがクレアの体を揺さぶる。
    「あッ、おイ、やめロ!女の子の体をそんな軽く触るナ変態!」
    「うるさい、こんな時ばっかり女の子ぶってるんじゃないやい!僕はそのシリーズだけは絶対にネタバレを食らわないように公式の予告すら見ないでいたんだぞぉ!なのに……なのに大切にしていた僕のヴァージンを……君は」
    「気持ち悪いナ」
    「予約するときだって、すぐ売り切れるから朝一から並んだんだぞぉ!」
    だんだんと揺さぶりが大きくなっていく。
    「…………分かった分かったかラ!はい!」
    その場でセーブした後にソフトをリーダーに返した。
    「いやぁ、ありがとう。このまま返してくれなかったら14日に君のチョコ、抜きにするところだったよ」
    「なんて大人気の無イ……それにしてモ、なんでそのゲームだケネタバレNGなんダ?」
    「これは僕が昔っから大好きなゲームだからねぇ、いつまでも少年の気持ちでプレイしたいのさ」
    「ふぅーン、じゃあゲーム以外だト?」
    「映画は見るかな。一回じゃ隅々まで観きれないだろうし、実際観ないと分からない所もあるしね」
    「本ハ?」
    「絶対ダメ。先の展開が分かっちゃったら読む指が動かなくなっちゃうからねぇ」
    「映画も本も似たようなものでハ?」
    「映画は受動的で、演出やカメラワーク、演技を隅々まで堪能する目と耳が重要だけど、本は能動的だから先を読みたい興味の方が重要なのさ」
    「作品を全力で楽しむって感じなんだナ、疲れなイ?」
    「あぁ、だから映画は見れて1日2本だねぇ。そういうクレア君はネタバレを踏むタイプなのかな?」
    「ゲームに関しては実況とかで観てから考えるナ」
    「そうなんだね、じゃあこのゲームは……」
    「昨日買おうと思ったらAmazon売り切れ」
    「そうなんだ、面白かった?」
    「ん……まぁ」

  • 47ある日のコタツ同好会22/02/05(土) 19:34:26

    クレアは再び寝転がると置いてあったGBASPを遊び始めた。
    十数分後、リーダーがさっきまでプレイしていたソフトを渡してきた。
    「ほい」
    「…………エ?」
    「いやぁ、僕は少しできればあとは想像力でなんとかなるからね。買えなかったんならこれやるといい」
    「…………いいのカ?」
    「どうせ僕のだし、持ってかれっぱなしの心配もないしねぇ」
    「そっカ……ありがト」
    クレアはソフトを受け取り、リーダーは小説を読み始めた。
    それからまた数分経って能堂が部室に入ってきた。
    「いやぁ~すみません、チョコを買うつもりが財布を部室に忘れちゃって……あら?」
    ((まずい/マズイ))
    コタツに入ってぬくぬくとしていた二人はすっかりポテチの処理を忘れていた。
    既に空になっている袋がテーブルの上に置きっぱなしで、クレアの周囲にはポテチの残骸が散らばっている。
    「…………クレアさん。」
    「はイ」
    能堂が口を開いた瞬間、クレアがコタツから即座に飛び出て正座する。
    「……九十九さんもですよ?」
    「え、僕もかい?食べてないよぉ僕は!」
    「見えてたんですからあなたも同罪です!!!」
    能堂の後ろに心なしか鬼が見える。静かな口調の裏には鋭い刃物が光っているようだ
    「いやぁ、僕見えてないなぁ、本読んでたから見えてないなぁ」
    「そんな言い訳通用しませんよ!掃除するのどれだけ大変だと思ってるんですか!掃除し終わるまでコタツの電源切りますからね!」
    「セ、殺生ナ……」
    「鬼だねぇ……はは……」
    その後二人は鬼に監視されながらすぐにポテチを片付け、ついでに部室全体の掃除もやらされることになった。
    ちなみにゲームはその後一週間程度借りたままになった。
    「クレア君!!!!!聞いているのかいクレア君!!!!!仏の想像力も三日までだよ!!!!!」

  • 48二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 19:36:46

    いいね……

  • 49二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 19:37:44

    コタツ同好会くんちゃんの設定は考えてあるけどあんまり出さない方が後から変更出来て便r……面白そうだなと思ったので多分出さないままかな?学園内だけのクローズドネットだろうだけどそっちの方が掲示板っぽくていいしね

  • 50二次元好きの匿名さん22/02/05(土) 20:11:05

    と言いつつちょいちょい情報出したね(歓喜)
    わちゃわちゃしてるのかわいい

  • 51二次元好きの匿名さん22/02/06(日) 01:15:31

    バニーの志乃が見たかった、明日日曜日だし夜更かししても良いかと思った、ノリと勢いだった、反省はするが後悔はしない、などと供述しており警察は捜査を精神鑑定を進める方針で───

  • 52二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 13:24:51

    ハレンチ!

  • 53二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 22:43:55

    今更感ありますが京都弁ちゃんの設定

    名前 右京 都子(うきょう みやこ) 高等部普通科

    そこそこの名家の産まれ 知っての通りツン8割デレ2割 隠岐(仮称)にメロメロ状態!
    料理上手だけど頭は残念 掲示板でよく毒舌してる
    スイーツで簡単に釣れるので試してみてね

    異能は 異能で出した筆で書いた字を現実にする
    例えば「拳銃」と書けば拳銃が出る、「止」と書いたら止まる
    デメリットはいちいち書くことと、1度書いた漢字は2分間使えない それと平仮名片仮名はだめ

    どこかのスレで見た目は上がってたのでよろしく

  • 54二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:25:46

    かわいい。一生隠岐とイチャイチャして天寿を全うしろ

  • 55二次元好きの匿名さん22/02/08(火) 23:26:44

    普通に異能がお強い

  • 56二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:50:59
  • 57二次元好きの匿名さん22/02/09(水) 20:52:41

    かわゆす

  • 58だれかののーと22/02/11(金) 12:30:12

    走れ、私!
    檻の中で走れ!
    飛べ、私!
    籠の中で飛べ!
    いつか光を置き去りにして、
    手の届かない場所に辿り着けるから。

  • 59二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 21:44:29

    たかしSSの内容は完成していませんが、とりあえずプロット貼ります。文章が拙いから難産やねんな……すまん

    高校1年生のたかしは保育園からの知り合い(女子)が先輩から強〇未遂され、偶然その現場を目撃し、先輩を退けさせたことをきっかけにその生徒の護衛を行っていた。
    しかし、それを邪魔に感じた先輩がたかしを排除するために仲間と共にたかしを潰そうとたくらみ、たかしはその攻撃を受け続けた。
    (……俺は大丈夫だ。知り合いが危ない目に合う方がよっぽど大丈夫じゃない)
    そんな中、ある日たかしの異能が発現する。たかしの両手は空間を歪め先輩の頭部はひしゃげ、もう一人は皮膚が制服ごと引きちぎられた。
    自分の異能による惨状に絶句し嘔吐した直後に異能の反動が来たのか気絶してしまう。

  • 60二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 21:46:10

    >>59 続き

    たかしが目覚めるとそこは病院のベッドの上だった。しかし窓がなく内装も薄暗い明りとベッドのみでどちらかというと死体安置所のようだった。

    突然、部屋に入ってくる大柄の男。彼は木村と名乗り、異能機関日本支部の職員だと自己紹介した。

    「君の異能は突然変異でとても危険なものだ」

    機関によって被害者は蘇生され、事件にまつわる情報も一切が遮断された。関係者には秘匿義務を課し、ネットやマスコミには厳しい監視の目が貼られている。

    「異能は恐れをもって迎えられるべきではない。人類が新たに獲得した進化の鍵だ」

    たかしの首にはチョーカーのような装置が取り付けられており、これは異能を強制的に抑制し同時に検査を行うものものだという。

    発現したということで異能学園への入学を推奨された

    「別に無理とは言わない。しかし、それでもこれまでと同じ学校生活はできないし24時間我々機関の監視つきだ」

    「……思春期の男子高校生にはキツイですよ」

    「その肩書もいずれ無くなるぞ」

    たかしは一旦入学を見送り、機関側も事件の直後ということもあり返事は一か月後ということにした。女子生徒絡みの事件も先輩たちに暗示をかけることで彼女に近寄れないようにし、学校側に報告した。

    家に帰ると事情を聞いた母の姿が。自分に恐怖しているのかと勘違いしたたかしは気後れしたが母は隆の無事に安堵していただけだった。

    「私はあなたの味方よ、機関でも政府でも何が相手でも……私はアナタの味方だから」

    たかしは自分の異能に恐怖し、誰も危険な目に合わせないために部屋に引きこもり異能を制御するためにいろいろと試す選択を取る。

  • 61二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 21:52:39

    >>60 続き

    いくら制御装置を付けているとはいえここ数日で発現した異能の力はすさまじく、たかしの体に凄まじい負担をかけていた。

    突然変異による異能の発現は未だに不明な部分が多く、個人差も大きい。異能の内容はある程度理解したたかしだったが、その制御は不可能なままだった。

    このままでは自分の命は長くない、でもこんな異能を持って日常を送れるはずもないと苦悩していると一通のメールが届く。

    内容は異能制御装置が異常な数値をたたき出しているのでぜひ研究所に来てほしいというもので、迎えも来るという。

    たかしは母に知られないように仕事でいない昼間に外出し研究所へ。そこは異能遺伝子の検査機械や制御装置などを開発する国際企業『エクステック』の運営する国指定の研究所だった。

    そこでたかしは異能や発現について詳しい説明を受け、異能制御のために人体改造を受けないかと相談される。

    「君のその異能……無くすにはもったいないよ、突然変異であればなおさら」

    この研究所では表の異能研究のほかに、後天的な改造による異能の制御を実験しゆくゆくは後天的に異能を発現させることを目的に秘密裏に研究していたのだった。そのサンプルのために成功確率の低い実験をたかしに持ちかけていた。

    「……失敗すれば?」

    「すぐ死にはしないよ、足が付くからね。ただ死ぬのが早くなるかな」

    「機関の監視は大丈夫なんですか?」

    「大丈夫、機械の調整という名目で許可はとってるからね」

  • 62二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:02:05

    >>61 続き

    たかしはこれに承諾し実験が行われることになった。

    結果的に無事に手術は成功した。

    筋肉・骨といった人体をさせる組織は強化成分が注入され、異能を制御する部分があるとされているとされている脳には制御装置が取り付けられ、この手術による後遺症として感情が希薄になった(異能は感情によって出力が変わるという異能感情論に基づくもの)。しかし激しい感情の変化は難しい模様。たかしはこれ以降露骨に口数が減り、頭で考えることが多くなる。

    (ここから現行スレ更新のSSに続きます)

    なんか最終的にたかしの設定が重くなったけどそれでも通常運転ぐらいの異能学園の日常を書きたい。

    一応たかしの異能とか組織周りは作ってるけど劇的な方にはいかないかも。

  • 63二次元好きの匿名さん22/02/12(土) 22:04:24

    なかなか過酷な人生を送ってるなたかし……幸せになってくれ

  • 64二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 09:07:12

    部屋の掃除してたら昔描いた漫画が出てきた
    地獄門さんが主人公のバトル漫画
    羞恥心でしにそう

  • 65二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 12:45:25

    >>64

    描くのだ...

