シャーロキアンとかいう現代オタクの元祖みたいな存在

  • 1二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 20:47:23

    「コナン・ドイルが『ホームズは金儲けと割り切って書いてた』と認識するかどうか」
    でも派閥が分かれるらしい

  • 2二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:13:42

    「コナン・ドイル? あぁワトソン博士の代理発表者でしょ」ってスタンスの人もいる

  • 3二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:15:47

    >>1

    結構そう言われてるの見るけど作者本人が言ってたわけではないの?

  • 4二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:16:51

    >>1

    「は?ドイルなんていませんよ?ホームズシリーズの著者はワトソンでしょ?」

  • 5二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:17:18

    ホームズがライヘンバッハした後コナン・ドイルに嫌がらせしたファンもいたんだっけ

  • 6二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:18:27

    ホームズの掲載紙のストランド・マガジンも今のジャンプみたいなポジションだったんだっけ

  • 7二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:19:49

    というか金儲けが目的だとなんかダメなのか

  • 8二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:21:01

    まあ本人が言っていたからそう扱っとくというのは穏当というか深く探求する必要が無い立場での話だしね
    ”ガチ”で心情研究までやるなら「そうはいっても照れや謙遜etcであって本心としてのスタンスとは別」みたいな可能性も真面目に考えざるをえまいよ

  • 9二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:21:10

    一度はホームズを死なせたこともあるドイルはしばしば「シャーロック・ホームズを嫌っていた男」と表現されるが、ドイルは後年に次のように語ってホームズと「和解」している。

    「ホームズを復活させたことについて、私はまったく後悔していない。こうした軽い作品を書くことにより、史実や詩、歴史小説、心霊現象研究の著作、劇作といったさまざまなジャンルの創作活動において、自分の限界を試し、発見する行為が、特に邪魔されたわけではないからである。もしホームズが最初からいなければ、私はこれ以上の仕事をしてこれなかっただろう。ただもっとシリアスな著作を認めてもらううえで彼が若干のお荷物になったということはあるかもしれない」

    wikipediaより
    本当かは知らん

  • 10二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:22:36

    現代オタクの比じゃないくらいの害悪集団のイメージ
    名探偵コナンですらボロクソに描写されてるし

  • 11二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:25:10

    ほんとは重厚な歴史小説を書きたかったけど全然売れなくて、本人的には単純娯楽小説と思ってるホームズばかり求められるのが不本意だったらしいね
    まあ、本人が本当に作りたいものと大衆に受けるのものは往々にして別物だからな…

  • 12二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:26:09

    >>9

    おためごかしなのかもしれないけど結構感動的な気もするなこの文

  • 13二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:27:09

    ホームズ帰還までの3年間(大空白時代)をガチで考察(ほぼ捏造)する人もいる

    ・2年間チベットを旅行してダライラマと会った
    ・ノルウェー人のふりをして旅行記を出版した
    ・ペルシャ経由でメッカを訪れた
    ・スーダンでイスラム教の偉い人と会った
    ・南フランスでなんか研究してた

    くらいしか書いてない(全部ホームズのセリフ)んだけど

  • 14二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:28:02

    バリツが何なのか結論出た?

  • 15二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 21:54:47

    前にシャーロックホームズ全集を読んだときは「ホームズが現実に存在した」前提で解説や注釈が付いてて驚いたな

    本文で「この日は雨だった」という文があると、注釈で「確かにこの日の新聞の天気予報では1日中雨予報だった」とか書いてあってそこまでやるかと思ったよ

  • 16二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:10:10

    明らかに無理のあるトリックとか経過日数の計算間違いとかめちゃくちゃあるんだけど

    それを「作者のミス」じゃなくて「そういう風になぜワトソンが書いたのか」「実際のトリックや事件経過を公表すると不味い事情があったんじゃないか?」と検証(妄想)することもよくある

  • 17二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:14:35

    一種の神学だな

  • 18二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:17:34

    モリアーティはポッと出じゃなくて危なすぎるから書けなかったみたいなの見た時は面白いこと考えるなと思った

  • 19二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:17:51

    原作をわざわざ「正典(カノン)」と呼ぶとか聖書研究のパロディも混じっている

  • 20二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:19:00

    >>18

    「緋色の研究」で犯人に共犯者がいたらしいけど明らかにされてないからこれモリアーティじゃね?みたいな妄想もあるな

  • 21二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:20:41

    >>18

    「原作のモリアーティの描写は殆どホームズからの又聞き」という点に注目した「モリアーティ実在しない説」とか「ホームズ=モリアーティ説」とかもあるぞ


    メタ的に考えれば「コナン・ドイルが面倒臭がって全部ホームズの説明セリフで済ませた」なんだろうけど「ドイルは関係ないでしょ?」というのがホームズ研究の出発点なところはある

  • 22二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:22:47

    めんどくせえオタクだな…

  • 23二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:24:29

    >>16

    「作中人物が実話という触れ込みで書いた」作品だから、脚色や隠蔽があっても何にも不誠実ではないのがいいよね

    広げようとすれば無限に広げられる

  • 24二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:25:21

    「モリアーティの論文『小惑星の力学』の内容を考察する」

    という内容で短編推理小説を書いた作家がいてな……

  • 25二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:26:35

    >>20

    あいつホームズですら見抜けない変装技術持ってるし明らかに異常だから実はモリアーティですとかの方が納得できるんだよね

  • 26二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:28:04

    >>14

    これじゃね? っていうのはある

    バーティツ - Wikipediaja.m.wikipedia.org
  • 27二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:29:41

    コナンにも出てきたよね
    アイリーネアドラーのような聡明な女性が人をあざ笑うとか下劣な真似をするはずがない!こんなタイトルで本を書いたやつ◯ね!出版に協力したやつも◯ね!俺の彼女が犯行に気づいたぽいから◯ね!
    ってやったやつが

