【ss】ねぇ、ポッケちゃん…私じゃダメかな?

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 20:12:27

    昨日見たスレから想像したssを書きましたがスレが落ちてた…。
    自分なりにダンツを想像してみた。

    ねぇ、ポッケちゃん。
    ポッケちゃんにとって、私ってただの友達…ずっとそうなのかな?
    …ポッケちゃんが、友達を大事にする優しいウマ娘っていうのは、とっくに知ってる。
    私の事も、沢山助けてくれたよね。
    先生にプリント届けに行く時だって一緒に運んでくれたし、
    トレーニング中に転けそうになった時も…さっと駆け付けてくれて…。

    …一番覚えてるのは、街におでかけしてた時…怖いお兄さん二人に絡まれてた時の事。
    ちょっとお茶するだけって言われたけど…怖くって…
    だけど私、断るの苦手だから何も言えなくって…
    そしたら偶然、遠くから私を見つけて助けに来てくれたよね?
    …びっくりしちゃった、お兄さん達の事蹴飛ばしちゃって。
    トレセン学園に通報するって言われても…全然怖がらないで、睨んだだけでお兄さん達が怖がって震えてたよね。

    …本当はこんな危ない事しないで欲しいけど…そういう所が私は…好きだけど嫌い。
    お耳みたいに怪我が増えたら嫌だし、いつもは優しいんだって事知ってるから…あんまり危ない事しないで欲しいな…。

    それに、本当は可愛い所もいっぱいあるって知ってるんだよ?
    あの時だってせっかく会えたからって行って…一緒にパフェ食べよって誘われて…
    私がお礼にご馳走してあげるねって言ったら…お耳と尻尾をピコピコして喜んで…

    …けど、それって私だけが知ってるポッケちゃんじゃないんだよね。
    かっこいいポッケちゃんも、可愛いポッケちゃんも、仲良しなら皆知ってる。

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 20:12:45

    タキオンちゃんだって、ポッケちゃんの強い所とか…いつも楽しそうにお話してくれる所とか好きなんだと思うよ?そうじゃなかったらデータ…?を取る為に1日かけて一緒におでかけしたりしないと思う。
    カフェちゃんなんて、私ほどじゃないけど助けて貰ってる…と思う。だって…こないだの夏合宿の時も、せっかくの水着だけど…皆の前に行くの躊躇ってたんだよ?
    ポッケちゃんに似合ってるって言われたから、嬉しそうになってたんだよ?

    …他にも、いっぱい…いーっぱい。
    ポッケちゃんが優しくて可愛いくて…だけど格好良いって事知ってるから…皆ポッケちゃんが大好きなんだよね。
    …だから、どんどん皆ポッケちゃんが好きになってて…なんだかどんどん離されていくみたい。
    …メサイアちゃんも、困ってるみたい。…ほら、また優しくしてる。ほら、嬉しそう。
    …悔しいなぁ。大好きって気持ちでも…皆に勝てないのかな。

    ねぇ、ポッケちゃん。私じゃダメかな…?

  • 3二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 20:35:20

    ミ゜ッ

  • 4二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 20:44:05

    あ”あ”あ”あ”あ”

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 20:44:41

    🤯

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 21:20:42

    ハートありがとうございます
    仕事中に突然降りて来ました

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:35:38

    死んだ
    ありがとう
    好き

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 22:59:24

    思い付けばポッケ視点でも書いてみたい

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:11:03

    めちゃくちゃ好き
    最高

  • 10二次元好きの匿名さん24/03/28(木) 23:36:11

    >>3

    >>4

    >>5

    >>7

    >>9

    ありがとうございます

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 06:34:58

    続編的なの降りてきたので書いてます

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 15:32:39

    ポッケ視点じゃなくダンツ視点でいきます

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:42:12

    続きです

    「優しくなんて…しないで…!」
    …私、酷いウマ娘だなぁ…もう、嫌になっちゃった。
    ポッケちゃんの優しい所に…イライラしちゃった。
    友達に優しい所を見てる内に…イライラしちゃってた。
    そんな事したら、またライバルが増える、またポッケちゃんが遠くに行っちゃう。
    そう思ったら…悔しくなって。

    …そしたら、ポッケちゃん…何か落ち込んで無いか?…って。
    頑張って作り笑いしてたんだけど…ため息ついてたの、見てたんだね。
    授業はいつも眠そうに聞いてるのに……本当に、そういう所はちゃんと見てて…すぐ気付いて…声を掛けてくれるんだから。

    …でも、それって私だけじゃない。お友達みんな。
    …悔しかった。ポッケちゃんに優しくされる事が、自分はただのお友達でしかないって…改めてわかったみたいで。
    だから…つい、あんな酷い事言っちゃった。
    しかも、謝る事も出来ないで…逃げてきちゃった。