  • 66二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 13:43:39

    あらすじ
    これは異能学園に来る少し前の話…。中高一貫校、帝国学院の入学式に5時間遅刻した上校長の石像を破壊してしまった(過失)地獄門千波は、問題児が集まる隔離教室『0組』に入れられてしまう。そこには人殺しやカニバリスト、ヤンキーなどやべーやつらが集まっていた!そして校長の陰謀によって、千波はデスゲームに巻き込まれてしまう…!

    みたいな内容だった
    黒歴史過ぎて読めたもんじゃない

  • 67うさぎとてつほう22/02/13(日) 14:34:17

    《……うーん、やっぱり昨日の今日じゃあ聞こえませんねぇ……》

    「……他人の部屋で物騒なモノを取り出さないでくれるかな?」

    《あうう、ごめんなさい麗々夢。でもこの子には魂があるらしいんですよぅ……麗々夢は何か感じませんか……?》

    「……有意識も無意識も無いようにしか感じられないけど……?」

    《……でずよ゛ね゛ぇ……でもでもっ!いつかは心の声を聴かせてくれるのかもしれないでずがら、それまで大切にするですよぉっ!!お金は情報科の教材になるバイトで稼げますしねっ!!》

    「……いったい誰にどう影響されたのかな、この子は……」

    《とりあえず名前をつけるとこからですかねっ!ふふ、どんな名前にしよっかなぁ、うさぎ関連で……あ》

    <ばきゅーん★

    「……良々魅?私の部屋の壁に穴を開けたのは、何の恨みからの犯行なのかな?」

    《……や、その、ちが、こ、この子が勝手に……?》

    「……子の責は親の責。おしおき」

    《み゛ぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ……………》

  • 68二次元好きの匿名さん22/02/13(日) 19:13:37

    かわいい。何を何だと思ってるのかは考えないようにしよ...(学園生活の慣れ感)

  • 69同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 16:19:05

    放課後。コタツ同好会の部室ではいつもの3人が揃っていた。
    既にお昼ご飯を食べ終わっているがまだ次の授業まで時間がある。こういう時は3人そろってコタツでゴロゴロ時間を潰しているのだ
    「…………よし、と」
    しかし今日はコタツ同好会のリーダー、九十九が部室の押し入れから執事服を取り出して着ている。
    「うワ……ハロウィンはまだ先だゾ」
    「そんなもの着て、どうしたんです?」
    「これから会長にチョコ渡してくるから、おめかししないとね」
    「すぐ隣じゃないですか」
    「いっつも学生服で入ってるのニ、今日だけ気張るの変だロ」
    「いやだってぇ、今日バレンタインじゃないか」
    「はい、それは知ってますよ」
    「早く放課後にならないかナー♪今年のやつも中々美味そうじゃン!」
    部室の冷蔵庫にはすでに完成している今年のチョコが保存されている。
    いつもなら冷蔵庫に入っている美味しいお菓子はクレアが見つけ次第口に入れてしまうのだが、
    バレンタインの時期は九十九も能堂も目を光らせ、食べたら一巻の終わりだとクレア自身も分かっているので手を出していない。
    「会長と……あとついでに生徒会の面々の分も作ったじゃないか今年は」
    「去年は同好会のごたごたとか生徒会とは一触即発状態でそれどころじゃなかったですしね、あと生徒会に渡す義理もないですし」
    「てカぶっちゃケ、カシミヤに渡したイだけだロ?」
    「それはニット。輿宮さんですよクレアさん」
    「……バレちゃった?」
    九十九が少し赤面している。
    「会長さんに本当ご執心ですね、九十九さんは」
    「いやぁ、彼女がいろいろやってくれたおかげでコタツ同好会の今があるからねぇ。会長さまさまだよ」
    「ホント、あのウスノロばっかノ生徒会ニよくあんなやつがいたよナ」
    「ウチが起こした騒動の処理を数日間のうちに収めたのは凄かったですよ本当に」
    「まああれは部活陣営の喧嘩を買ったっていうか、なんというかだし……まぁそれはそれとして彼女とそのお仲間に渡してこようかなと」

  • 70同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 16:19:37

    テーブルの上に製作したチョコを置く。一つは丁寧にラッピングされているが、あとは一口大の生チョコがいくつかに分けて袋分けされている。
    生チョコ大福とスフレチーズケーキの一切れは皿に盛られてお盆に置かれている。
    「うワ……露骨」
    「大丈夫大丈夫、さらっと渡してくるから」
    畳の座敷から一段降り、内履きを履いて九十九は部室を後にする。背中を見せながら腕を振り上げガッツポーズを取っている。
    まるで前線へ向かう兵士のようだ。
    「大丈夫ですかね、九十九さん」
    「リーダーはああ見えて人付き合い苦手だからナ、当然対人経験も少なイ」
    「同好会のリーダーしてても、結局はそこまで人と絡むことないですしね。生徒会のお仕事手伝うときに少し話すぐらいで」
    「……生徒会のやつらっテ、ウチラのことどう思ってんだろうナ?」
    「さぁ?今は仲良くさせてもらってますけど、あんまり信用してないとか?」
    「会長以外はそうだろうナ……」
    「私たちも結構丸くなったんですけどね……というかあれは部活側が悪かったわけですし」
    「マ、コタツとコンセントとテレビがあれバアタシはそれでいいけどナ」
    能堂は眼鏡をかけてドグラ・マグラを読み始めた。
    「……ソレ、面白いのカ?」
    横になったクレアが聞く。
    「あら、日本3大奇書だなんてあと二つが分からない曖昧なものを信じているんですか?確かに狂うとは何かを書いた奇作ではありますが、骨太で面白いですよ。私が夢野先生で好きな作品は少女地獄ですね、あの女学生の話なんて特に……」
    「分かっタ、分かっタ、とりあえず分かっタかラ」
    「あとキ〇ガイ地獄なんてのも……」
    「……よくそのタイトル通ったナ」「時代ですね」

    (まだちょっと続く)

  • 71同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 16:24:46

    「やぁ、お待たせ諸君!……ってあれ?」
    スパーンと、勢いよく生徒会室のドアが開く。お盆とチョコで両手が埋まっているので、九十九は足で開けたようだ。
    生徒会室は閑散としており、生徒会長の輿宮しかいない。机上の書類とにらめっこをして九十九の方を見ていない。
    ウキウキで生徒会長席に向かう。
    「……今日は何しに?同好会を解散する申請でもしに来ましたか?」
    「いやん、自分で同好会に色々工面してくださっててよく言うねぇ。今日はそうじゃなくってね、ほら、バレンタインだろう今日は」
    「…………あぁ、それでそんなにはしゃいでいると」
    輿宮はため息をつき、話をしながら何かの書類にハンコを押している。
    「だから……ほらぁ!これこれ!これを君たち生徒会に渡しにきたのさ……なのになんだい今日はぁ、みーんな出払っちゃって」
    「生徒会の面々は部活動の決算で忙しいんです。今日はそのための書類を配りに」
    「あぁ……そんな季節だねぇそういえば。同好会には関係ないイベントだから忘れちゃってたぁ」
    近くにあった椅子に座り、手に持っていたチョコの袋を置く。
    「なんですかそれ、危険物は生徒会室に置かないでください」
    「冗談言っちゃって、これは生徒会メンバーに渡しておいてねぇ。能堂さんと腕によりをかけて作った生チョコだから」
    「そのお皿に乗ってるのは何ですか」
    「あぁこれ?これ欲しい?」
    「そう言うと思ってたからあまり触れたくなかったんですよ」
    「これはね、君にあげるやつ。いつもお仕事お疲れ様って意味でね」
    「……だったら少しでも仕事を減らしてあげようとは思わないんですか」
    「宗明君はねぇ、ちょっと今お取込み中でこれが中々うまくいかなくってねぇ」
    やっと輿宮が机から顔を上げる。
    「……大福と、ケーキですか」
    「これねぇ、スフレチーズケーキって言ってプルプルしてるけどチーズケーキなんだよ!ほら」
    「紅茶は?」
    「あぁ、僕としたことがすっかり忘れてたよ……今すぐ部室から取ってくるねぇ」
    「私は番茶派です……忘れましたか?」
    「今日はそっちの気分かなと思ってねぇ。とにかくお湯沸かしに行ってくるよ」
    「そのまま生徒会室に戻ってこないでください」
    「大丈夫大丈夫、僕は何があっても必ず戻ってくるから」

  • 72同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 16:25:11

    一旦九十九が教室を出た。3分後、またポットと湯呑を持って戻ってくる。
    「お待たせいたしました、お嬢様」
    「今さら執事のフリですか。失格なので罰として生徒会室から追放です」
    「まぁまぁそう言わずに……ほら、お番茶だよぉ。」
    「ありがとうございます」
    「じゃあ、僕はこれで。一応言っておくけどすぐに食べるんだよ?後で回収に来るから」
    輿宮に手を振りつつ九十九は笑顔で生徒会室の戸を閉めた。
    「はぁ……」
    輿宮はため息をついて大福とケーキを見る。右手は自分の机の引き出しをつかんでおり……その中にはリボンで可愛くラッピングされたチョコレートの箱が入っていた。
    「ま、後でいいですが。自分で作ってもいませんし、義理ですし」
    チーズケーキをフォークで一口運び、また作業に戻った。
    「……美味いなこれ」

    (まだちょっと続く)

  • 73同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 18:12:14

    数時間後、再び勢いよく生徒会の扉が開く。
    「さぁ~て、回収に来たよ!お嬢様!」
    「まだその服着ていたんですか」
    「いやぁ、これちょっとカッコいいから」
    「お嬢様……はっ、貴様!ふざけた格好で生徒会室に入るなど言語道断だ!」
    生徒会副会長の明道秋政が突然怒鳴った。
    「いやぁ、いたのかい?お久しぶりだねぇ」
    「お久しぶりではない!貴様、コタツ愛好会も満足に抑えきれずあげく25日の掃討に出ないとはどういうことだ!」
    「約束はしていなかったはずだけどねぇ」
    「生徒会に協力すると言っておいてその態度はなんだと言っているのだ!」
    「生徒会、っていうか会長じきじきの命令だけだね……自惚れるないでね?君たちの顎では僕らは動かないよ」
    「貴様ッ……!」
    「はいはいそれまで。それ以上になるなら続きはここじゃなくって仮想訓練場でしてください」
    明道は引き下がり、メガネをかけ直して手元の資料に目を通して文句を言っている。
    「まったく、バレンタインだからと騒ぐみょうちきりんな連中もいるというのに……まったくお菓子会社の陰謀というものは……」
    (誰からももらえなかったんだろうなぁ)
    そして、
    「ではこれを」
    輿宮がすっとチョコを渡す。