  • 28二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:30:00

    今のシャーロキアンはまあ「全部ドイルのガバ」なのは承知の上でやってるから
    当時のファンは間違いなく俺たちの先立

  • 29二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:30:01

    「銀行の隣の店に就職して店主を外出させてその隙に地下トンネルを掘って金貨を盗もうとした」というバカみてぇな粗筋の短編があるんだけど

    「銀行からものを盗む手口なんて正直に大衆向けに書くわけないだろ」という考察(フォロー)は有名

  • 30二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:31:20

    >>26

    たしか大槻ケンヂが武術説よりこっち推しなんだっけ

  • 31二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:31:51

    「こんなことが外に漏れたら我が一族は終わりだ!」
    「安心して下さい、私は警察ではありません。内々に納めて差し上げます」
    「ありがとうホームズさん……!!」

    というやりとりを丸々出版する男ジョン・ワトソン

  • 32二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:34:02

    ワトソン「我が国の総理が外交文書紛失した事件の話出版します!」

  • 33二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:34:54

    本気でベイカー街に捜査依頼を送って来た人も結構いるとかなんとか

  • 34二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:37:34

    貴族のスキャンダル系の事件もちょくちょく扱われるけど

    「実際の経緯はもっとグチャドロでこれでもマイルドに改変されてる」説がよく唱えられる

  • 35二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:43:03

    >>29

    「三人ガリデブと基本プロット同じだし流用したんじゃね?」みたいな解釈も成り立つな

  • 36二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:46:51

    何なら「金庫の中でこっそり飼っていた毒蛇を、ミルクを用意して口笛を吹くと戻ってくるように調教した」とかいう
    「金庫の中なんて窒息死する・蛇はミルクを飲まない・そもそも音が聞こえないから口笛は無意味」とガバガバの3乗なトリックもあるけど

    ドイルよく調べもせんとテキトーに書いたんやろなあ…ってなるのが普通の読者
    こんなありえない話をでっち上げるとは妙だな…被害者の自業自得にしなければならなかった理由があるのか…?とか面白おかしく陰謀論をこね回すのが訓練されたシャーロッキアン

  • 37二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:51:30

    >>26

    確か先月これをまとめた本の邦訳版が刊行されたんだよね

  • 38二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:53:19

    そこいらの作品でこういう解釈やると「どんだけ作者に優しいんだよ」となるが

    「そもそもドイルは関係ないでしょ?」だからある意味めちゃくちゃ厳しい

  • 39二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:55:42

    このレスは削除されています

  • 40二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:56:37

    ちなみに海外ではネトフリのドラマで出したホームズのキャラが
    解釈違いだと団体から訴訟された案件があったから
    日本の漫画/ゲーム作品でシャーロック・ホームズを出した場合
    海外では「ホーロック・シャームズ」みたいに名前にアレンジが加えられて翻訳されるらしい

  • 41二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 22:58:56

    作中人物による伝記という形態だからこそだよね

  • 42二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 23:24:42

    作者はよくお遊び(小遣い稼ぎ)でホームズを書いたって言われるけど翻訳著作でさえ作品のクオリティがどれほど高いか分かるから真面目に作ってはいると思うの
    じゃなきゃああも面白くならない

  • 43二次元好きの匿名さん24/04/05(金) 23:28:09

    真面目に厄介おたくの元祖だし多分現代も下手すると殴り合いになる分野

  • 44二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:13:44

    >>40

    キャラ小説として楽しんでるごくごくライトなファンの俺ですら壁に叩きつけた後ガチ焚書した本とかあるから…

    特に昔のパロディだととにかくホームズを馬鹿にして推理外しまくる姿を笑ったろ!みたいなのが多い

  • 45二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:15:47

    >>10

    「コナンでボロクソに描写されてるから害悪集団」はヤバいぞ

    もうちょっと現実と付き合おう

  • 46二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:22:20

    >>45

    名前だけとは言え作者の名前を借りて主人公も尊敬してるキャラとして出されてるのにそのファンがやべぇ奴らの集まりって書かれるって相当だからな…

  • 47二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:31:31

    >>45

    誰もそんなこと言ってなくない?

    ホームズ好きとして主人公が描かれてるコナンでさえ、作中のシャーロキアンが良いように描写されていない程度には一般に害悪寄りな集団として認識されてるって話だろ

  • 48二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:49:17

    >>42

    いや言ったらなんだけど「雑ッッッ!!!!!」ってなる話ちょくちょくあるぞ

    そういう話に限ってホームズが魅力的に書いてあったりするんだけどね

  • 49二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:50:59

    >>48

    黄色い顔とかいうもう推理すらしない脳筋突撃エピソード

    でも締めの一言だけで全部許せる

  • 50二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:52:23

    >>45

    もうちょっと読解力を鍛えよう

  • 51二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 00:57:45

    現代シャーロキアンはおとなしいからみたいなこと聞くけど、多分「ドイルの骨を入手すれば降霊術で呼び出して新作書かせられる」ってことになったら嬉々として墓暴きする奴絶対いっぱい居ると思う

  • 52二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 03:42:39

    ポプラ社のホームズ短編集の後書きに「切り裂きジャックの正体ワトソン説」を唱えるシャーロキアンがいたらしいって話が載っててオタクのセンスっていつの時代も一緒なんだなって思った
    今のオタクにも刺さりそうな設定

  • 53二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 07:30:53

    >>40

    あーそれで大逆転裁判の英語版ハーロックショームズってなってたのね

  • 54二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 08:02:35

    ドイルのホームズ嫌いは最近も英ドキュメンタリーで説明されてた。以下早口

    日本だと、田中芳樹が「歴史小説家」ではなく「SF・ラノベ作家」と評価される事へ不満持つみたいな感じ?

