Ms.Juri｜あにまん掲示板

1二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 02:22:13

ことの始まりはモモイが中古ゲームショップでジャンク品のゲームを買ってきたことでした。
タイトルは「Ms.Juri」、ジャンルはタイピングです。
アリス達は早速そのゲームで遊ぶため、ユズが持ってきたノートパソコンにそのディスクを挿し込み、起動します。
ここまでは普通でした。
でも、いざ遊んでみると、単語を入力するたびに音量が上がり、音楽とも呼べない騒音と化していくBGM、数分間で85単語という異常な難易度、その上パッケージを見てみると、どこにも発売元の表記やゲーム内容の説明はなく、誰が見てもこのゲームがおかしいは明らかでした。
流石のユズもその異常な難易度に匙を投げ、アリスが代わりにプレイすることになりました。
モモイもミドリもゲームの騒音に耐えかねて、部屋を出て行く中、アリスは必死になってゲームを攻略しようとします。
そして、やっとの思いでレベル3に到達することができました。
でも、レベル4からは単語数が多すぎて6割までしか行けませんでした。
何度も挑戦していると、モモトークに着信がありました。
「うるさい」
それだけ書かれていました。
レベル4からはレベル2のように無音なのかと思っていたので驚きました。
後で聞いてみると、部室から校舎裏まで聴こえていたらしいです。

2二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 02:22:41

その夜、モモイ達は全員同じような“奇妙な夢”を見たそうです。
その内容は、ゲームの中のキャラクター
「Ms.Juri」に「〇〇〇〇を言うな」と脅されるというものです。
でも、〇〇〇〇とは一体何か、全く覚えていないとも言っていました。
「Ms.Juri」が怖すぎて〇〇〇〇を覚えていられなかったともモモイは言っています。
それから、レベル4があんまりにも難しいので先生を頼ることにしました。
結局、先生もレベル4をクリア出来なかっただけでなく、先生がいつも使っていたヘッドホンがダメになってしまいました。
このゲームを不審に思った先生はヴェリタスにゲームの解析を依頼します。
それから、レベル4を無事突破し、順調に進んでいましたが、レベル5をクリアしたところであることが起きます。
パソコンがクラッシュし、C:Windows\System32というところに大量のデータが書き込まれ、ゲームが閉じてしまいました。
そのデータというのが…顔が酷く変形した人の写真でした。
血涙を流し、皮膚は剥がされ、口は叫び声を上げているかのように大きく開いていました。
そばで見ていた先生は同じくそれを見ていたアリスの目を塞ぎますが、既にその写真はアリスの目に映っていました。
先生は“ここから先は危険だ、もう帰りなさい”と言ってアリスを部屋から追い出します。
ここからは先生が残したメモの内容になりますが、書き込まれた大量の写真を削除しようとすると、またパソコンがクラッシュした上に、今度はハードドライブが再起不能になってしまいました。
でも、それを引き起こすファイルが発見され、それを削除することに成功したそうです。

3二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 02:23:47

それから写真を全て削除し、ついにレベル6に挑もうというところでメモは終わっていました。
ヴェリタスのみんなはアリスがレベル6や最終レベルのことについて尋ねてみても、怒鳴ったり、過呼吸になったりして会話ができなくなっていました。
アリスは何が起きたのか先生に聞こうと電話をかけますが、先生が電話に出ることはありませんでした。
それから数ヶ月後、ヴェリタスのみんなや先生に申し訳ない気持ちを抱えて過ごしていた頃でした。
アリスはヴァルキューレの生徒に先生が取り押さえられるところを目撃してしまったのです。
でも、そのときの先生はどこか様子がおかしく、頭にコック帽をかぶり、手には木べらが握られていて、自分が先生だったと言われてもキョトンとして、こう返します。
“私はMr.Mixです”

4二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 02:31:37

“私はMr.Mixです”