直木賞作家の架空馬小説を読む

  • 1二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:01:20

    今月はじめに刊行された馳星周の「フェスタ」を読むよ
    作者は暗黒小説を作風とする一方、ステゴ一族のファンで「黄金旅程」「ロスト・イン・ザ・ターフ」といった競走馬を題材にした小説も刊行している(未読)

    今回の「フェスタ」は、ナカヤマフェスタ産駒で凱旋門賞を目指す話らしい
    画像はパッパ

  • 2二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:03:12

    不夜城の人か

  • 3124/03/30(土) 16:05:02

    読み始めたワイ、「とねっこ」をネットのスラングかと勘違いしてたけど普通に作中に出てきて業界用語だと初めて知る

  • 4二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:20:07

    あのステゴキチのおっさんか

  • 5二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:23:44

    作風的に競馬とかギャンブル好きなんだろうなと思ってたから最近競馬にハマったと聞いて意外だった

  • 6二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:24:15

    ノワール系作家の印象強かったからいつのまにかステゴおじさんなってて困惑した

  • 7二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:24:56

    PCゲーム雑誌のライターの人!

  • 8二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:26:51

    >>5

    めっちゃわかる

    学生時代から競馬好き!みたいな人だと勝手に思ってた

  • 9二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:34:16

    ナカヤマフェスタ号のAERU入りを正式発表前にバラしちゃった人ってイメージがついてしまった

  • 10124/03/30(土) 16:48:42

    とりあえず主役馬のカムナビ君が新馬戦に出場するまで読了
    ところで実際ナカヤマフェスタ産駒って実際気性はどうだったん? 最近だとバビットしか知らんのだけれども

  • 11二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:52:50

    >>10

    気性の悪いSS産駒の中でも特に気性の悪いステゴ産駒の中でも特に気性の悪いナカヤマフェスタの産駒や

    競走馬になれないやつの方が多いことでおなじみのナカヤマフェスタ産駒や

    気性が悪い理由が「ナカヤマフェスタ産駒」で調教師とかから納得されるナカヤマフェスタ産駒や

    察せ

  • 12二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:54:16

    このレスは削除されています

  • 13二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:55:56

    現役中はドリジャよりもフェスタのがやべーやつって言われてたんだっけ

  • 14二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 16:57:08

    >>3

    とねっこは当年仔の訛りみたいな感じだったはず

  • 15二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 17:03:28

    >>10

    気性はあまりよろしくない

    ゲートの出も良くはない

    母がデカめだと子もちょっと大きく出るが基本は小さめ

    中央の現役は下画像参照

    デビュー前があと三頭いたはずで、先日ラストクロップが誕生しました

  • 16124/03/30(土) 18:02:06

    >>11 >>15

    解説ありがたい。やっぱ素直と言われてるバビットが例外なのか

    そのバビットも譲らない時は譲らない頑固者らしいが


    現在、全体のページで3分の1ぐらいを読んだところ

    日高の小規模生産牧場、庭先取引で手に入れた馬主、父馬ナカヤマフェスタを知る厩舎に、夢破れた元騎手の調教助手、そして武士沢騎手みたいな気性難担当の騎手と、視点を変えながら脳を焼かれつつある

    あと「おれは暗黒小説出身だぞ」とばかりに急に濡れ場が用意されて草

  • 17二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 18:19:43

    ikze通り越して武士沢ってところが馳星周っぽいというか
    絶望的な気性を思い起こさせますね…

  • 18二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 18:21:12

    黄金旅程は読んだな
    中々良い話だったけど、それはそれとして分厚いハードカバーなので持ち運びだけはちと辛かった

  • 19124/03/30(土) 21:50:55

    とりあえず半分ぐらいまで読んだ
    カムナビくん、調教は嫌いで調教助手乗せたまま1時間棒立ちするし、絶対に先頭は譲らせたくない気質で逃げ始めるしで、気性難あるあるを詰め込んだお馬さんでかわいく見えてきた
    スイープトウショウみとダイワスカーレットみを感じる。思いついたのが牝馬ばかりだ。カムナビくんは本質的に牝馬

  • 20二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 22:00:15

    >>16

    そういえばあのひと黄金旅程でもそういえばこの人暗黒街小説出身だったな…つて思い出させるバイオレンスシーンあったな

  • 21124/03/30(土) 23:00:41

    ナカヤマフェスタ産駒らしい因果に巻き込まれながらフランス入りしたところで今日は中断
    明日、大阪杯を見ながらまた読んでいきます

  • 22二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:05:41

    >>5

    なんなら生い立ちが馬に近すぎてむしろあまり馬好きじゃなかった犬派ピカレスクおじさんだった


    今はオジュウモデルの障害馬の作品書いてるらしい

    執筆中にグロンが出てきてまた脳溶けてそう

  • 23二次元好きの匿名さん24/03/30(土) 23:08:14

    ケッ、馬が何でぇ…‥

    妻「ステイゴールドって馬が好きでさぁ~」

    ステイゴールド産駒たまんねぇ~

    これで競馬の小説2本書いて新作書いてるんだから大したもんだよ

  • 24二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:36:32

    宮本輝かと思った
    馳星周さんか読んでみよう

  • 25二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 06:49:28

    >>24

    宮本輝は芥川賞作家やな 『優駿』は名作


    最近の架空馬小説だと

    早見和真『ザ・ロイヤルファミリー』も面白かったな

  • 26二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 11:51:36

    ステゴ「『愛さずにはいられない』この俺の子たちだからな」

  • 27124/03/31(日) 13:53:21

    こんにちは。読書再開です
    出走前から関係者の脳をコゲコゲにしているカムナビくんを、フランス入りしたところから追っていきます
    去年唯一凱旋門賞に向かったスルーセブンシーズ陣営も、こんな感じだったんだろうか。シーズちゃんもステゴの孫だし