    MSNwww.msn.com

    >>6 推理小説自体が今のラノベみたいな扱いだったからね

    それを意識してか当時としては簡易な小説。事件発生→現場へGO→解決!というハイテンポで、「推理小説」というより「探偵小説」という新ジャンル


    自伝によると、医者だった頃は客が全く来なかったらしい。その間に様々な小説を書き糊口をしのいでいる

    「緋色の研究」は27歳のときに3週間で書き、物語の全権利をWard, Lock & Co.に約40万円(単純換算)で売った

    続編を依頼され「四つの署名」を書いたが、搾取されたと感じ他の出版社を探す


    「ボヘミアの醜聞」をCornhill magazine(ヴィクトリア女王の日記も連載した文芸誌、表紙も一流が担当)に持ち込んだが門前払い、続く2社も同様

    買ったのは挿絵がでかく安いストランド・マガジンで、"What we want is cheap fiction and you have given it to us. Thank you very much."

    「私たちが求めているのは安っぽい小説であり、あなたはそれを私たちに与えてくれた。本当にありがとう」

    (だがドイルの死亡記事では、その時の編集長が「天からの恵みが物語の形をとりやってきた」とべた褒めしている)

    そしてホームズの挿絵を描くために目立った実績もないシドニー・パジェットを雇って出版したら、大当たり

    パジェットのパイプ・鳥打ち帽・インバネスコートを身につけた原作無視のカッコいいホームズはアイコン化した

    (小説では癖のある顔つき且つタバコを吸うシーンが多い。ドイルは挿絵を見たときにホームズとはわからなかったらしい)


    途中で書きたくなくなったので大金をふっかけたら、ポンと払ってくれたので金持ち作家の仲間入りをした

    「最後の事件」でホームズ殺しても外国のアメリカ出版社から大金提示されて続編書いたなど、演劇含めて金目的だね

  • 55二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 08:03:59

    歴史小説家としては、執筆時期からも「ホームズの作者が書いた歴史小説」として売れた面もある。

    また歴史小説として書いた「The White Company」が当時は冒険小説と批評された

    コナン・ドイルは尊大かつファーストネームで呼び合うことを好んでいたため、『ホームズ』と姓で呼ぶのは見下していたとドキュメンタリーでは語られる


    母親への手紙

    「ホームズを殺して、永遠に終わらせようと思っている。彼は私の心をより良いものから奪ってしまう」(当時はネタに苦しんでた)


    ドイルの日記(「最後の事件」出版後)

    「Killed Holmes.」(この2単語のみ)


    友人への手紙

    「これは殺人ではなく、正当防衛だ。私が彼を殺さなかったら、彼は間違いなく私を殺していただろうから」


    ドイルの自伝より

    「私の歴史小説は世間に受け入れられるべきほど受け入れられていない」

    「私の高尚な作品を覆い隠す傾向のあるホームズに触れていなかったら、文学における私の地位はもっと高くなっていただろうと思う」

    >>9 後半は原文の"I believe that if I had never touched Holmes, who has tended to obscure my higher work, my position in literature would be a more commanding one."を翻訳したものだと思うが、ネガティブさが減っているようだ


    ロバート・ルイス・スティーブンソン(『宝島』『ジキル博士とハイド氏』など。小説家、随筆家、詩人、旅行作家でドイル含む当時の作家から称賛)

    「そうだ、シャーロックは独創的で興味深い。歯が痛いときに私が好む文学の典型だ」(注: 英国風皮肉らしい)


    リチャード・プーリー(ドイルの義理のひ孫)

    「彼は大金を稼いだが、それは彼が本当にやりたかったことではなかった」

    「シャーロックは実に素晴らしいので、とても残念だ。本当に特別な存在だ。会話がとてもいい。機知に富んでいる。巧妙だ。コナン・ドイルの歴史小説の会話をよく見ると、ぎこちなく、ひどいものだ」

  • 56二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 08:05:25

    >>45

    殺し殺されがされるくらいの条件付でしかない

  • 57二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 08:14:31

    シャーロキアン?ホームジアンでしょアンタまさか…

  • 58二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 09:57:57

    >>54

    あれ3週間で書き上げるの地味にヤバいだろ

  • 59二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 10:14:06

    >>40

    そもそもアメリカだとホームズの新しめの作品の著作権がまだ残ってて、それを管理してる団体から粉かけられないようにするためにあえて名前をぼかしてるってのもある

    ちなみに>>53の名前にも元ネタがあってルパンシリーズでホームズを(勝手に)出して怒られた作者のルブランが単行本とか次の作品とかで使った名前

    シャーロックの頭のSをホームズ側に持って行ってエルロック・ショルメイ(フランス語読み)にしてる

  • 60二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 10:22:41

    >>19

    ウム…シャーロック・ホームズはいろんな人が書いててクトゥルフも関わってたり京都で暮らしてたりするんだなァ

  • 61二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 10:39:25

    ドイルがホームズにこだわらなかったのは、最初の舞台公演からも推測できる

    ドイルは「最後の事件」出版後に家を立てる金が必要だったので演劇の脚本を書き、色々あって脚本ごとウィリアム・ジレット(アメリカの俳優/劇作家/舞台監督)に丸投げした。
    彼はリアルな舞台装置、音響など取り入れた現代演劇の走りで、「アメリカ芸術は低レベル」とされていたイギリスでも高い評価を得た
    ちなみにひょうたん型パイプは彼の考案
    日本語Wikiでは「初歩的なことだよ、ワトソン君」もジレット作とされるが、これは彼の"Oh, this is elementary, my dear fellow"という決め台詞を最初のホームズ映画で演じたクライヴ・ブルックが"Elementary, my dear Watson"と改変したもの
    また小説から小道具として採用された虫眼鏡とバイオリン、注射器はホームズのアイコンの一つとなる

    ドイル 「要求は一つ。ホームズは恋愛に興味がない(要約)」
    フローマン(プロデューサー) "Trust me!" (注: ヴィクトリア朝のネタらしい?)