  • 74同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 18:12:47

    「おぉっ!?これはぁっ!?」
    「本命です」
    「やったー!」
    「か、会長!それは本当ですか!」
    明道が目の色を変えてツッコむ。
    「明道さん、世の中にはついていい嘘といけない嘘があります。これはついていい嘘です」
    明道がホッとして座席に座る。
    「僕にとってはついてほしくなかったよ……」
    「あれ、嬉しくありませんでしたか」
    「いや嬉しかったけれど……」
    「義理、ですが一応これまでの感謝も込めて。手作りではないですが結構高かったんですよそれ」
    「だよねぇ。会長ってあんまり人にモノあげないし、料理するところ見たことないからちょっと不安だねぇ」
    輿宮は人からの貸し借りにうるさいので人に贈るものは高級なものが多い。それが貸しよりも大きくみられることが多く、面倒なことになるのであまりお返しをしない。
    「そのうちあなたの目に激辛のカレーでも入れてあげます」
    「おぉ、それは楽しみだ」
    会長の机に上がっている皿を九十九がお盆に戻す。
    「……で、お味は?」
    「まぁまぁでしたね。買うものよりは若干劣りますが」
    「そっかぁ、まぁ食べ切ってくれただけで嬉しいけどね」
    「私は出されたものがどんなにマズくても食べ切りますが?」
    「うーん、これはこれは」
    九十九がドアに向かって歩いていく。
    「では明道君もご機嫌斜めだし僕はこれで。チョコ、ありがとうねぇ。あとそこにある袋、手作りの生チョコが入ってるから皆で食べてねぇ」
    それだけ言い残して生徒会室から去っていった。
    「誰が貴様のチョコなど食べるものか……!」
    「明道さん、でもそのチョコ美味しいですよ」
    「そうですか、では…………美味い」
    「でしょう?」
    明道が少し感心していると生徒会室のドアが開き、九十九がにやけた顔で覗いている。

  • 75同好会の動向(バレンタイン)22/02/14(月) 18:12:54

    「……ッ!撤回だ撤回!こんな不味いモノを置いていくとは、貴様面を貸せ!」
    「えぇ、疲れるのは嫌だなぁ。しかもこんな野郎で?」
    「九十九さん、明道さんの相手をしてあげてください。これ以上ストレスを与えると面倒なので」
    「はぁい……」
    「ありがとうございます、会長!それでは私はこれで……貴様、きびきび歩け!時間がないんだからな!」
    九十九と明道が生徒会室を出ていく。輿宮は椅子にもたれかかって天井を見上げる。
    「…………顔、赤くなってませんよね」
    額に手を当てながら、さっきまでの自分の動きを頭の中で見返した。
    「来年は手作りというのもアリか」
    輿宮は一人つぶやきながら、下校の準備をしていた。

  • 76二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 19:07:21

    へへ...甘酸っぱいぜ畜生...

  • 77二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 19:38:11

    (最初の方時系列が変だけどそこはご愛敬で……最初昼休みスタートにしようとしたけど放課後に変更した名残ですわ)

  • 78二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 19:45:39

    >>69 再編集版置きます


    昼休み。コタツ同好会の部室ではいつもの3人が揃っていた。

    既にお昼ご飯を食べ終わっているがまだ次の授業まで時間がある。こういう時は3人そろってコタツでゴロゴロ時間を潰しているのだ

    「…………よし、と」

    しかし今日はコタツ同好会のリーダー、九十九が部室の押し入れから執事服を取り出して着ている。

    「うワ……ハロウィンはまだ先だゾ」

    「そんなもの着て、どうしたんです?」

    「これから会長にチョコ渡してくるから、おめかししないとね」

    「すぐ隣じゃないですか」

    「いっつも学生服で入ってるのニ、今日だけ気張るの変だロ」

    「いやだってぇ、今日バレンタインじゃないか」

    「はい、それは知ってますよ」

    「早く放課後にならないかナー♪今年のやつも中々美味そうじゃン!」

    部室の冷蔵庫にはすでに完成している今年のチョコが保存されている。

    いつもなら冷蔵庫に入っている美味しいお菓子はクレアが見つけ次第口に入れてしまうのだが、

    バレンタインの時期は九十九も能堂も目を光らせ、食べたら一巻の終わりだとクレア自身も分かっているので手を出していない。

    「会長と……あとついでに生徒会の面々の分も作ったじゃないか今年は」

    「去年は同好会のごたごたとか生徒会とは一触即発状態でそれどころじゃなかったですしね、あと生徒会に渡す義理もないですし」

    「てカぶっちゃケ、カシミヤに渡したイだけだロ?」

    「それはニット。輿宮さんですよクレアさん」

    「……バレちゃった?」

    九十九が少し赤面している。

    「会長さんに本当ご執心ですね、九十九さんは」

    「いやぁ、彼女がいろいろやってくれたおかげでコタツ同好会の今があるからねぇ。会長さまさまだよ」

    「ホント、あのウスノロばっかノ生徒会ニよくあんなやつがいたよナ」

    「ウチが起こした騒動の処理を数日間のうちに収めたのは凄かったですよ本当に」

    「まああれは部活陣営の喧嘩を買ったっていうか、なんというかだし……まぁそれはそれとして彼女とそのお仲間に渡してこようかなと」

  • 79二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 19:50:25

    >>70 再編集版その2

    テーブルの上に製作したチョコを置く。一つは丁寧にラッピングされているが、あとは一口大の生チョコがいくつかに分けて袋分けされている。

    生チョコ大福とスフレチーズケーキの一切れは皿に盛られている。

    「うワ……露骨」

    「大丈夫大丈夫、さらっと渡すから」

    九十九が皿とチョコを冷蔵庫に戻し、執事服から制服に着替える。

    「今渡しに行くんじゃないのかヨ!」

    「いやぁ、次に授業があるのにのんびりとできないだろう?」

    「わざわざ着る必要ありましたか……?」

    授業の終了を告げるチャイムが鳴り放課後。また3人で部室に集まり、九十九は二人よりも早く来て準備をしていた。

    「気張ってんナ」

    「てか会長からもらってからじゃないんですね」

    「先手必勝さ」

    畳の座敷から一段降り、内履きを履いて九十九は部室を後にする。背中を見せながら腕を振り上げガッツポーズを取っている。

    まるで前線へ向かう兵士のようだ。

    「大丈夫ですかね、九十九さん」

    「リーダーはああ見えて人付き合い苦手だからナ、当然対人経験も少なイ」

    「同好会のリーダーしてても、結局はそこまで人と絡むことないですしね。生徒会のお仕事手伝うときに少し話すぐらいで」

    「……生徒会のやつらっテ、ウチラのことどう思ってんだろうナ?」

    「さぁ?今は仲良くさせてもらってますけど、あんまり信用してないとか?」

    「会長以外はそうだろうナ……」

    「私たちも結構丸くなったんですけどね……というかあれは部活側が悪かったわけですし」

    「マ、コタツとコンセントとテレビがあれバアタシはそれでいいけどナ」

    能堂は眼鏡をかけてドグラ・マグラを読み始めた。

    「……ソレ、面白いのカ?」

    「あら、日本3大奇書だなんてあと2つが分からない曖昧なものを信じているんですか?確かに狂うとは何かを書いた奇作ではありますが、骨太で面白いですよ。私が夢野先生で好きな作品は少女地獄ですね、あの女学生の話なんて特に……」

    「分かっタ、分かっタ、とりあえず分かっタかラ」

    「あとキ〇ガイ地獄なんてのも……」

    「……よくそのタイトル通ったナ」「いやぁ、時代ですね」

    2人でチョコを食べながら雑談をしていた。

  • 80二次元好きの匿名さん22/02/14(月) 23:43:27

    くっ…同好会員×部員ではなかったか…
    でも尊いのでOKです

  • 81列強@バレンタイン22/02/15(火) 02:09:16

    某日深夜、国連第三会議室にて七人の男達が巨大な円卓を囲んでいた。議長席に座る男は俯いた顔の前で手を組み、他六人の視線をその身に集めている。薄暗く重苦しい空気の中彼はゆっくりと口を開く

    「今日集まってもらったのは他でもない……あの件についてだ」
    ぴりりと空気が張りつめる。突然招集された数ヶ月ぶりの列強会議。それも議長は列強一不真面目な男ことバッカス(しかも多分素面)いったいどれほど重大な件なのか。六人は固唾を飲んでバッカスの口が動くのを見守った

    「そう……バレンタインについて、だ」
    「「「「「「は?」」」」」」
    「バレンタインについてだ。今年俺はチョコを一つも貰ってない。事務所からすら無かったんだ。義理チョコの一つも!これは異常事態だぞ。人々が列強のことを気にかけてないって証拠だ。これはまずい、これはまずいぞさっさと手を打たないと大変なことに――」
    「ちょちょちょちょっと待て、待ってくださいよバッカス」
    額を抑えながらサヴァランチが言葉を遮った

    「あなた……本気で自分のバレンタインの話の為だけに我々を集めたんですか?」
    「そうだが?」
    「そうだがってあなた――ここ200人入りですよ?こんなバカでかい部屋借りる必要ないでしょう!」
    「大は小を兼ねるって言うだろ?」
    「それにも限度があるわ!なんなんですかこのバカでかい机!上でサッカーできますよ!」
    「サッwなに言ってんだサヴァランチ。お前ちょっと疲れてんじゃねえの?」
    「そ!れ!は!こっちのセリフだあーっ!あなたがチョコを貰おうが貰うまいがどうでもいいんだよ!五十超えたアル中のバレンタインなんか誰も興味ないんだよ!あんた二日酔いか?二日酔いだな?二日酔いなんだろ!?」
    充血した目で詰め寄るサヴァランチにたじたじとなるバッカス

    「いや昨日は飲んだけど酔ってないしちょっと今朝から頭痛と吐き気がするだけで二日酔いじゃ――」
    「それを二日酔いって言うんだよバカ!どうりでおかしいと思ったよ今日バレンタインじゃないし!」
    「え?マジで?」
    「今日は2月13日だよ!前日だよ!イブだよ!バレンタインの!」
    静寂。瞬きするバッカス。会議室の時計を見上げ、顔を下ろす。一筋の汗が頬を流れる

