- 1二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:32:49
- 2二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:45:47
剣と楯を投げ捨て、プロデューサーはガッと結華の首を掴んだ。
その体を頭上高く持ち上げていく。
神に生贄を捧げる儀式の始まりのようだった。
プロデューサーはの結華の眼鏡をむしり取り、握り潰した。
結華の視界が二重になった。
握られている首に激痛が走った。
が、のどが潰れて声が出せない。
――私は誰なの?――
と結華は思った。
これはわたしじゃない。こんなわたしが、わたしであるはずがない。
プロデューサーは結華の右足を引きちぎった。
なんの痛みも感じなかった。
――これはわたしじゃない――
結華の胸の奥が痙攣を始めた。治ったはずの喘息の発作が再発したのだ。
だが、のどが潰されているせいで、咳をすることもできない。
プロデューサーは、結華の下顎を引きちぎった。
だらっと、赤いよだれかけのように血が流れる。
結華は急速に中学時代に戻っていく自分を感じた。
友達にアニメの話を振って微妙な空気にしてしまった自分、好きなものをわかってもらえずに泣いてばかりいた自分。
結華はそんな子供の頃に戻っていた。 - 3二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:48:50
「結華!」
恋鐘の声が聞こえてきた。
恋鐘と咲耶、二台のバイクが到着したのだ。
恋鐘の姿を見て、海未はほっと胸をなで下した。
もうだいじょうぶ。きっと、こがたんがたすけてくれる。
いつものように、わたしの手をにぎって、たすけてくれる。
結華は恋鐘に向かって手を伸ばした。
プロデューサーは何のためらいもなくその腕を引き抜き、握り潰した。
恋鐘の悲鳴にギロッとプロデューサーが振り返った。
「貴方……プロデューサーなのかい?」咲耶が言う。
恋鐘にも咲耶にも目の前の光景が信じられない。
プロデューサーは道路の向こうの崖下に、まるで紙屑を投げ捨てるかのように結華の残骸を放り投げた。 - 4二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:53:06
- 5二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:54:15
昼ドラというかコズミックホラーだこれ
- 6二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:55:36
三峰が草加なのか…
- 7二次元好きの匿名さん22/01/24(月) 23:57:45
昼ドラと言っても砂時計とか牡丹と薔薇とか天までとどけとかいろいろあるでしょ
>>1は具体的にどんなノリがいいのか言っといた方がいいのでは
- 8二次元好きの匿名さん22/01/25(火) 00:16:59
仮面ライダーキバみたいなので
- 9二次元好きの匿名さん22/01/25(火) 00:18:23
仮面ライダーキバは、小説版の名護さんが凄まじい最期を遂げますね
- 10二次元好きの匿名さん22/01/25(火) 00:21:41
円香の目の前に、透が現れた。
それは円香が好きだった、一点の曇りもなかったころの透の姿だった。
透の前で、円香もまた少女のころの姿に戻っていた。
「浅倉」
しかし透は答えなかった。ただ無言で円香の顔を見つめていた。
「褒めてよ。私は正しいことをしたの。浅倉を守りたかったから」
透の顔は曇った。
「どうしてそんな顔をするの?浅倉、浅倉、透──私は」
遠ざかる透の面影を円香の手がつかもうとしたがそれは空を切った。
「私は、透のことが好きだっただけなのに」
円香の意識はそこで途切れた。
大破したイクサシステムは余剰エネルギーを噴き上げると、円香が倒れるのと同時に大爆発した。
- 11二次元好きの匿名さん22/01/25(火) 00:28:50
なんで井上脚本のライダーばかりやねん。アギトで頼むよ
- 12二次元好きの匿名さん22/01/25(火) 00:38:22
では、山岡脚本の戦隊で