    ↓ (ドイルとジレットは電報で何度も打ち合わせ)

    ジレット "May I marry Holmes?" 「ホームズを結婚させていい?」
    ドイル "You may marry him, or murder or do what you like with him." 「結婚でも殺.害でも好きにしていいよ」

    勇敢で感情をモロに出すホームズ、ワトソン、活躍が増えたモリアーティ、他はホームズに恋する女性などオリキャラしかいない舞台
    若きチャップリンも演じた従者ビリーはドイルが本編へ逆輸入した
    ジレットが汽車からホームズの格好で降り、それを見てあんぐりしたドイルに虫眼鏡を向けて「間違いなく作家だ!」といい大ウケされたのが初めての出会いで、友人となる

    なおジレットが手掛けた舞台「シャーロック・ホームズ」は世界中で真似され(多くは無断)、フローマンの弁護士は各国の裁判所を渡り歩く事になる

  • 62二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:05:17

    オタクの意味自体がマニアからだいぶ身近になった
    ただシャーロキアンは正しくfanatic、ファンの語源である狂信に片足突っ込んでいる
    盲信ではないよ

  • 63二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:19:35

    カプ厨もいるんだよな
    ホームズ×アイリーンとか

  • 64二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:22:11

    >>8

    なんか「鳥山先生がドラゴンボールのことをどう思っていたか」って話題に似てる気がした。本人の言葉だけを集めるとすごくドライな印象を受けるけど、作品のファンからすればそんなの照れ隠しで、鳥山先生がドラゴンボールを愛してないわけないだろ!となる。

  • 65二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:58:20

    >>36

    吊るされただけで固定されてない紐を蛇が伝い降りることは出来ない、も追加で

  • 66二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 11:59:09

    >>57

    19世紀じゃファーストネームで呼ぶのは恋人か家族だもんな…

  • 67二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:08:43

    過激女オタク「ホームズとワトソンは恋愛関係!証拠もあるぞ!!」

  • 68二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:09:15

    医者志望だったけどそれでは食っていけず副業で創作活動したら大成功……手塚治虫かな?

  • 69二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:10:14

    ホームズ「500ギニー=10,500シリングするストラディバリウスのバイオリンを55シリングで買ってね。店主と来たらものの価値を解っていないようだったね」

    ホームズのストラディバリウスは本物か偽物か?というネタもある

  • 70二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:18:13

    >>37

    この本だね、当然大槻ケンヂ推薦

    https://www.heibonsha.co.jp/smp/book/b640568.html

  • 71二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:20:08

    世界初の団体、The Baker Street Irregulars (米1934)。

    会員数は328名と公表されている

    The Baker Street IrregularsThe first Sherlock Holmes literary societybakerstreetirregulars.com

    それについで誕生した The Sherlock Holmes Society (1934)、を継承したThe Sherlock Holmes Society of London (英1951)

    2012年に正会員1200名、準会員200名

     The Sherlock Holmes Society of London | A literary and social Society for study of the life and work of Sherlock Holmes and Dr Watson.

    Facebook

    Flickr

    Twitter
    A literary and social Society for study of the life and work of Sherlock Holmes and Dr Watson.www.sherlock-holmes.org.uk

    日本シャーロック・ホームズ・クラブ (1977)は英語圏からは1000名以上と考えられている

    HPでは700名を超えた、と書かれるのみ

    日本シャーロック・ホームズ・クラブwww.holmesjapan.jp

    というわけで、その規模と歴史から日本が3番手のシャーロキアンの居場所なんだな

  • 72二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:27:39

    >>67

    当時は同性愛は違法なのでどちらかを女にする説を作中の描写交えて語るからまいったね…

  • 73二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:32:25

    >>64

    そもそも作風が違うからね

    本来の作風だとカスリもしないわけで

  • 74二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:40:21

    >>63

    オリキャラでカップリングを作者公認というか放任でやったのもウィリアム・ジレット

    アイリーンの代わりにAlice Faulknerという女性を登場させ、ホームズとロマンスやらせた

    まあ、いつの時代も受けるには必要な要素だね


    当時の巡業のうち、イギリスで演じたのはモード・フィーリー

    Maude Fealy - Wikipediaen.wikipedia.org

    動画は1993年にニュージャージーでの公演

    Sherlock Holmes and Alice Faulkner


  • 75二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:41:31

    このレスは削除されています

  • 76二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:53:58

    >>74

    モード・フィーリーの当時の姿

  • 77二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 12:56:52

    >>71

    日本シャーロック・ホームズ・クラブが軽井沢に建立したホームズ像がある

    新潮文庫版ホームズを一人で全訳した延原謙(1892-1977)が、1958年にホームズ庵という山荘を建てたことにちなむ


    シャーロック・ホームズ像庚申塚公園にホームズ像野外彫刻

    この像は日本シャーロック・ホームズ・クラブ(略称JSHC)の有志の呼びかけによって、日本中のホームズの愛好者とホームズ関連出版社からの寄付により建立され、1988年10月9日に除幕されました。

    彫刻家の佐藤嘉則氏(東京芸術大学大学院修了)に制作を依頼しました。芸術作品としての価値を強調して「シャーロック・ホームズ像野外彫刻」と命名しました。

    著者コナン・ドイル(1859〜1930)が著した『ホームズ物語』、全六十編で活躍する「シャーロック・ホームズ」氏と同じ背丈185センチで、まさにこの地にホームズがおりたったような佇まいの作品です。