    「て、てへぺろ」
    「やかましい!バレンタインチョコの話を前日にしてどうすんだ。貰ってる人いる訳ないだろ!ねえ皆さん!」

  • 82列強@バレンタイン22/02/15(火) 02:10:26

    静寂。瞬きするサヴァランチ。列強たちを見回し「え?」と声を漏らす。
    「皆さん……貰ってないですよね……チョコ」
    「俺もらったぞ」
    「ええええっ⁉ あ、アレキサンダーさんが⁉」
    「おう。ロクサネが『暴れたいんだから』ってくれた。うまかったぞ。組み手しようとしたら逃げられたけどなー。なんで逃げられたんだろ」
    不思議そうな顔で顔で机の破片ををばりぼり齧るアレキサンダー
    「あ、そうですよねご結婚されてますもんね……それなら早く貰ってもおかしくないか……あ、有栖川さんは?」
    有栖川は爪をやすりながらちらりと目を上げる
    「貰ったよ。ファンの子から」
    「え?ファ、ファンの子から……」
    「ハッハッハ流石のモテっぷりだな有栖川!吾輩にも人気を少し分けて欲しいくらいだ」
    背中をバシバシ叩いてくるヴィードリッヒを有栖川は迷惑そうな顔で払い除ける
    「人気が欲しいなら真面目に仕事をこなすんだな。君はチョコ貰ったのかい?」
    「ン〜?貰ったぞ。アトリエの掃除のマダムからな」
    「だってさ」
    「そうですか……貰ったんですか……(小声)3対2……3対2……?僕の知ってるバレンタインじゃないぞ……」
    爪を噛むサヴァランチをこれ幸いとバッカスが茶化す
    「お?もしかしてサヴァランチ貰ってないのか?貰ってないのかあ?」
    「うるさいですねあなたは当日にも貰えないタイプでしょう」
    死んだ顔に戻るバッカスを放っといて
    「ロマノフさん!ロマノフさんは貰いましたか!?チョコレート!ロマノフさん!?ロマノフさん!?」
    「う……む?すまない少し死んでいた……余りにも下らない招集だったのでな」
    「冗談にならない冗談はやめてください。ロマノフさんはチョコ貰いましたか?」
    「チョコ?貰う訳がなかろう。そもそもバレンタインの祝祭というのは聖ウァレンティヌスの功績を祝って――」
    「よし!これで3対3だ!勝てる!勝てるぞ!」
    (勝つ!?勝負か?なんのだ?俺も戦えるのか?)
    (さあ……少なくとも悲しみしか生まない勝負だと思うよ)
    「さあ最後はあなただ!サイクロプスさん!ずばりチョコ貰いましたか貰いませんでしたか!」
    銃口を向けられたようにびくりと震えるサイクロプス。鬼気迫るサヴァランチの表情にフードの陰の顔をうつむけた
    「あ……えと……」

  • 83列強@バレンタイン22/02/15(火) 02:12:28

    緊張を破ったのはバン!机を手で叩く音だった。ロマノフは肩をいからせ扉へずんずん歩きだす

    「下らん!儂は帰るぞ!」
    「あ!ロマノフさん待ってくださいもうちょっとで勝負が――」
    「何が勝負だ下らん!列強がうつつを抜かすことか?お前らしくもない!」
    「そんなに怒ると血管切れるよ」
    「黙れ有栖川!とにかく儂は帰る!」
    ロマノフはノブに手をかけた――瞬間扉が勢いよく内側へ蹴り開けられロマノフを吹き飛ばした

    「「「「「「ロマノフーっ!」」」」」
    「遅れてごめんなさい色々用があったもので――あらロマノフ大丈夫?」
    「淑女が扉を蹴り開けるなど……あってはならぬ……こ、と……ガクッ」
    「「「「「ロマノフーっ!」」」」」
    「ごめんなさいねロマノフ……両手が塞がってたものだから」
    アクナレアは大きなバスケットを置き花束をロマノフの手に握らせる。ちょうどその時0時の鐘がゴーンゴーンと鳴り響いた

    「ハッピー……バレンタイン」
    「「「「「ロマノフーっ!」」」」」
    アクナレアはすっくり立ち上がり六人に向き直る

    「……さて」
    「さてじゃないです。ロマノフさんどうするんです?」
    「どうせそのうち生き返るわよ。サヴァランチは真面目ね」
    「そそそんなことよりアクナレア!」
    「なに?バッカス。ちょっとそんな近付かないで酒臭いわよ」
    「す、すまねえ……この大荷物はなんなんだ?」
    「ああチョコよ」
    「チ、チョコ!?」
    「ええ。あげる機会なんて今日しかないしちょっと早いけど持ってきたのよ。思ったよりラッピングに手間取っちゃったけど」

  • 84列強@バレンタイン22/02/15(火) 02:13:33

    バッカスは目を丸くして口をパクつかせながらバスケットとアクナレアを交互に見る

    「お、俺にこんなに?」
    「違うわよ。バッカスにはこれ。御泥場のボンボンアソート」
    「ええ!マジで!?ずっと食べてみたかったんだよありがとな!……これで俺もナウなメンズに仲間入りか!ははーっ!やったぜ!」
    喜びのあまり踊り回るバッカスにアクナレアは眉を顰めてサヴァランチに耳打ちする

    「何があったの?」
    「それは……かくかくしかじかで……」
    「……なるほど。悪い予感ばかり当ててくるわねバッカスは……アレックス?アレックス!そんな酔いどれと踊ってないでこっち来て」
    「なんだよもう楽しかったのに……」
    「楽しかったのにじゃないわ。はいハッピーバレンタイン。御泥場の特大板チョコよ。今食べてる机より断然美味しいと思うわ」
    「……なんでむき出しなんだ?」
    「ハッハッハ遂に見放されたなアレキサンダー!パッケージごと食うなどという非芸術的なことを繰り返すからそうなるのだよ!」
    「あれ結構好きだったんだけどな……」
    そう言いながらアレキサンダーはもう半分食べ終えている。

    「はあ……渡し甲斐のないヤツ……」
    「ンッン〜アクナレア殿!あの惨憺たるバルバロイは置いておいて話を先に進めようではありませんか!吾輩へのチョコはさぞや芸術的なのでしょうな?」
    「まあ……多分。あなたの言う芸術がさっぱり分からないからとりあえず7次元チョコとやらを買ってきたわ。はい」
    「むむう?ただのチョコに見えますが……いやこれはこれは面妖な……一見ただのチョコに見えて多次元平面上では動き、沈み、輝き、闇を放っている……いやはや素晴らしい!インスピレーションが間欠泉のように噴き上がってきましたぞ!……そうかDeL三乗軌にエクスターフェンメクトグラムを組み合わせれば張藍景の系譜を継ぎながらもエンカフを保った新たな芸術が――」
    「そう……気に入ってくれたならよかった(言えない……屋台で2$一袋で買ったなんて)……有栖川にはこれね」
    「うわっ!いやもうマジかよ……チョコネズミとか……手作り?」
    「そこまで暇無いわよ。特注だから我慢して。こういうの好きでしょ?」
    「ったく人の悪い……俺のネズミ嫌いはよく知ってるでしょ」
    「え〜何それ初めて聞いたなあ〜」
    溜息を吐いてチョコの袋を遠ざける有栖川をニヤニヤ眺めるアクナレア

  • 85列強@バレンタイン22/02/15(火) 02:15:00

    「おいおいずるいぞ有栖川!一人だけアクナレアとイチャイチャしやがって!」
    「そーだそーだ!イチャイチャ……イチャイチャってなんだ?」
    「別にちょっかいかけるくらいいいでしょう?あなた達にいじめがいが無いのが悪いのよ」
    アクナレアはバッカスとアレキサンダーに言い返し、ちらりとサヴァランチに目をやった。

    「どうしたの死にそうに白くなって」
    「その……えっと……」
    「サヴァランチの分は無いわよ」
    「e」
    「冗談よ。はい、ハッピーバレンタイン。特注トリュフアソート」
    「ありがとうございます……!このお礼はいつか必ず――」
    「一個激辛混ざってるから気をつけてね」
    「え」
    「さて最後は――」
    「アクナレア嬢、儂には無いのか?」
    全員が一斉に振り向いた。ロマノフが壁に力無く寄りかかってこちらを見ていた。ざわめきの中アクナレアはロマノフの手の花束を指差す。

    「それよ。去年散々講釈してくれたじゃない。チョコを配るなど浅ましい人気取りだ、伝統的なバレンタインでは花を贈るものだって」
    「む……そういえばそうだった。うむ……そうだったな。そうだこれこそがバレンタインの祝祭にふさわしい……うむ」
    悲しそうに花束を見つめるロマノフに踵を返し、アクナレアは満面の笑みでサイクロプスに向き直って手を叩いた

    「さて!最後はあなたよサイクロプス!」
    ただ一人まだ席に着いていたサイクロプスがびくりと身を震わした。フードに描かれたホルスの目が慌ただしく瞬きする。あまりのテンションの変わりように他の列強全員が動揺する中アクナレアは手付かずの巨大バスケットの蓋をぐいと引き開ける

    「よい……しょっと!」
    ずん、と重い音と共に机上に置かれたのは金銀螺鈿が施された漆黒の箱。男性陣全員が口を開けて固まった。なんで?いやなんで?

  • 86列強@バレンタイン22/02/15(火) 02:15:29

    「どう?サイクロプス。私あなたの好みが分からなかったものだから調べて出てきたチョコ全部作って来たのよ。おかげでこんなに大きくなっちゃって――あ、これ箱もチョコだから安心してゴミ捨てには困らないから――それに最後のラッピング意外と難しくて……ちょっと失敗してるかもしれないけど気に入ってくれたら嬉しいわ。あ、中身の説明もしなくちゃね。一段目は――」
    立て板に水を流すように喋り続けるアクナレアの傍らで六人の列強は呆然としたまま目線を交わす。

    (本命……だよな?)
    (本命じゃなかったらなんなんだ)
    (そんな馬鹿な……アクナレアさんが本命を渡すなんてショタ相手にしかありえないはず――待てよ)
    (サイクロプス殿はショタだと……!?)
    (ショタってなんだ?うまいのか?)
    (馬鹿な……サイクロプスが幼き少年だと……?馬鹿な……ありえぬ……あ、今度こそ死ぬ)
    (((((ロマノフーっ!)))))
    巨大な疑念が宙に浮かんだままバレンタインの夜は更けていき……アクナレアは空が白む頃まで微動だにしないサイクロプスにチョコの説明をし続けたのだった。ちなみにロマノフは生き返った。

