- 1二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 21:55:18
先生と生徒の一線を越えてくれないんですよね
どうにか浅知恵を働かせて作り出した先生と二人っきりの空間
意識してもらえるよう勇気を振り絞って先生の手を握る私
先生はそんな私を見て優しく手を握り返してくれるんです
微かに火照る身体、鳴り止まない心の音、ショートする思考回路
大胆にも身体全体を先生に撓垂れ掛けてしまいます
私なりの精一杯の色仕掛け
しかし、先生はそんな私を嘲笑うかのように優しく突き放し
少し怒った表情で言うんです''女の子が異性に簡単にこんなことしちゃダメだよ''と…
何て残酷なことを言うのでしょう、私は貴方にこれ程想いを募らせていると言うのに
「先生、私は…貴方のことを愛しています」
その場の激情に流され、遂に口に出す愛の言葉
生まれて初めての告白
しかし、私はそれに返される言葉も、何となくわかっていました
驚いたように目を開く先生、唖然とした表情を浮かべた後
先生はゆっくりと、しかし確かに言葉を返します
''君は私の大切な生徒で、私はみんなの先生だから…君の想いには応えられない''
その言葉を聞いて、私の中の何かが砕けました
…ならば私の内にこもるこの熱は、『先生』が責任を持って冷ましてくれませんか
そのような身勝手な考えのもと、私は先生を押し倒すという凶行に出ようとします
しかし、ツルギ委員長のような怪力ではなく、女子高生として平均的な力しか持たない私では
その願いは叶わず、先生の胸に縋るような姿になってしまいました
そんな自分が酷く惨めで、涙を流し蹲ることしかできない私
けれど先生は、そんな私を優しく抱きしめてくれました
『生徒』へと向ける、慰めの抱擁
その残酷な温もりが、私に初めての失恋を伝える合図でした…
ですよね!先生!
''怖い!怖いよぉ!!優雅に紅茶飲みながら何言ってるの!?先生もう出してくれた紅茶の味しないよぉ!!'' - 2二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 21:56:59
先生強火信奉者……
- 3二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 21:58:35
つらつらとお茶請け感覚でこんな長文を語ったのかこの子……コワ〜〜〜〜〜〜
- 4二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:01:54
茶会に誘われてウキウキで訪れた先生に浴びせられる失恋長文…
- 5二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:04:51
この子はなかなかの強者とみた
- 6二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:05:57
先生はなんでこの子の脳をこんなに焼いてしまったのかなんて覚えてないんだよな
それを見てまた妄想が加速するんだ - 7二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:09:11
この子もしかしてピンク色の水筒持ってない?
- 8二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:12:07
- 9二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:28:54
一体なんなんだコレはたまげたなぁ
- 10二次元好きの匿名さん24/03/27(水) 22:29:56
先生に片思いする一途な女の子だよ
- 11二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 01:30:08
- 12二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 01:32:15
- 13二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 01:38:27
しれっと告白…もしかして…強い!?
- 14二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 01:41:04
コワ~…
- 15二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 01:53:12
告白ってのとも違うだろ。なんだ…?何を考えている…?(恐怖)
- 16二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 10:35:37
告白から失恋までを一気に済ませた女
- 17二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 21:37:19
告白すらしてない生徒からすれば一歩踏み込んでるように見えるバグ
- 18二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 09:13:36
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 13:07:44
ここにそれを持ってくるな
- 20二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 13:17:38
ウバって紅茶に合いそうだな
- 21二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 01:12:42
- 22二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 03:38:07
''怖い!怖いよぉ!!優雅に紅茶飲みながら何言ってるの!?先生もう出してくれた紅茶の味しないよぉ!!''
なんて、お茶会の中の愉快な冗談のように先生は言う。このままの勢いで慰めてくれと胸元にしがみつけば、貴方は困惑しながらも受け入れてくれる。
―本気、だったんだけどなぁ。この気持ちは。
だけど、この気持ちは叶うことは絶対無くて。
でも、諦められないから、こんな姑息な手段でまた先生を困らせて。そんな自分に嫌気が差す。
「さっ、先生!先生の方は何かこういう話ないんですか!」
場の空気を、私の哀れな恋心を断ち切るように先生に問いかければ、先生は呆気に取られながらも
“そういえば最近あったなぁ…”
と話始める。―これでいい。これで。
“それじゃあ、またね”「はい、また明日」
お茶会の後片付けをしながら、想う。
―この気持ちも、このお茶っ葉のように捨て去れれば、いいのに、なぁ。 - 23二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 04:40:29
二重底…
- 24二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 05:00:08
ハナコとかもワンチャンこれに似たことやりそう
- 25二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 10:45:18
でもハナコそんな妄想したら自己嫌悪するからキチゲ貯めてそうなんだよね
- 26二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 18:41:21
保守
- 272224/03/31(日) 01:04:50
>>22続き書いちゃう 長くなっちゃった..
あのお茶会から、2週間。すっかり私の一度限りの勇気の事を忘れて先生はまた私の所にやってきた。あの時みたいな事を毎回言えばこのにぶちんな人も気付くのかな、なんて有り得ない想像をしていると
“そうだ、今日は渡したいものがあるんだった”
と先生は何やら紙袋をがさがさと探っている。
手に取り出したのは、少し古いけれど、大切に使われていた事がわかるピンク色の水筒。
どうやら、これが先生のいう「渡したいもの」らしい。
“前に水筒で良いのが無いって言ってたでしょ?”
“良かったらこれ、どうかなぁって”
ああ、先生はやっぱりずるい。
そんなことを言われては受け取らないどころか、使わずにいることも出来ないではないか。
「ありがとうございます先生!大事にしますね」
この後は水筒に入れるオススメの種類や手入れについて花を咲かせた後、解散となった。
後片付けをまたしていると、ティーポットにまだ紅茶が残っていた。捨ててしまうのも勿体無いので、先程貰った水筒に入れてみる。まだ温かいようだ。...少し温い程度、だけど。
―先生。私まだ、この恋心を保温してても、いいですか?
多分私のような対応をしている生徒は、他にも沢山居るのだろう。先生は、妙に手慣れているところがある。本当に先生は、罪作りな人だ。
でも、半分あしらわれていると分かっていても、この水筒に移されたぬるま湯のような紅茶のように。中途半端な恋を、手元に残しておきたい。
そう、思う。
- 28二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 01:06:39
- 29二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 09:14:51
その後水筒を庇って死んでしまった>>1の姿が!
- 30二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 09:41:21
遺品として水筒を回収して「一緒に帰ろう」って優しく言う先生。
思ったけど正実の子達はドッグタグとかつけてるのかしら?そもそも殉職することを想定してないから付けてないとか? - 31二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 10:03:23
- 32二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:11:24
いいや、水筒が急所に入るはずだった銃弾を受けてひしゃげるも、先生に“新しいの、一緒に探すよ”って言われても「これがいいんです。先生に貰った、これが」って雑談できるくらいには生きていてもらう
- 33二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:18:14
そして数年後、そこには先生とデートする正実モブちゃんが!
- 34二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 08:50:25
ハッピーエンドでよかったね
- 35二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 19:24:22
その頃には水筒の売り文句の保温保冷ができない傷だらけの少しヘコんだ水筒を持っているんだ。塗装も剥げてもはや銀色で、後輩達も先輩が大切にしている「銀色の水筒」なんだけど先生とこの子の中にはいつでもピンクのあの水筒があるんだ。