    限られた予算内で等身大の作品を完成させるために、彫刻家自らがレンタカーのトラックで像を追分まで除幕式前日に運びこみ、台座施工の追分の内堀建設(社長が亡くなり現在は廃業)がボランティアで像をクレーンにつりあげて台座に設置するという涙ぐましい努力のたまものでもあります。

    設置から35年(2022年現在)が経過して、台座に少しのヒビが入ったりはしていますが、毎年追分区のみなさまに綺麗に清掃していていただいているこの庚申塚公園で、集められた庚申の碑たちを見守るようにパイプ片手に力強く立っています。

    観光名所のひとつにもなっていて嬉しい限りです。

    なお、像のまわりの生垣の手入れなどの管理は日本シャーロック・ホームズ・クラブ内の「ホームズ像管理員会」(長野県在住会員2名)によって行われています。また庚申塚公園内および周辺の草刈りは追分在住者を中心として追分地域活動ボランティアらによって実施されています。

    なぜ追分の地がえらばれたのか

    「ホームズ物語」の第一作『緋色の研究(習作)』発表100周年(1987年)に追分の油屋旅館(現在の文化磁場油や)で日本シャーロック・ホームズ・クラブの第一回軽井沢セミナーが開催されました。その席上で熱心な会員の松下了平が「ホームズ100周年を記念して日本にもホームズ像を建立しよう。ついては延原謙(1892〜1977)が『ホームズ物語』全訳を果たした後に油屋旅館の離れをかりてこの『ホームズ物語』の全訳にさらに手を加え、新潮文庫版の全訳を完成させたという、信濃追分の他に像を立てるにふさわしい地はない」と提案しました。そのときのセミナー参加者全員が賛同したことから、会員の有志によるホームズ像建立委員会ができて、ホームズを愛する方たちへの募金活動開始し、多くのかたのご協力により完成できました。

     追分区の方をまじえ、軽井沢町との交渉の結果、分去れ近くの町所有の庚申塚公園内に設置が決まりました。

    トリビア 1

     ホームズ像除幕式の日には紅白幕を用意、西部小学校の鼓笛隊パレード先導が予定されていました。ところが、あいにく昭和天皇が危篤、歌舞音曲は慎む自粛ムードのたかまりのなか、軽井沢町教育員会との相談結果、鼓笛隊の先導はやむなく中止となりました。それでも全国から集まった参加者の多くがホームズ時代の仮装姿で、浅間神社から除幕式会場の庚申塚公園まで追分宿をパレードしました。

    予定していた紅白幕もこの時期にはまずいのではということで、ホームズ像除幕委員会の涙ぐましい努力で白地の大きな布にホームズの黒のシルエットを描いた立派な横断幕が当日会場を飾り、参加者を喜ばせました。JSHC会員、推理作家協会員、寄付を寄せてくださった方、追分在住のかたなど多くの参加者がありで式典は大いに盛り上がり、参加者全員で用意したバラの花をホームズの台座に飾り式典を終えました。

     この様子は信濃毎日のほかにも軽井沢ヴィネット、写真週刊誌などにもとりあげられました。

    トリビア 2
    www.shinano-oiwake.com
  • 78二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 13:02:58

    >>61

    機械翻訳スマン


    >「間違いなく作家だ!」

    "Unquestionably an author!"

    だから

    「間違いなく(紛れもない)作者だ!」

    などのほうが適切だった。

  • 79二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 13:15:56

    ジレット版ホームズは、今だと改変アニメ(しかも監督の創作ヒロイン付)という荒れそうなネタだ
    シャーロキアン達からどんな評価されてるんだろ

  • 80二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 13:31:45

    >>67

    レックス・スタウト先生は、男です…

  • 81二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:09:03

    やっぱライヘンバッハであーん!ホム様が死んだ!とかなったんやろなあ…

  • 82二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:15:45

    人生懸けて書いた重厚な歴史小説が評価されなくて金のために片手間で書いた娯楽小説が絶賛された
    読者はもちろんのこと編集や親族までホームズホームズとうるさい
    周りを黙らせるためにホームズをコロしてやったぞ!よりうるさくなった…辛い

  • 83二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:20:16

    このレスは削除されています

  • 84二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:21:00

    大逆転裁判のホームズ像はシャーロキアンからどう評価されたのか
    かっこよかったけど

  • 85二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:23:16

    >>68

    ホームズのモデルは彼の上司だった外科医ジョセフ・ベルだからね。といってもドイルは18歳でエディンバラ大学医学部で学び始めたばかり、だから事務員として働いてただけだが

    ベルはヴィクトリア女王がスコットランドに来たときは専属外科医を努めていた実力者

    更に診断には綿密な観察が重要であると強調し、初めてあった人の職業や最近の行動を推測してみせた

    そして殺人事件の解決に協力していたことで法医学の先駆者とも呼ばれ、切り裂きジャックの捜査にも参加した

    と、まんまホームズの元ネタだ


    ジョセフ・ベル - Wikipediaja.wikipedia.org

    そしてコナン・ドイルとジョセフ・ベルを主役としたドラマも作られた

    ジョセフ・ベルをホームズ、ドイルをワトソンと見立て、様々な事件での二人の言動が、後にドイルがホームズとワトソンを執筆するときの元ネタとなった、という話

    Murder Rooms: Mysteries of the Real Sherlock Holmes - Wikipediaen.wikipedia.org

    なおドイルの小説が初めて週刊誌に載ったのは20歳の時

    彼は医者である前に、芸術家一族の一員なんだな

  • 86二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:38:07

    >>84

    シャーロキアンってほどじゃないしあくまで個人の感想なんだけど

    最初名探偵で通っている迷探偵かと思いきや最後までプレイするとちゃんとした名探偵である事が分かったし、主人公を食わないかつ大活躍してくれるから良いキャラしている

    一方で原典知っているからこそ驚く設定・展開は逆に言えば原典知っているからこそ拒否感出たり複雑な思いになる人もいるだろうと感じたし、自分もちょっと複雑になる部分もあった