  • 87二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 02:16:41

    調子に乗って書いてたら長くなってしまった……列強ファンフエロ……フエロ……

  • 88二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 02:22:59

    あ、ちなみにサイクロプスは性別年齢不明想定で書きました
    ショタでもロリでもオジでもオバでもどんな可能性もあります

  • 89二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 05:20:51

    「よぉ!!勝月〜元気してたかぁ〜?」
    なんか天井から垂れてきた親友に突然声をかけられた
    「お前なぁ…今何時だと思ってんだよ…」
    「ごめんて、忙しくってさ。それに、お前寝ないんだから別にいいだろ?」
    「まぁええけどな…もーちょい考えて欲しいわ」
    「ほい、俺私からのチョコ。隠し味に重油入れてあるぜ!んで、バレンタインでいくつチョコ貰った?」
    コイツほんま…日にち過ぎてるっての
    「クラスメイトの女子から3個だけ、貰った3人はクラスの全員に配っとった」
    俺はチョコ食われへんから禍恋に押し付けた
    「んじゃ嫌がらせはなかったのな、良かったな!んでもう15日って突っ込みは?」
    「いちいちせぇへんわアホ」
    「そりゃそうか、ほいチョコ代わりの腕」
    「……お前毎回チョコ作る理由無くないか?」
    「バレンタインってそういうもんだろ?もう過ぎてるけどな」

  • 90二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 05:20:54

    「んで、最近忙しいって何があったんや?俺はお前から曾祖父さんが死んだとしか聞いてないんやけど」
    「あぁ、未来視持ちのジジイが遺産たっぷり遺して死によってなぁ、家督の方はあの爺が遺したシステムのおかげで直ぐ決まったんだが、遺産、特に埋蔵金とかの隠し遺産の相続にめちゃくちゃ手間取っててな」
    「なんや大変やなぁ、未来見えてたんやったらそうなることも見えとったんちゃうん?」
    「見えてたんだろうよ。実際葬式の真っ最中に置き斬撃で家宝の相続だけはサプライズ遺言しやがったからな。他は相談して決めろだとさ。しかも隠し財産は発見者に譲るときたもんだ」
    「遺産相続かぁ、一筋縄じゃいかなそうだね。僕にはもう家族いないけど」

  • 91二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 05:20:58

    「まぁ、面倒だが、遺産探しも頑張ってみるよ」
    「俺は探さねぇぞ」
    「わかってるって。………そうだ、今年の誕生日は期待しておけよ~!」
    たんじょうび……誕生日…えっと…
    「僕の誕生日何時だっけ」
    目の前で親友が呆れた顔をしている
    「お前なぁ…自分の誕生日に興味無さ過ぎだろ……」
    そんなこと言われても覚えてないものは覚えてないのである
    「だいたいなぁ…お前が人と仲良くなりたいって言うから俺私がお前の覚えてないプロフィール決めたってのにさぁ…」
    「誕生日とか決めても非人は差別される運命なんだぜ」

  • 92二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 05:21:01

    「そうは言ってもな、せめて自己紹介くらい出来るようになっとけ!人のふりも出来ねーし人外バレしても優しくしてくれる奴にも面倒くさがられるぞ?」
    お前にだけは言われたくない
    「お前にだけは言われたくない」
    「うへぇ〜辛辣ぅ〜、たった一人の親友にも容赦無ぇ〜」
    「ま、せいぜい非人バレしないよう頑張るさ。bれは演技力高い方やからな」
    「……ぷっ、はははっw、お前その一人称と喋り方を話中に変えるのやめろw」
    「んなこたぁどーでもいいから忙しいなら帰れ!!」
    「んな照れんなよwま、用事は済んだし帰るよ。困ったことがあったら何時でも連絡してこいよ〜…………ハライテーww」
    アイツ…まだ笑っていやがる…
    そういやアイツとこういうくだらない雑談したのは久しぶりだな
    「腕、美味いな」
    そういえば僕の誕生日聞くの忘れてた

  • 93二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 08:57:02

    SSがいっぱいだあ……しゃーわせ

  • 94二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 10:42:00

    志乃ちゃんは他の方の娘だから、ウチの子と勝手に絡ませるのはどうかと思ってるだけなんで別に同好会員×部員でもええで(戦闘匂わせロールが多いのもこのせい)

  • 95二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 17:36:08

    お気遣いおおきに。志乃ならもし出したければかまへんよ~。不束者ですがよしなに

  • 96二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 21:12:47

    愛憎バレンタイン

  • 97二次元好きの匿名さん22/02/15(火) 23:22:39

    カワイイ……カワイイ……

  • 98二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 08:19:46

    ウワーッッ!バレンタインでギャラリーが凄いことに!?

  • 99二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 12:17:42

    >>98

    お前もSSを書かないか?

  • 100二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 21:24:08

    >>99

    書かない。俺に文才はなかった(二敗)

  • 101二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 21:51:24

    コタツ同好会のクレア・アヴァン・ホーンちゃんです。近々彼女のSS挙げるので見た目を微修正しました

  • 102二次元好きの匿名さん22/02/16(水) 22:26:58

    ぬぬ!楽しみ

  • 103二次元好きの匿名さん22/02/17(木) 22:47:56

    なんか気が向いたので能堂さんの寝巻き姿を置いておきます。そういえば男の娘やぞ

  • 104二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 19:33:19

    このレスは削除されています

  • 105二次元好きの匿名さん22/02/18(金) 19:33:57

    男の娘...じゃと...
    それは"アリ"だ(画像略)

  • 106二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 14:24:19

    キャラ8人くらい作ったけど
    出す機会がない

  • 107二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 15:08:47

    >>106

    適当にそのキャラが言いそうなことを書き込みレスされたらそれをきっかけに個を出していくのだ

  • 108二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 18:56:31

    8人分のエミュはしんどい()

  • 109二次元好きの匿名さん22/02/20(日) 19:04:44

    じゃあそろそろ団体戦でもやるか

  • 110二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 09:32:38

    まあ別に大したキャラじゃないのでモブとして設定とかだけあげます

  • 111二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 09:33:21

    ・洛歪(ミヤコヒズム) 異能は「三随」(サンズイ)

    3に関連したものを意のままに操る

    2つの巨大な三角定規、『ロンギヌス』と『カシウス』を主に扱う

    しょっちゅう意味深なことを言うが特に意味はない

    はりねず版男子メーカー(2)-----------

    ○OK!

    ■SNSアイコン・ヘッダー

    ■TRPG(セッション用立ち絵/キャラシ画像等)

    ■加工(左右反転・トリミング・文字入れ・アクセサリー追加・色調補正等)

    追記:黒子/髪色の変更→大丈夫です!

    ■メーカーを元にした創作キャラ作り

    (また、イラストレーターさんへの依頼時にキャラクタービジュアルの参考として渡す行為は大丈夫です。)


    上記以外でも、収益の伴わない活動(SNSアイコン使用・創作企画への参加・動画への使用等)に関しては、基本的に使用して頂いてOKです。

    またご使用の際、メーカー名の記載は任意です。

    もしご不安な際はお気軽に一報くださいませ!


    ×NG

    ■商用利用

    ■自作発言

    ■トレス


    投げ銭機能のある配信アプリでの使用は商用利用としてNGとさせていただいております。

    キャラのデザイン案としてメーカーを参考にして頂く事、またはSNSアイコンとしてご使用頂く事は構いませんが、実際の配信時は別途商用利用可な画像をご用意ください!


    -----------

    ましゅまろ:[https://marshmallow-qa.com/hu__________san]

    (こちらのメーカーは、パーツ更新の予定は現在ありません。)


    そのほか質問・不具合等ありましたら

    twitter:昔[@hu__________san]までDMをお送りください。


    ロゴについて:

    左下に配置しているロゴですが、自作発言対策の為固定にしております。

    また、ロゴ抜き対応は多忙の為現在対応しておりません。


    --------------------

    (前作)

    「はりねず版男子メーカー」

    大変多くの方に遊んで頂けて嬉しく思います!

    https://picrew.me/image_maker/1011016

    --------------------
    picrew.me

    ・閑院甚仁(カンイントウジ) 異能なし

    ろくでなしの不良でありガチクズ

    異能を持っていないためグレた

    薬物をいろいろとキメており、効果が切れると暴走モードになる

    日々体が薬物によって蝕まれている

    隔離の反物質の人のいとこだが面識はない

    閑院家を壊滅させた張本人

    私好みの男めーかー一時的に再公開します。

    ※過度な加工、トレースは禁止にしています。ご協力お願い致します。


    髭は口の形で合う合わないがあります。


    ○ツイッターアイコンOK報告不要です。他SNSアイコンはメーカー名を記載してご使用ください。TRPGでの使用もOK。

    (攻撃的、差別的、公序良俗に反する内容を含むアカウントの場合は使用禁止。)

    ✖️商用利用、自作発言、二次配布、pixivでの投稿は禁止。

    ※TRPG使用時は任意ですが作者がわかるように記載いただけると嬉しいです。

    (I wholly forbid the reproduction and manufacturing of my work without permission.)

    海外の方向けに簡潔に無断転載&加工禁止と書いていますが基本は日本語文の内容に従ってください。


    商用利用以外の動画サイトや他SNSでのアイコン使用はメーカー名と作者Twitter IDの記載をお願いします。


    作者Twitter: @myu_toki

    (@tokiyu10)での質問はお断りしております。
    picrew.me

    ・漣零(サザナミレイ) 異能は「クロカミ」

    黒髪ロングヤンデレ包丁ナメナメ女

    髪の毛を触手みたいに操る

    コンパスを常備しており隙あらば目に刺そうとしてくる

    割と怪力で怖い

    趣味はカニバリズム

    たょ錬成女素体 胸は控えめ、男装っぽい衣装あり なので少年くらいならつくれるかも

    ❖OK - 個人利用のみ(For personal use only)

    ・SNSアイコンとしてのご利用

    ・TRPGでのご利用

    ・企画のキャラシート、なりきりアイコンなど「自作の創作キャラクターのイメージ画像」への使用

    ・自作キャラクターに似せた画像を作成して遊ぶこと

    ・ピクルーで作成したデザインを基にイラストを作成すること


    ・背景透過で作成した画像に背景をつける

    ・トリミング

    ・比率を変えない縮小

    ・回転、反転


    ❖NG

    ・版権キャラの作成(ピクルー自体の規約違反になります)

    ・「OK」に記載されていない加工(加筆、色変更、ぼかし等のフィルターetc)

    ・商用利用(収益化を含む)

    ・再配布

    ・特定の主義思想の主張、誹謗中傷等を目的とするツイート・アカウントでの利用(政治垢、愚痴垢など)

    ・自作発言、トレース

    ・Vtuber等のファンアートタグをつけての投稿


    ❖クレジットについて

    任意


    元々は身内向けに作成したものなので更新の予定はあまりないです。


    ★何かありましたらこちらまでご連絡ください:https://twitter.com/tyym000

    ※利用規約に既に記載されている部分の個別の質問にはお答えできません。

    DM解放しておりましたが日本語しか分からないので対応が厳しく、閉じさせていただきました。申し訳ないです。
    picrew.me

    ・BORG-01 TEST TYPE

    棒人間型のロボット

    全身が特殊な合金で出来ている

    足音は第7の使徒で目から第6の使徒みたいなビームをだす

    充電式であり、割とバッテリーの減りが早い

    オリ棒メーカーbyヒヤマていオリ棒(オリジナル棒人間)を作ろう。ランダム非推奨です。

    2019/01/09 仮公開

    何かあればTwitterまでどうぞ。

    →@hiyamaT0329

    !注意事項!