    後悔してるし、悲しい…けど、これで良かったのかも。
    優しいポッケちゃんに、あんな酷い事言う私なんて…お友達でいちゃ、いけなかったんだ。
    …私なんかより、もっとポッケちゃんが一緒にいて楽しい人は…いっぱいいる。
    多分、ポッケちゃんの事だから…きっと告白だっていっぱいされて来たはず。
    うん…最初から、私なんかが好きになっちゃいけなかったんだ。

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:43:26

    うん、きっとそうだよね。
    ポッケちゃんは優しくて…格好良くて…だけど可愛くて…
    そんなポッケちゃんが大好きだって思う人なら…きっと素敵な人。
    ポッケちゃんが素敵だって思う人と出会えて、幸せになるのが一番いい。
    うん、そうだ。
    私はただ、祈るだけ。それでも十分幸せ。
    もう遅い時間、荷物を取ったら帰ろう。
    明日の事は…明日…考え…

    …ポッケちゃんが、寝てる…。机に座ったまま、気持ち良さそう。
    …明日から、ううん…もう話せないんだ。
    起こしてあげて、一緒に帰って…また明日、なんて…もう言えないんだ。
    ……でも、仕方ないよね。私もう、ポッケちゃんのお友達じゃ…

    「…Zzz…ダン…ツ……」
    「……オレ達…ムニャムニャ…ダチだろ…」
    「…ん…心配…だったんだよ…ごめん…な……」

    …やめてよ、ポッケちゃん。
    やめてよ。どうして?優しくなんて…しないで…
    諦めたかったのに、どうして…?どうして…そんなに優しいの…?
    「…ぐすっ…ひぐっ…」
    「…ん…んあ…?ダンツ…?」
    「どうして…ぐすっ…ポッケちゃん…」
    「…ん!?ど、どうした!?」
    「ぐすっ…えぐっ…ポッケちゃん…ズルいよ…」
    「オ、オレ…?」
    (まさか…何かオレ酷い事やっちまったのか…!?)
    「そんなに…そんなに…優しくされたら……ポッケちゃんの事…」

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:43:37

    「………え?」

    「…また…好きになっちゃうよ……」

  • 16二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:43:48

    とりあえずここまでです

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 20:49:06

    いい……実にいいです……

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/29(金) 21:50:12

    >>17

    ありがとうございます

  • 19二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 06:35:47

    まだ続きます

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 12:25:02

  • 21二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:56:22

    「……落ち着いたか?」
    「……うん」
    「……その…話してくれるか…?どうしたんだ?」
    「……。」
    「…無理して話さなくていい…なんて言わねぇぞ?こんなに泣いてるお前をほっとくなんざ出来ねぇからな…。」
    「……ごめんね、ポッケちゃん…」
    「……さっきの事なら気にしてねぇから気にすんな。オレも強引すぎた。」
    「……ポッケちゃんは…どうしてそんなに優しいの…?」
    「……優しい?」
    「………うん…ポッケちゃん、お友達みんなに優しいよね…困ってる時、気にかけてくれてて…。」
    「…そ、そうか…?」
    「…カフェちゃんだって…今日だってメサイアちゃんにも…私だけじゃない…お友達みんな…」
    「…あー、もしかしてお節介だったかな……」
    「あ!ちがっ…そうじゃなくて…!その……
    私、悔しかったんだ。」
    「悔しい…?」
    「うん…同じように優しくされたら…思っちゃうんだ…私は、ポッケちゃんにとって…ただのお友達の一人なんだって…」
    「ただのダチ…?」
    「…うん…私、ただのお友達じゃ嫌だった。ただのお友達だと…だんだんポッケちゃんが離れてくみたいで…そのね…私ね…」
    「………?」
    「ポッケちゃんの事…お友達以上に大好きだったの…。」
    「………!」
    「それで…ポッケちゃんに…もっと特別に見てもらいたかった…ただ優しくして貰えるだけじゃなくって…」
    「………。」
    「…私…ワガママな上……あんな酷い事言って…最低だよね…本当に…ごめんね…」
    「………ダンツ。」

    「…ああ、ガッカリだよ。」
    「…!」

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:58:47

    「そんな風に思われてたなんて…ガッカリだ。」
    「……そうだよね…嫌だよね…私みたいな酷いウマ娘が…ポッケちゃんの事…好きだなんて…」
    「……。」
    「…ぐすっ…同じウマ娘でも、私より素敵な娘いっぱいいるし…迷惑…だったよね」