    ただホームズは色んなパスティーシュがあるから大逆転裁判レベルの改変は珍しくないのかもしれない

  • 87二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:46:07

    >>61

    チャップリンとホームズが絡む小説とかも書かれてるもんなあ、あの時代の有名人とは軒並み絡まされてるけど、幼少期使えるのは珍しい

  • 88二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 14:54:43

    最近みたスレを投下だあっ


    スレ主の知識とあにまん民の知識が色々とハイレベル過ぎたホームズスレ

    正直自分もホームズは好きだがここまでじゃない


    なんでもいいからシャーロック・ホームズのパスティーシュ、パロディ教えて|あにまん掲示板bbs.animanch.com
  • 89二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 15:08:04

    >>66

    なのでコナンの犯人が「シャーロック」呼びしてる時点でこいつはイケ好かねえ野郎だぜ!って思いながら見てた

    殺人の動機も含めておまえは何様のつもりなんだよ感がすごい

  • 90二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 16:01:01

    >>11

    その小説ジュラシック・ワールドの元ネタなる作品だし単体でも映画化して大ヒットしてるから売れてないとか言うのはだいぶおかしいぞめっちゃ売れてる

  • 91二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 16:12:44
  • 92二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 16:15:07

    本編ももちろん面白いけど作者自身もだいぶおもしれーエピソードおおいよ冤罪の人に依頼されて推理して無罪勝ち取ったけど依頼人にお前が無罪なのはいいけど性格アレ過ぎるからもう関わんなとか言った話とか

  • 93二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 16:59:04

    ドイルも大概おもしれー作家だけど一度こうだ!と思い込んだら暴走するところがあるからなあ
    妖精写真の事件とかが有名だけどタイタニック号の事故にも船会社側を擁護しようと口出しして叩かれたり
    たぶん自分の中の正義があってそれに反してると思ったことは見過ごせないタイプなんだろうかと思うけど
    現代人だったら本業と関係ないところでしょっちゅう大炎上してそうなのでビクトリア朝の人で良かったなって

  • 94二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 17:41:58

    >>1現代オタクと言うか、厄介オタクの開祖では?

  • 95二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 17:46:17

    まあギリシャ神話の頃から大概だったが

    シャーロックホームズシリーズの場合は「設定が非常に細かく共通媒体がある」という点かな

    古代ギリシャ人とかいう厄介オタクの巣窟|あにまん掲示板解釈違い多すぎなんですけど~~!bbs.animanch.com
  • 96二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 17:56:50

    >>64

    本人もアメリカ版実写ドラゴンボール見て思ったより愛してたんだなって言ってなかったか?

  • 97二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 18:03:02

    最近宝塚でドイルの話やって面白かったんだけど、色々重なったんでアレだったな…

  • 98二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 18:09:24

    あにまんにもちゃんと居るんだなシャーロキアン

  • 99二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 18:16:26

    >>98

    どのレベルからシャーロキアンを名乗っていいのか正直よく分からん

    自分の場合はホームズとワトソンがカッコよくいい感じに活躍しててくれればOKなのでパスティーシュもガンガン読むけど

    原作の細かい設定や時系列なんかは結構あやふやだし研究したり聖地巡礼したりとかは全くしないんで

    ホームズ好きなだけでシャーロキアンではないのかなと思ってる

  • 100二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 18:27:22

    >>99

    うんうんまず自分なんてまだまだって言い出すあたりでもう既に世間一般から見たらドップリや

  • 101二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 18:27:51

    「論文を書いていないのでシャーロキアンとは名乗れません」という信条の人もいるからな……

  • 102二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 19:50:30

    小ネタを一つ
    アーサー・コナン・ドイルの姓は「ドイル」で、洗礼記録、大英図書館の目録、叙勲時の官報など公式記録ではそう扱われた
    通常通り「コナン」はミドルネームで、名付け親のマイケル・コナンに由来する

    ところが、「アーサー・ドイル」ではなく「コナン・ドイル」とよく書かれる
    実はドイルは高校卒業後、「コナン・ドイル」と複合姓として使い始めた
    複合姓とは、例えばイギリスの結婚時に夫婦の旧姓をJames "Smith Johson"とくっつけて一つにするなど
    (複合制ではなくSmithをミドルネームにすることも可能だし、変更しないことも可能)
    つまりアーサー・「コナン・ドイル」と自称し始め、周りもそう思い込み「コナン・ドイル」または「アーサー・コナン・ドイル」と呼ばれる事も多かった

    こういう人なんやな

  • 103二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 20:27:26

    コナン・ドイルの父親、チャールズ・アルタモント・ドイルは芸術家一族の一人だが、親兄弟と異なり「コナン・ドイルの父親」としか認識されてない

    7人の子供を養うために測量士補佐として働きつつ、副業として小説のイラストを描いていたが評価もされず、鬱とアルコール依存症に悩まされた

    44歳にクビとなり年金生活、依存症克服施設に預けられるも酒を手に入れ大暴れ、精神病院に入れられる

    てんかん発作や短期記憶障害まで引き起こすが、それでも絵を描き続けた

    >>54 のWard, Lock & Co.版「緋色の研究」の挿絵も描いた

    自分は不当に入院させられたと主張、描いた絵を家族に送り「『狂人』が描ける絵ではない」と訴えていた

    コナン・ドイルが34歳のときに発作で亡くなる


    コナン・ドイルからは愛されていたようで、自伝では「発揮されなかった力と未発達の才能の悲劇」と語り、「最後の挨拶」ではホームズにアルタモントという偽名を使わせ、父の作品展も開いた