    ・企画物などのキャラクターシートでデザインを使用する際はなるべくご自身で描いたものを使うか、画像メーカーを使った事を書いておいてくださると嬉しいです。

    ・他サイトで画像を使用する場合は画像メーカーを使った事を書いておいてくださると嬉しいです。
    picrew.me
  • 112二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 09:45:40

    湯川 リン 

    リンを操る。左半身が黄リンみたいな性質で乾燥すると自然発火してしまう体質なので四六時中お風呂(可動式)に入っている。右半身は赤リンみたいな体質。しょっちゅう半身浴(縦)をしている。紅一点で銭湯科所属。バスマジックリンをいっぱい持ってる。かわいい。

    少年少女好き?2わしは好き 2020

    少年少女やよくわからないなにかを

    作れるメーカーです、ランダム非推奨

    気まぐれでパーツ増やしていきたい


    瞳のハイライトは色変えで

    それぞれの大きさに合わせられます


    ●悪意の無い、常識的な範囲内での利用と

     個人利用を約束できる方のみ作成したイラストを

     アイコンなどにご利用頂き大丈夫です

     (※利用して良いのは自分で作成した結果のみです)

     商用じゃなければTRPGとかもいいよ 配信使用も可

    (個人や身内だけでわいわいする目的なら基本的にどんな用途も大丈夫)


    胸辺りまでの引き絵なので若干拡大するのがおすすめ

     

    使用の際はどこかに

    名前(△○□×)か

    メーカー名(少年少女好き?)を

    記載して下さい


    ●加工や加筆などは悪意の無い範囲内ならOK

     左右反転などもご自由に

    ●できたキャラクターの二次創作

     発表やご利用などもご自由に

     服のデザインとかも別にそのままでも大丈夫です

    ●二次配布、トレスや自作発言などはダメです

    【他NG例】

    TRPGなどシナリオにNPCとして作成後に

    シナリオ配布と共に作成した画像同封するような行為

    イラスト交流企画ものでのCSでの利用

    (結果を参考に自分で一から作成したイラストは可)

    Vtuber,他投げ銭などが受け取れる配信サイトでのアバターなど画像がメインになる配信活動利用


    ●何かしらの問題、他個人的な理由、

     更新作業などで非公開にする場合があります


    許可に関する連絡が非常に多く個別返信出来てません。上記をお読みの上ご判断頂けますと幸いです。

    みんなの好きな少年少女を作って呟いてくれたらわしが元気になる。楽しんでいただけたら幸いです


    1/5 正式公開

    1/6 上限増量頂いたので登録出来てなかった分ふやした


    作者/△○□×(みわしいば)

    Twitter/https://twitter.com/miwasiba
    picrew.me

    ・小岸 源 

    酸素を操る。空気みたいな男(物理)。影が薄く、基本的にサポートに徹しているがかなり強い。裏リーダー。オゾンとかも作れる。基本的にワンピースのケムリンとかシーザーみたいに物理攻撃は無効である。火に弱い。ド陰キャで基本無口。そこらへんに落ちてる石ころのように殆ど認識されることはない。静かに暮らしたい。

    死にかけ少年余命が長い少年も作れます

    パーツ多くてすみませんなんでも許せる方向け。流血表現/傷表現あります。

    ランダムは色々食い違いが出てきたりしてしまうので適宜修正してください。

    【当メーカーで作成した画像について】

    OK:アイコン利用、声あて動画、作ったキャラの絵を描く、TRPG/小説等のイメージ絵としての利用(どれも当メーカーで作った事をどこかに記載していただけると嬉しいです。)

    NG:自作発言、商用利用、悪意のある利用、色の変更・加筆等の加工(文字入れ/コラージュのみならOK)
    picrew.me

    ・門堂 大亜

    炭素を操る。頭からカーボンナノチューブが生えており、体表にはカビみたいにダイアモンドが生えている。かなりタフで全身が硬いが、火に弱い。単眼。動物とかを撫でようとすると傷つけてしまうタイプの人。強面。

    個人的な趣味メーカー単眼や多眼。角や獣耳等人外要素が含まれます。

    好きなパーツとかをごった煮のごとく放りこんだものです。相性の悪いパーツやズレてたりするのもありますがご容赦ください。

    パーツは逐次追加していきます。


    アイコンや二次創作等可です。


    twitter: https://twitter.com/sannota272
    picrew.me

    ・庵 乱道 

    硫黄を操る。スーパーサイヤ人みたいな髪型をしているが、それはすべて単斜硫黄である。口から硫酸吐いてきたりする。身体がゴム状硫黄なのでルフィみたいな感じなことは大体できる。打撃は効かないねぇ!ゴム状硫黄だから!ドン!

    私好みの男メーカー2◯SNSアイコン

    ✕ 自作発言、商用利用、トレース、加工、二次配布は不可。

    (更新は気が向いたらします。)

    picrewの規約とこちらの説明に従ってお使いください。Twitterは版権アカウントとわけましたので今後はこちらにどうぞ。

    Twitter: @myu_toki
    picrew.me
  • 113二次元好きの匿名さん22/02/21(月) 18:56:53

    キャラが…キャラが濃い…!

  • 114二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 17:14:59

    このレスは削除されています

  • 115二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 17:26:37

    次回、車爆発! 本居先生、死す! 異能スタンバイ!

    「✉」*是小男孩!捏女孩子也可以但是女装很少><picrew.me
  • 116二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 17:32:29

    死す!?

  • 117二次元好きの匿名さん22/02/22(火) 19:25:09

    お願い死なないで本居先生!あなたがいなくなったら学園の未来...居ても無理か...俺の気持ちはどうなっちゃうの!?車体はまだ残ってる!ここを耐えれば次の車検なんだから!

  • 118二次元好きの匿名さん22/02/23(水) 13:22:53

    モブ一般生徒紹介
    (フリーエミュ可のキャラです。需要があるかは知りません。厨二病が考えたようなキャラになってしまった)
    紅露血淵
    異能は『躍漿』。自分の体液、またはそれが付着したものを操る能力。ナイフ舐めたりリスカしたりしまくってる。バレンタインの時に自分の血液を混ぜたチョコを配っていたらしい。メンヘラで狂人。間違いなくやべーやつ。

  • 119二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 20:15:30

    今同好会の3人のメイド衣装+SS書いてるからちょっと待ってな……今日が金曜で良かったよ

  • 120二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 22:10:09

    異能学園モブ生徒紹介2
    大蔵兜
    ヘラクレスオオカブトの異能を持ったヤンキー
    (髪型をキャラメーカーでは再現出来そうにないので手描きした
    デザインが気に入ってるだけで設定とかは特に決まっていない)

  • 121二次元好きの匿名さん22/02/25(金) 23:06:44

    モブ3
    片桐鍬鋸
    ノコギリクワガタの異能をもっている京都弁糸目キャラ。ヘラクレスの人とは犬猿の仲である。剣道とかやってそう。(デザインはほぼ某キャラの模写。カブトキャラ作ったら次はクワガタでしょと思って作っただけなのでこれまた設定は特にない)

  • 122同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:01:22

    ある日、クレアはコタツ同好会の部室の前に来たとたん違和感を感じた。
    扉の上に「冥途喫茶」と書かれた看板が掲げられていたからだ。
    書いてある文字は漢字だが、筆記体調に書かれたそれはどこか柔らかく気品も感じられる。
    (こんなとこでメイド喫茶やってモ、人来ないんじゃねぇカ……?)
    と一瞬真面目に考えたがすぐに我に返り部室の扉を乱暴に開ける。
    「オイ!あの看板なんだヨ!メイド喫茶って──」
    部室に入ったクレアの目の前に広がっていたのは摩訶不思議な光景だった。
    「は~い、ご主人様……じゃないか、お嬢様お一人お帰りだねぇ~」
    「お帰りなさいませ、お嬢様♡」
    同好会メンバーの九十九と能堂が給仕の服に着替えてすでに何人かいるお客──ご主人様、お嬢様をもてなしている。
    彼らは部室の中に用意されたコタツ席に座って飲食をしている。
    文字が書かれたオムライス、やけにハートの意匠が盛られたパフェにケーキ……いかにもな感じが出ている。
    店内……部室の中もお砂糖とスパイス、素敵なものを目いっぱい詰め込んだ可愛らしい空間になっている。座敷のままではあるが。
    「…………何が何やラ」
    「クレア君、メイドに見とれるのはいいけど、注文しないなら手伝ってほしいなぁ」
    「別に見とれてないシ……なんでこんなことしてんダ?」
    「いやぁ、能堂君がやりたいって言いだしてねぇ、なんでも家政科でメイドの話題になったとかで」
    「子供のころからの夢だったんですよ、メイドさんの真似をするのが!」
    「いヤ、だったら街のメイド喫茶で働けばいいじゃン」
    「最初は僕もそう思ったんだけどねぇ、あそこ女性しか募集してないらしいんだ。能堂君は一応生えてるからねぇ」
    「そうなんですよ……でも、同好会で勝手にやるなら無問題!もううわさを聞きつけて何人かご主人様とお嬢様たちがいらっしゃってますし!」
    能堂がいつになく興奮した声で話している。
    「能堂君ずっと入れ込んでてねぇ、よっぽどこの鬱憤を溜め込んでたらしい」
    「どうやらナ」

  • 123同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:01:34

    九十九は和服の上にメイド服を着ている。
    「……なんでそレ?看板の"冥途"ってそういウ?」
    「いやぁ和服でメイドっていいよねぇ、大正浪漫でさぁ」
    「そウ……着る方なんダ……」
    九十九は興味のあるものならなんでも飛びつく性格だ。この前は学園区域内に温泉があると言い出してスコップ片手にどこかへ行っていた。
    「それにしてモ、よくここまで改装したナ」
    「朝早くから来ましてね」
    「大変だったよ。クレア君にも話をしたんだけどさぁ、聞いてなかったろう?」
    「アー……」
    何となく昨日の記憶を思い出す。そういえばそんなこと言ってたような言ってなかったような……
    またいつもの与太話だろうと聞き流していたような気もする。
    「それで、今日はお手伝いに来たのではないんですか?」
    「いヤ、いつも通りコタツに入りに来ただけだけド」
    「ちょうどいい所だから、ちょっと休んだら手伝ってねぇ」
    「……まぁいいカ」
    まずはメイド喫茶を堪能することにした。

  • 124同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:02:28

    堪能、といっても部室でいつも顔を突き合わせているメンバーのメイド姿を見ても何もときめかない。
    クレアはそもそもメイドに興味はないのだが。しかし、能堂や九十九が丹精込めて作るメニューは美味しいこと請け合いなので席に着いた。
    「はぁい、こちらがメニューになります、ご主人様」
    九十九がメニュー表を持ってくる。
    「……なんか変な感じだな」
    「まぁ現状女装カフェみたいなものだしねぇ。クレア君に手伝ってもらえればもっと人が来ると思うよ」
    「リーダーも能堂サンも女みたいなもんだと思うけド……そんなもんカ?」
    メニュー表にはオムライス、ケーキ、パフェと定番のものからドリンク、果てはラーメンまで書いてあった。
    「ラーメン!?」
    「煮干しベースだねぇ」
    「……メイド服のまま作るのカ?」
    「そりゃあもちろん、丹精込めてね」
    クレアは一層興味がわいた。メイドがラーメンを作るなど前代未聞だからだが、そもそもコタツに座敷にメイドというのも前代未聞な気もする。
    「じゃア、ラーメンとハンバーガーとショートケーキ」
    「セットかい?」
    「あるのカ!?……本当ダ、チャーハンか餃子か……」
    思いの他本格的だった。いっそのこと食堂やった方が良かったんじゃないのかという思いが頭をよぎる。
    「……チャーハンのセットで」
    「ドリンクはどうしますぅ?」
    「コーラ」
    「かっしこまりましたぁ、お嬢様♡」
    「ウワ……」
    自分たちのリーダーがかまととぶった姿を見るのは思ったよりも精神的にダメージが来る。しかし、同時に九十九の覚悟も感じた。
    恐らく本気だ。本気でメイドを演じているのだ。ここでつっこむのは野暮だと思い、クレアは口をつぐんだ。
    九十九が調理台につく。どうやらあそこで作るらしい。

  • 125同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:03:09

    「お嬢様のため、丹精込めて作らせていただきますねぇ!」
    そう高らかに宣言したと思うと、袖を捲り麺を湯切りに入れ湯に投入する。次に器を用意してスープ、チャーシュー、メンマ、ほうれん草といった具を入れる。
    チャーハンは既に完成させ、冷凍していたものを取り出し鍋で解凍させている。
    最後に湯切りを持ち、いよいよ麺を投入する。
    「萌え・萌え・きゅん!萌え・萌え・きゅん!」
    九十九は笑顔でお嬢様、もといクレアの方を向いて湯切りをしている。
    (もしかしてこれがサービスなんだろうカ)
    ラーメンとチャーハンが同時に完成し、それをお盆に載せて運んでくる。
    「コーラとケーキは食後に配膳いたしますねぇ、ハンバーガーはもうじき来ますので」
    「……どうモ」
    ラーメンを食べ始める。メイド喫茶なのに割りばしというのも変な気持ちだ。
    一口すすった瞬間、電撃が走る。
    (……おいしイ)
    量はそこまで多くはないが、クレアを満足させるのには十分だった。
    (透き通ったスープなのニ、煮干しと醤油の味がしっかりとあル……それでいてしつこくなイ、いくらでもいけル)
    次にチャーハンに手を付ける。
    (こっちは若干塩っけが強イ、いやニンニクが入っていル……こっちの塩味を濃くしてスープをさらっと飲めるようにしているのカ)
    そうこうしている間に能堂がハンバーガーを運んできた。肉厚のパティとチーズがこれでもかと挟まれたボリューミーな一品だ。
    さっきから絵面がメイド喫茶ではない。メイド要素すらさっきの湯切り程度だ。
    (……オムライスでも頼んだ方が良かっただろうカ。いヤ、あの二人のサービス受けても何も面白くないシ……)
    そんな複雑な心境の中、食後のケーキとコーラまで完食しクレアは大満足であった。
    もう一度メニュー表を見ると他のお店で出る一般的なものより若干高いが、クオリティやメイドなど付加価値を考慮すると安いぐらいの値段設定である。
    「これ別ニメイド喫茶じゃなくってもいけるナ」
    「クレア君、それは言っちゃダメな奴だよぉ」

  • 126同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:03:47

    食べ終わって間もなく、クレアは更衣室に案内される。
    「はいじゃあ、クレア君はこれ。サイズは合ってるはずだから」
    九十九は紙袋を渡して戻っていった。
    「はァ……どうセフリフリの衣装とかだろうナ……いやゴスロリとかもあるかもナ……」
    クレアは予想しながら紙袋の中の衣装を取り出す……すると。
    数分後、着替えたクレアが戻ってきた。
    「おや、似合ってるねぇ」
    「うんうん、ピッタリです♪」
    「こレ……メイド服じゃねーじゃン!」
    「あえて逆ってワケ。うちは冥途だから関係ないってことだねぇ」
    クレアが来ていたのは執事服だった。先日九十九が着ていたファミレスの制服のようなものではなく、おそらく本物である。
    クレアの活発なイメージとはかけ離れているが、元々美形なので似合っている。
    申し訳程度の女の子アピールとして頭にちょこんとリボンが乗っかっている。
    「さて、準備できたなら接客頼んだよぉ。丁寧語で優しく、そして笑顔を忘れずにね」
    「それアタシが無理だと分かって言ってるだロ」
    「あのー、すいませーん」
    早速誰かが呼んでいる。
    (ほら、呼んでる呼んでる)
    九十九がクレアを肘で小突いてうながす。
    「ハ、ハイ、ただいマ……ご主人様」
    ぎこちない言葉遣いで注文を聞く。
    「えーと、オムライス一つ。あとドリンクはコーヒーで」
    「コーヒーは食後、デしょうカ?」
    「うん、あとケチャップデコレーションだけど──」

  • 127同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:03:56

    初めて聞く言葉だが恐らくケチャップでハートなり言葉を書くあれだろう。
    指名制なのか、何か嫌だなぁと考えていると
    「うーーん、じゃあキミで」
    白羽の矢が立った。
    「エ!?アタシ!?」
    「なんでメイドなのに執事服なのかはよく分からないけど、性別逆転喫茶ってのもアリだし」
    「しょ、承知いたしました……ご主人様……」
    クレアは困った顔で厨房へ向かっていった。
    「ケチャップで文字なんてやったことないんだけド‼」
    「僕だってないさ。何事も経験だよ、それに……失敗しても逆においしいからね」
    失敗をしてしまってもドジっ子などかわいい属性がついて見た目の近寄りがたさが若干薄れるとのこと。いわくギャップ萌えだとか
    「そんなもんかなァ……」
    「ま、やってみるといいさ」
    九十九はあっという間にオムライスを完成させてクレアに渡した。
    能堂はというと、凄まじい勢いで厨房とテーブルを行き来し八面六臂の活躍ぶりである。ここまでの奮闘ぶりは二人でもいえども滅多にみない光景だ。
    どうやらローラースケートを履いているようで、まるで川を流れるような動きだ。
    「……凄いナ」
    「あそこまで生き生きしてるのは初めてだよ……とりあえず、クレア君の思う給仕像でいいからしっかり頼むねぇ」

  • 128同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:05:45

    クレアがオムライスとケチャップをお盆に載せて運び、ご主人様に一礼する。
    「不肖この私めガ、ご主人様のお世話をさせていただきまス」
    ナプキンを付け、カトラリーを並べる。そしてオムライスの皿を置きいよいよケチャップだ。
    「ご主人様は何がお好みでしょうカ?」
    「そうだな……ハートで」
    「かしこまりましタ」
    非常にかしこまった形で淡々と行っている。
    ハートもゆっくりと出来上がっていく。
    (よシ……!)
    完成し、一仕事終えたと思ったその時だった。かの有名なアレを忘れていたことに気づく。
    覚悟を決め、控えめに両手でハートを作りオムライスを凝視する。
    「オ、美味しくな~レ……萌え・萌え…………キュン」
    「ぐほっ‼」
    オムライスを注文した男性がその場に倒れこむ。まるで心臓発作でも起きたかのように震えている。
    「ちょ、ちょっト‼」
    「あらぁ、クレア君やっちゃった?毒出しちゃった?」
    「いヤ……そんなことハ……」
    しばらくすると男は起き上がる。
    「いやあ良かったよ、精一杯なところが特にグッドだ。君は思いのほか真面目だね」
    「…………オ、お褒めにあずかリ、光栄でス、ご主人様」
    急に恥ずかしくなり顔を隠してそそくさと席を後にしたが、その姿にぐっと来た他の客がこの後も次々にクレアを呼び大盛況となった。

    「……うるさいですね、ここにこんなに人が来るなんて珍しい」
    「全く、我々の仕事の邪魔をしようとはいい度胸だ……!」

  • 129同好会の動向(メイド)22/02/26(土) 10:06:01

    結果、その日限りのメイド喫茶は大成功。クレアが一番人気となり晴れて名誉メイド長となった。
    クレアのカッコいい執事姿とメイドとしての奉仕を求められた時のおぼつかなさ、箱入り娘感がギャップとなって客層に大うけだったようだ。
    3人は制服に着替え、反省会をしながら帰宅している。
    「…………もう二度としなイ」
    「クレアさん、大人気でしたね!」
    「いやぁ、売り上げも上々だしどこか食べにでも行くかなぁ」
    「焼肉」
    すぐにクレアが提案する。
    「今日のMVPはクレア君だし、焼肉にするかぁ」
    「そうですね、お嬢様の言う通りにしますか♪」
    「それはもうやめてくレ……こっちが恥ずかしくなってくル……」
    3人は語らいながら焼肉屋の中へ消えていった。

  • 130二次元好きの匿名さん22/02/26(土) 17:43:50

    良き......かわいい......湯切りの勢い好......好きだけど目の前でやられたら吹き出す自信があるよ!

  • 131二次元好きの匿名さん22/02/28(月) 21:09:08


    村野 なずは/女子/普通科

    語尾に☆をつけて話せるタイプのギャル。お気楽でアホだが真面目で、成績はまあまあ。実は超絶パワー系で、農産科とか工業科のバイトめっちゃやってる


    異能:膿濫觴生

    自身の細胞を増幅し活性させるシンプルに強い能力。戦闘では莫大な質量で叩き潰すストロングスタイルに細胞同士の拒絶反応を引き起こす擬似的な毒が乗り、『当たりさえすれば』戦闘科の実力者も容易に倒せる。濫觴生命聞いてて「おっ膿爛相と青瘀相じゃ~ん☆」って思いついた。上の画像は元ネタ&本気モードのイメージ

  • 132二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 12:15:52

    保守☆

  • 133二次元好きの匿名さん22/03/03(木) 12:36:36

    宇治縊
    事件スレがあれば出すかもしれないキャラ
    グレイプニールくんの親戚
    設定は設定スレにあげた

  • 134二次元好きの匿名さん22/03/06(日) 08:13:38

    保守

  • 135二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 09:58:11

    大声で挨拶する子
    最近はよく寝坊している

  • 136二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 09:59:35

    かわいい

  • 137二次元好きの匿名さん22/03/08(火) 22:58:53

    雲隠亜月(偽名)
    (事件スレがあれば出したいキャラ。あにまん民から着想を得た。少し強さを盛りすぎてしまったので出さないかも)

    本名不明、年齢不詳、性別不詳の異能狩り。異能を人格ごと奪い、自らがその異能を使用出来るようになる新型の装置を発明した。異能を奪えば奪うほど人格が増えていくため、なんのために異能を狩るのか分からなくなってくる。しかし異能を狩るという本能が魂に刻まれているためただひたすらに異能を狩り続ける。多重人格であり、真っ黒な目が六つ描かれた仮面を被っている。鋭い切れ味と強風を起こせる扇「紅天狗」を持っている。忍者みたいな格好をしており、月にて代々受け継がれてきた月極拳を使う。

  • 138二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 00:08:12

    保守代わりに暇つぶしに書いてたSSを構成して不法投棄しようと思ったけど無駄に文字が多くて断念...誰だよ書いた奴...