    「そうじゃねぇよッ!!」
    「…!?」
    「…急にごめん。けど、そうじゃねぇんだよ…」
    「…え?」
    「…ダンツから見たオレ…そんな弱っちくて…情けねぇ奴だったか?」
    「……情け…ない…?」
    「ああ、情けねぇよ。ただのお節介で、ちょっと喧嘩しただけで…迷惑、大嫌い、もう二度と顔も見たくない!…なーんて、ダチに言う。そんな情けない奴か?」
    「…え…え…?」
    「その上…告白しても返事なんかろくに返せない…返してくれそうにない奴か…?オレはそんな弱っちくて情けない奴じゃねぇ!」
    「……ぽ、ポッケ…ちゃん…?」
    「…言ってみろよ、ダンツ…オレの事…どう思ってんだよ。」
    「え…で、でも私…さっきポッケちゃんに…好きって…」
    「聞いてねぇ。おともだち以上にどーこーって聞こえたけど、寝ぼけて聞いてなかった。」
    「……え…?」
    「…されてねぇ告白に、オッケーもノーもねぇだろ?ダンツ。」
    「……私は…。」
    「言ってくれ、ちゃんと聞いてるからよ。」
    「…私…私は…」
    「……。」
    「私は…ポッケちゃんが…!」
    「…。」

    「ポッケちゃんが、大好きです!!」

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 21:59:04

    書き溜めるのはここまでです

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:12:44

    ひとまず乙

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:14:11

    まだ続きます

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 02:49:14

    圧倒的少女漫画感……
    尊すぎて爆散しそうです……続き楽しみです……

  • 27二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 07:54:09

    続き待機

  • 28二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 14:04:04

    >>24

    >>26

    >>27

    ありがとうございます

    嬉しいです

  • 29二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 16:05:11

    …ズルいよ、ポッケちゃん。
    聞かなかったふりなんてして…諦めさせてくれなかった。
    酷い事言っても…許してくれて…いつものポッケちゃんのまま。
    …ううん、違う。

    「ほらな、届いた。」

    抱きしめてくれた。
    受け止めてくれた。

    「離れてなんかいねぇ、オレはここにいるぜ。」

    …ただのお友達としてじゃなく、
    お友達以上の相手として。

    「…ポッケ…ちゃん…。」
    「…ダンツが惚れたオレは、どんなオレかわかんねぇけどよ…。」
    「…うん。」
    「ダンツが本気でぶつかってくれたから、オレはちゃんと受け止めれた。」
    「…うん…!」

    「…オレはちゃんと、お前の惚れたオレだったか?」
    「…うん!」
    …当たり前だよ。

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 16:05:34

    ズルいくらいに、かっこよくて…優しくて…

    「…そっか。良かった。」
    「…わ…ポッケちゃん、お顔真っ赤…。」
    「…まあ、結構ハズい事言ってたし…いざダンツが恋人だって思うと…」
    「…?」
    「なんていうか…すげぇ可愛い…って思って…。」
    「……!!」
    「…だ、抱き合ってんのも…段々ハズくなってきてさ…はは…。」
    「…えへへ。」

    …だけど、可愛い。
    何回だって…好きになっちゃうに決まってるよ。
    本当に、ズルいポッケちゃん。
    他のお友達はきっと知らない、ズルいポッケちゃん。
    私だけが知ってる…大好きなポッケちゃん。
    好きだよ、大好き。

    「…じゃ、じゃあ…その…帰ろっか。」
    「お、おう…そうだな。」

    明日からもきっと、ポッケちゃんは変わらないまま。
    お友達に優しくて、危ない事だってしちゃう、そんなポッケちゃんのまま。
    私も、皆も好きな…いつものポッケちゃんのまま変わらない。

    …変わるのは、きっと私。
    私の大好きは、きっと誰にも負けない…負けたくないから。
    …だから……ずっと、ズルいままでいてね、ポッケちゃん。

  • 31二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 16:05:45

    「…あ!そうだ!うっかりして忘れてた!」
    「…?忘れ物?」
    「あんな事言ったのに、ちゃんと返事してなかったな、悪い!」
    「…?」

    「オレも好きだ!ダンツ!」

    …本当に…ズルいよ。

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 16:06:42

    一応、おしまいです。
    ここまで応援いただきありがとうございます。
    また何か思い付けば。

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 16:20:31

    乙 最高だった

  • 34二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 18:52:04

    >>33

    ありがとうございます

  • 35二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:42:41

    ダンツ実装が楽しみ

  • 36二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:49:56

    うおおおお!!!
    ありがとうございます……!

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 22:29:35

    >>36

    こちらこそありがとうございます

  • 38二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 08:43:35

オススメ

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