    そんな彼も、アルタモント・ドイルと姓を語ることはなかった

  • 104二次元好きの匿名さん24/04/06(土) 21:12:22

    他の一族も書いて終わり
    ドイルの文才の高さは血筋と思うが、性格は突然変異の気もする

    祖父 ジョン・ドイル:「H.B.」(イニシャルJ.D.を2文字ずらす)のペンネームで人気があった風刺画家。晩年は不人気

    父の長姉 アネット・マーサ・ドイル: 「マリアの御心会」の修道女となる

    父の長兄 ジェームズ・ウィリアム・エドマンド・ドイル: 画家として教育され評価も高かったが、早々に歴史研究に転向。絵も手掛けた『イングランド年代記』は好評だったが、全階級の貴族を網羅する『イングランドの男爵位』は考察不足で低評価

    父の次兄 リチャード・"ディッキー"・ドイル: 父を真似て独学で絵を学び、12歳で本を自主製作。グリム童話の挿絵や風刺画など多々手掛け、兄弟一有名。締め切りを守らない、仕事にムラがあるという欠点があった

    父の三兄 ヘンリー・エドワード・ドイル: ロンドン万国博覧会のローマ代表、ダブリン万国博覧会の美術監督など経てアイルランド国立美術館館長を23年間務め、コストを掛けずに美術館の地位を引き上げた

    父の四兄 フランシス・ドイル: 14歳で死去

    父の次姉 アーデルハイト・ドイル: 13歳で死去

    父 チャールズ・アルタモント・ドイル: 末っ子のアル中

  • 105二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 08:59:57

    ドイルもホームズ書く前には探偵小説調べてなかったっけ
    手抜きというわけではないから、どう呼べばいいんだろうね

  • 106二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 09:55:58

    >>88

    スレ見たけど好きなホームズ漫画が無かったのでここで布教しとく

    朝日ソノラマで出てるこのホームズシリーズの漫画好き

    ホームズが滅茶苦茶正確悪いのが良い

    後は同作者でエラリークイーンとか金田一耕助とかもあるのでおすすめ

  • 107二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 11:24:42

    >>73

    重厚な歴史小説家志望→大衆に人気の探偵ものの原点にして頂点のキャラを造る

    ギャグ漫画家として成功→漫画史に残るバトルものの金字塔を産む

    本人の望みとはズレたところで才能発揮されて事が大きくなってるんだよな


    主人公を殺したり(そして結局復活)後年になるにつれ関係回復したり面白いところで似てる

  • 108二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 11:30:45

    >>107

    追記

    2人とも本来の志望の方でもキチンと評価を得てるんだけどホームズとDBがそれを霞ませるくらいの特大爆発で今なお廃れる気配なしってのがほんとに化け物

    なんかもう文化そのものみたいになってる

  • 109二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 14:55:50

    >>107

    パジェット絵のイケオジホームズ、ジレット演じるヒロイックホームズ、そして世界各国で(無断)公演された見知らぬホームズ達

    東映のアニオリや映画、そして「ドラゴンボールZ」の海外大ヒットからのハリウッド映画作られちゃったオチみたいに、作者の思惑を超えて人気が広がっていったのもね


    なおソードマスターヤマトやるためだけに作られたモリアーティ教授は、舞台で唐突なオチをつけるのに便利で多用され、ドイルの知らぬ間にキャラが確立していった

    残念ながらフリーザみたいに復活させてもらえなかったけど

  • 110二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 15:12:49

    >>109

    フリーザは言ってしまえばピッコロ大魔王やセルと同じ「そのエピソードのラスボス」のひとりだけど

    モリアーティは「ホームズを殺すため(だけ)の終末装置」だから復活させる意味がないんだ

    それでも「恐怖の谷」で黒幕役として利用されてはいるが

  • 111二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 17:42:58

    ホームズシリーズはやる気ない!とか言われるけどぶっちゃけそこそこ筆乗ってたと思うソア橋とかガリデブはトリックも気合い入れてたし

  • 112二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 18:21:40

    ホームズがなかったらホームズ風な体裁の新本格物もなかったんよな
    ドイルさんには感謝や

  • 113二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 18:47:40

    >>110

    その理屈だけなら、フリーザも復活させる意味はないよ

    そしてモリアーティはフリーザどころか、舞台ではばいきんまんのようなライバルキャラに変化したんだ

    犬キャラアニメの「名探偵ホームズ」でも、モリアーティ教授は大活躍だったからね

    「高尚」「本格」とか拘るドイルの趣味に合わなかっただけ、というほう筋が通ると思う

  • 114二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 18:48:48

    推理部分ガバ多くね?とか言っていいのか?