  • 139二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 06:27:26

    >>138

    ヨマセロ……削ってヨマセロ……

  • 140二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 07:59:31

    >>139

    削るどころか単体でも分かる部分だけ切り取っても、つぎはぎの現状で7000字とかあるんスけど...

    しかも見返したら設定の捏造がちょいちょいあるんだよね。ちょっとレギュレーション違反が酷い

  • 141二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 08:07:48

    >>140

    まあ設定の齟齬はパラレルワールドで何とかなるさ

  • 142二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 23:24:32

    鎌瀬卒業に涙する噛ませ

  • 143二次元好きの匿名さん22/03/11(金) 23:56:06

    そうじゃん鎌瀬卒業じゃん……

  • 144二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:12:43

    ゲームする司馬と新條

  • 145二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:13:30

    卒業式に遅刻する地獄門

  • 146二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:14:54

    笑顔が怖い子立津弥立

  • 147二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 19:16:27

    隔離の騒動のときちょっとだけ出した綾小路の姉

  • 148二次元好きの匿名さん22/03/12(土) 20:14:24

    よい……

  • 149二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 11:31:25

    ただのらくがき

  • 150二次元好きの匿名さん22/03/13(日) 13:42:52

    >>146

    この顔で聖人はちょっと脳バグりますね…

  • 151二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 23:50:07

    「よォ。馬鹿志乃」
    突然の声だった。
    その日緋鉢 志乃は、コタツ部が占有している部屋で寛いでいた。入り口のすぐ裏に置かれた私物のコタツが指定席だ。座って鞄を脇に、机に項垂れてぼんやりと思案に耽るか、時折読書や課題に手をつけながら下校時刻までまったりと過ごすのが、志乃のこの部屋での日課だった。時たま他の部員と議論を交わすることもあるが、大抵は穏やかだ。
    その平静が、揺らぐ。
    声は部屋のほぼ真反対、隅の陰に置かれた、いつも誰にも...否、いつも部長専用の、紫陽花の柄の布団のコタツからだ。部長が出てくることは滅多にない。声を聞いたのは二月前が最後、姿を見たのなど、秋口だから、四月以上前だ。
    ぞわりと志乃の背筋に悪寒が走った。
    すぐさま床に手を着いて飛び跳ねるように足を引き抜き、コタツを後に───
    「あァー、待て、待て」
    ───できない。右手首を、掴まれていた。布団のすその隙間から出た、暖かく大きな、筋肉質な手のひら。
    「ったくよォ...オ前ェら人のこと見てすゥぐ逃げようとしやがって」
    二度目の声は、部屋の中央より少し窓際、本の積み重なったコタツから響いた。
    ざらついた低い声。神経を逆撫でるように厭わしく間延び、隠しきれない凶悪な険を纏っている。
    「...おはようございます。私、今日は鶏の世話を任されていまして早く帰らないと」
    「ひひひ。よォくそんな口からポンポン出てきやがんなァ」
    三度目はすぐ隣。バタバタと布団が靡く。
    「オノレぁ頼まれたら断れなくってよォ...今度コツとか教えてくれよ」
    「ええ、都合が合えば...というかあなたが起きていれば構いませんよ。あと、忘れていなければ」
    手首をぐん、と引かれた。重心が崩れそうになり、体重をかける。布団の裾から今度は左手が飛び出し、天板の縁を掴んだ。間抜けな声と共に、仰向けの頭が這い出る。
    「...お久しぶりですね、部長。何の用ですか?」
    「かかっ。いくら裁縫もテストも取れてるっても出席ねェと流石にやべェんだと」
    「裁縫...? あぁ、そういえば家政科だったんでしたっけ...折角の異能なんですから、どうせならパラレルワールド科にでも助力して転送事故でばらばらになってくれればよろしかったのに」
    「オ前ェオノレのこと嫌い過ぎねェ...? 終いにゃ泣くぞオラ」
    言いながら彼は、左手を志乃の背中に回す。
    「...ちょっと、なに───」

  • 152二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 23:50:24

    (あ.........綺麗)
    仰け反らせた彼の額から前髪が曝けたその瞬間、顕になった右眼に、志乃は嫌悪や焦燥を忘れてただ見惚れた。
    (透明な金色の虹彩と...深緑の瞳孔と...白目は少し桜色で.........)
    つい放心する志乃に構わず、部長は、志乃の背中を抑えたままシャツを捲り上げる。
    (相変わらず、綺麗な右眼)
    柔い腹部に指先が沈む。
    ふと妙な感覚に気付いた。名残惜しくも部長の眼から目を離す。視線を下げると、臍の辺りの位置で、何かが蠢いていた......いいや、何かではない。いつの間にか手首から離れた、部長の右手だ。部長のその手を深々と沈めているのは服の裏で...影で薄暗くよく見えない。手の下に見える黄色、赤、更に...深層、部長の指が弄んでいるのは、桃色の......───
    「あァーったくドコやったっけェ。えェーっとォ...この辺の、十二指腸? 膵臓はもっと上だっけなァ...? 確か挟んどいて...」
    「............ひ」
    「...あァ、クソ。こんがらがんなァ...黄泉目がきかねェ」
    「な、なに...なっ......なん、なん、なんっななんな───!?」
    「オイオイ急に壊れんじゃねェよ昭和のビデオかオ前ェは」
    顔を引きつらせ固まる志乃をよそに、部長は彼女の体内の探索を続ける。腹腔内に直に触れたり空気が混入しないよう、慎重に手先の空間を操作し、十二指腸と小腸の間をまさぐって行くと、目当ての物を発見した。
    「おォあったあった、ホレ。あァ、安心していィぜ、消毒はしたったからァ」
    「───......本当に、この、......っっ!! ふぅー...あなたという人は......はぁぁぁーー.........」
    「かかっ。脳ミソよかァマシだろォが」
    「......すぅー、はぁー、すぅー...はぁー...すぅー、はぁー............いつ、どうやって」
    「戦争終わって、あァー...一昨年の冬前かァ。オ前ェが寝てる間にスパって」
    「なぜ、今」
    「やァ、普通に忘れってた」
    「......女の腹に寝てる間に仕込むとか、最っっっ低ですね」
    「えェ...オ前ェ、ハラ据えてまで言うことか、それ......ウケねェぞシラフの下ネタは...」
    「ゴミの分際で正論を口にしないで下さいよ...カス」

  • 153二次元好きの匿名さん22/03/14(月) 23:50:40

    「............はぁ。で、結局何なんです?それ」
    「あァ、本校舎のコインロッカーのカギ。オ前ェの分だ」
    「......去年の戦利品ですか。要る訳ないでしょう」
    「いいからやらァ。オ前ェの分だからオ前ェに埋めといたんだよ」
    「ったくツレねェなァ...」
     部長は体を引き抜いて起き上がった。
    「おいおいマジにオ前ェだけかよ...カズはどォした。止路城は、温森は」
    「...羽鳥先輩ならバレンタインで浮かれすぎてストックを切らして粉微塵になりました。体細胞構築に恐らく一月ほど。奈々さんは研究科でカンヅメです。温森さんは...そろそろ来るんじゃないでしょうか?」
    「んだよ。使えねェ幹部共がよォ ...まァ二月じゃしゃァねェか。鉋木は? 生きてんのアイツ」
    「丁度あなたの代理として生徒会に出向していらっしゃいます。どこぞの穀潰しより余程巧く回してくれていますよ」
     では、と部屋を後にしようと扉に向かう志乃に、部長は言った。
    「なァ志乃...オ前ェ、人間なんてやめちまえ」
    「.........」
    「オ前ェが何に縛られてんのか、まァなんとなく分かるわ。分かっからこそ、それだけにしとけ。鎖なんて一本でもうっぜェんだ。手錠足枷くらいは千切っとけ」
    「......随分、簡単に言ってくれますね」
     目だけで振り返り、頬杖をつく部長を見据える。
    「残念ですが、そういう訳には行きませんよ。私、あなたと違って泳げないので。藁でも鎖でもなんでも縋らないと、沈んで死ぬのは御免です。それに...ふふ。知らないんですか? 兎は寂しいと死んでしまうんですよ」
    「......はん。よく言うぜ。死に損ないの黒猫が」
    「七回裏など絶好の巻き返しの起点でしょう?」
    「南四局で千点割ってる奴の戯言だろォが」
    「結構。九種九牌を流すつもりはありません...では」
    「あばよ。精々放すんじゃねェぞ ......あ、あっちの会長に会ったらいくらまでなら貸してくれるか聞ィといて」
     後ろ手で、扉を閉める。廊下に、どん、と音が響いた。




    ちまちま書いてた平行世界のコタツ部のお話を繋いで削って放流。地の文? ホワイトデー? 知らない子ですね...

  • 154二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 15:53:40

    早めの保守
    またなんかトラブっても困るし

  • 155二次元好きの匿名さん22/03/17(木) 18:47:02

    改めて見返すとクソみたいな出来だな...
    部長が最後唐突に金貸してって言ってるのは恋人ができた別の後輩が破局するか否かを対象にした賭けに負けた上、更に別の後輩に身包み剥がされそうになったからです。クズ。びびってる志乃かわいい

  • 156二次元好きの匿名さん22/03/20(日) 06:48:08

    保守

  • 157二次元好きの匿名さん22/03/22(火) 18:21:05

    保守...なんかかかねば...

  • 158二次元好きの匿名さん22/03/25(金) 07:05:06

    保守

  • 159二次元好きの匿名さん22/03/27(日) 17:14:17

    見たいなぁ...人のSS...人物の原液見たいなぁ...(他力本願)

  • 160二次元好きの匿名さん22/03/29(火) 16:51:29

    我が異能!『ガーディアン』ッッ!このスレを保守しろッッ!

  • 161二次元好きの匿名さん22/03/31(木) 17:17:40

    駄目だ...なんか平日のがやる気出る...

オススメ

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