- 1◆prHHf44RyI24/04/05(金) 18:36:27
- 2◆prHHf44RyI24/04/05(金) 18:36:47
「キキキ…イロハ!いいことを思いついた!」
そんなマコト先輩の呼び声が聴こえる…
どうせ今度も風紀委員への嫌がらせでしょう。
そんなふうに高を括り耳を傾ける。
「私直々に、先生をペットにしてこよう!」
「…はあ、そうですか」
「ム…思ったよりも反応が薄いな…」
「まあいい、それよりどうだ!この完璧な作戦は!段取りや根回しももうしてあってな、これで先生は…いや、もはやキヴォトスは私の手の内も同然!キキキ!」
「で、今度は何に感化されたんです?」
「よく聞いてくれた!我らが優秀な情報機関によるとだな…」
『風紀委員会行政官天雨アコは定期的に先生へ賭けを挑んでいる様子』
『自分が勝利したら先生へペットになることを要求している模様』
『なお今のところ勝利はできていない』
「…また面倒なのに感化されましたね」
「この情報をもとに、私は考えた。」
「そして気づいたのだ!行政官の真意に!」
「…!」
「そう、その真意とは…先生を風紀委員の手中に収めることだ!」 - 3◆prHHf44RyI24/04/05(金) 18:37:05
「…なるほど、たしかにあの行政官のやりそうなことで」
「ならば!我々の取る行動は一つ!」
「風紀委員より先に先生を手中に収めることだ!」
「…で、その案はあるんですか?」
「もちろんあるとも!」
「それはな…」
「…」
「"コイントス"だ!」
「は?」
「奴ら風紀委員と同じ手法だが…あえて同じ手で先を越す…これによって奴らに我々の威厳を示せるのだ!キキキ!」
「…そうですか」
「もうすでに先生へのアポメントも取ってある。あとはマコト様直々に向かい、華々しく勝利を飾ってくるだけだ!」
「…ところで、勝算はどれほどで?」
「もちろん勝つとも!」 - 4◆prHHf44RyI24/04/05(金) 18:37:38
「…じゃあ試しにやってみますか?賭け」
「いいとも!」
「表と裏、どっちにします?」
「ここは…"裏"だ!」
「それじゃあ投げますよ…!」
コインが宙を舞い、イロハの手の甲に乗る。
「…これは」
出た面は…
「お、表だ〜!」
「さて、私が勝ったのでもちろん… わかってますよね?」
「え、ま…待て、どういうことだ?」
「ほら、言ったじゃないですか。賭けって」
「ま、まさか…」
「さて、マコト先輩は今から私のペットです」
「せいぜいかわいがってあげますよ…♡」
「ひ、ヒイィィィ!」 - 5◆prHHf44RyI24/04/05(金) 18:38:56
- 6二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 18:43:09
最高だ、素晴らしい。これ以上の言葉は思いつかない
- 7二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 18:44:10
こいつらパンデモニウムしたんだッ!!
- 8二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 19:19:59
マコトの下についてられるってだけでメンバー全員感情複雑骨折してるの確定な万魔殿好き