  • 115二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 18:50:08

    やっぱモリアーティ教授もホームズを殺しかけたほどの犯罪王って事で当時ヒール的人気が出たりしたのかな

  • 116二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 18:51:16

    >>114

    シャーロキアンのHPならともかく、ここなら言っていいと思うぞ

    >>54 でも似たような指摘されてるし、アガサ・クリスティのように真面目に推理するよりホームズすげぇ!で読み進める小説じゃないかな

    >事件発生→現場へGO→解決!というハイテンポで、「推理小説」というより「探偵小説」という新ジャンル

  • 117二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 19:28:08

    ミステリって言っても、ちゃんと情報を示さないのは読者が推理できないからフェアじゃないとか言われる推理重視のものもあれば、探偵役が華麗な推理を披露し事件を解決するシーンの良さを重視したキャラ重視のものもある
    だから推理寄りになればなるほど「キャラに魅力がないただの文章パズル問題」と言われがちで、キャラクター寄りになればなるほど「トリックが練られてないのはミステリ失格」と言われがち

  • 118二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 19:40:08

    このレスは削除されています

  • 119二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 19:44:52

    ちなみにモリアーティに関するフルネームは

    ・「最後の事件」では兄弟にジェームズ・モリアーティ大佐がいる
    ・ドイルが関わったジレットの舞台ではロバート・モリアーティと呼ばれる(シャーロキアンにはスルーされる)
    ・「空き家の冒険」ではジェームズ・モリアーティと呼ばれる
    ・「恐怖の谷」では兄弟がイギリス西部の駅長をやっている

    そして後に作家たちによる以下考証がされるという毎度。無名のシャーロキアン同士でも諸説あるんじゃない?
    1. 二人兄弟で、もう一人は大佐かつ駅長
    2. 三人兄弟で、名前不明が一人
    3. 三人兄弟で、名前は全員ジェームズ
    4. そもそも兄弟はおらず、ホームズも実態をつかめていない。本名も不明?

    なお、ホームズの同級生に「モリアーティ」が二人いたことまで調べられてるファンの熱意

    説3を唱える作家のヴィンセント・スターレットによると、「数年前にドイルが『犯罪界のナポレオン』(まんま同じ呼び名)アダム・ワース(1844?-1902)を原型にしたことを明らかにした」らしい
    彼は偽名を使い南北戦争で入隊(賞金がもらえる)・脱走を繰り返し、ピンカートン探偵会社との因縁が始まる
    ニューヨークのスリから始まり強盗団を結成。1869/11/20に近くの店からトンネルを掘り、ボストンの国立銀行から強盗するという「赤毛連盟」な犯罪を起こす
    それからリバプール、パリ、イギリスと点々としつつ犯罪組織を結成し続ける。
    1876年にゲインズバラの絵画を強盗。気に入ったので販売しなかった
    その間にもピンカートンとの追跡劇、スコットランドヤードのジョン・ショア警部が「ワース逮捕は自分の使命」と語るなど、ドラマ多々
    でも1892年に計画性のない強盗やって逮捕。模範囚だったので1897年に釈放
    ウィリアム・ピンカートンと和解し彼を通じてゲインズバラの絵画を2万5000ドルで返却。さらにワースの息子はピンカートンの下で探偵になるなど最後までフィクションのような人物

    公言されてないだけで、ドイルがワースを参考にしたネタは他にも有りそう

  • 120二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 20:09:20

    >>119

    間違えた。ドイルの同級生にモリアーティが二人いた

  • 121二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 20:21:48

    >>104

    風刺画家、歴史家、博物館館長とかの伯父の肩書に「大衆小説家」(自称歴史小説家)ドイルは劣等感もってそう

  • 122二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 20:45:10

    ドキュメンタリーを編成した研究家の考えになるが、ドイル自身は尊敬したスティーブンソンに「シャーロック(w」と言われたのがショックだったらしいし、まあね
    二重人格の代名詞となった「ジキル博士とハイド氏」には全く引けを取ってないどころか勝ってるとファンは思うだろうけど、本人はオタクよりインテリに褒めてほしがってるようだし

  • 123二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 20:53:08

    そもそも医者が本業、作家が副業というスタートからしてインテリ志向だわ

  • 124二次元好きの匿名さん24/04/07(日) 23:49:11

    19世紀の「イギリス文学」は窓を開けるだけで半ページ使うぐらいもったいぶった傾向があったらしいから、ホームズはその逆やって成功したんだろう
    なおイギリスの識字率は1870年(明治3年)に76%。これはアメリカの80%と並び、日本の30%を圧倒する
    19世紀なかばには週刊誌の小説が労働者の娯楽になってたし、階級社会のイギリスだとなおのこと「下層民には理解できない小説」をありがたがる人たちがいたかもしれない、と個人的には思う

    1882/05 プリマスで友人の診療所に参加。だが急に客が減り、その責任で喧嘩分かれした
    1882/06 医者として独立。客が来ないのでボーリング大会で優勝したり、小説を書いたりした
    1886 緋色の研究 (あまり売れなかった)
    1887 マイカ・クラーク (歴史小説で本人曰く、最初の出世作。)
    1890 四つの署名 (売れた)
    1890 コッホの結核治療が発表され、ドイルは家に押しかけるがあってもらえなかった。突然眼科医になろうとしてウイーンで勉強するがドイツ語がわからず資格も取れず、帰国。眼科医を開くが、わざわざ無資格の医者へ通う患者はもういない時代。医者を断念し、文筆業に1本化
    1891 ホワイトカンパニー (2年かけて取材、Cornhill magazineに連載。売れて教科書にも載った歴史小説だが、『冒険小説』とも突っ込まれた)
    1891 ボヘミアの醜聞、以後ホームズの連載化 (Cornhill magazineには門前払い、ストランド・マガジン連載)

  • 125二次元好きの匿名さん24/04/08(月) 10:15:25

    ドイル本人の経歴がドラマ化されたこともあるのに、マイカクラーク(モンマスの反乱)もホワイトカンパニー(百年戦争)も100年以上一度も映像化されたことがない悲しみ
    マイカクラークは3回ラジオドラマになったけど、ホームズあっての話だった

    ドイルが最高傑作とするホワイトカンパニーは、WW2の頃は人気があったが今は知られていないと紹介される有り様
    ひ孫にもボロクソ言われてるようだし、100年戦争というテーマで一時的に人気があっただけのようにも見える

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