  • 28124/03/31(日) 14:59:40

    >>27

    覚悟のキマり方だと、3歳のときのドウデュース陣営のほうが近いかもな……と読み進めたらそう思ってきた

    武豊に凱旋門賞を走らせるために馬主やってる松島オーナーも、事実は小説より奇なりだわ

  • 29124/03/31(日) 17:16:43

    およそ4分の3まで読了
    うだつの上がらない競馬生活を送っていた各人が、主役馬カムナビくんの活躍に引っ張られる形で前向きになっていく。とてもいい傾向だ

    それはそうと、フランスの拠点になってるシャンティイ調教場が「広い」という記述があって、調べてみたら冗談じゃない広さで目玉飛び出た
    同じ縮尺で美浦トレセンに置いたら霞ヶ浦に乗るじゃん

  • 30二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 18:39:46

    競馬小説って地味で評判いいのか悪いのかわからん方が面白い気がする
    黄金旅程は読んだけどフェスタは書かれてることすら知らなかったな

  • 31124/03/31(日) 20:56:12

    物語はいよいよ佳境。近代競馬のロマン要素の詰まったカムナビくんがいよいよ大一番に挑む
    視点を次々と変えることで、疾走感を損なうことなくレースの描写ができていて引き込まれるようだ
    このまま巻末まで一気に読み進めます

  • 32二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:59:02

    このレスは削除されています

  • 33二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 20:59:19

    読んでみたいけど二の足踏んでる
    カムナビ君の母はやっぱり架空の繁殖牝馬?

  • 34124/03/31(日) 21:24:27

    ただいま読了

    読んでいると、ここ数年の日本競馬で過ぎていったロマンが、次から次に浴びせられるような、疑似競馬体験を味わえる作品だった
    作者が競馬に魅せられたのはここ数年とのことなので、その間に味わった経験が昇華されたのかもしれないですね

    20年代以降に競馬に魅せられた人に勧めたい、あるいは「あのときの高揚感を追体験したい」という人に勧めたい一冊だと思いました

  • 35124/03/31(日) 21:34:06

    >>33

    序盤で母馬の出番があるけれど、架空馬ですね。作中に登場する競走馬も、血統の話以外で出てくる馬以外は架空馬となっています

    母馬の詳しい血統表もわからないですが、ステゴ血統で凱旋門賞に挑むということを見据えた血統だとは説明がありました

    ここからは読者の私の妄想ですが、多分母方の血統表にモガミとか入ってるんじゃないかな……

  • 36124/03/31(日) 21:42:54

    >>35

    誤字してた。「血統の話で出てくる競走馬以外は架空馬」です

    エルコンドルパサーやオルフェーヴルの凱旋門賞挑戦に触れたり、ディープ・キンカメ等の主要種牡馬の話は出てくるけれども、作中に登場する現役の競走馬は架空馬ですね


    それと、作者のwikiを見ていたら、著書に「神奈備」という作品があった。カムナビくんのネーミングはそこかぁ

  • 37二次元好きの匿名さん24/03/31(日) 21:45:34

    >>35

    >>36

    教えてくれて有難う

    フェスタ産駒をまったりだけど追っていて最後にもう一花を願っているから

    中央の産駒がすべて抹消されてから読もうかな

    今読むときっと寂しくなってしまう

  • 38124/04/01(月) 07:01:31

    一夜明けて、この本のタイトルが「フェスタ」である意味を考えていた

    この物語は一貫してホースマンたちの視点から描かれ、ファン視点での描写は省かれている
    多分それがヒントだ

    ここ数年の競馬ファンの盛り上がりは凄かった
    三冠馬三つ巴の2020年ジャパンカップと九冠馬の誕生から端を発し、G1で戦える強い逃げ馬たちの台頭、ブリーダーズカップ・サウジやドバイなどの海外レースでの活躍、アイドルホースたちの出現に、ロンジンレーティング最高得点の獲得

    ここ数年の競馬界の、祭りとも言えるような盛り上がりの追体験
    これらの持ち上がりを、フィクションとして追体験できるのがこの小説だと思った
    欠けた視点、ファンの目線は読者自身なのであろう

    故に、ナカヤマフェスタとのダブルミーニングで「フェスタ」なのだろうか……なんて思いながら一夜を明かした

  • 39二次元好きの匿名さん24/04/01(月) 07:50:43

    調べてみたらロストインザターフもメジロマックイーンの血統を残そうとする人の話で面白そうだな

  • 40124/04/01(月) 18:36:40

    朝、寝起きで感想文を書いたから、読み返したら所々あやういところあって赤面

    20年JC以降の盛り上がりは、ここ最近のアイドルホースたちの引退・種牡馬入りで一旦収束したように感じる
    でも、彼ら彼女らの名前が血統表に書かれる日が来たとき、また当時を思い出して胸が熱くなることだろう
    そして、凱旋門賞という夢であり呪縛を、いつか日本調教馬が破ることを信じよう
    この小説は、20~23年の競馬会の熱気を詰めたタイムカプセルなのかもしれない

    というわけで数日にわたってお付き合いありがとうございました
    実は本格的な競馬小説を読むのはこれが初めてでしたので、もし読んだことのある競馬小説があれば、教えていただけると幸いです

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています